約 1,586,833 件
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/588.html
「エア・ハンマー」 「ファイヤーボール!」 ディアボロを踏み潰そうとしたゴーレムの足に風の槌が直撃した! 続いた火球がゴーレムの頭に当る。 だが、効果は薄い……と言うか殆ど効いてない。 しかし、その事によりゴーレムは少しバランスを崩してよろけてしまい、フーケがゴーレムの陰に隠れてしまった。 「!?」 ザ・ハンドのDISC発動による引き寄せは、標的との間に障害物があると効果が無い。 つまり使用しても+修正が一つ減るだけで無意味って事である。 このエアハンマーとファイヤーボールを使ったのは誰だー!?と言わんばかりに飛んで来たほうを見るディアボロ。 「ディアボロ大丈夫!?」 視線の先、飛んできたドラゴンの上に乗っているキュルケが叫んだ。 「余計な事を!」 「早く逃げるぞ相棒!逃げろ逃げろ!」 起きた事はしょうがないとして、、ルイズを捜そうと周囲を見回すディアボロ。 すると意外な事に、ルイズは何時の間にかゴーレムの横に走っていた。 (何をする気だ?) ルイズや自分の安全よりも、ルイズが何をするのかに興味が湧いたディアボロ。 取り敢えず、キュルケの叫びを無視してそのまま見守る事とする。すぐ目の前にゴーレムが居るのに余裕である。 ディアボロの視線の先ではルイズがゴーレムに向かってひたすら『破壊の杖』を振っている。 どうやらルイズは『破壊の杖』を使ってゴーレムを倒す気らしい。 (あれはメイジの杖では無いのだが) 大いなる勘違いを見たディアボロは軽い頭痛がした。 そのディアボロの視線の向きにフーケが気づいたのか、ゴーレムが振り向いて、破壊の杖を強奪しようとルイズに手を伸ばす。 それを見たタバサとキュルケは、唱えた魔法がフーケに届くより、ゴーレムの腕がルイズを殴る方が早いと分かってしまった。 「・・・・・・しょうがない」 キュルケの悲痛な叫びを聞きながらも、ディアボロは溜息を一つしてDISCを発動した (ザ・ハンドのDISC発動!) その一瞬、ディアボロの体から、もう一本の腕が浮き出て、ガオン!と言う効果音がつかんばかりに前方を薙いだ! すると!驚くべき事に! 『空間をけずるとる!……するとお~~~~っ!』 「!?」 『破壊の杖』を抱えたルイズがディアボロの目の前にいきなり現れた! 何も無い所で腕を空振りするゴーレム。 「【瞬間移動】だな」 微妙に混乱しているルイズを見ながら涼しい顔をするディアボロ。 「あ、あれ!?何で!?」 「慌てるのは後にしろ。今は逃げるぞ」 「逃げるなんて嫌よ!」 ルイズの口から予想外すぎる言葉が出た。 「ふん?」 訝しげにルイズを見るディアボロに答える。 「フーケを捕まえれば誰も私の事を『ゼロ』とは馬鹿にしなくなるんだからッ! ここで逃げたら私はずっと『ゼロのルイズ』のままなのよ!?」 努力が認められずに散々馬鹿にされ続けた記憶を思い出して悲痛に叫ぶルイズ。 「なるほど・・・・・・」 静かな目をルイズに向けるディアボロ。 馬鹿にされたと感じて顔を赤くするルイズを見詰めながらもゆっくり思い出す。 かつて帝王だった時の自分の言葉。 『これは「試練」だ。過去に打ち勝てという「試練」とオレは受けとった。 人の成長は……………未熟な過去に打ち勝つことだとな… え?おまえもそうだろう?』 (やはり、私が召喚されるのも必然だな) ・・・・・・如何でもいいが、目と鼻の先にゴーレムが居ると言うのにゴチャゴチャ話し合うとは大した奴等である。まさか・・・・・・これほどとは。でもあった。 と言うか、今まさに、ゴーレムが足で踏み潰そうとしているのに気付いたディアボロとルイズ 頼みの綱のキュルケとタバサはゴーレムの振る腕が邪魔して近寄る事が出来ない。 「これには背を向けないと死ぬと思うが?」 死の鉄槌が振り下ろされようとしても冷静なディアボロ。死に慣れている彼には屁でもないのだろう。 「敵に後ろを見せない者を貴族と呼ぶのよ!……そして、私は貴族なの!」 自分の一振りに『破壊の杖』は応える。そう信じて逃げる事無く、再度破壊の杖を振り下ろすルイズ。 だが、現実は無情!何も起こらなかった! ドラクエで復活の呪文が違いますと言われるような物である。 目の前には振り下ろされるゴーレムの鉄となった足、ルイズは死を覚悟した。 今までの人生が走馬灯となって流れる寸前、苦笑するような場違いな声が聞こえ―――― 「世話の掛かる奴だ」 ルイズの背中にドヒュンと言う文字が張り付いた瞬間 ドヒュ――z__ン! 「キャァァァァァァァァ!」 悲鳴を上げて数十メイル以上吹っ飛ばされるルイズ。 『破壊の杖』だけは手放すまいと抱きしめているのだけは流石な部分である。 そのまま、木にぶつかって5の固定ダメージを受けた。 「ケホッケホッ」 少女にとっては決して軽くない衝撃に咳き込みながらも、前を向こうとした時 ズシン! 大きな音が大地を揺らし、森の木々が揺れた。 「ディ、ディアボロ?」 ルイズの視線の先で、鉄に錬金されたゴーレムの足が上げられた。 陥没した地面の中にはディアボロが居た。 腕や足からは骨が飛び出し、腹からは内臓が駄々漏れ、人間の原型を留めているのが不思議な姿。馬車に轢かれた蛙よりも酷い ディアボロの今の姿を客観的に生きていると言うならば、辞書に載っている死人の定義を書き直さなければならないだろう ディアボロが死んだ……。 その事実がルイズの頭にオラァ!とばかりに叩きこまれた 上空からそれを見ていたキュルケ達も愕然としていた。 ルイズを吹き飛ばしたディアボロがゴーレムの足に踏み潰されたのを。 ゴーレムが足をどけた後からは、潰れた人間の姿。 「ま、まさか……」 「……あれでは、例え…生きていたとしても……」 そして―― そんなディアボロの姿を嬉しそうに見るフーケ 「死因リストに、フーケのゴーレムに踏み潰されて死亡が追加ね♪」 そんな事を口走りながらも 邪悪に微笑えんで、茫然自失したルイズに振り向く。 「ウフフフ……後は小煩い虫を潰すだけね」 <<前話 目次 次話>>
https://w.atwiki.jp/letsrebirth/pages/23.html
『オマエはドコへも向カウコトハナイ……。トクニ、「真実」ニ到達スルコトハ……決シテ!』 ジョルノ・ジョバーナが持つゴールド・エクスペリエンス・レクイエム、それによる拳のラッシュを受けたことでディアボロは敗北し、彼の地獄が始まった。 最初は麻薬中毒らしきホームレスに刺されたことで 次は生きているにも関わらず検死により肝臓を取られたことで その次は交通事故に遭う事で そのまた次は――― 彼はありとあらゆる理由で死に続けた。 地を変え時を変え、彼はありとあらゆる手段で殺され続けた。 しかし、そんな彼にも救いが訪れる。 彼の運命には本来ならば存在しない願望器、聖杯によって。 ◆ ◆ ◆ 次はいつ死ぬんだ、何処から襲ってくるんだ……!? 幾度も死に続けた邪悪、悪魔の名を冠する男ディアボロは怯えていた。 気が付いたら人通りの多い道、周りを見る限りビジネス街だろうか、そこにディアボロは立っていた。 自分の周りを歩いている人間が恐ろしくて仕方ない。 ナイフを持っているかもしれない、銃を向けてくるかもしれない。 車だって走っている、ひょっとしたら俺に向かってくるかもしれない。 もしかしたらビルが倒壊して瓦礫が自分に落ちてくるかもしれない。 ディアボロはあらゆる可能性を恐れていた。 しかししばらくして彼は気づく、何かがおかしいと。 