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後天的に能力を伸ばす、「努力」より、先天的に持った力、「才能」を重視する考えのこと。 イナズマイレブンシリーズは、「努力」をモットーにしているのだが、最近は、この風潮が強いと言われている。 理由を挙げると、 綱海や飛鷹など、サッカーのキャリアの浅い選手が、半田や影野、宍戸などを差し置き、日本代表になった。 GOにて、一年生が、2,3年生よりも強くなって行き、レギュラーの座を奪っている。 などがある。 エイリア学園編あたりから言われ始めたこれは、GOにて、さらに強くなったらしい。
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アニメ「ソードアート・オンライン マザーズ・ロザリオ編」の「主要人物」 このページでは、アニメ「ソードアート・オンライン マザーズ・ロザリオ編」「主要人物」をまとめます。 加筆・編集、大歓迎です。 その他の登場人物についてはマザーズ・ロザリオのページも参照してください ネタバレがありますのご注意ください アニメ視聴済みを前提にして執筆しています。 分かりやすく各話のキャラクターの行動を記載してありますが、ネタバレも含んでいますので視聴してからの閲覧をお勧めします *各人物項目は放送都合上、大よそ放送毎に更新。内容は放送終了時点まで分かったところまでしか加筆いたしません。 本名・HNが明らかな人物に関しては、HN/{本名}と表記します。但し明らかでは無い場合は「?」と表記します。 目次 アニメ「ソードアート・オンライン マザーズ・ロザリオ編」の「主要人物」アスナ/結城明日奈(ゆうき あすな) ユウキ/紺野 木綿季(こんの ゆうき) 結城 京子(ゆうき きょうこ) その他キリト/桐ヶ谷和人(きりがや かずと) ユイ(Yui) リーファ/桐ヶ谷直葉(きりがや すぐは) シリカ/綾野 珪子(あやの けいこ) ピナ リズベット/篠崎 里香(しのざき りか) アスナ/結城明日奈(ゆうき あすな) 声優:戸松遥 年齢:18歳 新生ALO種族:水妖精族《ウンディーネ》 《SAO生還者》(サバイバー)。高校一年生。MR編主人公。 +第18話「森の家」 18話にて念願であった森の家を購入する事が出来たが21層のフロアボス戦では焦りからか前線に出て敵の攻撃を受けるところであった。またラストアタックも彼女である。 リズから《絶剣》の話しを聞き、更にはキリトが負けた事に驚いていた。 リーファからキリトが《絶剣》と何かは話していたと聞きそれを確かめる為に《絶剣》に挑むことを決める シルフのアカウントも持っていることが明らかになった。 18話時点の《絶剣》はアスナのイメージである。 +第19話「絶剣」 19話のAパートは母親との確執を描写したものとなっている。 「亡くなったおじいちゃんやおばあちゃん」はアスナから見て母方の祖父祖母のこと。つまり京子の両親。 Bパートでようやく《絶剣》ことユウキと対決した。勝敗はどちらもリザインしたような描写がない為不明 ユウキ/紺野 木綿季(こんの ゆうき) 声優:悠木碧 年齢:不明(15歳前後) 新生ALO種族:闇妖精族《インプ》 MR編のもう一人の主人公。 +第18話「森の家」 正月頃より現れた新人プレイヤーで対戦者募集をかけ、やってきた30人をHPを30%以上減らされないで返り討ちにするほどの手練れ。 その後も3時になると特定の場所に現れ、対戦者を待ちかまえている。 シリカは対戦していないがリーファとリズは対戦し、通常スキルのみで倒されたもよう。 キリトに『お前は完全にこの世界の住人なんだな』という問いに対しては笑みと突進で答えた。 +第19話「絶剣」 19話にて、アスナと対決した。どうやら何かのテストだったようで何かをお願いしている。 結城 京子(ゆうき きょうこ) 声優:林原めぐみ 完全な一般人で、明日奈の母親。 +第19話「絶剣」 須郷を紹介したのは彼女なのだが臭い物には蓋をする主義なのかあの人(結城 彰三)の見る目が無いと言った 明日奈が現在通っている学校をあんな学校と言い放ち、本人の意志を無視して一流の学校に入れようとするなどエリート思考がかなり強い 彼女の言うあんな学校に通っている和人の事ももちろん認めていなく、勝手にお見合いをして婚約者にしようとしている。 「亡くなったおじいちゃんやおばあちゃん」は京子にとっては両親のこと。農家出身であるため、正月の義実家参りで過去何を言われたかは想像に難くない。 +第23話「夢の始まり」 娘の話を聞いた後は大学には入れるが今の学校に通ようことを認めた。 バーチャルワールドに関しては興味がないと思われるので今後も彼女があの世界に行くことは多分ない その他 キリト/桐ヶ谷和人(きりがや かずと) 声優:松岡禎丞 年齢:17歳 誕生日:10月7日 新生ALO種族:影妖精族《スプリガン》 《SAO生還者》(サバイバー)。高校一年生。 +第18話「森の家」 Aパートでは久々にスイッチを行っている。キャリバー編でもあそこで使えば、とかは言ってはいけない キリトが眠っている、とピナが吸い寄せられるように来て眠る、とユイが吸い寄せられるように来て眠る、という謎AI。 +第19話「絶剣」 ユウキに関して何か知っているような口振りだが詳細不明。 二刀流は使っていないため本気の本気ではないが真剣に戦ったもよう。本人曰く『途中からは』 +第20話「スリーピング・ナイツ」 最後の最後でおいしい所を持っていく。 実際は、最近の迷宮区攻略で大手ギルドの良くない噂を耳にしており、さらにアスナからボス攻略の話を聞いて、トラブルを想定し迷宮区入り口で待機していたら案の定大部隊が迷宮区に入っていったのでついてきた、といった流れ。 +第21話「剣士の碑」 魔法破壊についてはMR設定やソードスキル(MR)を参照。 +第22話「旅路の果て」 屋上で試していたのは以前エギルの店で試していた技術の発展系。既存の固定監視カメラではなく持ち運びできるよう改良した試作品。 +第23話「夢の始まり」 上記のやつをさらに改良したものだと思われる。 ユイ(Yui) 声優:伊藤かな恵 年齢:約4歳(推定) 新生ALO種族:ナビゲーション・ピクシー(周りにはプライベート・ピクシーと誤解させている) 元旧SAOのカーディナルシステム群の一部、《メンタルヘルス・カウンセリングプログラム》、コードネーム《Yui》。 18話でSAOでの姿になったがこちらが本来の姿である。 仲間内にどのように説明しているのかは不明だが、少なくとも不特定多数のプレイヤーに見られると騒ぎになる恐れがあるため、本来の姿になるのはアスナとキリト以外に人がいない時だけである。 リーファ/桐ヶ谷直葉(きりがや すぐは) 声優:竹達彩奈 年齢:16歳 新生ALO種族:風妖精族《シルフ》 高校一年生。和人の義妹であり従兄妹。 ユウキと対決したが6割を切った辺りで武器を飛ばされたのでリザインした。 シリカ/綾野 珪子(あやの けいこ) 声優:日高里菜 年齢:15歳 新生ALO種族:猫妖精族《ケット・シー》 《SAO生還者》(サバイバー)。高校一年生。 相変わらずピナとは仲良しのもよう。 空中戦を出来るようになるまでに半年かかったらしい。ちなみにキリトは随意飛行をその日の内に出来るようになっていた。 ユウキとは勝てないと確信しているため対決はしていない(仮に対決してもユウキがかなり手加減しそうな気がする) ピナ 声優:井澤詩織 眠っているキリトに乗っかり寝ている。シリカの頭に運ばれる時に少し起きたがまた寝ている そのピナの上でユイが寝ている。 リズベット/篠崎 里香(しのざき りか) 声優:高垣彩陽 年齢:18歳 新生ALO種族:工匠妖精族《レプラコーン》 《SAO生還者》(サバイバー)。高校一年生。 アスナにユウキの情報を与えた(ただし、容姿までは伝えていない)。 ユウキと戦い負けている 名前 コメント ユウキは2011年5月23日うまれ、ソースは特典小説(sisters prayer) -- 名無しさん (2015-07-29 03 23 54) ユウキって原作だと2011年生まれって言ってなかったっけ?だから、14歳ぐらいじゃないかな -- 名無しさん (2015-07-05 19 03 28) ひとまず1回のみ出演キャラについて、主要ではない登場人物へ移動しました。次回以降の登場次第で適宜移動していただけたらありがたいです。 -- 名無しさん (2014-11-27 10 27 13)
