約 3,621,262 件
https://w.atwiki.jp/minnasaba/pages/2686.html
婚姻契約:B (マクシミリアン1世&マリー・ド・ブルゴーニュ) 幸いなオーストリアよ、汝は結婚せよ。 ライダーの時代に最盛期を迎えたハプスブルク家の結婚政策がスキルに昇華したモノ。 妻であるマリー・ド・ブルゴーニュとの二人一組によるサーヴァントの特殊形式。 ライダーが伴侶と共にある間、このスキルは互いに「守護騎士」「麗しの姫君」スキルとして機能する。
https://w.atwiki.jp/minasava/pages/611.html
Fate/MINASABA 20th 「問おう、貴方が私のマスターか。」 謎の剣客に襲われた彼を助けた人物は月光を背にしてそう尋ねた。 白銀の全身甲冑に身を包んだ少年騎士。 かくして七人目のマスター、衛宮士郎と七騎目のサーヴァント、セイバーとの契約が結ばれ――――――今宵、聖杯戦争が幕を開けた。 「マスター、貴方の理想は夢物語に過ぎない。その様な理想では――――――誰一人として、救えない。」 「確かにそうかもしれない・・・。けれど、俺は爺さんと約束したんだ――――――『正義の味方』になるって。」 簒奪の騎士は主の理想を、その甘さを糾弾する。 しかし少年は揺るがない。全ては胸に宿る誓いの為に、理想の為に。 「おしゃべりはそこまで?それじゃランサー、やっちゃって!」 「と、いうわけだ。恨みはないんだけど――――――諦めてくれると、手間が省ける。」 無邪気な殺意を向ける銀髪の少女。 彼女に従う神造の英雄が夜を駆ける。 「衛宮のくせに僕にかなうとでも思ってるのか?そんな思い上がりは正してやらないとなぁ、ライダー?」 「ふふん。いいねぇ、昨日までの親友を叩きのめすっていう根性は俺好みだ。お前は中々スジがあるぜ、シンジ・・・。」 親友であるはずの、あったはずの人物。 彼は今、災厄の騎兵を従え衛宮士郎の前に立ちふさがる。 「ふん、こっちの陣地内なら勝算はある・・・!連中に吠え面かかせてやろうじゃない!!」 「応よ!私がただの弓兵でないということを、一つ凡俗に知らしめてやろうではないか!!」 赤服の宝石術師と海竜の衣の担い手。 二人は必勝の一手を持って戦略を巡らせる。 「キャスターは最弱のクラス?マスターが戦闘における弱点?カカカッ、笑わせてくれるわ。」 「行きましょう、キャスター。真っ向から捻じ伏せます。」 執行者の鉄拳、悪竜の咆哮。 常識外れのその力が夜を震わせる。 「くははははははははっ!!防御こそが最大の攻撃だっ!!私のバーサーカーに傷一つ付けられると思うなよっ!!」 「■■■■―――――――――――――――――――――!!!!」 魔術師が笑う、嗤う、哂う。 無双の防御を誇る狂戦士。彼を止められるものは果たして。 「今回の聖杯戦争は実に粒ぞろいだ――――――そうは思わんかね、アサシン。」 「ふん・・・・・・その粒ぞろいと存分に果たし合うことのできぬこの身が嘆かわしいがな。」 剣客を手元に、代行者が暗躍する。 彼の悲願が果たされる日は、近い。 「此度の聖杯戦争、どうやら我が本気を出すに相応しいものとなったようではないか―――。」 帰還する黄金の英雄王。 その双眸が底知れぬ愉悦に赤く染まる。 戦場と化す冬木の町。 七人の魔術師と七騎の英霊が火花を散らす。 宵闇を引き裂く死闘。 契約と裏切りの謀略。 激突する超絶の宝具。 目まぐるしく塗り替えられる戦局。 だが――――――、 ――――――だが、突如出現した謎の『黒い影』の介入により事態は風雲急を告げる。 次々と影に飲まれ、脱落していくサーヴァント。 その怪異の首謀者は予想だにしない者だった。 「桜・・・、セイバー・・・・・・、一体どうして・・・っ!!」 「言ったはずだ『元』マスター。私は、私の理想の国を手に入れる。」 かつて衛宮士郎の日常の象徴だった少女と、彼とともに歩んできた騎士。 その二人が今、最悪の敵となって彼の前に立ちふさがる。 桜に隠された闇、セイバーの絶望に触れた士郎は膝を突きかける。 しかし、 「シロウが本当に正義の味方だって言うんなら――――――」 「僕の人生の結末は確かに惨めなものだったかもしれない。けれど――――――」 かつて彼の敵だったはずのホムンクルスの少女と彼女の泥人形のサーヴァントの言葉が、彼の背中を強く押した。 迷いを払い、拳を握り、少年は立ちあがる。 そして最後の戦場へと集う生き残りし魔術師と英霊たち。 黒い聖杯の膝元でそれぞれの決戦が幕を開ける。 「・・・・・・実に壮観だ。私の求道の答えが間もなく生まれ堕ちるだろう。」 「そして、あなたがそれを見届けることはない。」 執行者と代行者。 人の身で超常を捻じ伏せてきた二人の因縁がここに決着をみる。 「まったく、この我が汚物掃除とはな。貴様の頼みでなければ聞き耳すら持たん所であったわ、朋友よ。」 「そうかい?けど、なんだかんだ言ってちゃんと付きあってくれる、君のそんなところが僕は好きだよ。」 軽口を叩きあう二人の前に立つのは影に汚染されしかつてのサーヴァント達、そして滲みだす漆黒の呪詛の汚泥。 しかし、この二人にその様な障害はあまりに些事。 遥かな時を超え、神代の英雄達は今再び共に戦場に立つ。 「桜、あなたを――――――迎えに来た。」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」 赤く染まった空の下、凛と響く声がある。 声の主は今、もっとも救うべき、救われるべき少女に手を伸ばす。 たとえその先にどれほどの闇が待ち構えていようとも、その奥で震えている少女に一条の光が届くことを信じて。 「憧れただけであろうと、借りものであろうと、夢物語だろうと絵空事だろうと――――――それは、間違ってなんかいない。」 「そんな馬鹿な・・・その剣は・・・・・・っ!!」 少年がその手に持つのは、かつて誉れ高き騎士王が携えた選定の剣。 今は堕ちた黒騎士の心に今も焼き付く、貴い面影。 「それがたとえどんな結末に終わろうとも、あの日見た理想の美しさは――――――決して、間違いなんかじゃない!!」 譲れないその思いが、少年に強く剣を握らせる。 激突する簒奪の剣と選定の剣。 それは栄光の為でもなく、憤怒の為でもなく、断罪の為でもなく――――――救うための戦い。 主なキャスト セイバー(モードレッド)&衛宮士郎 ランサー(エルキドゥ)&イリヤ ライダー(アシュヴァッターマン)&慎二 アーチャー(ニムロド)&凜 キャスター(ファフニール)&パゼット バーサーカー(大アイアス)&原作でメディアを召喚した人 アサシン(沖田総司)&言峰 前回から引き続き、ギルガメッシュ
