約 3,737,587 件
https://w.atwiki.jp/rgst/pages/25.html
公式サイト 収録CD 収録曲 ふぇあり~☆めろでぃ~ ちょびっとオーバークロッカー あなたはジェットコースター! 初恋 distance 年中無休☆大作戦 ヨロシク☆サンキュ ヨロシク☆サンキュ my dear friend kiitos welcome smile welcome smile 笑顔がキモチ えぶりでぃ☆れっつごー えぶりでぃ☆れっつごー
https://w.atwiki.jp/seisoku-index/pages/106.html
~~~~~~フレンダ「で、誘うはいいとして、まず何処に行く?」一方「そォだな…チマチマ第六学区歩くのもよさそォだけどよ…あの二人の事だから… この一番デカイ遊園地が良いンじゃねェか?」フレンダ「うん。まぁ割かし悪くないわね」一方「そンでジェットコースターに乗る」フレンダ「…初っ端から?」一方「あァ、景気付けにこの『世界最長落差最大の360度回転式ジェットコースター・《恐震》』ってやつn」フレンダ「馬鹿じゃないの?」一方「あァ!?」フレンダ「あのねぇ…開園して間もない時に乗るかっつーの」一方「じゃァ何が良いンだよ」フレンダ「そうね…アトラクションなら演出系とかそういったものがいいかもね」一方「つまり軽いもンからって事だな?」フレンダ「そういう事」 フレンダ「ただ…それはあくまで一般…常識の範囲での話」一方「?」フレンダ「私はあえてジェットコースターを推すわ」一方「おおォォおおおォォィィィィイイイイイイいいいいいいい!!!!!!!」ガタンフレンダ「ちょっ」一方「テメェ!!俺の最初の意見聞いてたかァ!!悪ィのは耳か!?頭かァ!?」フレンダ「落ち着きなさい。麦野呼ぶわよ」一方「チッ…」フレンダ「あの二人は絶叫系を一般人と違う概念で捕らえている節があるわね。だからまぁ大丈夫」一方「じゃァ何が駄目なンだ?」フレンダ「問題はアンタがいきなりデカイアトラクションを選んだ事。ジェットコースターでも軽い感じの奴がベストね」一方「その確証はあンのかよ」フレンダ「麦野はまず間違いない。あの正確だから最初にだらだらとした物を選ぶと途中から売店から動かなくなるわ 滝壺も麦野に倣って売店から動かなくなるかもね」一方「そいつはマズイな…」フレンダ(まぁ麦野からしたら滝壺の護衛だから自分勝手にはならないだろうし滝壺もラビットとデートする手前そんな事はしないわ)フレンダ「更に、麦野たちに軽い絶叫系を味あわせといてさっきラビットが選んだ目玉ジェットコースターを意識させる」一方「おォ!」フレンダ「これで麦野はその目玉ジェットコースターを楽しみにしながら遊園地を歩けるって訳よ」一方「…もし間違ってたらどォすンだ?」フレンダ「サインがあるわ」一方「サイン?」フレンダ「まず麦野のことだから変なものを選んだらアンタ相手にそう激怒しないでしょ。むしろ 『あ~!それ面白そう!』とか無茶に振舞うわ。正解なら「へぇ」とかそんな感じじゃない?」一方「わかった」 フレンダ「結局、アンタが最初に選ぶのは…コレ!平均よりも少し短い感じのジェットコースター『ハヤブサ』って訳よ」一方「間違ったら買う缶詰の量3つ減らすからな」フレンダ「わかった。そのかわり反応通りなら美食倶楽部お願いね」一方「…完治したらな」フレンダ「ハハッ…最近の医療技術は脊髄もくっつくからね…リハビリがてらに付き合ってもらうわよ」一方「ケッ…杖突きにリハビリたァ笑えねェな」~~~~~~~~~麦野「あーなかなかスリルあったじゃない」滝壺「うん。風が涼しかったね」一方(…正直音速以上の移動が出来る奴がジェットコースターにスリル感じンのか?)一方(そンで…あとは適当に麦野さンと滝壺のリクエストを聞く…だったか。とりあえず滝壺だな)一方「滝壺、次ドコに行きてェンだ?」滝壺「…あれ乗りたい」麦野「あれって…コーヒーカップ?」 一方(コーヒーカップっつったけどよ……地味だったから盲点になってたぜ)麦野(何コレ。どういったアトラクションなんだろ?)滝壺(大きいコーヒーカップ⇒上から大量のコーヒーが注入⇒三人でコーヒー風呂)ワクワク係員「えーではコーヒーカップ運転を始めまーす」リリリリリリリrrr......麦野(えっ動いた!?)滝壺(コーヒーは!?)一方(コイツ……動くぞ!)ぐるぐるぐる麦野(え……何……?これをどうするの……!?)滝壺(そっか!ボタン!ボタンを押してないから!)一方(ヤベェ!何か知らねェが麦野さンがそわそわしてる!滝壺は何か挙動不審だぞ!?)係員(あの11番のカップ……三人ともハンドルに手付けずに固まってるけど大丈夫かしら……?)係員2(ほら、あの白髪の人とオレンジ色の女性がにらみ合ってて もう一人は必死に視線を逸らそうとしてるでしょ?きっと修羅場なんだよ) 係員「おつかれさまでしたー」一方「……」←気まずい麦野「……」←気まずい滝壺「……」←思った以上に期待はずれだった「あー……やっぱりラビット超てこずってますね」『あれだけ事前にアトラクションの情報を集めとけって言ってたのに……』「恐らくラビットの事ですからコーヒーカップがアトラクションだと知らなかったんでしょうね」『いやー。見てて全然飽きないわー。最近のテレビは全部網羅してたから退屈だったのよねー』「あ!次行くみたいですよ」『おっと!カメラ向けて!……あれは売店!?』「でもすぐ出てきましたね……」『ズーム機能ONっと……三人とも手に持ってるのは……コーヒー?』「なんで?」『さぁ……?』 ~~~~昨日の夜~~~~ガチャフレンダ「あ、悪いわね何度も呼び出しちゃって」絹旗「まさかまた缶詰を買って来いとか言うんじゃないですよね?買い物は9時までって言ったじゃないですか」フレンダ「いやーまさかぁ。ちょっとした独り言を言うだけよ」絹旗「独り言……?とうとう頭がやられましたか?独り言というのは一人d」フレンダ「明日ラビットと麦野と滝壺がデートする」絹旗「!!」フレンダ「ただ、麦野は留守中に絹旗が私の世話をすると信じているし、ラビットも絹旗が行きたいと言ったら 無茶してでも連れて行こうとするだろうし、滝壺もアンタを信頼してるもんなぁー」絹旗(……つまり私はラビットたちにデートの予定地を訊く事は出来ない…… それが遊園地みたいな入場制限があるなら当日尾行してもまず見失うっ……!)フレンダ「まぁ私がそのラビットのデートをけしかけたんだけど上手くいくかなぁ~?」絹旗「……フレンダ、何が望みですか」フレンダ「買い物の依頼権の夜10時までの延長、レンタルビデオの依頼権の追加」絹旗「ぐっ……わかりました。つまり今すぐ買い物に行けって事ですね……?」フレンダ「さっすが~絹旗!愛してるわよ~!」絹旗「……鯖缶二つとコーン缶ですね」フレンダ「あとDVDで『怒れる12人の男』、『現生に手を出すな』、『切腹』をお願い」絹旗(超渋いのばっか…) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一方「結構回ったな」滝壺「あのクロス・エレベーターっていうのが面白かったね」麦野「クロス・エレベーターって……あのゆっくり動くだけのやつ?」滝壺「うん。ゆっくり動くのって落ち着くから好き」一方「滝壺のリクエストは粗方回ったな。麦野さンはどこか行きてェ場所とかあンのか?」麦野「え?私?」一方「あァ、どっかあるンだろ?」麦野「私は……」一方「なンでもいいぜ(まだ目玉のジェットコースターには寄ってねェが、麦野さンが行きてェなら行くか)」麦野「……私は……私は、いいや」 滝壺「!?」一方「……」麦野「……」一方「……あァ!?悪ィ麦野さン、端末で検索しても六学区はおろか学園都市に『イイヤ』なンてトコh」麦野「そ、そうじゃなくてさ」麦野「私は、遠慮するよ」一方「ハァ!?なンでだ!?