約 543,712 件
https://w.atwiki.jp/kazu392h/pages/1199.html
autolinkTOP>【い】>インパルス インパルス (いんぱるす) 分類4【人称】 ジャンル1【一般】 ルミネよしもとホームページ http //www.fandango.co.jp/lumine/ 関東のお笑いコンビで好きなのは珍しく、特に板倉が好み。 元「ゼナイル」というトリオでツッコミを担当していたが、現コンビではボケ役。 爆笑問題の太田を、ひとまわり若くして、形態模写をパワーアップさせて、イヤミを激減させた感じ。 堤下敦、1977年9月9日生まれ、B型、神奈川県出身。 板倉俊之、1978年1月30日生まれ、B型、埼玉県出身。 登録日 2006/02/12 【い】一覧 威圧感 いい人 イエローシート イエローメッシュジャージ 伊賀野カバ丸 井川慶 石ノ森章太郎 イタダキマン 1990 一条薫 1・2・3と4・5・ロク 一年の計は元旦にあり 一文字隼人 一身上の都合 一反もめん イッパツマン 一般論 一服 偽りのウエディング イデオンガン 伊藤かずえ 愛しの刑事 イナズマ イナズマン 乾巧 井上敏樹 井の中の蛙、大海を知らず イブキ 今岡誠 意味無し勃起 イメクラ 癒し系 イヤリング型携帯電話 岩田稔 インターポール インパルス インフェルシアの花嫁 インベーダーゲーム ■ トップページへ移動 ▲ このページ上段に移動
https://w.atwiki.jp/nicorpg/pages/140.html
「おじいちゃんの地球防衛軍3」における、おじいちゃん愛用の武器。 実在するクレイモア地雷に似た特徴をもつ設置型地雷。 対空用も存在し、UFOさえも撃墜できる。 クレイモアとは湾曲した箱の中に大量の鋼鉄の弾(ベアリング)を装着し、 何らかの爆発でそれらを大量に射出、指向した方面の敵をずたずたに討ち抜く指向性地雷の事である。 射程距離で喰らえば人間は一瞬でミンチになる程の威力と残虐性を持つため、 ワイヤートラップ型は対人地雷禁止条約の規制がかかる。 リロードが長いため主にライフルをサブウエポンにして戦っているが、 時にはインパルス二刀流というスタイルで挑むこともある。 最終決戦では、対空用インパルス「Y-11」で敵のガンシップを撃墜していた。 ちなみに1度に設置できる数は30個。設置後は任意に起動可能。 リロードには30秒もかかり、1個1秒と考えても、やはり長く感じる。 予談ではあるが「只」←この漢字とインパルスは非常によく似た形をしている。 某お笑い芸人や某ガンダムとは当然何の関係もない。 ↓の動画で二刀流地雷を使用。3 47から始まる地雷ショーが見物。 ↓こちらでも二刀流地雷。ムスカ様が待って下さっている間に怪獣退治。
https://w.atwiki.jp/kirumin/pages/65.html
龍童 パルス(りゅうどう-) 声 - 野島 健児 羽鳥カノンと共に来日した謎の青年。銀髪で瞳は水色。狼のアニマリアンと思われる。 濃い灰色のトレンチコートを着ている。羽鳥家やアニマリアン牙組と常に一緒に居るわけではないらしく、よく単独行動をしている。牙組からは「雑用係」と呼ばれて見下されている様子。一方、羽鳥ミサから「何か」を探索する使命を受けているようだが… 地球の生命のありかたについて知りたいという欲求があり、マリアンヌ・シェーンベルグの『生物逆進化論序説』に強い興味を持っている。『生物逆進化論序説』を探しにカトレア学園の図書館を訪れたとき、偶然御子神ナギサと出会う(第2話)。ナギサと同行していた宮部カスミは、後日、彼を「図書館の君」と呼んだ。この出会い以降、ナギサはパルスに惹かれるようになっていく。 普段、人と接してる時は優しいが、暴れてるバッファロー(アメリカバイソン)を一声で止めるなどの強さを持ち合わせてる(第6話)。 銃にトラウマがあるらしく、リコがパルスに渡そうとした射的屋の銃に気分を悪くする(第6話)。 また、過去に誰かから手当てを受けていたらしい。
https://w.atwiki.jp/irarchive/pages/2205.html
サイト ホームページ(パルステック) IRサイト(パルステック) CSRサイト(パルステック) 各種ツール 事業報告書(パルステック) アニュアルレポート(パルステック) CSRレポート(パルステック) 総会通知(パルステック) 有価証券報告書(パルステック) 決算短信(パルステック) 中期経営計画(パルステック) その他資料(パルステック) 戻る
https://w.atwiki.jp/tamakagura/pages/86.html
コダマ名 HP 攻撃 防御 特攻 特防 速度 合計 属性1 属性2 攻撃属性 弱点 耐性 スキル1 スキル2 必要アイテム ちびパルスィ 100 20 70 85 55 50 380 闇 - 闇水 闘虫 霊闇理 嫉妬心を操る程度の能力 - パルスィカード Nパルスィ 115 50 120 110 80 55 530 闇 水 闇水氷 樹闘虫雷 鋼霊水氷炎闇理 嫉妬心を操る程度の能力 緑眼のジェラシー 霊珠 Tパルスィ 135 30 105 100 80 80 530 闇 樹 闇樹水 闘毒風氷炎虫 樹地霊水雷闇理 嫉妬心を操る程度の能力 緑眼のジェラシー 技の霊珠 Sパルスィ 115 30 85 115 75 110 530 闇 氷 闇氷水炎 虫岩鋼炎闘 霊氷闇理 嫉妬心を操る程度の能力 緑眼のジェラシー 疾風の霊珠 Dパルスィ 120 70 110 90 85 55 530 闇 霊 闇霊水 毒無闘理 嫉妬心を操る程度の能力 緑眼のジェラシー 守の霊珠 ※太文字のみは禁呪、青文字は属性一致、赤文字は重複弱点、緑文字は重複耐性、灰色は無効、(括弧内)はスキル効果あり ちびパルスィ Nパルスィ Tパルスィ Sパルスィ Dパルスィ スキル 1.嫉妬心を操る程度の能力(LV25で習得) ターン終了時、10%の確率で相手を混乱させます。 2.緑眼のジェラシー(LV50で習得) 自分が状態異常になると、相手にも同じ状態異常を引き起こします。 スペル スペル名 属性 分類 威力 命中 消費 詳細 ちびパルスィ Nパルスィ Tパルスィ Sパルスィ Dパルスィ 謙虚なる富者への片恨 闇 特殊 60 100 0 相手の能力上昇を無効化します。 初期 初期 初期 初期 初期 グリーンアイドモンスター 水 特殊 80 200 10 相手が空中・地中・亜空間のいずれかにいる場合を除き、使用ターンのみ相手の回避値が0になります。 15 15 15 15 15 丑の刻参り七日目 霊 特殊 - 100 20 後攻になります。相手が特殊攻撃を仕掛けてきた場合、受けたダメージの2倍のダメージを与えます。