約 819,009 件
https://w.atwiki.jp/remitabi/pages/55.html
[部分編集] 王宮 バロックワークス 砂漠の使徒 暁の虎 レッドプリンス→ほのかプリンセス 火の国乙女の会 スカレ遺跡 レミリア村 港町『カイロ』 船 幽霊船 不明 王宮 名前 性別 種族 詳細 アリババ 男性 人間 国王。才能はあるがまだ若い ビビ 女性 人間 国王の妹。ただ今避難中 千利休 男性 人間 財政担当。バロックワークス社員 ジェイド・カーティス 男性 人間 内政担当。バロックワークス社員 聞仲 男性 人間 軍事担当。バロックワークス社員。青娥に追放されて社員になった 霍青娥 女性 ?? 王の側近。桜の忠実なる一部だった。忠誠心を奪われ、今はレミリアの忠実なる下僕 宮古芳香 女性 キョンシー 青娥の部下。何を考えているのか分からない フランドール 女性 吸血鬼 地下の遺跡の番人。スキルを賭けたルーレットを挑まれた。なんでも壊せる バロックワークス 名前 性別 種族 詳細 クロコダイル 男性 人間 首領 ホル・ホース 男性 人間 使徒の元幹部。今はエージェント。ガンマン。女に優しい 黒 男性 人間 エージェント。悪魔の実の能力者 砂漠の使徒 名前 性別 種族 詳細 ダークプリキュア 女性 ?? 大幹部の一人。一定以下のダメージを0にする。海軍に捕縛 衝撃のアルベルト 男性 人間 大幹部の一人。衝撃波の達人。海軍に捕縛 バルバトス・ゲーティア 男性 人間 大幹部の一人。オートで反撃してくる。式のナイフで死亡 魚沼宇水 男性 人間 幹部の一人。ジルに殺される ジル・ド・レェ 男性 人間 幹部の一人。暴走三人組を召喚する。アリシアにトドメをさされ死亡 小野塚小町 女性 ?? 幹部の一人。距離を操る程度能力。自ら毒を飲んで死亡した 葛西善二郎 男性 人間 幹部の一人。火の扱いに長ける。だが火を消されると弱い。自爆して死亡 暁の虎 名前 性別 種族 詳細 須王環 男性 人間 ?? 都城王土 男性 人間 ?? ムスカ大佐 男性 人間 ?? 織田信長 男性 人間 ?? 夜神月 男性 人間 ?? ラインハルト・ハイドリヒ 男性 人間 ?? キバオウ 男性 人間 虎係 虎 男性 虎 虎 レッドプリンス→ほのかプリンセス 名前 性別 種族 詳細 サウザー 男性 人間 レッドプリンスのトップ 岡崎夢美 女性 人間 苺栽培の総責任者。サウザーの妻。研究至上主義。邪魔したら殺す 岡崎穂乃果 女性 人間 サウザーと夢美の娘。比較的常識人。ほのかプリンセスのトップ 富井富雄 男性 人間 苺の押し売り担当。苦労人だが酒が入ると駄目人間になる 黒 男性 人間 研究所に潜り込んでいたスパイ。バロックワークスのエージェント 坂田銀時 男性 人間 バイク転売の総責任者 諸平野貴雅 男性 人間 バイク転売の担当 シュウ 男性 人間 バイト 雲のジュウザ 男性 人間 サウザーの直属の部下。自由ゆえに自由 風のヒューイ 男性 人間 サウザーの直属の部下。押しが強い 炎のシュレン 男性 人間 サウザーの直属の部下。ヒューイと仲がいい 山のフドウ 男性 人間 サウザーの直属の部下。敏捷力は低い 海のリハク 男性 人間 サウザーの直属の部下。節穴 シン 男性 人間 ケンシロウを求めて火の国にやってきた。ついでにユリアも 湊斗景明 男性 人間 デスクロック第10位。好感度が上がると殺されるので下げよう。ハゲてない 石川五ェ門 男性 人間 謎の男性。何でも斬る 火の国乙女の会 名前 性別 種族 詳細 高町なのは 女性 人間 元奴隷 星噛絶奈 女性 ?? 元奴隷 伊吹萃香 女性 鬼 元奴隷。建築のプロ。酒豪 エレオノーレ・フォン・ヴィッテンブルグ 女性 人間 元奴隷 相田マナ 女性 人間 元奴隷 菱川六花 女性 人間 元奴隷 紅月カレン 女性 人間 元奴隷 黛由紀江 女性 人間 元奴隷 ホロ 女性 ?? 元奴隷。交渉担当。 神楽坂明日菜 女性 人間 元奴隷。新人 峰不二子 女性 人間 元奴隷。客人 風見幽香 女性 ?? 乙女の会の見張り役。さとりの元部下 スカレ遺跡 名前 性別 種族 詳細 アミバ 男性 人間 自称トキ。自称医者。七実に殺されそうな所をジュウザに救われた ロールシャッハ 男性 人間 海軍少将。敵は絶対に殺す 天沢郁未 女性 人間 バロックワークスの元エージェント カーミラ 女性 吸血鬼 レミリアに血を吸われ、下僕となっていた。レミリアの命令は絶対 レミリア村 名前 性別 種族 詳細 前田 男性 人間 砂漠の使徒の下っ端。無理矢理連れてこられた スナッキー 男性 人間 砂漠の使徒の下っ端。いっぱいいる チョイアーク 男性 人間 砂漠の使徒の下っ端。いっぱいいる 港町『カイロ』 名前 性別 種族 詳細 マース・ヒューズ 男性 人間 ホグワーツの諜報員。愛妻家にして単身赴任 アリー・アル・サーシェス 男性 人間 奴隷商人。赤犬のマグマにやられて死亡 船 名前 性別 種族 詳細 寅丸星 女性 ?? 命蓮寺の副社長。よく宝塔を失くしてナズーリンから怒られる とら 男性 ?? 星の弟らしい 幽霊船 名前 性別 種族 詳細 船長 ?? ?? 幽霊船の船長。仲間の絆が大事 不明 名前 性別 種族 詳細 モハメド・アヴドゥル 男性 人間 DIOを倒したパーティーの1人。火の魔法が得意 両儀式 女性 人間 人体に線が見える。一応、ただの冒険者
https://w.atwiki.jp/souhei_world/pages/3094.html
レーザー砲 [解説] レーザーとは7色の単色光と紫外線、赤外線の内、一色だけを取り出して増幅した人工光で、これを超高温の高エネルギーになるまで増幅し、指向性を持たせた兵器の総称がレーザー砲である。 超高温の高エネルギー光を一点に照射する事でその部分を瞬間的に融解、蒸発させて物体を破壊する。 そしてSFでは無い現実のレーザーは光である為、目視できず音も発しない上、光速で飛来するので回避はほぼ不可能である(なお魔導障壁は突破できなかった)。 利点も多いがデメリットも存在する。 まず大気中では威力が減衰する。濃密な水蒸気や砂塵が出てると半減くらいはしてしまう。 それと出力と射程はイコールである。 また、基本的に熱によるダメージであるので、耐熱性の高いものには効果が低い。 それと光は電磁波の一種なので、強力な磁場や重力場によって軌道を外らす事も可能である。 それでも十分な威力と一射あたりの単価がとても安価なこともあり、WARES以前も含めて旧人類はこのレーザーを固定砲、艦載砲、車載砲、携帯銃とさまざまな兵器に活用してきた。 ここではその種類ごとに解説していく。 固定砲・艦載砲 基本的に大型で大出力のもの。このタイプのものは堅牢な装甲を持つ戦艦にも有効打を与え、人間や生物が直撃すれば何も残さずに蒸発するだろう。 車載砲 戦車や戦闘機、LEVなどが装備する中型砲。 出力も高く、戦車や戦闘機なども撃破可能。LEVも当たりどころが悪ければ撃墜出来る。 携帯銃 生身の人間が携帯可能なタイプ。 ライフル型や拳銃型で人間大サイズの生物を容易に殺傷出来る。肩に担ぐ大型のレーザーキャノンならば軽装甲の車両なども十分撃破可能。 切断機器 物体を切断することを目的に射程がとても短いが高出力のレーザーを発振した、いわゆるレーザーサーベルという代物。 照射したレーザーをEフィールドによって磁界内部に閉じ込め、磁界内部で高速循環させて超高温の刃とする。 レーザー自体の持つ電子と磁界が電磁干渉する事で発光現象が起こり、光輝くレーザー刃が目視出来るようになる。 イオンレーザー 厳密に言えば殺傷能力はほとんどないと言って良い。その代わり、射線上の空気を除去し、直線で一瞬の真空状態を作り出す事が主な目的となる。 これは空気中で大幅に威力が減衰するプラズマ・カノンの射線確保をする為である。
