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京太郎「うおおおおっ!!」ガバッ 京太郎「………」 京太郎「ゆ、夢か……」ホッ 京太郎(まさか死ぬ夢を見るなんてなぁ……生まれて初めてだ) 京太郎「まぁ、それはともかく背景に溶け込んでかなり立ったが潮時だ」 京太郎「このままこの立ち位置に居るだけじゃ世界から消されちまうな」 京太郎「あの夢みてーにならないためにも、ちょっと動いてみるか」 京太郎(どうぜ近いうちには存在ごと抹消されちゃう身だ……存在感無いのは今も変わんないけど) 京太郎(ならせめて、この意識があるうちに好きな事やってみたい) 京太郎(例えば……)チラ 和「この牌譜………いや、こんなオカルトありえませんし」ブツブツ 京太郎(和か) 京太郎(都合よく二人きりだし、なんかセクハラでもしてみるか)ニヤニヤ 京太郎(よーし!) 京太郎「のーどか」 和「?」クルッ 和「はい、どうしましたか須賀くん?」 京太郎「とうっ!」ピラッ 和「きゃあっ!?」ガタン 京太郎「肌色か……んー、なんかイマイチだな」 和「すっ……!すすす須賀くんっっ!!」 京太郎「わかってるわかってる!そんな怒んなって!」 和「……そ」 京太郎「ん?」 和「そんなに私の下着が見たかったんですか?」 京太郎「……」 京太郎「まぁ、多少は」ボソッ 和「全く、本当高校生ですかあなたは?」 京太郎「返す言葉も無い」ハハ 和「須賀くんならこんなことしなくても見せてあげたのに……」ポッ 京太郎「……」 京太郎「えっ」 和「……」モジモジ 京太郎(こ、この反応は……!まさか……!) 京太郎「なぁ和」 和「はい?」 京太郎「お前もしかして俺の事好きなの?」 和「っ!!」 和「そんなオカルトありえません!!」カァー 京太郎(だよなー、まぁ分かってたけど) 和「でっ……出て行ってください!!」バシッ 京太郎「あいたっ!?」 和「今日は部長に須賀くんは休みと伝えておくので!」バシバシ 京太郎「わ、分かったから鞄で殴らないでくれって!いたっ!」ガチャ 和「…はぁ……はぁ……」 バタン 和「………」 和「ああ、やってしまいました……」ガックシ ――――― 京太郎「和でもあんな風に怒ることあるんだなぁ」 京太郎「次からはもうちょっとマイルドなセクハラでいこう」 京太郎(そういや……深夜のセクハラテレビで、下半身タイツの芸人がなんかやってたな……) 京太郎(確かあれは……そう!チンポビンタ!) 京太郎(あれ爆笑したなぁ。流石深夜番組って思ったぜ) 京太郎「………」 京太郎「待て、落ち着け俺。流石にこれはヤバイ」 京太郎「スカートめくりも大概だが同じ学校、同じ部活、それに和だから見逃してくれたんだぞ?」 京太郎「でもいくらなんでもこっちは………落ち着け」 ―――――――― ―――――― はやり「ふんふふーん☆今日もいい天気だなー☆」ルンルン 京太郎「そこの女性、ちょっと失礼」 はやり「はやっ?」クルッ 京太郎「せいっ!!」バシィン はやり「ぶっ!?」 ドサッ はやり「……?…え?え?」 京太郎「……」パオーン はやり「………」ヒリヒリ はやり「……」 はやり「はやああああああああああああああ!!!」 はやり「へ、変態さん!!変態さんがいるうううううううう!!」 京太郎「うるせぇ!」バシン はやり「へぶっ!?」 警察「おい!そこで何してる!!」 京太郎「チッ」 警察「お、おい!待て!!」 はやり「チンポこわい……チンポこわい………」ガタガタ 京太郎「へっ、警察なんかに捕まってたまるかよ」 京太郎「俺はまだまだこんな事じゃつかまんねーぜ」ニヒヒ 京太郎「………」 京太郎「……俺は何を言ってるんだ?……て言うか」 京太郎「うわああああああ!何てことしちまったんだああああ!!」 京太郎「絶対顔とか見られてるし、俺傍から見たらただの変態じゃねーか!」 京太郎「………はぁ」 京太郎「……よ、よし。いったん落ち着こう」 京太郎「まだそんなに大きなことはやってないし、日常に帰れる筈だ……」 ―松実館― 宥「よいしょ……よいしょっと!!」コトン 宥(……ふぅ、やっとお仕事終わったぁ。これであったかい炬燵に戻れる)ホクホク 「………」 宥「?」クルリ 宥「……気のせい、かな?」 京太郎「気のせいじゃありませんよ」 宥「ひっ!?だ、誰?」 京太郎「オラ!!こっちこいコラァ!!」ググッ 宥「い、いたいいい!髪の毛引っ張らないでぇ!!」 ―――――― 京太郎「はーい!あなたのために用意した超冷水風呂ですよ!」 宥「……!」ガクブル 京太郎「ほら、見てないで入ってください!」 宥「!?」 京太郎「そんな顔してもダメな物はダメですよー、ほら早く」 宥「っ!!」イヤイヤ 京太郎「いいから早く入れってんだよ!!」ゲシッ 宥「あうっ!!」バシャーン 宥「つ、冷たいい!冷たいよぅ!!」バシャバシャ 京太郎「ダメじゃないですかーちゃーんと肩までつからない、と!」ゲシッ 宥「~~~~!!」アップアップ 宥(洋服が水を吸って……!) 京太郎「あれ?もしかして泳げなかったんですか?」 京太郎「まぁ、見るからに運動音痴っぽいけど流石に風呂で溺れるってどうよ?」 宥「げほっ!げほっ!……ちが!」 京太郎「じゃあそんなあなたの為に俺が手伝いをしてあげましょう」 京太郎「ほら、まずは顔を水につける練習から!」 宥「んんーーー!!!んんん!!」バシャバシャ 京太郎「じゃあまずは10数えましょうか」 宥「―――――!!!」ジタバタ 京太郎「はい、いーち……にー」 玄「おねーちゃん!!」ガラッ 京太郎「!?」 玄「やっぱり……!おねーちゃんが変な人と昔のお風呂場にいるなんておかしいって思ったよ!」 京太郎「……あーあ、いいとこだったのに」 玄「おねーちゃんはどこ!?」 京太郎「ここ」クイッ 玄「おねーちゃん!!」ダッ 宥「………あ」 宥「く……ろ……ちゃん?」 玄「……っ!?」 玄「……おねーちゃんを」ギリッ 玄「おねーちゃんを離せええええええ!!」 京太郎「………」 玄「わあああああ!!」タッタッタッ 京太郎(こんなチビ女一人で何ができるんだよ) 京太郎(腹パン一発で……) 玄「うわ!?」ツルッ 京太郎「!?」 ベキイッ 京太郎「がっ……!」 玄「うう……あいたたた」 京太郎「ぐおおおおお!いっでぇぇぇーーーっ!!」バタバタ 玄「……へっ?」 京太郎「てっ……てめぇ!もう生きて返さぇねーぞ!!」 玄(な、なんだかよく分かんないけど今のうちに) 玄「おねーちゃん!」グイッ 宥「……」 玄(冷たい!……だけどまだ間に合う!)タッ ―――――――― ファンファン 京太郎(……!) 京太郎(や、やばい!警察が……けど、痛くて動けねぇ) 京太郎(このままじゃ捕まっちまう……!) ―――――――― ――――――― 久「あら和、どうしたのその髪型?」 和「あっ、変ですか?」 久「いいえ。とっても似合ってるわよ」 久「でもどうして急にイメチェンなんてしたのか気になっちゃって」 和「……その、何て言うか」 久「………」ニヤニヤ 和「い、言わなきゃダメなんですか!?」 久「はっはーん」ニヤリ 和「なんですかその笑いは……」 久「いやいや、須賀くんも素直じゃない娘に好かれて大変だなーって」 和「なっ……!」 和「部長!からかわないでください!!」 久「わお!和が怒った、逃げろ逃げろー」 TV『昨日、殺人未遂の疑いで長野県に住む少年が奈良の旅館で逮捕されました。年齢は15の男子高校生で、警察は……』 カン
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出会い 桃子「はぁ・・・・」 東横桃子は子供の頃から影が薄く人の気付かれる事が多くなかった。 勿論、両親もたまに桃子の姿を見失ってしまう事も少なくなく、桃子を完全に認識できる誰もいなかった。 ただ、一人の少年に出会うまでは…。 少年「お~い」 ふと、遠くでこちらに向かって声をかける少年がいた。 桃子は『どうせ私の後ろにいる友達に声をかけてるっす』と自虐的に心の中でそう思ってると 少年「お前に声かけてるんだけど・・・?」 桃子は声のする方を見ると目の前には金髪の少年がすぐ近くにいた。 影が薄く人に気付かれにくい桃子は何度も人とぶつかるような距離になることは多く、その全てにおいてぶつからない様に避けていた彼女にとって『気付かれている相手』と『ぶつかりそうな距離』になるなんて初めての体験だった。 桃子「あ・・・あの・・・私のこと見えるっすか?」 桃子は恐る恐る金髪の少年に聞いてみた。 少年「何を言ってるかわかんないけど・・・・・一人なら一緒に遊ぼうぜ」 少年はそう言いながら桃子に手を伸ばした。 人に無視され続けた少女にはその手は少年の髪の毛と相まってとても眩しく見えた。 少年「俺、須賀京太郎。お前は?」 桃子「・・・わ、私は東横桃子っす!」 それが桃子と彼との出会いであった。 小学生の頃 桃子「京太郎くん。話があるっす」 京太郎「んー?」 桃子「今私たちのクラスでは仲のいい友達とあだ名で呼び合うってのが流行ってるらしいっす」 京太郎「あーそういやそんなこと俺のクラスでもあったようななかったような・・・」 京太郎「でもまぁ気にすることないんじゃねー?」 京太郎「桃子は桃子だろ?」 桃子「そりゃそうっすけど・・・」ウワメヅカイ 桃子「私、もっと京太郎くんと仲良しになりたいっす」 京太郎「よ、呼びたかったら勝手に呼べばいいだろ・・・」マッカ 桃子「やったっす! じゃあじゃあ」ピョンピョン 桃子「京太郎くんのことを今日から京さんって呼ぶっす!」 桃子「これでまた仲良しの階段を上ったっすよ!」 桃子「あ、私ばっか喜んでる場合じゃないっすよね」エヘ 京太郎「あんなにはしゃいでたのにクラスの誰一人も気付かないって・・・」 桃子「昔はこの体質が嫌だったっすけど、今は京さんがいるからへっちゃらっす」ニヤニヤ 京太郎「何度も友達作れって言ったのに今だに俺だけとか・・・」メソラシ 桃子「そんなことどうでもいいことっすよ!」 桃子「今は京さんが私にあだ名をつけることが重要っす!」エッヘン 京太郎「んーそうだなぁ・・桃子だから・・・」 桃子「・・・・・」ワクワク 京太郎「じゃあ今日から桃子のことモモって呼ぶことにする」 桃子「おーなんかあだ名で呼ばれるとムズムズするっすね」 京太郎「モモも俺のこと京さん・・・だっけ? そう呼ぶみたいだしさ」 桃子「これで私たちもあだ名で呼び合う仲っすね!」テヲサシダシ 京太郎「そうだな。これからも仲良くしようぜ」テヲニギリ 桃子「もちろんっす。ずっと仲良しっすよ」ギュウ 桃子(どうか末永くこの時間が続きますように・・・♪) 小学中学年 京太郎「そういや来週から林間学校なんだけどさ」 桃子「勿論、京さんと班が一緒っすよ」 京太郎「先生が気を利かせて一緒の班にしたんだろ」 桃子「えへへーちょっと嬉しい気遣いっすね」テレテレ 京太郎「準備した?」 桃子「もちろんっす」エッヘン 桃子「トランプにUNOにジェンガに花札にオセロに」 京太郎「ちょっと待て」 桃子「え、まだたくさんあるっすよ?」 京太郎「それ全部やるつもり?」 桃子「もちろんっす!」 京太郎「トランプだけにしようぜ」 桃子「えーもっと京さんと色々遊びたいっすよー」 京太郎「いいから」 桃子「京さんが言うなら・・・」シブシブ 当日 バス内 京太郎「すぅ・・・すぅ・・・」 桃子「んぅ・・・きょーさん・・・」 先生「あらあら、移動で疲れて寄り添って寝てるのね」 桃子「・・・えへへ」 小学校中学年 フォークダンス 京太郎「おい」 桃子「どうしたっすか?」 京太郎「なんで俺がフォークダンス踊れないんだよっ?!」 京太郎「なんでモモと一緒に皆でフォークダンス踊ってるの見てないといけないんだよ?!」 桃子「練習でもそうだったっすけど、フォークダンス踊っても誰も私の手を握れないからっすね」キッパリ ※先生が気を利かせて二人を見学にさせたようです。 京太郎「でもさ、そんなことねーよ」テヲニギリ 京太郎「ほらな」 京太郎「モモの手、握れるじゃん」 桃子「京さん・・・//」ポッ 京太郎「ここで皆のフォークダンスを見てるのなんか悔しいからさ」 桃子「そうっすね・・・。そうっすね!」 京太郎「俺たちも踊ろうぜ」 桃子「私の踊りに付いてこれるっすか?」 京太郎「あったりまえだ。ずっとモモと練習してきたんだからな」 先生「あの二人、なんだか楽しそうでよかったわ」 小学高学年 修学旅行 桃子「今日は待ちに待った修学旅行っすね!」 京太郎「ああ、そうだな」 桃子「まさか同じ班になれるとは思ってなかったっす」 京太郎「ああ、そうだな」 桃子「京さん、私の話聞いてるっすか?」 京太郎「ああ、そうだな」 桃子「同じ班の人が「須賀くんしか東横ちゃんとお似合い人いないと思うから」って言ってくれて」テレテレ 桃子「これで二人きりっすね」 京太郎「ああ、そうだな」 桃子(むむむー) 桃子「えいっ」ギュ 京太郎「くぁwせdrftgyふじこ」ビクッ 桃子「えへへー今日は思う存分楽しむっすよー」 京太郎「わかったわかったから抱きつくなって///」 桃子「はーい」ニコニコ 京太郎「ったく・・・向こうの水族館にみんな行くみたいだからそっち行くぞ?」 桃子「了解っす」 京太郎「ほれ」テヲダシ 桃子「はいっす」テヲニギリ 京太郎「迷子にならねーよーに離すんじゃねーぞ」 桃子「死んでも離さないっす!」 京太郎「縁起でもないこと言うんじゃねーよ」 桃子(京さんはいつも私の手を引いてくれるっす) 桃子(だから絶対何があってもこの手だけは離さないっすよ) 京太郎「ほら、皆待ってるぞ」スタスタ 桃子「京さん、ちょっと速いっすー」トテトテ 中学1年(春) 京太郎「・・・モモ」 桃子「グスッ・・・なんっすか京さん」 京太郎「そんなに泣くなって」 桃子「だって今日で京さんが・・・遠くに行っちゃうっす」グスグス 桃子「だからもう遊べなくなるって思ったらすっごく悲しくなって」 桃子「それにっそれにっ」 京太郎「携帯番号もメールアドレスも知ってるんだから心配すんなって」 桃子「毎日してくれるっすか?」 京太郎「おう、毎日してやる」 桃子「ん・・・うん・・・それなら我慢するっす」 京太郎「また会えるし長い休みになったら会いにくるから」 桃子「絶対・・・絶対っすよ?」 京太郎「おう! 男に二言はないぜ」ナデナデ 桃子「あぅ・・・わかったっす」 桃子「京さんに逢えるの楽しみに待ってるっす」 京太郎「いっぱい遊ぼうな」ナデナデ 桃子「はいっ!」 須賀母「ちなみに引っ越し先は県内だからすぐに遊びに来れるわよー」 京・桃「 」 ※ちなみに咲ちゃんに京太郎が出会うまで毎週のごとく二人で遊んでいたようですがまたそれは別のお話です ステルス少女とチョコレート 桃子「京さん。バレンタインチョコあげるっすよ」ワタシ 京太郎「おっマジか。サンキューモモ」ウケトリ 桃子「京さんは今日何個貰ったっすか?」 京太郎「・・・・・・・言わせんな恥ずかしい」 桃子「あははは、京さんカッコいいからもっと貰ってるかと思ったっすよ」 京太郎「幼馴染みのモモくらいだよ・・・・やっぱりこの髪の毛のせいなのかな・・・」 桃子「絶対ダメっすよ! 黒とかに染めたりしたら」ゴッ 京太郎「お、おう・・・モモがそこまで言うなら・・・変えないけどさ」ゾクゾク 桃子(京さんの髪色はいつも眩しくて綺麗っすからね) 京太郎「ん? 俺の髪の毛になんかついてる?」 桃子「なんにもついてないっすよ」 京太郎「そっか。ありがとなチョコ」ナデナデ 桃子「な、何するっすか?!//」マッカ 京太郎「チョコのお礼」ナデリナデリ 桃子「そんなことされたら髪の毛くしゃくしゃになっちゃうっすー///」 桃子(私のほうこそ京さんに沢山のもの貰ってるっすよ♪) 桃子(だからこれからもどんどんお返しするから覚悟するっすよ、京さん♪) スキンシップは突然に 桃子「きょーさん♪」ダキッ 京太郎「うわっ何するんだよ!」 京太郎(モモのおもちが背中にっ!) 桃子「お久しぶりっす」 京太郎「昨日ぶりじゃねーか//」アタフタ 桃子「10時間以上会えなかったっすよ?」 京太郎「分かったからそれより早く離れてくれ///」 京太郎(じゃないと俺の理性が) 桃子「いやっすね」ムギュゥ 京太郎(ふぉぉぉぉぉおもち最高ぅぅぅぅぅ!!!) 桃子(耳まで真っ赤になってるっす・・・あと一押しっす) 京太郎(鎮まれ俺のリー棒、ここでリーチ立てたら変質者扱いされるぅぅぅぅ) 京太郎「うぉぉぉぉぉぉ!!!」ブンブン 桃子「きゃっ」ハンシ 桃子「何するっすか!?」 京太郎「そりゃお前のほうだろうがっ」 桃子「だって寂しかったっすもん」ションボリ 京太郎「あー・・・俺も寂しかった・・・・・ぞ?」 桃子「えへへー」ニカー 桃子「以心伝心っすね!」 京太郎「そりゃ小学校からの付き合いだし」 桃子「これからもずっと一緒にいるっすよ」 京太郎「いやいや高校違うんだからずっとは無理だろ」 桃子「そりゃそうっすけど・・京さんと一秒でも長く傍に居たいっす」 京太郎「仕方ねぇな、モモが一人立ち出来るまで傍にいてやるよ」 桃子「嬉しいっす!」 桃子(私が一人立ち出来るようになったら、その時の隣は京さんだけっすよ♪) ステルス少女はお料理上手? 京太郎「おはようさんっ」 桃子「おはようっす、京さん! 逢いたかったっす」 京太郎「昨日夕飯作りに行ったろうが」 桃子「また作りに来てくれるっすか?」 京太郎「また今度な」 桃子「約束っすよ? 破っちゃイヤっすよ?」ウキウキ 京太郎「ほら早く行くぞ?」スタスタ 桃子「待ってくださいっす~」 京太郎「あー」フリカエリ 桃子「どうかしたっっすか?」コクビカシゲ 京太郎「別にモモが俺の家来て晩飯作ってくれてもいいんだぜ?」 桃子「・・・・・」ポカーン 京太郎「あーモモの料理上手いからたまには・・・な」ポリポリ 桃子「・・・・・・・」ウツムキ 桃子「・・・・・・・・・・」プルプル 京太郎「どうしたんだモモ?」 桃子「いよっしゃああああああああああっす!!!」