約 883,822 件
https://w.atwiki.jp/fantasylaboratory/pages/698.html
2005.08.23 01 39 しぐれもん <基本設定>《基本設定期間中:9月11日まで》 名前 :シュウ・ライクハート 年齢 :14歳 性別 :男 瞳の色 :茶色 髪の色 :茶色 顔型 :童顔 髪型 :長めの髪が元気にはねてる 身長 :平均的 体型 :平均的 性格 :陽気 特殊能力:魔法、別言語 特殊武具:焔のレイピア 強さ :E 仕事 :旅人 (パスィ) 出身地 :アクティオ 所在地 :根無し草 説明: 過去のトラウマ「両親の喧嘩と失踪」 性格補足「正義感と探求心が人一倍強い。それなりに悩みはあるがくよくよしない。争いは嫌い」 夢「争いのない世界を作ること、復讐の連鎖を断ち切ること、そのために夢の結晶を見つけること」 家族「父チャーリー、母アマンダ」 シュウの魔法体系について 焔の魔法しか使えないが、応用性が高いので不自由しない。 使用武器は、焔のレイピア。 左手から放つ焔を、細身の剣状に具現化するだけである。 下手な剣よりは、ずいぶんマシ。 焔で出来てるが、具現化時は、赤い刀身のレイピア。 自分にかける魔法の時は、左手を胸に当てて呪文を唱える。 戦った相手は決して殺さない。 <追加設定> 現在なし abendrot 親の喧嘩が、どうして平和な世界に結びつくのかが分からないです。 個人的には、親が不仲で愛情も注がれていないような子供、しかも親に捨てられた(?)子供は、世界平和じゃなく、世の中に見切りをつけてしまってそうなイメージがあります。親も社会も信じられない、愛情の「あ」の字も理解できない、そんな人物じゃないかと。 そんな人間が、どのようにして世界平和を求めるようになるのか、その辺りが分からないかなぁ、と思いました。 何らかの出来事があったのでしょうね。その辺はやっぱり本文読まないと分からないことでしょうか?08/24 10 55 しぐれもん そこが、一番のミソのつもりです!(自信満々 何故って思うでしょ? 結末を見れば、「まさか!」って言って理解しますよ、多分…(自信なさげ まぁ、小説を読んで「まさか!」って、言って下さい。ハイ。08/24 17 04 abendrot やっぱりそうですよねぇ。設定の矛盾としては、あまりにも根本的過ぎるかなぁって思ったんです。 そういうことでしたら、是非「まさか!」と言わせてください(挑戦的^^;08/24 22 32 しぐれもん まぁ、「おいおい…それはないぜ?」とかって、言われるような気もしますが 笑08/25 17 19
https://w.atwiki.jp/konohiroisekai/pages/118.html
現在敵勢力 妖魔帝国 天界の地下世界の勢力、妖怪だけで構成されている 地下世界の支配を目論むようだが 雲の砦の妖怪も同じ勢力である 機械帝国 ザガーターや混沌軍の影響で中立派がではじめている・・・かも? 機械が世界を掌握すれば失敗のない完全世界ができると信じている その主張は大衆からは受け入れられず武力による制圧を始めた 未来にて追いつめられた帝国はパラレルワールドの過去、現在の世界に都市ごと来た 彼らの元いた世界は魔素が薄かったため、こちらに来てから開発されたMAと非常に大きな差がある 混沌軍やザガーターと完全敵対している 暗黒の魔道具 道具を持ってるものや道具の影響を受けたものがそれぞれ暗黒の魔獣として活動している。 混沌軍やザガーターと完全敵対している NT団 自然保護の為に動く組織、電磁波発生装置を使い電界種の魔物を呼び出せる 電界種と人間の融合技術をもっている オルストルを中心に動き何かを探しているようだが・・・ 主に動いているのは過激派である 幹部自体は世界中にいる ??? NT団同様電界種を呼び出すことができる 世界を電磁波エリアで覆おうとしている インターネットの普及とともに出現しだした 混沌軍 突如として出現した軍勢 ダイモーガ ゾギルス デルゴン カイザーグ の4つの軍団がある、さらに配下にスカルボン軍団がいる 大量の魔物を引き連れ規律のとれた行動をする また、電界種と同じように魔素のない空間でも活動できる 目的は一切不明で4大陸の中心にある無人大陸アダフを拠点にしているものとされる ザガーター ファントムフォレストを中心に世界中に発生しだした謎の存在 機械や生物に浸食して取り込むことができる 様々な種類がいるが、名前の語尾でだいたいわけられている リーダー的存在は居るが、基本的攻撃的な魔物と変わらないと思われる
https://w.atwiki.jp/bokuchu777/pages/48.html
世界というものはどこからどこまでを指すものなんだろうか、などと考えることがある。 大きな意味で捉えるのなら、その意味はどこまでも広がるだろう。この国、地球上、果ては宇宙まで。 それなら、その逆は? 果たして世界はどこまで拡縮されるのだろうか。 俺が思うに、それはどこまでも狭くなっていく。世界とは即ち、区切りだ。生きていく場所だともいえる。 あるいは、個人とも。 世界はどこまでも拡大され、何者をも受け入れると同時に。 世界はどこまでも縮小され、何者をも拒絶する。 彼方まで始まり、此方にて終焉している。この世界を構成するのは、個人という無限の小さな世界達。 世界を乗せて、世界が回る。 世界を中心に、世界が廻る。 時に孤立し、時につながり、時に衝突し、離散し、受け入れ、拒絶し、世界は世界と交わり、より大きな世界を形作る。 この現実という世界の舞台の上で、世界が、回っている。 ぐるぐる、ぐるぐる。 世界が回っていた。ていうか俺が回っていた。 「どういう状況だ、これは」 目が覚めたら布団にくるまれて簀巻きのようにされていました。 どんな超常現象だ。誰か説明責任を果たせ。 「あ、目が覚めた、兄貴?」 回っていた視界が止まる。 身動きを封じられた俺の前に現れたのは制服姿の少女だった。 「何者だ貴様っ、名を名乗れ……って痛い、あ、ちょ、今そんな蹴られたら、あ、あっ、あー!!」 がすがすがすがすがすがすっ!! 名人もびっくり秒間二十連打のハイスピードキック! あ、ちょ、ほんとに痛いからっ!! 「おい美羽、それが血の繋がった兄に対する仕打ちか!?」 実に嘆かわしいことに、こんなことをする少女が俺の実の妹です、はい。 活発そうな見た目の通りに快活なのだが、生真面目すぎるというか融通が利かないというか。その割にこんな常識はずれの行動を(俺にのみ)平気でやってしまう。 「あ、そう? じゃあ美優、続きお願い」 「え、え、ええっ!?」 視線を横にずらすと、そこにもう一人の少女が立っていた。わたわたと慌てている。 美優。俺と美羽の妹だ。 「そこでなぜ美優にバトンタッチするか」 「美優なら血の繋がった兄に対しての仕打ちにはならないでしょ」 ああ、なるほど。って違う! そもそも人に対してする仕打ちじゃないだろう、これは! ちなみに、今の会話でわかるように美優は血の繋がっていない義理の妹だ。だから美羽と美優の顔は似ていない。 まあ、兄姉妹三人ともさっぱり似ていないんだけど。 「美優、お前はそんなことしないよな? 血よりも濃いものって、あるよなっ!?」 「う、うう。お姉ちゃん、やっぱりそういうのは、よくな」 「デザート抜きね」 「ごめんねお兄ちゃん」 「早っ!? 寝返るの一瞬かよっ!?」 血よりも濃い絆は食欲に負けました。 おのれ、所詮人間を支配するのは欲望か……っ! 「え、えいっ!」 ぺちこん。 「やぁっ!」 ぱちこん。 「ていっ!」 ああ……。 「なあ、美羽」 「何、兄貴」 「なんか、争いって虚しいな」 「奇遇ね、アタシも同じこと考えてたわ……」 美優の攻撃は痛い痛くない以前に、布団に阻まれてしまっている。そのくせその表情は俺に対する申し訳なさが炸裂しているのだ。 正直、見ている方が申し訳なってくる。 「というか、今のこの状況の説明をしろっての。なんで朝からこんな……あん、朝?」 ふと時計に視線を向ける。 ……おやまあ、いつも家を出る時間じゃあありませんか。 「っ!? 早く着替えな……ってああ! う、動けない!?」 「いくら起こしても起きない兄貴が悪いんでしょ!」 「それは悪かった! だがしかし、なぜこんな身動きできなくなるようなことをする必要がある!?」 てかそんな暇あったらもっと気合入れて起こせよ。なんでぐるぐる巻きにすんだよ、こうするのにどれだけの時間と労力を支払ってんだよ。 その対価がこれ? なんかおかしくね? 「乃愛さんに言われたのよ、最近兄貴がたるんでるからちょっと気合を入れなおしとけって」 「どんな気合注入だよ……」 布団に巻かれて気合が出たら変態だ。そいつは間違いなく変態以外の何ものでもない。 というか美羽も美羽で一体どういう思考回路を辿ればこれで気合が入るなどと欠片でも考え付くのか。