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プリチュール・ノーブル(女) 役職:総務部総合受付 国籍:フランス 種族:サキュバス フルネーム:Pourriture=Noble(プリチュール=ノーブル) 愛称:ノーブル 年齢:23(?) 誕生日:11/18 身長:168cm 体重:65kg 髪:若干緑の入った黒色のボブ 眼:コバルトグリーン 服装:受付嬢スタイル アクセサリー:黄色のカチューシャ 使用武器:無し 戦闘:基本的に戦わないが、相手に幻惑を見せたり、人ならぬ怪力を発揮等出来る 戦闘能力:下の上 家族構成:父、母 父→インキュバス。ニート。 母→人間。ヒモ。 経歴:プリチュールの一族は精力を糧にしなければ生きていけないようなタイプの夢魔ではなく、現代に応じて進化してきたタイプの夢魔であった為、食に関しては困らずに生活をしてきた。 高校生ぐらいまではほどほどの男遊びもしてきたのだが、ある時、友人に勧められた薄い本を見てから嗜好が一変。 同性愛(ただし男に限る)に目覚めた彼女は創作活動をしたり、イベントに行ったり等、それはそれは楽しい三年間を送っただとか。 それほどに頭が良かったので大学進学を考えてきたのだが、刑務所の噂を聞き、物は試しにと実際足を運んだらしい。 その時に見てしまったある光景に心を奪われたプリチュールは、進学を蹴って就職を希望。 以後、受付嬢として数年間働いている。 性格:才色兼備、といった風貌ではあるが内面は腐りに腐っている残念な性質。ある程度の常識は踏まえているが、やはり人間の生死に関してはどこか無頓着な一面もあり、人殺し?そんなことよりホモろうぜ!!が彼女の信条だとか。 交友歴:デンタやエイシンとは仕事上よく会話をする仲で、特にエイシンは人として尊敬している。ユノとは腐女子仲間でキャアキャア騒いでは共にデンタから制裁を受けている。ヘリアンフォラとは人外仲間で身体面での相談をよくしている。 特技:身体の状態を見て何があったか大体把握出来る 趣味:カップリング観察 能力:サキュバス特有の能力 主に幻惑や相手の理想の姿へ変身等といったものだが、防衛術として怪力も進化の過程の中で身につけたらしい。 能力を使うにあたり、自身の精力を消費しなければならない。
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0234:似て非なる二人 ◆kOZX7S8gY. 姉崎まもりは、大阪の民家でその身を休めていた。 疲れの残る頭で考えるのは、セナ、そして冴子のこと。 ――第二放送。セナの名前、呼ばれてなかった――よかった。 ――冴子さんも。あの二人、ちゃんと殺せたかな? 頭が痛い。お腹が痛い。そういえば少しお腹もすいた。 軋む身体に鞭を入れ、まもりは食事を摂る。 ひたすらに、今後の活動のための栄養を摂取する。 次……次もまた、しっかり殺せるように。 まもりの脳内は、セナの生存しか考えられなくなっていた。 言い換えれば、セナ以外の人間の抹殺しか。 そのために、自分ができること。 殺して、殺して、ころして、ころして、ころして、ころして、ころして、うっ。 (ちょっと……気分悪いかな……) 外の空気でも吸おう、とまもりは民家から顔を出す。 そして、見てしまった。 大阪を歩く、一人の少年を。 新たなる、獲物を。 「そうだよね。休んでなんかいられない……」 セナのために―― その存在に、キルア=ゾルディックは気づいていた。 自分に向けて発せられる、がむしゃらな殺気。 殺人狂が放つのと、なんら変わりない殺気。 違ったのは、質。 (こりゃ明らかに素人だな。今からおまえを殺すって言ってるようなもんだぜ) 暗殺一家の三男として生まれ、幼い頃から多くの殺し屋と触れ合ってきたキルア。 むき出しの殺気。しかもそれが自分に向けられたものとあらば、放っている敵の力量くらい簡単に分かる。 殺人狂の中には、わざと殺気をむき出しにして相手に恐怖を与える悪趣味な輩もいるが……これは違う。明らかな素人。 殺人ゲームという極限状態に置かれ、他の参加者を見つけた――殺さなければ。 という思考に追いやられている、弱いヤツだ。 だから、キルアは突然現れた少女にも警戒心を解くことはなかった。 ただでさえ用心深いキルアが、見た目で騙せるはずもなく―― 「あ、あの……」 「誰あんた? オレになんか用?」 元殺し屋であるキルア。 このゲーム内で殺人狂となったまもり。 殺意持つ者とその内を知る者、二人の遭遇。 「怪しい者ではないんです。さっきまで怖い人に追われてて、ここまで逃げ――!?」 まもりの化けの皮は、三秒もかからぬうちに剥がれた。 突然塞がれた気道。言葉がうまく発せない。 なにが起きたかと思ったら、いつの間にか少年が自分の眼前に。 その瞳に殺意を漲らせ、自分の首を掴んでいる。とんでもない早業。 まもりは瞬間的に理解した。 この少年は――ヤバイ。 「下手な演技やめれば? あんた、オレを殺す気まんまんって感じだぜ」 「っな……!? そっ……んなぁ……」 まもりは、首を鷲掴みにされうまく喋れない。 どうしてばれたのか? まだ自分は武器も見せていないし、ほとんどなにも喋っていないのに。 なぜ、なぜこんな少年に!? まもりは不測の事態に動揺するばかりだった。 作戦の失敗のこともあるが、それが招いた今の状況……少年の尋常ではない力。 このままでは危ない……自分の命が! 「くっ……あぁっ!!」 首の締め付けが強くなる。 相手が女性だから、という手加減の意思は、キルアには全くない。 こんな殺人ゲームに乗る気はないが、相手がこちらを狙ってくるのなら、それ相応の対応をするまで。 そう。それは、暗殺家業を廃業した時からも、ゴンと友達になった時からも、変わらなかったはずの防衛本能。 「あんた、このゲームに乗ってるのか? 本当にこの世界で全員殺して生き残れるとでも?」 「ち……がうっ」 「はっ、なにが違うってんだよ。今だって俺を殺そうとしてたんだろ?」 