約 2,670,276 件
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/1029.html
>>back >>next スクライド・零 18 「お前は」「『ゼロ』と呼ばれ続けることに」「とっくに反逆してる」 カズマからそう言われ、ルイズは自らの目に涙がにじんでくるのを感じていた。 そう、その指摘はあまりにも正しい。 由緒ある公爵家に生まれたにもかかわらず魔法を使うとすべて爆発。 両親や二人の姉とも比較され、挙句についたあだ名が『ゼロ』である。 誇りある貴族=メイジである自分が『ゼロ』と呼ばれる屈辱を晴らすべく、 まさに反逆するかの如くの努力を積み重ねてきたのだ。 正しいからこそ涙が出てくる。 そして、 「アンタなんかに、何がわかるって言うのよ!」 叫んだ。 「そんなすごい力持ってるくせに!」 『私なんかと全然違うくせに!』 「ご主人様の言うことなんか聞かないくせに!」 『ギーシュやキュルケとばかりいるくせに!』 「私を子ども扱いしてたくせに!」 『自分のことを何も言わないくせに!』 「私のことを何も聞かないくせに!」 「そんなアンタに、私の何がわかるって言うのよ!」 絶叫が周囲に響いた。 そして、その声にカズマが口を開く。 「『なぜ』反逆するのか、そんなモンはどうでもいい」 ロストグラウンドではアルター使いは嫌われ者だ。バケモノ呼ばわりされて 迫害されることなんか日常茶飯事。それこそ『生きる』ために盗み・かっぱらい 何でもやった。 そしてあるとき、『強い』男が教えてくれたことがある。 “弱い考えに反逆していれば強くなれる” カズマの力は、強くなければ生きられなかった世界で、それこそ 世界に反逆することで培われたのだ。 「俺はトリーズナーだ。反逆の意志のあるやつがいる、俺がここにいる。 『反逆』するにはそれだけあれば充分だ!」 一声吠えるとカズマの左手でs・CRY・edのルーンが輝きだす。 「ルイズ、コイツはお前の反逆だ。それを使ってお前がやれ」 『破壊の杖』に顎をしゃくると、すっかり蚊帳の外の置き去りにしていた ゴーレムへ向き直り猛然と殴りかかった。 捌き,いなしていた先ほどとは違う、破壊のための拳をすさまじい回転で 繰り出し続ける。しかも、ルーンはさらに強く輝き、修復を追い越すスピードで 穿ち続けるゴーレムのかけらを瞬時に分解、シェルブリットへと取り込んでゆく。 「連撃の、シェルブリット!」 マシンガンのように繰り出される拳にあわせ、アルターでできた薬莢が 途切れなくシェルブリットから排出される。 そのドガガガガという激しい騒音ごしにカズマの背中を見ながらルイズは思う。 『全然答えになってないじゃないのよ。でも…、反逆したい女と反逆する男、か。 いいわ、それには納得してあげる』 そこで冷静になって怒鳴った。 「『それで』って言われても使えなかったのよ! この杖」 「使い方なら教えてやる」 カズマにとって『破壊の杖』は非常に馴染み深いものであった。 シェルブリットのあるカズマ自身には全く無用のシロモノだが、インナー同士の 抗争などがあればガキでも使うことがある携行兵器、【ロケットランチャー】が その正体。 「なんでわかるのよ」 「質問は後だ。まずは安全ピンを引っこ抜け」 いきなり安全ピンと言われても何のことだかわかるはずがない。 「なによそれ」 「輪っかのついた針みたいな棒みたいなのが刺さってんだろ、それを引っ張んだよ」 ひっくり返してなで回し、なんとかそれっぽいものを取り外す。 「とれた、次は?」 「筒を伸ばせ」 「ねぇ、ルイズってばなにやってるのかしら?」 「…?」 離れるに離れられない上空の二人であった。 「準備できたわ」 「じゃぁちっと離れて狙いをつけてろ。でオレが合図したらぶっ放せ」 近すぎると信管が作動しない可能性があるためだ。 「うおおおおおおおおおぉ!」 さらに回転をあげゴーレムに拳をたたきつける。 みるみる内に腕を失い、足を失ったゴーレムが再び轟音をあげて倒れた。 「今だ、やっちまえ!」 その声に従い、ルイズが教えられた通りにトリガーを押す。 しゅぽん、という気の抜ける音とともに発射された弾頭は確かに残ったゴーレムの胴体に吸い込まれ、 一瞬後に轟音を響かせる。 その爆発は見事ゴーレムを吹き飛ばした。 >>back >>next
https://w.atwiki.jp/kakiterowa/pages/145.html
【参加者名】体はスクライドで出来ている 【トリップ】◆7jHdbxmvfI 【所属ロワ】漫画ロワ 【ロワ内性別】不明 【外見設定】不明 【特徴その他】 【書き手紹介】 心は弓兵、そしてその魂にゼロ魔萌えを秘めた熱き男 序盤を力強く引っ張る。対主催桐山を生み出し、希望の砦を一話で粉砕するなど、その予断を許さぬ展開は読み手を飽きさせない 登場話からロクな目に遭わない序盤最強の不幸者、ラスボスチャレンジャー平賀才人をこれでもかというぐらい魅せた その代表作「双剣のサーヴァント―I have created over a thousand blades.―」は賛否両論あるも、彼を代表する熱血バトルである 代表作は「双剣のサーヴァント―I have created over a thousand blades.―」 (パロロワ企画交流所雑談所・毒吐きスレ 2203より) 【本編での動向】 地球破壊爆弾No.V-7に襲われている衝撃のネコミミストの声を聞きつけ乱入。 【登場話:全二話】 022 拡声器の呪い? 何だそりゃ、喰えんのか? 028 渡る世間は鬼畜ばかり
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/150.html