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主人公。小学一年生で、長州力通称・リキと呼ばれている。 裏山に落ちた流れ星を愛犬のレミと見に行くが、レミが流れ星の墜落で出来た大穴に落ちてしまい、 それを助けようとして自分もその穴に落ちてしまう。そしてその穴と通じていた流れ星の中でノンクロと出会い、友達になる。 心優しい少年だが、ノンクロを飼う事を拒絶した家族に激怒し家出をする等子供らしい一面もある。
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男 17歳 好きなもの:幼女、マシュマロ 嫌いなもの:辛いもの、教師 趣味:小等部観察、ロリロリハンターズの召集 一樹とルームメイトの関係にあるレッドの三年生。 下級生の一樹と同室なのは、単純に一年生と三年生にあまりが出たから。 マシュマロが大好きで、夢にまで見るほど。 先日、夜中の学園でミスターTと遭遇。 圧倒的実力差を見せつけられ、敗北した。 ロリコンである。 とにかくロリコンである。 「真紅=ロリコン」である。 ロリコンであることを誇りに思っている。 最近一樹の勧誘に成功、ロリロリハンターズが結成した。 使用デッキは【真紅眼乃恐竜】 モデルはまべにめ。
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※編集中 また、前述の小学校一年生向けBL小説でトラブルになった●氏に対しては、下記のように発言。 ●氏はイベント参加の頻繁なレイヤーで、ネムノキ氏との過去に何度もイベントの話題でやり取りがあった。 イベントにトラブルを持ち込むことを示唆するような発言 ネムノキ氏はイベント参加にしたことはないと言っているが、最近はイベント参加に前向きの様子
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ダーク・プラット 名前:Dirk Pratt デビュー:『モンスターズ・ユニバーシティ』(2013年) 概要 黄色い毛で覆われたまんまるとしたモンスター。頭頂部の毛はオレンジ色。 モンスターズ・ユニバーシティ*の学生で、「ジョーズ・シータ・カイ*」に所属している。怖がらせ学部の一年生の授業を受講している。 ジェーンという名前の姉がいる。 登場作品 2010年代 2013年 モンスターズ・ユニバーシティ モンスターズ・パーティ
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名稱:孝賢純皇後 伺服器及顏色:5服綠 類型:文 性別:女 生命值:432 武力:33 智力:21 防禦:12 敏捷:35 運勢:85 敘述:(1712年2月22*-1748年3月11*),乾隆帝元配皇後,富察氏,滿洲鑲黃旗人,其父是察哈爾總管 李榮保,其弟是大學士傅恒。她出身於官宦之家。康熙五十一年二月二十二生,比乾隆帝小一歲,雍正五年七月十八經世宗指婚成為皇子嫡妃,雍正六年生皇長女, 雍正八年生皇二子永璉,即端慧皇太子,雍正九年生皇三女固倫和敬公主。乾隆二年十二月初四為她舉行皇後冊立禮。乾隆十一年生皇七子 永琮,乾隆十三年隨駕東巡,三月十一*死於回鑾途中的德州舟次,享年三十七歲。
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◎マーガリン◎ ★Menber★ 梅村小雪 (11期) 杉山 裕奈 (11期) 田内 香帆 (11期) 大野 宗一 (11期) 坂場 翔太 (11期) 柳沼 慧太 (10期) ★Song★ ♪ありがとう / いきものがかり ♪ 金曜お昼に活動します!有名なJポップをやっていく仲良しバンドです♪ 一年生が多いですががんばるのでよろしくお願いします!!
