約 3,621,347 件
https://w.atwiki.jp/minnasaba/pages/1731.html
和魂漢才:A+ (菅原道真) 学問の礎である漢才とそれを活かす処世術・判断力である大和魂の両立。 その具現化とも言えるアヴェンジャーはサーヴァントとして現界した時点で 学術、呪術、剣術、弓術、騎乗等のスキルをA~Bランクの習熟度で発揮出来る。 また、新たに研鑽を積むことにより更なるスキルを会得することも可能。
https://w.atwiki.jp/orisaba_kaisetu/pages/85.html
クラス:アサシン 属性:混沌・善 真名:灰坊主 出典:伝承 地域:日本 性別:女 身長・体重:170㎝・58㎏ ステータス:筋力C耐久E敏捷B魔力C幸運B宝具C クラス別スキル 気配遮断(B) サーヴァントとしての気配を絶つ。 完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。 保有スキル 仕切り直し(B) 戦闘から離脱する能力。 灰の肉体(A) 肉体が灰で構成されている。 物理攻撃を無効化することが可能。 戒めの怪物(A) 戒めのために存在する怪物。 悪に対しての攻撃に多少のプラス補正がかかる。 宝具:『灰弾熱棒』 ランク:C 種別:対人 レンジ:1~2 最大補足:1人 灰により熱された鉄の棒に熱い灰を纏う。 触れた相手にやけどを負わせ、一時的にその部位を動かなくさせる。 対象の素肌に触れない限り火傷させることはできない。 名前
https://w.atwiki.jp/bokuserve/pages/2487.html
【元ネタ】戦国 江戸時代 【CLASS】アサシン 【マスター】 【真名】本多正信 【性別】男性 【身長・体重】164cm・58kg 【属性】秩序・中庸 【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷E 魔力C 幸運A 宝具C+ 【クラス別スキル】 気配遮断:D サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 【固有スキル】 奸臣の讒言:A 告発・忠告の形で相手の敵意を誘導し、秘密裏に自己の利益確保を図る能力。 権力闘争と裏切りにしか役立たない外れスキルと思われがちだが、 無謀なマスターの操縦やヘイト調節も可能。 軍師の忠言:A 軍師系サーヴァントに与えられるスキル。 状況を把握、分析することにより味方側に正しい助言を与えることができる。 Aランクであれば不測の事態がなければ100%的中する。 軍師の指揮:C 軍師系サーヴァントに与えられるスキル。自己を含めた軍としての力を引き出す。 Cランクであれば、十分な訓練を積んだ強兵に等しい力を持つ。 【宝具】 『天下国家之要録(あまらぬように、ふそくなきように)』 ランク:C+ 種別:結界宝具 レンジ:0~50 最大捕捉:300人 本多正信の著書とされる『本佐録』の最も有名な一文が昇華された結界宝具。 範囲内の者は生命活動に必要な(英霊であれば現界に必要な)最低限の魔力以外、 用いることも蓄えることもできないように制限される。 さらにアサシン自身が改良することで“蓄える”ことが可能なあらゆる文物を“制限”に加えることも可能。 ただし、この宝具の効果は自身や味方にも働いてしまう。 【解説】 戦国・江戸時代に徳川家康に仕えた家臣。 同僚からの評価は低く「腸の腐った奴」とまで評されたが、家康にはその知略を愛され、朋友の如く扱われた。 また、謀略家ではあったものの、当人は大領を求めず、二万二千石(あるいは一万石)のみを宛てがわれていただけで満足していたという。 はじめ鷹匠として家康に仕えたが、三河一向一揆に参加して家康と敵対。 一揆が終結し、家康が刃向かった家臣を許した後も帰参せず、諸国を流浪した。 流浪している間、何をしていたかは定かではない点が多いが(一時は一向宗に参加し織田信長と戦っていたとも) 一時は松永久秀に仕え「剛にあらず、柔にあらず、卑にあらず、非常の器である」と高く評価された。 正信が再び家康のもとに帰参した時期は判然としないが、遅くとも本能寺の変の前には家中に戻っていたとされる。 本能寺の変後、家康の伊賀越えにも同道。 三河帰還後は武田の旧臣を徳川家に取り込み、甲斐、信濃の統治を安定させるという功績を挙げている。 天下人・豊臣秀吉の死後、正信は参謀として家康の権力掌握に助力したという。 詳細は明らかでないものも多いが、秀吉没後に行われた謀略の多くは、正信が発案したものだったともされる。 関ヶ原の戦いでは、家康の嫡子・秀忠が上田城攻めに固執するのを止められなかったが、 以後も家康の信頼は変わらず、朝廷工作や本願寺の分裂工作に腕を振るった。 江戸幕府の開府後、正信は家康・秀忠の側近として幕政を主導し、大坂の陣でも多くの策を献じたという。 しかし、家康が没すると一切の政務から離れ、程なくして死去した。
https://w.atwiki.jp/minasava/pages/34.html
深夜、衛宮邸。 士郎の寝室。 「うう……ん……?」 眠っている部屋の主は呻き声を発する。 妙に狭苦しい、まるで両側から圧迫されているような感じ。 その感触によって眠りを中断された士郎はゆっくりと目を開ける。 まず目に映るは天井。 次に視線を布団に移す。 そうしたら不自然に盛り上がっている。 状況を整理する士郎。 左右からの圧迫、自分に掛かる圧力は女の子二人分くらい、不自然な布団の形。 「まさか……!?」 思わず布団を撥ね退けると、左に金髪の美女、右に銀髪の美女が一糸纏わぬ姿で気持ちよさそうに眠っていた。 「ライダー、ランサー、なんでさ……」 「で……一体どういうつもりなんだ?」 ジト目で目の前の二人を睨む士郎。 目の前には全裸の美女二人がバツの悪そうな表情で正座中。 朱眼の金髪の美女はライダーのサーヴァント、マザー・ハーロット。 蒼眼の銀髪の美女はランサーのサーヴァント、ブリュンヒルド。 どちらも士郎がマスターとなっている。 本来サーヴァントはマスターに対して一人だけが常識である。 しかし士郎の場合様々な状況が重なった結果、その常識から外れる事になった。 聞くところによるとサーヴァントを二人維持するのは士郎ではかなり無理があるという。 話し合った末、片方は性行為で魔力を補充したほうがいいという結論になった。 マスターである士郎の意思を無視して、ライダーとランサーで勝手に決められたものであるが。 しかしここでどっちが抱かれる担当になるかで意見の対立が発生。 ライダーランサーとも譲る気はなく、隙を見つけ次第士郎を襲うつもりだったらしい。 で、布団に潜り込んだ所を士郎に発見されたというわけだ。 ちなみにライダーが裸なのは服を着るのが面倒臭いから。 ランサーのほうは魅了スキル持ちのライダーに対抗するために全裸で迫ろうとしたから。 布団に潜り込んだまではよかったが、そのまま寝てしまったらしい。 今のランサーとライダーだが、ライバルを蹴落とすため、自分をアピールするのに躍起になっていた。 士郎の抗議は当然無視。 「我(わたし)のほうがいいわよねえ~? ランサーは清純な戦乙女だからこういうのは苦手みたいだし」 「私(わたくし)のほうがいいですわよ。殿方の相手をするのも戦乙女の心得ですわ。ライダーは面倒臭いのは嫌いなようですし」 そこまで言って二人は勢いよく立ち上がると真正面から睨み合う。 その際当然何も着ていないので、男を惑わす蠱惑のメロンクラスの乳房4つがプルルンと揺れ動く。 思わず鼻を押さえる士郎。 ランサー、ライダーとも腰を手に当てると胸を張り出す。 至近距離で突き出された双方の胸は密着し、ムニュムニュと形を変えてゆく。 バスト100センチに達する胸の押し付け合いは壮絶の一言に尽きる。 それを見た士郎の、押さえた鼻の隙間からはポタポタ鼻血が零れていく。 「なによ! 清純な振りして戦う時は男を誘惑するようなビキニアーマーなんか着てるくせに!」 「なんですか! 貴女だって戦う時はおっぱいも股間も隠さない露出狂みたいな衣装しか着てないじゃありませんの!」 二人の睨み合いはエスカレートする一方、激突し合う視線で火花まで飛び散る。 