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10R 阿賀野川特別 1セレスケイ 2チョウノゾミ 3ヤマカツピレネー 4マイネルモンシェリ 5ジェイケイテイオー 6サウザンブライト 7イブキトレッキング 8タイムレスワールド 9ゴールドフォイル 10トロフィーディール 結果 13ヤマカツピレネー 29ゴールドフォイル 310トロフィーディール 48タイムレスワールド 52チョウノゾミ <ruzeru> ◎ ○ ▲ ☆ △ △ コメント: <八重ちゃん> ◎ ○ ▲ ☆ △ △ コメント: <よしお> ◎ ○ ▲ ☆ △ △ コメント: <部長> ◎ ○ ▲ ☆ △ △ コメント: <先生> ◎ トロフィーディール ○ ヤマカツピレネー ▲ タイムレスワールド ☆ チョウノゾミ △ サウザンブライト △ ゴールドフォイル コメント:本格化した⑩には逆らえない感じです。相手はハンデが手頃な③、昨年2着の⑧、距離・コース合いそうな②、新潟得意な⑥、軽量⑨の順に評価しました。
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2020年10月24日 出題者:かちわりの種 タイトル:「多目的っぽい男」 【問題】 ケン君は彼女のノゾミちゃんと話したい時、初恋のミミ子さんをいつも思い出す。 どういうことだろうか? 【解説】 + ... ケンとノゾミは遠距離恋愛をしている。 2人は頻繁に電話をして近況を共有したり、他愛もない会話をしている。 ケンはノゾミに電話をする際に必要な彼女の携帯の電話番号、 「8251-3353」を語呂合わせで覚えていた。 8251 ー 335 3 はつこい の みみこさん 彼女に電話をかけるとき、いつもこの語呂合わせを思い出すのだ。 《パズル》 配信日に戻る 前の問題 次の問題
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ソウカジム ソウカジム 埼玉県草加市 といっても草加市出身ではありません。 ジムリーダー ノゾミ パートナー グレイシア ルール 共通ルールと共通B 営業日 不定期 営業時間 基本的に夜 授与バッジ トウブバッジ ローカルルール なし ローカルバッジ なし 連絡アドレス keitais201@gmail.com 戦績 19期 5試合 1勝 4敗 20期 20試合 9勝 11敗 ||21期 22試合 6勝 16敗 ←見事に負けてる ||22期 20試合 6勝 14敗 ||23期 15試合 3勝 12敗 ||24期 18試合 6勝 12敗 ||25期 16試合 2勝 14敗←行け記録更新 合計 116試合 33勝 83敗 ミスター・おーす: おーす みらいのチャンピオン! このジムのジムリーダは主にイーブイとその進化系を中心にだしてくるぞ~! ||イーブイの進化系が苦手なタイプ(むしとか大嫌い)を中心に出せば必ず勝てるので・・・ ま、勝てるかどうかは君しだいだ~~!(テンション高すぎ・・・・) スタバ好きからのコメント さて、2008年も終わりということで・・・ 今期でジムリーダーを引退したいと思います。 理由?? ま、簡単な話受験ですね。といってもまだ先ですが・・・ 2009年はいろいろと忙しいので開ける自信がないのです。今でもこんななのに・・・ ジムリやめてもポケモンはやめません、パートナーはずっとあの子です。(なんか変?) この企画終わらないことを祈ります。 約半年間ありがとうございました。 また、どこかで・・・・ 十二月二十八日 埼玉と東京の間に住んでるノゾミ ソウカジム第24?期認定トレーナー 左から順にID、名前、コメント 64709 フォルテ・・・持ち物・・・・大事だね。 25928 カイト・・・前の試合とこの試合、同じような終わり方・・・ 48464 ハチャ・・・やはりあのタイプに弱い。何とかしなくては 61956 げんとく・・・硬すぎだ!もう無理。 35622 たく・・・なんとも、接戦の上まけました。 55061 のっち・・・2番手の火力おそろしや 20528 イブ・・・あの人は天才です。 38972 カブ・・・もう恥ずかしい試合。 50373 サダミツ・・・見事でした。私の実力じゃどうにもならない。 27917 アドハ・・・これは自分の完璧なミスです。