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玉川小・中学校PTAを代表して、ひと言ご挨拶申し上げます。 本日はこのような盛大な入学式を開いていただき、心より感謝いたします。 また、長谷川校長先生、築地連合町内会会長様からは心のこもったご祝辞を賜り、誠にありがとうございます。 PTAの代表として、また新一年生の保護者の代表として厚く御礼を申し上げます。 あきこちゃん、ちはるちゃん、ゆうとくん、りょうがくん。入学おめでとう。 この日がくるまで、みなさんは、小学校に入ることを考えて、胸がワクワクしたり、ドキドキしたりしていたことと思います。 玉川小学校のお兄さん・お姉さん達は、1年生のみなさんが入学してくるのをとても楽しみに待っていました。そして、先生たちも、みなさんが楽しい学校生活を送れるよう、一所懸命に準備を進めてくださいました。 みんな、とても優しい、親切な人ばかりですから、1年生のみなさんは、今日から、きっと楽しく、学校で過ごすことができると思います。 ここで、1年生のみなさんに一つだけ、お話したいことがあります。それは、毎日元気に「あいさつ」をして、たくさんの人とお話をすることです。 小学校には、しずはた保育園のように、たくさんのお兄さん、お姉さん、そして先生がいます。 朝には、「おはようございます」、帰りには「さようなら」、そして、何かわからないことがあったら、「これは何ですか?」「これはどうしたらいいんですか?」と、ちょっぴり恥ずかしいかもしれませんが、大きな声で話しかけてみてください。そうすれば、きっと答えが返ってきて、仲良しになれるはずです。 これからは毎日、お兄さん、お姉さん、そして先生と一緒に、新しいことを勉強したり、運動したり、遊んだり、おいしい給食を食べたりと、楽しいことがいっぱい待っています。お兄さんお姉さんたちは、いろいろなことを優しく教えてくれます。先生の言うことをよく聞いて、お友達と仲良くして、立派な一年生になってください。 保護者の皆様、本日は誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。 子供たちは玉川小学校で様々なことを体験し、多くのことを学び、日々成長を重ねていきます。 その健やかな成長のために、学校と家庭、そして地域社会が一体となって、子供たちを温かく見守って行きたいと思います。 子供たちが楽しく有意義な小学校生活を送れるよう、今までと同様ご一緒に、力をあわせて参りましょう。 最後になりましたが、校長先生をはじめ、諸先生方。どうか、これからの6年間の、子供たちの成長を温かい目で見守ってくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。 簡単ではございましが、PTAを代表いたしましてお祝いの言葉とさせていただきます。
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人間と山のゆっくり 古緑 「コレが目を開いてから三日目の写真でな、 コレが初めて喋った時の写真、キーホルダーみたいだろ?」 「えぇ、そうですね」 「なぁA」 「んでこれが初めて牛乳パン食べた時の写真、 こっちの写真はれいむが初めて」 「A!」 「何?B」 「もういいだろ」 「何が?」 「その…それだよ 写真見せたりお前ん家のゆっくりの話するのだよ ちょっと反応に困ってるだろ」 「何で?」 「……いやもういい」 「そんでコレがな…」 僕は今電車の中でA先輩の持ってきたアルバムを見ている(見せられている) 挟んである写真は先輩の飼っている4歳になるゆっくりれいむ。 先輩は地元の家の近くの叢でこのゆっくりれいむを拾って来てから4年間もの間 そのゆっくりれいむを愛し続け、写真ももうアルバム7つ分にもなっているという。 正直その写真を半強制的に見せ続けられるのは少し辛いが、 全く興味の無い事でもない。 