その辺一度常識というものを問いただしてみたい。 「まあ美優のアイデアなんだけど」 「美優てめぇえあああああっ!?」 じったんばったんと跳ねる。まるで鯉の王様のように激しく、雄々しく、荒々しく。まるでそれしか知らないように、愚直に、しかし真摯に。 ……アホか、俺は。 「とにかく今すぐこの拘束を解け。まだ急げば間に合うんだから」 「それなんだけど、きつく締めすぎて縄が解けないの。どうしよう」 「うおぉぉぉい!? お前何言っちゃってんの? 自分がやったことでしょ、責任を持ちなさいッ!」 しかし美羽と美優は顔を見合わせる。 「ごめん、兄貴。もう……学校、だからさ……見捨てるアタシ達も、辛いんだ……」 「お、お弁当は食卓の上においてるから……」 「完ッ全に見捨てる気満々ですねぇあんたらっ!? え、ちょ、マジで行くのねえ? それはないだろ、おいこら、おぉぉいっ!?」 マジで行きやがったよ、あの二人……。 そんなわけで俺は一人部屋に取り残されてしまった。芋虫状態で。これはDVに相当するんじゃないだろうか、なんて事を考える。むだな想像だ。こんなことを考えるくらいならさっさと現状を解決する手段を模索するべきだろう。しかしどうするんだこれ、一人マジックショーでも始めろと言うのか。あいにくと俺はマリックでもセロでもプリンセスでもないんだが。 「となると……はぁ、あんまりやりたくないんだけどなぁ」 ため息をつく。手段がないわけじゃないんだけど、いまいちその、成功率がな。下手すると部屋に壊滅的なダメージが入ってしまう。 そうはいっても背に腹は変えられない。何しろ遅刻をすればどんな無茶を言われるかわかったもんじゃないんだから。 「はぁぁ……」 ため息が漏れる。 ああ、そういえば自己紹介がまだだったな。 俺の名前は結城大翔。結城家長男で――出来損ないの、魔法使いだ。 五分で着替えて二分で頭から水をかぶって寝癖を無理矢理寝かしつけた。惣菜パンを牛乳で喉の奥へ無理矢理流し込み飲み下す。 弁当(まあこれも買い置きのサンドイッチなのだが)をかばんに押し込め、出陣までにかかった時間はおよそ十分弱。 「何、慌てるほどの時間でもない」 いつものんびり歩いている道をちょっと全力疾走しなくちゃいけないだけだ。うん、しんどい。っつーか腹に入れたばっかだからちょっとした拍子に胃袋の中のものが顔を出しそうだ。おはようございました、なんて。 嫌な想像の翼を広げながらそれでもやめない全力疾走。う、ちょっとマズイ。 制服姿を大量に詰め込んだバスとすれ違う。バス通学が少し羨ましかった。 「はぁ、はぁ……もう、大丈夫、か?」 バス停に寄りかかる。ちょうど来たバスの扉が開く。中にはこれまた、学生服姿。 ……明らかに、俺を待ってるよな。やれやれ。 「あー、俺は違うんで」 運転手に見えるように手を振ると、扉が閉まりバスは行ってしまった。こういう時って気まずいよな、なんか。 俺はバス停のすぐ傍の小さな路地に入る。人通りは少ない……というか、基本的にない。そういう風になっている。 「しっかし、他の方法は取れなかったのかね」 一年たっても未だに抵抗感の消えない行為にため息が漏れた。道は行き止まり。俺はそのまままっすぐに進み……人なんか入りそうもない側溝に、すとんと落ちた。 ぐるりと回転する視界。 「ん……」 一瞬、重力の束縛から全身が解放され、すぐに全身に圧し掛かる重みに顔をしかめながら目を開くと世界は一変していた。 今までの狭い路地から一転、広がる青空の下、悠然と佇む学園が目の前に現れていた。 正確に言うなら、俺がこの場に現れた、が正しいんだけどな。 「今日の出口はここか。にしても、その時その時で違う出口を用意するのはどうにかならないのかね」 学園への転移は毎回出口が違う。国中から生徒を集めているせいで生徒数が膨大なため、出口を一箇所に固めると色々と危ないらしい。それならそれぞれ出口を固定してしまえばいいと思うのだが、昔はそうなっていたらしいんだけど何でも生徒からの直談判で変えられたらしい。 同じクラスなのに出口が遠いヤツと近いヤツがいて不公平だとか何とか。その程度で不公平って……。 まあそれはさておき。 「時間的には問題ないな。どうなることかと思ったが……」 安堵する。どうやら折檻を受けずに済みそうだ。 愛の鞭なんて言っているけど、その顔の楽しそうなこと愉しそうなこと。つか悦入ってるんだよな。 「精神的にきついんだよな、あの人の愛の鞭は」 息をついて歩き出そうとした時、ふと視界に常軌を逸した生物が現れた。 「え?」 「一億年とにせんねんまえから、あっいっしってっるぅぅぅー!!!!」 「ぎぃやああぁぁぁぁっ!?」 変 態 が 現 れ た ! 芋虫のように布団に包まれてごろごろ転がってきているくせにその表情が恍惚としていたらそいつは変態だ。変態以外の何ものでもないっ!! 「俺の愛を受けとれぇぇぇっ!!」 「いやだよ」 げしっ。 「あんっ」 ぞわっ。うう、甘ったるい声に思わず鳥肌が! 「気色の悪い声を出すんじゃない!!」 「あんっ、はぁっ、ん、ううん! 悔しい、でも感じちゃう! ビクビク」 「ぜんっぜん悔しそうにみえねぇよっ!?」 滅茶苦茶嬉しそうだ。こんなに必死に蹴っているのに全然堪えた様子がない。むしろなんか変なテンションが上がっている。 「っつかいきなりなんだよ貴俊! 今すぐまとわりつくのをやめろその格好をやめろ呼吸をするのをやめろ!」 「お前今最後さらっとすげぇこと言わなかった?」 違うよ、そんな事ないよ。 普通だよ。 「ほいほい……よっ、と」 布団の上から全身をぐるぐる巻きにしていた紐。それについていた鍵が触れてもいないのに音を立ててばらばらに解体され、貴俊は当たり前のように身を起こした。これはこれで一大イリュージョンに見えなくも無いが、あまりにも地味すぎる。こういうことを派手に見せるのがエンターテイメントなんだろうな。この男を大衆の目に触れさせるのは良識と常識の観点からして絶対に阻止してみせるが。 「おう、大翔、おはよう」 「ああ……おはよう、貴俊。相変わらず朝からぶっ飛ばしてるな」 朝っぱらから頭が痛い。まあこいつの奇行に関してはもういつものことだからいちいち責めたりはしないけどさ。 この変態は黒須側貴俊。俺の……なんだ? 友人……というには互いに気心が知れてるし、親友というのは正直に言おう、嫌だ。こんなのが親友だなんてお断りだ。悪友、うんまあそういう部類に入る男だ。 スペックの高い身体能力を生かして変態的な生命活動を普段から行っている。もしかしたら人類じゃない新種の生命体かもしれない。 なぜかこんなのと中学時代からずっと知り合いなんだから世の中わからないものだ。何で俺みたいな普通人がこのようなUMAと知り合ったんだろうね、まったく。 「それで、今のは一体なんなんだ。また愛だのとよくわからない事を大声で口走ってたけど」 「電波の神様が降りてきてこの格好でお前に迫れと。そうすればお前の気持ちに一歩近づけると」 その神様覚悟しとけ。この国じゃ神殺しは割と普通なんだからな。 ていうかえらくピンポイントなアドバイスだな、地味に嫌だったぞ。その電波の神様とやらはいちいち俺の寝床までチェックしてるのか。暇神にも程がある。 「まあ今回は珍しく他人に迷惑をかけなかったし、怒ったりはしないが――」 きーんこーんかーんこーん 「…………」 「…………」 あ。 「……、てめぇぇぇぇっ!!!!」 「どろんっ! 忍法雲隠れ! はい消えたー、俺消えたからタッチなしねぐほぁぁぁっ!!」 光らないけど唸った拳で貴俊の顔面をぶっとばした。ちなみに俺は絶対攻撃属性な。防御も回避も不可能。 ……なんてアホみたいなことやってる場合じゃないんだよ。 「ほら貴俊、急ぐぞ!!」 「へいへい、と」 全力で殴ったのに平気で起き上がってくるあたり、この男も大概頑丈にできてるなまったく。 静かな学校に向けて走り出す。 せめて少しでも被害の少ない折檻になるようにと、心の中で祈っていた。 うん、わかってる。 たぶん無駄。
https://w.atwiki.jp/suwsc/pages/16.html
改変する世界 +... 現世 緋緒達が暮らしていた世界。現代を指す。 突然の死神襲撃により壊滅。これをきっかけに緋緒は世界改変の旅に出る。 詳細 平行世界 現世と変わらないが、救いが無い世界。明日香が飛ばされたのはここ。 詳細 乱世 約500年程前の現世。日本でいう戦国時代にあたる。 緋緒達の前世が暮らす。国の攻防が激しく、年中戦が絶えない。 詳細 近代 約100年程前の現世。日本でいう明治~大正時代にあたる。 小規模な死神の襲撃があったが、カイロスの降臨で被害は最小限に食い止められた。 詳細 神々の世界 +... ルーン ロキ達の世界。 オーディン独裁状態。ロキはそれを不満に思っている。オーディンもまた狂いはじめていた。 八百万 ヤタガラスがいた世界。 彼女は異変をいち早く把握し、世界を変える適任者を探す。その結果彰の元に辿り着いた。 冥府 死神の世界。 運命の女神から送られる情報を元に人々を刈る。が、世界バランスの乱れで運命の女神が狂ったせいで元々死ぬ運命でなかった者までも刈られるようになった。 時空の制限など無い。色んな場所、色んな時代に繋がって刈る。 天界 天使の世界。 ここ最近の世界バランスの乱れのせいで最高位であるメタトロンが狂いはじめている。それを予知したルシフェルが天界から抜け出した。 ミュトス 神話の世界。 ガイアのバランス破壊によりゼウス達「十二神」は狂気に侵されている。 世界を元に戻すべく、ここからカイロスが現世へ降臨した。