https://w.atwiki.jp/gods/pages/108645.html
ヨハンサンセイ(5)(ヨハン3世) 神聖ローマ帝国のベルク公の系譜に登場する人物。 ナッサウ=ザールブリュッケン伯。 関連: エリーザベトフォンナッサウザールブリュッケン (エリーザベト・フォン・ナッサウ=ザールブリュッケン、娘)
https://w.atwiki.jp/touhoumtg/pages/1165.html
ダウザーの小さな大将、ナズーリン/Nazrin, Little Chief Dowser ダウザーの小さな大将、ナズーリン/Nazrin, Little Chief Dowser(1)(B) 伝説のクリーチャー - ネズミ・妖怪 (B):あなたのライブラリーからカードを1枚探す。あなたのライブラリーを切り直す。その後そのカードを公開し、それが点数で見たマナ・コストが1以下のパーマネント・カードである場合、それをあなたのライブラリーの一番上に置く。そうでない場合、それをあなたのライブラリーの上から4枚目に置く。この能力は各ターンに1回のみ起動できる。 2/2 参考 星蓮船-レア
https://w.atwiki.jp/syujuu/pages/100.html
レーザー キャラクター概要 本名 不明 所属 Tricky kitten マスター ウィング 性別 女 年齢 誕生日 身長 cm 体重 kg 種族 サイボーグ 出身地 [[]] 職業 外見 性格 能力 過去など 今後 書きたいことがあれば項目を作れ 作れ。
https://w.atwiki.jp/wiki17_hokuto/pages/219.html
ガードゲージ考察 ガードゲージについて このゲームではキャラクターごとにガードゲージがつく時とつかない時があります。 おそらくキャラクターごとにガードランク(仮)というものがあり 相手のキャラと自分のキャラのガードランクにより ガードゲージの有無が決まるみたいです。 ちなみにガードランクが低いキャラは攻撃を喰らったときの防御力も低めのようです。 ガードランク高 シン ハート様 ガードランク中 ケンシロウ ラオウ トキ レイ ユダ ジャギ ガードランク低 サウザー マミヤ 組み合わせによるガードゲージの有無について 高対中 中対低 高対低 ランクが低いほうのキャラだけガードゲージ有り (例) ハート様対ラオウ→ラオウのみガードゲージ有り シン対サウザー→サウザーにのみガードゲージ有り ラオウ対マミヤ→マミヤにのみガードゲージ有り 高対高 両者ともにガードゲージ有り (例) シン対ハート様→両者ガードゲージ有り シン対シン→両者ガードゲージ有り ハート様対ハート様は未確認。 ハート様の同キャラバトルなんて殆ど見ませんw (デスノによるとハート様対ハート様はガードゲージ有り) 中対中 両者ともにガードゲージ無し (例) ケンシロウ対レイ→両者ガードゲージ無し 低対低 両者ともにガードゲージ有り (例) サウザー対マミヤ→両者ガードゲージ有り ガードランクが低いキャラ(サウザーマミヤ)はどのキャラと戦う場合でも 確実にガードゲージがつきます。 ガードゲージは攻撃をガードしていると減少、 時間と共に回復します。 ガードゲージがなくなると一定時間行動不能になるみたいです。 例外としてジャギのしゃがみガード時に盾にしている石像にも 表示はされませんがガードゲージとは別に石像の耐久値があるみたいです。 一定回数攻撃をガードしていると石像が壊れガードクラッシュ状態になります。
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/5770.html
第一回にて双方に一名ずつ戦死者が出てしまった、配置が以下のように変更になった。 『拳王連合軍 布陣』 川崎宗則 1番ショート クロえもん 2番サード ラオウ 3番キャッチャー プニキ 4番レフト MEIKO 5番ピッチャー 平等院鳳凰 6番センター 翔鶴(+ロックマン) 7番ファースト 上条(+シャドーマン) 8番セカンド ディオ(+デューオ) 9番ライト (代打・代走) ハクメン 瑞鶴(+メーガナーダ) 『聖帝軍 布陣』 犬牟田宝火 1番ショート 葛葉紘太 2番ファースト 金色の闇 3番セカンド サウザー 4番キャッチャー 千早 5番ライト デストワイルダー 6番レフト 高津臣吾 7番ピッチャー レイジ(+ガンダム) 8番センター チルノ 9番サード (代打・代走) イオリ・セイ ――では、試合の続きをお楽しみください。 ◇ カッキーンッ! 「なん…だと……!?」 第二回の始まりは、聖帝軍ピッチャー高津の投球がプニキに打たれるところから始まった。 プロクラスでないとまず捉えられないメジャーリーガーの剛速球。 それを天才バッター・プニキはいとも容易く、まるで呼吸するかのように打ったのだ。 打球はホームランコースであり、轟ッとセンター方面へと飛んでいく。 「ダメだ!届かない!」 高津は宗則の時のようにブルースワローの飛翔能力を使って取ろうとするが、打球は彼よりも遠く早く飛んでいった。 「レイジ」 「君に任せた!」 「おう、任せろ!!」 高津の後方、二塁にいた金色の闇もトランスフォーム能力で髪を伸ばして取ろうとするが間に合わなかった。 極制服なしでは特殊能力を持たない犬室田ならなおさらである。 そこでさらに後ろに居たセンター、スタービルドストライクに乗るレイジが取ろうとする。 「体のどこかに当たってくれ!」 18mはあるガンダムに直径70cm前後のボールをキャッチするのは、レイジの操縦技術をもってしても難しい。 しかし巨大なボディのどこかに当たれば、少なくともホームランだけは防ぐことができる。 そうすれば被害をヒットに抑えるか、ガンダムにぶつかった球を他の選手が取ればアウトに持ち込むこともできる。 「甘いな、その考えはハチミツのように甘いぞ」 しかし、プニキのほくそ笑み、彼が言ったとおりにその作戦は甘かったと聖帝軍は痛感することになる。 「なにィ!?」 球はガンダムの右脇の辺りに当たった。 だが、球は装甲と装甲の凹凸に弾かれるように跳弾し、何回かガンダムの脇の中を跳ね回ったあと、後方へ飛んでいき……そのままフェンスを超えてホームランとなった。 「まるで、曲芸……!」 「フッ……」 プニキはセンター方面にいるガンダムがホームランの障害になると見越しており、ガンダムの装甲の凹凸をあらかじめ狙って、ホームランになるよう計算して打ったのだ。 