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1~10本目 11~17本目 18~20本目 21~23本目 24~26本目 27~30本目 31~34本目 35~37本目 38本目「我ら桜夏剣道部」 39本目「圧勝しろ」 40本目「再会」 41本目「最後になる」 42~46本目 47~50本目 51~56本目 57~64本目 65~70本目 38本目 「我ら桜夏剣道部」 +... 292 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/06/09(土) 10 27 39.47 ID cN2b/a430 大会前日 アオリ:エースを取り戻せるか!?桜夏の戦いが始まる! 38本目:我ら桜夏剣道部 なにやら最終回っぽいタイトルで始まる今週、 おそらく早朝の学校の道場。 誰か「朝霧さんが・・・関東予選に・・・!?」 鼻傷「見に来るかもしれない・・・というだけの話ではあるが・・・ だが・・・」 「勝つところを見せてやりたい・・・ 去年までの桜夏とは違うと・・・!」 「そうすればあるいはーー」 茸「朝霧さんが・・・戻ってくるかも・・・!?」 アフロ「おっしゃあ!やってやりましょう先輩!!」 と、勝てば王子が帰ってくるものだという前提で盛り上がるモブたち。 「おおおおーっ!」と練習に気合が入る部員を眺めて 隠居(フッフッ 朝から気合入ってやがんな 2年も1年も・・・) アホと打ち合うメガネ。 アホ「ヒロトォ」 メガネ「え?」 アホ「俺ァ正ー直先輩どうこうとかキョーミねぇしっ・・・ 自分のために戦うだけだけどよっ」 「勝ちてぇのは同じだ 協力すっかんな」 とニッと笑う メガネ「・・・! うん」と微笑み返すメガネ クラウド「・・・(バカと同じことを考えてしまった・・・)」 そんな1年どもを見て鼻傷が 鼻傷(・・・新人戦を終えて1年の動きが格段によくなっている・・・・!) (このままだとレギュラーはわからんな・・・ リベンジに燃える2年か・・・それとも1年か・・・!) 隠居もなにやら悩んでいるところに、BBPがやってくる BBP「失礼しますっ!」 隠居「おー白鳥 トーナメント表きてたか?」 BBP「ハイッ・・・それが・・・ そのーーーー」 「第二シード・・・ 錬兵高校の下ですっ!!」 ┌筑馬商業 ┌─┤ | └桜夏 ──┤ | └──錬兵 というトーナメント表が。 鼻傷隠居「去年・・・ 敗けたーーー・・・」 隠居「・・・これも 因果って奴かねぇ・・・?」 鼻傷「・・・」 茸「錬兵って・・・」 ヒゲ「あの・・・?」 OH・・・!みんな既に一回戦突破満々すね! 隠居「・・・・ 神宮ァ・・・」 鼻傷「はい」 隠居「今回のレギュラー ・・・”お前が決めろ”」 鼻傷「!! しかし・・・」 隠居「こりゃァ・・・お前の戦いだ お前の考える最善で・・・悔いなく挑め」 鼻傷「・・・・俺の・・・・戦い」 隠居「んじゃ・・・ 放課後の稽古までに考えとけよ」 鼻傷「・・・・! はい・・・」 茸「神宮さんがレギュラーを」 ヒゲ「どうなるんスかね」 アフロ「・・・・・・・」 293 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/06/09(土) 10 28 01.66 ID cN2b/a430 そして多分朝練のあと・・・ 筆と硯を用意(なんでわざわざ・・・)して、紙の前で悩む鼻傷。 鼻傷(・・・俺が レギュラーを決める・・・か) 鼻傷(最早葉桜(クラウド)の実力は疑いようがない。 そして元々群を抜いていた運動能力を 活かし始めた江花(アホ) この2人は猿飛(ヒゲキノコのヒゲ)・木野子(ヒゲキノコのキノコ)と 比ぶべくもない) ヒゲキノコ、戦力外通告か・・・ 鼻傷(問題は・・・筧(アフロ)か・・・黒鉄(メガネ)か) (正直に可能性でいえば・・・ 信じられん速さで伸びている黒鉄のほうが・・・・ある) アフロ逝きましたー! 鼻傷(だがそれでいいのか!? ナオ(王子)が去ってから1年・・・部を支えてきた2年が 一人もいなくなってしまうのは・・・) (ナオ(王子)なら・・・迷わず1年を選ぶだろう・・・ だが・・・俺はーーーー) そしてオーダー。 大 神宮(鼻傷) 副 筧(アフロ) 中 葉桜(クラウド) 次 由なんとか(由なんとかさん)・・・ さらに時間が経ち・・・放課後 メガネが道場にモッピー背負ってやってくる。どうでもいいが授業中モッピーはなにをやっているんだろう メガネ(・・・緊張して早く来すぎたな・・・ レギュラー・・・どうなるんだろ) つまりメガネはレギュラーに選ばれる可能性があると思っているわけだね! と、そんなメガネの前に黒いもじゃもじゃが。 もじゃもじゃ「・・・黒鉄(メガネ)」 メガネ「・・・・筧(アフロ)先輩」 なんともじゃもじゃはアフロだったのだ! アフロ「・・・俺と・・・戦ってくれ」 メガネ「・・・・え?」と描き手が変わったような別人顔で驚くメガネ。 隠居「レギュラー・・・決まったか」 鼻傷「・・・はい」 隠居「まっ・・・ お前さんが選んだなら文句はねー・・・」 「後輩どもも・・・ ん?」 ドン!と道場でメガネとアフロが対峙している。 鼻傷「!? 何だこれは 筧(アフロ)!? 黒鉄(メガネ)!?」 アフロ「・・・勝手してすみません でも・・・黙って見届けてください」 「これはけじめだ 誰がレギュラーに相応しいか・・・ハッキリ決めときてぇ!!」 どうでもいいが個々が個々で勝手なことばっかりやってんな、この部。 隠居「・・・!」 鼻傷「筧(アフロ)・・・・」 メガネ(それで突然試合なんてーーー・・・) (でも・・・ じゃあ じゃあもしーーー) (この試合に勝ったら・・・僕がレギュラー? ・・・先輩たちの大事な試合で・・・ それでいいのか?) も「・・・ヒロト(メガネ) まさか手を抜くつもりじゃないだろうな?」 メガネ「!!! いやっ僕は・・・」 も「そんなことをして相手が喜ぶと思うか? 重荷を背負うのが怖いだけだろう!」 ってことはアレか 先週の王子への発言は、自分は何もする気はなかったってことかメガネよ。 つーかモッピー お前部外者だろ も「誇りには誇りでしか応えられん 今お前にできることはーーー」 「『任せろ』と言えるぐらい 全力で勝つことだ ・・・違うか?」 メガネ「・・・・」 あれ?これってただ単に試合に勝つことが王子へのメッセージになるの? 去年のメンバーが今どれだけ変わっているかを見せるべきなんじゃないの? メンバーが入れ替えて勝ったとしても、 由アフゲノコがただの役立たずだったと証明しちゃうだけなんじゃないの? 294 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/06/09(土) 10 28 38.35 ID cN2b/a430 アフロ「一本勝負だ 行くぞ黒鉄(メガネ)ェッ!!」 と、あいも変わらず正面から無策で突っ込んでいくアフロ。 メガネ「はいっ!」 ”桜花七式” アフロ(その突きは・・・ 一度見てるぜ・・・!) ”二の太刀”ーーーー "陽炎” あっさり抜き胴を決めてドヤ顔のメガネ 面から前髪がモジャtってるアフロ。 ぽかーんとする隠居と鼻傷。 鼻傷(これほどとはーーーー) 哀れそうな表情の1年組 二年組「筧・・・」 アフロ「・・・わかっただろ 神宮さん」 「・・・そりゃあ俺だって出てェよ・・・ でも2年(オレタチ)にゃ来年がある・・・!」 「でもよ・・・神宮さん・・・ アンタは今年で最後だろうがよ・・・ 俺たちゃアンタに勝ってほしいんだよ・・・」 「1%でも可能性があるなら 1年生(こいつら)を・・・使ってやってくれ・・・・!」 メガネ「筧先輩・・・」 アフロ「アンタずっと優しかったじゃねぇか・・・俺達のせいで負けたときも 朝霧さんが行っちまったときも・・・・」 「だからもういいだろ・・・ 最後くらいわがまま言ってくれ! 勝ちてェんだろ主将ォォォ!!」 その言葉に、メンバー表を破り去る鼻傷 鼻傷「・・・・わかった レギュラーを発表する!!」 「先鋒ッ江花(アホ)!!」 アホ「おおっ!!」 「次鋒由なんとかさん!」 由「・・・うん」 「中堅 葉桜(クラウド)!」 クラウド「はい」 「副将・・・黒鉄(メガネ)!!」 メガネ「・・・! ハイ!!」 クラウドのコマがアホメガネより小さく由さんレベルに・・・ つかメガネ副将かい・・・ さらに由さん>アフロかい・・・ アフロ「・・・!!大将・・・神宮(鼻傷)さん!!」 なんか変な顔のアフロと後ろで喜ぶヒゲキノコ。 鼻傷「・・・すまない ・・・だが・・・忘れないでくれ この大会・・・誰が出ようと・・・誰が勝とうと・・・」 「我ら桜夏剣道部・・・ 全員の戦いだ!!」 全員「「「おおっ!!」」」 一人誰かわからないキャラがいるが、気合の入った表情で皆が鼻傷に応える 「・・・・夏が 始まる」 アオリ:一丸となってーーー関東大会に挑む!! 巻末コメ:最近果物をよく食べます。飲み物も100%ジュース。体調もいい!・・・気がします<春人> 39本目 「圧勝しろ」 +... 