>>back >>next スクライド・零 『土くれのフーケ』と言う盗賊がいる。 土のトライアングルクラスと目されるメイジの盗賊である。 繊細に侵入し音もなくお宝を持ち去るかと思えば、巨大なゴーレムを用いて家屋敷を破壊するという 荒っぽい手口を使ったりもする。手口は違えど必ず 『秘蔵の○○、確かに領収いたしました。土くれのフーケ』 と残していく事で知られており、悪質な愉快犯としてあちこちから手配をかけられている。 その『土くれ』の次のターゲットとして選ばれたのは、トリステイン魔法学院のとある宝物であった。 「ねえカズマ、アンタ鎧とか欲しくない?」 そろそろ寝る時間になろうかというころ、ベットの上にころがって足をパタパタさせながらルイズが問う。 「いらん」 『人がせっかく何か買ってあげようと思ってるのに…』 とか思っているわけだが、自覚していない本心としてはモノで釣って言うことを聞かせようとしているだけである。 「でもでも、アンタのその…アルターだっけ? 右腕にしかないじゃない。右腕でガードしてたら殴れないでしょ」 「ガードなんぞ必要ねぇ。攻撃ごとぶん殴ればすむ話だ」 床に寝っ転がって腕枕でつまらなそうに答える。 「そりゃ剣とか槍ならそれでいいでしょうけど、魔法がとんできたらどうするのよ」 「そんときゃ叩き落とす」 「うぅ~」 とりつく島もない。 カズマは別に意地悪で言っているのではなく、本心から必要ないと思っているのだから始末に負えない。 ルイズはベットの上で起きあがり、ズビシとカズマを指さすとこう宣言する。 「とにかく、何か欲しいものの一つくらいあるでしょ。明日は虚無の曜日だから、買い物に行くわよ」 「へいへい」 パチン、と合図してランプを消し、ほどなくルイズは眠りに落ちた。 翌朝、いきなりルイズはご機嫌斜めなご様子。 「ルイズー、馬よりタバサのシルフィードの方が速いわよー。早くこっちきなさーい」 はい深呼吸。頭の中を整理しましょう。 今日は虚無の曜日。私はカズマと一緒にお買い物。 で、馬の準備をしていたらキュルケが向こうで呼んでいる、と。 「何でアンタがそこにいるのよツェルプストー!」 このルイズ、実に沸点が低い。 「えー、だってカズマと出かけるんでしょ? いいじゃない、別に少々人数が増えたって」 そう言うキュルケの横にはタバサ。今日はギーシュはいないようだ。 モンモランシーとでも過ごすのであろうか。 『冗談じゃないわよ。キュルケやタバサまで来たんじゃ私より値のはるものをカズマに買うかもしれないじゃないの』 沸点が低いだけでなく被害妄想のケもあるかもしれない。 「カズマもこっちの方がいいわよねぇ? 馬と違って揺れないし」 「どっちも乗ったことがねぇから楽な方がいい」 数分後、いつもより二人多く人を載せたシルフィードがトリステインの城下町を目指していた。 「どう? トリステインで一番の大通りよ」 「確かに人が多いな」 ブルドンネ街を歩く4人。カズマは週一度かなみに連れられて配給を受けに行っていた 市街第4地区『ラーズ』を思い出していた。 もっとも、道沿いの露店、それを冷やかす人々など明らかにこちらの方が活気がある。 「で、あなた達どこへ行くつもりだったの?」 「どこでもいいでしょ、そんなの」 自らの華麗?な計画を邪魔されて若干ふてくされ気味のルイズ。 「いや、鎧欲しくないか、って言われたんだがオレには邪魔だからなぁ」 ルイズの目が『なんで喋るのよ!』と言ってカズマをにらむがまったく意に介さないのであきらめる。 軽くため息をついて 「左手にガントレットでもつければ戦いやすいんじゃないの、って思って言ってみただけよ。 他に欲しいものがあればそれでいいの」 「ふ~ん?」 とは言われても本当に欲しいものが思いつかないカズマ。 どうしたモノかと思いながらうろついているとある物が目に入った。 「なぁルイズ? あれでもいいか?」 「え、どれどれ…って、アレなの?」 カズマの指先の向こうにあったのは、動物のぬいぐるみであった。 「アンタ、そう言う趣味があったの?」 若干ひき気味のルイズ 「違(ちげ)ぇよ。ちょっと土産にしてやるモンをな」 そう言ってちょっと懐かしい目をするカズマと何のことだかわからないルイズ。 「あぁ、かなみちゃんね! じゃぁこっちのほうがいいんじゃない?」 そう言って別の物を手に取るキュルケ。 『かなみ? 誰それ? なんでキュルケにはわかるの?』 「こう言うのもある」 タバサが示したのは動物を模したガーゴイル。ちょっと値ははるが、 魔力で話し相手にもなってくれる優れものだ。 ノリノリで物色している3人を見ながら、ルイズは自分の目の前がだんだん暗くなっていくのを感じていた。 おまけ 「なぁオヤジ」 「なんでぇ、デル公」 「俺たち出番あるのかな?」 「さぁな?」 >>back >>next
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/1318.html
>>back >>next スクライド・零 19 ロケットランチャーによって吹き飛ばされたゴーレムは、さすがにもう修復される ことは無かった。 安堵やら達成感やら単純に威力に驚いたりで、ランチャーを肩に担いだまま放心している ルイズであったが、地上におりたシルフィードから駆け寄ってきたキュルケに 抱きしめられ、ようやく『フーケのゴーレムを倒した』ということが実感できるように なったようだ。 もっとも照れ隠しなのか、口から出るのは苦しいから放せとか、ツェルプストーの人間に すごいと言われても嬉しくないなどといった憎まれ口である。当のキュルケ本人は 『ルイズが【破壊の杖】という“マジックアイテム”を使ってフーケのゴーレムを破壊した』 と思って単純に喜んでいるので聞いちゃいなかったりするのだが。 と、そこへ 「皆さんご無事ですか? なにやらとても大きな音がしましたが」 ガサゴソと草の音をさせながらミス・ロングビルが戻ってきた。 「ミス・ロングビル、森の中でフーケを見ませんでしたか?」 未だにルイズの頭を胸に抱えながらキュルケが問う。そのルイズはあきらめたのか すっかりおとなしくなっている。顔色がやばくなってきているところを見ると、 ひょっとしたら窒息しているのかもしれない。 「いえ、幸いなことに逢いませんでしたけど、一体何事が?」 「ゴーレムだったか? アレが出たんだよ」 すっかり土の塊になってしまったゴーレムだったモノを示しながら、いけしゃあしゃあと カズマが応じる。 「あなた方だけで倒したのですか? 30メイルほどもあると聞いていましたが」 「破壊の杖」 驚きの表情のロングビルだったが、タバサが淡々と答えるとその顔を笑みの形に変える。 そして、抱きつかれた際にルイズが取り落とした破壊の杖を拾うと、何も言わずに スタスタと4人から距離をとり、ルイズがそうしたように破壊の杖を肩に担う。 「そう、ご苦労様」 眼鏡を外すとその笑みをニタリとしたモノに変えた。 さすがに怪しいと思ったか、キュルケもぐったりしたルイズをようやくその胸から放す。 「ミス・ロングビル?」 「あら、まだわかってなかったの? あのゴーレムを操っていたのは私」 いまだ微妙に目がうつろなルイズもその言葉を聞きロングビルの方を見る。 「そう、私が『土くれ』のフーケ。しかしさすがに『破壊の杖』と言うだけのことはあるわね。 私のゴーレムがすっかりバラバラじゃない。あぁ、使い方は見てたから。 今もあなた達を狙ってるからヘンなまねはしない方がいいわよ」 杖を振ろうとしたタバサを牽制しながら言うロングビル、いやフーケ。 「どうして?」 ようやく復活してきたルイズが弱々しく問う。 「そうね、説明されなきゃ死にきれないでしょうから教えてあげる。