普段なら、……決して認めたくないがすでに死んで別の場所に居てもおかしくないはずだ。だが生きている。 ジョルノがレクイエムを解除したのか、それとも死んだのか、何らかの力でスタンドの力が解除されたのか。それは分からない、今のディアボロに知るすべはない。しかしディアボロはこれを希望と見た。 そう考えた後の彼の行動は早い。周りの人の格好と自分の格好は明らかに違い、どう取り繕っても目立ちすぎるので彼は慌てて路地裏に隠れた。 そして一段落がつき、これからの事を考えようとしたとき 「ぐぁッ!!」 ディアボロは頭痛に襲われた。彼はこれをすぐにレクイエムの仕業だと判断する。 「あの新入りめ……、この俺がそんなに憎いかッ……!!」 彼は呪詛の言葉を漏らすが、すぐに違和感を覚える。自分の中に知らないはずの知識が植えつけられていたからだ。 「聖杯戦争……?」 いくら自分の中にあるからと言ってディアボロは簡単に信じたりはしない。 普通の人間ならともかく、スタンドという異能を知っているディアボロからすれば記憶を植え付ける位は容易であると彼は知っている。 だが一方でレクイエムを止めたのは聖杯の力ではないかとも彼は考えていた。 信じるか疑うか、どちらを選ぶか悩む前にまた新しい要素が現れる。 「貴方が僕のマスターですか?」 いきなり爽やかな笑みを浮かべた青年が話しかけてきた。 そんな青年に向かってディアボロは一言尋ねる。 「お前が俺のサーヴァントなのか?」 ディアボロと同じ世界の日本の殺人鬼が見れば『質問を質問で返すなァ―――ッ!!』と怒り狂いかねない光景だが、青年は嫌な顔一つすることなく 「はい。アサシンのサーヴァント、真名は夜神月です」 と答えた。 この時点でディアボロは聖杯を信じる方に少し傾くのだが、同時にあらたな問題も発生した。 (この男は信用できない) 一見人のよさそうな笑みを浮かべる自身のサーヴァント。 しかしギャングのボスという立場で多くの人間を見てきた彼にはそうは思えなかった。 (チョコラータとは違うが……。何だ、この男は……) ディアボロには、夜神月が英雄だとは思えなかった。 それどころかディアボロには自身のサーヴァントが邪悪にしか見えなかった。 (まあ、俺の言えたことではないか) ◆ ◆ ◆ 一方アサシンのサーヴァント、夜神月も自身のマスターを信じてはいなかった。 別に、マスターであるディアボロが自分を信用していないような目で見ているからではない。マスターからすればいきなりこんな所に呼ばれ、命を懸けて戦わされるのだ。あっさり信じる方がどうかしている、とすら月は考えていた。 アサシンである彼がマスターを信じきれない理由は一つ。 (この男は悪だ) それだけだった。 (殺しをためらわない相棒というのは、この場ではありがたいのかもしれないが……) 悪人を殺し、優しい人間だけの世界を作ろうとする自分とかみ合う訳がない。月はそう考えていた。 (見て居ろL。僕はこの戦いを勝ち残り誰もが理想とする新世界を造る、そして僕はその神となって見せる!) 【クラス】 アサシン 【真名】 夜神月@DEATH NOTE 【パラメーター】 筋力E 耐久E 敏捷E 魔力E 幸運C 宝具EX 【属性】 秩序・悪 【クラススキル】 気配遮断:E 自身の気配を消す能力。 完全に気配をたてばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。 【保有スキル】 神性(偽):C 神と呼ばれた事のある神霊以外の存在に与えられるスキル。 彼は本物の神同様の信仰を受けていたが、本名を秘匿していたのでランクが下がっている。 【宝具】 『死神の帳簿(デスノート)』 ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1~∞ 最大補足:1 このノートに名前を書かれた人間は死ぬ。 書く人物の顔が頭に入っていないと効果は無い。故に同姓同名の人物に一片に効果は得られない。 名前の後に人間界単位で40秒以内に死因を書くと、その通りになる。 死因を書かなければ全てが心臓麻痺となる。 死因を書くと更に6分40秒、詳しい死の状況を記載する時間が与えられる。 「人間界単位で124歳以上」および「残りの寿命が12分以内」「生後780日未満」の人間をデスノートで殺すことは出来ない。 その他様々なルールがあるがここでは省略。 ちなみに、ノートからページを切り離した状態でも使用可能。 【weapon】 なし 【人物背景】 元々は全国模試で1位を取る、テニスの全国大会で優勝する位の文武両道である以外は普通の高校生だった。 しかし、2004年の11月28日に死神が落としたデスノートを拾う事で一変。彼は悪人を殺す存在となる。 それはキラと呼ばれ、やがて神のように呼ばれることになる。 しかし、キラを悪と考える存在からは殺人者として追われることになる。 そして2010年1月28日、キラは敗北し死亡した。 【サーヴァントとしての願い】 やり直す。再び新世界の神として君臨する。 【マスター】 ディアボロ@ジョジョの奇妙な冒険 【マスターとしての願い】 やり直す。再び帝王になる。 【weapon】 スタンド『キングクリムゾン』 ただし弱体化している。 【能力・技能】 『時間を吹き飛ばす』能力と『未来を予知する』能力を持つ。 ただしスタンドが弱体化しているので使用可能かどうかは不明。 【人物背景】 元はイタリアのギャング『パッショーネ』のボス。 そこで彼は正体を隠しながら活動していたが、あるとき部下から反乱にあう。 そして最後には敵のスタンド能力によって『何度も死に続ける地獄』を味わうことになった。 【方針】 聖杯狙い
https://w.atwiki.jp/pazdradraz/pages/387.html
図鑑 No.55 凶邪龍・ディアボロス図鑑説明文 入手方法 コメント欄 図鑑 No.55 凶邪龍・ディアボロス 凶邪龍・ディアボロス No.55 タイプ 真龍 レベル 1 最大LV99 主な生息地 魔城アヴァロン スキル ドロップチェンジ・闇 レア度 ★★★★ HP 6000 進化前 邪龍・ネメシス Lスキル つきのアーマー 属性 闇 攻撃 3100 進化後1 --- 必要チップ1 --- 編集 経験値 防御 1500 進化後2 --- 必要チップ2 --- 図鑑説明文 入手方法 コメント欄 名前
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/567.html
