約 2,477,804 件
https://w.atwiki.jp/prettyrhythm/pages/2.html
メニュー トップページ 主なキャラクター キャラのAA プリティーリズム・オーロラドリーム CD・DVD プリティーリズム・ディアマイフューチャー CD・DVD リンク タカラトミーアーツ|プリティーリズム・ディアマイフューチャー あにてれ:プリティーリズム・ディアマイフューチャー あにてれ:プリティーリズム・オーロラドリーム プリティーリズムおんがくサイト プリティーリズム・オーロラドリームDVD公式サイト 集英社 りぼんわくわくステーション 小学館コミック -ちゃお- LISP OFFICIAL WEB SITE-部屋とパソコンとLISP- プリズミー
https://w.atwiki.jp/prismstar/
絶対服従プリズムスターズ @ 攻略ウィキ はじめに このサイトは「絶対服従プリズムスターズ @ 攻略ウィキ」 の攻略 WIKIです。 11月22日発売予定! 最新の情報は下記の公式サイトからどうぞ。 公式サイトhttp //aria-corporation.sakura.ne.jp/ 製品ページhttp //aria-corporation.sakura.ne.jp/shop/aa_menu.htm 掲示板http //jbbs.shitaraba.net/comic/145/ 注意事項 サイト内にある「絶対服従プリズムスターズ」に属する全てのデータ・画像の著作権は、「Aria corporation」に帰属します。 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/acmmd/pages/84.html
MMDモデル 製作者 名無しさんC 公開状況 配布中 配布動画・静画 http //www.nicovideo.jp/watch/sm17883205 パスワード有無 なし ACMMDの人気と発展を支え続けている名機。派生機も豊富。 AC4オープニングとV.I.準拠のためかコアのGAスタビは無し。 パーツ借用 なし パーツ貸出 アクアビットマン アンサング オルレア スプリットムーン 原作設定 登場作品 AC4 パイロット ベルリオーズ 所属 レイレナード ヴァリアブルインフィニティシリーズにラインナップされている。 アセンデータ 頭部 03-AALIYAH/H コア 03-AALIYAH/C 腕部 03-AALIYAH/A 脚部 03-AALIYAH/L メインブースター 03-AALIYAH/M 右手武器 051ANNR 左手武器 04-MARVE 右背中武器 OGOTO 左背中武器 ― 肩武器 051ANAM 右格納 ― 左格納 ― スタビライザー HEAD TOP ― HEAD L SIDE ― HEAD R SIDE ― CORE L UPPER GAN01-SS-CUS1 CORE R UPPER ― CORE L LOWER ― CORE R LOWER ― ARMS LEFT ― ARMS RIGHT ― LEGS BACK 03-AALIYAH/LBS1 LEGS L UPPER ― LEGS R UPPER ― LEGS L MIDDLE ― LEGS R MIDDLE ― LEGS L LOWER ― LEGS R LOWER ― カラーリング 部位 メイン サブ サポート オプショナル ジョイント デバイス アイ ALL FRAME ALL UNIT ALL STABILIZER 関連項目 ヒラリエス ラフカット レッドキャップ
https://w.atwiki.jp/animeamemo/pages/151.html
PRISM ARK(プリズムアーク) ED オペラファンタジア
https://w.atwiki.jp/singing/pages/14.html
グルーブ https //lavender.5ch.net/test/read.cgi/net/1590910684/537 きっと真面目に聞いてくれてるんだと信じて、真面目に答えるけど まず、俺思うにリズム感ってのは2種類あるとおもってて、 一つがリズムキープ力 もう一つがグルーヴ力 前者について説明するなら、これは、ラッパーとかに必要な力。 簡単に言うと、途中でミスっちゃってもすぐ帰ってこれる人とかはこれが高い傾向にあると思う。 楽器ならドラムとかベースをやるときに必要な力。一定のリズムをずっと鳴らせるひと。体内にメトロノームがあるとして、それの精度がとても高い人。 後者は、リズムをどれだけ気持ちよく崩せるか。これはねー、説明難しいね。 さっき貼ったやつだと、2 09あたりからの、そのまま消えたりはしないでよ のところとかだね。 あれ普通に歌うから、一拍に1音ずつ置けばいいんだけど、メガテラは そnのまま きえたーりはしなnいでーよ みたいに崩しに崩してんだよ。 文字起こししたとき、これであってるかは知らんが。 で、そんだけ崩してんのに、結局最後は合ってるわけ。ここ聞いてて凄い気持ちいいと思うんだけど、ここだけでリズムキープ力とグルーヴ力があることがわかると思う。 てかわかってくれ。グルーヴの説明は難しいよ。 https //lavender.5ch.net/test/read.cgi/net/1590910684/912 https //lavender.5ch.net/test/read.cgi/net/1590910684/922 先頭の発音がほんの少し遅れることで a a a a っていうのが正しいリズムだとしたときに a a a a ってなって最初は遅れるのに、次の瞬間には言葉の間が狭くなるからここだけで押し引きが生まれるんだよね。言葉の頭にエッジボイスを乗せると同じ乗り方になりやすい。 で、おまけで咽頭の響きが強い人だと、全体的に後ろによるんだよね。NORISTRYとか。それはそれで後ろノリなリズムになって全体的にタメが多めになるからそれはそれでアプローチとしては素晴らしいんだけどね。 で、これだと言葉の頭全部で遅れが生じるからさっと聞くと全体的に後ろノリに聞こえるところを、語尾にビブラートを載せることでノリ方には 早め(ここまで語尾)→(ここから語頭)遅め→早め ってなるのよ。多分そういうことだと思う。だから押し引きが生まれてる感じ。多分。正直英語は日本語とまたアプローチが違うからわからん。 てかaaaaのやつわかりにっくいな 簡単にいうなら あ あ あ あ に対して 間ああ あ あ ってなるよね、って話。 これが日本語だともう少し話が変わって、ローマ字で書いた時にsが含まれる息漏れを利用する音、つまり「サ行」と「つ」の音については (息漏れ)→母音 って流れになって、ほかの音より比較的後ろ乗りになりやすい性質がある。というか、前のりにしにくい。 逆にkやtはほとんど舌で弾くだけでも発音できるから前乗りにしやすい代わりに後ろ乗りにはしにくい。 だから、sの入った音ってちょっともたつきがちに聞こえることが多いんだよね。逆にそこをもたつかないように発音できてる人ってのはかなり滑舌がいいか、発音のし始めじゃなくて母音の部分でリズムを取れてる人だからとんでもない。 https //lavender.5ch.net/test/read.cgi/net/1590910684/924 しゃくりは比較的勢いが出るような歌い方。フォールは反対にのんびりとした乗り方に聞こえやすい。だから、後ろ乗りな奴はしゃくりを使うと押し引きができるし、逆にフォール後に前乗りで入ると押し引きとは逆で、引いて押す感じのリズムができる。 https //egg.5ch.net/test/read.cgi/streaming/1606148150/385 個人的に、グルーヴって緩急だと思ってて 大まかに分けるなら、発音、発声、音程の三つが要素としてあると思ってるのよ。 音程でいうなら、例えばだけど、有名どころでいくならVaundyの不可幸力 https //youtu.be/Gbz2C2gQREI のサビ(2 02~)とかだと、 「揺れる世界の中で僕たちは」 のとことかは「世界の」での「世界"の"」のところとか、同じように「僕たち"は"」のところとか露骨にフォールしてるじゃん。これ無しだと多分あの雰囲気はでない。 で、勿論フォールだけでもダメで、フォールの直後の「中で僕たちは」のところとかは「なかで僕たちは」の「な→か」のところでめちゃめちゃしゃくりを入れてるやん。音程的にそうなるのがある程度は必然なんだけどね。 そーなると、しゃくりで上にグンって行くから、そこで勢いが出て「語尾のフォールでちょっとのんびりした後に、しゃくりで勢いがつくこと」で緩急が出てノれる感じになってると思うの。 