胸同士だけでなく、おでこ同士もぶつけ合い、睨み合う。 だがそこで二人は一旦離れる。 そして空気が変わる。 「こうなったら……」 「どっちが士郎に抱かれるか……」 ライダーは頭にベール、上半身には前開きの小面積の上着、 首手足の装飾以外全裸同然の衣装。 ランサーは羽の生えた兜にビキニアーマーという肝心な箇所以外は露出した戦闘装束を身に纏う。 「「勝負!!」」 ライダーは『溢れる邪淫(ルクスリア・チャリス)』 からワインの鞭やカッターを作り出す。 ランサーも『神戦誘う戦姫の槍(ロギ・ヴァルキュリア)』を構える。 「ま、待ったあーー!!!」 二人が行動に移る寸前。 思わず立ち上がり両者の激突を止めようとする士郎。 二人の間に割り込み両腕を伸ばす。 「二人ともやめてくれ! こんな所で暴れたら家が、いやそれ以前にケンカ自体ダメ……?」 そこまで言って両腕に、マシュマロのように柔らかいものを掴んでいる感触がするのに気付く。 思わず掌をゆっくり動かして掴んでいるものを揉んでみると、 「……もお、どっちか片方じゃなくて二人とも欲しいなんて……エッチなマスターね」 「ああっ……マスター。そ、そんなに動かさないで……ビキニの金具部分が喰い込んでしまいますわっ」 と、艶かしい声が返ってくる。 ギギギ……と音を立てながら首を回して左右を確認した結果……。 士郎の掴んでいるものはライダーとランサーのたわわに実ったおっぱい。 「人生オワタ……」 ケンカ止めようとしておっぱいタッチ ↓ 激怒した二人の宝具攻撃 ↓ ヘブンズゲート直行便 思わず死を覚悟した士郎だったが、事態は意外な方向に向かった。 それ以前にマスターが死ぬとサーヴァントも消えるからその可能性は低いのだが。 二人は自分の乳房を掴んでいる士郎の腕を掴むとニッコリと微笑む。 「そうよね。ケンカはいけないわよね♪」 「そのとおりですわ。でも女性の胸を触ってただで済むと思ったら大間違いですわよ♪」 「だから我達二人を満足させることで許してあげる♪」 「そうそう。女の子に恥をかかせちゃダメですわ♪」 その言葉は士郎にとっては死刑宣告であるわけで、 「な……なんでさーーーー!!!」 次の日の朝の食卓、枯れ果てた士郎とツヤツヤの肌のランサーとライダーの姿があったのは……当然の結果。
https://w.atwiki.jp/minasava/pages/793.html
熊:えー、皆鯖マスターのみなさん本日はいかがお過ごしでしょうか。熊太郎です。 金:サカタ・ザ・ゴールデンだ。よろしくな。 熊:・・・・・・・・・。 金:ん、どうした熊太郎?さてはこのオレのゴールデンっぷりに見とれたか。 熊:いや、・・・・・・今までとキャラ違くない? 金:ふんっ、何を言うかと思えばそんなことか。いいか熊太郎、野性児金ちゃんの時代はもう終わったんだ。これからはゴージャス&ゴールデンなMr.SAKATAの時代だぜ! 熊:・・・・・・・・あっそう。 金:うわぁっ、熊太郎の目がいまだかつてないほどの氷河期!? 熊:君が自分のことをどう思おうが勝手だけど、面倒だから呼び方は金ちゃんのままでいいよね。 金:えー(´・ω・`) 熊;いいよね?(バキィ) 金:ぐぼぉっ!?ベア―ハンドからのストレートはまずいって、頬肉削げる!! 熊:いいよねぇ?(メコォ) 金:わかった、わかったから!!今まで通り呼び方は金ちゃんで良いからっ!! 熊:じゃあ、気を取り直してタイトルコール行こうか。 金:・・・・・・あいよー。 熊&金:天上天下唯我独尊、ノリと勢いで滅多切りっ!!ゴールデンベア―道場始まるよ―――っ!! 金:んで、始まったはいいものの何なんだこのコーナーは? 熊:うん、このコーナーはこの前筆者が執筆した『Fate/End of Days(以下、EoD)』を解説するためにあるわけだね。 金:あぁ、あれな。筆者がもったいぶった性格だから、情報が章ごとに小出しになっててわかりにくいんだよな。 熊:そんなわけだから、こういうところで一括して説明しようと。 金:だったらちゃっちゃと行こうぜ。まずは舞台設定――――――面倒だな、ウィキ見て下さいでよくね? 熊:ベアクローっ!! 金:ぎゃああああああああああああラーメンマンからモンゴルマンになっちゃうっ!? 熊:本来の皆聖2と違うところがあるからこういうコーナーを作ることになったんだよ。そこんところわかってる? 金:おーけー・・・。 熊:『EoD』は『みんなで考える聖杯戦争2』を下敷きにしているけど、元々ウィキに載ってる情報に加えて、作劇の都合上新しい設定をいくつか追加しているんだ。 金:えーと、聖杯戦争を主催しているのはアメリカの片田舎にある『大学』もしくは『図書館』と呼ばれる組織だ。ウィキにはU-1対策機関とあるな。 熊:で、その組織がU-1に立ち向かうために聖杯の力―――もとい神霊の力を使おうと考えて、アステカ帝国の神霊召喚儀式に冬木の聖杯戦争システムを組みこんで復活させたのが今回の聖杯戦争なわけだね。 金:どうみてもミス○トニック大学です本当にありがとうございました――――――何だが変更点というか追加点があるな。 熊:『大学』の敵はU-1、もといアルティミットワンなわけだけど。『EoD』ではここで特に彼らがターゲットに据えているのをORTと設定しておいたよ。 金:ゴールデンやべぇ、現型月世界最強生物。 熊:まちがっても喧嘩を売ったらだめだよ金ちゃん。 金:誰が売るかぁっ!!こいつは現代の地球で確認されている唯一のアルティミットワンだ。流石の大学も『鋼の大地』の時代にやってくる連中に喧嘩売ると考えているとは思えないってことでターゲットとしては的確だ。 熊:ORTをターゲットに据えることで、聖堂教会が大学と連携する大義名分が出来たのが良かったかな。 金:えーっと、そう。登場人物の一人に教会から大学に派遣されてるってキャラがいたな。 熊:彼女については『参加者戦力比較』のコーナーで触れることになるね。 金:そんなのやんのかよ。 熊:本編を書く気の無い筆者のせめてものお詫び代わりに戦力シミュレーションくらいはやっておこうってさ。 金:気休め乙。 熊:偽善乙。 金:あー、それとこれは質問なんだけどな。 熊:なんだいなんだい? 金:大学の思惑としては神霊を召喚して武器代わりにしたいわけだが、この聖杯はちゃんと願望器として機能すんのか? 熊:たぶんね。この聖杯戦争は主催者である大学、大学と協力して儀式を調整した魔術師の四家、遺跡のあるところの現地住民の三グループの思惑が絡んでいるんだ。魔術師の四家は『根源の渦』に至るための聖杯として儀式を調整してるよ。 金:あぁ、そもそも冬木のシステムが土台だったな。聖杯を完成させて得られる魔力を神霊の召喚に使うか、根源に至るために使うかは優勝者の自由ってなわけだ。それだけの魔力があれば大抵の願いはかなえられるだろう。 熊:・・・・・・・・・という風に筆者は解釈している。 金:おい。 熊:しょうがないじゃん。元の情報が少ないから足りない所は頭の中で補完するしかないんだよ。 金:補完というか、改造している設定もあるな。主に現地住民の件だが。 熊:ウィキによると、現地住民は神の加護が無くなったことによる自然災害に悩まされていたとあるけど、『EoD』では滅んだ帝国の栄華を取り戻したいという設定になっているね。 金:・・・まぁ、密林の奥地で自然災害ってどんなんよ、という筆者の想像力の欠如が招いた結果だな。あと、滅んだ帝国の栄華ってどんなんだったんだ昔は。 熊:筆者の脳内では完全にオーパーツでオーバーテクノロジーな超古代文明になってるね。その象徴がピラミッド。 金:えーと、『ピラミッドの敷地面積23ヘクタール、高さ40メートル』ってあるけどこの数字は何処から出てきたんだ? 熊:姫路城だね。 金:・・・・・・・・・・・・エエエエエェェェ(´ω`;)・・・・・・? 熊:ちなみにアステカ文明のピラミッドの平均は20メートルだね。 金:何そのマジゴールデンな仕様・・・。 熊:もうこれはアステカ文明じゃなくてアステカ文明から派生した別種の何かと思ってもらった方がいいかな。 金:じゃあなんだ、平たく言えば今回の聖杯戦争は、ジャングルの中に建ってる姫路城を舞台にしたダンジョンサバイバルアクションになるわけか。 熊:舞台になる遺跡の設定が無かったからやりたい放題しようとおもった結果がこれだよ! 