あ、その前に杖を 投げ捨てなさい。そっちの使い魔くんは…、腕を切り落とすくらいしなきゃ ダメなのかしらねぇ?」 妙に楽しそうに言うフーケに対して、ニヤリと笑いながら 「テメーにできるか?」 と返すカズマ。フーケはぺろりと舌なめずりすると 「いいねぇそういうの。でもま、お嬢ちゃん達をほっとくのもかわいそうだし、 あんたもこの杖の威力にはかなわないでしょ?」 そう言ってカズマから視線を外すと、ルイズたちに向かって 「つまりね、この杖を盗み出したのはいいけど、使い方がわからなかったってことよ」 と続けてきた。 「使い方?」 「そう。振っても魔法をかけてもうんともすんとも言わないんだもの。 私には必要のないモノだったとしても、使い方がわからないんじゃ 高く売りつけることもできやしないじゃない」 それを聞いて苦々しい表情になるルイズ。 「それで、学院の者を連れてくれば、中にはわかる人間がいるかもしれないでしょう? わかる人間に当たらなければゴーレムで踏みつぶして次をこさせればいいと思ってたけど、 まさか最初で、しかも学生ばかりなのにうまくいくとはね」 相反して今にも笑い出しそうなフーケ。 そしてまた、カズマも笑った顔を崩していない。 「さて、お譲ちゃんがたももう思い残すことは無いわよね?」 そういって改めて破壊の杖を担ぎなおすフーケと、それを見て体をビクッと震わせる ルイズら3人。 「なかなかいい表情ね。それじゃぁ、さ よ う な ら」 カキッ フーケの肩の上でトリガーの音がむなしく響き、思わず目を閉じていた3人も 何も起こらないので恐る恐る目を開けた。 焦って何度もトリガーを押すフーケの姿に、とうとうカズマが耐え切れなくなり 声を上げて笑い出す。 「何を笑って…」 「そういえば知らねぇんだったな。そいつは単発式だ」 カズマの言葉に全員が顔に疑問を浮かべる。 「つまり、使い捨てってこった」 そう言い捨てると、フーケに杖を抜く隙すら与えず一瞬で間合いを詰めて 拳を鳩尾にめり込ませた。 >>back >>next
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/902.html
>>back >>next スクライド・零 17 「おいでなすったな」 ゴーレムを目に入れたカズマが凶悪な笑い顔でアルターを発動させた。 まず最初に仕掛けたのはタバサだ。自らの身長より大きな杖を構えルーンを唱えると 巨大な竜巻が発生しゴーレムにぶち当たる。 続けてキュルケが胸元から杖を引き抜きルーンを唱える。杖から伸びた火焔は 狙い違わずゴーレムを捉えた、が。 「効いてない!?」 「前より頑丈」 「上等ぉ!」 二人を飛び越えシェルブリットの一撃。 さすがにこいつはゴーレムも腕でかばう。しかしまたも崩れるのはその部分だけで その腕もやはり瞬く間に修復されてしまう。 「相変わらずかよ」 忌々しげにつぶやくカズマ。 「術者を倒さないとどうにもならないわよ~」 魔法の炎を振りまきながらキュルケがのんきに声を上げると、タバサの指笛が響き渡った。 「杖は取り返した。退却」 それに異をとなえる者がいた。 「ダメよ、ミス・ロングビルが無事かもわからないのに」 ルイズである。彼女も魔法を唱えてゴーレムに攻撃している。もちろん不本意ながらの失敗魔法なのだが、 その爆発は修復こそされるモノのキュルケの炎などと違い確実に表面をはじき飛ばしている。 「大丈夫」 タバサが言う。 「もしフーケに捕まっているなら、私たちが抵抗しないように人質として連れてくるはず。 だからきっと大丈夫」 納得していない表情のルイズにカズマが叫ぶ。 「そんなに気になるなら自分で探してこい。こいつはオレがぶちのめす!」 「ダメよ、そんなの。使い魔を見捨てるようなことができるわけないじゃない」 この間にもゴーレムの攻撃は続いている。 全力で破壊してしまってはまたその隙に反対の腕が襲ってくるため、 カズマのシェルブリットは速い回転でゴーレムをいなすようにさばいていたが、 それを真っ正面から受け止めて振り返る。 「そんなん知るか!じゃあテメーはどうしたいんだ」 そうこうしているうちに上空に影がよぎる。タバサの使い魔である風竜のシルフィードが 呼びかけに応じて現れたのだ。そして滑空に遷り超低空でタバサをかっさらうと、 さらに返す刀でキュルケもすくい上げた。 「ちょっとタバサ、あの二人も助けないと」 「無理、ゴーレムに近すぎる」 そんな、とつぶやくとキュルケはシルフィードの背で怒鳴る。 「ルイズ! カズマ! 援護するから離れて」 カズマは相変わらずルイズと向き合っていた。 ゴーレムが強引に腕を引き抜き反対側で殴りかかるのを、見もせず受け止めルイズを見つめ続ける。 「え、どうすんだ、ルイズよぉ」 ゴーレムの腕は縫いつけられたように、つかんだまま握りこんだカズマの拳から離れることができない。 反対側の腕で手首あたりを殴りつけ、自ら破壊して脱出する。 修復するまで使えない腕の代わりにその足をおろす、それもルイズに向かって! そう、30メイルものサイズの歩幅からするとカズマを踏みつぶすのもルイズを狙うのも なんら変わらないのだ。しかもカズマだとその足をつぶされる可能性の方が高い。 「なにぃ!」 「ルイズ、手を!」 キュルケの声。 シルフィードが舞い降りること三度目。間一髪ルイズはゴーレムの足の下を逃れ キュルケの腕に抱きかかえられて空へ。 「余計な色気出してんじゃねぇぞ、コラ」 その踏み込んだ足はカズマの一撃で粉々に砕かれ、結果自分で殴り壊した腕の修復が 完了していなかったゴーレムは、長さの食い違う手をついたせいで転倒する。 「今だわ」 ルイズはキュルケの腕を振り払うと、破壊の杖をひっつかんでシルフィードの背から飛び降りる。 「ちょっとルイズ、何やってるのよ!」 「レビテーション」 タバサの魔法により、からくもルイズと地面の激突は避けられた。 「お前、何しに来た」 「決まってるでしょう。あのゴーレムをやっつけるのよ、この【破壊の杖】で」 決意に満ちたルイズの目。すでに先ほどカズマに『どうしたい?』と問われたことは 頭から消し飛んでいる。 だがそれを聞いて腰が砕けたカズマ。 「ルイズ、それ使い方わかってんのか?」 若干呆れが声に潜んでいる。 「わかんないけど、でも、それでも私は貴族なの。魔法が使える者を、貴族と呼ぶんじゃないわ」 カズマはその声を聞いている。 「敵に後ろを見せない者を、貴族と呼ぶのよ!」 そう言って【破壊の杖】を振るった。 「なんで、なんでよ?」 どんなに魔法を使う要領で【破壊の杖】を振り回しても何も起きない。 私では使えないのか、やはり自分は『ゼロ』なのか? そこへカズマが声をかけた。 「ルイズ、お前の『弱い考え』はなんだ」 「なによそれ。そんなことが今なんだって言うのよ」 ゴーレムの手足の修復はもう終わる。 「答えろ!」 「わかんない! そんなの!」 「いいから答えろ!」 ルイズは思う、こんなじれったいことしていられないのに! だがカズマの目はそらすことを許さない。 「それは、ここで負けてみんなやられちゃうこと」 なんとか言葉をひねり出す。が、 「違う! オメーにはもっと『弱い考え』があんだろうが」 一言の元に否定される。しかし冷静に考えれば惨(むご)いセリフではある。 「違うとは言わせねぇ。テメーにはあるはずだ。お前はもうそれに『反逆』してるはずだ!」 もうゴーレムは起きあがった。だがやはりカズマはルイズから目を離さない。 「認めろ、ルイズ」 「お前は」 「『ゼロ』と呼ばれ続けることに」 「とっくに反逆してる」 >>back >>next