なんでしゃくりは勢いがついてフォールはのんびりなのって聞かれるとむずいけど、そこは感覚的にかな。わからなかったらごめんよ。 緩急でわかりやすいのだと、細かいビブラートって勢いをつけたい時に向いてるのはなんとなくわかる? 極端に言うなら、イケイケのアニソンとか歌おうと思った時に、演歌みたいな深くて幅が広いビブラートは合わないやん。 それが他のとこにも言えると思ってて、基本的に細かいビブラートは勢いがつく。ゆっくりならのんびりになる。 って僕はなんとなく思ってて、細かいビブラートとかをフレーズとかに入れれる人とかってのは、その後に発音とかでタメを作れたりすると、グルーヴをより強調できるかなってのがあると思う。した方がいいかは置いといてね。 あとは、あえて地声と裏声って言い方をするけど、地声で歌ってるやつが一瞬だけ裏声使ったりするのって、ちょっと気持ちいいやん。あれも、裏声のところでちょっと気が抜けて、緩急ができるからだと思うんだよね。 https //egg.5ch.net/test/read.cgi/streaming/1606148150/387-388 発音のアプローチで個人的にすっごいわかりやすいのは、歌い手でもなんでもなくてボカロで申し訳ないんだけど、 https //youtu.be/PnM_uVGKKl0 これとかかな。 子音を強調して発音させて、スタッカートっぽくして歯切れよくしてる。そーなると、そこでドラムみたいな感覚が生まれてまた別のグルーヴができるかなーーって印象。 あと、緩急の面で、簡単にいうなら、発音のとこで言葉を少し潰し気味にすると、必然的に「発音が短い音」と「発音が長い音」が生まれて、そこでまたグルーヴができるかなって感想。 息の抜き方は裏声と、音程のとこの複合感はあるかな。 例えば語尾の力を抜いてウィスパーにするなら、よほど上手くないと多少のフォールは見られるだろうから、ちょっとゆったりする。あと、弱いからその分こっちの力も抜ける。 その直後にしゃくりとかが入ると勢いが出て緩急が生まれるかなっていう。 発音と音程はちょっと近いところがあって、例えば「○○しよう」みたいな歌詞だとして「しよー」って発音するか「しよぅ」って発音するかで、いやでもちょっと変わると思うのよ。あとは「しよっ」って切るパターンとか。 やってみたらわかると思うよ。Vaundy不可幸力の「キスをしようって」のところでやってみ。 どう頑張っても「しよー」は意図的に音程変えるか、ビブでもかけないと、棒読みになりがちになると思うけど、「しよぅ」とか「しよっ」ってやったら多少なりフォールっぽくなったり、しゃくりっぽくなると思うの。 https //egg.5ch.net/test/read.cgi/streaming/1606148150/398-399 https //youtu.be/JdFWgLchqDA?t=220 ギターで例えるなら、3 45からのリフ 普通はそのまま行くところを3 51でオクターヴチェンジしている これも緩急であり、グルーヴ https //www.youtube.com/watch?v=DoJnA0M_JL8 こっちの方がわかりやすい上に、さらにグルーヴを感じるな 3:27 「タッタ、タラララ、タッタ、タラララ、タッタ、タラララ、タッタ、タラララ」に対して 3:33 「タツタツ、タラララ、タツタツ、タラララ、タツタツ、タラララ、タツタツ、タラララ、」になってる この「ッ」と「ツ」の違いが明確にグルーヴを生んでいる https //egg.5ch.net/test/read.cgi/streaming/1625613969/522 https //egg.5ch.net/test/read.cgi/streaming/1625613969/525-526 https //egg.5ch.net/test/read.cgi/streaming/1625613969/532 矢野愛果は基本キープ型 伸びやかな声を活かすためにもグルーヴは強調しない方が良いタイプでもある(同じC+ならひなとか) 基本的なグルーヴの定義は「音のないところをどう感じさせるか?」がポイントになってくる 曲によって終始グルーヴが効果的なものと、要所で効いてくるタイプがあるが それこそこれはかなりグルーヴが効いてくる曲 https //youtu.be/0C55ARsKIzc 清水で言えば初っ端から「たぶん」を「とぅあぶん」から入ってるように、即グルーヴを意識している 説明メンドイけど基本グルーヴモード、2番目の女は要所で入れてる 続くホモに関しては、共鳴と位置取りでグルーヴを作っている その他にも一音に対してどれだけ共鳴を動かせるとか、地と裏の使い分けでアクセントを入れられてるかとか 清水の場合、他の曲も含めれば、母音の有効活用だけでなく、タメも共鳴も全て使いこなした上でグルーヴを生成している まあ、議論するまでもなくAは確定でいいだろうな 岩口和暖ちゃんとかも発声はかなりのレベルではあるもののグルーヴ面ではあまり良いとは言えんしな https //youtu.be/i9cxNpsiTSs?t=174 ラストの「思っているずっと」で言えば、「と『ぉ.お』」の咽頭から口腔への瞬間的な二段階共鳴チェンジは見事だが 全体的には平凡と言えるだろうな まあ、楽曲的にもっとわかりやすいのはこれとかかな https //youtu.be/NaREybZM2SU 要所というより、全体的にグルーヴを必要とする曲でもある 結局のところ緩急ってことに尽きると思う それが、縦のラインか横のラインかってだけの話で 他にも音量差だったり、共鳴の差による強弱だったりもあるけど
https://w.atwiki.jp/hengtouhou/pages/267.html
概要 職業特技 耐性など その他 攻撃回数 基礎スペック 魔法領域適性 技能適性 雑感 V1.1.94 概要 ユニーククラス(一覧) 種族:幽霊 職業:騒霊キーボーディスト(Lyrica) あなたは騒霊の姉妹の三女です。お調子者ですが計算高く目端が利き、 大抵のことを器用にこなします。あなたの奏でる音は通常の世界には存在しない音で、 様々な不思議な効果を起こします。 あなたたちは自宅である森の廃洋館に行って他の姉妹と冒険を交代することができます。 経験値、基礎パラメータ、所持品などは姉妹で共有されます。 あなたは霊体のためダンジョンで壁を抜けることができます。 冒険において非常に有利ですがスコアが大幅に下がり、また破邪攻撃はあなたの大敵です。 なお、一度も他の姉妹と交代せずに勝利したらスコアが上がります。 職業特技 各数値はLv50・関連及び魅力が40時のもの Lv 技名 消費 関連 威力 詳細 1 音を止める 0(MP) 器用 今奏でている音があれば止める。行動力を消費しない。 8 ファツィオーリ冥奏 16(MP) 魅力 範囲 6 損傷 ~150 自分を中心とした轟音属性のボールを発生させる。 17 ファントムノイズ 12(MP) 器用 敵の攻撃を回避して短距離テレポートするようになる。回避に失敗することもある。 24 ソウルノイズフロー 24(MP) 知能 範囲 25 周囲のモンスター、扉、罠、アイテムを感知する。 30 ライブポルターガイスト 80(MP) 魅力 損傷 350 視界内全てに対し強力な轟音属性攻撃を行う。行動時間を1.5倍消費し、周囲の眠っている敵が起きる。 36 リリカ・ソロライブ 8(MP) 賢さ 魔法防御上昇と元素攻撃への耐性を得る音楽を奏でる。ターンごとにMPを4消費する。 40 プリズムコンチェルト 70(MP) 魅力 損傷 350(450) 視界内全てに対し閃光属性攻撃を行う。さらに閃光・混乱耐性のない敵を確実に混乱させる。行動時間を1.5倍消費する(v1.1.63で追加) 43 霊車コンチェルトグロッソ 99(MP) 魅力 損傷 30d50 射程 5 近くの指定したターゲットの位置に強力な無属性のボールを発生させる。威力は魅力に大きく依存する。行動時間を1.5倍消費する。 耐性など 幽霊の持つ耐性等 破邪弱点(+66%) 閃光弱点(+50%) 浮遊 麻痺耐性 地獄属性を吸収 透明視認 毒耐性 破片耐性 冷気耐性 テレパシー(35) 壁をすり抜ける(ダメージを受けるがHP0未満にはならない) 切り傷を受けない に加え、 閃光を弱点とせず 轟音耐性 盲目耐性(20) その他 廃洋館で他の姉妹(ルナサ、メルラン)と交代することができる + 以下change2.txtより抜粋 一度も交代しなかったらスコア+30% 交代時にはステータスが全回復し一時効果が消える。 性格、経験値、アイテム(呪われた装備品含む)、基礎パラメータ、種族(もし変化すれば)は姉妹で共有される。 技能熟練度、突然変異は共有されない。 マクロ定義はキャラが交代してもそのままだが、ゲーム終了→再起動すると交代後のキャラの名前のマクロ定義ファイルを読みに行くので注意 射撃速度にボーナス 意識不明瞭になったとき運が良ければ助けが来る 古い城での報酬は★ハルモニアの首飾り 攻撃回数 num wgt mul 5 100 2 基礎スペック HD 腕力 知能 賢さ 器用 耐久 魅力 解除 魔道 魔防 隠密 探索 打撃 射撃 MP ペ維 経験 スコア 10 -1 3 1 4 0 1 33(18) 35(15) 35(11) 7(1) 35(4) 40(23) 35(20) B 50 +90% 50% 魔法領域適性 無し 技能適性 格闘 盾 騎乗 二刀 投擲 C C C B B 短剣 長剣 刀 鈍器 棒 斧 槍 長柄 弓 機械弓 銃 A B B B B B B B B B C 雑感 技能適性は高いようだが、いまいちピンとこない性能だな - 名無しさん (2023-11-05 15 34 26) 今や投擲Bあるだけで、勝ち組! - 名無しさん (2024-07-25 14 19 28) 名前