無属性には効果がありません。その他の属性、スキル、アイテムなどではダメージが変動しません。 20 20 20 20 20 華やかなる仁者への嫉妬 闇 特殊 100 100 20 相手の能力上昇を無効化します。 レンタル限定 30 30 30 30 緑色の目をした見えない怪物 水 特殊 100 200 20 与えたダメージの1/8、相手のVPを減少させます。 - 35 - - - シロの灰 樹 特殊 100 100 20 30%の確率で、自分の複数の能力が1段階上がります。 - - 35 - - 般若心狂 氷 特殊 100 100 20 30%の確率で、相手を混乱させます。 - 40 - 35 - 丑の刻参り 霊 特殊 100 100 20 与えたダメージの1/8、相手のVPを減少させます。 - - - - 35 大きな葛籠と小さな葛籠 闇 物理 90 100 0 使用ターンに相手から攻撃スペルを受けていると、威力が1.5倍になります。 - - - - 40 ジェラシーボンバー 闇 物理 - 100 20 後攻になります。相手が物理攻撃を仕掛けてきた場合、受けたダメージの2倍のダメージを与えます。属性、スキル、アイテムなどでダメージが変動しません。 - - 40 - - 愛し姫の五重焔 炎 特殊 100 100 20 20%の確率で、相手を火傷させます。 - - - 40 - ペルシアンドレス 樹 変化 - - 20 先攻で使用します。使用時のVPにより、使用ターンのみ回避率が上昇します。(3/4以上:+1000、3/4未満:+2倍、1/2未満:+20) - 60 60 60 60 積怨返し 闇 変化 - 200 0 先攻で使用します。そのターンのみ、相手の消費VPを2倍にします。 - 禁呪 禁呪 禁呪 禁呪 カード効果 アイテム名 装備時効果 契約コダマ 入手(金額) 備考 パルスィカード 攻撃スペル使用時、30%の確率で相手のどちらかの装備またはスキルを無効化します。 ちびパルスィ 半吉印の福袋美月堂(1,000,000)
https://w.atwiki.jp/sagastar/pages/207.html
パルスィ 肩書き 種族 閃き コマンダー行動 陣形 得意術 盗み適性 橋姫 妖怪・悪魔 斧 物理 - 玄武 5 LP 腕力 器用さ 素早さ 体力 魔力 意志力 魅力 10 21 14 17 18 16 16 18 HP 斬LV 打LV 突LV 射LV 体術LV 地術LV 天術LV 増幅LV 110+ 5+ 7+ 0 0 4 0 0 5 武器1 武器2 武器3 武器4 防具1 防具2 防具3 防具4 手斧 棍棒 万能薬 - リジッドレザー ガントレット 革のブーツ - 技1 技2 技3 技4 術1 術2 術3 術4 スペルカード ハイパーハンマー 骨砕き - - - - - - スカイドライブ HP成長 SP成長 WP成長 斬成長 打成長 突成長 射成長 体術成長 3 2 3 2 3 1 0 2 蒼龍成長 朱鳥成長 白虎成長 玄武成長 太陽成長 月成長 増幅成長 消費軽減 0 0 1 2 0 1 0 - ツヴァイクINNの看板娘。何人で行っても妬んで貰える。宿代が足りない時に泊まりに行ってみると……? 穣子の速さとレティの体力で、斧使いの真ん中ぐらいの能力値。橋姫らしく水関係の術もそこそこ扱える。 スカイドライブはスペカとして使ってもスカイランデヴーへの分岐は起こりうる。
https://w.atwiki.jp/vanga-do/pages/59.html
-とうりつ20分 -腕立て5回 -腹筋15回 -スクワット3回 がんばるぞ -- インパルス (2011-06-11 21 28 36) 月曜日と土曜日火曜日かな -- インパルス (2011-06-11 21 29 44) とうりつ20分!がんばるなぁ -- かー君 (2011-06-12 10 27 40) でも腕立て5回wwスクワット3回wwwすくなくね?www -- かー君 (2011-06-12 10 28 49) スクワット三回とかwww意味ないんじゃね?ww十回くらいやろうぜ! -- キボクリャ (2011-12-18 21 24 40) 倒立20分きつくね―べか? -- 猫君 (2011-12-19 15 24 50) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/vahren_ency/pages/722.html
おい、フーリン 「おい、フーリン。竜騎士どもを殺してこい」 「わかりやした!」 クイニック⇔リュッセル間の海峡での何度目かの空中戦。大義に燃える竜騎士たちは 善戦するも百戦練磨の悪魔たちに押されつつあった。とりわけ、悪魔たちの中で花形とも いえる戦いぶりをしていたのが最速の悪魔・フーリンであった。 「シェアアア!」 「は、速い!」 竜騎士たちは大陸でも駿速で鳴る精鋭たちであったが、彼ほどの相手と戦ったことは無かった。 爆音に近い風切り音を上げつつ迫る黒影。その速度を一切殺さずに投げつけられる槍は狙い違わず 三騎を射ち落とし、続いて繰り出される蹴りは歴戦の将を叩き落とした。 「ヒュウ♪ 竜騎士ってのも大したことねぇなぁ」 槍を投げ尽くした彼は一度、本陣に戻ることにした。身軽になった体を風に遊ばせつつ、 楽しげに、どこか物足りなさそうに西の空へと消えていった。 「我が軍の攻勢に、奴らは成す術なしです。 ここは一気にリュッセルへの上陸を図るべきかと」 常に慎重なパルスザンが更なる攻勢を示唆してきた。今がその時。悪魔たちは勇み立つ。 「……そうか。さっさとケリをつけよう……。 おい、フーリン。あの赤毛の小娘を殺してこい」 「了解!」 リュッセル北での戦いがはじまった。魔軍優勢の状況は、未だ覆らない。 「フーリンの野郎にばっかいい格好させるな。野郎ども、殺りまくれ!」 「イーッ!」 ショハードの隊が自慢の豪弓にて矢の雨を降らす。それだけで何騎もの竜騎士が戦闘不能になる。 戦功を譲るまいとしたその斉射が皮肉にもフーリンを援護する形となった。 「我が隊も防ぎ矢をいたせ!」「速い! 奴だ! フーリンが来たぞ!」「馬鹿言え、誰が追いつけるんだ!」 最低限の装備で飛び出したフーリンは雑魚には目もくれない。目指すはただひとり。 「奴の狙いは御館様だ! セレン、我が隊ではお前が一番速い。行け!」 「間に合え……間に合ぇーーー!!」 間に合う筈も無い。フーリンは早くも目標を捉えていた。投げ槍に手をかける。 忙しなく指示を飛ばすアルティナはこちらに気付いてすらいない。チャンスだ。 「白銀の結晶よ。天空を貫け。ブリザード!」 「!?」 リューネ、魔王軍双方にとって予想だにしない援軍が駆けつけた。その魔力――絶大。 「フーリンが死んだ!」 「馬鹿、まだ死んでねぇよ」 だが、フーリンは大きなダメージを受けた。そこに、鬼気迫る形相の青竜の騎士が追いついてきた。 「アルティナ様を傷つける奴は、許さない!」 負傷しているとはいえ、フーリンを相手に一歩も退かぬ戦いぶりをする。 これ以上は無理か。舌打ちし、だが、どこか楽しげにフーリンは退却していった。 危機から脱し、心強い援軍を得たリューネ騎士団は盛り返し、 悪魔たちをリュッセルから追い出すことに成功した。 「作戦を練り直す必要がありますね。一度退きましょう」 「……そうか。止むを得まい」 俺はどこまでも行ける…はず -- 名無しさん (2012-08-04 13 11 12) つえー -- 名無しさん (2023-04-30 11 18 22) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/propoichathre/pages/1236.html
