約 588,544 件
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/6114.html
695: トゥ!ヘァ! :2020/03/14(土) 18 11 31 HOST FL1-122-135-211-57.kng.mesh.ad.jp 融合惑星ifルート セリフ集 「こんなところ占領して意味があるんですかね?」 「上層部はここを拠点にしてこの世界に攻めこむ気らしいからな」 α世界ことフルメタ世界及びβ世界ことマブラヴ世界の南極を占領したブリタニア軍兵兵士の会話。 まだこの時期のブリタニアには他世界にちょっかいをかけるだけの余力が存在していた。 「絶対に許さん!絶対にだ!」 「やってくれたのぅ…やってくれたのぅ」 南極を自国領土として主張していたユニオン及びエルジアの反応。 前者がユニオン高官で後者がエルジア高官のセリフである。 勝手に自国領土を占領された挙句「今無条件で割譲するのなら当分の間は攻め込まずにおいてやる」という一方的なブリタニアからの通告を受けたため、上記の反応となった。 その後間を置かずに両南極にて戦闘が勃発する※1 「海が3で敵が7!繰り返す!海が3で敵が7!連中馬鹿みたいな数で攻めてきやがった!!」 α(フルメタ)世界における南極駐留ブリタニア軍兵士のセリフ。 ユニオン軍はスエズ紛争の傷が癒えきっていないながらも国家の総力を挙げた大艦隊で南極奪還に動き出した。 「ロックンロール!」 南極奪還戦に傘下した特殊空挺部隊員※2の言葉。 突如前線の後方に現れた彼らは油断するブリタニア軍を存分に蹂躙した。 「さて。我らが女王陛下に向けた土産話を作ってやらねばな」 エルジア空軍所属。ミハイ・ア・ラージ中佐による出撃前の激励。 BETA大戦後になり再編されたエルジア空軍初の本格的な戦闘であった。 なおミハイ中佐は英王室に連なる血筋であるため現在の英国王室一家とも前々から交流がある。因みに御年56歳。 「なんだ!なんだってんだ!」 「駄目だ!味方ばかり落ちていく!!」 β(マブラヴ)世界における南極戦。ブリタニア空軍及び陸軍兵士のセリフ。 前者が空軍兵士、後者が陸軍兵士のセリフである。 南極奪還のために動き出したエルジアはユニオンほどの戦力は動員できなかったが、ミハイ中佐を中心とした精鋭部隊が活躍した結果南極上空に展開したブリタニア空軍は瞬く間に壊滅した。 「大きさと違い動きは素早いぞ!気を付けろ!!」 「こんなデカブツ相手にするなんて聞いてねーよ!」 β(マブラヴ)世界南極に駐留するブリタニア陸軍兵士の会話。 エルジアの第3・5世代、第四世代戦術機相手に4m代の第五世代KMFでは無謀過ぎた。 696: トゥ!ヘァ! :2020/03/14(土) 18 12 17 HOST FL1-122-135-211-57.kng.mesh.ad.jp 「それで被害はどうなっているのかな?」 「展開した航空部隊はどちらも壊滅。駐留陸軍においても殆ど撤退できずに降伏。それぞれに派遣していた艦隊二つも半壊状態って感じね」 ブリタニア帝都におけるシュナイゼル皇子とカノン副官の会話。 当時のブリタニアからすれば想像を絶する被害であり、シュナイゼル皇子の頭を悩ましたが、後にこれがまだ序の口に過ぎないことを思い知ることとなる。 「地球連合か…この国家…看過できないな」 「これを見過ごせば我々の存在意義がなくなる!」 「断じてその存在を許すわけにいかない…」 クロス世界におけるCE連合の歴史を聞いたUC連邦政治家の会話。 地球連邦の政策を真っ向から否定するような歴史を歩んできた連合は存在するだけの連邦という組織の瓦解を招くと危険視されていた。 なお融合惑星上に転移してきたCE世界には同じ名称の連合組織が存在していたがそちらは調査の結果「まとまりに欠け、技術・戦力・政治共に敵になりえない」と判断されていた。 「この話本当か?」 「わからん。だがアフリカの方では既に新型が届いているらしい」 ところ変わってUC世界における反連邦組織兵士の会話。 α(フルメタ)、β(マブラヴ)世界において南極戦が勃発している同時期にこちらでは連合からの支援及びハマーン・クワトロ両名からのアフリカへの集結指示が出されていた。 「シャアの奴がどうやら地上に来ているらしいな。あちこちの残党に話を付けてアフリカに向かわせていると話を聞くが」 「最近連邦の動きが目に見えて活発化しているせいだろう。既にカラバでも加盟組織の幾つかが潰されてるよ」 UC世界におけるアムロとハヤトの会話。 既に地球連邦政府の動きは活発化してきており、各地の反連邦組織が徐々に崩され始めていた。 「近頃になり連邦政府からの圧力が強まっている。このままではティターンズの存続も危ういかもしれんな」 「由々しき状態でありますな。閣下」 (まさか…与する側を誤ったというのか…この私が…) ジャミトフ及びバスクの会話。またこの場にいたシロッコの内心。 ティターンズは最近になり対連合のために動き出した連邦政府から連邦軍の指揮下に入るようにと言う圧力をかけられ始めていた。 697: トゥ!ヘァ! :2020/03/14(土) 18 12 49 HOST FL1-122-135-211-57.kng.mesh.ad.jp ※1後に第一次南極戦役と呼ばれる戦いとなる。 結果としては両南極とも現地国家勢の圧勝。ブリタニアは両南極において陸海空合わせて想定以上の損害を被った。 ※2特殊空挺部隊 特殊空挺部隊とは旧日本自衛隊の人員を中心に設立された部隊であり、航空機からの空挺ではなく艦艇から出射される空挺ポッドへASを積み込み、砲撃やミサイルと共に適地ど真ん中へと展開することを可能としている部隊。 ポッドは音速を超え速やかに適地内陸もしくは海岸部への飛来。空中でパージされ中のASが展開する。ポッド一基に付き四基のASが搭載可能。 運用の関係上、機体やパイロットへの負担が大きいため展開後短時間(凡そ3時間ほど)の戦闘に特化しており、時間内に援軍が到着しなければ戦闘能力が著しく低下することが推測されている。 ポッドを出射するために旧米軍から融通された旧式揚陸艦を大改造した専用船を用いている。 元々は諸島奪還を目的とした快速部隊であったが、東京事変やスエズ紛争のショックから何か変な方向にねじ曲がった末設立されてしまった部隊。 猛者揃いのレンジャーや海兵隊からしてもクレイジーと呼ばれているのが特殊空挺部隊隊員である。 698: トゥ!ヘァ! :2020/03/14(土) 18 13 23 HOST FL1-122-135-211-57.kng.mesh.ad.jp 投下終了 取りあえず最近ちまちま書いていたのを。
https://w.atwiki.jp/itan_seihaisensou/pages/132.html
ルルーシュ・ランペルージ(新二次) 【名前】 ルルーシュ・ランペルージ (Lelouch・Lamperouge) 【サーヴァント】 【性別】男性 【性格】 「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」という信念を持つ。 自尊心が高く、理知的・理性的で孤高を求める。 元来の性格は正義感が強く実直で、困っている人や弱者を見ると放っておけず、人間的に優しく情に厚い。 また、傍観者や差別意識の強い者を激しく憎むなど感情の起伏が激しい。 社会のルールや常識には全くとらわれないが、個人的に交わした約束は些細なものでも重んじる。自立心も強い。 また、色事には非常に鈍く、疎い。そういった面では慎み深い感性を持っている。 【出典】 コードギアス-反逆のルルーシュ- コードギアス-反逆のルルーシュ-R2 オリジナル 【属性】秩序 悪 【ステータス】 筋力 E 耐久 D 敏捷 E 魔力 B 幸運 B 供給 A TOTAL 170 【詳細】 数ヶ月前に本土から地祇島にやって来た青年。 両親は居らず、市内の高校に在学し、生徒会の副会長と務めている。 西洋人の血を引くハーフであり、その端麗な容姿・明晰な頭脳からか女子生徒からの人気が高い。 その正体は諸外国の傀儡となりつつあった日本政府を実質的に牛耳っている財閥群・キョウトが地祇島の情勢を日本に有利にすべく送り込んだ反逆者。 『黒の騎士団』と呼称される大規模右翼テロ組織の最高指導者。 騎士団内部では、仮面で素性・身分を隠した上で『ゼロ』と名乗っている。 本名は『ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア』。 神聖ブリタニア帝国(現実におけるイギリス・アメリカ)の第11皇子・第17皇位継承者。 