https://w.atwiki.jp/fantasylaboratory/pages/142.html
2007.01.14 22 06 abendrot リレー元:【設定リレー】組織:『調停者(ピース・メーカー)』 【設定リレー】組織:七星騎士団(トゥインクル) 初投稿……でも出遅れーー; 調停者(ピース・メーカー) は、覇王不在(=人間が支配する?)世界を求めて、次期覇王候補を頂点に置く組織に敵対。次期覇王候補者本人に対しては、見境なく襲い掛かる。 七星騎士団(トゥインクル)は、調停者たちの横暴(と彼らが考えている)行為をとめに入る、「正義の味方」の方。ただし、本当に正義かどうかは謎。 七星騎士団は、常に覇王派組織を支持。ある意味全ての覇王の騎士様的存在? 覇王を支持するそれぞれの組織は、「覇王の性質により世界の理が一部変化」することを求めている。理の種類によれば、覇王派に正義があるだろうし、逆に調停者側に正義があるとも考えられる。 調停者 V.S 七星騎士団+覇王 ↑凄く単純に書くと、こういう構図? ジオが、この構図のどこにいるのかわからない。この構図に巻き込まれるのか、巻き込まれるならどんな風に? なんだか、組織があると、その役割を決めてみたくなりました。これからも組織が増えるなら、もっと複雑な構図になっていくのかもしれませんね。 こういうそれぞれの設定をつなぐ設定はOKですか? 設定リレーの幅が狭くなったりするのかとちょっと心配^^; 野良(--) 調停者も七星騎士団も組織と呼ぶには規模が小さいからなぁ。こいつらは場合によっては手を組んだり対立したりする感じで。 でもまぁ組織同士の諍いが存在するというのは全然おっけーです。それとは別に個人同士で対立や友好関係ができても面白そうだし。 設定を伸ばす上でこれは都合悪いな、というようなものは無視しても構いません。とにかく考える事が楽しめれば良しなので。すでにある設定を活かした方が面白くはあると思いますが。01/15 11 05 水上 える のらさんとふたりきりでさみしかったところです。どんどん投稿しましょう( ̄⊥ ̄)ノ 調停者 と 七星騎士団+覇王 で対立して均衡がとれるってことは、相当強いですね調停者…01/16 02 03
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/55957.html
登録日:2024/03/26 Tue 10 13 15 更新日:2024/05/22 Wed 07 16 22 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 2017年 23年夏アニメ はいはい強い強い アニメ カクヨム チートキャラ ライトノベル 富士見ファンタジア文庫 小説 松岡禎丞 漫画 異世界 異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する 鬼頭明里 究極のチートがここにある 「異世界でチート能力を手に入れた俺は、現実世界をも無双する~レベルアップは俺の人生を変えた~」は美紅によるライトノベル作品である。 「カクヨム」にて2017年3月より連載されている。 書籍版は2018年12月より富士見ファンタジア文庫より刊行されている。 イラストは桑島黎音。 略称は「いせれべ」 【概要】 タイトルの通り、ふとしたことがきっかけで異世界に入り込んだ主人公がチート能力を手に入れ、異世界どころか現実世界でも大成功を収めるというものである。 チート能力で無双する展開は、「小説家になろう」発端の異世界ものでは鉄板になっている分野だが、現実世界においても成功体験を積み重ねるというのが本作の売りである。 本作の主人公は、最初は小太りで不細工と周囲から罵られるという厳しい境遇にいた状態であったが、「困っている人には優しくする」ことを信じている優しい青年だったことが、巡り巡って自身の幸せをつかみ取る結果にもつながったとも捉えられる。 ある意味、昔話にありがちな正直者や謙虚でいたものが最後には幸せと名声を得るというような、そんな展開を踏襲しているとも言える。 まあ、あまりに展開が出来過ぎているので、いつものなろうチート主人公みたいだと言われてもそこはご愛敬で。 メディアミックス展開としては、港川一臣によるコミカライズが「WEBテンプレコミック」にて2019年12月から連載中。 また、2023年7月から9月にかけてテレビアニメが放映された。 アニメに関しては新アニメの企画の進行が決定している。 【あらすじ】 幼い頃から酷い虐めを受けてきた少年・天上優夜。絶望の中で彼が見つけたのは『異世界への扉』だった。チート級の武器。凶悪な魔物。まるでファンタジーゲームのような状況に戸惑う優夜だったが、現実世界に戻ると異世界でのレベルアップが影響を及ぼし始めて……。人生逆転ファンタジーが今、始まる! (アニメ公式HP 第1話のあらすじより引用) 【キャラクター】 主人公 天上優夜 CV 松岡禎丞 「これ、本当に・・・俺?」 本作の主人公。 小太りで顔もカッコいいとは言い難い容姿。 こうした容姿のおかげで学校でも家庭でも虐げられる日常に苦しみ、人生に絶望していた。 しかし、困っている人には優しくすることを祖父から教えられており、その考えを信じて何とか今日に至るまで過ごしてきた。 そんな中、偶然にも自宅の洗面台の鏡の裏にあった『異世界への扉』を開き、異世界で規格外なレベルアップを果すことになる。 これにより、ライザップも顔負けな肉体改造がなされ(ていうか骨格まで変わっているのではないだろうか),イケメンで運動神経抜群の完全無欠な存在へと生まれ変わることになり、現実や異世界で大成功体験を収めることになる。 なお、ライザップ後肉体改造後の自身については、「ズルをして」カッコいい容姿や能力を手に入れたと感じるくらいに謙虚な性格は変わらない。 そのため、現実や異世界において周囲から御礼や報酬をもらう機会があっても最初はやんわりとお断りしているが、それが逆に周囲の好感度を上げるきっかけになっている。 現実世界 宝城佳織 CV 鬼頭明里 現実世界での嫁、本作のヒロインの1人。 超名門校・王星学園の理事長の令嬢にして、生徒会役員を務めている少女。 気品に溢れたお嬢様で、一部からは「プリンセス」と呼ばれている。 まだ異世界に入る前の優夜にナンパから助けてもらったのが最初の出会い(なおその際優夜はナンパ野郎たちにボコボコにされてしまったのだが・・・)。 その後、優夜に想いを寄せ、彼の素性を調べ上げて御礼も兼ねて王星学園にスカウトに来た。 なお、異世界で容姿が変わってしまった優夜と自身を助けてくれたまだ太っていた頃の優夜を同一人物だと見抜いている。 理由は目が同じだったからとされているが、彼の内面も見抜いていたということだろう。このことから彼女は人の容姿で物事を判断することのない好人物であると言える。 箱入り娘だったがために、世間知らずな面も。しかし、間違ったことには毅然とした態度で臨む。 一方、運動音痴で特にテニスで優夜とダブルスを組んだ際、力が有り余ってかボールが剛速球であらぬ方向に飛んだり、ラケットが飛んだりするなど、フレンドリーファイアしそうになるくらいに凶悪である。(あれだ、しずかちゃんのバイオリンみたいな感じ) 後に優夜から、異世界の存在を告げられ、優夜自身がなぜ変わったのか、その経緯を知ることになったが、逆に彼への興味と想いを募らせることに繋がった。 御堂美羽 CV 千本木彩花 大人気ファッションモデル。 両親が多忙でなかなかかまってもらえない幼少期を過ごしたことから、ファッションの仕事に飛び込んで自分を見てもらいたいという承認欲求がきっかけ。 仕事を完璧にこなす高いプロ意識を持っており、有名になってからも決して驕ることなく、周囲に気を配ることも忘れない真面目な性格。 「雑誌や画面の向こうの人たちに喜んでもらえるのが本当にうれしくて」 ショッピングモールで撮影予定だったが、仕事相手のモデル男性が二日酔いで遅刻。 たまたま出会った優夜をパートナーに撮影をするのだが、これが予想以上に相性が良く、彼に興味を持つ。 