「わた……しが、ころ……すのは、せ……セナの……セナのためっ!」 追い詰められたまもりが発した、精一杯の言葉。 しかし、それはキルアにとって思わぬ足枷となった。 「セナのため……? あんたまさか、他の参加者を助けるためにオレを襲ったのか!?」 「そう……よ。私は……セナ以外の参加者を、殺して……最後に、自分も死ん、で……セナを助ける!」 たった一人、大切な人を生かすために、他者を、そして自分をも犠牲にする。 まもりの言葉の意味を理解した時、キルアに生まれたのは、一瞬の油断。 「本気かよ……!」 「そうよ、本気よ!」 首の締め付けが甘くなった一瞬の隙を突いて、まもりが攻めに出た。 キルアの手はまだ自分の首にあったが、腕さえ動かせれば攻撃できる。 まもりは咄嗟にポケットにしまっていたナイフを取り出す。 秒数にしてわずか一。 暗殺のノウハウを知るキルアをも感嘆させるスピードで、まもりはキルアの腕目掛けて切りかかる。 しかし、それはあくまで『常人としては感嘆するスピード』。 真の殺し屋であるキルアにそんな苦し紛れの攻撃が通用するわけもなく―― 「あっ!」 ベンズナイフの一撃はキルア腕に掠っただけで終わり、致命的なダメージを与える間もなく払い落とされた。 が、確かに掠った。 この確かな一掠り。それだけで、まもりは勝利を確信した。 「あ……ぐぅっ!?」 ナイフが払い落とされ、まもりは首を掴まれた状態から大きく投げ飛ばされた。 視界が回転し、地面に叩きつけられる。 その衝撃が痛みに変わり、すでにボロボロの少女をさらに痛めつける。 「うぇ、げほっ! ……ごほっ!」 痛みを訴える身体。苦しみを訴える喉。 辛かったが、もう心配はいらない。 自分をこんなに傷つけた少年は、もうじき死ぬ。 もうちょっとしたら効いてくるはず。 中期型ベンズナイフの、鯨でも0.1mgで動けなくする毒が―― 「言っておくけど、毒の効果を期待しているのなら無駄だぜ」 「――――!?」 まもりの耳に届いたのは、思わぬ少年の声。 毒――なんで――毒だって――――無駄!? 「大量殺人鬼ベンニー=ドロンが作ったナイフの中期型。0.1mgで鯨でも動けなくするほどの強力な毒が仕込んである。 なるほど。こんな物騒なもん持ってりゃ、あんたみたいなのでも強気になるか」 少年の声から発せられたのは、自分でも知らないようなナイフの情報。 「悪いね。仕事柄、こういうのには詳しいんだよ。それにオレ、毒効かない体質なんだよね」 「――そ、ん、な……」 「セナのために……セナのために、セナのために、セナのために!」 呟きが徐々に大きくなり、叫びへと変わっていく。 追い詰められたねずみが、猫に飛びかかろうとしている。 キルアは本能的に、その『ヤバさ』を感じ取っていた。 感じ取っていたにも関わらず、動くことができなかった。 キルアを止めたのは、「セナのために」。 (大切なヤツのために……他人や自分を犠牲にする、か。もしオレがこいつと同じ立場だったら……) ゴンを守るため、他の人間を殺せただろうか? ――無理だね―― ドクンッ キルアの頭の中で、誰かが騒いだ。 まもりは生き延びるため、キルアを殺すため、行動に移していた。 デイバックにしまってあった魔弾銃。信頼できる武器はまだある。 黙れ。 ――お前は友達よりも自分が大切なんだろう?―― 黙れ。 ――お前は友達のために強そうなヤツに向かっていけるか?―― 黙れ。 ――お前が友達と二人になったとして―― 黙れ。 ――その友達を殺さずにいられるか?―― 黙れ。 ――ここで生き残れるのは一人だけ―― 黙れ。 ――優先するべきなのは自分の命―― 黙れ。 ――ほら殺そうとしてるぞ―― 黙れ。 ――逃げろ―― 黙れ。 ――それとも殺す?―― 黙れ!!!!!!!!!!!!!!!!!! キルアの脳内で起こる何者かとの葛藤。 眼前には銃を構えるまもり。 指はもう引き金にかかっていた。 自分の命を奪おうとしている、引き金が。 キルアとまもり。二人の共通点は、同じくこの世界に飛ばされた『大切な存在』。 ゴンとセナ。キルアとまもりには、この二人をなんとしても守らなければ、という強い意志がある。 では、まもりにあってキルアにないものはなにか? それはキルア自身がよく分かっていた。 覚悟。 まもりの、自分を犠牲にしてでも守るという覚悟。それがあるから、キルアにも向かっていける。 キルアには、それがない。だから、より確実で安全な選択をしてしまう。格上の相手にも、しり込みしてしまう。 まもりと同じ境遇でありながら、まもりと同じ行動に出ないのはキルアが臆病者だから―― 「ちがう!!」 ――大阪の住宅街を、銃声が揺らした。 キルアはもう決めたんだ。 殺し屋はもう辞めるって。 暗殺家業は廃業だって。 キルアは友達を選んだんだ。 キルアはオレの友達になったんだ。 もうゾルディック家の操り人形なんかじゃない。 だからごちゃごちゃ言うな。 友達はオレが守る。 キルアもオレを守る。 でももう人殺しはしない。 キルアはキルアだ。 「キルアはオレの友達だ!」 銃声のあと、そこにあったのは棒立ちの少年と横たわる少女。 「はははははは……」 少年が、笑った。 「ハハハハハハ、ははっ」 その瞳には、涙。頭部からは、流血。 「イルミの野郎……オレの頭にこんなの入れてやがった」 少年の手に握られていたのは、一つの針ピン。 兄であるイルミの――なんらかの念能力が付加されたもの。 キルアの行動を縛っていた、元凶。 「はははははは……にゃろう」 キルアは、それを笑いながら握りつぶした。 まもりが放ったイオラ弾。それはキルアに命中することはなかった。 あの一瞬――まもりが引き金を引く直前の一秒間の出来事。 聞こえていたのは、忌々しい兄の声。 聴きたかったのは、大切な友達の声。 友達の声が耳に届くことはなかったけれど――キルアの心には確かに届いた。 だって実際、聴こえた気がしたのだから。 うるさかったのは頭。あんまりにもうるさかったから、ちょっと頭を探ってみればこれだ。 本当に、嫌気が差す。殺したいくらい憎たらしいお節介アニキ―― 静かにさえなれば、素人の撃つ銃などなにも怖くはない。 