幼少時に思想犯の襲撃を受けてルルーシュを庇って母が死去し、妹のナナリーは歩行能力を奪われると共に視力を失った。 父シャルル・ジ・ブリタニア皇帝との謁見で襲撃を防げなかったことをなじったが、「お前は死んでいる」と逆に罵倒されたうえ、人質(外交手段)としてナナリーと共に日本に送られ、日本財界のフィクサー・桐原泰三に囲われて育つ。 だが、まもなく行われたブリタニアによる工作により公には死亡した存在となる。 その後も桐原の庇護の元で、ナナリーと共にランペルージの姓を名乗って素性を隠し、身体が不自由な妹を抱えながら、身元が発覚してブリタニアに利用される事への不安に怯える毎日を過ごしていた。 17歳の時、本土に潜入していたブリタニア軍のエージェントとテロリストの戦闘に巻き込まれ、その場で謎の少女C.C.と出会い彼女から異能の力『ギアス』を授けられる。 その後、テストを重ねてギアスの能力を把握し、その力を武器にブリタニアに戦いを挑む決意を固める。正体を仮面とマントで隠したテロリスト『ゼロ』となり新宿に拠点を有していたテロリスト・扇要一派に共闘を呼びかけ、私設軍隊『黒の騎士団』を設立。自らを「武器を持たない者の味方」と標榜。 各個に武力闘争を続けていた日本国内における反ブリタニア勢力を糾合し、ブリタニア政府関係者のみならず庶民を食い物にする汚吏汚官、犯罪結社といった相手をも殲滅することで、支持層を日本国民のみならずブリタニア人にも広めてゆく。ゼロのこうした行動は「義賊気取り」と称された。 その過程で桐原率いるキョウトにゼロではなくルルーシュ個人として接触し、資金提供や武器(ナイトメアフレームと呼称される機動兵器等)の横流しを要請。 キョウトとは共依存関係を保っている。 妹のナナリーが安全に過ごせる世界を作り上げる事こそが彼の行動原理である。 ナナリーの安全に関しては最優先目的であり、あらゆる事態においてまず彼女を案じる。 このため仲間や部下を手駒のように扱うが、自分自身さえも“キング”という盤上の駒に過ぎないと考えている。 地祇島へはキョウトの要請――そして『願望機・聖杯』を求めて渡航。 兼ねてより黒の騎士団を利用してブリタニアを筆頭とする諸外国の圧力によって失墜しつつある日本の国力を高めた上で、その日本をも利用してブリタニアを打破する算段だったが、聖杯戦争の存在を知ってその計画を前倒しにしている。 極秘裏に地祇島内には黒の騎士団の数十人もの精鋭メンバーや彼らの武装であるナイトメアフレーム無頼が送り込まれており、桐原の手引きによって島内の自衛隊をも指揮出来る権限を有している。 得意戦術は、地形を利用して一気に形成を逆転させる手法。 類稀な頭脳を誇り古今東西の戦略に通じる。また、心理戦に長け、人心を巧みに操縦する。 戦闘では大胆不敵かつ用意周到な作戦とそれを可能にせしめるギアスを武器に戦う。 「戦略が戦術に負けることはない」という持論を持ち、「王が動かなければ部下が付いてこない」という信念から、黒の騎士団の作戦時には指揮官として振る舞うだけでなく、自ら陣頭に立つことで寄り合い所帯で思想・動機がバラバラの騎士団をまとめあげる。 搭乗機は無頼ゼロ専用機。 ナイトメアフレームの操縦は決して高くはない。 聖杯に託す願いは『ナナリーが安全に過ごせるブリタニアの存在しない世界の構築』。 【使用魔術】 彼が所有する『ギアス』は『絶対遵守のギアス』。 瞳に紫色の光を宿し、その中央には不死鳥のシンボルが浮かぶ。 自分の眼を見た相手(正確には目から出たレーザーが視覚的に侵入した相手)に命令を下し、それを必ず実行させる。 それ故に『命令するためには直接相手と目を合わせなければならない(映像越しなどは無効)』、『有効範囲は約270m』などの有効制限がある。 逆にその条件さえ満たせばいいので、鏡などを使って視線を反射し、間接的にギアスをかけることもできる。 基本的にこのギアスに掛かると、命令の遂行中は自意識を奪われ記憶も欠落するため、命令に逆らうことはまず不可能である。拘束力は命令の内容が具体的であればあるほど増し、隷属化を指示すれば継続的に従わせることも可能だが、単純に特定の命令を実行させる適用より拘束力は劣る。 一見するとかなり便利に見えるが、使いどころが重要になる。というのも、ある欠点があるからである。 それは、『同じ相手には一度しか使えない』ということ。それ故、一度下した命令をキャンセルすることも基本的に不可能。 マスター及びサーヴァント・モブに使用可能。 ただし、対魔力スキルを有するサーヴァント・人間とは異なる存在(サーヴァントも現界時点で吸血鬼・死神等で無ければ人間扱い)・令呪ブーストを使用した状態のマスターに対しては一切の効果を持たない。 マスター・サーヴァント共にギアス使用時には使用成功3 使用失敗3のダイスが伴う。 失敗だった場合には1日に渡ってその対象に対する再度のギアス使用が不可能になる。 成功だった場合にはマスターに対しては無制限の命令を与える事が可能。ただし「死の強要」・「自傷行為の強要」・「サーヴァントの自害の強要」の3つに関連する命令に対しては聖杯戦争中1度しか行えない(令呪2画を使用した令呪ブースト時にこのカウントが1増えた2になる)。 サーヴァントに対しては令呪ほどの拘束力は無いものの、2ロル間に渡って命令を与える事が可能。ただし、サーヴァントに対しては「死の強要」・「自傷行為の強要」・「マスターの殺害の強要」の3つに関連する命令を与える事が出来ない。 一度ギアスを使用したマスター及びサーヴァント・モブに二度目のギアスを使用する事は不可能。 モブに関しては使用の成否を問うダイス判定無しにギアスを使用出来る。 ルルーシュ・ランペルージ 裏設定
https://w.atwiki.jp/nijiurabon/pages/19.html
ルル山 ゼロ山基本ポーズ集腕をクロスさせる 「合衆国ニッポン!」 「特区ニッポンへ参加せよ!」 CC(シーツー) ババア ダールトン ニーサン オデュ兄さん うまゆき 千葉さん 朝比奈 たまきん ジョージ 扇 ヌゥさん 木村貴宏 監督 グリリバ NINJA モニカ ルル山 lelouch.jpg ブリタニアの植民地・日本に住む、ブリタニア人の少年。 その正体は若本皇帝から追放された王子。第11皇子・第17皇位継承者。 ゼロとなり黒の騎士団を操ってブリタニアを相手に知略で戦う。しかしイレギュラーが発生すると、とたんに弱くなってしまう。 童貞。 ゼロ山基本ポーズ集 pose1.jpg 腕をクロスさせる とりあえずキーボードを打つときは腕クロス。四天王の中の小物っぽい雰囲気を漂わせるポーズ。 pose2.jpg 「合衆国ニッポン!」 マントを跳ね上げ、両手を高く上げると共に腰を振る。なめらかな腰使いがポイント。 pose3.gif 「特区ニッポンへ参加せよ!」 両腕をからませながら引いていき、右手でキメ。メカ(弟)の腕に乗りながらやると、さらに効果的。 CC(シーツー) cc.jpg ルルーシュにギアスの力を与えた、謎の女。 しかしナレーションでは頑なに「謎の少女」と言い張る。 好きなものはピザ。 かつてのパートナーだったマオには甘やかしまくっていたが、本当の性格はガチサドだったらしい。 おかーさんと呼ばれるのはDS版のゲームのネタから(?) ババア cornelia.jpg みんな大好きコーネリア総督。 近接格闘に特化したナイトメア・グロースターを操り、戦場を駆ける。 グラストンナイツと称する配下には、なぜかイケメンが多い。 ババア属性ということで元から二次裏での人気は高かったが、妹ユフィを可愛がっているシーンにより、さらに爆発。 ガウェイン戦で負傷した後は、ギアス教団を探るために裏で動き回っていた。 再登場時はメイクを落とし、可愛さが頂点に達する。ババア結婚してくれ!! ダールトン darlton.jpg ババアの部下。 決して悪いキャラではなかったが、第1期ラストでうんこをもらし、ハドロン砲であぼーん。 ニーサン schnizele.jpg ブリタニア第2皇子。 物腰は柔らかだが、頭も切れる油断ならない男。 「」の黒歴史ノートをあやつり、世界制服をたくらむ。 オデュ兄さん oddu.jpg ブリタニア第1皇子。 競争の激しいブリタニア皇族において、ただ一人いかにも無害そうな男。 中華連邦の天子さまとの政略結婚は阻止されてしまったが、本人はあまり気にしていない様子。 弱キャラに見えて実はかなりの強キャラ。 好きなものは日本食。 うまゆき umayuki.jpg ミラクル藤堂の配下、四聖剣のひとり。 ジジイ(仙波)・メガネ(朝比奈)・女子(千葉)という他の3キャラの中でこれといったキャラもない、最も地味な男。 