パルスィ2 Megalith 2010/12/19 ふと目を覚ましたとき、金髪が目に入りドキリとする。 いつも通りの四畳半、冷え込んだ空気と米の炊ける匂い。曇りガラスから差し込んでくる陽光が朝を知らせてくる。部屋を横断する物干しロープにつるされている俺のトランクスとパルスィのパンツと靴下が万国旗のようにプラプラと揺れている。 頭をボリボリとかきながら布団から出る。隣の布団ではこちらの驚きも知らずにすぅすぅと寝息を立てるパルスィ、全くもって妬ましい。 彼女と同棲をはじめ二月ほど経つが、彼女が自分の日常に居る生活にまだ慣れることはない。とはいえ、あの雨の中独り肩を落とすパルスィを傘の中へと抱き寄せた自分にはなんら恥じることはない、と思っている。 そのうちにパルスィも起きるだろうと一足先に布団を押入れに仕舞い、朝飯の支度を始める。まぁ、支度といってもネギと豆腐を刻んで湯だった鍋へ落とすだけだ。おかずは納豆のみ、俺もパルスィも朝食はあまり食わない。 あくまで朝食は一日のスターターであればいい、というスタンスである。 そうこうしている内にパルスィも目を覚ましてぽけらー、という視線を俺に向けてくる。 「おはよ」 「……おはよう」 パルスィは朝が弱い、そう言ったら俺が寝起きが良すぎるのだ、といわれた、まぁ比較対象が他にいないのでどちらが正しいのか良く分からない。 布団から出てきたパルスィも布団をたたみ押入れへとしまい、壁に立てかけてあるちゃぶ台の足を広げて部屋の真ん中に置く。 しゃもじと茶碗を渡し炊飯器からご飯をよそってもらっている内に味噌汁を適当に仕上げ、お椀に盛って納豆と一緒に持っていく。 本棚(ゴミ捨て場から貰って来た)の上のラジオの電源を入れ、朝のニュースと天気予報(そう言ったらパルスィは「天気予報もニュースじゃない」と言っていた、これについては何れけりをつけねばと思う)を聞きながら朝食を始める。ちなみにテレビは無い。我が家の財布には新型のテレビを買ってきて工事を頼む余裕などないからだ。 「傘持って行きなさいよ」 天気予報では曇り時々雨と言っていたのでパルスィがそう言って来る。というか、天気予報のフレーズで雨という単語があればほぼ確実にパルスィはそういうのだ。 「いや、今日出る予定無いな」 上の人里へ用があるのは明日だ。それとも俺が忘れているだけで何か用でもあっただろうか。 「は!? あ、明日……」 どうやら勘違いをしていたらしくむぐぐ、と悔しそうに赤くなって唸る。 「カレンダー」 「ん?」 「カレンダー買ってきましょう!!」 どうやら今日の予定は決まったようだ。 Megalith 2011/01/10 七草粥をお互いの茶碗によそう。土鍋の中のきらきらと輝く白米と青々とした七草の鮮やかさが食欲を誘う。 塩を盛った小皿と梅干の入った小鉢、白菜を傍らに置き二人して手を合わせる。 「「いただきます」」 もそもそとお互い箸を動かし、ほう、と息をつく。何だかんだの内に新年も七日を数えた。窓の向こうでは雀が電線に並びちゅんちゅんと朝のBGMを奏でている。 塩味に飽きてきたので白菜に手を伸ばす。白菜の甘みとシャクシャクとした歯ごたえ、程よい塩気、鷹の爪の辛味が熱々の粥で熱を帯びた口内に爽やかさをもたらす。パルスィの漬けた漬物はどれも絶品である。 パルスィはパルスィで梅干へと手を伸ばし、七草粥も中・終盤へと入ってきた。 「ねえ」 「ん? 何?」 箸を止めてパルスィを見やる。 「今夜はお肉にしない?」 ふむ、と少し考える。朝食がこのとおり肉や魚の影も形も無いのであるからして動物性たんぱく質が恋しくなるのは天地に別の無い理である。 「いいんじゃないかな、ちなみに何にする?」 鶏肉か豚肉か、はたまた牛肉か、最後に食べたのは親子丼の鶏肉だったが、それも結構日の開いた話である。 肉はご馳走である。魚はパルスィと釣りに行くという手段で調達できるが肉はそうも行かない、それに我が家はそもそもそれ程裕福でもない、必然、肉は贅沢品のカテゴリに収まる事になる。 今夜はなんとなく酒を飲もうと思っていたが後日にまわすことにする。 俺とパルスィ、貧相な料理の幸福な食卓に慣れた二人は贅沢品など口にすれば結構それだけで身動きしたくなくなるだろう。 「ふふーん、これ見て!!」 ドヤ顔で部屋の隅に置いてあったチラシを広げ、一箇所を指す。 「ね、このブロック肉安いでしょ?」 見るとなるほど、大体平素の三割引といった価格である。この時期であれば今晩食べる以外は塩で水抜きをして欄干から吊るして干せば干し肉へとするのはそう手間ではないだろう。 「今晩食べる以外は干しましょう」 考えることは同じだったようで自慢げに小ぶりで形のいい胸を張る、朝からムラムラさせないでほしいと勝手ながら思う。若干の慣れと恥じらいを併せ持ち、ずるずると何でもさせてくれるパルスィはマジでエロき麻薬だと大通りで演説したくなった、鬼あたりはおそらく大喝采をくれるであろう。が、おそらくそれをすれば自分の命は無いだろうからやめておく。 食後のソバ茶を啜りながら日めくりカレンダーをちぎるパルスィの尻を眺める。 「うひゃっ!?」 ので揉んだ。 こう、下から燕が急上昇するかのように持ち上げ、鷲掴みにした。 「いでっ!!」 「いきなり何すんのよ!!」 「そこに、尻が、あったので」 「名言っぽく言うな!!」 思いっきり急転直下で殴られた。 だが、致し方ないことなのでござる、男は好いた女の乳と尻とふとももを愛でようと思って愛でるのではなく、既に愛でているものなのでござる。 「まったくもう」 「なはは」 多分、今年もこんな感じなんだろう。 そう思いながら俺は自分の頭をさすった。 ▲6八銀(Megalith 2012/03/20,萃香8 △3四歩から続き?) 橋姫は退屈だ。 