見事に拳王連合軍に先制点をもたらしたプニキは悠々とベースを巡り、ホームへと帰っていった。 「まさか、あんな化け物バッターがこの世にいたとは……」 「高津さん、気を落とさないでください。まだ一点です。 それにデータも取れました。次の戦いに生かしましょう」 「……そうだな、一回打たれただけで挫けちゃあの世にいる佐々木に笑われる」 プロでもない熊にあっさりと自分の投球を取られ、先制点を許したことに高津は気を落としかけるが、犬牟田の励ましにより立ち直る。 他の選手もまた「これからだ」という気持ちを抱き、闘志を鈍らせることはなかった。 拳 1-0 聖 その後、高津はプニキの後に控えていたMEIKO、平等院、翔鶴(+ロックマン)を完封する。 「チッ!」 「殺気がダダ漏れだぞ、俺から見たら次にどんなコースを打とうかわかるレベルだ。 ピッチャーならまだしも、バッターには向いてないな」 「簡単には滅ぼさせてくれないか……」 「さっきの女よりはマシだがおまえも殺気が漏れている、メジャークラスだと動きを読まれるぞ」 「このバトルチップじゃ通用しない」 『他のチップ温存のために使ってみたけど、やっぱりガッツマンとデカオのバトルチップはダメだ』 「道 具 の せ い に す ん な」 三人も本来なら強敵であるが、高津もプロ野球選手であり、バッティング力で宗則やプニキには及ばなかった。 「なんとか、失点を一点に抑えられましたね」 「ああ、巻き返すぞ」 第二回裏のイニングでは四番バッターとしてサウザーが出陣する。 対するピッチャーのMEIKOは舌なめずりをしながら、攻撃態勢に入る。 「へえ、大将直々のご出陣か」 「かかってこい年増女、聖帝サウザーの本気を見せてやる」 「……おまえはMEIKOボールでぶち殺す!!」 年増という言葉が逆鱗に触れたのか、MEIKOは本気の一球・MEIKOボールを投げた。 (最初はコース見極めのために見送るか) 打ってもキュアエースレベルの贅力では殺されてしまう殺人球。 まずは目でMEIKOボールの威力・速さを知るためにサウザーは初球は見送る判断とした。 しかし放たれたMEIKOボールを打たなくても凄まじい風圧を巻き起こし、ボール本体はラオウのミットの中に収まっていくだけのストレートに関わらず、残った風圧がかまいたちとしてサウザーの上半身を切り刻んだ。 「うわ!?」 「「サウザーッ!?」」 「し、心配するな、見た目よりずっと軽傷だ」 かまいたちにより斬られ鮮血を撒き散らしたサウザーであったが、南斗聖拳の使い手として「お師さん」に鍛え抜かれた肉体に助けられ、表面の皮膚が切れただけで済んだ。 これがサウザー以下の耐久力の選手ならもっと悲惨なことになっていただろう。 「大将が見送るなんてつまらない真似すんなよ」 マウンドの上からケラケラと相手を煽るMEIKO。 一方のサウザーはこれが安い挑発だと見抜き、煽りに乗って激昂することはなかった。 (とはいえ、向こうの四番バッターだ。 四番に選ばれるにはチーム最強のバッティング力はあるはずだ) 表面上の態度は世紀末ヒャッハーなMEIKOであるが、内面では計算高さと冷静さを持ち合わせた猛獣も飼っている。 四番バッターとは本来、最高のバッティング力を持ってしかる存在だ。 拳王連合軍でも四番の証はプニキが持っているように、サウザーも最高のバッティング力を持ってなければおかしい。 プロである高津を差し置いて四番の椅子に座っているのだから聖帝が高津以上の攻撃力を持ってなければ筋が通らないのだ。 (だったら、全力のMEIKOボールで仕留めてやる。 このMEIKOおばさんを年増と言って見下したことを後悔させてやるぜ) MEIKOは別に年増と言われたことを怒っているのではない。 見下されることに何よりも殺意を覚えているのだ。 「さっきの小娘の時とは違う全力全開でいくぜ、黄金の回転を加えた……MEIKOボール!!」 ほぼ直角に曲がるシュート回転(黄金の回転)。 そこにメジャーリーガー級のパワーと漆黒の殺意をミックスした殺人球MEIKOボール。 投げられた殺意の球は真っ直ぐにサウザーへと向かっていく。 なお、普通の野球ならデッドボールだが、カオスロワ式野球ではバッターの殺害に成功した場合はそのままアウトになる。 「あれはヤバイ……」 「サウザー!」 直感でこれまで以上に殺傷力がある球が投げられたと悟ったベンチの聖帝軍。 思わず高津と闇はサウザーの身を案じ、声を上げてしまう。 だが、サウザー自身は至って冷静であった。 (心配するな、闇、高津。 俺だってただ黙って見てたわけじゃない、あのピッチャー女のクセを探っていたんだ!) サウザーはこれまでの試合の流れをぼうっと見ていただけではなく、MEIKOの投球のクセ、そしてキャッチャーとして高津とバッテリーを組んだ時もMEIKOは5番バッターとしてバッターボックスに立っており、その際に肘や腕の動き方も観察していた。 帝王の星「将星」、南斗鳳凰拳の伝承者の名前は伊達ではない。 常人なら見逃すレベルの超速フォームでさえきっちり視界に捉え、MEIKOの球がどこに来るのかを予測する。 (俺に直撃コースは当たり前として……狙いは心臓か!) 読み通り、MEIKOボールは心臓を屠ろうと狙って投げたものだ。 「面白い、見せてやろう! 聖帝サウザーの本気を!!」 サウザーは心臓を打ち抜かれる前に、MEIKOボールに対抗しようとした。 発生するかまいたちの余波で傷つくが、サウザーをバッティングフォームを全く崩さない。 「む、あれは……!」 キャッチャーとして間近にサウザーのフォームを見ていてからわかる。 あの打ち方は―― 「――バント?」 バント。 普通に打つよりは命中しやすくなるが、大きなヒットは絶対に望めない、牽制的な打ち方。 拳王連合軍はそう、タクアンから聞いている。 「アハハハハハ、これが聖帝の本気かよ」 MEIKOの嘲笑も無理はない。 いちおう、サウザーは打ち返しには成功したが、飛んだ球は少し地面をゆっくり転がっただけのゴロであり、それもまたMEIKOの手前に落ちて拾われてしまう。 あとは一塁に届ければサウザーはアウトのハズ。 「まあ、打ち返したことは褒めてや」 「いかん! MEIKO、早く投げるのだ!」 「え?」 それはラオウに呼ばれ、MEIKOが瞬きを一回しただけの僅かな瞬間であった。 バッターボックスに入っていたハズのサウザーが姿を消していた。 サウザーが一塁へ走ったのは誰でもわかるだろう。 だが、拳王連合軍に取って予想外だったのは――サウザーの機動力であった。 「きゃあ!」 「ぐあ!」 「ぎゃん!?」 「なッ!?」 MEIKOは驚愕する。 黄色い閃光のようなものが走っているかと思いきや、一塁・二塁・三塁を防衛していた選手すなわち翔鶴・ジョジョ・クロえもんが順番に弾き飛ばされたのだ。 飛び道具を使ったわけでない証拠に、ベース一つ一つに確実に足跡がついていく。 閃光の勢いは止まるどころか増していき、ラオウが守るホームベースまで「前進制圧」を行わんと向かっていた。 「ラオウ!」 MEIKOは即座にラオウに送球を行おうとする。 その送球もラオウ以外には取れないレベルのかなりの剛速球だったが、閃光となったサウザーがベースを早いように見える。 (彼奴の方が僅かに早いか……? ならば!) ラオウは閃光となったサウザーに向けて、残った片手で拳の一撃を放つ。 無論、カオスロワ式野球でこの程度の妨害は反則にはならない。 「遅いな」 「うぬうッ!」 ラオウの拳が直撃すれば運が良くても瀕死は避けられない威力だったが、サウザーはこれを体操選手のように軽やかに跳躍して躱し、ラオウの巨体を乗り越えた後にホームベースを踏んだ。 ラオウのキャッチャーミットに球が入ったのは一瞬後であった。 直後、翔鶴・ジョジョ・ディオ・ラオウの順番で体から鮮血が吹き出た。 サウザーはすれ違い様に極星十字拳で選手たちを切っていたのだ。 無論、カオスロワ式野球でこの程度の攻撃は反則にはならない。 「見たか、MEIKOよ、拳王よ、これが聖帝の本気だよ」 「クッソたれ!!」 「ぐぬぬ」 拳王連合軍が侮っていた……いや、まだ正式に野球の試合をしたのがこれが初めてだったため、データ不足というべきか。 サウザーの速度を多くの者が知らなかった。 対カギ爪団戦ではドラゴンハートで強化されたこともあり、世界樹の番人であるレストをも凌ぐ機動性を見せた。 その時の比較対象はドラゴンハート強化前のレストだったが、実はサウザーの方は早さの成長に関しては格段に伸びしろが残っていたのである。 少なくとも能力に頼らないスピードへの素質は強化レストより……いや現状全ての参加者の中でトップと言っても過言ではない。 はっきり言おう、サウザーの足の速さは全参加者最速であると。 彼がバントした後、10秒もあればベースを一周できてしまうぐらい早く、対応が遅れたことに拍車をかけてサウザーの帰還を許してしまったのである。 そして両チームは同点に並んだ。 拳 1-1 聖 一点を取り戻したことに聖帝軍側は歓声に湧く。 「流石、サウザーです! でもまだ同点……あんまり調子には乗らないでください」 「手厳しいな闇……できれば亡くなった亜久里のためにも一人ぐらい南斗鳳凰拳で首を落としたかったが、拳王連合軍の猛者には打撃を与えるだけに留まったか」 先程拳で斬った四人を見るが未だ健在であり、多少の怪我は負ったようだが選手として試合続行は可能だった。 「アイツよくもうちの未来の旦那に怪我を!」 「怒るなMEIKO、こんなものただのかすり傷だ」 『翔鶴!』 「翔鶴姉!」 「大丈夫、肩当てが切れてちょっと切り傷を作っただけ」 『お館様……』 「右腕を斬られたが筋は繋がってる。 危なかった……咄嗟にムラマサブレード出して防御しなきゃ首が飛んでたぜ」 『奴の攻撃はあなたの幻想殺しでは防げない。注意をなされよ』 「くそが! 悔しいが、反撃する暇もなかった」 ラオウは分厚い筋肉の鎧に守られ、他の三人はネットナビと融合して防御力や瞬発力を上げていたため、軽傷で済んだのだ。 「さあ、我々の攻撃はまだ終わっていない、ゆけ千早よ 『ふなっしーならまだしも、おまえに命令されるのは……まあ従うが』 点をもぎ取ったサウザーに続き、千早がバッターボックスに入る。 ちなみにバットは口にくわえて使うようだ。 「くそ、聖帝の次はおニャンコかよ……いいぜ、死を恐れないならきやがれ!!」 聖帝にしてやられたことでイライラのボルテージを上げていたMEIKOだが、ラオウになだめられたこともあり、なんとか気を取り直す。 そして、MEIKOボールを投げたが、これもサウザーに投げたものと同じ、直撃コースの危険球だ。 だが千早は直立不動でこれを避けることも打つこともせず、直撃させたのだ。 「嘘だろ……!?」 MEIKOボールは確かに直撃した。 本当ならば虎は木っ端微塵の肉片になっていてもおかしくなかった。 だが、虎は健在・そして無傷だった。 いつの間にか虎が纏っていた氷でできた鎧にボールは張り付いていた。 「ふう、アタイの最強の頭脳と氷を操る程度の力、それから大阪での経験が生きたね」 MEIKOが投げる前に千早に鎧を纏わせた下手人はベンチにいるチルノであった。 その横で眼鏡を輝かせる犬牟田と共に解説をする。 「君はボールで直接的にも間接的にも選手を殺そうとするクセがつきすぎている」 「そしてアンタの投げる球は黄金比による超回転技「黄金の回転」を使って威力と命中率を底上げしている。 裏を返せば、何らかの手段で逸らしたり、逆に威力を最小限にとどめてからあえてぶつけさせてしまえば良い。 アタイの氷なら、アンタの投げた球の回転をゼロにする芸当も不可能じゃない」 「罠にかかったね。MEIKOおばさん」 千早の氷の鎧は防具としてだけではなく、命中したボールさえも凍らせて氷に閉じ込めてしまい、MEIKOボールの回転を強引にゼロにしてしまうための罠であった。 デッドボールを狙ってくるであろう敵をまんまと、罠にはめたことにチルノと犬牟田はハイタッチをする。 「お、おい……」 「なんで俺たちの時はやってくれなかったんだ?」 サウザーと紘太から恨めしい顔をされたが、それにも理由はある。 「すまない、強度計算やタイミングを図るためにある程度のデータ収集がどうしても必要だったんだ」 「あの鎧着てたら身動き取れないしね」 『どうでも良いが、鎧を解いてくれ~、寒くて凍え死んでしまう』 氷の鎧にも欠点があり、自由に身動きが取れないのだ。 言うなれば完全防御と引き換えに一切の身動きが取れないアストロンと同じ。 しかしデッドボールには無敵であり、MEIKOの故意の死球をやり過ごせるだけでも聖帝軍は安心して野球に打ち込むことができるのだ。 余談だが、直接触れでもしない限り味方への技術を使った強化・支援はカオスロワ式野球ではOKである。 そして千早の殺害に失敗したということは、聖帝軍のアウトではなくデッドボール。 つまり氷の鎧を脱いだ千早の一塁への進軍を許したのである。 六番バッターはデストワイルダー。 MEIKOは懲りずにデッドボール紛いの殺人球を投げるが、こちらもチルノが用意した氷の鎧で防がれ、デッドボール失敗である。 『なんだよ、まるで学習してねえな? ゴリ押しでなんとかなるほどチルノは魔力は弱くねえぞ』 「…………」 あまりにもあっさりと進軍する聖帝軍。 二塁に千早、一塁にはデストワイルダーが立った。 そして、次にバッターボックスに立ったのは高津臣吾。 「きやがったかオッサン」 「聖帝軍で野球でならナンバーワン、そう自負するぜ」 「ほう……」 自信満々にMEIKOとラオウに宣言する高津だが、誇張でもない。 実際にプロで野球選手としての技量は聖帝軍トップだ。 大魔神であるササキ様をライバルと言い張るだけの実力は持ち合わせている。 「すぐに……後悔させてやるよ! MEIKOボール!!」 「またこれか……」 何度目かのMEIKOボールが放たれたが、これも死球コースだ。 (個人的にMEIKOとは真剣勝負をしたかったが、向こうにその気がないなら仕方あるまい。 今は俺がピッチャーである以上無理に打って肩を壊すのも面白くない) 高津は致し方なしとベンチのチルノにアイコンタクトを送り、氷の鎧を纏わせるよう願った。 ……だが、氷の鎧は千早やデストワイルダーのように纏われることはなかった。 背後からの熱気によって。 (なに!?) 僅か数瞬の間に異常に気づいた高津がチラリと後ろを見ると。 