約 2,183,751 件
https://w.atwiki.jp/pazudora-z/pages/282.html
モンスター図鑑 > 白盾の女神・ヴァルキリー 基本データ No.186 白盾の女神・ヴァルキリー 属性 光 タイプ 神 レア ★5 進化前 ワルキューレ 進化1 必要アイテム: 進化2 必要アイテム: 進化3 必要アイテム: 入手方法 ■出現ダンジョン:聖天楼 ■進化:ワルキューレ スキル ハートチェンジ・光 光ドロップをハートドロップに変える リーダースキル シックスエレメント レベル HP 攻撃 防御 1 (最大)
https://w.atwiki.jp/disciple50/pages/254.html
初登場 12巻104話 年齢 18歳 所属 ワルキューレ(ラグナロク⇒新白連合) 誕生日 2月28日 使用武器 棍 身長 ??? 武術タイプ 動 体重 ??? 武術理念 活人拳 スリーサイズ B 75cm W 59cm H 84cm 師匠 久賀舘 弾祁 趣味 スキー、水泳 武術位階 弟子級 将来の夢 メダリスト 【概要】 元ラグナレクのフレイヤ隊「ワルキューレ」の一人。 その後、「お色気武器部隊♡ワルキューレ」を経て、現在は「お色気部隊♡ワルキューレ」に適性ランクBの正規メンバーとして所属。 兼一に似た短髪の少女。髪の色は水色。 他のワルキューレと共に、ラグナレク解体後は新白連合に参加した。 フレイヤの祖父である久賀舘 弾祁にワルキューレ総出で弟子入りし、教えを受けることとなった。 水泳をやっているだけあり、本作では稀有な引き締まったスタイルの持ち主で推定Aカップ。 【本編】 ~「キサラへの制裁」~(12巻) フレイヤの命によりキサラを監視していたワルキューレ。 キサラが美羽と接触している事を知ったワルキューレは、キサラが新白連合に寝返ったと判断し、フレイヤから制裁の許可を取ったのである。 キサラと美羽を襲撃するワルキューレだったが、そこにしぐれが現れた。 しぐれの攻撃を受けたワルキューレは一瞬にして武器を細切れにされる。 それでもなお、隊長の指示で素手で襲い掛かろうとするが、しぐれはすでに彼女たちの衣服をも切り刻んでいた。 他のワルキューレ同様、憐音もあっさりと敗走する事になる。 ~「フレイヤ争奪戦」~(40巻) "闇"の武器組にフレイヤが誘拐された。 しぐれに自分たちも武器組との戦いについていくと主張するワルキューレだったが、しぐれは拒否。 代わりに実力を見せることになったワルキューレは、しぐれに修行の成果を見せようと襲い掛かるが、やはり敵わず衣服を細切れにされ全裸にされてしまう。 武器の破壊を免れていたことから、しぐれからは成長したと評価されたが、やはり実力は不足していた。 ワルキューレたちは梁山泊で待機し、フレイヤの救出をしぐれに任せることになったのだった。 ~「エピローグ」~(61巻) 白鳥の部下として、新白連合のおしゃれ部門で働いている。 【技】 バルハラ陣 【戦闘録】 12巻 香坂 しぐれ 敗北 40巻 香坂 しぐれ 敗北 コメント 名前 コメント 昨日 - 今日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/disciple50/pages/252.html
初登場 12巻104話 年齢 18歳 所属 ワルキューレ(ラグナロク⇒新白連合) 誕生日 8月9日 使用武器 鞭 身長 ??? 武術タイプ 静 体重 ??? 武術理念 活人拳 スリーサイズ B 84cm W 62cm H 82cm 師匠 久賀舘 弾祁 趣味 読書、腐女子 武術位階 弟子級 将来の夢 漫画家 【概要】 元ラグナレクのフレイヤ隊「ワルキューレ」の一人。 その後、「お色気武器部隊♡ワルキューレ」を経て、現在は「お色気部隊♡ワルキューレ」に適性ランクCの正規メンバーとして所属。 短髪で、少年のようにも見える中性的な容姿をしている。推定Cカップ。 他のワルキューレと共に、ラグナレク解体後は新白連合に参加した。 フレイヤの祖父である久賀舘 弾祁にワルキューレ総出で弟子入りし、教えを受けることとなった。 地味な印象を受けるが、マイクロ水着を着用するなど意外と他のワルキューレに負けず劣らずのセクシー思考。 作中ではそれらしい描写はないが、実は腐女子らしい。 ちなみに、作中では彼女ではなく藤宮 亜美に腐女子らしい描写が登場している為、彼女と設定が入れ替わってしまっているという説も存在する。 【本編】 ~「キサラへの制裁」~(12巻) フレイヤの命によりキサラを監視していたワルキューレ。 キサラが美羽と接触している事を知ったワルキューレは、キサラが新白連合に寝返ったと判断し、フレイヤから制裁の許可を取ったのである。 キサラと美羽を襲撃するワルキューレだったが、そこにしぐれが現れた。 しぐれの攻撃を受けたワルキューレは一瞬にして武器を細切れにされる。 それでもなお、隊長の指示で素手で襲い掛かろうとするが、しぐれはすでに彼女たちの衣服をも切り刻んでいた。 他のワルキューレ同様、由里子もあっさりと敗走する事になる。 ~「フレイヤ争奪戦」~(40巻) "闇"の武器組にフレイヤが誘拐された。 しぐれに自分たちも武器組との戦いについていくと主張するワルキューレだったが、しぐれは拒否。 代わりに実力を見せることになったワルキューレは、しぐれに修行の成果を見せようと襲い掛かるが、やはり敵わず衣服を細切れにされ全裸にされてしまう。 武器の破壊を免れていたことから、しぐれからは成長したと評価されたが、やはり実力は不足していた。 ワルキューレたちは梁山泊で待機し、フレイヤの救出をしぐれに任せることになったのだった。 ~「エピローグ」~(61巻) ワルキューレの五十嵐 陽子と共に、新島 春男のマントが地面につかないように持ち続ける仕事をしている。 本人はこの仕事は必要なのか疑問に思っているようだ。 【技】 バルハラ陣 【戦闘録】 12巻 香坂 しぐれ 敗北 40巻・373話 香坂 しぐれ 敗北 コメント すきw -- 名無しさん (2014-11-01 18 46 08) 名前 コメント 昨日 - 今日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/gtavi_gta6/pages/1385.html
ヒューメイン研究所襲撃:戦闘ヘリ "Humane Raid - Valkyrie" ヒューメイン研究所の襲撃に使用するガンシップ、「ワルキューレ」を手に入れろ。メリーウェザー・セキュリティがロスサントス軍港の基地に保管している。 ヒューメイン研究所襲撃:戦闘ヘリ "Humane Raid - Valkyrie"概要 詳細 ミッション攻略ワルキューレ操作諸注意 概要 メリーウェザーの基地から戦闘ヘリ「ワルキューレ」を強奪、並びに追撃部隊を全滅する。 詳細 解除ランク 12 プレイヤー人数 チームのライフ数 4人 手配度発生 制限時間 有 無し 時刻 時間帯設定 天候設定 固定 不可 不可 報酬 ランク JP RP 報酬額 イージー(*1) 15 $ ノーマル $ ハード $ ※ホストは準備ミッションでは報酬を受け取れない。 ミッション攻略 本ミッションでは強盗専用コスチュームからでも銃撃・爆撃のダメージを1/4に抑える「ヘビー戦闘服 」 が選択可能となっている。地上・水中での移動速度は落ちるが生存率はかなり上がるので是非ヘビー戦闘服を着用して挑もう。 1.ヘリを手に入れろ エリシアン島のメリーウェザー本拠地へ向かう。 目的のヘリ「ワルキューレ」は南端の埠頭に駐機されている。基地の西側の壁沿いを歩くとほぼ安全に奥に進むことができる。 基地内部には無数のメリーウェザー兵、ならびに車両が待機している。基地に到着するとバザードが一機出現する。放置しておくとミサイルを撃ってくるため最優先で撃破しよう。 ワルキューレ周辺やクレーンの上にも敵兵がいる。ミニマップをよく確認して掃討していこう。 装甲付きの個人車両があればヘリのところまでノンストップで強行突破可能。手っ取り早く終わらせたいなら用意しておこう。 ただし耐爆性能がない車両はやってくるバザードに注意。 誰か1人でもワルキューレに乗り込むと次のステップへ進み、敵の増援のヘリが出現してしまうので注意。一応ここでチェックポイントなので、リスタートするとワルキューレ周辺からのスタートとなる。 2.敵ヘリ部隊を全滅させろ ワルキューレに乗り込むと、敵の増援として合計6機のバザードとフロガーが出現する。同時に地上部隊のメサも2台出現するので手早く離陸しよう。 