退屈な仕事中に目の前を楽しく行く者などがいれば、多かれ少なかれ誰しもが妬むのではないだろうか。 その日の通行客は珍しく妬ましくなかった。 なんてったって流れてたからね。あれは私もご遠慮願いたい。 さて、退屈な仕事である。それなりの趣味がないとやっていけない。 精神的充足を糧とする妖怪は多いが、私もその一人である。嫉妬とは質が違うものの、退屈は妖怪を殺すのだ。 むしろ、精神的充足を糧にしていないにも関わらず、人間の追い求め方は異常だ。もちろん彼らの発明した娯楽にいくらか助けられてい るのは間違いなく、私としては何の問題もないもののあれだけ必死なところをみると、実は彼らも意識していないだけで、精神の充足を糧としているのではないか、とさえ思える。 そんなわけでここ最近私の趣味リストに将棋が仲間入りしたわけだが、そうそう棋力が上がるわけでもない。 一般的に”観るファン”と呼ばれるものであり、ここ最近ネットの普及につれて増えてきたという。確かに、どこにいってもヤマメの仲間の蜘蛛を見かけるようになった気がする。 そんなわけで流れてきた男の顔はよく知っているものであった。 ちょっと自分でも信じがたかったが。 流れてきた彼はここ最近活躍し始めた棋士の一人であった。人間で天狗の山のプロ団体に参加しているのはたいへん珍しく、半世紀ほど前に一人いたかそれくらいだとどこかで聞いた。 まあその、ファンかそうでないかでいうとファンで、大ファンかファンかでいうと大ファンだ。憧れの人が流れてきたというのは緊張するものであった。 彼の話を聞いたところによると、明日の地底での興行のためにこちらに足を運んでいたのだが、考え事をしていたらいつの間にか落ちていた、とのことである。 流石にちょっと頭は痛いものの、まあ、棋士なんてそんなもんだろうというような偏見がもともとあったのであまり驚かなかったのは否めない。いや、実際考え事をして川に落ちるなんてギャグを決めているのだから偏見ではなかったんじゃないか。 とまあ、そんなこんなが彼と初めて会ったときの話だ。家には上げたもののサインを貰っていくつか話を聞いただけ。 色気もなにもありゃしない。忙しいだろうと遠慮していたのもあるが。 もしまあ、なにかきっかけがあったとすれば次の日だろう。 私も参加していたその興行の後、律儀にも私の家を訪ねてきたのだから。 偶然にもその日さつまいもなどを頂いていたこともあり、勇儀を招いた焼き芋の予定だった。 男を誘うには色気がないし、憧れのトップ棋士を誘うには華がない。風情はあるかな。 「おー、焼き芋なんか久しぶりな気がする、助けられた上に焼き芋まで頂くなんてなんか申し訳ないなあ」 「はっは、いいんだよ。こういうのは皆で食べるほうがいいってもんさ」 「準備できたわよ、マッチかなにかあるかしら?」 「あ、ありますあります」 そういって彼は懐から出したマッチ箱で火をつける。 陽の光の射さない地底では数少ない、温かみのある光だ。 「いやー、風流風流、こういう時に飲む酒は別格だね」 「お、兄さんイケる口かい?」 「ちょっと勇儀、鬼のあんたと張り合える人間なんてそういるわけないでしょ!」 「まあまあ、一献だけだから」 結局勇儀に潰されてたのはよく覚えている。 うちに泊める成り行きとなったが、酔いつぶれたまま朝を迎え、慌てて地上へ飛び出していった。 まったく色気のない話である。今振り返ると、ちょっと私は怒ってもいいんじゃないかとかなんとか。 その後ちょくちょく付き合いが続き、地底で対局やらなにやらがあるたびに顔を出してくれていた。 なんでもこちらに顔を出して以来地底での対局は負けなしで、ゲンがいいなんてことも言っていた。 酒だけでなく甘味も好きだということで話も合い、地底の甘味処をいくつか案内したりもした。 まあ、やっぱりこの辺も色気はないかな。個人的には、ちょっとはあったと思いたいのだが。 勝負には勝ちも負けもある。 最後にミスを犯したものが負けるとまで言われる将棋では、急転直下などザラにある。 全勝などどんな実力者でも望むことはできない。 その日は雨だったような気がする。地底の中にまで雨は入ってこないから日頃天気など記憶しているわけではないが、 なんとなく、あんな彼が酷い顔をするのは、雨の日だったような気がするのだ。 いつものような陽気さもなく青ざめふらついていた彼を心配したのだろうか。 正直な所自分がかなり動転していたことしか覚えていない。彼のあんな顔をみるのはそのときが最初だった。 気がつくと彼を自分の家にいれていた。 何か会話をしたような気もする。覚えていない。 何か料理も振舞った気がする。覚えていない。 何か夜にあった気がする。これは鮮明に覚えている。 ちょっとは、色気のある話になっただろうか。 あんなに酷い顔をしていたのに、翌日になればこちらの毒気が抜かれるほどいつもの彼になっていた。 曰く、「一晩で調子を戻せないようじゃプロ失格」ということだが、なんとなく慰めて損した気もする。 とはいえまあ、彼とそういった仲になることを望んでいなかったわけでもないし、その後キスメにもからかわれたから浮わついていたのは間違いない。 訂正すると、今も浮ついている。 そんな気分だからだろうか?能力も微妙に精度が悪いように感じられる。 彼を見送った後に、珍しく地底に萃香が来ているのに気付いた。別段仲がよいわけでもない。管理職として鬼の名前と顔ぐらいは一致していただけだ。そんな間柄の相手に挨拶するほど私の愛想はよくない。 ただ、少し気になったのだ。彼女から嫉妬の気を感じたのを。 あのあっけからんとした鬼たちとはもっとも縁遠そうな感情であるはずなのだが。 次で完結します。 △8八角成(Megalith 2012/03/22,▲6八銀から続き) 人生をかけた師弟らの研究によって。 ライバルからも学ぼうとする貪欲さによって。 血の滲むような手痛い敗戦によって。 戦法は、定跡は、課題は、時には愛、魂は、次の世代に受け継がれていく。 より洗練されて。 より進歩して。 ちょっと前までは理由もなければ来れなかったが、いつしか自然にパルスィのところへ来れるようになった。 自分でも結構進歩したなあ、と思う。 理由付けのために地底でやるタイトルを勝ち進むのに気合を入れて、実際勝率はよかったんだから人間、結構現金なものらしい。 少し前までは、(というのがどれくらいか、と聞いたら少しじゃなかったのは覚えているが、とりあえず聞いたとおりに引用しよう)地底を人間がフラつくなど考えられなかったそうだ。 今であればそのへんの居酒屋に気兼ねなく入れるし、二人で甘味処も巡れる。 誰がやったかしらないが、ここを開放的にした奴には感謝したい。 地底のほうがおっぱいの大きい人の多いことに比べれば、地上に比べて治安は多少悪いらしいことなどまあ些細なことだ。 