約 905,857 件
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/3724.html
マクロスなのは 第26話『メディカル・プライム』←この前の話 『マクロスなのは』第27話「大防空戦」 1502時 クラナガン上空2000メートル そこではアルト率いるサジタリウス小隊がCAP任務に従事していた。 既にクラナガン上空で任務を開始してから2時間を超えている。 普段ならあと2時間足らずでこの任務を終え、引き継ぎに交代する。しかし今日は航空隊のオーバーホールのため、あと4時間は缶詰の予定だった。 こうなると普段禁止されている私語が多くなる。天城はその軽い性格からか、いつもおしゃべりが過ぎる。しかしこの日、真面目なさくらまでもその岩戸が軽石になってしまっていた。 『─────それでさ、基地のパン屋のお姉さん、ほら、あの・・・』 『・・・ああ、いつも基地にパンを持って来てくださっている事務員のお姉さんですね。』 『そう、それ!でさ、昨日パン屋さん午前中休みだったろ?』 『そう言えばそうですね・・・・・・何かあったんでしょうか?』 『うん、それがさ、そのお姉さんが朝の7時ぐらいにミシェル中隊長の部屋から出ていくのを見たやつがいるんだよ!』 『え!?ということは朝帰りぃ!?』 (・・・・・・おいおいミシェル、もう噂になってるぞ・・・・・・) アルトは昨日、彼の部屋に入ろうとしてドアにハンカチが挟んであったことを思い出し、「やっぱりそういうことだったのか」と、全く変わらない戦友であり友人である男に頭を抱えた。 『その公算は大だな。・・・・・・ああ、俺も一度でいいから、女を抱いてみてぇ~!』 『・・・・・・天城さん、私の前でそんなこといっていいんですか?私も一応女なんですけど』 『あっごめん!さくらちゃんだとあんまりにも気兼ねなく話せちゃうからつい・・・』 『もう知りません!』 『あぁ、さくらちゃぁ~ん!』 この会話を聞いたアルトは「ざまぁみろ」と思ったそうだが、定かではない。 『もう・・・・・・あ、ところでアルト隊長、』 突然の天城の転進に「な、なんだ?」と生返事を返す。 『噂で聞いた話なんですが、アルト隊長が〝ランカちゃん〟と付き合ってるってのは本当なんですか?』 その予想外だった問いにアルトは制御を誤り、機体は機位を崩して5メートルほど落下させる。VF-25がピーキーな機動性能を誇るゆえに可能とした機動だが、今は彼の動揺を証明する役目しか果たしてくれなかった。 増速によって編隊まで高度を持ち直す。 「い、いきなりなにを─────」 『あっ、それ私も聞きました!本当なんですか、アルト隊長?』 さくらは左を飛んでいるため、左耳から聞こえる無線に、アルトは嫌気がさす。 「おいおい、さくらまで・・・・・・お前らバルキリー隊の隊長を色恋で話題にすると、突然撃墜されるってジンクスを知ら─────」 2人を説き伏せようと説明していると、天城の〝叫び〟がそれを遮った。 (え!? マジ?) 右後方のバックミラーに天城の機体が飛んでいるのを確認する。 流れる動作でレーダーを警戒するが、敵機なし。 変わったことと言えば、少し離れたところにヘリが飛んでいるだけだ。 (ん、待てよ・・・・・・ヘリだと?) アルトはヘリに視線で照準すると、モニターでズームをかける。 すると予想は的中。ヘリは六課のヘリだった。 そのヘリの窓にはどういうわけか、出張中なはずのランカの姿がある。 そして間の悪いことに、こちらを見つけたのか手を振っており、彼女の唇を読めば自分の名を呼んでいることはバレバレであろう。 「うぉぉぉ!アルト隊長!ランカちゃんのサインを3枚お願いします!うちの家族がランカちゃんの大ファンなんです!」 どうやら天城は完全に恋人認定してしまったようだ。 アルトは溜め息をつくと、ヘリに繋ぐのは嫌なため、上空のAWACS(空中警戒管制システム)『ホークアイ』に回線を繋いだ。 無論なぜこんなところを六課のヘリが飛んでいるのか聞くためだ。すると、 15分ほど前にクラナガン外辺部で休暇中だったライトニング分隊の2人がマンホールから出てきた5~6歳ほどの少女を発見したこと。 その少女はガジェットが狙っているロストロギア「レリック」を1個引きずっており、大変衰弱していること。 六課のヘリが保護のため急行しているが、なのは達はデバイスの調整のため出撃できず、準備の出来ていたランカが代わりに緊急時に備えて乗せられていたこと。 などの情報が提供された。 「レリック絡みか。わかった。サンキュー、ホークアイ」 『いやなに、君たちの会話の方が楽しかったよ』 「なぬ!?」 『私にも5枚、サインをよろしく頼むよ。うちの甥っ子もえらくご執心でね。交信終了』 アルトは無線に 「ちょっと待てぇぇぇーい!!」 と怒鳴るが時すでに遅し、回線は切られていた。 『・・・・・・アルト隊長』 「・・・・・・なんだ?」 『認知しましょう』 「いや、だ・か・ら、俺とランカは別にそんな関係じゃないんだぁ!」 アルトの叫びが澄んだ青空に響き渡った。 (*) その後ガウォーク形態で3機はヘリの護衛に入った。 来るかわからない航空型の警戒より、周囲に敵がいる公算の高い場所へ赴く、ヘリの警護が優先されたのだ。 その間にアルトはランカに対し念話を試みる。 『(おーい、ランカ?)』 『(あ、アルトくん久しぶりぃ~)』 『(・・・大丈夫なのか?)』 『(うん。向こうの人達にはすっごいよくしてもらったし、戦争だって終わったんだもん!)』 念話は言葉を介した意志疎通とは少し違う。これには言葉以外に言語では表現不能な概念・思考すら載せる事ができるのだ。 こう表現すると「そんな役立つものがあるのに、なぜまだ不完全な言葉など使っている?」という話になるが、実は念話は慣れていない相手だと稀に、相手に与えるのには好ましくない思考を載せてしまう事があるのだ。 つまりごく稀に本音が丸見えになるという事だ。 本音と建前の人間の世界、話す時に稀にでも相手の本音が見えたら決して成立しないだろう。 だから念話で話すにはそれ相応の勇気が要り、よっぽどの親友や仕事でない限り用いられなかった。 しかしランカから流れ込んだ思考には本当に嬉しいという思いだけが伝わってくる。 自分自身彼女に対する本音がわからない分、どう伝わっているか不安が残るが、彼女の無事が確認できただけでもよかった。 それから1分も経たない内にヘリは現場に到着。少女のヘリへの搬送が開始された。 しかし───── 「こちら機動六課、ロングアーチ。地下にガジェット反応多数!搬送を急いでください!」 ロングアーチの警告とともにガジェットが地上に出てきた。 幸い付近は既に交通規制で人はいない。ガジェットは用さえなければ家の中まで入ってこないので民間人は大丈夫だ。しかし道路でアイドリングするヘリに敵が迫る。 シャマルとランカが、担架(たんか)に乗せた少女を急ぎヘリに搬送しているが、まだ遠くとても間に合わない。 休日返上で集まっていたフォワードの4人も搬送する2人を守るので精一杯で、ヘリまで手が回らないようだ。 「ヘリを死守する!行くぞ!」 『了解!』 アルトの命令に呼応してガウォークからバトロイドに流れるように可変すると、3機でヘリを囲み、地下からワラワラと出てきて全方位から迫るガジェットに相対した。 『やっとなまった体が動かせるぜ』 天城のVFー1Bが凝りをほぐすように腕と肩をぐるぐる回した。そんな天城にさくらが釘を刺す。 『天城さん、抜かれないでくださいよ』 『へいへい』 市街地なので発砲は厳禁。しかしヘリを1機、1分ほど守るだけなら、彼らにはそれで十分だった。 「サジタリウス小隊、交戦!」 アルトは宣言と共に先頭にいたⅠ型をぶっ潰した。 (*) 一度途切れた意識が五感と共に帰ってくる。 頭の中が霧がかかったかのようにぼやけているが、1つだけわかる事がある。ここは戦場だ。 何かと何かがぶつかり、轟音と共にどちらかが、もしくは両方が壊れてしまう。 大人達は自分を縛りつけ、自らに眠る〝ちから〟を使ってヒトや物を壊すことをいつも強要した。 ぼやけた視界に映る、必死の形相をして自分を運ぶ金髪と緑の髪したお姉ちゃん達も、自分に戦いを強要するのだろうか? 彼女は自らの運命を呪うと、意識と共に記憶を閉じた。 (*) 『ヘリの離陸を確認!』 VFー25の外部マイクがティアナの声を拾う。 アルトが見たときにはヘリは(バトロイド形態の)目線の位置まで来ていた。ヘリはそのまま急速に上昇していき、安全高度まで行くと病院へと直行した。 「よし、長居は無用だ!さくら、先に飛べねぇ3人を連れて上に上がれ」 『了解!』 さくらは頭部対空レーザー砲で牽制しつつ後退。バトロイドからガウォークに可変すると、さっきまでヘリが駐機していた位置に移動する。 現在サジタリウス小隊とフォワード4人組は、ヘリのいた位置を中心に円陣を組んで全周位から迫るガジェットに対抗している。そのためヘリが居なくなろうと、その場所が一番安全だった。 『皆さん、聞いた通りです。早く手に乗ってください!』 さくらがVF-11Gの手(マニピュレーター)を地面に広げ、外部スピーカーで呼び掛ける。 しかし円陣の内郭を構成するティアナやキャロはともかく、自分達と共に外郭で戦うエリオはおいそれと戦線から後退することは出来なかった。アルトはハイマニューバ誘導弾による援護を準備しようとした矢先、その宣言が聞こえた。 「クロスファイアー・・・シュート!!」 一斉に放たれたオレンジ色の誘導弾は、数を優先したためかガジェットのシールドを抜くことはできなかった。しかしその進攻を遅らせ、エリオが後退する時間とアルト達が穴を埋める時間をひねり出した。 「いいぞティアナ。ナイス判断!」 アルトの掛け声にティアナは 『どうも!』 と応じると、後退してきたエリオ共々ガウォークの手のひらに収まった。 『じゃあしっかり掴まっていてくださいね!』 さくらは警告すると、時を置かずエンジンを吹かして離床。急速に高度を稼いでいった。 「おっし、天城にスバル、次は俺達だ」 『了解!』 上空から再び放たれたティアナの誘導弾に援護されながら、アルトと天城はガウォークで、スバルはウィングロードを展開して上空に退避した。 こうして目標を失ったガジェット達は撤退して・・・・・・いや、新たな目標を見つけたらしい。戦闘機動レベルのスピードで次々マンホールに入っていく。理由はすぐに知れた。 『こちらロングアーチ。今までジャミングにより探知できなかったレリック反応を地下から2つ確認!回収に向かってください!』 「・・・・・・っておい、ロングアーチ!あの大軍の中に4人を突入させる気か!?」 なに1つ反論せずバカ正直にも 『了解』 と応答しそうな4人の代わりに異議を訴える。 軍隊では捨て駒にされるなど日常茶飯事だ。 例えばフロンティア船団でも中期の対バジュラ戦に投入された新・統合軍がその典型例だ。 バジュラの進化によって彼らの保有する武装が何1つ効かなくなった状況で、出撃を命令され無駄に命を散らしていった。 軍隊とはそういうところだ。だから生き残るために常に最善の努力を必要とする。反論など大した努力は必要ない。それで作戦の穴が見つかり、手直しされて生存率が上がるなら、それに越したことはないのだ。 しかし六課は〝軍隊〟ではあっても無策のバカではなかった。 『そのことなんですが、おそらく問題ありません。現在ガジェットの優先命令はレリックの確保と思われ、積極的な攻撃はないと推測されます。また、事態を聞きつけた第108陸士部隊の陸戦Aランク魔導士が1人、5分で支援に駆けつけてくれるそうです』 「・・・・・・なるほど」 とアルトは呟くと、やる気満々という目をした4人に視線を投げる。 「・・・だそうだ。お前らの力を存分に発揮してこい!」 『『了解!』』 4人は敬礼すると地面に降ろされ、マンホールへと突入していった。 「・・・・・・全く、お人好し揃いだな。管理局は」 アルトの呟きにさくらが割り込む。 『それを隊長が言います?』 「・・・・・・そうだな」 俺もいつの間にかお人好しになってしまったらしい。 しかし敵はそんな感慨を抱く平和な一時(ひととき)すら許さなかった。 『こちら『ホークアイ』、クラナガン近海の相模湾に敵の大編隊が多数出現!機種はおそらく改修前のガジェットⅡ型とゴーストだ。目標はヘリでなくクラナガンの模様。サジタリウス小隊は即座に迎撃行動に移れ!』 嫌な現実が耳に入った。しかし過去を振り返るにはもう遅い。今はやれることをやるしかないのだから。 「サジタリウスリーダー了解!これより迎撃行動に入ります!」 ファイターに可変したVFー25を始めとする3機は最加速。目標空域海上に急いだ。 (*) 『『ホークアイ』よりサジタリウス小隊。いま増援を要請した。5分で六課のスターズ1とライトニング1が。その20分後に緊急出動するバルキリー隊が合流する。それまで何とか持ちこたえてくれ』 「了解」 VFー25率いるサジタリウス小隊は中距離ミサイルの射程に入ると、中HMM(中距離ハイマニューバミサイル)を一斉に放つ。 今度のミサイルは今までの2系統の誘導方式のシステムに改良を加えたもので、通常の回避手段にもある程度対応できるようになっていた。とは言え、今まで敵が回避手段を講じたことがないため、効率面から誘導システムがセンサーを全面的に信用するようセットしていた。今回はそれを通常の設定に戻しただけだったりしたが。 サジタリウス小隊の保有する全中HMM、都合20近い光跡を残してマッハ5で飛翔するそれは、30秒程度で着弾した。しかし全てではなかった。 「なんだと?」 半数以上が目標を見失ったかのように迷走していた。 しかしフレアに代表されるような妨害装置の使用は見られない。強いて言えば当たったのに当たらなかったというか───── 『こちら『ホークアイ』。命中しなかった理由が判明した!敵は幻影魔法を展開している!現在術者を走査中だ。十分注意して迎撃せよ。実機はおそらくレーダーに映っている半数以下だ!』 どうやらガジェットを使役する者達が本格的に動き始めたらしい。アルトは猛る血を抑えると、僚機に指示を出す。 「各機、陣形〝トライアングラー〟!行くぞ!」 『『了解!』』 さくらはバトロイドに可変すると三浦半島の海岸線に着陸し、アンカーでしっかり片膝撃ち姿勢を取る機体を固定。己の長大なライフルを敵の迫る南へと向けた。 続いて天城がガウォークに可変すると、さくらの直掩に入った。 この陣形は『アルトが突入して敵をかき乱し、さくらが援護狙撃を行い、天城が撃ち漏らしを排除する』という時間稼ぎと敵の一地域の釘付けに主眼を置いた陣形だった。 ちなみにこのネーミングセンスだが・・・アルトの前隊長によるものが大きいと予想される。 ともかくアルトは、天城のマイクロハイマニューバミサイル。さくらの狙撃、そして自身のハイマニューバ誘導弾と共に敵に突入していった。 (*) サジタリウス小隊が交戦に入ってから5分後の横浜上空。 そこでは今、2人のワルキューレが天を駆けていた。 「スターズ1よりホークアイ、現状は?」 『こちら『ホークアイ』。先行したサジタリウス小隊が敵大編隊を迎撃中。現在おかげで戦闘空域は相模(さがみ)湾上空に限定されている。船もないので安心して撃墜して構わない。また、幻影はロングアーチの協力で実機との区別がつきつつある。これはデバイスに直接IFFとして送信する。また、混戦なため誤射に注意せよ』 「了解」 なのはは答えると、『Sound only』と表示された通信ディスプレイを閉じた。 そして今や10キロメートルを切った戦闘空域を睥睨する。 そこでは真っ青なキャンバスをバックに、自分達魔導士には無縁な白い飛行機雲が、幾筋も複雑な螺旋模様を描いている。 「綺麗・・・・・・」 思わず素の感想が口に出る。 しかしその作品を作っているのがアルトのVF-25と、ガジェット・ゴースト連合であることを思い出し、あわてて頭を振ってその考えを吹き飛ばした。 「フェイトちゃん、行くよ!」 頷く10年来の親友。 「スターズ1、」 「ライトニング1、」 「「交戦(エンゲージ)!」」 2人は文字通り光の矢となって、空域に突入した。 (*) ガーッ、ガーッ、ガーッ───── 鳴りやまないミサイルアラート。多目的ディスプレイは真紅の警告色に染め上げられている。 VF-25は魔力のアフターバーナーを焚きながら上昇を続ける。 アフターバーナーを焚いたVF-25は、推進剤である魔力が機体の推進ノズルや大気との摩擦で発熱するため、赤外線カメラを通して見れば太陽のように光輝いて見えることだろう。 周囲を飛翔する全ての敵ミサイルが、そんなVF-25に打撃を与えんと、回避運動すらせずに追いすがる。 それを確認したアルトはスラストレバーを下げ、フレアを撒くと足を60度機体下方に展開する。 こうすることによって推進モーメントが突然変わったバルキリーはクルリと前転、機首を下に向ける。 そして再び足を戻して下降するVF-25を尻目に、高熱源体となったフレアにミサイルが引き付けられ、そのすべてが誘爆した。 「ふぅ・・・」 アルトは前方を塞ぐ実機のガジェット達を徹甲弾を装填したガンポッドで次々葬っていく。 しかし敵は全天を覆っていた。 彼は顔をしかめて敵を俯瞰していると〝衝突コース!〟という警告がディスプレイに表示された。 しかしレーダーに映る敵機はIFFには反応なし。 つまり目視できるしレーダー反射もあるが、六課のスーパーコンピューターが『あれは幻影だ』と、結論を出したという事だ。 正直幻影だろうと実機だろうと撃墜か回避したいが、おそらく敵の罠だ。 確かに発砲してあれが実機でないと証明するのは簡単だ。 しかし敵が作戦を変更してしまうので、こちらが『あれが実機でない』ことに勘づいたことを知らせる訳にはいかない。また、機動を操作されるわけにはいかないため、回避もできない。となればそのまま突入するしかなかった。 迫る敵機。もし実機なら正面衝突で大破は免れない。 (南無三!) アルトは一瞬で全ての神仏に祈る。 次の瞬間には敵機はVF-25を通り抜けていた。 後方を振り返ると、やはり罠があったようだ。ガジェット数十機がホバリングして袋を形成している。回避していればあの袋に飛び込んで集中砲火という結末だったらしい。 (最近は罠を作るぐらいの頭ができたんだな・・・) アルトが感心する内もガジェットは半ばホバリングしているためさくらの狙撃が面白いほどよく当たる。 しかしゴーストが対応を開始した。 彼らは三次元推力偏向ノズルで機首を無理やりこちらに向けると向かってきた。 いつの間にか囲まれている。 このままでは包囲、殲滅される!と危惧したアルトは遂に奥の手を出した。 「メサイア、〝トルネード〟パック装備!」 「roger.」 VF-25の胴体全体を一瞬青白い光が包み、背面に2門の大口径ビーム砲を、そして両翼には旋回式追加ブースターと装甲を装備した。 機動重視の装備として開発されたこれは、FAST(スーパー)パックを数倍する機動性能を発揮する。バジュラとの抗争では開発未了であったが、これさえあれば被害は4割は減らせたと言われている悲願の追加装備だ。 さくらの速射狙撃が包囲するゴーストの一角に穴を開ける。 アルトはスラストレバーを一杯まで押し上げると、その穴から一気に突破、包囲から脱出を図る。 しかし援護にも限界がある。上方より数機のゴーストと火線。 アルトは両翼に装備されたブースターを左右逆に旋回して急激に90度ロール機動をおこなうと、間髪いれずに主機、旋回ブースター、スラスター・・・すべての機構を駆使して上昇をかける。その瞬間的なG(重力加速度)は『ISC』、『イナーシャ・ストアコンバータ』、デバイス由来の重力制御装置の限界を越え、アルトの体に生のGを掛ける。しかしいままで反吐が出るような訓練に鍛えられた彼にはどうということはない。 機体はゴーストでも真似できないような角ばった急旋回を行って敵の火線を回避すると、ガウォークで急制動。擦れ違おうとしたゴースト数機に背面のビーム砲を照準すると立て続けに見舞った。 魔力出力にしてSランククラスの砲撃を受けたそれらは、瞬時に己の体を空中分解させて海の藻屑へと帰した。 『こちらサジタリウス2(さくら)。弾が切れました。これより魔力砲撃に切り替えます』 遂に持ってきた砲弾を撃ち尽くしたらしい。魔力砲撃ではこの空域全体に作用したAMFにより威力が格段に低下するが、致し方ない。 アルトとてガンポッドに残る残弾など雀の涙だ。 熱核反応エンジンは戦闘機に無限の航続能力を与えたが、積める弾薬量が決まっている以上、まともな戦闘可能時間は旧式の戦闘機と変わらないのだ。 (荷電粒子ビーム機銃さえ使えれば・・・・・・) 現在も封印(シール)状態でVF-25の両翼に装備されているこのビーム機銃は、最初からバジュラには効かなかったが、AMFが作用しないためゴーストやガジェットなら苦もなく落とせるはずだった。 だが局員となった今、そんな物を使えば暖かい寝床から一転、鉄格子の部屋で寝ることになる。 アルトは無駄なことを考えるのをやめると、戦術に集中する。 トルネードパックで機動力の上がったVF-25に対し、ゴーストとガジェットはその機動性と数で対抗してくる。 更にゴーストの撃ち出す実体弾は、バルキリーの転換装甲のキャパシティをすごい勢いで消耗させていく。 (というかこれはマジ物の対(アンチ)ESA(エネルギー・スイッチ・アーマー。エネルギー転換装甲)弾じゃないのか・・・・・・?) 通常の実体弾はこれほどの消耗を強いるものではないはずだった。 とにかく、客観的に見てこれ以上の進攻阻止は無理だった。 しかしすでに1キロ程先に三浦半島の海岸線があった。 (現行戦力でこれ以上の足止めは無理だ。しかし半島上空を戦場にするわけには・・・・・・) そこに見える民家が、彼に後退を躊躇わせた。 その時、待ちに待ったものが来た。ディスプレイに表示される〝空域マップを貫く太く赤い線〟と〝退避要請〟という文字。 敵は大量に後ろに引きつけている。ここで撃てば最も多くの敵を巻き込めるだろうが、時空管理局、特に彼女がそれをするはずがない。かといって一度意図を図られてしまってはその効果は急速に薄まる。 ならば自分にできることは何が何でも急いでこの位置から退避するしかなかった。 アルトは操縦桿を倒すと左ロール、続いて主観的な上昇をかける(つまり左旋回)。もちろんその間スラストレバーは限界まで前へと押し上げられている。 機体が転換装甲の使用を前提とした設計限界である25Gの荷重によって悲痛な悲鳴をあげる。VF-25のF型(高機動型)としてスペシャルチューンされた『新星/P W/RR ステージ II 熱核バースト反応タービン FF-3001A改』が己の力を示すように、そして左右エンジンでハーモニーを奏でるかのようにその雷のような轟音によって圧縮した空気と魔力を後方へと吐き出す。両翼のブースターも主翼の空力だけでは成し得ない無理な上ベクトルの力を捻り出す。 アルトもまた、転換装甲維持のため機載のISCが止まった事により、襲いくる津波のような力に必死に抗う。 そして赤い線の示す射軸線をVF-25が越えると同時に、海岸線から桜色をした魔力砲撃が伸び、射軸上にいたゴーストとガジェットに突き刺さる。それは幻影含めて50機近くを瞬時に撃墜した。 『アルトくん、大丈夫!?』 天使の声が聞こえる。 「ああ、なのは。助かった」 しかし安心したアルトの機動は少しだが単調になっていた。 ゴーストはその機を逃さず肉薄してきた。 そのゴーストから横になぎ払うように機銃弾が放たれ、VF-25に迫る。 (緊急回避は・・・・・・間に合わない!) アルトはトルネードパックの装甲パージによる囮回避に備える。しかし機銃掃射はバルキリーまで来ない内に止まった。 不思議に思ったアルトはゴーストを仰ぎ見る。 そこには金色の矢に貫かれ、海に力なく落ちていくゴーストの姿があった。 外部マイクが女性の声を拾う。 『・・・・・・もう、私の事も忘れないで欲しいな』 彼女は大鎌形態のそのデバイスを、その華奢な肩に担ぐと大見得を切った。 同時に周囲に展開する他のガジェット、ゴーストにもランサーの雨が襲い、その多くを撃墜、爆炎が花を添えた。 「フェイト!」 外部スピーカーを通して放たれたアルトの声に、彼女はニッコリ微笑みを返した。 (*) 六課の合流後、すぐに役割に応じて部隊を再編する。 高機動型であるアルトとフェイトの2人は、引き続き敵を掻き乱す前衛部隊。 2人に構わず進む編隊には、さくらとなのはの火力部隊が当たり、天城は機動部隊として2人の直掩と撃ち漏らしの掃討を続行。 この後の戦いは比較的スムーズに進んだ。 そして10分後、更なる援軍が到着した。 『こちら機動六課フロンティア2。これより、支援します!』 聞こえた声はランカのものだった。レーダーを見るとヴァイスのヘリが戻って来ていた。 どうやら保護した少女を、この近くの聖王教会中央病院に置いて、とんぼ返りしたようだった。 『みんな!抱きしめて!銀河の、果てまでぇ!』 フォールド波に載ったランカの常套句が、半径10キロに渡って響き渡った。 続いて流れてくる歌声。 アルトはそれを聞いて、先ほどの念話以上の安心感を抱いた。 彼女の歌声は、いつかのような迷いある歌声ではない。 誰に向けてのものかはわからない────きっと、生きとし生きるもの全てにだろう────が、晴れ晴れとした澄み渡った空のように、暖かい歌声が沁み渡っていった。 (*) ランカの参入は戦闘の趨勢を激変させた。 魔導兵器であるガジェットⅡ型はレーザー攻撃を封じられボロボロ落とされる。 ゴーストには魔導技術がほとんど導入されていないらしく相変わらず元気だったが、ガジェットが脅威でなくなった分、楽になった。 しかし、ランカの超AMF範囲内にありながら、幻影魔法が解除されることはなかった・・・・・・ To be continue・・・・・・ ―――――――――― 次回予告 ランカ「ずっとそばにいたかった。でも、もうあなたまで届かない・・・・・・」 マクロスなのは第27話「撃墜」 追悼の歌、銀河に響け! ―――――――――― シレンヤ氏