そもそも四聖剣って言われるほどお前強いのかよ!?と問いたくなるほどの微妙さだったが、 第1期のラストでは敵の補給部隊を押さえ、地味ながらも戦いに貢献する。 第2期ではその微妙な存在感により、逮捕から免れる。 黒の騎士団の生き残りとしてCCやわんこと共に戦い、ルル山と合流。 立ちふさがる新型ナイトメアの前に、ルル山を逃がすために自決を図った。 好物はセミやトンボなどの昆虫。そんなの食うなよ、うまゆき…。 ちなみに前期でさんざんスレ立て画像に使われたこの表情は、ランスロットのスラッシュハーケンを食らった時の顔らしい。 千葉さん chiba.jpg 同じく四聖剣のひとり。 古くは日本解放戦線から参加し、藤堂さんと結婚するためだけにここまでついてきた、ある意味すごい人。 戦闘力はパッとせず、やられ要員としてもエロ要員としても中途半端。 朝比奈 asahina.jpg 同じく四聖剣のひとり。 メガネ男子という穏健派っぽい外見とは裏腹に、大胆不敵なセリフを吐く強者。 常に相手を挑発し、死亡フラグっぽいセリフを口にしていないと生きられない体質らしい。 第二次トウキョウ決戦の重要な局面において、ゼロに対する不服をだらだらとしゃべり続け 藤堂を混乱におとしいれた戦犯。 しかし戦闘不能になってボディスーツがおっぱいのように膨らんだときは、誰もが「…ある!」と叫んだという。 たまきん tamakin.jpg レジスタンスの中で、最も初期からいる一人。CVはプラネテスでハチマキを演じた田中一成。 性格はガサツで、金遣いが荒い。 第1期ではゼロに対し懐疑的な態度だったが、処刑される寸前を助けてもらってからは忠実な駄犬と化す。 ラストでは喫茶店を経営し、なぜか中の人(田中一成)からも色紙を贈られている。 ジョージ diethard.jpg TV局のプロデューサー。 ブリタニア人でありながらゼロの思想に深く賛同し、黒の騎士団入りを志願する。 ゼロ大好きっ子ランキングではわんこに次いで2位。 ゼロには何か策があるものと思い込んでいて、とりあえずゼロの言動には何でも感心してしまう。 非戦闘員だが、戦場では意外にはしゃぎ回る。 扇 ohgi.jpg 黒の騎士団の母体となった、レジスタンスのリーダー。 頭がソース焼きそばみたいな男。 作戦中に記憶喪失となったヌゥさんを拾い、しばしの間エロゲーのような夫婦生活を送る。 そのうらやましさぶりに、二次裏住民は「扇死ね」コールが多発した。 終盤の「ゼロは引き渡す、その代わりに日本を返せ!」発言により扇株は暴落、その後最終決戦で戦艦を落とされ そのまま死ぬかと思われたが、なぜかトラックで逃走、ラストではちゃっかり日本国首相&ヌゥさんと結婚により 大ブーイングのままに幕を閉じた。扇死ね!今すぐ死ね!! ヌゥさん viretta.jpg 元はジェレミアの部下。ジェレミアのためにゼロの正体を探っていたが、ふとした事から記憶喪失になる。 その後扇(頭が焼きそばみたいなヤツ)に拾われ、ひと時の甘い新婚生活を送るものの、 イレブンの暴動に巻き込まれ、集団レイプ。記憶が戻ったヌゥさんの怒りの銃撃によって、扇は負傷した。 その後もなぜか学園の教師をやっていたり、ゼロと内通することになったりと、割とその場に流される性格らしい。 木村貴宏 kimtaka.jpg コードギアスのキャラクターデザイナー・メインアニメーターを務める。 第2期のオープニングで初の顔出し。 やっぱりロボットだったらしい。 監督 kantoku.jpg 第1期のオープニングでかなり早い段階から顔を見せた、キョウト六家の当主。 初期は名前がわからなかったので、テロップから監督と呼ばれる。 初登場の時点で好感度が最大になっている、最も攻略しやすいキャラ。おまけにかないボイス。 かないボイスでエロゲー、いい時代になったものだ。 後半からは他ヒロインを蹴落とすような姑キャラ的な言動が目立つようになる。 グリリバ gri-riva.jpg 中華連邦、天子さまの側近。 元は罪人だったが、天子さまによってその命を救われる。 アニメではルルーシュの頭脳+スザクの身体能力を持つ強キャラという設定。 一定時間天子さまから離れていると吐血する病気(ロリコン病)にかかっている。 NINJA 3453.jpg ルルーシュ家に仕えるメイド。しかしその正体はNINJAだった。 後半から突如NINJAスーツに着替え大暴れ、ナナリー救出作戦に参加する。 途中でフレイヤ弾頭を撃ち込まれるも、なんとか帰ってきた。 ジャングルで遭難し、生水を飲んで以来腹の調子がよくないらしい。 モニカ monica.jpg ナイトオブラウンズの一人で、女性。 いかんせん物語後半で出てきたラウンズなので、テンさんやワンさんを見ての通りにぞんざいに扱われたキャラだったが、 本編でもやっぱり何一つ良い所なく瞬殺される。 しかしjunのギアスコラスレでは人気が高く、ひょっとこあきと呼ばれるコラ師がよほど気に入っているのか、 ぶっかけコラが大量に作られていた。 ▲
https://w.atwiki.jp/lcss/pages/254.html
前話 「私を……ブリタニア軍に入れてほしいの……」 「え……?」 カレンの言葉にライは耳を疑った。 日本人のことをイレヴンと呼んで差別をし、虐げていたブリタニア軍に入るというカレンの言葉。 公園で偶然見かけたその光景にとてつもない怒りを見せていた彼女が、そんなことを言うなんてライには信じられなかった。 「それは……どういう……?」 「そのままの意味よ。私は今まで、ブリタニアから日本を取り戻すために黒の騎士団として戦ってきたわ。それが、私にとって一番大事だったお兄ちゃんの夢だったから。でも、今の一番は――あなたなの」 昔からカレンに優しくしてくれた兄、紅月ナオトの存在。 ブリタニア人とのハーフだということで、あまり多くはなかったがいじめを受けたこともあったカレンにとって兄の存在は大きかった。 当時日本との関係がぎくしゃくしていたブリタニアとのハーフである自分を、なんの隔てもなく優しくしてくれたただ一人の兄。 そんなカレンとナオトの関係は、ルルーシュとナナリーの関係に似ている部分がある。 ルルーシュがナナリーを溺愛していることに類似することがないなど違うところもあるが、基本的には同じような関係だ。 カレンにとって心から安心して生活できたのは、兄と母、そしてたまに顔を出しに来ていた扇と過ごしていた時間だけだった。 ルルーシュとナナリーが、スザク以外の人間を信用せずに日本での留学生活をしていたのと同じような状況にあったのだ。 だから、ルルーシュがナナリーのためにゼロとなって戦っているのと同じように、カレンもまた兄の夢のために今まで戦ってきた。 その信念が今、転機を迎えていた。 「私はあなたの役に立ちたい……あなたのために戦いたい……そのためなら、何を失ってもかまわないわ……」 日本人としての自分も捨ててもかまわない。 あれだけ嫌っていたシュタットフェルトの名を名乗ることもいとわない。 尊敬し続けてきたゼロの敵として戦うことにもためらいはない。 愛する人――ライのためになら何だってできる。 「……カレン。本気で言っているのか?」 「えぇ」 『何を失ってもかまわない』 この言葉がライのどこかで引っかかっていた。 確証のもてる疑念ではない。 ただ先ほど脳裏にちらついた映像が頭から離れなかった。 槍や矢が飛びかう戦場のひとつになったその町に、戦いの後に残されたのは人々の死体しかない。 老若男女、民兵問わず、全ての人が息絶えていた。 そしてその中心で打ちひしがれている銀髪の青年。 何もかも――自分自身の肉親すらも失った彼。 『何を失ってもかまわない』という決意の元、愛する人たちのために戦った男の末路だった。 その映像が何を意味するのか、なぜその映像の背景が自分にわかったのか、ライにはわからない。 しかし、カレンの決意がいい方向に進まないと何かが全力で警告しているのだとライは感じとっていた。 「……カレン。残念だけどその頼みは受け入れられない」 「どうして?!ライは私と殺しあうことになってもいいの?!」 「違う!そんなことは……!」 「私はあなたと一緒にいられればそれでいいの!日本が解放されなくたってもいい。あれだけ憎んでいたブリタニアの一員になってもいい。あなたがいてくれれば、私はそれだけでいいのよ……」 「カレン……」 カレンの強い決意は十分にライに伝わっていた。 それでも、ライはカレンの気持ちにこたえることができなかった。 カレンが何か強い決意を持っているということは、付き合い始めた当初からわかっていた。 それがなんにせよ、全力で応援してあげようとも思っていた。 