約 2,807 件
https://w.atwiki.jp/resonant/pages/322.html
登場人物&能力一覧(第80話) 第81話 第79話 ※登場人物は名前が作品中に明記されておらず 類推に拠るものも含みます ※能力名は作品中のものではなくテンプレのものに統一してあります 『ハートビート』 (80)71 名無し保全中。。。(新たなる出会い) ※少女 ※おじさん 『自分のカタチ』 ☆譜久村聖:能力複写 ☆道重さゆみ 『この地球の平和を本気で願ってるんだよ!』Prologue - スパイ潜入 ★工藤遥:千里眼(透視) 『the new WIND―――道重さゆみ』 ☆田中れいな ☆道重さゆみ ★藤本美貴 『[[リゾナンター]]Χ(カイ)』 続き ☆鞘師里保:水限定念動力 ★矢島舞美:水限定念動力 (80)382 『保全戦隊リゾナンター 「燃やせ、命の炎」』 ☆譜久村聖 ☆鈴木香音 ☆その他リゾナンターたち ★逞しいカマさん:脂肪燃焼 『リゾナンターΧ(カイ)』 ☆田中れいな ☆道重さゆみ:治癒能力 ☆亀井絵里 ☆鞘師里保 ☆光井愛佳 ☆その他リゾナンターたち ★清水佐紀 『リゾナンターΧ(カイ) -epilogue』 ☆新垣里沙:精神干渉 ※PECTの先輩 ※PECTの後輩 ★紺野あさ美 ★藤本美貴 ★石川梨華:念動力? 『Boys will be boys』 ☆工藤遥:千里眼 ☆石田亜佑美:高速移動 ★吉澤ひとみ:精神干渉 『リゾナンターΧ(カイ) -epilogue』 ★藤本美貴 ★松浦亜弥 (80)480 名無しリホナンター。。。 ☆道重さゆみ ☆鞘師里保 『地球の平和を本気で願ってるんだよ!』 1 ★工藤遥:千里眼(透視) ★藤本美貴:熱制御 『リゾナンターΧ(カイ) -epilogue』 完結 ★紺野あさ美 ★研究員たち ★小田さくら 『共鳴戦隊リゾナンター 四度』 ☆高橋愛 ☆亀井絵里 ☆久住小春 ☆光井愛佳 ☆リンリン ☆ジュンジュン ★石川梨華 『リゾナンターΧ(カイ)・[[刃千吏]]副長官銭琳編』 ☆リンリン:発火能力 Åアリナミン7な女:磁力制御 Åママの味な女:磁化 (80)618 名無し募集中(名探偵[[鞘師里保]]の事件簿) ☆鞘師里保 ☆譜久村聖 (80)628 名無し保全中(悪夢に魘されて) ☆光井愛佳:予知能力 ☆新垣里沙 『リゾナンターΧ(カイ)番外編・詐術師とさくら』 ★小田さくら ★矢口真里:能力阻害 ※やくざの組長 ※用心棒の能力者:念動力 『the new WIND―――道重さゆみ』 二回目 ☆田中れいな ☆亀井絵里 ☆道重さゆみ ☆新垣里沙 ☆久住小春 ☆光井愛佳 ☆リンリン ☆高橋愛 ☆ジュンジュン 『リゾナンターΧ(カイ)番外編・さくらと鋼脚と沈む月』 ★小田さくら ★吉澤ひとみ:精神干渉 ※ヤンキーたち (80)709 名無しリホナンター。。。 ☆道重さゆみ ☆鞘師里保 (80)739 名無しリホナンター。。。 ☆道重さゆみ ☆鞘師里保 ☆田中れいな ※魚住有希 ※宮澤茉凛 ※岡田万里奈 『この地球の平和を本気で願ってるんだよ!』 2 ☆新垣里沙:精神干渉・熱制御 ☆田中れいな:共鳴増幅能力 ★藤本美貴:熱制御 ★工藤遥 『この地球の平和を本気で願ってるんだよ!』 3 ★藤本美貴:熱制御 ★吉澤ひとみ (80)782 名無しリホナンター。。。 ☆道重さゆみ ☆鞘師里保 『この地球の平和を本気で願ってるんだよ!』 4 ☆田中れいな:共鳴増幅能力 ☆新垣里沙:精神干渉・熱制御 ★工藤遥 (80)815 りほかのvs安倍さん的保全 ☆鞘師里保:水限定念動力 ☆鈴木香音:超聴覚 ★安倍なつみ:言霊 (80)836 名無しリホナンター。。。 ☆道重さゆみ ☆鞘師里保 (80)842 名無しリホナンター。。。 ☆道重さゆみ ☆鞘師里保 『リゾナンターΧ(カイ)・刃千吏副長官銭琳編』 二回目 ☆光井愛佳 ☆リンリン ☆鞘師里保:水限定念動力 ☆工藤遥:千里眼 ☆石田亜佑美:高速移動 ☆佐藤優樹:瞬間移動 ※運転手の男 ※助手席の男 ※新井愛瞳 ※古川小夏 ※森咲樹 ※佐藤綾乃 ※仙石みなみ ※佐保明梨 ※関根梓 『リゾナンターΧ(カイ)・刃千吏副長官銭琳編』 三回目 ☆鞘師里保:水限定念動力 ☆工藤遥:千里眼 ☆石田亜佑美:高速移動 ☆佐藤優樹:瞬間移動 ※パンダ? ※佐保明梨 ※関根梓 ※古川小夏 ※佐藤綾乃 ※関根梓:精神干渉 ※八匹の犬:瞬間移動 『リゾナンターΧ(カイ)・刃千吏副長官銭琳編』 最終回 ☆鞘師里保:水限定念動力 ☆工藤遥:千里眼 ☆石田亜佑美:高速移動 ☆佐藤優樹 ☆ジュンジュン:獣化 ☆リンリン ※佐保明梨:肉体強化 ※古川小夏:熱制御 ※佐藤綾乃:汗による体力吸収 『この地球の平和を本気で願ってるんだよ!』 5 ☆田中れいな ★工藤遥:千里眼(透視) 『傷だらけの太陽』 ☆田中れいな ☆鈴木香音 ☆生田衣梨奈 『異能力 -Following the end-』 ※少女 (80)987 名無しリホナンター。。。 ☆道重さゆみ ☆鞘師里保
https://w.atwiki.jp/yanesure/pages/124.html
4ヶ月目>>77,88から抜粋 77 :名無し募集中。。。:2008/06/27(金) 01 14 23.28 0 そーれっ。 炎天下、ブルーシートを取り除くと、完成したばかりのプールが姿を見せた。 プールといっても競泳が出来るようなものではなく、ひょうたん型の4m×3mの小さなもの。 衛生上浄水ポンプはつけた。 これでも2週間の労作だ。周りには、[[ジュンジュン]]の[[バナナ]]の木、新垣のお花畑、亀井の木瓜の木、 [[リンリン]]の椰子の木、道重のゼンマイ・ワラビ・ジュウロクササゲの山菜畑が広がり、 バーベキュー用の東屋も完成済みとなかなかの光景だ。 これでひと夏、劇場にカンヅメになる娘たちのレク施設は十分だろう。俺にできることはやった。 早速、水を入れる。家の中では誰が一番プ-ルをゲットするか、かしましい。 「アタシ~」「ワ・タ・シ。亀は水が似合うんですよー」「当然、水もしたたる美少女のさゆみなの。」 「イレロ」「ワタシデース」 かしましい居間を無視して浮き輪を投げ入れ、服のままプールに飛び込む。 水しぶきで虹が出来て綺麗だ。 浮き輪に寝転び、ビールを片手にささやかに完成を祝っていると、突然、周りに上がる水柱。 狼狽して辺りを見回すと屋上から道重がジュンジュン、リンリン、亀井を率いて椰子の実を投げ込ませている。 「だめなの。独り占めはだめなの。」「シズメシズメ」「カメの~水は~」「バッチリデース」 その一つが後頭部に命中し水に沈む。 隣の東屋で田中と光井がかき氷を食べながら笑っている姿を目に焼き付けながら。 「れいな、猫やけん、水は苦手っちゃ。」「壟断はあきませんわ。茶の初穂を飲むと憎まれる、ですし。」 光井、どこまでも冷静なんだな。 88 :名無し募集中。。。:2008/06/27(金) 02 30 20.42 0 プールはプール掃除をした者が次の日の一番プールに入れるというルールが新垣により制定された。 ガキ・ノートの発行により、ここに無事争いは終結したのである。