(チクショォ!どっかで選択ミスったか!?考えろ……考えr)」麦野「だってこれ、滝壺とラビットのデートじゃない」滝壺「!」一方「!」麦野「私は滝壺の護衛って事だから…まぁコブって事なの。だから滝壺とラビットのデートを邪魔したり干渉したりしたくはないわ」一方(……選択ミス以前の問題だったな……前提からして駄目だった……麦野さンさえ誘えればと思ったが……) 滝壺「……」麦野「って事でさ、ラビットがレベル5だって知ってるけど、ラビットが一応来てくれって言うもんだからね」一方「……確かにな」麦野「確か15分ほどは能力が使えるんでしょ?だったら私ここで待ってるからさ、 ラビットと滝壺は二人で観覧車でも乗ってきたら?ホラ」一方「……いいのか?」麦野「ハハ……それって私を心配してくれんの?大丈夫だって、不良共がナンパしてきても数の問題じゃないって」一方「いや、そォいうm」麦野「いいからいいから。滝壺も!」滝壺「……じゃ、いってきます」麦野「はいはい、行ってらっしゃい」一方「……わかった。滝壺、行くぞ(……麦野さン)」麦野「……はぁ、行ったわね」バシュッ!ジジジジ......「!!」ガサッ麦野「さっきから目障りなんだよ。出てきな」絹旗「……これ顔出した瞬間撃たれません?」フレンダ『逃げても蜂の巣だから出るしかないでしょ』 絹旗「ま、待ってください!私です!絹旗です」麦野「……まさかと思ったけどやっぱり尾行してきたのか」ハァ絹旗「まさかと思っていたなら撃たないで下さい!!」麦野「あはは!ごめんごめん。で……」ガシッフレンダ『ヒイッ!!』麦野「全部吐け。それとももう一度下半身とグッバイしたいか?」フレンダ『ごめんなさいマジでごめんなさい』~~~~~~~~~~~~滝壺「……」一方「……」係員「はい、次の方~どうぞ」一方「……乗ンぞ」滝壺「……」コクリ係員(倦怠期ってやつかな……?いやそれにしては雰囲気が……何なんだこのカップル) 一方「……」滝壺「……」一方(……やっぱ、申し訳ねェよなァ……)滝壺(……らびっと)一方滝壺「「あの」」一方「あ……悪ィ」滝壺「ううん……ごめん」一方「いや、滝壺からいいぞ」滝壺「うん……らびっと」滝壺「ごめんね、私邪魔しちゃったね」一方「!!」滝壺「わたしわかってるんだ。らびっとがアイテムが好きだってこと。そしてむぎのは特別だって事」 一方「そ、それh」滝壺「最後まで聞いて。お願い」一方「……わかった」滝壺「私も、きぬはたも、ふれんだも……むぎのも……みんならびっとが好きなの」一方「……ウレシイ話だな」滝壺「たぶんあのチケットも……むぎのと二人で行きたかったんだよね」一方「……あァ」滝壺「私……卑怯な事しちゃった」一方「……」滝壺「もうらびっとは麦野と行ったら……わたしとの約束を二度と果たしてくれないような気がして……」一方「……」滝壺「だから……ごめん。私のワガママに付き合ってもらって。らびっとがそれに文句一つ言わずに来てくれてすごく嬉しかった」 滝壺「……」一方「……もうしゃべっていいのか」滝壺「……」コクリ一方「滝壺」一方「言いてェ事はそれだけか」滝壺「……?」一方「他にもっと言いてェ事とかあンじゃねェの? 『今日は楽しかった』とか『また来たい』とか『今晩のご飯が楽しみだ』とかよ」一方「俺は微塵もお前を嫌いだとか邪魔だとか言ってねェし思ってねェ」滝壺「!」一方「それよか今回は俺もお前に謝らなきゃならねェ。滝壺、悪かった」滝壺「どうして……?」一方「本来だったら俺とお前でデートすべきだったのをよ、麦野さンを巻き込んじまってな。 麦野さンにも滝壺にも迷惑かけちまった。すまねェ……」 滝壺「……」一方「だから……仕切りなおしだ」滝壺「……?」一方「また今度、次は二人でどこか出かけようぜ。」滝壺「!」一方「次はお前の好きな場所に連れてってやるよ。だから」滝壺(……むぎのは幸せ者だね)一方「そンな風に自分を否定したりすンじゃねェ」滝壺(こんなに優しい人に愛されてる)一方「まァただ……強引に言い寄るのは勘弁して欲しいぜ」滝壺「……?」一方(……自覚なし…か。案外コイツの能力って強引なモンなンじゃねェのか?) ~~~~~~~~~~~~~麦野「なるほどねぇ……つまり元はといえばアンタがラビットをけしかけたって事ね」フレンダ『うん……』麦野「で、何でそんな事したの?てかラビットもよく動いたわね」絹旗(そりゃラビットの超本命があなただからですよ)フレンダ『それは……言えない。ラビットに聞いてよ』麦野(もしかしたらラビットが私に何か相談とかしたかったとか?まあいいか)麦野「それにしてもラビットモテモテねー。フレンダからしてみればいい暇つぶしの相手だし 絹旗と滝壺に至ってはもう骨抜きときた」絹旗「い、いえ!ね?私は滝壺さんと麦野の身の安全をですね……」麦野「?なんで私の身の安全なのさ」絹旗「いやだからラビットが麦野を襲―――」ガシッ一方「よォ超チビガキィー。元気かァ?」麦野「あら、早かったわね。おかえり~どうだった?」滝壺「うん。すごくよかったよ。……なんできぬはたが居るの?」 一方「チッ……テメェら付いてきやがって……行きてェなら言やァ良いのによ」絹旗「だ、だからそういう事ではなくですね!!」一方「?全員で行動すンのはいつもの事だろ」麦野「あーあ……これからどうしようかね」フレンダ『ラビット、アレ乗った?』一方「あァ……そォいやァまだだったな」絹旗「……果てしなく嫌な予感しかしません」一方「よし、ンじゃ行くぞ」麦野「あー……いよいよあれかぁ……(怖いというより酔いそうだねー)」滝壺(シートが2席……)一方(隣は麦野さンと座りてェ)絹旗(ちょ、ちょっと待ってくださいもしかしてみんな乗るのってあのジェットコースターですか!?) 一方「チビガキ、カメラ持ってンなら先頭だろ」絹旗「……わかりました。でしたらラビットも先頭お願いします」一方「ハァ?なンで俺が」絹旗「おやおや。学園都市最強はジェットコースター一つで超ビビっちゃう小物でしたか」一方「……テメェ良い度胸だな」絹旗「それに麦野と滝壺さんは既にスタンバってますが」麦野「私吊らす形のジェットコースターって初めてなのよねー」滝壺「有袋類の子供みたいでかわいいよね」絹旗「さ、覚悟は決まりましたか」一方(チクショォ……麦野さンの隣が……)絹旗「それとも私が隣で不服でしたか?」一方「あァ?」絹旗「……いえ、なんでもないです」フレンダ『じゃ、撮影しっかりやってよー!』絹旗「わかってますって」 絹旗「ラビット」一方「あァ?」絹旗「ラビットの一方通行の能力は空を飛べますか?」一方「出来ンぞ」絹旗「私も一応出来ます」一方「オゥ」絹旗「ですがこの高さからの垂直落k」それからの記憶はかなり曖昧ではっきりしだしたのは帰りの車の中でした。目に蒸しタオルを当ててリクライニングしたまま動かない麦野いつも以上に目を空中に泳がせてぶつぶつと独り言をつぶやく滝壺そして黙々とハンドルを握るラビットが運転する車内はかつて無いカオスっぷりで視界の隅に映った不透明な袋3つが惨劇を物語っていました途中で私がカメラを落としたのをラビットが拾ってくれました。後日改めて内容を見たのですが 360度のシートの回転に加えてスパイラルループ線に入った時は画面越しにでも酔いが伝わってきそうでした。画面の端に白目を剥きながら気絶してる私と珍しい麦野の絶叫と「金髪ゥゥ!!!」と叫ぶラビットの声が印象的でした帰った時のご飯はカレーの予定でしたが、全員一致でサラダに決まりました ―-絹旗の日記より抜粋―― →5スレ目
https://w.atwiki.jp/83452/pages/12690.html