敵の増援のヘリ部隊はワルキューレで倒す必要はなく、地上からヘビスナや重火器で撃墜してもよい。目的地までまっすぐついてきてくれるので狙撃もしやすい。 ワルキューレ操作諸注意 パイロットは各銃座担当が攻撃しやすいよう上手くコントロールする。各銃座は自機より高い位置を攻撃しにくいので、敵の頭を押さえ込むように高度を取ろう。 左右の機銃よりも副操縦士の大口径砲のほうが火力が高いので、機首は敵に向けること。 左右の機銃は射程がとても長く、弾道が目立つ。当たらずとも敵の方向へ撃ち続けていればパイロットや副操縦士も敵の位置・高度を詳しく把握できる。 ミッション補正により、ワルキューレは敵バザードのミサイルに2発耐えることができる(3発被弾すると目的地まで持たない)。とはいえ当たらないに越したことはないのでちゃんと避けること。 遠方から高速で向かってくるバザードは要注意。正面を向けようとしてバザードに直進すると勢い余ったバザードに神風アタックされて一瞬でワルキューレが沈められる可能性がある。正面を向けつつ横に移動すると安全。こちらがバザードより高い位置を飛んでいれば衝突の心配が無く、副操縦士も撃破がしやすい。パイロットは常に相手より高く飛ぶ事を心懸けよう。 3.隠れ家に着陸しろ 敵のヘリ部隊を全滅させると、アラモ海北岸の船着場(コンタクトミッション「結晶戦」で訪れる場所)にマーカーが指示される。無事着陸できればクリア。 前「ヒューメイン研究所襲撃:EMP」へ 次「ヒューメイン研究所襲撃:EMP配達」へ
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1250.html
6話 ヴェストリの広場は、魔法学院の「火」の塔と「風」の塔の間に位置する、西側の広場である。 この場所は西側ということもあって、日中はあまり日が差さない。 つまり目立ちにくい、ということで、決闘なんてことをするのにはうってつけの場所である。 ……はずだったが。 「諸君、決闘だ!」 などとのたまって薔薇の杖を掲げる目立ちたがり屋のおかげでヴェストリの広場はまさに大盛況、 前後左右人だらけ――まあ生徒ばっかりだが、とにかくそういう状況になってしまった。 目立ちたがり屋とは、言うまでも無くギーシュのことである。 そして前述したとおりにギーシュが杖を掲げてカッコつけた台詞を吐くと、 周囲の生徒達から大きな歓声があがった。 「ギーシュが決闘するんだってよ!」 「相手はルイズだ!」 「魔法使えないのに決闘するのかよ!?」 「いや、ひょっとしたら決闘するのはルイズの使い魔なんじゃないか?」 「ペリッソンを気絶させたヤツじゃないか! ギーシュは大丈夫なのか?」 「キノコを最初に食べた者を尊敬する……」 「族長(オサ)! 族長(オサ)! 族長(オサ)!」 そんな歓声に、ギーシュは満面の笑みで手を振って応える。 そして、それから広場の反対側に立つルイズをぐっと睨みつけると、広場の中心に向かって歩を進める。 ルイズもそれを見て、広場の中心へと歩き出した。 ホワイトスネイクは、ルイズの後ろに空中を滑るように移動して続く。 「とりあえず、逃げずに来たことは褒めてあげるよ、ルイズ」 「私のほうこそ、コソコソ逃げなかったあんたに感心してるぐらいよ、ギーシュ」 まずは舌戦。 古来より続く、戦いの基本である。 ここでガマンが効かなくなってうっかり攻撃を開始しちゃったりすると、 相手の策にハマったりして大変なことになるものなのだが―― 「っ! ……いいだろう、そこまで大口が叩けるなら、準備は万端のようだな!」 ギーシュはルイズの安い挑発にあっさり乗ると、杖を振るう。 その動作で、杖から一枚、花びらが地面に舞い落ちると―― 「……ホウ」 「それ」を見たホワイトスネイクが、感嘆した様子で声を漏らす。 ギーシュの杖から舞い落ちた花びらは地面に落ちると同時に、甲冑を着た女戦士の人形に姿を変えたのだ。 その高さは人間とほぼ同じ。 その表面は深い緑色――青銅色に輝いている。 「僕は『青銅』のギーシュ。君が魔法を使えようと、使えなかろうと、 僕はこの青銅のゴーレム、『ワルキューレ』でお相手するよ、ルイズ」 (『青銅』……ト名乗ッタナ、アノ小僧ハ。 ツマリアノ人形……『ゴーレム』、ダッタカ? アレハ青銅デ出来テイルノダナ) ギーシュがカッコつけた口上を聞いて、ホワイトスネイクはそんなことを思った。 そして一方のルイズは、 「ホワイトスネイク」 「何ダ、マスター?」 「あんたに命令するわ」 来たな、とホワイトスネイクは思った。 マスター、もといルイズは魔法を使えない。 どんな魔法を使っても、きっと授業のときのように爆発する。 だとすれば……あの青銅のゴーレムに勝つ手段は、ルイズにはない。 それでもルイズがギーシュに勝とうとするなら、自分に――ホワイトスネイクに、頼るしかない。 だからきっと、「わたしの代わりに戦いなさい」と命令するだろう。 その方が確実だし、決闘でぶちのめす、という目的も果たせるからだ。 そう、ホワイトスネイクは考えていた。 「私が戦える限り戦い切るまで、あんたは手を出しちゃダメ」 しかしルイズの命令は、ホワイトスネイクにはまったく意外なものだった。 つまり、ルイズは自分であの青銅のゴーレムと戦おうと言うのだ。 無謀にも程がある。 勝算はあるのか、何故そんな意味のない事をするのか。 そういう言葉が口をついて出かけたが、ぐっと堪える。 自分はスタンドだ。 スタンドは本体に意見などしない。 スタンドは本体の力そのものでしかない。 力は、持ち主に意見しない。 そう言い聞かせて、自分には到底理解できないであろうこの命令を、 「……了解シタ」 渋々ながらホワイトスネイクは了解し、自分自身を解除した。 ホワイトスネイクの姿がルイズの背後からフッと消える。 それを見て、今まさにワルキューレをけしかけようとしていたギーシュは、 「ルイズ、君は使い魔を引っ込めるのかい?」 驚いた様子でそう言い、ワルキューレの動きをピタリと止めた。 ギーシュもまた、自分がホワイトスネイクと戦わねばならないものと考えていたからだ。 そしてワルキューレを止めたのは、予想外の事態に、ギーシュの生来の小心が「危険だ」と囁いたからである。 しかし、そんなギーシュに対してルイズは、 「そうよ。何を驚いてるの? 御託はいいから、早く仕掛けてきなさいよ、ギーシュ」 さも当然とでも言うような態度で言い放って杖を抜く。 既に、自分に勝算があるかのような態度だ。 「そうか……ならばもう遠慮はするまい! 行け、ワルキューレ!」 ルイズの再三の自分を見下ろした態度で、完全に戦闘体制に入ったギーシュは、すかさずワルキューレに指令を出す。 ワルキューレが、青銅製の重い足を軽やかに持ち上げて一歩を踏み出した。 そしてニ歩目、三歩目と徐々に加速し、ガシャガシャと関節を鳴らしながらルイズの方へ突進する。 ルイズはそれを確認すると、ワルキューレと距離をとるようにしてニ、三歩下がる。 だがその程度では駆け足でルイズに迫るワルキューレとの距離は取れない。 ついに、ルイズとワルキューレとの距離が五歩まで縮まる。 そして四歩、三歩と瞬く間に距離は縮まり、距離が二歩になったところでワルキューレがぐん、と拳を振り上げる。 重いワルキューレの体重を十分に乗せたパンチが、来るッ! それを認識した瞬間、ルイズは横っ飛びにワルキューレの正面から逃れた。 直後、ルイズがいた空間をワルキューレの拳が薙ぐ。 そして体重を十分に乗せたパンチが、逆にワルキューレ自身の重心を崩す。 ぐらり、とワルキューレがよたける。 この瞬間を、ルイズは待っていたッ!! 素早く体制を立て直し、杖をワルキューレへ向ける。 そして短くルーンを唱え、ワルキューレに向けた杖を振り下ろすッ! ドモンッ! ワルキューレの体内で、鈍い共鳴を伴った爆発が巻き起こるッ! ワルキューレの体内は空洞ッ、 そしてその空洞の中に閉じ込められた爆圧はワルキューレの細くくびれた腰周りを風船のように肥大させ、 さらにその胴体につながれた脆弱な間接を、根こそぎッ、もぎ取るッ! バギョアァッ! 金属が引きちぎれる甲高い音とともに、ワルキューレはッ! バラバラに砕け散ったッ!! 自身を支える両足どころか両腕までもを失い、さらに腹を爆圧で膨らませ、 まさしくダルマ同然の姿になって地面に転がるワルキューレ。 自分が目の前の、コモン・マジックさえまともに使えない少女に対して、 絶対の自信をもって送り出したしもべが晒した無様な姿に、ギーシュは声にならない呻き声を上げた。 その様子を横目に、ルイズは表情を崩さずに言う。 「今朝の錬金の授業で……知ったのよ。 わたしが錬金に失敗すると、錬金の対象だったものは、その中心から爆発する。 