最後は・・・・・・ 32643 タナハマ・・・確かに氷杉ww。 09000 あきゆき・・・あの子も耐久になれる!はず? 37774 ラズマ・・・これは謝罪です。 52145 アスタ・・・最後の試合がこんなに凄いものに・・・また機会があったらやりたいですね。 以下、貼り付け用テンプレート 【ジム名】 ソウカジム 【リーダー名】 ノゾミ 【バッジ名】 トウブバッジ 【コード】2149-1036-0806 【ルール】 3対3~6対6シングル、4対4~6対6ダブルス 【禁止ポケモン】 共通B 【パートナー】 グレイシア 【テーマ】 イーブイズ ※プラチナに変わりましたご注意ください。 相手の使ったポケモンや技を、ばらすのはダメですよ。これはwiki内でも対戦後のコメントにおいても同じことです。 -- (名無しさん) 2008-08-13 18 55 37 ごめんなさい。これから気を付けます。 -- (ノゾミ) 2008-08-13 23 00 08 ノゾミさん今メールしました! -- (つばき) 2008-09-20 18 52 42 ID14067の人です。お渡ししたポケモンのNNが反映されてないみたいです。(NN変更してない子送っちゃってたらごめんなさい)お手数ですが、お暇なときにアドハに変更お願いします。 -- (14067) 2008-09-21 00 52 21 変更いたしました。一応確認お願いします。 -- (ノゾミ) 2008-09-21 01 20 23 お手数かけました。変更ありがとうございます。これからもがんばってくださいね。 -- (14067) 2008-09-21 21 53 24 ID57387の者ですが、登録名「ぞまほん」にしていただけますか。NNを付け忘れていたようで申し訳ありません。お手数お掛けしますが、よろしくお願いします。 -- (ぞまほん) 2008-09-27 00 36 51 変更しました。確認お願いします。 -- (ノゾミ) 2008-09-27 20 00 09 70試合お疲れ様です~ -- (クルマス) 2008-10-11 12 46 41 コメントありがとうございます。次はとりあえず100試合目指して頑張ります。 -- (ノゾミ) 2008-10-11 22 39 12 名前 コメント すべてのコメントを見る
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9R 萬代橋特別 1マイネルガスト 2グッドネイバー 3トネノキング 4エイコーオーカン 5スロクハイネス 6ブライアンズエッセ 7スウィープアロング 8スズノオオゴン 9マイネルピカドール 10マルターズドラドラ 11ヤマニンアジャスト 12チョウノゾミ 13ナムラシーザー 結果 112チョウノゾミ 21マイネルガスト 38スズノオオゴン 42グッドネイバー 57スウィープアロング <ruzeru> ◎ ○ ▲ ☆ △ △ コメント: <八重ちゃん> ◎ ○ ▲ ☆ △ △ コメント: <よしお> ◎ ○ ▲ ☆ △ △ コメント: <部長> ◎ ○ ▲ ☆ △ △ コメント: <先生> ◎ グッドネイバー ○ チョウノゾミ ▲ マイネルピカドール ☆ スズノオウゴン △ マイネルガスト △ ヤマニンアジャスト コメント:確実に伸びる連続2着馬②に期待します。相手は叩き2走目⑫⑪、新潟得意なマイネル2頭⑨①、前走快勝⑧辺りです。
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ヴェーヌ「パンと競技場」 ヴェーヌ「詩におけるルネ・シャール」 ドゥルーズ「シネマ1、2」未邦訳 デリダ「グラ」未邦訳 ラクー=ラバルト「インプロヴィゼーション」(パゾリーニ論)、未邦訳 サミュエル・ウェーバー「破壊と拡散」 ブランショ政治論文集 パゾリーニ全集、未邦訳 ケベード詩集、未邦訳 ノウルソン「ベケット伝」 ノウルソン「英仏普遍言語計画」 ゲルナー「言語と物」、未邦訳 ゲルナー「書物、剣、鋤」、未邦訳 デュメジルコレクション、ちくま文庫 レヴィ=ストロース「神話論理」 マルセル・モース全集、未邦訳 サーリンズ「歴史の島々」 ウッチェロ画集、未邦訳 マンテーニャ画集、未邦訳 ミケランジェロ文集、未邦訳 モンターレ詩集 レオパルディ「カンティ」