普通に避けて、普通に電撃でショックを与えてやれば、相手はもう動けない。 キルアとまもりは似ているが、それは『大切な存在』を守りたいという心だけ。 友達を守るために他人や自分を犠牲にするなんて選択は、キルアの頭にはない。 (だって、そんなのゴンが喜ぶはずないだろ?) それどころか、きっと自分を殴り飛ばして「なんでそんなバカなことするんだ!」って言うのがオチだ。 そう、だからキルアは自分を犠牲にしたりしないし、弱者を殺したりもしない。だからまもりもちゃんと生かしてある。 決して、臆病だから、なんて理由じゃない。キルアの、ちゃんとした意思なのである。 「ま、それでも相手がとんでもない悪党なら、ぶちのめすけどな」 ゴンはそれでも命を奪わないだろうが。 少なくともこの少女を殺す必要はない。 殺意は本物だが、彼女自身にはなんの力もない。 全てはまもりの手の中にある、強力すぎる武器がいけないのだ。 「あんた、まだ意識あるか? 力が弱まってるから気絶させられたかどうか分からないけど……とりあえずあんたの武器はもらっていくから」 まもりが所持していた中期型ベンズナイフ、魔弾銃、デイパックの中にあった長剣クライスト(おいおいこんなに持ってたのかよ)。 ――そして、最後に出てきたのは『首輪』 。 (! こいつが殺したヤツのか……?) キルアは首輪も没収する。 ひょっとしたら、首輪を解除する役に立つかもしれない。 キルア自信にそんな技術はなかったが、この世界にはいろんな人間がいる。首輪を解除できる人間もどこかに――? 「とりあえず、悪いけど全部もらっていくよ。あとさ……これに懲りたらもう人殺しはやめた方がいい。 ここにはオレよりもヤバイ奴が結構いるみたいだし、運が悪けりゃ本気で殺されかねないぞ」 キルアは喋るが、それがちゃんとまもりに届いているかは分からない。 「……それに、その『セナ』ってヤツも喜ばないんじゃない? 少なくとも、オレの友達はオレがそんなことしたら百パー殴ってくる」 「 」 「……言いたかったのはそんだけ。ここらへん危ないヤツ多いから、おとなしくどっかに隠れてな。じゃ」 返答を聞くこともなく、キルアは去っていった。 目的をただ一つ、友達との再会に定めて。 まもりは泣いていた。 身体が痛くて、痺れて、とんでもなく苦しい。 でも涙のわけは、なんでもないキルアの一言にある。 『その「セナ」ってヤツも喜ばないんじゃない?』 そんなことは分かってる。 あの子は私が人殺しになって、どんな顔をするだろうか。 それも分かりきってる。 でも、そんなの考えたくない。 だって、しょうがないじゃないか。 自分が守ってあげなければ、セナが死んでしまう。 それがこのゲームなんだ。 今さらやめられるわけがない。 (もっと強くならないとだめかな……セナのために…………) まもりの意識は、そこで途切れた。 【大阪・市街地/日中】 【キルア=ゾルディック@HUNTER×HUNTER】 [状態]:少々のダメージ、頭部から流血(戦闘に支障無し) イルミの呪縛から解放(恐怖心がなくなり戦闘力若干アップ) [装備]:なし [道具]:爆砕符×3@NARUTO、魔弾銃@ダイの大冒険 中期型ベンズナイフ@HUNTER×HUNTER、クライスト@BLACK CAT 魔弾銃専用の弾丸@ダイの大冒険:空の魔弾×1 ヒャダルコ×2 キアリー×1 ベホイミ×1 焦げた首輪、荷物一式(食料1/8消費) [思考]:1、ゴンを探す。 2、人殺しはしない。ただし、明らかな敵対心を持つ者にはそれなりに対応。 ※『選別』の考えは、キルアの思考から消えました。 【姉崎まもり@アイシールド21】 [状態]:気絶中、唇に出血、殴打による頭痛、腹痛、右腕関節に痛み、精神的疲労大 [装備]:なし [道具]:荷物一式×2、食料二人分(それぞれ食料、水は二日分消費) [思考]:1、セナを守るために強くなる(新武器を手に入れる)。 2、セナ以外の全員を殺害し、最後に自害。 時系列順で読む Back 0232 小さな主催者 Next 0235 トンネルを抜けると 投下順で読む Back 0233 宿命と血統 Next 0235 トンネルを抜けると 0185 白の闇 再生の赤 姉崎まもり 0255 心 0200 正義と狂気 キルア 0257 キルアとラーメンマンと飛刀と
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牧野エリ&バーサーカー ◆RzdEBf96bU どう考えてもバッドエンドにしかならない。 ◇◇◇ ある日神様は一つの双六ゲームを思いついた。 二人の駒が絶対不死身の進行役と協力して一人の少女とどっちが先にゴールできるか競う双六。 負けた駒は死にます。どっちもゴールできなかったら世界が滅びます。 VIPの少女は死ねません。途中でゲームはやめられません。 本気で頭のおかしい馬鹿げた双六ゲーム。 少女の心はすり減ってこんなゲーム嫌になってしまった。 ただ好きな先生と一緒に居たいだけなのに。 優しい少年に傷ついてほしくないだけなのに。 ふつうでいたいだけなのに。 そこで優しい神様は代わりに別のゲームを用意した。 一騎のサーヴァントと二人一組でほかのペアを蹴り落として聖杯を狙うバトルロワイヤル。 どうあがいても、少女は殺し合いから逃げられない。 ◇◇◇ まるで時が止まったかのように静かな深夜の公園、街灯には羽虫が僅かな光に寄せられて集まっている。 街灯の下のベンチには無数の羽虫の死骸が張り付いている。 月明かりに照らされて、1人の少女がベンチに腰掛けているのがわずかに見えた。 少女の姿は酷く汚れており、あたりの暗闇より一層暗い眼をしていた。 「先生、先生…ッ!」 暗闇の中、少女は大好きな先生を呼ぶ。しかし誰も返事を返してはくれない。 彼女に優しくしてくれた悲観的な小説家の先生も、大嫌いな金髪のチャラ男もどこにもいない。 誰も少女を助けてはくれない。この世界で、乗除は一人ぼっちだった。 「バーサーカー…」 少女は自身に与えられたサーヴァントを呼んだ。 