約 2,391,533 件
https://w.atwiki.jp/music_academic/pages/31.html
Theodore Dubois - Traite de contrepoint et de fugue テオドール・デュボワ - 対位法とフーガの論文 目次と第1部 第2部 (いまここ) 第3部 第4部 p.73 第2部 模倣 ある声部で提示されたモチーフを、任意の音程関係で、ある時間を置いて、別の声部で複製することを模倣という。 提示される声部を先行句、複製の声部を追行句という。 追行句は必ずしも完全な形で先行句に応答するわけではない。またそれ自身が今度は先行句となることができる。 先行句_ 自由な部分...... 追行句_ 先行句_ 自由な部分...... 追行句_ 先行句_ 自由な部分...... 追行句_ 作られる音程が提示されたものと正確に同じとき、 つまり例えば長3度を長3度で、短2度で短2度などと応答するとき、模倣は正規である。 一方、短2度を長2度などと応答するように音程関係が正確ではないとき、 模倣は不正規である。 模倣にはいくつか種類がある。 1. 順行による模倣 p.73 2. 反行による模倣 p.76 3. 反逆行による模倣 p.77 4. 拡大模倣 p.78 5. 縮小模倣 p.79 6. 強勢の逆転した模倣 p.79 7. 遮断模倣 p.79 8. 断続的模倣 p.80 9. カノン的模倣 p.80 ひょっとすると他のやり方もあるかもしれないが、 少なくともこれらは最も重要で最もよく使われるものである。 使われる様式は二重合唱の対位法のそれである。 p.74 1. 順行による模倣、2声 この模倣はユニゾンや上下あらゆる音程や8度で実施できる。 例 ユニゾン 2度上 2度下 3度上 3度下 4度上 p.75 4度下 5度上 5度下 6度上 6度下 7度上 7度下 8度 p.76 例 ユニゾン、上下それぞれの音程、8度で模倣を作れ。 上の例が手本になるだろう。 2. 反行による模倣、2声 この模倣は、以前述べたように、音程関係が厳密に同じであるかそうでないかに従って、 正規・不正規である。 これらの模倣の実施の補助として、反行させた音域の表をガイドとして作り、 先行句と追行句が作る関係を示す。 反行による正規模倣のための配列 半音 半音 例 短調における同じ模倣のための配列 半音 半音 例 反行による不正規模倣のための配列(長短両調) 半音 半音 半音 半音 p.77 例 (1) この模倣実施では、制限を緩めて、声部の通常の音域を時々越えてよい。 同じ模倣のための別の配列(長短両調) 半音 半音 半音 半音 半音 半音 例 課題 ここから2声の模倣の終わりまで、作業がどんなものか知るために、 それぞれの類について1回だけ実施すれば十分だ。 それはかなり我慢のいる作業であり、単に音楽的な作業の組み合わせである。 しかし、いくつかの作曲の中で、慎重に使われ目立った特徴的なテーマの役割に置かれるような形で、 それらの素材の巧みな使用を見つけるかもしれない。 3. 反逆行による模倣、2声 上述のすべてはこの模倣に適用される。この模倣は小節ごとでも楽節ごとでも行える。 最終音から始めて最初の音まで、反行でさかのぼって、フレーズやフレーズ断片を真似る。 次の例でその仕組みがはっきり理解できるだろう。 p.78 1小節ごとの反逆行による模倣(正規)の例 同じ模倣(不正規)の例 楽節ごとの反逆行による模倣(正規)の例 同じ模倣(不正規)の例 前述したような逆行による模倣は反行だけだとは限らない。 並行による逆行模倣は扱いがそれほど難しくはないし、あらゆる音程関係で実施できるだろう。 このテクスチャを生徒に示すためにさらに例1つだけを見せれば十分だろう。 1小節ごとの並逆行による模倣(不正規) 課題 示されたように、反逆行による模倣の種類それぞれについて1つずつ例を作れ。 またそれほど難しくはないが、生徒は並逆行についても同様に実施してもよろしい。 4. 拡大模倣 提示声部のそれぞれの音価を拡大することでこの模倣は作られる。 例 p.79 5. 縮小模倣 提示声部のそれぞれの音価を縮小することでこの模倣は作られる。 例 先行句(1) 追行句(1) 先行句(2) 追行句(2) 6. 