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※タグに「キャラクター」とキャラクター名の先頭の文字(ひらがな、または半角大文字のアルファベットのいづれか1文字)または「その他の文字」が入っていないとこの一覧には表示されません。 あ か さ た な は ま や ら わ ら らら ライト=ハートワード ラフト=ネプトゥム ラヴィ=ラヴィラ 雷神 晴迦羅 青色らむね り ЯiKU ЯiN りゅりゅ☀ぴゅあらほわいと リオン=ユナイテス リズ・ラ・アンヴェース リセット=ヴェルデュール リゼル=グーフランド リリム リルー=アンフェール 凛 力也 理価 Re:凛 る ルイシス ルゥ=カイラム=ツァラード ルウナ ルカ・オルフィーネ ルッツヴァイン=V=ファイルヒェン ルネシス=ヴェルデュール ルフ=ヘルウェティイ れ レイヴン・ギセブルス レオ レザン・トゥ・パゾス レニェ・トゥ・パゾス 蓮花寺日輪 ろ ロジール・アルジール ロード=S=スミス 呂佐りりあ
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*ソウカジム ソウカジム 埼玉県草加市 といっても草加市出身ではありません。 ジムリーダー ノゾミ パートナー グレイシア ルール 共通ルールと共通B 営業日 不定期 営業時間 基本的に夜 授与バッジ トウブバッジ| ローカルルール なし ローカルバッジ なし 戦績 19期 5試合 1勝 4敗 20期 20試合 9勝 11敗 ミスター・おーす:|おーす みらいのチャンピオン!|| このジムのジムリーダは主にイーブイとその進化系を中心にだしてくるぞ~!イーブイの進化系が苦手なタイプ(むしとか大嫌い)を中心に出せば必ず勝てるので・・・ま、勝てるかどうかは君しだいだ~~!(テンション高すぎ・・・・) ノゾミからのコメント 何とか20試合いきました。 いろいろなトレーナーと出来て面白かったです。 自分の弱点も少しはわかってきました。 でもブイズには勝てない・・・・なぜ????? ソウカジム第20?期認定トレーナー 左から順にID、名前、コメント 33200 キムラケン・・・ぼろぼろでした。強すぎ。 60883 ナギ・・・かなりいい試合だと思いました。眠りがなければ・・・ 14641 サイバ・・・ぼこぼこにやられました。ブイズは鋼にも弱い。 25773 クルマス・・・対ブイズ苦手。彼女の方が上手です。 25097 せらみ・・・ぼろぼろでしたけど・・・いい試合だったのかな? 09028 ミカン・・・ブースターは防御ないですね。特防はあるのに・・・ 06064 メグ・・・スカーフグレイシア速いけど勝てないときもある・・・負けた。対ブイズだと1回も勝ったことがない。 35723 たつ・・・また負けた。ブイズ強すぎ。でもすごく勉強になりました。 25824 こう・・・悪タイプかなりつらかったです。でもブースターが頑張ってくれた。 14067 アドハ・・・学ぶことがたくさんあった試合です。でんきタイプは速いのが多いですね。 19301 ナオヤ・・・素早いポケモン苦手。 以下、貼り付け用テンプレート 【ジム名】 ソウカジム 【リーダー名】 ノゾミ 【バッジ名】 トウブバッジ 【コード】 0302-0880-4561 (wii)1246-9186-4050 【ルール】|3対3~6対6シングル、4対4~6対6ダブルス、またできない時もありますが、PBRでの6→3シングルなども出来ます。(希望があれば) 【禁止ポケモン】 共通B 【パートナー】 グレイシア 【テーマ】 イーブイズ (↑は誤爆です。)7/13に対戦をした後、バッジ交換の際に送ったビッパのNNが反映されていないようですが…よろしければもう一度確認していただけませんか? -- (ヤス(=キムラケン)) 2008-07-18 09 17 08 確認しました。一応反映されてるようですけど -- (ノゾミ) 2008-07-20 20 50 59 自分のポケモンならいいですが、対戦相手の使用ポケモンをバラすのはだめですよ。 -- (名無しさん) 2008-07-24 00 33 55 わかりました。ジムリーダーとして未熟者ですみません。 -- (ノゾミ) 2008-07-24 11 01 36 ID14067の人です。