https://w.atwiki.jp/nicomad_srs_event/pages/585.html
[部分編集] http //www.nicovideo.jp/watch/sm8401790 投稿者コメント1.コメント2.コメント3.コメント この作品のタグ:第30回MAD晒しの宴 レビュー欄 ストライクウィッチーズ未見。 スクライドOPの再現MADかな?かなり似せて作ってある模様。 スクライド見たのはずいぶん前で忘れてますが再現率は割りと高そう・・・胸のシーンはアレですが^^;。 ただタイトルはスクライドそのままなので一工夫欲しかったのと、やはり全身像以外のキャラの切抜きには違和感を感じてしまいますね。 -- 名無しさん (2009-10-06 16 16 17) 00 29-35あたり、微妙にカクカクしてますね……というのはともかくw 最初のおっぱいでネタ系に走っていくのかと思いきや、凄く格好いい構成に魅入ってしまいました。 サビで、黒バックに男性キャラ3人が横切るカットは、境界をぼかしてるっぽいですが胸から下が切れているのが 少々気になってしまいました。仕方ないとは思いますが。 あとは、OP風MAD好きとしてぜひテロップ付きverを希望です。 -- 名無しさん (2009-10-07 17 49 22) 名前 コメント 第30回MAD晒しの宴
https://w.atwiki.jp/goronka/pages/1951.html
【作品名】スクライド 【ジャンル】漫画 【先鋒】旗艦/天地無用withカイゼルフューラー=ジェネラルJr3世 【次鋒】蒼乃大気 【中堅】劉鳳(withシェリス) 【副将】ギャラン=ドゥ(withタイムマシン) 【大将】カズマ 【名前】旗艦/天地無用withカイゼルフューラー=ジェネラルJr3世 【属性】絶対壊滅無敵殲滅軍団 【大きさ】数100km 【攻撃力】大きさ相応の宇宙戦艦並み 【防御力】大きさ相応の宇宙戦艦並み 宇宙空間での行動可能 【素早さ】大きさ相応の宇宙戦艦並み 【長所】巨大 【短所】瞬殺された 【備考】中には乗組員(おそらく軍人並)が幾名か乗っている 【名前】蒼乃大気 【属性】アルター能力者 スーパーホーリー 【大きさ】人並み 【攻撃力】直径2~5m(大きさは可変)アルターレンズ・「レンズマン」を使い攻撃。 太陽爆焼(サンウェルダン):「レンズマン」 5mほどのアルターレンズを上空に出現させ 人間が骨も残らない熱光線を放ち周囲数百mの敵全て焼き払う威力。 レンズに太陽光を通しているだけなので熱光線自体は光速。 カッ!という、まばゆい閃光とともに一瞬で周囲が吹き飛ぶ。 大人数も同時に補足できため無しで放てる。 モーフィング・ナックル&レッグ:「レンズマン」を前方に置きそれに向かって殴ることで レンズの原理で巨大な拳や足(扇状に5m~10m大きくなる)で攻撃。 50mくらいの巨大ロボットを一撃で粉砕するようなカズマの超音速パンチを 後出しで押し返しその威力で数10m吹き飛ばされたカズマは建物に叩きつけられ 小さなクレーターを作った。 逆にこのレンズを通した相手の物理攻撃は極小となり蒼乃大気には届かない。 【防御力】殲滅艦隊+その他数十人から銃撃やアルター攻撃を受けても無傷。ぬるい!の一言。 50mロボット破壊級から数段威力がアップしたカズマのパンチを受けても拳に掠り傷程度。 レンズで腕を巨大化させて防御や相手の攻撃をレンズで受けて極小にするなどの防御法を持つ。 即死光線銃が直撃して死亡したがそれでも直撃後少し会話をしてレンズを展開し相手を倒すだけの余裕はあった。 【素早さ】反射された太陽光がカズマと蒼乃大気との両者の間の距離-50cm(10m-50cm=9.5m)未満の距離を進む間に ジャンプしながらリアクションがとれる光速反応。さらにこの反応でカズマと互角に殴り合える戦闘速度。 レンズマンの展開速度は近距離でのカズマの攻撃より後からでも展開可能。 移動速度は達人並み。 【特殊能力】アルター能力:意思の力で周囲の物質を原子レベルに分解し、再構成する能力。 再構成させた物をアルターと呼び、これは様々な形態・能力を持つ。 (思っただけで瞬時に再構成可能) 【長所】太陽爆焼の圧倒的威力と範囲。 【短所】移動速度。 【名前】劉鳳(withシェリス) 【属性】アルター能力者二人が合体したもの 【大きさ】人並み 【攻撃力】アルターの形態は3つ。同時には出せない。 絶影・鎧を着た人間のような姿のアルター。大きさは人並み。 背中から無数の布のようなもの(十数メートルほどの長さ)を出して切り刻み、 数十メートルのピラミッド型移動要塞を粉砕した。 劉鳳と別の時代に行っても活動可能だった。 真・絶影・上半身が人型ロボットで下半身が尻尾のようなアルター。 4メートルほどの大きさで宙に浮いている。 断罪断・2メートルほどの大きさの扇状のものを飛ばす。射程は5~6メートルほど。 不可視防御無視。空間切断。 絶影正義武装・体に纏う鎧状のアルター。肩にでかい突起のようなものがついている。 絶影刀龍断・前方数メートル四方にほぼ同時の大量斬撃。 50メートル級ロボットを粉砕するカズマの拳が 100メートル以上に巨大化したものを喰らって どうにか戦闘は可能だった敵を戦闘不能にする威力。 【防御力】数十メートルの爆発(スーパー瓜核シード)で無傷。 ギャラン=ドゥのドリルの衝撃波を喰らっても戦闘可能。 【素早さ】絶影や自分自身をカズマやギャラン=ドゥの攻撃に割り込めるので同等の反応と戦闘速度。 正義武装時のみ飛行可能。飛行速度はギャラン=ドゥがタメなし予備動作なしの 瞬間移動をする間もなく数mから接近されて攻撃を喰らうくらい。 【特殊能力】アルター能力:意思の力で周囲の物質を原子レベルに分解し、再構成する能力。 