強勢の逆転した模倣 この模倣は、強拍にあたる音に対して 弱拍にあたる音によって追行句が応じることで作られる。 例 7. 遮断模倣 この模倣では、先行句のすべての音が、同じ長さの休符によって遮られる。 例 p.80 8. 断続的模倣 この模倣は、この第2部のはじめですでに論じられたが、すなわち 追行句が先行句の一部だけ応答する。また代わりにそれ自身が先行句となることさえできる。 P.73で与えた例を見なさい。また次のケルビーニによる2つの例も加えうる。 (1)これはちょっとした不注意だろう。なお2つの和音(ファの和音とレの和音)を想定していると説明できるかもしれない。 9. カノン的模倣 カノン的模倣は終わりまで中断なく継続される模倣以外の何物でもない。 終わりから始めに常に戻るような連結によって無限に継続することさえできる。 このような模倣を一般的にカノンと言う。 カノン的模倣は、終止線で終わるなら有限、終わらずにまた始めるなら無限である。 第2部のはじめに例として与えられた、あらゆる音程の模倣は、実際のところ有限カノン的模倣である。 新しい手本をここで与えるのは不必要だろう。無限カノン的模倣の組み合わせを1つ示しておけば十分だろう。 無限カノン的模倣の例 課題 以下の模倣をそれぞれ1つずつ作れ: 拡大、縮小、強勢逆転、遮断、断続的、無限カノン。 もし必要であれば、生徒は、これら様々な組み合わせに対して書法が柔軟で熟練するまで、 課題の数を増やしてもよい。 p.81 3声以上の模倣 たった今我々が学んだすべての類の模倣がより多くの声部をもって使われているのを見かけるかもしれない。 いままで見てきたように、大部分は組み合わせの面白さをほとんどもたらさない。 生徒は課題をこなせるしそうすべきだけどね(先述のものはこの努力の要素を提供している)。 しかし我々はここで真に音楽的興味を示す主要な模倣を扱うことに集中するだろう。その模倣とはすなわち: 1. 3声、定旋律に対して2声の模倣 2. 3声、3声によるカノン的模倣 (つまり定旋律なしで) 3. 4声、定旋律に対して2声の模倣と自由な1声によって 4. 4声、定旋律に対して3声の模倣 5. 4声、4声によるカノン的模倣 6. 5・6・7・8声、定旋律ありorなし、全声部が模倣or自由な声部をいくつか混ぜて 好奇心として、この章の終りで、 ケルビーニの論文から抜粋した声と二重合唱の声部逆転・反行模倣の正規対位法を見ることができる。 組み合わせの芸術でどこまで遠くに行けるのかわかるだろう。 しかしまたそのような音楽が耳のためというより目のために作られたとも思うだろう。 定旋律を含むすべての模倣を作るために、私はこの種の作曲にはもってこいのF. アゾパルディの2つのテーマをとった。 生徒も、後で与えられる課題のために使うだろう。これら2つのテーマ: 1. 3声、定旋律に対して2声の模倣 例 ユニゾン (1)このような模倣を1拍目で開始するときことに対し不便はない。しかし休符で始めるのがほとんどいつも望ましい。 ありうるすべての例をここで生徒に見せているのだ。 p.82 6度下 7度下 7度上 (1)この例で、模倣をできる限り伸ばすために、遅延を形作っているこの音の反復はすばらしい効果であり完全に許される。 前例において(+)印から、まるまる1小節の模倣中断が見てとれる。このような進行の作法は優れている。 また、2声でも記したように、それぞれの声部で先行句と追行句を作る役割を交換することができる。 これらの見解は後のすべての模倣について適用可能である。この記述は再び繰り返さない。 課題 先述の4例で使ったF. アゾパルディの2つのテーマを使って ユニゾンで1つ、音程上下でどれか1つ、8度で1つ、模倣を作れ。 p.83 2. 3声、3声によるカノン的模倣 例 3. 4声、定旋律に対して2声の模倣と自由な1声によって 例 2度上 自由な声部 3度上 (1)自由な声部 (1)ここでやったように、自由な声部に模倣的な興趣(断片的なものでさえ)を与えられるとき、 全体では様式が少し広がった程度にしかならない。 p.84 4. 4声、定旋律に対して3声の模倣 例 5. 4声、4声によるカノン的模倣 例 p.85 6. 5・6・7・8声、全声部が模倣or自由な声部をいくつか混ぜて、定旋律ありorなし。 例は与えない。