約 1,696,462 件
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/4848.html
「おのれ!BK201、コードネーム黒(ヘイ)、そしてまたの名を黒の死神!許さぬ!」 ジロリアン五人衆最後の一人、赤王こと赤セイバーは怒っていた。 「三田本店ではないとはいえ余が楽しみにしていた二郎をよくも食らい尽してくれたな!必ず余が直々に葬ってくれる!」 そう言うと早速、船に乗り黒を追いかけ始めた。 ついでに、二郎を食らい尽くした他の大食い達は 暗示かけられたり掘られたり、悲惨な目にあっていたので放っておく事にした。 【一日目・23時30分/海上】 【赤セイバー@Fate/EXTRA】 【状態】黒に怒り 【装備】赤セイバーの剣、船 【道具】支給品一式 【思考】基本:殺し合いには乗らない 1:黒を倒す 2:美少年や美少女が居れば愛でる 3:レジスタンスの事は後回しだ! ※一応レジスタンス側です
https://w.atwiki.jp/odenfan/pages/273.html
「最後の一人を探しています」 3パの拠点兵を探している時に出る、おでんの言葉。 その他、「拠点兵を待っています」が頻出。
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/46262.html
きみとさいごのくりすます【登録タグ VOCALOID かはる き 曲 鏡音レン】 作詞:かはる 作曲:かはる 編曲:かはる 唄:鏡音レン 歌詞 (動画概要欄より転載) 君の声が鈴の様に 僕を呼び続けている 寒さが夢を壊していく 今はまだここに居れない 喚くオトと白い吐息 長引かせた後のサヨナラ メリークリスマス 君と居たかった 全て崩れてしまう前に メリークリスマス どうでもよかった? 口先だけの約束なら 滲む光と騒めく街が 僕の心を冷やしていく 遠く離れすぎるほど 寂しい気持ち麻痺していく 全てが始まったあの日を 僕はまだ覚えています いつの間にか空は暗く 寒さが増していく 言葉もなくただ歩いた それでも僕は幸せだった メリークリスマス 君が欲しかった 血も涙もない応えだった メリークリスマス 電話越しの声 もう何も信じられなくて 両手に余るほどの想いを どこに解き放てばいいの? メリークリスマス 君は要なかった これで最後のナミダになる メリークリスマス 君が好きだった 全て崩してしまう程に メリークリスマス わがままな恋と 気づいた時には遅すぎた 滲む記憶と生暖かさ 僕の体は冷えていく コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kyo3nen/pages/55.html
久「足りないー、一人足りなーい」 まこ「ゾンビか」 久「そりゃゾンビにもなるわよー」 京太郎「県予選まであとひと月。んで団体戦メンバーは一人足りない」 まこ「なんとも頭が痛い話じゃのぅ」 京太郎「原村や片岡も知り合いに声をかけてくれてるらしいけど、芳しくはないな」 久「名前を貸してくれても、試合にまで出てくれるって子はあんまりね」 まこ「わしの方にも心当たりはちとな……」 京太郎「まこっちゃんなら麻雀強いおっさんたちだったらいっぱい知ってそうだけどな」 久「そうだわ! ちょっとまこのところの常連客を入学させて……ほら、女の人も一人くらいいるでしょ?」 まこ「アホかっ!」 久「じゃあ京太郎、あんたちょっと女装しなさい」 京太郎「却下」 久「もういるだけでいいから。結構女顔だし、いけそうじゃない?」 京太郎「待て待ておかしいだろ。大体ばれた時やばいんじゃないか?」 まこ「ふぅむ、たしかにウィッグを使えば女に見えないことも……」 京太郎「まこっちゃん!?」 久「大丈夫よ。部の総力をあげてあんたを立派な女の子に仕立て上げてみせるわ」 京太郎「あぁもう! とりあえずそれは最後の手段だ! 俺が何とかするからおとなしく待ってろ!」 久「あんなに慌てて……冗談なのにね」 まこ「その割には目が本気じゃったが」 久「あくまで冗談よ冗談。半分くらい」 まこ「つまり、半分は本気っちゅーことか」 京太郎「くそう……まさか女装させられそうになるとは」 京太郎「半分くらいマジな目だったな。