律「まだ試合中だぞ…」 カミツレ「…そうよ。 ここからは私、本気でいくから…!!」キッ 律「!」ゴクリ… カミツレ「魅せるバトルからは少し離れるわ! ゼブライカ!!」ボム! ゼブライカ「ヒヒーン!!」 唯「あれ…? なんか見たことある姿だねえ」 律「まさか…」 ピッ ポケモン図鑑『ゼブライカ、らいでんポケモン シママの進化系。きしょうが はげしく おこると たてがみから しほうはっぽうに でんげきを うちまくるので きけん。』 律「…シママの進化系か!」 唯「カッコイイね~」 律「ムー太、気張っていくぞ!」 ムー太「ムウ!」 カミツレ「ゼブライカ、“ワイルドボルト”!!」 ゼブライカ「ヒヒーン!!」バリバリッ! ドオオオオオン!!! ムー太「」ドサッ 律「…!!」 カミツレ「一度雷が鳴ったら、簡単に止ませられないわよ」 律「へ…! 上等だ!!」 律「ムー太、戻れ!」シュウウッ カチャ… 律(よし、あとは入れ替わってないみたいだな…) 律「いけ、ボルト!」ボム! ボルト「シマー!」 カミツレ「! シママ…」 唯「おおーっ! シママ対ゼブライカの夢の進化前後対決!!」 律「頼んだぞ、ボルト!」 ボルト「シマー!」 カミツレ「行くわよ、ゼブライカ」 ゼブライカ「ヒヒーン!」 律「“スパーク”!」 カミツレ「“ワイルドボルト”!」 ボルト「シマー!!」ビリリッ ゼブライカ「ヒヒーン!!」バリバリッ ピシャアアアアアン!!!!! シュウウッ… ボルト「……」 ゼブライカ「……」 律「…どちらもピンピンしてやがる……」 カミツレ「ゼブライカの“ワイルドボルト”を耐えるなんてやるわね…」 唯「って! どっちも特性が“でんきエンジン”なんじゃん!!」 律カミツレ「……」 律(やっぱ特性戻ってたか…) 律「…へっ、どうせならスピードを最速まで上げて白熱したバトルをしたいじゃん」 カミツレ「ふふ…、賛成ね。その方がゼブライカも私も本気を出せるわ!」 律「なんだよ、見かけによらず熱いじゃん。 私も燃えてきたぜ!」 カミツレ「勝つのは私……いや私とゼブライカだけどね」 律「へっ! 私達だって負けないさ!!」 律カミツレ「……」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ… 唯(むっちゃ入りづらい…) 律「ボルト! “スパーク”!!」 ボルト「シマー!!」ダッ! カミツレ「ゼブライカ、“ワイルドボルト”!」 ゼブライカ「ヒヒーン!!」ダッ! ドン!!! シュッ……シュッ…… ドガアアン!!!! 唯「すごいぶつかり合い!」 律「よし! スピードに乗ったところで…。 ボルト!! “ニトロチャージ”だ!!!」 ボルト「シマー!」ボウッ! カミツレ「!」 ボワアアアッ!!! ゼブライカ「ヒヒーン…!?」 ボルト「シマー!!」ボオオオッ!! 律「燃やし尽くせー!!」 カミツレ「…そんな小さい炎で、燃やせるとでも?」 律「…!」 ゼブライカ「ヒヒーン…!!」ゴオオッ… 律「まずいッ…」 カミツレ「“オーバーヒート”!!!」 ゼブライカ「ヒヒーン!!!」 ゴアッ!! ボオオオオ!!!!!! 律「くっ…!」 ドシャッ! ボルト「シ、マ…」 律「ボルト!!」 カミツレ「ふふ…」 ゼブライカ「ヒヒーン!」 カミツレ「やっぱりね。進化前では進化系には勝てないのよ」 律「くそ…!」 ボルト「シマー…」 唯「りっちゃん…! ボルト…!」 カミツレ「終わりよ。 ゼブライカ、“ギガインパクト”!」 ゼブライカ「ヒヒーン!!」ダッ! ボルト「!?」 ドガアアン!!!! 律「ボルッ…」 ゼブライカ「」シュッ! ドンッ!!! ボルト「シマッ!?」 シュッ! ドガンッ!!!!! ボルト「シマァア!!?」 律「くそ、なんてスピードだ…!! “でんきエンジン”で相当すばやさが上がってる!!」 律「……ん?」 律「あのスピードは……」 ボルト「」ドシャアン!!! 律「!」 ボルト「シマ…」 カミツレ「さあ勝負は着いたわ。シママをボールへ戻しなさい」 律「……」 カミツレ「…?」 律「私な、でんきタイプを見たら思い出すことが二つあるんだよ」 カミツレ「……」 唯「りっちゃん…?」 律「一つはマチスって奴で、でんきタイプの使い手でジムリーダーだ。すごい熱いバトルをしたよ。今でもまだバトルの様子を鮮明に覚えてる…」 カミツレ「……もう一つは?」 律「…もう一つは、そのゼブライカみたいにスピード感溢れるバトルをするマルマインを使うトレーナー……ミナキさんって人だ!!」 唯「!」 律「その人から教えてもらったんだ! 『バトルにおいて、そのバトルフィールドの環境によって戦術を変えろ』!!」 ボルト「…シマー!!」キッ 律「まだ勝負は…、着いてないぜ!!」 カミツレ「…!!」 ボルト「」ダッ!! 律「ジェットコースターに飛び乗れ!! ボルト!!!」 ゼブライカ「ヒヒーン!?」 ボルト「シマァ!!」ドガッ! ゼブライカ「!?」ドオン!! カミツレ「ゼブライカがジェットコースターに!?」 ボルト「シマッ!」ダッ! カミツレ「シママは別のジェットコースターに乗った?!」 ウィーン!!! 律「…」ダッ! 律「レバーで進路変更だ!!」 ギュイイン!!! カミツレ「まさか…! これで勝負を決める気!?」 律「…ああ! ジェットコースターが止まって、最後まで立っていた方の勝ちだ!!」 カミツレ「…」ゴクッ ギュイイン!!!! 唯「ジェットコースター同士が…ぶつかり合う!!!」 律「“ニトロチャージ”!!!!」 カミツレ「“オーバーヒート”!!!!」 ボオオオッ!!!!!! ゴアアアッ!!!!!! ドオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!! ギギ…… 律「……」 カミツレ「……」 ギィ……… タンッ! 律カミツレ「!!」 ゼブライカ「……」ザンッ! 律「…!!」 カミツレ「はあ…。……ふふ。 やっぱり私が勝ったわね。ジェットコースターに乗り込んだ時はどうなることかと思ったけどね」 ゼブライカ「……」 カミツレ「よくやったわ、ゼブライカ」 ゼブライカ「……」 カミツレ「…? ゼブライカ?」 ゼブライカ「ゼブウウ!!!」 カミツレ「…え……?」 唯「その鳴き声…」 カミツレ「私のゼブライカじゃない…? まさか……」 律「…ボルト、か……?」 ボルト「ゼブッ!!」ニコッ 律「進化、したのか…!!」 ボルト「ゼブウウ!!」 唯「すごおいっ!!」 カミツレ「じゃあ…私のゼブライカは…!?」 カミツレ「…!」 ギィ…… ドサッ! ゼブライカ「ヒヒ~ン……」ガクッ カミツレ「ゼブライカ…!」 唯「…ということは!」 カミツレ「…私の負けね。 “ボルトバッジ”、受けとって」スッ 律「よっしゃあ!!」 唯「やったね、りっちゃあん!!」 カミツレ「…」ションボリ 律「あ、ごめん…。本人の前ではしゃぎすぎたよ……」 唯「ジェットコースターがなかったら負けてたし! そんな落ち込まないで…」 カミツレ「別に落ち込んでないから。 私、ライモンでポケモン強いもんっ!」フンッ 唯律「 」 ………… ……… …… … 《イッシュ地方のどこか》 ゲーチス「…もう着いたころですかね」 澪「…? なんの話ですか?」 ゲーチス「シルバーですよ」 澪「…というより、なぜシルバーが?」 ゲーチス「ふふ…、彼にも事情がありましてねえ。 まあどんな事情にしろ、変わりませんよ。 この世の中のせいで彼は苦しんでいる…。それは誰もが同じことですがね」 澪「……」 ゲーチス「…カントー、ホウエン、シンオウ……。ワタクシの計画したもので最もワタクシの“理想”に近いものはですね。 アカギさんの担当した『この世界を新しく作り替える』というものなんです」 ゲーチス「この世界は変わらなければなりません。 英雄“たち”の手でね…」 ゲーチス「ふふ…」 ゲーチス「我らが王がNなら、彼はS(シルバー)だ……。 二人はまったく対極の存在ですが、しかし互いに引かれ合うのです。それはまるで、磁石のNとSのようにね」 ゲーチス「NとS…。“理想”と“真実”が交差し、重なり合った時……。伝説のドラゴンポケモン、ゼクロムとレシラムは現れ…英雄は生まれ……そして新しい世界が生み出される…。 “理想”であり“真実”である素晴らしい世界がね…!」 ……… …… … 《ライモンシティ》 「……」 「リングマ」ボム! リングマ「グマー!!」 「さて…、始まるな…」 Episode.21 fin 26