この学習ポイントに至り生徒は自力で探して見つける。 課題 生徒は前述の5つ(誤植か?)の類で実施する。 この作業に精通し簡単になるまではいくらか例を作ってみるべきだ ケルビーニの例 声部逆転、反行、8声二重合唱の正規対位法 声部逆転、反行で応答 p.86 (1)ケルビーニはここでちょっとした実施の不注意をやっている(アルト-テノール間の2つの8度)。 なおこれはアルトとテノールを変えることで簡単に修正できる。 p.87 p.88 半音階の使用についての注意 この曲で初めて半音階の使用について気付くだろう。 それフーガでは頻繁に使われ、後の適切なときに語られる。 生徒は、半音が正確に一致した反行の配列(以前に反行の模倣で使われたものを参照せよ)を使いながら、 このような類の対位法の作曲を実施できる。 第2部 終わり 第3部へ
https://w.atwiki.jp/gods/pages/125296.html
エレオノールフォンアーレンベルク(エレオノール・フォン・アーレンベルク) ドイツのアーレンベルク公の系譜に登場する人物。 関連: エンゲルベルトアウグストフォンアーレンベルク (エンゲルベルト・アウグスト・フォン・アーレンベルク、夫) マリールドミラフォンアーレンベルク (マリー・ルドミラ・フォン・アーレンベルク、娘) ソフィーアロイーズカロラマリーアンヌメルシオールエレオノールアンジェルベルト (ソフィー・アロイーズ・カロラ・マリー・アンヌ・メルシオール・エレオノール・アンジェルベルト、娘) エンゲルベルトマリアフォンアーレンベルク (エンゲルベルト・マリア・フォン・アーレンベルク、息子) マリーサルヴァトリクスカロラガスパリーヌエルネスティーヌマルスリーヌエレオノールアンジェルベール (マリー=サルヴァトリクス・カロラ・ガスパリーヌ・エルネスティーヌ・マルスリーヌ・エレオノール・アンジェルベール、娘) シャルルプロスペルマリーメルシオールアンジェルベールエレオノールグレゴワールウォルフガングジョゼフ (シャルル=プロスペル・マリー・メルシオール・アンジェルベール・エレオノール・グレゴワール・ウォルフガング・ジョゼフ、息子)
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/6112.html
ノール教会の聖本説き 光文明 (3) クリーチャー:ウィザード 1000 ■起動-光×2、このクリーチャーをタップする:自分の山札の上から5枚を見る。その中から呪文を1枚選び、相手に見せてから自分の手札に加える。その後、山札をシャッフルする。 ■自分のターンの終わりに、このクリーチャーをアンタップする。 作者:黒揚羽 収録セット DMB-03 「メサイアの西線3-其処へ至る赤き魔法」-コモン 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gods/pages/101421.html
エレオノールドブルボンコンデ(エレオノール・ド・ブルボン=コンデ) フランスのコンデ公の系譜に登場する人物。 関連: アンリイッセイドブルボンコンデ (アンリ1世・ド・ブルボン=コンデ、父) シャルロットドラトレモイユ(2) (シャルロット・ド・ラ・トレモイユ、母) フィリップスウィレム (フィリップス・ウィレム、夫)
https://w.atwiki.jp/oper/pages/3315.html
目次 登場人物 第1幕ジークフリートの城の中庭 第2幕ゲノフェーファの部屋 第3幕シュトラスブルクの宿の一室 マルガレータの部屋 第4幕荒涼とした岩山 ジークフリートの城の中庭 登場人物 トリアーの司教:ヒドゥルフス(バス) ジークフリート伯(バリトン) ジークフリートの妻:ゲノフェーファ(ソプラノ) ジークフリートの従者:ゴーロ(テノール) ゴーロの元乳母:マルガレータ(メゾソプラノ) ジークフリートの家令:ドラーゴ(バス) ジークフリートの家来:バルタザール(バス) ジークフリートの家来:カスパール(バリトン) 舞台は8世紀、フランク王国はイスラム教徒に脅かされている。 第1幕 ジークフリートの城の中庭 トリアーの司教ヒルドゥフスが、イスラム教徒との戦いを呼びかけ、領主ジークフリートは国王カール・マルテルの命を受けて、十字軍を率いて戦場に行くことになる。 