ガッツポーズ 京太郎「・・・・・・っ」キーン 桃子(母から教えてもらった『男は胃袋から落とせ作戦』が実りつつあるっすね!) 桃子(このまま結婚までステレスモモの独壇場っすよ!) ラブレターとステルス少女 小学校編 京太郎「・・・・ん?」ポカン 桃子「どうしたっすか?」 京太郎「いや、なんでもないわ」イソイソ 桃子「ならいいっすけど・・・」 桃子(なんだか怪しいっすね) 京太郎(初めてラブレター貰っちまった・・・!)ガッツポーズ 桃子(なんか嫌な予感がするっす) 京太郎「モモ、早く教室行こうぜ」テクテク 桃子「待ってくださいっすー京さんー」コバシリ 桃子(隠し事したって無駄っすよ!) 桃子(京さんの隠し事なんで全て暴いてやるっす) 京太郎「はぁ・・・結局断っちまった」 桃子「えへへ、嬉しいっすね」ニコニコ 京太郎「だって・・・モモ友達いないし」 京太郎「というか、そもそもモモが友達を作らないからでモモに友達の一人や二人がいたら俺だって告白だって受けてたっつーの」 桃子「京さんにこんなに考えてもらえるなんて私は世界一幸せっすね!」ニコニコ 京太郎(俺がラブレター貰ったって知ったら死にそうな顔してたくせによく言うぜ・・・) 京太郎「このことが知れ渡ったら他に告白してくれる子なんていないだろうしなぁ」 桃子「むー私がいるじゃないっすか!」 京太郎「モモは人から認識されないから一人で空気に話しかけてるみたいになるから」トオイメ 桃子「・・・・・・もうバレンタインも誕生日もクリスマスも初詣も一緒に過ごしてあげないっす」プイッ 京太郎「私めが悪うございました」ドゲザ 京太郎「この私と一緒に過ごしていただけないでしょうか?」フカブカ 桃子「もう~京さんは仕方ないっすね~」 桃子「私は優しいのでそんな京さんを見捨てないで一緒に過ごしてあげるっす」ニコニコ 京太郎「ははーありがたき幸せー」 桃子「くるしゅうないくるしゅうないっすよ」 桃子(こんな日が続くならずっと友達はいなくていいっす) 桃子(京さんが一緒にいてくれるならっす♪) ステルス少女と嶺上少女 桃子「むむむ」グルル 咲「ううう」アウアウ 桃子「京さん! これはどういうことっすか!?」 京太郎「えっと・・・これには深い訳があって・・・」ヒヤアセ 桃子「どうせ京さんのことだからこの子が教室で一人ぼっちになってるのを見てついつい話かけて仲良くなっちゃったんっすよね」 咲(この子もあだ名で呼んでる。なんか嫉妬しちゃうなぁ) 京太郎「・・・さすがモモだな、その通りご名答っす」アハハ 京太郎「とりあえずお互いのこと分からないしさ、自己紹介しよう。な?」 咲「えっと・・・あの、私は宮永咲って言います」 桃子「どうもっす。私は東横桃子っす」ジー 咲「京ちゃんとは同じ中学校で同じクラスです」 桃子(京ちゃん? むむーあだ名で呼ぶなんてライバル出現っすね) 咲「えっと、読書が趣味であんまり人と話すのが苦手だったんだけどね」 咲「ある日、そんな私に京ちゃんが話しかけてくれてそれをきっかけに仲良くなって今に至るというわけです」ニッコリ 桃子「私は小学校の時に京さんに一人でいるところを遊びに誘ってもらって以来ずっと仲良しさんっす」ニッコリ 桃子「もちろん何度もお互いの家に行ったり、お泊りもしたっす」 桃子「私と京さんとは幼馴染みだから当然っす」 咲「私は京ちゃんと一緒にお昼食べたり一緒に登下校してるもん」 桃子「・・・・」 咲「・・・・」 京太郎(・・・どうしてこうなった) 桃子「京さん!」ゴッ 咲「京ちゃん!」ゴッ 京太郎「はい! 何でございましょう?!」ガタガタ 桃子「今日は」ギュウ 咲「私と」ギュウ 京太郎「なぜ二人は俺の両手を掴んでるでしょうか・・?」ガタガタ 桃子「遊ぶっす!」 咲「遊ぶんだからね!」 ※この後色んな場所に連れ回されたようですがそれはまた別のお話 てるてるステルス 京太郎「ただいまー」 照「おかえり」 京太郎「・・・誰です?」 照「酷い・・・あんなに愛し合った仲なのに・・・」 京太郎「誰かが聞いたら誤解するようなこと言わないで下さい!」 桃子「・・・京さん?」ニッコリ 京太郎「誤解だあああああああああああ!!!」 桃子「もちろん京さんがそんなことしないって信じてるっす」 桃子(あんなに抱きついたりしても手の一つも出してこないっすもんねぇ) 桃子「で、この女性はどちらさまっすか?」 京太郎「咲のお姉さん。宮永照さんだよ」 桃子「あーなるほど。確かにそっくりな部分があるっすね」 照「なんか貶されてる気がするんだけど」 京太郎「き、気のせいじゃないっすかねぇ?」 照「京太郎、咲が今日休んだと思うんだけど何か持って行く物ある?」 京太郎「相変わらず律儀ですね」ガサゴソ 京太郎「はい、これですね」ワタシ 照「ありがと」ウケトリ 桃子「あ、照さん」 照「?」 桃子「私、東横桃子っす。咲ちゃんとは仲良くさせてもらってるっす」 照「咲から聞いてる。影の薄い女の子と友達になれたって」 照「でも咲は強いよ?」 桃子「もちろん負けないっすよ」 照「ふふ」 桃子「えへへ」 京太郎(俺の家なんだけどなぁ) ステルスと宮永姉妹と麻雀と 京太郎「」 桃子「ごめんなさいっす」 咲「ごめんね京ちゃん」ペコリ 照「今日もお菓子が美味しい」ポリポリ 京太郎「いやうん仕方ない初心者だし」 京太郎「それにしても皆すげー・・・こういう場合は強いでいいのか?」 桃子「そりゃそうっすよ」エッヘン 桃子(京さんと会えないから麻雀ばっかりしてたなんていえないっす///)イヤンイヤン 京太郎(モモがトリップしてる・・・話しかけないでおこう) 京太郎「そういや咲もすげー強いよな」 京太郎「なんつーかそこの違うとこの牌であがったりとか」 京太郎「照さんは南場?になったらずっとあがり続けてたり」 京太郎「咲があがらなかったら点数なくなってたぜ?」ナデナデ 咲「あぅぅ・・・///」プシュー 照「ちなみに私はまだ後三回の変身を残してる」 京太郎「勘弁してくださいマジで洒落にならないっす」ガタガタ 照「冗談」ポリポリ 京太郎「真顔で言われると冗談に聞こえないんですけど」 桃子「そういえば京さん」 京太郎(お、トリップ状態から帰ってきたのか) 京太郎「んー?」 桃子「携帯のアプリで麻雀出来るっすよ?」 京太郎「あるのは分かるけど、そういうのって沢山あってどれがいいかわからないんだよなぁ」ポチポチ 桃子「ちょっと見せるっす」ズイッ 京太郎(うぉぉ・・胸が肩に・・当たってる・・・モモのやつまた大きくなったか?///)マッカ 咲「京ちゃん鼻の下伸びてる」ジトー 照「やっぱり男の子だね」 京太郎(見られてるぅぅぅぅぅ////) 桃子「京さん、ちゃんと聞いてるっすか?」ギュウ 京太郎(さらに押し付けてきた!//) 京太郎「あ、ああ。ありがとなモモ//」 桃子「京さんのためだったら全然大丈夫っす」ハナレ 桃子「あと、麻雀で分からないことがあったら私に聞いて欲しいっす」 京太郎「ああ、頼らせてもらうぜ! 後でメールで送るからアプリで麻雀しようぜ」 桃子「もちろんっす。京さんの頼みであればたとえ火の中水の中っすよ」 京太郎「ありがてぇありがてぇ」ナムナム 咲「お姉ちゃん」 照「なに?」 咲「私も携帯欲しいんだけど」 照「じゃあ今度家族麻雀でお父さんから勝って買ってもらおう」 咲「ふふ、麻雀って楽しいよね」ゴッ 界「」ゾクッ 界「今なんか寒気が」 ※この後家族麻雀でボコボコにされた界さんがいらっしゃいますが本編とは関係ありません 海だ水着だステルスだ!~水着選び編~ 京太郎「夏と言えば海だよな!」 桃子「あー確かにっす」 京太郎「というわけで海に行こうぜ」 桃子「いいっすよ」 桃子「ただし、今から水着買いに行こうと思うんで京さんにも着いて来てもらうっす」ギュ 京太郎「ア、ハイ」 デパート~女性水着売場~ 桃子「京さ~ん」 京太郎「あのさ、ここにいるのすげー気まずいんだけど・・・」 桃子「逃げたら許さないっすからね!」 京太郎「逃げないから安心しろって」 桃子「私的にはこっちの黒のビキニとかもいいと思うっすけど京さんはどれがいいと思うっすか?」 京太郎「そうだなぁ・・・これとか?」 桃子(白のセパレートタイプっす。これを着て欲しいってことっすかね?) 桃子(ちょっと照れるっすね///) 桃子「京さんが着て欲しいなら・・・これにするっす///」 京太郎「おう、似合うと思うぜ///」 桃子「そうっすか///」 京太郎「ああ///」 桃子「じゃ、じゃあお会計に行って来るっす///」 京太郎「ちょっと待て」 桃子「え?」 京太郎「それ買ってやるよ」 桃子「いやそれは悪いっす。自分で払うっす」 京太郎「いいから。俺が海行きたくて俺がモモの水着も選んだんだからそれくらいさせて」 京太郎「たまには男をたたせてくれって」ニコッ 桃子「むぅ・・・じゃあ京さんの水着は私が払うっす!」 京太郎「あープレゼントみたいに?」 桃子「もちろんっす」 桃子「じゃなきゃその水着は私が払うっす」 京太郎「わかったわかった。じゃあそれでいいから」スタスタ 桃子「京さんに似合う水着選んどくっすー」テクテク 京太郎「さてと、お会計するか」 ※海水浴編に続きます お泊り会~小学校編~ 桃子「えへへー京さんと一緒のお布団っす」 京太郎「モモももっと近くにこいよ」 桃子「はいっす」 桃子「なんかこうしてると昔の私が嘘みたいっす」 京太郎「昔のモモのことはわかんねーけど、今のモモはすっげー楽しそうだぜ」 桃子「そりゃそうっすよ! だって最高の友達が出来たっすから!」 京太郎「俺もモモのこと最高の友達だと思ってるぜ」 桃子「仲良しさんっすね私たち」 京太郎「当たり前だろ」ナデナデ 桃子「えへへーっす」スリスリ お泊り会~中学校編~ 桃子「京さーん、なんで別の布団に入るんすかー」 京太郎「そりゃ昔みたいに同じ布団に入るなんて出来ないからな」 桃子「私は気にしないっすよー?」 京太郎「俺が気にするの!」 桃子「もーじゃあ、手だけでもいいんで握ってくださいっす」 京太郎「まぁ、それくらいなら」ギュウ 京太郎(やわらけぇ) 桃子「京さんと手を繋いでるとなんだか安心するっす」ニコニコ 桃子(本当は抱きつきたいっすけどね) 京太郎「モモはやっぱり寂しいか?」 桃子「そうっすね、学校行っても京さんがいないって思うと寂しいっす」 京太郎「いまさらだけどごめんな」 桃子「全然大丈夫っす。こうやって私のワガママでお泊りさせてくれるだけで」 京太郎「・・・・」 桃子「どうしたっすか?」 京太郎「悪い」モゾモゾ 桃子「こっちのお布団の方がいいっすか?」 京太郎「俺もちょっと寂しかったしな」ナデナデ 桃子「私、京さんの手で頭撫でられるの結構好きっすよ」 京太郎「そっか」ナデナデ 桃子「えへへー」ニコニコ
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京太郎「それはどういう意味で・・・」 菫「ここからは私が説明しよう。照では言葉が不足し過ぎている」 照「済まない。何せ、男性と話すのに慣れていないもので」 菫「言ってろ。さて、須賀君。続きを話すが・・・。いいね?」 京太郎「アッハイ」 菫「知っての通り、白糸台の麻雀部はインハイで2連覇している。日本最強といってもいい」 京太郎「はい、知ってます」 菫「それだけの麻雀部ともなると、当然部員数も増えてくる」 京太郎「そうですね」 菫「それだけ部員が増えて来ると、当然フラストレーションもたまってくる」 菫「何せ全員がレギュラーになれるわけでもない。腐ってくる部員や、欲求不満になる部員も出てくるだろう」 京太郎「それは困りますね」 菫「だろう?困るんだよ。そういう部員が出て私たちのインハイ3連覇の夢が断たれるのは。ここまではわかるね?」 京太郎「はい」 菫「だから君にはそういった部員の相手をしてもらいたいんだ」 京太郎「何で俺なんかが・・・」 菫「照の妹の咲さんの紹介だ。何でも、君は清澄ではハーレムエースと言われているそうじゃないか」 京太郎「それは、周りが勝手に言ってるだけで、俺にはそんな経験は・・・」 照「だが、女しかいない清澄の麻雀部で唯一の男子部員だったのだろう?」 菫「あそこにはインターミドルで活躍した上埜久・・・。いや、今は竹井久か。彼女をはじめ美少女揃いだ」 淡「何もなかったのかな~?」ニヤニヤ 渋谷「そういう環境で何もなかったっていうのはおかしいと思います」 京太郎「じ、実は・・・」 亦野「な、何かあったんですね!」ゴクリ 京太郎「一年に優希って子がいるんですが・・・」 淡「うんうん!」 京太郎「そ、その子に・・・」 渋谷「やっぱりね。何もない方がおかしいんです」 京太郎「パ、パンツを見せられちゃいました・・・///」 菫「な、何だと!清澄の風紀はどうなっている!?」 照「破廉恥にも程がある!」 京太郎「む、向こうが勝手に見せてきただけで」 淡「それにしても、一年なのにパンツ穿いてるだなんてませてるね~」 渋谷「エロス・・・///」 亦野「宮永先輩!清澄に確認をとったらどうでしょうか!?」 照「あ、ああ、そうだな。咲・・・まさか咲がパンツなんて穿いてるとは思えないが・・・」 菫「安心しろ、照。咲ちゃんは素直ないい子だ。パンツを穿くだなんてふしだらな娘ではないよ」 淡「うじゅじゅ~」 渋谷「それで・・・」 京太郎「はい、何でしょう?」 渋谷「パンツ・・・見せられてどうなったの・・・///」 亦野「まさかそのまま襲ったんじゃ・・・。うわっ、清澄高校乱れすぎですよ」 京太郎「いやいやいや。何もありませんでしたよ」 淡「えっ?じゃあ、パンツ見ただけなの?」 京太郎「ええ、そうなりますね」 淡「はぁ!?何それ!じゃあ、タダで女の子のパンツを見せてもらっただけだっていうの!?」 京太郎「ええ」 亦野「興奮・・・したんですか・・・?い、いや、別に興味があるわけじゃないんだけど・・・///」 京太郎「そうですね・・・。普段はまったく意識していない相手でしたが、パンツですよ?」 菫「ああ」 京太郎「まさかパンツを穿いていて、パンチラどころかモロに見せてきたわけです」 渋谷「大胆・・・///」 京太郎「俺は興味ないそぶりで必死にごまかしてましたけど、実際のとこ・・・」 淡「ワクワク」 京太郎「下半身は素直でした。そりゃもうギンギンです。ええ、もちろん勃起してましたとも」 淡「きゃー!きゃー!」 菫「う、うむ・・・まあそれが健全な男子の反応だろうな・・・///」 渋谷「・・・・・・・・・///」ポッ 亦野「あわわ・・・///」 照「はぁ・・・」 菫「電話終わったか。で、どうだったんだ?」 照「その優希って子、いつもパンツを穿いているというわけではないらしい」 淡「えーっ!?どゆことどゆことー?」 照「どうも、須賀君に見せたその時だけ穿いていたみたいだ」 亦野「えっ・・・」 渋谷「それってもしかして・・・」 菫「いや、だが・・・ありえない話ではないな・・・」 京太郎「何ですか?」 照「おそらくだがそれは・・・」 淡「勝負パンツだね。んん~、刺激的~♪」 京太郎「勝負・・・パンツだと・・・?」 照「女性が男性を欲情させるためにはくパンツ・・・だな・・・///」 京太郎「で、でも、その場には俺だけじゃなく他の人もいたんですよ?何故そんなのを見せたんですか?」 亦野「彼女には意図があったんですよ」 京太郎「意図・・・?」 亦野「そう、いわゆるセックスアピールってやつだね」 京太郎「セックスアピール・・・ゴクリ」 渋谷「つまり彼女は待っているということだね。自分のパンツを見たことによって発情した須賀君が自分を襲ってくれるのを」 京太郎「・・・・・・アイツ」 淡「・・・」 照「・・・」 菫「須賀君」ポン 京太郎「菫さん・・・」 菫「行ってこい」 京太郎「でも・・・!」 菫「君にはまっている人がいる・・・違うか?」 京太郎「・・・・・・・はい」 菫「ならば臆するな!行って!彼女を押し倒し!もう許してくれと彼女が懇願するまで突いて突いて突きまくって!」 菫「彼女の膣内を自分のモノで犯しつくしてこい!!」 京太郎「・・・・・・・・・・・・・・・はい!」 京太郎「菫さんありがとうございました。俺ちょっといってアイツのこと俺の肉棒なしじゃいられない身体にしてきます!」 菫「うむ!」 菫「だがその前に私たち5人の相手が先だぞ?」 京太郎「」 京太郎は精根尽きはてるまで虎姫と交わった カン