石ころみたいなのに使えば、まず間違いなく粉みじん、よ。 ま、考えてみれば当然よね。 錬金は、対象の物質を構成するものをまったく別のものに変換する魔法。 だから魔法に失敗して爆発が起きれば、対象の中心から爆発が起きる。 そして今……わたしはあんたのワルキューレの全身を砂に錬金しようとした。 そして魔法は失敗するから……ワルキューレはその中心から爆発する。 つまり……爆発はワルキューレの中心、つまり空洞のお腹から始まる。 さて、どうしたの? 早く次のワルキューレを出しなさいよ。 あんたの精神力なら、まだ六体は出せるはずよ、ギーシュ」 冷静に、自分のしたことを説明して見せるルイズ。 その様子にギャラリーは完全に静まり返る。 あの「ゼロ」が? まさかあんな手段でギーシュのワルキューレを? 誰もが、ルイズのしたことを半信半疑に見ていた。 そして一方、土を付けられた形となったギーシュは、 「くそ……僕を……甘く見るなッ!」 そう言って、手に持った杖を力任せに振るう。 再び杖から花びらが舞い落ち、それぞれがワルキューレへと変化する。 その数六体。 今ギーシュが出せる限界にして最大の数だ。 そしてギーシュはそれら全てを自分の前にずらりと整列させ―― 「君の言うとおり、これが僕が出せるワルキューレの残りの数だ。 そして一体のワルキューレに丸ごと錬金をかけるようなことをしたなら、 時間も精神力も余計にかかってしまうのは僕にだって分かる! 集中力だって多く必要になる! つまり、君はさっき僕のワルキューレを倒したやり方では、この六体を倒すことは出来ない! もう分かるだろう! 今この瞬間で、君の負けだ、ルイズ! 君にはもう、僕のワルキューレに殴り倒される未来しか残っていないぞッ!」 そう、大声で叫んだ。 決闘が始まる以前のカッコつけたギーシュはここにはいない。 今のギーシュには、カッコつける余裕なんて無い。 確かに状況においては、なるほどギーシュがルイズよりかなり優位に立っているだろう。 しかしルイズはギーシュを圧倒していた。 精神の面で、ギーシュを圧倒していた。 そのことがこの圧倒的優位な状況にもかかわらず、ギーシュから余裕を奪い取っていたのだ。 そしてルイズはギーシュの言葉を一通り聞くと、 「そうね……確かに、状況はわたしが圧倒的に不利。 でもそれはわたしが決闘を降りる理由にはならない。 わたしはわたしで決めて、ここにいるのよ。 だからどんなに不利でも、そんなのは関係ない! やれるだけやるまで、杖を落とすまで、杖を折られるまで、わたしは決闘を続けるわッ!」 高々と宣言するかのように、そう言った。 そんなルイズの姿を見て、周囲の生徒達はようやく理解した。 自分たちの目の前にいるルイズは、もう自分たちが知るルイズではない。 何かは分からないが、だが確実に、ルイズは以前より成長している、ということを。 そして、それは相対するギーシュにも感じ取れた。 今まで見下していたものが、いつの間にか自分よりもずっと先にいる。 技術とかの問題ではない。 何か、何かよく分からないものにおいて、ルイズは自分より遥か先にいる。 それが、気に入らなかった。 自分でもそれを認めてしまうのが、なおさら気に入らなかった。 ギーシュはそんな思いを無理やり胸中にしまいこむと、苦し紛れに叫んだ。 「くっ……行けぇッ、ワルキューレ!」 ギーシュの号令とともに、ワルキューレたちが動き出す。 どれか一つが抜け駆けすることも無い、一つの青銅の壁のようにルイズに迫る。 それを見て、ルイズは覚悟を決める。 あれから逃れる手段は、自分には無い。 先ほどワルキューレを破壊したやり方では、あの壁は突破できない。 なら、どうするか。 もう考えていられる時間は幾分も無い。 5秒もしないうちに、ワルキューレたちは自分のところに到達する。 何か、何か手段は―― そうやって必死に策を探すルイズの脚に、何か硬いものがぶつかった。 思わず下に目を向けるルイズ。 そして――閃いた。 あのワルキューレを突破する手段が、起死回生の方策がッ! ルイズはすぐに足元に無数に転がるそれを、思い切り、迫り来るワルキューレの方へ蹴飛ばす。 蹴飛ばされたそれは、迫り来るワルキューレのうちの一体にぶち当たり、跳ね返って地面に転がる。 しかし跳ね返ったとはいえ、それにはいくらかの重量があり、遠くまでは転がらない。 はたしてそれが落ちた場所は、迫り来るワルキューレの正面、すぐ近く。 そしてワルキューレのうち一体がそれを――先ほど破壊されたワルキューレのパーツを跨ごうとした瞬間―― ドッバァァァアアアアン! パーツが、炸裂したッ! 炸裂を引き起こしたのは、ルイズの「錬金」の失敗魔法ッ! 破裂したワルキューレのパーツはまとまった一つの金属。 だからこそ、内側より解放されるその爆発力は、手榴弾さえ上回るッ! そして強烈な爆圧は、パーツを跨いだワルキューレと、その両脇のワルキューレを転倒させ、 さらには地面の土を盛大に巻き上げ大きな土煙を作るッ! 興奮した周囲からわあっ、と歓声が上がる。 それを聞いてギーシュは思わず舌打ちした。 何をそんなに騒ぐんだ。 まだ自分のワルキューレは三体が無傷で動いている! 転倒した三体が起き上がるのには時間がかかるが、 まだ立っている無傷の三体があれば、あっというまにルイズを…… そこまで思ったところで、ギーシュは奇妙なものを感じた。 ワルキューレがルイズを攻撃する音が、まだ聞こえてこない。 ワルキューレは青銅の塊だ。 それで人間を打てば絶対に音がする。 それなのに……その音が聞こえない。 爆発の直前のルイズとワルキューレとの距離を考えれば、もうルイズに到達したはず。 なのに何故ワルキューレは、まだルイズを攻撃していな…… その瞬間だった。 自分の正面、約数歩先。 もうもうと立ち込める土煙からルイズが飛び出し、自分の方へ一直線に駆けて来るのが見えたのは。 ルイズは衣服のところどころを何か鋭いもので切っており、血が滲む場所も少なくない。 その上、土煙を突破してきたため体中泥まみれ。 自分が起こした錬金の爆発に自分から突っ込むことでワルキューレを振り切り、 さらにギーシュの目を誤魔化すために土煙の中を突破した結果だ。 傷の中にはいくらか雑菌が入ったことだろう。 それでも、そんなことはお構い無しと言わんばかりに、こちらに突っ込んでくる。 その姿はあまりにも前向きで、そして、あまりにも誇り高かった。 一直線に土煙を駆け抜け、ギーシュの前まで駆け抜けたルイズは、ギーシュに杖を突きつけ、高らかに宣言する。 「杖を捨てなさい。わたしの、勝ちよ」 さっきの爆発のときよりも、数倍大きな歓声が、巻き起こった。 ルイズが、「ゼロ」と呼ばれて蔑まれたあの少女がギーシュに勝ったのだ。 その事実が周囲の生徒達を、より大きい興奮に包んでいた。 だが――そのとき、ルイズには二つだけ、しかし致命的なミスがあった。 そして一つの不運があった。 一つのミスは三体のワルキューレを土煙の向こう側に残したままだったこと。 もう一つのミスは、ギーシュがまだ杖を持っていたこと。 そして一つの不幸は――周囲から巻き起こる歓声のため、後ろから迫り来る、ワルキューレの足音に気づけなかったこと。 ギーシュは、湧き上がる歓喜を顔に出さないようにするので必死だった。 結局この「ゼロ」は、最後の最後でツメが甘かった。 まだ自分は杖を持っている。 土煙の向こうにいるワルキューレを操ることが出来る。 そしてこの歓声があれば――ルイズにばれることなく、背後からルイズを倒せる! グラモン家の男児たるこの僕が、魔法一つまともに使えない「ゼロ」に、負けるはずなど無かったんだ! そうほくそ笑みながら、三体のワルキューレのうち一体を、土煙の中に隠れるように操作する。 これで周囲からはこのワルキューレの動きは見えない。 そして、土煙の中から、ルイズの方へ突進させるッ! いつもなら、ガシャガシャとうるさい音がするはずのワルキューレの歩みも、この歓声のおかげでそれが聞こえない。 ワルキューレの姿が、土煙の中からでも ルイズには、これを受けきれるだけの体力は残っていないッ! 勝ったッ!! そう、ギーシュが思った瞬間だった。 ズゴンッ! 鈍い音とともに、ルイズのすぐ後ろまで迫っていたワルキューレが吹っ飛ばされたッ! 突然の轟音に、大騒ぎしていた周囲の生徒達が一斉にシン、と静まる。 そして、今更になってギーシュは気づいた。 ルイズに、「そいつ」がいたことを。 「そいつ」は――ホワイトスネイクは、今の音に驚き、振り向いたルイズに向かって、 しかしルイズには背を向け、ワルキューレを吹っ飛ばした方向を見据えながら言った。 「マスター……ココカラハ、私ノ領分ダナ」 To Be Continued...