追い詰められた久ちゃんを甘く見てたぜ」 京太郎「とは言っても、どうにかしなきゃいけないんだよな」 久『責任、とってよね……』 京太郎「……うん、やっぱり俺がどうにかしなきゃな」 京太郎「女装は最後の手段として、当てがないわけでもないんだよな」 京太郎「できればそっとしておきたかったんだけど、そんなこと言ってられないか」 京太郎「照ちゃん……力、貸してくれ」 京太郎「さて、いつもここらへんで本を読んでるはずだけど……いた」 京太郎「本好きは姉妹揃って同じか」 京太郎「さて、気合入れていくかっ」 京太郎「よう、元気か?」 「……どなたですか?」 京太郎「俺のこと覚えてない? 小学校のときよく一緒に遊んだろ」 「知りません」 京太郎「あらま……じゃあまずは自己紹介からだな」 京太郎「須賀京太郎。三年で麻雀部の副部長をやってる」 京太郎「久しぶりだな、咲。中学校以来か?」 咲「……馴れ馴れしく呼ばないで」 京太郎「悪い、照ちゃんがいなかったら俺たちに接点ないもんな」 咲「……私に姉なんていない」ボソッ 京太郎「ん? どうかしたか?」 咲「なんでもないです。それより何の用ですか? もう帰りたいんですけど」 京太郎「単刀直入に言うぞ……麻雀部に入ってくれないか?」 咲「……」 京太郎「団体戦に出るメンバーがどうしてもあと一人足りない」 咲「いやです」 京太郎「いるだけでも、立ってるだけでもいいんだ! だから……!」 咲「やめてっ!」 咲「もう、麻雀はしないって決めたんです」 京太郎「それは、やっぱり照ちゃんのことと関係があるのか……?」 咲「……なんにしてもあなたには関係ありませんから。須賀先輩」 京太郎「そうか……悪かったな、宮永」 咲「……」 京太郎「でも、気が変わったらいつでも来てくれ。歓迎するからさ」 咲「なによ、今更会いに来て」 咲「一番傍にいてほしいときにいなかったくせに……」 咲「はぁ、もうやめよ。私とあの人にもう関わりなんてないんだから」 咲「……でも私、一番言いたいことまだ言ってない」 咲「あの人にも、お姉ちゃんにも……」 京太郎「収穫ゼロ……」 京太郎「やっぱこの学校じゃ麻雀を本気でやりたいやつはいないのか……」 京太郎「……残された手段は女装、か」 京太郎「おいおい、気が重いどころの話じゃねーぞ。部室に戻りたくねー」 京太郎「でもあんなこと言った手前、取り消せないよな……」 京太郎「えぇい、ままよ! ただいま――」 和「もう一回、もう一局だけでも……!」 京太郎「そ、そんなに怒んなくても……てあれ?」 久「ちょっとどこ行ってたのよ! すっごい一年生が来たんだからっ」 京太郎「ちょ、久ちゃん落ち着けよ」 久「これが落ち着いてられますか! 見なさい!」 東:4200 南:14200 西:6000 北:75600 まこ(西家)「ま、またここまで削られるとは……」 優希(東家)「」プシュー 和(南家)「お願いします! もう一局だけ私と打ってください!」 咲(北家)「何度やっても変わらないと思いますけど」 和「そんなことは!」 咲「失礼します」 和「待って……!」 京太郎「咲……どうして」 咲「その呼び方、やめてください」 久「どっかで聞いたようなセリフね……あんたの知り合いなの?」 京太郎「前に言った麻雀強い幼馴染……の妹」 久「あんた、こんな強い子がいるのを知ってて黙ってたわけ?」 京太郎「さっき声をかけにいったんだよ。その時断られたはずなんだけど……」 咲「別にあなたのためにここに来たわけじゃないですから」 京太郎「やっぱり照ちゃんなのか?」 咲「……あなたには関係ありません」 久「ちょっと待って。宮永さん? もしかしてあなたのお姉さんって……」 咲「宮永照……インターハイチャンピオンです」 久「……ちょっと、私聞いてないんだけど」 京太郎「言ってないからな」 久「照ちゃんって、随分親しそうじゃない」 京太郎「それは久ちゃんにだって同じじゃないか」 久「……はぁ、まあいいけど。あの時睨まれた理由がわかった気がするわ」 京太郎「なにそれ?」 久「要するにあんたのせいよ」 咲「……お姉ちゃん以外にもそういう風に呼ぶ人、いるんだ」 京太郎「何か言ったか?」 咲「なんでもないです。入部届け、ここに置いときますから」
https://w.atwiki.jp/himeo/pages/12.html