これから行く場所には写真の中のものと同じ生き物が数多く生息しているというのだから。 今日も見れるかもしれないとB先輩も言っていた。 電車の向かう先は○○山のある○○駅。 15kg超えのザックを背負い、700gの新品の登山靴を履いた僕は 初めての登山に赴く○○高校登山部の高校一年生だ。 A男先輩は高校三年生の同部活の先輩だ。 今回の山行では A男先輩がチーフリーダー(山行の企画をし、登山時は最後尾で班員を見守る)を務める。 登山歴は中学の頃かららしく、頼れる先輩だ(少し強引だが) B太先輩はA男先輩と同じく二年生で 今回はサブリーダー(登山時に先頭に立ち、班員を導く役割)を務める。 どこかミステリアスな雰囲気(暗くてなんか怖い)を漂わせる先輩だが 普段から優しい人でAさんの親友だ。 あとは僕と同じ一年生が二人。太ってるC君と痩せてるD君。 この一年生親睦山行で仲良くなれると良いんだが。 目的地を告げる電車のアナウンスを聞き、僕達はザックを荷台から降ろしてホームへと降りた。 改札口を出て見えるのはカラフルなザックと登山者風の服装の中高年。 今回行く山はやはり登山者にとって人気の山という事なんだろう。 駅にある水道で2リットル程水筒に水を入れてから バスに乗って山の麓まで行く。 そこからが脚を使う登山のスタート地点だ。 バスの中は人こそ少ないが大きなザックがスペースを取るのでやはり座席は埋まってしまう。 バスが赤信号で止まってる間、 ぼんやりとガラス窓から見える林を眺めていると 赤のリボンと黒いトンガリ帽子の球体が林の方に跳ねて行くのが見えた。 「先輩、今なんか…」 「あ、見てたか?アレがゆっくりだよ」 振り返って後ろの座席にいたA先輩に ゆっくりらしきモノを見たと言おうとしたところ先輩も見ていたようで、 このあたりのゆっくりの説明を受ける事になった(少し後悔した) 山と人の住む場所の境にはゆっくりが良く現れるらしく 特にこの山では多いらしい。 最近は数が減ってきたのか見れる機会は少し減ってきているそうだ。 A先輩の話を聞きながら田んぼばかりの田舎道をバスが青信号を進んで行く。 「ゆっ?れいむ、にんげんがおりてきたんだぜ! おいにんげんども!まりささまにごはんよこすんだぜ!」 「おにいさん!かわいいれいむにごはんちょうだいねぇ~ん?」 目的地のバス停で降りると見慣れない生物が出迎えてくれた。 先に降りた中高年夫婦の登山客にまとわりついている。 先輩二人には見慣れた光景のようで特に気にしている様子はない。 「先輩、アレ…」 「あー酷いだろ アレがここら辺のゆっくりだよ 人の集まるバス停に溜まるんだ」 ゆっくり好きの筈であるA先輩に訊いたところ、 全く興味無さそうに答えてくれた。 「なにモタモタしてるんだぜぇ?はやくよこぶぇ!!」 「ばでぃざぁぁぁああぁあぁ!?」 その時前にいた中高年夫婦の旦那さんの方がトンガリ帽子を蹴ってどかした。 まさかあんな温和そうな人が…と僕はその光景に驚いたが、 B先輩が言うには 「さっきの駅前でもそうだが、バス停付近で人にタカろうとするゆっくりは 後片付けをするならお前等も殺してもいいぞ」 らしい。 この辺じゃゆっくりを殺す事自体は禁止されているそうだが 殺しても誰も咎めないし、誰もそれを守っていないそうだ。 中高年夫婦は後片付けまでする気がないのか ある程度動けなくなるまで踏んだところで山道に入って行った。 B先輩が地図を広げて現在地を確認すると、 B先輩を先頭、一年生を挟み、A先輩を後尾にして5人は一列となって山道に入って行った。 肩に食い込む荷物と、登山靴がしっかりと土を踏み込んで行くのをその足に感じながら、 僕等は今日の目的地であるテント場へと歩いて行った。 「ゆっ?ゆっくりしていってね! ここをとおりたければ『つうこうりょう』をはらってね! あまあまでいいよ!」 「ここはれいむたちのゆっくりぷれいすだよ! にんげんさんたちはあまあまをゆっくりちょうだいね!」 テント場に行くまでには歩いて数時間かかる。 