少し経ってから、タバサが地面に絵を描いて作戦の説明を始めた。 偵察兼囮が小屋の側に赴き、中の様子を確認→フーケがいれば挑発→出てきたところを魔法で集中砲火。 「偵察兼囮役には私がなろう……一つだけ頼みがあるが、フー…ゲフンゲフン。ロングビルも一緒に来てくれ」 「私ですか?」 フーケが意外そうに聞き返す。 「そうだ。『土』の魔法を知らない私だけで、フーケを相手にするのは不安だからな」 「それで私達は攻撃ってわけ?」 ルイズが自分達を指差した。 「その通り、異論は無いな?」 納得したように頷く面々。 「行って来る」 そして―――小屋に向かって普通に歩いていくディアボロを見たルイズは突込みを入れた 「ちょ、ちょっと!せめて隠れながらとかしないの!?」 あんまりにも無防備すぎるディアボロを見て驚くルイズ。 しかし、エアロスミスの感知であの廃屋の中には敵が存在しない事が分かっており、更にフーケはディアボロのすぐ後ろに居るので問題は無かった。 ルイズの突っ込みをシカトしながら、歩き続けるディアボロ。 その後ろから慌てた様な小走りで近づいてくるフーケ。 そのままディアボロは最短距離で廃屋に近づくと、ドアをいきなり開ける その姿を見てフーケは唖然とした 「フー・・・・・・ゲホゲホ。ロングビル、中に入るぞ」 「ミ、ミスタ・ディアボロ……中に人が居るかどうかの確認は良いのですか?」 「その時はその時だ」 「……そんな無茶苦茶な」 「とっとと入れ」 廃屋の中にフーケを乱暴に押し込むディアボロ。 外で見ていたはルイズ声を張り上げた。 「何やってんのよあいつ!?打ち合わせとまるで違うじゃない!」 そのまま、廃屋に向かって走ろうとするルイズの腕を掴むキュルケとタバサ。 「何すんのよキュルケ!タバサ! 「ディアボロにはディアボロなりの考えがあるらしいわよ?」 「考えてる」 そのまま強引に説得されて渋々待ち続ける事にした。 (あの馬鹿使い魔ァァァァ!ご飯抜きにしてやるんだから!) しかし、爆発して特攻するのも時間の問題だったが。 一方その頃のディアボロとフーケ 小屋は狭く汚かった。中には申し訳程度に家具が置いてあるだけで。 大量の埃が積もっており、人の生活の痕跡が見当たらない。 (ハーヴェストの感知では……) 歩きながら、ディアボロは『破壊の杖』が入っていると感じるチェストを開けて、中の物を見た。 確かに『破壊の杖』があった、が。 (何でこんな物がこの世界にあるんだ?) ディアボロはその『破壊の杖』が、元居た世界にあるロケットランチャーにしか見えない事に疑問を持った 『破壊の杖』かどうか、フーケに一応の確認を取ってみる事にする。 「これが『破壊の杖』か?」 「何の苦労もなく見つかりましたね……」 フーケが白々しくも安心したように言った。どうやら本当に本物らしい。 彼は奇妙なダンジョンの特異性に慣れているので・・・・・・ロケットランチャーがファンタジーやメルヘンの世界に落ちてても不思議じゃないんじゃね?と・・・。 (やはり、気になるものは気になる) 思わなかった。 つらつらと如何でも良い事を考えているディアボロだが。 「ミス・ヴァリエール達を呼んできますね」 フーケが外に出ようとしていた。ゴーレムでも呼び出すつもりなのだろうか? が、それを逃すわけにはいかない。 『破壊の杖』をエニグマの紙の中にしまいこみ 『M72A2ロケットランチャーを紙の中に入れた』 そして、外に出ようとするフーケを呼び止める。 「ところで……何でフーケはこんな所に『破壊の杖』を置いていったんだろうな?」 フーケがドアに向かう体勢のまま答える。 「フーケ本人ではない、私には分かりかねます」 「それもそうだ、本人以外には絶対わからない・・・・・・だから私は本人に聞いているんだよ。『土くれのフーケ』本人にな」 「な、何を言っているんですか?冗談は止めてください!」 慌てて振り返るフーケ。 しかし、ディアボロの静かな視線に自分の正体が見抜かれたことを悟った。 「何故…気付いたのですか?」 『怪しかったから、取り敢えずヘブンズドアーのDISCを使って正体を確かめて見ました』 とは言えないディアボロ。 尤もらしい推理を即席で作るのも面倒なので、疑問文には疑問文で返してみる事にした。 「何故だと?理由はお前が一番良く知っているだろう?」 「・・・・・・なるほど。私が軽率だったわけですね」 数秒考えてから勝手に自己完結したフーケ、ディアボロは本当にラッキーである。 そのまま、小屋の中で睨み合いを続けている二人。 一瞬の気も抜けないはずであったその時 「・・・・・・取引しませんか?」 不意にフーケが口を開いた 「何だ?」 「『破壊の杖』を差し上げる代わりに私を見逃す取引ですよ」 「そんな事をする必要が私には無いが?」 「学園の宝物庫に眠っている『破壊の杖』は裏の世界では値段が付きませんよ あんな無能な子供に奴隷のように付き従うのも業腹でしょう? それを元手にして学園から逃亡しては如何ですか?」 ディアボロは嫌々ルイズに従っているわけでは無いのだが・・・・・・どうやらフーケは勘違いしているようだ。 そもそも逃げる選択肢を選ぶにしても、ディアボロに金は必要無い。 「ふん。アレは何時か大化けする。私はそれを待っているだけだ」 「ロマンチストですね」 「・・・・・・大人しく捕まるか、痛めつけられて捕まるか。どちらを選ぶ?」 そのまま膠着した状態が数分続き―――瞬間。 ドゴン! 「「!?」」 音の発生源を見る二人 そこには何故か顔が沸騰しているルイズが立っていた。 「もう、待ちきれないわ!何やってんのよディアボロ!ミス・ロングビルに厭らしい事して、きゃっ!」 チャンスと見たフーケが一瞬の隙を突いて、ルイズを押し退けて外に飛び出す。 「チッ!」 気を削いでしまった事に舌打ちを一つして、飛び出したフーケに続くディアボロ。 しかし、外に出てから見たのは、地面から浮き上がるように出てくる土の巨人と その肩に立って秘書の演技を剥ぎ取った土くれのフーケだった。 「形勢逆転・・・・・・ってやつね!」 <<前話 目次 次話>>
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/614.html
フーケの声を聞いても、自分の方に歩いて来るゴーレムを見ても、ルイズは動く事が出来なかった。 『ディアボロが自分を庇って死んだ』その事実が体から気力を奪い取っている。 今のルイズの頭に浮かんでいるのはディアボロと過ごした日々。 我侭ばっかりだった自分に怒りもせず、何で一緒に居てくれたんだろう? そう思った瞬間 ルイズは立ち上がり『破壊の杖』の代わりに己の杖を抜く。 呪文を唱え、魔力を込め、自分が出きる唯一の魔法を解き放つ。 解き放たれた爆発がゴーレムの鉄の足を襲った、しかし、傷一つ罅一つ入らない。 それでも、ルイズは止まらずに魔法を放ち続ける。 「小虫が足掻くわねぇ」 無駄な努力をするルイズを嘲笑うフーケ。 絶体絶命なルイズ。 その瞬間 「考え方を変えて使え…と言った筈だがな…」 静かな声が響き剣閃が、ゴーレムの足に走った。 今まさに歩き出そうとしていた所に決まる、完全に完璧な不意打ち。 「え!?」 無様に転倒するゴーレムと肩から落下するフーケ。 受身を取りながら、攻撃を受けた個所を見ると――― 信じられない者が居た。陥没した地面から普通に立ちあがっているディアボロが居た。 相変わらず、腕や足からは骨が飛び出し、腹からは内臓が駄々漏れ、人間の原型を留めているのが不思議な姿 なのに。 「そんなに驚いた顔をしてどうしたんだ・・・・・・え?フーケ」 声は全く平静で、負傷など感じていないかのような足取り その場に居た誰もが一生忘れないだろう悪夢じみた光景。 「馬、鹿な!?」 あの状態で人間が生きていられるはずが無い、ましてや動く事など不可能なはずだ。 だが、今現在ディアボロは動いている。 人生で始めて感じる未知の恐怖に、ゴーレムを動かす事も忘れてフーケの体が震え出す。 その隙を逃すディアボロでは無かった。 「フーケを捕まえるチャンスだぞ?」 ハッと気付いた時にはもう遅い。 傍らに立っていたルイズから魔法の爆発をくらって、フーケは吹き飛ばされ木の幹に激突して意識も吹っ飛ばされた。フーケ編完である! 「良くやったな」 気楽に喋るディアボロに走って来たルイズ 「そんな事言ってないで!速く学院に戻らなきゃ!」 痛々しげな目でディアボロの傷を見る。目からは涙が溢れている。 シルフィードから降りて来たキュルケとタバサもそれに続く。 「そんなに酷い傷では無い……フーケを縛り上げて戻るぞ」 煩げに手を振って答えるディアボロだが。 