プールは新垣の命名で 「ひょうたん池」と名づけられた。 その翌日、高橋の提案で、プール完成祝いのバーベキュー大会をすることになり、食材は娘たちが、 炭をおこすのは俺の担当となった。 どんどん運ばれてくる食材を横目に必死に炭をおこす。 汗だくになったこういう時こそひょうたん池に飛び込みたいものだが、ガキ・ノート違反となり第二次 プール戦争が勃発するため我慢する。 やっと火がおき、炉にどんどん運び込む。高橋の指示で片側に炭をたくさんおき、片側には少なめに置く。 高橋、これはどうして? 「えーから、あっしにまかしとき」珍しく、自信満々な高橋に驚く。 「えー、これからプール完成記念、バーベキュー大会を行う。皆のもの、食材を並べるのだ~」新垣王子の 開会宣言で一斉に食材が並べられる。 「れいな、やっぱり肉っちゃ」「さゆみも肉なの」無造作に肉を並べる二人。 「あー、あかんて。まずはこっちに置いて、表面焼いて、それからこっちに移してじっくり焼くんやよ~」 仕切りが冴える高橋。何故あんなに詳しいんだ? 「あー、愛ちゃんね、番組で名人から教わったのを忘れてないのよー」とビニール袋に豚のアバラ肉と マーマレードと醤油・赤ワインを入れて揉みながら新垣が教えてくれた。なるほど。記憶力は流石なものだな。 亀井が「コレコレー」と言いながらバナナを皮のまま並べる。 焦げるバナナ。「カメイ、ナニスルデスカ!」と素手でバナナを取ろうとする。 久住とリンリンが必死で止める「ジュンジュン、ダメー」「アプナイデスー」 バナナが焼きあがると皮が勝手にむけて瑞々しい果実が顔を出す。 「オー、ナニコレ、オイシソー」久住とリンリンに羽交い絞めにされながら叫ぶ。 「シナモンシュガーをかけると美味しいんですよー」 新垣、結局、食い物関係の記憶力はみんな良いってことじゃないのか? 「まー、そうともいうね。こりゃ、まいったね。」 とうもろこしを皮のまま焼きながら、王子は照れくさそうに言った。 名前
https://w.atwiki.jp/papayaga0226/pages/152.html
アパレル関係の仕事をしているということにしてる里沙は、いかにも仕事帰りに寄ってみましたと 言わんばかりの雰囲気を纏いながら喫茶リゾナントの方へと足を向ける。 どうせだったらどこかの大学生って設定だったらよかったのだが、ガキさんは大学生ってキャラじゃないと 先輩達に揃いも揃って却下された。 そのため、里沙は泣く泣くアパレル関係の仕事に勤めているOLという設定を受け入れたのだった。 OLとか今時使わないだろってツッコミを入れたかったけれど、ツッコミを入れたところで その100倍の逆ギレが返ってくることが分かっていたから、里沙は言うに言えない。 早く下に後輩を持って、えらそうにしてみたい。 そう思いながら、里沙はリゾナントのドアを開けた。 「あ、新垣きタ。新垣、バナナ食えバナナ、健康にいいゾ」 里沙のことを呼び捨てにし、バナナをやたらと勧めてくる女。 リゾナントインディゴこと、ジュンジュンである。 ジュンジュンは中国出身で、念動力と獣化能力が得意らしい。 まだ、力を使ったところを見ていないのでそれがどの程度のレベルで得意なのかは里沙には分からないのだが。 そして、日本に来てから日が浅いせいか、日本語の使い方がおかしい場面が多々ある(他のメンバーからの情報) 特に、壊滅的と言ってもいいくらい敬語の使い方がおかしい。 この間名字の後にはさんをつけなさいと教えたばかりだというのにも関わらず、 今日もジュンジュンは里沙を新垣と呼び捨てにした。 正直、わざとなんじゃないかと思いつつ里沙は苦笑いで言葉を紡ごうとする。その時だった。 「あー、バナナいいなぁー、小春にもちょーだい!」 脳天気なアニメ声を響かせて、ジュンジュンと里沙の間に割り込んできた女。 リゾナントレッドこと、久住小春である。 念写能力、幻術能力に加えて発電能力を備えた万能タイプの能力者らしい。 だが、小春に関してもまだ能力を使用したところを見たことがないため、どの程度のレベルかは分からない。 それもそのはず、久住小春は芸能人という特殊な職業についているため、出撃回数は極端に少ないのだった。 里沙が戦闘に赴く時に、小春もいたということはまだない。 ただ一つ現時点ではっきりと言えることは、小春は黙っていれば聡明な感じの美少女なのだが、 しゃべった途端にそのイメージが一瞬で崩壊するということだ。 小春は里沙にと差し出されていたバナナを普通に奪い、皮をむき出す。 その傍若無人とも言える振る舞いに、ジュンジュンが切れた。 「久住サン、それは新垣のバナナでス!勝手に順番に割り込みしたら駄目でス!」 「えぇー、いいじゃん別に。バナナ沢山あるんだしね」 言い合いを始めた横で、里沙はため息をついた。 やはり、ジュンジュンがあたしに対して敬語使わないのはわざとだな、と。 そして、小春、お前は金ガンガン稼いでるんだからバナナの1本や2本で揉め事起こすな。 バナナなんてトン単位で買えるだろお前の給料なら、っていうかこれ以上ジュンジュンを怒らせるんじゃない。 こめかみのあたりに筋浮いてるし。 くだらない言い合いに軽く頭が痛くなってきた里沙の肩を、優しく叩く女。 リゾナントグリーンこと、リンリンである。 ジュンジュンと同じく中国出身であり、念動力と発火能力を使える戦闘系能力に長けた能力者である。 一緒に買い物に出かけた際にダークネスの襲撃を受けたのだが、リンリンは見事にそれを撃退した。 身体能力もそこそこあるようで、リゾナンターの中ではかなり戦える人間だと里沙は報告書に記している。 リゾナンターに入って日が浅い里沙がこうして悩まされているのを察して、励ましてくれる優しさ。 この子だけは、何か起きた時には見逃して貰えるように計らいたいものだと里沙は常々思っている。 「新垣サン、いつモのことダから気にシテはいけまセン。ああ見えテ、2人は仲いいんですヨ」 「リンリン…本当にそう思ってる?」 「あー、うー、ば、バッチリデース?」 里沙とリンリンの目の前では、獣化したジュンジュンと両腕に電流を絡みつけた小春がにらみ合っている。 どっちもマジモード全開にしか見えないのだが、これで本当に仲がいいように見えるのならリンリンを 心療内科あたりにでも連れて行くべきかもしれない。 頭痛が増してきたことを感じながら、里沙は洗脳能力を駆使して目の前で起きようとしている不毛な争いを 止めようとした、その時。 「2人ともしょうもないことで暴れるんじゃなかと。店が壊れたらどうするっちゃ」 今にもバトルが勃発しそうな緊迫した空間を意にも介さずに、ジュンジュンと小春の間に割って入った女。 リゾナントブルーこと、田中れいなである。 共鳴増幅能力という他に類を見ないレアスキルが使える以外は、特にこれといった能力は持っていない。 その代わりと言っては何だが、身体能力にかけてはリゾナンター屈指の実力の持ち主である。 先日も里沙の先輩の1人であるミティ(本名は藤本美貴)に、見事なまでの蹴りを炸裂させていた。 肋が何本か折れたであろうミティに同情しながら、れいなの身体能力は要注意であると報告書には記しておいた。 