376 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/06/16(土) 10 52 24.03 ID aJNi0gLR0 王子「だからラーメンだよラーメン 食べ物のさ ・・・あぁ」 「今夜日本(こっち)を発つよ」 アオリ:渦中の男の現在(いま)--- 39本目 圧勝しろ どこかのラーメン屋でトマトラーメン(に見える…)を食べながら電話をしている王子 店主「いやー久しぶりだねぇ朝霧のぼっちゃん 昔はよく神宮くんと2人で来てたろ?」 王子「・・・あぁ」 由さんェ・・・ 店主「・・・あれ?そーいや剣道部って今日大会じゃないのかい?」 王子「・・・剣道はな ・・・・やめたんだ」 と、ゴミ箱に予選のパンフを捨てる王子。 さて一方、都立武道館 ドンと現われるメガネモッピーBBPクラウドアホ鼻傷由さん やった由さんがいるぞ! ちなみに今のところスタメン落ちメンバーは見当たらない。 来ているけど描かれていないのかそれとも来ていないのか・・・ も「これが大会ってやつかーーーー・・・」 メガネ「うん」 アホ「初の大会でビビってんのか?ヒロト!」 メガネ「なっ アオハルだって1回しか出てないだろ?」 アホ「ぐっ」 メガネ(そうだ・・・ これが・・・関東予選) (去年・・・先輩たちが負けて、朝霧さんを失った場所・・・) 別に「王子を失った場所」でいいんじゃね? わざわざ「負けた」とか言わなくていいんじゃね? BBA「神宮・・・ ツバメから事情は聞いたよ」 「強くなったとこ 朝霧に見せてやるんだろ? 朝霧(アイツ)・・・来るのかい?」 鼻傷「・・・わからん だが 信じている」 BBA「・・・そうかい」 ショートの子「今日は女子も応援に来てあげてるんだからねっ! 勝ちなさいよアンタたちっ!」 ツインテ「そうよっ 朝霧様がかかってるんだから!!」 BBA「コラコラアンタたち・・・」 二人とも名前忘れました・・・髪型で勘弁してください BBA「ツバメ・・・一回戦の相手はどこなんだい?」 BBP「お姉ちゃん! えっとね・・・」 「筑馬商業・・・予選突破常連の中堅校ね・・・去年はIH地区予選ベスト8まで進んでる」 「でもそれより問題なのはーーー」 モブ「おい来たぞ!」「でけぇ・・・!」「うぇ・・やっぱ強そうだな・・・」 モブ「今年は間違いなく白零を喰うぜ・・・ ああ・・・間違いなく今大会最大のダークホース・・・」 「あれが 錬兵高校ーーー!!」 と、そこに現れたのは、目に隈取、ハゲ、坊主、オールバックの4人 そして彼らの前に歩いてくる白い制服の一団。モブたちがどよっとする ハゲ「・・・悪いが道をあけてはくれまいか? ・・・夜鷹」 まだか「・・・よぉ努門 道なら”左”があいてるぜ」 ドモン「・・・ ・・・では”右”を行かせてもらおう」 ざわっとするまだか。なんだか凄く雰囲気が悪いけど ええっと本当にまだかさんですか?ぱっと見だれかわからないんですが。 モブ「すっ すげぇ空気・・・」 「当たりめーだ・・・錬兵は実質白零のライバル校だぜ!?」 「去年・・・”たった一人の一年生”の加入をきっかけに急成長・・・」 「三年の抜けた白零に対してレギュラーがほとんど残った錬兵・・・今年こそ白零を喰うって噂だぜ・・・」 377 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/06/16(土) 10 52 46.25 ID aJNi0gLR0 ドモン「・・・落陽は・・・錬兵(ウチ)に任せてもらおうか」 その言葉にざわっとする白零メンバー まだか「・・・落陽しか見てねーってわけかい ・・・気張るのはいいが・・・なぁドモン」 「先ばっか見てっとな 初戦で足元すくわれるぜ」 ドモン「・・・忠告は受け取っておこう」 そういって去る錬兵メンバー まだか(さて・・・どうする?神宮 錬兵(アレ)は・・・強敵だ・・・!!) (ここでのまれていては 土俵にすら立てないぞ・・・桜夏ーーー・・・!!) メガネ「・・・あの人たちに勝たなきゃいけないのか」 アホ「ああ・・・やってやろーじゃねーか!」 クラウド「・・・」 鼻傷「・・・先を見すぎるな まずは初戦突破!!今考えるべきはそれだけだ!」 「脳漿をブチ撒けろ!」と言わんばかりに気合が入っている鼻傷。 殴打ボーイズ「・・・! ハイ!!」 まだか「・・・(余計な心配だったな 神宮・・・)」 まだか(どれぐらい成長したか楽しみにさせてもらうぜ 桜夏・・・そして) 1コマ挟まれるメガネっぽい誰か まだか(”桜一刀流”--) そして会場。桜夏vs筑馬の試合 桜夏 アホ 由 クラウド メガネ 鼻傷 筑馬 畑 坂上 岡 大暮 上田 の組み合わせ。 筑馬監督「いいか!錬兵に勝てばこのブロックは制したも同然 今年こそベスト4に食い込むぞ!」 「幸い相手は一度も勝ち星のない弱小校・・・錬兵戦の準備運動(アップ)だと思って 気楽に行け!」 筑馬メンバー「ハイ!」 隠居「・・・あー どーだ おめーら 緊張してっか?」 メガネ「・・・」メガネをかけたまま緊張の表情のメガネ 隠居「ん・・・ だがそんなことは”どうでもいい”」 「一つだけハッキリしてんのはな・・・」 いつのまにかメガネが消えて隠居の話に聞き入るメガネ 隠居「お前らは強いってことだ」 「白零?落陽?錬兵?ふざけんなだ ここの会場全員に見せてきてやれよ・・・」 「今年この夏この場所にーーー・・・ 桜夏(おまえら)がいるってことをな!」 全員「おお!」 ところでアフゲノコの姿が見えないんですけど・・・女子部員すら来てるのに・・・ さて試合は どうみても胴の正面をなぎ払ったアホが一本目先取。 筑馬監督「なにいいいいっ!?」 アホ「おどりゃあああああああああーーーーっ!!」 ”喧 嘩 戦 法” 畑(見たことねぇっ こんなケンカみてぇな・・・ ぐっ・・・」 審判「勝負アリ!」 勝利して笑顔のアホ 由さん「イヤァァァァーーッ」 坂上(くそっ コイツ・・・対して強くねぇのに何だこの気迫・・・・!! なんで初戦でここまで・・・) 気迫が凄い由さん(!! 空いた!?) ドッ!と由さんの引き小手?が地味に入る 審判「勝負アリッ!!」 気迫が凄くて初勝利の由なんとかさん「・・・!! はっ・・・」 「初勝利だっ・・・ 神宮!!」 378 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/06/16(土) 10 53 29.78 ID aJNi0gLR0 ニッ!と拳を突き出す鼻傷。 うれしそうな気迫が超凄くて華麗な小手を決めて大会初勝利を上げた由なんとか大先生 筑馬監督「バカモン あと一敗で終わりだぞ!?関東が!!わかってるのか!?」 落丁であっさり勝利のクラウド。呆然となる筑馬監督 隠居「・・・まだだ」 その声に気付くメガネ 隠居「勝ちが決まっても手を緩めるな 副将大将が負ければ”二回戦の先鋒”にひびく」 「圧勝しろ」 落丁落丁でメガネと鼻傷が勝利 審判「勝負アリッ! 5-0で桜夏高校!!」 観客「おおおお!?何だァッ!? あんなチームいたか!? 「オイすぐに調べろ!」「違ぇよ桜夏!5-0!!」「桜夏高だ データ丸々洗いなおせ!」 まだか「たいした連中だよ・・・ この短期間でレベルを一つ上げたなーーー」 ~控え室 桜夏メンバー「しゃぁっ! 初ッ 初戦突破ァーーー!」 輪になって喜ぶ桜圧メンバーとアフゲノコ(剣道着着用)+女子部員 チッ・・・アフゲノコいたのかw 鼻傷(どうだナオ・・・桜夏は・・・変わった!) (あの錬兵に勝てば お前も認めてくれるか? お前が・・・胸を張って戻ってこれるチームに なったとーーーー・・・!!」 メガネ「あのっ・・・僕・・・朝霧さんが来てないか見てきます!!」 「何? 一年のお前がそこまでせんでもーーー・・・」 メガネ「すぐ戻りますからっ!」 やれやれという表情の鼻傷。 ~錬兵サイド 隈取が携帯をいじっている 隈取「主将」 ドモン「ん?」 隈取「コーキの奴・・・今ついたそうです」 ドモン「そうか・・」 ドモン「まぁ大目に見てあげたまえ 剣道バカの彼のことだ ・・・どうせ今朝も 道場に行っていたのだろうーーーー」 ~廊下 廊下を急いで走っている誰か。 誰か(っと・・・もう試合始まってんな・・・ ま、シードだから大丈夫か・・・) その反対側からは王子を探してきょろきょろして走るメガネ メガネ(アサギリさん まだ来てないのかな・・・でも・・・) そして案の定ぶつかる二人 メガネ「わっ!!」 相手「!!」 しりもちをつくメガネ メガネ「いたた・・・」 相手「とっと ごめんな!ちょっと余所見さてて・・・」 すっと出された相手の手。と、メガネの脳裏に過去のビジョンが浮かび、相手に重なる・・・ 相手「立てるか?」 そのビジョンは、かくも懐かしき、子供の頃の記憶。 メガネがまだ自分に自信が持てず、すぐに投げ出していたあの頃・・・ メガネ「・・・こーちゃん・・・?」 呆然とするメガネが見たものは・・・ http //s1.gazo.cc/up/s1_26722.jpg 巻末コメ:今月で23歳になりました。アシさんたちにサプライズで祝ってもらい幸せです!<春人> 40本目 「再会」 +... 662 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/06/23(土) 09 06 37.53 ID Lbb2CLJo0 アオリ:幾多の出会いと別れ・・・そして今ーーー再び! 40本目 再会 表紙はシロクロ半身づつ左右に バックには鼻傷王子のツーショット、クロシロ子供時代、桜の下にモッピー大モッピー あと謎のハゲ 多分ドモン アオリ:あの日の”ヒーロー”ここに見参! シロ「お前・・・ヒロトか!?」 