https://w.atwiki.jp/gtav_2nd/pages/80.html
ヒューメイン研究所襲撃:戦闘ヘリ "Humane Raid - Valkyrie" ヒューメイン研究所の襲撃に使用するガンシップ、「ワルキューレ」を手に入れろ。メリーウェザー・セキュリティがロスサントス軍港の基地に保管している。 ヒューメイン研究所襲撃:戦闘ヘリ "Humane Raid - Valkyrie"概要 詳細 ミッション攻略ワルキューレ操作諸注意 概要 メリーウェザーの基地から戦闘ヘリ「ワルキューレ」を強奪、並びに追撃部隊を全滅する。 詳細 解除ランク 12 プレイヤー人数 チームのライフ数 4人 手配度発生 制限時間 有 無し 時刻 時間帯設定 天候設定 固定 不可 不可 報酬 ランク JP RP 報酬額 イージー(*1) 15 $ ノーマル $ ハード $ ※ホストは準備ミッションでは報酬を受け取れない。 ミッション攻略 1.ヘリを手に入れろ エリシアン島のメリーウェザー本拠地へ向かう。 目的のヘリ「ワルキューレ」は南端の埠頭に駐機されている。基地の西側の壁沿いを歩くとほぼ安全に奥に進むことができる。 基地内部には無数のメリーウェザー兵、ならびに車両が待機している。基地に到着するとバザードが一機出現する。放置しておくとミサイルを撃ってくるため最優先で撃破しよう。 ワルキューレ周辺やクレーンの上にも敵兵がいる。ミニマップをよく確認して掃討していこう。 装甲付きの個人車両があればヘリのところまでノンストップで強行突破可能。手っ取り早く終わらせたいなら用意しておこう。ただし耐爆性能がない車両はバザードに注意。 誰か1人でもワルキューレに乗り込むと次のステップへ進み、敵の増援が出現してしまう。全員集まるまで待つこと。 2.敵ヘリ部隊を全滅させろ ワルキューレに乗り込むと、敵の増援として合計6機のバザードとフロガーが出現する。同時に地上部隊のメサも2台出現するので手早く離陸しよう。 敵の増援のヘリ部隊はワルキューレで倒す必要はなく、地上からヘビスナや重火器で撃墜してもよい。目的地までまっすぐついてきてくれるので狙撃もしやすい。 ワルキューレ操作諸注意 パイロットは各銃座担当が攻撃しやすいよう上手くコントロールする。各銃座は自機より高い位置を攻撃しにくいので、敵の頭を押さえ込むように高度を取ろう。 左右の機銃よりも副操縦士の大口径砲のほうが火力が高いので、機首は敵に向けること。 左右の機銃は射程がとても長く、弾道が目立つ。当たらずとも敵の方向へ撃ち続けていればパイロットや副操縦士も敵の位置・高度を詳しく把握できる。 ワルキューレは敵バザードのミサイルに2発耐えることができる(3発被弾すると目的地まで持たない)。とはいえ当たらないに越したことはないのでちゃんと避けること。 遠方から高速で向かってくるバザードは要注意。正面を向けようとしてバザードに直進すると勢い余ったバザードに衝突されて一瞬でワルキューレが沈められる可能性がある。正面を向けつつ横に移動すると安全。こちらがバザードより高い位置を飛んでいれば衝突の心配が無く、副操縦士も撃破がしやすい。パイロットは常に相手より高く飛ぶ事を心懸けよう。 3.隠れ家に着陸しろ 敵のヘリ部隊を全滅させると、アラモ海北岸の船着場(コンタクトミッション「結晶戦」で訪れる場所)にマーカーが指示される。無事着陸できればクリア。 前「ヒューメイン研究所襲撃:EMP」へ 次「ヒューメイン研究所襲撃:EMP配達」へ
https://w.atwiki.jp/storyteller/pages/107.html
プロローグ4 「Ghouls & Ghosts」 場所:神界…イシターの神殿 イシター「本当に…1人で行くのですか?」 ワルキューレ「はい。今回の件がどれほど危険なものか…十分にわかっているつもりです」 イシター「ならば、なぜ 従者 の同行を…」 ワルキューレ「お言葉ですが、イシター様… 彼 には守るべき家族がいます 『幻の薬』『時の鍵』『黄金の種』…あらゆる事件において、 彼は家族を省みず、戦ってくれました」 イシター「………」 ワルキューレ「これ以上…クリノを戦いに巻き込みたくはありません」 イシター「ですが、今あらゆる世界で生じている事象…あなただけの力で終息させる事は 不可能なのではありませんか?」 ワルキューレ「申し訳ありません、イシター様…。 それでも…彼を巻き込みたくはありません」 イシター「………」 ワルキューレ「…サンドラ族の族長には、、その旨をすでに伝えてあります。 もしこの言いつけを破れば…その者は反逆者としての 汚名を着る事になるでしょう」 イシター「これで…いいのですか?」 ワルキューレ「………ありがとうございます」 イシター「『黄金の騎士』、 そして『白銀の騎士』…せめてその二人の尽力を仰ぐべきではありませんか?」 ワルキューレ「…彼らの戦いも、あの時…終わりました。 今ある彼らの穏やかな生活を、忌まわしい記憶によって 脅かしたくはありません…。 このまま何事も無く終わらせられれば…それが一番いいと思います」 イシター「………」 ワルキューレ「では…参ります」 イシター「………。 (ワルキューレ…あなたほどの戦死でも…わかっていないようですね…。 人の身でありながら、 あの戦い を駆け抜けた男達のことを…。 そしてなにより…あのサンドラ族の若者の事を…)」 場所:魔界…デミトリの城、中央ホール デミトリ「………。 …………。 ……………。 退屈極まりない、そうは思わんかね?」 ???「そうね、その意見には賛成だわ」 デミトリ「何をしに来た、モリガン」 モリガン「ふふ…ご挨拶ね。レディが殿方の寝室にまで足を運んだのよ? やさしく接するのが紳士のたしなみじゃなくって…?」 デミトリ「決着をつけに来たのか」 モリガン「さあ?当ててご覧なさいな」 デミトリ「フン…当たり外れなど関係ない。さあ、アーンスランドの主よ、この私と戦え。 魔界最強を賭けて…闇を統べる資格を賭けて!」 モリガン「あ~あ、やめやめ」 デミトリ「ぬ…」 モリガン「楽しみは取っておくタイプなのよ、私は。 …でなければ、退屈で死んでしまうわ。 それに…今のあなたは少しもそそられないもの。楽しみにもならないわ」 デミトリ「貴様…いい加減に…」 モリガン「だったら、この場で私を引き裂いたらいかが?それであなたはこの魔界の王。 …あら、その前にエンマを始末しないといけないわね」 デミトリ「…そんな貴様に勝ったとて、意味がない…!」 モリガン「ふふ、そうよね。…そこがつまらないと言ってるのよ。 わからないでしょうけどね、今のあなたには」 デミトリ「…くだらん」 モリガン「うふふ…あまりからかっても可哀想だし、少し楽しいお話をしましょうか。 …悪魔ドルアーガ…知っているわよね?」 デミトリ「かつて、人間どもに『時の狭間』へ追いやられた悪魔か。 ふん、そいつがどうかしたと…」 モリガン「んもう、話は最後まで聞いて。 …それから魔王ゾウナ、魔王アスタロト、邪剣ソウルエッジ…」 デミトリ「待て。そいつらは過去、すべて『時の狭間に』… …そうか『時の狭間』…!」 モリガン「そう、開いたのよ。都合の悪いものすべてを押し込めた、パンドラの箱がね」 デミトリ「クク…ハハハ…」 モリガン「ふふふ…でしょう?面白い…すごく面白くなりそうだと思わない?うふふ…」 デミトリ「ならば、 あの村 も再び現れるという事か。 フフフ…フハハハハハ!」 場所:魔界-魔界村…エントランス ワルキューレ「はぁはぁ…。これで…最後の1体…! いつまでも、こんな所で足止めをされているわけには…」 モンスターの増援により足止めを喰うワルキューレ。 ワルキューレ「く…また…!このまま消耗戦になってしまえば、私の方が不利…。 …彼がいてくれれば…。いえ…それは私が決めた事」 モンスターを数体倒し突破口切り開き駆け抜けるが、同じ場所に戻ってきてしまう。 ワルキューレ「え…!?そんな…!同じ場所!?なんてこと…。 空間が歪められている…!