ジークフリート伯は、結婚したばかりの若い妻ゲノフェーファが心細がるだろうと、若い従者のゴーロを妻の傍に残す。密かにゲノフェーファを慕うゴーロは、いっそ戦場に行けたらと嘆く。 ジークフリート伯が別れの口づけをして出発すると、ゲノフェーファは気を失ってしまい、ゴーロはこっそりゲノフェーファに口づけしてしまう。 それを以前ゴーロの乳母をしていたマルガレータが見ていた。マルガレータは魔法を使うというので、この城から追放されたのである。マルガレータはゴーロに近づき、ゴーロの想いを叶えてあげようと、手助けを申し出る。 第2幕 ゲノフェーファの部屋 ゲノフェーファはひとり寂しく、夫の帰りを待っている。下僕たちが騒ぎ、不安になったところにゴーロがやって来る。ゲノフェーファはほっとして、ゴーロと一緒に歌う。ゴーロはその愛らしさに心を奪われて、想いを告白するが、激しく拒絶される。 傷ついたゴーロはゲノフェーファを恨む。そこへ家令のドラーゴが、若い副司祭がゲノフェーファと通じ合っているという下僕たちの中傷を諌めるようにと、ゴーロに頼みに来る。ゴーロは、自分の目で確かめたらいいとゴラーゴを言いくるめて、ゲノフェーファの寝室に忍び込ませる。 ドラーゴは下僕たちに見つけられて、密通の相手としてその場で殺され、ゲノフェーファは塔の中の牢屋で、ジークフリート伯の裁きを待つことになる。 第3幕 シュトラスブルクの宿の一室 ジークフリード伯は怪我をして、シュトラスブルクの宿の一室で床に就いている。マルガレータがかいがいしく看病しているが、実は毒を盛っている。ジークフリード伯は、その女が城から追放したマルガレータだと気がつかず、故郷に戻り、妻と再会することばかり考えている。 そこへゴーロが、偽の手紙を携えてやって来る。手紙には副司教との密通が書かれている。ジークフリート伯は、過去に起こったことが見られるとかいう不思議な鏡のことをあの女が言っていたことを思い出し、女に会いに行くことにし、ゴーロも同行する。 マルガレータの部屋 マルガレータは子殺しの悪夢にうなされている。そこにジークフリード伯がやって来て、魔法の鏡を見せることになる。そこには六ヶ月前、妻が家令のドラーゴと穏やかに語らう姿が見える。が、次から次へと見せると、ドラーゴがゲノフェーファの寝室に忍び込む姿が見え、ジークフリード伯は怒って鏡をたたき割ってしまう。割れた鏡から、殺されたドラーゴの亡霊が出て来て、お前は火あぶりになると、マルガレータを脅し、マルガレータは怖くなる。 第4幕 荒涼とした岩山 ゲノフェーファはカスパールとバルタザールの手で、死に場所として、荒れ果てた岩山に連れて来られた。ゲノフェーファは神に救いを求める。 ゴーロがやって来て、ジークフリート伯に裁きを命じられたと、ジークフリートの指輪と剣を見せる。ゴーロはゲノフェーファに自分と一緒に逃げれば助けてやると言うが、拒否され、姿をくらます。 カスパールが、十字架のもとでは殺したくないと躊躇していると、マルガレータとジークフリート伯の従者たちが現われる。マルガレータが悔いて、ジークフリード伯を連れて来たのだ。ジークフリート伯とゲノフェーファは再会を喜ぶ。 ジークフリートの城の中庭 勝利の行列を、人々は歓呼の声で迎え、二人を祝福し、神の恩寵を称える。 この日本語テキストは、 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス の下でライセンスされています。@ Aiko Oshio Schumann,Robert/Genoveva
https://w.atwiki.jp/cscs/pages/1569.html
テュッティ・ノールバック 超重力の破壊者 CHARACTER CH-019 黒 発生 青/黒 2-4-0 R (自動D) 全てのプレイヤーは、自軍ターン終了時に、自軍手札が1枚以下の場合、自軍カード1枚を廃棄する。この効果は重複しない。 (自動D) このカードの部隊として出撃した先頭の自軍ユニット1枚は、ターン終了時まで±0/±0/+2を得る。 ラ・ギアス 女性 大人 集中 [1][2][2] 出典 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL このカードと「専用機のセット」が成立するユニット ガッデス ファルク