後に仕事相手が到着し、彼のDQNぶりに嫌気がさすどころか、相手からは交際を迫られてしまう。そんな中で優夜に助けられたことで彼へ想いを寄せることになった。 なお、後に佳織とも会っているが彼女がジェラシーを抱えることにもなっている。 優夜は罪深い男である。 風間楓 CV 竹達彩奈 王星学園の高等部1年生。 陸上部に所属しており、スタイル抜群。 誰とでもすぐに仲良くなれるため、クラスではムードメーカー的な存在。 王星学園に転入してきた優夜が気になっている。とりわけ体育の時、シュートミスでボールが当たりかけたところを優夜に助けてもらい、その気持ちを強めることになり、積極的に声を掛けようとする。 氷堂雪音 CV石上静香 王星学園の高等部1年生。 大人しくクールな雰囲気を漂わせており、口数が少ないので一見するとそっけなくも見えるが、根は優しい性格。 優夜にも気さくに接する。 神崎凛 CV 中原麻衣 王星学園の高等部1年生。 サバサバしているが情には厚く、気に入った相手には距離を詰めていく。 いたずら好きな性格で、周囲の女子たちが優夜に惹かれているのを察し、からかうことが多い。 五十嵐亮 CV 岡本信彦 王星学園の高等部1年生、優夜からすると同性の友人その1。 困った人を放っておけない性格で、運動神経抜群&スポーツ万能なため、帰宅部でありながら助っ人としてさまざまな部活に協力し、その度に大活躍している。 優夜が転校してきて質問攻めにあって困っていた時に助け船を出すなど、気が利く性格。 ギャルゲーでよくある主人公の友人ポジションにいそうな人物。 倉田慎吾 CV 村瀬歩 王星学園の高等部1年生、優夜の同性の友人その2。 体育会系な亮とは対照的にアニメやゲームなどのサブカルに詳しく、ゲーム部に所属している。 クラスメイトで仲の良い亮に、おすすめのアニメを勧めることもある。 宝城司 CV 鳥海浩輔 王星学園理事長で佳織の父親。 娘を救った優夜の人柄を評価し、彼を王星学園への編入を進める。 最初は、辞退を申し出た優夜に対して、「自分の努力を認め、ゆっくりでもいいから向き合って欲しい」と説得するなど人格者である。 「だから優夜くんも自分を卑下する必要はない。これからゆっくり自分と向かい合っていけばいいんだから」 光 CV 松風雅也 オネエ系のカメラマン。 美羽と共にショッピングモールでの撮影に困っていたところを優夜と出会う。 代理で優夜に撮影を依頼し、こなしていくうちに彼のモデルとしての才覚を見出していく。 しかし、当の優夜にはその気はないので、モデルにスカウトしようとしてもやんわりと断られた。 しかし彼の意思も尊重するなど、柔軟性を有している。 なお、本来仕事をする予定が、遅刻でやってきたモデル男性のDQNぶりについては容赦がなかった。 「仕事なめんなよ、クソガキ」 異世界 レクシア・フォン・アルセリア CV 前田佳織里 異世界の嫁、本作のヒロインの一人。 アルセリア王国の第一王女。 人間だがハイエルフの血を引いており、高い魔力を有しているが制御できない。 一部人間からは「汚れた血」と忌避する声もあるという。 こうしたレクシアを良しとしない者から暗殺の対象にされることもあり、暗殺者から逃げようと魔物の森に入り、魔物に襲われたところを、異世界にやって来ていた優夜に救われる。 命の恩人となった優夜に対して、いきなり結婚を申し込むなど破天荒な言動が目立っている。 本人曰くこの一連の流れを「一目惚れ」と称している。 なお、最初は優夜のことを異国の王子と思うなど、想像力は豊かである。 「貴族どころか異国の王族かも。あ~!王族同士の恋ね!」 こうしたレクシアの言動に振り回される家臣たちがいささか不憫でならない。 オーウェン CV てらそまさき レクシアに仕える騎士団長。 自由奔放な姫に振り回されており、胃を傷めないか心配な人物である。 アーノルド・フォン・アルセリア CV 大塚明夫 アルセリア王国の国王でレクシアの父親。 かなり親バカな父親でレクシアが優夜に求婚したという事実が分かった際、激怒してしまったこともある。 ルナ CV 加隈亜衣 「首狩り」の異名を持つ女性暗殺者。 鋼糸を使った戦闘を得意としている。 魔物の襲撃を受けていたところを優夜に助けられ、その後、共に修行に励むことになる。 実はレクシア暗殺を任されており、レクシアと出会った際、暗殺を遂行しようとするが、気持ちが揺らいでいたこともあり、優夜により止められる。 本来なら厳しい処罰が待っているはずだが、レクシアの破天荒な采配で、強制的に彼女の護衛になってしまった。 ウサギ CV 井上和彦 白いウサギをした神獣である。 規格外な戦闘力を誇る、この世界を滅ぼさんとする『邪』の脅威に対抗すべく『聖』の称号を継承する弟子を探している。 弟子に優夜をと考えるが、当の本人はその気がなかったため、ひとまずは彼の能力を見込んで自身は優夜から身体強化魔法を学び、自身は蹴撃を教えた。 ユティ CV 日高里菜 世界中に存在する“負”の側面が結晶化した『邪』の力を身に宿している、謎の少女。 師を裏切った人間に恨みを抱いており、ウサギとは度々交戦している。 ナイト CV 東山奈央 優夜が異世界で仲間にした魔物で、種族はブラックフェンリル。 見た目は黒い仔犬を思わせる。 アカツキ CV 井口裕香 優夜が異世界で仲間にした魔物その2。 種族は孟槐。なおブタと呼ばれると怒ってしまうようだ。 決してトンカツとか豚汁の具材とか言わないように 【テレビアニメ版】 2023年7月~9月にかけて放送された。 内容はいくつかアニオリ要素も入れている。 よく作画のタッチが独特なため、キャラデザ共に話題になったとされている。 アニメーション制作はミルパンセ。 さらに新アニメの製作も決定された、どのような内容なのかは未定。 企画進行中とのこと。 現実世界ヒロインの佳織(鬼頭明里)と異世界ヒロインのレクシア(前田佳織里)によるWEBラジオも展開されている。 主題歌 OP 「逆転劇」 月詠によるオープニングテーマ曲 ED 「ハチミツ」 スガシカオによるエンディングテーマ。 追記・修正はチート能力を手に入れて、異世界・現実世界で無双できるようになってからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 現実世界の主人公の扱いが虐待一歩手前で悪役令嬢ものみたいだった -- 名無しさん (2024-03-26 12 33 07) 佳織以外の友人達は優夜が元デブ ブサイクって知ったらどんな反応をするんだろう……。 -- 名無しさん (2024-03-26 21 57 36) オーウェンにも完治ジュース差し入れしといた方がいいよね絶対 -- 名無しさん (2024-03-30 21 32 10) 新アニメって二期に置き換えていいんじゃない? -- 名無しさん (2024-03-30 22 02 56) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/tsuirakusekai/pages/4.html
世界観 地理 歴史 社会 墜落船回収業 世界観 資源は船の他になく、汚染と悪意と暴力が蔓延するこの世界で、君は墜落船回収業者(スカベンジャー)となって人類の生存をかけた仕事の場に赴く。血と臓物が飛び交う、狂気の戦場へ。 這い回り泥水を啜り、屈辱と苦痛に耐えながら戦いぬき、そして得るものは僅かな利益のみ。それを浪費することで君の人生は流れていく。背後に屍体の山を築きながら歩いて行く。 きっと君は死ぬだろう。死ぬことにすっかり慣れるほど何度も。 地理 【墜落世界】 この世界はRPGのために作られた。そのために焦点と、敵と、報酬が用意されている。 焦点は墜落してくる宇宙船。 敵はこの世界そのもの。 報酬は外世界の資材だ。 決して飛ぶことのない宇宙船の世界、決して理解できることもない事象と物と人に囲まれながら、ひたすら消費を続ける世界にようこそ。 あなたが楽しんでくれることと嫌悪してくれることを共に願っている。 【墜落焦点】 世界の中心。ここを目標にして毎日のようにあらゆる世界から宇宙船が落下してくる。 正確な位置は地表あるいは地下数キロまでの何処かだと推測されているが、墜落船が山を作り、新たな墜落船によってその形が刻々と変わっていく場所で調査など出来る筈もない。そこに何があるのか様々な推測が語られてはいるが、確かなものは1つとしてありはしない。 もちろん、生物が住める環境でもない。燃える物は全て炎を上げ、爆発が頻繁に起きる。不安定な場所は歩くことすら不可能だ。 【墜落地帯】 この地域には宇宙船が1日に平均10隻の割合で墜落してくる。地盤が陥没し大部分が水域となっているのはそのためだ。墜落地帯で実際に人が上を歩く地面として機能しているのは墜落船の残骸であり、その面積は降雨量によって左右される。 