金:最終的に対城宝具で粉砕されるのが目に浮かぶようだぜ。 熊:そう考えると対城宝具っていう分類がいかに恐ろしいかよくわかるね。 金:ちなみにジャングルの入り口にあるっていう町は何なんだ? 熊:うーん、RPGのダンジョン前にある町みたいなものだと思ってくれればいいよ。あんまり深い意味はないんだ。 金:蹂躙王の軍勢の餌フラグとかそういうのは何もないわけだな。 熊:・・・・・・・・・・・・。 金:なぜ目をそらす!? 熊;じゃあ、そろそろ次のコーナー逝こうか。 金:字が怖いって!! 金:・・・・・・というわけで『参加者戦力比較』のコーナーだ。 熊:このコーナーは参加者、全7チームの戦力を分析するコーナーだね。 金:おう、腕が鳴るぜ! 熊:いや、別に金ちゃんと戦うわけじゃないからね。 金:(´・ω・`) 熊:そんな顔しても駄目(コキッ) 金:ア゛ーッ!? 熊:それじゃあ作中の順番通りに進めて行こうか。金ちゃんよろしく。 金:えー・・・・・まず一組目は、・・・チャイニーズスパイの黒雲霞さんと、チャイニーズアサシンの聶隠娘さんのチャイニーズコンビです・・・ゴフッ(吐血)・・・。 熊:選定の理由は主に主にチャイナ繋がりで。 金:・・・そういえば今回のサーヴァント選出基準は何なんだ? 熊:基本的にマスターとの共通点かな。ちなみにこの組は、他の組が埋まっていった結果アサシン枠が空いたのでチャイナ繋がりで出来た組み合わせです。 金:その割には結構噛み合ってる組み合わせだと思うがな。 熊:説明すると、雲霞さんは中国の武装工作員魔術師で、戦闘スタイルは武術、暗器術と変装技術、透明化の礼装、水属性の魔術を組み合わせたものだね。 金:本人自身が暗殺者としての適性が高い、ということはアサシンのサーヴァントの扱い方も熟知しているってわけだ。 熊:一方の聶隠娘は全体的なステータスは並程度だけど敏捷と気配遮断のランクがA+で頭一つ抜けている、まさに一撃離脱タイプのサーヴァントだね。 金:さらに仙術、予知のスキルと致命傷であっても一回なら無効化できる宝具『金主玉壁』・・・・・・と生存能力が非常に高いな。さりげなくゴールデンやばくねーか、このコンビ? 熊:とても危険だね。基本戦術は二人揃ってマスター狙い。ガードが堅い場合、敵のサーヴァントは聶隠娘のスピードと生存能力を生かして引きつけ、雲霞本人がマスターを暗殺する時間を稼ぐってところかな。 金:おい、熊太郎。オレはこういうやつらは苦手だ。どうすればいい? 熊:サーヴァントは絶対にマスターのそばを離れないこと、それが肝心だね。幸い聶隠娘は暗殺者としては一流だけど、英霊としては決め手に欠ける。正面から迎撃すれば、金ちゃんのパワーと体力でねじ伏せられると思うよ。 金:なるほど!! 熊:・・・・・・ってなんで金ちゃんが戦う流れになってるのさ!!(ドスッ) 金:ぐふぅっ。 熊:とりあえず、このコンビは徹底的に影から敵を狙うタイプの戦い方だよ。特に今回の舞台はジャングルだから夜は背中に注意しておくこと。 金:へ、へい・・・・・・・・。 熊:次はライダー組で行こうか。 金:ブードゥーマゾヒストのアベル・シボネイと皆大好き蹂躙王ことチンギス・ハン死体繋がりチームだ。・・・・・・ところでブードゥーマゾってなんだよ。 熊:シボネイさんは幼少のころに痛覚を失って以来、『生きている』という感覚が希薄で、そのせいか生の実感を得るのに貪欲なんだ。ウィキにも『すごいMかつ前向き』って書いてあるよ。 金:どこぞの曲れアイズを彷彿とさせるな。自分を痛めつけるか、他人を痛めつけるかの違いはあるが。 熊:そしてそんな生の実感に飢えている彼だからこそ、あの蹂躙王の無茶ブリにも耐えられるという寸法なのさ! 金:身内には優しいらしいけど、ついていくの大変そうだよな蹂躙王・・・・・・って王様今回やばくねーか? 熊:その心は? 金:チンギス・ハンの本領発揮と言えば平原なのに、舞台は密林じゃん。どう考えても圧倒的不利だろ。 熊:そのために同盟を組んだんだよ。自分の持ち味が削がれるのをわかっていたから、別チームと組んで少しでも補おうと思ったんだろうね。 金:そういえば会談のあと蹂躙王スマイルになってたな。 熊:どう見ても(性的な意味で)食べられるフラグです本当にありがとうございました。 金:まぁ、とはいえ宝具『王の葬列』はジャングルだと活かせなくないか? 熊:いや、今回の聖杯戦争は古代の遺跡(姫路城)を舞台にしたダンジョンサバイバルだよ。アリの巣に水を流す、みたいな物量押し戦略もありかもしれない。 金:エグイ絵面だな、おい!? 熊:それに『四駿四狗』の狼や最終宝具の『屍喰らいし天』はジャングルでも活用できる余地が十分にある。案外、金ちゃんみたいに『平原の帝王wwwワロスwww』ってなめてかかると死ぬかもね。 金:流石に王クラスの英霊は伊達じゃねぇってことか。 熊:・・・・・・実をこのチームはかなり勝率の高い戦略を使えるチャンスがあるんだけどね。 金:なんだそりゃ。 熊:蹂躙王が対軍宝具、もとい大群宝具を派手に見せびらかして敵を引きつけている一方で、同盟を組んでいる聶隠娘が影から刺しに行く。 金:おいおい、本格的に洒落になんねぇぞそれ!? 熊:とはいっても、この同盟はお互いに途中で首をかく気満々だからこういうコンビネーションはやんないと思うけどね。 金:だといいんだが・・・・・・あと、マスターの解説は? 熊:マスターのシボネイさんは自分から戦いに行くタイプのマスターだね。武器は格闘技とゾンビ化している義肢。それとゾンビパウダー。 金:最後のは何だ? 熊:ブードゥー魔術的な感染症で、これに感染すると精神と肉体が切り離されて最終的には傀儡にされてしまうみたいだね。 金:マスターといい、サーヴァントといい傍迷惑な・・・。 熊:お互いの相性から考えて、マスターがサーヴァントの言うことを聴いて一兵士として動いた方がいいかな。 金:随分な主従もいたもんだな、まったく。 熊:対策として、この二人は周囲を巻き込む技が多いから、戦場が市街地じゃなかったことを感謝しつつ、早め早めに倒しておいた方がいいね。さもないと周囲は死体の軍勢、敵も味方もゾンビ化して操られてるなんて地獄絵図になりかねない。 金:逆にいえばこのチームは、ライダークラス最大の持ち味である機動力が殺されているわけだから、焦らずじっくりと戦った方がいいわけだ。どうせ一般人もいないし。 熊:ついでに死体の補給場所も近場にあるわけだし・・・・・・。 金&熊:・・・・・・・・・・・・(ゆっくりと行進しながら密林を埋めつくしていく死体の軍勢を想像する二人)。 熊:・・・・・・・・・次行こうか。 金:お、おう。 熊:気を取り直して、それではセイバーチームもとい筆者のお気に入りチーム。 金:マスターは御子上三姉弟と日本武尊。マスターが三人一組という変わり種・・・・・・・・・なぜお気に入り? 熊:いや、Fateと言えば十代の少年少女が苛烈な戦いを通して成長していく王道ストーリーでしょ?だったら十代の三人組に肩入れしてもいいじゃない・・・ていうのが筆者の主張です。 金:でもまぁ、今回の聖杯戦争で唯一(三?)、十代のマスターってのがネックであるのも確かなんだけどな。 熊:今回の参加者は先ほど紹介した工作員ズに大学所属のベテランやモンスターハンターにナチュラルボーンウォリアー・・・・・・確実に経験値では圧倒的に不利。 金:どうすんだよ、旗色悪いじゃんか。 熊:そんなわけで彼らには彼らにしかない秘密兵器―――令呪があるのさ! 金:あぁ、他の連中には無いんだったな。 熊:皆鯖マスターのみなさんなら令呪の有用性について今更説明する必要はないと思うけど、とりあえず言えるのは、これがあるのとないのとではサーヴァントの運用の仕方に雲泥の差が出るということだね。 金:んで、三姉弟は一人ずつこの令呪を分配している、とこれなら各自ピンチに陥った時のために保険があるな。 熊:そういえば他の人たちは令呪無いのにいつどこでサーヴァントの召喚を・・・・・・。 金:熊太郎、それ以上いけない。 熊:・・・・・・令呪のことはこれくらいにしておいて、三兄弟の能力についてやろうか。 金:長女の紗月は捕縛、長男の暁は探知、次女の壱名は凶眼・・・っと三人揃えて見れば案外バランスが取れてるんじゃないのか? 