戦いが終わった後電話口でさんざんあいつ締めると呻いていたミティに、眠さの余り締めるのは 勝手だけど頼むから夜中の3時に電話をかけてこないでくださいと言って、壮大に逆ギレされたことを思い出す。 ダークネスに帰ったらきっとボコボコにされるんだろうなぁと、里沙は今から恐怖に震えていた。 れいなはそのまま、ジュンジュンと小春それぞれに軽く拳骨を落とす。 とは言っても2人と比べると10センチは低い身長のれいな、拳骨するために飛び上がったりするものだから 余計な勢いがついて2人の頭に炸裂した、鈍い音付きで。 常人では考えられない身体能力を持ったれいなの拳骨の威力は、炸裂した瞬間床に転がってそのまま動かない 2人の姿を見れば視覚的には充分伝わってくる。 やりすぎたっちゃーと言いながらアワアワしているれいなはなかなか可愛いなと思いつつも、このまま 床に転がられていては他の客が来た際に迷惑になるのは目に見えていた。 里沙はれいなとリンリンに早くここからどかすよと言い、素早く小春の肩を抱いて体を起こす。 その言葉に弾かれるようにれいなはジュンジュンを抱き起こし、リンリンはバッチリデースと叫んだ。 頼むからリンリン、バッチリとか言ってないで手伝ってと里沙は心の中で泣いた。 リゾナントに着いてから10分もしないうちにこんな調子である。 意識のない小春を必死に店の奥に運びながら、里沙はもう帰りたいと心の中で延々と呟き続けた。
https://w.atwiki.jp/marcher/pages/178.html
←前の話 ※ところどころ視点や時系列が飛びます 「◆ ◆ ◆」がその合図です ※一部残酷な描写を含みますのでご注意ください ◆ ◆ ◆ つい先ほど閉まったばかりの扉が再び開いた音に、さゆみは訝しげに視線を上げた。 「どうしたんですか?」 愛へと向けようとしたその問い掛けは、入り口へと漂わせた視線と共に凍りつく。 代わりに、驚きに掠れた声が口から漏れた。 「ジュンジュン………?」 そこに在ったのは、“いるはずのない人物”の姿だった。 「そうだよ。どうした?幽霊を見るような目だな。だが、この通り足もちゃんとあるぞ」 笑っていない目で茶化すように李純が指差す先には、その言葉の通り2本の足とそれに連なる影が伸びている。 「どうして………」 「どうして?お前なら知っているんじゃないのか?道重」 紛れもなく生きて目の前に立つ李純のその言葉に、さゆみはようやく受け入れた。 受け入れざるをえなかった。 今回の件の裏には、李純の思惑が働いていたのだということを――― 「私の両親は……殺された。『リゾナンター』によって。……そうだろう?」 そして、無意識に避けようとしていた事柄が、想像もしていなかった最悪の形で目の前に突き付けられたことを――― 「……うん、そう。その通りだよ。知ったのは……つい最近だけど」 想像もしていなかった形―――? 本当にそうなのだろうか。それは姑息な逃避ではないのだろうか。 自分が向き合わなかったばかりにこんなことになってしまったことからの……… 後悔とも自戒ともつかない感情にかき乱されながら、さゆみは力ない頷きを李純に返した。 「13年前……私の父と母は、異国の地で死んだ。……事故だったと聞かされた。私はそれを信じていた。愚かにも…ずっと」 淡々とした李純の言葉の中には、滾るような憎しみの感情が色濃く浮き出ている。 「13年前…『リゾナンター』は発足したばかりだった。構成メンバーも……今とは全員違っていた」 言い訳めいた口調になるのを自覚しながら、さゆみは訴えるような瞳を李純に向ける。 「私の父と母は、人格者だった。多くの者から“人間”扱いしてもらえなくても……そんな低俗な人間たちより、ずっと立派な“人間”だった」 だが、李純の瞳の中に燃える憎悪の炎は、全く揺らぐことはない。 「その父と母を……“お前たち”は殺した。一方的に。何もしていない……私の大切な両親を」 「………そう…だね」 “事故だった”―――それはある意味では間違いではない。 だが――― “殺された”―――その李純の言葉もまた、完全に正しい。 「つまり、これは“わたしたち”への……復讐なの?ジュンジュン」 やるせない思いの中、さゆみは問わずもがなの問いと、諦観の瞳を李純に向けた。 「そうだな、正しく復讐だ。“お前たち”への。そして“人間”への」 間を置かず返ってきた答えに、さゆみは目を閉じ、深いため息をついた。 吐き出された息と同様、もう取り戻すことのできないこの数日を噛み締めながら。 「わたしは……わたしたちは、あなたのことを“人間”だと思ってたよ。それだけは分かってて…ほしいな」 再び開いた目を向け、少し淋しげにそう言うさゆみに、李純の瞳が僅かに揺れる。 「…分かっている。それを疑ったことはない。一度もなかった」 「じゃあ……どうして……?」 「逆に訊こう。久住はお前たちにとって……“人間”か?」 「……それは………」 「…同じことだ。それと同じことなんだよ、道重」 李純の表情に、暗い翳が過ぎる。 「あいつは好きでああなったわけじゃない。“血”がそうさせただけで」 「……そうだね」 「私も同じだ。そして私の両親も。流れている“血”が違う。だから……“人間”じゃないと看做される」 「だけど……」 否定の言葉を必死に探しながら、さゆみは李純の瞳を覗き込む。 「だけど、それはわたしたちだって……。普通じゃないチカラを持って生まれたばかりに―――」 「それはそうかもしれない。だが、決定的に違うことがあるんだよ、道重」 「……え?」 さゆみの言葉を遮り、李純は真っ直ぐに視線を押し返してきた。 「言っただろう?“血”だ。私の体の中に流れている“血”だよ。それが、決定的に違う」 その瞳に浮かぶ感情を、容易に表現することはできなかった。 そして、その心の内を完全に理解することも。 何よりもそのことが、李純の言葉を明確に表しているように思え、さゆみは唇を噛んだ。 「お前たちはあくまで―突然変異(ミュータント)―だ。…だが、私は違う。―血統(リニージ)―だ。流れている“血”が“人間”とは違うんだよ。久住たちと同じで」 ―獣化(トランスフォーメーション)― その能力が遺伝に拠るものであることは、“この業界”では既に広く知られている。 非公式ながら「獣人族」という呼び名があることが、その何よりの証左だろう。 “人間”と区別しようとする意識が、表面上はともかくその根底にあることもまた―――同時に。 「だけど……仲間だったよ。ジュンジュンは……わたしたちの……」 それもまた表面だけの言葉に過ぎないのかもしれないと感じながら、さゆみは小さく首を振る。 だが、それに対して李純もまた、はっきりと首を振り返した。 「では…再度訊こう。もし、上から命令があったら…どうする?『獣人族は“人間”にとって危険な存在だ。速やかに“除去”せよ』――と」 「―――」 一瞬、言葉に詰まった。 そして、それが何よりの答えだった。 この後どんな言葉を並べたとしても、撤回し得ない―――答えだった。 「…分かっただろう?道重。それが答えなんだ」 「じゃあ、今回の件は、その答えを知るために……?」 