その間一時間に一本取る十分間の休憩の中でガサガサとどこかからまたゆっくりが現れた。 紅いリボンのが二匹。 どこかさっきのバス停の奴等よりもマイルドな話し方だ(初めて『ゆっくり』というのを聞いた) 「先輩、コイツ等は…」 「あぁ、コレが山の入り口あたりのゆっくりだよ 人間にタカってくるのは変わりないけどさっきのよりはちょっとはマシだろ? コイツ等オレ達のザックの中にメシが入ってる事知ってるんだよ」 B先輩に訊いてみたところ山の入り口のゆっくりは ザックの中の僕等のオヤツやご飯が有る事を知っているらしい。 この時先輩から受けた注意によると、 主に登山初心者がやってしまうミスの一つに、 ゆっくりにカロリーメイト等のお菓子を与えてしまうのがあるそうだ。 与えられれたその味を一度知ってしまったら最後、 町に降りて来たり、人が来る入り口付近等でタカってくるのを止めないらしい。 そういえばこの休憩場所のちょっと向こうにある看板に 『ゆっくりに餌を与えないで下さい』と書いてある。 (この時休憩時間の10分を過ぎたらしく、A先輩が皆にザックを持つよう言いだした) 「山の中の如何なる物に対しても出来る限り人間の影響を残してかないのが 登山者のマナーだと俺は思うんだがね、 まぁコイツ等も所謂人間の被害者って事かな…」 「ゆっくりあまあまをちょぶぇ!!」 「どぼじでごんなごどずるのぉおぉぉぉ!?」 そう言いながらも笑顔でゆっくりを蹴りどかして行くB先輩。 『ちょっとは痛い目に遭った方が人の住む所に近づかなくなる』そうだ。 山に影響を与えず云々とは言っていたが、難しいところだ。 予定通り6時間程歩いた僕等は無事テント場に辿り着いた。 歩いてる間、ずっとA先輩と話していたC君とD君も 疲れているようだが問題は無さそうだ(僕は脚がガクガクだ) テントを建てる前にA先輩達は顧問への電話、 B先輩はテント場管理人への連絡の為、僕等一年生はその場に残されてしまった。 僕は親睦の為の良い機会だと思ったので、テント場にある山小屋で ココアを飲みながら一年生だけでトランプで遊びながら親睦を深めた。 二人とも面白い人みたいで仲良くやって行けそうだ。 夕方5時半にお米をコッヘルで炊いて、レトルトカレーと海鮮サラダを食べ終えた僕らは テントの中で学校の話、倶楽部の話、一年生の話、さっき見たゆっくりの話等、色んな話をした。 その話の中でB先輩がゆっくりを飼っているA先輩以上に 『異様に』ゆっくりの体の構造や習性に詳しい事が分かり、 D君がちょっとした冗談を言った。 「もしかしてB先輩ゆっくり虐待とかしてるんじゃないですか?」 僕もどこかのニュースで『ゆっくりに対して拷問や暴力を働くのを 止められないと言う男』がモザイク付きでインタビューに答えているのを見た。 『ゆっくり虐待』って言うんだな。 そりゃ失礼だろ、とC君がフォローしようとしたその時 「はああぁぁああぁぁ!!?虐待とか無いし!! 俺ゆ虐とか全然興味ねーから!!赤ゆとか大好きだし!!超可愛いし!!」 「「「………………」」」 まるで何百回と口にしたような流暢な発音で出て来た『ゆ虐』とは恐らく 『ゆっくり虐待』を略したモノなのだろうか? 『赤ゆ』ってなんだろう? 踏み込んではいけない領域に踏み込みそうになったので 一年生が沈黙し出すとA先輩がポテチとジュースとUNOを出し始めたのた。 それを見た僕等はこの話をお流れにした。 「ゆっくりしていってね!」 「ン?」 カードを片手にポテチを食い終えようとしたその時 テントの外から例の声が聞こえた。 外を覗くとトイレに行っていたC君の近くにトンガリ帽子がいる。 「ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!」 「何だ、コイツ?」 またゆっくりだ。 でもさっきの奴みたいに横柄な口を利く事も無く、 ただ『ゆっくりしていってね!』としか言わない。 