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198 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 03 08 52 ID WOTXHHfxO 恋愛ゲーってどうなんだ? やったら負けという気持ちと食わず嫌いは良くないという気持ち半々… 199 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 03 12 24 ID A/wJ5HMd0 198 合う人と合わない人が綺麗に分かれるジャンルだし、合わない人は無理に手を出さなくていいと思う。 200 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 03 14 37 ID rOEWrB2E0 恋愛ゲーはひとりでニヤニヤしながらプレイするのが楽しい ただ、これで無駄に時間を浪費した時の虚しさは他のゲームより大きい 201 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 03 19 23 ID shTk/fCV0 198 恋愛を題材にしたコミックや小説を読むのを躊躇うかい? つまりは、そういうこと。ゲームも同じ。 主人公=自分、よりも現在の主流は主人公=物語の登場人物って感じ。 202 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 03 39 54 ID 8xbrORQD0 恋愛ゲーは、半分ネタとして楽しめる人じゃないと辛いと思う。 ゲーオタの俺がこういうこと言っちゃマズイのかも知れないけど、 恋愛ゲー本気でのめりこんでるような人とは関わりたくないし、自分の周りにはいないと信じたい。 203 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 03 57 29 ID 9sIpuFr2O 198 最近、死滅しつつあるときメモみたいな育成ギャルゲーと、 サウンドノベルタイプで全然違うんで何とも言えんが、 前者ならゲーマーにはオススメできる。 後者は「気になるものをやってみて決めて」としか言えない。 どちらの要素もあるような違うような、バルドは大好き。 207 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 07 11 29 ID emG4LPh+0 ギャルゲはEver17やっとけ。 208 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 07 46 40 ID lxPEZ/750 P17nことプリズマティカリゼーションをですね(ry 209 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 07 56 45 ID qGB/g8no0 ヤンデレ祭りのネクストキングも忘れてもらっちゃ困るぜ 212 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 08 15 56 ID QzTOHonO0 PCだけど初ギャルゲーとしてリトルバスターズを遊んだら存外に面白かったり 227 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 12 23 46 ID HqAdIJFu0 ギャルゲが合うかどうかは、好きな漫画やらアニメやらで考えてみればわかるんじゃないかね 最近のハルヒだのらきすただの、あるいはハヤテとか色々。 女キャラがメインで進むストーリーに抵抗が無いなら、ジャンル自体に向いてないってことはないと思うよ 212の言ってるリトルバスターズなんて恋愛メインですら無いからなw 213 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 08 41 47 ID KAhRYzOC0 一月に乙女ゲーに吶喊予定な俺もいますが。 俺は面白ければなんでも良い雑食ゲーマーだから。 ・・・そういや今年ギャルゲーと呼ばれるジャンルをほとんど遊んでないな。 214 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 08 58 03 ID v/v52CGCO 最後に遊んだギャルゲーはPSの久遠の絆だったかな。 あれは面白かった。 215 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 09 11 08 ID qGSRx0sw0 ギャルゲーは縁がないね 絵や年代が似たようなのばかりだからなあ ケン月影の人妻ゲーならやってみたい 220 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 10 03 35 ID WgchsYi6O ときメモ2は発売当時に買って、後のEVSアペンドディスクも全部買ったが 本命を含む何人かが未クリアだ あの時ほどギャルゲー体力の衰えを感じたことはない 221 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 11 35 52 ID /8ejQ80s0 ときメモ2は子供時代のマップ移動がタルかったのが積み要因だったな。あれ以来ギャルゲーやってない。 EVSはある意味初音ミクの先祖なだけに惜しいシステムだった。 228 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 12 23 53 ID EyXi/MuR0 198 ADVゲームとして純粋にレベルの高いゲームもあるから、一括りにして敬遠するのはちと勿体無い。 ADVが好きなら、シナリオの評判が良いのを見繕ってプレイしてみると吉かも。 個人的には『Eve burst error』とかは震えたな。 純粋に恋愛シミュ系だったら・・・個人的には、『プリズムコート』が最高峰w 234 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 15 22 09 ID WPehdL+O0 228 ZERO ONE(SP)と同様にパロディだらけで、 名前からして推理小説家のパロディだったり、イベント名がアニメ・特撮の第●話のタイトルだったりするアレですね プリコーは恋愛SLGというかスポ根育成SLG+パロディ+恋愛ADVのようなw 名前ネタで興味湧いて十角館の殺人を買って読んだのは内緒w 富士通さん、2はでないんですか?(棒 251 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 17 08 21 ID EyXi/MuR0 234 確かに一口に恋愛SLGというとちょっと語弊があるかも。 初っ端のヒロインの自己紹介からして 「バレーは出来ないけど、きっと覚えます。だから、連れってってください!」 (返答の選択肢の一つが「馬鹿を言うなよ」) だったりと、古いパロディだらけだし。 でもADV部分もSLG部分も真面目に良い出来。 232 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 15 04 47 ID x9H3nhxu0 ギャルゲーだからと言って面白ゲームにめぐり合うチャンスを 棒に振るのはもったいないこと 233 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 15 19 20 ID KGogvxQU0 今はシステムに凝ったエロゲーも少なくなったような。 注意!以下のレスには「みつめてナイト(R含む)」のネタばれを含みます! +ネタばれを含むレスを見る ネタばれを含むレスを閉じる 253 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 17 24 00 ID q24agfGqO 俺はやった事無いけど、みつめてナイトは無印・Rともに友人がはまってて、よく話を聞いた。 ファンタジーな世界で戦争なんかが起きてるんだけど、ヒロインの一人が正体を隠した敵の将軍だったりするのは当たり前、 病弱ヒロインの飼ってた小鳥が死んだ時の選択肢で「お前も小鳥の所に行け」みたいのを選ぶと本当に自殺したりと、 名前から想像も出来ないくらい殺伐としてたとか。 あと、ヒロインにロリィとレズリーとかいうのがいた気がする。 やりすぎだろコナミw 255 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 18 13 14 ID 8gBjY6xT0 253 みつめてナイトは俺もおすすめ システムはまんまときメモで分かりやすいし 裏の設定が色々あるので TOのウォーレンレポートとかガンパレの諸々とか好きな人は会うと思う 注意!以下のレスには「みつめてナイト(R含む)」のネタばれを含みます! +ネタばれを含むレスを見る ネタばれを含むレスを閉じる 265 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 19 16 19 ID WPehdL+O0 253 Rはマスターアジア風味の師匠が良かったけど、無印の世界観ぶち壊しなので無印主義者にはオススメ出来ないw 無印は普通にオススメ出来るな ただ普通にイベントで死ぬ場合がある人が5人、生死不明が2人(病弱キャラ、確か未遂で終わったような)、 生死の狭間を彷徨った挙句主人公に見捨てられる人が1人、殺人未遂されたり誘拐されたりする人が1人 と実に殺伐としておりますが、無印・Rともにな(´・ω・`) 257 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 18 20 01 ID yi92fD7R0 コンシューマのADVならば アカイイトが好き…… 258 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/26(水) 18 25 32 ID jWsmyW6GO どき魔女 異論は認めない 637 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/12/28(金) 23 57 48 ID 56x2qyJw0 198 ようやく規制解除になったんで激しく遅レスで申し訳ないが、恋愛ゲーっぽい要素もある 東京魔人學園と九龍妖魔學園激しくオススメ 後者はカレーも食べ放題だしな… 名前の挙がったゲームタイトル一覧(ギャルゲかどうかはさておく) アカイイト 九龍妖魔學園紀 久遠の絆 東京魔人學園 シリーズ どきどき魔女審判! ときめきメモリアル2 ネクストキング 恋の千年王国 プリズマティカリゼーション プリズムコート みつめてナイト みつめてナイトR 大冒険編 リトルバスターズ! EVE burst error Ever17 -the out of infinity- ZERO ONE (SP)
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http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1346479251/ 優希「はぁ・・・」 咲「どしたの?」 優希「今月も赤字だじぇ」 和「またですか。そもそも一個数百円するタコスを毎日食べてるんですから当たり前です」 咲「一個300円だとして一日5個。それを一週間に五日で一ヶ月だと考えると・・・」 咲「嘘!?一ヶ月に30000円!?」 優希「休日にも食べるし300円より高いのだって食べるからもっといくじぇ」 和「いばらないで下さい」 優希「でも困ったじぇ・・・。このままじゃ借金が膨れ上がって体を売る破目になるかもしれないじょ・・・」 咲「えっ・・・優希ちゃん借金してるの!?」 和「バカなんじゃないですか。繰り返しますけど、優希はバカなんじゃないですか」 優希「てへ☆」 和「お茶目に舌を出してる場合じゃないでしょうに」 咲「アルバイトしたらどうかな、優希ちゃん」 優希「全国大会を控えたこの時期にバイトなんてできるわけないじぇ。常識で考えてよ咲ちゃん」 咲「ごめん・・・」 和「バカ優希。タコスで借金作ってる貴女が咲さんをどうこう言う資格はありません」 優希「はぁ・・・」 優希「おい京太郎。さっきから黙ってるけど、何してるんだじょ?」 京太郎「ああ。俺は県予選でも敗退しちゃったからな。バイトでも始めようと思って求人見てたんだよ」 優希「ほう、見上げた犬だじぇ」 京太郎「そうか?高校生なんだし別に普通だと思うけどな」 優希「京太郎に命じる。バイトをして私の借金を返済するんだじょ」 京太郎「は?やだよ。そんなのお前がなんとかしろよ」 和「優希は甘え過ぎなんですよ。この際、少し痛い目見た方がいいです」 咲「でも京ちゃん、借金が返せなかったら優希ちゃんは体を 売らなきゃなんないんだって。ねぇ、なんとかならないかなぁ・・・」ウルウル 優希「私が風俗で働いて変な病気で死ぬことになったら京太郎のせいだじぇ。お前は一生後悔するからな」 京太郎「咲・・・」 和「咲さんがそこまで言うのなら私が立て替えても・・・」ゴニョゴニョ 京太郎「わかったよ。優希がそんな目に遭うのを見過ごしても寝覚めが悪いもんな。 でも今回だけだぞ。あと、ちゃんと後で返してくれよな」 優希「やった~。お前はできる犬だと思ってたんだじぇ」 咲「よかったね、優希ちゃん」 和「死ねばいいのにこのタコス・・・」ボソッ 染谷「話は聞かせてもらったぞ、京太郎」 京太郎「染谷先輩!?」 染谷「優希の借金を返済するためにバイトするんじゃろ?よかったらわしの家でやっとる麻雀喫茶で働かんか?」 京太郎「いいんですか?」 染谷「おう、もちろんじゃ。その頭じゃバイト探すんも難儀するじゃろ」 咲「確かに金髪だとどこも雇ってくれるのためらっちゃうよね」 和「田舎ですしね」 京太郎「すみません染谷先輩」 染谷「何、困ったときはお互い様じゃあ」 優希「ねえねえ染谷先輩・・・」 染谷「なんじゃ?」 優希「先輩のお店になんだけど、京太郎のツケってことにしてタコス食いに行ってもいいか?」 京太郎「お前はまた借金を増やすつもりか!?」 咲「あ、あはは・・・」 和「ほんと、死ねばいいのに」ボソッ 京太郎(こうして俺は染谷先輩の麻雀メイド喫茶、Roof-topで働くこととなった) 染谷「こん店じゃあ広島弁ができんと話にならんけぇね」 京太郎「はぁ・・・」 染谷「まあおいおい慣れるじゃろ」 蒲原『すみませーん』 染谷「お客さんじゃ。よし、京太郎。注文をとってくるんじゃ」 京太郎「わかりました」 蒲原「ワハハー、メニューをもらおうか」 京太郎「はい、こちらになります」 衣「おい」 京太郎「はい、何でしょうか?」 衣「見ない顔だな。新顔か?」 京太郎「ええ。数日前から見習いという形でこの店に 衣「そうか。智美、もう決まったか?」 蒲原「うん。衣はメニュー見ないでいいのか?」 衣「衣の頼むメニューは決まってるからな」 蒲原「それじゃあ私は、このライトニングサンダータルタルエビフライ定食ランチをお願いしようかな」 衣「衣もそれで」 京太郎「えっ・・・」 京太郎(どうしよう・・・。マズイぞ・・・。ランチタイムはもう終わってるから、このランチタイム限定メニューは断らないと・・・) 京太郎「お、お客様・・・。失礼ですが当店のランチタイムは既に過ぎておりますのでそのメニューはちょっと・・・」 蒲原「ワハハ、そうなのか・・・。せっかく楽しみにしてたのにな・・・」 衣「なんとかならないのか?金ならあるぞ」 ドン! 京太郎(すごい札束だ!!ど、どうしたらいいんだ・・・!?染谷先輩・・・、俺は・・・) 京太郎(ざっと見て数十万以上はあるだろうな・・・。優希は月に数万単位でタコスを食ってる。 清澄に入学した4月からだからあれだけあれば優希の借金を払っておつりが出る・・・) 京太郎(まだこの店でお世話になって数日だから、知らないふりしてオーダー取っちまうか?作るのは厨房だしな・・・) 京太郎(で、でも俺にはそんなこと・・・) 京太郎「私の一存では・・・。上の者に聞いてきますので少々お待ち下さい」 蒲原「そうかー、わかったぞー」 衣「色よい返事を期待している」 染谷「あー、わかっとるわかっとる」 京太郎「えっ?」 染谷「よう頑張ったのう。たまに来るんじゃよ。ああいうの0が」 京太郎「そうなんですか?」 染谷「ああ。ランチタイム限定メニューをランチタイム外に出せっちゅうたり、 ディナー限定メニューを昼間に出せっちゅうばかたれがな」 京太郎「俺、どうしたらいいかわからなくて・・・」 染谷「今回はわしの対応をよく見て、次からはそれを見習った対応をするんじゃ」 京太郎「はい、わかりました!」 京太郎「すごいです先輩!まさかあんな強気な対応で断るなんて!」 染谷「ああいう客にいちいち付き合っとったらいくら時間があっても足りんけぇね。ああいうんをくれーまーいうんよ」 京太郎「でも、俺、自信ないっす・・・。もし変な接客してこの店の評判を落としたらって思うと・・・」 染谷「ふむ・・・。そんじゃあキッチンで働いてみるか?」 京太郎「俺がキッチンで!?」 蒲原「食べれなかったな・・・」 衣「うん・・・。衣、Roof-topのあの有名なライトニングサンダータルタルエビフライ定食ランチを楽しみにしてたのに・・・」 蒲原「学校終わってすぐ来たんだけど、ランチタイムには間に合わなかったからなー・・・」 衣「悔しくて衣は・・・衣は・・・」 蒲原「そういえば衣はなんでエビフライが好きなんだー?」 衣「話せば長くなるがいいか?」 蒲原「ワハハー、それじゃあ手短に頼む」 衣「あれは衣が中学に通っていたときのことだ・・・」 蒲原(何だか長くなりそうな気がするぞー) 衣「その頃、透華の父上も母上もお盛んで、衣は龍門渕の家に邪魔だったから東京の蒼山☆学院☆中等部に通ってたんだ」 蒲原「この長野からかー?」 衣「いや、衣は東京で独りで過ごさせられた」 衣「そこで衣は最初は普通の学校生活を送っていたのだが、ある一人の生徒に目をつけられたことから生活は一変する・・・」 蒲原「ある一人の生徒?」 衣「芸能人の黒鬼瞳の娘、伊知地萌子というんだ」 蒲原「黒鬼瞳っていったら超有名女優じゃないか!そんな大女優の娘に目をかけてもらったなんてすごいじゃないか!」 衣「・・・・・・・・・」 衣「その伊知地萌子は大女優の娘というだけあって親が学校に たくさんの寄付をしていたんだ。だから、どんな勝手も許された・・・」 蒲原「まあ大金持ちだし、名前も売れてるしな。学校も特別扱いしたくもなるさー」 衣「そうだな・・・。それで、その伊知地萌子なんだが、女優の娘というわりにはパッとしない容姿だった」 蒲原「地味なのか?」 衣「いや、こういうとき純ならなんというだろう・・・?ぶっちゃけ醜女だ、とでもいえばいいのだろうか?」 蒲原「つまりブスなのか・・・」 衣「うむ・・・。母に似ず、伊知地萌子は父に似たのかもしれない。 とにかく外見にコンプレックスを持っていたのか、衣を目の仇にし出したのだ・・・」 蒲原「そうだったのか・・・」 衣「伊知地萌子は卑劣な女だった・・・。