入り込む事さえできないなんて…これが…魔界村…! …どこかに空間のほころびがあるはず。そこを見つけなければ…!」 再び戦闘を続けていると、敵の増援にドルアーガの塔内のモンスターも出現する。 ワルキューレ「それでは、この先に…魔界村の中に…あの塔が!? そんな…そんな事って…!」 ワルキューレ「はぁ…はぁ…。いけない…このままでは…」 ???「ほう…先客がいるようだ」 ???「先を越されちゃったみたいねぇ」 ワルキューレ「!?誰です!」 現れたのはモリガンとデミトリ。 デミトリ「魔界村…か。ふん、本当に以前と変わらんな」 モリガン「改装くらいすればいいのにね。ガーデニングとか」 ワルキューレ「あなたがたは…」 モリガン「あら…これはこれは」 デミトリ「ほほう…まさかこんな場所でお会いしようとはな。 女神イシター直属の『乙女の騎士』…ワルキューレ」 ワルキューレ「………」 モリガン「ふうん… 清純派 っていうのも、悪くないものね。…人気あるでしょ?あなた」 ワルキューレ「…あなた方も、魔界村の軍門に降ったのですか? デミトリ=マキシモフ、モリガン=アーンスランド」 デミトリ「…口の利き方に気をつけろ。 悪魔どもの手にかかる前に、私が始末をつけてもいいのだぞ」 ワルキューレ「…かかって来るならば、私はかまいません」 モリガン「はいはい、そこまで。もう、生真面目なんだから…軽く流せばいいのよ。 あなたも大人気ないわよ、デミデミ」 デミトリ「…おかしな呼び名を付けるな」 ワルキューレ「魔界村と無関係だというのならば…どうしてこちらに?」 モリガン「面白そうだったから…じゃ答えになってないかしら? 少なくとも、刺激的な体験はできそうじゃなくて?」 ワルキューレ「…そんなに甘いものではありません」 デミトリ「ふん、この程度の連中にてこずるようでは、 乙女の騎士の実力もたかが知れているようだな」 モリガン「あんまり気にしないでね、ワルちゃん。こいつ、言う事は大きいから」 デミトリ「…モリガン」 ワルキューレ「…奇妙な呼び方はやめてください」 モリガン「うふふ…さて、楽しみましょうか」 デミトリ、モリガンが加わり、戦闘を再開する。 モリガン「だいぶ数は減ったわね」 デミトリ「つまらん…」 ワルキューレ「………。 (問題はどうやって先に進むか…やはりあの方の力を借りなければ…)」 モリガン「さてと…残りを片付けましょうか」 デミトリ「これでおしまいとは…他愛もない。夜はこれからだというのに」 ???「それはどうかな?」 デミトリ「なに…?」 形勢は逆転したかに見えるが、再び多数のモンスターが現れる。 デミトリ「ぬぅ…」 モリガン「ちょっとちょっと…すごい数」 ワルキューレ「これが…本隊!?(やはり、半数近くがドルアーガの軍勢…。 魔界村と…ドルアーガの塔…そんな恐ろしい事が!?)」 ???「騒がしいと思って来てみれば…なかなか豪華な顔ぶれだな。 マキシモフ家、アーンスランド家の両当主…それから…」 ワルキューレ「あなたは…」 ???「乙女の騎士…ワルキューレとはな。 む…?相棒の姿が見えないようだが…ついに命を落としたか?」 ワルキューレ「…そうさせないために、私一人なのです」 ???「なるほど、お優しい事だ。 …だが、本当の戦士にとって、それはこの上ない屈辱だ。 その男が、並みの戦士である事を祈るのだな」 ワルキューレ「………」 デミトリ「何の話をしている。 だが、これだけの数…クク…ようやく面白くなってきたようだ」 モリガン「…多すぎるわよ、いくらなんでも。 ちょっとまずいかもね…どうしたものかしら」 ???「…退くならば見逃す」 デミトリ「なに…!?」 ワルキューレ「…え…!?」 ???「…退くならば見逃す。来るならば容赦はせん」 モリガン「ふふ…どういう腹積もりなのかしらね」 ワルキューレ「…お心遣いに感謝します… 紋章に導かれし赤き魔物 よ」 ???「……!」 モリガン「…赤き魔物…?紋章…?」 ???「その呼び名…久しいぞ、乙女の騎士よ。…今の俺はジョーカー。 魔界村討伐隊、『デモンズ・ブレイゾン』のレッドアリーマー・ジョーカーだ」 ワルキューレ「(デモンズ・ブレイゾン…やはり…!)…撤退します。 デミトリ=マキシモフ、そしてモリガン=アーンスランド…ご協力に感謝します。 あなた方もここから立ち去りなさい」 デミトリ「…この私に、敵に背を向けろというのか。乙女の騎士よ!」 ワルキューレ「勝利を得るために、ここを通り抜けるために…ある人物の力が必要になります。 そしてあの 赤き魔物 …彼が私達を見逃すのも、それが理由でしょう」 レッドアリーマ「………」 ワルキューレ「再び戦わなければならない時が来ます。間違いなく…この場所で」 立ち去るワルキューレ。 モリガン「…ふう。なんか…興醒めしちゃったわ」 デミトリ「…つまらぬ」 デミトリ立ち去る。 アリーマ「おまえはどうする、アーンスランド家の当主よ」 モリガン「おいとまするわ。 次は 彼 …お目当ての『白銀の騎士』を連れて来てあげようかしらね」 アリーマ「…楽しみにしている」 モリガン「ふふ…それじゃあね」 モリガンも立ち去る。
https://w.atwiki.jp/storyteller/pages/105.html
プロローグ4「Ghouls & Ghosts」 場所:神界…イシターの神殿 イシター「本当に…1人で行くのですか?」 ワルキューレ「はい。今回の件がどれほど危険なものか…十分にわかっているつもりです」 イシター「ならば、なぜ 従者 の同行を…」 ワルキューレ「お言葉ですが、イシター様… 彼 には守るべき家族がいます 『幻の薬』『時の鍵』『黄金の種』…あらゆる事件において、 彼は家族を省みず、戦ってくれました」 イシター「………」 ワルキューレ「これ以上…クリノを戦いに巻き込みたくはありません」 イシター「ですが、今あらゆる世界で生じている事象…あなただけの力で終息させる事は 不可能なのではありませんか?」 ワルキューレ「申し訳ありません、イシター様…。 それでも…彼を巻き込みたくはありません」 イシター「………」 ワルキューレ「…サンドラ族の族長には、、その旨をすでに伝えてあります。 もしこの言いつけを破れば…その者は反逆者としての 汚名を着る事になるでしょう」 イシター「これで…いいのですか?」 ワルキューレ「………ありがとうございます」 イシター「『黄金の騎士』、 そして『白銀の騎士』…せめてその二人の尽力を仰ぐべきではありませんか?」 ワルキューレ「…彼らの戦いも、あの時…終わりました。 今ある彼らの穏やかな生活を、忌まわしい記憶によって 脅かしたくはありません…。 このまま何事も無く終わらせられれば…それが一番いいと思います」 イシター「………」 ワルキューレ「では…参ります」 イシター「………。 (ワルキューレ…あなたほどの戦死でも…わかっていないようですね…。 人の身でありながら、 あの戦い を駆け抜けた男達のことを…。 そしてなにより…あのサンドラ族の若者の事を…)」 場所:魔界…デミトリの城、中央ホール デミトリ「………。 …………。 ……………。 退屈極まりない、そうは思わんかね?」 ???「そうね、その意見には賛成だわ」 デミトリ「何をしに来た、モリガン」 モリガン「ふふ…ご挨拶ね。レディが殿方の寝室にまで足を運んだのよ? やさしく接するのが紳士のたしなみじゃなくって…?」 デミトリ「決着をつけに来たのか」 モリガン「さあ?当ててご覧なさいな」 デミトリ「フン…当たり外れなど関係ない。さあ、アーンスランドの主よ、この私と戦え。 魔界最強を賭けて…闇を統べる資格を賭けて!」 モリガン「あ~あ、やめやめ」 デミトリ「ぬ…」 モリガン「楽しみは取っておくタイプなのよ、私は。 …でなければ、退屈で死んでしまうわ。 それに…今のあなたは少しもそそられないもの。楽しみにもならないわ」 デミトリ「貴様…いい加減に…」 モリガン「だったら、この場で私を引き裂いたらいかが?それであなたはこの魔界の王。 …あら、その前にエンマを始末しないといけないわね」 デミトリ「…そんな貴様に勝ったとて、意味がない…!」 