地上と地底で食い物かなにかの違いがたぶんおっぱいに作用していると勝手に思っているが、それにしてもパルスィはそんなでかくないよなあ。たいへん残念である。 あれでグラマラスであればパーフェクトなのだが。 いや、あえてキズがあるほうが逆にソソるだろうか? これは将棋に並ぶ哲学的な問いである。そうそう答えの出せるものでない。ゆえに、いつのまにかパルスィの家についてしまっているのは仕方のないことである。 それにしても全くどういう道を通ってきたか覚えてないなあ。よく来れたものだ。学習能力って素晴らしい。どっちかっつーと帰巣本能? 玄関をあけると見慣れない靴がある。 はて、パルスィの交友関係はそれなりに把握していたつもりだが。 居間のこたつにはその見慣れない方がいた。 目立つ角。これをトレードマークにしている方は一人知っている。鬼の勇儀さんだ。 そうした経験から彼女は鬼であると結論づけた。 「あ、どうも。パルスィの知り合いですか」 「いやあ、知り合いってほどのもんじゃないんだけどねえ」 「そうねえ、別に対して話すこともないしとっとと帰ってもらってもいいんだけど」 勇儀さんの角が一本であるのに対しこちらは二本。 体型はまったく対照的なものながらも、なんとなく気圧されそうな雰囲気がないでもない。伊達に鬼ではないということだろうか。 ちなみに胸はない。がっかりである。 いやしかしここですぐにがっかりと結論づけるのは進歩的精神の欠如だろうか。 「いやー、もしかして邪魔したかな私」 「いえいえ、ご遠慮なく」 「なんであんたが返事するのよ」 そんなことを考えながらボーっとしてると気を遣われてしまった。 はっはー、僕らの愛の巣で返事しちゃいけないわけだないだろう愛すべきパルスィ。 「なんか既視感を感じるやりとりだなあ」 「なんのことよ、それ」 「ま、いっか。そっちになくてもちょっとこっちにはあってね。急ぐことでもないんだけど、なんとなくそこの彼にも聞かせたくてねー。 いや、彼が来るかどうかは知らんかったんだけども、そこのパルスィがたぶん来るっていうから」 「え、俺?あとなんで動き把握されてるの?そんなわかりやすい?」 はて、心当たりはない。 もしや熱心なファンだろうか。いやー困るな、俺には愛すべきパルスィがいるのだが。 「ちょっと、何やったのよあんた」 「ごめんパルスィ、本妻としてちゃんと君を立てるから」 「……何の話してんだい、あんたら」 困るなあ。ストライクゾーンからは結構外れてると思ってたんだけどなあ。 案外これはこれでクるものはある。ビバ幻想郷。 「……まあ、話をすすめるよ」 「ええ、そうしてちょうだい」 こたつの中でアンクルホールドを決めるパルスィも可愛いぜ。 相手が俺でなければいいんだが、いや、他の男に決めてるのはいやだなあ。一番いいのは女の子同士でくんずほぐれつ痛い痛いやめてほんとに極まってるからそれ。 「たぶん知ってると思うけど、プロ棋士はってた人間が半世紀ほど前までいてね。結局50歳ちょっとまでやってたんだっけか。一時期はタイトルいくつか抱えてた人間がリーグ戦の底まで落ちても指してるんだからねえ。協会の方も扱いには困っただろうねえ」 彼女は滔々と、少し遠くを見るようにして話し始めた。 「あんたは普通に幻想郷出身かい?あいつは人間の中でも異端の幻想入り組でね。取り柄が将棋しか無いような奴でね」 「生活のアテもないのに、最初にやったのは将棋でさ。それで生計立てちまうんだからねえ。バイタリティのあるんだかないんだかわかんないけど、惚れたのもそんな奔放な奴だったからかもしれないね」 「その割に無駄に律儀な奴でね。そんでもって、将棋が大好きな奴だった。自分の育てた弟子やなんかに公式戦で負けるのは辛かっただろうにねえ。あんたに恩着せに来たわけじゃないけど、幻想郷の人間が棋士やれるように働きかけたのもあいつだった。将棋が好きでね。人間が好きでね。妖怪も好きでね。そんで、たまに私が好きだって言ってくれた」 「引退しても道場なんかやってさ、私のことなんか全然構ってくれなくてさ。どうにかこうにか道場経営の後継者も決めて、ようやくゆっくりできると思ったらあっという間に逝っちまった。最後まで勝てなかったよ」 「ま、ちょっとこっちの話なんだけどね、その、あんたらがなんとなく似ててね。ちょっと柄にも無く、嫉妬なんかしちゃったかも。にひひ」 そういってようやく俺達に視線を戻して、笑った。 「あの先生の奥さんでしたか、いやー知ってます知ってます。そんな似てますか、俺」 「なんだろうなあ、顔も全然似てないんだけどなあ。雰囲気かな。将棋が好きそうな雰囲気」 「それなら棋士みんなそうですってば。一周して憎んでる奴はいるかもしんないけど」 「その」 パルスィが間をおいて口を挟む。 「恨んで、ないのかしら?」 「何をかい?あいつをかい?」 「いや、その将棋を」 ありゃりゃ。もしかしてパルスィも思うところあるんだろうか。 たしかに。こっちも結構負い目があったりも。迷惑なんて死ぬほどかけた。心配なんてその十倍かけた。でもなあ、言い訳するようで悪いけど、結局俺はダメなやつだからなあ。 「それこそ、全然!あいつは恨むを通り越して呆れ返るほどだったけどね、あいつが愛したものをなんで私が嫌いになれるかい? 結局人妖ってことでね。子供はできなかったけど、あいつのおかげでね、将棋指してる奴らがみんな私らの子供に思えるんだから。 だいたいね、こんな将棋キチガイどもなんてそんなやつだってわかってて付き合ってるからね。愛して愛して愛して、憎んで憎んで憎んで。あれだけ苦労して苦悩して血反吐はいてもまだ続けるようなバカがたまにこっち見てくれるのは面白いもんでね」 ありゃ、言われちまった。 わざわざ口にださんけど、骨の髄までそういう奴じゃないと、棋士なんざなれないんだ、たぶん。それでも、そこに使わない部分はパルスィに全て費やしてあげたい。たぶん、その”彼”もそうだったと思う。 負担になってるのはわかってるから気の向いたときは労ってやらんと悪いなやっぱり。 しっかしいい女だなあ萃香さん。俺を子供扱いする未亡人少女。うーん、新感覚。 「ま、そう心配することないさ。あんたらは私が太鼓判押してやるよ。ずっと幸せなバカどもだってね。根拠はうーん、いわゆる大局観ってやつ」 そう言われるとありがたいことだ。 俺は人格破綻者だという自覚はあるから、たぶんパルスィに迷惑はかけると思う。でも、そう思ってるにもかかわらず幸せにしたいとは思ってるし、無根拠な自信もある。 無根拠な自信で勝ちを成就させてきたんだから、たぶんこっちも成就するだろう。いいや、してみせるさ。 「とまあ、好き勝手に喋っちまったけどね。邪魔した邪魔した。さあお邪魔虫はとっとと帰りますか」 「いえいえ、いつでもぜひお上がりください。出来ればパルスィのいない日を狙って」 こちらの思考を断片的ながらも読みつつ仕事のことを考えて腕じゃなくもう一方の足に極めてくるパルスィ。