クロ「・・・! こーちゃん・・・!」 シロ「久しぶりだなーーーっ! お前剣道やってたのか!?」 クロ「こーちゃんこそ! 全然知らなかった・・・!」 シロ「ハハッ ってか何だよその髪 昔の俺の真似か?」 クロ「・・・!!いやっあのこれは・・・っ」 なにやら照れてあわてるメガネ。 も「・・・・誰だ?」 クロ「あっ ああさゆり! 昔の友達だよ!」 ~プチ回想~ 子供のころのメガネ コメガネ「わーーっ」 モブ「またコーキのチームが勝ったァ!」「こーちゃんすっげーっ!!」「ちくしょーマジで何度目だよ!」 サッカーで圧勝するシロ。すみっこで観戦していたメガネに声をかける コシロ「なぁお前はやんねーの? えっと クロガネだっけ?名前似てるよなーーーっ」 コメガネ「僕は運動苦手だから・・・」 コシロ「大ー丈夫だって 俺が勝たしてやるよ! ついてこいよ!楽しいぜ!!」 コメガネ「・・・うん」 子供って残酷だよね・・・いろいろと・・・ ~そしてこーちゃんは本当に・・・・絶対に負けなかった~ ~回想終了~ も「ほー・・・ (じゃあコイツが例の・・・)」 クロ「ホントに凄かったんだよ 何でもできて・・・ こーちゃんがいるだけでみんな・・・」 シロ「おいおいやーめろよ 昔のことだろ」 「・・・っと・・・ごめんな 俺急いでんだった」と腕時計を確認するシロ クロ「あっもう試合だもんね・・・」 いまだ床に腰を下ろしているメガネ シロ「ああ・・・うちは”今年”にかけてんだ ・・・またあとで会えるか?」 クロ「うん」 シロ「・・・それと」 シロ「俺・・・錬兵の副将任されてんだ 当たっても手加減はナシだぜ!」 その言葉に衝撃を受けるメガネ。 シロ「じゃあ あとでな!」と言って去るシロ ああまたメガネは大事なことを黙ってる・・・ も「・・・あれが お前の相手か・・・」 クロ「・・・」 黙って立ち尽くすメガネの脳裏に、子供の頃のシロとの思い出がよぎる 「こーちゃん」「こーちゃん」と、なんでもできるシロの背中を追っていたあの頃 メガネの記憶に焼きついているのは、シロの背中だけなのだろうか クロ(僕が・・・あのヒーローと戦う・・・!? 僕がーーー・・・) 663 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/06/23(土) 09 07 09.83 ID Lbb2CLJo0 ~選手控え室?~ BBP「白銀・・・白銀・・・ うん・・・間違いない」 「錬兵を変えたって言われる噂の二年生よ! 彼が入ったことがきっかけで錬兵は 一躍強豪になったっていう・・・」 クロ「・・・!」 BBP「錬兵は元々江戸から続く道場の教えを守ってる伝統校でね」 ”江戸”という言葉にモッピーが軽く反応する BBP「昔は強豪だったらしいんだけど 近年になってその剣が廃れて トップ争いからは外れてしまったらしいの」 「それをシロガネくんが再生させたって言われてる・・・・ 注目のエースよ・・・!」 下級生が上級生を”くん”付けするのって凄く違和感あるんだけどそうでもないんだろうか・・・ BBP「・・・・・・・友達なの?」 クロ「・・・・・・・うん」 クロ「・・・・僕の ヒーローなんだ」(・・・そっか こーちゃん・・・) クロ(何も変わってない・・・ キミは・・・キミは今でもーーーー・・・) BBP「クロガネくん・・・?」 クロ(朝霧さんのためにも・・・先輩のためにも 絶対勝たなきゃいけない試合・・・・なのに・・・) (ふるえが止まらない・・・! 僕があのこーちゃんに勝つなんて・・・そんなこと・・・) なにやら思い詰めているメガネを心配そうに見るBBPとモッピー も「・・・・・・・・ヒロ・・・」 と、声をかけようとしたモッピーをさえぎって BBP「クロガネくん!」 BBPが唐突にメガネの手を両手で包む。 BBP「そんなの桜夏(ウチ)にもいるじゃない! クロガネくんっていうヒーローが!」 クロ「え・・・?」 BBP「桜夏の剣道部だって・・・!クロガネくんのおかげで・・・変わったんだって・・・」 「私は・・・少なくとも私はそう信じてるよ」 メガネのおかげで変わったことなんてあったっけ? BBP「出会ったときから・・・ クロガネくんはずっとヒーローだよ!!」 であったときって消しゴム拾った時・・・だよな? クロ「・・・・!!」 アホ「あースッキリしたーーーーん?」 と、唐突にBBPの背後にアホとBBPとツインテが生えてくる その声にビクッとするBBP クロ(・・・そうだった 僕も・・・・”そうなる”って決めたんだ) (勝てるかどうかじゃない 勝つ!! それがヒーローだ) アホ「???」 鼻傷「・・・大丈夫そうだな ・・・いけるか クロガネ」 「はい!」 そして対峙する桜夏と錬兵 クロ(・・・いくよ こーちゃん) シロ「・・・・ ヒロト・・・・」 さて場面変わって街中を走る車の車内。 運転手(女)「・・・飛行機まではまだ時間あるわよナオ君 ホントにもう行くところないの?」 王子「・・・ないな」 運女「うっそ~~~ ラーメン屋だけ?しばらくまた日本にこれないのよ? ホントは行きたいとこあるんでしょ~~~?」 「社長には言わないってー ・・・ね?」 どことなく某保健室に出てきた某美容師さんに似ているような気がしないでもない女性運転手が 王子に「じゃあ予選会場」と言わせようと必死にアピールをしている それが功を奏したのか、王子の脳裏にメガネの挑発がよぎる 王子・・・30分だけいいか」 運女「オッケーーーv」 664 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/06/23(土) 09 07 49.60 ID Lbb2CLJo0 一方会場 メガネ「アオハルファイッ!ファイ!」 アホ「しゃーらっ!任せとけい!!」 あ、胴の紐に白い布がついてる。一回戦なかったみたいですが二回戦から付けるんですね と、気合を入れるアホの目に、錬兵選手が竹刀の手入れをしている光景が。 今更なにやってんだと思うのだが、その二条くんと海原くんが、器用に両手で同時に竹刀を手入れする クロ「両手で同時に・・・!? みんな両利きなのかな・・・」 アホ「まさか つーか竹刀二本も何に使うんだよ」 審判「先鋒前へ!」 アホ「っと・・・やべーやべー おいおい・・・ そんなのアリかよ!!」 そういって試合場に出たアホの見たものは・・・ 二本の竹刀を構える柴くんの姿だった! っていうかこの構え、懐かしの古沢兵衛のあの構えじゃねーか! (※六三四の剣に出てきた剣豪。 彼が使ったのが大刀小刀を胸の前で十字に構える独特の構え) 観客「にっ・・・・二刀流ぅーーーー!?」 柴「・・・見るのは初めてかい?」 観客「二刀ォ!? 初めて見た・・・」「でも錬兵って去年は普通だったよな!?」 ツインテ「ちょっとぉ 剣道に二刀流なんてあったの!?」 BBP「・・・!! ルール上は存在するよ・・・! ただ禁止の時代が長かったせいで ほとんど使い手がいないの・・・」 自分の記憶では高校までは禁止だと思ったんだが・・・変わったのかな? BBP「なのにーーー・・・ チーム全員が・・・・二刀流なんてーーーー・・・!!」 アホ「チッ・・・ まーいい 二本だろうと三本だろうと関係ねーっ!! ぶっ飛ばすだけだ!!」 と、あいも変わらず真正面から無策に面を打ちに行くアホ それを、ニッと笑って迎え撃つ柴 柴「・・・二刀の怖さを知らないのも無理はない なんせ”初めて見る”んだからな」 アホの竹刀を左手の小刀で捌き、右手の大刀は上段面のままの柴。 アホ「・・・!!」 柴「攻めは全て・・・小太刀(ひだり)が打ち落とす そしてーーー」 「悠然と構えた太刀(みぎ)が 護りなき体を撃つ」 ズドンッという音とともに、場面はトーナメント表を見る王子へ 王子(・・・一回戦・・・勝ったのかツルギ・・・) (・・・いや 相手が弱かったんだろ その運が去年なかっただけのことだ・・・) と、王子の目には錬兵の文字が 王子「チッ・・・ つまらねー運 ・・・ひきやがって」 そして試合場に入ってくる王子を、どよめきと共に迎えたのは・・・ 審判「勝負アリ!!!」 面を二本取られストレート負けを喫したアホの姿だった 柴 メメ○- アホ アホ「・・・・ッ!! 俺が・・・負け・・・!! 錬兵の誰か「やはり・・・今年の錬兵に死角はない」 多分ドモン「・・・ああ 当然の勝利だ」 665 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/06/23(土) 09 09 19.98 ID Lbb2CLJo0 メガネ「強い・・・!! その上見たこともない二刀流だなんて・・・」 観客「何だよアレ・・・無敵じゃねーか!」 観客「ああ・・・ありゃ落陽でもなきゃムリだ」 そんな観客の言葉を、観客席後ろの通路で立って聞いている王子。 そして次に王子の耳に入ったのは 「桜夏はここで終わりだな」という観客の言葉だった。 王子(・・・ そう・・・現実はこんなもんだ 期待なんて・・・ハナからしちゃいねぇ) そう述懐しつつ、携帯をで車に居る運女に電話をかける王子 王子「・・・ああ いや・・・いいんだ もう戻る」 一方、負けて自軍側に戻るアホ アホ「・・・っ すまねー先輩 負け・・・」 そんなアホの言葉を遮る凛とした声 由なんとか先輩「・・・・江花くん」 「神宮が言ったこと・・・ 忘れたのかい? これは”全員の戦い”だって・・・」 こんな状況にも、その顔には微笑みさえ浮かべている由さん 由なんとか兄貴「まだ桜夏(うち)は負けてないよ」 アホ「・・・先・・・パイ」 アホの見つめた彼の背中には、優しささえ見えたのかもしれない。 