約 1,210,555 件
https://w.atwiki.jp/yyyigame/pages/360.html
絆の証 郡千景 進化前 進化後 CV 鈴木 愛奈 ステータス ※ステータスの数値は初期値になります。 型 属性 レア度 HP ATK 踏ん張り 速度 CRT コスト SP 範囲型 紫 SSR 1760 2700 E- E E 38 25 リーダースキル なかよしプリクラ 黄紫属性の勇者のCRT+35% 必殺技 天界ノ毒炉鎌 種別 効果 ゲージ 技再使用時間 ノックバック 敵移動速度減 35倍ダメージを斜め線形範囲の敵に与え、30秒間範囲内の敵の移動速度35%減少 3 12秒 アビリティ ここは本当にいい世界ね 発動条件 効果 時間経過 戦闘開始から40秒後、60秒間全体に「敵のATK25%減少、踏ん張り25%減少」の効果を付与 神花・覚醒 神花/覚醒時 獲得精霊 初回神花 二回目回神花 三回目神花 四回目神花 SR七人御先(紫) 一定覚醒値報酬 必要覚醒値 5 SSR七人御先(紫) 神花解放 段階 必要コイン 必要属性結晶 上限Lv30 - - 上限Lv50 - - 上限Lv70 - - 上限Lv99 - - 勇者絵変更神花解放数 2回 ボイス 1 - 2 - 入手方法 期間限定ガチャ絢爛大輪祭 名前
https://w.atwiki.jp/gunma_gesen/pages/21.html
その他地域のゲームセンター一覧アミューズメントももたろう笠懸店 ルパン122 渋川なんでもランド アミューズメントももたろう笠懸店 住所 みどり市笠懸町阿佐美1275 営業時間 10 00~24 00 HP http //www.runsystem.co.jp/cgi-bin/information/shopinfo.cgi?am 9931807 2009年末閉店しました。 ルパン122 住所 邑楽郡邑楽町中野1593 営業時間 9 00~24 00 HP http //lupin122-web.hp.infoseek.co.jp/ 設置ゲーム(ビデオゲームはほぼ全て50円)400in1 200in1 タテ☆キング(縦エミュ) 怒首領蜂大復活 怒首領蜂大往生 エイリアンVSプレデター 天地を喰らうII モンスターランド カダッシュ etc... 対戦台鉄拳6BR (DX筐体x2 ネットシティ筐体x1) ストリートファイターIV (ビュウリックス筐体x4) ガンダムVSガンダムNEXT ストリートファイターIII 3rd STRIKE スーパーストリートファイターⅡ ギルティギア イグゼクス アクセントコア ザ・キング・オブ・ファイターズ'98 アルティメットマッチ ザ・キング・オブ・ファイターズ2002 etc... 大型筐体 音ゲーポップンミュージック THE MOVIE beatmaniaIII 6th (PC用液晶モニター) レース メダルゲームパチスロ その他ゲームUFOキャッチャー○ パチスロ○ キッズ向けカードゲーム× プリクラ× その他・備考メンテ:かなり汚い&暗い。 ゲームは他にもあるんで情報追加希望 渋川なんでもランド 住所 営業時間 HP 設置ゲーム(値段) 大型筐体 音ゲー(PASELI対応)jubeat ripples(2台1クレ100円) beatmania IIDX 18 Resort Amthem(1クレ100円) DJMAX TECHNIKA(1クレ100円、カード300円) Drummania XG2(SD筺体1クレ100円) ガンシューティング レース メダルゲーム その他ゲームUFOキャッチャー○× パチスロ○× キッズ向けカードゲーム○× プリクラ○× その他・備考メンテ: プラトン254 タカラ島大間々店 セガワールド渋川 セガワールド沼田 リンリン24(元シーサイドパーク通り) ドライブイン アクウェリアス2 (佐波郡玉村町、JR高崎線新町駅北口から車で約8分) 大泉パークレーン (邑楽郡大泉、東武小泉線西小泉駅から徒歩20分) ファミリーパーク (沼田市、沼田駅から徒歩20分) 藤岡ボウル パルコール嬬恋リゾートホテル内ゲームコーナー (群馬県吾妻郡嬬恋村大字干俣バラギ高原)…ってどこだ!? 薮塚バッティングセンター (桐生東武線阿佐左美駅より県道68号を伊勢崎方面へ2.5kmほど) BIG 1 (国道50号栃木方面沿い曲沢交差点西側) B-BOWL (ビー・マックスボウル) 国道50号前橋方面沿い 複合商業施設『カンケンプラザWOW』敷地内 コメント エクシブワールドが被っていたので消した -- 名無しさん (2007-06-11 12 37 26) 高崎のユーパラ、閉店してますょ -- しらかばこ (2009-08-22 21 37 23) ヒマラヤのソユーに、Jubeatがあった気がします -- しらかばこ (2009-08-22 21 37 59) ゴールデンランド富岡店、閉店しました -- 名無しさん (2010-02-18 16 21 39) 更新 -- 名無しさん (2010-04-05 00 26 25) ゲームワールド伊勢崎はあるのですか? -- 名無しのたのしい (2011-01-06 14 46 05) ルパン122、筐体故障のためbeatmaniaIII撤去されました。 -- 名無しさん (2012-04-10 20 13 26) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/hypnonanie/pages/28.html
~イメージプレイ~ 577 名前 590 ◆Baknyu/AtA Mail sage 投稿日 2008/01/21(月) 23 17 19 ID ??? あなたは大学生、学校でちょっと気になってる女の子がひとりいます その子は今、あなたが好きなように想像してみてください 今日はその女の子と一緒にゲームセンターに行く約束をした 彼女は内気な子で普段はあんまりじゃべらないけどゲームが好きみたいで よくプリクラとか音ゲーとかやってるんだって 駅前のどこにでもあるような普通のゲームセンターが彼女のお気に入り 待ち合わせもそのゲーセンの前にした ん?なんかデートっぽいよね 彼女が来ました。特に着飾ったりはせず普段見るフツーの格好。 じゃ、さっそく店に入りますか♪ とふと目に映ったのは別のゲーセン あれ?こんな場所にあったっけ?いつの間にできたんだろ? 彼女もそれに気づいたみたいで、あっち入ってみよって事に ゲームは結構充実してる、でもなぜかお客さんがいない 貸し切りだねっって彼女はちょっとうれしそう じゃあプリクラでも撮ろっか、 彼女も始めて見るプリクラがあったみたいで気になるご様子 578 名前 590 ◆Baknyu/AtA Mail sage 投稿日 2008/01/21(月) 23 18 43 ID ??? さっそく中へ・・・ 暗い部屋の中に、モニターがあるのが見えた モニターに目をやると、いきなり動き始めた ようこそ、フォトフラッシュへ! 撮影の前に画面をよく見ていてくださいね♪ 10からカウントして、0になったら撮影です まばたきしないでじっと前を見続けてくださいね ちょwいきなりw お金入れてないのに、ちょっと特した気分? それじゃいくよー 10 ちからを抜いてくださーい、 9 深呼吸してくださーい 8 落ち着いて、リラックス、リラックス 7 じーっと前を見続けて 6 目がちょっと疲れてきてまばたきが増えます 5 目が重くなる。