お渡ししたナゾノクサのNNが反映されてないみたいです。(もしかしてNN変更してないナゾノクサ送っちゃったかも・・・)お手数を掛けますが、「アドハ」に名前変更お願いします。 -- (14067) 2008-07-27 21 17 50 わかりました。 -- (ノゾミ) 2008-07-27 22 34 45 修正ありがとうございます。残り3試合がんばってください! -- (14067) 2008-07-27 22 59 02 応援ありがとうございました。なんとか20試合いきました。 -- (ノゾミ) 2008-07-28 00 59 56 ↑7 もしかしたらこちらがNNをつけ忘れたかもしれませんね。特に問題が無ければ認定トレーナー欄の「ヤス」を「キムラケン」に変更してもらえませんか?(P・S 認可昇格おめでとう!) -- (ヤス(=キムラケン)) 2008-07-31 19 50 53 修正いたしました。 -- (ノゾミ) 2008-08-01 18 12 42 名前 コメント すべてのコメントを見る
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Jailer of Justice タイプイカ POP場所アル・タユ F-12 POP条件???に第2の聖徳、無貪の善根、上質なゾミト器官x3をトレード。 上質なゾミト器官はアル・タユのゾミト系(イカ)モンスターがドロップ。 ドロップ 第4の聖徳 Jailer of Loveのトリガー 武器 ジャスティスソード トルク ジャスティストルク 敵詳細獣使いタイプ。あやつる(PC魅了)使用。魅了時間は120秒程度。 ペットとしてQn aern(イカ:忍者タイプ)を30秒おきに呼び出す。微塵がくれ使用。最大6匹まで召喚。 Qnは精霊4系魔法2発程度で沈む程度。微塵するまでの時間は30秒ほどだそうです。本体とヘイト連動ですが外部PTでも討伐可能。 周囲のイカはリンクしません。 ゾミト系特殊攻撃 インククラウド 範囲暗闇 サイフォンディスチャージ 前方範囲ダメージ(追加ノックバック) デュアルストライク 二回攻撃(追加スタン) マントルピアス 前方範囲ダメージ(追加ヘヴィ) モラスカスミューテーション 防御力アップ セイリーンコート 魔法防御力アップ 補足雑魚討伐部隊1PTと本体討伐部隊が必要のようです。 雑魚は通常PTもしくは黒PTなど。延々呼び出すと思われるので十分な火力&スタミナが必要。 本体は対魅了により盾多目のがそさそうです。+寝かせ要員必要。 雑魚の微塵防止の為、本体チームから即釣って離すのがよさそうです。 マップ ↑
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バン。 そして数えること、1、2、3、4、5。 パタン。 「…」 業務用よろしくな大きな冷蔵庫のステンレスの扉に手を掛けたままのカオリ。 「…」 パン。 そして再び数えること、1、2、3、4、5。 バタン。 何もない。 いや、あるのだ。 足元のダンボールにはたまねぎやじゃがいも、サツマイモがまだある。 「…」 肉がない。 肉。豚でもない。鳥でもない。牛。ビーフなんてシャレた言い方もする。 レタスはないがキャベツはある。 ワカメがない。 ハムは今朝使い切っちゃった。 缶詰は…たしかあったようななかったような。 食料の補充はまだ少し先。 追加は自腹です。 「…」 シチューが食べたい。 シチューじゃなきゃヤダ。 今日はシチューなの。 とはいえ、そこに深い意味はない。 「…」 ごそごそと棚の横にある缶詰を入れたままのダンボールをかき回すと、すくっと立ち上がった。 カツカツときりりとした足音を響かせて、カオリは調理場を出て行った。 そして食堂にきゅきゅっとホワイトボード用のマーカーの滑る音。 『 おるすばん、よろしく カオリ 』 * ベースキャンプから車を走らせること1時間。 時速80キロほどで夏草が萌えてまぶしい草原を突っ切る街道を走り抜けると、そこにはベースキャンプから最も近い大きな街。 もうすぐお昼時。 街はなんちゃって小康状態の戦時下で必ずしも景気がいいとは言えないが、それでも行きかう車や働く人々は忙しない。なにもかもが疲れきっているというわけではなく、それを見せまいとするしぶとさ。 