ラオウが気のようなものを放って、チルノの冷気を阻害していた。 これでは氷の鎧を纏うことはできない。 氷のアストロン鎧戦法が打ち砕かれたのだ。 (ヤバイッ!) この間、僅か0.5秒。 目前まで迫ったMEIKOボール。 しかし高津もプロ選手であり、ギリギリで迎撃が間に合い、渾身の力で打ち返すことができた。 「打ち返すこと」には成功した…… 「しまった! これは取られる!」 氷の鎧を纏う前提だったことをいきなり解いたことによる高津のフォームの遅れ、そこから出した無茶な打ち返しにより、打力が出ず、打球はワンバウンドしてMEIKOに捕球される。 ヒットにはヒットなので高津や他の二頭も走りだすが、サウザーと比べれば格段に劣る速さだ。 『くそッ、なんとか三塁へ……!』 「最初はてめーだ! 送球MEIKOボール!!!」 『ご、ご主人様あああああああああああああああ!!!』 千早は虎の俊敏性を持って三塁へ向かおうとするが、その途中、MEIKOからの送球という名前の直撃弾を喰らう。 対象が機敏に動いていたため、チルノの氷の鎧作成は間に合わず、そのまま上半身と下半身が分かれて泣き別れになった。 即死である。 【千早@皇国の守護者 死亡】 ※支給品なので放送に呼ばれません 『姐さああああああああああああん!』 デストワイルダーも二塁へ向かうが、虎仲間である千早の死のショックにより速度を緩めてしまう。 その間に内野手の宗則が千早の死骸からボールを回収して二塁に送球、イマジンスレイヤー上条がキャッチし、直後に迫ってきたデストワイルダーに左手のムラマサブレードと、ボールを握った右手の男女平等パンチを叩き込んだ。 「『イヤーッ!』」 『グワーッ!』 幸いデストワイルダーの耐久力が高かったため、千早のように死に至らなかったが、アウトに変わりなかった。 そして、最後の一人である高津は翔鶴が召喚した戦闘機軍団に一塁への進軍を阻まれた。 「くそッ、進めねえ!」 「『アルトリア・ペンドラゴンさんの仇!』」 メジャー入りしたプロ野球選手でさえラジコンサイズの戦闘機を相手にするのは初めてだ。 しかも戦闘機の放つ攻撃一発一発が殺傷力が高く、高津は掃射を避けるのが精一杯であった。 サウザーほどの機動力があれば避けることはおろか、発進前に翔鶴に一撃を与えることも可能だが、高津及びブルースワローでは速さが足りない。 そのまま進塁できず、上条からの送球を翔鶴が受け取り高津もアウトになった。 チェンジである。 「くそ……MEIKO、これを狙ってわざと千早とデストワイルダーを進塁させやがったな」 「ご名答だよ、だが作戦を立てたのはそこにいるラオウだ」 「この男が?」 高津はラオウを見る。 「そう、具体的な手段は知らなかったけど、あの氷娘の鎧を解く方法を思いついたらしいって眼で言ってたからわざとデッドボールを取って進ませてやったんだよ。 まさか体から出る熱気で氷を溶かすとは予想外だったけど、油断したアンタや虎どもに痛い目を見せるには十分だったな」 「……恐ろしいやつだ、拳王め」 「あれがアタシのダーリンの力だよ。 おまえら聖帝軍はアタシのMEIKOボールに震えていりゃ良いんだ」 高津臣吾は、ただの筋肉の塊ではなかった拳王に、恐れの感情を抱きつつあった。 少なくともプロだから勝てる、ということは絶対ないことを自覚するのだった。 (別に俺は作戦など考えてなくて、頑なにMEIちゃんがデッドボールに走るからイライラして熱くなっていただけなんだが……まあ、MEIちゃんが気を良くしただけヨシとしよう) なお、ラオウがチルノの鎧を打ち破ったのは偶然の産物であり、アイコンタクトは死球狙いはやめろという意味だったが、何はともあれ、聖帝軍は氷の鎧で凌ぐ戦法はできなくなったのである。 「すまんサウザー、俺としたことが」 「落ち込むな高津、まだ次がある」 『姐さん、姐さん……』 「……すまない誰かデストワイルダーのメンタルケアを頼む」 両軍一点ずつもぎ取り、二回が終わる。 次は三回表側からだが、聖帝軍側に新たな死者が出たためメンバーの変更が余儀なくされた。 『聖帝軍 布陣』 犬牟田宝火 1番ショート 葛葉紘太 2番ファースト 金色の闇 3番セカンド サウザー 4番キャッチャー イオリ・セイ 5番ライト デストワイルダー 6番レフト 高津臣吾 7番ピッチャー レイジ(+ガンダム) 8番センター チルノ 9番サード ……ベンチのイオリが出たことにより、聖帝軍側の代打・代走はいなくなった。 【二日目・22時00分/神奈川県・異世界横浜スタジアム】 ※あと2時間00分で異世界は消滅。 それまでに点数が低いチームが消滅する異世界に閉じ込められるため、負けたチームは全員死亡します(移籍した場合は不明) 【聖帝軍】 【サウザー@北斗の拳】 【ターバンのボイン(金色の闇)@ToLOVEるダークネス】 【ターバンのガキ(イオリ・セイ)@ガンダムビルドファイターズ】 【ターバンのガキ(アリーア・フォン・レイジ・アスナ)@ガンダムビルドファイターズ】 【ターバンのおっさん(高津臣吾)@ササキ様に願いを】 【ターバンのガキ(犬牟田宝火)@キルラキル】 【ターバンのないガキ(葛葉紘太)@仮面ライダー鎧武】 【ターバンのレディ(チルノ)@東方project】 (支給品選手枠) デストワイルダー@仮面ライダー龍騎 【拳王連合軍】 【ロックマン(光彩斗)@ロックマンエグゼ】 【翔鶴(光翔鶴)@艦これ】 【ラオウ@北斗の拳】 【平等院鳳凰@新テニスの王子様】 【MEIKO@VOCALOID】 【上条当麻@とある魔術の禁書目録】 【シャドーマン@ロックマンエグゼ】 【ディオ・ブランドー@ジョジョの奇妙な冒険】 【デューオ@ロックマンエグゼ4】 【プニキ@くまのプ○さんのホームランダービー】 【川崎宗則@現実?】 【クロえもん@ドラベース ドラえもん超野球外伝】 【ハクメン@BLAZBLUE】 【瑞鶴@艦隊これくしょん】
https://w.atwiki.jp/fraxy/pages/47.html
基本パラメータ: 破壊時 自機狙い打ち返し スコア 600 耐久 1200 行動パターン: 無し 攻撃パターン: パターン1:500F ① レーザー:サイズ180% (220F/500F) パターン2:0F ① パターン1へジャンプする パターン3:500F ① レーザー:サイズ180% (260F/500F) パターン4:0F ① パターン1へジャンプする パターン5:500F ① レーザー:サイズ180% (300F/500F) パターン6:0F ① パターン1へジャンプする パターン7:0F ① レーザー:サイズ180% (0F/0F) パターン8:0F ① パターン1へジャンプする 固有パラメータ: パラメータ1 パラメータ1~4フラグ&速度変化周波数 (1~) パラメータ2 初期速度 (-4000~4000) パラメータ3 変化後の速度 (-4000~4000) パラメータ4 回転量 (-4096~4096) パラメータ5 発射方向数 (0 or 1~) パラメータ6 発射角度 (0~) パラメータ7 無し パラメータ8 消滅までのフレーム値 (0 or 1~) パーツ説明: 太いレーザーを発射するパーツです。 パターンによってレーザーの持続時間が変わります。 メモ: 編集 コメント欄 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/6936.html