熊:ちなみに『凶眼』は不幸の因子を他人に浴びせる魔眼の一種だね。たしかに、金ちゃんの言う通りチームとしては結構バランスがとれていると思うよ。生き残れるかどうかは別としてね。 金:なんか嫌な言い方だな。 熊:ベテランの魔術師ならともかく、戦闘経験ゼロの少年少女が戦闘時にチームとして機能できるかどうか非常に怪しい。ましてや今回はダンジョンサバイバル、ちゃんとサバイバルできるのかも怪しい。 金:つまり、酷なことを言うようだが、素人三人が寄っても足を引っ張り合う危険の方がでかいってわけだ。 熊:逆に、上手く機能すれば強いチームでもある。 金:マスターの経験不足をサーヴァントが補えるかどうかってのが生命線だな。 熊:じゃあ、セイバーの紹介をしとこうか。 金:オレ達日本人にとってはなじみ深い英雄だな日本武尊。 熊:(僕は人じゃないけどね)全能力値がBランク以上で安定、スキル・宝具ともに隙無し・・・・・・多分『EoD』のサーヴァントの中では一番死角が少ないと思うよ。 金:マジで? 熊:特に厄介なのが『合気』のスキルだね。 金:『森羅万象の活動と自身の気を和合することによって、周囲の状況を感覚的に把握』・・・確かに色々応用が利きそうだな。密林の中からの奇襲にも対応できそうじゃんか。 熊:それもそうなんだけどね・・・・・・このスキル、説明文が李先生の『中国武術』と『圏境』のスキルに良く似ているんだ。 金:あっ、本当だ・・・・・・・・・やべぇ。 熊:NOUMINといいHAKKYOKUKENといいこの世界の東洋武術はそれ単体で神秘に到達する可能性があるからね・・・・・・合気Aのスキルから一体何が飛び出してくるのか僕には予測が付かない。 金:セイバーが何をやらかしてもAIKIなら仕方がない、で済みそうだな。 熊:その上、宝具は利器型の対人宝具『草薙剣』と、今回の参加者の中で最大のランクを持つ対城宝具『天叢雲』。おまけに本人は暗殺・騙し討ち上等な上に、神獣との戦闘経験もあるベテラン戦士。相手にすると、本当に死角が無い。 熊:ヤマタケの時代は『勝てば官軍』を地で行ってたからな。当時は策略・謀略も戦士の必須技能か・・・・・・マスターとの相性はどうなんだ。 熊:秩序・中庸型・・・・・・クーフーリンと同じ、義理堅いタイプじゃないかな。それに奇しくも紗月ちゃんが作中に言っていた『皆無傷で家に帰る』っていうのは日本武尊が生前果たせなかったことと合致するんだね。 金:その辺見る限り、セイバー本人もマスターを守る気満々なんだろうな。 熊:逆に言うと、その辺を付け込まれてマスターがサーヴァントの足手まといにならないようにすることがこのチーム勝利のカギになるってところかな。 金:ということは、敵チームとしてはマスターの経験値不足にうまく付け込みたいところだ。 熊:そのくらいしか突くべき弱点が無いとも言えるんだけどね 金:次はアーチャーチームだな。 金:よーし、紹介行ってみるか。体はパスタで出来ているナンパ師のグァルティエロ・アルベルティーニと、ギリシャ(アカイア)のワイルドビューティーことアタランテだ。 熊:今回の聖杯戦争ではアルベルティーニさんあたりがマスターとしては真っ当な部類かな。 金:魔術系統は風、装備は暴風を起こす礼装・風杯型風速計(マエストラーレ)に簡易魔術を仕込んだトランプや魔術ブーストに使うバラ。 熊:『お前なんだか』『トランプとか武器にして戦いそうな顔してるよな(笑)』とか言っちゃだめだよ金ちゃん。 金:人を的確に傷つける台詞はやめろ、っていうか最近腹黒いぞ熊太郎っ!! 熊:まぁ、そういうことは置いといて・・・・・・彼の家系はルネサンス期から続く名門で、そういうところもあって軟派な態度に見合わず魔術師としては普通に強いと思うよ。 金:工作員とか少年少女とかじゃなくて、ようやく魔術師らしい魔術師が出てきたな。少しほっとしたぜ。 熊:ただしこの人体育会系が苦手で、パスタが食べられないと気力が落ちるという弱点が。 金:サバイバルできねぇっ!? 熊:でも大丈夫っ!そこのところは『野性』スキル持ちのアタランテさんがきっとフォローしてくれるよ!! 金:良かったじゃないか、持つべきものは優秀な相方だぜっ!! 熊:そうっ!アタランテさんは高い敏捷数値、ハンターとしての技能や『野性』スキルが今回の舞台となる密林では十全に発揮できるっ!! 金:おまけに美人だ、すごいぜアタランテっ!! 熊:でもマスターとの性格相性が最悪だーーーーっ!!! 金:駄目だったーーーーーーっっ!!!! 熊:『EoD』の中でも言及しているけどナンパ師とアタランテとの相性は最悪です。日常的にぼっこぼこにされている現状が戦闘中に響いてこないことを祈りましょう。 金:その割にはアルベルティーニは楽しそうだったけどな。 熊:それはマゾ・・・・・・じゃなくて、ちゃんとした理由があったりするんだよ、金ちゃん。 金:ほう、それはそれは? 熊:彼が今回の聖杯戦争に彼が参加したのは、ずっと昔から会いたかった憧れの女英霊を口説くためらしい。 金:それがアタランテだと。 熊:そして、いつもは軟派な態度を取っているからこそ、かえって真面目に本心から口説くのが苦手と言う甘酸っぱい裏設定(筆者のねつ造)があるんだよっ!! 金:すごいぜ熊太郎、フラグがビンビンだっ!! 熊:書かないけどねっ!! 金:残念だなぁ、おい!!で、肝心の戦力評価はどうなんだ? 熊:アタランテはジャングルならその能力を十全生かせる。ただし狩人であって戦士じゃないから、近接型のサーヴァントに懐に潜り込まれないように気をつけないといけないね。 金:オーソドオックスに遠距離狙撃、ジャングルを生かしたゲリラ戦か。 熊:アルベルティーニの魔術は基本的に戦うことを想定して用意してあるみたいだから、自分で自分の身を守れると思うし、アタランテは魔力消費の激しい宝具は使わないみたいだから、彼も全力で魔術を使用できるね。 金:アーチャークラスとしてはオーソドックスかつ、王道なスタイルで行くってことか。 熊:だからアタランテの最大の利点である敏捷と野性を生かすために、単独行動させるというのも選択肢としてありかな。 金:そういうとき、マスターの方が敵サーヴァントに襲われたりしたらどうするんだ? 熊:その場合、アタランテと適切なフラグを立てているとツンツンデレデレしながら救援に来てくれる。逆に好感度が低いと見切られる。 金:・・・結局そういう展開になるわけね。 熊:しかしゲリラ戦法を取っていても、気配遮断までできるわけじゃないから居場所を探られないようにすること。 金:特にAIKIの餌食にならないように気をつけないとな。 熊:アーチャーチームはこんなところかな。そうそう恋愛沙汰と言えば金ちゃん君は・・・。 金:こらてめぇーっ、酒?童子のことを蒸し返すんじゃねぇっ!!特に皆鯖版酒?童子を呼ぶなよ、絶対だぞっ!? 酒?:■■■■―――――!! 金:出たぁーっ!? 熊:じゃあ、次はランサ―チームかな。 金:ランサーチームの組み合わせは・・・・・・ドルイド系おとなのおねぇさんヴァージニア・オブライエンと、きれいな外道王ことフィン・マックールのアイルランド系コンビだ。 熊:ヴァージニアさんはファザコンの気があるという設定で、おまけにアイルランド系アメリカ人でドルイド魔術師ときたらフィンと組ませざるを得ない、という結論に達しました。 金:ところでドルイドって何なんだ? 熊:ケルト系の祭司だね。ケルト人の社会では大きな政治的発言力を持ち、立法や司法、行政を一手に担っていたらしい。主に卜占や歌の魔術を使い、森と関わりが深いとされるね。 金:えーと・・・つーことは魔術師として切った張ったするタイプじゃねぇってことか。 熊:うん。ヴァージニアさん本人も治療や植物への干渉を得意とする、っていう設定だからむしろサポートに適しているタイプだと思うね。 金:その上でサーヴァントは真っ向勝負タイプのランサ―、となるとサーヴァントが前衛でマスターが後衛っていうオーソドックスなコンビネーションだな。 熊:肝心のランサ―は回復・情報・強化の三種類の宝具を持ち、ケルト神話ではクーフーリンと双璧を成す大英雄。ランサークラスらしい堅実な強さを持っているね。 金:ドルイド魔術が使いやすい密林を舞台にしている上に、遺跡に何度か足を運んでいるから土地勘もある(という筆者の設定)、とヴァージニアには地の利があるな。