https://w.atwiki.jp/minnasaba/pages/412.html
【元ネタ】シャルルマーニュ伝説 【CLASS】セイバー 【マスター】 【真名】ロジェロ 【性別】男性 【身長・体重】185cm・90kg 【属性】中立・善 【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷B 魔力D 幸運E 宝具B 【クラス別スキル】 対魔力:C 二工程以下の詠唱による魔術を無効化する。 大魔術、儀礼呪法等、大がかりな魔術は防げない。 セイバーのクラスとして、このランクはすさまじく低い。 騎乗:C 騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、 野獣ランクの獣は乗りこなせない。 【固有スキル】 内助の功:-(A+++) 配偶者の手助けにより、不利な状況を改善するチャンスを得る。 このスキルのランクと効果は夫婦の仲に左右され、 元のランクならば時として奇跡のような事も発生する。 しかし聖杯戦争の制約上、効果は発揮されない……はずである。 一気呵成:B+ 攻撃すればするほど勢いを増す。ターン経過毎に命中率が増していくスキル。 特に、一騎打ちで敵の反撃を封じることを得意とする。 カリスマ(偽):C 人を惹きつける、高潔な精神と誠実な人格。 効果は強いものではないが、魔力的なものではない為抵抗は難しい。 しかしこれらの人望は、時に予期せぬ事態を招くこともある。 【宝具】 『信ずるに値するもの(ベリサルダ)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人 ある英雄を殺すため魔女によって鍛えられた、幻想を消滅させる対英霊兵装。 その刃の前にはあらゆる魔術はおろか、星や神格からの加護さえも無効化される。 結果、この剣による攻撃を防ぐには魔術や加護といった神秘よりも、 物理的なCON(耐久)が必要となる。 『武勲の連星(バロー・ヘクトール)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人 ヘクトルの武勲によって、宝具に昇華したヘクトルの盾と鎧兜。 戦場において、ヘクトルへの信仰による加護を与える。 装備者が相対する一騎以外から攻撃を受けた場合、 防御障壁が自動的に発生、ダメージを削減する。 『永久の愛(ジュテム・モナムー)』 ランク:- 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人 因果律を超越した愛の具現。一種の奇跡そのもの。 ロジェロが危機に陥った時、保有するサーヴァントのクラスを上書きする形で、 新たなサーヴァントとして、ブラダマンテが自動的に顕現する。 ブラダマンテはAランクの単独行動スキルを持つマスター不在のサーヴァントであり、 令呪の束縛を一切受けず、ロジェロの危険が去ると強制的に座へと送還される。 ブラダマンテは聖杯戦争本来のシステムを完全に無視したイレギュラーである為、 彼女が聖杯戦争に参加する限り、ロジェロは霊体化を解除する事ができなくなる。 【解説】 ヘクトルの末裔にしてイスラム軍の勇者。 義理堅く誠実、受けた恩は必ず返そうとする高潔な人物であり、 その名に恥じぬだけの武勇を備えた、まさに完全無欠の騎士である。 ロジェロは本来、アフリカ王アグラマンテの孫として生まれた王子だったが、 陰謀で父を亡くし、双子の妹とともに魔術師アトラントのもとで育てられた。 やがてフランス軍との戦争の最中、女騎士ブラダマンテと恋に落ちたロジェロは、 苦難に満ちた冒険の末、聖騎士としてシャルルマーニュ王に仕えるようになる。 その後、ブラダマンテを妃にせんとする東ローマ帝国軍との戦いを経て、 レオ皇太子の親友となったロジェロは、ようやく無事に恋人と結ばれたのだった。 しかしキリスト教に改宗すれば死ぬと予言されていたロジェロは、 七年後、"この世で最も腹黒い陰謀"に巻き込まれた末、 殺人の濡れ衣を着せられ、裏切り者に殺されてしまったという。 魔術師マーリン、モルガンの妹である魔女アルティナ、レオ皇太子、 義父アトラント、妹マルフィーザ、ルノー、アストルフォ、そして最愛の恋人ブラダマンテ。 生涯を通して数多くの災難に遭い、しかし敵味方問わず多くの人々に愛されたロジェロ。 彼の人生は確かに不運だったかもしれないが、決して不幸ではなかったに違いない。
https://w.atwiki.jp/bokuserve/pages/753.html
【元ネタ】史実 【CLASS】アサシン 【マスター】 【真名】マーチャーシュ1世 【性別】男性 【身長・体重】179cm・64kg 【属性】秩序・中庸 【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷D 魔力E 幸運C 宝具C 【クラス別スキル】 気配遮断:D サーヴァントとしての気配を絶つ。隠密行動に適している。 ただし、自らが攻撃態勢に移ると気配遮断は解ける。 【固有スキル】 変装:B+ 物理的方法によって見目を装う変装技術。 暗殺者ではないので、アサシン能力「気配遮断」を使えないが、 偽装技術の延長としてサーヴァントであると認識させる事を防ぐ。 カリスマ:C 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。 カリスマは稀有な才能で、小国の王としてはCランクで十分と言える。 【宝具】 『正義たる我、悪を誹謗す(フネドアラ・ドラクリヤ)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人 ヴラド3世を“悪魔の子”とした喧伝。 自身に向けられた悪評を、悪名の喧伝によって対象へ移し変え マーチャーシュは常に清廉潔白な「正義王」であり続ける。 一定以上の悪評を受けた対象は、E-ランク相当の『無辜の怪物』スキルを獲得する。 このスキルは喧伝者本人にも解除不可能。 対象の悪名が高まるほど、完全な怪物に堕ちるまで、ランクが向上していく。 【解説】 通称マティアス・コルヴィヌス。本名フニャディ・マーチャーシュ。 中世ハンガリー王国の最盛期を築いた「正義王」。 中央集権化を進めて強力な常備軍「黒軍」を置き、欧州へ勢力を伸ばした。 ウィーンを陥落させてオーストリア大公国を支配下に収めたが、跡継ぎ無く49歳で急死。 王の死後、ハンガリーは再び敗北の日々に戻ることとなる。 ルネサンス文化を奨励した知識人、ハンガリー黄金期を築いた偉大なる王、 という面の一方で、同盟関係にあったヴラド3世の残虐さを強調し 十字軍を放棄するなど、ある意味ではブラム・ストーカーの先達ともいえる人物でもある。 身分を隠して国内を回った伝説が伝わるなど、民衆からの人気は今も非常に高い。