風を受けながら、ニンゲンってすごいもんだなと、リカはふと思った。 幌を外したジープの上には燦燦と輝く夏の太陽。 日焼け防止のささやかな抵抗としてかぶった“TEAM OTOME”のロゴの入った迷彩キャップのつばをぐっと引き下げて、うつむき加減でハンドルを握るリカ。 助手席ではきゃっきゃとはしゃぐノゾミ。 基地から出ることはあまりないし、出かけるといえば戦場ぐらい。はしゃぐのはわかるし、そんなノゾミの姿はかわいい。 しかし…だ。 はぁ…とため息をついた。 通りを歩く人たちの目がジープを追いかける。 聞こえる「ひゅ~」という口笛と羨望。舐めるような視線。 リカはもう一度ため息をついた。 「ねぇ…。カオたん」 「ん?」 「やっぱり…帰りは屋根つけようよぉ」 ミラー越しに後部座席の中央で優雅に風を受けるカオリに情けない声で訴える。 ノゾミはくるっと後ろを向くと、ちょこんと首をかしげた。 カオリはゆったりと微笑み返してよしよしとノゾミの頭を撫でると、助手席と運転席に腕を置いて間から顔を出した。 「なんでよぉ。キモチいいじゃん。ねぇ、ノンちゃん」 「うん。カオリ、かっこいいよ」 「そぉなんだけど…」 ティアドロップ型の緑がかった黒いガラスレンズにゴールドの細いフレーム。 しなやかな女性らしい曲線をほのめかす軍支給のサンドカラーのチノシャツの下の真っ白なTシャツが眩しい。 時速60キロ強の風に戯れる艶やかな長い髪。それを白く細いキレイな指でゆっくりと掻き揚げて…。 目立ちすぎだよ……。 誇らしい反面、さっきから感じる男達の熱い視線。 ビーチならぬ街道中は、そりゃもう大騒ぎさ。 大きなダンボールを持った若い男の子がほけーっとカオリを見つめている。 手を振ってあげようとしたら、 「カオたん!」 リカの厳しい声。 仕方ないので、すれ違いざまにウインクをしてあげた。 ぽっと赤くなる男の子。ふらーっとダンボールが零れ落ちそうになって慌てて持ち直す。 まるで絵に描いたようなリアクションに、カオリはクスクスっと微笑んだ。 「…もぅ…」 きれいなお姉さんが嫌いな子なんて、いるわけないじゃない。 リカはダークブラウンのレンズが入った小ぶりのオーバル型のサングラスのブリッジを指で押し上げた。 カオリはリカのキャップをひょいと取り上げて逆向きにかぶると、傍らに置いた軍支給のサンドカラーのテンガロンをぼすっとリカの頭に乗っけた。 「あのねぇ。あたしだけじゃないんだからね。目立つの」 「そーかなぁ」 「そーだよ。あんただってじゅーぶん見られてんだから」 んー。言われて見れば、なんかちくちくと感じないわけでもない。 ちらり目線を横に流したら、自分と同い年くらいの男の子がぴくっと体を震わせて真っ赤になった。 「…」 「ほらね」 「…うん」 まだ立ちすくんで真っ赤になっている男の子の姿を映し出すミラー。遠ざかっていくその姿にリカは困ったように微笑んだ。 それに、ノゾミだって十分にかわいい。 「カオリン、飲む?」 途中でカオリが買ってあげた無果汁のオレンジジュースをにかっと差し出す。 無邪気な笑顔から覗き見えた八重歯がどう見れば17歳なのかと思うほどかわいらしい。 「うん。ありがと。のんちゃん」 買ってあげたのはカオリなのだが、そんなのどうでもよくなるノゾミの笑顔は無敵である。 普段は厳ついヤローどもしか乗ってない軍のジープに乙女が、しかも3人。 そりゃあ、足も止まるだろう。 ましてそれが噂に名高い最前線の7本の薔薇、通称おとめ隊なのでは…とあったなら。 そんなこととは露知らず、男達の視線釘付けな罪な女たちを乗せて、ジープは街の市場へと向かっていった。 * 戦争が6年も続いていれば、それなりに日々の暮らしにも影は落ちてくる。 それでも人々は終わりの見えない踏ん張りどころの毎日をくじけないように笑って見せる。 きっとそれは精一杯の強がりで、だからこそ、この国を守りたい。 そんな強がりを目の当たりにしたからこそ、一刻も早く終わらせたい。 軍用のシャツの下でトクトクと働く心臓がそんなことを考えさせる。 市場をにぎわす威勢のいい声。 山の幸にも恵まれた国だから、並べられた鮮やかな野菜と果物は華やかで、旬のきゅうりはぴちぴちとしっかり張っていて、真っ赤に熟れたトマトもなんだか魅惑的。 「キレイな軍人さん。まけとくよぉ!」 そんな声ににっこりと微笑んで、カオリは一通り市場を歩き回る。 「どうだい? おじょうちゃん。