王子(・・・由利・・・・?) 由なんとか先輩(敵は途方もなく強い・・・ ”全員の戦い”朝霧のため・・・みんなのため 僕にできることーーーー) 由なんとか先輩「神宮」 声をかけられる鼻傷が由さんの方をに視線をやる 由なんとか先輩「見届けてくれるかい?」 鼻傷「・・・由利・・・?」 もしかしたら・・・もう、二度とその声を聞けなくなる・・・ そんな予感が鼻傷の脳裏をよぎった・・・のかもしれない 運女「ナオ君 どうする? もう行く?」 王子「・・・ 悪い」 そう言って携帯を切る王子 王子「・・・あと五分だけ 見ていく」 アオリ:戦地へ赴く決意の表情! その覚悟ーーー友に届け!! 巻末コメ:実際の高校剣道では二刀流は限りなく禁止に近いですが、ロマンということで<春人> 41本目 「最後になる」 +... 4 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/06/30(土) 09 17 25.71 ID QbRKpOa+0 観客「二刀流ーーーッ!!? すげぇっ 錬兵・・・・!!」 41本目 最後になる アオリ:圧倒的な”二刀”!!桜夏、絶体絶命!? 柴「いやあ・・・大したことなかったすよ 相手も会場も”二刀にビビってる」 二条「・・・当然だろう いきなり二刀を前にして 対処しろというほうが無理な話」 「この試合・・・もらったようなものだ」 そんな錬兵サイドを観客席から長めるまだかと犬。 まだか「・・・こんな隠し玉があるとはな・・・ やられたぜドモン・・・」 まだか(・・・ここで何もできず二敗はかなり厳しいぞ どうする桜夏ーーー) 厳しいどころかもう後がなくなると思うんですけどね。 そして次鋒戦。由さんが戦場に立つ! 王子(由利・・・!?お前いつのまに選手に・・・・) 驚く王子。やはり由さんは一年足らずでレギュラーを勝ち取るほどの才能を持っていたのか・・・ 由なんとかさん(・・・少しでも 朝霧の代わりになればって始めた剣道・・・ 多分この試合がーーー) 由なんとか兄貴「・・・最後になる」 鼻傷「え?」 由さんのつぶやきが聞こえたメガネ鼻傷 メガネ(由利さん・・・!?) そして試合開始。二刀を構える二条 観客「うおおおっ・・・やっぱり次鋒も二刀だ! こりゃ勝ち目はねぇな!」 毎度の如くクロガネワールドでの戦前の儀式が入る。観客さんお疲れーっす! 由なんとかさん(すごい威圧感だ・・・これが”二刀”・・・・!) 鼻傷(・・・何か策があるのか!? 由利ーーーー・・・) 由さんが構える・・・その構えは・・・ 鼻傷「!? 上段!?」 (何故だ!? お前には経験がないだろう由利!?」 由さんが気合を入れる。 二条(・・・!? こいつに上段はないハズ・・・かく乱か? それともふざけて俺が油断するとでも・・・?) (甘く見るなっ・・・!) 二条くんの構えが変わる。左手は中段、右手は上段。 二条「どんな相手にも全力で勝ちにいくのが 剣道精神の美徳・・・・っ!!」 観客「構えが変わった!?」 二条(二刀は相手に合わせ変幻自在の構えを有す。上段に対してはカウンターに特化した この”片天の構え”!!) まるで間合いがなっちゃいない由さんの多分片手面を、よくわからないが左でいなし なんだかわからないが右で由さんの左側面を打ちに行く二条 ていうかさ、いつもいつも思うんだけど、こういう攻防、ちゃんと描写してよ!わけわかんないよ!! 多分二条(これが二刀) 二条(死角はない!!) 審判「面アリィーっ!」 BBA「あーもう一本! 慣れない上段なんて・・・何やってんだい由利!!」 BBP「由利さん・・・」 どうやら女性人(もっぴー含む)は観客席にいる模様。やったねウザい絡みがないよ! 鼻傷「上段対策まであるのか・・・徹底してるな・・・」 メガネ「・・・」 メガネ(普通にやっていればもう少し粘れるかもしれないのに・・・ 由利さんの狙いは一体ーーー!?) メガネの頭の中には既に「由利さんが勝つ」という道はないようです。 アホには一応応援していたのに・・・由さんにはこの扱い!さすがクズのサマーバーゲンセールやで! しかしそんなメガネの辛辣な思惑をよそに、由さんは微笑みすら浮かべていた。 由なんとか贄(・・・・ 次は・・・) 由さんが構えを変える・・・片手上段に。 鼻傷「片手!?」 メガネ「由利さん!?」 いやまあ、読者的に由さんの意図や展開はわかるんだが、なんてここでクラウドを挟まないの? 対象は鼻傷やメガネじゃなくクラウドでしょ? ”クラウドが見ている”という描写が大事なんじゃないの?この展開って。 5 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/06/30(土) 09 18 05.35 ID QbRKpOa+0 観客「何だぁ!?ふざけてんのか!? 勝負捨てたか桜夏!」 二条(やはりハッタリか・・・ 生憎だが) 二条「俺は・・・手を抜かない男」 そういって二条くんはまた構えを変える。 身体は左前の半身。二刀は下段、床と平行に並べて構える”互陽の構え” メガネ「このままじゃマズい・・・ 由利さんなんで・・・!」 メガネの脳裏に由さんの最後の言葉がよぎる 「・・・これが 最後になる」 メガネ「まさか・・・」 メガネ(負けるとわかってて やぶれかぶれにーーー!?) おいメガネちょっと酷くないか? そんなメガネの酷い扱いを受けながら、由さんはなおも笑っていた。 メガネ(!!違う・・・ あの顔はそんなんじゃーーー・・・) シロガネ(!! しまった!!) シロガネ「ダメだ二条さんっ! 構えを見せるな!!」 二条「!?」 由なんとか兄貴(・・・・次は・・・中段・・・・ ---クロガネくんだ) メガネ「そうか・・・!」 クラウド「・・・ああ」 メガネ(上段は神宮さん・・・右片手はシドウ・・・ そして中段は僕・・・) (全部後ろの僕達に 二刀の手の内を見せるためーーー!!) あれ、メガネはあの変な構えなんじゃないの? 由なんとか師匠(・・・そう 僕にできること) (みんながほんの少しでも 二刀攻略の糸口を見つけるまでーーーー) (一秒でも長く ここに立っていること!!) 二条(全ては 後ろに繋ぐためだったか・・・!!) 錬兵副将?「・・・アイツのクソマジメが仇になったな・・・構えが3つもバレちまった・・・」 シロ「・・・・」 二条(・・・油断すまいと全力を出したつもりが・・・俺は本心ではこの男を甘く見ていたのか・・・!) (俺は・・・・美しくない!!) 何かがキレたかのように、いきなり猛攻をしかける二条くん それを竹刀一本で凌ぐ由さん 二条(もはやすべきことは一つ!! 一秒でも早く”ケリをつける”!!) 二条「おおおおおおおおっ!!」」 さらに攻勢をかける二条くん メガネ「由利さん!!」 由なんとか兄貴略してユニキ(負けるもんか・・・!! 僕にはっ・・・これしかできないんだから・・・!) なおも耐える由さん。二条くんの猛攻は止む気配すらみせずなおも激しくなる 二条「ああああぁあああああぁああああああ!!」 ふんばる由さん。ブチという音と共にアキレス腱?が断裂?し 肘にもビキッと嫌な音がする。 その痛みにも耐え、なおも由さんは体当たり(剣道のね)で二条くんを弾き飛ばす 鼻傷「・・・見逃すな・・・この一秒一秒・・・ 絶対に見逃すな!!」 メガネクラウド「はい!!」 眼鏡を外しながら応えるメガネ 王子「由利・・・」 二条(くそっ・・・何故倒れない・・・!! どこからそんな力が・・・!?) 驚愕する二条くん。しかし由さんも限界が近づいていた ユニキ(一本でも多く打たせるっ! 長く粘れば粘るほど みんなの目が二刀に慣れる・・・っ!) (葉桜・・・神宮・・・ お前たちなら何かつかんでくれると信じられる) (・・・そしてクロガネくん・・・ キミが希望をくれた) (朝霧のことも僕のことも諦めかけてた でもキミのおかげで・・・) 腱の切れた側の足が着地する。由さんの体重も、心も、希望も、覚悟も・・・ それら全部を受けて、それらを支えようとふんばろうとする ユニキ(壊れても・・・ちぎれても・・・ この試合に全てをかける覚悟ができたんだ) (キミは少し神宮に似ている 仲間思いで・・・まっすぐで) しかし、その足はもう・・・ メガネ「由利さん」 6 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/06/30(土) 09 18 46.11 ID QbRKpOa+0 ユニキ(託しても いいかい?) 由さんの微笑み。 二条くんはその笑みに、戦慄を受ける。 ユニキ(・・・ああ 鳴るな笛(ホイッスル) だって これが 最後なんだから) 耐えられず、由さんの身体が崩れる ユニキ(だってこの試合が終わる頃には 僕の役目は終わってるだろうから) ユニキ(そうだろ? 朝霧) 由さんの最後の姿を、目の当たりにする王子 由さんが、前のめりに、倒れる。 審判「・・・っ 勝負アリーーーーっ!!」 その由さんの死に顔は、満足げな笑みすら浮かべていた 二条(俺が・・・勝ったんだよな・・・?) 王子「・・・・」 ユニキ「みんな・・・」 鼻傷「いいんだ・・・由利」 由さんの身体を横たえさせる鼻傷。 メガネ(・・やぶれかぶれなんかじゃなかった・・・ 由利さんは誰よりも 桜夏(ぜんいん)なら勝てるって 信じてたんだ・・・) お前は違ったようだがな 観客「錬兵 ニ連勝だぜ このままいくな」 観客「ああ・・・あの二刀は初見で破れねーよ・・・」 モブさんたちフラグ立て乙ーっす! メガネ「シドウ・・・」 クラウド「・・・・ああ 受け取った」 アオリ:託された想いーーー 繋げ!いざ、反撃!! 巻末コメ:仕事後行われるスタッフとの卓球勝負が白熱化の一途をたどっています。サー!<春人>