しかし今は―― (僕が彼女の足枷になっているみたいじゃないか……) 自分という存在が彼女の目標を霞ませてしまっているのだとライは感じ取っていた。 カレンの夢である日本解放。 ブリタニア軍人であるライには手助けなどできるものではなかったが、積極的に妨げようとも思わなかった。 (もちろん、恋人としてカレンには危ない目にはあってほしくない。ただのカレンとして、平和に暮らしてほしい) そうは思っていても、ライの心はなかなかすっきりしなかった。 (カレンの『日本解放』という夢は、僕がアッシュフォード学園に来る前からのものだったはずだ。そうであるならば、僕という存在が現れたことによって、彼女に夢を断念させてしまったことになる……) カレンの事を大切に思うがゆえに、自分自身の存在も否定したくなる。 もしも自分がいなければ、カレンは自分の夢を貫けただろうか。 もしも自分と恋仲にならなければ、カレンはこんなにも苦しい決断を迫られるようなことがあっただろうか。 歴史にifはない。 それと同じで、人生にもifはない。 (――いや、“あの力”なら『もしも――』は実現可能だ……) 絶対遵守の力。 一回のみだが、相手を自分が命じたままに行動させることができる王の力。 その力があれば、過去の記憶をなくさせることもできる。 ――自分のことをカレンの記憶から抹消すれば、彼女は昔のように兄の夢を達成するために戦えるようになるはず。 そんな考えがライの頭をよぎった。 「カレン。君が何で黒の騎士団に入ったのかを聞いてもいいかい?」 ライの言葉に一瞬戸惑うような表情をみせたが、カレンはゆっくりとその質問に答え始めた。 「さっきも言ったけど、私のお兄ちゃんは日本を解放するために戦っていた。 私だけがブリタニア人の父から認知されブリタニア人として生活し、お母さんは使用人扱いで雇われ、お兄ちゃんにいたっては存在も認識されなかった……」 10年以上にわたって共に過ごしてきた家族がばらばらにされた。 “ブリタニア”という支配者によって。 ――こんな家族の在り方は間違っている。 ブリタニアが、それを自分達に強要してくるというのなら、そのブリタニアを壊すしかない。 そう思い、カレンは兄と共に反ブリタニアのレジスタンス活動に参加するようになり、兄の死後もこうして黒の騎士団のエースとしてブリタニアと戦ってきたのだった。 そう、カレンの戦う真の理由は、日本のためというよりも家族のためなのだ。 もし家族が離れ離れにならないので住むならば、カレンはなんでもやっていただろう。 日本がどうなろうがかまわない。 家族と――兄と母と、昔のように一緒に楽しく幸せに暮らせるのなら、ほかの事はどうでも良かったのだ。 しかし今やその兄は死に、母はリフレインの使用で実刑判決を受けて服役中。 『待ってて。お母さんが出てくるまでには――きっと変えてみせるから。私とお母さんが普通に暮らせる世界に。だから、だからっ……』 かつてカレンが、リフレイン中毒でまともに会話ができない母に向かって誓った言葉。 カレンの母に下された判決は禁錮20年。 その間にカレンにできることは、黒の騎士団の一員としてブリタニアを壊すことだけだった。 「これが、私が黒の騎士団で戦う理由。でも、どうしてこんなことを知りたいの?」 話し終えたカレンの、当然とも言える質問。 黒の騎士団に所属していたことは、カレンにとってはもう既に過去の事。 いまさらなんでそんなことを……という気持ちがカレンからは離れなかった。 「僕は君の真意を知りたかった。カレンが話してくれたおかげで、僕も決心がついたよ」 ライはカレンの話を聞いて決めた。 “あの力”を使おう、と。 「じゃぁ――」 ――私をブリタニア軍に入れてくれるのね。 そう言おうとしたカレンの体をライが抱きしめた。 割れ物を扱うように、大事に、優しく包み込む。 「どうしたの、急に?」 いきなりなことに驚きつつも、愛する人からの抱擁に顔をほころばせるカレンに、ライは別れの言葉をつむぎだす。 「カレン……僕は君の事が好きだ。いや、愛している。世界中の誰よりも、君の事が大切だ」 これがきっとカレンへの最後の言葉になる。 そう思いながら、ゆっくりと彼女への気持ちを語った。 「最初は『人形みたいだ』と言われた僕が今みたいになれたのも、お世話係主任としてカレンが一緒にいてくれたからだと思う。僕にとってカレンは世界そのものだ。だから――」 ――これ以上、僕のせいで君を縛り付けることはできない。 「――だから、僕たちの関係は終わりにしよう」 「…………え?」 突然の別れの言葉。 先ほどまで幸せだったカレンには嘘のような言葉だった。 呆然としているカレンが反応するまもなく、ライはカレンに口づけをした。 今まで何度もやってきた深いものではなく、ただ唇を重ね合わせるだけの簡単なもの。 今しがた自分が言われたことの意味を理解しきれないカレンに対してそのようなことをするのは気が進まなかったが、ライは最後に彼女とキスをしておきたかった。 そしてそれを、カレンとの決別を意味するものとして、自分自身に深く刻み付けたかった。 ゆっくりと顔をカレンから離し、心の奥で“力”のスイッチを入れる。 「カレン。君は――」 ライは、苦しげに“絶対遵守の命令”をカレンに下した。 記憶を失う前にもこんなに辛い決断はなかったに違いない。 そう思いながら。 “力”を使われたあとは、目の周りが赤く縁取られてその命令に従う。 そのはずだった。 「……嫌よ」 「!」 カレンは、ライの“命令”に明らかな拒否反応を示していた。 力に抵抗するかのように、目の周りが赤くなったり正常に戻ったりを繰り返す。 「嫌よ!私はあなたと共にいたい!あなたと……別れるなんて…………別れる……?誰と……?」 彼女が涙を流しながら辛そうに“力”に抵抗する姿を見ていられなかった。 自分自身でそうすることを選んだとはいえ、あまりにも辛いことだった。 「すまない……カレン……」 ライはそう呟き、愛する人の首筋に手刀を打ち込み気絶させた。 次に彼女と対峙するのは敵同士として、戦場でのこととなるだろう。 (そうなる前にこのエリア11――いや、日本が平和になれるように全力を尽くそう……) それは、満天の星空のもとでの出来事。 愛する人と別れを告げた銀髪の青年の目からは、一筋の涙が流れていた。 次話 KTG 45 *
https://w.atwiki.jp/tensor/pages/10.html
関連ブログ @wikiのwikiモードでは #bf(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するブログ一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_161_ja.html たとえば、#bf(ゲーム)と入力すると以下のように表示されます。 #bf
https://w.atwiki.jp/tensor/pages/3.html
更新履歴 取得中です。 ここを編集
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/2015.html
569 :二二三:2013/11/08(金) 03 08 12 唐突に思い付いた話 注意~ 続けた場合は超火葬戦記に 休日氏のギアス海軍甲事件後 休日日本in史実1941 その日は突然やってきた 何の前触れもなく突如として現れた巨大な磁気嵐 テレビが消え電化製品が故障しインフラが麻痺状態に陥った そして北は千琴 南は南洋 西は海南島までの 凡そ「大日本」と呼称される地域の全域を襲ったその自然現象により該当する地域との連絡が途絶えた日本と同盟関係にあるブリタニアでは朝から大騒ぎになっていた それもそのはず、磁気嵐で通信が途絶えてもそれは所詮一時的なものであり、嵐が収まれば通信は回復すると見られていたというのに一向に日本と連絡が取れない状況が続いていたのだから そして、その理由が明らかになるにつれて騒ぎは混乱へと発展していく ブリタニアの衛星が捉えた日本の領域 本来ならば其処に有るはずの陸地全てが消失していたのだ 〔日本消滅!!〕 この情報は瞬く間に世界を席巻し、各国がこの超自然現象に注目した 消えた日本はどこへいったのか? 日本は帰ってくるのか? 