実際の地盤は沈下を続けているが、間断なく墜落してくる宇宙船によって沈下は埋め合わせられ、見かけ上の高度は長らく変化していない。 適正科学協会の権威ある統計によれば、宇宙船は墜落地帯の中心を目標にして落下してくる。乗員の英雄的努力や気象条件によって若干のばらつきはあるものの、現在に至るまで墜落地帯の外に宇宙船が落下した例はない。 この現象の原因は引力あるいは磁力、霊的現象であると歴代の適正科学者によって推察されてきたが、実際に確かめられた例はない。 現在、墜落焦点と呼ばれる中心の上には夥しい数の墜落船が山を成しており、その航行機関と部材の燃焼や移動の困難さによって調査は事実上不可能とされている。 焦点の標高は日によって大きく変化するが、およそ1740m。大きな目で見れば、墜落地帯そのものが焦点山の広大な麓とも言える。 墜落地帯の生態は多様だ。殺戮衝動を励起された宇宙船乗務員については後述するが、その他にも宇宙船に人類以外の生物種が積載されていた場合、墜落焦点からある程度離れた場所でなら短期間ながら生存することが多い。 異なる世界から持ち込まれた種々雑多な動植物は墜落船の周りに混沌とした生態系を作り上げるが、大抵は別の墜落による環境の変化で一掃されてしまう。ここは生きにくい場所なのだ。 そんな中でだが、ごく稀に墜落地帯に適応し、数多くの墜落を生き延び、それなりに長期間生き続ける種もある。こうした種は大変に危険であり、汚染された環境で生き抜く強靭な肉体と研ぎ澄まされた野生の勘、場合によっては高度な知性すら備えている。 他に暮らしているのは獣を崇める精霊信仰の遊牧民と、何らかの犯罪を犯し街区に立ち入ることを禁じられた追放者だ。 遊牧民は強靭な体躯と強固な信念を持ち。あえて墜落船の直撃を受ける確率の高い地域に住むことを選択したことによる利点を持ち合わせている。すなわち墜落船への距離の近さだ。豊富かつ新鮮な人的資源を大量に抱えている彼らの群れは非常に強力かつ流動的な社会を形成している。 追放者たちは野盗となって墜落船回収業者を襲ったり、反社会的なカルトに入信して何とか生き延びようとしている。彼らは要するにモンスターで、墜落船の乗員動揺にあまり会話を期待できるような人々ではない。 【墜落船】 船は落ちて落ち続けている。その出身世界が一様でないことは回収されたガジェットからも明らかになっている。積まれている物資の傾向も、宇宙船そのものの推進機構も、お互いに矛盾する仮定に基づいた技術によるものだ。 しかし、ある程度の共通項は存在する。 墜落船の出身世界は人間がいる場所であり、その世界は地球と呼ばれている故郷の星の暦で20世紀後半までは大体同じような歴史をたどっている。使われている言語も、その頃の言語の発展形が大部分を占める。大抵は英語で、これを覚えておけば精読はともかく船内表示の類推程度は何とかなってしまう。 それと、主な乗務員は必ず人類だ。だが会話を期待することはできない。彼らは墜落の際に、その精神を元の世界に置いてきてしまっている。世界線のズレは認識の相違を生み、彼らが知覚している現実は、全く話の通じない怪物の群れに襲撃を受けているというものだ。あながち間違っていないが。 会話が成立しないので友好的な関係を築くことができない彼らが機能するのはただ一点においてのみ。お互いに協力して船への侵入者を撃退することだ。 もちろん、彼らを人間とみなして同情し、情けをかけたり意思の疎通を試みることはできる。やるのは自由だ。しかし、報われることは決してない。 【壁街】 宇宙船は水域に落下することが多い。つまり洪水が頻繁に発生する。 墜落地帯の外縁を成す崖はそれなりに水を防ぐ役には立つが、墜落焦点を大きく外れた墜落船の波には無力だ。それが巨大な船であれば尚更。 墜落地帯の外には普通の人間が住んでいて、洪水となって流れるのは汚染されきった水だ。これは大変に都合が悪いので、過去に莫大な労力と時間をかけて建設されたのが大堤防である。 地下部分と合わせると約13階層分の高さと300mの幅を持ち、200kmの長さを誇るこの巨大な構造物は、水および霧からの防護と墜落地帯への前哨として最初から人が住むようになっていた。通路の拡張と補修を繰り返し、ほどなく20万を超える人口を抱え込むようになった。 そしていつか、より実体に即した名前として壁街と呼ばれるようになり、今に至っている。 実際に人間が住んでいるのは、街区から見て地下部分にあたる下3層を覗いた部分になる。これら下部の階層は頻繁に浸水または水没するため、墜落地帯へ侵入するための通路としてしか使われていない。 そこから上の地上=中層部分になると通路の幅も広くなり、壁面のあちこちを掘り抜いた部屋が散見されるようになる。これらは住居として使われている他、墜落船から奪い取ってきたガジェットを貯蔵している倉庫や墜落船回収業者の事務所としても標準的だ。さらに場所によっては、広大な通路と軒を並べた商店で構成されるアーケードのような様相を呈している。外側に向かって広く門戸が開け放たれていて、街区の人間も頻繁に訪れることができる。 だが、そこから通路を一本外れるだけで、人類文明の華やかな前哨と精華としての壁街の印象は一変することになる。壁街中層においては、特に重要な区域を除いて照明も換気も配備されていない。今にも消えそうな瞬く遠い炎の中で動きまわり倒れ死んでゆくのは、栄光を夢見て訪れた人間の成れの果てだ。壁街は街区とは違って適正科学協会の締め付けが緩く、自由経済と貨幣が存在する余地がある。墜落船の競売を除いて、ほぼ放置状態だ。それだけに過酷な生活でもあるのだが、辞めたくなればいつでも適正化学協会の鉄の抱擁の中に、それが嫌なら墜落地帯の錆と炎の渦に戻ることもできる。それもまた自由だ。 だから未だ壁街中層に留まりながら生きている人間は須く夢と欲望を抱いている。痩せ衰えた身体で幽鬼の如く彷徨いながら、目だけは星のように輝いているのだ。 そして中層で死なず生き残ったものだけが辿り着けるかもしれない栄華の象徴が壁街の上層の数区画だ。高い場所であるために汚染もなかなか届かず、住んでいる人間の財力が高いために各種設備も娯楽も充実している。 ここを支配しているのは長く続く有名ないくつかの家門の緩やかな繋がりであり、彼らは互い同士を仲間かつライバルとして認め合った上で、友愛と相互扶助を旨として協力し暮らしている。つまりお互いの権力を維持するために、下から成り上がってきた新参者をカネとコネ、約束と脅迫で統率しているのだ。 【七街区】 墜落地帯を囲むようにある、いわゆる普通の人間が住む場所。分断された壁街の間から流れる七つの大水路によって七つに分かれていて、ここの街区は切ったケーキのような形になっている。 権力者の巨大な住居が周りを睥睨する下に、地面にへばりつくようにして労働者の薄汚い住居が立ち並んでいる。街路を衛兵が闊歩し、秘密警察じみた機構が暗闇から市民を監視している。 公共の福祉という概念が存在しないので、街路も住居も使えなくなったスクラップにじわじわと埋もれ、廃棄される区画が増えている。そのわりに人間は減らないので、街区は少しずつ外側への拡張を続けている。 全体的にオーウェル的なディストピア。夢も希望もなく、持てる者と持たない者の差は永劫にも等しく、過去は改変されてるし果てしないフレームと密告と拷問と強制自白と奴隷労働が社会を形作っている。 権力者ほど街区の中央より外側に居を構える。水路に流れている水は汚染され、得体のしれないゴミだらけに化物が出るし、壁街などまともな人間が近寄る場所ではないからだ。 【外側】 街区の外には何もない。岩と土しかない荒野が果てしなく茫漠と広がっているだけだ。生物もいなければ目立つ地形もない。表情を剥ぎ取られたような光景が、地平線まで続いている。 これまで出て行って戻ってきた者は少なく、そして何も無いことを確認できただけだった。戻らなかった者がどうなったのか知る方法はない。 なので今も続く大水路延長の現場までがこの世界の人間におけるこの世の全てだ。その先に何かがあるなんてことは考え付きもしないし、考え付いたとしても、その先には何も待っていない。 【空】 常に曇っているか雨が降っている。有史以来、雲の上に何があるのか確かめられた例はない。 切れることのない雲は墜落地帯から吹き上がる煙が主な原因と考えられているが、それだけとも思われていない。何せ絶対に晴れることがないのだ。 この蜘蛛は天蓋と呼ばれ、その上にあるものを墜落世界から隠している。あらゆる測定を狂わせる天蓋を見通す方法は今のところ発見されていない。 歴史 【現生人類の起源】 墜落地帯に暮らす人類がどのようにして世界線のずれを克服したのかは明らかになっていない。短いスパンで世代交代が行われるので、情報の蓄積と保持が難しいのだ。