・・・・・・このチーム無難に強くないか? 熊:うん、だと思うでしょ? 金:また何かオチがあるのか? 熊:実はオブライエン家の魔術刻印には『善意の行動が裏目に出る』という呪いが混ざっている。そしてフィン・マックールの幸運値は・・・・・・Eランク!! 金:これはあれか?『ランサ―クラスは皆不幸』という冬木第四次と第五次の轍を踏みに行きたいのかっ!? 熊:確かにこのチームはバランスが良いから真っ向勝負だとそう簡単には負けない。でも敗北は思わぬところからやってくるっていうわけだ。 金:もうやめろ、最初っから生存ルートは存在しないとでもいうような言い回しはやめろ!! 熊:じゃあ、話題を変えよう。この主従は性格的相性が冬木勢と違って良好だよ。外道王、じゃなくてフィンは生前の経験から堅物って言いたいくらい騎士道を守ろうとしている。 金:そして元からファザコンの気があるマスターにしてみれば、今のフィンの少し歳のいった見てくれは好印象と。いいねいいね。 熊:いつまでも頑ななフィン。しかし戦いの中、ヴァージニアと絆を育み、やがて二人は穏やかに心を通わせ合う。 金:おぉ、いいぞいいぞ!! 熊:そしてバッドエンド。 金:おいやめろ。 熊:上げて落とすのは悲劇の基本だよ金ちゃん。 金:この二人が勝ち残るルートはないのかよっ!! 熊:んー・・・死亡フラグが立つ前に速攻で聖杯戦争を終わらせるしかないんじゃないかなぁ、幸い真っ向勝負なら今回のメンツで一、二を争う実力なわけだし。 金:・・・・・・随分と難易度高い話だこと。 熊:というわけでランサ―チームに対して勝ちたい人は真っ向勝負を避けて、なるべく策を巡らせるような戦いを取った方がいいかもね。 金:なんだ?最終的には裏のかき合いの挙句、ランサ―が令呪でハラキリ? 熊:直接戦闘では文句なし、それ以外の不安要素が多すぎる。それがランサーチームクォリティ。 熊:それじゃ、次はキャスターチームと行こうか。 金:キャスターチームは、クトゥルフ神話系モンスターハンターことルイス・ローウェルと、箱庭系錬金術師のパラケルススだ。それと、聖堂教会から派遣されている修道女のファナ・ロレンテ・イグレシアス。 熊:これは今までとは違った随分偏りの激しいチームだね。 金:具体的にどう偏ってんだ? 熊:賢者の石を保有するパラケルスス、治癒の秘蹟を修めたファナ。チームを構成している三人中二人が治療技術に秀でているね。 金:となると矢面に立つのがマスターのルイス・・・ってことか。 熊:うん。一人が前線に立ち、もう二人が徹底的にバックアップする、というのがこのチームの基本戦略かな。 金:しかしなぁ、サーヴァントを相手にして立ちまわれる魔術師なんて、どこぞの神剣持ちの執行者か剣製魔術使いか、そのくらいしかいないんじゃないのか? 熊:それか格闘ゲーム補正付きとか。 金:・・・・・・まぁ、そういった特殊な技能なり武器なりをこのルイスってやつは持ってんのか? 熊:無いね。 金:無いのかよ。 熊:ただし彼は長年の修練と強固な精神力で多くの絶望的な戦いを潜り抜けてきた、という経験がある。それが彼の強みだろうね。 金:えーと・・・・・・持ってる礼装がこれまたゴールデンえげつねぇな。自分の死亡要因を数パターン計測して頭に直接書き込む『遍く指し示す万象日記』と、 相手の情報を分析して脳に直接記入する『久遠に伏したる無銘の書』・・・、狂気の沙汰じゃねーか? 熊:どれもこれもSAN値を削って使用するタイプの礼装だね。 金:絶対出る作品間違えてるだろう、こいつ・・・。明らかに、こう、名状しがたい宇宙的恐怖とかと戦うような作品群に登場するべきだろ!! 熊:その代わり、『久遠に伏したる無銘の書』は解析した相手に対して専用の呪弾を生成するという効果があるし、 作中で言及したように弾丸自体をキャスターにカスタマイズさせることもできる。本人が言っている『初戦さえ生き残れば、二戦目は不敗』っていうのは伊達じゃないんだよね。 金:でもよ、幾ら礼装や本人の戦闘経験があるっていっても、生身の人間がサーヴァントとの戦いにそうそう生き残れるとは思えねーぞ、ぽっくり逝ったらどうすんだ。 熊:そこをバックアップするのがまさしくキャスターの仕事なのさ。キャスター本人が弱くても、A+ランクの宝具である『箱庭の四大精霊』が戦闘面でルイスを支えられる。重傷を負っても治療体勢はバッチリだよ。 金:キャスター、案外色々できるのな。 熊:そうそう。元々ただの人間であるルイスを前線に立たせた上で、彼を最大限に支援できるサーヴァントとしてパラケルススを選定したからね。 金:戦闘面ではホムンクルス、装備に関しては道具作成スキル、治療に関しては賢者の石を使って万全の支援・・・・・・・・・そういえばファナはどうした? 熊:忘れてたね。 金:もしかしていらない子です、とか言うんじゃないだろうな!? 熊:そうでもないよ、彼女は他人の精神を浄化する、という技に優れている。彼女にはルイスのSAN値管理をするというとても大事な任務があるんだよ! 金:まぁ、それは大事だよな。 熊:ついでにルイスが正気を失ったりしたら、彼の後を継いでマスターになるようにとも・・・・・・。 金:俺にもそろそろ『設定の時点でフラグ』っていう要素がわかり始めてきたんだが。 熊:・・・・・・言わぬが花、ってやつかな。 金:・・・・・・そうだな・・・。じゃ、じゃあ、気を取り直してこのチームの総括と行こうぜ! 熊:そうだねっ。えーと、このチームの基本戦略はルイスが前線に立ち、まずは何がんでも初戦を生き残る。そして『久遠に伏したる無銘の書』で生成した呪弾を二戦目で打ちこむ。 金:その一連のプロセスをキャスターがバックアップする、と。 熊:実はこのチーム、三騎士クラスが苦手だったりする。 金:ん、そうなのか?いや、まぁ、キャスタークラスが連中に不利なのはいつものことだが。 熊:セイバー、ランサ―、アーチャーは高い対魔力を保有している。だから戦闘の支援を行う『箱庭の四大精霊』―――多分、魔術を使うと思うんだけど―――の攻撃が通りづらい。そして何より、ルイスが銃弾を撃ち込めるかどうかも怪しい。 金:・・・・・・まぁ、近接戦が出来るサーヴァントは普通に音速超えるしなぁ。 熊:アルトリアさんとかは刀身で打ち返せるって言ってたからね。 金:どーすんだよ、詰みじゃねえのか、この状況。 熊:いやいや、諦めるにはまだ早い。戦闘経験から考えると、おそらくルイスは今回の聖杯戦争のマスターの中ではトップクラスに強い。『四大精霊』に時間を稼いでもらっている間、マスターを打ち取るという手もある。 金:魔術攻撃がメインでも、対魔力持ちに時間が稼げないわけじゃないしな。 熊:纏めると、キャスターチームは如何にして初戦を生き残るかが要。逆にこのチームを攻略するにはルイスに対するキャスターの支援を崩すことが戦略のカギになるってところかな。 金:さて、次でようやく最後か。 熊:いよいよ来たね、問題児組。 金:おう、紹介するぞー。エンシェントスタイルな森の戦士、ネザファルビリ・アストランと バーサーカーオブザバーサーカー、ベルセルクの登場だ。へへっ、見ただけでわかるぜ、このゴールデンジャーっぷり。 熊:マスターもサーヴァントも、そろいもそろって直接戦闘特化タイプ。ここまで突き抜けてくれると解説も楽だね。 金:殺る気マンマンだな、こいつら。 熊:正確にいうと、危険なのはマスターであるネザファルビリが勝利を求めているのではなく、戦闘を求めているっていうことなんだよね。特に彼は最終的に神に身を捧げることを求めている。だから生き残る気も最初から、無い。 金:最初から死ぬ気のやつは怖えぞ~~~。何せ交渉も説得の余地もへったくれもねえんだからな。 熊:というわけで、彼はバーサーカーのマスターにありがちな魔力供給に関して悩んだりしない。最初から死ぬ気で行ってるから、節約する気も無いわけだ。 金:そんでこいつの武器はアトラトルと氷の神秘を内包した黒曜石のナイフであるイツトリ・・・・・・アトラトルってなんぞ(´・ω・`)? 熊:投槍器のことだね。鉤状の棒のようなもので、これに引っかけて槍を投げると精度と飛距離が高まるらしい。彼は部族でもトップの使い手という触れ込みだよ。 金:なるほど・・・・・・そして氷のナイフは古から伝わる技で、使い手は伝承保菌者として扱われる、と。