https://w.atwiki.jp/minnasaba/pages/534.html
【元ネタ】Fate/EXTRA CCC 【CLASS】アルターエゴ S 【マスター】BB 【真名】メルトリリス 【性別】女性 【身長・体重】190cm・33kg 【属性】秩序・善 【ステータス】筋力E 耐久C 敏捷A+ 魔力A 幸運B 宝具EX 【クラス別スキル】 メルトウイルス:EX id_es(イデス)と呼ばれる、アルターエゴたちが生まれながらに持つ特殊能力。 スキル『吸収』から進化したチートスキル。 エナジードレインの最上級。 ドレイン、コピー、スケールダウンなどを可能とする。 ドレイン成立には二工程ありまずメルトリリスの体内で生成されるウイルスを蜜(どく)として 対象に注入し、『経験値』『スキル』『容量』等の、その時に奪うパラメーターを融解させる。 その後、ウイルスによって液化したパラメーターを吸収、変換(コンバート)し、自らの一部とする。 カタチさえあれば有機物、無機物、問わずドレインする事が可能だが、カタチのないもの…… 精神性やスキルといったものは融解する事はできるものの、これを“自分のもの”に変換する事は難しく、 単純な養分にする事しかできないようだ。 このため、メルトリリスが“自分のもの”にできるのはおもに『経験値』『容量』がメインとなる。 この能力を利用して、メルトリリスは“自分の転写”を増やす事を計画した。 電脳体の中身をすべて溶かし、自分……メルトリリスに変貌していく転移型のウイルスを作ったのだ。 【固有スキル】 加虐体質:A 戦闘において、自己の攻撃性にプラス補正がかかるスキル。 プラススキルのように思われがちだが、これを持つ者は戦闘が長引けば長引くほど加虐性を増し、 普段の冷静さを失ってしまう。 バーサーカー一歩手前の暴走スキルと言える。 攻めれば攻めるほど強くなるが、反面、防御力が低下してしまう。 無意識のうちに逃走率が下がってしまうマイナス面もあり、普段冷静なメルトリリスにとっては 相性の悪いスキルと言える。 騎乗:B 騎乗の才能。 現存する動物なら野生のものであれ乗りこなせる。 本来ならセイバー、ライダーといった騎士系のサーヴァントがこのスキルを持つのだが…… メルトリリスがどうしてこのスキルを所持しているかは、想像にお任せしたい。 【宝具】 『弁財天五弦琵琶(サラスヴァティー・メルトアウト)』 ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:1~999 最大捕捉:1人 BBがアルターエゴに与えた宝具。 本来は対人ではなく対大衆、対界宝具。 戦闘や戦士に用いるものではなく、一定の文明を築いた文明圏に用いるもの。 メルトリリスの蜜は肉体だけでなく精神まで甘く溶かす。 この宝具はそのコミュニティーの良識、道徳をとろけさせ、群体のように一体化させてしまう。 そうして身も心も社会もスライム化したものを踏みにじり、吸収するのが本来の力である。 非戦闘員に対して絶大な効果を発揮するあたり、メルトリリスのたちの悪さがにじみ出ている。 材料になったものは七福神の一柱であり、宗像三女神、宇賀神などと同一視される女神、弁財天。 自然現象、中でも水や風、音楽や言葉、弁舌、詩文といった“流れるもの”を操る弁財天の琵琶を 宝具としてカタチにしたもの。 弁財天の源流はインド神話の河の女神サラスヴァティーである。 彼女は創造神ブラフマーによって生み出されたが、あまりの美しさに自らの伴侶にと望むブラフマーの 熱烈な視線に耐えきれず、必死に逃れようとした経緯がある、愛に臆病な女神である。 サラスヴァティーは芸術や学問を司る女神であり、弁財天として崇拝されるようになってからは 財物の増進にも権能を持つようになった。 【キーワード】 【クライム・バレエ】 単なるバトルスタイル。 クラシックバレエに傾倒するメルトリリスが自らを再調整した結果、成立した攻撃スキルの数々。 元から完成された物語・舞台をスキルに変換する事で多彩な能力を持つにいたった。 その引用は多岐にわたる。以下はその解説とする。 『踵の名は魔剣ジゼル』 クラシックバレエ「ジゼル」より。 恋したアルブレヒトの裏切りから絶望し、ジゼルは彼の剣を使った狂乱の踊りの中で息絶えた。 結婚を前にして死んだ女はウィリと呼ばれる亡霊になる。 ジゼルは男を捕まえては踊り殺すウィリの一員となるのだが…… 『許されぬヒラリオン』 クラシックバレエ「ジゼル」より。 ジゼルを騙したヒラリオンはウィリに囚われ、その罪を精算する事になる。 彼は許されず、明け方を待たずして踊り狂い、衰弱死した。 『さよならアルブレヒト』 クラシックバレエ「ジゼル」より。 ウィリに囚われたアルブレヒトだが、ひとりのウィリの助けにより一命を取り留める。 衰弱死を免れたアルブレヒトがその顔をあげた時、最愛の少女の姿は幻のように消えていた。 『臓腑を灼くセイレーン』 クラシックバレエ「放蕩息子」より。 田舎領主の息子は都会での暮らしに憧れて出奔。 街では多くの誘惑が待っており、その最たるものが百戦錬磨の手管で男を堕落させる 妖婦セイレーンだった。 しかし、これらのスキル系統は目くらましにすぎない。 クライムバレエはメルトリリスの行った不正行為を指す。 メルトリリスは自らを無敵にするため、月の裏側における基本ルール『時間感覚の喪失』を 『メルトリリスの当たり判定の喪失』に書き換えていた。 自分を鍛え上げるのではなく、世界のルールを変えて特権をほしいままにしたメルトリリスの行為は 犯罪行為そのものだ。 【複合神性】 アルターエゴは英霊複合体として創造されたハイ・サーヴァントである。 BBはムーンセルのサーヴァントアーカイブにアクセスし、 その中からエゴと適合する女神を選び、データを再現。 アルターエゴを女神の複合体として成立させた。 メルトリリスに組みこまれた女神は三体。 一神目はギリシアにおける純潔の処女神アルテミス。 