小さくて抵抗できない衣をいいことに、暴虐の限りを尽くした・・・」 蒲原「酷い女だな、そのゴリラ」 衣「影ではそのあまりの傍若無人なわがままっぷりから、伊知地萌子を暴王の月(メルゼズ・ドア)と呼ぶ生徒もいたらしい」 蒲原「まあ、逆らえないなら陰でそう言う子が出るのもわからなくもないなー」 衣「最初はまだ可愛い方だった・・・。授業中にケシゴムの破片やカスを飛ばしてきたり、メカニカルペンシルで刺してきたり」 蒲原「いやいや、刺すのは可愛いなんてものじゃないだろ」 衣「いや、それ以上のことを衣はされてきたからな。列挙すると一時間では語り尽くせぬ」 蒲原「そんなに酷い奴なのか、その黒鬼瞳の娘の伊知地萌子って女は・・・」 衣「体育の授業の際、体操着への着替えは男女別々なのだが、 衣は伊知地萌子とその取り巻きに押さえつけられて男子の前で着替えさせられたことだって何度もある・・・」 蒲原「酷いな・・・」 衣「それだけじゃない・・・。立場の弱い男子生徒に無理矢理射精させて、 衣にその体液をかけさせたこともあるんだ・・・。伊知地萌子は笑ってたよ・・・。 いい笑顔だった・・・。母親である大女優、黒鬼瞳顔負けのな・・・」 蒲原「衣・・・」 衣「学校になんか通いたくないと衣はいつも思っていた・・・。 でも、不登校なんてしたら龍門渕の家の名前に傷をつけることになる・・・」 衣「そうなれば衣は龍門渕から追放されて行き場をなくすかもしれない・・・。 それに透華にも迷惑をかけたくなかったしな・・・。衣には逃げ場なんてなかったんだ・・・」 蒲原「・・・・・・・・・」 衣「それでも、衣は頑張って学校に通った。でも、伊知地萌子はそれを許さなかった・・・」 衣「小さくて可愛いって言われる衣が、あのゴリラみたいな顔のゴリラみたいな娘には気に入らなかったんだ・・・」 衣「親の金や権力でバレエの発表会の主役をしたり、 劇団したりしているあのゴリラには、小さくて可愛い衣が何よりも憎い存在に見えていたんだ・・・」 衣「そして大事となる事態が・・・起きたんだ・・・」 蒲原「衣、辛いなら無理に話さなくたっていいんbんだぞ?」 衣「いや、智美に隠し事はしたくない・・・。だから話させてくれ・・・」 蒲原「うん・・・わかったよ・・・」 衣「あろうことか、あの大女優である黒鬼瞳(くろきひとみ)の娘、 伊知地萌子はクラスメイトの男子に金を握らせて教室で公開レイプショーなどということを始めようとしたのだ・・・」 蒲原「何だって!?」 衣「教室にはたくさんの男子が詰めかけ、伊知地萌子はその男子たちから見物料としてたくさんのお金を巻き上げていた・・・」 蒲原「最低だな、黒鬼瞳(くろきひとみ)が38歳で高齢出産してできた娘、伊知地萌子っていう父親似のゴリラ女は・・・」 衣「伊知地萌子はその公開レイプシーンを撮影して、それを元にさらにお金を儲けようとしていた・・・」 衣「今までにも無理矢理脱がされて携帯で撮影されたりしたことは 日常茶飯事だった・・・。しかし、強姦されてるところを撮影しようだなんて常軌を逸している・・・。衣は逃げた・・・」 蒲原「でも、逃げ切れるものなのか・・・?」 衣「いや、衣は小さくて非力だ・・・。体力もない・・・。だから、女子トイレに逃げ込んだんだ・・・」 蒲原「なるほど、頭を使ったな。女子トイレになら男子は入ってこられない」 衣「その考えは甘かった・・・。逆に、密室は逃げ場がないということでもあったんだ・・・」 蒲原「そんな・・・まさか・・・」 衣「衣はトイレの中に鍵をかけて閉じこもった・・・。 だけど、伊知地萌子とその取り巻きはお金を握らせた男子共々入ってきたんだ・・・」 衣「鍵をかけたトイレなんて役に立たなかった・・・。あいつらは上から よじ登って衣の入るトイレに来て、中から鍵を開け衣を引き摺り出した・・・」 蒲原「衣・・・」 衣「そんなとき、トイレに間に合わない上級生が衣の学年のトイレに来たんだ・・・」 小走『おっと、そこのここは女性用トイレだぞ。何故男子がここにいるんだ?』 衣「上級生がトイレに来て、衣は一瞬助かることを期待した・・・。 だが、現実は衣に厳しかった・・・。衣は伊知地萌子とその仲間たちに、 人も来なくて逃げられないように別な階のトイレに連れ込まれたんだ・・・」 蒲原「・・・・・・・・・」 衣「抵抗は許されなかった・・・。衣は何度も泣いて許して欲しいと嘆願した・・・。 だが、大女優でる黒鬼瞳(黒木瞳)の娘である伊知地萌子は ニヤニヤしながらずっと衣にカメラのレンズを向けていたんだ・・・」 衣「男子生徒に何度も乱暴に犯され、射精され、衣は死にたいとずっと思ってた・・・。 逃げることも、抵抗することもできず、衣はただずっと犯されつづけた・・・」 蒲原「・・・・・・・・・」 衣「そして、伊知地萌子とその取り巻きはそれをニヤニヤしながら眺め、 男子生徒にもっと激しくするよう言い、衣は悪魔のようだと思った・・・」 衣「その事件は当然学校にも発覚した・・・。だけど、黒鬼瞳(くろきひとみ)の娘が 首謀者ということで隠蔽されることになったんだ・・・。学校も見てみぬふりなんだ・・・」 蒲原「そんな・・・」 衣「だけど、黒鬼瞳(くろきひとみ)に反感を持つ者たちが各所にリークしたんだ・・・。衣が犯されたその事件を・・・」 衣「衣はそんなのは無駄だと思って諦めてたし、衣が犯されて撮影され、 その動画を伊知地萌子に公開されたなんて知られるのは嫌だった・・・」 衣「龍門渕の名前に泥を塗ることにもなるし、衣は・・・衣は・・・」 蒲原「もういい、もういいんだ、衣・・・」 衣「結局、衣は停学処分を受けた・・・」 蒲原「えっ・・・!?なんで被害者の衣が停学になるんだ・・・!?」 衣「加害者である伊知地萌子とその取り巻きも、名目上停学処分となった・・・。 でも、親バカで知られる黒鬼瞳(くろきひとみ)は、学校への莫大な寄付金や知名度を盾に、 うちの子だけ処分されるのはおかしい!される方が悪いんだって口を出して・・・」 蒲原「あの娘あってあの親あり・・・か・・・」 衣「それで、学校は衣に厳しい処分を下したんだ・・・」 蒲原「そっか・・・」 衣「衣はもらわれた子だからな・・・。龍門渕が助けてくれるなんてことはなかった・・・」 衣「そんな事件があったことで、衣はもう蒼山☆学院☆中等部には いられなくなって、透華に連れられて長野にまた戻ってきたんだ・・・」 蒲原「学校の上層部ももみ消しに協力してるんじゃな・・・。 そして、黒鬼瞳(くろきひとみ)親娘に媚を売って被害者に停学処分を下すくらいだし・・・」 衣「傷付いた衣を優しく慰めてくれたのが透華だった・・・。透華は衣が東京を去るとき、エビフライをご馳走してくれたんだ・・・」 衣「その時衣は久しぶりに人の心の優しさに触れたような、そんな安堵感を感じたんだ・・・」 衣「衣はレストランの中だというのに泣いた・・・。泣きながら透華がご馳走してくれたエビフライを食べた・・・」 衣「正直、泣いていて味はよくわからなかったかもすれない・・・。 でも、間違いなくあれは天上たる美味であったと断言できる・・・。透華の優しさの味だったのだから・・・」 蒲原「それで衣はエビフライが好きになったのか・・・」 蒲原と衣がライトニングサンダータルタルエビフライ定食ランチを食べられることはなかった・・・ 京太郎はその後、Roof-topで頑張って一人前と認められるようになり、片岡優希の借金を完済した・・・ そして伊知地萌子は中学時代の恨みを晴らすべく、衣と共に居た蒲原もろとも衣を始末する・・・ しかし、黒鬼瞳(くろきひとみ)が各所に手を回し表沙汰になることもなく、伊知地萌子が罪に問われることもなかった・・・ 大女優でる黒鬼瞳(黒木瞳)とその娘である伊知地萌子は今日も笑っている・・・ 我々特権階級は何をしても許されるのだと・・・ 完
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794 : ◆UNNCnfZIx6[saga]:2012/09/04(火) 23 43 14.59 ID n26dABvCo 智美「えー私からは以上だなー。みんながんばってくれ」 久「それじゃあまずは挨拶代わりに新入生同士で麻雀して貰おうかしら」 久「適当に卓に座ってちょーだい」 京太郎「お、いきなり打たせてくれるのか」 京太郎「正直不安が大きすぎるんだが……」 京太郎「とりあえずここに座るか」 対戦相手 798 800 802 コンマ判定(被った場合はモブ) 0~20 宮永咲 21~40 原村和 41~60 片岡優希 61~80 南浦数絵 81~99 東横桃子 815 :◆UNNCnfZIx6[saga]:2012/09/05(水) 00 06 10.98 ID JIgQqhXuo 南浦数絵 東横桃子 原村和 数絵「あぁ須賀君か。貴方と対戦する事になるなんて偶然ね」 和「よろしくお願いしますね須賀君」 京太郎「よろしくな。って相手の一人は原村かよ。こりゃ負けたな」トホホ 和「やってみないと分かりませんよ?」 和「もちろん私も負けるつもりは有りませんけど」 数絵「しかしもう一人がなかなか決まらないわね」 京太郎「え?いやそこにいるんじゃ……」 和「え?」 桃子「もしかして私が見えてるっすか!?」 数絵&和「「え!?」」 京太郎「いや見えてるも何もさっきからいた……」 京太郎「ってもしかして俺しか見えてなかった?」 数絵&和首を縦に振る 桃子「仕方ないっす。私存在感薄いっすから」アハハ 京太郎「?でも確かクラスにいたような……」 桃子「そうですよ。クラスメイトっす」 桃子「と言う事はクラス分けの時から気付いてた?」 京太郎「いやまぁなんとなくだけど……」 桃子「すごいっす。私を初対面でから認識した人は今までいなかったっすから」 桃子「いつもは何とかこちらから動かないと駄目でしたんで……」 桃子「名前聞いてもいいですか?私は東横桃子っす」 京太郎「須賀京太郎だ。改めてよろしくな」 桃子「須賀君ですね。よろしくっす」 822 : ◆UNNCnfZIx6[saga]:2012/09/05(水) 00 13 33.39 ID JIgQqhXuo 【対局】 京太郎「まずは親決めだな」 コンマの高い順に東南西北 京太郎 825 数絵 827 モモ 829 和 831 836 : ◆UNNCnfZIx6[saga]:2012/09/05(水) 00 21 35.80 ID JIgQqhXuo 東:京太郎 南:数絵 西:モモ 北:和 京太郎「俺が親からか……」 京太郎「良い牌来い、良い牌来い」 聴牌判定 京太郎 838 数絵 840 モモ 842 和 844 848 : ◆UNNCnfZIx6[saga]:2012/09/05(水) 00 33 13.48 ID JIgQqhXuo 【基礎雀力】 LVに応じてその局で聴牌をする確率を上げます。基本的にLV0ならコンマ60以上で聴牌できますが、LVが1上がる毎に-5されます 【デジタル】 コンマの最低値がLv×10上がる たとえばデジタル力Lv5ならコンマ01だった場合最低値50まで保障 【オカルト】 コンマに+Lv×5 例えばオカルト力Lv5ならコンマに+25 京太郎 【基礎雀力】LV0 【デジタル】LV0 【オカルト】LV0 数絵 【基礎雀力】LV6 【オカルト】LV4 モモ 【基礎雀力】LV5 【オカルト】LV4 和 【基礎雀力】LV8 【デジタル】LV7 よって 京太郎 コンマ60以上 61 数絵 コンマ30以上 92 モモ コンマ35以上 80 和 コンマ20以上 45 852 : ◆UNNCnfZIx6[saga]:2012/09/05(水) 00 40 49.56 ID JIgQqhXuo 京太郎「よし聴牌だ」 京太郎「でも絶対皆もそうだろうな……」 京太郎「あーもうこいこいこい」 和了判定 京太郎 854 コンマ00時スキル【ザ・ゼロ】発動 数絵 856 +20 モモ 858 +20 スキル【ステルス】未発動 和 860 最低値70 866 : ◆UNNCnfZIx6[saga]:2012/09/05(水) 01 04 05.82 ID JIgQqhXuo 和了 京太郎 親ツモ 京太郎「よし来た!ツモだ!」 868 871 : ◆UNNCnfZIx6[saga]:2012/09/05(水) 01 07 53.40 ID JIgQqhXuo パターン3 874 00~30 1500 31~60 2900 61~80 5800 81~99 11600 876 : ◆UNNCnfZIx6[saga]:2012/09/05(水) 01 15 54.57 ID JIgQqhXuo 1500 京太郎「ツモ。ええっと点数は……1500かよ」 京太郎:26500(+1500) 数絵:24500(-500) モモ:24500(-500) 和:24500(-500) 877 : ◆UNNCnfZIx6[saga]:2012/09/05(水) 01 21 05.23 ID JIgQqhXuo 京太郎「まぁ幸先としては十分か。寧ろ上がれただけで良かったんじゃないだろうか」 聴牌判定 京太郎 879 60以上 数絵 880 30以上 モモ 882 35以上 和 883 20以上 885 : ◆UNNCnfZIx6[saga]:2012/09/05(水) 01 26 28.97 ID JIgQqhXuo 京太郎「よしまた聴牌だ」 和了判定 京太郎 887 コンマ00時スキル【ザ・ゼロ】発動 数絵 889 +20 モモ 890 +20 スキル【ステルス】未発動 ※ノーテン 和 892 最低値70 916 : ◆UNNCnfZIx6[saga]:2012/09/05(水) 21 10 10.21 ID JIgQqhXuo 子パターン 917 点数 919 921 : ◆UNNCnfZIx6[saga]:2012/09/05(水) 21 16 42.20 ID JIgQqhXuo 和「ツモ。2000です」 京太郎(流石原村。取られたら速攻取り返してきたぜ) 京太郎:25500(+500) 数絵:24000(-1000) モモ:24000(-1000) 和:26500(+1500) 930 : ◆UNNCnfZIx6[saga]:2012/09/05(水) 21 20 32.61 ID JIgQqhXuo 京太郎「3連続聴牌とか調子良いんじゃないか?」 京太郎「このまま和了といきたいが……」 和了判定 京太郎 932 コンマ00時スキル【ザ・ゼロ】発動 数絵 933 +20 モモ 935 +20 スキル【ステルス】未発動 ※ノーテン 和 936 最低値70 937 : ◆UNNCnfZIx6[saga]:2012/09/05(水) 21 25 30.81 ID JIgQqhXuo 数絵 親ツモ 親パターン 939 点数 941 943 :◆UNNCnfZIx6[saga]:2012/09/05(水) 21 33 40.07 ID JIgQqhXuo 数絵「今日は東場から調子が良いわね。ツモ、7700よ」 京太郎(げ、南浦さんもかなりやるみたいだな……」 京太郎:22900(-2100) 数絵:31700(+6700) モモ:21400(-3600) 和:23900(-1100) 【東二局】 聴牌判定 京太郎 923 60以上 数絵 925 30以上 モモ 926 35以上 和 928 20以上 950 : ◆UNNCnfZIx6[saga]:2012/09/05(水) 21 37 24.58 ID JIgQqhXuo 京太郎「流石に4連続とか甘かったか……」 京太郎「振り込まないように気をつけないと……」 和了判定 京太郎 952 ※ノーテン 数絵 953 +20 ※ノーテン モモ 955 +20 スキル【ステルス】未発動 和 956 最低値70 957 : ◆UNNCnfZIx6[saga]:2012/09/05(水) 21 41 15.80 ID JIgQqhXuo モモ 子ツモ 子パターン 959 点数 961 963 : ◆UNNCnfZIx6[saga]:2012/09/05(水) 21 44 56.30 ID JIgQqhXuo モモ「ツモ。1100っす」 京太郎:22600(-2400) 数絵:31100(+6100) モモ:22500(-2500) 和:23600(-1400) 【東三局】 聴牌判定 京太郎 970 60以上 数絵 971 30以上 モモ 973 35以上 和 974 20以上 976 : ◆UNNCnfZIx6[saga]:2012/09/05(水) 22 21 49.60 ID JIgQqhXuo 京太郎「今度は上がるぞ」 和了判定 京太郎 978 コンマ00時スキル【ザ・ゼロ】発動 数絵 979 +20 モモ 981 +20 スキル【ステルス】未発動 和 982 最低値70 985 : ◆UNNCnfZIx6[saga]:2012/09/05(水) 22 24 56.40 ID JIgQqhXuo モモ 親ロン 対象:京太郎 子パターン 987 点数 989 992 : ◆UNNCnfZIx6[saga]:2012/09/05(水) 22 28 24.58 ID JIgQqhXuo モモ「悪いっすね。それロンっす。満貫っすよ」 京太郎「げっ。振り込んじまった……」 京太郎:10600(-14400) 数絵:31100(+6100) モモ:34500(+9500) 和:23600(-1400) 8 : ◆UNNCnfZIx6 [saga]:2012/09/05(水) 22 47 54.00 ID JIgQqhXuo 京太郎:10600(-14400) 数絵:31100(+6100) モモ:34500(+9500) 和:23600(-1400) 【東三局】 聴牌判定 京太郎 10 60以上 数絵 12 30以上 モモ 13 35以上 和 15 20以上 17 : ◆UNNCnfZIx6 [saga]:2012/09/05(水) 22 51 47.41 ID JIgQqhXuo 京太郎「手が揃わないな。