モリガン「ふふ、そうよね。…そこがつまらないと言ってるのよ。 わからないでしょうけどね、今のあなたには」 デミトリ「…くだらん」 モリガン「うふふ…あまりからかっても可哀想だし、少し楽しいお話をしましょうか。 …悪魔ドルアーガ…知っているわよね?」 デミトリ「かつて、人間どもに『時の狭間』へ追いやられた悪魔か。 ふん、そいつがどうかしたと…」 モリガン「んもう、話は最後まで聞いて。 …それから魔王ゾウナ、魔王アスタロト、邪剣ソウルエッジ…」 デミトリ「待て。そいつらは過去、すべて『時の狭間に』… …そうか『時の狭間』…!」 モリガン「そう、開いたのよ。都合の悪いものすべてを押し込めた、パンドラの箱がね」 デミトリ「クク…ハハハ…」 モリガン「ふふふ…でしょう?面白い…すごく面白くなりそうだと思わない?うふふ…」 デミトリ「ならば、 あの村 も再び現れるという事か。 フフフ…フハハハハハ!」 場所:魔界-魔界村…エントランス ワルキューレ「はぁはぁ…。これで…最後の1体…! いつまでも、こんな所で足止めをされているわけには…」 モンスターの増援により足止めを喰うワルキューレ。 ワルキューレ「く…また…!このまま消耗戦になってしまえば、私の方が不利…。 …彼がいてくれれば…。いえ…それは私が決めた事」 モンスターを数体倒し突破口切り開き駆け抜けるが、同じ場所に戻ってきてしまう。 ワルキューレ「え…!?そんな…!同じ場所!?なんてこと…。 空間が歪められている…!入り込む事さえできないなんて…これが…魔界村…! …どこかに空間のほころびがあるはず。そこを見つけなければ…!」 再び戦闘を続けていると、敵の増援にドルアーガの塔内のモンスターも出現する。 ワルキューレ「それでは、この先に…魔界村の中に…あの塔が!? そんな…そんな事って…!」 ワルキューレ「はぁ…はぁ…。いけない…このままでは…」 ???「ほう…先客がいるようだ」 ???「先を越されちゃったみたいねぇ」 ワルキューレ「!?誰です!」 現れたのはモリガンとデミトリ。 デミトリ「魔界村…か。ふん、本当に以前と変わらんな」 モリガン「改装くらいすればいいのにね。ガーデニングとか」 ワルキューレ「あなたがたは…」 モリガン「あら…これはこれは」 デミトリ「ほほう…まさかこんな場所でお会いしようとはな。 女神イシター直属の『乙女の騎士』…ワルキューレ」 ワルキューレ「………」 モリガン「ふうん… 清純派 っていうのも、悪くないものね。…人気あるでしょ?あなた」 ワルキューレ「…あなた方も、魔界村の軍門に降ったのですか? デミトリ=マキシモフ、モリガン=アーンスランド」 デミトリ「…口の利き方に気をつけろ。 悪魔どもの手にかかる前に、私が始末をつけてもいいのだぞ」 ワルキューレ「…かかって来るならば、私はかまいません」 モリガン「はいはい、そこまで。もう、生真面目なんだから…軽く流せばいいのよ。 あなたも大人気ないわよ、デミデミ」 デミトリ「…おかしな呼び名を付けるな」 ワルキューレ「魔界村と無関係だというのならば…どうしてこちらに?」 モリガン「面白そうだったから…じゃ答えになってないかしら? 少なくとも、刺激的な体験はできそうじゃなくて?」 ワルキューレ「…そんなに甘いものではありません」 デミトリ「ふん、この程度の連中にてこずるようでは、 乙女の騎士の実力もたかが知れているようだな」 モリガン「あんまり気にしないでね、ワルちゃん。こいつ、言う事は大きいから」 デミトリ「…モリガン」 ワルキューレ「…奇妙な呼び方はやめてください」 モリガン「うふふ…さて、楽しみましょうか」 デミトリ、モリガンが加わり、戦闘を再開する。 モリガン「だいぶ数は減ったわね」 デミトリ「つまらん…」 ワルキューレ「………。 (問題はどうやって先に進むか…やはりあの方の力を借りなければ…)」 モリガン「さてと…残りを片付けましょうか」 デミトリ「これでおしまいとは…他愛もない。夜はこれからだというのに」 ???「それはどうかな?」 デミトリ「なに…?」 形勢は逆転したかに見えるが、再び多数のモンスターが現れる。 デミトリ「ぬぅ…」 モリガン「ちょっとちょっと…すごい数」 ワルキューレ「これが…本隊!?(やはり、半数近くがドルアーガの軍勢…。 魔界村と…ドルアーガの塔…そんな恐ろしい事が!?)」 ???「騒がしいと思って来てみれば…なかなか豪華な顔ぶれだな。 マキシモフ家、アーンスランド家の両当主…それから…」 ワルキューレ「あなたは…」 ???「乙女の騎士…ワルキューレとはな。 む…?相棒の姿が見えないようだが…ついに命を落としたか?」 ワルキューレ「…そうさせないために、私一人なのです」 ???「なるほど、お優しい事だ。 …だが、本当の戦士にとって、それはこの上ない屈辱だ。 その男が、並みの戦士である事を祈るのだな」 ワルキューレ「………」 デミトリ「何の話をしている。 だが、これだけの数…クク…ようやく面白くなってきたようだ」 モリガン「…多すぎるわよ、いくらなんでも。 ちょっとまずいかもね…どうしたものかしら」 ???「…退くならば見逃す」 デミトリ「なに…!?」 ワルキューレ「…え…!?」 ???「…退くならば見逃す。来るならば容赦はせん」 モリガン「ふふ…どういう腹積もりなのかしらね」 ワルキューレ「…お心遣いに感謝します… 紋章に導かれし赤き魔物 よ」 ???「……!」 モリガン「…赤き魔物…?紋章…?」 ???「その呼び名…久しいぞ、乙女の騎士よ。…今の俺はジョーカー。 魔界村討伐隊、『デモンズ・ブレイゾン』のレッドアリーマー・ジョーカーだ」 ワルキューレ「(デモンズ・ブレイゾン…やはり…!)…撤退します。 デミトリ=マキシモフ、そしてモリガン=アーンスランド…ご協力に感謝します。 あなた方もここから立ち去りなさい」 デミトリ「…この私に、敵に背を向けろというのか。乙女の騎士よ!」 ワルキューレ「勝利を得るために、ここを通り抜けるために…ある人物の力が必要になります。 そしてあの 赤き魔物 …彼が私達を見逃すのも、それが理由でしょう」 レッドアリーマ「………」 ワルキューレ「再び戦わなければならない時が来ます。間違いなく…この場所で」 立ち去るワルキューレ。 モリガン「…ふう。なんか…興醒めしちゃったわ」 デミトリ「…つまらぬ」 デミトリ立ち去る。 アリーマ「おまえはどうする、アーンスランド家の当主よ」 モリガン「おいとまするわ。 次は 彼 …お目当ての『白銀の騎士』を連れて来てあげようかしらね」 アリーマ「…楽しみにしている」 モリガン「ふふ…それじゃあね」 モリガンも立ち去る。
https://w.atwiki.jp/namxcap/pages/71.html
ワルキューレの伝説(シリーズ) 「ワルキューレの伝説」は、FCで出たアクションRPG「ワルキューレの冒険」を元につくられたシューティング風味のアクションゲーム@アーケード。 2人同時プレイが可能で、その際2P側はサンドラを使うことになる。 2P側から始めると「サンドラの伝説」になる(笑 マーベルランドのほんわかした雰囲気と、キャラクタの多彩な(主にやられ)ポーズが好評を博した。 燃えたり、崖から落っこちたり、丸太に轢かれたり、昇天したり。 ある意味ギャルゲーのはしりではあるが、「ギャル」方面よりも「ゲーム」方面での評価が高い(と思う)。 後にPC-Engineに移植されたが、その時は1人プレイ限定となってしまった。その代わりといってはなんだが、ブラックワルキューレが登場、後に公式に存在が認定される。 本作「NAMCO×CAPCOM」では、ワルキューレの伝説が出典とされているものの、「ゾウナ」など、「伝説」以外に由来するものも多々登場する。 関連作品 ワルキューレの伝説(アーケード)アクションゲーム ワルキューレの伝説(PC-Engine)アクションゲーム ワルキューレの伝説(PlayStation、「ナムコミュージアムVol.5」に収録)アクションゲーム ワルキューレの冒険 時の鍵伝説(FamilyComputer/1986.8.1)アクションRPG ワルキューレの冒険 時の鍵伝説(アレンジ版)(PlayStation、「ナムコアンソロジーVol.2」に収録)アクションゲーム なお、オリジナル版も同時収録。 