世界が固唾を飲んで見守る中、閉鎖された大国オセアニアが俄かに蠢動を始めた 彼らは常から列強、それも太平洋を二分する日ブ勢力圏に手を伸ばそうと虎視眈々と気を伺っていたのだからこの動きは当然予想がついた 信頼する片割れを失い動揺するブリタニアであったが、彼らはオセアニアの動きを牽制すべく、日本勢力圏である東南アジア諸国防衛の為にハワイ海軍基地に駐留していた空母2隻を中核とした艦隊をフィリピンへと急行 消えた日本の穴埋めを行い東南アジアの国々を守るという意思表示と「東南アジアに手を出すな」のメッセージを送った 近年のオセアニアが恐れていたのは日ブ同盟という巨大な安全保証機構であり日本一国、またはブリタニア一国のみが相手なら不意を突けば何とかなると考えていた だがブリタニアはその不意を突く隙すら与えずに東南アジア防衛ラインを構築していったのだからオセアニアとしては引かざるを得ない 1995年のニューギニア戦争で日本に大敗したオセアニアは、自国を除く四大列強のうち日本・ブリタニアの抜きん出た二国だけとは真正面からぶつかるのを避けてきた やるのは危険、やるならどちらか一方 それも不意打ちを食らわせる形でなければ勝てないとシミュレーション結果が出ている オセアニアより国力が劣る中華やEUとは訳が違うのだ 日本とブリタニアを敵に回すには最低でも不意を突き、更には極力全面戦争は避けなければならない 結果的にブリタニアの動きで南ニューギニア首都ポートモレスビーの海軍基地に待機していたオセアニア艦隊が北進することはなく、武力衝突の事態は避けられたのであった さて、その頃 自国勢力圏が一触即発の事態になっていたとはつゆ知らない日本 こちらはこちらで国中が大混乱に陥っていた 磁気嵐が収まると電気製品などはその機能を回復させたが、今度は日本以外の地域と連絡が取れないときたのだから無理はない しかも日本上空にあった衛星以外の全衛星が消失 その動かせる衛星が拾ってきた異常な映像の数々 80年前の諸外国が保有していたような古い艦船 他国上空を通過した際に撮影された低層ビルがまばらに立つだけの都市部 ブリタニア大陸にある主要都市にも天に届かんばかりの100階立てビルなど一つもなく、一緒に写り込んでいた航空機は明らかにレシプロ機 そして、そのブリタニア大陸のものと思わしき受信されたラジオ放送 〔去る12月7日。卑劣にもハワイオアフ島真珠湾を奇襲攻撃した日本は――〕 日本が真珠湾を攻撃したというその報道は南洋に住む住人のラジオでも受信され誰もが嘘だろと現実逃避していた 570 :二二三:2013/11/08(金) 03 09 38 “すわ日ブ会戦か!?” とまで勘違いした者がいたほどの衝撃的ラジオ放送の内容 これらの情報を集めて解析した日本の情報部も日本を非難するブリタニアと思われていた相手の国名が“アメリカ”であると判明した事でお手上げとなってしまった アメリカ?なんだそれは? いったいどこの国だと頭を抱える情報部 衛星写真も相当古い街並みばかりが写し出されていて意味不明であった そんな大混乱な日本で、今どのような状況に置かれているのかをはっきり理解している者たちが都内のビルに集まって溜め息をついていた 「“西暦”1941年12月8日ですか」 集まっていた者のひとり辻正信の呟きが虚しく宙に消えた 「何の冗談だまったく。磁気嵐が治まったと思えば日本が西暦の世界に転移……SF小説じゃないんだぞ」 「杉山さん、コードギアスは一応SFの範囲に入ります」 「入っても今は現実だろうが」 「まあまあ。丁度もんじゃも焼けましたしカリカリしないで食べながら話しましょう」 「もんじゃなんか食べられるか!お好み焼き持って来い!」 「なんだと!?もんじゃのどこがいけないんだ!」 「うるせー!こんなゲロみたいなのを食えるか!」 皆齢60を越える老年の男性ばかりだというのに随分とまあ元気である そんな彼らこそが前時代の日本を率いていた者たちであり、現在も各界に大きな影響力を持っている存在 夢幻会の最高意思決定機関会合のメンバー 「総研はあの磁気嵐を時空乱流であったとの結論を出しています」 「まあそれしかないだろうが」 「時空乱流か、言葉だけ聞いていると某猫型ロボットの映画を思い出す」 辻・杉山・近衛らがそれぞれ起こっている現象と思ったことを述べる 次に嶋田がもんじゃ焼きを口にしながら磁気嵐とは別の現象を話す 「後は磁気嵐終息と時を同じくして現れた東京湾上空の紫色の雲ですね」 紫色の雲 それは去年の太平洋海軍甲事件として記録された超自然現象と異世界へと繋がる空間の存在の象徴 「ああ、それについては俺の妻がよく知っている。俺もこの目で見たが普通の雲とはまったく違って中に入ると別の場所に繋がっているそうだ。あれの近くや中では計器類が全て異常を示し、まったく役に立たなくなるらしい」 「そういえばリーライナさんは今回の現象と近い体験を個人でされていたのでしたね」 事件現場に居合わせた山本は当事者である妻リーライナから詳しく聞いて知っている 無論その情報は日ブ両国の上層部にも上げられて世界各地で似たような現象が過去になかったかの調査も行っていた 「ということは東京湾上空の雲は元の世界に通じているのか?それとも未知なる異世界に…!」 俺の右手が数日前から異様な反応を示していたのだ などと富永はいつも通り中二な発言をしていたが皆一様に彼の言葉を聞いて頷いていた 「それについては既に有志を募って調査に入る手はずが整っていますが、まあ富永さんが言われているようにまず間違い無く元の世界と繋がっていると見て宜しいかと思われます」 根拠としては甲事件の時に当事者となったリーライナが無事に帰還し、アメリカと戦う日本の存在を明かしていたからだ つまりギアス世界を起点として平行世界の扉が開いている 今回の大規模な磁気嵐を原因とした転移もあの雲と似たような現象なのだろう 571 :二二三:2013/11/08(金) 03 11 08 「東京湾の雲が向こうと繋がっているとして日本が戻る方策は無いのか?」 「それについても総研は全領域が無事に戻れると見解を出しています。あの磁気嵐の揺り戻しが必ず起こると。ただし揺り戻しが起こるのは最低でも3年後。長くて5年後になるとの事でしたが」 「まずいなそれは…」 「ああ確かにまずいですね」 ある意味希望に満ちた辻の報告 どうやって計算したのかは「秘密です」という辻であったが、少なくとも確実に帰れる事が分かったというのに皆難しい顔をしている その理由は「アメさんに喧嘩売られるな」というものである アメリカのラジオでは今は1941年の12月であり、史実に近いと考えられるこの世界の日本軍がハワイオアフ島真珠湾にあるアメリカ海軍基地を攻撃した事を伝えていた 日本とアメリカは戦争状態に突入している 「こっちが幾らアメリカを攻撃した日本と、我々の日本は違う。自然現象で異世界から飛ばされてきた日本であり何年か後には帰る。何ら侵略的意図は持ち合わせていないと説明した所で信用しないだろうからな」 杉山の苦虫を噛み潰したような顔にさもありなんと頷く一同 仮に今彼が述べたような事をアメリカに伝えた所で誰も信用しない 当たり前だ。普通に考えて平時でもそんな話を信用する国などいないというのに、この世界の日本に奇襲攻撃を受けたアメリカがそんな話を信用しなければならない道理などどこにも存在しない 「とにかく、こちらは非戦を呼び掛けましょう 今の日本は80……いえ100年以上未来の平行世界から自然現象によって転移してきた日本であり侵略的意図は一切持っていない 到底信じられない話だと思うが件の理由からこちらから戦争を起こすつもりはない しかし、この世界のどの国が我が国の領土 日本列島・チュクチ・カムチャツカ・樺太・千島・アリューシャン・台湾・海南島・マリアナ・ミクロネシアなどの南洋諸島に許可なく踏み入ろうとした場合、 極めて遺憾ながら我が日本は武力による排除を含めたあらゆる手段を用いて反撃する この世界とは比べ物にならない出力でメッセージを発すれば多少は信じるでしょう……ま、希望的観測に過ぎませんが」 そう言う辻に嶋田は「私が動くんじゃないですよね?」と念押しして確認した 「我々はあくまでも引退選手ですからね。精々こういう場所で意志決定して枢木さんや澤崎さん達に伝えるくらいですよ。ま、裏方に徹しましょう」 辻の言葉を聞いて今度はその裏方とやらに不安を感じたがきりがないので発言を控える嶋田 はっきり言ってアメリカと戦争になれば余裕で勝てる ギアス世界という現実よりも進んだ高度な科学力に裏打ちされた技術格差もさることながら、超反則的な万能資源であるサクラダイトが殆ど無限に近いほど取れるのがギアス日本 その他の資源や食料もギアス日本は豊富だ 有り余る資源と資金、原作でさえ世界最先端だった日本の技術にブリタニアと一つになった事でブーストが掛かった生産力までプラスされる訳だ 史実2013年アメリカの倍は有ろうかという国力を持った日本 史実に近い世界の1941年アメリカが相手ならば話にならない しかし、戦争という行為はしないに越したことはないのだ それに裏方だろうが何だろうが余計な仕事が増えてしまうのは良いことではないと嶋田は思った 「後はブリタニア側にも今回の現象を詳しく説明せねばな コーネリア殿下・ユーフェミア殿下・ルルーシュ殿下・ナナリー殿下・アッシュフォード卿・クルシェフスキー卿・アールストレイム卿、とにかく我が国にはブリタニアの皇族貴族や要人が数多く滞在しているからな」 それだけではなく親善訪問で訪れている空母2隻を中核としたブリタニア艦隊の将兵 日本に滞在している一般のブリタニア人や在日ブリタニア人も多く、確実に元の世界に帰れるという説明をして安心させなければならない もしアメリカと戦争になるなら皇族や大貴族の方々には東京湾上空の雲からブリタニアへと帰って頂く必要もあった 「なんだか、我々はトラブルの星の下に生きる運命にあるような気がしてきましたよ」 深い溜め息をついた嶋田の肩を 「今更だ。なるようにしかならん」 山本が叩いた それから三日後、今の日本はこの世界の日本ではない別世界の日本であり戦争は望まないという声明を発表したが、彼らの声明を信用する国は一つとして存在しなかった…… 572 :二二三:2013/11/08(金) 03 12 05 終わり~