公式データ 姫王と最後の騎士団(ひめおうとさいごのきしだん) ■略称表記:ひめおう ■ジャンル:指先ひとつで世界を救うRPG ■価格 :基本プレイ無料(アイテム課金あり) ■言語 :日本語 ■配信日:2015年秋 ■対応OS :Android 4.2以降/iOS 6.0以降 Music 菊田裕樹 / 川嵜紗衣 Illust 対馬習字 / てるみぃ / かわく / 純珪一 / 前河悠一 / 卵の黄身 / すぐり / 長浜めぐみ / NINNIN / Gている Cast モニタ:野村真悠華 / アントワーヌ:優木かな / ロビン:松久保いほ / ボルト:林大地 雨宮夕夏 / 綾瀬有 / 有野いく / 上田茜 / 和優希 / 佐野尚美 / 大地葉 / 武田幸史 / 永坂みゆき / 畑中万里江 / 浜崎奈々 疋田涼子 / 一杉佳澄 / 冷水優果 / 門田幸子 / 渡部恵子 / 東あきら / 金子幸伸 / 只野タカノブ / DonK / 吉野雅人(アフロ) (敬称略・順不同) 概要 Android/iOS対応のスマホ向けRPGゲーム。 基本無料でアイテム課金。課金は魔石と呼ばれるゲーム内課金アイテムを購入してガチャや行動力回復等に使える。 ガチャはダブリあり、青天井で回数によりゲージが貯まり、ゲージがMAXになるとおまけで1回追加で引ける。 キャラ・装備が別でそれぞれのキャラに専用装備が存在する。 最大能力を発揮する場合、最大でキャラ・武器・上半身装備・下半身装備・頭装備の5つを揃える必要がある(キャラによっては上下で1つの上下装備の場合や頭装備がない場合もある) 戦闘は最大5キャラでの通常戦闘、ボス戦や最大30キャラでの攻防戦、防衛戦とそれぞれ操作方法が変わる。 PvPもあるが負けてもアイテムを取られたりというペナルティも無く、相手側に戦闘履歴等もわからない。 基本的に移動操作が必要な通常戦闘では指定したリーダー以外はオートで戦闘を行い、一部ステージやボス戦ではすべてのユニットがオートで戦闘を行う。 攻防戦、防衛戦では参加ユニットのうちランダムで表示されるユニットを指定し戦闘に参加させていくため、選択可能なユニットの順番等により難易度が大幅に変わる。 行動力制+ステージごとの時間制のため、通常行動力を使用する通常ステージ→通常ステージ内攻防戦→イベントステージ攻防戦→別イベントステージ攻防戦という流れではそれぞれ別の時間帯でステージをこなすことができるため、張り付き有利。
https://w.atwiki.jp/himekishi/
姫騎士と最後の百竜戦争 攻略wiki 「姫騎士と最後の百竜戦争」の攻略Wikiです。 誰でも自由に編集できますので、新情報があれば気軽に追加・修正をお願い致します。 タイトル 姫騎士と最後の百竜戦争 ジャンル アクションRPG メーカー 面白法人カヤック 価格 無料(アプリ内課金あり) 対応機種 iOSAndroid 公式サイト http //princess.kayac.com/ イベント一覧 イベント名 開始日時 終了予定 百竜討伐 獄炎竜バルログ 2014年2月24日 2014年3月10日 ○○○○(予定) ○月○日(予定) △月△日(予定) 【イベント一覧の編集】 ※当wikiを利用することによって生じるいかなる損害も当サイトでは補償致しません。 ※ご利用につきましては自己責任となりますのでご注意ください。 ※文章の著作権は当wikiにあります。内容の複写、転載を禁じます。
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/44747.html
寿命と未来の切断 P 水/闇文明 (5) 呪文 ■相手の山札の上から6枚を表向きにする。その中から3枚を持ち主の墓地に置き、それ以外を持ち主の山札の一番下に置く。 作者:切札初那 フレーバーテキスト 二つの文明の力を持つ呪文は、僅かに残された希望の未来さえも奪っていく。 収録 DM04-BS3 ヒストリー・デッキ 第十一話「虹色に輝く呪文」 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/nihonsaigo/pages/34.html