https://w.atwiki.jp/kuro56/pages/2103.html
ジェットコースター!ふふふふ。 -- (おおざ) 2012-04-29 09 45 54
https://w.atwiki.jp/multiple/pages/311.html
銃弾と力だけが真実さ ◆SqzC8ZECfY クレア・スタンフィールドは走る。 ジェットコースターのレールの上を走る。 それがどういった用途に使われるのかは1931年のアメリカで生きていたクレアは知らないが、まるで電車のレールのようだと考えた。 まさにレイルトレーサーが駆けるには相応しい。 そんなことを考えながらカーブを曲がって直線に入ると、そこはまるで駅のプラットホームだった。 色鮮やかなペイントを施された、まるでトロッコのような形のカーゴがいくつも連結されて停車している。 そのすぐ脇のスペースは乗りこみやすいように段差になっていた。 なるほど、ここはあれを走らせるためのレールか、とクレアは思い至る。 「……よお、追いついたぜ」 ホームの奥から足音。 煮えたぎる感情を押し込めた声だった。 真っ黒いコーヒーを煮詰めたような闇を宿す瞳を持つ女。 ショットガンと拳銃を両手にぶら下げて足取りはゆっくりと。 「おまえか」 見覚えのある顔だった。 たしか指を落としたはずだが包帯が巻かれている様子はない。 いや、傷すらない元通りだ。 「あれ、お前指は――」 「まあ、いいじゃねえかそんなことは。どうでもいいことさ、なあ?」 クレアの言葉を遮って女はそのままカラフルな列車? へと乗り込んだ。 座席の背もたれに片足をかけてそのままこちらに向き直る。 女の名はレヴィ。 クレアに何の用があるのかなど聞くまでもない。 それほどの殺気を撒き散らしてニチリ、と猛獣のように嗤う。 『――本日はようこそ、この遊園地が誇る巨大高速ジェットコースター【シェルブリット】をご利用いただき、まことにありがとうございます!』 不意にベルが鳴り、続いてどこからか女性のアナウンス。 ようやくラジオが普及しようかという時代に生きていたクレアはそれに軽く驚き、アナウンスの音が聞こえるほうへ顔を向けた。 そこへ間髪入れずの銃声。 正確な狙いでクレアのこめかみへ銃弾が飛んだ。 だが当たれば即死の一撃を向き直りもせずスタンドの腕で弾く。 そして慌てる風もなく言い放つ。 「危ないぞ」 「うるせえ、余所見してんじゃねえよ」 ベルが鳴り響き、アナウンスは続いている。 「またやる気か? まあこちらも手当たりしだい皆殺しにするつもりだったから丁度いいが」 「へえ、随分と様変わりしたのは見かけだけじゃあねえってか。じゃあ来いよ。踊るぜ、ジルバだ」 『――発車します。お乗りの方はバーをしっかりと下ろして固定してください』 一際大きく、長くベルが鳴った。 ガタン、と列車が動き出す。 クレアは最後尾のすぐ後ろのレールに立っており、ジェットコースターとやらに乗り込んだレヴィとはゆっくりと距離が離れていく。 「どうした? あからさまな誘いにのるほど馬鹿じゃねえってか? 皆殺しにするんじゃなかったか?」 「……安い挑発だ。だがそれに乗ってやったところでお前は俺に勝てない」 ひとっ飛びで最後尾に飛び移る。 スタンドを組み合わせたクレアの身体能力はほぼ今までどおり。 いける、と感じる。 揺れながらゆっくりとジェットコースターは急角度の坂を登っていく。 自然と先頭車両のレヴィを見上げる形になる。 ガシリ、ガシリと一歩一歩。 血まみれの車掌服。 半身は生きたまま石となった。 まさに、化けもの。 線路をなぞるもの――――レイルトレーサー。 座席の背もたれに足をかけて、踏みしめ、登る。 距離を詰めて、拳銃の射程距離――来る! 飛んだ。 銃口からマズルフラッシュの光が煌く。 飛翔したクレアの下を掠める銃弾。 かわしたことは当然。 なんの感慨も抱かずに数メートル、しかも高低差ありの間合いを一気に詰める。 「オラァ!!」 レヴィが咆哮と共に放ったのはショットガン。 飛翔したクレアは身動きが取れない。 逃げ場のない散弾による攻撃がクレアの視界を埋める。 スタープラチナで防ぐには弾丸の数がやや多いか、と一瞬で判断。 スタンドでジェットコースターの座席を掴み、引っこ抜く、それで防ぐ。 全て弾丸が飛来するまでの刹那で済ませてクレアは防御策を完成させた。 「お返しだ」 盾となった座席をレヴィに向けて蹴り上げた。 猛烈な勢いで襲い掛かる人間大の物体を、向こうは同じく座席を盾にして交わす。 同じく、とはいっても引っこ抜くほどのパワーがないので、かがんで陰に隠れて防ぐという形ではあるが。 ともあれ、その間は銃弾はこない。クレアは更に距離を詰める。 こちらの射程距離――。 大きく飛び上がって一気に近づいた。 「チィ!」 「もらうぞ」 赤い化け物の飛来。 フック気味の拳が、頭上から獲物の命を狙う死神の鎌と化して襲い掛かる。 それを銃使いの女は大きくのけぞってかわす。 たいした反射神経だとクレアは思う。 だが後には続かない。 この後の追撃を、この体勢では防げない。 第二撃のストレートを放つ。 頭蓋がへこみ脳漿が飛び散るほどの膂力を込めた攻撃は、当たれば確実に相手を戦闘不能に追い込むだろう。 だがそこで彼女の体は不自然なまでの高速で沈み込む。 拳はレヴィの黒い前髪を掠めるにとどまった。 そこで暗い瞳を宿した銃使いと眼が合った。 嗤う。 貌で嗤い、眼で嗤っている。 クレアだけでなく、世界の全てを嘲るような笑み。 それがどんどん視界から遠ざかっていく。 ジェットコースターそのものが高速で降下していると、その時ようやく気付いた。 クレアが決着を確信した拳を放ったときに丁度レールが山の頂上を過ぎたのだ。 発車してゆっくりと登りのレールを上がっていたジェットコースターはその頂点から猛スピードで加速を始める。 宙空に飛び上がっていたクレアは、眼下を過ぎ去っていく車両の座席をスタンドで掴み、危うく置き去りにされるのを防いだ。 だが、一端詰めた距離はまた開いた。 レヴィは先頭車両、そしてクレアのほうは車両のだいぶ後方まで下がってしまった。 「こいつは――」 「ご機嫌だろ? ハイウェイ・トゥ・ヘルだ。振り落とされねえように気をつけな!」 左右のカーブ、上下のアップダウン。 それが時速100km超の高速で行われることで生じる慣性が自由な身動きを封じる。 そして地上から最低20メートル以上はある高さから落下すれば……その結末は言うまでもない。 互いが迂闊に動けないとなれば射程距離が長いほうが有利。 しかも狭いジェットコースターの上ではいい的だ。 「なるほどな……だが」 カーブに差し掛かるところで飛び出した。 クレアから見て右へと曲がる下りのカーブだ。 体を前方へ倒れるかというほどに屈めて、そして左方向へと飛ばされる慣性力に抵抗するために右側に傾けて座席の上を疾走する。 しくじって落ちればただでは済まない。 だがその程度で揺らぐほどクレアの確信は脆くはない。 「サーカスの軽業とそうは変わらん!!」 「……ピエロかなんかかテメェ!!」 ショットガン。 前方全てを埋め尽くす弾丸の雨だ。 クレアはそこで飛び降りた。 地上数十メートルの高さ。 大地は固いアスファルト。 自殺行為――ではない。 「よっと!」 落ちる寸前に腕一本でジェットコースターのドアを掴み、そしてぶら下がった己の体を引き上げるのはあっという間だった。 「どうだ? すごいだろう。