霊体化を解き、少女の目の前にバーサーカーは現れた。 そのバーサーカーはまるで鋼の竜であった。 青く透き通ったボディにオレンジ色のラインが走り、胸中の宝石が怪しく光っている。 ただ目の前にいるだけで少女は震えが止まらず、自分の生命が搾り取られる感覚を覚えた。 「バーサーカー、わたし…今まで何もできなかったの…大好きな人のために何にもできなかった… わたしが何にも力を持っていない子供だったから…」 「グルルルルルルルルルル・・・・・・。」 少女はバーサーカに対して語り始めた。 バーサーカーは狂気に満ちた目で少女をじつと睨んでいる。 怖い。怖い。 少女は自身のサーヴァントに恐怖を抱きながらも、再び口を開いた。 「ここに来てからもずっと悩んでた。あなたがいれば力のない私でも聖杯を獲れるかもしれない。 双六ゲームから先生を助けられるかもしれない。ドラジェ君からお父さんがいなくならないかもしれない。 皆…しあわせになれるかもしれない。 でも、そうしたらきっと何人も死んで、死、死んじゃうかもって…ッわ…たしのせいで…」 言葉の末尾に至っては流れる涙のせいで途切れ途切れになってしまっていた。 人殺しは罪である。そのことはまだ幼い少女にもわかっていた。 先生を守るために殺意を抱いたことはあるが、まだ実際に人殺しをしたことはない。 その一線が、少女を立ち止まらせていた。 「でもね、バーサーカー。わたし思い出したんです。先生はどんなに傷ついても、わたしをずっと守っていてくれたことに。」 先生はわたしに温かいご飯をくれた。 先生は髑髏のマスクの男を倒して助けてくれた。 先生は殺人犯の罪を背負わされても、わたしを助けるって言ってくれた。 先生は鞠山からわたしを救い出してくれた。 先生はわたしが主人公の素敵な物語を書いてくれた。 先生はわたしに―――しあわせになってほしいって願ってくれた。 先生。先生。先生。先生。先生。先生。先生。先生。先生。 先生。先生。先生。先生。先生。先生。先生。先生。先生。 先生。先生。先生。先生。先生。先生。先生。先生。先生。 先生。先生。先生。先生。先生。先生。先生。先生。先生――――ッ! 「今まで先生にはたくさんの愛をもらったんです。だから今度は私が返す番。 そのためだったら、わたしは罪を背負える。人殺しだって…わたしはできる」 その小さな存在を動かすのは愛。 少女の愛は全て大好きな先生がため。 愛のためならば、少女は何でもできる。 世界だってきっと…変えられる。 「だからバーサーカーお願いします。あなたの力を…わたしにください。」 「グルルルルルルルルルル・・・・・・。」 バーサーカーは少女の請いに唸り声で返したが、その唸り声は決して合意の証ではなかった。 バーサーカーが望むのはただ一つ。 歴史の改変者の抹殺。ただそれだけである。 彼女を助けようという思いなど、何処にもなかった。 もし少女が歴史の改変を望むならば、たとえマスターであってもその使命は変わりはしない。 躊躇なくバーサーカーは少女を殺すだろう。 慈悲ぶかき思いなど、闇の果てに消え去ってしまった。 「待っててね先生…先生は、私がしあわせにするって決めたんですもの」 先生にはなんの気兼ねもなく笑っていてほしい。ただ、ハッピーエンドになってほしい。 胸に想いを刻み、少女―牧野エリは先生の笑顔を思い浮かべ、離れ離れになってしまった彼に向けて笑顔を作ってみた。 今にも壊れてしまいそうな、脆く、儚い笑顔だった。 背中の天使の羽が一枚、地面に舞い落ちた。 【クラス】 バーサーカー 【真名】 やみのディアルガ@ポケモン不思議のダンジョン空の探検隊 【パラメーター】 筋力A 耐久A+ 敏捷B 魔力A+ 幸運D 宝具A 【属性】 秩序・狂 【クラススキル】 狂化:A 筋力と耐久と魔力を2ランク、その他のパラメーターを1ランクアップさせるが、 理性の全てを奪われる。 【保有スキル】 時の守護者:E じげんのとうで世界の時を守っていたポケモンであった。 しかし今は闇に包まれたことでその性質は汚染され、 歴史を変えようとするものを抹殺するだけの意思に成り果ててしまった。 本来はAランククラスのスキルであったが、狂化したことでそのランクが著しく低下してしまった。 歴史を変えようとするものを見つけた場合、優先的に攻撃する。 タイムパラドックスにより消滅したものをも呼び戻す力をも持っていたが、 サーヴァントとしての形に押し込められ、現在は他者の時間操作能力を無効にする程度にとどまっている。 神性:EX 神霊適性を持つかどうか。 世界の時を守る時の守護神でもあり、異なる世界の神話では、世界を作ったとされるアルセウスが身を分け創造した神のポケモンでもある 鋼・ドラゴンタイプ:B 鋼とドラゴンの属性を持つポケモンであることを示すスキル。 ノーマル、みず、くさ、でんき、どく、ひこう、むし、エスパー、いわ、ゴースト、あく、はがねの属性の攻撃に対し耐性を持つ 代わりに、ほのお、こおり、かくとう、じめん、ドラゴンの属性の攻撃に対しては追加ダメージを受ける。 また自身の放つはがね・ドラゴンタイプの技の威力に増加補正が与えられる 威圧感 C バーサーカーに対して近接攻撃が行われるとき判定が行われ、稀に相手を怯ませて攻撃を失敗させる。 このスキルは精神耐性スキルで、対処可能。 プレッシャー:C バーサーカーに攻撃を行ったときに消費する魔力の量が、本来消費されるはずの量の二倍となる。 【宝具】 『時の咆哮』 ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:100 時が歪むほどのエネルギー波を放ち攻撃する。 ドラゴンタイプの属性を持ち、スキル鋼・ドラゴンタイプの威力補正を受ける。 使用後反動により、1ターンバーサーカーは動けなくなる。 『暗黒の未来』 ランク:B 種別:対界宝具 レンジ:- 最大補足??? 時限の塔が崩壊し、時の止まった暗黒の未来で生きたポケモンたちの心象風景を再現した固有結界。 