「知るためというよりも、はっきりさせるため……だな」 そう言う李純の瞳に浮かぶ感情を表現することは―――やはりできなかった。 「久住は黙って協力してくれたよ。……もしかしたら、久住も“答え”を知りたかったのかもしれない」 「…知ってたんだね、小春ちゃんが“吸血鬼”だってこと……」 「知っていた。知ることになったのは偶然だったが」 “吸血鬼退治”の任務を帯びた最初の会議のとき、この部屋に満ちた賑やかな喧騒がさゆみの脳裏に甦る。 思えばあのとき小春と李純の間で交わされていた会話は、半ば真相そのものだったのだと今なら分かる。 「“復讐”に傾いたのは……いつ?」 「最初から―――と言いたいところだが、それは正確ではない。……間違いないのは“答えがはっきりしたとき”―――だろうな」 「絵里とジュンジュンが“失踪”した……その後の会議ってこと―――だね」 あのとき、愛は言った。 “対象”を“除去”するのが自分たちの役目である―――と。 その“対象”がたとえかつての“仲間”であったとしても……… 「リーダーは……高橋さんは―――」 言いかけて、さゆみは言葉を飲み込む。 愛にしても、それが本意であったはずはない。 だが、その内心を圧し殺してあの場に立っていた。 「リゾナンター」のリーダーとして……誰よりも思い責任と、公平さを貫く残酷さを背負って。 だが……同時に、それこそが李純の得た“答え”でもあった。 だから、さゆみはそこから先の言葉を言えなかった。 「高橋は、抵抗もしなかったよ。一言『ごめん』と言っただけで」 愛の血で染まった口元を心なしか淋しげに歪ませ、李純は両手を胸の前に上げる。 その手もまた、既に乾き始めている不吉な赤によって、斑に彩られていた。 「……最後に一つだけ訊かせてほしい」 沈黙の後、さゆみがポツリと呟くように言った。 「…なんだ?」 「小春ちゃんは…“人間”じゃなかった。あの子はあなたの“復讐”の相手だったの?ジュンジュン」 思いもよらないことを訊かれたというように、李純は一瞬視線を泳がせた。 「さあ……な。分からない。……いや、“人間”じゃないんだから違うんだろうな」 「だけど……小春ちゃんも死んだよ。あなたの“復讐”に巻き込まれて」 「………そうだな」 「身勝手だね、ジュンジュン。身勝手だよ……」 「…そうだな。だが、“復讐”なんていうものは元々……そういうものだ」 「………そうだね。だけど―――」 小さくため息を吐き、さゆみは言葉を継いだ。 「小春ちゃんは、あなたがまだ生きていることを……言わなかったよ。最後まであなたの身勝手に付き合って……そして死んだ」 「………」 「それだけは……覚えててあげて」 「……分かった」 李純の頷きに悲しげな微笑みを返すと、さゆみは手元を操作した。 微かなモーター音とともにさゆみの体が机を離れ、床の上を滑るように移動してゆく。 やがて、さゆみの乗った電動の車椅子は、李純のすぐ前で制止した。 「李純―――あなたを“人間に甚大な被害を及ぼした者”として……“除去”します」 その手に握られた、獣化能力者に相対するにはあまりにも無力な拳銃が、部屋の照明を静かに反射していた――――― ― 了 ―
https://w.atwiki.jp/sayu160/pages/16.html
は ひ ふ へ ほ は 【パソコン】 小学校時代のさゆの友達。 デビュー当時のムック本でも「パソコンもOKさゆみん」のコピーがついている。 ブログなどにも興味がある。 ちなみにキーボードはかな入力で操る。 【花火】 さゆが思う夏の風物詩の代表。 花火を見て宇部時代に家族と見た花火大会を思い出して涙したこともある。 出展:オフィシャルショップビデオレター 【花嫁選手】 FC限定DVD「50」内のドラマ企画でのさゆのNGセリフ。 本来は「花形選手」というセリフだが何回練習しても間違えてしまい本番でも「花嫁・・・」と言ってしまう。 【母重】 さゆの母のこと。 誕生日は8月2日。 お酒が好き。運動音痴。 【ハムちゃん】 さゆが飼ってるゴールデンハムスターの名前 特徴はよく噛む(活発)、キュウリ・チョコ・ポッキーが好物 ハムちゃんの部屋を掃除すると元気が出る。 ハワイツアー中はハムちゃんの生存を心配していた。 【ハムミ】 実家で以前に飼われていたハムスターの名前 ハムちゃんに比べるとおとなしい。 【ハロプロアワー】 Gyaoで配信されているハロプロのオリジナルコンテンツのこと。 第5回、第6回、第15回はさゆみのさゆみによるハロプロファンの皆さんのための番組。 第5回(配信 2006/4/28~5/26) MC 道重さゆみ Guest:柴田あゆみ・中島早貴 OpAct:涙が止まらない放課後(道重さゆみ) EdAct:赤いフリージア(柴田あゆみ・道重さゆみ) 第6回(配信 2006/5/12~6/9) MC 道重さゆみ Guest:後藤真希・岡井千聖 OpAct:ギャグ100回分愛してください(道重さゆみ) 第15回(配信 2006/9/15~10/13) MC 道重さゆみ Guest:メロン記念日(斉藤瞳、大谷雅恵、村田めぐみ)、熊井友理奈 OpAct:恋の呪縛(道重さゆみ) 第19回(配信 2006/11/10~12/8) 出演 亀井絵里・道重さゆみ・田中れいな・久住小春 OpAct:浮気なハニーパイ(亀井絵里・道重さゆみ・田中れいな・久住小春) EdAct:GoGirl~恋のビクトリー~(亀井絵里・道重さゆみ・田中れいな・久住小春) ひ 【ピアス】 2005年亀井付き添いの下、病院でファーストピアスを開けるが 痛い 自分の体に穴が開いたのが怖い の理由で2ヶ月で断念。今は塞がっている。 【ピアノ】 この言葉に関しては山口弁の発音にこだわっている。 アクセントが前方にくる。(下図参照) 【ピータン】 ハロモニコントでのさゆの役名の一つ。 中国三千年の歴史の中で一番かわいいウェイトレス 【ビートきよし】 2003年に行われた岡村女子高等学校体育祭での道重がライバルとした人物。 【姫菜】 さゆみんが「本当はなりたかった」という名前 「お姫さまの『姫』に菜の花の『菜』ですよ!」とのこと 出展:つんくオフィシャルウェブ/ポジティブ本 【ピンキーさゆみん】 ハロプロ物産の腰掛OL ハロプロニュース枠で最も可愛い出演者 ふ 【ふぁく馬】 白馬と言おうとして甘噛みしてしまったときの発言 【ふぃ~ふぃ~】 6期オーディション合宿にてボイストレーナー菅井英憲が行った発声練習。 「にゃ~お」に比べるとマイナー。 【フォトテクニックデジタル】 玄光社より発行されているカメラ誌。 2009年5月号において道重が表紙&グラビアを飾った。 【河豚(ふぐ)】 道重家が毎年大晦日に食べるもの。 大晦日には家族で早朝に市場へ河豚を買いに行き、夜はふぐ刺し、唐揚げ、鍋と河豚三昧。 山口県の味代表。 【フーフー(する)】 食べ物を冷ます様子。 ハロモニ。企画にて加護に食べさせるチーズフォンデュを 必死にフーフーするシーンがヲタ心をくすぐった。 【フジグラン】 スーパー、ゲームセンター、映画館、ショップなどあらゆるエンターテイメントを提供する宇部の一大アミューズメント施設。 【双子ちゃん】 鏡や自分の写真などと一緒にカメラに写るときにさゆが良く使う表現。 