潮の満ち引き、すなわち月の運行と連動しており、その魔力を受けて狙った者を必ず射貫くと同時に、 疫病と死をもたらす。 二神目は旧約聖書に登場するレヴィアタン、あるいはウガリット神話のリタンに由来する、蛇十字の杖。 紅海を割ったモーセの杖と同根の存在であり、同時にその杖によって割られた海そのものの象徴でもある。 持つ者に水のごとく変化する性質を与え、どのような状況にも順応可能とする。 さらに変幻自在にその姿を変え、自らが嫉妬する者の姿となる事もできるとされた。 三神目はインドにおける河の女神サラスヴァティー。 自然現象、中でも水や風、音楽や言葉、弁舌、詩文といった“流れるもの”を操る能力を持つ。 そこから流れる音色は、聞く者の心に任意の感情を沸き立たせ、さらにコンピュータネットワークなどの 電子の流れにも干渉する。 【神経障害】 人間は五感―――視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五つのセンサーで外界を認識し、 その反響によって自己の在り方も認識する。 人間は基本、受動的な感性によって世界と触れあっている。 五感という優れたセンサーを無意識に使うことで、日常を受け入れている。 しかし五感いずれかの能力が低下した場合、意識は積極的に外界と向き合わねばならない。 受動的だったものが能動的になるのだ。 例えば、視覚を失ったものは残った四つの感覚を意識的に特化し、より優れたセンサーとして使用する。 皮肉な事に、その鋭さは五感を持つ人間より何倍も上位のものとして機能する事となる。 ◆ メルトリリスは五感のうち、触覚が低下している。 特に手―――指の感覚がほぼ失われており、そのため外界との繋がりに積極的になっている。 彼女の加虐趣味も、つまるところは “自分だけでは他人の存在が感じられないから” 生じたものと思われる。 余談ではあるが、このため彼女は指先が不器用で、趣味の人形収集のうち、ガレージキット作成に没頭できない。 腕のいい作り手募集中! 【快楽の果て】 BBの「奉仕要求」「快楽」から作られたエゴ。 男性が保護欲をかきたてずにはいられない病的で可憐な少女像―――だったのだが、 相手の能力を奪い続けるスキルの影響か、現在の好戦的な性格になった。 ◆ 他人を取り込もうとするクセに、他人からの理解・共感を欲しがらないのは、 メルトリリスには他人の気持ちが分からないからだ。 彼女には他人は必要ない。 愛も夢も理解できない。 そんな彼女がもし“恋”を獲得した場合、その対象にすべてを捧げて奉仕するだろう。 自己完結しているメルトリリスにとって、対象の気持ちは考慮するに値しない。 高圧的な態度で自分の愛情こそが正しいと断言する。 話し合うつもりはなく (既に、その必要を感じないほど愛している)、 触れあいたい欲望もなく (既に、その程度の快楽では物足りない) 愛してほしいと告げる気もない。 (既に、そんな相互理解は必要ない) まさにナイナイ尽くしの高飛車エゴ。 常に上から目線の高圧的な態度の裏にあるのは、一点の迷いも曇りもない、純粋すぎる“恋心”なのである。 ◆ メルトリリスは気づいていない。 他人を必要としない『自己快楽』の化身である自分の、本当の根底にあるものを。 メルトリリスのコアにあったものは『恋したものへの献身』だった。 ドレインを繰り返しレベルをあげ、ムーンセルを支配しようとしたのも、すべては恋人に至上の快楽を捧げるため。 恋人を庇護する→自分に取り込む→取り込んだ自分が(たとえ自分が分からなくなるほど変わり果てても)永遠に生き続ける。 それこそが、自分が恋人に捧げられる至高の愛だと彼女は決断したのだ。 そんなメルトリリスから見れば、BBやリップすら“自分も救われたいと思っている不純物”にすぎない。 ◆ ……だが、その想いはあまりにも閉じている。 自分の心だけが確かであり、外界との繋がりが希薄な彼女にとって、“他人に恋する”こと自体が、致命的な欠陥(バグ)だった。 【元ネタ】『Fate/EXTRA CCC』 【CLASS】アルターエゴ 【マスター】 【真名】メルトリリス 【性別】女性 【身長・体重】190cm・33kg 【属性】秩序・善 【ステータス】筋力E 耐久C 敏捷A+ 魔力A 幸運B 宝具EX 【クラス別スキル】 対魔力:B 魔術に対する耐性。魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術、儀式呪術等でも傷つけることは難しい。 騎乗:B 騎乗の才能。現存する生物なら野生のものであれ乗りこなせる。……ただし、彼女の場合別の意味も含まれているという。 単独行動:A マスターからの魔力供給がない状況で行動できるスキル。 Aランクなら数日以上は活動可能。『ある存在の別側面』として存在するアルターエゴはマスターなくしても単独で行動できる。 メルトリリスはより単独行動に特化しているが、それは彼女の心のあり方が“壇上でひとり輝き続けるエトワール(星)”を美しいと感じているからであろう。 ハイ・サーヴァント:A 複数の神話エッセンスを合成して作られた人工サーヴァント。 アルテミス、リヴァイアサン、サラスヴァティの要素を持つ。 女神の神核:B 生まれながらにして完成した女神であることを現すスキル。 精神と肉体の絶対性を維持する効果を有する。 あらゆる精神系の干渉を弾き、肉体成長もなく、どれだけカロリー摂取しても体型が変化しない。 【固有スキル】 クライム・バレエ:A 単なるバトルスタイル。 クラシックバレエに傾倒するメルトリリスが自らを再調整した結果、成立した攻撃スキルの数々。 もともとメルトリリスはBBの「奉仕欲求」「快楽」から作られたエゴであり、その本質は男性が保護欲をかきたてずにいられない病的で可憐な少女像───だった。 バレエに傾倒したのはそのイメージによるものと思われるが、相手の能力を奪い続けるスキルの影響か、現在の好戦的な性格になっている。 メルトウイルス:EX イデスと呼ばれる、 アルターエゴたちが生まれながらに持つ特殊能力。 スキル『吸収』から進化したチートスキル。 エナジードレインの最上級。ドレイン、コピー、スケールダウンなどを可能とする。 カタチさえあれば有機物、無機物、問わずドレインする事が可能だが、カタチのないもの……精神性やスキルといったものは融解する事はできるものの、これを“自分のもの”に変換する事は難しく、単純な養分にする事しかできないようだ。 このため、メルトリリスが“自分のもの”に出来るものは『経験値』『容量』がメインとなる。 