伝承保菌者っていうとあれだな、『斬り抉る戦神の剣』を持つバゼットさんみたいなもんか。 熊:まぁ、流石に宝具クラスの武器とは思えない・・・・・・けど太古の魔術は現代のより強力である場合の方がずっと多いからね、生半可な礼装ではないのは確かだよ。 金:強力な礼装や戦闘技術、戦って死んで神に身を捧げるというモチベーション、そして地元民だという地の利・・・・・・無茶苦茶強くねぇか、こいつ? 熊:マスター単体では今回の面子で、多分最強。まぁ、それを生かせるかどうかは問題として・・・。 金:なんたってサーヴァントがバーサーカーだしなぁ、自分が全力で戦ったら魔力供給が間に合わずに干からびるかもしれねぇ。本人も覚悟の上、なんだろうけどよ。 熊:このバーサーカー、ベルセルクは狂化A+の賜物で筋力・耐久値が今回のサーヴァント中トップ。 固有スキルは神々の加護が精神面、戦闘続行が体力面を補強して、炎避けの加護で一部の魔術に対しての耐性がある。とどめに宝具『狂戦士の激情』は敵にカウンターを行う毛皮だ。 金:死ぬまで戦って戦い抜く狂戦士なだけあってタフ極まりねえな。真っ向勝負だと潰すのは相当きついんじゃないのか? 熊:うん、まともに戦ったら埒が明かないね。だからまともに戦わずに倒そう。 金:何そのえげつない言いまわし。 熊:幸い、マスター自身も戦いに行くタイプだから、持久戦に持ち込んだとき魔力切れを起こすのは早いと思うよ。 金:ただ、その持久戦も冷や冷やもんだろうけどな。リアル鬼ごっこみてえな状況しか想像できねえよ。 熊:バーサーカー組からすればいかに早く敵を狩るか、敵チームからすればいかに長く逃げ続けるか、時間との戦いってところかな。 金:ようやく、全七チーム出そろったな。 熊:ざっと纏めてみるとこうかな。 アサシン組は敵マスターに対しては強いけど、サーヴァントの勝負では分が悪い。 ライダー組は宝具が強力だけど、得意なフィールドではない。 セイバー組はサーヴァントが強いけど、マスターに不安がある。 アーチャー組はサーヴァントの能力を生かすことができるけど、チームワークが怪しい。 ランサ―組は戦闘面に関しては安心できるけど、幸運値の低さが危険域。 キャスター組はサポートが充実しているけど、前線に立つのがマスター。 バーサーカー組は真っ向勝負に強いけど、持久力に欠ける。 金:何かこうして見ると一長一短がどのチームにもあるもんだな。狙ったのかこれは? 熊:別にそういうわけじゃないんだけどね。結果的にこうなったのは意外だね。 金:こうなってくると実際の戦闘で各チームが正しい選択肢を取れるかどうか、っつー問題になってくるわけだな。 熊:うん、必ずしも表面上から見える能力値や技能が勝敗を左右するとは限らないからね。 金:その場の運や流れってやつもあるしなぁ。 熊:そうだね。というわけで『EoD』で序盤の流れがどうなるのかを軽くシミュレートしてみよう。 金:うおぉっ、それはすげーな。どうなるんだ一体。 熊:君も手伝うんだよ、金ちゃん。 金:えー(´・ω・`) 熊:『EoD』のプロローグでは七チームがそれぞれ舞台となる遺跡に到着するまでの行動を描いているね。 金:各チームが移動しながら作中の時系列も一応動いてるな。 熊:その結果、陽が昇っているうちに最寄りの町にいたアーチャーチームは深夜には遺跡に到着している、一方で移動中だったセイバーチームが町についてからそこで一泊とると、いう具合に仮定しよう。 金:そうなると―――遺跡にいるのがアーチャー、ランサ―、キャスター、バーサーカーの四組。町にいるのがセイバー組。 熊:プロローグの直後にバーサーカー組とどこかの組の戦闘が遺跡で始まることが示唆されているね。 金:あそこで切られたからわからねーが、誰と戦うことになったんだ? 熊:わからない――――――けれど順当に行くならランサ―組かな?アーチャー、キャスターの組なら最初の方は様子見に徹したいだろうし。 金:まぁ、ランサー組ならバーサーカー組に早々倒されないと思うだろうが・・・・・・。 熊:ランサ―組のヴァージニアさんが使うドルイド魔術は草タイプなので、バーサーカー組のネザファルビリさんの使う氷のナイフと相性が悪いです。まずいと思ったら、早く撤退しましょう。 金:遺跡の初戦はランサー組の小手調べからの撤退、ってところか。 熊:もちろん、監視しているだろうキャスター組、アーチャー組は戦いの様子からきちんと情報を整理して情報マトリクスを埋めておくように。 金:情報マトリクスの項目はねえよ。 熊:まぁ、それはさておき――――――町の方では多分、アサシン組が朝頃に到着するんじゃないかな。 金:ここでセイバー組が見つかるか見つからないか、見つかった場合戦うか戦わないか、の選択肢を迫られるわけだ。 熊:見つかった場合は戦わない方がいいと思うね。マスター殺しに特化したチームに対して、いささかセイバー組は相性が悪い。 金:なるほど――――――ん?ところでライダーはどうした? 熊:多分、最後尾でやってくるね・・・・・・って、金ちゃん僕はここで危険なことに気づいてしまったよ。 金:何だよもったいぶって。 熊:全てのチームは遺跡が戦場だと思ってるから、サバイバルの準備が整ったらあとは町に戻らず、遺跡に逗留し続けるだろう――――――となると、ライダーの宝具展開を阻止する人がいないんだ。 金:・・・・・・そうか、セイバー組が残って邪魔しようとしたらアサシン・ライダー組の挟み打ちにあうし、アサシン組は元からライダー組を止めない・・・。じゃあ、どうなるんだ? 熊&金:・・・・・・・・・・・・(ゆっくりと行進しながら密林を埋めつくしていく死体の軍勢を想像する二人)。 金:最悪のパターンじゃねえかっ!? 熊:逃げ場のない遺跡に他のチームを軍勢で包囲したら、あとはアサシン組の絶好のチャンスだね。他のチームが外に釘づけになってるこの機会を逃す手はないよ。何人かは確実に狩れるだろうね。 金:・・・・・・これってライダー組のところで紹介した必勝パターンじゃないのか? 熊:そうだね・・・シミュレーションをしてみて初めて気づいたよ、本当。 金:で、あとはどうなるんだ?このままアサシン・ライダー組のワンサイドゲームか? 熊:ちっちっち、仮にも英雄である君がそんな発言をしちゃいけないよ、金ちゃん。必然的に、それ以外のチームも対ライダー戦線を張って共闘するだろうね。 金:おぉっ、何だか燃える展開じゃねーか!? 熊:遺跡の外を埋めつくす死者の軍勢、それに対抗するべく面に立つのは一騎当千の英霊達!! その一方で遺跡の内部では、入りこんだ暗殺者に立ち向かうマスター達の知略戦が繰り広げられる!! 勿論、そのように混沌とした戦場を生み出した蹂躙王本人が策を巡らしていないはずもなく―――――――。 とまあ、こんな具合かな? 金:うおおおおおっ!!いいなー、俺もやってみたいなー、ピラミッドの頂上に立ってアリ塚のアリのごとく群がってくる雑魚キャラを相手にゴールデン無双!! 熊:金ちゃん、君は出演しないし、そもそも続きはないんだ。想像の中だけで我慢してくれ。 金:(´・ω・`) 熊:そんな顔しても駄目(コリッ) 金:くぁwせdrftgyふじこlp;@: 熊:金ちゃんが悶絶してるけど――――――まぁ、ゴールデンベアー道場は此処でお開きと言うことにしておこうかな? 本編の無いプロローグだけの作品だけど、『EoD』を読んでくれた人たちに感謝を込めて、どうもありがとうっ!! 金:サンキュー・アンド・グッドバイっ!! 熊:あ、生きてたんだ金ちゃん。 金:え(・ω・;)? 熊:え。
https://w.atwiki.jp/bokuserve/pages/831.html