拍手の一つもくれてもいいと思うんだが」 「……イカレてんのか、オイ。ああ、そうか。お前は確か自分が死ぬわけねえとか抜かしてやがったな」 「そうさ。俺は死なない。死ぬわけがない。俺は世界の中心で、そしてそれにふさわしいだけの努力を積んできた――俺が神だ」 「努力でどうにかなるなら警察とマフィアと麻薬はいらねえよ!!」 さらに散弾の嵐。 連射で更に広範囲を埋め尽くす。 今度こそ逃げられないとクレアは考えたか――否だ。 前の戦いで偶然に掴んだあの感覚。 時間が止まったと錯覚した。 いや、本当に止まったのだ。 あの世界を、あの領域を、もう一度再現できれば。 できる、できる、できる、できる。 できないなら努力しろ。どう努力すればいいかなど見当もつかないが、いやできるはずだ。 努力だけじゃない、俺だけでもない、今まで努力を重ねてきた俺を信じ抜けば出来るはずだ。 「世界の中心なら、世界を止める事ぐらいできるはずだ――――!!」 その時、一つの言葉がクレアの中に生まれた。 『ザ・ワールド』 それは誰の言葉だったか。 クレアは知らない。 半身をスタンドで動かしているせいか。 これはスタンドの意思なのか。 そうなのならば嫌だな、とクレアは思う。 自分のものではないモノを使う嫌悪感はやはりぬぐえない。 ならば今度は完全に自分の意思で言い直そう。 もう一度――。 「時よ止まれ!! ザ・ワールドッッ!!!!!!!!」 止まった。 完全に止まった。 ジェットコースターが止まった。 レヴィが止まった。 目の前を埋め尽くす散弾は微動だにせず、クレアが手で払えばそれは横にズレた。 だがこれは一瞬のことでしかないと自分で分かる。 もうすぐこの停止現象は解かれる。 「防ぐのに一つでは足りないな。ならもう一つ使えばいい」 クレアが言ったのはジェットコースターの座席だ。 先ほど盾に使ったように一つ、ふたつと引っこ抜いて重ね、自分の身を隠した。 「そして時は動き出す」 音すら静止した世界は、その言葉と共に荒れ狂う銃弾の音に染め上げられる。 散弾の衝撃と二つ分の座席の重量は、高速で揺れ動く足場の悪さも相まってクレアでも難儀する。 持ちこたえられはするが、このまま突撃というわけにはいかないようだった。 レヴィは思ったよりもやる。 それでも負ける気はしないが、考えてみればあまりボヤボヤしている時間もない。 やがて嵐のような銃声は止み、ガチリという金属音がやや距離を置いた場所から聞こえた。 弾切れ。丁度いいタイミングだった。 クレアは一つの策を思いついた。 「悪いな、これ以上は付き合っていられん。俺の勝ちだ」 「あ――!?」 単純にして明快。 背負って盾にした座席をその怪力で――己が立つジェットコースターそのものに強烈な勢いで叩き付けたのだ。 「な――」 強烈無比の衝撃で車両が跳ね上がった。 レールから外れた列車がどうなるのか、そこに乗っていた人間がどうなるのか。 それは脱線事故の事例を列挙するまでもなく明らかだ。 レヴィとクレアは2人とも地上数十メートルの空間へと投げ出された。 「何考えてんだテメェ――――――ッッ!!」 ◇ ◇ ◇ 頭が地面を向いている。 脚が空を向いている。 レヴィは今、真っ逆さまで落ちている。 現在の状況に混乱しながらも、まず視界に入ったのは敵――赤毛の怪物、クレア・スタンフィールド。 「何を考えているか? 簡単なことだ、この状況でも俺は生き残る。お前は無理だ。だから俺の勝ちだ」 奴はこともなげにそう言い放った。 そのときブチッと何かが切れたような音がした。 レヴィはこう考えている。 ――どこまでもムカつく野郎だ。 こだわるべきは、生き死にじゃあない。 地べたに這いつくばってくたばることを許せるか、そうでないかだ。 あんな野郎に舐められっぱなしのまま地面とキスでハイおさらば、かよ。 「冗談じゃあねえんだよッッ!!!!」 素早く空中でリロードを終わらせショットガンの引き金をひく。 落下していく己の身体など微塵も省みない。 ただ敵を撃ち、血のツイストを躍らせるため。 撃つ撃つ撃つ。 AA12による散弾の連射はまともに浴びせれば敵を穴だらけにするには充分だろう。 だが今は座席を盾にするクレアに対して貫通力が足りない。 スプリングフィールドXDもごく普通の拳銃に過ぎない。 何も出来ない。 何も。 「ちっくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 人間は死の際に過去の思い出を走馬灯のように見るという。 地面に激突する瞬間。 レヴィが意識の狭間に見たのは一人の男の顔だった。 その男の眼は憐憫と、憤りと、そして何か――。 『そうやって――――どぶ沼の中でくたばるのが、お前の趣味って訳か?』 「そんな眼で、あたしを見るんじゃ――」 ごしゃり。 ◇ ◇ ◇ 「思いのほか時間がかかったな……銃は……ショットガンは完全に駄目か。拳銃のほうはどこか壊れてなければいいんだが」 クレアは物言わぬレヴィの骸のそばで一人呟く。 落下の衝撃でショットガンは完全に銃身が曲がっていた。 とてもじゃないが使えるとは思えない、と地面に置き捨てる。 拳銃のほうは一見、大丈夫そうだが何かフレームに歪みがあるかもしれない。 使ってみないと何ともいえないが、わざわざリスクを犯すこともないだろう。 これも不要。 他にめぼしいものはないようだった。 クレアはスタープラチナのラッシュで地面を砕き、その反動で落下の衝撃を中和したことで無事に着地していた。 何か使えるものがないかと来てみたのだが、レヴィが持っていた他の荷物は落下の際にどこかに吹き飛んでしまったらしく、ここには見当たらない。 「さて、何処に向かうかが問題だ」 休んでいる暇はない。 レイルトレーサーはその責務を果たすまで休むわけにはいかない。 ……だがその責務を果たしたらその後はどうする? この身体でまともな人間として生きていけるのか? ふとそんな考えが脳裏をよぎった。 「……そのあとのことはその時考えるさ」 今は時間が足りない。 そんなことは後回しだ。 世界の中心であるならそれ以外の人間のためなどに自分を犠牲にする必要はない――とはクレアは考えない。 何故なら自分にとって大事な人間とは、自分自身に必要不可欠だからだ。 人間は自分ひとりでは絶対に成り立たない。 それはクレアも例外ではない。たとえ怪物と呼ばれるような男だとしてもだ。 「フィーロを死なせちまってただでさえガンドールの兄貴たちに合わせる顔がないってのにな。これ以上、間抜けは晒すわけにはいかん」 そういってクレアは名簿を取り出す。 フィーロの名前に斜線が引いてある部分をしばらく見つめていた。 そしてやがて盛大な血の花が咲くアスファルトに背を向けて、レイルトレーサーはまた歩き出した。 【レヴィ@BLACK LAGOON 死亡】 【残り27人】 【G-3 遊園地/1日目 午後】 【クレア・スタンフィールド@BACCANO!】 [状態] 拳に血の跡 脚にいくらかの痛み、左肩にわずかに切り傷、背中に銃創、腹部・胸部・右頬にダメージ(中)、 右半身がコンクリートと癒着(右目失明、右腕並びに右脚の機能喪失等) [装備] スタンドDISC『スター・プラチナ』@ジョジョの奇妙な冒険 [道具] 支給品一式×2 未確認支給品0~1 [思考・状況] 基本行動方針:優勝し、ギラーミンから元の世界へ戻る方法を聞き出す。 1:他の参加者を探す。 2:優勝のために他の参加者を殺す。迅速に、あらゆる可能性を考慮して。 3:ウルフウッド、梨花、沙都子、クリス、カズマと再び出会った時には彼女らを殺す。 4:フィーロを殺した相手が分かったら、必ず殺す。 5:スタープラチナに嫌悪感はあるがある程度割り切っている。 【備考】 ※参戦次期は1931~特急編~でフライング・プッシーフット号に乗車中の時期(具体的な時間は不明) ※ほんの一瞬だけ時間停止が可能となりました。 ※梨花が瞬間移動の能力を持っていると思っています。 ※右半身の数箇所がコンクリートと一体化しました。余分なコンクリートはスタープラチナが破壊しましたが、機能は戻っていません。 ※スプリングフィールドXD 5/9@現実、スプリングフィールドXDの予備弾9/30 @現実、AA12@現実、予備弾薬(マガジン)は破損したままG-3に放置されています。 ※支給品一式×3<レヴィ(一食消費、水1/5消費)、クリストファー、カルラ>、クリストファーのマドレーヌ×8@バッカーノ!シリーズ 包丁@あずまんが大王、ミカエルの眼の再生薬×4@トライガン 応急処置用の簡易道具@現実、痛み止め 以上がまとめられたデイパックが遊園地のどこかに放置されています。 時系列順で読む Back 拳 Next 想いと涙と 投下順で読む Back 偶然と必然のあいだ Next バッドエンドは突然に Back Next God&doG レヴィ 死亡 God&doG クレア・スタンフィールド 世界-The World-