なんていい女なんだ。 萃香さんは腰を上げたところで、荷物を取り出す。 「ただこっちの話を聞いてもらっただけじゃ悪いからね。土産の酒だよ。兄さんはイケる口かい?」 「お、いい酒じゃないか」 「こいつは人間のくせに勇儀と酒で張り合う大馬鹿よ。まったく、どこでアルコール分解してるのかしら」 「うへー、そりゃいいなあ。あたしのとこの奴は全然でねえ、つまんない野郎だったよ、まったく。酒も煙草もやらんで人生何が楽しいか」 「だいたい同意同意。まあでも、煙草はやめたいんだけどねえ、パルスィに悪いし」 「さすが幻想郷生まれ幻想郷育ち。話がわかるねえ。ぜひ飲みっぷりをみたいとこだが、ま、おじゃま虫は退散しますか。ま、二人でぜひしっぽりやってね、にひひひひ」 萃香さんが玄関を出ていったと思うと、まるで霧のようにいなくなってしまった。不思議な人だ。 一応玄関先で手など振っていると、パルスィが俺の袖を掴んできた。 「ねえ」 振り向くと、ちょっと不安げな顔でみてくる。 ちょっと心配させてるかなあ。日頃の行いが行いだしなあ。 「その、私たちもあんな風にやっていけるかしら?」 白熱した熱戦によって。 プロになれず涙を飲んだ者たちによって。 応援する人によって。 過去の軌跡を知った若者によって。 諦めない老獪なベテランによって。 次の世代によって。次の次の世代によって。 未知の局面が生まれる! 未知の戦法が始まる! 「なあに、もっとうまくやってみせるよ」 今も進む途中に過ぎない。 人種も国籍も越えて意思は伝わる。たぶん、博麗大結界も越えて。 2個目と3個目が地続きなどと誰が言った? 叙述トリックがやりたかった反省はしていない。伏線も貼ったつもりだがフェアといえるのかしら。 まあとりあえずやりたいことはやりましたのでそれなりに満足。というか詰め込み過ぎた。 しかしわりかし恥ずかしいこと書いたな。見返すのが怖い。 うpろだ0027 ホワイトデーのお話 いつもの様に仕事から帰ると家の前でパルスィが待っていた 「あらお帰り、今日は遅かったのね」 「仕事帰りの嫁さんみたいに言うな」 「誰かしらね『お前が一生妬まない様にしてやるから俺の彼女になってくれ!』って言った人は」 「お前……三年前の事よく覚えてたな」 「当たり前じゃない、大切な思い出よ」 「それは何よりで」 「明日はお休み?」 「あぁ……そうだった気がするな」 「一週間のお勤めご苦労様でした」 ガチャ 「ん~?今日はなんだ?チーズ?」 「チーズフォンデュよ、頑張ったんだから」 「頑張った……?」 「これ思ったより難しくてね……途中で火傷」 「火傷!?ちょっと見せてみろ!」 「しそうになってね」 「……驚かせるなよ」 「心配してくれてありがとうね」 「当たり前だろうが」 「はいはい……フフッ」 「何が可笑しいんだ?」 「いいえ、別に?」 「んじゃ晩飯にすっか」 「そうね」 「ワインはあったり…・・・しないか」 「じゃじゃぁん(スッ)」 「んなっ!ドメーヌシュヴァリエの白ワインじゃねぇか!……よくこんな物買えたな」 「あぁ、何処かのメイドさんから貰ったのよ」 「何処かって?」 「さぁ?興味無いから聞いてないわ」 「そっか……今度会ったらお礼言いたかったんだけど」 「いいじゃない、ご成婚のお祝いにってくれたんだし」 「……なんか大体察しが付いたわ」 「あら、そうなの?」 「まぁな、さぁて!食べようぜ!腹が減って仕方ないんだ」 「食欲が勝ったわね……あ、温めるから少し待ってて」 「了解!」 ~食事終了~ 「……なぁパルスィ」 「ん~?にゃによぉ~」 「……お前酒弱いのに俺につき合っちゃって大丈夫か?」 「へいきへいき~ぜぇんぜん酔ってないんだかりゃあ~……ヒック」 「自覚が無いって怖いわぁ……」 「しょれよりも~……ん!」 「何だ?手なんか差し出して」 「わかりゃにゃいにゃんて言わせないわよ~」 「……?」 「むぅ~分かるまでわたし口利かないからね!」 やっぱ酔ったパルスィは可愛さ500%増しだ……にしても今日? 何かあったか……? 「なぁパルスィ、ヒントくれないか?」 「……」 「マジで黙して語らずかよ……」 「……」 「う~ん……(ツンツン)ん?」 パルスィが何かを指さしている、行く先を追うとカレンダーがあった 「そうか!今日は何かの日なんだな!」 「……(コクコク)」 「……あれ?余計に分からなくなってきた」 「……(プクーッ)」 頬を膨らませている、どうやら怒っているようだ……だが可愛い しかし今日は何かあったか?……むぅ、思いつかん 「……(ビシッ)」 「ん?シーツ?」 今度はシーツを持って何かを伝えようとしているらしい 「……(バシバシ)」 「シーツの何かが関係あるのか?」 「……(コクコク)」 「んぅ……分からんなァ」 「……(クルクル)」 円を描くようにシーツを触っている……もしや 「表面……色か!」 「……(ニマー)」 パルスィのこの笑顔だけで俺は明日も生きていける 「白……白……はく……ホワイト……」 「……(ビクッ)」 「ん?今ホワイトに反応したか?」 「……」 「あ!ホワイトデーかァ!」 「だ~いせ~いか~い」 そうかそうかホワイトデーだったか……ん? 「俺……何も用意してない」 「えっ……」 「仕事の事でいっぱいで……」 「んぅぅぅうう……」 マジ泣き寸前だ、これはヤバい。酔ったパルスィは可愛いんだが 喜怒哀楽の上下が激しいのが難点である 「ひどいよぉ……折角頑張ったのに……グスッ」 「ああ……」 フォロー、フォローを探さねば! 何か……何か無いの……あ 「ごめんな、パルスィ。これがあったのをすっかり忘れてたよ」 「ズズッ……にゃにかあるの?」 「本当は俺たちが出会った日にあげたかったんだけどな」 「?」 鞄の中から綺麗にラッピングされた袋を取り出す 「開けてみ?」 「うん……」 そっとパルスィが袋を開けるとそこには…… 「まふらぁ?」 「そ、いっつも同じようなのしてるから偶には……って思ってな」 「綺麗なうしゅ緑色……」 「それ結構レアな糸らしくてな、集めて作るのに結構時間かかったんだよ」 「ふぇ!?ちゅっくたの!」 「そりゃぁな、出会った日ってのは運命の日って大事だろ?」 「……じゃあいい、いりゃない」 「え?」 「だって貴方が折角ちゅっくてくれたんだもの、ホワイトデーのお返しにしちぇは大きしゅぎるもの」 「パルスィ……だぁぁぁ!もう可愛いなァ!チクショウ!(ギュウウ)」 「えへへ……でももう次は無いかりゃね!」 「あぁ」 「だぁいしゅきぃだよ……スゥ……」 「流石に限界だったか……」 パルスィの綺麗な金髪を撫でながら、明日は何処かへ連れて行ってやろうと思うのであった Megalith 2017/10/09 ハイ……ハイ……小生の為だけに、コノ小さな個室を……懺悔室を作って頂き感謝しております……。