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/3577.html
マクロスなのは 第11話『地上部隊は誰がために・・・・・・』←この前の話 『マクロスなのは』第12話『演習空域』 「ファイア!!」 アルトの掛け声と共に100もの青白い航跡を残しつつ中距離ハイマニューバミサイル(以下、中HMM)が飛翔していく。 これは3メートルほどの全長を持ち、VF-1とVF-11、VF-25の4つある翼下ステーションのうち2つを使って1機につき8発ずつ装備していた。 敵との距離は約40キロ。 しかし魔導士部隊が亜音速、バルキリー隊がハイパークルーズ(超音速巡航)でマッハ2を出せば相対速度はマッハ3になる。この速度でも接触まで40秒かからない。加えて最高速度がマッハ5+を記録する中HMMならば相対速度がマッハ6になり、たった20秒弱で走破できる。彼らにとって40キロとはその程度の距離だ。 『着弾まで3、2、1・・・・・・今!』 ホークアイからの報告。しかしそれは驚愕に変わった。 『・・・・・・ん!? 全弾はずれた・・・・・・だと?』 アルトはモニターの倍率を最大にして戦果を確認する。確かにミサイルは突然目標から大きく逸れ、無益に自爆していく。 理由はすぐに知れた。 魔導士達は着弾の直前に、デコイとして大量に魔力弾を散布すると飛行魔法などを一瞬全て解除して魔力の探知を不能にしていたのだ。 『なんで奴らはミサイルの弱点を知っているんだ!?』 隊の1人が悪態をつく。 当初開発された中HMMの誘導方式はフォールド波・電波併用アクティブ・レーダーまたは赤外線画像ホーミングだ。 そのためレーダーに映らず、空気摩擦で生ずる熱以外まったく発熱のない彼らに対応して急遽作られたのがこの魔力スペクトル解析式画像ホーミングの中HMMだ。 しかしこのミサイルには大きな弱点がある。今のように魔力の使用を完全に止めたり、探知範囲(発射後はカメラのあるミサイル正面から45度以内)を過ぎると無力になる事だった。つまり一度デコイ(囮)にロックがかかると魔導士の再認識は難しいということだ。 『怯むな!ミサイルがダメならレーザーでもガンポッドでも使え!全機突撃!』 ミシェルの突撃命令に隊は編隊を維持して進撃する。 『『ホークアイ』からフロンティア基地航空隊。魔導士部隊は鶴翼陣形で包囲するつもりだ。気をつけろ!』 『了解。スコーピオン、アリース、ジェミニ小隊は俺と右翼へ。残りはサジタリウス小隊と共に左翼から挟み撃ちだ』 ミシェルの指示にバルキリー隊は2手に別れ、ミシェルの指揮するスカル小隊と上記3小隊は右翼へ。アルトは自身の指揮するサジタリウス小隊とアクエリアス、カプリコン、トーラス小隊を率いて左翼へ飛ぶ。 魔導士部隊との距離が10キロのところで彼らの迎撃が始まった。VF-25に装備されたバックミラーの端が一瞬光る。 『・・・っ!』 『大丈夫か、トーラス2?』 『はい、主翼にかすっただけで飛行に支障はありません』 彼は続けて『大丈夫です』とつけ加えたが、この距離での被弾を想定していなかったため転換装甲は全機最低出力になっている。殺傷(物理破壊)設定なら撃墜はなくても主翼を吹き飛ばされただろう。 やはりAランク魔導士。視認距離ギリギリでこの命中精度。砲撃の腕と威力は伊達ではない。 その火線は近づくにつれて幾何級数的に増えていき、回避のために隊としての進撃速度がガクンと落ちる。 「各機フォーメーションA。敵を一気に突破する!」 各機からの了解の声。 瞬時に編隊が組み直され、エンジン出力に余裕のあるVF-25とVF-1が先頭になり、VF-11が後方に。全体から見ればVF-25を頂点とした円錐の陣形だ。 先頭の部隊はMM(マイクロ・マジカル)リアクター(小型魔力炉)の魔力とエンジンのエネルギーをデバイスと機体のPPBS(ピン・ポイント・バリア・システム)に叩き込んで前方に展開。砲撃を弾き返しつつ進撃する。 しかし推進エネルギーの大半をPPBSに持って行かれるため、全体の進撃速度は時速1000キロ台に低下した。 前衛に守られる形となった後方のVF-11は必死に砲撃を行うが、魔導士達と違い4機しかいないため牽制にしかならなかった。 ダメージの蓄積するPPBSをハラハラしながら注視する十数秒間。それはあまりにも長く感じた。だがそれもこれで終わりだ。 「今だ!サンダーホーク、あいつらにクラスターミサイルをぶち込んでやれ!」 アルトの指示にVF-11のエンジンナセル側部のハッチが展開。マルチウェポンベイから1機につき1発づつ打ち出されて敵に殺到した。 この空間掃討用クラスターミサイルの内部には多数の魔力墳進(ロケット)弾が封入されており、親機で敵の目前まで進攻すると子機であるロケット弾が散布。広域に分散して目標空間を〝制圧〟することができる。 しかし射程が5キロ(親機の飛翔射程が3キロ。ロケットの最大飛翔射程がそこから2キロ)という致命的な短さ。それに加えてその機構ゆえにミサイル本体の大きさは大型反応弾頭に匹敵する。そのような重装備であったためペイロードに余裕のあるVF-11にのみ装備されていた。 4発のクラスターミサイル達は前衛魔導士部隊の迎撃で2発が途中で撃墜されるが、他はその役目を忠実に実行した。 親機から前方投射面にばら撒かれるロケット弾。それはそれぞれ指定された距離だけ飛翔を終えると、内包する大容量カートリッジ弾3発という莫大なエネルギーを開放した。 結果、彼らの真ん中で無数の青白い魔力爆発の花が咲き、勇敢な前衛魔導士部隊を一瞬で壊滅させた。 敵が後退していく。だが戦死者がその場に呆けたように浮いていた。アルトは急いでVF-25に内蔵された外部フォールドスピーカーを起動させ怒鳴る。 「お前ら死んだら早くどかないか!接触したら本当に死んじまうぞ!」 空気ではなくフォールド波を媒介にした声は光速より速いスピードで戦死者達の耳に届き、彼らを撤退させた。 そしてアルト達はそのまま敵に斬り込んだ。 「各小隊散開。各個に敵を掃討せよ」 指示を出しつつハイマニューバ誘導弾を生成し、敵を流し見る。するとHMD(ヘルメット・マウント・ディスプレイ。ヘルメットのバイザーに直接高度計や機体姿勢、進行方向など重要な情報が表示される形式)に映る敵に次々とロックオンレティクルがかけられていく。 その隙にも数人の敵がデバイスを照準してくるが、遠方より飛来せし極音速の魔力弾がピンポイントで命中。連携が乱れる。 「喰らえ!」 気合い一発。ハイマニューバ誘導弾はデバイス『メサイア』によって誘導され、HMMの純正も顔負けな速度で敵に食らいついていく。 ハイマニューバ誘導弾の射程は2000メートルほどしかないが、弾数制限が無いことと光学識別式(ロックオン時に物体の形を覚え、それを追う)なのが魅力的だった。 アルトは発射と同時にガウォークに可変し、敵の応射をロール機動で回避。返す刀で誘導弾に気を取られていた数人の敵を(Aランク魔導士に対しては)1発で即死判定という58ミリペイント弾で撃破した。 アルトには聞こえなかったが、超音速で飛んできたペイント弾に撃破された魔導士は鮮血のような真っ赤なペイント飛沫と共にその衝撃によって凄まじい悲鳴を上げたという。 そんなことツユとも気にせぬアルトは可変を駆使して加速、減速、推進・質量モーメント変化などによって複雑な回避運動を行う。 そしてそれが必然であるように魔導士部隊の火線を掻い潜り、必殺の反撃を行っていった。 (*) 「すごい!」 後方の大きな雲の中でホログラムによって光学擬装したVF-11Gの中でさくらが感嘆の声を上げる。アルトの機動は攻守が一体となった全く無駄のない動きだった。 しかし彼女とて彼らから2キロほど離れているのに援護射撃だけでなく、高速度で横方向に動く目標に狙って当てている事は十分すごいことだった。 だが彼女には今、そんな自惚れはない。彼女はアルトの見せる〝舞〟に心奪われていた。 彼女は再び狙撃をしようとカメラをズームすると、アルトの後ろにつくVF-1Bがだんだん遅れてきているのを発見した。 「天城さん、早くしないとアルト隊長行っちゃいますよ!」 『ま、まってくれぇ~』 そう言ってついていく天城も、アルトの切り開いた道を適度に維持し、後方からの敵を阻止する。 たまに危なく見えるが彼も自分と同じく1カ月間アルトに徹底的にしごかれた1人。実力は十分ついている。 『天城、混戦になるから俺の後ろを絶対離れるなよ!さくらはこのまま全体への支援狙撃を頼む。あと警戒を怠るな。特に後ろ』 アルトからの通信。さくらは 「了解!」 と応えつつ、ミシェル直伝の長距離スナイピングで敵を撃破していった。 (*) 演習空域、南西端 そこには2人の騎士甲冑姿の女性と彼女達を支える小さな妖精がいた。八神はやてとシグナム、そしてリィンフォースⅡだ。 シグナムは2人の護衛だが、今は敵がいないので静かにたたずんでいる。 『―――――敵の進撃速度が予想値を上回ってはいますが、ここまで〝予定通り〟進行しています』 画面の中の魔導士がはやてに報告する。 はやては中立である『ホークアイ』からリアルタイムで送られている戦況俯瞰図を流し見る。 余談だが中立の『ホークアイ』内部も二分され、それぞれにオペレーターがついていた。(これができるのは情報提供のみに特化し、指揮・火力管制任務が外されているからである) 図によると主戦場は演習空域のほぼ真ん中で、フロンティア基地航空隊が優勢だった。 「了解。こっからもこちらの立案した予定にしたがって動いてください」 「はっ!」 魔導士は敬礼してモニターを閉じた。そして隣で同じく通信の終わったらしいリィンを向く。 「マイスターはやて、各部隊の〝転送魔法〟は準備完了です」 彼女の通信していた部隊も仕込みが終わったようだ。 「じゃ、行ってみよか」 「はい!」 2人は息を合わせるとユニゾン。そして友軍全体への音声通信を放つ。 「こちら八神はやて。これより作戦をテイク2に移行します!」 そして彼女は自身の杖、アームドデバイス『シュベルトクロイツ』、本型ストレージデバイス『夜天の書』を出すと魔力のチャージに入った。 (*) アルトは不審に思っていた。 前衛突破後から強固な抵抗が無いのだ。まるで無理をするなと言いくるめられたかのように魔導士部隊は後退を続ける。 遂には右翼から進攻してきたミシェルの部隊とも合流し、現在20人程で円陣(三次元的に言えば球陣)を組んで抵抗する敵の包囲戦を行っている。 アルトは並進するミシェルに呼び掛ける。 「ミシェル、どうもおかしい。あまりにも簡単過ぎる」 『ああ。まだ六課が出て来てないしな』 「だが六課は範囲攻撃主体であの円陣の内側にいないと撃てないはずだ」 包囲しているバルキリー隊はほぼ円陣に密接するように攻めている。それゆえなのはの大火力砲撃や、はやての爆撃は友軍を巻き込むため使えないはずだ。 しかし円陣の内側にそんな魔力反応はない。レーダーによれば放出魔力量はすべてクラスA相当で、クラスSならすぐにわかる。 (まさか参戦してないのか?) そんな考えが頭をよぎるが、あのミサイルの回避法は紛れもなく自分がリークした情報を元にしている。はやてもいるようだし、参戦していない訳ではないはずだった。 その時、前線から切迫した声が入った。 『隊長!奴ら転送魔法を使う気です!』 『「なに!?』」 円陣に視線を投げると、その下に巨大なミッドチルダ式の魔法陣が展開されている。そして一瞬で敵の全てが消えてしまった。 「なんてこった!こんな無茶をするなんて・・・・・・!」 アルトは歯噛みした。 転送魔法は高ランクの魔法で、これほどの大量転送には相当な人数を必要としていたため自分達は想定していなかった。 しかし、相手の人数もわからないこの現状ではそれもあり得た。 「全機、何が来るかわからん。ミシェル隊長機を中心に集合。周囲の警戒に当たれ!」 アルトは急いで指示を出し、現場空域の撤退をはかった。 (*) しかし、すでに魔導士部隊の罠にかかった彼らに逃げ出すチャンスは少なかった。 (*) 「囮魔導士部隊の現場からの退避を確認。はやてちゃん、行けるですよ!」 精神内からリィンが報告する。ユニゾン中でも各個に動くことができるため、それぞれの仕事がやりやすくなっているのだ。 また、誰にも聞かれないので彼女の口調がいつものそれに戻っている。 「了解や。でもリィン、ごめんな。わたし長距離サイティングとか苦手やから―――――」 「なに言ってるですか!私はそのためにいるんです。私は祝福の風、リィンフォースⅡですよ!」 彼女が不服そうにその愛らしい小さな頬を〝ぷく〟と膨らます。 「そうやった、ごめんな。逆に失礼やったな」 はやては苦笑するとまぶたを開き、意志のこもったブルーの瞳をのぞかせる。そして夜天の書を開いた。 すると足元に大きな白いベルカ式魔法陣が。目の前には合計5つのミッドチルダ式の魔法陣が出現した。彼女は詠唱する。 『来よ、白銀の風、天より注ぐ、矢羽となれ!』 チャージは十分。あとは発射コードの打ち込みだけとなった。彼女は高らかに自身の技名としての発射コードを宣言する。 「フレース、ヴェルグ!」 するとミッドチルダ式の魔法陣から5発の光の奔流がバルキリー隊に向けて射出された。 (*) フロンティア基地航空隊は高度8000メートルで周囲の警戒をしつつ北に向かっていた。 『『ホークアイ』よりフロンティア基地航空隊。演習空域南西端からオーバーSランク相当の高エネルギー反応!砲撃又は爆撃と思われる!』 アルトは報告から瞬時にその方向をセンサーでサーチし、VF-25のコンピューターで解析する。結果はやての魔力爆撃と判明した。 「こちら副隊長、反応は八神二佐の魔力爆撃と認む!全機高度を2000メートル以下に落とせ!」 それ以下で魔力爆撃の効果が及ぶことは管理局の規定で特例がない限り禁止されている。アルトはそれを逆手に取ろうと言うのだ。 『了解!全機、俺に続け!』 ミシェルが急降下に入り、全機が続く。しかし敵は速かった。 『発射を確認!着弾まで3、2・・・・・』 ホークアイが秒読みを始める。だがまだ高度は6000だ。 シレンヤ氏 第12話 その2へ
https://w.atwiki.jp/sheryl/pages/39.html
Speech シェリル うわぁーーー。でっかー。 ナニ?ナニ?ナニ?これぇ?楽しい~っ。 おとぎの国ね、まるで……来たわ! クラン ん?お前。 アルト はぁ~… クラン 何をしてる貴様! アルト クラン…大尉。 クラン ぉ… シェリル 邪魔しないで!今いいフレーズが浮かんできたの! アルト ……。 クラン ……。 こうなってるのを… |BGCOLOR(PINK) シェリル| うわぁーーー。でっかー。| |BGCOLOR(PINK) シェリル| ナニ?ナニ?ナニ?これ。楽しい~っ。| |BGCOLOR(PINK) シェリル| おとぎの国ね、まるで……来たわ! | |クラン| ん?お前。| |BGCOLOR(royalblue) アルト| はぁ~…| |クラン| 何をしてる貴様! | |BGCOLOR(royalblue) アルト| クラン…大尉。 | |クラン| ぉ…| |BGCOLOR(PINK) シェリル| 邪魔しないで!今いいフレーズが浮かんできたの! | |BGCOLOR(royalblue) アルト| ……。 | |クラン| ……。 | こういう風にするの、手伝ってくれると嬉しいです… 第一話 ♯01 『クロース・エンカウンター』 第二話 ♯02 『ハード・チェイス』 第三話 ♯03 『オン・ユア・マークス』 第四話 ♯04 『ミス・マクロス』 第五話 #05 『スター・デイト』 第六話 ♯06 『バイバイ・シェリル』 第七話 ♯07 『ファースト・アタック』 第八話 #08 『ハイスクール・クイーン』 第九話 ♯09 『フレンドリー・ファイア』 第十話 ♯10 『レジェンド・オブ・ゼロ』 第十一話 ♯11 『ミッシング・バースデー』 第十二話 ♯12 『ファステスト・デリバリー』 第十三話 ♯13 『メモリー・オブ・グローバル』 第十四話 ♯14 『マザーズ・ララバイ』 第十五話 ♯15 『ロスト・ピース』 第十六話 ♯16 『ランカ・アタック』 第十七話 ♯17 『グッバイ・シスター』 第十八話 ♯18 『フォールド・フェーム』 第十九話 ♯19 『トライアングラー』 第二十話 #20 『ダイアモンド・クレバス』 第二十一話 ♯21 『蒼のエーテル』 第二十二話 #22 『ノーザンクロス』 第二十三話 #23 『トゥルービギン』 第二十四話 #24 『ラスト・フロンティア』 第二十五話 ♯25 『アナタノオト』
https://w.atwiki.jp/cscs/pages/2964.html
マクロスキャノン 時空の戦慄 COMMAND C-046 緑 1-X-0 R (ダメージ判定ステップ) 戦闘エリアにいる、自軍ユニット1枚と敵軍ユニット1枚にXダメージを与える。 破壊 出典 「劇場版マクロスF~サヨナラノツバサ~」 2011
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/22712.html
登録日:2012/01/10(火) 13 35 33 更新日:2024/06/10 Mon 16 34 30 所要時間:約 10 分で読めます ▽タグ一覧 1992年 AIC OVA ×バルキリー ○バリキリー もっと評価されるべき アニメ イシュタルたん イシュタル可愛いよイシュタル オニロ スパロボへの参戦を希望 パラレル マクロス マクロスⅡ マクロス超量産体制 マスコミ 八谷賢一 名作 名曲の宝庫 大張正己 富田祐弘 萌えアニメ 超時空要塞マクロスⅡ-LOVERS AGAIN- 黒歴史 黒歴史←褒め言葉 2億年前のように静かだね 『マクロスシリーズ』生誕10周年記念に制作されたOVA作品。バブル崩壊後の1992年にOVAとして発売された。 良くも悪くも作画は90年代アニメの良さが出ている。 『超時空要塞マクロス』を作った「スタジオぬえ」はほとんど制作に関わっておらず、アニメ制作はAICが担当。 監督も『天地無用!』『ストライクウィッチーズ』シリーズなどで知られるAIC所属の八谷賢一が担当。 メインでバリと石田敦子が関わっているため雰囲気がスパロボ系になっているなど、これまでのシリーズと気色が違う。 これを疑問に思った河森正治や板野一郎ら「スタジオぬえ」スタッフが数年後に作ったのが、『マクロスプラス』や『マクロス7』である(*1)。 もっとも元々河森氏はマクロスの続編を作る気がなく、スポンサーから『マクロスIII』の話さえ出たほど売り上げを出し、 マクロスシリーズのテーマの明確化と自由度をあげた本作の存在はシリーズとして非常に重要だと語られている。 結果的にマクロスシリーズは『プラス』『7』の流れが主流になったため、今作は長年パラレルワールドとして扱われるようになっていた。 しかし、「視聴者が見ているマクロスは、作中世界の人々が後年資料に基づいて作ったドラマである。そのため資料の解釈によってストーリーが異なることがある(*2)」という設定が生まれ、 パラレルワールドを許容するようになったため、この設定の誕生以降は年号にもきちんと入れられるなど、ようやっと公式にも認知してもらえた。 1993年には再編集バージョンでテレビ放送をした。 また、2010年にはBS11の「ANIME+」でも放送され、これをキッカケに本作を知った近年のファンもいると思われる。 2014年にはめでたくBlu-ray BOXが発売。黒歴史というイメージも徐々に払拭されつつある……はずである。 ちなみにその際公式サイトに「なぜ『マクロスII』は「黒歴史」と呼ばれたのか?」というコーナーが設けられ、 (2090年代という遠い時期を扱う作品のため)シリーズ各作における「過去の事件や史実をまとめたマクロス年表」では、「マクロスⅡ」との関わりを記すことがなくなり、 それがあたかも「歴史から抹消された」かのような印象を与え、いつしか「『マクロスⅡ』は黒歴史である。」と言われるようになってしまった。 と解説されている。 マルドゥーク軍のキャラ名や艦隊は全て神話が由来になっている。 【あらすじ】 西暦2090年代、太陽系、木星軌道に未確認艦隊が現れる。 地球統合軍はオペレーションミンメイを発動し未確認艦隊を迎え撃つが彼らには『歌』が通用せず逆に敵艦隊から発せられた歌を聴き凶悪化した敵に返り討ちに。 その戦いを取材していた神崎ヒビキは敵艦に潜入、艦内で眠っていた謎の美少女、イシュタルと出会う。 その後イシュタルを連れ地球へ帰還する。 同時期、連れ去られたイシュタルを探すため敵が動きだす――。 【登場人物】 ◯主要キャラ 神崎ヒビキ(Hibiki Kanzaki) 声:高山勉 主人公。TV局SNNに所属するレポーター。 ぶっちゃけイシュタルのストーカー 視聴率を取るために無茶な行動を取る事が多い。原チャリ感覚でバルキリーのライセンスを所持しており、バルキリーに乗って取材することも 地球統合軍に持ち帰った映像記録を統合軍が勝利したように編集された事に不満を感じる事に。 性格は一条輝と似ている。 イシュタルやシルビーとの出会いにより一流の報道者として使命感に目覚める事となる。ジャーナリストのため歴代の主人公の中で パイロット能力は低くバルキリーにもあまり搭乗しない。キャラデザがバーニィと似ている。 イシュタル(Ishtar) 声:笠原弘子 歌巫女(イミュレーター)の一人。マルドゥーク人。綺麗な水色の髪を持つ絶世の美少女で神秘的な雰囲気をしている。 性格は一見すると大人しそうに見えるが実は積極的でありヒビキにちょくちょくアタックを仕掛けている。だが暴力を振るわないだけマシ。意外と胸がでかい。 当初はヒビキからストーキングをされまくっていた 異星人のため地球の言葉を知らなかったが、ピアス型の翻訳機で地球の言葉を理解できるようになった。 その独特な歌によりゼントラーディを洗脳させる役目を勤めていたが、ヒビキに発見され地球へ導かれた。 そこで地球の様々な文化を体感し歌の素晴らしさを感じ取りマルドゥーク軍を説得する為にヒビキ達と協力する事になる。 作画監督によって顔の落差が激しいのはご愛嬌。 『マクロス30 銀河を繋ぐ歌声』でミーナ・フォルテと呼ばれる外見がよく似たキャラが登場するが血縁関係があるかどうかは不明。 時系列的に(マクロス30は2060年、マクロスⅡは2090年なので)ひょっとしたらイシュタルの先祖なのかもしれない。 シルビー・ジーナ(Silvie Gena) 声:冬馬由美 統合軍のエースパイロット。階級は中尉。17歳には見えないが実際の設定ではそうであるとのこと。 実はメルトランディの血筋を引いているが、地球人の血が濃いためメルトランディ的な特徴は少ない。 ポジ的にはロイ・フォッカーであろか。 エクセグラン総指令との密着現場をしつこくスクープされる。彼女は根っから真面目のため、チャラいタイプのヒビキを嫌っている。 しかしヒビキやイシュタルと出会い事あるごとに協力し、最終的にヒビキとくっつく事になる。 ◯フェアリー・リーダー 九條沙織(Saori Kyujo) 声:原亜弥 シルビーの指揮部隊「フェアリー・リーダ」の一人。顔立ちからして初代マクロスの早瀬未沙の子孫であろう。 普段は大人しいが、戦闘時になると豹変する。 ナスターシャ・トート(Nastasha Todt) 声:引田有美 シルビーの指揮部隊「フェアリー・リーダ」の一人。アクティブな性格をしている。 エイミー・ロック(Amy Rock) 声:國府田マリ子 シルビーの指揮部隊「フェアリー・リーダ」の一人。メンバーのまとめ役。 ◯地球統合軍 ネックス・ギルバート(Nexx Gilbert) 声:島田敏 シルビーの同僚。大尉。声はシロッコだが外見はジェリド。 顔合わせれば女性ファンがサインを求めるほどのイケメンだがかなりのナルシストで自己愛が強い。シルビーに片思い中。 「太陽系バルキリー操縦選手権」で優勝した経歴を持つ。同じ飛行機乗りのイサム・ダイソンと競わせてみたい所である。 シルビーに好意を抱いており男らしい所を見せようと頑張っている。 エクセグラン・ジリ(Exxegran Giri ) 声:坂口芳貞 地球統合軍の総司令。シルビーの理解者であり良きパートナー バルゼー(Commander Balser) 声:渡辺猛 旗艦グロリアを指揮する艦長。髭のおっさん。第12艦隊を率いてマルドゥーク軍を殲滅するが、自身が突っ込んで自滅するぐらい無能な艦長。 ◯マルドゥーク軍 イングス(Lord Emperor Ingues) 声:置鮎龍太郎 イングス艦隊総指令官。