https://w.atwiki.jp/pmvision/pages/438.html
「レイラ・プリズムリバー」 レイラ・プリズムリバー/3弾 レイラ・プリズムリバー/11弾
https://w.atwiki.jp/pmvision/pages/437.html
「メルラン・プリズムリバー」を参照するカード ルナサ・プリズムリバー/1弾 メルラン・プリズムリバー/3弾 合葬「プリズムコンチェルト」 騒符「メルラン・ハッピーライブ」 大合葬「霊車コンチェルトグロッソ」 騒葬「スティジャンリバーサイド」 リリカ・プリズムリバー/17弾 ルナサ・プリズムリバー/17弾
https://w.atwiki.jp/yukkuri/pages/2286.html
各キャラ紹介文 プリズムリバー三姉妹 リリカ・プリズムリバー その1 ■遊戯王 青眼の白龍 ` 、'';;;;;,,,,,`'''――― 、 ____ ` 、'''';;;;;;;;;;;;;;; ,,,,,,,,...` 、 ‐-、;;;;;;;;;;;;;;`,,,、 l ;;;;;;;;;; ''''''―-`、、 ヽ `''‐、;;;;;;;;;;;;;` 、 .l .;;;;;;; ヽ ヽ ヽ , -‐,, '''',=-,=‐―- 、 .ヽ ;;;;;;;.. ヽ;; ヽ ;;ヽ'' ヽ lィ‐vvv、` ´‐=‐-、 / l..;;;; ;;i .ヽ;;; ヽ; ;;;;;ヽ ;ヽ ヽii、;;;;;;´Wv、 ヽ`‐'"´‐=、 ,、 〉 ;;i );;;;,, ヽ;;;;;;;;;ヽ .;ヽ `'ii、,;;;;;;;;;;;´v ‐, ̄ニフフ l ヽ /; ;;;;;;;;i l''"ヽ;;i;;;; ト;;;;;;;;;ヽ ;l ,,‐ナ、;;;,‐ナ`''‐-、‐=トニ=-ト''ヽヽ_, 、 ノ' ;;;;;/l;i / ヽ; ;. |ヽ;;;;;;;;;;;i ;l `''‐Til! / ト' ;;lヽ、ヽl |‐‐, / / Yヽ;;;;/ レ ヽ'' | ヽ ;;;;;;i ;l Hi i タ /‐、| ト-'l`ヽニフ ! l イ /l ノ/ ヽl ヽ;;;;i ;l トli タ ∧;;;;lヽ;;ヽク、ニ=llll/.|./{ ./ | /l´ ヽ;i l ヽ_/ l;;;;| ヽ;ヽ‐クTl/ V .V レ トヽ ヽ l ヽ;l ` lウ`''Y ノ´ lヽノ トy' ヽ | ___∧_ |};;l`ヽl/ / `v' l | ヽ フ--─ァ /-l ト、 | / / ノY ヽ !./ ,.レへ!-=Ξ ノ`)ノヽ `l ./ ./ | i;;;ト ' / ヽ, ̄ /┐j´/ ヽヽ' / ./|´`l | __,.∠.-──- ...,,,__ ヽ/ソ/l |' .( /_人人人人人人人人人人人人人_ i´ i i´`ヽ、 Yノ ヽl/> 姉二体を生贄に捧げ < l ,.. --──---_i 」 \.´ |> 青眼の白龍を召還!!! < 'γ´ i`ヽ、 / .l ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄ ,' / ゝ、i ハ-/_ ハ i `Y- 、`''‐、 ヽlヽl ヽノ vvv i i iハrr=-,ソノ´ r=;ァ ヘi ! ヽ/ ̄フ´l,,ノ‐''" i. i. ハ " ̄  ̄" i i | `'''-‐'' ヽハ i 'ー=-' _ノ i ハ ゝヽ、 ,イノハノV `ヽレ` ー--─ ´γ__ゝ , -‐,, '''',=-,=‐―- 、 .ヽ ;;;;;;;.. ヽ;; ヽ ;;ヽ'' ヽ lィ‐vvv、` ´‐=‐-、 / _人人人人人人人人人人人人人人人_ __,.∠.-──-´v、 ヽ`‐'"´‐=、 ,、 > ぎゃおー! たーべちゃうぞー! < i´ i´v ‐, ̄ニフフ l ヽ  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ l ,.. --──---_i `''‐-、‐=トニ=-ト''ヽヽ_, 、 ノ' ;;;;;/l;i / ヽ; ;. |ヽ;;;;;;;;;;;i ;l 'γ´ i`ヽ、lヽ、ヽl |‐‐, / / Yヽ;;;;/ レ ヽ'' | ヽ ;;;;;;i ;l ,' / ゝ、i ハ-/_ ハ i| ト-'l`ヽニフ ! l イ /l ノ/ ヽl ヽ;;;;i ;l i i iハ(◯),ソノ、(◯)ヘ ヽ;;ヽク、ニ=llll/.|./{ ./ | /l´ ヽ;i l i. i. ハ'" ,rェェェ、 "'i i ヽ;ヽ‐クTl/ V .V レ トヽ ヽ l ヽハ i .|,r-r-| _ノ i ハl ウ`''Y ノ´ lヽノ トy' ヽ | ゝヽ、 `ニニ´ ,イノハノV|};;l`ヽl/ / `v' `ヽレ` ー--─ ´γ__ゝ/-l ト、 | / / ノY ヽ ■かわいいリリカ .ノ゙ーr、 )_,.、(ミミ /;;;;;;;;ヽ、 ∠;;;rュ;、ャrァゝ,、 ,.;;'" ;;;;; ;;;; ; ;;;; ;; | ;/;;; ヽr '´ 、 `;;;゛- ;/ ,ヘ )) (( ,ヘ, ,' リリλカ-iノイ; ノ)/ / '、ノ\ヘ i(ヒ_]'`' ヒ_ン;λ⌒ゝ ( 弋弋""r-‐‐┐"イ / \ ⌒ゝ,ヽ、__,ノ_ノ;7、/ (,__i./__/┃\;;;イ` ) `弋〈 ○ ノ-イ λ ┃ | / ○ ヽ ./ \ ■わたしが一番 、_人_,ィ .__∧_ 〉.,、 〈 ヽ フ--─ァ .| | ビシッ .,.レへ!-=Ξ r「`lヽ! / ヽ, ̄ _人人人人人人人人_. 〈リリ ) ', __,.∠.-──- ...,,,__ ヽ、 > いいえ!!! < ', ' l、 i´ i i´`ヽ、  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ rヽ r‐リ l ,.. --──---_i 」 \ ヽメ‐くヽ、. 'γ'7 / ゝ、i ハ/ハ ヘ、 / _人人人人人人人人人人人人人人人人人_ ! ', ヽ ,' i iハ (ヒ_] ソノ´ ヒ_ン ) ヘi `Y > 一番かわいいのはリリカです!!! < l ヽ i i.ハ'/// ,___, //// i i .!  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ | ヽハ i. ヽ _ン ノ i .| ヽ '、リ / / ハ ヽ ゝヽ、 ,イノハハノV \ ノ `ヽレ` ー--─ ´`ヽ、 ヽ {./ '´ |/∠ィヘ //ゝ'´ `ヽ、 `ヽ、}.! //´' V/ノ r、/ ) 〇 ;~ ノ ヽ, i // i r'´ ヽ、 ト、 〇 ,! ノ ヽ ■? .,r'",,,,,`''i、 l゙ ,i´ .゙i、 | !-" 丿丿 /,/ l゙ .| 二、 .| | ゙‐'′ ΣΞ ☆ / ` ヽ、 ./ _,,..--─'─-、 /,. '" `「` ヘ_ r/ ________ i/ `ヽi っ ', _,. ' " ̄ ; ; ヽ; `ヽ、 | っ γ'"/ / イノ i | i ノ Y ,' i レ´-i-ヽハ ノ-i イ lヽ i '; i (ヒ_] レ' ヒ_ン!ハノイ ノ! i ヽ;ゝ"" ,___, "'!l ン ゝ、ハ ;ヽ、 ,从〉 `_ヽ`゙ーゝ、..,,____,,..