一緒に写る数が増えると三つ子ちゃん、四つ子ちゃんと増加する。 【豚に花】 オシャレをしたらだいたい誰でも可愛く見える、という意味のことわざ。 やや毒があるさゆのお手製ことわざ。 出展:それゆけ!ゴロッキーズ 【豚の脂身】 2006年からさゆがはまっているちょっと危険な食べ物 【ぶちスキポーズ】 うさちゃんピースに続きさゆが流行らせようとしているポーズ。コンサートでも多用されている。 2006年はこれで決まり(らしい) 【藤本美貴】 道重の憧れの人の1人(石川、高橋、藤本) モーニング娘。LOVEオーディション2002のスタジオ収録の時に 藤本と道重は隣同士だったが小顔な藤本の隣に隣にいると 顔が大きく見られそうで嫌だった、と後に感想を述べている。 2人で渋谷を歩いているところを見かけたという未確認情報あり。 【プリンセスさゆみん】 ハロプロ物産の腰掛OLでエリック亀造の秘書。 スーツに黒渕メガネという格好で出演した。 【プリンセスワイワイさん】 ハロモニ@に登場する謎のマジシャン。 「こりゃー驚きだワイ!」のキメ台詞と同時にY字バランスを披露する。 さゆ曰く「謎めいていて気になる」「友達になりたい」存在。 【ブログ】 さゆが前々(だいたい前世くらぃ)からやりたかったことの一つ。 2010年2月9日よりGREEにて公式ブログが開設された。 道重さゆみ(モーニング娘。) 公式ブログ 【冬さゆ】 冬季にややポッチャリとなった道重を示す言葉。 (対義語:夏さゆ) 【Fu~】 ふぅ~ 【ふんわかふんわか系】 エコモニ。についてM黙内でさゆが語ったイメージ。 ハロモニでも語ったことがあり、当時のさゆの流行語だったと思われる。 へ 【平気】 さゆみんが東京人ぶるときに使う言葉。 山口では通常「大丈夫」という表現をつかう(そうだ)。 【平成】 道重は田中れいなと共に、娘メンバー初の平成生まれである 【変な顔】 子供のとき誘拐されないようにワザと変な顔をして歩いていた かわいすぎて実際は出来ていたなかったようだ 【ペンギン村】 宇部に実在する地域名。 さゆの実家の近所にある。 ほ 【ポッコリーナだけどペッコリーナ】 2007年春の自身の状態を表現した言葉。 【ポワワ島】 南の島に自由に名前をつけられるとしたら、の回答。 幸せになる島らしい。 【本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです】 2006年スポーツフェスティバル サバイバルレース(第2レース)において後ろから1位を獲得した際のインタビューコメント。チームに減点が課せられるため、このコメントとなった。 「本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。 さゆみなんで運動音痴に生まれたんだろう・・・」 【ほんとに・・・】 口ぐせ。 【ボンボン】 髪飾り・髪留めのこと。ボンボン集めが道重の趣味のひとつである。 「自分に子供がいたらどんなのが似合うか」がかわいいものを 選ぶコツとしている。
https://w.atwiki.jp/pgbnavi/pages/152.html
スコア リーグ交流戦 広島-大阪1回戦 広島メモリアルスタジアム(広島1勝) 大阪 000 101 010-3 広島 002 100 10X-4 (大)●湊、大和、馴馬-遠江、ベティ (広)○桃園、H白石、H石井、S十和田-城下 戦評 昨季リーグ王者のライバル・横浜から開幕連勝スタートを決め、オープン戦からの絶好調を維持して勢いに乗る広島。 対するは、こちらも打線好調の大阪。派手な打ち合いの一戦となるか。 広島の先発は、大阪から移籍の桃園。古巣相手に初先発となる。 一方、大阪先発は、昨季チーム最多の4勝、防御率も2.86と沢渡に次ぐ結果を挙げた湊。絶好調・広島打線を止められるか。 1回表、大阪は2死2塁で好調・4番岡田。桃園の失投を岡田が逃さずセンター前に弾き返すが、これをショートの高倉が飛びついて取るや素早く1塁へ送球! バックの好守に助けられた桃園が、初回のピンチを切り抜ける。 1回裏、広島も2死から1・2塁とチャンスを作るが、小清水がレフトフライに倒れる。 2回表の大阪は2死満塁、2回裏の広島は無死3塁とチャンスを作るが、ともに点は入らず。 3回裏、広島は四球で出た高倉の盗塁から、久住の内野安打で無死1・3塁と3度チャンスを作る。 湊もここから真骨頂を見せ、怖い青木・伊達を打ち取り2死にまで追い込むが、小清水への1球が甘く入り、三遊間への内野安打! ついに広島が先制。すると続く岡崎がセンター前タイムリーで続き、広島が2点を先制する。 大阪も4回表、2死2塁から宇佐美がレフトへのタイムリー! さらに2死1・2塁で加賀もセンター前へヒットを放つが、これを岡崎が矢のような送球でホームタッチアウト。広島、またも“鉄壁の守備”でピンチを凌ぐ。 4回裏、又丸のエラーなどで広島がこの回も無死1・3塁。高倉はサードフライに倒れたが、続く久住がスクイズ。広島が小技で3-1とリードを広げる。 5回表、大阪も桃園を攻め込み、1死2・3塁。さらに2死満塁としたところで、大阪は代打・鞘ヶ谷。ここで桃園が投げ込んだボールが、ど真ん中に行くストレート! 鞘ヶ谷が捉えたボールは右中間のフェンス際へとグングン伸びていったが、ギリギリのフェンス際で、芝原がジャンプしてスーパーキャッチ! 大阪、三度広島の好守にチャンスを阻まれ、追いつくことができない。 それでも6回表、大阪は先頭の宇佐美が3ベース。刺巻が四球で歩くと、今度は加賀がスクイズ! 2-3と1点差に迫り、さらに1死2塁と同点のチャンスで3番・阪宮。 甘い球が多い桃園、ここも高めにスライダーが抜けたところを阪宮がレフト線へ引っ張る……が、打球は横っ飛びのサード・小清水のグラブへ! 続く岡田も三振に倒れ、またしても広島が好守で大阪の同点を阻止する。 7回表、広島は白石をマウンドへ。いきなり黒瀬にライト線への当たりを打たれるが、これも芝原がスーパーキャッチ。大阪は三者凡退に終わる。 すると7回裏、大阪2番手・大和の代わりばなに高倉がライトへの1号ホームラン! 広島がふたたび4-2とリードを広げる。 しかし大阪も8回表、広島3番手・石井の初球の甘い球をベティが1号ホームラン! 3-4とすぐさま1点差に迫るが、後続を石井が抑えて同点には追いつけない。 8回裏、大阪3番手・馴馬が無失点に抑え、試合は9回表へ。広島はクローザー・十和田をマウンドに送る。 大阪は先頭の岡田が四球で出るが、後続が続かず。最後のカミュのレフトオーバーの当たりも、茂部の好守に阻まれ試合終了。最後まで広島守備陣が大阪の猛攻を阻み続け、接戦を制した広島が開幕3連勝を飾った。 大阪は、広島を上回る11安打を放ちながらも、鉄壁の広島守備陣に阻まれあと一歩及ばずという結果となった。 責任投手・本塁打 [勝] 桃 園 (1勝) [S] 十和田 (2S) [敗] 湊 (1敗) [本] 高 倉 1号①(大 和) ベティ 1号①(石 井) 試合詳細 +... 打撃成績 +... 投手成績 +...