食べてごらん?」 なんて声がかかるから、リカは放っておくとどっかに飛んで行きそうなノゾミの手を繋いで、しっかりとカオリのチノシャツの裾を掴んで後ろを着いていく。 「んふ。おいしー!」 マグロの切り身。ゆでたタコの足。朝採れたてのきゅうりをかじり、かぶりついた真っ赤なトマトは何もつけなくても甘かった。 野菜って、こんなにおいしいんだと知った17の夏。 にかっと微笑んで店のオジサンたちを虜にしたノゾミは上機嫌でもらったご馳走を平らげていく。もちろん、そのごしょーばんにあずかるカオリとリカ。 「あー。のんちゃんのおかげでどこで買っていいかわかんないよ」 カオリは軽くあぶった牛肉の切り身を頬張ってニコニコ顔のノゾミの頭を撫でる。 「いいじゃん。全部買っちゃえば」 「そうなんだけどね。配給とは別だから、自分でお金出すんだよ? のんちゃん」 「いいよ。のん、今お財布持ってないけど」 さすがつじねぇさん、太っ腹…とリカとカオリが目を丸くする。そして、顔を見合うと、参ったね…と笑った。 リカもとりあえず財布の中を一応確認すると、 「カオたん。あたしも少しくらいなら出せるよ」 「あれ。珍しい。いいの?」 「もう。珍しいって…。いいよ。カオたんのお料理おいしいもん。だから、ね?」 って、首を傾げて甘えたように見上げてくるから、カオリは肩を抱き寄せると、 「よっし。じゃあ、はりきっちゃうぞー!」 くるりと体の向きを変えて市場の中へと戻っていった。 にぎやかな声。 行きかう人々のやり取りも威勢がいいし、聞いていても楽しい。 “生活”がここにある、そんな気がした。 カオリはリカとノゾミと手を繋いで目的の店まで歩きながら、まずはこの空気を目と耳で楽しむ。 「おいしいよ!」 「はいよ! まいどっ!」 「っし。これもつけちゃおうかな」 「あぁ。だったらこれがいいねぇ。これをね、…そうそう。こうしてさ…」 「ハイ! いらっしゃいっ!」 威勢のいいやり取りと駆け引きを楽しんで市場を出てくる3人。 リカが抱えた紙袋には零れんばかりに野菜。 カオリの左肩には氷を詰めてもらった肉と魚の入ったスチロールの箱。そして右肩に担いだこれまた野菜の入ったダンボール。 ノゾミは調味料や缶詰の入った紙袋を抱えていた。 「なんとか間に合ったよ。お金」 ジープに戻ると、カオリは後部座席に紙袋を置いたノゾミにダンボールの箱を取らせると、発泡スチロールの箱を運転席の陰になるように下に置いた。 「いっぱいまけてもらったもんね」 と、リカが紙袋を同じように後部座席においてノゾミに向かって微笑む。 カオリも目を細めて笑った。 「のんちゃんのおかげだね」 「へへへー」 リカは運転手。ノゾミは出かる直前にたまたま会って、 『一緒に行く?』 『うんっ!』 っていう簡潔なやりとりで着いてきただけ。 終わってみれば、大活躍。 当の本人は照れくさそうに笑っている。 「カオたん。これで終わり?」 「うん。買い忘れはないと思うんだけど…」 ダンボールの中と紙袋をごそごそと確認するカオリとリカ。 むうっと見上げた空は太陽が頑張ってるおかげでカンカン照り。 ふうっとノゾミは息を着いて、なんとなく辺りを見回した。 「ん?」 はたはたと頼りない風に揺れるのぼり。 その横、店の前にぽつんと横に長い冷蔵庫。 「ふぅん」 ノゾミはにっと笑った。 「えーと。大丈夫だね」 「うん。じゃあ、帰ろっか」 と、カオリが腰に手を当ててよいしょと屈んでいた腰を伸ばすと、 「あれ? のんちゃんは?」 いない? きょろきょろと見回すけど、さっきまで隣にいた八重歯がかわいいおこちゃまな17歳の姿がない。 「さっきまでここに…」 リカもぐるりと辺りを見回して、 「あっ!」 っと指をさした。 指し示す方には横長の業務用冷蔵庫を覗き込むサンドカラーの半袖のチノシャツを着た小さな後姿。 カオリは看板の『菓子問屋 ヤマモト商店』の文字を見て困ったように微笑んだ。 「みんなにはナイショだよ」 * 時速80キロ強でまた草原の中の街道をジープが駆け抜ける。 考えてみれば生ものがあるわけで帰りは屋根をつけた。 日陰に少しぬるい風がキモチがいい。そのせいか、長方形のラクトアイスを食べてはしゃいでいたノゾミはシートに体を預けて夢の中。 二つのシートの間から顔を覗かせて、カオリはそっとノゾミの頬に触れた。 「のんちゃん、すっごく楽しかったみたいだね」 「うん。あんまりないもんね。