その姿は見ようによっては少し愛らしくもある(僕はちょっとキモイ生物が好きだ) 「先輩…アレって…」 「あぁ、アレがテント場近くのゆっくりだよ ラッキーだな、色んなゆっくりが見れて 奴等はもう寝てる時間だろうが人の声を聞きつけて来てたんだろ」 B先輩に訊いてみたところテント場には 食べカスを残して行ってしまう人がたまにいるらしく、 それを知っているゆっくり達は『人の近くはゆっくり出来る』と思ってしまい、 夕方の人のテント近くに集まって来る事があるらしい。 「C、ちょっとそのゆっくりまりさ小突いて追っ払ってやれ」 「えっ…」 「いいんだよ、そいつ等の為にもなる それにこれからはお前等がやる事になるんだから」 A先輩が言うにはテント場に集まるゆっくり達も 心の何処かで『人がゆっくりさせてくれる』と思ってしまっており、 人がその状態のゆっくりと関わるのはゆっくりにとって良くない事らしい。 小突いて追っ払えば『人とはゆっくり出来ない』と思ってくれるそうだ。 これは人にとってもゆっくりにとっても良い事だ。 このゆっくりに安易に『人はゆっくり出来る』と思わせてしまうと 多くのゆっくり達が人の住む町に来しまうとA先輩が言っていた。 さっきの山の入り口にいたようなゆっくりに変わってしまうんだろうか? 「ホレ、アッチ行きな」 「ゆっ?やめてね!やめてね!ゆっくりできないよ!」 C君が登山靴から履き替えたサンダルの先っぽで トンガリ帽子(ゆっくりまりさという名前らしい)を小突いて追い返した。 あれでゆっくりまりさは人に近づくのを止めるだろうか。 止めた方がいいのだろう。 あのバス停のゆっくり達や入り口近くのゆっくりの様になってしまうのなら。 それからまた暫く遊んでから僕等は夜の8時には寝袋を敷いて就寝する事になった。 朝の4時半に起床。 最低限の荷物を小さな鞄に持ち替えて、 僕らはテント場から山の頂上まで朝日を見に登って行く。 雲は無いしきっと綺麗な朝日を見れるだろう。 そうA先輩はアキレス腱を伸ばしながら僕らに言うと デジカメをポケットから出してカメラのチェックを始めた。 山の朝はとても寒く、暗い道を頭につけたランプで照らしながら進んで行く。 隊列は昨日と同じ。 だが歩き始めてから一時間と40分程でその隊列は変わる事になった。 馴れない早朝の運動にヘバってしまったのか、休憩を申し出て来た。 「B先輩…ちょっと休憩貰っていいですか…」 「頑張れC、頂上もう見えてるからよ オイA、ちょっとCに先頭行かせるか?」 A先輩が言うには先頭に立って自分のペースで歩かせた方が 疲労感が抑えられるらしい。 B先輩はCにポカリを飲ませるとCとの位置を交換した。 そしてCはゆっくりと自分のペースで山頂までの岩だらけの道を歩き出した。 「おぉーし!お疲れ!C、あそこの平らなトコまで行って休憩だ」 ようやく頂上まで辿り着いたC君は安堵の顔を見せながらも完全にヘバっており、 ホッとしながら死にそうな顔という器用な顔を見せている。 C君はA先輩に言われた通りに平らなところに向かって歩き始めた。 「ゆっくりしていってね!」 「ちょっと…通してって」 どこからかまたゆっくりれいむが現れた。 へとへとにヘバっていたC君は道を阻まれた事で少し苛立ったのだろうか テント場のゆっくりにした様にゆっくりを小突いてどかそうとした。 その時 「待てC!!」 突然B先輩が叫んだ。 休憩場所で容赦なくゆっくりれいむを蹴りつけていた人とは思えないような発言だ。 だがB先輩が叫ぶまでもなく、C君は脚を止めていた。 「ゆっくりしていってね?」 「…あぁ、ゆっくりしていくよ」 C君はザックを背負ったままそのままそこにゆっくりと座り込むと、 丁度出て来た太陽光をその体に浴びて日光浴を始めた。 ゆっくりれいむはその一年生の膝まで跳ねて行くと 膝の上に乗ってその一年生と同じ様に目を閉じて日光浴を始めた。 B先輩が言う。 「今回はツイてるな、やっぱり」 「あのゆっくり、なんか…どっかおかしくないですか? どこから出て来たんですかアレ」 班員の皆も気付いていると思うが、 山頂付近は石や岩ばかりで樹も草も無く、前方の視界を遮る物が無い。 