こういう時は振り込まないようにしないと……」 和了判定 京太郎 20 ※ノーテン 数絵 22 +20 モモ 24 +20 スキル【ステルス】未発動 和 25 最低値70 25 : ◆UNNCnfZIx6 [saga]:2012/09/05(水) 22 56 01.79 ID JIgQqhXuo 数絵 子ロン 対象:モモ 子パターン 27 点数 29 30 : ◆UNNCnfZIx6 [saga]:2012/09/05(水) 23 01 39.38 ID JIgQqhXuo 数絵「それロン。満貫だ」 モモ「やられたっす……」 京太郎:10600(-14400) 数絵:39100(+14100) モモ:26500(+1500) 和:23600(-1400) 【東四局】 聴牌判定 京太郎 32 60以上 数絵 34 30以上 モモ 35 35以上 和 37 20以上 38 : ◆UNNCnfZIx6 [saga]:2012/09/05(水) 23 06 26.06 ID JIgQqhXuo 京太郎「ここは我慢の時か……」 和了判定 京太郎 40 ※ノーテン 数絵 41 +20 ※ノーテン モモ 43 +20 スキル【ステルス】未発動 和 45 最低値70 45 : ◆UNNCnfZIx6 [saga]:2012/09/05(水) 23 10 26.47 ID JIgQqhXuo 和 親ツモ 親パターン 47 点数 49 53 : ◆UNNCnfZIx6 [saga]:2012/09/05(水) 23 18 54.20 ID JIgQqhXuo 和「ツモ。2100です」 京太郎「げっ。気付いたら俺一人マイナスじゃないか……」 京太郎:9900(-15100) 数絵:38400(+13400) モモ:25800(+800) 和:25700(+700) 【東四局】 聴牌判定 京太郎 55 60以上 数絵 56 30以上 モモ 58 35以上 和 59 20以上 62 : ◆UNNCnfZIx6 [saga]:2012/09/05(水) 23 28 19.30 ID JIgQqhXuo 流局 京太郎「全員ノーテンという事はまた俺が親か」 数絵「さて私の本気を見せようかしら」 京太郎「え?」ゾクッ 京太郎:9900(-15100) 数絵:38400(+13400) モモ:25800(+800) 和:25700(+700) 【南一局】 スキル【南場の風】発動 数絵 【基礎雀力】LV6 【オカルト】LV4→LV6 打点コンマ+20 聴牌判定 京太郎 63 60以上 数絵 64 30以上 モモ 66 35以上 和 67 20以上 69 : ◆UNNCnfZIx6 [saga]:2012/09/05(水) 23 33 29.10 ID JIgQqhXuo 京太郎「ヤバイ。聴牌はしたけど、なんか南浦さんの雰囲気が東場と違うぞ……」 和了判定 京太郎 71 コンマ00時スキル【ザ・ゼロ】発動 数絵 73 +30 モモ 74 +20 スキル【ステルス】未発動 ※ノーテン 和 76 最低値70 79 : ◆UNNCnfZIx6 [saga]:2012/09/05(水) 23 37 30.35 ID JIgQqhXuo 数絵 子ロン 対象:京太郎 子パターン 81 点数 83 +20 85 : ◆UNNCnfZIx6 [saga]:2012/09/05(水) 23 42 24.38 ID JIgQqhXuo 数絵「それロンね。3200」 京太郎「南浦さんつよい」 京太郎:6700(-18300) 数絵:41600(+16600) モモ:25800(+800) 和:25700(+700) 【南二局】 スキル【南場の風】発動 数絵 【基礎雀力】LV6 【オカルト】LV4→LV6 打点コンマ+20 聴牌判定 京太郎 87 60以上 数絵 88 30以上 モモ 90 35以上 和 91 20以上 92 : ◆UNNCnfZIx6 [saga]:2012/09/05(水) 23 47 28.51 ID JIgQqhXuo 京太郎「これ以上はトバされる。なんとか踏みとどまらないと」 和了判定 京太郎 93 コンマ00時スキル【ザ・ゼロ】発動 数絵 95 +30 モモ 96 +20 スキル【ステルス】未発動 和 98 最低値70 99 : ◆UNNCnfZIx6 [saga]:2012/09/05(水) 23 50 42.85 ID JIgQqhXuo モモ 子ツモ 子パターン 101 点数 103 105 : ◆UNNCnfZIx6 [saga]:2012/09/05(水) 23 56 07.59 ID JIgQqhXuo モモ「ツモ、2700っす」 京太郎:6000(-19000) 数絵:40600(+15600) モモ:28500(+3500) 和:25000(+0) 【南三局】 スキル【南場の風】発動 数絵 【基礎雀力】LV6 【オカルト】LV4→LV6 打点コンマ+20 聴牌判定 京太郎 107 60以上 数絵 108 30以上 モモ 110 35以上 和 111 20以上 112 : ◆UNNCnfZIx6 [saga]:2012/09/06(木) 00 01 09.49 ID lB8a/BASo 京太郎「ヤバイヤバイ……もうギリギリなのに手が揃わねー!」 和了判定 京太郎 114 コンマ00時スキル【ザ・ゼロ】発動 ※ノーテン 数絵 116 +30 モモ 117 +20 スキル【ステルス】未発動 ※ノーテン 和 119 最低値70 118 : ◆UNNCnfZIx6 [saga]:2012/09/06(木) 00 03 55.11 ID lB8a/BASo 和 子ツモ 子パターン 120 点数 122 124 : ◆UNNCnfZIx6 [saga]:2012/09/06(木) 00 09 28.14 ID lB8a/BASo 和「ツモ。5200ですね」 京太郎「あと一局。せめて飛ばされるのだけは避けたい!」 京太郎:4700(-20300) 数絵:39300(+14300) モモ:25900(+900) 和:30200(+5200) 【南四局】 スキル【南場の風】発動 数絵 【基礎雀力】LV6 【オカルト】LV4→LV6 打点コンマ+20 聴牌判定 京太郎 125 60以上 数絵 126 30以上 モモ 128 35以上 和 129 20以上 130 : ◆UNNCnfZIx6 [saga]:2012/09/06(木) 00 13 16.44 ID lB8a/BASo 京太郎「……振り込みませんように振り込みませんように」 和了判定 京太郎 132 コンマ00時スキル【ザ・ゼロ】発動 ※ノーテン 数絵 134 +30 モモ 135 +20 スキル【ステルス】未発動 和 137 最低値70 140 : ◆UNNCnfZIx6 [saga]:2012/09/06(木) 00 16 25.62 ID lB8a/BASo モモ 子ツモ 子パターン 142 点数 144 146 : ◆UNNCnfZIx6 [saga]:2012/09/06(木) 00 21 25.43 ID lB8a/BASo モモ「ツモ、2100っす」 京太郎「た、耐えた……」 京太郎:4200(-20800) 数絵:38800(+13800) モモ:28000(+3000) 和:29100(+4100) 【終局】 一位 南浦数絵 38800(+13800) 二位 原村和 29100(+4100) 三位 東横桃子 28000(+3000) 四位 須賀京太郎 4200(-20800) 147 : ◆UNNCnfZIx6 [saga]:2012/09/06(木) 00 34 25.35 ID lB8a/BASo 京太郎「あーもう負けた負けた。つえーよお前ら」 数絵「須賀君はもう少し麻雀を勉強した方が良いわね」 和「そうですね。それでも南浦さんはかなり強かったです」 和「間違ってたらすみませんが、もしかして南浦プロの関係者ですか?」 数絵「ええ私のお爺様よ」 桃子「マジっすか!?道理で強いわけっす……」 京太郎「プロの孫に中学インターミドルの優勝者と同卓とか勝てるわけねーよ……」 桃子「そうっすよねー」 京太郎「いや東横さんも結局プラスじゃないか……」 桃子「いやーそれはたまたまっすよ。お二人に比べたら全然……」 京太郎「それでもマイナスよりマシだろ。泣きたいぜ……」 数絵&和&桃子「「「あはははは……」」」苦笑 【基礎雀力】の経験値が溜まりました 【基礎雀力】がレベルアップしました LV0 → LV1 【デジタル】経験値が溜まりました 【オカルト】経験値が溜まりました 150 : ◆UNNCnfZIx6 [saga]:2012/09/06(木) 00 53 02.94 ID lB8a/BASo 久「大体何処も終わったみたいね」 久「気になる一年生はいたかしら?」 智美「流石に中学インターミドル優勝者の原村和は堅実と言うか、あれはかなり強そうだぞー」 ゆみ「そうだな。私は東横桃子だったか、彼女が気になったな」 衣「衣はそうだなー……リンシャン使いとあの猫娘だな」 智紀「……誰?」 純「あーあそこにいる奴じゃね?確か、宮永咲と片岡優希だったか」 久「なるほど。確かに彼女達は凄いわね」ペラッペラッ 久「宮永咲って子は嶺上開花での和了がかなり多いわ。偶然とは考えられないくらい」 久「片岡優希は東場での爆発力が凄いわね。点数のほぼ全てを東場で稼いでる」 まこ「ほーそれは凄いの」 憩「うちは南浦数絵さんやったっけ、南浦プロのお孫さんらしいんやけど噂に違わずやと思いますー」 透華「いずれにしても私に適うほどではありませんわ」オーホッホッホ 151 : ◆UNNCnfZIx6 [saga]:2012/09/06(木) 00 59 15.11 ID lB8a/BASo 【アパート】 京太郎「あー疲れたー」ゴロン 京太郎「マジで強かったなあいつら」 京太郎「それに皆かわいいし、おもちも……」 京太郎「……アレ?俺実はすげー役得だったんじゃね?」 京太郎「しまったー!もっと堪能すべきだったー!」 153 : ◆UNNCnfZIx6 [saga]:2012/09/06(木) 01 06 38.67 ID lB8a/BASo 京太郎「うう……でも麻雀部に行けばまたやれる可能性もあるわけだし」 京太郎「一応南浦さんも東横さんもクラスメイトだし、原村も咲の友達だから会う機会は有るだろ」 京太郎「なんか俺すっげーわくわくしてきたぞ」 京太郎「そういやおもちで思い出したけど、神代さん達にお礼してもらう約束もあったんだよな」 京太郎「でもバイト決めようかと思ってたし……」 京太郎「どうするか」 157 明日の放課後行動安価 ※選んだ選択肢により明日の放課後パートの行動が決まります 1.バイト探すか【再安価有り】 2.お礼をしてもらう【霞に電話】 3.まぁいいか【放課後パート有り】 158 : ◆UNNCnfZIx6 [saga]:2012/09/06(木) 01 12 20.41 ID lB8a/BASo バイト探すか 京太郎「バイト探すか」 京太郎「小遣いも一応貰ってるけど、やっぱ必要だしな」 京太郎「さて今募集してるバイトはっと……」 162 バイト先安価 1.旅館松実館 2.龍門渕で執事 3.鷺森レーン 4.雀荘Roof-top 5.霧島神社 6.C地区中央病院 7.日本語学校アシスタント 8.D地区ファミレスワグナリア 165 : ◆UNNCnfZIx6 [saga]:2012/09/06(木) 01 20 18.53 ID lB8a/BASo 鷺森レーン 京太郎「ふむふむ鷺森レーンか……」 京太郎「ボウリング場とか楽しそうだな」 京太郎「これは確かB地区にあるんだっけ」 京太郎「よしこれにしよう。現地面接で採用検討らしいから明日行ってみるか」 【明日の放課後パートに“鷺森レーンでバイト面接”が入りました】 <<前に戻る|4月へ|次に進む>>
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http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1377983742/ 久「そう。インターハイも終わって夏休みも残り少ないけど後身育成の為にね」 和「合同と言うことはまた以前の3校ですか?」 久「いいえ。今度は別の学校よ」 まこ「ほう。いったい何処とやるんじゃ?」 久「なんとあの白糸台! そしてもう1校、阿知賀女子が来るわ」 咲「白糸台!? それってお姉ちゃんの」 久「ええ。話を持ち掛けてくれたのは阿知賀の赤土先生なんだけど、じゃあ一緒にどうかって白糸台に連絡を取ったら先方も是非にって」 咲「わぁ、じゃあ久し振りにお姉ちゃんに会えるんですね」 優希「咲ちゃん嬉しそうだじぇ!」 和「よかったですね。咲さん」 咲「うん! ありがとう、優希ちゃん和ちゃん」 咲「あ、でも……合同合宿って事は京ちゃんは……」チラッ 京太郎「あ、はは……まぁ俺に気にせずみんなで行ってきてくれよ」 久「ああ、今回は須賀君にも参加してもらうから」 久以外「えっ!?」 久「言ったでしょう? 後身育成の為の合宿だって」 久「須賀君も立派な部員なんだから。もっと強くなってもらわないとね」 和「けど、私達は構いませんが先方は大丈夫なんでしょうか」 久「その点もだーいじょーうぶ。バッチリ許可を取ってあるから」 久「雑用を任されるって言ったら二つ返事でOKしてくれたわ」 京太郎「あはは、はぁ……雑用するのは確定なんですね」 久「そりゃ唯一の男手なんですもの。頼りにしてるわよ男の子」 京太郎「はぁ……わっかりました! 雑用でもなんでもやりますから是非連れて行ってください!」ペッコリン 久「よし! 良い返事ね」 咲「よかったね京ちゃん!」 和「頑張りましょうね須賀君」ニコ 京太郎「ああ! ありがとな咲、和」 優希「これで少しは成長してくれれば京太郎も練習相手になるんだじぇ! 今のままじゃよわよわ過ぎてただのカモだじぇ」 和「優希、そんな言い方をしてはダメですよ」 京太郎「はん! 見てろよ今にお前より強くなってやるからな!」 優希「ほほう! このゆーき様より強くとは大きく出たもんだじゃ」 まこ「くく、まぁ練習相手云々は置いておくとして合宿の間お前さんをシゴけるのかと思うとなかなか楽しそうじゃの」ククク 京太郎「う、お、お手柔らかにお願いします」 久「はいはい意気込みもいいけどこっち注目」パンパン 久「合宿は3日後。はぐれても行けないからいったん学校に集まること。良いわね咲?」 咲「な、なんでそこで私に振るんですかぁ?」 咲以外(そりゃ……) 京太郎「じゃあ当日の朝は俺が迎えに行ってやるよ」 咲「学校までなら迷わないよ!」プンプン まこ「はいはいじゃれないじゃれない」 咲「じゃれてません!///」 久「と、まぁそう言うわけだから明日から当日まで部活はお休みね準備とかもあるでしょうし。いいわね」 久以外「はい」 久「じゃあこれで今日の部活は終了。解散!」 全員「お疲れ様でした!」 ――――― ――― ― 1年生が帰った後 まこ「のう久、この合宿ってのは」 久「相変わらず聡いわね。そうよ」 久「あの子達のおかげで夢の全国制覇を達成できたこれはそのちょっとしたお礼よ」 まこ「また回りくどい事を、素直に慰安旅行だと言えばよかろうが」 久「嫌よそんなの、なんか……恥ずかしいじゃない///」 久「それに合宿って言うのも別に嘘ってわけじゃないわ。ただそういう言い方も出来るってだけよ」 まこ「はいはい。お前さんがそう言うならそういう事にしとくか」 久「あ、なにその言い方、可愛くない」 まこ「はいはい。さーてわしも帰るとするか」 久「早!? あ、ちょっと待って」 まこ「ほれ、はようせんか」スタスタ 久「言いながら置いていかないでよ! ちょっとまこー!」タタタ ガチャ、バタン!、カチャン 電車に揺られバスに揺られやって来ました合宿場。 京太郎「へぇ、なかなか良いとこですね。落ち着いた感じで」 まこ「なんじゃノスタルジックな感じじゃの」 優希「そんなことより早く行こうじぇ!」 京太郎「そうだな。…………ん?」 優希に促がされながら歩き出そうとするとあるものが目に留まる。 その名も自動販売機。 京太郎「ふむ……」 逡巡、後の閃き。 京太郎「すまん。ちょっと待っててくれ」 咲「京ちゃん?」 咲の声を半ば無視しつつ、俺は自販機に硬貨を投入。 ボタンを押して商品を取り出す。うえぇ熱い。 和「飲み物ですか? それなら私、水筒にアイスティーを入れてきましたけど」 日傘を差した和がそういって少し手荷物を振ってみせる。 優希「うわぁしかもホットコーヒー。京太郎、暑さでとうとう頭までやらっれちゃったじぇ」 京太郎「ああ、これはこれで良いんだよ。その内わかる。和のは後の楽しみにさせてもらうよ」 和「はぁ……」 要領を得ないと言った感じだ。でしょうねぇ。 久「あなた達、しゃべってると置いてくわよ」 1年生「はーい」 旅館前 その玄関先でごろ巻いてるあの集団は、 久「弘世さん」 菫「! ああ、竹井部長か。先週の電話以来だな」 振り返ったのは白糸台の部長である弘世先輩。 照「咲、久し振り」 弘世先輩と並んで咲のお姉さんである照さんが振り返る。 咲「うん。直に会うのは久し振りだねお姉ちゃん」 咲は照さんに会えて本当に嬉しそうだ。 照「咲、少し見ない間にまた大きくなって」 咲「やだお姉ちゃん、親戚のおばさんみたい」クスクス 2人もいろいろあったが今となってはそれも過去。気兼ねなく話せている。 美しい姉妹愛だ。 誠子「お久し振りです!」ペッコリン 尭深「お久し振りです……」ペコ 亦野先輩と渋谷先輩が挨拶とともに会釈をしてくるのでこちらもそれに応える。 そして残りの1人は…… 淡「サキー! ユッキー! ノドカー! 久し振りー!!」 さーてうるさいのが来たぞぉ。 周囲を見て回っていたんであろう一際やかましいのが向こうから突っ走ってくる。 淡「わーい!」ダキッ 咲「わわ、もう淡ちゃんってば」 和「お久し振りです淡さん」 優希「久し振りだじぇ!」 