再構成させた物をアルターと呼び、これは様々な形態・能力を持つ。 (思っただけで瞬時に再構成可能) 【長所】無印絶影が意外に強い 【短所】断罪断の射程と範囲が微妙 【名前】ギャラン=ドゥ(withタイムマシン) 【属性】アルターの究極進化し独立したもの 【大きさ】人並み 【攻撃力】上記蒼乃大気とカズマの合わせ技「膨張のハイブリット」 (ハイブリットの拳をレンズによって100m以上まで巨大化したパンチ)と他1名による 大量の連続斬撃を食らってもなんとか生きているほどの耐久力を持つ相手の腹を一撃でなんなく貫き殺す。 両手のドリルを空間転移させ高速に複数繰り出すことで直径400~500mに衝撃波が及ぶほどの威力を出す。 蒼乃大気を倒せるほど強くなったカズマの鎧状のアルターを砕き、成す術も無くボロボロにできる。 【防御力】50m程度の巨大ロボットを一撃で吹き飛ばし、さらに蒼乃大気との戦いで威力が格段に上がった カズマのパンチを無防備で受けても無傷。 上記の自身で起こした衝撃波でもなんともない。 【素早さ】近接戦闘ではカズマと互角以上の反応。空間操作能力による連続空間移動であらゆる攻撃を回避する。 ちなみに空間移転はため無し予備動作無しのうえ、空間から出現したときに両腕がドリルになっていたことから 空間移転中に攻撃準備を完了することができ、空間移転終了後ため無しで攻撃できる。 さらに蒼乃大気との戦いの直後のカズマが余裕で背後を取られて攻撃中は手も足も出せずに圧倒された戦闘速度。 空間移転でカズマの前に出現しカズマほどの反応の持ち主でも為す術無く腹をぶち抜かれた。 絶影(劉鳳のアルター)に虚をつかれカズマより後に放った攻撃でもカズマの腕を余裕で切断するほどの速さ。 (カズマが渾身を込めた自慢の拳と不意打ち気味だった逆転のハイブリッドには当たった) やがてこの二人も互角に戦えるようになってくる。 【特殊能力】空間移動。連続空間移動の最大移動距離は20~30m程度。 タイムマシンは飛行艇に似ている宇宙船の形をしており、照射された光線に当たると強制的に過去に送られる。射程100m。 数十名(30人以上はいるか?)をまとめて過去に送るつもりだったらしいので範囲はそれくらい。 タイムマシン自体の攻防速は70mの宇宙船並。光線はギャラン=ドゥが所持しているトリガーからの外部操作により発射可能。 タイムマシンは装備品として参戦。 【長所】連続空間移動とトンデモナイ範囲に衝撃波が起きるドリルの威力。 【短所】腹ぶち抜きが大好きであるため腹をぶち抜かれても問題ない奴にはカウンターを喰らってしまう可能性がある。 【名前】カズマ 【属性】反逆者(トリーズナー) 「分かってんのか?俺はトリーズナーだぜ? ノーとしか言わない男さ!!」 アルター能力者(周囲の物質を分解し自分の個性に応じた能力を持つものに再構成する能力者) 【攻撃力】反逆のハイブリット:100億の銀河を支配した絶対壊滅無敵殲滅軍団をワンパンチで粉砕した マップ兵器。内部に大都市を持つ巨大宇宙戦艦・旗艦天地無用(数100km)と、 地球の周りを所狭しと取り囲んだアダムスキー型円盤(直径二十数m)数万を一撃で殲滅した。破壊規模は前方数万km四方程か。 自慢の拳:ギャランドゥを消滅させたパンチ。余波で地面に数百~1kmのクレーターを作成。 このエネルギーの余波は地球に隕石が衝突したかのような地表への衝撃と太い光の筋 となって宇宙に伸びる。サルが人へ進化したのはこのアルターの光によるものである。 (恐竜の絶滅も隕石の衝突ではなくこのパンチによって引き起こされたようにも取れる) 哀愁のシェルブリット:相手の精神を砕く特殊攻撃。 激動のハイブリット×1000:強化アルター能力者1000人を能力発動前に瞬殺したハイブリットの超連続攻撃。 【防御力】50m級の巨大ロボットを叩き壊せる当時の自分より大分強い蒼乃大気の モーフィングナックル&レッグを3~4発食らっても戦闘続行可能。 そこから進化して全身鎧状のアルター「ハイブリット」を装着している。(上記の生身より硬いはず) その痛みに反逆する:腹に大穴が開いたり、左腕を切り落されても戦闘を続行する。 上記の状態でも自分の放つ自慢の拳の余波に耐える体。 (その後進化の言葉を書き残し眠りにつく) 【素早さ】地球付近の宇宙船~月までおよそ384400kmの距離を一瞬で移動する突進速度。大気圏内は自在に飛行可。 突進以外でも大気と対等に戦える戦闘速度でも近距離で反応し創造主を回避させまくるギャラン=ドゥとやがて互角に戦えるようになった反応と戦闘速度。 ギャラン=ドゥに対して最終的には自慢のパンチを2mほどから直撃させられる戦闘速度を持つ。 【特殊能力】損傷部位のアルター化:腕を斬り落とされた際、原子分解・再構成して修復した。 アルター化した部位が切断された場合でも再・再構成できる。 冬眠:6500万年を冬眠して生き残った実績がある。 進化:進化の言葉(s・CRY・ed)を刻まれているため、自分の意思でアルターの形状を変化させることができる。 熱光線に対抗するために鏡を形成したり、最終の一撃を放つために羽を6枚伸ばしたことがある。 宇宙空間生存可能:宇宙船の外装を蹴って敵殲滅後に月面に着地しただけなので、 自在に宇宙飛行が出来るわけではない。 【長所】戦闘速度と反逆のハイブリッドの威力。 【短所】防御。 【備考】一応、環境ルールで宇宙空間にいる状態で参戦。長距離移動が必要な場合は上記のような突進を行う。 参戦 vol.96 244-246 修正 vol.99 162-163,201,203,282 vol.108 422 old 【名前】メアリー=ジェーン 【属性】アルター能力者 スーパーホーリー 【大きさ】人並み 【攻撃力】瞬時に50mほどの巨大スピーカー5個ほど自分と相手の周囲を囲むように出現させ、 そこから放つ音の攻撃は余波だけで30~40mの道路を破壊した。 屋内では瞬時に数mの大きさスピーカーを自分と相手の周囲に数十個一度に出現させ そこから放つ視覚化された無数の言葉が帯状に相手を襲い体をズタズタにする。 (イメージとしては防御不能な音速の剣が無数に相手に突き刺さる感じ) 臨時ニュース:上記の殲滅艦隊+他2名の連携攻撃を余裕で押し返し、その3人に大ダメージを与える威力。 【防御力】バリアのようなものを張っており岩を切り裂き、数mのクレーターができる攻撃を弾く。 音の攻撃により自分に迫る攻撃を全て相殺して逆に押し返すことが可能。 音で相手を行動不能にする技もなんなく防御。背後から不意打ちの無敵艦隊を食らい死亡する。 【素早さ】音による敵の攻撃を数十cmにまで迫ってきてから後だしで完全相殺している反応。 戦闘速度も超音速の攻防をする相手3人(箕条など)の背後をとったりあっさり圧倒できるほど速く、 それと音の攻撃を数cmにまで迫ってるきたシェリルを庇える反応の当時の劉鳳ほどの反応を持つ相手でも為す術無くスピーカーで囲むことも出来た。 【特殊能力】アルター能力:意思の力で周囲の物質を原子レベルに分解し、再構成する能力。 再構成させた物をアルターと呼び、これは様々な形態・能力を持つ。 (思っただけで瞬時に再構成可能) 【長所】超音速の反応と回避しにくい音の範囲攻撃。 【短所】防御。