けど、じっと前を見続けて 4 だんだん重くなるでも体はリラックス 3 なんだかぼーっとしてきた、気持ちがいい 2 だんだん眠くなってきたまだ目は開けたまま 1 もう目を開けてるのがつらい、頭はぼんやり 0 はい、眠りましょう・・・ 目を閉じると、体全体がなんだかぐーるぐる回っているような 不思議な感覚に襲われます くーるくる、くーるくる すごく気持ちがいい 579 名前 590 ◆Baknyu/AtA Mail sage 投稿日 2008/01/21(月) 23 19 37 ID ??? よく聞いてください 気持ちのいい声が聞こえる あなたは催眠にかかりました この声を聞いているとあなたはどんどん体がやすらぎます 体のちからが抜けてだんだんリラックスしていきます 深呼吸してリラックスし続けていると だんだん体が軽くなって、宙に浮いていく・・・ ふわり、ふわりと浮いていく そして、体がくるくる、くるくる、回っているような不思議な感覚 すごく、気持ちがいい 「はい、眠りましょう」と私が言うとあなたは、ふっと眠くなり意識がなくなります この気持ちいい感覚をふたたび味わうことができます でも手を叩くと目を覚まします <パチッ> 目を覚ます でもなんだか頭はぼんやり~ 「はい、眠りましょう」 あなたはすっと、眠くなります。 ふわふわ、体が浮いているような感じがして気持ちがいい 息を吸ってみて・・・ この状態の時に息を吸うと、体の回りから白い光の玉が集まってきます 光の玉が体に吸収されていく・・・ 体に吸収されていくと、さらに体が軽くなってきてとっても気持ちのよい感覚に包まれます 全身の力が抜けてとっても心地のいい状態です 580 名前 590 ◆Baknyu/AtA Mail sage 投稿日 2008/01/21(月) 23 20 43 ID ??? でも手を叩くと目を覚ます <パチッ> 頭がぼんやり、ぽわぽわ~、気持ちいい んーここはどこなんだろう? 気持ちよくってそんな事を考える気もなくなってきます 気持ちがいいから、そんなことはどうでもいいよね 「はい、眠りましょう」 また、眠くなって気持ちのいい世界に、落ちていきます 呼吸をするたびにどんどん光の玉が集まって全身が心地のいい光に包まれます 光に包まれると体全体がゆっくり、ゆっくりとろけていくような 不思議な感覚になります どんどん、どんどん深い催眠状態に、なっていきます ゆったり、ゆったり。気持ちがいいですね でも手を叩くと・・・ <パチッ> 目は開きますが、あなたはもう催眠状態のまま 頭の中はぼーっとしています すごく気持ちがいいです 頭を左右にゆら、ゆら、動かしてみて ほら、ほら、なんだかすごく気持ちいいよね 626 名前 107 ◆Baknyu/AtA Mail sage 投稿日 2008/01/23(水) 10 28 27 ID ??? 「はい、眠りましょう」 頭を左右にゆら、ゆら、動かし続けて すごく気持ちいい 脳の快感がじんわりと体中に伝わっていきます 頭、肩、胸、両腕、お腹・・・ ふともも、足、つま先・・・ 全身に快感がいきわたりました あなたは意識しなくても、勝手にゆっくり、ゆっくり頭が左右に動き続けます そうすることであなたはずっとこの心地いい感覚を得られるから ずっと心地よくなっていたいよね? 581 名前 590 ◆Baknyu/AtA Mail sage 投稿日 2008/01/21(月) 23 21 33 ID ??? <パチッ> 目が開く、でももうなにが見えてるのかもわかりません 頭ぼんやり、くちもぼんやり、目もぼんやり ただぼんやりしている、その感覚がすごく気持ちいい 何も考えなくていい、ただただ気持ちがいい しあわせ・・・ なんだか笑顔になってくる、うれしい、とてもしあわせ 「はい、眠りましょう」 意識が一瞬で消えます 気持ちいい、しあわせ、リラックス また、体がぐーるぐる、ぐーるぐる回りはじめます その心地いい感覚のまま、私の声に集中して よーく聞きなさい 今からあなたは1から数字をどんどん数えていくの ゆっくりでいいから、1、2、3ってね 数字が増えるごとに、あなたの体はどんどんふかーい眠りに落ちていく 数字が大きくなればなるほど、催眠が深くなっていくわ さあ、数えていきましょう、一緒に手伝ってあげる 603 名前 107 ◆Baknyu/AtA Mail sage 投稿日 2008/01/22(火) 23 49 13 ID ??? 1,2,3,4,5,6,7・・・・ かなーり深いトランス状態に、あなたは入っています とぉーっても気持ちがいい 脳はあなた自身ではなーんにも思考できません あなたの脳はわたしが言ったことに反応して動きます 緑の森をイメージしましょう あたりは、一面大きな木々が立ち並び、とても新鮮な酸素が流れてきます 深呼吸しましょう 深呼吸すると、体の中に酸素が入ってきてとてもすがすがしい気分になります 体が、酸素で満たされます 体が酸素で満たされてくると、とーっても気分が良くなり心が穏やかになっていきます この、穏やかな気持ちのいい世界を、よーく覚えておいてください あなたは深いトランス状態になると、 このきれいで、すがすがしい森の世界にいつでも戻ることができます わたしが「あなたは森の中」と言うと一瞬で今の状況を思い出し このすがすがしい世界に戻ることができます さあ、目を覚ましますよ 1,2,3 <パチッ> 604 名前 107 ◆Baknyu/AtA Mail sage 投稿日 2008/01/22(火) 23 50 53 ID ??? あ、起きた? もー、びっくりしちゃったよ 急に寝ちゃって~ プリクラ? うん、ちゃんと撮れてるよ、ほら 結構いい感じに撮れたでしょ? 一人暮らしなんだっけ? 家、おじゃましても、いい、かな? 彼女からそう言ってくるとは、正直予想外の展開だが もちろん自分が断るわけもなくw 彼女を連れて、自分の住むマンションに帰ってきた すっごーい! 広いね~、家賃結構するんじゃないんですか? 一人暮らしで1LDKってやっぱ贅沢なのか(゜Д゜;≡;゜Д゜) この壁のポスター、誰だったかな?見覚えあるんだけど~ なんて、雑談をして間を取り繕っていた けど、ちょっとネタ切れで間が空いて・・・ あ、飲み物まだだったね、用意するわ あ、待って! ん? 「あなたは森の中」 一瞬で意識が消え、深いトランス状態に落ちて行く・・・ うんうん、ちゃんと効いてるね、成功成功♪
https://w.atwiki.jp/gods/pages/113183.html
アントニヘンリクラジヴィウ(アントニ・ヘンリク・ラジヴィウ) プロイセン王の系譜に登場する人物。 関連: ミハウヒェロニムラジヴィウ (ミハウ・ヒェロニム・ラジヴィウ、父) ヘレナプシェジュジェツカ (ヘレナ・プシェジュジェツカ、母) ルイーゼフォンプロイセン(2) (ルイーゼ・フォン・プロイセン、妻) ヴィルヘルムラジヴィウ (ヴィルヘルム・ラジヴィウ、息子) フェルディナント(5) (子) ルイザ (子) エリザラジヴィウヴナ (エリザ・ラジヴィウヴナ、息子) ボグスワフフリデリクラジヴィウ (ボグスワフ・フリデリク・ラジヴィウ、息子) アウグスト(9) (子) ヴァンダ (子) 別名: アントンハインリヒラジヴィル (アントン・ハインリヒ・ラジヴィル)
https://w.atwiki.jp/83452/pages/14060.html