淡「うん! 2人とも久し振り!」 女の子が4人でニャンニャンしている。 微笑ましい。 淡「お?」 再会の挨拶もそこそこに、俺に気付いた淡がこちらに近付いてくる。 淡「よ!」 京太郎「おう」 かっっる…… 淡「ふーん、ほーう……」ジロジロ なんすか? 淡「やーい荷物持ちー」ケラケラ 京太郎「うっせ、力仕事は男の仕事なんだからいいんだよ」 淡「”男の”じゃないでしょ、”キョータローの”でしょ」ケラケラ 淡「それより私喉渇いた。なんか買ってきて」 京太郎「ああ、そんなことを言い出すんじゃないかと思って用意してあるよ。ほれ」 そう言って俺は先程買った缶コーヒーを差し出す。 淡「うえ、コーヒー……しかもホットで無糖。これやだ! 苦いもん」 京太郎「そうだと思ったから買った」 淡「むぅ~!」ブンッ 京太郎「おわっ!? おま、投げるなよあぶねぇな!」 こいつ、中身の入ったスチール缶を全力投球しやがった。 相変わらず無茶苦茶な奴だな。 菫「おい淡、遊んでるなら置いてくぞ」 部長と話をしていた弘世先輩が淡を呼び付ける。 どうやら話は終わったらしい。 って言うかこのやり取りさっき見たな。 淡「あ、待ってよスミレー!」 先立っていた白糸台のメンバーに合流していく淡の後姿を見ながら俺は地面に転がるスチール缶を拾い上げる。 照「じゃあまた後で」 淡「また後でね! サキ!」 咲「うん、また後で」フリフリ 淡「……」 淡「キョータローのアホ! べー!」 あっかんべーをした後そのまま照さん達に付いて建物の中へ入っていく。 まったく、やれやれだぜ。 久「じゃあ私達も部屋に荷物を置きに行きましょうか」 和「はい」 部長に促がされて歩みを進める清澄の面々。 咲「見てたよ京ちゃん。ダメだよああいうの」 京太郎「いやいや咲さん。あれは俺らなりのコミュニケーションでしてね」 和「どこの地域限定のコミュニケーションですか」 京太郎「き、今日の和は突っ込み厳しいね」 prrrrrrr 咲「ケータイ?」 優希「誰だじぇ?」 京太郎「すまん俺だ。ん、っと……」 ズボンの後ポケットに突っ込んでいて携帯電話を取り出そうとするが荷物が邪魔で上手く取れない。 咲「片方持つよ」 京太郎「あ、すまん」 咲に荷物を分担してもらい、俺は取り出した携帯電話の液晶を眺める。そこには『赤土先生』の文字。 嫌な予感がする。 京太郎「はいこちら宇宙大統領。イタズラ電話の場合は銀河的に抹殺……」 晴絵『もしもし須賀君? 私、赤土だけど』 京太郎「あ、はい。須賀です。はい」 もっと乗っかってきてほしかった。 晴絵『悪いねー急に。今どこ?』 京太郎「今ですか? ちょうど玄関前ですけど」 晴絵『お、タイミング良いねぇ。じゃあ裏の駐車場までヨロ』 京太郎「え?」 晴絵『そんじゃね、待ってるから! よろしくー!』ガチャッ、ツー…ツー… そして唐突に切れた。 台風みたいな人だ。 咲「京ちゃん?」 京太郎「デートに誘われましたー」 咲「え!? デートって、ええっ!!??」 久「モテること」 咲「デートって、え!? 京ちゃん私聞いてい、聞いてないよ!?」 和「落ち着いてください咲さん。あれはどう見ても用事を押し付けられただけです」 咲「あ、え、そ、そうなの? 京ちゃん」 京太郎「まぁ、はい。そうなんだけどね」 まこ「で、誰からだったんじゃ?」 京太郎「阿知賀の赤土先生が。なんか駐車場まで来てほしいって」 まこ「駐車場か。地下駐車場じゃなくてよかったの」 京太郎「地下?」 まこ「いや気にせんでいい」 久「駐車場ってことは車までってことね。とするとなにかの荷物運びかしら」 京太郎「おそらく」 和「どうします? 私達も行きますか?」 京太郎「いや特になにも言ってなかったしたぶん俺だけで良いと思う。みんなは先に荷物降ろしてきてくれよ」 咲「じゃあ京ちゃんの荷物は私が運んでおこうか?」 京太郎「いいよいいよ、別に。玄関ホールのどっか適当に置いといてくれれば」 咲「でも……」 久「咲。ここは須賀君を立ててあげましょう。きっと須賀君の1ミリ程のプライドが許さないのよ」 事実その通りだけどそういわれるとなんか悲しい。 咲「わかりました。じゃあ京ちゃん、用事が済んだらお昼、一緒に食べようね」 京太郎「おう!」 女衆が引き上げていくのを見送った後、俺は1人建物の裏手に回る。 コンクリで綺麗に舗装された駐車場にはほとんど車が停まっていない。 俺は視界を巡らせ目当ての人物を探す。いた。 晴絵「やぁ、悪いね。わざわざ」 京太郎「どうも、お久し振りです」 晴絵「はい、お久し振り。で、早速で悪いんだけど」 そう言って先生は車の荷台を開ける。 晴絵「これ、運んでもらって良いかな?」 なんだこりゃ、いや日本人なら誰でも知ってるようなものだけどなんでこれが今ここに? 京太郎「なんですかこれは?」 晴絵「なにって、炬燵だけど」 京太郎「それは把握してます(直伝)」 晴絵「悪いんだけどそれ、上まで運んでってくれない」 京太郎「はぁ、まぁ良いですけど」 なんで炬燵。真夏に炬燵? いや待て、いるだろ。知り合いに1人。真夏でもこれを必要とする人が。 京太郎「これってやっぱり宥さんの?」 晴絵「そーそー、大正解」 っしゃーっ!! なんかやる気出て来た。 京太郎「OK! 任してください」 晴絵「君ならそう言ってくれると思ってた! よ! 男前!」 京太郎「よしてくださいよ! おだてられると調子に乗るタイプなんで」 晴絵(だからおだててるんだけどな~) 京太郎「それじゃあ、よっと」 掛け声で勢いをつけて一気に持ち上げる。あ、あんまり重くない。 京太郎「これなら炬燵布団も一緒に持っていけそうですね。どこですか?」 晴絵「へぇ、素直に驚いた。結構力持ちなんだ」 京太郎「そりゃあ、日々のあれこれの賜物ですよ」 晴絵「じゃあ、ホントに悪いんだけどよろしくね」 京太郎「はい。任されました」 同行していた赤土先生と途中で別れ、宥さんと玄さんの宿泊する部屋に向かう。 京太郎「え、っと確かこっちだよな」 ?「京太郎?」 お、この声は…… 京太郎「鷺森先輩、トゥーッスッ!!(舎弟風)」 京太郎「お久し振りッス!! お変わりないッスか!?」 灼「うん、久し振り。……その荷物、宥さんの?」 京太郎「うッス!!」 灼「ならそこを真っ直ぐ行ったところだよ」 京太郎「アザッリャッスッ!!」 灼「じゃあ私、ハルちゃんの所に行くから。がんばって」フリフリ 京太郎「トゥーッスッ!!(舎弟風)」 去っていく鷺森先輩が見えなくなってから下げていた頭を上げる。 京太郎「さて、行こうか」 コンコン <ハーイ 京太郎「失礼しま~す」ソロ~リ ノックの返事を聞いてゆっくり戸を開く。 宥「あ、京太郎君」 京太郎「どうもどうも、お久し振りです宥さん。本日もご機嫌麗しゅう」 宥「うん。久し振り」ニコニコ そろそろ久し振りという単語がゲシュタルト崩壊してきそうだ。 京太郎「1人ですか?」 部屋で1人座っていた宥さんが立ち上がり出迎えてくれるが、我がベスト・オブ・マイフレンズの姿は見えない。 宥「うん。玄ちゃんは穏乃ちゃんや憧ちゃんと一緒に、和ちゃん達に会いに行ったよ」 京太郎「そうなんですか」 そりゃ残念。 宥「それ持ってきてくれたんだ。炬燵」 京太郎「あ、はい。赤土先生に頼まれて」 宥「そうなんだ。ごめんね? 自分で持って行くって言ったんだけど……」 申し訳なさそうにシュンとしてしまう宥さん。 なぜかこっちまで申し訳ない気持ちになってしまう。 京太郎「おっと、待ってください。俺はお礼を言われこそすれ、謝られるような事をしたつもりはないですよ?」 ちょっとキザったらしかったかな。 俺の言葉にしばしキョトンとした後、口元を押さえてクスクスと笑い出す宥さん。 宥「ふふ、そうだね。ありがとう京太郎君」 ああ、やっぱり女性の笑顔は良いね。明日への活力になる。 それが美人ならなおさらね。 京太郎「じゃあちゃっちゃと組み立てちゃいましょうか」 宥「ええ!? そんな悪いよ」 京太郎「いえ実はこう見えて僕、炬燵の組み立てが趣味でして1日に1回は炬燵組まないと気がすまないんですよ」 宥「ええ~」 京太郎「ほらほら、ちゃっちゃとやりますよ。ちゃっちゃっちゃっと」 宥「わわわ、私も手伝うよ~」 そんなこんなで炬燵完成。 部屋の隅の邪魔にならない場所に設置。そこはまさに宥さんだけの聖域。 宥「よかったら京太郎君もどうぞ」ニコッ 京太郎「あ、これはご丁寧にどうも」ペコ ゴソゴソ あ~ 宥「あったかいね~」ニコニコ …………………………………………あっつ。 やっべぇ、これやっべぇ。 宥「~♪」ホコホコ 京太郎「……」ダラダラ つい流れでご一緒することになってしまった。 いや、宥さんとご一緒するのはやぶさかではないのだがこれはちょっと。 京太郎「……」チラッ 宥「?……」ニコ 微笑まれてしまった。 普段の俺なら「暑い!もうお家帰う!」といって跳び出しているところだが、が! そんな俺を見たら宥さんはどう思うよ? 涙目ぞ? 故意に宥さんを悲しませようと思えるほど俺はまだこの世界に絶望しちゃいないが、はてどうしたものか。 尭深「……」 な ん か 1 人 増 え て る ! 尭深「……」ジョー ティ○ァールですか、なかなか良いポットを使ってますね。 尭深「あの……お茶、どうぞ」スス 宥「あ、どうも~」 尭深「須賀君も」 京太郎「あ、すみません。ありがとうございます」 宥「……」ズズズ 宥「あったか~い」 平然と飲んだ。そしてめっちゃ幸せそうな顔してる。可愛い。 尭深「……」フーフー、ズズズ 湯のみ両手で持ってめっちゃフーフーしてから飲んでる。可愛い。 京太郎「……」ズズズ …………………………………………あっつ。 その後、なんかすごい3人でお茶飲んだり積み木やったり趣味の園芸(録画)を見たり、 治安警察特殊機動隊(ユーバーファルコマンド)との激闘だとか、ラインアーク攻防だとか、第6聖女がうんぬんかんぬんだとか、 俺と宥さんと渋谷先輩の三角関係からなるラブロマンス(願望)だとか、 もうアカデミー賞とかバンバン取っちゃう位の大スペクタクルが展開されたが割愛。 まぁこれで夏休みの絵日記の宿題に書くネタが出来たからよしとするか。そんな宿題ないけど。 で、今は3校全員がホールに集まっている。 咲「京ちゃん、大丈夫だった?」 京太郎「ん? ああ、なんか炬燵運ばされたけどただそれだけ。平気ヘーキ」 優希「この万年発情期の犬はすぐ他所の女の子と仲良くおしゃべりし出すからな。きちんと見張ってないとダメだじぇ」 京太郎「しゃべるのもダメなのかよ。大体ここ俺以外みんな女の子じゃん」 まぁ1人、年季の入った女の子がいらっしゃるけど。 京太郎「逆に俺が1人で壁に向かってブツブツしゃべってたらどう思うよう? 嫌だろ? 同じ部活の仲間的に」 優希「あー……」 咲「ち、ちょっとイヤだね……」 和「咲さんよく考えてください。だいぶ嫌です」 清澄カルテットで相変わらず中身のない雑談に耽っていたが、それも自然に収まりそれに合わせてか場がシンと静まる。 久「コホン、この度は3校合同合宿にお集まり頂き誠にありがとうございます」 穏乃「こう言うのって先生がアイサツとかするもんじゃないんですか?」ヒソッ 晴絵「良いの良いの。先生は生徒達の自主性を重んじる派だから」ヒソ 憧(面倒だっただけじゃないでしょうね……) 久「移動の疲れもあることと思いますので今日は自由行動ということで、よろしいでしょうか」 和「聞き覚えのある挨拶ですね」ヒソヒソ まこ「考えるの面倒じゃったんじゃろ」ヒソッ 久「それと、今回はうちの須賀君が参加することになりましたので。よろしくお願いします」 部長の言葉に自然と全員の視線が俺に集まる。 俺は一歩前へ。ぐるっとみんなの顔を見回 淡「……」ムスー なんかすげー目してる奴がいるんだけど。 穏乃・玄「……」ニコニコ、フリフリ にこやかに手を振ってもらえた。天使や。 淡「ふん……」プイ 京太郎「えっと、この度は俺の参加を認めて頂いてありがとうございます」 京太郎「えー麻雀とかいろいろ不慣れ、不勉強なことも多いでですがご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします!」ペッコリン <ワー、パチパチパチパチ 久「まぁ本人もこう言ってる事ですので、皆さんもビシビシこき使ってあげて下さい」 京太郎「任せてください! やりますよ俺は」 久「お、やる気満々ね男の子」 京太郎「もちろんですよ」 京太郎「なんか前回、長野でやった4校合同合宿で俺だけハブられましたけれど」 京太郎「それでも俺は部長に着いて行くという忠誠心の高さと心の雄大さここぞとばかりにアピールしていくって」 京太郎「そういう気概なんで!」 白糸台「……」ジトー 阿知賀「……」ジトー 久「ちょっ!? 須賀君あなたなに言ってるのよ! 違、みんな違うの! 仕方なかったの!」 久「だって来るのはみんな女生徒なのよ! 今回のが特例なの! やめて、私の悪者にするかのようなそんな目で私を見ないで!」 部長孤立! 経済制裁。 京太郎「……」 久「あなたも黙ってないでなにかフォローしてよ!」 京太郎「え? あー、大丈夫です! 俺、部長のこと尊敬してます!」 久「……」 久「なにが!? あなた連れて来てあげた恩を忘れてるんじゃないでしょうね」 京太郎「や、まぁそうなんですけど。けど言う時は言わないと」 久「良い度胸ね。須賀君は後で反省室に来るように」 え? ここそんなのあんの? まこ「はいはい。そこら辺にしときんさい。お前さんらが漫才始めたら日が暮れるわ」 それを言われたら反論の余地がない。 まこ「それじゃあ、堅苦しい挨拶はこの辺にして解散ということで」 全員「はい!」 染谷先輩が締めてこの場は解散となった。 咲「京ちゃん、さっきの約束」 京太郎「おう。昼飯のな、先に部屋に荷物置いてくるから待っててくれ」 宥さん達の部屋から直でこの場に来た為、俺はまだ自分の部屋すら確認していない。 部屋割りは、清澄、白糸台が5人部屋。阿知賀がティーチャー赤土を含む6人の大部屋らしい。 かく言う俺は1人部屋。まぁ個室って言うのも気楽でいいよね。 誰に気兼ねすることもない自由さと解放感、これは同室の人間がいては味わえない個室ならではですよね。 自己暗示で孤独感を誤魔化していたら俺の泊まる部屋に着いた。 まぁまぁゆーても外観が立派でしたし、きっと内装もなかなか趣のある…… …………………………………………せっま。 べぇ、まじやっべぇ。 これたたみ二畳くらいしかないですやん。これ。 布団敷いたらもうほとんどスペースないですやん。 部屋って言うか倉庫じゃん。 俺は部屋から顔を出して表を確認する。 『犬の間』 っと書かれていた。嫌なネーミングだ。 京太郎「いやいやいや、俺庶民だし? あんま広くても落ち着かないし? むしろこの閉塞感が心地良いし?」 狭い所が落ち着くのってなんでだろうねあれ? 自分を叱咤しつつ、この部屋唯一の特徴と言っても良い窓へと歩み寄る。 京太郎「ほら、窓を開ければこんな自然豊かな景色が……」ガラララ …………。 ガララ、ピシャ 京太郎「崖じゃねぇか」 もうこの時点で先行き不安なんだけど。 ガラッ 淡「……」 京太郎「? ……淡?」 今を生きる俺は部屋の間取りと言う5分前の絶望を過去へと追いやり、飯でも食って気持ちを落ち着けようと部屋を出た。 出た先には壁に凭れ掛かってる淡。 京太郎「どうした? 女子の部屋は向こうだろ? それとも俺になんか用?」 淡「あの、えっと……」 京太郎「ん?」 淡「さっきは、ごめん……」 京太郎「なにが?」 淡「だから、自分でもさっきの態度は酷かったかなって……だから……」 泣きそうな顔で、長く伸びた上質な金糸のような髪を弄っている。 京太郎「ちょっとごめん」ガラッ 断りを入れて一旦部屋に戻る。 淡「あ、え? なんで……!?」 戻ろうとするのを遮られた。 淡「やだ、怒らないで。謝るから! 嫌いになっちゃヤダ!」 京太郎「怒ってないから、ならないから。ちょっとだけ、な? すぐ戻るから」ポンポン 淡「ホントぅ?」 京太郎「ホントホント」 淡「絶対だからね?」 京太郎「おう!」 再び自室(仮)。 俺はわき目も振らずに窓へと駆け寄り盛大に開け放す。 うむ! 改めて見ても崖だ。 俺は肺いっぱいに空気を吸い込み、そして一気に解放した。 京太郎「可愛いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」 カワイイイイイイイ イイイイ イイ … おい、なんだあれあんな可愛い生き物おるんかい? ガラ 京太郎「悪い。待たせたな」 淡「///」 京太郎「なにモジモジしてんの? なんかキモいよ」 淡「っ…………もう! キョータローのアホ!」アワー! 京太郎「そーそーお前はそういう風に不遜な感じでいろよ。そっちのがお前らしい」ナデナデ 京太郎「まぁたまにはさっきみたいなしおらしいのも悪くないけどな」 淡「あ、う…………うん///」アワワ… 京太郎「よし! じゃあ飯でも食いに行くか」 淡「うん! えへへ」ダキ 京太郎「おわ!? おおい、いきなりしがみ付いてくるなよ」 さっきと打って変わって上機嫌な淡が腕に抱きついて来る。 淡「いーんだもーん!」アワワ! 京太郎「ったく、現金な奴」 まぁそういうとこ嫌いじゃないけどね。 淡「そだ、ついでにちょっとジュース買ってきて」 京太郎「おい、あんま調子に乗るなよ」 咲「……」 京太郎「買出しですか?」 久「そうなのよ。実はここ、食事は自炊なんだけどどうも備蓄が空みたいなのよ」 京太郎「なるほど。そこで俺の出番ってわけですね」 京太郎「優希、お前なに食べたい?」 優希「タコス!」 京太郎「でしょうねぇ。言うと思ったよ」 京太郎「他のみんなは?」 和「そうですね。なにか軽いものでお願いします」 京太郎「あいよ。じゃあ、そうだなぁ……」 京太郎「今から行って帰ってくるとそんなたいした物作れないし簡単に出来るサンドイッチかなにかにするか」フンフム まこ「すまんの。お前さんにばっかり雑用を押し付けて」 京太郎「気にしないでくださいよ。