その言葉を無視する3人に抱え上げられて強引にシルフィードの背中に乗せられた 「学院に戻って」 タバサの命令にシルフィードが一鳴きすると、そのまま全速力で飛んで行く。 「相棒……大丈夫なのか?」 「心配いらんと言っているが……あいつ等も心配性な事だ。この世はアホだらけなのか?」 手足の骨がぶち折れて内臓がはみ出てるのに、平静すぎるデイアボロが異常なのだが。 それに突っ込みを入れる者や物はこの場には居なかった。 (ロードローラー並だったな……) シルフィードに揺られながらも、つらつらとそんな事を考えるディアボロ。 まあ、腹減りもヤバイ所まで来てたから早く戻れるなら良いだろうと考え直し。 (取り敢えずは、万が一に備えて応急処置だけはしておくか) エニグマの紙からフー・ファイターズのDISCを使用して傷を治す。 プランクトンで治る傷なのかと誰もが疑問に思うが、傷は治っているので問題は無かった。 ルイズ達の心配とは程遠い不死身ぶりを見せているディアボロであった。 学院に戻ってからディアボロは、きゅいきゅいと鳴いて煩いシルフィードを放って医務室に寄らずに厨房に直行した。 そんなディアボロに遅れる事数時間。 学院に戻ってきたルイズ達3人が見たのは、厨房で元気に食事をするディアボロの姿。 「ええ!?大丈夫なのディアボロ!?」 「問題は無い。と言っただろう」 厨房に着いた時には傷は自然治癒していたのである。 適当に答えて無傷の体を見せるディアボロ。 常人なら数ヶ月はベッドで昏睡状態のはずだが、医務室の治療が完璧だと思って強引にルイズ達は疑問を拭った。 そして、学院長室でオスマンが事の顛末を聞いていた。 「ミス・ロングビルが土くれのフーケじゃったとはな……全く気付かなかったわい!」 「そうですな学園長」 お前等実は気付いてたんじゃね?との視線を物ともせずにオスマンはルイズ達を褒め出した。 フーケは衛士に引き渡され、破壊の杖は無事に宝物庫に収まり一件落着である。 そしてオスマンは、ルイズ達にシュヴァリエの爵位申請を宮廷に出した事を告げた。 「本当ですか?」 キュルケとルイズは喜びの声を上げた。が一瞬後ルイズの表情だけ固くなった。 「オールド・オスマン。ディアボロには何もないんですか?」 「貴族ではない平民の変態では、な」 平民はともかく、変態は関係無いと思う。 そんなこんなな感じで、ルイズとオスマンが話しているが、正直ディアボロにとっては如何でも良い事である 「……シュヴァリエとは何だ?」 取り敢えず、朝からシュヴァリエが何なのかを聞きたかったので、ここぞとばかりに質問してみる。 「知らないの?王室から与えられる爵位よ、最下級のものだけど。 シュヴァリエは他の爵位と違って、純粋な業績に対してのみ与えられる爵位だから 私達のような年齢で与えられるなんて驚きよ。」 無い胸を張って、そう誇らしげに語るルイズ。ディアボロも疑問が解けて満足気だ。 それを見ながら、オスマンは手を叩いた。 「さてと、今日の夜はフリッグの舞踏会じゃぞ? この通り『破壊の杖』も戻ってきて、予定通り執り行う事が出来て万々歳じゃよ。 今日の舞踏会の主役は君たちじゃ、用意をしてきたまえ。」 三人は一礼するとドアに向かった。だがディアボロだけ部屋から出て行こうとしない。 疑問の視線を向けるルイズに手を振ると。 「先に行け……私はちょっとした用がある」 ルイズの疑問はまだ解けていないようだが、取り敢えず頷いて部屋を出て行った。 「何か、私に聞きたい事がおありのようじゃな?」 「ガン…何とかとは何だ?」 そう問い掛けるディアボロの目の前で、いきなり明後日の方向を見て口笛を吹き出すオスマン。 あからさまに怪しい。 「ふん?まあ、良い……次の疑問だが。あの『破壊の杖』は何処で拾ったものだ?」 「……何でそんな事を聞くのじゃ?」 疑問文に疑問文で返すオスマンを見て、こめかみを引き攣らせるディアボロ。 「あれは私の元居た世界の武器だからだ……それが気になってな」 「『元居た世界』?……なるほど、それなら納得できるのう」 オスマンは溜め息をつくと、遠い目をして語り出した。 森を散策中にワイヴァーンに襲われた事。 そんなピンチのオスマンを『破壊の杖』を使って助けた男が居た事。 怪我をしていた男を学院に運び込んで治療したが死んでしまった事。 最後に残った一本を『破壊の杖』と名づけて宝物庫にしまい込んだ事。 そして、男がうわ言のように繰り返したのが『ここはどこだ。元の世界に帰りたい』だった事。 そこまで喋り終えてディアボロを見詰めるオスマン。 「きっと、彼は君と同じ世界から来たんじゃろうな……」 「…………」 「そして…おぬしの最初の疑問じゃが、そのルーン……」 「これがどうかしたのか?」 ディアボロが自分の左手にあるルーンをオスマンに向ける。 「それはガンダールヴの印じゃ……伝説の使い魔の印じゃよ」 「ガンダールヴ?」 「そうじゃ。その伝説の使い魔はありとあらゆる武器を使いこなしたそうじゃ。 曰く神の盾……もしくは……神の左手ガンダールヴという」 疑問が全部解けたので、そのまま学院長室から退出しようとするディアボロ。 ルイズが何故そんな伝説の使い魔として召喚できたのかは、如何でも良い疑問として片付ける。 ドアを開けようとした時、後ろからオスマンの声が聞こえた 「恩人の杖を取り戻してくれて……ありがとう……!改めて礼を言うぞ お主がどういう理屈で、こっちの世界にやって来たのか、わしなりに調べるつもりじゃ。じゃが……」 「?」 「何も解らなくても、恨まんでくれよ?なに、こっちの世界も住めば都じゃからな」 帰る手段はあり、帰る気も無い、そんなディアボロはオスマンの言葉を如何でも良い事として聞き流す。 彼にとっては理屈が解ろうが解らまいがどちらでも構わないのである。 <<前話 目次 次話>>
https://w.atwiki.jp/chaosdrama2nd/pages/1642.html
. このSSはフィクションです 実在の人物、架空の人物共に一切関係がありません キャロル「ランプの魔人ごっこしよう」 ラウニ「よしよし」なでなで ジゼル「よすよすよすよすよすよす」なでなでなで キャロル「願いを言うがいい」 ジゼル「よすよすよすよすよすよす」なでなでなで キャロル「さっさと 願い 言え」 リズ「俺を半殺しにしろォ––––––ッ!!」ガタッ キャロル「よっしゃァ–––––––ッ!!」 ◇ レインド「……俺も正統化されてきた……生きてる者を殺し、それでいて英雄と崇められ……腹が立ったよ、殺人者を英雄呼ばわりなんてよ………まだ引き返せるぜアンタ……(レグィの方に醜い顔を向け) 」 カンナギ「・・・。(突然、レグィとレインドの前に現れる)」 レグィ「…アンタが英雄って言われんのはその謙虚さとかがあるからだろ…(哀しそうな表情で) レグィ「バッ(現れたカンナギに手の平を向ける)……アンタか…」 カンナギ「ス……––––––」 \チョキ/ カンナギ(ドヤ顔) レグィ「!?……ッ!! くそッ!!!!!」←パー レインド「……どうだっていいわ、んなの… ……えっ、いやあの、何してるの」 レグィ「フッ!!(グー)」 カンナギ「ドヤァ(パー)」 レグィ「てめぇッ!(チョキ)」 カンナギ「ふふん(グー)」 レグィ「(か、勝てない…… どうしたらいい、俺はこのままでは天を掴めない……ッ! どうすれば……–––––)」 ロバート『何?ダニーがおもちゃの銃を加えて離さない?