…… 梓「ムギ先輩、今日はゲームセンターに行きましょう」 純「お、いいじゃん梓!V8も出たしやりに行こう!行こう!」 紬「私、ゲームセンターに行ったらキーボードマニアやるのが夢なの♪」 梓・純「そう、なんだ……」 憂「私、おねえちゃんのぬいぐるみたくさん取るんだぁ♪」 梓「憂は本当に唯先輩の事しか考えていないね……この前だって5千円かけても取れなかったのに……」 紬「……ゆい、ちゃん」 梓(しまっ……!ムギ先輩の前でこのフレーズは不味かったかもしれない……!) 紬「唯ちゃん……」 梓「む、ムギ先輩!さあ早くゲームセンターに行きましょう!ね?ほらプリクラとか一緒に撮りましょう?」 紬「う、うん……そうだね、うん!一緒に遊んでくれたのに梓ちゃんたちとはまだ撮っていなかったよね」 梓「そうです!だから一緒に撮りましょう!皆で撮って、その後一人ずつムギ先輩と一緒に撮るんです」 紬「へえ……そういう撮り方が流行っているの?」 梓「私たちの学年では友達と一緒に撮るときはそんな感じです」 純「そうなの?憂?」 憂「え?ああ、ごめんね純ちゃん、ちょっと今他の事考えていて話聞いていなかったよ」 梓「さあさあ早く行かないとプリクラ終わっちゃいますから!ムギ先輩、レッツゴー、レッツゴーゴーゴーです!」 紬「う、うん、じゃあ行きましょうか」 『――待って!ムギちゃんっ!』 紬「唯ち」 憂「お姉ちゃん!!お姉ちゃんも一緒にプリクラ取りに来たの?すごい!私今丁度お姉ちゃんの事考えていて」 唯「ムギちゃんっ、はぁっ、はぁ……、さがっ、探した、よっ……はぁ、はぁ」 憂「大丈夫お姉ちゃん?すごい息上がっているよ?辛くない?横にならなくて大丈夫?」 唯「ありが、とう……うい、でも、大丈夫、だんだん落ち着いてきたから……だい、丈夫だよ……」 憂「でも……、お姉ちゃん普段こんなに運動しないから心配だよ」 唯「大丈夫、たまには体動かさないと……たっ、体力つくり、しておかないと……武道館での長時間ライブなん、て、できないよ」 だから憂、すこしの間だけ、ムギちゃんとおはなしさせて……」 憂「うん!分かったよ!私静かにしているね!」 唯「ありがとう、うい……それより……ムギ、ちゃん、に、頼みたい事が……はぁ、あるの」 紬「……なあに、唯ちゃん?」 唯「あのね、走ってきたら……お腹、減っちゃった」 紬「うん」 憂「……」 唯「それでね、私、今すっごく食べたいものがあるんだよ」 紬「うん、うん……」 憂「……………………」 唯「最近、瓜類ばかりだったからムギちゃんにも会えなくて……すごく、すごく恋しくて、ムギちゃんに会いたくて……」 紬「うん、うん……私も、わたしもだよ」 憂「………………………………………」 唯「えへへ……♪ムギちゃん、ムギちゃんの美味しい沢庵、食べたいな」 紬「唯ちゃん……!もちろん、どうぞ」 唯「ありがとう、ムギちゃん♪」ひょいパク 憂「………………………………………………………………………………」 唯「うまい!」 唯「浅漬けみたいな塩気だけじゃなく、ん……奈良漬けみたいに濃すぎなくて」ぽりぽり 紬「ひっく、ううっ……唯、ちゃん」 唯「でも今日はちょっとだけ……しょっぱいかも」ぽりぽり 唯「でも……すごく、すごく、美味しいよ、ムギちゃん」ごくん 紬「ん、ありが、とう……それと、唯ちゃん、これも一緒がいいでしょう?」 唯「わぁ……♪白いご飯!やっぱりムギちゃんはよく分かってるね!いただきまぁーっす♪」 紬「いっぱい、いっぱい食べてね、唯ちゃん♪」 唯「うん!」ひょいパク 紬「ふぁあん!」 唯「うまい!」 紬「ふふっ♪どういたしまして♪」 紬(二つとも、取られちゃったけど、今日はゲル状になってもいいかな♪) …… 私が目を覚ましたのは――毎日私たちが放課後に通っていたあの部室でした 見慣れた天井を見上げるように、私はいつの間にかソファーで横になってたみたい 「ん、目、覚めた?」 その声に答えるように体を起き上がらせると 「まったく、ムギはいくらなんでも無理しすぎだぞ?ゲル状になった時はどうなるかと思ったよ」 ソファーの隣には、笑顔律っちゃん 「ごめんなさい……」 唯ちゃんに二つ目の沢庵をあげてからは何も覚えてはいないけど きっと律っちゃんがここまで看病してくれたんだよね 「ん?あたしの顔になんか付いてる?」 「ううん、ありがとう、律っちゃん……本当に、ありがとう」 だから律っちゃんにはそのお礼を それともう一つ、迷っている私の事を導いてくれた事の、二つのお礼 「いやいやあたしよりさ、ほらそこに幸せそうに寝ているのに言ってやってよ」 律っちゃんが指を差した場所、私の足元…… 私のふとももを枕のようにして寄りかかって寝ているのは唯ちゃんでした 「いつも気を付けていたのに、つい二つとも取ったのは私のせいだー、って言って ゲル状になったムギの額に付ける、何か半円状の物が無いかかけずり回ってくれたんだよ」 私が起きたことにも気づかず、すやすやと寝息を立てて眠る唯ちゃん 私はその唯ちゃんの頭をそっと撫でました 太陽のような柔らかで暖かい髪の毛が、私の指を伝い唯ちゃんの温もりを感じさせてくれます 「ありがとう、唯ちゃん」 唯ちゃんの頭を撫でる手とは逆の手で自分の額を触ると、そこにはきちんと半円状の物がふたつありました 唯ちゃんが私のために付けてくれた物……それに触れるだけで、唯ちゃんの優しさが心に染み入るようでした 「ねえ、律っちゃん」 「ん?どしたムギ?」 でも今回の事で、私も一つ勉強になりました ずっと変わらないでいることを求めるには、変わらないといけない事もあると言う事 私が新しい探求をするように、それは必要不可欠なのかもしれません 「私、今度からヴァリエーションを増やしてみようと思うの」 「へえ……いいんじゃないの、そういうのもさ」 私は携帯を取り出し、一通のメールを送りました 唯「ほらほら、澪ちゃんも入ってこないと!」 澪「で、でも……ムギ、本当にもう怒っていない?」 紬「うん、本当に本当、だから澪ちゃんも一緒に、ね?」 澪「う、うん……おじゃま、します……」 紬「じゃあ唯ちゃんが真ん中で、澪ちゃんがこっちで、私がこっち」 唯「おほぉ♪私両手に花だね!」 澪「で、でもムギってこんなにプリクラ手馴れていたんだ……」 紬「梓ちゃんたちと何度も来ているから、いつの間にかできるようになりましたー♪」 唯「あっ!じゃあこんな感じで大丈夫かな?ここだよ?まずはここに合わせて――」 画面に写るのはお茶碗を持った澪ちゃんと笑顔の唯ちゃん、ちょっと高めの奈良漬を二枚額に付けた私 ごはんがおにぎりになっても、おにぎりがごはんになってもいい 沢庵が他の漬物になっても、大根がきゅうりになってもいい 唯ちゃんが美味しく笑顔でごはんを食べてくれるのが、私たちの幸せなんですから ……でも、沢庵だと、もっと嬉しいかも♪ おわり ―― 律「梓、そこに隠れてやってんの」 梓「いやいや、なんとも微笑ましい光景だなぁと思ってたんですよ」 律「……そこに居るとバスペダル踏めないんだよ」 梓「オート演奏にすればいいじゃないですか、私だって律先輩に私の幸せな時間を邪魔されたくありません」 律「ほぅ……」 梓「おっと、チョークスリーパーは厳禁ですよ?ゲームセンター内であんなことしたら喧嘩だと思ってつまみ出されます 投入した100円無駄にしてもいいんですかって痛っ!痛いです!」 律「ごめんごめーん♪梓の頭とタムと間違えた♪」 梓「ああそうですか……わかりましたよ、ええわかりました、戦争ですか、やってやるです」 純「……あの二人なにやってんの?」 憂「ほら、ほら純ちゃん!偶然紐に引っかかったよ!お姉ちゃんもうすぐ取れそうだよ!もうすぐ!クレーン頑張って! ああもう、そのまま、そのまま!これでお姉ちゃん可愛いぬいぐるみ抱いて眠れるよー♪」 純「……そう、そりゃよかった」 終 戻る