https://w.atwiki.jp/oper/pages/1828.html
対訳 ActⅠ ActⅡ ActⅢ rakuten_design= slide ;rakuten_affiliateId= 04a91095.52a5fed9.099b93b6.2566fa26 ;rakuten_items= ctsmatch ;rakuten_genreId= 0 ;rakuten_size= 200x200 ;rakuten_target= _blank ;rakuten_theme= gray ;rakuten_border= off ;rakuten_auto_mode= off ;rakuten_genre_title= off ;rakuten_recommend= on ;rakuten_ts= 1649370943387 ; あらすじ アルヴィアーノは背が曲がった醜い男で、現実を逃避して、エリジウムという島に理想の美を求めて、仲間たちと理想郷を創り出す。だが、仲間の貴族たちは、美の空間だけでは物足りず、町の美しい娘たちを攫っては、島に作った洞窟で享楽的な日々を送っており、町では少女誘拐に市民が怯えていた。アルヴィアーノはそんなこととは露知らず、自分が創った理想郷のエリジウムを、ジェノヴァの市民にも開放して楽しんでもらいたいと、市に寄贈を申し出たのである。 舞台はここから始まる。仲間の貴族たちは、自分たちの悪事がばれるのを恐れて、アルヴィアーノに寄贈を思いとどまらせようとする。が、アルヴィアーノは公証人を呼んで、寄贈の手続きを進めている。 → あらすじを読む 訳者より フランツ・シュレーカー(1878〜1934)は、『はるかな響き(Der ferne Klang)』(1912)、『烙印を押された人々(Die Gezeichneten)』(1918)、『宝捜し(Der Schatzgraeber)』(1920)などのオペラ作品で知られる作曲家で、主にウィーンで活躍した。1920年にベルリン高等音楽学校の校長となり、当時、シュレーカーはリヒャルト・シュトラウスに次いで最もよく上演されたオペラ作曲家だった。が、ナチスの台頭とともに、ユダヤ人であったために職を失った。 その後、ナチスはユダヤ人作曲家の作品を“頽廃芸術”として、上演禁止とした。 戦後、70年代頃から“頽廃芸術”とされた作曲家の作品は、復活上演され始める。1979年にフランクフルトで『烙印を押された人々』が上演されて評判となり、それ以降、シュレーカーはヨーロッパ各地で上演されるようになる。私は1979年フランクフルトで『烙印を押された人々』の上演を見ているが、その時のパンフレットには、長らく封印されていた、このオペラを知らない人のために、台本や参考資料が載せてある。今回、訳出するに当たり、当時のパンフレットを参考にした。 ドイツ語のタイトル、“Die Gezeichneten”はもともと「印をつけられた人々」という意味だが、これだとどんなオペラか、内容が想像つかない。これを『烙印を押された人々』と訳したことにより、このオペラの内容が、見当がつくものになる。つまり、ここに登場するのは3人の“烙印を押された人々”である。一人は、醜いアルヴィアーノで、自分の求める美と、自分自身の醜さとの落差に委縮して、目の前に愛する女性がいても、その女性に手を触れることができない。その女性、カルロッタは美しいけれど、心臓が弱く、手しか描く事のできない画家で、一言でいえば“病んでいる”。もう一人は、色男のタマーレで、彼は望むものは何でも手に入ると思っている。だから、カルロッタから拒否されると、いっそう狂おしく彼女を求める。アルヴィアーノの愛が精神の愛なら、タマーレの愛は肉体の愛で、まさにアガペーとエロスを代弁している。一人の女性(ソプラノ)をテノールとバリトンが争うという点でも、オペラの典型である。シュレーカーはこの台本を自分で書いている。 この日本語テキストは、 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス の下でライセンスされています。@ Aiko Oshio Blogs on 烙印を押された人々 シュレーカー 《烙印を押された人々》 対訳完成 → ブログをもっと読む