何らかの原因で墜落船乗務員から生まれた子供がこの世界で成長できたと見るのが一般的だが、あるいは墜落ではなく別の方法で世界にやってきたのかもしれない。 現在この問題はあまり重要視されることなく放り出されている。 【貴族の時代】 残っている記録の中で最も古いものは貴族という階級がこの世界を統治していた頃のものだ。 彼らは世界最初の墜落船乗務員の子供を僭称し、この血統は最初から世界に適応していたと主張していた。貴族の世界史によれば、人畜を教育し他の社会階級、つまり街族を作ったのは彼らなのだ。この後、街族は常に代わらず 、生かされて次の時代へと受け継がれる人類の精髄として社会の底辺を担うことになる。 この主張は現在の社会制度の中では封殺され根拠のない戯言として片付けられているが、大堤防と壁街の基礎を作ったのが貴族だったことは誰もが認めている。彼らは墜落世界の生活の基礎を作ったのだ。 しかしその後、貴族は墜落世界からの脱出にのみ血道をあげることになっていく。回収してきた墜落船を奇矯なやり方で合成し、宇宙船団を結成して飛び立とうとしたのだ。これは壁街の建設で疲弊しきっていた労働者階級に深刻な不満を巻き起こし、ついには反乱が起きた。それまでに配下の科学集団に実質的な権力の行使を任せきっていた貴族は敗北し、非適正技術と判断された宇宙船作製技術とともに墜落地帯へ追放された。 【科族の時代】 昔、貴族が世界を支配していた頃。その頃もやっぱり資源は墜落船しか存在しなくて、より良い生活を送るには墜落船に積まれている物資を理解するための理論や知識が必要だった。 そこで貴族は研究者を集めて言った。お前ら実用的な研究をしろ。と。科族という特権階級が生まれた瞬間だった。 しかし程なく科族たちは大きな問題に直面することになる。墜落船が数多くの異なる文化圏から落下してきているのはわかるが、違う文化圏の回収品同士では、その作動原理も手順も全く違うのだ。たとえ同じような動きを持つ装置であっても。 後の研究により空の上にあるものは一様な世界ではないという結果が出て定説として採用されたが、各科族は単一の文化圏の研究者の雑多なグループに別れ、それぞれ勝手に研究を進めていった。もちろん全体の統制などまるで取れていなかった。 これは現在に至るまでも同じだ。特に異端的な研究を続けた一派は名称すら変え、欠族として現代の科族社会にも波紋を投げかけ続けている。 とはいえ現在の水準から考えると、その頃が科族の仕事の最盛期であったといえる。多くの発見と体系化が成され、統治機構、食料の供給などが確立された。とにもかくにも一部の人間だけはそれなりに文化的な生活が可能になったのだ。 そうして世界の近代化を進める中で、科族は社会の仕組みの中に的確に自分たちの権力を増すための仕掛けを施していった。 この頃の科族は理想に燃え、怠惰で害悪しか齎さない貴族を排除して新しい世界を作ろうとする若い力だった。すべての仕事を貴族から奪い、彼らを外界からの情報から遮断された環境建築に押しこめ、その一方で街族にはプロパガンダを流し続けたのだ。君たちの生活が何をしようとも楽にならないのは奴らのせいだ。皆で科学的に正しく幸福が保障された社会を新しく作りなおそう。とか。 そして、世界最初の革命はあっさり成功した。それからは科族が帰属の果たしていた役割を忠実にこなしている。かつての理性は頑迷さと権力欲に取って代わられている。支配者の地位に就いた彼らには、仕事をこなす必要がなくなったのだ。 こうして科族の力は開発よりもむしろ抑制に充てられ、正しい科学の方向性を示す適正科学協会が発足した。世界からすべての知識と啓発を抹殺し、永遠に支配し続けるために。 【人畜について】 墜落世界の技術レベルは非常に高い。実質的には中世レベルといってもいいだろう。いつでも使える外世界製の物が手に入るのに自分たちで苦労して何かを作る必要はない。主な学問は外世界製品の解釈や解析に腐心するものだ。ついでにいえば物を修理することもあまり重要視されていない。先と同じ理由で、新しいものを拾ってくるほうが簡単だからだ。 ただ、一つだけ異様に発達をみせている技術がある。 人体の改変だ。墜落世界で唯一自主生産できるものが人間であり、環境汚染によって突然変異体がごく一般的に生まれてくることから、変異を方向付けてある種の目的に特化した人間を作る技術が発達していった。素体には墜落船の乗務員かその子孫が使われ、彼らは人間と言うよりも道具として扱われ、つけられた名前は『人畜』という。世界線のずれによる認識の相違は受け継がれないものの、最初から道具として生まれてくることになっている彼らが自我を獲得するだけのポテンシャルを持ち、それらを活かすだけの教育を受けられる機会は非常に限られている。 【獣族の誕生】 科族が権力を奪取し、思想的技術的統制が厳しくなってきた頃から墜落地帯へ追放される人間の数は増える一方だった。彼らは身を守る手段を持たず、炎熱に炙られながら破片の中を歩き回り、生きるためにはなにをするにも躊躇うことを許されなかった。 そんな彼らが人間性を維持するためには宗教が必要だったのだ。そして威白梟が登場する。 彼は追放者たちに、多用性について説いた。また際限ない多用性の無為について説いた。彼が再発見し利用したのは祖霊信仰であり、それぞれの部族が祖霊の形態と信仰をもって行動することで墜落地帯における人類の全滅を可能な限り遅らせようとしたのだ。 そしてお互いに交わりながら移動を続ける部族は常に死に続けているが全滅することもなく、拠点を持たずに移動が交差する時に情報と物資を交換する方法は、効率にはかけるが柔軟で強靭だった。結果、失われずに残る手法や知識は科族のものより獣族のほうが多くなっているほどだ。 当然ながら適正化学協会とは不倶戴天の敵ではあるが、原始的手法に立ち返った獣族はよく戦い、今に至るまで駆除部隊との戦闘を潜り抜けてよく生き残っている。 【擬人の登場】 最初はただの墜落だと思われていた。巨大な船ではあったが、通常の墜落船と外観は変わらなかったし、手をつけるにはあまりにも墜落焦点に近かったので放置されていた。その船から蟻のような擬人の群れが湧き出してくるまでは。 彼らは機械のような外見を持っていたが、食事によって代謝をまかない有性生殖を行い、さらには遺伝子情報の大部分は人類のものだった。というよりは人類だった。ただ違うところは、生殖の最終工程を担う大機母がいたところだ。 大機母とは擬人の遺伝子情報を入力されると周辺の素材をかき集めて擬人の体を構成する装置で、それには既に大量の遺伝子コードが入力済みだった。異様な勢いで周辺の墜落船を食い荒らし擬人を量産する船の存在に科族が気づいた時には、擬人たちは状況を理解し対処するための行動を開始していた。 街区の侵略だ。生産を大機母に頼る擬人たちはいつまでも墜落地帯で生産を続ける訳にはいかない。墜落船の直撃を受けてしまえば、種族自体が滅びることになってしまう。 彼らは生き残りをかけて第二街区に奇襲攻撃を観光し、占領した。そこで適正化学協会と講和を結び、生活圏を確保することに成功した。 今では大機母の移動も終わり、侵略の記憶も薄れつつある。通常の人類とは未だにうまくいかずギスギスとした関係ではあるが、擬人は墜落世界の一角にしっかりと根を張った。 【現在】 世界は今まさに終末を迎えようとしている、という話は常に語られ続けてきた。何度か変化が起こる時には特にそうだ。 墜落世界の情勢は安定したことがない。 現在もまた、 壁街の有力企業は独立を目論み 適正科学協会は第二街区を奪還しようとし 大機母の機能は低下を続け 獣族は次々に野生化し 人畜は地下組織を作り 欠族は内破による世界改革を目指し 街族はまた鬱屈して爆発寸前だ とまあ、いろいろ問題がある。PCは一介の墜落船回収業者なので世界情勢に関わることは少ないかもしれないが、気にしておけばいざという時に慌てずに済むだろう。 そして、いざという時は確実に来るのだ。 社会 【四大勢力】 墜落世界には大きく分けて四つの勢力が存在する。 科族による適正科学協会と、それに統治される街区の街族 大機母を中心にして暮らす擬人 墜落地帯へで遊牧生活をしている獣族 壁街を運営している墜落船回収業者組合 獣族と街族が墜落世界の最大派閥で、欠族は家族の家系の1つだ。擬人はそれとゆるやかな提携関係にある。擬人はまた、敵対関係にある獣族と科族・街族サイドとの緩衝役も果たしている。 人畜はどこにでも居る。 壁街は名目的には適正科学協会の統治下にある街区の一部だが、そこを運営している墜落船回収業者は様々な出身からなる雑然とした集まりだ。世界唯一の資源に直接当たる立場にいることから発言力も強く、半ば街区からは独立している。 【適正科学協会】 人類の生存のために外世界の技術を蒐集研究し、役立つものがあればこれを利用し人口に膾炙させ、危険なものは排除し再発見を防止する組織。 というのは建前のことで、革命前の金言にすぎない。