https://w.atwiki.jp/jyunzatsu/pages/76.html
Sat/10/03/2009 16 00 めめとJ新宿で合流。光の速さで打ち解けて、ドーナツ食べたりプリクラ(笑)を撮ったりしていた。 17 00過ぎ くーぱーとミッチィーがもう町田で待ち構えているとのこと。 かなり早めだが移動することに。 19 30 町田に到着。 くーぱーが迎えにくる。アビ猫とマスターとも合流、会場へ。 ミッチィーが待ち構えている。 Jが目を輝かせて隣へ着席wwww くーぱー・ミッチィー・J・めめ・アビ猫・マスターが揃った。Jは実況。めめは緊張していた。 おっさん達がわいわい話していたがミッチィーが気を遣って話かけてくれてた。 エロ姫とよがが同じくらいに登場。 エロ姫は美人で驚いた。よがはいい人そうだ。 エロ姫は着いて間もなくエロトークを始めた。さすがだ。だんだん盛り上がってきた! よっぱからの電話を受けたアビ猫が迎えにいく。 よっぱ登場!待ってました! ワーワー迎えられて一言。 「んあ?VIPから来ました!!!」 一同呆然。 2羽へ もくじ トップページ
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/2803.html
咲「ふんふふーん♪」イソイソ 咲「ふふふ、枕の下に写真を入れるとその人の夢が見られるっていうし……」 咲「折角だから初夢は京ちゃんの夢が見たいよね!」 咲「昔一緒に撮った、とっておきのツーショット写真……」 咲「これで夢でも京ちゃんと……えへへ♪」スリスリ 咲「枕の下に入れて……おやすみなさーい!」バサッ 優希「ふっふっふっ、今年の初夢にはお前が出てくる権利をやるじぇ、犬!」 優希「枕の下に写真を入れればそいつの夢が見られる……」 優希「そしてこの前ウチに来た時に撮った京太郎がタコスを作ってる写真……」 優希「これを使って夢で犬をばっちり召喚だじぇ!」 優希「夢の中でも私にタコスを献上するがいい!」 優希「おいしく、食べてやるからな……感謝するじぇ」ギュッ 優希「夜タコスも食べたし……おやすみだじぇ!」バサッ 和「枕の下に写真を入れると、その人の夢が見られるそうです」 和「そんなオカルトありえませんが、心理学的に考えれば一概に否定はできません」 和「というわけで、この須賀君が部室で居眠りしているときに撮った写真を入れてみましょう」 和「あ、あくまで実験!実験ですけど!」 和「……なんで私、一人なのにこんな強がってるんでしょうか……はぁ」 和「せめて夢の中では、素直になれたらいいなぁ……」 和「でも今日須賀君の夢をみられたら……今度こそ、素直に……」チュッ 和「明日に備えて寝ましょうか、おやすみなさい、エトペン……」パサッ ~~1月2日~~ 京太郎「おはよう皆!明けましておめでとう!」 咲「京ちゃん、おめでとう!」 和「須賀君、今年もよろしくお願いしますね」 優希「遅いじぇ京太郎!」 京太郎「わりーわりー、んじゃ早速お参りに行きますか」 咲「うん」 和「初詣ではありませんがこういうのもいいですね」 京太郎「そういえば聞いてくれよ!今年の初夢なんだけどさ」 三人「「「!!」」」ドキッ 京太郎「おまえら三人と卓を囲む夢でさー」 京太郎「夢の中でもボコボコにされてたけど楽しくて」 京太郎「やっぱり皆とやるのが一番楽しいって認識をあらためたよ」 京太郎「その、俺はまだまだ弱いけど、きっと追いつくから!」 京太郎「だから、今年もよろしくな!」ペコリ 咲「京ちゃん……」 優希「京太郎……」 和「須賀君……」 咲「じゃあお参り終わったら京ちゃんの家で特訓しようか!」 和「いいですね」 優希「ビシビシいくぞー!」 京太郎「ははは……お手柔らかに頼むよ」ヒラリ 咲「あれ?京ちゃん何か落としたよ……ってこれは!!」 和「ぶ、部長とのツーショットのプリクラ……!」 優希「きょ、京太郎!これは一体なんだじぇ!」 京太郎「あ、それな?この間商店街で偶然会った時に撮ったんだよ」 京太郎「最近のやつって色々できて凄いんだなーってどうした?」 三人「「「……」」」ゴゴゴゴゴ 咲「これは……」 優希「予定……」 和「変更ですね……」 京太郎「ど、どうしたんだ?皆?」 咲「京ちゃん!これから皆で遊びに行くよ!」ガシッ 優希「プリクラとったりカラオケでデュエットしたり色々しに行くじぇ!」ガシッ 和「部長に負けていられません!行きますよ須賀君!」グイグイ 京太郎「えっ!?ちょっ、あれ!?特訓は!?ま、待ってくれー!!」 このあと三人それぞれと『二人でできる遊び』を色々やりましたとさ
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/701.html
255 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/05/17(火) 19 56 28.06 ID ioug+S5w0 [1/4] 41スレ目にあった京介まとめに8巻分足してみた。最近の京介さんヤバすw シスコン兄貴・京介の妹萌え言動一覧 1.妹の服装は常にチェック 2.妹の匂いを気にする 3.外見は妹が別格で世界で一番の器量よし 4.全力で抱きしめながら「俺は妹が大好きだ」と魂の叫び(2巻4章) 5.妹からの偽告白にどきまぎ(2巻4章) 6.ラブホで磨りガラス越しにシャワーを浴びる妹に緊張、思わず続きを想像(3巻3章) 7.妹にプレゼントをもらってお礼を言われただけで感動して号泣(4巻3章) 8.妹と密着してエロゲをプレイし、海綿体が反応(4巻4章) 9.兄バカ親友の「うちの妹は世界一かわいい」に、実物を見もせず「外見はうちの妹の方がかわいい」(5巻1章) 10.妹との渋谷の取材デートの思い出はラブホで埋まっている(5巻3章) 11.「おまえがいないと寂しくて死にそうだ」と妹に告白(5巻4章) 12.妹相手に脳内でフラグを管理する(6巻2章) 13.咄嗟の時は妹を真っ先にかばう(6巻3章) 14.真っ裸で風呂に乱入した小学生に「せめて(今の)妹の歳になってから来てくれ」(6巻4章) 15.「俺はシスコンだぁ」と絶叫しながら妹を応援(6巻4章) 16.絡めた腕に妹の胸の膨らみを感じてどきどき(7巻1章) 17.膝で妹の足の裏の感触を愉しむ(7巻1章) 18.妹と恋愛映画を一緒に見れない(7巻1章) 19.「優しくて頼りになるところが好き」と言われて喜ぶ(7巻1章) 20.妹の彼氏の存在を全力でチェック(7巻2章) 21.妹に彼氏疑惑で面白くない気分に(7巻3章) 22.妹の肩の露出に目のやり場無くす(7巻3章) 23.妹の友人との逢い引きを妹に目撃されて硬直(7巻4章) 24.妹の偽彼氏にマジ切れして「お前には渡さない」と叫ぶ(7巻4章) 以下、8巻分 25.気になる後輩から告白されたのに、妹のことを考えて硬直して返事できず(8巻1章) 26.ホットパンツで体育座りの妹のむき出しの脚線で目の保養(8巻1章) 27.自分に彼女ができても妹は平気と思いこんで落ち込む(8巻1章) 28.携帯の待ち受け画像を妹の水着にして、自分とのらぶらぶツーショットプリクラを貼る(8巻1章) 29.イケメンハイスペックな妹の元偽彼氏に未だに嫉妬(8巻2章) 30.家の冷蔵庫にもらぶらぶツーショットプリクラを貼る(8巻3章) 31.初彼女とのデートでも終始妹のことが頭に浮かんで比較(8巻3章) 32.妹に間近で「好き」を連発されて萌え死にそうになる(8巻3章) 33.事故で身体が密着した時、しばらくそのままの体勢を楽しむ(8巻3章) 34.妹の部屋に夜這いして寝顔を見て「眠り姫」→キスで起こすとか胸を揉めるとか考える(8巻4章) 35.妹に抱きしめられて慰められ「あったかいな、おまえの身体」(8巻4章) 36.妹の格好良い行動に「妹じゃなかったら惚れていたぞ」と悪態をつく(8巻4章) 37.妹を優先して彼女と別れる(8巻4章) -------------