それはダニーに返してもらおうとしてるからだよ 普通に考えるんだ、奪えばいいさと』 レグィ「–––––––––– ┣¨ンツ(グーチョキパーとも取れる三本指)」 カンナギ「なッ! お、おのれ貴様………–––––––」 >>以下脳内映像<< カンナギ『ゼェ……ゼェ……(チョキ)』 レグィA『グー』 カンナギ「くっ……!!(パー)」 レグィB『チョキ』 カンナギ「こ、この……(グー)」 レグィC『パー』 カンナギ「う”わ”ぁ”ぁ”ぁ”あ”ぁ”ぁ”」 サンデー「卑怯者!」 マンデー「セイセイドウドウタタカエー!!」 レグィ「やかましいッッッ!!!!!」 カンナギ「雑種ごときが生意気な……ッ!」乖離剣ウィーン レインド「いやいや待て待てここで核使うんですk」 カンナギ「終わりよォ!!!」 レグィ「う”お”お”お”オ”ォ”ォ”ォ”ォ”」 \ B o m b / ロバート「レインド!どうしたんだ、応答しろ、レインド、レィィィィイ––––––ンド!!!!」 ◇ ディアボロ「はッ-–––––– !!」 ディアボロ「こ、これは……夢……?」 ディアボロ「こうしちゃいられねぇー!」ダバダバ ホルホース「待たれよ ジョースターの血統を殺しに行くのだな!?」ダバダバ ホルホース「オインゴボインゴが作った爆弾を逆に考えて爆弾ではなくなったレモンたんだ!」 ディアボロ「!」 \悪/ ディアボロ「Hear we g–––––––––– 今日のボス:レモンたんに触れて死亡 ◇ アーデルハイト「今日も一日がんばるぞい!」 アーデルハイト「……」 アーデルハイト「って、野良ドラマやっちゃったことにならねーかなぁ」 ◇ リズ「えいえい」ペチペチ リズ「怒った?」 キャロル「おこった」 リズ「えっ」 キャロル「おこった」 リズ「……」 リズ「えいえい」ナデナデ リズ「お、おこった?」 キャロル「おこった」 リズ「ごめんね」 キャロル「今のは痛かった……」 キャロル「痛かったぞォ–––––––-ッ!!」 キャロル「絶対に許さんぞ虫ケラども じわじわとなぶり殺しにされたい奴からかかって来なさい!!」 リズ「わぁい^^」 ジゼル「わぁい^^」 ◇ にとり「わかったぞ魔理沙!ディアボロは先端恐怖症なんだ!」 _人人人人人人_ 魔理沙 > えっ!? <  ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄ ディアボロ「う”っ」 _人人人人人人_ > 突然の死 <  ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄ ディアボロ「う”っ」 _人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_ > 突然の死の吹き出しが原因による突然の死 <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ディアボロ「う”っ」 _人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_ > 突然の死の吹き出しが原因による突然の死 < >の吹き出しが原因による突然の死 <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ディアボロ「う”っ」 _人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_ > 突然の死の吹き出しが原因による突然の死 < >の吹き出しが原因による突然の死の吹き出しが< >原因による突然の死 <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ディアボロ「う”っ」 _人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_ > 突然の死の吹き出しが原因による突然の死 < >の吹き出しが原因による突然の死の吹き出しが< >原因による突然の死の吹き出しが原因による突< >然の死 <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ディアボロ「う”っ」 _人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_ 突然の死の吹き出しが原因による突然の死 < の吹き出しが原因による突然の死の吹き出しが< 原因による突然の死の吹き出しが原因による突< 然の死の吹き出しが原因による突然の死 <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ◇ DIO「頭痛がする……吐き気もだ…… このDIOが、気分が悪いだと……?」 DIO「う、うぐぐ……この汚らしい細菌がァ––––ッ!! 取り出さなくては、肺ごと取り出して、再生し直さなくては–––––ゴホッゴホッ」 DIO「ふ、ふふふ……さぁ打ってこい承太郎。スタープラチナをぶち込んでみろ……! こ↑こ↓に打ち込んでくるがいいッ!! 承太郎「やめだ」 DIO「」 承太郎「俺の母親は貴様のせいで病魔と闘っている だが些細な問題だ……病魔で弱ってるおめぇを痛ぶる理由にはならねぇ」 DIO「……!?……!!?」 承太郎「お大事にだぜ」スタコラサッサ DIO「お、おい待て承太郎!動けん、このままではこのDIOはッ!!指ひとつ動かすことすらままならんのだッ!!」 DIO「あ、あぁぁ……!来る!朝日が来てしまうッ!!畜生ォォォ–––––あの太陽が最後に見るものだなんて嫌だァァ––––––!!」 ◇ ピカマン「私は神だぁ」 ピカマン「知りたいこと何でも教えよう(Wiki調べ)」 デデンネ「私のことどれぐらい好き?」 ピカマン「死ね」 ◇ リチャード「そう緊張しなくていい。リラックスしていいぞ……(アオ方面の、机の端にドンッと資料を置く)君の過去の戦績、そして我々CPOの手助けをしてくれたその”力”を見込んで、頼みたい事がある…… 」 アオ「ハハ…お心遣い、痛み入りますよ(少しだけネクタイを緩める。そして置かれた資料を見て目を丸くする) ……伺います(表情が真剣になる) 」 リチャード「資料に書かれてある通り、ある村の村人全員が姿をくらました事件だ…その調査をして欲しい、ストレートに言えば君には私の部下に、「エージェント」になって欲しいのだよ清辿蒼………(立ち上がり、腕を後ろに組みながら窓ガラスの近くで歩みを留める)君は英雄だ。それ故、その力は我々が利用したい。一種、これも平和の為だ……引き受けてくれ、清辿蒼(振り返ると、ギラつかせた眼でアオを凝視) 」 リチャード「(そして手を差し伸べ握手を求める)」 アオ「(ざっと資料に目を通し終え、机に置く) ………っ(リチャードのギラついた眼が合う)…わかりました、引き受けましょう。平和のためとなれば断る理由が見つかりません 」 アオ「(ギラついた目で握手を求められたので一歩退いた)」 リチャード「感謝する…早速だがその村に入って私のもう一人の「エージェント」を救出して欲しい。連絡が入らず、恐らく何かあったと思われる……頼んだぞ (握手を求めながら)」 アオ「………(驚いたような表情) え、えぇ……はい、わかりました(肩を竦めながら) 」 リチャード「…………。」