思い通りにするためには手段を選ばない冷酷な人物でありマルドゥーク軍の力を誇示するために 幾多の星を滅ぼしてきた厄介な人物でかなり独善的。マクロス世界の中ではかなりの悪人の部類。イングス家の34代目(ファーストネームは不明)。 自己中な考え方を持ち、抵抗者には容赦なく処刑する。アニメ版ではサイボーグであり、基艦と接続している。 マクロス世界のキャラにしては無機質であり、異質な雰囲気を持つ。 最期は反乱を起こしたマルドゥーク軍の砲撃によって艦ごと玉砕された。 フェフ(Fefu) 声:古谷徹 イシュタルに好意を抱いており、連れ去られたイシュタルを奪還するため地球に派遣される。専用の真紅のギガメッシュに搭乗する。 見かけは完全なおっさんだが声自体は若い。当初は地球人を見下しており、嫌っていたが、最終的には認めた模様。 恐らく古谷徹がマクロスキャラを演じる最初で最後のキャラ。なお制作サイドが何故、強面のおっさんキャラに古谷徹を起用したかは不明である。 ◯民間人 デニス・ローン(Dennis Lone) 声:大友龍三郎 戦場カメラマン。ヒビキと共に敵艦内に侵入するが脱出の際に爆発に巻き込まれて命を落とす。 ヒビキが報道の道を進む原点だったドキュメントの撮影者でもあった。 真実を伝えるための報道をヒビキに語りヒビキを成長させた。 家族は誰もいないらしい。 マッシュ(Mash) 声:草尾毅 ヒビキの友人のオカマ。外見は色黒の青年。面倒見の良さでヒビキから信頼されている。 小説では父との確執から基本的に男嫌いでフェミニスト ウェンディー・ライダー(Wendy Ryder) 声:佐藤幸世 地球人のアイドル歌手(下町アイドル)。実は美人。統合軍のプロパガンダ活動の一翼を担い、月面フェスで屈指の名曲『バルキリーで誘って』と『今は友達』を歌い平和を願うお姉さん。 所謂ミンメイ的なポジであるが出番は少なめ。 【登場メカ】 VF-2SS バルキリーⅡ VF-1の発展機として開発されたバルキリー 地球とゼントラーディの技術を融合させた宇宙用の機体、SAP(スーパーアームドパック)装備が前提の為、本体は軽装。 デザインは大張色が強くシャープなラインとなっており先鋭的なデザインである。そのせいか河森などの同業者からの受けは良くなったらしい。 OPで右肩部の物干し竿レールガンから謎ビームを放つ。 VF-2JA イカロス こっちはVF-1Jの発展期として開発された大気圏用で、バルキリーⅡより一回り大きい。 『そらのおとしもの』のイカちゃんとは無関係。 メタルサイレーン 統合軍の新型モデル最新鋭機。 近接戦用装備のプラズマスピアをはじめ、バトロイド時には有視界のコクピット、従来の3形態に加え純攻撃モードのガンドロイドに変形するのが特徴。 このガンドロイド、ファイター形態よりも加速力が高くV-MAXやクラッシュ・イントルードにも似たエフェクトで飛び回る。 いかにも主役っぽいデザインだが別にシルビーも、ましてやヒビキも乗らない。 バルキリーかと思った?残念!ネックス機でした! ギガメッシュ マルドゥーク軍の主力機。ギルガメッシュではない 近接格闘戦に特化した作りとなっている。 フェフ機は赤をパーソナルカラーとした色になっているが、通常の3倍の速さで動き回るわけではない。 某金ピカ王や武器マニアとは無関係。 SDF-1 マクロス 80年前に活躍した戦艦。 現在はブービートラップを解除させずに時折現れるゼントラーディ達を迎撃していた。 後にヒビキ達が乗り込みマルドゥークを迎撃するために再浮上、全砲門を展開しイングス艦に向け発射するが効果なし。老朽化には勝てなかったよ…… 最終的にイングス艦からの反撃を受けて艦橋部だけになってしまう。この不遇が後に黒歴史化する原因を作ってしまったのではないかと言われている。 デザインは『愛・おぼえていますか』の流用だが微妙に装備が異なり要塞型となっている。また歴代の中で一番動く回数が多い。 【歌】 【主題歌】 OP 2億年前のように静かだね 歌 - 金子美香 ED De・ja・ve~そばにいて 歌 - 金子美香 最終話ED 約束 歌 - 笠原弘子 【挿入歌】 恋のバナナムーン 歌 - 佐藤有香 バルキリーで誘って 歌 - 佐藤幸世 今は友達 歌 - 佐藤幸世 あなたを感じている -ミア・センテス・レン- 歌 - 笠原弘子 もういちど Love you 歌 - 笠原弘子 ト・ア・ウィ アラブル・レン -もういちど Love you- 歌 - イシュタル(笠原弘子) ※全巻購入者特典CD『イシュタルからの伝言』に収録。 【用語】 マルドゥーク 自らの文明を神聖化する種族。 「下等な文化」に汚染されることを嫌い、接触する異文明を容赦なく滅ぼす。 戦場では、洗脳したゼントラーディやメルトランディの兵士を歌巫女の発する「戦の歌」で操る。マクロス史上初めて歌を武器にした勢力である。 後にマクロス7でも『洗脳』が使用された。 ミンメイ・ディフェンス ホログラムから歌や映像を流し歌に免疫がないゼントラーディやメルトランディ達を圧倒する戦術。 いわばミンメイ・アタックそのもの。 フェアリー・リーダー シルビー率いるバルキリー隊で軽口を戦闘中に叩けるほどメンバーの仲は良い。ポジ的には初代マクロスの柿崎 隊員はエイミー・ロック、ナスターシャ・トート、九條 沙織。共に階級は少尉。 後のVガンにおける『シュラク隊』の原型となったのは言うまでもない。 【ゲーム作品】 ○超時空要塞マクロスⅡ 3つのコースと『残機無限で時間内に規定点数を獲得すると面クリア』 といったシステムを備えたアーケード用横シュー。開発はNMK。 ○マクロスアルティメットフロンティア ゲスト参戦としてイシュタルと一部機体が登場。 きっとはぶられると思っていたファンは参戦すると聞き驚いたそうな。 続編のトライアングルフロンティアでは正式に参戦。神崎ヒビキもきちんと参戦を果たした。 追記・修正はマクロスⅡを黒歴史と思っていない人がして下さいね。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] マクロス生首は黒歴史どころかトラウマ物だわ -- 名無しさん (2013-09-07 00 30 26) 興味半分で観て、黒歴史寸前まで行った訳が良く分かった。題材は良いんだけど全体的に薄味で(良い意味での)インパクトに欠ける印象 -- 名無しさん (2013-09-07 06 12 53) 正統進化したデストロイドやら4000m級のノプティ・バガニス4隻を接合して作られたマクロスキャノンとかステキなメカニック満載だから嫌いじゃないわ! イシュタルも可愛いし -- 名無しさん (2014-08-08 17 10 46) 知名度が低い&CDラインナップからもハブられやすいだけで良曲名曲も多いので、Blu-rayBOXに合わせたサントラ復刻は嬉しかった。 -- 名無しさん (2015-06-01 23 28 40) スパロボ出演まだかねぇ -- 名無しさん (2015-06-02 08 35 01) そんなイシュタルが淫乱なシーンなんかあったかなぁ……。 ヒビキとシルビーが赤ん坊育てるって話はあったけど…… ちと興味あるので情報求む。 それと、↑SRCのシナリオだったらあったよ。 -- 名無しさん (2015-06-02 08 52 17) ↑淫乱云々は編集した人の主観でしょうね。小説版5巻(最終巻)で再会時にヒビキとシルビーが結ばれた事を察したイシュタルの内心描写やキスシーンを悪くとらえただけかと… -- 名無しさん (2015-06-03 00 39 25) (追記)小説版イシュタルは「未知の感情」や「歌」だけでなく、映画や漫画でキスや体の寄せ合いや「愛の契り」も知り、そこからヒビキとの触れ合いを夢見て自○行為に及んだ事も少し回想されてます。 -- 名無しさん (2015-06-04 00 17 23) ただ、その件で暴走した訳ではなく、恋が終わった事を察して嫉妬心が芽生えガチ凹みした時ですら「本能を解放する前に抑制が働く」事ができてましたね。 -- 名無しさん (2015-06-04 00 36 05) ある話のモブでDさんと思わしき男がいる -- 名無しさん (2015-11-26 09 24 25) なんでマクロスは小説版にエロ入れるのだろうか。あと似合わないキャラを演じるって結構あるよね -- 名無しさん (2015-12-28 21 02 52) 1話で退場したものの、デニスの存在は大きかった。彼がいなければヒビキは「自己中で上司の諌めすら聞かないパパラッチ」のままだったろうし、最悪ヒルカワルートだったかもしれない。 -- 名無しさん (2016-04-12 08 45 43) 最終回、イングス艦のピンポイントバリアが強すぎるのかマクロスの老朽化がハンパなかったのかわからんやられ方だったなあ -- 名無しさん (2016-04-12 09 12 58) 色々と設定が斬新だからスパロボに参戦しても良いと思うけど、これが正史だと思われたく無いスタッフ等が妨害して来そう -- 名無しさん (2016-12-07 05 47 14) 黒歴史も何も場所も年代も違うから独自発展したのかと思ってた。けどもうすぐ年代は追いつきそうだな -- 名無しさん (2017-07-04 16 30 45) 多分これもマクロス世界での劇中劇だろうから、実際にはメカとか流れとかも変わってたりするんだろうなぁ。(Ⅱの人類はまだ、長距離移民計画やってないみたいだし) -- 名無しさん (2017-07-05 07 47 19) 何故イシュタルの髪型をショートにしたのか分からない。絶対ロングの方が良かったのに。 -- 名無しさん (2018-05-02 16 15 48) ↑えー。ショートヘアイシュタルもかわいいだろ! -- 名無しさん (2018-05-02 18 42 32) ↑可愛いけど、ロングと比べたら、ロングの方が(俺的には完全に)上回るってこと。 これって、どれぐらい賛否両論あるんだろ? -- 名無しさん (2018-05-05 18 22 05) 正史に組み込まれたら、地球に閉じこもっているのはオリジナル設定で、実際はダイレクトにマルドゥークが地球に攻めてきた、ってことになりそう -- 名無しさん (2018-10-24 18 15 42) ↑2~4スパロボでは、ロングとショートの両方を出してほしい。 -- 名無しさん (2018-12-01 19 09 59) 個人的にはマクロス世界の2020年代くらいに航海中のメガロード級のどれかで作られた近未来恋愛戦記か何かだと思ってる -- 名無しさん (2021-10-18 22 50 18) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/cscs/pages/2932.html
マクロス・シティ 時空の戦慄 UNIT U-068 緑 発生 緑/赤 2-7-1 R エース(3) 強襲 装填(2) 【(自動D) 《[2・5]》攻撃ステップに、このカードがGにある状態で、「特徴 歌」を持つ自軍コマンドが解決された場合、このカードをユニットとして自軍配備エリアに出す事ができる】 艦艇 LLサイズ [7][3][8] 出典 「マクロスプラス」 1994
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/3615.html