https://w.atwiki.jp/fleshyuri/pages/1005.html
【6月11日】 『仲良し』 美希 「ブルーベリーって甘酸っぱくて、アタシ、大好きなんだ!」 祈里 「花も可愛らしいし、実も花みたいに綺麗だし、わたしも大好きなの」 美希 「そんな……。照れるじゃない」 祈里 「美希ちゃんに言ったわけじゃないよ?」 美希 「わかってるわよ、冗談よ」 祈里 「美希ちゃんは、もっとずっと好きだもの」 【6月12日】 『素直で、綺麗で、純粋で』 祈里 「お父さんと一緒に子馬を見に行ったの! とっても可愛かったわ」 せつな「素敵ね。私も見てみたいわ」 祈里 「好奇心旺盛で、とても綺麗でつぶらな瞳をしているの。――――あれ?」 せつな「どうしたの?」 祈里 「せつなちゃんの瞳に似てる、なんて言ったら怒るかな?」 【6月13日】 『親しみやすさ』 せつな「今日はクイズです! 何でも完璧な美希が苦手なものはなんでしょう? 答えは明日!」 ラブ 「鼻ティッシュじゃない?」 美希 「そんなの好きな女の子いないわよ!」 せつな「祝うという字は――――」 美希 「なんでせつながそのこと知ってるのよ! ていうか漢字も苦手じゃないわ!」 祈里 「小さい子のお世話は苦手なんじゃ?」 美希 「ぐっ……」 タルト「なんや、あんがい苦手なもの多いねんなぁ」 せつな(そんなところが完璧なのよね) 【6月14日】 『苦手なもの』 せつな「美希が苦手なものはタコよ。たこ焼きはとっても美味しいのにね」 美希 「せつなひどい! みんなの前でバラすなんて!」 せつな「そういうお題だし……。それにバレてないと思ってるの美希だけよ?」 美希 「じゃあ、せつなの苦手なものもバラしちゃうから」 せつな「いいわよ」 ラ・祈『なになに?』 美希 「……やっぱり内緒」 せつな「そんな優しい美希が好きよ」 美希 「は~~アタシはつかみ所のないせつなが苦手かも……」 【6月15日】 『大きな愛でいい子に育て』 シフォン「シフォン、おそと行きたい~!」 ラブ「よーし、シフォン! 公園にいこっか!」 シフォン「キュア~、おはな、いっぱい~」 ラブ「これは紫陽花っていうの。あっ! あっちは百合の蕾。向うにはトケイソウも咲いてるよ」 シフォン「おそと、おさんぽ、たのしい!」 ラブ「うんっ! たのし~ね~!」 せつな「ラブってば、ほんとうに楽しそう」 ラブ「楽しいよ?」 せつな「私も、もっと小さい頃にラブと出会っていたら、違う自分になれたのかも」 ラブ「あたしは嫌だな。今のせつなが一番好きだから」 【6月16日】 『幸せのプリキュアの資質』 タルト「四つ葉のクローバーって、なかなか見つけるの難しいねんなぁ~」 美希 「そりゃあそうよ。アタシだって見つけたこと一度もないのよ」 祈里 「奇跡の四枚目。出現確立は十万分の一とも言われているの」 ラブ 「せつなって、本当に運が良かったんだね」 せつな「あった! 見つけたわ!」 ラ美祈『………………』 【6月17日】 『大切な思い出だから』 ラブ 「今日のダンスレッスンはお休み! みんなでクローバータウンでお買い物だよ!」 せつな「どこに行くの?」 ラブ 「まずはお洋服見て、その後CD視聴して、プリクラ撮って、ボウリングもしよう!」 祈里 「ラブちゃん、それって……」 美希 「初めてアタシたちがせつなと遊んだコースよね」 せつな「みんな、あの時はごめんなさい」 美・祈「アタシ(わたし)たちこそ!!」 ラブ 「プリクラの写真と思い出を、笑顔に変えちゃおう」 せつな「ええ、そうね。精一杯楽しんでみせるわ」 【6月18日】 『自室でひっそりと』 ウエスター「雨の日は家で運動だ。体を鍛えるのって楽しいぞぉ~!」 サウラー 「どうでもいいから静かにしてくれないか」 ウエスター「静かにしてたら運動にならんだろうが?」 サウラー 「その、室内で運動するって前提をどうにかしたまえ」 ウエスター「いいからお前もやれ! ――――って、なんだ、やればできるじゃないか。もしかして?」 サウラー 「……………………」 【6月19日】 『クマさんみたい、なんて思ったことないよ』 祈里「明日は父の日ね! お父さんに何をプレゼントしようかな?」 イヌ「ワンッ」 祈里「首輪って……お父さんは動物さんじゃないのよ」 ネコ「ニャー」 祈里「腹巻き……確かに似合いそうだけど、この時期は冷えないと思うの」 正 「どうした? なにやら楽しそうだな」 祈里「ねえお父さん、何か欲しいものない?」 正 「そうだなあ……パジャマがキツくなってきたような気がするな」 祈里「まだ大きくなるんだ……」 正 「何か言ったか?」 祈里「ううん! なんでもないの」(プレゼントは決まりね!) 【6月20日】 『世界に一つの贈り物』 せつな「ラブ、今日は父の日ね」 ラブ 「二人でプレゼント買いにいこっか!」 せつな「そうね!」 ラブ 「おとうさん! 肩もむね」 せつな「おとうさん! マッサージさせて」 圭太郎「どうしたんだ? 二人とも」 あゆみ「今日は父の日でしょ」 ラ・せ「おとうさん、あたしとせつなからのプレゼント。後で開けてね!」 圭太郎「オーダーメイドのゴルフグローブ。刺繍で僕の名前と……おとうさん大好き!?」 あゆみ「あらあら、素敵なプレゼントね」 圭太郎「クラブ投げ出して家に帰りたくなるようなメッセージだなあ。スコアは伸びそうにないよ」 新-129へ
https://w.atwiki.jp/kairakunoza/pages/1779.html
季節は冬の真中で、ここ数日はこの一年でもっと気温が低いとされていた。 私は待っていた……もう何回待たされたかわからない相手を、今日もまた。 (はあ……) 空に向けて吐かれた白い息が舞い上がっていく。そういえば天気予報は近いうちに雪が降るって言っていた。 寒さに包まれた街に少しでも明るさを見せる為に照らし出されたイルミネーションがちかちかと眩しかった。 (はあ……) 私は待っていた……手を繋ぐ恋人、家族連れが行き交う人並みの中でただひとり。 (別にいいけど。慣れてるから) それでも、すでに待ち始めて二十分が経とうとしていて、手袋のされていない手は芯まで冷えていた。 ダッフルコートのポケットに手を入れて、少しだけ寒さなんかをしのいでみる。 待ち合わせ時間から三十分経過しようとしたころに、人並みを掻き分けながら走ってくるロングコートが見えた。 私の顔が思わず少しだけほころぶ。でもそんなところを見せるわけにはいかない。すぐに表情を戻す。 「ごめん、やまと! 待った? 待ったよね?」 「……こう、また遅刻」 私はこうと視線を合わせないように、ぷいっと顔を背けてみせた。 「本当にごめん! 出掛けに色々と用事が重なって……!」 「こうの用事って、いつも出掛けに生まれるものなのね」 「やまと、怒ってる? 怒ってるよね、いっぱい待ったよね!?」 「別に待ってないわ……」 必死に謝罪の言葉を並べるこう。