フルフルフルフルフルフル アオ「(えっ、なんか偉い怒ってるんだけど俺なんか悪いことしたのかな)」 ークリサツ村ー パキパキパキパキ…(村の中央では火が焚かれ、所々でニワトリの鳴き声が響く) アオ「ふぅ…人使いの荒い大総統だ……ここがクリサツ村か(いつもの装備(ナイフ)を身につけ、村の中央へ足を運んでいく) 」 男性「ガランガラン(端の方の小屋で何かを落とした様な大きな物音を立て、慌てる様子もなく立ち竦んでいる) 」 アオ「音ッ――(もうこの村には誰も居ないはず、居るとすれば潜入したエージェントが…!)(音のした方へと駆け出し、小屋の側に立つ男性が目に入る)――む、村人…!良かった、あの人なら何か知ってるかもしれない………あの、少しいいですか?(ほっとしたような表情で歩み寄っていく) 」 男性「……(声を発したアオに中々反応せず、体を左右に揺らしながら下を向いている) 」 アオ「……? ……あの………?(もう側まで歩み寄っており、手を伸ばして肩に触れる) 」 男性→リチャード「 ゾ ッ 」 アオ「えっ――――ズドッ!(予想外すぎる人物を目にし、飛びかかってきたリチャードを反射的に蹴る) リチャード「パンッ ガッ ヒュォッッッ(咄嗟に蹴りを放ってきた足を腕の関節で挟み込み、アオの体ごと回転させるように投げ説き伏せる)」 グシャァ!ドガガガッ(周囲の小屋から大統領と同じ服装をした人々がゾロゾロと出始め、中には拍手喝采を上げるものがいる) 」 アオ「ぐぁハッ くッ……どうして、どうしてあなたがここに……ッ!」 リチャード「……」 リチャード「スッ(無言で手を差し伸べる)」 アオ「」 リチャード(無言で頷く) ガ シ ッ ––––Happy End––––– 『ダメだアオ!未来が変わってしまった!タイムパラドックスだ!!』 ◇ ジャガー「私は賢いので知りたいこと何でも教えてあげよう(@wiki調べ)」 サバンナちゃん「Evokeのラスボス教えて?」 ジャガー「」 ジャガー(有り金溶かした顔) ◇ サタナエル「しりとりしよう」 ベリアル「いいね」 サタナエル「バサシソーダ」 サタナエル「ダ……ダンベルを持ち上げる俺」 ベリアル「レモンの似合う俺」 サタナエル「レインドをデコピンで倒せる俺」 ベリアル「レジに並んでると『嘘やだ、あの人レベル高すぎ……』『ちょっとアタックしちゃいなさいよー!』『エームリー!私なんかじゃ釣り合い取れないもーん!』 と噂される超絶イケメン」 サタナエル「アウト」 ベリアル「––––––– の俺wwwwwwww」 サタナエル「セーフ!」 サタナエル「セーフッ!セーフッ!セーフッ!セーフッ!セーフッ!」ガッ ボゴッ ベキッ バキッ ベリアル「連続普通のパンチでも消し飛ばない俺wwwwwwww」 サタナエル「かーわぃぃぃwwwwww」 キャロル「いや、やっぱりムカつく……」シュインシュインシュイン キャロル「ふっふっふ、お前の命もあと30分で尽きる」┣¨┣¨┣¨┣¨… ウォーホォォォォォォォォォォォォォ <ピッピッピッピッピッピッピッピッ 01 14<ピッピッピッピッピッピッピッピッ 05 14<ピッピッピッピッピッピッピッピッ 19 19<ピッピッピッピッピッピッピッピッ 29 57<ピッ セタナエル「ゴリラ、さっさと立てこの野郎 3秒以内に立たねぇとどたまぶち抜く」 首ベリアル人間16号「キャ、キャロライン・ヴァンシュタイン…… 正しいことのための戦いは罪なんかじゃない……」 キャロル「あ……あぁ……」 首ベリアル人間16号「話し合いで解決しない相手もいるんだ……もう堪えることはない、感情を解き放て」 ––––––––––俺の大好きだった自然を、護ってやってくれ…… セタナエル「はいいーち」ドギャンッ ベリアル人間16号だったもの「」a キャロル「!!(2と3は……ッ!?)」 超キャロル「う”わ”あ”あ”ア”ア”ァ”ァ”ァ”ァ”–––––––––」ドギュゥゥゥン シュインシュインシュイン セタナエル「ブル”ァ”ッ!!?」 ◇ カノン「なんか静かだね。街の中にはギ政府軍もいないし本編とはえらい違いだ」 レインド「ああ。ロバートの残党も軒並み別の戦場にでも行ってるのかもな」 カノン「まっそんなのもう関係ないけどね!」 レインド「上機嫌だな」 ドッピオ「そりゃそうだよ!ボク達助かるし、これからも頑張らないと!」 レインド「ああ」 ディアボロ「(そうだ。俺たちが今まで積み上げてきたもんは全部無駄じゃなかった。これからも俺たちが立ち止まらないかぎり道は続く)」 フレンジー構成員「射殺します」ブロロロバタンムッBUNG! BUNG! ディアボロ「ぐわっ!」ベスッベスッ レインド「おいお前!何やってるんだよ!?おい!」 ディアボロ「ぐッ!う”オ”ォ”ォ”ォ”ォ”––––––!」BUNG! BUNG! フレンジー構成員「うおっ!あっ!」(歯車ドロップ) ディアボロ「はぁはぁはぁ……。なんだよ、結構当たんじゃねぇか。ふっ……」 ドッピオ「ボ……ボス……。あっ……あぁ……」 ディアボロ「なんて声出してやがる……ドッピオ」 ドッピオ「だって……だって……」 ディアボロ「俺は帝王ディアボロだぞ。こんくれぇなんてこたぁねぇ」 ドッピオ「そんな……名も知らねぇ連中なんかのために……」 ディアボロ「ハッピーエンドを守んのは俺の仕事だ」 ドッピオ「でもッ!」 ディアボロ「いいから行くぞ。まだ救われてねぇバッドエンドが待ってんだ。それに……」 ディアボロ「(ジョルノ、やっと分かったんだ。俺たちにはたどりつく結果なんていらねぇ。ただ進み続けるだけでいい。止まんねぇかぎり、黄金の精神は続く)」 カターゲ(回想)「止まったら許さない」 ディアボロ(回想)「ああ、わかってる……」 ディアボロ「俺は止まんねぇからよ、お前らが止まんねぇかぎり、その先にハッピーエンドはあるぞ!だからよ……」 キ ボ ゥ ディアボロ「止まるんじゃねぇぞ……」 ノ ハ ナ | . ホルホース「あるあるーwwwwww ザ・エンドってねwwwwwww」 ◇ サターザ「いいだろう、今度こそ木っ端微塵に吹き飛ばしてやる! あのNINGENのようになッ!!」 超キャロル「あのNINGENのように………? ディアボロのことか………–––––––––––––––––––-」 ブ チ ッ 超キャロル「ディアボロのことかァァァ––––––––ッ!! サタァァァザァァァ–––––––––ッッ!!!!」ドギュゥゥゥン シュインシュインシュイン くぅ~疲れましたw これにて完結です! 実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした 本当は話のネタなかったのですが← ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw 以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ キャロル「みんな、見てくれてありがとう ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど……気にしないでね!」 ピカマン「いやーありがと! 私のかわいさは二十分に伝わったかな?」 フリーザ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいですね……」 フラウィ「見てくれありがとな! 正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」 サタナエル「…ありがと」ファサ では、 キャロル、ピカマン、フリーザ、フラウィ、サタナエル、オルガ「皆さんありがとうございました!」 終 パァンッ…… オルガ「止まるんじゃねぇぞ……」キボウノハナー 本当の本当に終わり .