こういうこと」 「そうだねぇ。みんなで来たら、もっと楽しんだろうけどね」 「ふふ。そしたら、カオたん疲れちゃうかもね」 「そうだねぇ。マコトとのんちゃんが一緒になったら倍くらいにぎやかだし、二人にそれとサユも食べるのすきだしね」 すーすーと穏やかな寝息のノゾミ。 暴走しかけるところをリカとミキが慌てて押さえ込んで、気がついたらレイナがはぐれてて、探しに戻ったらサユミが消えてて…。 「まぁ、それはそれで楽しいんだけどね」 サユミが見つかったと思ったら、のんびりとこれおいしいですよぉ、なんて言われて…。 「たまには…戦場以外の所にも連れてってあげたいからね」 カオリは風に揺れるノゾミのかっちりとした前髪をいじりながら呟いた。 弾が飛び、悲鳴が飛び、人が飛ぶ。 硝煙の臭いと乾いた土の香り。むせ返る血の臭い。 それが自分達のもう一つの居場所。 それが今、自分達が一番よく知っている場所。 体を張って、命をさらして…。 それでも、そこは自分で望んで向かった場所。 「だって、疲れちゃうでしょ。それに、ほら。社会勉強もしないとね」 軍人だって人間で、まして花もたぶん恥らう乙女たち。 たとえ望んだからって、息抜きの一つもないとどんなにキレイな花だって枯れてしまう。 「ふふっ。そうだね」 ミラー越しに微笑みかけたら、カオリから返ってきたやわらかい笑顔。 流れる緑が目にまぶしい。 その先には悠然と広がる青。 雲ひとつない快晴な空で太陽が威張っている。 カーステレオから流れる軽快なテンポのサマーソングをカオリが口ずさんで、リカはなんとなくそれを聴きながら軽やかにジープを走らせる。 「カオたん」 「ん?」 「何作るの?」 「あれ? 言ってなかったっけ?」 「うん。聞いてないよ。でも、なんとなく…これかなぁっていうのはわかるけど」 「じゃあ、当ててみて?」 クスクスと笑いながら、カオリが身を乗り出す。 リカはちらりと目をやった。 「シチュー?」 「さぁ…どうでしょう…」 といって、ドルルルルルル…と自分でドラムロールの音をつけると、 「ピンポーン。ビーフシチューでーす!」 すると…、 「んー。しちゅぅ?」 ノゾミがむっくりと起き上がった。 「おはよ。のんちゃん」 「うん…。…寝ちゃった」 「キモチよさそうだったね。のの」 「うん…」 ふわぁ…と大きなあくびが一つ。 ふふ…。シチューって言葉が出てきて目が覚めるなんて、なんかのんちゃんらしいね。 カオリがやわらかい手つきで撫でてあげると、てへっととろけるように笑うノゾミ。 フロントガラスの向こうに、陽炎に揺らめいたベースキャンプの姿が見えてきていた。 * トントントン。 にぎやかな包丁の音。 ミキが調理場を覗き込むと、 「リカ、これも切っといて」 「はぁ~い」 リカはにんじんを受け取ると、手早くピラーで皮を剥いて半分に割り、ざくざくと乱切りにしていく。 カオリはジャガイモの皮を剥きながら、 「だいぶ上手くなったじゃん」 「えへっ。最近はカオたんのお手伝いしてるからね」 と嬉しそうに笑うリカにやわらかく微笑んだと思ったら、 「こらー! のんちゃんっ!」 サラダに使うハムを失敬していたノゾミを怒鳴り飛ばした。 「もぉ。お手伝いしないんならマコトと遊んでらっしゃい」 「えー。だってマコト相手してくんないんだもん」 そういえば、またラブレター書いてたっけ…と、便箋を片手にサクラの木の下にいたのを思い出したミキ。 「ほら。のんちゃん、だったらこれ切って」 「はぁ~い」 まるで母親のようなカオリについ笑みが零れる。 その隣で一生懸命手伝うリカはかわいくて、なんか微笑ましい。 まるで新婚のだんなさんみたい…。 そんな自分につい苦笑いするミキ。 そこに、 「ミキ!」 「はいっ!」 「おいで。楽しいよ」 と、カオリに手招きで呼ばれた。 のそのそと中に入っていくと、包丁を置いたリカからエプロンを受け取って、ついでに後ろを結んでもらう。 トントントントン。 トントントントン。 並んで黙々と下ごしらえに頑張るカオリ、リカ、ミキ。 ノゾミは気がついたら外でマコトと遊んでいた。 カオリが手馴れたスピードで、 「このワカメ、わっ! 噛めん」 なんて駄洒落を交えながらサクサクと進めていく。 その駄洒落を聞き流し、時に苦笑いしてリカとミキもなんとかこなしていく。 しばらくすれば煮込まれたスープのいい香り。 「ねぇ。カオたん。何でシチューなの?」 「しかもビーフですよね。