私は依然、顔を背けたままだった。かといって、本当に怒っているわけじゃない。 私はどんなにこうを待っても、こうの前から逃げたりしない。こうは私を待たせても、私を残して消えたりしない。 お互いにそれをわかっている。だからこそ怒っているような素振りをして、こうにもっと謝ってもらってみたりする。 「機嫌直してよ、やまと。今日はなんでもおごるからさ!」 「そういう調子のいいこと言って……誘ったのはこうのほうでしょ」 「そうなんだけどさ~……」 「そもそも、今日はなんの用事なの? また即売会?」 「まさか! こんな夜に即売会なんかやんないよ」 「じゃあ、なんなの?」 「なんなのって、デートだよ?」 ガツンとした衝撃が、私の頭に走る。それでも表情と言動の平静だけは保っていた。 でも内心は心臓がバクバク。こうの口からデートという言葉が、しかも私に向けて出てくるなんて。 ……いや、こうの性格を考えたらありえた話だった。だったら私の心臓がこんなに必要以上に高鳴っているのは……。 「……デートって、こう、ふざけてるの」 「ふざけてなんかないよ! 久しぶりに二人きりでがっつり遊びたいと思ってさ。こないだの即売会のお礼もあるし、それに」 「それに?」 「やまとと二人きりになる時間、欲しかったんだ」 こうが先程までの表情を忘れて満面の笑顔で答えると、私の胸の奥がきゅんと疼いた。 「やまととこうして遊ぶのも久しぶりだからさ……ずっとやまとと落ち着いて女の子っぽい遊びができる日を待ってたんだ」 「こう……」 その言葉に安易に心を許してしまいそうになったけれど、私はすぐに気を引き締めた。 「色々あって離れ離れだったけど、今は目の前にやまとがいる。会えなかった分、しっかり取り戻さなくちゃね」 「……そうね」 私はつっけんどんに答える。もちろん意識してのことだけど、人並み以上に簡単に内面の表情を見せたりなんかはしない。 ……それが私の好きな相手でも。その胸のうちが、恋へのときめきでも。 「……デートって言い方はやめてね」 変な期待しちゃうから。 * 「近いうちに雪が降るみたいだよ~」 「天気予報で言ってたわね」 「なんかさ、雪ってテンションあがらない?」 「そんなに子供じゃないわ」 そんなことを話しながら、私達はメインストリートを並んで歩いていく。 こうはこれをデートと呼んていた。まあ冗談のつもりなんだろうけど、これもこうなりの友情の証なんだ。 高校に上がる前までは、私達は毎日のように二人きりで遊んでいた。全く飽きなかったし、いつだって面白かった。 でもそれがほんの1、2年ぶりになったくらいで、私はいつもよりも少し緊張してしまうなんて。 きっと私の中に、こうへの感情の変化が生まれたから。そのせいもあるんだろうケド。 「やまと、ご飯食べた?」 「まだよ」 「じゃあファミレスいこうよ、ファミレス! 私もうお腹減って倒れそうでさ! おごってあげるから!」 「それもそうね、あったまるし」 「それに、やまとに渡したいものがあるからね」 「渡したいもの?」 こうは振りかえると、にこにこと不敵な笑みを私に見せていた。何かを隠しているような顔。 「ヒントはやまとが欲しがっていたもの」 こう? なんて答えられるはずがない。色々考えてみたけど、正解はひとつしかなかった。 「写真?」 「そう、写真! 実は写真探すのにすごい時間掛かってさ」 「わざわざ探してくれたの?」 「当たり前じゃん。二人の約束だったでしょ?」 そういった理由の遅刻なら、全く怒る気がしない。まあ普通の寝坊でも相手がこうならさほど怒らないけれど。 「ありがとう……でも、だったら今渡した方がいいんじゃない?」 「いや、暖かい場所で二人で落ちついてみようよ。やまとの顔、いっぱい写ってるよ」 「ていうか、私達しか撮らなかったからでしょう」 「まま、いいじゃん」 たしかにいいかもしれない。こうと二人で、一緒に写真を見るということ。こうはあれからどう変わったかな? そんなことを二人で語り合う幸せ。こうは私のささやかな変化に気付いてくれるかしら。まあ、無理でしょうね。 「それに……もう二度と渡せないかもしれないなんて思いはしたくないからね」 こうがそう呟いた。私の中に、少しだけ憂いが生まれる。こうだって、本当はいつだって時期を待っていたんだ。 一際強い光を放つ店の前を通ると、こうがぴたりと足を止めた。 「どうしたの、こう」 「……いいこと考えたっ!」 私の腕がこうによって強く引っ張られて、私は強引にその店の中へと入れられてしまう。 シャッターが開くと、ガヤガヤとした騒音が耳に響いてきた。すぐに気付く。そこはゲーセンだった。 「ひっぱらないでよ、こう」 「まあ、いいからいいから」 「いいから、とかじゃなくて。ゲームでもしたいの?」 「そうじゃないよ。いいからついてきて!」 「ついてきてって、引っ張ってるんじゃないの……」 こうに引きずられるようにして、ゲーセンの一角へと向かうと、煌びやかな装飾がされた大きな筐体が並んでいた。 「プリクラ……?」 「そう! 親友といえばプリクラ! デートといえばプリクラ! ゲーセンといえば格ゲー!」 「プリクラは?」 「これなら確実にやまとの元にもできあがりの写真が届くじゃんか」 「それはそうだけど」 「それにやまとは知ってるでしょ? 私はやまとと二人で写真を撮るのが好きなんだ」 それはたしかに知っていたけど、しっかりとしたカメラとプリクラじゃ別物だと思うんだけれど……。 そんな私の考えを知らないこうは、私をまたも強引に筐体の中にいれると、手馴れた動きてフレームなんかを選んでいく。 実の事をいうと、この手のプリクラなんていうものはあまり撮ったことがない。こうに撮られる以外の写真は苦手だから。 「こういうの、よく撮るの? 私は撮らないけど」 「私もあんまり撮らないかな? イベントの帰りに部員達と撮るくらいで。ゲーセンにはしょっちゅう足を運んでるけどね」 「でも……誰か他の人と二人で撮ったりしてるんじゃない?」 かまをかけてみたつもりだった。今思うと、しょうもないことだけれど。 「まさか。私はやまと以外の誰かと二人きりで写真なんて、絶対撮らないよ」 「……えっ?」 「あ、そろそろ撮影だよ。ポーズ作って。六回撮影できるから」 ポーズを作れといわれても……私はいつもの無愛想な表情で、カメラから目を背けてしまった。 「ほら、やまと! カメラ見ないと!」 「よくわかんないわよ……」 「そんなこと言わないで、あっ、そうだ!」 「きゃっ!」 こうが私の背後に周ると同時に、私の身体をふわりと包む感覚。 気がつけば私の身体は、こうが着ていたロングコートの中にあった。後ろからこうがロングコートを着たまま抱きついていた。 「ちょっ、こう! 何してるの!?」 「何してるって、抱き締めてるんだよ」 「恥ずかしいからやめて!」 「何も恥ずかしがる事ないじゃん、親友なんだし……って、あれ?」 「……どうしたの?」 私の身体を抱き締めるこうの動きが止まった。私の背中に伝わるこうの胸。私の胸とお腹に回されたこうの両腕。 このまま今の心臓の高鳴りがこうに伝わってしまっても、抱き締められた事の混乱のせいにできますように。 「やまとの身体、冷たい」 「……そうかしら」 「ごめんね。やっぱり、いっぱい待ったんだね」 今度は私を労る様に、こうの身体が更に私を強く抱き締めてくる。私の身体冷たいんだから、そんなことをしたらこうが寒いよ。 まるでその冷たさを自分の身体で引きうけようとしているみたいだった。確かに外は寒かったけど、こうが来たから別によかったのに。 今の自分の身体の冷たさがどれほどのものかなんてわからない。