御住職は神父ではありませんし……わたしも、キリスト教徒ではありませんのに……エッ……困っている人が居たら助けると……ハハァ……御住職はお優しいですな。ハイ……早く本題に入りたいのですが、何分わたしも御住職も既に顔見知りで御座いますから、話しにくい物がありますネ……。ですが、吐き出さねば、コノ心の蟠りは取れぬと存じておりますから、懺悔させて頂きます……。 ソレは小生がココに……幻想郷に流れ着いたバカリのコトであります。ご存知の様に、ココに来たのはとある夏の暑い炎天下でありましたから(とは言っても外の世界に比べれば十二分に涼しいのでありますが)とかく、日陰を求めておりました。フラフラと崖沿いを歩いておりましたところ、近くに洞穴がありましたから、そこで腰を下ろし涼んで、体力の回復を待ったのであります。サテ、日陰で一休みすると、今度は喉が渇いてきます。休憩出来る場所を探すのに気を取られて、渇きをすっかり忘れていたのであります……。コノ喉の渇きをどうするか悩んでいた所、洞穴の奥からピチョン……ピチョ ン……と弱々しくも、確かに水の滴る音がするのであります……。ハイ……小生が洞穴だと思っていた所は、洞窟であったのです。暑さと喉の渇きでフラフラになりながら、覚束ない足取りで半ば本能的に水音のする方へ、歩いて行きました……。ただココで問題が起こりましてネ……イヤァ……お恥ずかしい……足を滑らせて、崖とも言える急斜面をゴロゴロと、情けなく転げ落ちていきました……。疲労が溜まっていた所為か、頭では分かっていても全く受け身を取れませんでして……御住職は御女性で御座いますし、こういった痛々しい話はお嫌いだと思われますが……コノ時右手をやってしまって……恐らく、折れていたと思われます……額の辺りも切りまして……ドバッと視界一パイの血……。覚えていますのは、ココまでで御座います……。ゴロゴロ……ゴロゴロ……小生の身体は、深い闇の中へ吸い込まれていきました……。 目が覚めた時は見知らぬ部屋の……マア木造の天井なんてェのは向こうじゃ早々見ませんから、見知らぬのは無理のないことですがネ……。 ソレでよくよく見てみますと、自分の元着ていた服は傍に……性格が出ているんでしょうナァ……非常にキレイに畳まれて、安置されておりました。 そして前述の崖から落ちた時の、酷い骨折にはギプスが当てられ、擦り傷やらも、キレイに包帯が巻かれて、浴衣に着替えさせられておりました。誰かが小生を、救って下すったのは明白で御座います。 サテ、ココでおかしなコトに気付きました。小生が洞窟に転げ落ちたのは、太陽が真上にありましたから、昼頃でありましたのに、部屋の窓から見える景色はポツポツと人魂の様なガス燈で彩られた町と、まるで何かに覆われている様な、北極星さえ見えぬ闇の空で御座いました……。アハハ……流石に御住職は知っておられましたか。ハイ……ソウです、小生が羽を休めた場所は洞穴でも洞窟でもなく、旧地獄……灼熱地獄跡……地底の入り口でありました……。 小生は、カラダの痛みを抑えながら身を起こし、『誰か居ないか』と大声を張り上げました。とかく、命の恩人に礼を言いたいので御座いました。奥でドタドタと音が聞こえ、暫くすると盆に茶を載せた女性が現れ、私を気遣ってくれた発言をした様な気がします。 「アラ、起きてたの?ケガの具合は?モウ動ける?」 ソンナコトを言っていた様な覚えがあります……。ですが、目の前の人を見た途端、もう何も頭に入らないのでありました……。 マズ、目に飛び込んだのは透き通る様に美しい、何か魔力の様なものを感させるキレイなブロンドの髪で御座いました……。かような髪の持ち主は、北欧や西欧を捜しても、マズ居ないでありましょう……。一本々々、末端に至るまで、純潔を感じました……。一本頂戴して、額に入れ、部屋に飾って置きたいような、キレイな髪で思わず、『アア、美しい』と叫んでしまいそうな程で御座いました……。髪に気をとられて、モット美しいモノを見落としていました。瞳で御座います。コノ世の善と悪、光と闇、全てを見抜いていて……まるで、小生の感情さえも見透かされている様な深く、透き通るような、キレイな緑眼で御座いました……。一度、京都へ旅行へ行った時に見た、宇治川の濁った様な緑で御座いますのに、美しさを感じたのであります……。見れば見るほど引き込まれていって、コノままだとこの瞳に殺されてしまうんじゃあないかと思ったほどであります。ココまでの美しさを秘めた瞳は、世界中捜しても、タダ一人だって居ないでありましょう(!)山の緑よりも自然で、黄金虫より妖しく煌るその深い眼は一目で私を虜にさせたので御座います……。小生が単純な男でありましたなら、一目惚れしたでありましょう。 アハハ……失礼……本題から逸れてしまいましたネ……そも、住職に……それも、女性にこういった話をしても、面白くもありませんか……。エエ……御住職だって御美しくありますよ……。生え際のムラサキが末端へ行くに連れて、色が消え金髪になる様はさながら、消えゆく虹の様に儚く、御美しく御座います……。 ハイ……話を戻しましょう……。余りの美しさに、私がポカンとしていますと、彼女は 「外の世界の人間ね?アタシが珍しい?」 と申し、盆を置き、すぐさま片手で耳の辺りを隠す素振りを致しました……。見ると、ソノうら若き乙女の耳は、嘗て『指輪物語』で読んだエルフの様に……鋭く、尖っておりました。私がソレが何を意味するか分からないで居ると、ソノ女性はコノ場所のコトを一通り教えてくれました……。小生のいた世界とは違う世界、『幻想郷』といい、忘れ去られた存在が流れ着く場所であること……。自分が妖怪であること……。ココが地底であり、だから日の光が拝めないのだということ……。大抵のコトは教えて頂きました……。御名前も教えて頂きました。本名を出すのは吝かですので……仮にMとしておきますネ……。 キズの手当てをして頂いたのは、ソノMという女性で御座いました。『キズが完全に治ったら元の世界に戻るか、職と寝床を見つけコノ家から出て行くこと。職と寝床が見つかるまでは私の家で好きにして良い』といった旨のコトを言われ、小生はソレに承諾致しました。 好きにして良いとは言われたモノの、激しい運動をすると額のキズは開いてしまうし、右手は折れていますから、何かする訳でものなく、ボンヤリと地底をブラつくぐらいしかありませんでした。タダ、地底での友人が出来ましたし、ブラブラするのは、結果的に悪くないコトでありましたネ……。土蜘蛛の妖怪や額に角のある鬼には最初はビックリしましたが、今ではなれたもんですヨ。自分で言うのもナンですが、人と仲良くなるのは得意ですから……人に非ずとも、動物にも好かれますし……マァ、まさか妖怪と友人になるとは思いませんでしたが……チャンと人間の友人だっていますヨ……エッ……Mは友人ではないのか、ですか……。