加虐体質:A 戦闘において、自己の攻撃性にプラス補正がかかるスキル。プラススキルのように思われがちだが、これを持つ者は戦闘が長引けば長引くほど加虐性を増し、普段の冷静さを失ってしまう。バーサーカー一歩手前の暴走スキルと言える。攻めれば攻めるほど強くなるが、反面、防御力が低下してしまう。無意識のうちに逃避率が下がってしまうマイナス面もあり、普段冷静なメルトリリスにとっては相性の悪いスキルと言える。 霊基拡張:B 『変化』とは似て非なるスキル。メルトリリスの本質は「水」であり、その気になれば流体として活動できる。河と文化の女神サラスヴァティーと都市を飲み込む大海嘯リヴァイアサンの神話エッセンスが、彼女を完全流体として成立させている。 神経障害: メルトリリスは五感のうち、触覚が低下している。 特に手───指の感覚がほぼ失われており、そのため外界との繋がりに積極的になっている。 彼女の加虐趣味も、つまるところは “自分だけでは他人の存在が感じられないから”生じたものと思われる。 【宝具】 『弁財天五弦琵琶』 ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:20~500 最大捕捉:1人 サラスヴァティー・メルトアウト。 舞台が完全なSE.RA.PHではないため、本来の能力を絞り、物理攻撃特化に調整された。 本来は対人ではなく、対衆、対界宝具。 戦闘や戦士に用いるものではなく、一定の文明を築いた文明圏に用いるもの。メルトリリスの蜜は肉体だけでなく精神まで甘く溶かす。 この宝具はそのコミュニティーの良識、道徳をとろけさせ、群体のように一体化させてしまう。そうして身も心も社会もスライム化したものを踏みにじり、吸収するのが本来の力である。 非戦闘員に対して絶大な効果を発揮するあたり、メルトリリスのたちの悪さがにじみ出ている。 『その愛楽は流星のように(ヴァージンレイザー・パラディオン)』 ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:10~1000 最大捕捉:1個 女神アテナの槍を模した、パッションリップとメルトリリスの合体宝具。 パッションリップという弓で、メルトリリスという槍を撃ち出す女神の槍。 パラディオンの勝利の槍。城門を超えて都市の中央まで飛来・着弾し、都市を破壊する光の槍。 パッションリップのトラッシュ&クラッシュの空間圧縮を射出装置(カタパルト)とし、流体変化により全身を宝具と成したメルトリリスを撃ち出す超遠距離狙撃宝具。 パラディオンとはギリシャ神話において、城塞都市トロイを守護していた女神アテナの像のこと。この像があるかぎりトロイは不落とされたが、敵軍の策略によって像は奪われ、トロイは陥落したという。 『都市を守るもの』として強力無比だったパラディオンは、その実、失われれば都市は滅びるしかないという運命を提示するものだった。 『深海電脳楽土 SE.RA.PH』では光の速度を超え、10,000メートルの彼方、2時間半前の座標へ時間移動するために使用した他、剥き出しになったSE.RA.PHキアラへのとどめの追撃にも使われた。 だがこの超光速状態はA級サーヴァントですらまず消滅が避け得ない危険なものであり、メルトリリスもその霊基を損耗してしまう諸刃の剣であった。 【Weapon】 【解説】 【元ネタ】 【CLASS】ランサー 【マスター】 【真名】謎のアルターエゴ・Λ 【性別】女性 【身長・体重】160cm・33kg 【属性】秩序・善 【ステータス】筋力C 耐久E 敏捷A 魔力B 幸運A+ 宝具B+ 【クラス別スキル】 対魔力:B 騎乗:C 騎乗の才能。ランサーになった事でランクダウンしている。 単独行動:EX マスターからの魔力供給がない状況で行動できるスキル。 『ある存在の別側面』として存在するアルターエゴはマスターなくしても単独で行動できる。 バレエだけではなくフィギュアスケートにも開眼した彼女した『畳上の星』は更に磨きがかかっている。 そのカリスマの前には、むしろ契約者が彼女を応援するサーヴァントとなるだろう。かもしれない。 女神の神核:C 生まれながらにして完成した女神であることを現すスキル。 精神と肉体の絶対性を維持する効果を有する。 あらゆる精神系の干渉を弾き、肉体成長もなく、どれだけカロリー摂取しても体型が変化しない。 メインエッセンスをサラスヴァティからリヴァイアサンに変えた事でランクダウンしている。 ハイ・サーヴァント:A 複数の神話エッセンスを合成して作られた人工サーヴァント。アルテミス、リヴァイアサン、サラスヴァティーの要素を持つ。 【固有スキル】 スワンレイク:A スキル『加虐体質』を抑えた事により『クライム・バレエ』が変化したもの。 攻撃性・回避性を薄めた代わりに、より長く、美しく、観客を魅了する踊り子となった。 "最高のトリプルアクセル"チャンスが訪れる事も。 完全流体:B リヴァイアサンの権能。自身を流体に、世界を海水で満たす。これを使ったメルトを倒せるのは、無敵貫通による攻撃のみである。 メルト・エンヴィー:EX 七つの大罪・嫉妬による汚染。 メルトウイルスがリヴァイアサンの影響で変化したもの。 パーティのサーヴァントたちから魔力を奪い、宝具の威力を向上させる。 一見すると強力なスキルだが、ここぞという時でパーティの足並みを狂わす魔のスキル。 【宝具】 『その夏露は硝子のように(ブルーサマー・パラディオン)』 ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:10~50 最大捕捉:1人 ラムダ曰く、『夏露はなつ、硝子はほしと読むのよ』とのこと。 対象を水球で囲み、拘束。自身は招き寄せた大津波にダイヴし、従者であるリヴァイアサンたちと共に海中を高速移動し、その加速を以て自身をミサイルにように撃ち出し、対象を水球ごと貫く。 地上に飛び出したラムダの姿は優雅な飛び魚のようにも、都市を滅ぼす神話の槍にも見えるという。 『大海嘯七罪悲歌(リヴァイアサン・メルトパージ)』 ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:50~100 最大捕捉:500人 ラムダ曰く、『七罪悲歌は なつみひか と読みなさい』とのこと。夏の罪とかけているのだろうか……? 天の地を海で満たし、大津波を引き起こす。 津波にのまれたものたちは渦巻きによって一カ所にまとめられ、水玉(牢)に閉じ込められた後、完全流体のまま竜を模したメルトリリスによってかみ砕かれ、海の藻屑と化す。 ラスベガスを囲む海はこの宝具を常時展開したものである。 【解説】