https://w.atwiki.jp/marurowa/pages/70.html
【カズマ】 001 古城跡戦 ◆37ADLWOfKw ゼロ、カズマ、レヴィ、水銀燈 0027 我が﨟たし悪の華 ◆.pKwLKR4oQ カズマ、レヴィ、ゼロ、水銀燈、御坂美琴 0046 『理由』 ◆o9OK.7WteQ カズマ、御坂美琴 0060 Believe ◆Wott.eaRjU 新庄・運切、伊波まひる、カズマ 0089 時に絆さえ心を縛る ◆SqzC8ZECfY カズマ 0103 微笑みの行方(前編)(後編) ◆Wott.eaRjU カズマ、春日歩、ドラえもん、カルラ 0118 Survivorこの世のどんなことよりもやさしい力 ◆b8v2QbKrCM 東方仗助、アルルゥ、クリストファー・シャルドレード、北条沙都子、クレア・スタンフィールド、レヴィ、カズマ、ドラえもん 0127 路傍の石 ◆ua0kuOGETk カズマ、春日歩 0138 意志×拳 ◆T4kibqjt.s カズマ、グラハム・スペクター、竜宮レナ、トニートニー・チョッパー 0154 CIRCLE RHYTHM ~追想のディスペア~CIRCLE RHYTHM ~ブレイス・オブ・ピリオド~CIRCLE RHYTHM ~光の空のクオリア~ ◆YhwgnUsKHs カズマ、竜宮レナ、トニートニー・チョッパー、レッド、グラハム・スペクター、ラッド・ルッソ、ギルガメッシュ、前原圭一、古手梨花、ニコラス・D・ウルフウッド 0155 Deus ex machina ―戦争―Deus ex machina ―殺人―Deus ex machina ―神々―Deus ex machina ―終演― ◆b8v2QbKrCM カズマ、竜宮レナ、トニートニー・チョッパー、ラッド・ルッソ、ギルガメッシュ、前原圭一、古手梨花、ニコラス・D・ウルフウッド、バラライカ、無常矜持、リヴィオ・ザ・ダブルファング、ミュウツー、ライダー(征服王イスカンダル) 0161 力-Strength-(前編)力-Strength-(後編) ◆YhwgnUsKHs カズマ、竜宮レナ、トニートニー・チョッパー、ギルガメッシュ、古手梨花、ニコラス・D・ウルフウッド、ミュウツー、ライダー(征服王イスカンダル) 0167 Reckless fire拳 ◆Wott.eaRjU カズマ、アーチャー(英雄王ギルガメッシュ) 【劉鳳】 0015 幼女の奇妙な冒険~ファントムリーゼント~ ◆uStZkrHCmI アルルゥ、東方仗助、劉鳳 0036 正義-Justice- ◆YhwgnUsKHs アルルゥ、東方仗助、劉鳳 0076 海賊ロロノア・ゾロvsアルター使い劉鳳 ◆EHGCl/.tFA リヴィオ・ザ・ダブルファング、ロロノア・ゾロ、劉鳳 【ストレイト・クーガー】 0022 ストレイト・クーガー ◆o9OK.7WteQ ストレイト・クーガー 052 一人では解けない 真実のパズルを抱いて。 ◆Wott.eaRjU ストレイト・クーガー、リヴィオ・ザ・ダブルファング、春日歩 0057 終わらない夢(前編) (後編) ◆EHGCl/.tFA バラライカ、ラッド、ルフィ、エルルゥ、クーガー 0085 炸裂―エクスプロード― ◆SqzC8ZECfY ストレイト・クーガー、バラライカ、フィーロ・プロシェンツォ 0088 Drastic Soul ◆Wott.eaRjU ストレイト・クーガー 0105 エデンの蛇(前編)(後編) ◆b8v2QbKrCM ストレイト・クーガー、アーチャー(ギルガメッシュ)、前原圭一、真紅、橘あすか 0131 譲れない、大切な信念握りしめて ◆tt2ShxkcFQ ストレイト・クーガー、真紅、橘あすか 0133 Radical Good Speed (前編) (後編) ◆b8v2QbKrCM リヴィオ・ザ・ダブルファング、佐山・御言、小鳥遊宗太、御坂美琴、ラッド・ルッソ、ストレイト・クーガー 0137 This Speed Never Ends(前編) (後編) ◆Wott.eaRjU ストレイト・クーガー、リヴィオ・ザ・ダブルファング、ラッド・ルッソ、御坂美琴 【橘あすか】 009 それは不思議な出会い ◆Wott.eaRjU 真紅、橘あすか 0050 輪廻-ロンド- ◆YhwgnUsKHs 真紅、橘あすか 0073 想いは簡単に届かない ◆TEF4Xfcvis 真紅、橘あすか、ベナウィ、モンキー・D・ルフィ 0094 一歩踏み出して ◆Wott.eaRjU モンキー・D・ルフィ、真紅、橘あすか 0105 エデンの蛇(前編)(後編) ◆b8v2QbKrCM ストレイト・クーガー、アーチャー(ギルガメッシュ)、前原圭一、真紅、橘あすか 0131 譲れない、大切な信念握りしめて ◆tt2ShxkcFQ ストレイト・クーガー、真紅、橘あすか 0140 ALteration In Closed Eden ◆OQO8oJA5SE 真紅、橘あすか 0142 進むべき道はいつもそこにある ◆Wott.eaRjU 真紅、橘あすか 0165 誰かの願いが叶うころ(前編)誰かの願いが叶うころ(中編)誰かの願いが叶うころ(後編) ◆tt2ShxkcFQ 真紅、橘あすか、御坂美琴、ブレンヒルト・シルト 0166 的外れジャストミート SideA的外れジャストミート SideB ◆YhwgnUsKHs トニートニー・チョッパー、竜宮レナ、古手梨花、ニコラス・D・ウルフウッド、真紅、橘あすか、御坂美琴 0170 バッドエンドは突然に ◆b8v2QbKrCM トニートニー・チョッパー、竜宮レナ、古手梨花、ニコラス・D・ウルフウッド、ラッド・ルッソ、橘あすか 【無常矜侍】 0025 思い出の中で ◆Wott.eaRjU レッド、イエロー、無常矜侍 0082 Testament of circle ◆YhwgnUsKHs レッド、ライダー(征服王イスカンダル)、グラハム・スペクター、トニートニー・チョッパー、竜宮レナ、無常矜侍 0092 どす黒い穴のその向こう側へ ◆EHGCl/.tFA レッド、ライダー(征服王イスカンダル)、グラハム・スペクター、トニートニー・チョッパー、竜宮レナ、無常矜侍 