永遠に時が止まった世界で、朝日も二度と昇らない暗い世界。 結界内では、あらゆる自然現象が発生しない。 風も吹かず、水は流れず、光も差さない、暗黒の世界。 ただし現在のマスターでは長い間固有結界を維持することはできず、最大で数十秒の発動が精々である。 【weapon】 ポケモンとして覚えているわざ。 【人物背景】 時元の塔にて『時』を守る番人だったが、時元の塔が崩れ始めた事により暴走。 やみのディアルガともいえる存在に成り果ててしまう。 未来世界で星の停止を迎えた後では、歴史を変えようとするものを始末する意志のみで動く。 星の停止の歴史を変えようとする主人公とジュプトルたちに刺客を差し向け排除しようとする。 【サーヴァントとしての願い】 歴史を変えようとするものの抹殺 【マスター】 牧野エリ@VANILLA FICTION 【マスターとしての願い】 先生をしあわせにする 【能力・技能】 ただの少女に知識も人脈も金も能力も技能もあるわけない。 本来の双六ゲームだったら、VIP扱いだったため骨が折れようが腕がもげようが死ぬことはなかったが、 今は参加者に格下げされたので、致命傷を負ったら普通に死ぬ。簡単に死ぬ。 【人物背景】 羽のついたリュックサックがトレードマークの寡黙な少女。 元は孤児院で暮らす少女であったが、友達とよく笑う普通の少女であった。 ある日、人類の存亡をかけた双六ゲームの一緒に双六のゴールを目指すパートナーに任命される。 小説家佐藤忍に会うまで二人ほど別のパートナーと行動していたが、虐待を受け続け精神がすり減ってしまう。 佐藤に人間として当たり前の施しを受けたことで彼を先生と呼び、想い慕う。 しかしもう一方の駒である刑事鞠山雪彦にその身を囚われる。 佐藤の敵である鞠山を警戒していたが、彼にも息子ドラジェがあり死ぬわけにはいかないことを知る。 誰も幸せにならない双六に絶望し自ら命を絶とうとするも、自分がどうあがこうが双六の進行するうちは 死ねないことを知る。そして世界を滅ぼすのは他ならない自分自身であるということを知らされる。 【方針】 どんな手を使ってでも聖杯を獲る ただし策に優れているわけでもない上に、バーサーカーの燃費は非常に悪く一戦交えただけでエリは命の危険が伴う。
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編集者より 朝比奈隆訳で参考にしたのが、大フィルに保管されている、ヴォーカルスコアです。EDITION PETERS の Klavierauszug(出版年不明) に全訳が書き込まれています。そこでWEBでダウンロードしたイタリア語のテキストと朝比奈訳をできるだけ楽譜に合わせて並べました。 朝比奈隆は上演の度ごとに訳詞に手を入れていたとオペラ歌手の方々からは聞いています。実際、書き直されていたり、訳詞が2種類あったりする箇所があります。そこで、もとの訳詞の上に更に書かれている場合は、(別訳:)という形で併記しました。ダウンロードしたイタリア語のト書きは、あるほうが分かりやすいので、訳しておきました。歌の番号も、ダウンロードしたテキストと楽譜で一致していませんでしたので、楽譜に合わせました。 対訳で難しいのは、繰り返しの場面です。繰り返しが同じ訳の場合は、省略してありますが、同じテキストで訳語が異なるときは、訳をつけておきました。 「リゴレット」はマントヴァ公爵の宮廷の場面から始まります。その宮廷の場面の雰囲気をどう出すか、朝比奈隆訳では、マントヴァ公爵を‘殿’と呼ぶことで、その雰囲気を出しています。例えば、モンテローネ伯爵が出て来る場面はこんな風です。 モンテローネ (貴族の誇りをもって、公爵を凝視して) このモンテローネ、殿にじきじき 申し上げることあり。 リゴレット (公爵に、モンテローネの声色を使って) 話がある。 (滑稽みたっぷり重々しく進み出て) そなたは我等に謀叛なされたが、 それを我等は特に許した、 それをまた何と夜も昼も つきまとい、いやはや難儀な。 モンテローネ (軽蔑を込めた怒りでリゴレットを見すえ) この外道め! MONTERONE fissando il Duca, con nobile orgoglio Sì, Monteron… La voce mia qual tuono Vi scuoterà dovunque… RIGOLETTO al Duca, contraffacendo la voce di Monterone Ch io gli parli. Si avanza con ridicola gravità. Voi congiuraste, voi congiuraste contro noi, signore, E noi, e noi,clementi invero, perdonammo… Qual vi piglia or delirio a tutte l ore Di vostra figlia a reclamar l onore? MONTERONE guardando Rigoletto con ira sprezzante Novello insulto! そしてこの場面はこんな風に終わります。 公爵、ボルサ、マルッロ、チェプラーノ、合唱 (モンテローネに) この集いを乱す者は 地獄の鬼に呪われたか。 行け、今すぐ出て行くのだ、 この私を/お殿様を怒らせたぞ。(繰り返し) 怒らせては望みはない、 年貢の納め時が来た。 DUCA, BORSA, MARULLO, CEPRANO, CORO a Monterone O tu che la festa audace hai turbato Da un genio d inferno qui fosti guidato; E vano ogni detto, di qua t allontana, Va , trema, o vegliardo, dell ira sovrana, ecc. Tu l hai provocata, più speme non v è, Un ora fatale fu questa per te, マントヴァ公爵の宮廷で道化を演じているリゴレットは、道化役に相応しい言葉遣いをしていますが、第2幕で、さらわれた娘のジルダを見た時は、自分が道化であることを忘れて、父親になってしまいます。