【元ネタ】民間伝承 【CLASS】アサシン 【マスター】 【真名】ぬらりひょん 【性別】男性 【身長・体重】150cm・40kg 【属性】混沌・悪 【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷B 魔力D 幸運A 宝具A+ 【クラス別スキル】 気配遮断:- サーヴァントとしての気配を絶つ。 暗殺者ではないためスキルは失われている。 【固有スキル】 単独行動:A マスター不在でも行動できる。 ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。 水棲:E 水の抵抗を受けずに活動できる。 海坊主の逸話から。 妖怪王 ぬらりひょん専用スキル。 サーヴァントとしてはもちろん、敵としてさえ認識されない。 敵陣に乗り込んで顔を突き合わせようと「そこにいて当然の存在」と誤認される。 ただし攻撃態勢に移るとスキルの効果は解ける。 Aランク以上の認識操作解除などのスキルがあれば低い確率で看破できる。 【宝具】 『百鬼夜行』 ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:??? 最大捕捉:??? 妖怪の総大将として鬼や妖怪を集めて行進する。 夜間にしか発動できないが、一度発動すれば全軍を破壊されない限り日が昇るまで消滅しない。 ほとんどが幻想種なので魔術による抵抗はあまり意味を成さないが、妖怪という性質上、法術は有効。 【Weapon】 『無銘・脇差』 【解説】 妖怪の総大将で有名な妖怪。 古典の妖怪絵巻に、特徴的な形状をした禿げ頭で、上品な着物もしくは袈裟の姿の老人として描かれている。 忙しい夕方時などに、どこからともなく家に入ってきて、お茶を飲んだりするなどして自分の家のように振舞い、 人間が見ても『この人はこの家の主だ』と思ってしまうため、追い出すことができない。 海坊主としては、瀬戸内海に浮かぶ人の頭ほどの大きさの球状の妖怪で、 捕まえようとすると沈んだり浮かんだりを繰り返して人をからかうという伝承がある。
https://w.atwiki.jp/minnasaba/pages/2472.html
光の僭称者:A (ヴクブ・カキシュ) 自身は太陽であり、光であり、月である。 そう称し人間たちの支配者になろうとしたその傲慢なる野望。 人間あるいは人類のサーヴァントに対して重圧をかけステータスを低下させる。 ただし神性を持つ存在、あるいは神性の加護を受ける存在に対しては機能しない。 またこのスキルが機能している限りバーサーカーには王の属性が付与される。
https://w.atwiki.jp/bokuserve/pages/2527.html
処刑人:A++ (シャルル=アンリ・サンソン(Grand order)) 悪を以て悪を断つ、究極の裁断行為。 属性、悪に対するダメージが向上する。 また、そのサーヴァントの行為が悪と見なされた場合も対象となる。
https://w.atwiki.jp/bokuserve/pages/1111.html
【元ネタ】史実 【CLASS】バーサーカー 【マスター】 【真名】ゲオルク・フォン・フルンツベルク 【性別】男性 【身長・体重】209cm・101kg 【属性】秩序・狂 【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷C 魔力C 幸運D 宝具B 【クラス別スキル】 狂化:B 全パラメーターを1ランクアップさせるが、理性の大半を奪われる。 【固有スキル】 傭兵特権:C(B) 一つの止まり木に捕らわれない傭兵としての気質。狂化のためランクは下がっている。 マスターが殺害された瞬間に発動し、このスキルランクより2ランク低い“単独行動”スキルを、一時的に習得する。 単独行動のスキルを保有しているサーヴァントの場合は、保有する単独行動のスキルで、現界可能な時間が半日増加する。 バーサーカー自身がマスターを殺害した場合は、契約途中破棄となり、スキルは発動しない。 このスキルを保有していると、固有スキルとして単独行動スキルを保有できない。 慎重主義:D(B) 先を見据えて敢えて退く勇気。 同ランクの“仕切り直し”スキルに加え、対軍宝具に対処する際の有利な補正がかかる。 その代償に、格闘ダメージを減少させてしまう。狂化のためランクは下がっている。 【宝具】 『我が手を離れし掠奪集団(ランツクネヒト)』 ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:100人 バーサーカーが創設した傭兵師団と、彼が止められなかった惨劇“ローマ略奪”の再現。 バーサーカーの消滅と同時に100体近いランツクネヒトを、レンジ内のランダムな箇所に召喚する。 ランツクネヒトは、全てマスター不在のサーヴァントで、E-ランク相当の“単独行動”スキルと、 Eランク相当の“魔力放出(炎)”のスキルを保有している。 ランツクネヒトは約10ターン現界可能で、現界可能な限り掠奪と破壊を繰り返す。 元バーサーカーのマスターであっても、彼らの視界に捕らえられれば、高い確率で襲われるので注意。 【Weapon】 『無銘・ハルバード』 銃剣が台頭するまでは最強のポールウェポンだった武器。 切る、突く、払うと様々な用途で使用可能。 【解説】 カール五世に仕えた忠実な騎士で、ドイツ傭兵軍団“ランツクネヒト”の生みの親。 戦況判断に於いて、先を見据えることを得意とし、時に直ちに退却することも辞さなかった。 部下に掠奪を禁止させていたことでも知られるが、カール五世がランツクネヒト達への報酬支払いを渋ったため、 彼らの不満が爆発し、反乱がおこってしまう。 反乱当時、フルンツベルクは病床に伏せっていたが、その知らせを聞いて急いで駆け付ける。 ランツクネヒトを説得するが、彼らは聞く耳持たず、その説得途中で倒れてたフルンツベルクに見向きもせず、 ローマへと乱入し、殺戮と掠奪を敢行してしまう。これが世に言う“ローマ略奪”である。
https://w.atwiki.jp/minnasaba/pages/676.html
───────────────────────Another Servant epilogue ─────── ─────あれから、冬木はまたいつも通りの日常へと回帰した。 冬木全域をすっぽりと覆っていた色濃い不吉な気配はすっかりと消え失せて、いつしか怪奇な出来事や猟奇的な殺人もピタリとなりを潜め、気が付けば影も形もなくなっていた。 今では冬季にしてはさして寒くもない過ごしやすい温暖な冬木の気候がこれでもかと自己主張を続けている。 だが世界が曇天の空模様から穏やかな快晴になっても、世間が騒がしいのは相変わらずであった。 日本では尊皇攘夷やら倒幕やら志士狩りやら内戦やらの動乱が世紀末な雰囲気で相も変わらず続いている。 あと数年、もしくは数十年か。 とにかくこの時代と時代の狭間にある激動のお祭り騒ぎはしばらくは鎮まりそうもないだろう。 さらに騒動といえばもう一つ。 冬木も冬木で名家の当主遠坂刻士氏の突然の凶報が町中を震撼させていた。 遠坂氏の遺体が明らかな他殺体である事からも、猟奇殺人事件と同様の事件または何者かによる暗殺などではといった憶測が多く飛び交った。 が、しかし結局真相は闇の中に葬られた。 重要な手掛かりも真犯人も見つけらないままこの事件は迷宮入りすることであろう。 いや、そればかりかこの町で起きた怪事件や猟奇殺人の殆どがきっと年月と共に人々の記憶から薄れていき、いつか三流の怪談話に成り下がるに違いない。 だけどそれも仕方のないことだと、旅荷物を纏めた和装の黒髪の少女がのんびりとした歩調で歩き出す。 ああ、陽光が温かくてとても気持ちがいい。 彼女は眼鏡を掛け直して、燦々と太陽が輝いている青空を眩しそうに見上げた。 本当にいい天気だ。 大空には小鳥が羽ばたいて、地平線には綿飴みたいな大きな白い雲。 でもあまりに空が遠すぎて、 ついあの日々、あの夜に、想いを馳せてしまった。 かけがえのない日々は夢のように掌から零れて無くなり、得た報酬は何も無い。 これぞまさしく世に有名な格言"骨折り損のくたびれ儲け"ってやつなんだろう。 だけど一応五体満足だし、両脚もちゃんと動く。 ならばとにかく動かなくっちゃ。 うん、動くから歩くのだ。 カラン、カラン。と耳朶に届く音楽。 木製の履き物が小気味良い音色を奏でている。 手に入れた物は何もなく、失った者は少なくない。 命を賭け金にした割には見合ったご褒美も貰えなかった。 だけど、手元にきちんと残ってくれたモノもある。 もし誰かにそれで満足したのかと聞かれるとやはり首をかしげてしまうだろうけれど、 ─────それでも、自分は失った人たちから未来を遺して貰えたのだ。 