0110 ジャイアントキリング(後編) ◆SqzC8ZECfY 古手梨花、ニコラス・D・ウルフウッド、バラライカ、モンキー・D・ルフィ、無常矜侍 0120 忍び寄る悪意 ◆Wott.eaRjU グラハム・スペクター、竜宮レナ、トニートニー・チョッパー、無常矜侍、バラライカ 0139 No Problem ◆b8v2QbKrCM 無常矜侍、バラライカ 0152 bitter enemies in the same boat ◆tt2ShxkcFQ 無常矜侍、バラライカ 0155 Deus ex machina ―戦争―Deus ex machina ―殺人―Deus ex machina ―神々―Deus ex machina ―終演― ◆b8v2QbKrCM カズマ、竜宮レナ、トニートニー・チョッパー、ラッド・ルッソ、ギルガメッシュ、前原圭一、古手梨花、ニコラス・D・ウルフウッド、バラライカ、無常矜持、リヴィオ・ザ・ダブルファング、ミュウツー、ライダー(征服王イスカンダル)
https://w.atwiki.jp/animerowa/pages/497.html
カズマ 23 25 飢えた獣と魔法少女 ◆KZj7PmTWPo 53 approaching! ◆XnCOMfEOg 76 「夢を見ていました」 ◆LXe12sNRSs 117 Salamander (山椒魚) ◆B0yhIEaBOI 128 知らぬは…… ◆pKH1mSw/N6 157 いつか見た始まり ◆1vV4MvJUPI 171 「聖少女領域」(前編)「聖少女領域」(後編) ◆LXe12sNRSs 182 白地図に赤を入れ ◆wuueI8w6Lw 191 避けてゆけぬBattlefieldこれがあたし達の全力全開 ◆2kGkudiwr6 198 Infection of tears ◆7jHdbD/oU2 208 最悪の/最高の脚本 ◆lbhhgwAtQE 223 なくても見つけ出す! ◆WwHdPG9VGI 234 峰不二子の暴走Ⅰ峰不二子の暴走Ⅱ ◆LXe12sNRSs 245 峰不二子の陰謀 ◆q/26xrKjWg 248 「選んだら進め。進み続けろ」 ◆LXe12sNRSs 260 運命に反逆する―――――――!! ◆fsB2AEW3Cw 270 FATE ◆lbhhgwAtQE 273 銃撃女ラジカルレヴィさん(前編)銃撃女ラジカルレヴィさん(後編) ◆2kGkudiwr6 274 陽が昇る(前編)陽が昇る(後編) ◆S8pgx99zVs 277 せおわれたもの ◆WwHdPG9VGI 284 タイプ:ワイルド(前編)タイプ:ワイルド(後編) ◆wlyXYPQOyA 286 涼宮ハルヒの喪失(前編)涼宮ハルヒの喪失(後編) ◆7jHdbD/oU2 288 Reckless fire夢 ◆2kGkudiwr6 劉鳳 18 20 正義という名の覚悟 ◆bbg7GQM68o 77 misapprehension ◆7jHdbD/oU2 109 リスキィ・ガール ◆pKH1mSw/N6 136 白雪姫 ◆S8pgx99zVs 146 彼は信頼を築けるか ◆4CEimo5sKs 171 「聖少女領域」(前編)「聖少女領域」(後編) ◆LXe12sNRSs 184 ヒステリックサイン ◆q/26xrKjWg 201 上手くズルく生きて ◆lbhhgwAtQE 212 正義×正義 ◆S8pgx99zVs 228 ここがいわゆる正念場(前編)ここがいわゆる正念場(後編) ◆lbhhgwAtQE 229 Take a good speed. ◆q/26xrKjWg 235 孤城の主(前編)孤城の主(中編)孤城の主(後編) ◆S8pgx99zVs 241 闇照らす月の標 ◆7jHdbD/oU2 251 人形裁判 ~ 人の形弄びし少女過去の罪は長く尾を引く ◆2kGkudiwr6 253 ひめられたもの(1)ひめられたもの(2)ひめられたもの(3)ひめられたもの(4) ◆WwHdPG9VGI 257 プリズムライト(前編)プリズムライト(後編) ◆B0yhIEaBOI 264 SECRET AMBITION正義の味方Ⅲ ◆2kGkudiwr6 265 『FigureLess』VS『Amalgam』 ◆A.IptJ40P. 由詑かなみ 1 (2) 9 信頼に足る笑顔 ◆7jHdbD/oU2 (76) 「夢を見ていました」 ◆LXe12sNRSs 君島邦彦 5 18 お茶会inロワイアル ◆wNr9KR0bsc 69 ギーガ鉄道の夜 ◆v3IQLoJSTY 102 峰不二子の憂鬱Ⅱ/君島邦彦の溜息 ◆LXe12sNRSs 135 行くんだよ ◆M91lMaewe6 151 君島邦彦. ◆7jHdbD/oU2 ストレイト・クーガー 12 (13) 5 Ride on shooting star ◆B0yhIEaBOI 33 最速×騎士×被害者 ◆rsdlcw3Jk6 86 「速さ」ってなんだろ?「速さ」ってなぁに? ◆wNr9KR0bsc 117 Salamander (山椒魚) ◆B0yhIEaBOI 150 暴走、そして再会なの! ◆lbhhgwAtQE 172 契約しよう ◆M91lMaewe6 186 THE TOWER~ 塔 ◆TIZOS1Jprc 200 へんじがない。ただのしかばねのようだ。 ◆g3BDer9VZ6 (202) 「何人たりとも俺は止められない!」/「まぁ、速い」 ◆LXe12sNRSs 207 「ゼロのルイズ」(前編)「ゼロのルイズ」(後編) ◆LXe12sNRSs 213 FOOLY COOLY ◆B0yhIEaBOI 228 ここがいわゆる正念場(前編)ここがいわゆる正念場(後編) ◆lbhhgwAtQE 229 Take a good speed. ◆q/26xrKjWg
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/1405.html