https://w.atwiki.jp/kunoriku/pages/161.html
記録 男子400m決勝 男子400m準決勝(全3組) 男子400m予選(全9組) 記録 部類 記録 樹立者 所属 樹立年日 日本記録(NR) 44"78 高野 進 東海大学TC 1991 日本ジュニア記録(JR) 45"18 山口 有希 東海大学 2003 日本高校記録(HR) 45"47 金丸 祐三 大阪(大阪) 2005 大会記録(GR) 46"18 金丸 祐三 大阪(大阪) 2005 男子400m決勝 男子400m決勝 順位 レーン 記録 名前 所属校名 備考 1 5 47"79 山﨑 謙吾 埼玉栄(埼玉) 2 3 48"16 茅田 昂 修道(広島) 3 4 48"31 古川 諒 新潟産大附(新潟) 4 8 48"76 伊藤 卓 浜名(静岡) 5 6 48"79 八木 維信 長崎日本大学(長崎) 6 2 48"87 小畑 昂太 壱岐(長崎) 7 1 49"28 手塚 翔太 小松工(石川) 8 7 49"29 野田 滉二 近大附(大阪) 男子400m準決勝(全3組) 男子400m準決勝1組 順位 レーン 記録 名前 所属校名 備考 1 5 55"12 山﨑 謙吾 埼玉栄(埼玉) Q 2 6 55"25 野田 滉二 近大付(大阪) Q 3 7 56"27 手塚 翔太 小松工(石川) q 4 4 56"34 本田 和真 浜松北(静岡) 5 3 56"66 横山 直広 浜松西(静岡) 6 1 57"01 大石 真功 浜松市立(静岡) 7 2 57"26 和田 竜樹 犢橋(千葉) 8 8 57"84 大久保 俊甫 函館ラサール(北海道) 男子400m準決勝2組 順位 レーン 記録 名前 所属校名 備考 1 5 55"71 古川 諒 新潟産大付(新潟) Q 2 3 56"33 伊藤 卓 浜名(静岡) Q 3 6 56"40 福永 拓哉 洛南(京都) 4 7 57"15 立石 卓也 佐世保西(長崎) 5 2 57"18 皆木 佑太 桐蔭学園(神奈川) 6 1 57"19 西方 慎二 鶴嶺(神奈川) 7 8 57"70 吉崎 晋介 自由ケ丘(福岡) 8 4 58"57 山本 大介 宮崎北(宮崎) 男子400m準決勝3組 順位 レーン 記録 名前 所属校名 備考 1 3 55"44 茅田 昂 修道(広島) Q 2 5 55"91 八木 維信 長崎日大(長崎) Q 3 4 56"12 小畑 昂太 壱岐(長崎) q 4 8 57"02 小栗 良太 浜名(静岡) 5 7 57"94 小林 優也 土浦日大(茨城) 6 6 58"05 下田 将 八頭(鳥取) 7 1 58"86 川本 稜佑 自由ケ丘(福岡) - 2 野中 昌之 相洋(神奈川) 男子400m予選(全9組) 男子400m予選1組 順位 レーン 記録 名前 所属校名 備考 1 4 48"46 小畑 昂太 壱岐(長崎) Q 2 7 49"05 小林 優也 土浦日大(茨城) Q 3 6 49"24 浦田 勝博 呉羽(富山) 4 8 49"30 山田 涼馬 一宮(愛知) 5 5 49"66 北村 将之 広島皆実(広島) 6 3 49"80 岩橋 直紀 新潟(新潟) 7 2 51"67 坂井 智哉 徳島市立(徳島) 男子400m予選2組 順位 レーン 記録 名前 所属校名 備考 1 3 49"10 茅田 昂 修道(広島) Q 2 4 49"21 小栗 良太 浜名(静岡) Q 3 7 49"41 佐藤 貴弘 秋田商(秋田) 4 8 49"51 宮寺 剛 東京農大二(群馬) 5 5 49"80 丸山 裕生 延岡(宮崎) 6 2 49"98 大里 卓巳 大館国際情報(秋田) 7 6 50"40 木村 俊仁 土庄(香川) 8 1 50"51 湊 友貴 釜石(岩手) 男子400m予選3組 順位 レーン 記録 名前 所属校名 備考 1 8 49"01 横山 直広 浜松西(静岡) Q 2 5 49"13 吉崎 晋介 自由ケ丘(福岡) Q 3 4 49"30 鈴木 淳志 七尾東雲(石川) 4 7 49"72 田村 公 土佐(高知) 5 6 50"59 田口 泰広 熊本北(熊本) 6 2 73"90 藤本 壮 洲本(兵庫) 3 千葉 優人 山形東(山形) DNS 男子400m予選4組 順位 レーン 記録 名前 所属校名 備考 1 4 48"57 山本 大介 宮崎北(宮崎) Q 2 6 48"68 福永 拓哉 洛南(京都) Q 3 2 48"78 野中 昌之 相洋(神奈川) q 4 3 48"91 大石 真功 浜松市立(静岡) q 5 1 48"95 飯﨑 翔太 埼玉栄(埼玉) 6 5 49"15 村田 丈尚 鹿児島南(鹿児島) 7 7 50"25 畠山 智仁 千歳(北海道) 8 8 50"52 戸子臺 貴裕 恵庭南(北海道) 男子400m予選5組 順位 レーン 記録 名前 所属校名 備考 1 8 48"70 山﨑 謙吾 埼玉栄(埼玉) Q 2 7 48"72 手塚 翔太 小松工(石川) Q 3 6 48"88 川本 稜佑 自由ケ丘(福岡) q 4 4 49"02 越智 泰勢 川之江(愛媛) 5 5 49"33 田口 雄大 平工(福島) 6 3 49"66 大窪 健人 茨城キリスト(茨城) 7 2 50"42 中村 幸輝 北海道栄(北海道) 男子400m予選6組 順位 レーン 記録 名前 所属校名 備考 1 5 48"26 野田 滉二 近大附(大阪) Q 2 6 48"69 本田 和真 浜松北(静岡) Q 3 4 49"05 大谷 俊貴 松山(埼玉) 4 3 49"06 椋下 響介 桜宮(大阪) 5 2 50"13 荒関 悠嗣 中標津(北海道) 6 8 50"32 赤井 勝哉 篠山産(兵庫) 7 7 50"45 木村 和史 坂出(香川) 男子400m予選7組 順位 レーン 記録 名前 所属校名 備考 1 8 48"43 八木 維信 長崎日本大学(長崎) Q 2 7 48"64 下田 将 八頭(鳥取) Q 3 4 48"66 和田 竜樹 犢橋(千葉) q 4 2 48"76 皆木 佑太 桐蔭学園(神奈川) q 5 5 48"90 西方 慎二 鶴嶺(神奈川) q 6 6 50"41 村中 洸輝 下関商(山口) 7 3 50"93 桑田 大貴 山口県鴻城(山口) 男子400m予選8組 順位 レーン 記録 名前 所属校名 備考 1 6 48"31 古川 諒 新潟産大附(新潟) Q 2 3 48"82 立石 卓也 佐世保西(長崎) Q 3 5 49"03 米崎 輝 専修大松戸(千葉) 4 2 49"14 瀧澤 賢 仙台三(宮城) 5 4 49"49 松元 琢実 美作(岡山) 6 7 50"29 水谷 祐己 日大二(東京) 7 1 51"22 中村 司 玉名工(熊本) 8 8 51"53 井川 滉平 札幌創成(北海道) 男子400m予選9組 順位 レーン 記録 名前 所属校名 備考 1 4 49"06 伊藤 卓 浜名(静岡) Q 2 8 49"39 大久保 俊甫 函館ラサール(北海道) Q 3 5 49"53 永野 佑一 育徳館(福岡) 4 7 49"58 栃折 京太郎 金沢二水(石川) 5 6 50"11 藤島 太一 高松西(香川) 6 3 50"79 柴田 一輝 水口(滋賀) 7 2 51"55 吉田 翼 宮崎工(宮崎)
https://w.atwiki.jp/papayaga0226/pages/405.html