https://w.atwiki.jp/cgr2/pages/18.html
☆コードギアスの用語解説1☆ ギアス:ルルーシュがC.C.と契約することによって得た力。それはルルーシュの場合、一人に対して一度だけ使うことができる、絶対遵守の力。ギアスの力が宿った左眼で相手の眼を直接見ながら命令することにより、相手を強制的にその命令に従わせることができる。副作用として、命令を受けた相手はギアスがかけられた前後の記憶に欠落を起こす。直接見るかわりに光情報として鏡などに反射させて使うこともできるが、カメラやモニターなどを通すことはできない。相手へのギアスの有効距離は最大で270メートル、効果の持続時間は少なくとも数ヶ月以上、長期間にわたる。そしてギアスは使い続けることでその力を増し、ギアスの力を支配し克服できない場合ギアスは暴走を起こしてしまう。また、ルルーシュ以外にもギアスの持ち主はいる。C.C.以外にもギアスの力を与えることができる存在がある。人によって発現するギアスの能力は異なり、力の制限の詳細も様々。ギアス(geass)の語源は、アイルランドのアルスター神話(ケルト神話に属する)に登場するクーフーリンなどが自らに課す、「誓約」を指す言葉(ゲッシュ、geis あるいは ギャサ、geasa)ではないかという説がある。誓いを遵守することによって神の祝福と力を得られるが、ひとたび破れば災いになる、とされた。その場合、神話の英雄は悲劇に見舞われることになる。 ラグナレク(ラグナロク)の接続:ブリタニア皇帝の独り言。元々、Ragnarok あるいは Ragnarök とは北欧神話の言葉で「神々の運命」という意味であり、オーディンなどの神々とロキなどの巨人族との間で戦われる最終戦争を指す。それによってほとんど全世界の破滅、そして再生が起こるという神話である。バイキングの戦士の社会では、勇敢に戦って死ぬことによって、魂となってヴァルハラの神々の元で神々とともにラグナロクを戦うことができるとされた。 イエス・ユア・マジェスティ:「かしこまりました、陛下」の意味のブリタニア語。皇帝に対する肯定の呼びかけ。 イエス・ユア・ハイネス:「かしこまりました、殿下(妃殿下)」の意味のブリタニア語。皇族に対する肯定の呼びかけ。 イエス・マイ・ロード:「かしこまりました、閣下」の意味のブリタニア語。貴族や軍の上官などに対する肯定の呼びかけ。 Cの世界:作中でまだ明らかにされていない。おそらくあの世のこと。ちなみに、ゲール語で「シデー」というのは、丘、円形の土砦や石塚、石舞台のことで、「シー」はそういう所の住人という意味として、目に見えない妖精のことをそう言う。 アーカーシャの剣:ブリタニア皇帝の間の奥にある秘密の場所。金色の空に浮かぶ神殿のような形をしている。皇帝いわく、神々を滅ぼす武器だそうである。この近くで皇帝はCの世界の住人と会話をしているような場面があるが、詳細はまだ明らかにされていない。アーカーシャとはすなわちインド-アーリア語系のヒンディでは「空」、サンスクリットでは「上空」「天」といった意味。ヒンドゥー教ではアーカーシャは全ての元、本質、本源とされ、地水火風の四大元素を神が生み出すために使った五番目の元素とされ、さらに今までに既に起こったことやこれから起こる全てのことをアカシック・レコードとして記録しているとされる。また、ジャイナ教の宇宙観によれば空間は魂も生も持たないアジヴァ的な分類に属し、さらにそれは物質世界で占められるローアーカーシャと、物質を越えて完全に虚無な空間であるアローアーカーシャという二つに分類される。また、イギリスのエレクトロニック・ミュージック・バンドによれば、アーカーシャは「音」であるとされている。 バトゥアン・スタイル:バリ島、ウブド地方バトゥアン村で生まれた絵画手法。毛筆を用い、墨一色または淡い彩りで、繊細・緻密な筆致の絵画。神、悪魔、人間、動物などのモチーフを、画面に隙間なく描く。 ブリタニア皇族:皇帝の皇妃は108人いて、皇子・皇女は母親によってミドルネームが違う。 ブリタニア貴族: 大公爵(Grand Duke グランド・デューク) 公爵(Duke デューク) 侯爵(Marquess マーキス) 辺境伯(Margrave マーグレイヴ) 伯爵(Earl アール)→プリン伯爵。 子爵(Viscount ヴァイカウント) 男爵(Baron バロン) 騎士(Knight ナイト)→ナイトメアのパイロット。 武勲侯(Knight of honor ナイト・オブ・オナー) 騎士侯(Knight ナイト)→平民でもめざましい功績があればなれる一代限りの貴族。名誉騎士侯。 イレヴン:ブリタニア帝国支配下の日本人に与えられた名称。日本はエリア11と呼ばれている。 ナンバーズ:ブリタニア帝国占領下の民族に与えられた総称。携帯電話の所持は許可されていない。 Code-R:C.C.の実験体としてのサンプル名。 ブラック・リベリオン:ゼロ率いる黒の騎士団による大反乱事件。合衆国日本の建国を宣言するも一斉蜂起の半ば、ゼロの失踪によって鎮圧される。
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/6847.html
395: 弥次郎 :2021/01/20(水) 23 31 45 HOST p1537109-ipngn14201hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp 憂鬱SRW 融合惑星編SS「Battle of Mali」2 融合惑星 ε世界 アフリカ大陸 マリ戦線 ネクスト2機による奇襲が始まってから10分も経つ頃には、空の模様もだいぶ変わりつつあった。 日企連のハイエンドノーマル主体の航空部隊が性能差と数、そして全体的な練度と疲労度合いの差が明確に表れたのだ。 数としては拮抗しているだろうが、それらの差によってブリタニア側は一転して攻勢を必死に受け止めなければならなかった。 ここでブリタニア側の航空戦力の要ともいえるサザーランド・ジークⅡから構成されるKGF部隊とアマツミカボシの操るノース・セブンスの戦闘は激しさを増していた。 低空域で虎鶫からの支援砲撃や狙撃から逃れているKGF部隊であったが、その機動力と爆発的な攻撃力で翻弄するノース・セブンスには苦戦を強いられていた。 本来、KGFの武器はその搭載火力と巨体に見合わぬ瞬発力、そして防御力である。だが、いずれもがアマツミカボシの既知を超えるには至らない。 連続射出される巨大なスラッシュハーケンはメイスや蹴りなどで容易くあしらわれるか回避され、弾幕として展開されるミサイルはQBの連発で明後日の方に行くばかり。 ならばと航空KMFの射撃が襲い掛かるが、それらは適当に撃った方が当たるのではないかと期待できるレベルで当たらない。 というか、だ。狙いがそもそも定められない。まともに機影の補足さえできないのだ。 畜生、見えないぞ! この、畜生が……! 敵はどこだ!どこにいる! 奴だけにかまうな、他にも敵はいるぞ! そう、ノースセブンスも脅威であるが、同時にハイエンドノーマル部隊もまた脅威であった。 ノースセブンスが注目を稼いで、回避楯となることで、敵の動きが拘束されているのだ。そしてそれは傍から見ればいい的なのである。 よって、虎鶫も合わせた集団はまさしく暴風となって前線をかき回していった。 そして、ネクストは何も2機しかいないわけではない。