イノ _ゝく^ヽi>、 7、 ,.イ´⌒ヽYゝ ○ Yゝ Y 'ヽ、 i ヽ! ■ピアノ ΣΞ ☆ / ` ヽ、 ./ _,,.--_\___________ /,. '" \ | / r/ ____\ | ポロロン♪ ヽ_____ ', _,. ' " ̄ ; ; \| `ヽ、 γ'"/ / イノ i | |\ \ ,' i レ´-i-ヽハ ノ-| イ\ ♪ ピーピーピー \ i '; i (ヒ_] レ' ヒ|ン!ハ i´ ピーピーピー \ ノ! i ヽ;ゝ"" | "ノ ン\ ♪ \ ゝ、ハ ;ヽ、 ゝ |,从〉 \ / `_ヽ`゙ーゝ、..,,____,,イ| \ ピーピーピー / ||== _ゝく^ヽi>、 7、 | \ ピーピーピー♪ / ∥ .イ´⌒ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄! ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ノ ∥ | _\| ! ノ ∥ ||_ ̄___________ζ------ー―ーーrーー´ ∥ |_ ̄ヽ || ヽ ヽ || || 〓〓〓| |〓||〓| | || .|| ∥ (_). || (__) ◎ .||. ◎ .◎ ΣΞ ☆ / ` ヽ、 ./ _,,.--_\___________ /,. '" \ | / r/ ____\ | _人人人人人人人人人人人人人人人_ ', _,. ' " ̄ ; ; \| > ろくなもんじゃねぇ!!! < γ'"/ / イノ i | |\  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ ,' i レ´-i-ヽハ ノ-| イ\ \ i '; i (◯), レ(◯|)ハ i\ \ ノ! i ヽ;ゝ"" ,rェェェ、 | " ン \ \ ゝ、ハ ;ヽ、 |,r-r-| |,从〉 \ / `_ヽ`゙ーゝ、..,,`ニニ´イ \ / ||== _ゝく^ヽi>、 7、 | \ / ∥ .イ´ Σ| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄! ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ノ ∥ | _Σ| ! ノ ∥ ||_ ̄___________ζ------ー―ーーrーー´ ∥ |_ ̄ヽ || ヽ ヽ || || 〓〓〓| |〓||〓| | || .|| ∥ (_). || (__) ◎ .||. ◎ .◎ ■赤面 ___∧_ ヽ フ--─ァ ,.レへ!-=Ξ r'⌒'~'⌒'~'⌒'~'⌒'~'⌒'~'⌒~'⌒'~'⌒'ヽ / ヽ, ̄ ( ) __,.∠.-──- ...,,,__ ヽ、 ) お姉ちゃんたちが変だよ・・・・・・・・・・ ( i´ i i´`ヽ、 ( ) l ,.. --──---_i 」 \ ν~'⌒'~'⌒'~'⌒'~'⌒'~'⌒'~'⌒'~'⌒'~'´ 'γ´ i`ヽ、 /. ,' / ゝ、i ハ-し_ ハ i `Y ←三女. i i iハ (ヒ_] ソノ´ ヒ_ン ) ヘi ! i. i. ハ ///,___, /// i i | ヽハ i ー⌒ー' _ノ i ハ ゝヽ、 ,イノハノV `ヽレ` ー─ ´γ__ゝ ■忘れないでね ,.☆ 三 / \ __,∠ヘ_r-、_,ヘ__r、 、_ ,ヘァi>''"´ ̄ ̄ ̄「7`"''ー!ヘ__ Y´ __,,..-‐─‐--、...,, `ヽト、 〉'"´ `ヽ、 ヽ! ./ ,.'´ i l i 、 'ヽ、 / ,' / / \ハ ハ / .ハ. i Y | | ,イ(ヒ_] V ヒ_ン ) .i. | | たまにでいいから i i i"" ,___, U "" ノ !. | 私たちのことも レヘ、 .,ゝ ヽ _ン ,.イ / ! 忘れないでね !.从 .レヘ/ ,イ レヘ` .、, ,.イノ /V `ヽ、ハ`,イ7 トマト、ハノヽ| rハ_|_/ / 「7、 /イ`○`´ rY ヽ, / 7 i ,.「/ ', ■紅魔館に就職 ΣΞ ☆ / ` ヽ、 ./ _,,..--─'─-、 /,. '" `「` ヘ_ r/ ________ i/ `ヽi ', _,. ' " ̄ ; ; ヽ; `ヽ、 | はいいはい γ'"/ / イノ i | i ノ Y 只今お持ちいたしますよ お嬢様~ ,' i レ´-i-ヽハ ノ-i イ lヽ i '; i (ヒ_] レ' ヒ_ン!ハノイ ノ! i ヽ;ゝ/// ,___,///'!l ン ゝ、ハ ;ヽ、 ヽ _ン ,从〉 ,.'"`ヽ、_,ゝ、..,,____,,..イ ,. -───-- 、_ うー! うー! ! `ヽ7ヽ!ヽ.Y)ヽ〉 rー-、,.'" `ヽ、. ,! 〉 ム } { _」 i _ゝへ__rへ__ ノ__ `l _/!ゝk'-‐ヘ' !_ハ」i_!ヘ!, く `i / ゝ-'‐' ̄ ̄`ヽ、_ト-、__rイ、 / `ヽ. ヽ、 イ-ヽ.. ヽ. ,.- 、___,.--、 \ ゝイ,.イノヽ! レ ヽ,_`ヽ7ヽ___ kヽ/ 、. ヽ、__.ヽ、_,.'--'、 ヽ- 、)、 r'´ .ィ"レ ⌒ ,___, ⌒ . `! i ハ .ヘ ` 、_二ゝ、ニr-'ヽ、 r'二 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄フ ヽ/ ! !/// ヽ_ ノ ///// i ハ ', / !Y r‐─‐'‐`'ー--‐'´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .ノ /l ハノ i ヽ. / )( \ 〈,ヘ ヽ、 ,〈 i ハ i 〉 / Y) ',|ヽ二二二二二二二二二二二 ノ レ^ゝi>.、.,_____,,... ィ´//レ'ヽハヘノ ■ソロ活動 ___∧_ ヽ フ--─ァ ,.レへ!-=Ξ / ヽ, ̄ __,.∠.-──- ...,,,__ ヽ、 _人人人人人人人人人人人人人人人_ i´ i i´`ヽ、 > リック・ライト 狂気だ!!! < l ,.. --──---_i 」 \  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ 'γ´ i`ヽ、 / ,' / ゝ、i ハ-/_ ハ i `Y i i iハ (ヒ_] ソノ´ ヒ_ン ) ヘi ! i. i. ハ "" ,___, "" i i | ヽハ i ヽ _ン _ノ i ハ ゝヽ、 ,イノハノV `ヽレ` ー--─ ´γ__ゝ ノゝ´-Y-`ヽヽ ♪ ,m、i .o .i ,m、 [≡≡≡≡KRONOS≡≡] /ヽ ̄ ̄ノゝ , _,_,_,_,_,i_,_,_,_,_, 、 _イ__ノ ⌒ ゝ__ヽ_ ( __ノ ヽ、_) 各キャラ紹介文 プリズムリバー三姉妹 リリカ・プリズムリバー その1
https://w.atwiki.jp/animerowa/pages/559.html
プリズムライト(後編) ◆B0yhIEaBOI うっすらと目を開けると、外の光がカーテンの隙間から見えた。もう朝みたいだ。 昨晩はほとんど眠れなかった。いつもなら何処でもすぐに眠れていたのに、どうしても眠ることができなかった。 そして、眠れなかったのは僕だけではなかったようだ。 今、この病室には、僕――野比のび太の他に、3人の人がいる。 水銀燈と、劉鳳さんと、セラスさん。 劉鳳さんとセラスさんが病室に戻って来てから、僕らはほとんど何も喋らない。 なんだか、空気が張り詰めて緊張しているのが僕にも分かる。 お互いがお互いを見張っていると言うか…… これなら、ドラえもんと一緒に見張りに行けば良かったかもしれない。 どうして、みんな仲良くできないんだろう。 「もう朝みたいねぇ。で、貴方は何時まで私のこと睨んでるつもりなのかしら?」 張り詰めた空気の中で、水銀燈が面倒臭そうにそう呟いた。 「……」 それに対して、壁際で座っているセラスさんは黙ったままだ。 セラスさんは、昨晩部屋に戻ってから今までの間、ずうっと水銀燈を睨み続けている。 それはまるで、『少しでもおかしな真似をしたらただじゃおかない!』って言ってるみたいだった。 劉鳳さんは傷が痛むのか、ベッドでずっと横になっていた。 目を閉じて眠っているみたいだけど……この状況で寝られるなんて感心する。 「全くもう、そんな露骨に邪険にしなくてもいいじゃないのぉ。私が貴方達になにかしたぁ?」 返事をしないセラスさんに、水銀燈はゆっくりと喋りだす。 