https://w.atwiki.jp/marurowa/pages/386.html
銃弾と力だけが真実さ ◆SqzC8ZECfY クレア・スタンフィールドは走る。 ジェットコースターのレールの上を走る。 それがどういった用途に使われるのかは1931年のアメリカで生きていたクレアは知らないが、まるで電車のレールのようだと考えた。 まさにレイルトレーサーが駆けるには相応しい。 そんなことを考えながらカーブを曲がって直線に入ると、そこはまるで駅のプラットホームだった。 色鮮やかなペイントを施された、まるでトロッコのような形のカーゴがいくつも連結されて停車している。 そのすぐ脇のスペースは乗りこみやすいように段差になっていた。 なるほど、ここはあれを走らせるためのレールか、とクレアは思い至る。 「……よお、追いついたぜ」 ホームの奥から足音。 煮えたぎる感情を押し込めた声だった。 真っ黒いコーヒーを煮詰めたような闇を宿す瞳を持つ女。 ショットガンと拳銃を両手にぶら下げて足取りはゆっくりと。 「おまえか」 見覚えのある顔だった。 たしか指を落としたはずだが包帯が巻かれている様子はない。 いや、傷すらない元通りだ。 「あれ、お前指は――」 「まあ、いいじゃねえかそんなことは。どうでもいいことさ、なあ?」 クレアの言葉を遮って女はそのままカラフルな列車? へと乗り込んだ。 座席の背もたれに片足をかけてそのままこちらに向き直る。 女の名はレヴィ。 クレアに何の用があるのかなど聞くまでもない。 それほどの殺気を撒き散らしてニチリ、と猛獣のように嗤う。 『――本日はようこそ、この遊園地が誇る巨大高速ジェットコースター【シェルブリット】をご利用いただき、まことにありがとうございます!』 不意にベルが鳴り、続いてどこからか女性のアナウンス。 ようやくラジオが普及しようかという時代に生きていたクレアはそれに軽く驚き、アナウンスの音が聞こえるほうへ顔を向けた。 そこへ間髪入れずの銃声。 正確な狙いでクレアのこめかみへ銃弾が飛んだ。 だが当たれば即死の一撃を向き直りもせずスタンドの腕で弾く。 そして慌てる風もなく言い放つ。 「危ないぞ」 「うるせえ、余所見してんじゃねえよ」 ベルが鳴り響き、アナウンスは続いている。 「またやる気か? まあこちらも手当たりしだい皆殺しにするつもりだったから丁度いいが」 「へえ、随分と様変わりしたのは見かけだけじゃあねえってか。じゃあ来いよ。踊るぜ、ジルバだ」 『――発車します。お乗りの方はバーをしっかりと下ろして固定してください』 一際大きく、長くベルが鳴った。 ガタン、と列車が動き出す。 クレアは最後尾のすぐ後ろのレールに立っており、ジェットコースターとやらに乗り込んだレヴィとはゆっくりと距離が離れていく。 「どうした? あからさまな誘いにのるほど馬鹿じゃねえってか? 皆殺しにするんじゃなかったか?」 「……安い挑発だ。だがそれに乗ってやったところでお前は俺に勝てない」 ひとっ飛びで最後尾に飛び移る。 スタンドを組み合わせたクレアの身体能力はほぼ今までどおり。 いける、と感じる。 揺れながらゆっくりとジェットコースターは急角度の坂を登っていく。 自然と先頭車両のレヴィを見上げる形になる。 ガシリ、ガシリと一歩一歩。 血まみれの車掌服。 半身は生きたまま石となった。 まさに、化けもの。 線路をなぞるもの――――レイルトレーサー。 座席の背もたれに足をかけて、踏みしめ、登る。 距離を詰めて、拳銃の射程距離――来る! 飛んだ。 銃口からマズルフラッシュの光が煌く。 飛翔したクレアの下を掠める銃弾。 かわしたことは当然。 なんの感慨も抱かずに数メートル、しかも高低差ありの間合いを一気に詰める。 「オラァ!!」 レヴィが咆哮と共に放ったのはショットガン。 飛翔したクレアは身動きが取れない。 逃げ場のない散弾による攻撃がクレアの視界を埋める。 スタープラチナで防ぐには弾丸の数がやや多いか、と一瞬で判断。 スタンドでジェットコースターの座席を掴み、引っこ抜く、それで防ぐ。 全て弾丸が飛来するまでの刹那で済ませてクレアは防御策を完成させた。 「お返しだ」 盾となった座席をレヴィに向けて蹴り上げた。 猛烈な勢いで襲い掛かる人間大の物体を、向こうは同じく座席を盾にして交わす。 同じく、とはいっても引っこ抜くほどのパワーがないので、かがんで陰に隠れて防ぐという形ではあるが。 ともあれ、その間は銃弾はこない。クレアは更に距離を詰める。 こちらの射程距離――。 大きく飛び上がって一気に近づいた。 「チィ!」 「もらうぞ」 赤い化け物の飛来。 フック気味の拳が、頭上から獲物の命を狙う死神の鎌と化して襲い掛かる。 それを銃使いの女は大きくのけぞってかわす。 たいした反射神経だとクレアは思う。 だが後には続かない。 この後の追撃を、この体勢では防げない。 第二撃のストレートを放つ。 頭蓋がへこみ脳漿が飛び散るほどの膂力を込めた攻撃は、当たれば確実に相手を戦闘不能に追い込むだろう。 だがそこで彼女の体は不自然なまでの高速で沈み込む。 拳はレヴィの黒い前髪を掠めるにとどまった。 そこで暗い瞳を宿した銃使いと眼が合った。 嗤う。 貌で嗤い、眼で嗤っている。 クレアだけでなく、世界の全てを嘲るような笑み。 それがどんどん視界から遠ざかっていく。 ジェットコースターそのものが高速で降下していると、その時ようやく気付いた。 クレアが決着を確信した拳を放ったときに丁度レールが山の頂上を過ぎたのだ。 発車してゆっくりと登りのレールを上がっていたジェットコースターはその頂点から猛スピードで加速を始める。 宙空に飛び上がっていたクレアは、眼下を過ぎ去っていく車両の座席をスタンドで掴み、危うく置き去りにされるのを防いだ。 だが、一端詰めた距離はまた開いた。 レヴィは先頭車両、そしてクレアのほうは車両のだいぶ後方まで下がってしまった。 「こいつは――」 「ご機嫌だろ? ハイウェイ・トゥ・ヘルだ。振り落とされねえように気をつけな!」 左右のカーブ、上下のアップダウン。 それが時速100km超の高速で行われることで生じる慣性が自由な身動きを封じる。 そして地上から最低20メートル以上はある高さから落下すれば……その結末は言うまでもない。 互いが迂闊に動けないとなれば射程距離が長いほうが有利。 しかも狭いジェットコースターの上ではいい的だ。 「なるほどな……だが」 カーブに差し掛かるところで飛び出した。 クレアから見て右へと曲がる下りのカーブだ。 体を前方へ倒れるかというほどに屈めて、そして左方向へと飛ばされる慣性力に抵抗するために右側に傾けて座席の上を疾走する。 しくじって落ちればただでは済まない。 だがその程度で揺らぐほどクレアの確信は脆くはない。 