前ページ次ページ帝王(貴族)に逃走はない(のよ)! ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド 「なんだ、あれ……」 魔法学院と首都トリスタニアを結ぶ街道。 首都へと至る道だけあって、それなりに人も通っているが、今現在はそこを通る人々は全て等しく一つの物を見ていた。 ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド 別に新手のスタンド使いが現れたわけではない。 一台の馬車が爆走(はし)っているだけであった。 それだけなら物資の往来の激しいこの街道。非常によくある光景で人の注視など集める事はない。 そこから遥か離れ、魔法学院。 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールが部屋の中にいたのだが、その顔は火が出そうなぐらい真っ赤だった。 ――恥ずかしい……!一体どういう趣味してんのよ! 一度枕に顔を埋めてからもう一度アレを思い出す。 ルイズの脳裏に写っているのはただの馬車なのではなく、決して趣味がいいとはいえない玉座が付いた奇怪なモノ。 そしてそこに悠然と座を構えるのは勿論、聖帝サウザーである。 ある程度舗装されているとはいえ、タイヤではなく車輪というだけあって振動はかなりのものだ。 それにも関わらずに相変わらず何時もの姿勢でゆったりしていらしゃるのだから人に与える衝撃は半端ないものがある。 貴様も来るか?と聞かれた時には全力で遠慮した。 あんなのに乗って街まで練り歩いた日にはあっという間に噂になるに決まってる。 なんだかんだで結局城下を視察する事になったのだが、通常の馬車をベースに玉座部分をギーシュに作らせた。 やれば、先日の事は流してやる。だが、断れば、と言ったところで快諾したようで一晩でやってくれた。 車輪部分も車軸と車輪数を強化したおかげで十分重さに耐えられるようになっていたが、青銅だけあって色は原色そのままだ。 それは追々塗装するか、金にでも錬金させようかと思ったが、金を練成するのはスクウェアでも難しいらしく諦めた。 精神力を使い果たしたギーシュが地面に突っ伏していたが、そんなこんなで聖帝馬車の完成というわけだった。 そんなわけで、塗装も兼ねて城下へと繰り出しているわけである。 ついでに御者もギーシュにやらせているのだが、やはりというか少しぐったりしている。 普通の馬車とは違い重量が重量だけに、馬二頭では足りず三頭立てというのもあるが、後ろにサウザーが居るという事が体力・精神的にも一番疲労を加速させていた。 第伍話『否省』 「おい、小僧」 その言葉で、今にもへばりそうだったギーシュの背筋が伸びる。 「その城下まではあとどのぐらいで着く」 「そ、そうだね、二時間といったところかな」 言葉使いこそ何時もとあまり変わらないが、明らかに口調に惧れが感じられる。 貴族の子弟が御者をやるなど、普通では考えられない事だったし、ギーシュ自身もやるわけないと思っていた。 だが、ギーシュの頭の中には未だに『俺に逆らった者に降伏が許されると思っているのか?』というサウザーの言葉がこびり付いている。 気が付けばいつの間にか馬を操ってトリスタニアへと向かっているところである。 人を従わせる方法は大きく分けて二つに分かれる。 一つは圧倒的なカリスマなどで相手を心服させる事。そしてもう一つが歯向かうなどという気も起こさせぬような圧倒的な恐怖による支配。 分かりやすく言えば、前者が救世主と称えられ奇跡の村を創りあげたトキ。後者が拳王と畏れられ帝国を築き上げたラオウである。 恐怖による支配は長くは続かぬと言ったのは他ならぬサウザーだが、聖帝軍正規兵からはともかく、サウザーも帝王として人々に恐れられていた男だ。 サウザーに屈せぬだけの力はギーシュにはなく、また恐怖を跳ね除けるには若すぎた。 だからこそ何かと突っかかってくるルイズやキュルケはサウザーから見ても興味の対象だったのだが。 そんなギーシュの心情など知ったことではなく、吐き捨てるかのように言うとサウザーが脚を組みなおす。 「ふん。やはり遅いな」 スピードがバイクには敵わないのは当然だとしても、片道でこれでは飽きがくる。 まぁ、針で囲まれた棒の上に二、三日は余裕で立ち続けられる人達なのだから、たかが三時間の行軍がどうだと言われればそれまでだが 修行してるのとただ座ってるのとではやはり違うものである。 それでも、久方振りに目にした自然の光景というものは少しではあるがサウザーに昔の事を思い出させてはいたが。 南斗鳳凰拳先代伝承者オウガイ。 鳳凰が司る星は将星。またの名を独裁の星。 だが、少なくとも幼き日のサウザーから見たオウガイは独裁などというものからはかけ離れていた。 初めて極星十字拳で石灯篭を斬った事は今でも鮮明に覚えている。 あの時の感覚は二度と忘れはしない。 一度は弾かれたものの、呼吸法によって気を練り十字に切り裂いた。 その時のオウガイの表情は二度と忘れる事はあるまい。 少しでも早く鳳凰拳を身に付けオウガイを喜ばせたかった。 ……十五歳のあの時もそうだった。あの試練を乗り越える事で伝承者となり、その先もあの顔を見れると思っていた。 初めて極星十字拳で人を斬った事は忘れようとしても忘れられるはずがない。 目隠しをしていたとはいえ、最も尊敬し愛した師を手にかけた。 身を引けば当時のサウザーの拳など容易くかわせたにも関わらず、オウガイはあえてそれを受けた。 一子相伝の鳳凰拳。先代伝承者は次の伝承者に倒されなければならぬという、北斗神拳よりも過酷な宿命。 ――こんなに悲しいのなら…… 失うのが悲しいなら最初から愛など持たねばいい。 ――こんなに苦しいのなら……! 失うのが苦しいなら最初から情など捨ててしまえばいい。 ――愛など……愛などいらぬ!! 誰よりも愛深き故に、少年がその道を選ぶにはそう時間はかからなかった。 「……っ!またか……」 苛立ちを隠せぬ声でそう呟く。 どうにも退屈すぎて自分でも気付かぬうちに眠っていたようだが、こちらに着てから、この忌まわしき記憶がついて回ってきている。 「あの時以来、そうではなかったのだがな……」 愛と情けを捨てていた時はそういう事はなかったのだが、代償というやつだろうかと思わないでもない。 身体の中に流れる帝王の血が、多少は戻りつつある情けを拒絶しているという事か。 ――埒もない。 聖帝十字陵。 世紀末の世に建てられた、聖帝の権威を誇示せんがための巨大な墓と言われているが その実は、師オウガイの墓にして、サウザーの僅かに残った愛と情けの墓。 その完成を以って完全に捨て去る事ができるはずだった。 だが、ケンシロウの前に敗れ、聖帝十字陵も崩壊した。 それでも、今のサウザーには退くなどという選択は無い。 愛と情けを捨てる事ができなくても、彼は南斗聖拳最強にして将星の星の男。 故に何があろうと退かぬ。故に何人であろうと媚びぬ。