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公式ページ 今年もやってきましたエイプリルフール。 最近パローネ大航祭連動でしか出番がないのに痺れを切らしたのか、ついにシリーズクエストでエイプリルフールをやってのける暴挙に。 今年はポケ○ンと思いきや意外な結末に・・・ なお公式Twitterでもこのクエストの告知がされているのだが、 どう考えても「城○内死す」のパロディです本当にありがとうございました。 G10の新モンスターがデュエルに出て来そうな別名だという事でネタにされてはいたが… 謎さえ解ければあっという間に終わるため、年末に防具目当てに700頭オーダーの討伐を強いられて途中で力尽きた人がいつまでも残り続けるそのイベントの痕跡(*1)を消すのにも手っ取り早い。 進行 シリーズクエストを受ける イベントクエスト「発見!メガ個体!」をクリアする 報酬の素材アイテムをミズキに渡す 以上 クエスト 発見!メガ個体! HR/SR 1~ ターゲット メガ個体の討伐 特殊条件 武器貸出(ファッチャーヌ)防具貸出(蒼穹の眼鏡、他部位全解除)1人限定アイテム持ち込み不可サポート狩人禁止狩人応援コース効果無効 特殊失敗条件 メガ個体の討伐失敗 妙なメガネをかけたイャンクックがいる。 と思ったらメガネに光が集まってきて……超絶正確なビームであっという間に灰にされてしまいます>< +ネタバレ ネタバレ メガ個体…!?そ、そんなメ ガ個体が現れたなんて…! ねえねえハンターさんならメ ガ個体が相手でも大丈夫? ほんとうに強いかもよ?ほ んとうに後悔するかもよ?本当に たたかうの?ほんとうに? いい度胸してるじゃないの! ?いいわ、あなたに決めた! 依頼書を読むと縦読みで「メガネが本体?」…… 支給品の音爆弾も、よく見るとメガネの形で並んでいる。 それを投げてイャンクックを驚かせ、外れたメガネに一撃。 外すことに成功してもメガネに光が集まって来て、もたもたしているとメガネが大爆発して灰にされる模様。 ちなみに当のクックは音爆弾でよろけさせると永遠によろけ続ける模様で、全部位肉質0設定らしくどこを殴っても弾かれる。 ある意味極み吼えるジンオウガすらも超える究極の耐久力を持つ存在なのかもしれない… メガ個体の討伐とあるがメガネを破壊すればクリアになるため、文字通りメガネが本体なのだろう。多分。 余談だが、依頼書では主な報酬の欄で「欠けたレンズ」だけが挙げられている。 このレンズを何に使うのかと思い工房に聞いてみても何もなくて困った人もいるのではないだろうか? 用途はシリーズクエストで納品に使うのみである。 +メガネの正体 ミズキ曰く、この個体の発見前後に今村運営ディレクターが(おそらくリアルで)メガネを紛失したとのこと。 そのメガネをクックが拾ったことでメガ(ネ)個体になってしまったのだろうか…
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みんなでゾンビ物の動画うpしようず! ついに、動画撮影をしようと思います! 詳しくは11日の生放送で確認してください! RPG的な城や町やダンジョンをつくろう! 動画撮影のために作成します。 生放送中のみの参加となりますので、ぜひ参加してください。 詳しくは動画作成についてを参照 ※現在ワールドデータの故障&修復中につき延期中 みんなで鬼畜エンドラ!RTA サーバー情報・参加条件  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ アドレス:コミュ掲示板 サバ情報:Ver1.3・30人・ハードコア・参加自由 注意事項:チートMOD禁止・F3は拠点確認のみ 最終鬼畜エンドラ討伐とは NalCreaturesServerMOD  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ① 死んだら即退場・主が死んだら即ワールド削除 ③ ダイヤ禁止/剣禁止/防具禁止 ④ 鉄以上のピッケル・スコップ・斧・くわ禁止 (リョツさん引用:co11713) 作戦やコツは特設ページへどうぞ!
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1~10本目 11~17本目 18~20本目 21~23本目 24~26本目 27本目「雑音」 28本目「逆鱗」 29本目「はじまりの先へ」 30本目「待ちvs待ち」 31~34本目 35~37本目 38~41本目 42~46本目 47~50本目 51~56本目 57~64本目 65~70本目 27本目 「雑音」 803 名無しさんの次レスにご期待下さい 2012/03/17(土) 10 28 38.07 ID 04WU7rmW0 …目を閉じるのが 好きだった +... 27本目 雑音 押入れの中だろうか、闇の中に一人。音無。 それだけで、つまらない現実(こっち)とは 違う世界に行けた すぐに音楽が好きになった。不要な雑音の混じっていない 耳のための作られた世界。 道場の片隅、一人イヤホンをして座る音無。 剣道部の部活か授業なのかはわからないが、前者なら何故入部したんだ音無。 教師?「何だァ? 音無はまた見学か!」 部員「はい・・・」 部員「・・・アイツはダメですよ。やる気ってもんが全くないっす ガシャン!と投げ捨てられるポータブルプレーヤー(音楽機器疎いので…w) 教師?「バカモン! こんなオモチャもちこんで・・・ 見学は遊びじゃないんだぞ!!」 音無「・・・」 その光景を心配そうに見やるタラコ。 音無「ハァ・・・・ 退屈だ・・・」 そうやって目を閉じ、再び一人の世界に入ろうとした音無の耳に、 踏み込む音、竹刀で打つ音、足運びの音などが入ってくる。 音無(今のは 小手面(小手→面の連続打突)のリズム、 こっちは引き胴から合い面(おそらく双方同時に面を打ち込むこと)のリズム) 音無(はは・・・ 音楽みてぇ) 〜回想終了〜 タラコ(気づけば彼は、あの技でうちのエースになっていた・・・) 音無「トンッ トンッ トンッ」 タラコ(音無奏 彼は剣道を音で支配する・・・!) アホ(くそっ・・・コイツ何やってもよけやがる イライラさせてくれるぜったく・・・!!) も(・・・) 〜回想〜 別居「アホハルの”弱点”は恐ろしく単純だ」 「確かに運動能力は抜群・・・打突の筋もイイ・・・が」 「”自分から突っ込んで面”・・・直球勝負しかできねーことだ」 えっ・・・何を今更・・・ 別居「ど真ん中ストレートしか投げねぇ投手みてーなもんよ」 「どんなに早くても毎回同じトコに同じ速さで放ってりゃあ いつかはタイミングを合わされる」 「ついでに動きも雑で大振りだから とにかく攻めが読まれやすい」 「クロガネがアイツにあっさり勝てたのもそれが理由だろう 相性ってやつだ」 別居「攻めのバリエーションが増やせるといいんだが・・・ いかんせん”変化球”ってのは 一朝一夕で身につくもんじゃない・・・」 「アイツは 夏には間に合わねぇかもな・・・」 そういうのは指導者がちゃんと教えるべきレベルのものじゃないのか隠居よ・・・ 〜回想終了〜 804 名無しさんの次レスにご期待下さい 2012/03/17(土) 10 29 24.34 ID 04WU7rmW0 アホ(面は読まれる フェイントでも誤魔かせねえ(※本文まま) だったら・・・!!) アホ「うおおおっ!!」 ドン と踏み込むアホ。 音無「・・・フェイントはきかない・・・ バカの一つ覚えが・・・!」 「トンッ」 とまた避ける音無 しかしアホの竹刀は面ではなく、小手を捉えようとしていた! メガネ(小手ーーーー!!) 一瞬歓喜の表情を浮かべるメガネ がーーー 手首を返すようにし。腕と竹刀でアホの竹刀を挟み込むように小手をスカす音無 BBPメガネ「・・・!!小手まで・・・」 タラコ「・・・面が当たらないから小手ですか・・・ 確かに剣道のセオリーですが」 「面と小手で挙動(モーション)が違いすぎる あれじゃこれから小手に行くと言っているようなもの」 「基礎が足りない証拠だ」 アホ「ちっ くっ しょオオオッ!!」 慟哭するアホに振り下ろされる音無の面。 音無「・・・雑音は もう聞き飽きた」 アホ「しまっ・・・」 アホ(ダメだ 全く動けねぇーーー!! ・・・負け・・・) と、そのとき、アホの左腕が音無の小手を殴る。 音無(パンチで防いだ・・・!?) BBP「下手したら反則よ・・・!」 も「何つー荒っぽい・・・」 アホ「ハァッ ハァッ」 音無がパンチに怯んだ隙に構えなおすアホ 音無「・・・」 (・・・超人的な反射だった ・・・まるで動物だ) アホ(無意識に手が出ちまった・・・ ・・・まるで ケンカのときみてーに・・・) アホ(・・・ ・・・) 何かを思いついたようなアホ。 