すると言葉も、いつもの道化の言葉遣いでなく、普通になります。あの有名はアリア『悪魔め、鬼め』は朝比奈訳ではこうなります。 リゴレット お前ら、腐った奴め、 幾らで娘を売ったか? いつもの汚い手口だ、 だが、そうはさせないぞ。 さぁ返せ、たとえ素手でも 目にもの見せてやるぞ。 我が子を守る親の すさまじい力を見よ。 その戸を、人殺しめ、悪魔め、 早く開けろ、早く早く開けろ! RIGOLETTO Cortigiani, vil razza dannata, Per qual prezzo vendeste il mio bene? A voi nulla per l oro sconviene, Ma mia figlia è impagabil tesor. La rendete! o, se pur disarmata, Questa man per voi fora cruenta; Nulla in terra più l uomo paventa, Se dei figli difende l onor. Quella porta, assassini, assassini, M aprite la porta, la porta, assassini, m aprite! そして第3幕で、マントヴァ公爵の死体を受け取る前の心情を、リゴレットはこう歌います。 リゴレット 待ちに待った時が来たのだ。 長い年月(としつき)、 来る日も来る日も道化の 仮面の下で泣いた。戸口は (家の様子を確めながら) 開かぬ、まだ早いのか。待つか。 気味の悪い夜だ。 空はひどい嵐、 ここでは人殺し。 素晴しい大芝居だ。 (真夜中を告げる) 真夜中だ。 RIGOLETTO Della vendetta alfin giunge l istante! Da trenta dì l aspetto Di vivo sangue a lagrime piangendo, Sotto la larva del buffon… Quest uscio… esaminando la casa È chiuso!… Ah, non è tempo ancor! S attenda. Qual notte di mistero! Una tempesta in cielo!… In terra un omicidio! Oh, come invero qui grande mi sento! Suona mezzanotte. Mezzanotte! 第1幕の道化を演じるリゴレット、第2幕の父親の怒りを見せるリゴレット、そして第3幕で、その復讐を大芝居だと言うリゴレット、この訳し分けを見るだけでも、朝比奈隆がただ単に日本語に置き換えていただけではないことが感じとれます。 この日本語テキストは、 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス の下でライセンスされています。@ Aiko Oshio Verdi,Giuseppe/Rigoletto+
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「フン……鬼ごっこねェ!?」 深夜。黒ずくめのチンピラが、真っ暗な夜道をすいすい歩いて行く。顔には多数のピアス。 反射神経、集中力、第六感、身体能力、特殊能力、耐久力、吸血能力、etc etc。 そして、人間の肉体を軽々と引きちぎる『力』。純粋な暴力。 変身能力はなく、知性も高いわけではないが―――下っ端の『吸血鬼』としてはそれなりだ。 彼は、己の理知をもって超常の力を自覚し、好き好んで行使する者。血を吸う『鬼』だ。ゲスで残忍な。 「なんでもいいや。くだらねえ、くだらねえ。俺にとっちゃあ、人殺しができて生き血がすすれれば、なんでもかまわねーや」 彼は、とっくの昔に地獄に落ちた。だが主催者によって蘇生させられ、この殺人ゲームの舞台に引き出された。 ゲームに勝利すれば、彼は現世に復活することが出来るのだという。慈悲深くも有り難い話だ。彼は喜んでこの話に乗ることにした。 「鬼ごっこだかなんだか知らねーが、子だか親だか知らねーが」 ルールや支給品は確認した。両手には、いい感じの機関銃。特殊能力もない人間を狩るには充分。 子を過半数捕まえるか、皆殺しにすればゲームは勝ちだ。鬼同士で殺し合う必要は皆無。むしろ協力すべきだろう。 「ブッ 殺してやらあ」 【???/深夜】 【ヤン・バレンタイン@HELLSING】 [役]:鬼 [状態]:健康 [装備]:FN P90 短機関銃 2挺 サプレッサー&スコープつき [道具]:四次元っぽい紙袋、不明支給品3つ [思考・行動] 基本方針:殺し、犯し、食らう 1:子を見つけたら狩る。捕まえてもいいらしいが、めんどいし殺す方が楽しいので殺す。親よりは子を優先。 2:支給品などで反撃を受けないよう気はつける。トドメを刺したら血肉を啜る。 3:最高に勃起モンだぜ!! 『人物解説』 漫画『HELLSING』2巻に登場する人造吸血鬼。CV:高木渉(OVA版)。顔中にピアスをつけ、黒ずくめのパンクな服装をしたゲスなチンピラ。 身体能力はそれなりに高いが、特殊能力はない。日中に普通に屋外で行動しているので、特に日光に弱いわけでもない。 ナチスの残党組織「ミレニアム」に所属しており、兄ルークとともに銃火器で武装したグール(ゾンビ)の軍団を率いてヘルシング邸を襲撃。 邸内の私兵部隊を壊滅させるが、執事ウォルターと吸血鬼セラスによってグールが殲滅され、自身も取り押さえられる。 一瞬の隙を突いて拘束を抜け出し、重要人物が集う円卓会議室に突入するも、一斉射撃を浴びて倒れる。さらに体内に仕掛けられた発火装置により炎上、死亡した。