でも心の底冷えだけは、こうの優しさで少しづつ温まっている。 「……そう思うなら、今度からはもうちょっと早くきてよ」 「うん、気をつける」 でもきっと、時間を守る事はないし、守らなかったとしても、私は本気で怒ったりなんかしないんだろう。 こうのおかげで少しづつ身体が温まってきた。撮影はすでに四回目に入ろうとしているところだった。 「くすぐっていい?」 「帰るわよ」 「冗談だって……おや」 「なに?」 「ほうほう……やまとってば、なかなか胸のほうがおありですかな?」 「……!」 こうの両手が私の胸を、そっと包むように触れてきた。私の身体が大きく跳ねたけど、こうの手は離れない。 「や、やめて! 怒るわよ、こう!」 「うーん、これはCかDの微妙なラインくらいだねー?」 「本当にやめっ、あっ……ちょっ、こ、こうっ……!」 コートの中でバタバタともみ合う私達。こうの両手は腫れ物を扱うような優しさがあったけど、けして離そうとはしなかった。 私の焦りがピークに達する。心臓の鼓動が伝わりやしないか、何よりもこうに触られるとこっちの抑制が効かなくなる。 「ちょ。そんなに暴れないでよ、やまと!」 「だったら離しなさいよ……!」 「だってやまとの身体、すごい良い匂いがするんだもん」 だめだ。これ以上こうに触られ続けたらおかしくなってしまう。イヤなんじゃなくて、耐えきれなくなる。 それにこうの言葉はいちいち私の悦びを昂ぶらせる。必死に振りほどこうと、私は必死に暴れまわった。 「こう、お願いだから」 「やまとの身体って本当にいい触り心地だよね~」 「……あっ!」 こうの手がそっと私の太ももに触れた。私の身体が大きく動いて、首だけが衝動的にこうのほうへと向いたとき、 ……私とこうの唇が、たしかに触れ合った。さすがのこうも手の動きを止めて、私達は呆けたように唇を重ねたままだった。 「……あ」 唇が離れると、こうはそれまでとは打って変わってしおらしい態度を見せていた。頬が少しだけ、ピンクに染まっている。 「あ、あはは……やまととキス、しちゃったね……」 「……」 「私のせい、かな?」 「……だから言ったじゃないの。こうが調子に乗るからよ」 「……ごめん」 「別にいいわよ。事故なんだし」 私はまた、こうから視線を逸らすようにしてぷいっと顔を背ける。こうは何度も謝罪の言葉を述べていた。 そんなに謝らないでほしい。たしかにこうが調子に乗った結果だけど、あれはほとんど勢いのような夢のないものだった。 ……それに、もみ合っているうちにキスしたんじゃなくて、私がたまらず自分からキスをしただなんて、言えない。 「写真に落書きできるよ!」 「こうが好きに書いていいわよ」 「えーと、どうしようかな……あっ、この写真見てよ。やまとの顔、真っ赤だよ!」 わざわざ言わないでほしい。誰のせいでこんな顔をしちゃったと思っているんだろう。 写真の中の私はトマトみたいに顔を真っ赤にしていた。……こうは何故赤いのかまでは考えないのかしら。 「あっ、この写真……」 「どうしたの?」 「キス……」 こうが指差した写真では、しっかりと私とこうが唇を重ねていた。私は目を閉じて、こうは目を見開いて。 一枚のコートにお互いの身体を入れて、キスをするところ撮るだなんて、これじゃ単なるバカップルだった。 自分から仕掛けたとはいえ、キスの気恥ずかしさが今ごろになって湧いてくる。こんな風に形に残ってしまうなんて。 「これっていわゆるキスプリだよね」 「……知らないわ」 「やまととのキスプリか~……これは大事にしないとね」 だから、そういうことをあまり言わないでほしい。……でも多分、私もずっと大事に持っている。 私は自分の唇にそっと触れてみる。あまり感触を思い出せなかったけれど、そこにたしかにこうの温もりがあるようだった。 携帯に写真を転送して、出てきた写真をハサミで切りとって、二人で分け合う。こうは写真を見て逡巡していた。 「これ、携帯に貼っちゃおうかなあ。キスプリはバッテリーのところとか」 「誰かに見られたら疑われるわよ」 「いいよ、やまとなら」 ていうか、見られて恥ずかしいのは私も一緒なんだから。私はなんだか貼るのがもったいない気がするんだけど。 ゲーセンを出ると、外はやっぱり底冷えするような冷気。こうがぶるぶると身体を震わせる。 「じゃあ今度こそファミレスに行こうよ。お腹ペコペコだよ~」 「……まあ、プリクラも悪くなかったわね」 私達は近場のファミレスに入って、こうはハンバーグセット、私はペペロンチーノを頼んだ。 「でさ、これ写真なんだけど」 こうの差し出した茶色い封筒が、札束でも入ってるんじゃないかというくらいに厚くて……。 「私達、こんなに撮ったかしら」 「撮った撮った。やまとの手元には写真がなかったから、実感はわかなかっただろうけどさ」 「こうが渡さなかったからじゃないの」 「だから、それはごめん!」 こうは今日だけで何回謝っているんだろう。そして何回謝られても、それを許す私。 封筒から写真を取り出すと、私達はそれをテーブルに並べてひとつずつ、思い出を確かめるように覗いていく。 「このときのやまと、気持ちちょっと若いね~」 「これは……中学二年のとき?」 「そうそう。あ、これは中学の体育祭のときだね」 「そういえばこんな体操着だったわね」 「こっちは部活帰りだね」 「この頃のこう、髪が長かったわね」 「でもこの後すぐだよ。面倒くさくなって切っちゃうの」 話がはずんだ。と一緒に、一回一回の撮影ごとの思い出が、写真を見るたびに頭の中でフラッシュバックしていく。 案外覚えてるものだった。本当はこうとの思い出が、私の中でひとつ残さず忘れ難いものだったんだけれど。 「焼き増し、本当にしてくれていたのね」 「あ、疑ってたの? ひどいよ、やまと」 「冗談よ。 ……でも、ありがとう」 「ううん。お礼を言わないといけないのは私のほう」 私達はすでに注文したメニューを食べ終えていて……こうはデザートのティラミスを口に運んでいた。 「なんでこうがお礼を言うの?」 「写真のこと、忘れずにずっと待ってていてくれて。もう、いらないって言われるかと思った」 「なんでそう思ったの?」 「やまとはあんまり写真撮るの好きじゃなかったみたいだし、私は私ですぐ約束破っちゃうし」 ……鈍感。たしかにそう見られるような態度を見せた私がいけないんだろうケド、別に撮る事は嫌いじゃない。 むしろ、こうと二人きりでいられていることを形に残せるということが、私にどれほどの価値があると思っているんだろう。 「……撮るのがイヤだったら、こんなに何度も付き合ってないわよ」 「そう? やまとは一度だって撮影を拒んだことがなかったから、私もつい調子に乗っちゃうんだよね」 「こうはなんで、写真を撮るのが好きなの?」 それは常々疑問に感じていたところだった。こうは首をかしげて頭の上にクエスチョンマークを浮かべている。 「なんで好きかって、うーん。難しいね」 「友情を形に残すのが好き、とか?」 「その割には友達とあまりプリクラとか撮らないんだよね。こういうカメラを使ったきちんとした写真も、やまととだけだし」 それがわからなかった。こうにとって写真っていうのは、友情の深度を計る目安みたいなものなのかな。 「やまとが可愛いから! ……なんちゃって」 「……茶化さないで」 「だって、本当によくわかんないんだよ。ただ」 「ただ?」 「やまとと一緒に写真を撮っているってことがすごく楽しくて、出来た写真を見るとすごく嬉しくて、ただそれだけなんだよね。ダメ?」 ううん。それだけでも私には十分。それ以上の特別な理由なんて、今はいらないかもしれない。 