ミキ的には何の問題もないですけど」 そしたら、ふんわりと優美な微笑みと一緒に返ってきた、 「食べたかったから」 と、一言。 リカとミキはらしいな…と顔を見合って笑った。 煮込んだ野菜が柔らかくなったのを確認すると、デミグラスの缶を開けた。 そして隠していたカオリの“いいことあった日の晩酌用”の残りのワイン少しだけを入れて大人の味に仕上げると、ぴょこっと調理場を覗き込む4つの顔。 わくわくが溢れだしている4人にくすりと笑いかけて、隠し味を少々。 ふと開きっ放しの勝手口の向こうを見れば、黄昏色の空。 真夏に煮込みの料理の厨房の蒸し暑さに、カオリは額の汗をぬぐった。 「さっ。ゴハンにしよっか!」 食卓に立ち上る白い湯気。 それは幸せの証。 一つのテーブルを今日はなんだか7人で囲んでみた。 少しトマト酸味の利いたデミグラスソースに隠し味のハチミツでほんのり甘く食べやすく。オトナの味にちょっとだけコドモの風味。 「なんか…カオたんみたい」 一口食べて「おいし」と微笑んだリカがそう言うと、ミキもこくりとうなずいた。 寸胴を置いた隣のテーブルではマコトとノゾミが激しいおかわり争いを繰り広げ、そこにのんびりとサユミが参戦して三つ巴の争いになっている。 そんな3人にどこか圧倒されつつ、黙々と食べるレイナに、 「レイナ、おいし?」 とリカが尋ねたら、 「はいっ! おいしーです!」 なんて妙に声を張って答えるから、ミキがくっくっくっとおなかを押さえて笑いだした。 むうっと真っ赤になるレイナ。 「なっ! 何笑っとーよ! みきねぇっ」 「だっ…だってさぁ。ねぇ。リカちゃん」 話を振られたリカはというと、頭に『?』を乗っけてきょとんとしている。 リカはなんかよくわからないけどとりあえず笑うと、噛み切る必要がないくらいにやわらかくなった肉が乗ったスプーンをそっと持ち上げてミキに見せた。 「ミキちゃん。いる?」 「うんっ!」 「はい。あーん」 「あーん」 なんていうやり取りを、ちょっと面白くなさそうに見つめるレイナ。 ったく…バカップルっちゃ…。 なんて思っていたら、 「ほら。レイナ」 自分の口元に向けられた肉がちょこんと鎮座ましますスプーンにどぎまぎ。ちらりと前を見たらミキがニヤニヤと笑っていた。 「あーん」 って言うリカの声にドキドキを隠しながらおとなしく口を開けると、そっと滑り込んできた肉。 「おいひーです」 って言ったら、返ってきたやわらかい微笑。 零れんばかりによそって戻ってくるノゾミ。 マコトはついでにパンもおかわり。 「また太るよぉ」 ってミキが言うと、 「大丈夫です。走りますから」 と、真顔できっぱり。キラリと光った目。 レイナとのやり取りを何気に見ていたサユミもリカにあーんって食べさせてもらって、へへへっと笑っている。 熱帯夜な食堂の中をなんとなく涼しい扇風機の風が通る。 額に汗して食べるビーフシチュー。 いいなぁ。 シチューって、たまには夏でもいいよね。 みんな楽しそう。よかった。 頬杖を突いて楽しそうな部下の姿を眺めていたカオリだが、ふと思い立つ。 明日はそうめんにしよう。 お昼はそうめん。 だって夏一番の人気者。 そしてそのまま交信に突入するカオリ。 ふと、我に返った頃には寸胴の中身はキレイになくなっていた。 デザートはお手製のチーズケーキ。 やっぱりそこは女の子。 一気に華やぐ表情。 ノゾミの厳しい監視下の元、均等に切り分ける。 シチューはたまたま食べたかっただけだが、このケーキには意味がある。 「サユ、誕生日おめでとう」 「ありがとうございます!」 「おめでとう。サユ」 紅茶で乾杯して、15歳を祝うささやかなパーティに様変わりするデザートタイム。 先月のノゾミの時は様子を見に来たユウコが差し入れたシフォンケーキだった。 ろうそくはないけれど、 「ハッピ、バァスデートゥ~ユゥ~」 仲間たちの明るい歌声。 サユミはちょっと頬を赤くして、だけど満開に笑顔を咲かせてかしこまっている。 歌声は食堂の開け放たれた窓を飛び出して真っ暗な夜の中へ。 きらりきらりと瞬いた夏の星座。 カオリのチノシャツの胸ポケットにはラクトアイスの棒。 そこに書かれたホームランの文字。 あたりは買ったお店で取り替えましょう。 今度はみんなでお買い物だね。 たまには出撃以外で全員ででかけたっていいじゃない。 蒸し暑い夏の夜はなんだかやさしさに包まれているようだった。 (2004/7/18)