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太陽は、東から西へと動きながら、世界を順繰りに照らしていく。その光の当たり始めると朝が訪れ、光が去って再び当たるまでの間が夜と呼ばれる。デビルロードで海を渡るついでに、セシルたちはその境目──すなわち夜明けを追い越してしまったのだ。 とはいえ実のところ、はっきりと時間を遡るのはセシルにとっても初めての経験だ。言葉だけではどうにも伝えづらかったのだが、地面に図を描くと、双子はたちまち理解した。 「おもしれ~! 兄ちゃん、色んな事知ってるんだな!」 「本当です。おどろきました!」 「まあ、受け売りだけどね。 ある人から教えてもらったんだ」 赤い翼が設立される前のことだ。飛空挺で遠出をすると、出発前に考えていたよりも日暮れまでの間隔が長い、あるいは短いような気がすると多くの者が気付き出した。古い文献をひっくり返し、このなんとも不思議な、時差という現象の存在を突き止めた。 大昔、デビルロードを用いた交易が活発だった時代には、広く知られていたらしい。 「飛空挺って……思っていたのより、ずっとすごいです。 お日さまを追いかけてゆけるなんて」 「ほんとだよ。やるじゃんか、バロンの連中もさ! なあ、もしかして、ずっと飛びつづけてたら、ずぅ~~~っと夜にならなかったりするのか!?」 これは思いがけない質問だったので、しばらくセシルは考え込んだ。確かに理屈の上では、それも可能な気はするが。 「さすがにそれは、試してみないとわからないな……。 でもそんなに速く、長い時間を続けて飛べる飛空挺はないんだよ。 君たちが大きくなる頃には、出来てるかもしれないね」 最後の言葉に確証はない。ふたりが目に見えて落胆したので思わず口にしてしまったが、なんといっても飛空挺はまだ新しい技術だ。改良を重ねた末にいったい何が可能となるのか、誰一人わかっていない。 ”わしは飛空挺を、人殺しの道具になんぞしたくないんじゃ!” ──思い浮かんだ懐かしい声は、己が目指していく先に不安を抱き始めていた。その予感が現実になっってしまったとき、彼はどれほど嘆いたのだろう。 この子たちの願いを叶える為になら、喜んで知恵を絞ったろうに。
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あいあむにんげんしっかく【登録タグ cak_ あ ジラートP 曲 鏡音リン】 作詞:ジラートP 作曲:ジラートP 編曲:ジラートP 唄:鏡音リンAppend(調声:cak_) 曲紹介 これは僕を嫌う歌。 僕はガラクタだ (ノ)・ω・(ヾ) (作者コメ転載) PVを みず希氏 が、リンの調声を cak_氏 が、マスタリングを colin氏 が手掛ける。 CD『人間失格』収録曲。 歌詞 アレが嫌いコレが嫌いソレも嫌い NO でしか自分を語れない 穴を探し モグラ叩き まるで叩かれる側は人殺しですか 人を妬み、物を妬み、自分にないものを妬んで疎んで 手に入れた歪んだ恍惚感 誰に自慢するつもりなのですか 誰も彼も夢を見出だせない そんなガラクタだらけ だいたいソレでいいじゃん なんて 適当並べてやり過ごすんだ 僕を見ないでよってナイフ振りかざすんだ 自分隠すため 君が嫌い僕が嫌い皆嫌い いよいよ もう救いがない なにか口つけばほらネガティブが呪文のようにノンストップ 知識ばかり蓄えて心はまるで赤子よりベイビーベイビー 「しょうがない」つぶやいて ガソリン撒いて火をつけて笑っていました 誰も彼も夢を見出だせない そんなガラクタだらけなんだ だいたいソレでいいじゃん なんて 適当並べてやり過ごすんだ こんなに汚れちゃった僕は人間失格だ ガラクタだ だいたいソレでいいじゃん なんて 適当並べてやり過ごすんだ 僕を見ないでよってナイフ振りかざすんだ 自分隠すため 存在意義がないじゃん だって わかってるんだ ずっと辛いんだ 僕はガラクタなんだ ナイフ折れてしまった 僕はなんなんだ コメント 追加乙! -- 名無しさん (2013-06-10 20 13 56) 伸びないかなあ -- 名無し (2013-06-21 17 32 47) 追加乙! かっこいい -- 名無しさん (2013-07-16 21 48 18) かっこいい~! -- 名無しさん (2013-09-29 17 08 09) 全体的にかっこいいけど、最後のサビのリンの声に泣く -- 名無しさん (2013-10-12 19 43 08) めっちゃ神曲! -- 名無しさん (2014-07-22 23 27 44) かっこいい&泣ける。まさに神曲と云ってもいい曲だ! -- きつねらーめん (2017-08-23 10 25 01) カッコイイ曲っス -- 名無しさん (2018-04-04 17 21 39) 名前 コメント
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『ガンバード!』 懐かしいですね。ガンバード。 彩京のシューティング、久々にやりたいなぁ。 さて。そんなわけで。 アーマードコアフォーアンサー略してACfA。 の体験版をやってみた。 あんまり話題にならないんで気になってやってみたんですが…。 結構、酷い。 体験版だからかなぁ、と思ってみたら色んなところのレビューに酷評が。 まず、見所であるはずの巨大兵器「アームズ・フォート」との対決。 体験版でも少しプレイできたのですが。 とにかく処理オチ処理オチ処理オチ。 カメラワークがよくわからんくて自機見失うし。 どこ攻撃するのかわからずうろちょろしてたら、ロックオンの音するんだけどどこロックしてるかわからんし。 レビューのほうでも、図体全体に当たり判定あってアッサリ撃沈できてしまうなど、せっかくの巨大兵器の魅力がかなり激減しているらしい。 ちなみに体験版で戦ったやつは、巨大兵器というよりは、動く要塞。(要塞からチマチマした攻撃が多い。