「サーカスの軽業とそうは変わらん!!」 「……ピエロかなんかかテメェ!!」 ショットガン。 前方全てを埋め尽くす弾丸の雨だ。 クレアはそこで飛び降りた。 地上数十メートルの高さ。 大地は固いアスファルト。 自殺行為――ではない。 「よっと!」 落ちる寸前に腕一本でジェットコースターのドアを掴み、そしてぶら下がった己の体を引き上げるのはあっという間だった。 「どうだ? すごいだろう。拍手の一つもくれてもいいと思うんだが」 「……イカレてんのか、オイ。ああ、そうか。お前は確か自分が死ぬわけねえとか抜かしてやがったな」 「そうさ。俺は死なない。死ぬわけがない。俺は世界の中心で、そしてそれにふさわしいだけの努力を積んできた――俺が神だ」 「努力でどうにかなるなら警察とマフィアと麻薬はいらねえよ!!」 さらに散弾の嵐。 連射で更に広範囲を埋め尽くす。 今度こそ逃げられないとクレアは考えたか――否だ。 前の戦いで偶然に掴んだあの感覚。 時間が止まったと錯覚した。 いや、本当に止まったのだ。 あの世界を、あの領域を、もう一度再現できれば。 できる、できる、できる、できる。 できないなら努力しろ。どう努力すればいいかなど見当もつかないが、いやできるはずだ。 努力だけじゃない、俺だけでもない、今まで努力を重ねてきた俺を信じ抜けば出来るはずだ。 「世界の中心なら、世界を止める事ぐらいできるはずだ――――!!」 その時、一つの言葉がクレアの中に生まれた。 『ザ・ワールド』 それは誰の言葉だったか。 クレアは知らない。 半身をスタンドで動かしているせいか。 これはスタンドの意思なのか。 そうなのならば嫌だな、とクレアは思う。 自分のものではないモノを使う嫌悪感はやはりぬぐえない。 ならば今度は完全に自分の意思で言い直そう。 もう一度――。 「時よ止まれ!! ザ・ワールドッッ!!!!!!!!」 止まった。 完全に止まった。 ジェットコースターが止まった。 レヴィが止まった。 目の前を埋め尽くす散弾は微動だにせず、クレアが手で払えばそれは横にズレた。 だがこれは一瞬のことでしかないと自分で分かる。 もうすぐこの停止現象は解かれる。 「防ぐのに一つでは足りないな。ならもう一つ使えばいい」 クレアが言ったのはジェットコースターの座席だ。 先ほど盾に使ったように一つ、ふたつと引っこ抜いて重ね、自分の身を隠した。 「そして時は動き出す」 音すら静止した世界は、その言葉と共に荒れ狂う銃弾の音に染め上げられる。 散弾の衝撃と二つ分の座席の重量は、高速で揺れ動く足場の悪さも相まってクレアでも難儀する。 持ちこたえられはするが、このまま突撃というわけにはいかないようだった。 レヴィは思ったよりもやる。 それでも負ける気はしないが、考えてみればあまりボヤボヤしている時間もない。 やがて嵐のような銃声は止み、ガチリという金属音がやや距離を置いた場所から聞こえた。 弾切れ。丁度いいタイミングだった。 クレアは一つの策を思いついた。 「悪いな、これ以上は付き合っていられん。俺の勝ちだ」 「あ――!?」 単純にして明快。 背負って盾にした座席をその怪力で――己が立つジェットコースターそのものに強烈な勢いで叩き付けたのだ。 「な――」 強烈無比の衝撃で車両が跳ね上がった。 レールから外れた列車がどうなるのか、そこに乗っていた人間がどうなるのか。 それは脱線事故の事例を列挙するまでもなく明らかだ。 レヴィとクレアは2人とも地上数十メートルの空間へと投げ出された。 「何考えてんだテメェ――――――ッッ!!」 ◇ ◇ ◇ 頭が地面を向いている。 脚が空を向いている。 レヴィは今、真っ逆さまで落ちている。 現在の状況に混乱しながらも、まず視界に入ったのは敵――赤毛の怪物、クレア・スタンフィールド。 「何を考えているか? 簡単なことだ、この状況でも俺は生き残る。お前は無理だ。だから俺の勝ちだ」 奴はこともなげにそう言い放った。 そのときブチッと何かが切れたような音がした。 レヴィはこう考えている。 ――どこまでもムカつく野郎だ。 こだわるべきは、生き死にじゃあない。 地べたに這いつくばってくたばることを許せるか、そうでないかだ。 あんな野郎に舐められっぱなしのまま地面とキスでハイおさらば、かよ。 「冗談じゃあねえんだよッッ!!!!」 素早く空中でリロードを終わらせショットガンの引き金をひく。 落下していく己の身体など微塵も省みない。 ただ敵を撃ち、血のツイストを躍らせるため。 撃つ撃つ撃つ。 AA12による散弾の連射はまともに浴びせれば敵を穴だらけにするには充分だろう。 だが今は座席を盾にするクレアに対して貫通力が足りない。 スプリングフィールドXDもごく普通の拳銃に過ぎない。 何も出来ない。 何も。 「ちっくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 人間は死の際に過去の思い出を走馬灯のように見るという。 地面に激突する瞬間。 レヴィが意識の狭間に見たのは一人の男の顔だった。 その男の眼は憐憫と、憤りと、そして何か――。 『そうやって――――どぶ沼の中でくたばるのが、お前の趣味って訳か?』 「そんな眼で、あたしを見るんじゃ――」 ごしゃり。 ◇ ◇ ◇ 「思いのほか時間がかかったな……銃は……ショットガンは完全に駄目か。拳銃のほうはどこか壊れてなければいいんだが」 クレアは物言わぬレヴィの骸のそばで一人呟く。 落下の衝撃でショットガンは完全に銃身が曲がっていた。 とてもじゃないが使えるとは思えない、と地面に置き捨てる。 拳銃のほうは一見、大丈夫そうだが何かフレームに歪みがあるかもしれない。 使ってみないと何ともいえないが、わざわざリスクを犯すこともないだろう。 これも不要。 他にめぼしいものはないようだった。 クレアはスタープラチナのラッシュで地面を砕き、その反動で落下の衝撃を中和したことで無事に着地していた。 何か使えるものがないかと来てみたのだが、レヴィが持っていた他の荷物は落下の際にどこかに吹き飛んでしまったらしく、ここには見当たらない。 「さて、何処に向かうかが問題だ」 休んでいる暇はない。 レイルトレーサーはその責務を果たすまで休むわけにはいかない。 ……だがその責務を果たしたらその後はどうする? この身体でまともな人間として生きていけるのか? ふとそんな考えが脳裏をよぎった。 「……そのあとのことはその時考えるさ」 今は時間が足りない。 そんなことは後回しだ。 世界の中心であるならそれ以外の人間のためなどに自分を犠牲にする必要はない――とはクレアは考えない。 何故なら自分にとって大事な人間とは、自分自身に必要不可欠だからだ。 人間は自分ひとりでは絶対に成り立たない。 それはクレアも例外ではない。たとえ怪物と呼ばれるような男だとしてもだ。 「フィーロを死なせちまってただでさえガンドールの兄貴たちに合わせる顔がないってのにな。これ以上、間抜けは晒すわけにはいかん」 そういってクレアは名簿を取り出す。 フィーロの名前に斜線が引いてある部分をしばらく見つめていた。 そしてやがて盛大な血の花が咲くアスファルトに背を向けて、レイルトレーサーはまた歩き出した。 【レヴィ@BLACK LAGOON 死亡】 【残り27人】 【G-3 遊園地/1日目 午後】 【クレア・スタンフィールド@BACCANO!】 [状態] 拳に血の跡 脚にいくらかの痛み、左肩にわずかに切り傷、背中に銃創、腹部・胸部・右頬にダメージ(中)、 右半身がコンクリートと癒着(右目失明、右腕並びに右脚の機能喪失等) [装備] スタンドDISC『スター・プラチナ』@ジョジョの奇妙な冒険 [道具] 支給品一式×2 未確認支給品0~1 [思考・状況] 基本行動方針:優勝し、ギラーミンから元の世界へ戻る方法を聞き出す。 