これはこれで結構楽しいんですよ」 まこ「ありがとうな。……っで、それはそうとさっきから気になっとったんじゃが」 久「ああ、うん。実は私も気になることが1つ」 京太郎「なんですか?」 「なんで、京太郎(須賀君)の腕に大星さんがしがみ付いてるの(んじゃ)?」 淡「えへへ、キョ~タロ~」アワスリスリ 優希「やっぱり京太郎は天然ジゴロだじぇ」 和「麻雀もこのくらい熱心に取り組んでくれればいいんですが……」 京太郎(ボロクソ言うなこいつら) 咲「……」 京太郎「うわ、無言の咲めっちゃコワッ!?」 優和ま久「……」ジトー、シラー 咲「……」 ああ、ing系で俺の信用とかなんかいろいろが低下している…… 照「話は聞かせてもらった」バーン!! な ん か ま た や や こ し い の が 来 た ! 菫「なんというか、その……すまない」 お付の人も来ちゃったよ。しかも第一声が謝罪って…… 苦労なされてるんですね。 久「え、えーっと……宮永さん?」 照「買出しに行くんでしょう?」 久「ええ、まぁ」 照「私も行く!!」ドーン!! 清澄「……」チラッ 菫「うう、すまない……」 京太郎「さ、作戦タイム!」 照「了承」 照さん(と淡)をいったん放置し、弘世先輩を加えた6人で顔を突き合わせて作戦を練る。 京太郎「どういうことですか弘世先輩!?」ヒソ 菫「わからん! 買出しの件で竹井部長や鷺森部長、赤土先生と相談せねばと言ったら突然自分も行くと言い出して」ヒソヒソ 菫「というわけで須賀、申し訳ないがよろしく頼む」ヒソヒソ ええ~また俺ぇ~? 京太郎「あの、そういう面倒ごと俺に丸投げするのやめて頂けません?」ヒソヒソ 菫「あれを制御出来るのお前と、妹さんだけだ。だからお前に頼らざるを得ない」ヒソヒソ まぁもう一方がこれだからな。 照←あれ 咲←これ 咲(今、酷い扱いを受けた気がする) 久「良いじゃない。人手は多い方がいいんだし」 さすが部長。他人を使うことには余念がない。 京太郎「そもそも、危険ですよ。知らない土地で宮永の血族を無闇に歩き回らせるのは」 咲「え? それ私も含んでるの?」 菫「う、うむ。それもそうか……」 京太郎「ダメですよ、きちんと管理しないと。この2人迷子の頻度が多いですから」 京太郎「ちょっと常軌を逸してるんで、その辺管理しないとやばいですよ」 照「まだ?」 しびれを切らした照さんが俺達が囲んでいた円陣を覗き込んでくる。 「……」 淡「~♪」 誰も何も答えない。あ、これ俺が交渉する流れだ。 京太郎「え~っとなんで照さんは自分から買出しを申し出たんですか?」 照「それは、えっと……」ワタワタ ジェスチャーでなにかを必死に伝えようとしている。 ふ~む。なるほどなるほど、なるほど~ 京太郎「お菓子なら買いませんよ」 照「…………え?」テルガーン! そんなこの世の終わりみたいな顔されても。 なんか久々に会ったら嗜虐心を擽られるなこの人。 照「どうしても?」 京太郎「どうしても」 照「なんでいじわるするの?」 京太郎「なんででしょうねぇ?」 黒目の縁の辺りがフルフルしてる。可愛い。 咲「だ、大丈夫だよお姉ちゃん。私がお菓子持ってきたからそれ一緒に食べよう? ね?」ナデナデ 照「うん……」テルテル 京太郎「咲、そうやってお前が甘やかすからいつまで経っても照さんがポンコツなんだぞ」 咲「ううぅ……」 菫(この男、順当に宮永の血統に火をくべているな) 京太郎「なんつって」 照咲「……ふぇ?」 京太郎「お菓子ですね? もちろん買って来ますよ」 照「本当?」 京太郎「本当本当」 咲「よかったね! お姉ちゃん」 照「うん!」 ふぅ、好きな子に意地悪しちゃう系の小学生の心境が少し垣間見えたな。 しかしよかった。これでめでたしめでたしだな、うんうん。 咲「あ、そうだ京ちゃん」 京太郎「うん?」 咲「そう言えば、さ……」 京太郎「お、おう……」 なんだこの、得体の知れない悪寒は…… 咲「な ん で 淡 ち ゃ ん と ベ タ ベ タ し て た の ?」ゴッ 京太郎「え?」 咲「京ちゃんのぉ…………」 咲「バカァァァァァァァァァァーーーーーーーーー!!!!!」ドゴォッ!! 京太郎「どぅごっふぉっ!?」 なんか……魔貫光殺砲みたいなエフェクトのボディブローが腹部に突き刺さった。 お前、ずっと気をためてたんか…… 優希「見え透いたオチだじぇ」 和「予想外という程のものではないですね」
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六月某日 ナンパ男A「いやぁー、君かわいいねぇ……もろに俺のタイプだよ!」ニコニコ ナンパ男B「なに言ってるんだか、でも君がかわいいってのは同意するけどね!」 玄「あ、ありがとうございます……?」 玄(ど、どうしよう……夕飯の買い物に行くだけだったのに………変な人達に絡まれちゃったよぉ……!)アタフタ ナンパ男A「俺知ってるよー、君確か阿知賀の松実玄ちゃんだったよね?」 玄(え……、何でこの人私の名前知ってるの……?)ビクッ ナンパ男A「この前の麻雀の県予選で女子の部で大活躍だったよねぇ、俺そんとき会場にいたから試合見てたんだ」 ナンパ男B「それでこいつ君のファンになっちゃったらしくてさー、ダメもとで探してたんだけど、まさか本当に会えるとは思わなかったよ!」 玄「ふぇ……!?」 玄(な、なんかこの人達怖いよぉ……!?)ジワッ ナンパ男B「それでさぁ……せっかくこうして出会えたわけなので、俺たち玄ちゃんと一緒にお茶でも飲みたいなーって思ってるんだぁ」ニヤニヤ 玄(た……助けて……お姉ちゃん……)ガクガク ナンパ男A「良かったら一緒にどうかな?もちろんお金は俺たちが払うからさぁ」 玄(助けて………誰か………っ!!)キュッ 京太郎「おい、ちょっと待てよ!!」ザッ 玄「き、京太郎くん……?」グスッ ナンパ男A「あ?んだよテメェ?」 ナンパ男B「俺たち今大事な話してるんでー、外野はちょっと黙っててくんねぇかなー」 京太郎「へぇー、外野はどっちの方だか……」ハンッ ナンパ男A「んだとっ!?」カチン 京太郎「悪いけどさ」グイッ 玄「えっ……?」 京太郎「玄さんは、俺の彼女なんだよね」 玄「」ポスンッ 玄(え、えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっっっっ!!?!?!!?)ボンッ ナンパ男A「は……はぁぁぁ!!!?」ガーン ナンパ男B「ちょっ!?ありえないでしょ!!?」 京太郎「ありえないなんて酷いなぁ……ね、玄さん?」ニコッ 玄「え……は、はぅ……///」シュゥゥゥ 京太郎「……合わせて」ボソッ 玄「えっ……えっと……じ、実は………そうなのです……///」コクッ ナンパ男A「」(呆然) ナンパ男B「」(自失) 京太郎「さて、それじゃあ行きましょうか玄さん」ニギッ 玄「き、京太郎くん!て、手……!?」アワワワ 京太郎「やだなぁ……いつもしてる事じゃないですか!ほら、早く!!」スタスタ 玄「はぅ………は、はい……///」テクテク ナンパ男A「」 ナンパ男B「」 数分後 京太郎「……あの、すいませんでした………咄嗟の事とはいえあんな嘘ついちゃって」ピタッ 玄「へ………えっ?///」ビクッ 玄(あ……れ?もう私の家の近くだったんだ………) 玄(うぅ……きょ、京太郎くんの手ばっかり集中してたらいつの間に……!)カァァ 京太郎「や、やっぱり嫌ですよね?俺なんかで振りとはいえ恋人の真似事なんか………あれも結構危ない綱渡りでしたし……」ハハ… 玄「そ……そんな事ないよっ!」 玄「京太郎くんがいなかったら……私、どうなってたか分からなかったし……それに、…あのときは、本当に怖くて……」ブルッ 玄「けど、京太郎くんが助けてくれたからもう大丈夫だよ!」 玄「だ、だからね……その……」モジモジ 玄「あ……ありがとう、京太郎くん///」ニコッ 京太郎「ま、松実先輩……!」パァッ 玄「でも、京太郎くんはどうしてあの時あそこにいたの?」 京太郎「ああ、それは俺も玄さんと一緒で買い物に行こうと……あっ」 玄「ど、どうしたの?」 京太郎「……タイムセール、もう終わりの時間だった……」ズーン 玄「あぅ……ご、ごめんね?私のせいで……」シュン… 京太郎「ま、松実先輩が気にすることなんかじゃないですって!!タイムセールは終わっちゃいましたけどまたさっきの道戻れば良いだけの話ですし……!」ピリリリッ 京太郎「あ……ちょっとすみません、……もしもし!」ピッ 灼『京太郎……買い物に行くだけなのにちょっと遅くない……?』 京太郎「…………すんません」 カーン!!
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http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1347880416/ 京太郎「ほんっとキツキツですね!とてもアラサーとは思えませんよ!」パンパン はやり「あっ!あぁん!い、言わないでぇ!京太郎君のが大きすぎるのぉ!」 はやり「んんん…!あん!ふぁああ!ああぁ!中でこしゅれるぅ!」 京太郎「こんなにおっぱい揺らして!きっとテレビ見てる人もおっぱいばっかり見てるんでしょうねぇ!」モミモミ はやり「ふぅん!い、いまは京太郎君のだからぁ!京太郎君のものだけだからぁ!もっと強くしてぇ!」 京太郎「これじゃあ牌のお姉さんじゃなくてパイのお姉さんですよ!こんなおっぱいぶるんぶるん揺らして!」モミモミ はやり「やぁ!胸だけじゃやぁ!もっと突いてぇ・・・!」 京太郎「全くわがままなプロですね!お望みどおり激しくいきますよ!」パンパン 京太郎「くぅ!こんないやらしい体なのに、中はこんなキツキツなんて」パンパン 京太郎「そろそろ出しますよはやりさん!」 はやり「出してぇ!中でいっぱい…京太郎君の若い精子いっぱい出して欲しいのぉ!」 京太郎「出るっ!」 ビクンビクン はやり「きたよぉ!京太郎君の精子ぃ!私のなかにいっぱいきてるよぉ!」 はやり「あぁん!イク!私もイっちゃう!おちんぽに精子注ぎ込まれていっちゃうのぉぉ!」ビクンビクン はやり「イク!イク!イっちゃうのぉぉぉぉぉぉ!!」 京「うぅっ…搾り取られ…」ドクドク はやり「ああぁん…はぁ…はぁ…」 京太郎「はぁ…はぁ…」チラ はやり「はぁ…はぁ…白いの、いっぱぁい♥」 京太郎「はぁはぁ」ムクムク 京太郎「まだ満足できませんよ!」 ガバッ はやり「やん☆」 ギシギシパンパンパンパン 京太郎「うっ……」ドピュドピュルル はやり「ん……もっとぉ……」 京太郎「も、もう限界……」 京太郎「はぁ……はぁ……」 はやり「さっ、次いこっか☆」 京太郎「え」 はやり「ほらほらぁ、もっと締め付けちゃうよ♪」グイグイ 京太郎「あの、ちょ」 ムクムク はやり「わぁ☆やっぱり大きくなった☆」 はやり「それじゃあ続きしよっか♪」 京太郎「」 はやり「んっ・・・あっ・・・んん・・・」ギシギシ 京太郎「」 はやり「やだぁ京太郎君ったら☆、15発出したくらいでもう動かなくなっちゃうなんて」 はやり「おねえさんは悲しいゾ♪」 はやり「でもぉ♪ここはまぁだまだ固いままなんだよね・・・ふふっ☆」 はやり「んぅっ!またクるよぉ・・・」 はやり「いっぱい、いぃっっぱい出してね☆」 ドクンドクン はやり「やんっ!やっ、あったかいの・・・中で溜まってくる・・・」 数日後 はやり「はい、お薬の時間ですよ~☆」ザラザラ 京太郎「あ…あ…」ゴクゴク ムクムク はやり「はい、今日もちゃんとおっきくなってえらいねー☆」 はやり「じゃあ早速いれちゃうよぉ♪」 ヌプゥ はやり「んぅ、入ってきたぁ…」 はやり「んん、あぁん、んっ、ふぅぅん…」 はやり「ふふ…京太郎君はぁ、ずぅっと私と繋がってるの☆」 はやり「私のことキツいって言ったんだから」 はやり「一生キツキツの中を味あわせてあげるね☆」 終わる
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京太郎「え?みんな今日の遊園地に急に来られなくなったんですか!?」 久「ええ、せっかく須賀君が全国行きを決めて私たちの為に企画してくれたんだけど…」 咲『すす、すいません…どうしても家庭的な事情で行かれなくなってしまいまして…』 まこ『悪いんじゃが、パートさんが急に休んでしもうて家の手伝いをせんといけなくなってのぉ』 優希『商店街のタコス屋の新作フェアがあるんだじぇ!』 和『父の仕事先のパーティに出席しないといけなくなりまして…』 久「と、いうことらしいのよ」 京太郎「はぁ………あれ?ということはこれ……俺達だけじゃないですか!?」 久「そうねぇ……まぁせっかくチケットもあるし、私達だけで楽しみましょうか?」 京太郎「そうっすね、ふたりで……はて?」 久「どうかしたの?」 京太郎(休日の……遊園地……ふたりで……これらが意味することは………) 京太郎「なっ…いや、そそそそれは…二人でだなんて//////////」 久「そう…須賀君は私と二人で遊園地はイヤって言うのね……」シクシク 京太郎「なっ!?」 久「そうよね…須賀君は私なんかよりも咲や和と一緒のほうがいいわよね…」シクシク 京太郎「や、そういうわけではっ!」 久「では行きましょうか!」ケロッ 京太郎「嘘泣きダメ、絶対」 京太郎(………とはいえ…考えようによっては部長と二人っきりで遊園地デートとかこの上なくすばらなイベ ントなのでは…?) 久「須賀くーん、行くわよー」 京太郎「は、はい!今行きます!」 久「さてさて、それじゃあ最初は何にしましょうか?」 京太郎「とりあえず…ちょっとそこの軽めのジェットコースターにでも乗りましょう!」 久「そうよね、遊園地と言えばやっぱりジェットコースターは外せないわよね!」 京太郎「あの爽快感がいいですよね~」 久「あ、ってことは須賀君はジェットコースター大丈夫なんだ?」 京太郎「ええ、任せてください!」 久「あら頼もしいじゃない」 久「それじゃあ行きましょうか」 京太郎「うっぷ……ぎ、ぎぼぢわるい……」 久「ありゃりゃ~さっきの任せてください!って言った時の威勢はどうしたのかしら?」 京太郎「何といいますか、スピードがあれば風とか気持ちいいんですけど…奴め、遅いくせにクルクル回るも んですから……」 久「本当にヤバめならちゃんと言うのよ?」 京太郎「とりあえずは大丈夫なんで…」 京太郎(はぁ……せっかくの機会なのにしょっぱなからやらかしてしまったぞこれぇ……) 久「酔った須賀君に優しそうなものねぇ~」 久「おっ…じゃあ、あっちのウォータースライダーにでも乗って涼みましょうか」 京太郎「そうですね」 京太郎(あれなら水しぶきが気持ちよさそうだしいいかもな) 京太郎「部長はどっちに座ります?」 久「……ちょっと待ってね…………それじゃあ、須賀君は奥でお願い」 京太郎「わかりました!」 京太郎(しっかし部長…結構考えてたみたいだけど何かこだわりでもあるのかな?) スタッフ「……それでは発車しまーす!」 久「ほら須賀君、ぼーっとしてちゃあぶないわよー」 須賀「あ、はい!」 ガコンガコン…ガコンガコン 京太郎「お、ぼちぼち、水のところですね!」 久「ええ、気を付けてね須賀君(ニッコリ」 京太郎「え?何がですk」 ばっしゃーーーーん!!! 京太郎「うっへぇ………ウォータースライダーってこんなにびしょびしょになるものでしたっけ?」ポタポタ 久「そっ、そうねぇ、私はそんなにだし、たまたまじゃないの?」ップクク… 京太郎「部長……もしかして知っててわざと俺を奥の席にしたんですか」ジトー 久「わりと有名だからてっきり知ってるものだと思ってたんだけど、まさかすんなり座ってくれるとは…」クッ クック 久「そ・れ・に、女の子を濡らすのもアレでしょ?」 京太郎「濡らすのを躊躇いたくなるような女の子は自分でそんなこといいませんよ」ジトー 久「あら、言うじゃない」 京太郎「くっそー服がまとわりついて気持ち悪いなーこれ」 久「あ、須賀君、濡れて服が透けているわよ?」 京太郎「え?きゃあ!!見ないでくださいよ!!!」(裏声) 久「………………須賀君、今のはなかったことしといてあげるわ」 京太郎「ええ、お願いします」 京太郎「そろそろお昼ですかね?」 久「そうね、お腹も空いてきたし食べましょうか」 京太郎「ふむふむ、何やらカップルランチとかで安いのもあるらしいですね…まぁ俺らには関係ないですけど 」 京太郎(まぁ一応年頃の男女だからカップルっていう体を装うことはできるだろうけども…流石にそれはな… …) 久「……いえ、通常価格で食べるだなんてもったいないわ…これを利用しない手はないわね…」 京太郎「はぁとはいえ別にカップルというわけではないですし…」 久「そ・れ・は…こうするのよ!」ダキ 京太郎「なっ//////」 京太郎(役得!) 久「んっふっふ~………あ、店員さーーん!!このカップルランチってのお願いしまーす☆」 店員「はい、かしこまりましたーカップルランチですね、こちらの番号札をお持ち頂いてあちらのお席でお待 ちください」 華菜「キャプテーーーーン!!!こっちでお昼にしましょーーー!!!」 美穂子「そうね、行きましょうか文堂さん」 文堂「はいキャプテン」 華菜「ぬぬっ!カップル割とかやってるじゃないですかココ!!」 文堂「でも池田先輩…私達女だけですし関係ありませんよ」 華菜「カップルだけせこいじゃないか!憎い!カップルが憎い!爆発しろーーーーい!!!!」 美穂子「華菜!!声が大きいっ」アセアセ 華菜「ところでなんでカップルに爆発しろって言うんだろ?」 文堂「知らないのに言ってたんですか、まったく……」 華菜「それにしても、カップル云々は置いといて今日は人が多いですねぇ~」 美穂子「そりゃあもう夏休みだしね。私たちもそれのお陰で来れてる部分もあるしね」 華菜「なるほど~…しっかし、これだけ人が多ければ誰か知ってる顔の一つや二つありそうな……」 文堂「流石にそれはないでしょう…」 華菜「…と言ったそばから発見!華菜ちゃんでかしたし!」 文堂「え」 華菜「あれはー……なんだっけなーーーー……そう!