地上部隊の後退の支援のため、地上にもネクストが展開したのだ。 重量二脚型ネクスト「ファリア」。機動性をある程度下げつつも、積載量や防御力を高めたそれが躍り出たのだ。 二連装ガトリングガンとバズーカを手に、そして背部にグレネードランチャーを2つという重火力アセン。 さらには燃費の良いKPビームライフルを搭載したイクシード・オービットを展開するという大盤振る舞い。 大地に展開するKMFらを相手に一人で大量の弾幕の嵐を展開して突っ込んでいった。 『フハハハハハ、どうした、その程度か!』 その火力を解き放って通り過ぎるだけでブリタニア軍の兵力を、まさしく破竹の勢いで蹴散らしていく「ファリア」。 低空域での攻撃は容赦なく降り注ぎ、ブリタニアの兵力は端から消し飛んでいく。抵抗しようとする者もいるが、軽くあしらわれるにとどまる。 そして、ファリアが切り開いた道をこれまたハイエンドノーマル部隊が押し広げていく。きわめて単純な火力と物量の展開による押し上げ。 単純かつ分かりやすく、エラーの挟まる余地がないゆえに、多少のことでは対抗できない戦術であった。 殿を務めているというのに、むしろ押し上げているというのは異常と言っていいかもしれないが。 ともあれ、そんな強力無比な味方の稼いだ時間を無駄にすることになく、ISAFは迅速な戦力再編に移った。 兵士一人一人でさえも分かっているのだ、流れが変わり、こちらが追い風になるのだ、と。 だから、彼らは披露する身体を鼓舞して動き続ける。必ず、巻き返してやるのだと。そのためにも、と自然と体が動く。 396: 弥次郎 :2021/01/20(水) 23 33 43 HOST p1537109-ipngn14201hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp 「ぬ?」 だが、ふいにネクストの中に納まるモンテ・クリストは空白を感じ取る。 せわしのない戦場の中に生じる、不自然なまでの空白、あるいは間隙。 そして、同時に走る悪寒。さらに、猛スピードでこちらに飛来する巨大な塊を拡張された五感が感知した。 ドォォォォン! 果たして、それは正しかった。 展開していたファリアらをまとめて吹き飛ばさんと、後方に控えていたG1ベースなどの陸上艦艇による砲撃。 撤退しきれていない友軍を巻き込むことも是としてまで撃ち込まれた砲撃は、命じられるままに大地を焼き尽くした。 それは一回きりではなく、複数回にわたって全力で打ち込まれる。ブリタニア側も、押し込まれた分だけ態勢の立て直しに時間が必要だったのだ。 そして、それは多少の友軍誤射の可能性に目をつむってでも稼ぐべき時間。よって、艦砲射撃が実行に移された。 そして、十回以上の斉射が行われたのちに、砲撃は一度停止した。 これでどうだ、と。あれほどの猛威を振るった機動兵器とて、倒せないはずはないのだと。 だが、爆炎の向こう側で動きがあった。 『ふ、やってくれる……!』 PAを展開しながら飛び出すのはファリア。砲撃の嵐の中でも、そのPAと重装甲はダメージを見事に受け止め切っていた。 そも、ネクストはその性質上防御も極めて固い。それこそ、素の装甲のみでも核兵器のような戦略兵器の影響さえしのぐほどに。 ましてプライマルアーマーやその他の防御機構で身を固めているネクストにとっては、この程度の艦砲射撃など怖くはない。 そして、一段性能が劣るハイエンドノーマルたちにしても、多少のダメージこそあれども、戦闘続行に問題はなかった。 『お返しだ』 そして、艦砲射撃であることを理解したモンテ・クリストは砲撃を受け止めている間に後方の部隊に武装の射出を要求していた。 前線のネクストに火器を提供するシステムであり航空機V.S.Cによって迅速に運ばれてきたのは、ネクストの全長を軽く超える対艦レールガンだ。それも二丁。 すでに砲撃を受けている間に砲弾の軌道と角度、そして爆音に交じる射撃音の方向から位置は特定している。 ならば、あとはお返しをくれてやるのみである。 『吹っ飛べ』 手持ち武器をパージしてレールガンを両脇に抱え、狙いを定める。相手の陸上戦艦もだいぶ慌てているのがわかる。 だが、躊躇などしてやる必要はない。ここは戦場。撃ったり撃たれたり、殺したり殺されたりする場所なのだ。 そういう意味では、ここはある種公平で平等な世界なんだと、柄にもなくモンテ・クリストは思考する。 だが、それもコンマ数秒にもならない刹那の間。次の瞬間には、レールガンが咆哮した。 一発、二発、三発……立て続けの砲撃は、安全なはずの後方に控える戦艦たちに多いな衝撃を与えた。 そして、ある程度打ち込んだところで、モンテ・クリストは砲撃の手を止める。 何も弾切れ等になったわけではない。まだまだ弾倉には余裕があるほどだ。 ではなぜか?その答えは、後方から前進してきた二機のネクストにある。 『有澤重工、雷電だ。ここから先は受け持たせてもらう』 『同じく有澤重工、桜子。推してまいります』 「あとは任せよう」 火力と装甲がネクストの形を持ったような、そんなガチタン二機の出場。それは、この戦場がいよいよを以て掃討戦に移行したことを示す証だった。 神聖ブリタニア帝国軍 マリ戦線司令部 「くそ、前線が打撃を受けすぎた…!」 「司令官、G1ベース部隊が後退の許可を求めています!」 「まだ下げるな、砲撃を続行させろ!ここで撃ち負けるわけにはいかない!」 前線司令部は怒号と指示と、無線で連絡を取り、歩き回る人間で埋め尽くされていた。 忙しなく飛び交う声と、モニターの表示が切り替わる音と、さらには人の動く音。それらが混じりあうカオスは、正しく一つの戦場ともいえた。 最前までは物量を投じ、集中的な突破をかけることで敵の厄介な機動兵器を押しとどめ、戦局を優位に進めていたことは確かだった。 だが、それはたやすく捻じ曲げられ、ひっくり返された。KGF部隊に甚大な被害が出ており、地上部隊は強力な砲撃と狙撃に苦しめられた。 それもたった数機の機動兵器に、だ。奇襲効果や新手ということもあって対応が遅れたことももちろんある。 それでも尋常ではないペースでこちらの戦力が大きく削られてしまい、大打撃を受けた。 397: 弥次郎 :2021/01/20(水) 23 35 21 HOST p1537109-ipngn14201hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp すでに予備戦力も投じて必死に止血を図っているのだが、それも間に合っているとはいいがたい。 敵は戦力を再編して改めて投じつつあり、それは明らかにブリタニア側の数こそ超えてはいないが、明らかに勢いで上回っていた。 さらにISAFの足止めを行っていた部隊が軒並みやられたことで、ISAFが息を吹き返し、攻勢に転じ始めていたのだ。 そして、司令官の望みは、この戦場における最高戦力の動向へと託された。もし仮に成功しているならば、まだ希望はある筈。 「ナイトオブワンの部隊からの連絡は…!?」 「……途絶したままです!交戦にはいってからこちらに通信する余裕が無いとも思われますが…!」 オペレーターの悲痛なその言葉に、沈黙の帳が降りる。 敵前線司令部への攻撃へと送り出された部隊が、通信途絶。それの意味は自明だ。 その場にいた人間の多くが、それを信じたくはなかっただろうし、事実オペレーターたちは必死に呼びかけを続けていた。 ラウンズのいる戦場に敗北はなく、ナイトオブワンのいる戦場に敗北は許されない。 ブリタニアにおけるラウンズとは強大な国家の中でも指折りの中の指折り、上澄みの中のさらに上澄みの騎士のみが名を連ねることができる実力者集団だ。 それこそ、ただ一人でも戦局を大きく変えてしまうような、多少の戦略的不利を覆せるような、そんな化け物揃いということ。 故にラウンズのいる戦場においては負けはない、とブリタニアは豪語するのである。 そして、ブリタニア最強の騎士が就くナイトオブワンとその部隊というのは、ブリタニア側が有する戦力でも最精鋭。 比喩でも何でもなく最強がその座に就くという、とてつもない競争率を誇っている職であるのだ。まさに騎士の中の騎士。 ブリタニア皇帝の最も傍に侍ることを許される絶大な信頼を誇る騎士。すべての騎士たちの頂点に立つ騎士。 同時にその動向や作戦の成否、あるいは---その死は、あまりにもブリタニアという軍、そして国家に対して影響力がありすぎた。 ナイトオブワンが屈するとは、ほとんどイコールでブリタニアの武威が屈するということである。 だからこそ、ナイトオブワンの出場した戦場においてブリタニアの敗北は『許されない』のである。 