マクロスなのは 第17話『大宴会 後編』←この前の話 『マクロスなのは』第18話「ホテルアグスタ攻防戦 前編」 「みんな、今日の任務はホテル『アグスタ』の防衛任務です。まず─────」 なのはがフォワード4人組を前に説明する。 今なのは、フォワード4人組、シャマル、リィン、ザフィーラにフェイト、そしてはやてを乗せたヴァイスの大型ヘリは、そのホテルに向かっている最中だった。 1週間前にレジアスの公表したこの防衛任務は地上部隊初の陸士、空戦魔導士そしてバルキリー隊の正式な三位一体の合同作戦となるようセッティングされていた。 編成表によれば陸上戦力は何かと因縁が深い第256陸士部隊1個中隊(150人)。航空戦力は首都防空隊に名を連ねる第16、第78空戦魔導士部隊のAランク引き抜き(50人)部隊が展開する。 また特別戦力として機動六課(12人)、フロンティア基地からはスカル、サジタリウス両小隊(7人7機)が投入された。 ことに、陸上と航空戦力合わせて200人以上という、まさに壮観と言っていい防衛体制になっていた。 「─────このように私達は建物の警備の方に回るから、前線は昨日から守りについている副隊長達の指示に従ってね。あと地上には陸士部隊が1個中隊展開しているけど、気を抜かないように」 「「はい」」 前線の4人は応えるが、キャロは何か質問があったようだ。 「あのぅ・・・」 と手を挙げている。 「どうしたの?」 「はい。あの、さっきから気になってたんですけど、シャマル先生の持ってきた箱って何ですか?」 突然話を振られたシャマルは、足元に置かれた3つの箱に視線を送り 「ああ、これ?」 と確認すると、笑顔で言う。 「隊長達のお仕事着♪」 その口調はどこか楽しげであった。 (*) 11人を乗せた汎用大型輸送ヘリ『JF-704式』はそれから60分後、普段はこの空域の民間機を担当するアグスタ側の管制エリアに入った。 『こちら管制塔。貴機の所属を述べてください』 その通信にヴァイスが応じる。 「こちら時空管理局本局所属、機動六課のスターズ、ライトニング分隊です。AWACSとの認識番号は3128T(さんいちにいはちチャーリー)」 『・・・・・・確認しました。駐機はホテル側の駐機場が満員なので、臨時に作られたE-5エリアの駐機場にお願いします』 「了解。管制に感謝する。オーバー」 ヴァイスは通信を終えると、手元のパネルを操作して周辺のマップを確認する。 ホテル周囲は利便性から今日だけ管理局が東西南北3、5キロメートルに渡って500×500メートルで区切っている。それは 北から南に向かってアルファベット順に。西から東に向かって数字順になっていて、管制官の言っていたE-5エリアとは中央のDー4エリアにあるホテルから、南東に100メートルほど離れた所にある空き地のことだった。 「どう?ヴァイスくん、あとどれくらいで着くかな?」 後ろからなのはの声がする。 やはりとび職(少し違うか?)。閉鎖空間に1時間というのは苦痛なのだろう。 「あと5分ぐらいで着陸しますよ。もうちょい待ってくださいね」 後ろから 「「は~い!」」 という元気な声が聞こえる。なのはの声だけではない。乗客全員の声だ。 よほど自由を心待ちにしているらしい。 (まったく。まるで幼稚園の先生にでもなったみたいだぜ) 元気あふるる返事に肩が軽くなった思いのヴァイスは、レーダーに視線を落とした。 周囲には民間機、管理局の機体が入り乱れている。その内の1機がこちらに近づいてきた。このIFFは───── 『こちらフロンティア基地航空隊、サジタリウス小隊の早乙女アルト一尉だ。3128T、貴機の護衛に来た』 (*) 隣にヴァイスのヘリが見える。 ガウォーク形態なので、ヘリと同じ速度になることもお手のものだ。 (少し無理してヘリの護衛を志願した甲斐があるってもんだ) アルトは久しぶりに六課の面々に会えそうだ。と思い、笑みを溢した。 『こちら3128T、護衛に感謝する。あ、それとアルト、今度バックヤードの連中と飲み会があるんだがお前もどうだ?』 ヴァイスの軽口も聞いて久しいアルトはコックピット内で破顔して答える。 「バカ言うな。何度も言ったろ?俺はまだ未成年だって」 『ハハハ、そうだったな。ん・・・・・・あー、ちょっと待ってくれ』 どうやら向こうで何か受け答えしているようだ。モニターで拡大されたヘリのコックピットに、人影が現れた。 『─────なんかなのはさんがおまえに話があるんだってよ。今切り替える。・・・・・・上手くやれよ』 ヴァイスが小さな声で言った最後の一言が気になるが、応答する余地もなく『ブッ』という耳障りな音と共に相手の無線端末が切り替わった。 『あー、アルトくん?』 「あぁ、俺だ。どうかしたのか?」 なのははこちらのいつもの調子に安心したようだ。〝ふぅ〟という吐息が聞こえる。 『うん、ちょっとこの前のことでお礼を言いたくて・・・・・・』 「この前の?」 『その・・・・・・宴会の時の・・・・・・』 (ああ、それか) 宴会の騒動以降、まともな状態のなのはには会っていない。最後に見たのは基地に帰る際、休憩所に見舞いに行った時だ。 ちなみにその時のなのはは、気持ち良さそうにすやすや寝息をたてていた。 『あの、わたし、この前はとんでもない事を─────』 赤面するなのはの顔が浮かぶようだ。だが、残念ながら光の関係上、ヘリのコックピット内は見えなかった。 「確かにあれは凄かったな・・・・・・だが安心しろ、なのは」 『へ?』 「あの時メサイアに録画されてたガンカメラの映像は、一晩〝使った〟だけだから」 『え!?ちょっ、ちょっ、アルトくん!〝使った〟って・・・・・・あの、その、えっと・・・・・・なに言ってるの!!』 声がうわずっている。よほど動揺しているらしい。ひとしきりその反応を楽しんだアルトは『このぐらいにしておいてやるか』と切り上げる。 「すまん、ウソだ。安心しろ。そんなことに使ってない。メサイアのガンカメラの記録はすぐに消したよ」 そのセリフに落ち着いたなのはは 『そ、そうだよね。はぁ、びっくりした・・・・・・』 とため息をついた。しかしそれはなぜかほんの少し落胆して聞こえた。 『・・・・・・でもアルトくん、以外と下世話なんだね』 「あら、妖精は下世話なものよ・・・・・・ってこのセリフは役者が違ったな。まぁ気にするな」 アルトは笑うと、なのはもつられて笑った。 『─────ふふ、まぁ、とりあえず1つ言っとかなきゃね。ありがとう』 「ああ。お前を助けるために、こっちは命を張ったんだ。身体は無理せず大事に使えよ。お前に何かあった時、悲しむのはお前1人じゃないんだ。はやてやフェイト、もちろん俺だって。それをよく覚えておいてくれ」 『うん、りょうかい』 なのはの砕けた感じの声と共に無線は切られた。 (*) 「なんの話をしたの?」 キャビン(客室)に戻ってきたなのはにフェイトが問う。 「うん。ちょっと、宴会の時のお礼をね」 なのははそう言って微笑んだ。 (*) 「なのは~準備できた~?」 更衣室と化したJF-704式に向かってフェイトが呼びかける。 すでにフォワード陣や守護騎士陣はそれぞれ任務のために防衛部隊とホテルの警備員達への顔出しに散っている。 すでにここには護衛の一環と称してEXギアのままバルキリーから降りた自分。そしてヘリからの強制退去を命ぜられたヴァイスと、軽い化粧とドレスに身を包んで絶世の美女と化したはやてとフェイトだけだ。 しかし着替え始めて5分。早々に出てきた2人と違い、なのははまだヘリにひきこもったままだった。 『ほんとにこれを着なきゃダメなの~!』 「どうしたんや?サイズ合わんかったんか?」 「だから昨日『試着しておいた方がいいんじゃないかな?』って聞いたのに」 『そういう問題じゃないんだよ~!』 要領を得ない謎の応答に首をかしげる2人。 「様子見に行った方がいいんじゃないか?」 「そうだね。はやて、行ってみよっか」 「うん」 はやては頷くと、フェイトと共にヘリの中に消える。・・・・・・と内側から声が漏れてきた。 『あれ?準備できとるやんか』 『だってドレス着るなんて聞いてないもん~!』 『昨日あまり目立たない服で警備するって話したやんか』 『そうだよね・・・・・・こんな場所で普段着なわけなかったよね・・・・・・でもこんな服着たことないし―――――』 『大丈夫だよ。なのは、よく似合ってるから』 『ホントに!?』 『うん、よう似合っとる。でも改めて見るとフェイトちゃんもなのはちゃんもけしからん胸しとるの~』 『ちょ、ちょっとはやてちゃん!』 『ひひひ~揉ませや~!』 はやての奇声につづいて2人の悲鳴と、暴れたことによりヘリがガタガタ揺れる。 (ヤバい・・・・・・) 自分の中に潜むものが、意思とは関係なしに心臓を高ぶらせる。 もし自分を見るものがあれば顔を赤くしていることが丸見え――――― 「あ・・・・・・」 目の焦点が近くの木に背中を預ける人物に収束する。 「ふ、若いな・・・・・・」 「お前も顔赤くしてんじゃねぇか!」 そう年が離れていないヘリパイロットに言ってやると、いつの間にかヘリ中での騒動は終結したようで 「大丈夫、大丈夫。すごく似合ってるから」 などと説得されつつ2人に引きずられる形でなのはが出てきた。 「ア、アルトくん!?」 「俺がいるのがそんなに不思議か?さっきからいたぞ」 「ヴァイスくんの声だと思ったから・・・・・・」 「そうか。しかしお前、初舞台の時より色気があるんじゃないか?」 「初舞台?ってもう!その話題から離れてよ~!アルトくんの意地悪!」 本当に怒ってしまったのか、なのはは〝プイッ〟とそっぽを向いてしまった。 「意地悪は俺の性分らしくてな。・・・・・・そろそろ上空警戒に戻らないとミシェルに嫌味を言われそうだ。またな」 「アルトくんもがんばってな~」 「サンキューはやて。それとだな、なのは」 「うん?」 ヘルメットのバイザーを下して振り返ると、どうしても言っておきたかったセリフを具現化した。 「月並みだがよく似合ってるぞ。俺が保障してやる」 捨て台詞のように告げてバルキリーに搭乗すると、エンジンを起動する。 ちなみに顔が赤いのを隠すためにバイザーを下したというのは内緒だ。 多目的ディスプレイに「READY」の文字を確認すると、スラストレバーを押し出してガウォーク形態の機体を浮き上がらせる。 地上に吹き荒れる推進排気をものともせず手を振るはやて達にコックピットから敬礼して返事をすると、高度2000メートルの高みへと機体を飛翔させた。 (*) ホテル入り口では長蛇の列が出来ていた。 ガジェットにより治安の危機が叫ばれるこのご時世。便乗する次元海賊などのテロリストのテロ行為防止のため、ボディチェックや身元確認の作業は空港のそれとほぼ同等のレベルにまで引き上げられていた。 そしてその最初の関門たる身分証明書を確認する係の前に身分証のICカードが示された。 「こんにちは、機動六課です」 担当者は証明写真と目前に佇む実在を見比べて一瞬驚いた表情を見せるが、自らの本分を思い出したらしく咳払い一つで向き直る。 「いらっしゃいませ、遠いところありがとうございます。検査は4番ゲートでお願いします」 「わかりました。ありがとうございます」 着いてみると4番ゲートは一般客のものとは仕様が違った。 変身魔法対策のDNA検査、透視型スキャナーなど同じものも多いが、デバイスの認識と魔力周波数などを検査する機械も置かれていた。 といってもこれは端末機で個人を特定するのに必要な個別データは記録されていない。 実はそれら軍事機密の漏えいを防ぐために時空管理局のデータバンクに直接リンクして必要な情報を出力するようになっていた。 ブラックボックス化された貸出端末機は瞬時に3人とデバイスを本物と認め、他の検査共々彼女たちがそれであることを証明した。 (*) 入ってすぐなのはとはやてはフェイトと別行動をとることになった。 「じゃあ、わたしたちはまず会場に行ってみるね」 「うん。わたしは昨日から張ってくれてるシグナムさん達に会ってくる」 フェイトと別れた2人は、未だ客を入れていない会場に入場した。会場は500人程の収容力のある映画館のような階段状の客席だった。 「入り口はああしてチェックが徹底してるみたいやし、テロは大丈夫やな」 「外には陸士部隊に空戦魔導士部隊、そしてバルキリー隊。それにホテル内には防火用シャッターがあるし、まずガジェット達が入って来るのは無理そうだね」 2人の出した結論は、ホテル内はほぼ安全であるということだ。 もともと今回の投入戦力の量が異常なのだ。 今回の布陣は〝みんな仲良く一致団結〟という管理局の姿勢をアピールするために行われたと思われるが、少し政治が絡み過ぎている。レジアス中将も少し事を焦ったらしい。 だが少な過ぎるよりはましなので誰も批判はしないし 「安全を確保してくれるなら」 と、肯定的に捉える者が多かった。 ちなみに2人も肯定派だった。確かにあの演習レベルの数が奇襲してきた場合、これぐらいいたほうが安全だ。出現率の最も高いクラナガンも、残存するフロンティア基地航空隊とロングアーチスタッフ、そしてAWACS『ホークアイ』が目を光らせてくれている。 「とりあえずは、安心だね」 「でも気は抜かんようにせなあかんな」 2人は油断なく周りに気を配った。 (*) シグナムに会って彼女から地下駐車場に向かう旨を聞いたフェイトは、今度はヴィータの元へと歩を進めていた。 「バルディシュ、オークションまでの時間は?」 その問いにポーチに付けられたバルディシュが答える。 『1 hours and 7 minute.』 「ありがとう」 フェイトが礼を言った直後、彼女の後ろから何かが転がってきた。 それは拳大の丸い水晶だった。しかしただのガラス玉ではないようだ。不透明で紫っぽい。 どこかで見た気がしたが、その思考は後ろからの声にかき消される。 「誰かあの水晶を止めてくださぁぁい!」 その声に彼女はすぐに反応する。おかげでその水晶は間一髪、階段から落ちるすぐ手前でキャッチされた。 「あぁ、ごめんなさい。わざわざ拾っていただいて─────ってあれ? フェイト?」 フェイトが背後からの声に振り返ると、そこには懐かしい顔があった。 シレンヤ氏 第18話後半へ