https://w.atwiki.jp/diavo/pages/60.html
名前 買/売 仗助 400/200 康一 1500/750 ンドゥール 400/200 噴上裕也 500/250 プッチ神父 400/200 ケンゾー 500/250 アヴドゥル 400/200 ジョンガリ・A 500/250 ポルナレフ 500/250 ジョナサン 500/250 ボインゴ 500/250 承太郎 500/250 重ちー 400/200 エンポリオ 500/250 マニッシュボーイ 500/250 破裂する 400/200 ミキタカ 900/450 サンドマン 1500/750 ペットショップ 1500/750 ドッピオ 1500/750 水が熱湯になる 300/150 ディアボロ 900/450 ヌケサク 500/250 億泰 500/250 ペッシ 900/450 吉良吉影 500/250 J・ガイル 500/250 プロシュート兄貴 500/250 ギアッチョ 400/200 ポコロコ 5000/2500 ジョニィ 3000/1500 リンゴォ 4200/2100 ツェペリ 900/450
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/583.html
慌てて立ち上がったルイズの目にもそのゴーレムが映った。 「ななな何!?まさかミス・ロングビルが土くれのフーケだって言うの!?」 (ゴーレムを作られたか……ヘブンズドアーのDISCで今更特殊能力を封印しても意味が無いな) 「そうだ……お前はこれを持って早く逃げろ」 テンパり具合が酷いルイズに冷静に答えながら紙から何かを出して渡す ルイズの手に渡されたそれは『破壊の杖』だった。 その声と杖の重みに多少冷静さを取り戻したルイズが叫ぶ。 「何言ってんの!?あんたはどうするつもりなのよ!」 「私はあのゴーレムの足止めをする」 そのままデルフリンガーの鞘を抜くと、フーケのゴーレムに歩いて行くディアボロ。 少し散歩しに行く程度の気概で挑む姿には、何の気負いも無い。 後ろでルイズの叫び声が聞こえた気がするが無視する。 ルイズが廃屋の中に飛び込んでから数瞬、キュルケとタバサは小屋から飛び出た人影が巨大なゴーレムを作っていくのを見ていた。 「あれが……フーケのゴーレム・・・・・・ってかあの人って、明らかにミス・ロングビルよねタバサ?」 「間違い無い」 「それじゃあ、じっとしてる場合じゃないわよ!」 辺りに指笛が響き、続いてバッサバッサと羽ばたきながら出て来るシルフィード 「ゴーよ!ゴー!」 キュルケとタバサを乗せた風竜はゴーレムに向かって勢い良く羽ばたく ディアボロは面白そうにゴーレムを見つめながら歩いている。 「ギーシュのワルキューレを軽く超える物を作るとは……さすが、トライアングルメイジ」 「なあ!如何すんだ相棒!?」 鞘から抜いたデルフリンガーが慌てた声で叫ぶ。 「足止めをすると言ったが?」 「あのゴーレムの大きさを見ろよ!?正気なのか!?」 確かに目の前のゴーレムは物凄い大きさを誇っている。 少し足を止めて顎を手で摩りながら喋るディアボロ。 「まあ……あのゴーレムを倒す手段なら幾らでもあるがな…取り敢えずは足止めだけだ」 「足止めなんかしないで、その倒す手段を使えよ!」 「嫌だ」 「何で!?」 「勿体無い」 デルフリンガーの中でディアボロの言った事が繋がる。 (嫌だの後に・・・勿体無い・・・つまり『勿体無いから嫌だ』って事か、納得だぜ!) 一瞬納得しかけたが、すぐに先程以上の大声で叫び始める。 「ハァァァァァ!?『勿体無いから嫌だ』って何言ってんだァ!?狂ってんのかこの変態!?」 「そう騒ぐな……来るぞ」 その一人と一振りの目の前では。 30メイルのゴーレムがこっちに向かって動き出したのが見えた。 「こんなのが『使い手』なんて嫌だー!クーリングオフしてくれぇ!」 「黙れ」 漫才をかますディアボロ達の目の前でゴーレムが腕を振り上げ――― バゴォン! 巨大な破壊音が響く。 原因はゴーレムの右腕がディアボロを殴ったからだ 辺りに土砂が舞い上がり、腕の先にはクレーターが出来あがっていた。 常人ならミンチ確定。それはフーケにもわかっている。 「もう終わりかしら?」 身の程知らずにも掛かって来た平民の変態に哀みと蔑みが混じった表情を向ける、が。 切断音と同時に――――いきなり、何の前触れも無しにゴーレムの手首が斬り飛ばされる。 「!?」 驚くフーケの視線の先。 砂に帰ったゴーレムの手首の跡から、何事も無かったかのように現れるディアボロ。 無傷ではない、だが、30メイルもあるゴーレムの攻撃をくらったにしてはあまりにも傷が軽すぎる。 自分のゴーレムの一撃に平民が耐えた。そのありえない現実に絶句するフーケ。 一見しただけでは余裕の表情のディアボロ。 だが、今の攻撃で彼はフーケのゴーレムを過小評価していた事を知った。 (少し侮りすぎたか・・・・・・ローリング・ストーンズの罠程とは言えないが、中々の攻撃力だ。足止めだけをしている余裕は無いようだな) 死ぬ程の傷では無いと言え、もう3,4回直撃をくらったらどうなるか分からない。 しかも切断した手首の先に土が集まって再生を始めて行くのが見えた。 DISCの無駄な使用は避けたいディアボロは、やや慌てながらもゴーレムを見る、しかし、件の土人形は何故か動こうとしない。 どうやらゴーレムの攻撃に普通に耐えたのが予想外すぎて、フーケは茫然自失となっているようだ。 このまま、間を置かないで攻め続けた方が良いと判断する。 「どうした?続けないのか?」 嘲るように笑いながらゴーレムに向かって再度歩き出した。 それを呆然と見ていたフーケは、歩いてくるディアボロの傷が治っていくのに気付く。 (理解不能理解不能理解不能!?) 自身の理解を超えた男に恐怖の表情を向ける。 「ば、化物!?」 「ふん?薄汚い盗賊にそう言われるとは私も心外だな」 ディアボロは大袈裟に肩を竦めるが歩みは止めない。 「このおぉぉ!」 恐怖を怒りで紛らわし、もう一度ゴーレムに攻撃させるフーケ 今度の攻撃は――足、それも鉄に錬金させている。 異常にタフなディアボロと言えども一撃で半死半生に追い込まれかねない。 しかし、それを見ても、ディアボロは余裕の表情を崩さなかった。 何故なら (ピストルズはゴーレムを狙う可能性があるな・・・・・・良い角度だしアレを使うか) ゴーレムの肩に乗ったフーケとの直線状に移動して、間に何の遮蔽物も無い事を確認したディアボロが紙からDISC発動をしようとする。 それはザ・ハンドのDISC!空間を削り取る事によって、フーケを自分の傍に引き寄せるのがディアボロの考えていた事だった! (あいつ等が居るから全体攻撃DISCは使えん、切り札は勿体無い。 なるべく無駄な消費は避けたかったが・・・・・・そうも言ってられんな) 足で踏み潰される一秒前には発動が間に合う事が分かっている。 ガオン!から 空間をけずるとる!……するとお~~~~っ!をして ディアボロの勝利!フーケ編完!と言いたい所だが。そうは問屋が卸さなかった。 <<前話 目次 次話>>