一呼吸吸いこむ アホ「やーめた!」 BBPメガネも「は!?」 アホ「やー 気付いちまったぜ・・・ どーやらこの天才は基礎とか定石とか・・・ そーゆーのには収まらんらしい・・・」 「俺は 俺のやり方で闘(や)らせてもらう」 竹刀を担ぐように?構えるアホ 音無(何だ・・・?あの構えは・・・) メガネ(あれ・・・ ・・・まさかーーー ケンカのファイティングポーズ・・・?) ニヤリと笑い、突然間合いを詰め、横薙ぎに竹刀をぶんまわすアホ 音無が面を返すも後ろにジャンプ(バックステップじゃないです)して逃げながら間合いを取るアホ BBP「江花くんどうしちゃったの!? あんな動き剣道にはーーー・・・!!」 も「逆だ・・・!」 BBP「え?」 も「アホハルはずっと・・・sの類稀な運動能力を 剣道の動きに落としこめずにくすぶっていた・・・」 「隠居(おっちゃん)はそれを、なんとか剣道に生かせるよう ”剣道の基礎”を教え込もうとしていた」 「だがアレはその逆ーーー」 「”喧嘩闘法”!!! アホハルは自分の体を最も生かせる喧嘩(やりかた)に・・・」 「剣道を巻き込むつもりだ!!」 805 名無しさんの次レスにご期待下さい 2012/03/17(土) 10 29 49.24 ID 04WU7rmW0 メガネ「・・・!! そんな無茶なことーー」 アホ「・・・俺ァ剣道はちょっとだけ詳しくねーが・・・ ケンカなら無敗の男だ」 ふたたび竹刀を担ぐようにして飛び込みかかるアホ 音無「・・・!!」 (雑音に耳を貸すな・・・! リズムをとればいいだけだ) 「トンッ」 と、そのとき鍔迫り合いの間合いまで近寄ったアホが、竹刀を握ったまま 左手で音無の腹を殴る。 音無(いきなり体当たりだと!? しかもなんだこの当たりの強さは!!) アホ「ヘッ・・・ ボディーブローみてーなもんだ」 そういってるけどどう見てもボディーブローです本当に(ry 音無(ぐっ・・・ここは一度離れてーーー) と怯む音無の脇腹付近(当たったのは左小手)に再びパンチ(肘かも)を入れるアホ。 も「そうか・・・! あそこまで剣道を逸脱した動きをされたらーーー」 音無(リズムがとれねェ・・・!) (打突のリズムが取れるのは 1:構えて 2:振りかぶって 3:打つ という 基本あってのこと。そもそもの動きがメチャクチャでは リズムで動きを読むのは不可能・・・!) アホ「うおら!」と右手一本で内から外へ薙ぎ払うアホ。 音無(ぐっ・・・耳障りな雑音だ まったく曲になってねぇ・・・!) (しかもコイツ だんだん・・・) アホ「俺ァ”ノって”きたぜ・・・! 遅れるなよリズムマン!!」 音無(くっ・・・ だんだん加速(アッチェレ)している!?) BBP「ねぇ江花くんが押し始めたんじゃない!?」 メガネ「う うん」 BBP「すごい すごいっ!!」 も(ただ こーなってくると・・・ 一つだけマズイことがあるぞ・・・・!) 審判(プレイが乱暴すぎる・・・!このままじゃただのケンカだ!) (大きな怪我が起こる前に暴力販促(※)をとったほうが・・・) ※過度なラフプレーに対する反則 アホ「オラァッ!」 体当たり(肘打ち?)で音無を跳ね飛ばすアホ。 勢いあまって仰向けに倒れる音無。立ち上がろうと身を起こす音無に アホが殴りかかる・・・ も(やっぱり・・・!) BBP「江花くん ダメッ!!」 会場の誰もが惨劇(笑)を予感した中、アホは音無に手を差し伸べていた。 音無「・・・お前・・・」 アホ「見くびんなよ 俺ァ喧嘩(こっち)の方が動きやすいからやってるだけだ」 アホ(・・・俺は知ってんだ 喧嘩で勝ったってなんっにも手に入んねーこと) (それから 喧嘩を捨てたら手に入っちまったもの)バックにはメガネ「仲間だろ!?」のコマ 試合前に因縁つけて険悪にしていた奴の言う事かこれが・・・ アホ「・・・いいか てめーは・・・ 剣道で泣かす」 と微笑むアホ 音無「・・・フ」 と差し出された手を掴む音無 審判(・・・私は 教師失格だ 彼は最初からふざけてなどいなかったのだ 彼はーーー) (彼は剣士だった) え、ええええええええ!? だまされてる!絶対騙されてるよ審判!! 音無「・・・フッ」 アホ「あ?」 音無「・・・”聞かせて”みろ」 「面金ブッ飛ぶくれぇ鳴らしてみろよ どんな雑音だろうと ノってやる」 (※:面金=面の前部分の金属の格子みたいな部分) アホ「あー 鳴らしてやるよ とびっきりの爆音でな! 溺れねーよう気をつけろよ」 審判「スウ 始め!!」 音無「おおおおおお」 アホ「あああああああ」 ドン!と音無は面、アホは片手面を放つ! アオリ:渾身の一撃! 勝敗は・・・!? 巻末コメ:FL(ファンレター)いつもありがとうございます!必ず全部読んで、元気をもらっています!<春人> 806 名無しさんの次レスにご期待下さい 2012/03/17(土) 10 33 35.19 ID 04WU7rmW0 以上です。 なんというか・・・ なにこの展開・・・ 参考までに剣道連盟のサイトにあるルールの反則行為の欄の一部を貼っておきますw [諸禁止行為] 第17条 試合者が、次の各号の行為をすること。 1.定められた以外の用具(不正用具)を使用する。 2.相手に足を掛けまたは払う。 3.相手を不当に場外に出す。 4.試合中に場外に出る。 5.自己の竹刀を落とす。 6.不当な中止要請をする。 7.その他、この規則に反する行為をする。 28本目 「逆鱗」 +... 615 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/03/24(土) 08 58 10.73 ID 0uf2eJ0j0 28本目 逆鱗 真っ向勝負! 面vs面!! アホとリズム、双方の面が同時に入る。 桜夏3人「合い面!!どっち!?」 アホ「うおおおおおおおお!!」 ミシッミシッと軋む竹刀。 リズム(何だ・・・この轟音(パワー)は・・・!) ドン!とアホがリズムを弾き飛ばす? ふっとぶリズム 審判3人が旗をあげる。先週の教師失格審判がやけにうれしそう。 審判「江花(アカ)っ! 面アリィィィ!!」 それと同時に時間切れ。 審判「先鋒・・・引き分け!」 延長戦なしのルールらしい。 アホ「もう終わりかよ これから逆転ってとこだったのによ」 リズム「・・・よく言うぜ ・・・フ」 (・・・面白い雑音だったぜーーーー) アホ「?」 リズム「・・・ たまに あるんだyな」 アホ「は?」 リズム「今キテるっつーバンドのCD聞いてみたら・・・ 若さってのを盾にひっでぇ爆音が流れてくる。鳴らしてーように鳴らしてる勢いだけの曲」 「『何だこりゃ ひでぇ音だ』『聞けたもんじゃねぇ』」 「だがそんな雑音みてーな曲が なぜか耳から離れねぇ 気付けばリピートしてんだよ・・・」 「・・・そして思うんだ 『ああ・・・こーいう曲もありかもな』・・・って」 アホ「・・・はぁ?」 ようするに中身がからっぽでOKってことですか音無くん リズム「・・・フ ・・・・また聞かせてくれ つぎはIHでな」 アホ「・・・インターハイ? ・・・ ああ」 微笑む二人 なんだこいつら・・・ アホ「・・・ん? でもなーんか忘れてるような・・・ あ!」 アホ「ツバメさんのおにぎり! まだ泣かせてねぇっ!!」 ふんぬーっ!と怒りを思い出すアホ。と、サァッ サァァァァァという謎の擬音。 アホ「・・・ま・・・いいか」 なんなんだ一体!? ~城礼サイド タラコ「・・・やれやれ あんな雑魚相手に引き分けでは困りますよ音無くん・・・」 「先鋒二本勝ちで計算してたのに 君のせいで計画変更ですよ?」 そんなタラコの辛口な台詞(明太子だけに)を無視して防具を脱ぎ始めるリズム。 タラコ「・・・」 そして、リズムに縮れ麺が携帯プレイヤーを差し出す・・・が リズム「ああ・・・悪り ・・・今日はいい」 縮れ麺「・・・聴かないのか?」 リズム「・・・まだ耳に残ってんだよ 雑音みてーだが・・・クセになる音楽(ロック)」 縮れ麺「・・・そうか」 梅沢先生にロックのなんたるかを教えてもらったほうがいいような気がする 616 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/03/24(土) 08 58 32.61 ID 0uf2eJ0j0 ~桜夏サイド BBP「江花くんすごいっ!」 メガネ「ホントに凄かったよアオハル!」 アホ「おお!? お!?」 祝福されるアホハル。 ほんとすごかったよねー、反則紛いの行為。 アホ「まっ まぁこの天才にかかればこんなもんよ!」 「もーちょい時間がありゃ勝ってたんだけどな!」 へらへらするアホ。そこにクラウドが立ち上がる アホ(ぐっ トンガリ! どーせまたイヤミを・・・) そのクラウドは、すれ違いざまにポンと腹に拳を当てる アホ(・・・!?) も(・・・シドウにもさっきのアオハルは・・・ ”剣士”に見えたのかね?) アホ「チッ・・・ チョーシ狂うぜこんにゃろ・・・ 対峙するクラウドとタラコ。 BBP「シドウ君ファイトーっ!」 メガネ「がんばれーっ シドウ!」 アホ「負けてもいいぞー」 観客「”元東京最強”葉桜シドウか ケガして弱小にいるってのは本当だったのか」 観客「片手でも相当つえーのはマジだぜ こりゃー楽勝だろ」 一方変な顔のタラコ。