https://w.atwiki.jp/minnasaba/pages/2650.html
【元ネタ】史実 【CLASS】アサシン 【マスター】 【真名】ティモレオン 【性別】男性 【身長・体重】186cm・85kg 【属性】秩序・善 【ステータス】筋力C 耐久A+ 敏捷A 魔力C 幸運B- 宝具A 【クラス別スキル】 気配遮断:C+ サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 ただし、『自由の天琴』を差し向ける場合はこの限りではない。 対魔力:C 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。 騎乗:A+ 騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。 ただし、竜種は該当しない。 【固有スキル】 二重召喚:B アサシンとライダー、両方のクラス別スキルを獲得して現界する。 極一部のサーヴァントのみが持つ希少特性。 解放者:A 他者を救う戦闘の際、一時的に攻撃力を上昇させる。 僭主たちからシチリア全土を解放したアサシンには常に圧制者への制裁が期待される。 虐げられる者達の捧げる祈りが彼に無限の力を与えるのだ。 弑逆(断決):B+ スキル「反骨の相」の効果を含んだ複合スキル。 王、皇帝、あるいは自分の主君に対しての特攻効果を持つ。 またアサシンの場合はスキル「理非断決」の効果も含んでおり、正しさのためならば血を分けた兄を殺すことも躊躇わない。 僭主となった兄を暗殺した逸話、あるいは兄を殺したアサシンへ放たれた母の呪詛と民の糾弾がスキル化したものであり、 本スキルを行使する度にその罪咎はアサシンの心身を蝕む。 女神の加護:B アサシンが生前最良の船を奉納した女神デメテルとペルセフォネの加護を示すスキル。 豊穣神デメテルの加護はアサシンの生命力を強め、 冥府の王妃ペルセフォネの加護はアサシンを死から遠ざける。 結果アサシンは異様に死に辛くなっている。 環境戦略:B+ 土地の性質を利用し、それを自らの戦術に組み込む。 このスキルは戦場で使用する場所を深く理解する事によって初めて効果を発揮する。 一例を挙げるならば、アサシンの場合はクリミソス河の戦いを征した際に利用した狭隘な浅瀬も利用できる。 幅が狭い浅瀬では敵軍は大軍の展開を困難とし、軍略系スキル、軍勢系の宝具を行使する際にファンブルの確率が高まってしまう。 また天候次第では風雨と嵩を増した浅瀬の水と泥が敵軍の侵攻を妨げ、敏捷値にマイナスの補正をかける。 【宝具】 『自由の天琴(シュラクサイ・メテオシャワー)』 ランク:A 種別:対王宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:600人 民主制を復活させるために僭主と戦い、僭主制の象徴である要塞を破壊したアサシンの生涯と アサシンが航海の最中に目撃したという神々しい現象が混ざり合い成立した宝具。 アサシンが率いる軍勢が流星群の如く立て続けに召喚され、敵軍を蹂躙し、敵陣を破壊する。 僭主制の象徴を悉く破壊した逸話から、アサシン自身が持つ王殺しの性質と併せて 王や権威者に由来する砦・城・要塞を破壊する際にはより強力な効果を発揮する。 また破壊された陣地はアサシンの所有となり、陣地内では王属性に由来する干渉が無効化される。 『春興の聖船(エレウシス・イエロプリオ)』 ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:300人 アサシンが女神デメテルとペルセフォネに捧げた船。 かつて星間航行物資生産艦だったデメテルによって改造されており飛翔能力は無論、 船員に擬似的な不死を齎す他、星属性のサーヴァントへの特攻を有する。 その物資生産能力はまさに春の豊穣の如く。 【解説】 古代ギリシアの都市国家コリントスの政治家かつ将軍。 シチリアにあるシュラクサイを僭主たちから解放し、カルタゴの8万の大軍勢を5000の軍隊で打ち破って撤退させた。 シチリア全土に平和をもたらし、シチリア諸都市の真の建国者として賞賛された。 コリントスのアクロコリントスを占拠し僭主となった兄に対しティモレオンは国に自由をもたらす為、暗殺計画を実行に移した。 民衆はティモレオンを愛国者として褒め称えたが、ティモレオンの母は「神をも恐れぬ兄殺し」と呪った。 また一部の市民にも兄殺しとして批判され、ティモレオンは精神を病み、20年の隠居生活を送ることとなった。 その後シュラクサイはディオニュシオス2世が僭主の座にあり、更にレオンティノイの僭主ヒケタスによって包囲攻撃されていた。 シュラクサイに民主制を復活させる為、ティモレオンはシチリアに上陸。 歴史家シケリアのディオドロス曰く、ティモレオンは奇襲によりシュラクサイの一部地域を奪取、 シュラクサイはディオニュシオス2世の支配領域、ヒケタスの支配領域、そしてティモレオンの奪い取った領域に三分割された。 ティモレオンはディオニュシオス2世を説得、降伏させ、ヒケタスはティモレオンに対抗できず、降伏した。 ティモレオンはシュラクサイ全体を制圧し、復興に乗り出した。 僭主政の象徴でもあった砦は破壊され、その場には正義に基づく民衆裁判所が建てられた。 更にカルタゴに支配されている領地を攻め、カルタゴから解放していった。 カルタゴは8万の軍勢をシュラクサイに侵攻させ、クリミソス河にてカルタゴ軍とティモレオン軍の戦いが勃発した。 クリミソス河の浅瀬の幅は狭く、カルタゴは大軍を展開させることができなかった事もあり、カルタゴ軍は敗北。 カルタゴはシチリア島における領土をプラタニ以西に限定し、シチリア島の僭主たちを援助しないという条約に同意した。 その後ティモレオンは僭主を援助していたマメルクスを捕らえるなど、民主政確立に尽力した。 僭主時代のことを思い起こさせる要塞なども尽く粉砕していき、ティモレオンは僭主にも勝る絶大な権力を得るようになった。 しかし自らが僭主となることを良しとせず、シュラクサイにおける全権を早々に放棄し、政界を引退した。 その後、一市民として余生をシュラクサイで過ごした。
https://w.atwiki.jp/bokuserve/pages/649.html