「…意外と大したことないね」 「そうだね、でも…前までのさゆみ達だったら、まず侵入すら出来なかったと思うの」 襲いかかってくるダークネスの構成員達など、最初から存在しないかの如く振る舞う二人。 リゾナンターの中堅、“亀井絵里”と“道重さゆみ”である。 武器を持って襲いかかってくるダークネス構成員達を、常人では視認不可能な速度での攻撃であっという間になぎ倒す。 構成員達が弱いのではない―――二人が強すぎるのだ。 海上の牢獄の警備に当たる構成員は、厳しい訓練を乗り越え、試験を突破した者の中から選定される。 その辺の能力者程度なら、赤子の手をひねるかの如く一瞬で抹殺することができるとまで言われる戦闘集団。 だが、今の二人にとっては―――有象無象と言っても何の差し支えもない、“雑魚”の集まりに過ぎなかった。 海上の牢獄へと、捕らわれた仲間“新垣里沙”を救い出すためにやってきたリゾナンター達。 以前のままの強さであれば、彼女達の言う通り侵入することすら叶わなかったであろう。 元“M”の能力者兼機器開発技術者である“保田圭”。 海上の牢獄に侵入する際、彼女の元で数日間、リゾナンター達は自分達に宿る力を完全に開花させるために時間を費やしてきた。 “共鳴因子”をその身に宿したリゾナンター達は、今までは自分達の力を完全に引き出せていない状態であった。 圭の元を訪れ、ダークネスとの決戦に赴くことを選択したリゾナンター達は自分達が本来持っていた力を目覚めさせることに成功する。 本来、人間の脳は30%程度しか使われていない状態である。 超能力者と言われる人間達は、個体差はあるが40%~50%程度。 超能力者はその、本来普通の人間が使えない領域を超えて脳を働かせることにより、常人では想像も出来ない超能力を行使し、並外れた身体能力を得ているのである。 圭がリゾナンター達にしたこと、それは―――今まで使われていなかった領域部分を完全解放するということだった。 それにより、リゾナンター達は今までとは比べものにならない力を得る。 そして、得た力は―――共鳴因子の働きで何倍にも増幅され、強大な敵を撃ち倒すに事足りるだけの巨大な力へと変わるのだ。 絵里もさゆみも、海上の牢獄に潜入してからまだ一度たりとも能力を行使していない。 己の身体能力のみで屈強な戦闘集団を瞬く間にねじ伏せていた。 「しっかし、何人いるんだか…絵里、飽きてきたんだけど」 「いい加減先に進ませてほしいよね、てか、時間勿体ない」 華麗に敵を撃ち倒しながら、絵里とさゆみは焦っていた。 基地内に潜入してから、20分弱―――海上の牢獄に何が起こったのか、既にダークネス本部にも伝わっている頃だろう。 今回の目的は里沙の奪還、そして全員で生還することが目的である。 余計な“援軍”を呼ばれるよりも先に、この基地の何処かに監禁されているであろう里沙を救い出し脱出しなければならない。 こんなところで手間取っている場合ではないのだ。 「さゆ、絵里の後ろに立って…一気に決めるよ」 「…ちゃんと急所は外してね、後、終わったらさゆみの手を引いてすぐに部屋出てよ。 “余計なもの”は見たくないんだからね」 「はいはい」 さゆみが自分の背後に下がったのを確認して、絵里は構成員達に向かって手を翳す。 刹那、数メートルにもなる巨大な“風の刃”が生み出され、構成員達めがけて飛んでいく。 目を閉じた絵里がまるで演奏会の指揮者のように手を動かすその度に、風の刃は方向を変え、構成員達の体に鮮やかな朱線を生み出した。 やがて、辺りに轟いていた絶叫が小さなうめき声へと変わった頃、絵里は指をパチン、と一つ弾く。 風の刃は途端にその場から消失した。 辺りに広がる朱の海に視線を向けないようにしながら、絵里はさゆみの手を引いて一気に部屋を抜け出した。 * * * 「しかし、脳の領域を開放するだっけ? それだけでこんなに変わるもんなんだね、みっつぃー」 「本来使われない部分を使うことが出来れば、人間の能力ってかなりのものらしいってのは知ってたんですけど、 実際、自分がそうなって見るとホンマ仰天するしかないっていうか…てか、久住さん、もうちょい緊張感持ちましょうよ」 「えー、いや、うん。 持ちたいのは山々なんだけど、ね」 「…ま、愛佳もあんまり久住さんのことは言えへんけど。 こうも歯応えないと、ホンマにここがもう一つのダークネスの基地なんか疑わしくなってきますわ」 絵里とさゆみよりも、奥のポイントから潜入したのは“久住小春”と“光井愛佳”のチーム。 暢気すぎる会話とは裏腹に、二人は襲いかかってくる敵を拳で、蹴りで鮮やかになぎ倒していた。 今までの自分達だったら、こんな会話をする余裕どころか、今頃とっくに屍になっていてもおかしくはない。 たった数日、その間自分達がやったことは殆どなかった。 圭の生み出した装置に寝転がり、起きた後の殆どの時間は圭や麻琴が収集してくれていた海上の牢獄に関するデータを頭に叩き込んだ程度である。 もしも、里沙を救い出すのにもう少しの猶予が与えられていたなら。 それを考えると、自分達のことなのに背筋が寒くなってくる。 小春も愛佳も、今まで組織などで厳しい訓練を積んできたわけではない。 だが、まるで…今の自分達はもう何年もの間厳しい訓練を積んできた戦闘員のように、身体能力のみで華麗に敵を打ち倒している。 自分の体が自分のものでないかのような、不思議な感覚だった。 敵の攻撃はまるで止まっているようにしか見えなかったし、ほんの少し力を込めて殴っているだけなのに、敵の体は宙を舞う。 「みっつぃー、ここ来て何分経った?」 「…20分超えましたね」 「一気に片付けて奥の方進もうか。 そろそろ、一筋縄じゃいかないようなのも出てくるだろうし」 「ですね、ここで無駄な体力消費しててもしゃーないですし」 「―――決まりだね、じゃ、みっつぃー、下がってて」 小春の声に、愛佳は小春の背後へと下がる。 刹那―――部屋の中心に生み出されたのはバチバチという激しい音を放つ、赤く蠢く電流。 まるで意思を持っているかのように、電流は四方八方へと一瞬で伸び、構成員達をあっという間に行動不能にしていく。 見た目よりも遥かに威力が高いのだろう、一部分でも電流に触れた瞬間、声すら出すことも出来ずに倒れていく構成員達。 数十秒程でこの部屋に居た構成員達を全て行動不能に陥れた小春は、愛佳と共に奥を目指して駆け出した。 * * * 「…亀井サン達と久住達は、奥に進ンだみタいだ、リンリン」 「ジゃあ、私達も早ク行かナいト」 小春と愛佳が侵入したポイントとは対角のポイントから侵入したのは、“ジュンジュン”と“リンリン”チームであった。 遠くの方で、大きなエネルギーが間隔を置いて二回弾けたのを感じ取ったジュンジュンとリンリン。 どっちも、パートナーは非戦闘能力保持者というチームが先行し、どちらも戦闘系能力を使えるチームである自分達が遅れを取っている。 戦闘中だというのにも関わらず、悔しそうな顔になるジュンジュンを見て小さく苦笑いするリンリン。 ジュンジュンとリンリンは視線を交わすと、バックステップで一気に後方に飛ぶ。 焦ったかのように距離を詰めてくる構成員達に向かって、二人はそれぞれ手を翳した。 刹那、二人の手からそれぞれ藍色、深緑色の“念動刃”が幾つも放たれる。 避けきれずに倒れていく構成員もいれば、運良く避ける者もいた。 だが、運良く避けた構成員は次の瞬間―――距離を一気に詰めていたリンリンの手によって焼き尽くされる。 そして、ジュンジュンの方へと飛び込んできた構成員は―――獣化したジュンジュンの手によって、一瞬にして吹き飛ばされた。 部屋の中で動いている者は自分達以外にいないことを確認した二人。 獣化の解けたジュンジュンは、腕に付けたブレスレットに力を込めた。 一瞬にしてジュンジュンの体は海上の牢獄に来た時と同じ、黒い戦闘服に包まれる。 「リンリン、行くゾ」 「ウん…新垣サン、きっト待っテまス」 二人は風のような速さで奥へと続く通路へと駆け出した。 * 『こちら亀井・道重チーム、ただいま順調に奥に向かってます!』 『久住・光井チームも、グングン奥に向かってますよ!」 『ジュンジュンリンリンチーム、バッチリ奥に向かってまース!』 “共鳴”の仕組みを上手く利用したインカムを通じて、次々に仲間達から報告が上がる。 ジュンジュン、リンリンチームよりも奥のポイントから侵入したのは“田中れいな”、“高橋愛”のチームであった。 他のチームが自分達よりも先行したことに、戦闘中だと言うのにも関わらず愛の唇に小さな微笑みが漏れる。 れいなは背後から忍び寄ってきていた敵に回し蹴りを放ちながら愛に向かって声をかけた。 「―――だってさ、愛ちゃん。 ちょっとうちら、ぐずぐずしすぎたかもよ」 「そうやね、でも、能力の消耗は抑えておきたかったしの。 っと、れいな、そいつでラスト!」 