現在の適正科学協会は技術の独占と派閥争いに腐心する凡庸な権力機構にすぎない。元々は研究者の集まりに過ぎなかった適正化学協会が権力を奪取し、人工の大多数を占める街族の支持もないままに維持できている理由は、ひとえに直接的な暴力で彼らが最強だからである。これにつきる。 選択育種と突然変異に頼っていた人畜の品種改良を胚珠操作にまで進化させ、その技術を独占した科族は、墜落世界最強の戦闘用人畜を作り出し、その量産化に成功したのだ。 墜落船回収業者にとっての経済制裁部隊、また獣族にとっての駆除部隊にあたる彼らは街族と擬人にとっても秘密警察でもある。機械よりも機械らしく恐れも躊躇いも見せずに監視し、告発し、破壊する彼らは墜落世界が生み出した恐怖の象徴であり、しかも際限なく生産され続けている。 【普通の人々】 そうした社会で暮らす一般市民であるところの街族はどんな暮らしをしているのか、ということになると、これが実は働かなくても生きていける。 突然変異を繰り返す毒々しい色の黴に塗れた掘っ立て小屋で血が混じった咳をしながら起き上がり、回収品の食料プラントに16時間並び、明らかに危険信号っぽい刺激臭のする灰色のペーストを飲み込んで家に帰って寝る。これを繰り返せば少なくとも働く必要はない。ただしこれには条件があり、家のスペースを何らかの手段で確保していることと、一切の私有物を諦めることと、一生を疫病と飢えの中立で立ち続けることと、一生が1500週も続かないことだ。 これらを脱出する方法は3つある。超高倍率の就職試験を潜り抜けて何らかの職業に就くこと、犯罪に手を染めること、全部諦めて死ぬことだ。 街族の就職先も大きく3つある。1つは街区に据え付けられた各種プラントの保守点検、2つ目は科族の補佐をする下級事務員だ。これら2つは非常に就職が難しい。というのもそれらに特化された人畜がすでに存在するからで、汎用性の求められるポストはあまりに少ないからだ。そこで3つめの選択肢がでてくる。墜落船回収業者だ。 これは死亡率が高い仕事なので人員も高回転で就職率も悪くない。賃金が貰えて、これは街区でも流通している。 こうして街族は壁街を目指し、実際には街族全体の3~4割が常に回収業に携わっている。 【大機母】 擬人を生み出す機械は常に素材を必要としている。故郷の世界では精製された純粋な金属と肉を入手することができたが、墜落世界ではそうもいかない。大機母は擬人以外のものを生み出すことができないために精製施設がないのだ。自らの構築手段さえ失ってしまった擬人たちから適当に供給される素材に痛めつけられて、彼女は機能を低下させている。突然変異をもった擬人の急速な増加はそれを裏付けるものだ。 しかし、擬人の生産は止めることができない。そうなれば大機母の劣化を押し止め、過去の膨大なテキストの中から失われた技術を探している擬人たちさえ、すぐ死滅してしまう。湿度と毒性に満ちた環境のせいで、半ば機械と化している擬人であっても寿命は非常に短く、街族と殆ど変わらない。そのせいで技術の消失が続いているのだが、彼女としてはどこかある時点で盛り返しを図れるだけの資材と技術を確保できることに儚い希望を託しつつ、擬人を作り続けるしかないのだ。 【擬人の社会】 彼らは地球起源の人類だが、過去のある時点で機械との融合を果たし、遺伝子情報にそれを盛り込んでしまうことに成功した種族だ。 厳格な階級と生まれながらにして決められた役割に縛られた彼らは複雑に分化していた。人体設計思想としては人畜同様だが、各人が十分な教育を受け、自らが社会に果たす役割を自覚して、擬人は高度な技術と思想を持つ社会を築き上げた。 それもまあ、墜落世界に落ちてきてからはだいぶ変化してしまった。現在のところ生産されているのは『キーパー』『リサーチャー』『スカベンジャー』の3タイプのみ。それぞれ大機母の保守、過去の技術の再発見、大機母への資材の供給を担っている。必要なもの以外を切り捨てているうちに、図らずとも科族・街族サイドと似たような構成になったわけだ。 違うタイプ同士の交配は可能だが、その結果どちらのタイプとしても機能しない個体であることが多いので、殺されるようなことまではないものの、歓迎はされない。 彼らは大機母の復調と、それによって訪れる全面的救済を信じている。そのためには仇敵のかぞくが利益を独占しがちな墜落船回収業に進出することも辞さない。周囲を原始的な人類に囲まれて窮極のマイノリティになってしまった擬人にとって、それが唯一の希望なのだ。 とはいえ、擬人の生活水準はそんなに低くはない。墜落船回収のモチベーションが原始人類より一段階高い彼らは優秀な回収業者であり、また無為に暮らしている者がいないという恐るべき種族特性によって高い成果を上げている。普通のスカベンジャータイプであっても、それなりに清潔な家に住み、回収品を貯めこんで暮らすことができる。 【獣族の社会】 獣族はアニミズムに傾倒した犯罪者の子孫だ。現在において、墜落地帯へ追放された犯罪者が生き残る方法は獣族の部族の何れかに加わる以外にないので、その気がなくても結局トーテム動物を持つことになる。 部族の長は最も高齢の者が勤める。そのまま権力は年齢が高い者から低い者へと流れるが、そこに例外がある。 その例外である巫覡は部族内でトーテムの寵愛を最も受けた者とされ、それによって降ってくる墜落船を避けて移動することすら可能になるという。外したらどのみち全員死ぬわけだが。 通常、巫覡はトーテム動物の特徴を最もはっきりと体に示しているものが選ばれる。それだけトーテムに近いというわけだ。また、新参者は年齢にかかわらず権力の最下層に位置することになる。しかし、彼ら新参者は墜落地帯の外で生まれ育ったわけで長生きすることが多い。つまり長老もまた部族の生まれでないものが多くなるのだ。 モラル面もまた、トーテムの性質に大きく関わってくる。動物の行動を真似るのだ。 彼らは蛮人とはいえ知能に問題があるわけではない。むしろ科族よりも実際的に物を見る傾向にあり、末端レベルの知識は街区の平均を上回ることすらある。 それ故に、彼らはトーテムの知識を墜落船に搭載されている書物やライブラリから得て、それを蓄積している。そのデータ量は侮れず、またそれを理解することにかけては部族の伝承者に敵うものはいない。 大量のデータの中には大量の関係ないものも含まれていて、それがまた役に立ったり必要になることもあるだろう。 彼らは人畜を飼い、食べ、乗り、汚染された錆の島に生息する異星の動植物を狩猟採取したりもする遊牧民だ。というより悲しいことに農耕する土地がない。 採ってきた生物はそれなりの処理をして食べるが、それでも汚染は体内に蓄積され、街族と比べても寿命は短い。一生を墜落地帯で過ごしたとしてだいたい1050週。それ以上を生きようと思えば壁街へと行くしかない。自らの部族に背を向けて。 さらにアレな話だが、そうして長生きや名誉、財産のために部族を抜けて出て行く者の余命は、部族に残るものより遥かに少ない。壁街で就職しても、比較的安全な墜落船解体などの作業に携わることが、適正化学協会の締め付けが厳しいために不可能だからだ。彼らはちさな、半ば非合法な会社に所属することになる。 墜落船回収業 【墜落船回収業の一般】 この世界で資源と呼べるものは墜落船だけだ。故に墜落船から物資を回収して生活に充てる作業が人類にとっての最重要事項となる。これを墜落船回収業と呼ぶ。墜落世界の主要事業だ。 回収業は主に壁街を起点とした墜落船回収業者のカンパニーによって行われている。他には獣族の略奪などの例もないではないが、獣族には流通経路と組織性がないために、その規模は無視できるようなものでしかない。 【墜落船回収業者】 壁街に根を張る種々雑多なカンパニー、その中でも特に巨大で数千人規模の雇用を抱えるカンパニーの代表者が集まって作る会議のようなもの。回収してきたガジェットの値段や封殺される技術の交渉などを科族相手にこなすことが役割。 壁街は適正科学協会の支配下にある、ということになっているが、実際に回収業を運営し物資を持ち帰るのは回収業者だ。科族にその能力がない以上、交渉で力を持つのは回収業者組合の方だ。 壁街では追放者であるはずの獣族や他街区には立入禁止になっている擬人が普通に暮らせることも譲歩の例だ。さらに街区から独立し対等に取引することと、壁街では押さえ込まれる街世界技術を無くす方向で交渉がじわじわと進んでいる。今のところ、それを押し留めているのは科族が持つ最後の手段としての経済制裁部隊だけだ。 【燃料兌換紙幣EU(エネルギーユニット)】 墜落世界の資本は貴金属でも労働力でもなくて燃料だ。貨幣単位であるEUは科族の1人用冷凍棺を1時間作動させるための電力を発生させるだけの燃料と等価になる。 ここから連想できる通り、発電の基本は火力だ。 【回収業までの流れ】 まず船が落ちてくる。