【元ネタ】アイヌ民族伝承 【CLASS】アサシン 【マスター】 【真名】シトナイ 【性別】女性 【身長・体重】150cm・39kg 【属性】秩序・善 【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷B 魔力D 幸運A 宝具B 【クラス別スキル】 気配遮断:A サーヴァントとしての気配を絶つ。 完全に気配を絶てば、探知能力に優れたサーヴァントでも発見することは非常に難しい。 【固有スキル】 直感:C 戦闘時、つねに自身にとって最適な展開を”感じ取る”能力。 敵の攻撃を初見でもある程度は予見することができる。 単独行動:C マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 ランクCならば、マスターを失ってから一日間現界可能。 【宝具】 『月吼猟犬(セタ・トケ)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:5~30 最大捕捉:1人 大蛇退治に向かう際、父より与えられた猟犬。 元々は狼神(ホルケウカムイ)であり、崇めたてられていた。 敵の弱点を自動的に察知し、命中するまで延々と追尾し続ける。 相手が攻撃を回避するたびに速度が強化され、命中するまで際限なく上昇する。 必ず弱点に食らいつき、そのまま離れずに喰らい続けるため、 相手に継続的に大ダメージを与えることができる。 その牙は凄まじく強靭で、竜種の肉体であっても容易く噛み貫けるほどである。 【Weapon】 『無銘・小刀』 父より貸し与えられた、切れ味の鋭い小刀。 【解説】 ある集落の山に白竜が住み着いた。初めは獣肉を捧げる事で満足していた白竜だが ある晩、集長の夢に現れ14~6才の処女を食わせろと言ってきた それから毎年くじ引きで村の少女たちを捧げ事になる。それから9年後 美しく成長した集長の娘シトナイは自ら自分が行くと言い出す 止める集長に飼い犬と小刀(マキリ)を借りると、ある満月の晩山へ向かう 白竜は体長25m胴回り5mに達する巨大な竜で騙されたと見るやシトナイに襲いかかる 初撃を避けるとシトナイは犬に命じ竜の喉笛に食らいつかせ、自分も短刀で立ち向かう 激闘は明け方まで続き、遂に白竜を仕留める事に成功した
https://w.atwiki.jp/bokuserve/pages/1269.html
【元ネタ】史実 【CLASS】アサシン 【マスター】 【真名】エティエンヌ・ド・シルエット 【性別】男性 【身長・体重】163cm・67kg 【属性】秩序・中立 【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷E 魔力E 幸運D 宝具D+ 【クラス別スキル】 気配遮断:B(D) 『ただ輪郭だけの実体のない人間(シルエット)』より得たスキル。 サーヴァントとしての気配を絶つ。 完全に気配を絶てば、探知能力に優れたサーヴァントでも発見することは非常に難しい。 ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 宝具の効果によってランクアップしている。 【固有スキル】 偽装:C(-) 変装・擬態の技術。宝具による認識撹乱。 陽動、欺罔、変装などカムフラージュ全般に有利な補正を得る。 【宝具】 『ただ輪郭だけの実体のない人間(シルエット)』 ランク:D+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:100人 彼の名が元となった黒紙を用いた切紙細工の人物肖像。 のちに影絵一般を指すようになった逸話の具現。 Cランク相当の気配遮断と偽装を獲得させ、気配や輪郭、対象の持つあらゆる情報を隠蔽。 彼の持つ“倹約”という特性を因とする認識撹乱によって、対象を影絵(シルエット)のように曖昧な姿にしてしまう。 【解説】 フランスのルイ15世時代の財務大臣エティエンヌ・ド・シルエット(Etienne de Silhouette、1709年6月8日-1767年1月20日)に由来。 当時フランスは七年戦争が長引いたことで財政難に陥っていたが、シルエットに特別財政再建策はなく 「贅沢を戒めよ」と説くだけの「無能大臣」と呼ばれていた。 しかし、自らは節約に励み、お金のかからない影絵によるシンプルな肖像画を編み出した。 これが当世のヨーロッパで大流行し、現代でも馴染み深いシルエットの由来ともなっている。 本来、彼自身には暗殺者としての適正はないが 広く世間に浸透したシルエットの特性によりアサシンとして適正を得るに至った。
https://w.atwiki.jp/bokuserve/pages/3254.html
【元ネタ】プラ・アパイマニー 【CLASS】ファニーヴァンプ 【マスター】 【真名】ラウェーンワンラー 【性別】女性 【身長・体重】173cm・53kg 【属性】混沌・悪 【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷C 魔力B 幸運C 宝具A 【クラス別スキル】 フェロモン:A++ 動物の体内から分泌・放出され、同種の他個体の行動や生理状態に影響を与える物質の総称。 A+ともなれば国々を狂わせる美女の領域であり、洗脳宝具にも匹敵する効果を生む。 【固有スキル】 対魔力:A+ 宝具である印璽の力により、A+以下の魔術は全てキャンセル。 宿敵?であるプラ・アパイマニーの魔笛が効かない数少ない人物であった。 魔性の貌:EX 数多の国々を狂わせたという逸話を持つ彼女は、素顔を晒すだけで周囲に影響を及ぼす。 麗しの姫君:A++ 統率力としてではなく、周囲の人を惹き付けるカリスマ性。 Aランク以上を有するファニーヴァンプは、ただ存在するだけで自分を求める戦士たちを引き寄せる。 姫どころではなく自分自身が王なのだが、即位する前は姫だったからセーフとは本人の言。 黄金律(体)(美) どう在ろうとも、どのように育とうとも、完璧な美貌を有する存在へと成長する宿命を指す。 どれだけカロリーを摂取しても体型が変わらないが、「天性の肉体」スキルとは異なり、 筋力のパラメーターへの影響は存在せず、美しさが保たれるというだけの効果。 【宝具】 『呑む悪星・輝ける魔島の宝璽(ランカー・ラーフ)』 ランク:A 種別:対魔宝具 レンジ:1~40 最大捕捉:50人 ランカー国に伝える神器。羅睺の印璽。 