あんな紅いリボンが灰色の道で動いていたら気付かないわけが無い。 あのゆっくりれいむは浮かんで来るように現れたのだ。 「あれが人の影響を全く受けてない山奥のゆっくりだよ 晴れの日の山頂にも稀に出てきてな、落ち着いてない生き物を落ち着かせるんだ 急に現れた様に見えたのは…まぁ『湧いて出て来た』っていい方は変だが そんなところだ。まだよく分かってないらしい 滅多に見られるもんじゃないぞ」 Aさんが解説する。 よく見るとそのゆっくりれいむは丸い体を包み込む様に 僅かな光を纏っている様に見える。 ゆっくりれいむを膝に乗せたC君はまるで 晴れの日に縁側で昼寝をする猫のように目を細めていた(その顔はゆっくりみたいだった) 「二年ぐらい前はそれ程珍しくも無かったんだけどな やっぱ山頂でもエサやる人間がたまにいるからどんどん山を下って行っちまうんだ コイツ等は元々、人の食い物が欲しくて人に近づくってワケじゃないのにな… そうなったらもうコイツ等は別物になっちまう あの肉を持たない妖精のような存在から、昨日見た醜く口汚い生物になっちまうんだ」 B先輩が少し辛そうにそう言った。 「どうしてそうなっちゃうんでしょうね?」 C君を見ながらD君がA先輩に訊いた。 「人と同じなんじゃないかな? 自分にとってとてつもない快楽が手の届くところに有れば どうしてもそれを得ようと必死になっちゃうモンだ 奇妙な事だが、人に干渉出来る様に肉体を持つのもそのせいかもしれない きっとゆっくりも同じなんだろうな」 僕はこの日初めてこのゆっくりと出会い、 班員達はC君の膝の上でゆっくりしているゆっくりれいむの周りで休憩しながら 30分間の休憩の予定を倍の1時間にしてしまった。 僕はゆっくりさせてくれたゆっくりれいむに感謝すると共に あぁ、山に来て良かったな。そう思った。 そして一時間後、十分ゆっくりしていった僕等は ザックを背負って頂上から降りようとしていた。 「またいっしょにゆっくりしようね!」 「あぁ、またゆっくりしに来るよ」 それを聞いたゆっくりれいむは嬉しそうに目を細めると 風景に融ける様に消えて行った。 そして僕等はリラックスした気分でテント場まで下り、 テントを片付けて、バス停まで戻って行った。 その日のスケジュールはハードだった筈だが 何故かこの日は辛いなんて思わなかった。 きっとあのゆっくりの御陰なのだろう バス停近くのアスファルトの道を登山靴で鳴らしながら 僕はまたあのゆっくりれいむに会いたい、そう思った。 「んほぉぉぉぉおぉおぉぉぉおぉ!!!」 「やべるんでぜぇごのぐぞれいばぁあでぃず!!」 「ゆ”っ!かわいそうなれいむにごはんをもってきてね!はやくしてね! なにしてるの?れいむはにんっしんしてるんだよ?もたもたしないでね!」 「つんでれまでぃざがわいいぃぃいちゅばちゅばしであげるわぁああぁ!!!」 「ばぁ~きゃ!とっととあまあまよこちぇじじぃ!」 「「「………………」」」 バス停の前でまた出迎えてくれたゆっくり達を見て A先輩は萎えきった顔になって降ろしたザックの上に座り込んだ。 バスが来るまでの二十分間コイツ等と待ち続けなければならない A先輩はウンザリした顔つきで僕等に向かって言った。 「オイ、昨日も言ったがバス停付近に出てくるゆっくり殺しても 片付けるんなら誰も困んないから、そうしたければ殺ってもいいぞ ゴミ袋もほら、ここに」 僕らを使わないで下さい。 急にそんな事言われても困る。 ウザくてもイキナリ殺すなんて事は 「ん?しょうがねぇな!美しい町づくりの為だからな!うん!」 B先輩だけはノリノリのようで ぷくーっと膨らんで威嚇?するお腹の大きい不細工なゆっくりれいむの方に向かって行った。 「オイB、駅まで水道とか無いから産道に手突っ込んで 中身取り出したりすんなよ、いつもみたいに」 「はぁああぁぁあぁあ!?いつもそんな事してないし!! 子供引きずり出して親に見せつけるとかないし!!」 「「「…………………」」」 ー完ー