こういうのを“挑発的”って言うのだろうか。 セラスさんの額がピクピクと引きつる。 「何か、ですって? ミオンに――あたしらの仲間に攻撃しといてよく言うよ! あれでもしあの子に何かあったら、ただじゃおかなかった!」 「ふぅん、貴方はあの娘に心底騙されてるのねぇ、お人好しさんなんだから。よくそんなので今まで死ななかったものだわ」 「なッ、まだ言うかッ、この嘘吐きの呪い人形!!」 顔を真っ赤にして怒っているセラスさんだったけれど、水銀燈は全く怯まない。 それどころか、むしろ嬉しそうにすら見えるのは僕の気のせいなんだろうか? 「酷い言われようねぇ。でも、貴方だけには言われたくないわね『嘘吐きの化け物さん』。」 「な、なにをっ……!」 「あら、やっぱり? なんだか普通の人っぽくなかったからカマかけてみたんだけど、図星だったみたいねぇ。 それを黙って私たちに近づくなんて……油断させておいてガブリ、ってつもりだったわけぇ? ああ、それで一晩中私のこと見てたんだぁ。ああ怖い怖い」 「ち、違うっ! 私はアンタが悪さしないようにって!」 「悪さって何よ? 私は貴方とちがって嘘なんかついていないわよ? 私はただ、自分の身を守るために、“しかたなく”応戦しているだけ。 あなたがあのミオンって娘を信じるのは勝手だけど……私が嘘をついているっていう証拠はあるの?」 「それは、その……無いけど……」 「あきれた! 証拠も無いのに人を嘘吐き呼ばわりしてたのぉ? これはこれは、とんだ名探偵さんねぇ」 「あ、アンタとミオンだったら、どう考えてもミオンの方が信じられるんだよ!」 「はいはい。おばかさんは煩いから、もう黙っていてくれるぅ?」 セラスさんはその後も何か叫んでいたけれど、水銀燈はそれらをまるっきり相手にしなかった。 もう、セラスさんはどうでも良い、という風だった。 セラスさんもただの悪口を言ってるだけみたいだったし…… 「全く、騙されるのは勝手だけど、人に迷惑をかけないで欲しいわねぇ。 それより、私はそっちの男の人に用があるんだけど。貴方、ちょっと起こしてくれない?」 「だ、駄目よ! 劉鳳は疲れてるんだからまだ寝かせておかないと……」 そこまで言ったセラスさんの口が、男の人の手で塞がれる。 「いや、もう十分休ませて貰った。奴の相手は俺がする」 目を覚ました劉鳳さんが、体を起こした。 「で、何を俺に聞きたいと言うんだ?」 劉鳳さんが水銀燈を見る。 いや、やっぱり睨みつけている。セラスさんと同じだ。 「……まったく、どうして貴方達はこう刺々しいのかしらねえ?」 「愚問だな。俺達は貴様を敵と認識している。貴様に隙を見せる訳には行かない」 劉鳳さんは、そのとき確かに、はっきりと言った。 水銀燈は敵だ、と。 理由も何も告げずに、ただその結論だけを。 「あらあら野蛮ねぇ。一方的に『お前は俺の敵だ』なんて。私は何にも悪いことなんかしてないのに」 「フン、貴様の言葉など信じるに足りん。貴様は俺達の仲間を攻撃した。それだけで十分だ!」 劉鳳さんはそう言いながら、ゆっくりとベッドから起き上がる。 「ちょ、ちょっと劉鳳、今ここで戦う気なの? のび太君がいるのに……」 そう言ってセラスさんは劉鳳さんをたしなめるが、 一方でセラスさん自身もいつでも戦えるように身構えている。 この人達は、始めるつもりなのかもしれない。 新しい殺し合いを…… でも、対する水銀燈は相変わらず不敵に笑っている。 「全く、こっちは戦う意思が無いって言うのに。そんな私に襲い掛かるんだ?」 水銀燈は微塵も動じずに話続けるが、 もう劉鳳さんは聞いていない。 「俺は、俺の信じる『正義』を貫くだけだ! もう語ることは無いのか? ならば行くぞ! 絶――」 「そうやって、真紅も殺したの?」 「何ッ!?」 水銀燈が呟いた一言で、劉鳳さんが止まった。 劉鳳さんが真紅を殺した……? あれ……? 「貴方が真紅の遺体から何か――ローザミスティカを盗ったっていうのは本当だったのね」 「貴様……貴様も真紅を知っているのか?」 「真紅はね……私の妹よ。私が聞きたいって言ったのは、真紅のことなのよ」 「……!」 水銀燈が喋るにつれて、劉鳳さんの勢いが目に見えて弱くなっていくようだった。なんだか顔も青い。 よっぽど劉鳳さんが話したくないことなんだろうな、と思った。 そう思いながらも、僕は記憶を掘り返す。 確か……真紅って、ドラえもん達と一緒にいたんだよね? そして、女の人と戦って、死んだんだ……ってドラえもん達は言ってたはずだ。 劉鳳さんが殺したっていうのは……違うんじゃないのかな?? でも、それなら劉鳳さんもちゃんと『違う』って言えばいいのに…… そう思う僕に答えるように、劉鳳さんが話し出した。 「真紅には……すまないことをした。俺が不甲斐無いばかりに……確かに、俺が殺したのも同然なのかもしれない」 でも、その言葉を聞いたとたんに、水銀燈の目が変わる。 今度は水銀燈が劉鳳さんを睨みつけて、叫んだ。 「その“すまないこと”って言うのは、真紅を見殺しにしたってこと? 遺体はほっといてローザミスティカだけ盗ったってこと? それとも……真紅を殺して、ローザミスティカを奪ったことなの? 答えなさい!」 それまでとはうって変わって、水銀燈が劉鳳さんを責め立てる。 劉鳳さんは……なんだか歯切れが悪い。何か、やましいことでもあるのだろうか? 「ち、違う! 俺はただ、真紅を保護しようとしただけだ!」 「そして、勢い余って殺しちゃったって言うの!?」 「違う! 保護するために探していたが、見つけたときには真紅はもう既に死んでいたんだ!」 「その割にはちゃっかりローザミスティカを盗んでいったのよね? 真紅のことは置き去りにして」 「あ、あの時は急いでいたから、仕方なく……!」 「下手な言い訳ねぇ。私の言うことは信じない癖に、そんな世迷いごとは信じろっていうの? 貴方達、人の悪口言いふらすんなら、きちんと『証拠』を見せなさいよ。貴方達が嘘吐きじゃないのならね!」 「証拠……ああ、そのとき同行していた人物なら……いや、しかし……」 「なによ、まどろっこしい。嘘ならもっと上手くつきなさいな?」 嘘……じゃない。きっと、これは誤解なんだ。僕はそう信じたい。 劉鳳さんも水銀燈も、きっと勘違いをしているだけなんだ。 水銀燈はきっと、真紅が死んだことが悲しくて、こんなに怒ってるんだ。 劉鳳さんも、真紅を守れなくて悲しいだけなんだ。 劉鳳さん……ジャイアンとも一緒だったんだし、きっと劉鳳さんが人殺しだなんて、何かの間違いに決まってる。 誰かが嘘を言って、誰かが誰かを騙そうとして……そんなの、もう嫌だ。 きっと、ほんのわずかな行き違いなんだ。大切なパズルの1ピースが抜けているだけなんだ。 きっと、その一枚がきちんとはまれば、みんな仲良く協力できるはずなんだ……! 「水銀燈、ちょっと待って……」 でも、そう言いかけた僕の言葉は劉鳳さんの一言に掻き消された。 「嘘ではない! 俺は、確かに峰不二子と一緒だった……!」 そう言った劉鳳さんは、 『しまった』という顔をした。 僕は、それをはっきりと見ていた。 「不二子? ……それって……」 「……そうだ。太一少年を殺したという女だ」 その言葉を聞いた瞬間に、僕の劉鳳さんを庇う言葉は、のどの奥へと飲み込まれていった。 ……え? ……太一くんを殺した女の人……? その人と、劉鳳さんは、一緒にいた……? それじゃあ、劉鳳さんとその女の人は……もしかして…… ナカマナンジャナイノ? バラバラだったパズルのピースが合わさると、それまでとは全く違った答えが浮かび上がる。まさにそんな感覚だった。 そうだ。太一君を殺した女の人……その人が、真紅を殺した人だとしたら? それなら、ドラえもん達の言ったこと、水銀燈の言うことも間違っていない。 それに、それでなくても劉鳳さんの周りには危険な人が集まっている。 人殺しの女の人、化け物? のセラスさん。水銀燈を襲ったミオンって人と、その仲間。ハルヒさんもそうかもしれない。 じゃあ、ジャイアンは? ジャイアンもまさか!? ……そうかもしれない。ジャイアンはいつも僕を苛めていたし、なんでも力ずくだったし…… それとも、ジャイアンもこの人達に騙されていたのかもしれない。 そう、ついさっきまでの僕みたいに。 「あきれた! 自分の無実を証明してくれるのが人殺しだけですって? そんな言い訳が本当に通じるとでも思っているの!?」 そうしてみると。なんだか水銀燈の言うことがとてもまっとうに聞こえる。 でも、劉鳳さんは劉鳳さんで開き直っている。 「信じてくれとしか、俺には言えない。水銀燈、お前の妹を護れなかったのは俺の責任だ。すまなかった」 相変わらず横柄なまま、劉鳳さんが水銀燈に頭を下げた。 白々しい。 当然、水銀燈はそんな程度では収まらない。 