一度、悪逆皇帝ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアのナイトオブゼロである枢木スザクに破れ、しかし奇跡的に生還したナイトオブワン、ビスマルク。 かろうじて生きていた彼を、殆どサイボーグ化するかのような治療の果てに再び戦場へと戻したのも、それだけ戦局が切羽詰まっていたことである。 また、同時にブリタニアという軍、国家を支えるための精神的な主柱を欲していたことが原動力として存在していたことを表す。 だが、それが仮に再び折れてしまったら---もはや、彼等の内面を支えることは極めて困難であった。 「まだだ……まだ、終わってなどいない」 司令官は、何とか絞り出すように言い放った。 まだ負けたわけではない。まだ手が打てるはず。簡単に負けるなど、ブリタニアの恥だ。考え、指示を出し、動く。それが務めだ。 「上空より、巨大な航空機…なんだこれは、要塞か!?巨大な反応あり!メインモニターに映像回します!」 だが、それを打ち砕くように、さらなる一手が放たれた。 それは、全てを覆い尽くすように、空から現れた。 大きく、雄大で、どうしようもないほどに絶望。 「なんだ、あれは……!?」 「空が、空が落ちてきた…!」 誰かが呆然とつぶやいたその言葉は、比喩でも何でもない。文字通り天蓋のごときモノが、この戦場に飛来したのだ。 398: 弥次郎 :2021/01/20(水) 23 36 41 HOST p1537109-ipngn14201hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp 『残念だが、ブリタニアは時間切れのようだな』 機動狙撃戦を一時的に緩めて、カメラとレーダーに映る巨大な鳥を眺めた虎鶫はひとりごちた。 無数という言葉を通り越した数の火砲を放ち、さらに艦載機を次々と展開していく超巨大な航空機。 否、航空プラットフォーム型AFであり、企業連が連合へのPRも兼ねて今回の戦場に投入した無人AF『アーセナルバード』。それがついに戦場へと展開したのだ。 アマツミカボシと自分、そしてハイエンドノーマル部隊によって楔を穿たれたブリタニア側の制空権は、完全にこちらに傾いたと言ってよい。 アーセナルバードに致命傷を与えうるKGFの数は減らされている上に戦闘が継続したことで消耗しており、ここからさらに戦闘をするのは無茶が過ぎる。 加えて、地上の方もアマツミカボシが空で暴れている間にだいぶ様変わりしている。切り込み役であるファリアが戦場を一度リセット。 そのあとに轟天および雷電が投入されて、ブリタニアの地上部隊を軒並み吹き飛ばしたのだ。 ガチタンという言葉がこれほどまでに似合う二機のタンク型ネクストが、その随伴機と共に火力を全面投射すれば、地形ごと消し飛ぶのが必然。 このままの勢いで機動戦力が突破をしかければ、もはや止める術を持たない。彼等にできることは、前衛部隊が持ちこたえている間に何とか撤収を図ることだけであった。 『虎鶫さん?桜子ですー』 「桜子ちゃんか。そっちの様子は?」 『順調そのものですね!ISAFも戦力の再編と補給が終わったので、攻勢に出ていますよ! このままブリタニア側を包囲殲滅するだけですねぇ』 「もうそこまで一気に持ち込んだか。なろう乙とか言われそうだな…」 『なろうで流行する前からハンニバルだとかソ連だとかが実行してますけどね』 いや、その撤収さえも、ISAFと共に展開、前進、包囲を行う日企連部隊の勢いに飲み込まれつつあった。 なまじ最前線でネクストとKGF部隊が拮抗してしまったがために、ブリタニア側はその前線の維持に拘泥してしまい、逆に身動きをとれなくなっていたのだ。 その拘泥こそ、これまでのブリタニアのドクトリン的には正しいことであり、しかし、連合のドクトリンからは包囲してくださいと言っているような判断ミスであった。 快速の地上部隊はもうブリタニア側の側面を捉えて攻撃を加えており、上空にはがっちりとアーセナルバードの蓋がなされている状況。 さほど時間をおかずにブリタニア側は後方への浸透を赦すことになり、逃げきれなくなるだろう。あとはもう、前衛部隊が潰されていくことなのだろう。 確かに前線維持というのは重要な要素だ。押し込まれれば侵攻側であるブリタニアにとって元も子もない状況であるから。 だが、常に前進を続けられるとは限らないのだ。時に進路を変え、時に迂回や逆走も選んで柔軟に動くべきだった。 しかしながら、ブリタニア側にその余裕がなかった。彼らは知らず知らずのうちに焦りを覚えていたのだ。マリ戦線を早期に片付け、不利を避けて戦わねばと。 その焦りこそが、敗北を生み、ひいては戦略の破綻まで招いてしまうことを知らず知らずのうちに無視して。 「ともあれ、そちらは社長と桜子ちゃんに任せた。こっちはこっちで援護する」 『了解です!』 通信が終われば、またスコープの中へと没入していく。 既に機動しながらの狙撃は必要が無く、長距離狙撃に集中できる。 前線では、タンクが咆哮している。いや、タンクという形をした暴虐だ。アーマードコア・ネクストという怪物が暴れているのだ。 (いや、違うな) これは山猫の戯れだ。本来ならば人を守るための山猫が、その力をほんの気まぐれに敵対する人間へと向けただけの事。 この戦いは、本来の戦いからほんの少しだけ外れた、幕間のような戦いであり、長い長い国家戦略のほんの一部でしかないのだ。 前世でも似たような戦いはしていたと自負はしているが、ここまでの規模の規模は早々になかった。というか、二回のリンクス戦争でねじ伏せたのだからそれも当然か。 (まったく、新鮮だな) そう思いながらも、虎鶫はスコープ越しに戦場を俯瞰し、狙撃を続ける。 自分から見てももはや流れが決定づけられつつある戦場だが、もう少し、自分が絡んでも良いだろう。 山猫の狙撃手は、戦場の終息を加速させるように、攻撃を続けて行った。 399: 弥次郎 :2021/01/20(水) 23 37 35 HOST p1537109-ipngn14201hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp 以上、wiki転載はご自由に。 割と以前投下したネタから修正をしました。 やり直したいところがいくつもありましたしねぇ… 400: 弥次郎 :2021/01/20(水) 23 43 16 HOST p1537109-ipngn14201hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp 修正 398 ×前世でも似たような戦いはしていたと自負はしているが、ここまでの規模となると初めてといっていい。 〇前世でも似たような戦いはしていたと自負はしているが、ここまでの規模の規模は早々になかった。というか、二回のリンクス戦争でねじ伏せたのだからそれも当然か。 転載時には差し替えをお願いいたします。
https://w.atwiki.jp/uo_house/pages/390.html
#blognavi ブリタニアイベント振興協会 理事 フィニガン(・ザ・エクセレント)からのお知らせです。(以下公式サイトより) エ~~クセレントォォォ! 冬の寒さも厳しくなってきた今日この頃、皆様いかがお過ごしですかな? みんなのブリテイン市ちょ……ではなく、ブリタニアイベント振興協会 理事 フィニガン(・ザ・エクセレント)ですぞ。まずはお近づきの印にマフィンをお一つどうぞ さて、本日皆様をお呼びしたのは他でもありません。この度、実に、実に3年ぶりに「カスタマイズハウス デザインコンテスト」を開催する運びとなりました! ブリタニアにハウスカスタマイズの技術が伝わってから早4年、今やウルティメイトな域にまで磨かれつつあるハウスアーティストの皆様の芸術作品を、是非ブリタニア国民全てに披露していただきたいと思っている次第であります。 なお、今回のコンテストではテーマを設定いたしました。 テーマ: 「冬の装い」 冬と言えば、「寒い」「雪」「ハッピーホリデー」「新年」「ホリデーツリー」「コタツ」「マフィン」……と様々なものが連想できることでしょう。皆様には、そういった冬の季節を思い起こさせる家を作成していただきたいのです。たくさんのご応募をお待ちしていますぞ!! 募集期間: 2007年12月18日(火) ~ 2008年1月8日(火) 午前11時 結果発表: 2008年1月下旬 撮影クライアントは現行のもの全て可。(2D・KR・KR2Dモード) その他応募の詳細はこちらを御覧ください。 → コンテスト案内ページ カテゴリ [カスタマイズ・内装ニュース] - trackback- 2007年12月18日 00 00 00 #blognavi