敵に向ければ破壊光線を放ち、持っていればあらゆる魔術効果と魔力による攻撃を退ける。 また幻獣ランクまでの幻想種・魔物はこれに魅了されて所有者の支配下に置かれる。 他のサーヴァントの宝具として召喚される魔獣の類を支配することまでは出来ないが、 ファニーヴァンプを攻撃することも出来なくなる。 【Weapon】 『女王の絵姿』 英霊ラウェーンワンラーの姿を描いた絵画。 この絵を見ただけで大抵の男は女王にベタ惚れとなる。 ラマーン王の呪いによってその威力(魅力)は更に向上しており、洗脳宝具の域にある。 【解説】 タイ古典の大長編『プラ・アパイマニー』に登場する女王。 西洋人の国ランカーの王子は、パルック国の新王プラ・アパイマニーに婚約者を奪われた上で殺されており、 王子の妹でランカー新王となったラウェーンは、パルック国に復讐しようと考えていた。 (厳密にはアパイ自身にあまり非はなく、婚約を反故にした姫と、王子を敵視したアパイの息子、 ランカー王子を殺害したアパイの妾が問題) 大僧正の助言を受けた女王は自身と配下の女たちの色香に磨きをかけて 数多の国々を味方につけ、パルック国を攻めた。 アパイも女王の絵姿を見ただけで骨抜き腑抜けになる始末だったが、 しかし女王もアパイ当人と対面すると、何と彼に惚れてしまった。 女王は迷いながらもなんとか戦意をギリギリ保ってアパイを籠絡したが、 今度はアパイの后――かつて兄の婚約者がアパイを取り戻すために軍を率いてやってきた。 収集つきそうもないまま戦争が続くかと思われたが、仙人が現れて 全兵士の憎しみと魔術の効果を消して、ランカーとパルックは和解し、大円団となった。 【コメント】 美しさだけで英霊となった女。 うーん、個人的にはアパイと結ばれない方が面白いキャラだと思った。 適正クラスはファニーヴァンプとアヴェンジャー。
https://w.atwiki.jp/bokuserve/pages/2984.html
【元ネタ】史実、Fate/Grand Order上の設定 【CLASS】アヴェンジャー 【マスター】 【真名】ジャン=バティスト・クレベール 【性別】男性 【身長・体重】186cm・91kg 【属性】中立・悪 【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷C 魔力B 幸運- 宝具B 【クラス別スキル】 復讐者:D 復讐者として、人の恨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。 周囲からの敵意を向けられやすくなるが、向けられた負の感情はただちにアヴェンジャーの力へと変わる。 彼は“帰郷”をすでに果たしているが、未だナポレオンへの憎悪は拭い切れない。 忘却補正:C+ クリティカル攻撃のダメージ値が他サーヴァントより高い。 ナポレオンのことを引き合いに出すと、まるで「狂化」を付与したかのように人が変わる。 自己回復(魔力):D 復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。魔力を微量ながら毎ターン回復する。 【固有スキル】 名声の渇望:A ひたすら自己中心的に、自分のしたいことに才能を発揮することができる気質。 彼の判断を必要以上に阻害しない限り、LUC以外のあらゆる判定の成功率が上昇するが、 締め付けを強くすればするほど判定の成功率が減少する。 戦線維持:C 戦闘続行を戦術的分野に限定したスキル。 指揮する兵全体に漂う負のムードを払拭し、終わりの見えない戦闘でも士気を下げずに戦い抜き、生き残る。 兵を鼓舞し、不満を和らげる低ランクの“扇動”スキルも複合されている。 蔵知の司書:B+ その身に取り込んだ怨霊を使い潰して行う智慧の分散処理。 引きずり出して喰らうことで、その怨霊が過去に知覚した知識、情報、技能を明確に記憶に再現できる。 “現地調達”も可能だが、サーヴァントはその限りではない。 【宝具】 『地獄へ通ずる地獄からの帰路(カダーヴル・シャート・ディフ)』 ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:- 最大捕捉:100人 地上の苦しみ総てが集う、負の感情をごった煮にした地獄の監獄塔、 その地獄に、死後に収監されたアヴェンジャーは、その地の怨念に曝され、取り込まれたが、 それでも彼はその怨念をある程度御しており、サーヴァントとしてのクレベールは事実上の魔人と化している。 「魔人」クレベールは、怨念を魔力放出のように使用することができる他、 体表にこびり付いた怨霊を剥がして喰らうことで“蔵知の司書”スキルを使用することが可能となる。 ただし、ある程度「しか」御せていないことを忘れてはならない。 忘れた瞬間、または復讐心を消失した瞬間、クレベールはシャトー・ディフの怨念に取り込まれ自壊するだろう。 【解説】 フランス革命期の軍人。 アルザス地方のストラスブールに生まれ、立地ゆえに一時はバイエルン選帝侯領軍に出仕し、 バイエルン継承戦争にも連隊長として、参加していた。 フランス革命期にはフランス軍に転身し、経歴故にすぐに出世してそのままドイツ方面戦線で戦った。 ヴァンデの反乱には、革命軍司令官の一人として鎮圧にあたり活躍するが、名声の大部分はオッシュやマルソーなどに持っていかれた。 その後ナポレオンに誘われてエジプト遠征の司令官の一人に名を連ね、その地で八面六臂の活躍をするが、 本国の危機を悟ったナポレオンはひそかに戦線離脱。クレベールは疲弊しつつある遠征軍を押し付けられる形で指揮権を譲渡されることとなる。 それでもクレベールは断絶した補給線、ペストの流行、現地人の攻撃という最悪な条件下でよく戦ったが、 とうとう彼は1800年6月14日に、クルド人テロリストのソレマン・アル=ハラビによって暗殺される。 ちなみに友人でもあるドゼーも1800年の同日にマレンゴ会戦で戦死している。 彼は死後、本土に送還されたが、その遺骸が共和主義者の象徴となることを恐れたナポレオンによって シャトー・ディフへと置かれることとなった。彼が故郷のストラスブールに帰るのは王政復古や百日天下のさらに後のこととなる。 【特記妄想】 本来の属性は中立・善。ただしアマデウス、ホームズのような「クズ」と呼ばれるタイプの中立・善である。 ナポレオンは彼のことをドゼーの次点で、ランヌ以上と評し、その将才・行政手腕を激賞したが、 人格面では態度の不作法さや享楽主義(そして高身長と容姿の良さ)を批判する言葉を多く残している。