「それにねぇ、私が聞きたいのはそんな薄っぺらい謝罪じゃなくて、真紅がどうして死んだか、なのよぉ? あと、私の他の妹について何か知っていたら教えて欲しいわねぇ。みんな、もう死んじゃったけど。 案外、アンタが皆を殺して回ってるんじゃないのぉ?」 「あんた、黙って聞いてりゃあ!」 セラスさんがいきり立つ。 ……セラスさんも、劉鳳さんの仲間……。 ということはやっぱり、水銀燈が言ってることは、本当なの……? でも、水銀燈はセラスさんを無視し続けたまま話し出す。 「劉鳳、って言ったっけ? あなた、口では『正義』とか『仲間』とか綺麗な言葉を並べてるけど…… そういうのって、口で言うだけじゃなくて行動で示すものなんじゃないのぉ? だのに、貴方はさっきから『お前は嘘吐きだ』『お前は敵だ!』とか勝手に決め付けて襲ってこようとするしぃ。 貴方、本当は正義だなんだって言いながら、ただ純粋に暴れたいだけなんじゃないのぉ? 『正義』を言い訳に使っちゃだめよぉ? 暴れん坊さぁん」 そして、水銀燈はわらった。 劉鳳さんとセラスさんを、心底馬鹿にするように。 そのとき、僕には水銀燈の声が聞こえた気がした。 『貴方たちの嘘はお見通しよ』って。 「貴様ッ!! 俺の正義を愚弄するかッ!!」 「ふざけんなッ!! それ以上言うとぶっ飛ばすよ!!」」 反射的に、2人が水銀燈に詰め寄った。 怒りに震える2人とは対照的に、水銀燈は身じろぎ一つしない。 そして先に水銀燈に掴みかかったのは、セラスさんだった。 水銀燈の胸元を掴むと、小さな水銀燈の体は軽々と持ち上がる。 「自分の嘘を棚に上げて好き勝手言いやがって……訂正しろ!」 セラスさんの目は、赤く、獰猛な獣の目そのものだ。 それでも水銀燈は怯まない。 「なぁに? 反論できなくなったら暴力で解決するのぉ? ホント野蛮ねぇ、あんたたちの『正義』って。 ……悪いんだけど、服にシワが付いちゃうから離してくれない?」 「コイツ……!」 セラスさんの空いているほうの手が、強く握りしめられる。 そして、水銀燈の顔面に向かって、 振りぬかれ―― 「止めなさい! 何やってるのよ!!」 病室内に、凛さんの声が響いた。 病室の入り口には、見張りに立っていた凛さんとドラえもんの姿があった。 「……!」 セラスさんの拳が、水銀燈の目の前で止まる。 その余勢が、水銀燈の髪を揺らす。 そして、次の瞬間―― 「ああ、怖かった……ちょっと凛! もっと早くに助けに来てよぉ……」 今までからは信じられない、とても儚げで弱々しい泣き顔で水銀燈は凛さんを見た。 「あんたたち2人にならここを任せておけると思ったのに……残念だわ」 凛さんの表情は、とても険しかった。 「……セラス、水銀燈を離して。話はそれからよ」 「何があったの?」 その凛さんの言葉は、この部屋にいる全員に対してのものだった。 凛さんは、喧嘩を始めた2人に怒っているようだった。 間髪いれずに水銀燈が喋りだす。 「聞いてよ凛、この人達、私とお喋りしてたらいきなり怒り出して殴りかかってきたのよぉ」 セラスさんも黙ってはいない。 「よくも出任せをいけしゃあしゃあと! コイツはあたし達の仲間と、劉鳳の正義を侮辱したんだ! 劉鳳に謝れ!」 「謝るのはそっちでしょぉ? 証拠も無いのに人のことを『嘘吐き』だの『敵』だの…… それに殴りかかってきたのはあんたじゃないの。私は何もしてないわよぉ?」 「コイツ、まだそんなことをッ!」 反射的に水銀燈に伸びたセラスさんの手を、途中で凛が止める。 「止めなさい。それ以上やると私が相手になるわよ」 「ちょ、ちょっと! 凛はソイツのことを信じるの!? いい加減騙されてるって気付きなさいよ!!」 「冷静にいまの状況だけを見れば、セラスが水銀燈を殴ろうとしている。それだけよ。 理由が何なのかは知らないけど、それすら知らないままに目の前で仲間が喧嘩するのを黙って見過ごす訳にはいかないわ」 「だ、だから私たちの言ってる方が……」 「水銀燈の言ってることの方が本当だよ!!」 部屋中の、全ての目が僕を見つめていた。 「の、のび太君、それってどういう……?」 ドラえもんの言葉を最後まで待たずに、僕は話し出す。 「水銀燈は、自分の妹がどうなったのか、どうして死んだのか、それを劉鳳さんに聞いていただけなんだ。 なのに、2人とも水銀燈のことを嘘吐きだ、敵だって決め付けて…… それに水銀燈の妹が死んだのって、劉鳳さんのせいなんでしょ!? 水銀燈が怒るのも当然だよ!! なのにセラスさんは水銀燈のことを殴ろうとするし…… 正しいのは水銀燈だよ! その2人は喧嘩が、殺し合いがしたいだけなんだよ!!」 そう、一気に言い切った。 ――そうだ。劉鳳さんとセラスさんより、凛さんと水銀燈の方が信じられる。 凛さんと水銀燈は、昨日はほとんど僕と一緒にいて、怪我を治してくれて、僕のことを護ってくれた。 でも、劉鳳さんとセラスさんは、ついさっき会ったばかりなんだ。 しかも、水銀燈が襲われたミオンっていう人と仲間だって言うし、 それに不二子っていう人とも……! 口の中が乾く。喉がひりひりする。 自分が、肩で息をしていることに気付く。 肺の中の空気が空っぽになったみたいだった。 「の、のび太君、私たちは貴方達のことを思って……」 「じゃあ、なんで嘘吐いてたの!? 化け物だって、なんで黙ってたの!?」 『化け物』という言葉に、セラスさんの表情が陰る。 それと同時に、酷いことを言ってしまったのだという罪悪感で、胸が締め付けられる。 でも、僕は悪くない。悪いのは、嘘を吐いていたセラスさんの方なんだから。 重苦しい空気が病室内に充満していた。 誰も話し出そうとしなかった。 自分の荒い息の音だけが、いやにうるさく聞こえていた。 でも。 「Master!」 何処からともなく聞こえてきた無機質な声が、病室内の静寂を乱した。 そして、レイジングハート――という名の魔法の杖に急かされたように、凛さんが話し出す。 「ありがと、レイジングハート。皆に先に言っとかなきゃならないことがあるから、それを先に言うわ。 ――この病院に近づいてくる人間がいます。それも、一人で」 凛さんの言葉に、みんなの表情が強張る。 「一人って、それって……」 「ええ、偽凛のこともあるけど、この時間帯で単独行動をとるような奴は……人を殺して回っている、凶悪な殺人者の可能性が低くない。 新たな獲物を探して徘徊しているのかもしれない」 「さ、殺人者!?」 ドラえもんと、僕が震え上がる。 でも、ううん、それは違う。 僕はもっと前から震えていたんだから。 ――だって、僕はずっと、人殺しかも知れない人と一緒にいたんだから……。 凛さんが話を続ける。 「そいつは結構なスピードでまっすぐここに向かってきてたんだけど、さっきから急にスピードが落ちたわ。 もしかしたら、戦闘の痕跡を見て警戒しているのかもしれない。……油断はできないわよ」 「ちょっとまって、そいつ、もしかしたら敵じゃなくて私たちの仲間かもしれないよ! 私達の集合場所はここなんだし!」 「そうだ! それに敵が襲ってくるというならば、この俺がッ!」 「待って!」 今にも病室の外へ飛び出そうとする2人を凛さんが呼び止める。 「劉鳳、アンタは怪我人でしょ。……悪いけど戦闘になったら足手纏いよ。 セラスもここに残って。劉鳳とドラえもん、のび太を任せるから。もしものときは皆を守って頂戴」 「で、でもっ、私達の仲間なら、私達が行ったほうが……! それに、凛一人だけだと危険かもしれないしっ!」 それでも食い下がるセラスさんにも、凛さんは譲らない。 「大丈夫よ。アンタ達の仲間の情報なら、既に教えてもらってる。 それに……一人で心配なら、水銀燈も連れて行くわ。いいわね、水銀燈?」 「わたしはいいけどぉ?」 「ちょ、ちょっと! そいつなんて連れて行ったら余計にややこしいことに……」 「今の頭に血が上ってるアンタを連れて行くよりはまだマシよ」 セラスさんの不満も、凛さんが一蹴した。 そうだ。凛さんの言うとおりだ。 人殺しの仲間なんて連れて行ったら、凛さん達の方が危なくなってしまうに違いない。 「Master! The target is coming into the enter! (マスター、対象が玄関に到達します!)」 「わかった、レイジングハート。セラス……水銀燈と何があったのかは知らないけど、話は後でちゃんと聞くからね。 じゃあ、私が玄関で対象と接触します。行くわよ水銀燈! 病室の皆は、何かあったら頼むわよ!」 凛さんのテキパキと指示を出していく様子が、改めて緊迫した状況を際立たせていた。 でも、水銀燈を連れて行くのは……やっぱり凛さんも他の2人よりも水銀燈の方を信用しているということなのだろうか? 凛さんにも早く教えてあげないと。この2人が危険だっていうことを。 「じゃあ、行ってくるから! でも、危なくなったら私たちのことは放って、逃げて!」 