清澄の」 美穂子「上埜さん!?」 華菜「ん??そんな名前でしたっけ???たしか竹井久とかだっと思うんですけど?」 文堂「いやぁ、世の中狭いですねー」 美穂子(まさかこんなところで上埜さんの姿を見れるだなんて…てっきり全国が始まるまでは会えないと思っ てたから心の準備が出来て…)クネクネ 美穂子(というか、そんなつもりじゃなかったから服が地味だわ!ものすごく地味よ美穂子!こんな恰好で上 埜さんの前に出られないわ!)モンモン 文堂「どうかしましたか?キャプテン??」 美穂子「あ、いえごめんなさい…気にしないで」 華菜「隣にいる男は誰なんだろうか?」 美穂子「男ォ!?」 文堂「キャ、キャプテン!?」 美穂子「ご、ごめんなさい……華菜、続けて」 華菜「そーうーでーすーね~…歳はたぶんあたしらとそう変わらない感じなんで同じ高校か……もしかしたら 同じ麻雀部とかですかねー」 美穂子「そ、そう……ってことは麻雀部のみんなと夏休み、大会前に一息入れに来たってところねっ」 久「…テンインサーーーン」ダキッ 文堂「あ、腕に抱きついた」 美穂子「腕ですってぇ!!!!」 華菜「うわっ……ビックリしたぁ~もう~さっきからどうしたんですかーキャプテーン?」 美穂子「き、気にしないで…」 美穂子(上埜さんに腕を抱きつかれるだなんて……なんて、羨ましい………)ギリリ 美穂子(あ、でも…どうせなら私が上埜さんの腕に………)ウフフ 美穂子(そそそ、そんなことよりもあの隣の男は何なの!私の上埜さんと一緒に遊園地でランチとはつまりど ういうことなんでしょう?) 美穂子(そうね、学校の後輩とかそんな感じよね!……もし、それ以上だっていうなら……)カッ 華菜「キャプテーン!もう注文のほう済ませたんで席にいきましょー!」 美穂子「あ、すぐ行くね!」 京太郎「ちょっ部長!さっきのはなんだったんですか!?///」 久「あらーいいじゃない、少しでも安くなるなら~…そ・れ・に、役得だったでしょ?」 京太郎「そ、それは否定しませんけども///」 京太郎(確かに、和あたりと比べると幾分か大きさは劣るかもしれないが部長もなかなかすばらなお餅をお持 ちで…あ、いやギャグとかではなく) 京太郎「それに部長は『まーす☆』なんて柄じゃないでしょうに…」ニガワライ 久「随分な言い様じゃない?」ジト 久「私にだってああいう感じになることも……たまに?」 京太郎「たまに?」 久「…極稀にくらいは~」メソラシ 京太郎「あるんですか?」 久「あ、あるわよ!たぶん!」 京太郎「あはは…そ、そういうことにしときます…」 京太郎「……でも、やけに手慣れた感じでしたけど、ああいうの良くやってるんですか?」 久「むふふ~それはご想像にお任せするわ~」 京太郎(おいぃぃぃってことは部長のお餅の感触を一身に……いや一腕に受けている輩がいるかもしれないの か!?代われ!今すぐ代われ!!) 店員「お待たせいたしましたーこちらがカップルランチになります~ それではごゆっくりどうぞー」 久「ほう~これはこれは…またご立派な……」 京太郎「……ふんだんに散りばめられたハート型……それから一際目立つこの……」 久「これってあれよね?よくあるカップルで一緒のグラスの飲み物を飲む~って感じの」 京太郎「………そのようですね、ストローも枝分かれしてますし」 久「ねぇねぇ須賀君」スチャ 京太郎「はいなんですか部長………そ、それは…!?」 久「ふっふっふ……そう、それよ」 京太郎「いったいなぜそれを……」 久「折角カップルという体でこうしてこのテーブルに座っているんだからトコトンやってみない?って」 京太郎「折角だからってのもどうなんですか?」 久「あら?いやかしら?」 京太郎「そそ、そうですね…そしたらお言葉に甘えて……」 京太郎(こ、こんなチャンスおそらくもう二度とないぞ!京太郎!!しかと魂に刻み込むように挑むんだ!! !!) 久「それじゃあいくわよー?……あー」 京太郎「あ、すいませんちょっと心の準備が!」 久「ありゃりゃ…」ガタ 京太郎「すみません…」 久「ダメよー?男の子がそんなんじゃ~」 京太郎「いやぁ~解ってはいるんですけども…どうしても…」 京太郎(女性の顔を正面からまじまじと見るってのは想像以上に……)すーはーすーはー 美穂子「ちょおおおおおおおおおお」ガタァッ 文堂「うわぁやりますねぇ…」 華菜「しっかしあそこで日和るとは男のほうは相当なヘタレなんだしっ!」 華菜「とはいえ、これで"ただの"部活の先輩後輩ではなさそうですねー」 美穂子(ううううう、上埜さんに、ああ…あーんですって!?私ですらそんなことしてもらったことないとい うのに!まぁ夢の中でなら…キャー!) 美穂子(あ~休日に二人っきりでピクニックにでも出かけて、そこで私の手作りお弁当を上埜さんに食べても らってそして上埜さんが「美味しいわよ」って言われて) 美穂子「キャーーー!」 文堂「部長なんか漏れてますよ?」 京太郎「よっし」パンパン 京太郎「オーケーです!……あーーーー」 久「はい」ソー 京太郎「ーーーん」モグモグ 久「どうかしら?」 京太郎「ふぁい……ゴクン……えーっとですね、変な感じですねー、こう…フワッっとした」 京太郎(実は緊張で味覚的なことは何も感じられませんでした……) 久「へぇー」 京太郎「あ、あと部長の綺麗な顔が良く見えました」 久「なっ//////そういうことで年上をからかっちゃダメよ/////」 京太郎(あれ?意外と初々しいな………そうだ!) 京太郎「部長、折角して貰ったんですから今度は俺が部長にしますよ」 久「えっ…」 京太郎「まぁまぁ、ほら"折角"ですから……ほら、あーって」 久「やー私はいいわよ」メソラシー 京太郎「まぁまぁ、ものは試しですよ」ニッコリ 久「そ、そうね!折角だもんね! 京太郎「はい、と言うわけで…」スッ 久「えっと…………あ、あーーーーーん」モグモグ 京太郎「どうですか?」 久「ま、まぁ普通よ!」 久「別に味が変わるわけでもないから何もないわよ/////」 京太郎「そんなもんですか?…でも、『あーーー』ってしてる部長はかわいかったですよ?」 久「なっ/////…もう!ほら、普通に食べるわよ!!」 京太郎「はーい」 美穂子「なあああああああああああああああ!!!!!」ガタァ!! 華菜「今度は逆からなんだし!」 美穂子(あああああの男……上埜さんにしてもらうだけでは飽き足らず自分から上埜さんにするだなんて!) 美穂子(なんて羨ましい………)ギリリ 美穂子(私が作ったものを食べさせてあげて上埜さんは『おいしいわ、でも美穂子が食べさせてくれたからも っとおいしいわ』) 美穂子(とかなんかも……)ポッ 文堂「キャプテーン?」 華菜「上の空ってやつだし…」 京太郎「………さて、残るはこのカップル御用達のドリンクですか…」 久「なかなか手ごわいのが残ってしまったわね…」 京太郎「しかし、残すのはもったいないですしね…」 久「兎に角、さっさと片づけましょ!」 京太郎「そうですね…では…//////」チュー 久「…//////」チュー 美穂子「ふぉああああああああああああ!!!」カッ! 華菜「キャ、キャプテン!?」 美穂子(そんな!いけないわっ!男女で同じ飲み物を同時に飲むだなんて)ズズズ 美穂子(ふとした時に視線をあげたらそこには相手の顔がすぐ近くにぃぃぃぃぃいいい!!) 美穂子(あ~見えるわ!上埜さんの顔が!恥ずかしくなって顔をそらす私をそっと静止する上埜さん!)ポー 美穂子(そそそ、それからどちらからとなく自然と唇を重ねる、ふ・た・り)ウットリ 美穂子「ぶつぶつ……」 文堂「キャプテンが……」 久保「うぉい!!!池田ァ!!!!!!!いつまでちんたら飯食ってるんだ!!!福路と文堂もだ!!!!! 早く集合しろ!!!!!」 華菜「あ、やべ、コーチがお怒りだしっ!これは華菜ちゃん戻らずにはいられないな…」 文堂「ほら、キャプテン!行きますよ!」 美穂子「ウフフ…ダメヨウエノサン……ソンナ……ダイタンナンデスネ……」ズルズル... 京太郎「というわけで、お昼タイムは終わったわけですが」 久「辛く険しい道のりだったわ…」 京太郎「そ、そうですね…まぁ俺としては安くもできたし」 京太郎(…それに、部長の顔が間近で見られたし)ボソッ 久「ん?なんか言った?」 京太郎「あぁああ、いえ何でもないです!と!ところで、次はどこにしましょうか!?」 久「そうねぇ…流石に食べた直後に乗り物系ってのはNGとして…」 京太郎「まぁ妥当ですよね」 久「そうなると、ここはやっぱり遊園地のもうひとつの定番でもあるお化け屋敷にでも行きましょうか」 京太郎「いいですね~!日差しも暑くなってきましたし、ちょっと涼みがてら行きますか!」 京太郎(お化け屋敷と言えば、女の子の方が『キャー!』って感じで男の方に抱きついたりってのが期待でき るが……) 京太郎(部長にそれはきたいできないな)ガックシ 久「何を堕ち込んでいるのかしら?」 久「ところで、須賀君はお化けとかダメなほう?大丈夫なほう?」 京太郎「ん~、特にそういうのを信じていたり、霊感が強かったりするわけでもないんでそんな面白い反応は しないと思いますよ?」 久「あら、それはそれでつまらないわね~」 京太郎「あ~でもあいつら、たまにただ急に出てきて素直に「うおぉぉっ!?」ってビックリすることはある かもしれないですね」 久「そうよね~ お化け屋敷と言うくらいなんだから、もっとこう…お化けやゾンビの本質的な怖さで勝負し たらいいのにとは思うわ」 京太郎「そうっすね~」 久「ではでは~行きましょうか」 京太郎「はい」 スタッフ「ようこそいらっしゃいました!入口はそちらになりますので、中で走らないよう足元に注意してお 進みください~」 京太郎「お~中は結構涼しいもんですね~」 久「そうねぇ、かな~り暑かったものだから気持ちいいわ」 ひゅ~~~~~どろどろどろ 京太郎「あ、人魂ですね」 久「そうね」 京太郎「あっちには例の井戸のやつですね~」 久「良く出来た仕掛けね~」 京太郎「ところで、部長」 久「あら、なにかしら?」 京太郎「こういったお化け屋敷で期待以上というか期待通りに怖いことってあります?」 久「私はまだ期待未満のものしか出会っていないわ…」 久「でもこの広い世の中きっとどこかには存在していると思うわ」 京太郎「そうですね~いつかはそういった本物のお化け屋敷も行ってみたいですねー」 久「きゃっ」がしっ 京太郎「と、と……大丈夫ですか部長?」 久「ええ、大丈夫よ……」 久「でも躓いた拍子に顔のパーツが取れちゃった見たい」のっぺらぼー 京太郎「ぎ、、ぎゃあああああああああああああああああああああ!!!!!!」ドタドタドタ.... 久「あらら~」 京太郎「でたあああああああああああああ!!!!!」ドタドタドタ..... スタッフ「お客様!!走られては危険です!!!」 久「お騒がせしてしまってごめんなさ~い あーもう!待ちなさーい須賀くーん!」タッタッタ.... 京太郎「はぁはぁ……ここまで来れば……はぁはぁ………ふぅ~」 久「やっと追いついたわ…ほら、疲れたでしょう?アイス買ってきたから食べなさい…」 京太郎「すいません、気を使わせてしまって…」 京太郎「でも、部長は無事だったんですか?なんか部長似ののっぺらぼうがいましたけども…」 久「これのことかしら?」のっぺらぼー 京太郎「ひっ」ベチャ 久「なんちゃって☆」 京太郎「あ、アイスが…」 久「あら、もったいない」 京太郎「もう………本当にッビックリしましたよ……」 久「やぁごめんごめん、まさかあそこまでいいリアクションを取ってくれるとは思ってなくって」 京太郎「まったくもう…」 久「私もちょっと疲れたし、少しだけここで休憩しましょうか」 京太郎「あ、はいそれではお言葉に甘えて…」 久「いやぁ、いたずらしといてなんだけど須賀君があそこまでの反応をしてくれるとはいたずらのし甲斐って ものが…」 京太郎「………」zzz 久「あらあら…慣れないことをして疲れたのかしらね……」 久「そうね、今日私に付き合ってくれたご褒美ってことで…たまにはいいかしらね」コト 久(でもこれって実際硬かったりしないのかしらね?) 久(クスッ…それにしてもかわいい寝顔ね…)アタマナデナデ 久(咲や優希達にも見せてあげたいわね………そうだ!)ニヤ 京太郎「ん……ふぁ……」 久「あ」 京太郎(はて?何やらいつの間にか寝ていた見たいでして……しかも頭にはひと肌でやわらかい感触が……そ して目の前には部長の顔…) 久「お目覚めかしら?」 京太郎「……えーと、この状況はまだ夢でも見ているんでしょうか、そうに違いない、でなければこんなシチ ュになるわけが…ってなわけでおやすみなさい」 久「ってちょっと待ちなさいな」ドスッ 京太郎「ぐふぉっ!? み、みぞおちにパンチは……お、お昼のやつがリバースしますよ…」 久「先輩の折角の好意を夢扱いは酷いんじゃないかしら?」ムス 京太郎「で、ではこれは夢ではない……とおっしゃるわけですか……ってすすす、すいません!すぐにどきま っあ…わわわっ…」ドーーン 京太郎「イテテ…」 久「あらら~…大丈夫?」 京太郎「ええ、たぶん……ちょっとお尻を打った程度で……」 久「フフッ…そんなに驚かなくてもいいじゃない…」 京太郎「そ、そりゃあ驚きますよ………目を開けたらー…ねぇ?」 久「あら、飛びあがるくらいイヤだったかしら?」 京太郎「いえいえ!!そんな!むしろありがた………」 久「ありがた…?」ニヤニヤ 京太郎「…なんでもないです!」///// 久「おやおや~?」ニヤニヤ 京太郎「な・ん・で・も・な・い・で・す!」///// 久「因みに、かわいい寝顔はしっかりと撮っておいたわよ☆」 京太郎「えっ…ちょ、消したくださいよ恥ずかしいじゃないですか!!!」 久「ん~~消してもいいけど、もう部員にメールで送っといたわよ?」 京太郎「え、うそ…マジッすか?」 久「マ・ジ」 京太郎「うわあああああああああああ!!!!」 ココロノスイッチオンニシーテーナミダヲ-フリキーロ- 咲「あ、メールだ…部長からか……」 From:竹井久 件名:須賀君の寝顔 本文:須賀君の間抜け面をみんなにね☆ 咲「ウフフ、京ちゃんったら…」(京太郎の顔だけがドアップです) ダイタイキミノコトバカリキニナッテー まこ「ほぉ…メールか……って京太郎のやつ、なんで寝とるんじゃ…」 カワイタノードニーナーガーシコーンダアマーイカオーリー 和「メール…部長から?………これは…まぁ容量の無駄なんで削除ですね」ピッ ハーテーシーナークツヅクーカク-ゴ-ヲカクシンニカエテー 優希「メールだじぇ!………何々…相変わらずのとんだバカ面だじぇwwwwwww」 京太郎「明日の部活で絶対弄られるじゃないですか…」 久「まぁいいじゃない、どうせ1日だけよ~」 京太郎「はぁ……まぁ普段とそんなに変わらないような気がしないでもないのでいいですけど…」 久「まぁ~いつも通りよね」 京太郎「いや、そこは多少なりとも否定してくださいよ……」ジー 京太郎「……しっかし寝といてなんですけども、もう結構暗くなってきましたね…」 久「そうねぇ…次のアトラクションで最後ってところかしら?」 京太郎「そうっすね~」 久「じゃあ、夜の遊園地で〆といったらやっぱりアレよね」 京太郎「ですね!」 店員「それでは足元にお気をつけてくださーい」 久「ふぅ~…ちょっと落ちつくわねー」 京太郎「そうですね」 久「でも観覧車ってちょっと揺らしたくならない?」 京太郎「ダメですよ!部長!」 久「ちぇー」 久「ねぇ須賀君」 京太郎「なんです?」 久「今日はありがとうね」 京太郎「あ、いえ、そんな…」 京太郎「俺はただ、みなさんに全国の前に一つ気分転換でも~と思っただけで」 久「結局、"みんな"じゃなくなったけどね~」 京太郎「あはは……じゃあ、まぁ部長お疲れさまでしたってことで?」 久「いや~ありがたいんだけど、それだと私引退しちゃったみたいじゃない?」 京太郎「はは…それもそうですね…」 京太郎「とはいえ…なんだかんだで、これまで実績の全くない清澄が全国に行けたってのは」 京太郎「やっぱり部長のおかげってのが大きいですから」 久「…照れるじゃない」 京太郎「まぁ、後は全国がんばってくださいってことで一つ…」 久「ええ、充分楽しめたわ…これであとは全国に向けて頑張るだけね」 久「……ねぇ…須賀君は麻雀部に入ってよかった?」 久「何分…男子部員が須賀君だけだから何かと肩身の狭い思いをさせてきたかもしれないし…」 京太郎「そんなことはありません!!」 京太郎「俺はこの麻雀部に入って良かったと思ってますよ」 京太郎「たしかに今は雑用ばっかりですけど…いつまでも雑用の座に甘んじているつもりはないので」 京太郎「それこそ次の大会で咲たちと一緒に全国出場だってやってやりますよ!」 久「あら、大きくでたわね」 京太郎「まぁやっぱり夢は大きく……というよりもやっぱり他の部員と対等に打つってのが当面の目標ですか らね」 京太郎「それがやっぱりこの部活に誘ってくれた部長への恩返しになるかなーって」 久「そう、それは険しい道かもしれないけれど…須賀君ならきっとやれると思うわ!」 久(ただ単に男手が欲しかっただけで誘っただなんて言えないわね……) 京太郎「はい!」 京太郎「……っと、もうぼちぼち1周ですかね…」 久「そうね、楽しかった時間もお終い……」 京太郎「はい」 久「ねぇ…須賀君」 京太郎「なんですか?」 チュ…… 京太郎「あ………/////」 久「今のはお姉さんからのご褒美ってとこかしらね」 久「また、誘って頂戴」 久「その時も二人っきりでね」 久「それじゃあまたね、須賀君」ッタン 京太郎「………………………………………………………………………………………………………」 京太郎「ぃよっしゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」 京太郎「ふぅ……なんだか観覧車からの夜景がより一層綺麗に見えるぜ…」 京太郎「…………………あ、俺だけ乗り過ごした………」 カン!