ワルキューレの冒険-紡がれし時の彼方に(小説、尾崎 克之、双葉社)復刊リクエスト受付中 サンドラの大冒険-ワルキューレとの出逢い-(SuperFamicom)アクションゲーム ワルキューレの伝説外伝 ローザの冒険(Windows)アドベンチャー ワルキューレの降誕(コミック、冨士 宏、マックガーデン)現在一番入手が容易なワルキューレ関連資料。ただし、あまりにもイメージが違うのでナムカプの井上ワルキューレで初めてワルキューレを知った人は覚悟すること。 ストーリー マーベルランドの人々の願いをかなえる黄金の種。それを独り占めし、悪用しようとするカムーズからマーベルランドを守るため、女神ワルキューレは再び大地に降り立つ。 ワルキューレ/CV 井上喜久子 天界に住まう女神たちの一人にして、マーベルランドの守護女神。 マーベルランドの平和が乱れる時、人々の代わりに戦うために降臨する。 ……だったはずだが、今作では「黄金の騎士」ギルガメス・「白銀の騎士」アーサーに並ぶ三騎士の一人として「乙女の騎士」の称号を持つ歴戦の勇者の一人。 出典が「伝説」になっているにもかかわらず、「スーパーマント」「パワーオノ」@冒険(オリジナル版)や、「花の術」「鏡の術」@冒険(アレンジ版)なども使いこなす。 ちなみに「サイクロンの術」やMAや△技の使用時のボイスに出てくる「永遠の剣」は伝説が出典。 クリノ・サンドラ/CV うえだゆうじ マーベルランドの原住種族「サンドラ族」の一人。 ゾウナによって悪しき心を植えつけられてピラミッドの番人をしていたが、ワルキューレによって正気に戻されて以来、女神と冒険を共にする。 なんだか爬虫類あたりを思い浮かべてしまうが、実はふわふわもこもこのぬいぐるみみたいな種族。 今作では「乙女の騎士の従者」「サンドラ族の勇者」などの称号を持つ。 7話タイトル「“反逆者”と呼ばれた男」って、ふわふわもこもこのクセになんか生意気だ(笑だが今作では同時期の面に出てくるクロノアがふわふわ担当なので、クリノはスルーされている。 「ビッグの術」。今作ではクリノが巨大化して相手をボコる普通の技になっているが、原作(伝説)では「大きくなったのでジャンプすると地面が揺れて画面内の敵にダメージが入る」という魔法だった。 サビーヌ/CV 登場作品:・ワルキューレの伝説・サンドラの大冒険など アルサンドラ山にあるコアクマンの村の子供 親であるアンディと共に暮らしていたが、山に住む三日月王という魔物に生贄としてさらわれてしまう。 ちなみにアンディはこのときズールを捕まえサビーヌの代わりに生贄にしようとしていたが、 ズールを助けようとするサンドラと戦い、止められる サンドラとアンディの協力によって三日月王は退治されるものの、 死に際に呼び寄せられた流星群によって3人はバラバラに離れてしまう その後ネバーランドにてサンドラと再開するものの、 離れた当時は幼かったために離れ離れになった親子の話をしても自分のことだとは覚えておらず、 自分の名前すらも知らなかった しかし後にたまご谷にてアンディと再開を果たし、 親子で持っている鈴が元でサビーヌだと判明した その後はワルキューレやサンドラを影ながら支えている 実はネバーランド以前にもサビーヌはサンドラと会っており、 道の脇で寝てたりボーッとしてたり 時にはコアクマン族特有の身の軽さでトリガー(ハゲタカのようなモンスター)を撃退して、 さらわれたピクシーの子供やフェアリーを助けたりもしている 親はなくとも小さなころからたくましく育っていたようだ またサンドラとネバーランドで会ったときの一人称は「オレ」だが、 すぐ後にアンディと会ったときには「ボク」と言っていた ワルキューレの伝説のEDにも登場しており、 同3面にて登場するコアクマンもおそらくサビーヌだと思われるが 一人称が「あたし」で女性的な喋り、 しかもワルキューレ・サンドラに対しても初対面のような喋り方なのでもしかしたら違うかもしれない 今作では基本的に女 ナムコが勝手に設定を変えるのは日常茶飯事なので、気にしない ズール/CV ブラックサンドラ コアクマン(悪) シーザス カオックス ホノーリアン ロボティアン ダダッタ ブラックワルキューレ/CV カムーズ/CV ゾウナ/CV
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/7800.html
前ページ次ページ赤目の使い魔 静まり返った廊下に、足音が反響する。 昼休みにもかかわらず、誰も居ない。その事実が、走るルイズの不安を煽る。 ――なんで……なんで…… ――貴族に、喧嘩を売るなんて……! 焦燥、動揺、様々な意図を含んだ疑問が、彼女の思考を支配する。 その脳裏には、先程告げられた言葉が反芻されていた。 ・・・ あの後、キュルケは部屋の惨状を見て、静かに言った。 ――貴方たちに何があったのかは、詮索するつもりは無いわ。 ――だから、私はただ報告だけをしに来たのよ。 ――……貴方の使い魔が、生徒の一人に喧嘩を売ったわ。 ――彼、殺されるかもしれないわよ。 ――場所は、ヴェストリの広場。 ――行くか行かないかは、貴方が決めなさい。 ――そうそう、喧嘩の原因だけどね。 ――1つは、相手の生徒が彼の友達を怒鳴りつけたから。 ――もう1つは、貴方を侮辱したからよ。 そして表情を変えぬまま戸を引き、去っていく。 ルイズは、暫く逡巡していたが―― やがて、ベッドから飛び降り、外へと飛び出した。 ・・・ 確かに、彼に会うのは恐い。出来る限り関わりたくないと言うのが本音だ。 だが、足は止まらない。床を蹴り風を切り、彼女を広場へと運ぶ。 彼の言葉が、彼女を慮ってのモノだという事は理解してないわけではない。 去り際に心無い言葉放ったことも、少し後悔している。 一端とはいえ、決闘の原因に自分の事があったという話に、心が動いたのも事実。 だが、彼の言う事に従うかは、また別の話だ。 別の話なのだが―― 「あぁ、もう!」 ピンク色の髪の毛を掻き毟り、ルイズはしかと前を見据える。 ――細かいことはもういい。 ――後は、着いてから考える! そう心で呟いたときの、彼女の目―― その中に、いつもの強気な光が少しながらも戻っていた。 足に伝わる固い石の感触が、土を踏むやわらかい衝撃へと変わる。広場に集まる群衆が、すぐに目に入った。 人が密集する中を、押しやりかき分け前に進む。やがて、目の前が開けてきた。 そこで、彼女が見たものは―― 数分前 ヴェストリの広場 「ば、馬鹿な……」 驚愕が、言葉となって現れる。 幾らドットの魔法とは言え、ワルキューレは並の人間よりも優れた身体能力を有している。 更に、その身体を形作るのは二つ名の通り青銅だ。能力強度共に平民が太刀打ち出来る訳が無い。 だが、現実では首を失い地面へ無様に転がっている。 ――一体、どうやって……? 単純に説明すると、クリストファーは頭を抱えると同時に膝を首に差し込み、強度の弱い繋ぎ目を狙って、思い切り両手を引きワルキューレの首をへし折ったのだが―― ギーシュの視点ではワルキューレとクリストファーの姿は重なり、それらの間は死角となるため、 その場面を見ることが出来なかった彼は、クリストファーが純粋な腕力でワルキューレを破壊したのだと思い込んでいた。 頭が疑問と恐怖で掻き乱される中、クリストファーの声が彼の耳に届く。 「どうしたの? 随分と静かになっちゃって。怖いんなら無理しないほうがいいと思うよ?」 「……ッ! 舐めるな!」 冷静な思考をなんとか取り戻し、ギーシュは再び薔薇を振るう。花弁が二枚地面へ舞い、新たなワルキューレが同数生まれた。 そうだ。何を恐れることがある。まだこちらにはワルキューレのストックが四体もある。対するクリストファーはその身一つ。万に一つも負ける目など無い。 