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/3579.html
マクロスなのは 第12話『演習空域』←この前の話 『マクロスなのは』第13話「空の守護神」 開戦と同時に鉄球を生成したヴィータは、それを自身のハンマー型アームドデバイス『グラーフアイゼン』で加速する。それらの弾幕でアルトの退路を塞ぐためだ。 『技量が拮抗している場合、バルキリーと魔導士の空戦では遠距離ならばまずバルキリー側の有利は揺らがぬ。しかし近接戦闘ならば互角だろう』 これはアルトのリークした情報だがヴィータにはすでに近いノウハウがあった。 元々彼女には幾年もの戦いの中で『戦闘機』というヴィークル(乗り物)との対戦経験があった。 ヴィータの操る古代ベルカ式は近接戦闘では無類の威力を発揮する。対して戦闘機は接近戦、つまりドッグファイトの性能は全方位を随時射角に収められる魔導士とは比べ物にならない。 だから彼女が生み出した対処ノウハウ、それはアルトの示した物に近かった。 しかしこれまでの対戦成績は2戦1敗1引き分けと決してよくない。 なぜだろうか? それはアルト達の世界で開発から50年間も脈々と改良されつづけたヴァリアブル・ファイターという機体が従来の戦闘機とは一線を画すからだ。 優れたエンジンに陸戦兵器並の耐久性、そして変形機構。オーバーテクノロジーという超科学を注ぎ込んだVFシリーズ。 ヴィータはそれまで戦闘機とは、ミサイルと機関砲しか持たぬ能無し。殴り合えない腰抜けと考えていた。 しかし目前の、何者も犯すことができないような荘厳さを備えた純白の機体は違った。 VF-25は可変による質量・推進モーメント変化やスラスターによって何波にもわたる誘導弾を回避し、レーザーで撃墜してゆく。 ヴィータはシグナムのように戦いを無上の喜びと感じる属性はない。しかし今は武者震いが止まらなかった。 彼女はカートリッジを1発ロードするとアイゼンのロケットブースターを展開させて接近していった。 (*) アルトはヴィータの鉄球を全て叩き落とす。 しかしさすがに対決は3回目。彼女はそれを撃墜する時間が稼ぎたいだけだったらしく、その隙に十分接近して来ていた。 OTM『クラスターエンジン機構』を採用した結果、推進力が従来の4倍強になり、巡航速度が3倍になったヴィータには容易い事だった。 余談だがマスコミがこの事から彼女の二つ名を『赤い彗星』としたとか。 振り下ろされるヴィータのアイゼンに、アルトはバトロイドに可変して迎え撃つ。 可変したVF-25はアルトの絶妙な動きもよくトレースし、それを正面から受け止めた。 それから両者は突いたり離れたりを繰り返しながら徐々に高度を落としていく。 ついには旧市街にまで降下し、超低空を縫っていく。どうやら音速を突破しているようで通過と同時に付近のビルのガラスや看板を破砕していった。 かと思えばVF-25が突然ガウォークに可変し、制動をかけてヴィータの後ろにつくとガンポッドを掃射する。 ヴィータはそれをその小ささから生まれる小回りのよさで建物の裏へと回避すると、1発ロードして爆発機能を付与した魔力球を数発打ち返して応戦する。 VF-25は制動も兼ねてバトロイドへと可変すると、体操選手も真っ青な見事なバク転で回避。そのまま建物の反対側へと消えていく。 その様子にヴィータは『VF-25は建物を盾に攻撃してくるに違いない』と思ったのか隙に乗じてカートリッジをリロード。同時に鉄球を生成すると魔力を集束して再びその建物の影から攻撃する構えを見せる。 魔導士達にとって建物とは壁であり、ヴィータの戦術はその考えに沿ったものだ。しかし今回の相手であるバルキリーにとって建物とはボール紙にも勝るとも劣らないほど弱いものだった。 ドガァァァン!! 突然の爆音。 建物の倒壊で吹き上がった莫大なほこりの中から躍り出てきたのはガンポッドをこちらへぴたりと照準したVF-25だった。一切の容赦なく雨のように放たれる58ミリペイント弾。 「この・・・・・・!」 ヴィータはデバイスを2発ロードし、PPBと魔力障壁を併用展開してそれをなんとか受けきった。そしてVF-25が体勢を立て直すために一時銃撃をやめると、接近してその手に握るハンマーで殴りかかる。 しかしそれは滑るような絶妙な機動をもってかわされ、代わりにカウンターのPPBP(ピン・ポイント・バリア・パンチ)が迫る。しかしヴィータのフェイントを使った巧みな戦闘機動によってその拳に捉えること叶わなかった。そしてヴィータはやってきたVF-25の頭に足を掛けて踏み切り、上空に転進した。 「畜生!逃がすか!」 ファイターに可変して追うアルト。だがヴィータの転進はこちらを引き付けるためのフェイクだったようだ。彼女は急停止して振り返ると、いつの間にか巨大化していたハンマーが横になぎ払うようにVF-25に降りかかった。 (*) 旧市街 観戦スタジアム かつてサッカーかなにかのスポーツの会場であったのだろうその場所は今回の総合火力演習の会場として様変わりしていた。 ツタが占拠していた客席はきれいに整理され、演習を見に来た20万人の一般人を収容している。 そしてその20万の視線は演習空域に無数に展開する無人観測機からの映像を映す目前の巨大ホロディスプレイと、今まさに上空で行われている空戦に注がれていた。 方や『鉄槌の騎士』と呼ばれ、管理局でもトップクラスの空戦能力持つことで知られるヴィータ。 方や数ヶ月前、歌姫とともに天より舞い降りてこの世界に、そして時空管理局に革命をもたらしたVF-25とそのパイロットである早乙女アルト。 まさに魔導士とバルキリーという制度を代表する両雄の激突にいやおうなく観客のモチベーションが上がり 「行け!質量兵器なんかに負けんな!!」 とか、 「頑張れバルキリー!今度こそ調子に乗った魔導士どもに引導を渡してやれ!!」 とか応援の声が放たれる。また、不謹慎だが賭けてる連中もいるようだった。 するとそれに呼応するかのように2人がスタジアムへと降下してきた。 ・・・・・いや、実際には降下などと言うほど生易しいものではない。 スタジアムのすぐ上空でヴィータがその巨大で強力な鉄槌で打(ぶ)ったたき、PPBPとバトロイドの盾で防いだVF-25がキリモミ落下してきたと言う方が正しい。 もちろんアルトもバカではない。落下前にガウォークに緊急可変し、スタジアムの中央で爆発とも紛う強力なエンジン噴射を行い急制動をかけた。その猛烈なダウンバーストによってスタジアムを這うような強烈な上昇気流が発生。さまざまなものが飛んでいく。 帽子から巡回して飲み物を売る売り子のスカートまで。なかには大切な馬券・・・・・・もとい、お金に化けるかもしれない〝お札〟を飛ばされた者もいるようで紙ふぶきが舞う。 「畜生!外(ほか)でやれ!!」 お札のバイヤーが叫び、売り子のお姉ちゃんも飲み物をぶっかけてしまったお客にぺこぺこ謝っている。 そしてVF-25もさすがにここで戦闘するのは危ないとファイターに可変し、さきほどの場所で待機するヴィータの元に向かった。 (*) 翼の下に装備されたランチャーポッドからMHMMが連射され、ヴィータ目掛けて乱舞する。 『この至近距離で飛行魔法を解除したらガンポッドの好餌になる』 と判断したヴィータは通常の魔力球を生成し、鉄球と同様加速させる。 鉄球と違って大きな誘導の効くそれはミサイルの大半を叩き落とした。 そしてギリギリまで回避運動すると着弾寸前に魔法を全て解除。ミサイルをそらした。 ・・・・・・かと思われたが、突然それは自爆する。どうやらリモート、もしくは時限起爆にしていたらしかった。 「うっ!」 ヴィータはすんでのところで魔力障壁を展開したがその衝撃の中ではヘタに動けない。 それは一瞬だが、彼女の低空を遷移するアルトが接近するには十分な時間だった。足のエンジンを吹かした渾身のPPBP(ピン・ポイント・バリア・パンチ)が迫る。 「アイゼン!」 「Ja(ヤー)!」 ヴィータは指示を発しつつ2発ロード。デバイスを振りかぶる。 その動作中にアイゼンはその大きさを20メートル程に巨大化させる。また、アイゼンは巨大なドリルとクラスターエンジンの機構を露出させて盛大に火を吹かす。 「ツェアシュテールングス、ハンマー!!」 激突! ヴィータのハンマーとVF-25の拳がぶつかり合い、スパークする。しかし上から振り下ろすことで重力を味方に付け、さらに質量、推進力において優越するアイゼンが徐々に押していた。 ヴィータは勝ちを確信して更に力を込めた。 (*) (重い・・・・・・) アルトはEXギアにフィードバックされるハンマーの重みに喘いでいた。 きっとこのままではPPBをぶち抜かれ、撃墜は免れないだろう。 「負けてたまるかぁ!」 アルトはスラストレバーを急激に下げ、増えた余剰エネルギーでPPBSをフルドライブ。 そしてヴィータのハンマーに逆らわぬよう受けきった。そしてその力を利用して距離を取るとファイターに可変。間髪入れずにデバイス『メサイア』に命令を発する。 「メサイア、〝FASTパック〟装備!」 『Yes sir.』 VF-25の本体が青白い光に包まれる。それが収まったときには懐かしい4つのメインブースターと各種スラスター、そして追加の装甲を着けたVF-25の姿があった。 FASTパック(スーパーパック)は宇宙戦用で、バルキリーに高推力と追加装甲を提供する(純正では武装も提供する)。しかし重力下では基本、デッドウエイトだ。 管理局でも標準装備にするには重力のある地上では推進剤(MMリアクターの魔力や自身の魔力)を食べまくるので採算が合わないとして採用していない。 そこでアルトはFASTパックをデバイス機能で生成、途中で装備するという方法を思いついた。 しかし連続使用の限界が10分程なので、本当に「ここぞ!」という時にしか使えない。 この機構は六課で模擬戦をしていた時にはすでに完成していたが、まだヴィータはこの機構の存在を知らないはずだ。 VF-25はブースターから大量の青白い光の粒子を噴射をすると離脱した。 (*) ヴィータは離れていくVF-25に追い撃ちの魔力弾を放つ。しかし彼女は目を疑った。その直角の回避運動に、その速度に。 それは通常左右ブースターに合わせて10トン以上積まれるはずの推進剤を一切積んでいないので、重力圏であってもノーマルVF-25Fの1.5倍近い高機動を実現していたのだ。 そんなゴーストもひっくり返るような機動に攻撃が伴う。それらの弾幕は止まるところを知らない。 しかしヴィータもやられっぱなしではすまなかった。 「クラスターエンジン、ISC(イナーシャ・ストア・コンバータ)、リミット、リリース!」 ヴィータの指令に4発のカートリッジがロード。過剰な魔力が空中でスパークする。 次の瞬間にはヴィータは加速していた。尋常でない加速度で。 (*) 「数秒でマッハ1!?」 バルキリーのセンサーはヴィータのゼロからの加速をしっかりと記録していた。そしてその最終的な速度はFASTパックを装備したバルキリーをも超えていた。 バリアジャケット、PPBSを使って空気の壁を切り裂き、OT『ISC(慣性エネルギーを時空エネルギーに還元、一時的に蓄積することにより、最大27.5Gまで一定時間相殺する)』を使って加速度を軽減しているらしい。 ちなみにこのISCはVF-25の切り札とも言える最高機密の装備だった(そのため装置のあるノーズコーンを不用意に分解しようとすると自爆する)。 そしてこの機関はフォールドクォーツを使うのだが、なぜか組成が同じだった普通のデバイスでクォーツの代用ができた。しかし装備するコストは尋常ではなく、予算の潤沢な六課ならではだろう。 さて、アルトの眼前でハンマーを振りかぶり、迫る少女。それはまさに鬼神のごとき威圧感を放っていた。 ヴィータの意地と力量を全て注ぎ込んだ攻撃・・・・・・ (この勝負、受けねば男が廃る!) アルトはバトロイドに可変。左腕に装備した防弾シールドから魔力刃のアサルトナイフを抜き放った。 「いざ!」 「ぶち抜けぇ!」 両者は空中で再度激突した。 その衝撃波は下界の地面を揺らしたと言われている。 (*) 『AWACS『ホークアイ』より正式発表。ヴィータ三等空尉を撃墜判定。早乙女アルト一等空尉を続行とする』 その全体放送はスタジアムの所々で悲鳴のような叫びと紙ふぶきを、そして戦い続ける両軍に歓喜と落胆の2種類の波紋をなげかけた。 (*) 同じ頃、フェイトと対戦することになったサジタリウス小隊の2機は苦戦を強いられていた。どんなに撃っても当たらないのだ。 フェイトはその自慢の神速でさくらの狙撃を、天城のハイマニューバ誘導弾をことごとく回避してみせる。 対するフェイトも焦っていた。2人の連携が絶妙なのだ。 片方を捉えたと思えばある時は狙撃が、またある時はミサイルやガンポッドの弾幕が行く手を塞ぐのだ。 「このままじゃ埒があかない・・・・・・」 決心したフェイトは自ら近距離に飛び込んでくるVF-1Bに標的を絞った。 もう1機の狙撃も痛いが位置も割れているし、この軽戦闘機に束縛されなければ当たるまい。 フェイトは一気に距離をとると雲に隠れた。 (*) 「待ちやがれぇ!」 雲に隠れたフェイトを追って天城のVF-1Bが飛翔する。 しかし位置が割れているためかフェイトは牽制しつつ雲から脱すると、一目散に退避を始めた。 こちらは出力を上げればなんとか追いつきそうだが、さくらとの間に雲があって支援狙撃は期待できそうになかった。 当のさくらはファイターに可変して射撃位置の変更を急いで行ってくれているが、フェイトは待ってはくれないだろう。 (後ろを取っている今がチャンスだ!) 天城は迷わず彼女を追った。 (*) 「来た来た・・・・・・」 フェイトは後ろにVF-1Bが追尾してくることを確認すると、頃合いを見計らう。 実はさきほど自分が隠れたように見せかけた雲、つまりVF-1Bの通過するであろう雲には自らが仕掛けたプラズマ・ランサーのスフィアがあるのだ。 VF-1Bがこちらを追うため雲に最接近する。―――――今だ! 「ファイア!」 宣言と共にプラズマ・ランサーの軛(くびき)が解き放たれ、数十発の金色の矢がVFー1Bに殺到した。 シレンヤ氏 その2