故に何が起ころうとも省みぬ。 とは言うものの、現時点では特に動くべき目的も理由も無いので少々手持ち無沙汰な状態ではあるが。 なにせ、世紀末とは違いサウザーの周りの環境は平和そのものだ。 少なくとも、目にしている限りでは僅かな水と食料を得るために人が争う事なく日々を過ごしている。 貴族専用の学院という事があるし、サウザー自身はその恩恵を120%程活用している。 退屈かと聞かれれば、その答えは今のところはNoだ。 拳法とは全く毛色の違う魔法は興味深いものだったし、知らぬ物を知るというのは中々面白い。 ただ、やはりというか、身体の奥底の方では物足りぬと感じている。 乱を望むは将星の性。 というよりは、乱が無ければ将など無用の長物。 乱が無ければどうするか。自ら乱を起こすか、乱が起こるのを待つかの二つに一つ。 自ら起こすには手駒が足りない。 むしろ、足りないというよりはゼロ。 その兼ね合いもあってか見に務めているが、トリステインでは目下のところ、乱が起こりそうな気配は無い。 まぁ、そう急ぐ事もなかろう。 南斗六星の崩壊を引き起こしたような世界規模の大戦がそうそう起こるはずもなく まして、東の方なぞ地図すら無いような状況では、精々国家間の戦争がいいところだ。 現状維持というところで妥協しておいたが、馬車の動きが止まった。 「……どうした」 「前から王宮の勅使を乗せた馬車が来ているんだ」 ふむ。と呟くとサウザーが視線を前へと向ける。 確かに、トリステインの紋章の付いた旗を立てた馬車が向かってきている。 「トリスタニアには王宮もあるからね。きっと、学院長になにかあるんじゃないかな」 「そうか。では行け」 「……!?」 説明を聞いて、サウザーがそう返すと完全にギーシュの思考がパニックに陥った。 普通だったら王宮からの勅使が乗っている馬車が通るとあれば、道を譲るというのが相場というところだ。 それにも関わらず、後ろの男は行けと言う。 無駄にカスタムしたおかげで聖帝馬車はかなり横に大きい。 この街道であの馬車とすれ違おうとした場合、まず間違いなくぶつかる。 主に、横に大きく飛び出た角のような部分が。 「一応聞くけど……街道から反れてという事かな……?」 「何を寝ぼけている。そのまま進め」 一縷の望みを託してはみたが、答えには希望なんてありゃしなかった。 どこかの吸血鬼に『関係ない、行け』と言われた上院議員の心境である。 進めば王宮からの勅使を相手に揉め事になるし、退いたりすれば後ろの男が圧倒的な力量を以ってなにをするか分からない。 完全に板挟みの状態に陥っていると、前の方から衛士かなにかが警告を発してきた。 「王宮勅使ジュール・ド・モット伯の馬車の前に立ち塞がるとはどういう了見か。早々に道を開けられい!」 「ほう。たかだか使い走り如きが、この俺の行く手を阻むか。いい度胸だ」 サウザーから見れば、勅使など単なる伝言役と同等という認識である。 そもそも、例え相手が王族だろうと明け渡す道など一切持ち合わせていない。 それが世界の道理に反するとでも言うのであれば、己が力を以って制圧し平伏させるのみ。 天上天下唯我独尊。 敵は自ずから跪き、相対する者は全て下郎。 今の今まで帝王と対等になった者は唯一北斗神拳伝承者ただ一人。 したがって、悠然とそう言い放ったもの至極当然の事だ。 そうこうしていると、向こうの馬車から一人趣味の悪い服を着たメイジが出てきた。 なんとなくだが、南斗相演会で見た南斗紅雀拳のザンとかいうやつに似ている気がする。髭とか。 修羅の国の名のある修羅のうちの一人の方が似ていると思うけど、サウザーは知らないので割愛しておこう。 「これはこれは、確かグラモン元帥のご子息ではないですか。そのようなところでどうなされましたかな?」 勅使だけあってモット伯は顔が広い。 有力な軍人であるグラモン家にも度々訪れていたためギーシュとも面識があったぐらいだ。 「この俺に逆らった者の末路というところだ。退かぬようであれば貴様もこうなる」 「そこの者。今なんと言ったのか聞こえなかったのだがね」 「その飾りでも聞こえるように言ってやろう。下がれ下郎」 「トライアングルメイジである『波涛』のモットに下郎とは、いや可笑しい。はっはっはっはっは」 わざとらしい台詞と芝居がかった動きでモット伯が笑うと、急に真顔になった。 「私はそういう冗談は許せない性質でね。身の程知らずの平民に一度貴族の力というものを思い知らせてあげよう」 モット伯が腰の杖を抜くと魔法の詠唱を始めると衛士の一人が馬車の中から壷を持ち出し割った。 割れた壷からは水が流れ出している。その事から水使いかと一瞬で判断した。 「イル・ウォー」 「ふん、遅いわ」 さっきまで玉座に座っていたはずのサウザーが、いつの間にかモット伯の懐近くへと飛び込んでいる。 「な……!」 並の拳法の使い手では捉える事すら出来ぬ神速の踏み込み。 まして身体能力はモヒカン以下のモット伯にとってはサウザーの動きは瞬間移動にも等しい。 ――やはりこの程度か。 トライアングルというからには少しは楽しめるかと思っていたが どうやら、魔法のクラスと実戦での強さというのは比例しないらしい。 大口を開けて魔法を詠唱をするなど、隙だらけにも程がある。 魔法がどれだけ強力であろうと、杖さえ持たさねば、詠唱さえさせなければ何の意味も持たない。 「貴様の動きなどスローすぎて欠伸が出る。貴様に比べたら、あの小娘の方が遥かに速い」 詠唱の速さもそうだが、詠唱を悟らせないようにする技術。 その全てにおいてモット伯は劣っている。 この程度であれば興味もなく、これ以上の戯言に付き合う必要も無い。 微動だにしない、いや微動だに出来ないモット伯に向け、サウザーがその拳を向けた。 南斗鳳凰拳 『極 星 十 字 衝 破 風』 ここでようやく我を取り戻したのか、踵を返してモット伯が逃げようとしたが、盛大に転んだ。 いくら慌てていたとはいえ、何も無いような場所で転ぶはずは無い。 軽い違和感がモット伯を襲うと、それがだんだんと大きくなる。 その違和感の方へと目を向けた瞬間、街道に絶叫が響いた。 「うぎゃあああ!脚が!脚が……!」 モット伯の脚からは勢いよく鮮血が噴き出し地面を赤く染め上げている。 「貴様の脚の腱を斬った。二度と自力では立ち上がれまい」 斬られた事すら感じさせぬ鋭さと、腱を断ち切る正確さを併せ持った一撃。 そして、なによりサウザーが素手だった事に、その場の全員が、特に一度殺されかけたギーシュの思考が完全にフリーズしかけた。 「ほう、まだ杖を離さぬか。しぶとさだけはドブネズミ並みというところだな」 腕の腱も断ち切るべきだったかと思ったが、これはこれでいい。 窮鼠猫を噛む。こんな奴でも追い詰められれば何か面白い物を見せてくれるかもしれない。 モット伯にしてみれば、杖がなければモヒカン以下なのだからそれを手放す事などできはしない。 だが、モット伯が口にしたのは魔法の詠唱などではなく、サウザーの期待を大いに裏切るものだった。 「なな、何をしている!こ、殺せ!こいつを殺せ!」 力も技も持たず、己のみでは抗う事すらせぬ。 あんなガキですら、シュウへの愛ゆえに牙を突き立てたというのに。 「見るべきところもなく、与えられた権力に酔い痴れるだけのゴミか。