「ハハ、そう来なくっちゃね」 犬歯をガチリと噛み合わせ、クリストファーは楽しげに笑った。 二対のワルキューレと相対し、体勢を整えた次の瞬間―― 背後に居たワルキューレが、勢い良く跳ね起きた。 「なッ……」 ――よし! ギーシュは内心でほくそ笑む。 ワルキューレは人間ではない。ゴーレム――つまりは動く石像だ。 首を破壊したと言っても、それは人間にとっての急所と言うだけであり、移動手段を破壊しない限り動きを止めることはできない。 目の前の衝撃のせいで思考が硬直し、ワルキューレも停止していたが、逆にそれが吉と出たようだ。 首の無い歪なワルキューレは、一切の容赦なく片腕をクリストファーの頭部に向かって薙いだ。 しかし――それは再び空を切る。 「よっ……と」 攻撃にいち早く反応したクリストファーは、その場にしゃがむ事でやり過ごしていた。 明らかな凶器が頭上を通り過ぎたのに、彼の顔には更に楽しげな笑いが広がっている。 「まぁ、確かにあれじゃあ止まらないか」 そう言ってクリストファーは持っていたワルキューレの頭に手を突っ込み、限界まで体勢を低くしてワルキューレの足元へと潜る。 そして、奇妙なグローブと化した首でワルキューレの膝を思いっきり殴りつけた。 ガゴン、と重い衝突音が響き、ワルキューレの膝が砕け、首もひび割れて崩れる。 衝撃と破壊でバランスを崩したワルキューレは再び地面に伏す。起き上がろうともがくが、砕けた足ではそれすらままならない。 「おぉイテテ、まずは一体……っとォ!」 首の残骸を振り払い、痛みが響く拳をさすりながら話すクリストファーに向かって、二体のワルキューレが駆ける。 まずは一体。強烈な右フックが迫るが、クリストファーは身体を引いて難なくそれを避ける。 ワルキューレも隙は見せない。続け様に左、再び右と拳が唸る。先の出来事で学んだのだろうか、懐に潜る暇を与えない。 クリストファーも迂闊に飛び込むことは出来ず、ひたすら引いて逃げ続ける。 その間に、二体目のワルキューレが横から迫った。防戦一方のクリストファーを重い青銅の拳が襲う。 しかし、クリストファーはその腕を上から取り、押し込んで軌道をずらすと、自らも跳んでその腕へと平均台の要領で乗る。 同時に、別のワルキューレの顔面を足で捉え、蹴るのではなく思い切り押す。 よろけるワルキューレを尻目に、クリストファーは勢いに乗って腕の上で倒立する。彼の全体重が腕にかかり、もう一体のワルキューレもバランスを崩した。 その隙を見逃さず、彼は足をその頭部へと振り下ろし、両足で挟み込む。そして手を離すと同時に、その足を勢いよく前に引く。 ただでさえバランスを崩されていたワルキューレは、抵抗も出来ず地面へ倒れ伏した。 その間にクリストファーは無事着地し、ワルキューレの上に乗る。足の付け根を踏みつけ、両手で足を取り思い切り引いた。 再び、金属の砕ける音が響いた。 いくら青銅とはいえ、首の例の通り、関節の強度は他の場所と比べて格段と低くなる。本来曲がらない方向へ強制的に曲げられた足は根元からへし折れ、クリストファーの手中へと収まった。 それを手に、クリストファーは残りのワルキューレへと駆けた。ようやく体勢を取り戻したワルキューレは慌てて防御体勢を取る。 ――……? ふと、クリストファーは体に違和感を覚えた。思わず動きを止めそうになるが、身体に悪影響を及ぼす物ではないと判断し、そのまま足をワルキューレへと振り下ろす。 本人としては、防御の腕を壊せば十分、その後は同じ様に足を破壊し動きを止めようと考えていたのだが―― ――足はワルキューレの体ごと、防御を粉々に砕いた。 ――え……!? 今度は、クリストファーの頭が驚きに満たされる。 足を振りかぶった瞬間、いつもよりも段違いの力が腕に込められたのだ。違和感の正体はこれだったのか。 しかし、今はその感触は消えている。彼は、一層困惑した。 だが、一番困惑していたのはギーシュだ。 一度ならず、二度三度までもワルキューレが倒された。それなのに、目の前の男は怪我をするどころか息一つ上がっていない。 薔薇を握る手に汗が滲む。最早、手を抜いてなどいられない。 我武者羅に造花を振るう。四枚、残り全ての花弁が舞った。 新たに四体が練成された。今度は剣、斧、槍と思い思いの獲物を手にしており、残りの一体は盾を構えギーシュを守るように陣取っている。 地面を蹴り、剣を手にした一体が最初に駆けた。斧を持った二体目もそれに続く。 クリストファーも、困惑を振り払いワルキューレに向き直った。剣が、その眼前に振り下ろされる。 そして、その場に居合わせた生徒たちは、信じられない物を見た。 迫る剣に対し、クリストファーはその剣背に手を添え、無理やり軌道を変えたのだ。 聞くだけならば、頭の周りを飛び回る虫を打ち払ったかのように思える動き。 だが、それはあまりにも速く、周囲に素手で剣を弾いたかのような錯覚を周囲に覚えさせる。 剣は彼の頭めがけ垂直に振り下ろされていた。横から力を加えれば、軌道を変えることは確かに造作も無い。 その代わり、剣を追う動体視力、その速さに反応する反射神経が、共に尋常じゃなく必要とされる。 そんな人間離れした行為を軽々とやってのけたクリストファーは、休む暇を与えず、片手で剣の柄を、もう一方でワルキューレの腕を取り、手首を膝へと落とす。 繋ぎ目を的確に狙った膝蹴りはたやすく青銅の手を砕き、剣がワルキューレの手を残したままクリストファーの手中に納まる。 ――……まただ。 再び、違和感が体中を支配した。体が羽のように軽くなり、力が溢れ出す。 どうやら、武器を手にした時のみこの感触は現れるようだ。 しかし、その原因はいまだ見当も付かない。 ――だけどまぁ、 クリストファーはニヤリと笑って、剣を握る手に力を込める。 ――手助けしてくれるってんなら……使わない道理は無い! そして、ワルキューレに向かって薙いだ。 剣は青銅の身体を切り裂き、いとも簡単に両断する。上半身が宙を舞い、どしゃり、と音を立てて落ちた。 さらに、もう一体のワルキューレへと駆ける。あまりに爆発的な加速に地面が爆ぜた。 斧を構えたワルキューレは横一線に振り抜くが、クリストファーはそれをかいくぐり、相手の股下から剣を跳ね上げる。 一閃、ワルキューレは真っ二つに割れた。 槍を持ったワルキューレが動いた。体を捻り、槍を勢いよく投擲する。 迫り来る凶器を見て、クリストファーは剣をほうった。体を回転させて、紙一重で避けると同時に槍の柄を掴む。 そしてそのまま体を百八十度回転させ、更に勢いを上乗せしてワルキューレに投げ返した。 刃先が煌いたのは一瞬。瞬きを終える頃には、槍はワルキューレの胸を突き破り、余波で上半身も粉々に砕け散っていた。 投擲と同時に、クリストファーは地を蹴る。放っていた剣を拾い、最後の一体へと駆けた。 「ひッ……!」 ギーシュの頭が恐怖に満たされる。本能、理性が共に危険だと叫ぶ。 だが、最早手元には盾を持ったワルキューレしか残っていない。 形は盾でも、材質は青銅だ。当然、既にワルキューレを二体も切り飛ばしているクリストファーに通用するはずも無く―― 気が付けば、ワルキューレは盾ごと両断され、彼とギーシュの間を阻むものは何も存在していなかった。 「あ……ぁ……」 静かに歩み寄るクリストファーを見て、恐怖に締め付けられた声帯が、言葉にならない音を発する。 今でも、彼は笑みを浮かべていた。一目で微笑みとわかる、優しい優しい笑顔。 だが目が、あの禍々しい赤眼がギーシュの心臓を射竦める。 そんなギーシュの心情を愉しむかのように、クリストファーが軽やかに声を掛けた。 「さて……、君はさっき、僕の提案にこう言ったよね?」 クリストファーの赤目が、ギーシュをじっと見つめる。その瞳孔に、恐怖に震える自分が映った。 「――『勝手にすればいい』ってさ」 「…………ッ!」 その一言が、少年の頭から矜持と良識を吹き飛ばした。 相手に背を向け、足がもつれるのにも構わず一目散に逃げ去ろうとする。 「だから、まぁ――勝手に死になよ」 無論、クリストファーがそのままギーシュを見送る筈も無く―― 重い衝撃が、彼の首筋を貫いた。 前ページ次ページ赤目の使い魔