防具をつけていないメガネを見て タラコ(バカですねぇ 後悔しますよ 大狼くんみたいにね・・・) メガネ(・・・ シドウは あんな奴には絶対負けない!) なにやら場外でどんどん負けフラグが立てられているんですが・・・ 審判「始めっ!」 すっと片手上段に構えるクラウド ニイッと笑うタラコ。クラウドを中心に時計回り方向に移動するタラコ 観客「なんだアリャ!? 右へぐるぐる回ってーー」 クラウド「!」 タラコ「フフ・・・」 タラコ「・・・怖いでしょう? その構えは腕で隠れる右側が死角ですからね」 「こうして回り続けられたら相当打ち辛いんじゃないですか?」 クラウド「・・・ 腕を捻って強引に打ちに行くクラウド。 タラコ「おっと」 それを竹刀を切っ先を下にして立てて受けるタラコ BBP「三所防っ!!」 アホ「汚ねえ! 攻める気ねーぞアイツ!」 (※剣道連盟のサイトによると時間稼ぎはルール上反則ではない模様。ただ、やると印象が悪いらしい) タラコ「汚い? これは勝気と言ってもらいたいですね」 「この試合はさっきの大狼くんの時みたいに適当に流すつもりだったんですがね」 「音無君(やくたたず)のおかげで計画が変わったんですよ」 「たしかにあなたは強い・・・・! 無理に攻めれば簡単に敗けてしまうでしょう」 「だが、たった五分間・・・片手のあなたから”逃げ切る”だけなら」 「そう難しくはないんですよ・・・?」 617 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/03/24(土) 08 58 52.79 ID 0uf2eJ0j0 も(引き分け狙い! 勝負を一番自信のある大将戦にムリヤリ持ち込む気か・・・!) クラウド「・・・・・・・それで勝って お前はそれでいいのか?」 タラコ「フッ いいかだって?フフッ」 タラコがゆがむ。 「イイんですよ!当たり前じゃないですか! あらゆる手を尽くして弱者が強者に勝つ!」 「最高ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッですよ!!」 「特に白零はよかった! そう大狼くんです! 絶対勝つはずだった試合に負けて」 「帰るあの背中!! 当分忘れられそうにありませんよ!」 「それにあなたたちだって同じじゃないですか!あんなヘボ剣士大将にしてーー」 クラウド「クロガネは大将だ お前とは違う」 ごめん割と一緒に見えるw タラコ「違う? 同じですよ! 僕だって弱いからこうしてあなたと戦っている!」 「でもあなたは僕に勝てない! こんな僕が少し手を尽くしただけで!」 「剣道に命をかけているようなあなたが!」 「だ か ら 剣 道 は 面 白 い」 もうなんかキモいタラコの表情。 タラコ「剣道なんて 簡単に快感を味わえるゲームですよ」 と、クラウドの竹刀が一閃し、タラコの竹刀を真っ二つにぶった切る。 え?ぶった切る? タラコ「・・・・ ほへ・・・・?」 タラコに突きつけられる竹刀の切っ先。 タラコ「ヒッ!」 クラウド「・・・お前に言っておくことが 3つある」 クラウド「一つ タラコ「・・・ん? あっ・・・」 『剣士』への侮辱は・・・俺が許さない」 クラウド「二つ タラコ「ひっ! ひぃっ!!」 仮に「竜」の弱点が尾だと知っていても お前のような蛇には斬り落とせない」 クラウド「三つ 竜を挑発するのに・・・ 剣道(げきりん)に触れるべきではなかったな」 ウソップ・・・もといタラコ「うああああああああっあああふ」 面垂れに穴が開かんばかりの強烈な突きを放つクラウド。吹っ飛ぶタラコ。 クラウド「・・・・剣士は お前が知るような 安い世界に生きてはいない」 アオリ:魂無き剣、恐るるに足らず!!シドウ圧倒!!」 巻末コメ:遅くなりましたがVD(バレンタインデー)のチョコありがとうございました!美味しく頂きました!<春人> 618 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/03/24(土) 09 00 10.24 ID 0uf2eJ0j0 以上です。 今週はマジで良かった! 内容が薄く、描写もたいしたこと無いので、書く量が少なく、頭をさほど悩まさずに済んだからな!w 29本目 「はじまりの先へ」 +... 561 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/03/31(土) 17 47 19.22 ID RqYhdIHr0 バレ 29本目 はじまりの先へ クラウドとタラコの試合は、お得意の落丁で何時の間にかクラウドがメンを決め二本勝ち ベンチへ戻るクラウドの元へ突如大木が現れ、タラコの非礼を詫びる クラウドは気にしていないと告げ、大木は自分のベンチへ戻っていく (以下はババパンが調べた大木のデータ) 大木は東海の名門中から引き抜かれ突如エースとなった謎の一年生 唯一わかるのは今大会は全てストレート勝ち、そして自分から絶対に打たない「返し技の剣士」ということーーー ババパン「そう、黒金くんと同じー」 大木の話を聞いて固まるメガネに、クラウドは「任せたぞ」と声をかけ喝を入れる まるで最終回のように、メガネの今までの試合が走馬灯のように脳裏を駆け巡る ーーー以下メガネと大モッピーの夢特訓の回想ーーー 564 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/03/31(土) 18 12 07.99 ID RqYhdIHr0 変な着物に身を包んだメガネと大モッピーは真剣で斬り合っている 大モッピー(以下大モ)「まだまだァ!!!」 大モに剣を弾かれ転ぶメガネ 大モ「ホーレどうした。これで転ぶのは何千回目だ?」 夢特訓では体力は無限だが、眼と神経は消費するらしく、メガネに少し休めと促す大モ しかしメガネはまた立ち上がる 大モ「・・・音を上げなくなったな、何故だ?」 メガネ「・・・・・・」 モッピーによると、日中は部活で四時間、夜は夢特訓で八時間の稽古らしい 大モ「オメーの実戦経験だけなら普通の3倍・・・いや、それ以上の速さで成長しているーーー!!」 大モ「でもよ、たまにはゆっくり眠りたいとは思わねーのか?遊びてーとは?」 大モ「なんでこんな苦行文句一つ言わず続けられるんだ?」 メガネ「・・・え?」 大モ「あーっ、だからホラ・・・アレだよ・・・」 大モ「もしかして私は、自分の夢にお前を付き合わせてるだけなんじゃーー」 メガネ「プッ」 大モ「なっ!?笑ったかヒロト?!あたしゃお前を思ってーー・・・」 メガネ「プハッだって・・・そんなの全然さゆりらしくないじゃないか」 メガネ「・・・違うよ、さゆり」 メガネ「これは僕が好きでやってるんだ」 頬を染め照れる大モッピー その後また夢特訓が続く 言い忘れたが俺はいつものバレの人じゃなく書き貯めもしてないので、読みづらい点もあるかもしれんが勘弁してくれ 575 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/03/31(土) 18 50 15.63 ID RqYhdIHr0 564のつづき 引き続き夢特訓を続けるメガネ モッピーと斬り合いながらメガネは自分語りを始める メガネ「最初は・・・ヒーローになりたくて始めたんだ」 メガネ「今まで誰にも振り向いてもらえなかったから・・・」 メガネ「活躍して目立ちたかった・・・褒めてほしかった・・・自分のために・・・」 メガネ「・・・でも剣道を始めて、友達ができたんだ」 自分のせいで皆が負けるのが『初めて悔しかった』 初めてみんなの為に強くなりたいと思った みんなの為に戦って、みんなの為に勝つ メガネ「今はーーーそういうヒーローになりたいんだ」 メガネ「とにかく強くなりたいんだ、みんなの為に・・・さゆりのために」 メガネの新たな胸の内を知り感激したモッピーは、メガネを抱き寄せ、自分の奇乳にメガネの顔を埋める 顔を真っ赤にして照れるメガネに、モッピーも自分の新たな覚悟を告げるのだった 大モ「・・・わかった、もう迷わねー」 大モ「あたしが絶対に連れてってやる・・・日本一までな」 大モ「・・・愛してるぜバカ弟子」 メガネ「あっ愛ぃ!?」 大モ「なっおい勘違いすんなよバカ!弟子としてだ!!バーカバーカ!!」 ーーああ、スレの皆の「誰得だ」というレスが視える・・・ 576 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/03/31(土) 18 52 13.87 ID RqYhdIHr0 575のつづき ーーーそして回想が終わり大将戦へーーー メガネはクラウドに「今度は絶対勝つ」と宣言し、クラウドは微笑みながら「俺はお前を信じている」と思いを託した そしていざ大将戦 大勢の観客が見守るなか、メガネと大木君の試合が始まった 審判「大将戦、始めっ!!!」 開始直後、メガネのとった行動に観客はどよめく ババパン「あの構えーーー!!!」 大モ「いきなり!?」 はい皆さんの予想通り、メガネは五月雨の構えをとりました 大木「ほォ・・・もうあれを見せてくれるのかサービスか?それとも・・・」 大木「勝負を急ぐ理由でもあるのか・・・?」 モッピー「!!!」