ならば、汚物は消毒せねばならんな」 サウザーにとって権力とは己の力で奪い取るもの。 他人や親から与えられた権力など何の意味も持たない。 あえて言おう、カスであると! 相応の実力があるならまだしも、無能が不相応の権力を持つようではこの国も底が知れる。 だから、這いずるようにして逃げるモット伯の頭を踏みしめた。 「ほう宮はらのひょく旨ではる、わらひに……!」 歯の二、三本は折れ、地面に押し付けられているため巧く発音できていないものの、まだ口だけは動くらしい。 ようやく衛士達がサウザーに武器を向けてきたが、そんな事でこの男が止まるはずはない。 「どうした!この男の命が惜しいのか?ならば武器を捨てよ!」 それは単純な脅迫。 モット伯を救いたければ武器を捨てろと言う。 「ほはえ達、いいはらふ器をふへろ!いいは、命へいら!」 だが、衛士達にしても武器を捨てるという事は、身を守る物を失うという事になる。 もっとも、武器があったとしても、サウザー相手にどうなるというわけでもないが。 それに、捨てたところでモット伯が解放されるとは到底思えなかった。 まして武器を捨てても捨てなくとも皆殺しにされる可能性の方が高いのだ。 従って、衛士達の取った行動は一つだった。 「な、何をひへいる!逃へるな!わらひを置いへいくは!」 モット伯を助けようと戦いを挑めば死ぬ。 武器を捨ててもモット伯は助かるかもしれないが、自分達は死ぬ。 ならば、残る選択肢は見捨てて逃げるしかない。 彼ら自身、モット伯に忠誠を誓っているというわけでもない。 むしろ、平民はおろか貴族の間でも『平民の少女を無理矢理手篭めにしている』と評判は悪い。 命を懸ける程立派な人物でもなく、情けをかけられるような相手でもない。 もちろん、見捨てて逃げたという事になるから、彼らがそのまま王宮に戻るという事もできないだろうが、王宮の衛士と言えど平民。 最悪、傭兵にでもなればいい。 丁度、アルビオンでは内乱が起こっており対立している両派が傭兵を集めている。 王宮の元衛士という肩書きがあれば、普通にやるより高く売り込めるかもしれない。 最初から失う物が少なければ、それを捨てる時の決断は早かった。 「くく……思ったより呆気なかったな」 以前も同じような事があった。 聖帝十字陵の視察に向かった時、レジスタンスに襲われた時だ。 銃を持った一人の男を同じように切り伏せ、残る二人に武器を捨てろと言った。 その時は人質への情けゆえか、武器を捨てる事も逃げる事もなかったので、情けの元を断ってやった。 二人だけでも逃げられたものを、情けがあるから命を捨てる事になる。 逆に言えば、モット伯に掛けられる愛や情けが無かったから見捨てられたという事だ。 愛も情けもかけられず、力も持たず権力に酔うだけの無能。 地面の男をこう評すると、サウザーが頭を潰すべく力を強めようとする。 それでも、何かが潰れるような音がする前にサウザーが足を退けた。 「小僧。気でも触れたか?何の真似だ」 サウザーの後ろでは、さっきまで棒立ちにしていたはずのギーシュが杖を向けている。 「き、君が相手にしているのは、王宮からの勅使だ。それを手にかけるという事はトリステインを相手にするという事が分かっているのかい?」 別に杖を向けられたからと言っても、何の問題もない。 「知らぬな。仮に、この国が俺を倒そうとするのであれば迎え撃つまでだ」 サウザーが気に入っているのは、あくまでルイズという個人であって、トリステインという国ではない。 この国がどうなろうと知った事ではなく、興味も無い。 「ぼ、僕は代々名のある軍人を生み出してきたグラモン家の四男。ギーシュ・ド・グラモンだ。小僧じゃない!」 ギーシュがそう叫ぶと地面の土からワルキューレが練成された。 「君の強さは知っているし、僕が敵わないのも分かる!でも……!」 命を惜しむな、名を惜しめ。 これが代々伝わるグラモン家の家訓だ。 サウザーがトリステインを相手にするという事は、ギーシュが敬愛してやまないこの国の王女や 何より今のところ修復できてはいないが、一番愛しているモンモランシーの身が危ないという事になる。 「僕が愛する女性達を守らずに逃げたなんて言われるのだけは我慢できないんだ!」 わざわざ、達とか言うあたりモンモランシーに聞かれたら投げられる香水の量を増やされそうなものだが、居ないので置いておこう。 相変わらず両腕を下げたまま、サウザーがギーシュへと近づく。 当のギーシュはというと、震える両手で辛うじて杖を持っているような有様で、ワルキューレの制御もままならない。 半ば棒立ち状態のワルキューレを素通りすると、サウザーがギーシュの前へやってきた。 格好つけてみたけど、足が竦んで口の中は唾の一粒も出やしない。 死ぬ前に、ちゃんとモンモランシーに謝りたかったなぁ。 そう覚悟し、ギーシュが目を閉じる。 少しするとガシャリと、金属の音がして恐る恐る目を開けると見事に十字に寸断されたワルキューレがあった。 肝心のサウザーはと言うと、もう既に玉座の上へと座を移しており何時もの姿勢でギーシュを見下ろしている。 「ギーシュと言ったか。その木人形が貴様の姿だ。次は無いと思え」 愛のために戦うとは、面白い事を言ってくれる。 腑抜けだと思っていたが、一度へし折ったはずの心を蘇らせ、聖帝の前に立った。 モット伯など相手にするより余程面白い。 「出せ」 まだ先は長いが、いい退屈凌ぎにはなった。 再びトリスタニアへと奇怪な馬車が進んで行く。 治癒の魔法を使い、やっとの思いでモット伯が脚の怪我を治した時には、学院へ伝えるべき事や この前見て気に入ったメイドを連れて帰ろうとした事は頭にはなく、素手で青銅を紙くずのように切り裂いた男への恐怖心だけが脳裏に刻まれていた。 前ページ次ページ帝王(貴族)に逃走はない(のよ)!
https://w.atwiki.jp/fraxy/pages/46.html
基本パラメータ: 破壊時 自機狙い打ち返し スコア 600 耐久 1100 行動パターン: 無し 攻撃パターン: パターン1:400F ① レーザー:サイズ100% (200F/400F) パターン2:0F ① パターン1へジャンプする パターン3:500F ① レーザー:サイズ100% (300F/500F) パターン4:0F ① パターン1へジャンプする パターン5:600F ① レーザー:サイズ100% (400F/600F) パターン6:0F ① パターン1へジャンプする パターン7:0F ① レーザー:サイズ100% (0F/0F) パターン8:0F ① パターン1へジャンプする 固有パラメータ: パラメータ1 パラメータ1~4フラグ&速度変化周波数 (1~) パラメータ2 初期速度 (-4000~4000) パラメータ3 変化後の速度 (-4000~4000) パラメータ4 回転量 (-4096~4096) パラメータ5 発射方向数 (0 or 1~) パラメータ6 発射角度 (0~) パラメータ7 無し パラメータ8 消滅までのフレーム値 (0 or 1~) パーツ説明: レーザーを発射するパーツです。 パターンによってレーザーの持続時間が変わります。 メモ: 編集 コメント欄 名前 コメント