適正科学協会その他の観測員によって、その落下地点、所属すると思われる文明、規模と種類を記録される。 その船の最低価格が算出され、入札管理局へデータが回される。この時点で回収不可能な船や危険度が高すぎて割に合わない船はお蔵入りになる。例えば水没してしまったもの、爆散してしまったものなどがある。これらお蔵入りの船が墜落船全体の8割を占める。 回収作業が可能と判断された墜落船には買い手を募集する。ここで売り渡されるのは墜落船の所有権のみであり、これも適正科学協会が保証する限りのものだ。 【大手回収業者の場合】 大人数の作業員と設備を抱えた墜落船回収業者の場合、狙うのは巨大な移民船であるとか、軍艦であるとかのとにかく大きな船で、なるべく壁街から近いものだ。 これらの船は人気が高く、回収権の購入は競りで行われる。一旦落札すると、まず拘束チームが突入して中にいるモンスターを排除。その後に調査チームが送られて内部を詳しく調べ、壊れやすいものや軽くて小さな貨物は先に運び出される。 その後が長い。少人数のチームでは運び出せない巨大な機械やプラント、挙げ句の果てには外壁や骨組みなどを運び出すために、墜落船を文字通り骨までしゃぶる解体作業が始まるのだ。 数百人の人員と重機を使用するこの作業は百周以上に及ぶこともあり、現場までのルートはしっかりと確立され、周囲と現場には武装した警備員が詰める。それでも新たな船が落ちてくることは防げないので、場合によっては獣族の巫覡の力を借りたり、大掛かりな時には船そのものを移動させることもある。 そうしてエられた莫大な資材と貨物は、一旦適正科学協会に買い上げられたうえで街区の市民に配給される。カンパニーはその代金で給料を払い、新たな機材と人材を買い入れ、次の墜落船を買うのだ。 【独立系墜落船回収業者】 大手回収業者のような人員も機材も持たず、持っているのは時間と命だけ、というような小規模なカンパニーもまた多い。 そういう回収業者は大型の船を落札しても割に合わない。能力不足で回収しきれないのだ。なのでなるべく小型でユニークな船を選び、そこで何か高価なものを見つけて一攫千金、というパターンを狙うことになる。宝くじみたいな確率だが。 これらの船は大型船に比べ数が多いので競争率もそう高くはない。入札は行われず、入札管理局の壁に張り出されている情報をチェックし、提示されている値段を支払えば後は好きにしていいという仕組みだ。 大手のような段階を踏んだ回収作業は行えない。予備調査もルート確保も警備も無しだ。墜落船がどこにあろうとも、一直線に進んで内部に突撃し、金目の物を、そしてなるべく軽いものを根こそぎにして、また一直線に帰る。 多くの場合、回収作業は一往復で終わる。何度も墜落地帯の整備されてない道を行ったり来たりするのは危険過ぎるのだ。 そして持ち帰ったものを適当に売りさばいて次に備えることになる。 常に墜落船の落着状況に目を光らせ、これだと思った船に向けて一直線。生活は荒れるし厳しいが、ここにはアウトローの希望がある。 【世紀の入札以外の方法】 非常に危険で、発覚すれば良くて処刑、悪くすれば追放されてしまうが、正規の手続き以外で墜落船の回収作業を行う方法がある。 つまりこっそり潜るのだ。大手回収業者の作業場に潜り込んだり、惜しくも購入しそこねた船に、正規の購入者よりも早く行くなど。 他にも、なぜか競売の対象にならなかった墜落船を自分で突き止めて潜ったりしてもいい。ただ、全ての墜落船が観測されている以上、入札対象にならなかった船にはそれなりの訳があるものだということは忘れないように。 【墜落船回収業に付随する職種】 直接の回収、回収の他にも、例えば墜落船の観測、回収してきた資材の物流、書類の処理やカンパニー間の折衝などに多数の人間が従事している。だが、これらの仕事は専門職として成立するのはある程度の規模を持ったカンパニーにおいてのみだ。 それらカンパニー内の職種とは別に、壁街の中での小売業や津波の被害を食い止めるために下層で働く防水士は、墜落船回収業者組合の傘下ではあるものの、独立している。 特に防水士は、壁街下層を頻繁に行き来する回収業者にとっては馴染みになりやすい職業だ。どんな津波がきても回収作業に出かけられるのは、彼らの不断の努力によるところが大きい。常に感謝の心を忘れないようにしよう。 【経済制裁部隊】 墜落船回収業者は世界の前線に立つ兵士だ。だから例外なく武装し、精神と肉体は鍛えられている。彼らは借金をして墜落船を買い、そして儲けをあげられない。借金を踏み倒し、自分のものではない船に平然と略奪行為を働き、もはや野盗と変わらないところまで自らを落ちぶれさせ省みることがない。そして危険な技術を発見し、それを利用して利権を確保しようとするのだ。 ということは日常的に起きている。それの抑止力として適正科学協会は戦闘人畜の精鋭からなる経済制裁部隊を送り込む。 経済制裁部隊のコストは一般の人畜と比べてそう高いものではない。既に育成のための方法論と設備は整っており、消耗を補填するための待機員も常に用意ができている。 脳を持たず科族の環境建築から発信されている電波によってコントロールされている彼らは世界最強の生物だ。いかに裕福なカンパニーであろうと彼らを敵に回して長く生き延びることはできない。 【墜落船回収業者の目的】 はっきりしている。豊かな生活を送ることだ。壁街は堤防の中に作られた居住区で、その上の階層に登れば登るほど環境は良好になり、生活費は上がってゆく。 生まれ落ちた時に何も持たなかった者や、失脚して地に塗れた者が唯一不潔な地面から這い上がり栄華を掴むことができる場所、それが壁街の上層なのだ。
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/61043.html
【検索用 かたかわのせかい 登録タグ 2024年 Ayame Synthesizer V か さぶろう ゴル 曲 曲か 猫アレルギー】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:こめだわら 作曲:こめだわら 編曲:こめだわら ミックス・マスタリング:さぶろう 絵:ゴル(Twitter) 唄:Ayame 曲紹介 曲名:『片側の世界』(かたがわのせかい) 歌詞 あなたの手を握りしめても あなたの視線に私はない 片側だけの世界 誰も触れられない 一つだけの かけがえのないもの 記憶の中の人が笑いかけたんだ 目の前の人は何も語らない 静かに 目を開けてた 無意識に手をほどいて 抱きしめる 誰も触れない 最高の煌めく世界を 誰にも分からない 一つだけの世界を あなたの手を握りしめても あなたのことは分からないまま 記憶の中の人は優しいまま 変わらない笑顔で 目の前の人は何も語らない 静かに 空を見てた 無意識に手を強く握りしめる 誰も触れない 最高の煌めく世界を 誰にも分からない 一つだけの世界を 誰にも壊せない 最愛の輝く世界を 誰にも変えられない あなたの煌めく世界を あなたの手を握りしめても あなたの視線に私はない あなたを強く抱きしめても 片側だけの世界 そこに私はない コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
https://w.atwiki.jp/ogt-utage/pages/1227.html
「無聊を託つ…失望したよ、その程度か」 頂を越え、神域へと至った両者の間に火花が散る。 目の前に立つ壁は神か悪魔か。 否、目の前の何かはひたすら王道を往く。孤高足らずして何が王か。 我を阻む者無し、少々の完全なる世界にあやきの心は曇る。 次回、「王道を往く者」 「クリアマインド!集いし夢の結晶が!新たな進化の扉を開く!」
https://w.atwiki.jp/fantasylaboratory/pages/160.html
2006.12.29 14 54 野良(--) リレー元:【設定リレー】キャラクター:少年の呪い 敵を設定しよう、と考えてみて、複数の魔王が覇権を争っている世界ってのはどうだろう、と思い立ちました。 ジオの住む世界は慢性的に『魔王』と呼ばれる存在に支配される運命をもっていると。その名称は『覇王』とかでもよいかな。 現在の覇王がどんな奴かは未定。投稿してもらえると幸いです。 ジオに憑いた『闇の刃(ダルプシュケ)』もその候補の一。 他にも『覇王』の座を狙う他の魔王達がわたわたと出てきてもよさそうだ。 魔王などと呼んではいるが、別段積極的に人に害をなす存在ばかりではないと。 覇王の性質により世界の理が一部変化する。どういう風にかはイマイチ考えていないけど、例えば死を司る魔王が覇王になっていれば、死者がゾンビ化して頻繁に人を襲う、とか。 人の手により覇王を討てば、その座が空位の間は平静な世になるのだろう。 こんな所でどうでしょうかね。