そう言い残すと、凛さんは水銀燈を連れて廊下を走りだした。 2人分の足音が、どんどん遠くへ消えてゆく。 そして、病室内はまた、静かになった。 ドクン。 ――ちょっとまった。 ドクン。 ――今ここにいるのって、 ドクン。 ――僕と、ドラえもんと、 ドクン。ドクン。 ――劉鳳さんと、セラスさん。 ドクン。ドクン。 ――でも、劉鳳さんとセラスさんが、 ドクン。ドクン。ドクン。 ――僕の思っているとおりに、人殺しと仲間だったなら。 ドクン。ドクン。ドクン。ドクン。 ――それどころか、人殺しそのものだったなら。 ドクン。ドクン。ドクン。ドクン。ドクン。ドクン。ドクン。 ――こんなところにいたら、殺されてしまうじゃないか!!!! ドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクンドクン 「ど、ドラえもん、僕たちも行こう!!」 そう叫ぶや否や、僕はドラえもんの手を掴むと、一気に病室の外へ走り出した。 「お、おいのび太君!?」 背中で劉鳳さんが僕を呼ぶ声が聞こえたけれど、気にしない。 「の、のび太君、一体どうしたんだ!?」 ドラえもんが叫ぶけど、あとまわし。 いまは、とにかくあの2人と離れないといけない。それだけを考えていた。 なんだか息が苦しくて、喉を押さえた。 そして、喉を少し引っ掻いた。 ★ 遠坂凛と水銀燈は、病院玄関の物陰に隠れ、様子を窺っていた。 カズマという異能者が破壊したという病院のロビーは惨憺たる光景ではあったが、瓦礫のせいで死角が多い。 決して油断はできない。 「どう、レイジングハート? 相手は今どの辺りにいる?」 凛がレイジングハートに問いかける。 「Around the entrance door. But I can’t find out exactly.(玄関ドアの周辺と思われます。細かい場所までは分かりません) そして、レイジングハートは即座に答える。 このやり取りも何度も繰り返すうちに、ずいぶんとスムーズに行われるようになっていた。 これを信頼の賜物、というのは過剰な表現なのだろうか。 「いい、水銀燈、いつかみたいに先制攻撃するのは無しよ。平和的な交渉が第一。一応、万が一には備えておいて欲しいけど」 「分かってるわよぉ、心配いらないわぁ」 水銀燈が答える。こちらもスムーズに意思疎通が図られる。 では、彼女らの信頼は如何ほどのものなのだろうか? この病院において、凛の水銀燈に対する信頼が大きく揺れているのは、 もはや火を見るよりも明らかな事実である。 だが一方で、凛は水銀燈を完全に敵だと、自分を騙し誑かす獅子身中の虫であると断定できずにいる。 ――もし、もっと早く水銀燈のことを凛に打ち明けていれば、凛も素直に聞き入れてくれたのだろうか? 「……来るわよ!!」 凛の体が緊張する。だが―― 「そこに誰かいるのか!? 待ってくれ! 俺は敵じゃない! 警官だ!」 ロビーの中に聞きなれない男の声が響き渡った。 「ちょっと、凛どうするつもり?」 「シッ、黙って!」 男の声は続く。 「俺の名前はトグサ! 人を探している! 仲間がこの病院に居るはずなんだ! こちらから危害を加えるつもりは無い! 話だけでも聞いてくれ!!」 「トグサ? トグサって、セラス達が言ってた仲間の中にいたわよね?」 「確かにね。でも、偽名だってこともあるわよ? ついさっき自分の名前を使われたの忘れたのぉ?」 「うるさいわね、分かってるわよ! でも、タイミングが良すぎる。やっぱり本人の可能性も……」 だが、そんな凛と水銀燈が躊躇するのを見越したかのように、男が先手を打ってきた。 「わかった。ほら、俺が先に姿を出す。ほら、手を上げたぞ。危害は加えない。だから話だけでも聞いてくれ!」 物陰から窺う限り、確かに男は両手を上げて、無防備な姿を晒している。 一見して、敵対心が無いのが見て取れた。 少なくとも、凛にとっては。 凛が、男に呼びかける。 「わかった。私は凛。私も無駄に争うつもりは無いわ。待ってて、今そっちに――」 そう言いながら凛が物陰から姿を現した瞬間だった。 凛は、男の顔が見えなかった。東向きの玄関から差し込む朝日に包まれて、男の顔が光の中に紛れてしまっていたからだ。 でも、男は凛の顔が良く見えたに違いない。 そして、凛が太陽光に目を細めている間に。 男は、凛めがけて発砲した。 その銃声に僅かに遅れ、水銀燈の黒羽が男に襲い掛かる。 そのおかげで、男は次弾を発射する暇なく物陰に退いた。 「ぐッ、やっぱりアイツ、敵だったみたいね……!」 「人の言葉をホイホイ信じるからそうなるのよ。おばかさぁん」 物陰に身を潜めた凛は、痛みに顔を顰めながら右肩に触れる。 大丈夫、バリアジャケットのお陰で貫通はしていない。 でも、右手が痺れる。衝撃を完全には吸収しきれなかったようだ。 これでは、当たりどころによっては致命的な傷を負ってしまうかもしれない。 「でも、どういうことなの!? あいつは確かにトグサと名乗ったけど……やっぱり偽名だったの?」 「かもねぇ。それとも、あのトグサって奴がもともとそういう危険な奴なのかもしれないわよぉ? 気付かない? アイツ、前にここ、病院で戦った奴じゃないの?」 「……そういえば、あんな顔してたっけ。武器も銃だった。 それに、アイツいい腕してるわね……初めから肩を狙って撃ってた。あの僅かな間で正確に」 「さしずめ、戦果を上げて根城に戻ってきた、ってところじゃないのぉ? 油断してると、貴方も撃墜マークの一つになっちゃうわよぉ?」 「冗談!」 凛は、ギリッと歯を食いしばる。 「……こんなところで……私は止まってる場合じゃないのよ。」 凛の口から漏れるその言葉は、独り言なのか、それとも凛の決意表明なのか。 「私の熾した火を、絶対消させたりなんかしない……絶対に!」 そして、凛が私――レイジングハートを強く握り締めた。 ――さあ、行こう。マイマスター。 そして、その私たちを嘲笑うかのように、ギガゾンビの姿が空に浮かび上がった。 6度目の放送が響き渡る―― 【D-3 病院 2日目・早朝】 【遠坂凛@Fate/stay night】 [状態] 魔力小消費、疲労、水銀燈と『契約』、右肩打撲 [装備] レイジングハート・エクセリオン(アクセルモード・全弾再装填済)@魔法少女リリカルなのは バリアジャケットアーチャーフォーム(アーチャーの聖骸布+バリアジャケット) デバイス予備カートリッジ残り33発 [道具] 支給品一式(食料残り1食。水4割消費、残り1本)、ヤクルト一本 エルルゥのデイパック(支給品一式(食料なし)、惚れ薬@ゼロの使い魔、たずね人ステッキ@ドラえもん 五寸釘(残り30本)&金槌@ひぐらしのなく頃に 市販の医薬品多数(胃腸薬、二日酔い用薬、風邪薬、湿布、傷薬、正露丸、絆創膏etc)、紅茶セット(残り2パック) [思考]基本:レイジングハートのマスターとして、脱出案を練る。 0:襲撃者(トグサ)の撃退。 1:水銀燈を監視する 2:劉鳳とセラスの治療を続行(だが、2人に僅かな疑惑を持っている。) 3:変な耳の少女(エルルゥ)を捜索。 4:セイバーについては捜索を一時保留する。 5:リインフォースとその持ち主を止める。 6:自分の身が危険なら手加減しない。 [備考] ※レイジングハート同様、水銀燈に対して強い疑心を持ち始めました。 ただし、水銀燈を信じたいという気持ちもあり、中途半端な状態です。 ※緑の髪のポニーテールの女(園崎魅音)の判断は保留。 ※夜天の書の持ち主が水銀燈ではないかと疑い始めています ※リリカルなのはの魔法知識、ドラえもんの科学知識を学びました。 [推測] ギガゾンビは第二魔法絡みの方向には疎い(推測) 膨大な魔力を消費すれば、時空管理局へ向けて何らかの救難信号を送る事が可能(推測) 首輪には盗聴器がある 首輪は盗聴したデータ以外に何らかのデータを計測、送信している 【水銀燈@ローゼンメイデンシリーズ】 [状態] 服の一部損傷、消毒液の臭い、魔力小消費、疲労、凛との『契約』による自動回復 [装備] 真紅のローザミスティカ [道具] 支給品一式(食料と水はなし) ストリキニーネ(粉末状の毒物。苦味が強く、致死量を摂取すると呼吸困難または循環障害を起こし死亡する) ドールの螺子巻き@ローゼンメイデン、ブレイブシールド@デジモンアドベンチャー、照明弾 ヘンゼルの手斧@BLACK LAGOON、夜天の書(多重プロテクト状態) @魔法少女リリカルなのはA's くんくんの人形@ローゼンメイデン、ドールの鞄@ローゼンメイデン 、透明マント@ドラえもん [思考]基本:魔力補給を考慮して、魔力を持たない強者を最優先で殺す。 1:凛が偽名を使っていたことや見解の相違を最大限利用して仲たがいさせる。 2:チャンスがあれば誰かを殺害。