https://w.atwiki.jp/arasuzisouzou/pages/189.html
462 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/30(水) 15 45 01.40 ID xLJv16YWO マクロスF 宇宙規模の戦い系 858 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/01(木) 09 31 12.33 ID gmjw89LKO マクロスF 古代の兵器マクロスを開拓しながら掘り当てて主人公が乗り回す 敵は超古代文明の民でマクロス乗り 主人公「俺がマクロスだ!!」 敵「いや俺が(ry」 934 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/01(木) 13 10 28.76 ID /IxMA/nRO 【超時空要塞マクロス】 東西新聞社に勤める山岡と栗田さんが究極の料理の献立を探している最中に 宇宙戦艦マクロスが墜落してとんでもないことになる話。 すみません、わかりません
https://w.atwiki.jp/anime_wiki/pages/7275.html
『超時空要塞マクロス』パッケージアート集 超時空要塞マクロス超百科 発売日:2月20日・1月17日 高精細な印刷技術によって、イラスト原画を完全再現! バルキリーやデストロイド、リガードの陰影や、汚しの表現など、 画家の筆遣いが今色鮮やかによみがえる。 プラモデルのボックス画像も可能な限り収録 ボックス画像やバルキリー、デストロイド、 ゼントラーディ軍のメカについて設定画など現存する資料を可能な限り収録! ここを編集 1982年10月放送開始。劇場版に超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますかが、シリーズ続編・オムニバスに超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-、マクロス7、マクロスプラス、マクロス ゼロ、マクロスFなどがある。 チーフ・ディレクター 石黒昇 原作 スタジオぬえ 原作協力 アートランド シリーズ構成 松崎健一 キャラクター・デザイン 美樹本晴彦 メカニック・デザイン 宮武一貴、河森正治 設定監修 黒河影次 美術 多田喜久子、勝井和子 編集 三木幸子、田代正美 録音ディレクター 本田保則 効果 フィズ・サウンド 調整 阿波良和 音楽 羽田健太郎 アニメーション制作 タツノコプロ、アニメフレンド 脚本 松崎健一 石黒昇 富田祐弘 大野木寛 星山博之 河森正治 絵コンテ 石黒昇 河森正治 山田勝久 高山文彦 康村正一 山田太郎 山賀博之 黒河影次 知吹愛弓 秋山勝仁 三家本泰美 西森明良 演出 高山文彦 津田義三 康村正一 圓出漫 山賀博之 吉田浩 秋山勝仁 田中宏之 石黒昇 笠原達也 佐武海 作画監督 美樹本晴彦 板野一郎 平野俊弘 鈴木英二 鄭裕栫 しまだひであき ■関連タイトル 超時空要塞マクロス Blu-ray Box Complete Edition 初回限定生産 超時空要塞マクロス超百科 『超時空要塞マクロス』パッケージアート集 超時空要塞マクロス 河森正治デザイナーズノート 美樹本晴彦マクロス画集 PLAMAX MF-25 minimum factory VF-1 スーパー/ストライク ガウォーク バルキリー 1/20スケール ABS PS製 組み立て式プラスチックモデル マクロス音楽証言集 1982-2018 ねんどろいどぷち マクロスヒロイン 1/72 VF-1A/S バルキリー 一条輝機 超時空要塞マクロス ~愛・おぼえていますか~ サウンドトラック 超時空要塞マクロス マクロス・ザ・コンプリート インサイドストーリー~マクロス・クラシック 交響曲 超時空要塞マクロス マクロス Vol.V RHAPSODY IN LOVE~マクロスの愛~ 小説 大野木寛・美樹本晴彦/早瀬未沙 白い追憶 INNOCENCE―美樹本晴彦画集 美樹本晴彦 セル・ワークス バルキリーズ 天神英貴マクロス画集 コミック版 美樹本晴彦/超時空要塞マクロス THE FIRST 1巻 超時空要塞マクロス 1/60 完全変形 VF-1S TV版 rakuten_design= slide ;rakuten_affiliateId= 053df7e0.7c451bd1.0c852203.190c5695 ;rakuten_items= ctsmatch ;rakuten_genreId=0;rakuten_size= 468x160 ;rakuten_target= _blank ;rakuten_theme= gray ;rakuten_border= on ;rakuten_auto_mode= on ;rakuten_genre_title= off ;rakuten_recommend= on ; 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Switch ゼルダの伝説 Tears of the Kingdom Switch 世界樹の迷宮Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ HD REMASTER Switch ピクミン 4 大友克洋 Animation AKIRA Layouts Key Frames 2 小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女 1 ONE PIECE FILM REDデラックス・リミテッド・エディション 4K ULTRA HD Blu-ray Blu-ray 劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ 完全生産限定版 Blu-ray 映画『ゆるキャン△』 Blu-ray 【コレクターズ版】 Blu-ray ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! Blu-ray 天地無用!GXP パラダイス始動編 Blu-ray第1巻 特装版 天地無用!魎皇鬼 第伍期 Blu-ray SET 「GS美神」全話いっき見ブルーレイ Blu-ray ソードアート・オンライン -フルダイブ- メーカー特典:「イベントビジュアル使用A3クリアポスター」付 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 5th Live! 虹が咲く場所 Blu-ray Memorial BOX 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち Blu-ray BOX 特装限定版 地球へ… Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 神風怪盗ジャンヌ Complete Blu-ray BOX HUNTER×HUNTER ハンター試験編・ゾルディック家編Blu-ray BOX BLEACH Blu-ray Disc BOX 破面篇セレクション1+過去篇 完全生産限定版 MAZINGER THE MOVIE 1973-1976 4Kリマスター版 アニメ・ゲームのロゴデザイン シン・仮面ライダー 音楽集 テレビマガジン特別編集 仮面ライダー 完全版 EPISODE No.1~No.98 MOVIE リスアニ!Vol.50.5 ぼっち・ざ・ろっく!号デラックスエディション ヤマノススメ Next Summit アニメガイド おもいでビヨリ アニメ「魔入りました!入間くん」オフィシャルファンブック 『超時空要塞マクロス』パッケージアート集 CLAMP PREMIUM COLLECTION X 1 トーマの心臓 プレミアムエディション パズル ドラゴンズ 10th Anniversary Art Works はんざわかおり こみっくがーるず画集 ~あばばーさりー!~ あすぱら画集 すいみゃ Art Works trim polka-トリムポルカ- つぐもも裏 超!限界突破イラスト&激!すじ供養漫画集 開田裕治ウルトラマンシリーズ画集 井澤詩織1st写真集 mascotte 鬼頭明里写真集 my pace 内田真礼 1st photobook 「まあやドキ」 進藤あまね1st写真集 翠~Midori~ 声優 宮村優子 対談集 アスカライソジ 三石琴乃 ことのは 亀田祥倫アートワークス 100% 庵野秀明責任編集 仮面ライダー 資料写真集 1971-1973 金子雄司アニメーション背景美術画集 タローマン・クロニクル ラブライブ!サンシャイン!! Find Our 沼津~Aqoursのいる風景~ 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会[復刻版] 梅津泰臣 KISS AND CRY 資料集 安彦良和 マイ・バック・ページズ 『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』編 氷川竜介 日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析 Blu-ray THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th Anniversary Celebration Animation ETERNITY MEMORIES Blu-ray おいら宇宙の探鉱夫 ブルーレイ版 Blu-ray 映画 バクテン!! 完全生産限定版 アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~ Blu-ray BOX 初回生産限定版 はたらく細胞 Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 Blu-ray 長靴をはいた猫 3作品収録 Blu-ray わんぱく王子の大蛇退治 Blu-ray 魔道祖師 完結編 完全生産限定版 魔道祖師Q Blu-ray Disc BOX 完全生産限定盤 にじよん あにめーしょん Blu-ray BOX 【特装限定版】 Blu-ray 鋼の錬金術師 完結編 プレミアム・エディション Blu-ray付き やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。完 限定版【同梱物】オリジナルアニメ Blu-ray「だから、思春期は終わらずに、青春は続いていく。」