だから生き《あるい》ていく。 彼らの命を賭した贈り物に心から感謝したいのならば、 これからの人生を一生懸命に胸を張って生きて行こう。 あの愛しい人たちが、自分の遺したモノには価値があったのだと永く誇れるように─────。 目的地の故郷は遥か遠く、まずは手近な我が家《みらい》を目指して一歩ずつ進んで行こう。 彼女の視界に映るのは空と海の二色の青。 なんて綺麗な光景。 長い悪夢から目覚めて、 在るべき姿を再び取り戻した美しい世界だけが、 どこまでもどこまでも広がっていた─────────。 ◇ ◇ ─────七つの悲願を懸けた戦いは終わった。 七つの魂は眠るように地上から旅立つ。 どこまでも落ちてゆく。 どこまでも昇ってゆく。 世界《じかん》の理の外へと向かって。 元居た玉座へと還るために彼らはどこまでも溶けて消えてゆく────。 何一つとして遂げられなかった切なる願望。 誰一人として報われることのなかった徒労。 絶望で彩られた全滅。 悲観しか湧いてこない結末。 ────なんて、救われない………。 だが呪っても祈っても、一度迎えたエンディングは変化しない。絶対に。 七人の戦争は初めから無意味なものだったのだ。 彼らが冬木の聖杯戦争に招来される事はもう二度とない。 全ての願いを叶える万能の杯の奇跡を手にする機会もない。 あるいは悲願を成就出来る機会さえもないかもしれない。 しかし七色の御霊の輝きは色褪せることもなく力強いままだった─────。 これで終わりにするつもりは毛頭ないと、英霊達の魂がその不動の輝きを以て示している。 彼らの戦いはまだ終わらない。 だってこのまま終われる筈もない。 胸に抱いた願いはそう簡単に捨て去れるほど陳腐なものではないのだから。 この程度で絶望し諦められる程度のものならそもそも誰も最初からこんな祈りなど抱いてはいない。 だからあきらめる、なんてことも決して無い。 英霊たちは永遠なる一時(ひととき)の眠りにつく。 未来は永劫に続いている。 ───永遠。 それは瞬きのように短く、そして死の如く長い久遠の時。 永遠の中でならきっともう一度くらい機会に巡り会える。 そう希望を信じて眠りに落ちた。 そうして再び目覚めた時、 彼らはまた次なる旅路へとその歩みを踏み出してゆくであろう。 その祈りが成就するそのときまで─────────────── ◇ ◇ 修練場という名の地下の穴蔵。 ジクジクとした粘着く空気の中で無数の蟲が蠢いている。 やがてソレは次第に一箇所に固まり、ついにはひとつのカタチへと変化を遂げた。 しかしソイツは見る者によっては妖怪か何かにしか思えない異質な眼光をした人型の生き物だった。 かつての若々しさをとうに失った───腐臭を放つ、朽ち枯れた老人。 ─────マキリ・ゾォルゲン。 500年もの果てしない年月を超え《いき》てきた正真正銘の大魔術師《バケモノ》である。 怪老の瞼がゆっくりとまばたきを繰り返す。 間桐臓硯は夢から覚めるかのように昔噺みたいな遠い過去の回想を終了した。 口惜しい。今思い返してもなんと口惜しいことか。 あと一歩。第二次聖杯戦争は本当にあと一歩で天門の扉が開くところまで漕ぎ着けられた大儀式だった。 マスターが参加者としての自覚が薄く、サーヴァントも命令に従わずで、その結果が儀式としての体裁を成さず無様に終結した第一次聖杯戦争。 前回の大失敗を活かして、令呪というサーヴァントを御するための切り札と、儀式進行を円滑にするための骨格となるルールを敷き、魔術協会に降霊儀式の邪魔をされぬようレベルの高くない外来マスターを秘密裏に招待し開催したが、最終的に相討ちによる全滅の末に時間切れで決着した第二次聖杯戦争。 聖堂教会に監督役を一任し、世界大戦の混乱に紛れて執り行なわれたが、帝国陸軍やナチスというトンデモない邪魔者を混じえて帝都で戦った降霊儀式は大聖杯をコントロールする小聖杯が破壊されるというまさかのハプニングによって無効試合に終わった第三次聖杯戦争。 そして三度に渡る儀式で得たノウハウによってさらに洗練されたスムースな聖杯戦争を可能としたが、第三次が原因でシステムに大きなバグを抱えてしまっていた十年前の第四次聖杯戦争。 第一次~第四次までの殺し合いを振り返ってみても、七騎全てのサーヴァントを排除し、ヘブンズフィールを発動させる段階まで辿り着けたのは第二次聖杯儀式だけであった。 そしてだからこそ、間桐臓硯はあの二百年に一度しか無かった機会を心底惜しんでいる。 無論、臓硯も第二次聖杯戦争の最終戦が行われていた遠坂邸《あのばしょ》に居合わせていた。 息を殺し、気配を潜めて、三体のサーヴァントと三人のマスターが殺し合う様子を物陰から見ていた。 そして、その後の結末も────。 悠久の年月を生きた代償は途方もなく重い。 五百年もの歳月の重みに耐えられなかった魔術師の魂は劣化するどころか腐敗を始め、結果として肉体までもを腐らせた。 身体が腐り落ちる屈辱と恐怖と憎悪は魔術師の心身を大きく歪めてしまった。 絶えず脳に上書きされ続ける負の感情と新しい記憶が過去確かに存在した崇高な想い《きおく》を霧のかかった不鮮明なものへと成り下げる。 されど、どれだけ記憶に霞が立ち込めようとも克明に覚えているモノもあった。 ─────それがあの神々しく輝く光の道《あな》。 永遠の命を、完璧なる不老不死を己に授けてくれるあの"白光の洞"を色褪せぬ鮮度で今もまだ鮮烈に憶えている。 自分の眼の前に確かに在りながら、手の届きそうな所に視えているのに、それでも届かない絶望感。 水のように不老不死が掌から零れ落ちていく屈辱を忘れもしない。 もう一度あの頂に。 魂が完全に腐り切ってしまう前に必ずやあそこへ到達するのだ。 今回で五度目。 円蔵山地下大空洞の大聖杯は一ヶ月ほど前から起動を開始しており、各所では複数のマスターがサーヴァントの召喚に成功している。 当然、御三家の一角である間桐陣営も第五次聖杯戦争で使役するサーヴァントの召喚は完了していた。 不出来な弟子が喚んだのはエトルリアの神殿から発掘された鏡を触媒に召喚した有名な女怪。 些か歪んだモノが来たが、それでも英霊としての格は申し分ないものだった。 だが、一番の問題は使役するマスターの方にある。 あのような出来損ないの屑では恐らく、いや九割方此度の戦いには勝てまい。 前回の儀式で駒として出した落伍者の雁夜をも大きく下回る下等生物。欠陥品。臆病者。 忌々しいことにマキリのマスターは聖杯戦争を重ねる毎に血が薄まり脆弱になっていた。 思い起こせば第二次儀礼でマスターとして送り込んだ燕二がこの地に根を張って以来徐々に零落していき終には没落した間桐家のピークだったのだ。 今のマキリの一門ではもはや直系であのレベルの術師を産み落とすのさえ不可能に近い。 使い物になる有力な駒が一つもないのでは今回の結果も芳しくはないだろう。 しかしまあそれも間桐臓硯にとっては予定の内ではある。 本当の勝負を懸けるのは………本命はあくまで次回以降の聖杯戦争。 前回の儀式で手に入れた戦利品を使って中々に面白い実験体が手許にあるとは言えど、戦闘用に調整してないのでは実戦投入は出来まい。 もしまた衛宮切嗣や言峰綺礼のような戦闘能力が著しく高いマスターが儀式に参加していれば危険だ。 無理に参戦させ、返り討ちに遭って殺さるようなリスクは負えない。 次回以降の聖杯戦争のためにもどうあってもアレには優秀な後継を生み落して貰わねばならないのだ。 よって今度の聖杯降霊儀式に期待するところなど何も無い。 期待出来る要因など有りはしない筈なのだ。 だというのに────何かが起きる。 臓硯はそんな予感がしていた。 なぜだかはわからない。 だけど二世紀にも渡って当事者で在り続けた魔術師の胸には久しく忘れていた不思議な高揚感があった。 "はてさて。もしや本当に、此度の聖杯戦争は何かが起こるやもしれんのぅ" 待ち焦がれた半世紀に一度の大舞台。 不老不死を褒賞にした熾烈な競争が幕開けの時を待っている。 いつの間にか間桐臓硯は干上がった体の内から湧き上がる不可思議な期待感にクツクツと忍び笑いを漏らしているのだった。 運命の夜。 宿命に導かれた少年が始まりの聖鐘を打ち鳴らすのは───────明日である。 ───── Fate/Another Servant Heavens Feel 2 ~END~ ─────