https://w.atwiki.jp/oper/pages/956.html
対訳 ActⅠ ActⅡ ActⅢ アリアへジャンプ! 聖なる寺院の奥に 耳に残るは君の歌声 いつかのような暗い夜に おおナディールわが青春の友 耳に残るは君の歌声(動画対訳) いつかのような暗い夜に(動画対訳) rakuten_design= slide ;rakuten_affiliateId= 04a91095.52a5fed9.099b93b6.2566fa26 ;rakuten_items= ctsmatch ;rakuten_genreId= 0 ;rakuten_size= 200x350 ;rakuten_target= _blank ;rakuten_theme= gray ;rakuten_border= off ;rakuten_auto_mode= off ;rakuten_genre_title= off ;rakuten_recommend= on ;rakuten_ts= 1649371200100 ; 訳者より ビゼーの出世作、1863年の初演です。美しいメロディとなかなか良くできたドラマで、今に至るまでけっこう上演されている作品です。舞台はセイロン島(今のスリランカ)ということで、ビゼーお得意のエキゾチシズムを期待してしまうところですが、各幕の合唱にほのかに感じられるのを除けば全く正統派のフランスオペラとなっており、ブラフマー神に捧げる祈りの音楽などもキリスト教会で歌われる讃美歌のようです。ヨーロッパの人たちは東洋の細かな差異などには詳しくないからでしょうか、舞台装置や衣装など、インドというよりはタイやベトナム、中国や日本風が一体となって何とも言えない無国籍な風情を漂わせています。 台本の段階では舞台をメキシコにするという案もあったのだそうで、そうすると神さまはアステカになっていたのでしょうか。それでも多分この音楽のままでも違和感はないですが。 第1幕で恋する巫女レイラと再会できた予感を感じたナディールによって歌われるロマンス「耳に残るあの歌声」が大変に有名で、アルフレッド・パウゼ楽団によりタンゴに編曲されたものでも良く知られていますが、それより私が魅力的だと思うのは一度はこのレイラを争う恋敵となったが、今は固い友情で結ばれているナディールとズルガの二重唱。テノールとバリトンのデュエットの中では屈指の美しさを見せる傑作です。このメロディ、巫女レイラのモティーフとして至る所で効果的に用いられ、特に最後の幕切れでは実に憎い使われ方でこのオペラを余韻を持たせて終わらせてくれます。 もともとそれほど長くないオペラですが、上演においては結構なカットがあります。また管理人さんにご用意頂いたテンプレートですが、第3幕はかなり複雑な様相を示しております。クリュイタンス盤やフルネ盤などの古い録音では、第2景、コーラスのあとのヌーラバットたちが「闇の神々よ」を歌い終えたあとばっさりとフィナーレのヌーラバットの歌の前までカットされています。オリジナル版とされているのがプラッソンが指揮した盤で、これで聴くとカットされたレイラとナディールのデュエットも大変美しく印象的なのですが、逆にフィナーレのズルガが入っての三重唱が歌われませんでした。この三重唱が幕切れのクライマックスとして実に印象的なのでこれがないのは少々消化不良な感もします。 そんなところがこのオリジナル版がかならずしも昔の版を駆逐していない理由かも知れません。けっこう今でもこの幕切れ間際の三重唱が聴ける上演が多いようです。 この日本語テキストは、 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス の下でライセンスされています。@ 藤井宏行 管理人より 第3幕、通常カットされる部分を原語部分グレーで表示しています。 Blogs on 真珠採り ビゼー 《真珠採り》「いつかのような暗い夜に」YouTube動画公開 ビゼー 《真珠採り》 対訳完成とカルーソーが歌う「耳に残るは君の歌声」YouTube動画公開 → ブログをもっと読む 真珠採りとは 真珠採りの62%は鉄の意志で出来ています。真珠採りの22%はカテキンで出来ています。真珠採りの6%は祝福で出来ています。真珠採りの4%は歌で出来ています。真珠採りの4%は元気玉で出来ています。真珠採りの1%は信念で出来ています。真珠採りの1%は媚びで出来ています。