あってないようなシンプルな理由だったけど、かえって私は安心した。深い詮索は必要なかったんだ、最初から。 * ファミレスを出て私達は、夜の街でショッピングに勤しんだ。 こうの誘いでこないだ言った即売会で売っていたような本がたくさん置かれているような書店にも行った。 正直空気が全くわからないアウェーな場所で肩身が狭かったケド、こうが喜ぶ姿を見ればそれはどうでもいい。」 「いやー、今日はありがとう、やまと! お礼のつもりがついつい付き合わせちゃって」 「別に……私も欲しかった服が買えたし、それなりに楽しんだからね」 「やっぱりたまにはこうして遊ぶのもいいよね。やまとさえよかったら、来週も行こうよ」 「……別にいいけど」 別にいいけど、なんてものじゃない。来週も再来週も、こうと一緒にいられるならそれでいい。それがいい。 「今日はもうお別れだけど、やまとは最後になにかある?」 「なにかって?」 「お礼。私、たいしたことできてないからさ」 お礼……こうにしてもらいたいこと。なにかあったっけ。たくさんあるようで、なにもないようで。 どこまでこうが許してくれるかもわからないし、 ふと、してもらいたいことがひとつ、頭の中に浮かんだ。でもそれを口にしていいものか、悩んでしまう。 「こう、なんでもいいの?」 「常識的な範疇ならね」 「じゃあ……」 私はこうの前に近付いて、振りかえって背中を向けると、そのまま軽くこうの胸に背中をあずけた。 「やまと?」 「あのね……」 「うん?」 「プリクラのときみたいにね……コートで私を包んでほしいの」 こんなお願い、こうにはどう思われたかな。おかしなやつだって、思われているかもね。 でもそれは、私が今一番求めているもの。好きな人の温もり。今から離れるなら、せめて身体に残しておきたい。 「寒いの?」 「……うん」 そんなわけじゃない。こうと一緒にいれば、寒さなんてあってないようなものだった。 「これは常識的な範疇、よね?」 「プリクラの中で暴れてたから、イヤなんだと思ってたよ」 「あれは……こうが変な場所さわるから」 すると、私の身体は軽く引き寄せられて、すぐに身体をコートが私の身体を包み込んだ。こうの体温が残る生地。 今度はプリクラのときとは違って、心まで包み込んでしまうような、後ろからの優しいハグ。 「こんなお願いなら、何度でも」 「でも、いいの? 人がいるのよ?」 「関係ないよ。やまとのお願いだもん。それに私もこうしていたい」 こうの温もりが私の身体に、生地を超えて伝わる。36.5度の体温よりもずっと熱い、こうの優しさ。 なんだか今、少しでも二人が離れてしまったら、この温もりの分だけ、遠くに離れて二度と会えなくなるような気分。 「ね、こう」 「なに?」 「……ギュッてして」 こうの両腕に力が込められる。もっと強くしないと、二人がひとつになれない……口には出せない寂しさがあった。 「もっとして」 「でも、やまとが苦しいよ」 「イヤ。もっと強くして」 「やまとってこんなに甘えん坊だったっけ」 「別に甘えてるわけじゃないわ」 欲望が口から止まらない。もっとこうに多くの事を求めたい。強がってはいるけど、気恥ずかしさは込み上げてこなかった。 「……でも、ギュッてして」 更に込められる力。いくら親友からとはいえ、こんな気持ちの悪いわがまま、よくもこうは何の疑いもなくしてくれる。 「変なところ触ったら、イヤだからね」 「わかってるよ。ごめんね、やまと」 「……どうして謝るの」 「私もこうしてるだけで、気持ち良いかも」 それ以上言われると、私は不器用だから、調子に乗ってしまう。写真を撮るときのこうの気持ちみたいに。 底無しの欲望。私はこうしてるだけでも足りなくなっていて、悪魔が囁いたように、私の頭は次の願いで満たされていた。 「こう……」 「なに?」 「あのね……最後のお願い」 「うん。なんでも言って」 お願い、こう。私のこと、嫌いにならないで。そう思うなら、こんな願望は胸の中に殺しておけばよかったのに。 でも私の中の、自分でも認めたくない甘えん坊の虫が、それを口にしろと呪詛のように繰り返している。 二人の関係、壊れちゃうかな。でももう、この衝動を押さえる事は、不器用な私にはできなかった。 「……キス、したいの」 ……しばらく沈黙が続いた。ほら、嫌われちゃったかな。こうに包まれた私の身体が小さく震えているのは、寒さのせいじゃない。 「私でいいの? そういうのは、恋人としないといけないんじゃない?」 「……こうは、イヤ?」 首だけ振り向いて、こうの表情を確認する。困っているような顔はしていたけど、そこに嫌悪の色は全く含まれていない。 でもすぐに穏やかな笑みが戻って、こうは首を横に振った。 「イヤなことなんてない。やまとと一緒にできることで、やまとがしたいことで、イヤなことなんてないよ」 私の心に、小さな炎が燃える。拒絶されなかった安心よりも先に、受け入れてくれたこうへの情熱のほうが強かった。 いやらしい女の子だと思われたかもしれない。こうの胸のうちはわからない。でも、こうのそんな言葉に甘えたくなる。 「……どうしてそんなに、優しいの」 「やまとが優しいからだよ。私、ずっと迷惑かけてるからね」 「別に優しくなんかないわ」 それを最後まで口にするかしないかのところで、私の口は塞がれてしまった。それが私の最後の理性の枷だった。 同じコートに入ったまま私は振りかえると、こうに抱きついて、唇を吸い尽くすそうとするように貪りついた。 「む……ふぅ……」 「ん……ふぁ……むぅ……」 もう自分を抑えきれる自信がなかった。二人の唇が腫れるくらいに、もっと濃厚なキスをしたかった。 全身が蕩けて、こうの中に流れていきそうだった。むしろそうなれば、こうのひとつになれば、いつでもこうを感じられるのに。 道ゆく人は奇異な目で私を見ているかもしれない。それでもこうは、今みたいなことでも関係ないと言ってくれるかな。 何分、何十分キスしていたかわからない。顎が辛くなったころに、ようやく二人の唇が離れた。 「おかしいね。私達、恋人同士でもないのに」 「そう……ね……」 こうは照れる事もしないで、いつもの笑顔でいた。きっと今、今顔が赤いのは私だけなんだ。 キスのあとだからか、私の気持ちは幾分穏やかだった。それでも、こうへの想いは今のキスでさらに膨らんで、私の中から溢れ出そうなほど。 「今度は恋人に、唇を許したいね」 「……うん」 「でも、やまとがしたくなったら、いつでも言ってね」 私が学園に転校してからも、こうは私を待ちつづけていたらしい。私は自分に何が起こっていたのかわからないけれど、こうが私を待っていた。 いつもは私がこうを待っていた立場なのに。待たされることはイヤじゃないけど、待つ身の不安はよくわかっているつもりだった。 「会えなかった分、しっかり取り戻さなくちゃね」とこうは言っていた。待っていた時間なんて、帳消しにしちゃえというくらいに。 私はこうを待ちつづける。でも私はもう、今度は待たせない。こうして二人の距離がゼロになっている瞬間に、私の想いを伝えなくちゃ。 「こう、あのね……」 コメントフォーム 名前 コメント その後どうなったの? -- 永森やまと (2012-06-20 08 13 49) これはいい(^^ゞ -- 名無しさん (2008-09-22 04 19 33) 発売前に読んでいたら(無理) -- 名無しさん (2008-03-05 15 09 18) 待ってました?こう&やまと?きたよ?萌え? あざ〜す(=`ω=)?? -- 美緋 (2008-02-27 01 48 48)