「はいはい、本当、愛ちゃんは人使い荒いんだから」 軽口と共に、れいなは最後の一人目がけて鮮やかな正拳突きを繰り出す。 相手が崩れ落ちたのを確認し、れいなと愛は数秒程辺りを見渡した。 新たな敵が現れないことを確認し、れいなと愛は奥へと続く通路へ駆けだしていく。 リノリウムで出来た長い通路に響く、自分達の足音。 他のチームも今頃、同じ場所を目指して突き進んでいるに違いない。 インカムで都度連絡を取り合いながら、それぞれ奥を目指す。 追っ手や新たに現れた敵を倒しつつ、同時に何か変わったところがないか確認しながら移動していくリゾナンター達。 見取り図があれば、もっとスマートに行動出来るのだろうが、 生憎、海上の牢獄の地図データだけは圭と麻琴の数日にも及ぶ懸命な検索作業にも関わらず、見つけることが出来なかったのである。 必死に基地内部を駆け回るリゾナンター達の前に突如現れたのは、白衣に身を包んだ女性の立体映像であった。 それぞれその場で足を止めて、立体映像に見入る4つのチーム。 『リゾナンターの皆さん、初めまして。 私はダークネスの超能力研究機関“Awesome God”の最上位研究者、紺野あさ美と申します。 裏切り者のためにわざわざこんなところまで乗り込むなんて正気の沙汰とは思えませんが…まぁ、それはいいでしょう。 ―――これから、あなた達にはあるゲームに参加して貰います』 「ゲームとか、そんなもんにあーし達が付き合うと思っとるんか!」 『まぁまぁ、落ち着いて下さい。 ゲームのルールはいたってシンプルです。 これから、あなた達各チームにそれぞれ、能力者を送り込みます。 あなた達がこちらの送り込んだ能力者全員を倒すことが出来れば、新垣里沙が監禁されている部屋へ通じる通路へ案内しましょう』 「…どうせ罠にきまっとーと! れーな達が全員能力者を倒して弱ったところを叩くつもりに違いないっちゃ!」 『例え、罠だとしても…あなた達はそれを拒否することなんて出来ませんよ。 この海上の牢獄のメインコントロールは、我々ダークネスの本部にあります。 それが何を意味するか分かりますか? あなた達がどれほど血眼になって探しても、新垣里沙の元へ辿り着く通路は見つけられない、それどころか こちらは―――その通路及び新垣里沙がいる部屋を一瞬で爆破することだって可能ということなんですよ』 立体映像から告げられた言葉に、リゾナンター達は唇を噛みしめ、拳をキツく握り込む。 何も言えなくなったリゾナンター達を嘲笑うかのように、立体映像は再び口を開いた。 『あなた達は新垣里沙を奪還しに来たつもりかもしれませんが、こちら側からすれば飛んで火に入る夏の虫。 保田さんの元で本来持っていた力を目覚めさせたあなた達のデータを、私は一刻も早く手に入れたい、そう思っていたんですから。 大丈夫です、私は約束は守りますよ』 信用できない、と口に出すことは出来なかった。 否、信用するしないという問題ではない。 向こうは里沙の命をちらつかせ、逆らえば瞬時にその命を奪い去るとプレッシャーをかけてきているのだ。 誰もがこれはゲームなどというお遊びではない、卑劣な罠だと感じ取っていた。 例え向こうが約束を守ったとしても、その先に本当に里沙がいる保証など何処にもない。 れいなが言った通り、能力者との戦闘で傷つき消耗したリゾナンター達を倒すべく、 強力な能力者が今か今かと待ち構えている可能性の方が遥かに高いのだ。 だが、それでも―――皆の答えは、たった一つだった。 「分かった、そのゲーム―――リゾナンター全員、受けて立つ」 リゾナンターのリーダーである愛の言葉と同時に、皆それぞれ目の前に立つ立体映像をキツく睨み付ける。 卑劣な罠を打ち砕き、絶対に里沙を助け出してみせる、その想いは重なり合い、激しく共鳴した。 海上の牢獄へと攻め込んできた時よりも、遥かに強いエネルギーがリゾナンターの中に湧き起こる。 立体映像越しでも分かるというのか、“紺野あさ美”は満足げに微笑んだ。 その場違いな微笑みに強い苛立ちを募らせる八人。 『交渉成立、ですね。 では、今からあなた達の前に…能力者がいる部屋への通路を出現させます。 また、お会いしましょう―――もっとも、あなた達が生き残る保証はどこにもありませんけどね』 不愉快な言葉を残し、立体映像はかき消えた。 それと同時に各チームの目の前に出現したのは、奥の方へと伸びる暗い通路。 愛はインカムを通じ、別の地点にいる仲間達へと話しかける。 「…多分、ここから先はインカムで連絡を取り合うことは出来ん。 皆―――絶対に敵を倒して、そして全員で里沙ちゃんのところに行こう」 『当然、ここまで来てやられたら格好悪いもん』 『絵里とさゆみチームは絶対勝つの』 『あー、愛佳達だって負けませんよ、ね、久住さん』 『もちろん、絶対に新垣さんを助け出します!』 『ジュンジュンも、絶対勝ツ!』 『皆、頑張りマしょウ!』 インカムを通じて聞こえてくる仲間達の声に、愛とれいなは顔を見合わせて微笑む。 遠く離れていても、皆気持ちは一つ。 里沙を、絶対に助け出す。 それぞれのパートナーと視線を交わし合った後、目の前に出現した通路へと一斉に駆けだしたリゾナンター達。 ―――卑劣な罠が待ち受ける、絶対不利なゲームが幕を開けた。
https://w.atwiki.jp/yanesure/pages/225.html
3年2ヶ月目 126から抜粋。 126 :名無し募集中。。。:2010/02/13(土) 23 01 14.71 P 庭の池に氷が張った。 もちろん人が乗れるほど厚いわけはないが、娘たちは滑りたそうにしている。 「乗るんじゃないぞ、池に落ちたら心臓麻痺でお陀仏だぞ」 「わかっとるとよ、でもオリンピックやってるし・・」 「なんかやってみたいよね。」 田中と亀井が池の氷を突っつきながら言っている。二人の言うことにも一里あるしなぁ。 なんせ年中コンサートやイベントでウインタースポーツなんかやる暇もないやつらだし。そこに久住が遊びに来た。 「あー氷だー、すごーい。アイスホッケーできる☆カナ」 こいつのお陰で閃いた。 「アイスホッケーもどきなら出来るぞ」 「やりたーい」 いつの間にか集まっていたやつらが声をあげた。 「それじゃあ、各自濡れてもイイ服装をして風呂場に集合」 急いで高亀道田久ジュリの7人が部屋に着替えに行った。 その隙にミットがわりの軍手やらスティック代わりの菷やらなんやらを用意しとく。 幸い新垣は光井と買い物だし、思う存分楽しめそうだ。 パックに新品の石鹸を出してきて、風呂場に集ったあいつらに簡単なルールを説明する。 試合開始。 思った通り大騒ぎになった。ただあの激しいステージをやってるだけあってスタミナは結構なもんだ 名前
https://w.atwiki.jp/pgbnavi/pages/685.html
スコア マーメイド・リーグ 広島-横浜9回戦 松山中央公園野球場(広島4勝5敗) 横浜 001 011 000-3 広島 000 000 110-2 (横)○馬家、H佐々羅、H久木野、S善行寺美-真中 (広)●赤田、小野塚、石井-城下 戦評 広島は地元の応援を背に赤田を登板させたが、先に流れを掴んだのは横浜。3回、エンドランで強引にランナーを進めて三柴のタイムリーで先制すると、5回には中堅・遠野のエラーで得たチャンスに戸塚が巧みな犠牲フライで2点目。 その横浜は直前の福岡戦からローテーションを変更して臨み、今日は馬家を赤田と当てた。馬家の中々2塁を踏ませない好投に打線も噛み合い、6回にアレックス、豊川の連打から和泉の内野ゴロの間に3点目が入る。 広島は7回、青木がその馬家に三塁打を浴びせると、守備が乱れる中で1点を返し1アウト満塁。ここで代打と二塁代走を呼び広島が一打同点を狙うが、代打・小清水は馬家が沈め、続く城下はワンポイント・佐々羅が三振に取った。 広島は8回にもチャンスで代打を送り、今度はその久住がタイムリーを放ったが、後続は続かず。9回には善行寺美がピシャリと抑え、横浜が狙い通りの勝利を収めた。 責任投手・本塁打 [勝] 馬 家 (3勝2敗) [S] 善行寺美 (1敗1S) [敗] 赤 田 (3勝1敗) [本] 試合詳細 +... 打撃成績 +... 投手成績 +...