最終部 『日本最後の日』シュタート内 火星東の塔 魔力の塔 力の塔 小惑星 惑星ニビル背景ルート こなたルート第一層(入口~か*いみか戦) 第二層(か*いみか戦~山*戦) 第三層 (山*戦~ラストバトル) 最終部 『日本最後の日』 シュタート内 動画到達レベル 34 ここでは、ギャルゲーのようになっている。 システムとしては、以下のようになっている(現時点) 話しかけた回数→スキル、特殊技能追加(これにより、好きなキャラを強化可能) 親密度→ステータスうpやエンディングに関係? 追加スキル 効果 キャラ 購入可能場所 神雷 連続攻撃を叩き込む。1戦闘につき1回 みなみ 会話回数1回 癒空間 味方全員の体力を中回復 ゆたか 会話回数1回 一本入魂 自分のガッツを大幅回復し、精神を上げる。 ひより 会話回数1回 一転攻勢 自分の全ステータスをうp かがみ 会話回数1回 星薙の警棒 斬悪警棒・魂の強化版、敵全体に大ダメージ+即死 ゆい 会話回数1回 メドローア 単体に炎と冷気のダメージ+即死 みゆき 会話回数1回 特殊:オートヒール つかさが行動不能の時、ターン開始時に全体のHP100回復 つかさ 会話回数1回 茂田の服 単体に物理依存の無属性ダメージ パティ 会話回数1回 超ファイト! ファイト!の2倍の効果 ゆたか 会話回数2回 火星 動画到達レベル 34 シュタート1日目の昼に、「火星へ行く」を選ぶとこちらのルートへ。 BGMはYsⅢ 雑魚戦闘BGMも最終章から、違うBGMへ変化している。 全部で3箇所の塔がある 分岐のところに小さなメダルあり 東の塔 動画到達レベル 34 古き時代のYsを意識して作られたアクションRPGステージ ボスバトルもアクションバトルになっている 動画を見る限り、難易度はそれなりに高い 雑魚にも経験が設定されているらしく、レベル上げに使うことも可能とのこと 道中に手に入る、なのはコスセットを装備すると、顔グラが変化する ボスバトルあり??? 魔力の塔 動画到達レベル 35 この塔の敵は防御力がかなり高い為、魔法主体のPTで行く事をお勧めする 道中には、あやののフェイトコス、ひよりの新スキル等が入手できる、欠かさずに取っておこう ボスバトルありコード:BS、コード:RG(2体) 力の塔 動画到達レベル 37 こちらは魔力の塔とは逆に、魔法防御が高い敵が登場する為、物理主体のPTで行く事をお勧めする 道中にある「バルディッシュ」は、あやの万能化のための装備、欠かさずに取ろう 他にも、みなみ用のコスや、ゆたか用のコス、白石強化アイテムがある 特にゆたかの装備は最大HP+70という、ゆたか使いにはかなり重要なおまけがついてくるので、忘れないように ボスバトルありコード:BS 小惑星 特に道中は問題ないダンジョンだが…セイユペクターの緑*が待ち受けている。 うp主も一回全滅しているボス(操作ミスだが) 逆を取れば1回の操作ミスが全滅に繋がる為、常に気を抜かずに戦おう ボスバトルあり緑*&絶影 惑星ニビル 背景ルート 攻略情報の「ミニゲーム攻略」参照 こなたルート 動画到達レベル 38 実質ここからがラストダンジョン、ラストダンジョンらしく長く、ボスやイベントが盛りだくさん 以下、ボスを1つの区切りとして階層ごとに分けていきます 第一層(入口~か*いみか戦) 第二層(か*いみか戦~山*戦) 第三層 (山*戦~ラストバトル)
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/3323.html
前ページ次ページ虚無と最後の希望 level-2 「困惑」 「すみません……」 ベッドに横になっているルイズ、極度の緊張による過呼吸。 意識喪失まで陥ったが、水魔法により落ち着きを取り戻し今に至る。 「いやいや、わしの所へ来るよりここに来て正解じゃった」 ルイズが寝るベッドの隣のベッドに寝るオスマン。 ロングビルの下着を自力で見ようと試みたところ、ヒールで3、4発顔面を踏みつけられ医療室行きとなった。 「ミス・ヴァリエール、学院長室に呼び出した理由はわかっとるじゃろ?」 その言葉を聞いてルイズは瞼を閉じ数秒、決意したかのように返事をする。 「はい、使い魔のことですよね」 「そう、使い魔のことじゃ」 「それで……、退学、ですか?」 毛布から顔半分だけだし、恐る恐るといった感じに問う。 「なに、ミス・ヴァリエールは退学になどならんよ。 