>>back >>next スクライド・零 20 「なんと、『土くれのフーケ』の正体はミス・ロングビルじゃったのか」 『どっちかというと逆のような…』 オールド・オスマンに【破壊の杖】奪回の顛末を報告にしたルイズら3人+カズマであるが、 そのオスマン、口調とは裏腹に目はとりたてて驚いていない。おかげで、心の中で 妙なツッコミも入れようというものである。 「美人じゃったもんで、酒場で給仕をしていたところに声をかけて秘書にしてしもうた」 「「「なんでまた」」」 疑問を唱えたのはコルベールとルイズ、そしてキュルケである。タバサとカズマは我関せず。 「尻をなでても怒らんかったうえに魔法も使えると言うんでな。 にしては秘書を始めてからはぶん殴られたり蹴られたり踏まれたりもしたもんじゃが…。 とにかく、すこぶる付きで有能な秘書じゃっただけに残念だの」 本当に残念なのか表情からどうかわからないから困ったものだ。 『どこから冗談なんだこのじーさん』 みんなそう思ったという。 「まー、別にミス・ロングビルがフーケだったなんぞと城に報告せにゃならんわけでもなし、 フーケは逃げたことにでもしてしまってここにいる人間以外他言無用、 監視つきでここで働いてもらった方がわしとしては正直助かるんじゃがの。 おぬしらどう思う?」 何を言い出すのだこのじいさまは。 「あの、ルイズ、いえ、ミス・ヴァリエールなど踏み潰されて死ぬところでしたし、 学院の被害は壁だけかもしれませんが、流石によそでも犯罪を犯した者を 引き続き雇用するのはどうかと思いますわ」 まずキュルケが異を唱える。続けて、 「その通りです。いくら自らは貴族の名を捨てたとはいえ、貴族の子弟を導くべき 学院に働く者としてふさわしくないかと」 ルイズが追随する。それにタバサも軽くうなづいて同意。 コルベールに至っては、 「学院長。官憲に突き出すと脅せばセクハラし放題、とか考えておりますまいな?」 などと言う始末である。 「わーかったわかった。ミス・ロングビルは衛士に引き渡すわい。 その際にミス・ヴァリエールとミス・ツェルプストーの『シュヴァリエ』の爵位申請を しておこう。ミス・タバサはすでにシュヴァリエの爵位を持っておるので精霊勲章をな。 追って沙汰があることじゃろうて」 その言葉に3人の顔がほころぶ。が、ルイズが気づいた。 「あの、オールド・オスマン。カズマには…」 「残念ながら彼は貴族ではないのでな。それに言ってはナンじゃが 使い魔の手柄は主の手柄じゃ。ミス・ヴァリエールが褒美を受ければ十分…」 建前としては確かにそうだろうが、3人にしてみればカズマがいなければ、 ゴーレムを倒しフーケを捕らえることなど不可能であったことは自明だ。 いくらカズマ本人が全く気にしていない風でも納得しがたいものがある。 「と言われるのがオチじゃからの。代わりに報奨金でもたんまりふんだくってやるわい。 しばらく待っちょれ」 ほっと胸をなで下ろすルイズににやにや笑いをするキュルケが思う。 『なんだかんだ言ってもうまくやっていけそうじゃないの、この二人』 そのなんとなーく暖かい視線に気づいたルイズはと言うと、 とたんに不機嫌になったりするんだが、そこはまぁ、ルイズだししょうがない。 「そういえばお前さん、カズマと言ったかの。なんであの杖の使い方を知っておったんじゃ?」 オスマンが問うと、コルベールまでも興味津々といった目で見る。 「あぁ? ガキの頃からしょっちゅう見てりゃ、イヤでもそれくらい覚える」 どうでもよさそうにそう答えるが、興味を引かれた者もいるようだ。 「なんと、君はあれほどの巨大なゴーレムを吹き飛ばすほどのマジックアイテムと 子供の頃から接する機会があったのかね!」 すなわちコルベールである。愉快な勘違いをする男だ。 「あんなもんただの武器だ。珍しくもなんともねぇ」 つまらなそうに吐き捨てたが、それに反してコルベールはいっそう目を輝かせているではないか。 「なんと、あれほどの物が珍しくないと。うぅむ、これは俄然興味が湧いてきましたぞ。 ぜひそのあたりを詳しく…」 「いい加減にせんか、ミスタ・コルベール。迷惑がっとるしそもそも今でなくてもええじゃろ。 さて諸君、無事に【破壊の杖】も戻ってきたことじゃし、今夜は予定通り 『フリッグの舞踏会』を執り行う。諸君らが主役じゃ、大いに着飾るがええ」 オールド・オスマンの宣言に小さな歓声があがった。 さて、『フリッグの舞踏会』はアルヴィーズの食堂の上の階にあるホールで開かれる。 流石は貴族の子弟の集まる魔法学院、華やかなものだ。 キュルケは自らの魅力をたっぷりと振りまきながら、パートナーをとっかえひっかえして 踊っている。対してタバサであるが、その小柄な体を黒いパーティードレスに包み、 体に似合わぬ勢いでテーブルの上の料理と格闘中。ドレスの作りもあるのだろうが、 見た目が一切変わらないと言うのが恐ろしい。ルイズはまだ姿を見せていない。 そしてカズマはというと、中庭にいた。 「いいんですか? 行かなくて」 どこからか運び出してきたテーブルに、舞踏会へ出す料理の一部を並べながら シエスタが話しかける。 「…」 別に気まずくて黙っているとか言うわけではなく、一心不乱に食べているだけである。 ある意味子供のような様子にシエスタの顔に笑みが生まれる。 そもそもここにいる理由が子供じみたものであったりするのだが、さすがにそこまでは シエスタには知るよしも無い。 そうしているうちにルイズがホールに登場する。清楚な白のパーティードレスに包まれた その姿は、なるほど、公爵家第三息女と呼ばれるにふさわしい可憐な美しさを見るものに 印象付けている。 最後の主役の登場に、楽士が改めて音楽を紡ぎだすと男子生徒が我先にとルイズを誘う。 その手を優雅な所作であしらうのもまた堂に入ったものである。 「そこまで袖にするところを見ると、既に君の手を取る幸運な男性は決まっているのかな? ミス・ヴァリエール」 「少なくともあなたではないわね、ミスタ・グラモン。あなたの手は他につなぐ 相手がいるでしょう?」 互いに軽く微笑みながら言葉を交わす。そこへ曲の変わり目を見計らったキュルケも やってきた。 「あらミス・ヴァリエール。お供はどうしたのかしら?」 その言葉にルイズはちょっぴり顔を引きつらせるとすねたように答える。 「いいのよ、来たくないっていうんだもの」 そうは言うが、さすがにいつもの右袖を切り落とした黒革ジャンではまずかろうと、 従者用の服に着替えさせようとしたら逃げ出した、というのが真相だったり。 「んな窮屈なかっこできるかっての」 「まぁ」 とシエスタが朗らかに笑う。 「相変わらずすごいですね、カズマさんは。私と同じ平民なのに平気で貴族の方に 逆らえるなんて」 「平民も貴族もねぇ。俺はそうしなきゃ生きてこれなかっただけだ」 そういうカズマを少々熱っぽい視線で見るシエスタ。 「そういえばカズマさん、ミス・ヴァリエールに召喚される前はどんなところに いたんですか?」 「そうね、それは是非私も聞かせてもらいたいわ」 ルイズである。主役が会場からいなくなってどうする、せっかく二人きりだったのに、 などとシエスタが考えているかどうかはさておき、ルイズが満足するまでカズマは 長い長い話をさせられたのであった。 それをバルコニーから見守る目が3対あったことを記して、この物語を終わることとしよう。 >>back >>next