https://w.atwiki.jp/ifrozenteacherss/pages/881.html
「頼むぞピチカート」 10畳はあろうか和式の居間に 二人の男が座っていた。 片方は初老の男性。 柔らかな物腰に一見優しい祖父に見えるが、 その目には獰猛な光が宿っている。 向かいに座るは、緑色の髪をした青年。 美青年、と形容してもよい容姿をしている。 背筋をシャン、と伸ばし、視線は彼を見つめるまま。 老人は青年の表情をちらりと伺うと、 投げ捨てるように言った。 「あいつはこの結菱組の次期組長だ。 ……何を血迷ったか、教師という職に就いてしまっているがな」 ふん、とその白いYシャツの胸ポケットから 荒々しく煙草をだすとそれをくわえる。 すると、どこから現れたのか、漆黒の長髪を揺らしながら、 眼鏡の女性が姿を表した。 「………私からもお願いするわ」 煙草に火を付けたあとに女性が呟く。 「私、心配でならないわ。 だってあの子がいつ、自身を バラしてしまうのかわからないじゃない。ドジっ子だから。 …でもそれが萌えぇー!!」 先程までのりりしさはどこへやら。 何もない空間でひたすら首を振り続ける。 みつ……。と老人が戒めるが女性は動きを止めない。 ため息を付きながら彼は再び青年を見た。 「組長、お任せください。 お嬢は必ず俺がお守りいたします」 青年がテノール声で静かに、はっきりと言った。 うむ、と頷くと、老人は改めて直り、こう宣言した。 「結菱組2代、結菱一葉勅命。 本日より、補佐ピチカートを次期組長金糸雀の護衛へ任命する」 青年はただ深々と頭を下げた。 「あ、あれピチカートさんじゃない?」 「本当だ!はぁ、いつ見てもかっこいい……」 有栖学園事務室へ向かう長身の男性。 事務室の扉を開くと同僚達がそこにいた。 「お帰り」 ホーリエがまず彼を迎える。 真紅と同じ髪の色をしているが、違うのは長さ。 「金糸雀先生、またやらかしたん?」 スィドリームがその特徴ある口調でにやりと呟く。 それを一睨みすると、彼女は「うっ」と腰を引いた。 「失敗は誰にもあるだろうが」 「だ、けど…」 押し黙ったスィドリームを継いで、机から声がかけられた。 「……頭が痛いな。 ピチカート、薬品もそんなに安いものじゃないんだよ」 レンピカが電卓から顔をあげる。 主人の二人が瓜二つなら、やはりスィドリームとレンピカも瓜二つである。 互いに焦茶の髪をしていて、オッドアイ。 「それは俺も重々承知だよ」 ピチカートは呟くと自分の席についた。 「………って、ベリーベル、なんでここにいるの」 椅子を引いたところで、そこに押しこまっていた彼女に気付く。 「ピチカート?」 「そーだよ、早く出てきな」 ぴょこん、と姿を現したのは雛苺の精霊。 「うぅ、アタシやっぱ事務員なんて無理だよぉ」 泣きべそをかきながらベリーベルはピチカートにすがり付く。 「そんな弱気吐いちゃだめよベリーベル。 雛苺先生の人工精霊でしょう?」 ホーリエがやんわりと嗜めた。 「まぁ、ベリーベルは筋金入りの人見知りやけぇな。」 「人にも苦手なもんとかあるし、気にすることないと思う」 そう、例えば……とピチカートは 自分の引き出しに眠る『モノ』に想いを馳せる。 「……アレの使い方とかね」 誰にも聞こえないくらいの小声で彼は呟いた。 「お嬢」 帰り際、ピチカートは自身の主人へ出会った。 足を止め膝を付く。 「……ピチカート、ここは学校かしら」 対する彼女――金糸雀は苦笑しながら言う。 生まれてこの方、ピチカートは次期組長である彼女をずっと守ってきた。 守る力、それは時には人を殺める力へ変わる。 だが、金糸雀のためならどれだけ汚れても厭わない。 ピチカートは強靱な意志で組まれていた。 「俺は貴方に忠誠を誓っていますから」 精霊として仕える自分に場所は必要ない。 「……せめて膝つくのはやめろかしら」 彼女はため息をついた。 普段からドジをしまくる金糸雀。 それに似たのか、ピチカート自身も どこか抜けたところがあったりもする。 だが、二人が『仮面』を脱いだとき、その癖は遥か遠くへ消えていく。 一瞬、それを脱いだ時の瞳をピチカートに向けて、 「帰るかしら」 一言。 「はい」 すくっ、と立ち上がるとピチカートは先に歩きだした金糸雀の後を追った。 真実の姿をみていたのは、二人を照らしていた夕日だけ。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/23541.html