第一使い魔召喚が出来ぬからと言って退学などにはなりはせん、精々留年と言うところじゃな」 「りゅ……はぁ」 「無論留年にもなりはせんよ」 「ほ、本当ですか!?」 軽く笑いながら返事を返すオールドオスマン、その言葉を聞くなりルイズの顔が明るくなる。 「わしは嘘はつかんぞ、まあ一つばかし提案があるがの」 「提案、ですか……?」 「うむ」 オスマンは深く頷き、チーフへと目をやる。 「なんと言ったか、ちーふ殿だったかの、彼女の使い魔をやってはくれんか?」 オスマンは軽い口振りで重大な用件を話し始めた。 ドットクラスのギーシュとは言え、魔法を使えない者がメイジに勝ったと言う事実は極めて大きい。 そして、その決闘を見ていた者達の一部は気が付いただろう。 彼がかなり手を抜いていた事に、それを含めての発言だった。 「オ、オールド・オスマン!?」 ルイズは飛び起きるが、眩暈を起こしまた倒れる。 頭が痛いのに、急かすように考え始める。 オールド・オスマンは何を言い出すのか。 そりゃあ、チーフが使い魔になってくれたら頼もしいけど。 何を思っているのか、私の命令に従ってくれている。 それこそ、契約すら出来ていないのに黙々と、私の後についてきてくれている。 いずれ、いや、今すぐにでも帰りたいと思っているんじゃないかしら。 そこまでしてくれる理由が良く分からなかった。 でも、チーフが使い魔になってくれるなら……。 (な、何を考えてるの! いいいずれ帰らなきゃいけないのに!) チーフの話が本当ならば帰らなければならない、帰りを待ち望んでいる人が居るのだ、それこそ数え切れないくらいに。 でも、チーフが使い魔になってくれるなら……。 考えはまとまらず、ループし続けていた。 ルイズは考えを繰り返す度にチラチラとチーフを見るが、チーフはオスマンを注視しルイズに視線を向けなかった。 「………」 何か考えることがあるのか、答えず沈黙。 「やはり、すぐには答えられんかね?」 「はい」 「ふむぅ、しょうがない。 ならばミス・ヴァリエールにはもう一度『サモン・サーヴァント』を行ってもらうしかない」 「え?」 当たり前、当然の処置、少し考えれば分かる簡単の答えを見逃していたルイズ。 呆然とした表情、キュルケ辺りが見ればすぐにでも馬鹿にしてきそうなほど情けない顔だった。 「当たり前じゃろう? 君は使い魔を持ってはいない、呼び出したが契約に至っていないとなると、もう一度別の使い魔を呼び出す他あるまいて。 じゃが、二度目の使い魔召還が失敗すれば、その時は退学となってしまうじゃろう。 まあ、彼が使い魔の代わりを引き受けてくれれば問題は無いがの。 無論、ちーふ殿にただで引き受けてもらおうとは思っとらんかった。 引き受けてくれるならば送還方法を責任を持って探すつもりじゃったんだがのぉ」 オスマンは二人に見えぬようニヤリと笑った。 見えない理由は包帯が顔に巻かれているからだ。 「……少し、考えさせてください」 「え?」 またも呆然、完全に置いてけぼり。 チーフが言ったその言葉は、ルイズが望んだ可能性を意味する物だった。 『考えさせてください』 彼が言った言葉が何度も繰り返される。 チーフと契約して本当に自分の使い魔になる、その可能性がルイズの心に希望を植えつけた。 初めて成功した魔法、現れた使い魔。 ドットクラスとは言え、メイジを容易く打ちのめした。 その彼を呼び出したのは自分だと、そりゃあ呼び出した時の状況は凄く怖かったけど。 魔法に成功して、強い使い魔を呼び出して、契約できていない事を除けば生まれてからもっとも幸せな一日かもしれない。 長年悩んでいた出来事が一気に解消したのだ、喜びの余り笑わずにいられなかった。 だが、それが切欠だったと今思えば分かる。 魔法に失敗し続け、馬鹿にされ、それでも耐え忍んできた。 失敗する度に知識が足りないのだと、やり方が悪いのだと。 図書館へ足を運び、貪る様に知識を溜め込む。 それでも失敗すれば、さらに勉学に励んだ。 身体と心の軋み、溜め込んだ物は知識だけではなかったのだ。 それに気づかず、鼻提灯が膨らんだり縮んだりさせているオスマンを横目に。 「もう大丈夫です」 と、医療室から退室。 自室へ続く廊下を歩いていた、その後ろにはやはりチーフが付いて歩く。 「ルイズ」 「なななに?」 声を掛けられた瞬間、ビクリと震える。 「寄りたいとこがあるんだが」 「寄りたいとこ? 