アハハ……私も……仲良くしようとはしたんですが……当初、Mはソレを拒絶しましてネ……。イヤァ……御住職は察しが良いですね……。ソウです……折れて右手が使えないので、まるで恋人の様に、Mに口元まで食事を運んで頂いているのにですヨ……。イエ……ソウいった行為も、先ホド述べた、髪と瞳に美しさを感じるといったこともあれど、恋心というものはコレッポッチも抱いておりませんでした……。コノ時までは……。 ソノ生活が数ヶ月過ぎ、Mが段々と小生に心を開く様になってからでございますカネ……。モウ、右手の骨折も、額のキズも、スッカリ治っておりましたが、地底に居心地の良さを感じておりましたし、外の世界では小生はキラワレ者でありましたから、Mとの約束通り、職と寝床が見つかるまでの間、今しばらくMの家に居候させて頂いていた頃で御座います……。 就職先は地上の人里にある、貸本屋の雑用に決まり、(外の世界の知識を持っているから、という安易な採用理由でありました)あとは寝床を確保するだけと方々を歩き回り、結局ソノ日は見つからず、ヘトヘトになりながらMの家に帰ろうと致しましたら、鬼の妖怪で友人のHにバッタリ会い、ソノ後数時間晩酌に付き合わせられ、帰路に着いたのは深夜、妖しく煌る満月が、だいぶ西に傾いている深夜のことであります……。 酒には強い方でありますから、覚束ない足取りではありましたが、倒れることなく、Mの家に着いたのであります……。深夜でありましたのに、アカリが灯っていて、違和感を覚えつつ、玄関扉を開けますと……ナゼか鍵が掛かっていない。よもや強盗にでも入られたかと、警戒しながら歩を進めると、誰かが居間で机に突っ伏し、倒れている……。冷や汗をかきながら駆け寄ると倒れているのではなく、Mが寝ているだけで御座いました……。『ナァンダ、寝ているだけか』と安堵の息を漏らすと、やはり違和感を感じます……。ナゼMは床に着いていないのでありましょうか……。ソノ瞬間、焦燥に駆られていた為に見えなかったモノが、ハッキリと小生の瞳に飛び込んできたのです……。 机に突っ伏し、寝ているM……スッカリ冷えた、夕食と思しきモノ……沸いている風呂……。全てに気付いたその後、Mの寝顔を一瞥すると、胸の辺りからアル感情が湧いてきて、金切り声とも叫び声ともつかぬ甲高い絶叫を上げながら脇目もふらず一目散に飛び出て、一心不乱にMの家から遠ざかろうと走り出しました……。恐らく、小生の叫び声でMは覚醒致したのでしょう。背後から小生を呼ぶ声があります。……意に介さず、走りました。吐きそうになりながら……イエ、実際何度か嘔吐致しながら全力で走りました……。気づいた時には地上におりました……。 ハイ……ソノアル感情とは、生物であるならば必ず一度はする、恋……というモノで御座いました……。ソウです……小生は、恩師とはいえ妖怪を愛してしまったのであります……。ソレが懺悔室に赴いた理由で御座います……。……ハハァ……御住職は自由な恋愛をすれば良い、と仰いますか……。一里あります……。ですが……小生には到底理解出来ないコトであります……。Mは妖怪で御座います……。妖怪と結婚致した人間の前例が御座いますが、子も残せず、人間の方は早々に死に、妖怪は早くも未亡人であります……。どう足掻いても、もがいても、結末は悲劇であります……。人は人と、妖は妖とが幸せなのであります……。そも、根本的に妖怪というのは人の形をしてはいますが、人間とは違う……他種族で御座います……。性行為を行っても異種姦……例えるならば犬畜生と性行為を行う頽廃的なモノに他なりません……。子を残せたとして、人に似たソレは黒山羊を孕んだ女が如く、忌まわしく、悍ましいいモノでしかありません……。この苦悩は、Mが小生を助けた時から仕組んでいる陰謀なのではないか……彼女は小生にデカダンスの誘いをしているのではないか……ソウいった妄想さえ頭によぎります……。いずれにせよ、小生がMへの好意を頽廃的なモノと考える様に、Mもまた、小生への好意はデカダンスだと考えるでありましょう……。そも、小生はMのことを愛してしまいましたがMは小生のコトなど露ほどにも思っていないでありましょう……。アア、あの時晩酌に付き合わず、ムリに帰っていたのなら……小生が幻想郷に来なかったならば(!)人の身でありながら妖怪に恋してしまうとは小生はなんと愚かで御座いましょう……。 ……小生は生来の童貞であります……故に、女心というものが微塵も分かりません……どうしたらよいか分からず、貸本屋の仕事もすっぽかして、山に篭り、半ばルンペンの様な生活を数ヶ月過ごしました……。しかしながら……時間が解決してくれるコトはなく、苦悩は募っていくばかり……。耐えかねて、この懺悔室に赴いたワケです……。アア……御住職……小生はどうしたらよいので御座いましょう……。御住職……ハテ……御住職……隣に誰かおりますナ。……アア……ナントヒドいサプライズでありましょう……。つまり、小生がMの名前を伏せていたのもムダだったワケですか……。ナルホド……冒頭から御住職の勘が妙に鋭いのも……隣にずっといたからで御座いましたか……。シテ……貴女は小生の腹の中を知った上でどうするつもりで御座いますか……。エッ……貴女も小生と同様の悩みを持っていた、と……ソレは……。アハハ……どうしたモノですかネェ……。エッ……『幻想郷は全てを受け入れる』……で御座いますか御住職……。アハハハハ……しかしソレは『ソレハソレハ残酷なことでありますワ』と続きますヨ……。 ……イヤァ御住職……今日は有難う御座いました……お蔭で胸がスウっと致しましました……。御住職……小生は小生に正直にいようと思います……。例えソレが頽廃的であれ、禁忌であれ、やらずに後悔するよりも満足のいく結果になりましょう……。M、私が先に死のうとも……愛の結晶を残せずとも……生きる覚悟がありますか……。ソウで御座いますか……嬉しく思います……サア……地底の我が家に帰りましょうか……。 怪奇小説テイストなのが書きたかっただけで文章力皆無
https://w.atwiki.jp/nettoucm/pages/5602.html
出演回 2007年~2017年 ロンドンハーツ 2008/10/14 ぷっすま プロフィール 誕生日:1986/10/28 出身地:熊本県鹿本郡植木町 サイズ:B85(D)W59H88(2022) 別名義:山本紗衣(本名) グラビアアイドル リンク https //ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%B6%E3%83%B3%E3%83%8C_(%E3%82%BF%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%88) 名前 コメント