1:他の参加者を探す。 2:優勝のために他の参加者を殺す。迅速に、あらゆる可能性を考慮して。 3:ウルフウッド、梨花、沙都子、クリス、カズマと再び出会った時には彼女らを殺す。 4:フィーロを殺した相手が分かったら、必ず殺す。 5:スタープラチナに嫌悪感はあるがある程度割り切っている。 【備考】 ※参戦次期は1931~特急編~でフライング・プッシーフット号に乗車中の時期(具体的な時間は不明) ※ほんの一瞬だけ時間停止が可能となりました。 ※梨花が瞬間移動の能力を持っていると思っています。 ※右半身の数箇所がコンクリートと一体化しました。余分なコンクリートはスタープラチナが破壊しましたが、機能は戻っていません。 ※スプリングフィールドXD 5/9@現実、スプリングフィールドXDの予備弾9/30 @現実、AA12@現実、予備弾薬(マガジン)は破損したままG-3に放置されています。 ※支給品一式×3<レヴィ(一食消費、水1/5消費)、クリストファー、カルラ>、クリストファーのマドレーヌ×8@バッカーノ!シリーズ 包丁@あずまんが大王、ミカエルの眼の再生薬×4@トライガン 応急処置用の簡易道具@現実、痛み止め 以上がまとめられたデイパックが遊園地のどこかに放置されています。 時系列順で読む Back 拳 Next 想いと涙と 投下順で読む Back 偶然と必然のあいだ Next バッドエンドは突然に Back Next God&doG レヴィ 死亡 God&doG クレア・スタンフィールド 世界-The World-
https://w.atwiki.jp/madosayawiki/pages/549.html
597 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/10/22(土) 17 39 35.03 ID 1c4A+k5F0 まどかは絶叫系苦手な設定だけど、乗れるようになったら嬉々として乗ると思う 逆にさやかちゃんが高所恐怖症だったり絶叫系苦手だったりすると可愛い 「ああああの、まどか、やっぱり乗るのやめない? こここんなの乗っても何の意味もないっていうかそもそも電気の無駄使いっていうか」プルプル 「もー、まだそんなこと言ってるの? 『ジェットコースター? そんなの全っ然怖くないわね!』って言ったのさやかちゃんだよ? ほら、まずはあれ乗ろ♪」ウキウキ (あああ、あんなこと言わなきゃよかった……でもまどかすごく嬉しそうだし……) ガシャンガシャン 「お連れ様、お顔色が悪いようですが、大丈夫ですか?」 「さやかちゃん、降りる?」 「ぜ、全然へーきよ! 大丈夫ですから、このまま動かしてください!」 ウィィィィン 「ひゃああああ! 動いたあああ!」 「さやかちゃん、自分で動かしてって言ったんじゃない。坂登る前から叫ぶ人他にいないよ?」 ガタガタガタガタ 「ひいいいいいぃぃぃ……やだやだやだ高いよぉ怖いよぉ」(まどかの服つかんでる) 「なんだ、やっぱり怖いんじゃない。さっき降りればよかったのに」 「怖くない! 魔法少女になれば、あたしこんなコースターより速く走れるし、このコースターのてっぺんより高く跳べるし!」 ガタガタ ガシャン 「あ、てっぺん着いたね。高いなー。あ、ほら仁美ちゃんとほむらちゃんが手振ってるよ。すっごいちっちゃく見えるねー」 「見えない見えないあたしは何にも見えないあたしは地上にいるのジェットコースターなんか乗ってない」ブツブツ 「あ、さやかちゃん」 「な、なに?」 「落ちるよ?」 「えっ、……やっ、きゃあああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」 「うわー、速ーい!」 「いやあああああああ!!!!!! やだああああああああ!!!!!! おろしてえええええええ!!!!!!」 「ほらほら! さやかちゃん、次宙返りだよ!」 「もういいいいいいい!!!!!! もうたくさんだからああああああああ!!!!!! たすけてえええええええ!!!!!!」 「あ、すっごーい! いまのとこぶつかるかと思っちゃったねー!」 「もうやだああああああああああ!!!!!! 怖いよおおおおおお!!!!!! おかあさーーーーーん!!!!!!」 ・ ・ ・ ガタンガタン プシュー 「さやかちゃん、大丈夫?」 「うっ、うぇっ、怖かったよぉ……もうやだぁ……ぐすっ……まどかひどいよぉ……」(まどかにしがみついて離れない) (さやかちゃん可愛い……いじめたい……)ゾクッ 「よしよし。ごめんねさやかちゃん。そんなに怖かったなら、もう乗るのやめて帰ろうか。せっかく来たんだけどねー」 「えっ……い、いや、平気よ! こ、これしきなんでもないわね! さあ次行こうよまどか!(ハイライトの消えた目で)」 「じゃあ、次あれ乗りに行こうよ! すごいよコースターが普通と逆向きになってて逆走するんだよ! フリーフォールもあるし、立って乗るジェットコースターもあるし、ぐずぐずしてたら時間足りなくなっちゃう! さあレッツゴー!」イキイキ 「さやかの目が死んでるわ……絶叫系苦手なのに意地張らなきゃいいのに……」 「無理してもまどかさんに付き合うさやかさんと、さやかさんが一緒でおおはしゃぎのまどかさんいいですわー!」
https://w.atwiki.jp/yukiaoi/pages/23.html
キャラクター名: タイトル:プティパアーティスト名:悠木碧発売日:2012/3/28 1. ハコニワミラージュ2. 回転木馬としっぽのうた3. ジェットコースターと空の色4. 時計観覧車5. Baby Dolly Alice6. シュガーループ7. Night Parade. 8. ハコニワソレイユ
https://w.atwiki.jp/musicstart/pages/99.html
楽曲攻略から少し離れた、MUSICシリーズに関する雑記。 面白いネタがあれば追記・編集ご自由にどうぞ。 全譜面合計TIMEMUSIC MUSIC2 全譜面合計チップ(ノート)数MUSIC/レベル別 MUSIC2/レベル別 BPM平均MUSIC MUSIC2 レア譜面 全譜面合計TIME MUSIC 25425(秒)=423分45秒=7時間3分45秒 MUSIC2 26447(秒)=440分47秒=7時間20分47秒 全譜面合計チップ(ノート)数 MUSIC 73146(1譜面平均:331) レベル別 E1 E2 E3 H1 H2 H3 P 合計 3616 5602 7550 10208 12341 14616 19213 平均 117 181 244 329 398 471 549 ※小数点以下四捨五入 MUSIC2 78057(1譜面平均:328) レベル別 E1 E2 E3 H1 H2 H3 P 合計 3642 5623 7671 10744 12854 15336 22187 平均 110 170 232 326 390 465 555 ※小数点以下四捨五入 BPM平均 MUSIC 155.94近い曲:GO!×2ジェットコースター(157) MUSIC2 145.28近い曲:RISE AGAIN(146)、Debutレッスン ~那月&翔~(146) レア譜面 TRUST☆MY DREAMHARD2とHARD3のチップ数が同じ オレサマ愛歌(HARD3)パーフェクトスコアが「12345」 GO!×2ジェットコースターテンポ変動10回 マジLOVE1000%(PRO)△□の同時押しあり RAINBOW☆DREAM(PRO)△□の同時押しあり
https://w.atwiki.jp/kakis/pages/9112.html
taxkomb /// / ジェットコースター tax\komb \ 14 seren klel 速いトロッコ \