しかし出来る限りリスクは負わない。 3:凛との『契約』はできる限り継続、利用。殺すのは出来る限り後に回す。 4:ローザミスティカをできる限り集める。 5:凛の敵を作り、戦わせる。 6:あまりに人が増えるようなら誰か一人殺す。劉鳳に関しては、戦力にするか始末第一候補とするか思案中 7:青い蜘蛛にはまだ手は出さない。 [備考]: ※透明マントは子供一人がすっぽりと収まるサイズ。複数の人間や、大人の男性では全身を覆うことできません。また、かなり破れやすいです。 ※透明マントとデイパック内の荷物に関しては誰に対しても秘密。 ※レイジングハートをかなり警戒。 ※デイパックに収納された夜天の書は、レイジングハートの魔力感知に引っかかることは無い。 ※夜天の書装備時は、リインフォース(vsなのは戦モデル)と完全に同一の姿となります。 ※夜天の書装備時は、水銀燈の各能力がそれと似たベルカ式魔法に変更されます。 真紅のローザミスティカを装備したことにより使用魔法が増えました。 ※リインフォースは水銀燈に助言する気は全くありません。ただし馬鹿にはします。 ※水銀燈の『契約』について:省略 ※水銀燈ver.リインフォースの『契約』について 魔力収奪量が上昇しており、相手や場合によっては命に関わります。 ※水銀燈の吐いた嘘について。 名前は『遠坂凛』。 病院の近くで襲われ、デイバックを失った。残ったのはドールの鞄とくんくん人形だけ。 一日目は、ずっと逃げたり隠れたりしていた。 【ドラえもん@ドラえもん】 [状態]:中程度のダメージ、頭部に強い衝撃 [装備]:虎竹刀@fate/stay night [道具]:支給品一式(食料-1)、"THE DAY OF SAGITTARIUS III"ゲームCD@涼宮ハルヒの憂鬱 [思考・状況] ジャイアンの死にかなり動揺したものの、のび太がいることもあり外見上は落ち着けている。 1:の、のび太くん!? 2:アルルゥを探す 3:自分の立てた方針に従い首輪の解除に全力を尽くす 基本:ひみつ道具と仲間を集めてしずかの仇を取る。ギガゾンビを何とかする。 [備考] ※Fateの魔術知識、リリカルなのはの魔法知識を学びました。 ※凛とハルヒが戦ってしまったのは勘違いに基づく不幸な事故だと思っています。 偽凛については、アルルゥがどうなっているか分かるまで判断を保留。 【野比のび太@ドラえもん】 [状態]:ギガゾンビ打倒への決意、左足に負傷(行動には支障なし。だが、無理は禁物) [装備]:強力うちわ「風神」@ドラえもん [道具]:支給品一式(食料-1)、翠星石の首輪、エンジェルモートの制服@ひぐらしのなく頃に [思考・状況] 精神が不安定。疑心暗鬼に陥り始めている 1:劉鳳とセラスから離れたい。 2:ドラえもん達と行動しつつ、首輪の解除に全力を尽くす。 3:なんとかしてしずかの仇を討ちたい。 [備考] ※劉鳳とセラス、及びその仲間を殺人者だと思い込んでいる。 ※凛のことも疑っているが、他の人よりは信頼している。ただし、偽凛は敵だと判断している。 【劉鳳@スクライド】 [状態]:全身に重いダメージ、若干の疲労が残る。 [装備]:なし [道具]:支給品一式(-3食)、SOS団腕章『団長』@涼宮ハルヒの憂鬱、ビスクドール [思考] 基本:自分の正義を貫く。 仲間、闘う力のない者を守ることを最優先。 悪の断罪は、守るべき者を守るための手段と認識。 1:のび太とドラえもんを守る(対水銀燈を含む) 2:病院で凛の手当てを受ける。 3 ゲームに乗っていない人達を保護し、ここから解放する。 [備考] ※ジュンを殺害し、E-4で爆発を起こした犯人を朝倉涼子と思っています。 ※朝倉涼子については名前(偽名でなく本名)を知りません。 ※凛は信用している ※水銀燈は全く信用していない。自分達を襲った犯人もひょっとしたら? と思っている ジャイアンの死の原因となった戦闘は自分の行為が原因ではないかと思っています。 【セラス・ヴィクトリア@HELLSING】 [状態]:全身打撲、裂傷及び複数の銃創(※ほぼ全快) [装備]:対化物戦闘用13mm拳銃ジャッカル(残弾:6/6発)@HELLSING、アーカードの首輪 13mm炸裂徹鋼弾×36発@HELLSING、スペツナズナイフ×1、ナイフとフォーク×各10本、中華包丁 銃火器の予備弾セット(各40発ずつ、※Ak-47、.454スカール、S W M19を消費。デバイスカートリッジはなし) [道具]:支給品一式(×2)(メモ半分消費)(食料-2)、糸無し糸電話@ドラえもん [思考] 基本:トグサに従って脱出を目指す。守るべき人を守る。 0:銃声……!? 1:劉鳳、のび太、ドラえもんの護衛(対水銀燈と他の優勝狙いの参加者) 2:劉鳳のフォロー。 3:食べて休んで回復する。 4:病院を死守し、トグサ達を待つ。 [備考] ※セラスの吸血について:略 ※現在セラスは使役される吸血鬼から、一人前の吸血鬼にランクアップしたので 初期状態に比べると若干能力が底上げされています。 ※凛を全面的に信用しています。偽凛は敵だと判断。水銀燈は敵だと判断し、要警戒だと思っている トグサは、改めて自分の武器を握り締める。 銃の残弾は5発、リロードのロスを考えると、乱射するだけの余裕は無い。 一発で無力化しようと試みたのだが……相手の特殊な防弾具と仲間の存在から、失敗に終わってしまった。 ――今のが少佐にばれたら、またどやされちまうな。 だが、自嘲気味に口元を緩めるトグサの目は、笑わない。 トグサは、この病院に来るまでに無数の戦闘の痕跡を目にしてきた。 そして、この病院の玄関もまた、盛大に破壊されている。 そして、その戦闘痕は、トグサ仲間のもの――劉鳳やセラスとは、別の何者かによるもののようだった。 ということはつまり、自分の知らない何者かがここで戦闘行為を行った、と見て間違いない。 さらに問題なのは、トグサの仲間……劉鳳たちは先に病院へ向かったはずだし、 ドラえもんとのび太の2人もここに居たはずなのだ。 だが、その病院で待っていたのは、戦闘のあった跡と、かつて自分たちを襲った二人組。 トグサは確信していた。 『俺の仲間は病院でこの2人と出会い、戦闘行為に巻き込まれたのだ』と。 以前にもこの2人組は、問答無用でトグサ達に襲い掛かってきた。 ならば、この2人組がトグサの仲間と出くわしたなら、どうなるか? ――こいつらに躊躇など無用だ。 なんとかこの2人組を撃退し、仲間の無事を確認しなければならない。 それに、俺が時間を稼げばトウカ達が病院に来るかもしれない。 今俺がすべきことは……ッ!! 「クソっ、皆、無事でいてくれよ……!?」 【トグサ@攻殻機動隊S.A.C】 [状態]:疲労と眠気、SOS団団員辞退は不許可 [装備]:S W M19(残弾5/6発)、刺身包丁、ナイフとフォーク×各10本、マウンテンバイク [道具]:デイバッグと支給品一式×2(食料-4)、S W M19の弾丸(34発)、警察手帳(持参していた物) 技術手袋(使用回数:残り16回)@ドラえもん、首輪の情報等が書かれたメモ1枚(内部構造について追記済み) 解体された首輪、フェイトのメモの写し [思考] 基本:情報を収集し脱出策を講じる。協力者を集めて保護。 1:以前襲撃してきた「2人組」を撃退。その上で病院内に仲間がいないか探索。 2:病院にて①ドラえもん、のび太、劉鳳、セラス、ジャイアンと合流。カズマの行動についての経緯を問い質す。 ②ハルヒとアルルゥがいるかを確認。いないようなら彼女らを捜索。 3:病院に人が集まったら、改めて詳しい情報交換を行う。 4:機械に詳しい人物、首輪の機能を停止できる能力者及び道具(時間を止めるなど)の探索。 5:ハルヒからインスタントカメラを借りてロケ地巡りをやり直す。 6:情報および協力者の収集、情報端末の入手。 7:エルルゥの捜索。 [備考] ※風、次元と探している参加者について情報交換済み。 時系列順で読む Back 暗闇に光る目 Next 第五回放送 投下順で読む Back 暗闇に光る目 Next 第五回放送 257 プリズムライト(前編) 遠坂凛 264 SECRET AMBITION 257 プリズムライト(前編) 水銀燈 264 SECRET AMBITION 257 プリズムライト(前編) ドラえもん 264 SECRET AMBITION 257 プリズムライト(前編) 野比のび太 264 SECRET AMBITION 257 プリズムライト(前編) 劉鳳 264 SECRET AMBITION 257 プリズムライト(前編) セラス・ヴィクトリア 264 SECRET AMBITION 257 プリズムライト(前編) トグサ 264 SECRET AMBITION