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/559.html
そんなこんなで、しばし後、四人は馬車に揺られながら、フーケの隠れ家に向かっている。 馬車の中には物凄い量の食べ物が置かれていて、ぶっちゃけ狭い。 残っているスペースに苦しそうな顔で座っているルイズ達。 「ミス・ロングビル…手綱なんて付き人にやらせればいいじゃないですか」 馬車内の重たげな空気を払拭するべく、手綱を取るロングビルにキュルケが話しかける 「いえ、私は貴族の名を無くしましたから……」 そう悲しげに呟くロングビルに驚いた顔をするキュルケ。 「ヘ?オールド・オスマンの秘書ではなかったのですか?」 「そうですが……彼は貴族や平民にはあまり拘らない方でして」 (……貴族は潰しが効かないから年がら年中ハロワ通いと聞いていたが…うまく再就職できたのか) 後ろで適当に聞いていたディアボロが更に適当極まりない思考をする。 レクイエムをくらった後、ずーっと住所不定無職だった男に言えた義理では無い。 「……オスマン氏には本当に感謝していますわ」 遠い目をするロングビル。秘書になるまでの苦難を思い出しているのだろうか? キュルケは爛々と目を光らせながらそれを見ている、ロングビルがオスマンの秘書になる前の事を聞きたがっているようだ。 「刺激されるわ…好奇心が刺激される!どうしても聞きたくなるじゃあないの!女は度胸!何でもためしてみるのさ きっといいきもちよ」 (差し支えなかったら、事情をお聞かせ願いたいわ) 「キュルケ……本音と建前が逆になってるわよ」 「はっ!?」 そんな漫才をかましているキュルケとルイズを見ながら。 ある事を疑問に思ったディアボロはロングビルに尋ねてみた 「元貴族と言う事は……魔法が使えるんだな?」 「そうですが何か?」 「教えてくれないか?興味がある」 「土のラインクラスですよ」 (フーケは土のトライアングルメイジ以上だったな……) そんな事を考えながらも、ディアボロはルイズを見る。 「フーケの情報を持って来たのは誰だったんだ?」 「あんた話を聞いてなかったの!?ミス・ロングビルよ!」 「ふん?」 何かを思いついたディアボロだが、実行は後にして。 取り敢えず馬車に置かれた食べ物を一つ一秒で食べた。 ディアボロの早食いを知っているルイズやキュルケでも感嘆する程の早さだ。 タバサも珍しい事に目を見開いている。 「あ、相変わらず凄い早食いね」 「健啖な男の人ってセクシーよぉ」 深い森の中に入った馬車。薄暗く、何処からともなく、HPを反転させるお化けが出てきそうだ。 「フーケに気付かれないように、ここから先は徒歩で行きましょう」 そう提案して、ロングビルを含む全員が馬車から降りて道を歩いて行く。 そして途中まで進んだ時。 「悪いが……ちょっと馬車にデルフリンガーを置忘れた…取りに戻りたいのだが。」 そう言ったディアボロを見る四人。 確かに、腰にぶら下げていたデルフリンガーが何処にも見当たらない。 「ちょっとちょっと!今更、何言ってんのよ!フーケが目の前に居るかもしれないってのにそんな悠長な事が出来るはずないでしょ!?」 「そんなに時間はかからん……安心しろ」 怒鳴り付けようとしたルイズだが。 寸前で思い直して、限界まで落ち着くよう努力しながらディアボロに喋る。 「早く戻ってきなさいよ」 「すまんな……ああ、ロングビルだったな?お前も付いて来てくれないか?」 「「へっ?」」「えっ?」「…………?」 疑問を浮かべる四人、何で剣を取りに戻るのにロングビルが必要なんだと感じる (ま、まさか、私達が見てない事を良い事に、ミス・ロングビルに厭らしい事をするんじゃ!?) 「お前が何を考えているか知らんが……土くれのフーケは『土』のメイジだ。 もしかして、馬車への通り道で待ち伏せしているかもしれない。 私はお前達と違って、魔法に詳しく無くてな、対策法を知っている『土』のメイジが必要なのだ。 剣が無いと私は無能だからな」 妄想が爆発しているルイズに向かって手を振りながら答えるディアボロ。 ディアボロはDISCの事を喋っていない、それ故、素手でも強いが剣を持つと更に強くなる平民ぐらいとしか思われていない 一応もっともらしい事を喋るディアボロに納得の色を見せる四人。 「しょうがないわね!ミス・ロングビルすみません……ディアボロに着いてくれませんでしょうか?」 「ええ、良いですわよミス・ヴァリエール」 そのままフーケの小屋に向かって歩き出す三人とは、逆の道を辿るディアボロとロングビル。 馬車まで戻った瞬間。 「ああ、それでだがロングビル」 「はい?」 「ヘブンズドアーッ!」 振り向いたロングビルに線で出来た絵が直撃した。 そのまま顔がパラパラとした紙のような物になって地面に倒れる。 「なになに?」 地面に倒れたロングビルの顔の紙に書かれた文字を読むディアボロ。 【ロングビル】 体力:** 攻撃力:* 防御力:** 経験値:*** アイテム所持率:****** タイプ:人間 元貴族 秘書 能力 『土』のトライアングルメイジだぞ 実は土くれのフーケだぞ 「やはり、土くれのフーケだったか」 殺害を一瞬考えたディアボロだが、すぐにそれを考え直す。 (ヘブンズドアーDISCの事をバラすのも問題だしな…… それに土くれのフーケ自身が隠れ家の場所を教えたのにも興味がある) 取り敢えずディアボロはエニグマの紙からデルフリンガーを取り出した。 紙から出てくる長剣……メルヘンやファンタジーだ。 「よし。」 そのまま倒れているロングビル――フーケの紙に何かを付け加える 「『今起こったことはすべて忘れる』…と。」 「すまんな、少し遅れた」 「もう!遅いわよ!」 「それでだが……あれがフーケの隠れ家か?」 ルイズ達が見張っている一軒の廃屋を指差す 「はい。フーケはあの中に居るようです」 フーケ自身がヌケサクに答えた。事情を知っているディアボロから見れば滑稽極まりない (ふむ……どうする?) これは明らかに罠である。 このままロングビルの指示に従って行動したら、自分はともかくルイズ達が危ない、が。 まあ、このままフーケの指示に従うのも一興と考えたディアボロ。 (危険が迫ったらその時に考えれば良いな) 一巡後の世界に行こうとした人間とは思えないほど、行き当たりばったりであった。 <<前話 目次 次話>>
https://w.atwiki.jp/picotto/pages/438.html
No 名前 ★ コスト タイプ 属性 HP アタック ガード 0036 ディアボロシールド ★★★☆☆ 11 シールド - 0 0 306 スキル Lv:-- スピードアップ1 移動速度+10% Lv:10 スピードアップ2 移動速度+20% Lv:20 HP+50 最大HP+50 Lv:30 クリティカルパワー2 クリティカル時のダメージ+50%与える -