何処よ」 「30分以内には戻ってくる」 「……分かったわ、私は部屋に居るから出来るだけ早く戻ってきなさいよね」 チーフは頷き、来た方向へ戻る。 姿が見えなくなるまで背中を見つめた。 その後、部屋に入るなりベッドに転がるルイズ。 すでに双月は空高く上がり、柔らかい光を大地に降り注いでいた。 この時間となれば、寝ている者が多いだろう。 「……あれ?」 と、一つの疑問が沸いた。 チーフは何処に行ったのだろうか。 外に通じる門はすでに閉じられているので外へはいけない、なら何処へ? 考えれば考えるほど疑問は不安となる、ならば出来る次の行動は一つ。 ベッドから降り、その手はドアノブを掴んでいた。 探し回るが見当たらない。 すれ違ったんだろうか、もしかしたら部屋に戻っているかもしれないと自室へ走る。 (居た!) 見つけた場所はいくつもの蝋燭が壁に掛けられ並び、廊下をほの暗く。 光に照らされているのはチーフと、あれはギーシュと決闘の原因になったメイドではないか。 メラっとなにかが燃え上がる感じがした。 (寄りたい所ってあのメイドの所なの!?) 燃え上がった何かは火に油を注いだように拡大燃焼する。 一人燃え上がった何かに戸惑いながらも二人を凝視、その視線は物理的威力を持っていそうだった。 何度も頭を下げるメイド、一頻り頭を下げたメイドはルイズが居る方へ歩き出す。 (やばっ!) 咄嗟に物陰へ隠れる、その脇を通り過ぎるメイドは上機嫌に鼻歌を歌っていた。 さらにメラっと燃え上がる、何を話していたのか非常に気になる。 メイドの姿が見えなくなる、その後姿を見てはっ、と気が付いた。 軽いため息、何をやっているのか、自分の行為に呆れた。 (自分の使い魔でも無いのに何付け回してるのかしら……) 座り込んだまま、はぁ、ふぅ、と何度もため息をついていると。 「ルイズ」 「はいっ!」 弾かれたばねの様にルイズが立ち上がる。 ルイズが振り返るとチーフが見下ろしていた。 「な「アンタ何してるのよ!」」 チーフの言葉を遮り、何をしていたのか問いただし始めた。 責める内心、自分の事を棚に上げてなに言ってるんだろうと。 答えないでたたずむチーフの左手に握られた籠に気が付く。 「……それは?」 籠からはいい香りが漂って来ていた。 チーフとメイドの姿ばかり見てその手に持つ物に気が付いていなかった。 籠のふたを開くと、中には出来立てらしき料理が入っていた 「それ……」 チーフは頷き、かかとを返す。 それを見たルイズは笑っていたとか何とか。 前ページ次ページ虚無と最後の希望
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/30248.html
なつのおわり、きみとさいごのよる【登録タグ regulus な 初音ミク 曲】 作詞:regulus 作曲:regulus 編曲:regulus 唄:初音ミク 曲紹介 regulus氏 の64作目。 ミクの誕生日だというのに何もしてなかったので気合で一日で作りました。全部一日でやったにしてはなかなか良い出来。(作者コメ転載) イラストは ニャックン氏 が手掛ける。 初音ミク生誕7周年に合わせてリリースされた、数ある楽曲のひとつ。 歌詞 祭りも もう終わるね 二人で手を繋いで もうすぐ終わりだって 知ってるけど 手を離せない 遠くで打ち上がる花火が切なく 二人だけの夢も終わるの 人のいない道で二人で 最後の時間を過ごして 君に抱きしめられるの 君の背中に手を回した いつ帰ってきてくれるの そう訊きたいけどできない ただ涙をこらえながら 頑張ってと無理に笑った お互い違う夢を 目指すと決めたはずで どこかで まだ認めず わがまま言う私がいるの この手を離したらいけない気がして 強く君の身体を抱いた 君と駅まで往く この道 永遠に続けと願う それでも時間はなくて 君は少し速歩(はやあし)になる このまま遅れてしまえば 君は行かないで済むのに そんなこと考えても 別れの時はやってきた 手紙書くよとかそんな ドラマみたいなこと言えず 行かないでと 泣いてた 君と過ごした思い出全部 ずっと忘れないでいるよ 二人の終わりを告げる 音が突然鳴り響いた さよならも言えないままで 二人を引き裂くこのドア 涙も拭わずにただ 君のありがとうを聞いてた コメント 名前 コメント