登録日:2012/03/18 (日) 01 44 24 更新日:2024/06/14 Fri 18 12 39 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 1997年 OP ×神曲 ○魔曲 アニソン アニソン→の域を超えてる オペラ テナーボイス ハーメルンのバイオリン弾き ライエルのテーマ 冬杜花代子 愛憎 未完成協奏曲 楽曲 気合入りすぎ 田中公平 錦織健 TVアニメ『ハーメルンのバイオリン弾き』第2楽章(13話~24話)で使用されたOPテーマ。 「協奏曲」は「コンチェルト」と読む。 作詞:冬杜花代子 作曲・編曲:田中公平 歌:錦織健 【概要】 TV版『ハーメルンのバイオリン弾き』第1楽章のOPテーマ「MAGICAL LABYRINTH//」はアップテンポで明るい曲調のJポップ曲だった。 が、歌い手のSkirtがまだ新人で歌唱力もあまりよろしいものではなく、 なおかつギャグ満載な原作(&ドラマCD・劇場版)に比べてTV版の陰鬱としたストーリーに合ってないという点で不評を得ることが多かった。 しかし、シリーズ後半の第2楽章のOPである本曲は一転して重層感のあるオペラ調の歌謡曲である。 作曲はアニメの音楽を担当し、かつこのアニメのBGM(通称「魔曲」)に気合を入れすぎて紙芝居の原因という噂を立てられる一因ともなった田中公平。 さらにボーカルにプロのオペラ歌手錦織健を起用し、作詞に歌謡曲やアニメソングなどで知られる作詞家の冬杜花代子女史を採用するという徹底ぶり。 伴奏はもちろん魔曲でも用いたフルオーケストラが演奏。 これに錦織健のテノールソロが加わり、全てを圧倒するような本格オペラ曲が毎回OPで流れていたというわけである。 その様はもはやアニメOPと一言で言えるものではない。 OPアニメは第1楽章の使い回しがほとんどだが、 前奏と共に雲の間からジーグ艦が姿を現すカットやサビに突入し横パンでタイトル画面が登場するシーンは曲の重厚感ともあいまって圧巻である。 ドロドロした感情を詩的に表現した冬杜女史の歌詞もまた曲の重要なファクターである。 というのも、この曲はキャラの一人ライエルの心情を吐露したものという設定だから。 作中でライエルはこの世で一番大切な親友であるハーメルが実は両親の仇だと知り、友情と復讐心の狭間で苦悩する様が描かれている。 それは第2楽章で最も顕著であり、実際この時期では彼の態度にかなりのブレがあった。 そしてこの歌詞は最終回後の、ハーメルに何も出来ずに永遠の別れを迎えたライエルがハーメルに宛てたものだ。 許したかったが、許し合えない。 彼のことを分かり合いたいが、仇である彼とはきっと分かり合えない。 ならば彼は人間だと信じ合える方がいい。 そんな後悔と愛憎が本曲には込められている。 また、ハーメルとフルートの歪なまでに真っ直ぐな愛情関係、サイザーからパンドラへの屈折した慕情など、様々な複雑化した人間関係にもあてはまるだろう。 陰鬱としたTVアニメシリーズの雰囲気とマッチし、ファンの間でも評価が高い曲である。 しかし、やはり重厚感のある荘厳な曲調な本格オペラであるため、カラオケでは非常に歌いにくい。 1番から2番に移る際に高音を出さなければならない箇所があるからなおさらである。 【余談】 作曲者、田中公平の作曲家生活20周年記念コンサートではセットリスト一曲目に選ばれ、なんと田中公平本人による歌唱で披露された。 普段から作曲した曲のデモテープ録音などもこなす歌唱力を如何なく発揮し、高難易度な本曲を見事に歌い上げた。 追記修正協奏曲 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] この曲、すごくすき。歌いづらいけど、歌詞の意味を理解した時鳥肌立った。 -- 名無しさん (2014-11-23 16 59 45) この曲だいすき。しかも、記事もすごくよくて感動した。 -- 名無しさん (2015-04-20 07 43 21) アニソン史上、この曲を超えるものは存在しない -- 名無しさん (2020-04-06 13 32 37) 名前 コメント