(そうか、もうーーー ババパン曰く、既に息を荒げているメガネはスタミナ切れを危惧し、早期決着に挑むつもりらしい 大木「返し技一本で勝負を決めるハラか、たしかに今のスコアでは一本でも取れば桜夏の勝ちだ」 大木「だが悲しきかな・・・俺も返し技の剣士だ」 大木(そして、お前が自分から打てないのも知っている) 大木「悪いが勝たせてもらおう、お前が力尽きるまで」 メガネ「・・・つよ」 大木「!?」 メガネ「・・・僕が勝つよ」 大木「ほォ・・・」 アオリ “待ち”対決!!ついに開戦!! 巻末コメント 先日負ったケガが、見事に再生してきました。なんて逞しい仕組みだろう。〈春人〉 30本目 「待ちvs待ち」 +... 111 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/04/07(土) 08 43 24.13 ID RowcdM7Q0 待ち勝負、開幕!! なんとも盛り上がりそうにないアオリ。 ラーメンは正眼の構えっぽいがさらにだら~っとした感じの構え メガネは例のアレの構え メガネ「大将戦(ぼく)に勝負がかかるのは これで二度目」 「今度こそみんなを裏切らない 絶対に勝つんだ」 おそらくまだか戦のことだろうけど、おかしいな、あれは捨て大将だったから 負けたって誰も裏切ってないと思うんだけど 微妙に歴史をクリエイトしつつ、その目には気合が入る。 ラーメン(鋭い・・・いい気迫だ。 ”剣聖”まだかに傷を付けた男・・・・・”クロガネ”) (・・・だが 気迫だけでは 欲しいものはつかめない) ラーメン「・・・何ができるのか 見せてくれ 俺はその一瞬を”待つ”のみーーーー」 も(・・・相対するは絶対に自分から打たない極端な”返し技の剣士”そしてヒロトも未だ 「自分から打てない」弱点を克服していない・・・) 師匠も師匠でまだか戦を都合のいいようにクリエイトされておられます。なんという師弟愛! も(自分から打たない剣士と自分から打てない剣士の”返し技”待ち・・・!!!) (つまりこの試合) 30本目 待ちvs待ち 勝機の刹那ーーー 捉えるのはどちらか!? モブ「おいおい・・・・試合が始まってから一分以上・・・ お互い一本も仕掛けてねぇぞ・・・!」 「何なんだこの試合ーー!!」 も「互いに”返し技”一点張り どっちかがしびれ切らすまで我慢比べだ・・・!」 BBP「ちょっ ちょっと待って!?」 「今・・・スコアは先鋒引き分けの中堅二本勝ち 桜夏(うち)が二本勝ってるのよ!?」 「もしこのまま打たなくても・・・引き分ければ桜夏(うち)の勝ち でも大木くんはあと4分弱で 2本勝ちしないといけない・・・!!」 「我慢比べなんか成立しないわ! 大木君は今すぐにでも打つべき状況なのよーー!?」 当然のことを、「今気づいたびっくりてへぺろ」って感じで力説するBBP メガネ(そうだ・・・勝算があるとしたら シドウとアホが作ってくれたスコアの有利(アドバンテージ)」 (必ず大木君(あいて)が先に仕掛けてくるーーー!!) なんというか・・・主人公の思考にしては・・・・ちっちぇえなぁ・・・ ラーメン「・・・ ”スコア不利 だから先に打つだろう” ・・・と思っているなら生憎だが・・・」 「先に打つことになるのは お前のほうだ・・・」 そう悪人顔で宣告するラーメン。 メガネ「何だ・・・!? この自信はーー」 刻々と過ぎる時間。いらいらするアホ 両者は時が止まったかのようにまったく動きを見せない。 アホ「だ~~~~っ!!たえれねーーーーっ!!」 クラウド「・・・おちつけバカ 俺たちの仕事は終わってるんだ あとは黙って大将を信じろ」 「黒鉄(アイツ)は今度こそ「勝つ」と言った」 アホ「・・・」 チッ チッ と刻々と数字を刻むストップウォッチ 観客「全く動きのねぇ試合じゃのう」 「もっとガンガン打つのが高校剣道だろうに!!」 観客「オラーーーッ打たんかいっ! いつまでそうしてんじゃい!!」 審判つまみだせよこんな観客・・・ ラーメン「フフ・・・ どうやら俺たちの剣は邪道らしいな だが・・・邪道も道には違いないのだ」 この台詞、自分は知らないがきっとスレで元ネタを突っ込んでくれるはず! ラーメン「言わせておけばいい 俺にはあれが歓声にすら聞こえる」 メガネ「・・・!」 ラーメン「・・・だが」 ラーメン「まさかお前まで 何も動きがないとカン違いしてはいないよな?」 ズッ・・・となにやら怪しい気迫を視線に込めるラーメン 112 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/04/07(土) 08 43 40.84 ID RowcdM7Q0 メガネ「え?」 ラーメン「ここは既に 俺の間合いだ」 離れていたはず・・・そう思い込んでいたメガネの表情が驚愕という単色に染まる。 メガネの目の前には竹刀の切っ先。続くは竹刀、そして大木! 眼前にあるありえない状況に目を見開くメガネ。 メガネ(いつの間にこんな近くにっ いやっそれより・・・) 大木の切っ先が白い軌跡を作り動く! メガネ(打ってくる!! 返っ・・・) 慌てて迎撃をするメガネ。 が! も「!!?おいヒロト!!相手はまだーーー 何もしてねぇっ!!!」 目の前にいたはずの大木は元の、開いた間合いの先に居た。 それを目掛け襲い掛かるメガネの突き。 ラーメン「・・・ほら 自分から打ってきた」 ニヤリ 獲物が、仕掛けた罠にかかったような笑みを浮かべるラーメン。 抜き胴を入れるラーメン も「!!!やられたっ・・・!?」 審判1(白ッ) 審判2(軽いっ・・・) 審判3(無効ッ!!) 上げられた旗は白一つ。メガネ、九死に一生を拾う。 ていうかここに来て打突の無効判定が出るか!?今まではなんだったんだ・・・ 観客「おおおっ やっと動いたぞ!?」「何が起きたァっ!?」 再び間合いを話すメガネ。 も(あぶねぇ ギリギリで反応できたか・・・!!) アホ「ったくヒロトの奴 何で相手が打ってきてねーのに返し技を・・・」 BBP「クロガネくん 野次なんか気にしないで! 無理に自分から打たなくていいのよ!」 メガネ(・・・違う・・・ 本当に・・・いつの間にか目の前にいて 打ってきてるように見えたんだ・・・!) 何を言っているのかわからねーと思うが・・・と続きそうな台詞。 も(ありゃー只者じゃねェな・・・ むしろよくよけたもんだぜヒロト・・・) ラーメン(眼がいいな・・・いやそれより) (胴は面に比べて打たれた感覚が鈍い分 初心者は危機本能が働きにくいのだが・・・) (今のはまるで本物の凶器をかわすかのような反応だった) も(そりゃあ七日七晩 真剣でぶった切ってますから) 夢修行のことなんだろうけど、痛みとかあるとしたら、毎日真剣でぶった切られてて精神もつのかよ。 メガネ(なんとか・・・よけれたけど・・・ まだ何をされたのか全く分かっていない・・・!!) (今の激しい動きでもう足が限界だ・・・!! 多分・・・次はない) ブルルと震える足に限界を悟るメガネ。 メガネ(早く解かなきゃ 突然詰まった間合いと・・・打ってくるように見えた謎をーーーーーー!!) 既にやってることが能力バトルの領域ッ!! 連載当初の売り文句、みんな覚えてるかな!? メガネ(ずっと”見てた”ハズなのに・・・大木君はいつの間にか間合いまで入ってきた) (何で気付かれずにそんな事がーーー・・・) (”見ていない”瞬間・・・? まさか瞬きの間に近づいてるとか!?) ラーメン(・・・フ よほど「眼」に信頼をおいてるらしい だが・・・眼から得られる情報など 事実の一部に過ぎない 見れば見るほどドツボにはまるぞ) 113 :名無しさんの次レスにご期待下さい:2012/04/07(土) 08 43 57.04 ID RowcdM7Q0 メガネ(!!) メガネの「見た」ものはラーメンから立ち上るオーラ。気迫。そのようなものだった。 ラーメン(それが俺(こ)の ”虚(ウロ)の先剣”) メガネ(何てプレッシャーだ・・・!! 今度こそ・・・) ラーメンの切っ先が動く! メガネ「今度こそ 打ってくる!」 それに反応して突きを始動させるメガネ・・・が、ラーメンは間合いの先に・・・ 空振る竹刀、崩れる体勢。 メガネ(また・・・打ってない!?」 ラーメン「・・・今度は かわせまいっ!」 強烈な面がメガネの頭に炸裂する。 そのまま叩きつぶされるメガネが竹刀を取り落としうつぶせに倒れる。 BBP「そんな・・・ 何が起きてるの・・・!?」 審判「面アリィーーーッ!!」 BBP「クロガネくん有利だったはずなのに・・・ もうあとがなくなった・・・!」 あれ?これ負けても引き分けなんじゃないの? メガネ「・・・違う」 (瞬きなんかじゃない・・・一体何をしたんだ・・・!?) ラーメン「・・・立てるか?」 いつのまにかメガネの前に立つラーメン と、メガネがラーメンの右足の何かに気付く メガネ(・・・?大木くんの足・・・何か変だ・・・ 何であんなところにーーー) BBP「クロガネくん取り返してーーっ!」 アホ「あとねーぞぉヒロト!」 メガネ「・・・ うん 大丈夫」 無駄に爽やかな笑顔を浮かべるメガネ。 その笑顔にぽかーんとする桜夏メンバー メガネ「この一本は 勉強代・・・!」 「僕は”捨て”の・・・負ける大将ではいたくない みんなと戦う力が欲しいんだ・・・・!!」 「だから僕は 君を倒して上にいく!!」 なぜか頬を赤らめるBBP ラーメン「・・・できるのか?」 メガネ「・・・できるよ もう 謎は一つ解けたから」 アオリ:クロガネが見抜いた謎とはーーー!?