一般兵らしい…) 巨大兵器と戦っているっていう気は全くしない、残念な結果に。 相変わらずの操作性の悪さ、少しは軽減されてるらしいが。 製品版も体験版と変わらないようで、ムービーだけ見て買ったら地雷ですね。 まぁ、それでもああいうロボゲーてないから、好きな人は好きなんだろうけど、オンライン対戦はラグ祭りだそうだし、ゲームとしての完成度はかなり低いほうではないのだろうか。 なによりPS3版ではフレームレートを落としているらしく、カックカクらしい。 フロムソフトウェアってやっぱ、アレだなぁ。ムービーだけ綺麗なんだけどなぁ。 ということで、ACfAは全体的にモッサリしてる。 戦争ゲーム好き=戦争好き、っていう勘違いだけはやめて欲しい。絶対に。 FPSはゲームとして面白いのであって、題材として戦争が取り上げられるわけで、決して戦争が楽しいわけじゃない。戦争をモチーフにしたゲームが楽しいだけである。 人殺しが楽しいんじゃない。相手との駆け引きが楽しいのだ。 勝つか負けるか。そう、そんな単純な要素が楽しいだけなのだ。 なんかすでに、メインから外れて援軍に出て、援軍に出たところでメインにされて、アレどうなってんの!?状態。 もうどうにでもなれ。メインの人たち、そっちは任せた。 てか、援軍先の戦闘が激しすぎ。スゲー眠いし。
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今一番のってるベンフォーズヴァーソンからのライブ みんなを代表してハジキの引き金をひく 俺らが撃つとバカどもが身をかがめる にわとりが鳴いて、俺のバスルームではファック、でもどうってことねぇよ みんなBIGがすべてうまくおさめるって知ってるから ケガしたMCに包帯巻いて、酸素がなくっちゃ呼吸ができない トランクス履いて俺のディックにも呼吸させてやる 俺の脇にはQ-45、カッコイイ歌詞で盛り上がる 俺のクラッチにさわったヤツは松葉杖をつくか それともドカーンと殺られるか 殺りたかないけど仕方がねぇ ほら、俺ってヘヴィスモーカーじゃん おまえの人生、クワメィ(ラッパー)とあいつのトレードマークの水玉みたいに流行遅れ 今の一番人気はだれ? もちBIGGIE! だからハッパはだれのとこに行くか分かるだろ、信じらんねぇよ [Hook x4] 信じらんねぇよ、BIGGIE SMALLSが誰よりイカしてるなんて B-I-G-G-I-Eはビッグ、この意味分かる? その上スッゲェおいしいらしい ラッパーってもんは眠っちゃだめだ、でも睡眠は必要 BIGがうろつけば弾丸が飛び交う 被害者には手当て、バカなラッパーには指導が必要だ 教訓その1、ビッチにはちょっかい出すんじゃねぇぞ 自分でバッドだと思ってたって? おいおい頼むよ なんでそんなに頭が悪いの、俺を殺らないんなら殺ってやる 宙返りなら375通り知ってるぜ、今日の勝者は俺 BIGGIEんちの廊下の明かりが落ちてく 俺の能力を見た白人たちはこう言う 「あいつクレージー、お話にならない」 俺が言うことはすべてマジ、他人に遠慮なんかするもんか 俺を邪悪、それとも信じらんねぇ男と呼んでくれ [Hook] レクサスのクーペのサンルーフから発砲 目撃者なんか作らねぇ、俺を誰だと思ってんだよ アマチュアなんかじゃねんだ、俺は攻撃して人を悲しませる男 MCどもは俺を恐れ、何も聞こえねぇフリしやがる 俺はみんなの憧れの夢 カットしてないヤクを1000グラム 俺のやり方がまずかったみたい おまえを人殺しと思いゴリラ(映画)気取りの俺に 肝臓から上唇まで震えあがるおまえ おまえは死ぬのさ、神様に「よろしく」って伝えてくれ ナイスなMCたちにも身の凍える思いをさせてやりな ニガーどもはスタイルを知っている、信じらんねぇよ [Hook]
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本作のヒロイン。みーくんと同じく8年前の誘拐事件の被害者。 タイトルの「壊れたまーちゃん」の通り、事件の影響で精神に異常を来たしている。更に平衡感覚と遠近感が無く、自転車も乗れない。暗闇に強いトラウマを持ち、室内でも室外でも暗闇で目覚めた時に奇声をあげて錯乱・嘔吐まですることがある。その時は「みーくん」を認識できず暴れ、怪我を負わせてしまうこともあるが、自分の仕業とは思っていない。我に返ると「みーくん」を求め、彼の名前を連呼する。ショックで記憶にズレや障害があり、自分が誘拐犯を殺害し事件を終わらせたことなどを覚えていない。自分を「まーちゃん」と呼ぶ人を「みーくん」と認識する。 昔から、家が資産家で令嬢だったこと、顔立ちが整っている美少女であること、菅原とバカップルだったことから男子にからかわれ、女子からはあまり良い印象を受けてはいなかった。家が裕福というのが理由なのか、作法などは上品だったりする。みーくんと同様、2年生だが周りの生徒より1歳年上である。 僕曰く「人の悪意と両想い」。菅原(元みーくん)とは幼馴染で8年前の事件前までバカップルであった。授業中は寝ていることが多い。クラスメイトなど、周囲の人に対しては敬語を使うなど他人を遠ざけている傾向があるが、みーくんにだけは心を開き、彼の前でだけは子供のように立ち振る舞うほど非常に我侭な性格。 かなり嫉妬深く、みーくんの心が自分から離れて他者に向いたり、みーくんが求めるものを与えてくれなかったりすると激怒し暴力を振るうことがある。また、みーくん以外の異性に触れられることや、恋日や病院を極度に嫌う。嘘が嫌いで、みーくんは嘘をつかないと思っている。本心では、自ら起こした殺人事件に罪悪感を抱いており、人殺しが一番嫌い。10巻で対峙する菅原と僕(××)を前に、本物のみーくんは僕(××)だと告げ、菅原を殺害。僕(××)をみーくんに選んだ理由を、「かっこいいから」「優しいから」と言っている。その後、菅原の死体を僕(××)と埋めた。 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん