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『何の捻りも無い話』 6KB いじめ お家宣言 現代 アッサリ風味、短いです 何の捻りも無い話 アッサリ目の小ネタ ゆっくりが死なない事にイラッとくる人はcloses推奨 「どぼじでごんなごどずるのぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！」 とつぜんあらわれたにんげんさんはれいむのあんよをひきはがして、まぶたをねじりきって れいむのおちびちゃんたちをひとりづつ、にぎりつぶすところをみせられてるよ・・・ なんでにんげんさんはこんなひどいことをするの？ れいむたちがいったいなにをしたっていうの？ れいむはまりさにさきだたれてからずっとひとりでがんばってこそだてしてきたんだよ？ まいにちまいにちがんばってかりをして、いっしょうけんめいいきてきたんだよ？ おちびちゃんたちがおおきくなって、いままですんでたおうちじゃせまくてゆっくりできなくなったから いっしょうけんめいおおきなおうちをみつけて・・・ やっと、やっとみんなでゆっくりできるゆっくりぷれいすをみつけたところだったんだよ？ これからはまりさのおちびちゃんにもかりをてつだってもらって、みんなでふゆさんをのりこえようとしてたんだよ？ なのに・・・なのにどうして・・・ 「どぼじでごんなごどずるのぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！」 平日の夜、俺が帰宅すると窓から侵入したらしいしんぐるまざー（笑）が餓鬼共と一緒に部屋を荒らしていた。 幸い被害は窓ガラスが割れたのと、テーブルの上の調味料が落ちてただけで済んでいた。 俺には虐待の趣味はないし、話してわかるんならこのまま放り出すだけで許してやろうと思ってたんだが 俺が来たのに気づいた親れいむが真っ先に言った言葉は 「ここはれいむたちのゆっくりぷれいすだよ！にんげんさんはあまあまおいてでていってね！」 だぜ？ 当然許す訳にはいかん・・・。 とはいえ殺すのも可哀想だと思ったので、二度とここへは来たくなくなる様に痛めつける事にした。 まず親れいむのまむまむに両手を突っ込んで（ズボッ） 「ゆっぎぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああ！！ れいむのうるわしのまむまむがあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ！！」 （メリメリメリ・・・ブチィッ！）あんよと頭を分けて逃げられない様にする。 「っぎいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい やぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ！！」 次に親れいむの両まぶたを抓って（ギュゥゥゥゥ・・・） 「ゆ゛ぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ・・・」 （ブチィっ！）捻る様に千切る。 「ゆんぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ！！」 そしたら次は少量のオレンジジュースをかけて意識は途絶えない様にしつつ、こいつの餓鬼・・・ 子れいむ３と子まりさ２を捕まえておく。 親れいむにやった事を見てたらしく気絶してくれてたから楽だった・・・。 さあれいむ、よぉーっく見ておけよ。 （ギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ・・・） まず子れいむを１匹、両手を使って左右から潰す様に中の餡を絞り出す。 「ちゅ、ちゅぶれりゅうううううううううううううううううううううううううううううううううう！！ だれきゃああああああああああああああああああああああああああああああ！！ たすけちぇええええええええええええええええええええええええええええええええええレエレ・・・！！」 子れいむはあにゃるから、まむまむから、口から餡子を吐き出す。 ついでに片方の目が飛び出して来たがそれはどうでもいいよね。 「ゆああああああああああああああああああああああああああああああああおちびちゃああああああああああああん！！ あんこさんをはいちゃだめぇええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ！！」 「も゛っ・・・ど・・・」 おっと死なれたら目覚めが悪くなる、急ぎオレンジジュースを辛うじて生きれる程度にかけて次に行こう。 次に子まりさのあたまとあんよをそれぞれ指３本でつまんで・・・ 「やじゃ・・・おきゃあしゃ・・・たしゅ・・・」 雑巾みたいに捻り絞る。 「ゆ゛っ・・・っぐぇええええええええええええええええええええええええええええええええ！！」 口から盛大に餡子を吐き出す子まりさ・・・まるでもりけんの様だ（笑） 「え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛・・・っ・・・」 これも死なれちゃアレなので出が悪くなったらオレンジジュースで以下省略。 と、まあそんな感じで餓鬼共全部死なない程度に絞ってやった。 「どぼじでごんなごどずるのぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！」 おっと、親の存在をすっかり忘れてた。 「どぼじでごんなごどずるのぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！ れいむたちだっていきてるんだよ！かけがえのないいのちなんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！ なのにどぼじでえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ！！」 何でって言われてもなぁ・・・ 不法侵入した饅頭を潰すのは常識だろ？ 「れいむたちはおまんじゅうじゃないいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい！！」 まあお前が饅頭か違うかはこの際どうでもいい。 問題なのはお前が俺の家におうち宣言をした、それだけだ。 「だってｒｙ」（ブスッ！） とりあえずテンプレ通りな言い訳が心底ウザいので唇の上から顎まで割り箸を刺し貫いて黙らせる。 「…っ！………ッッ！！」 うん、これで喋れまい。 いいかれいむ、普通は人間の家に侵入し、おうち宣言なんてしたゆっくりは即座に加工所か家主に虐待されて死ぬんだぞ？ むしろお前等は生きて帰れるんだからラッキーなんだぞ？ 何でそれが分からないんだ？ 「…………………」 親れいむは喋るのを諦めたのか、涙と視線だけで訴えかけている。 大方「わかるわけないでしょおおおおおおおおおおおおおおおお！！」とでも言いたいんだろう。 ま、お前が理解出来ようが出来なかろうがそんなのは心底どうでもいい。 俺が言える事は全部言った、最大限の恩情もかけてやった。 むしろこれで許してやるんだからありがたく思ってもらいたい物だ。 その日の内に近くの公園へこの一家を捨てに行った。 茂みを見ると何も入ってないダンボールがあったのでそこへ一家を突っ込んで、最後に一言付け加える・・・ 「これに懲りたら二度と人間の家へ近づかない事だ、次は命の保障をしないぞ」 親子共々ピクピクと痙攣するだけで返事はない・・・。 まあ身に染みて理解した・・・だろう、うん。 翌朝親れいむのあんよとまぶたを戻すのを忘れてた事を思い出した・・・ が、もう手遅れだろうと吐かせた餓鬼共の餡子と一緒に生ゴミに出して忘れてた事を忘れる事にした。 ～～Ｆｉｎ～～ 後書き・・・特になし（ｫｨ マーラーあきでしたm(_ _)m
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橘樹 叶 一人称：私 二人称：あんた 三人称：適当、こび売る時は様でもさんでもなんでもつける 有機物よりも無機物が大好きなバイカー刑事。 人間よりも無機物。 最新の電子機器だったり、便利ロボット何かが好き。 バイクのメンテナンスやカスタムして出社する時もある。 ので、よく顔のどこかにオイルが付いてたりする（気にしない） 好奇心でネット上でグレーな事ばかりしている叶を案じ、警官である父は「人の為になる事に使え」と諭す。 まあそれもそうだな、と思って刑事になったとか。 つまり正義感はほぼほぼ無い。 情報の点と点が結ばれて答えが見える事が快感で、仕事は楽しいとは思っているようだ。 良くも悪くも好奇心は旺盛。 煙草も吸うし、お酒も飲む。 が、一番好きな飲み物はオレンジジュース。バヤる。 無神経で適当だが、上下関係などは一応大切にしている。 九条班の人達だけは凄い適当に扱う（信頼しているので）。 ノリは良くて減らず口。肉体労働は押し付けます。 +詳細 ■好きな物：バイク / ロボット / 最新機器 / オレンジジュース / 細かい作業 ■嫌いな物：力仕事 / 持ち場を荒らされる事 / 有機物 ▼特徴表6-1 奇妙な幸運 クトゥルフ神話の神性や怪物がランダムに目標を攻撃する際、その対象からは除外される。 ただし、単独で攻撃される場合や、範囲攻撃の中に居た場合は対象となる。 🐋『庭師は何を口遊む』の内容を含みます🐋 +... 幼少期に生き別れた、年の近い姉がいる。なんてことない、離婚である。 姉とは仲が良く、機械や発明に詳しくないけど叶の事を褒めてくれる人だった。 だが姉のド天然が祟って、無神経な事から喧嘩する事もあった。 機械好きな叶と違って植物が好きだったため、そこだけは気が合わなかったのだろう…。 ある時、動物がどうしても飼いたい姉に、小鳥のロボットを作ってあげた。 が、「機械なんて、冷たいし嫌」と言われてしまう。 その言葉が、叶の幼心を酷く傷つけたようで…。 分かれる前、喧嘩別れになってしまったため、もう一度会って謝りたい。 喧嘩して姉の時計の歯車を、一つ抜いてしまった。 その歯車はペンダントに保管されている。 その後の事はあまり考えていない。 それぞれの人生があるだろうし、たまに会えるぐらいでちょうどいいと思っている。今はね。 姉の時計がまた動き出す事を願っている。 それが、どうして。 時計は二度と動く事は無い。もちろん、姉の心臓も。 こんな事になるのなら、つまらない意地など貼るんじゃなかった。 こんな事になってしまったのなら、もう時計にも、歯車にも何の意味もない。 ケリはつけた。 これからは..........、........。 せめて、これ以上失わないように。 名前 橘樹 叶（たちばな かなう） 職業 年齢 性別 出身 誕生日 刑事 33 女 日本 8/27 身長 体重 髪の色 瞳の色 血液型 152cm 43kg フロスティグレイ オレンジ AB STR CON POW DEX APP SIZ INT EDU 12 10 13 14 8 9 18 14 HP MP アイデア 幸運 知識 DB SAN 10 13 90 65 70 0 80/99 取得技能 🐋『庭師は何を口遊む/HO2』の内容を含みます🐋 +... 戦闘技能 初期値 職業P 趣味P 成長分 その他 合計 備考 回避 28 - 32 - - 60 - 拳銃 20 - 30 2 - 52 さほど訓練してない 肉切り包丁 25 - - 13 - 38 - 探索技能 初期値 職業P 趣味P 成長分 その他 合計 備考 隠す 15 - - 4 - 19 - 聞き耳 25 16 19 8 - 68 オイルの匂い好き 図書館 25 - 25 - - 50 - 目星 25 50 - 1 - 76 細かい所見てる 行動技能 初期値 職業P 趣味P 成長分 その他 合計 備考 機械修理 20 - 30 - - 50 バイク知識 電気修理 10 - 40 - - 50 パソコン知識 交渉技能 初期値 職業P 趣味P 成長分 その他 合計 備考 言いくるめ 5 55 - - - 60 - 知識技能 初期値 職業P 趣味P 成長分 その他 合計 備考 オカルト 5 - 4 - 54 63 さして興味はないが コンピューター 1 79 - 3 - 83 大好き 心理学 5 25 - - - 30 さして興味はな 法律 5 55 - - - 60 - シナリオ +... ⏱2020.12.20 🥧2021.01.23 🍴2021.02.14 🍅2021.02.23 🤫2021.04.04 人間関係 家族構成 父 +... ▼父 警官。 今は別居してるが、仲はそれなりに良好。 ▼母 離婚 今どこにいるか知らない。 ▼姉 母について行った。 約束は果たせなかった。 九条 雅臣（チーフ） +... 九条さん。 チームリーダー。なんだかんだで頼れる人間。 黛 燐那（同僚） +... 黛。 私の物を壊すな。ムードメーカーとでも言えばいいか。 物部 京介（同僚） +... 物部。 辛気臭い。だけど話は聞かせてほしい。 その他 ▼保管所 ▼全身立ち絵
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このページはこちらに移転しました オレンジロード 作詞/つまだ（90スレ580） 作曲/ VIPPER（90スレ637） 明日の朝には 手を振ると 言葉白く 僕を突き刺した 校舎までただ 長い坂 君と二人 短かったのに春からは 夕焼けに 間に合えと 走った あの海沿いも もう二度と もう二度と そんな 最後の二人 朝焼けで泣いた 鳴りやまないで 鳴りやまないで あぁ この音よどうか 願わくば永遠に 連れてかないで 連れてかないで あぁ この車輪の悲鳴 告げないでくれ さよなら 音源 オレンジロード（アカペラ） (このページは旧wikiから転載されました)
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CDS CPI CRB指数 CDS = クレジット・デフォルト・スワップ CPI = 消費者物価指数 CRB指数 CRB指数は、正式には「ロイター／ジェフリーズCRB指数」と呼ばれ、 米国内の各商品取引所等で取引されている先物取引価格から算出される国際商品先物指数のことをいう。 同指数は、1957年に米国のCRB社（Commodity Research Bureau）により28品目の指数として開発され、 その後、構成品目の入れ替え等の修正が行われ、前回の2005年9月の修正時に 「ロイター／ジェフリーズCRB指数」という名称となった（CRB社がロイターグループに買収されたため）。 CRB指数は、エネルギーや貴金属、農産物を幅広く網羅し、世界的な物価や景気の代表的な指標として使われ、 特に物価上昇率（インフレ動向）の先行指標として国際的に注目されている。 ロイター／ジェフリーズCRB指数の位置づけ 国際商品市況の動きを見るのに利用される代表的な商品先物指数 ロイター／ジェフリーズCRB指数の基準値 1967年平均を基準値＝100として算出 ロイター／ジェフリーズCRB指数の構成品目 原油、燃料油、無鉛ガソリン、天然ガス、金、銀、銅、アルミニウム、ニッケル、とうもろこし、 大豆、小麦、綿花、牛、豚、ココア、コーヒー、オレンジジュース、砂糖の19品目
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しばらくあたしたちの間に会話はなかった。どうやらアンコウは久しぶりにオレンジジュースを飲んだらしく、実においしそうに、そしてちびりちびりと飲んでいる。あたしは何だかいたたまれなくなった。アンコウは恐らく社会人だろう。でもどう転んでもサラリーマンではないだろうし、ましてやどこかの会社の社長であるわけもない。あたしは好奇心に押し込まれて、アンコウに聞いてみた。 「ねえアンコウ、アンコウって社会人なんだよねえ？どんな仕事してるの？」 この人には、何か特定の仕事の匂いがしない。それは多分、アンコウが匂わせる過去と現在の香りが、あまりにきつい香りだからだと思う。 空になったカップを懸命に覗いていたアンコウは、突如話しかけられて、まるで悪さが見つかった小学生のように肩を一回振るわせた。 「んー……。さい、当ててみてよ。」 「えー何で？言ってくれたっていいじゃん！世の中には仕事なんて星の数ほどあるんだからね！その中からひとつを当てるなんて不可能だよ！」 あたしの最もな言いがかりに、アンコウは困ったような顔をした。 「だけど、俺教えちゃいけないっていわれてるからなあ……。」 彼はのほほんと言ってはいたけれど、あたしは彼の漆黒の瞳に移った憂いの色を見逃さなかった。 前へ 次へ
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快晴。今日を表すならそんな日だった。 夏らしくカラッとした空気と、透き通るようなスカイブルーの空、もくもくと流れる入道雲。でも風はあって、ほのかに夏の匂いがする。二十丸ついでにお花もあげちゃっていいぐらいの天気だ。 朝見たテレビの気象情報でも『最高のお出かけ日和』なんてお墨付きだし、ついでに星座占いではあたしの星座は一位だった。 だからかも知れない。告白しよう、そう思って、あたしはいつの間にか携帯を握りしめて、電話をかけていた。 「……切羽詰まった声で『急用だから』と言われて来てみたと思えば、またこの喫茶店か。 それからあんたはもう少し電話のマナーというものを学んだ方がいい。要件だけ言ってすぐさま切るなんて、まるで幼稚園児だ」 第一声がそれだった。 その人は、席に案内されて早々ソファーにふんぞり返り、いかにも不機嫌そうな面持ちでそうのたまった。電話の件に怒っているわけじゃなく、この人はいつもこうなのだ。魚が海を泳ぐとか、鳥が空を飛ぶぐらい自然なこと。 「きゅ、急用なのはほんとなのです。すっごーく大事なことなんだから」 「で、それはなんだ」 まだお冷も配られていないのに、腕を組んだ彼は傲然とそう言った。 「う、えっと、その……」 改めて面と向かったら、頭が沸騰して朝にたくさん練習した言葉が蒸気と共に抜けていくのが分かった。緊張してどもるあたしを見て、彼は訝しげな視線を矢のように送ってくる。うう。 そうだ、タイムだ。少し時間が欲しい。物事にはなんでも作戦が必要なんだってどっかで言っていた気がする。そう思ったあたしは、勢いよく顔をあげると、 「あ、あたしトイレ行ってきます。あの、あたしの分も何か注文しておいてください」 彼の返事も聞かずに立ち上がり、一目散にトイレに走った。途中にオーダー表を持ったウェイトレスさんとすれ違って、後ろから「ご注文はどうしますか？」なんて定型句が聞こえた。 「うう……」 個室に鍵をかけて、あたしは頭を抱えた。トイレに入り、チーターもびっくりの速さで個室に駆けるあたしを見て、鏡を見ていた人は唖然としてたけど、今はそんなことだってどうでもいい。 星座占いでは恋愛運が上昇って言ってたのに。ラッキーカラーがオレンジだったから、タンスをひっくり返してやっと見つけたオレンジ色の服を着てきたのに。初めの一歩が出なきゃ、意味がないじゃない。 「す、き、です。うん、そう。す、き。よしっ！」 ガッツポーズを決め、これからオリンピックの決勝戦にでる選手のような面持ちで勢いよくドアを開ける。さっきの人は、もういなかった。思えばトイレに向かって好きなんて言ってたら、変な人以外の何物でもないなぁ。 席に戻ると、彼はアイスコーヒーを飲みながら暇を持て余していた。あたしの席には、オレンジジュースが置いてある。それを見て、なんだかきゅんと心が締め付けられた。 あたしはあまりコーヒーが好きじゃない。ブラックを飲めるように練習したけど、ダメだった。気がついたらシュガーの袋が三つ開いていた。前のような大事な場面だったら皆に倣ってコーヒーを頼むけど、あの独特の苦みがどうしても好きになれなかった。 気づいてくれてたのかな、とふと思う。勘違いでも、思い上がりでもいい。でも、それを頼む時は少しぐらいはあたしのことを考えてくれていたはずだ。 「あの、注文、ありがとうございました」 ぺこりと頭を下げる。それに彼は「ふんっ」と鼻先だけで返した。そして話題をすり替えるように、 「それで、要件とはなんだ」 幸せな気分に浸っていたあたしは、思わずジュースを噴きそうになった。すんでのところで、ごくりと飲み込む。そうだ、舞い上がっちゃっててすっかり忘れてた。あたしはオレンジジュースを頼みに来てもらったんじゃなくて、告白しに来たんだ。 「えっとですね。……す、す、すー、す」 「す？」 どうしてだ。『き』が言えない。言おうとした瞬間に、緊張のロックがかかる。ああ、禁則事項ってこんな感じなのかなぁ、とくだらないことを考えながら、あたしは一生懸命言葉をつなぐ。 「す、す、すぅ……す、周防です」 「僕の認識に誤りがなければ、あんたは橘のはずだったが、いつの間に改名したんだ？」 「いや、あの周防さんがですね、……うう、なんでもないのです」 「はぁ？」 何言ってんだこいつと言いたげな顔を隠そうともせず、もうほとんど空になったアイスコーヒーの中をストローで混ぜる。この氷のぶつかる音は、結構好きだなぁ。……じゃなくて。 気持ちを落ち着かせるために飲んだオレンジジュースも底をつき、あたしは意を決してそれをいうために口を開いた。 「す……や、やっぱりダメです。こんなところで言えるわけないじゃないですか！ チェンジです、場所変えましょう！！」 「いや、あんたがここに誘っ」 だめでした。 「いきなり呼び出して、ゆっくり何か飲む時間も与えずに場所変更か。大層な御身分だな。あんたは僕をなんだと思っている？」 「すみません……」 「ふんっ。あんたが凄い勢いで引っ張ってくれたおかげで服が伸びた。さっきも言った通り、あんたはもう少しマナーというものを学んだ方がいい」 「すみません……」 「それで、この路地裏に何があるというんだ」 そう言って、彼は辺りを見回した。人通りの少ないこの場所は、さっきとは打って変わっての静けさだ。それに、建物が陰になってくれているおかげですごく涼しい。緑の葉っぱがそよ風に乗せられ、夏の微香が鼻をくすぐって、何だか懐かしい気分になった。 ここなら、言えそうな気がする。 「えっとですね、す、す、す」 「す、はもう聞き飽きたぞ」 「違うんです。あの、すに、か行の二番目を足して、えっと、す……」 「か行の二番目？ す、にき。すき？」 「すき、うん。あの、好きなのです」 やった、言えた！ というよりは言わしただけど、それでも言えた。 どうしよう、顔がものすごく熱い。ああ、告白ってこんな緊張するものなんだぁ。うん、やっぱりあたしには向いてなかったのかな。心臓がばくばくとアドレナリンを放出しまくってます。ああ、あたしここで死んじゃうのかなぁ、なんて思えるほど。辞世の句、考えといたらよかったなぁ。でも、最後に言った言葉が『好き』なんてちょっとロマンチックですよね。 「…………」 「…………」 沈黙は、二人分。あたしはずーっと彼の靴元を見ながら、顔は完熟トマトのまま。 「…………」 「…………」 「…………」 「……な、何か言ってくださいよ」 さすがに耐えかねたあたしは、金魚のようにぱくぱくとカタコトの言葉を繋いだ。こういう時、どうしたらいいんだろう。誰か教えてください。できれば速達で。 てっぺんに重石を乗せられたように重たい頭をゆっくりと持ち上げる。そして彼の顔を見上げて、あたしは驚いた。 「……もしかして照れてます？」 「…………」 「あ、やっぱり照れてますよねっ！ わ、やった。嬉し……あいたっ」 電光石火の速さで彼からチョップをくらい、あたしは頭をさする。それから、背中を向けた彼にはにかんだ。 後ろ向いてても、耳まで赤かったら意味ないですよ。 「ふふ、好きですよ。だーいすきです」 「うるさい。この時代の人間は口を開かなければ気が済まないのか」 「そういいながら、照れてるじゃないですか！ あたしだって、その百万倍は恥ずかしかったんですからね！ あ、そうだ、あなたも言ってくださいよっ。そうじゃないと不公平です！」 「嫌だね。僕は知らない。あんたの独り言に付き合っている暇はない」 「もうー！！」 繋いだ手は、すごく恥ずかしくて、ちょっぴり暖かかった。
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施術風景 より快適に受けていただくために こちらの治療院では、お布団とベッドと選択して マッサージを受けることができます。 #ref error ：ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (hp_room0001.JPG) お布団の場合は、のびのびと足を伸ばして寝ることができ、 自由な姿勢でマッサージを受けたい方には こちらをお勧めしております。 ベッドの場合は、お急ぎのお客様や、従来よりマッサージを よくお受けになられるお客様はこちらをお勧めしております。 施術者はどちらでも経験が豊富で、お客様のお好きな方を 選択していただけるようにご用意させていただいております。 指名いただける場合は、下記の電話番号へおかけの際、 ご希望の先生の名前を電話先のスタッフへお伝えください。 tel 072-998-9988 よりリラックスしていただくために こちらの治療院では、指名料をいただいていません。 前回良かったと思われた先生を指名していただいても 特別料金は一切発生いたしません。 マッサージ後にごゆっくりおくつろぎいただく為に、 無料でドリンクをサービスさせていただいております。 現在ご用意させていただいてる飲み物は、 『お茶(温・冷)/コーヒー(温・冷)/オレンジジュース』 と、なっております。
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オレンジクーヘン Orange Kuchen サルタオレンジを使ったケーキ。 スイーツの一種。スタック×。 ＨＱは「オレンジクーヘン+1（Orange Kuchen +1）」 効果：MP+13%(上限75)（180分） オレンジクーヘン+1 Orange Kuchen +1 美味しく焼けたオレンジクーヘン。 ＮＱのオレンジクーヘンは店でも手に入るが、オレンジクーヘン+1は店売りされていない。 効果：MP+13%(上限80) hMP+1（240分） レシピ 炎のクリスタル メープルシュガー 鳥の卵 サンドリア小麦粉 セルビナバター サルタオレンジ サルタオレンジ 販売店舗 エリア名 店舗・店員 販売条件 ウィンダス（水の区） 音楽の森レストラン・Taajiji コンクエスト１位、国民のみ
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オレンジ武器リスト 世界樹派生オレンジ武器 冥空斬翔剣 屠龍 タイムストップ シューティングスター 児雷也 極光波 殺劇舞荒拳 エターナルスロー エレメンタルマスター デュアル・ザ・サン 舞-HiMEの物語派生オレンジ武器 ワルキューレ・システム サロゲート・システム 超弩級潜砂空母「スズシロ」 アンチマテリアライザー 光黙天 Generable Enigmatic Matrix マテリアライズ モンスターハンターへの道派生オレンジ武器 封龍剣【真絶一門】 双影剣 黒龍双刃【二天】 双龍神【黒天白夜】 龍木ノ古笛【神歌】 ブレス・コア ナナ＝コアトリ バルクルス・コア ヒュぺル＝ダオラ ミラデモリッシャー ミラアンセスルイン 大龍壊棍 封龍剣【絶一門】 ミストラル＝ダオラ 氷炎剣ヴィルマフレア 轟剣【大虎眼】 闇夜剣【昏冥】 封龍宝剣Ｃ 崩鉈キクキカムルバス 煌竜剣 エンシェントプレート ダオラ＝レイド ダオラ＝ディグリペグ エピタフイディオン テスカ・デル・ソル 轟刀【大虎徹】 夜刀【月影】 龍木ノ古太刀【神斬】 封龍剣【真滅一門】 ブラックミラブレイド ミラアンセスシア 暗夜剣【宵闇】 轟大剣【大王虎】 ツワモノブレイド 覇王剣クーネエムカム 崩剣ウェンカムルバス 勇気と希望の凄弓Ⅲ 斬老刀【スサノオ】 アンドレイヤー レグスル＝ダオラ 轟鼓【大虎鐘】 夜笛【逢魔】 ミラメノスアギカ ミラアンセスアヴロス 重笛クーネハウカム アメザリインパクト 真ポリタンG 崩槌オテルカムルバス ミラザーゲスパノン 轟爪【大虎血】 夜天連刃【黒翼】 双鉄扇【一万ガバス】 崩刃ヤッカムルバス マスターブレイドＣ 伝説の双刃Ｃ 独龍剣【藍鬼】 轟銃槍【大虎砲】 夜銃槍【残月】 龍木ノ古槍【神葬】 真・黒龍銃槍 覇砲槍クーネアペカム 封龍槍【虚空】 真・黒龍槍 真・黒滅龍槍 崩銃槍パシカムルバス 東方project-ZUN-派生オレンジ武器 神技「天覇風神脚」 神霊「夢想封印」 彗星「ブレイジングスター」 邪恋「実りやすいマスタースパーク」 幻葬「夜霧の幻影殺人鬼」 「咲夜の世界」 魔操「リターンイナニメトネス」 紅符「和蘭人形」 月金符「サンシャインリフレクター」 月木符「サテライトヒマワリ」 剣伎「桜花閃々」 魂魄「幽明求聞持聡明の法」 紅魔「スカーレットデビル」 神鬼「レミリアストーカー」 冥符「黄泉平坂行路」 蝶符「鳳蝶紋の死槍」 捌器「全てを二つに別ける物」 境符「二次元と三次元の境界」 酔神「鬼縛りの術」 鬼火「超高密度燐禍術」 毒煙幕「瓦斯織物の玉」 生薬「国士無双の薬」 竜巻「天孫降臨の道しるべ」 旋符「紅葉扇風」 換命「不惜身命、可惜身命」 地獄「無間の狭間」 雷魚「雷雲魚遊泳弾」 羽衣「羽衣は空の如く」 非想「非想非非想の剣」 要石「天地開闢プレス」 雪符「ダイアモンドブリザード」 彩符「極彩颱風」 火水木金土符「賢者の石」 奇術「エターナルミーク」 「紅色の幻想郷」 ＱＥＤ「４９５年の波紋」 方符「奇門遁甲」 咒詛「首吊り蓬莱人形」 大合葬「霊車コンチェルトグロッソ怪」 六道剣「一念無量劫 -Lunatic-」 「反魂蝶 -八分咲-」 幻神「飯綱権現降臨」 紫奥義「弾幕結界」 無題「空を飛ぶ不思議な巫女」 星符「ドラゴンメテオ」-Lunatic- 手品「クロースアップ殺人鬼」-Lunatic- 魔光「デヴィリーライトレイ」-Lunatic- 金土符「ジンジャガスト」-Lunatic- 奥義「西行春風斬」 夜符「クイーン・オブ・ミッドナイト」-Lunatic- 「紫(むらさき)の彼岸は遅れて輝く」 幻想「第一種永久機関」 「百万鬼夜行」 「季節外れのバタフライストーム」 「ブラインドナイトバード」 「無何有浄化」 「夢想天生」 「ブレイジングスター」 「幻朧月睨(ルナティックレッドアイズ)」 「天網蜘網捕蝶の法」 「蓬莱の樹海」 「日出づる国の天子」 「フェニックス再誕」 「エンシェントデューパー」 「デフレーションワールド」 「待宵反射衛星斬」 「グランギニョル座の怪人」 「スカーレットディスティニー」 「西行寺無余涅槃」 「深弾幕結界 -夢幻泡影-」 創符「流刑人形」 河童「スピン・ザ・セファリックプレート」 塞符「天上天下の照國」 大奇跡「八坂の神風」 「風神様の神徳」 祟符「ミシャグジさま」 瘴気「原因不明の熱病」 恨符「丑の刻参り七日目」 四天王奥義「三歩必殺」 想起「プリンセスウンディネ」 想起「賢者の石」 想起「のびーるアーム」 想起「河童のポロロッカ」 想起「光り輝く水底のトラウマ」 妖怪「火焔の車輪」 「サブタレイニアンサン」 神徳「五穀豊穣ライスシャワー」 「嫌われ者のフィロソフィ」 「サブタレイニアンローズ」 守符「ペンデュラムガード」 化鉄「置き傘特急ナイトカーニバル」 忿怒「空前絶後大目玉焼き」 幽霊「忍び寄る柄杓」 「コンプリートクラリフィケイション」 超人「聖白蓮」 驚雨「ゲリラ台風」 「平安京の悪夢」 恨弓「源三位頼政の弓」 「最も凶悪なびっくり巫女玉」 霊符「夢想封印 円」 星符「エキセントリックアステロイド」 魔廃「ディープエコロジカルボム」 傷符「インスクライブレッドソウル」 時計「ルナダイアル」 騎士「ドールオブラウンドテーブル」 犠牲「スーサイドパクト」 日月符「ロイヤルダイアモンドリング」 土金符「エメラルドメガロポリス」 空観剣「六根清浄斬」 転生剣「円心流転斬」 「ミレニアムの吸血鬼」 悪魔「レミリアストレッチ」 「反魂蝶」 桜符「センスオブチェリーブロッサム」 魔眼「ラプラスの魔」 幻巣「飛光虫ネスト-非想天則-」 四天王奥義「三歩壊廃」 酔夢「施餓鬼縛りの術」 長視「赤月下（インフレアドムーン）」 短視「超短脳波（エックスウェイブ）」 風符「天狗報即日限」 鴉符「暗夜のデイメア」 魂符「生魂流離の鎌」 死符「死者選別の鎌-非想天則-」 羽衣「羽衣は時の如く」 珠符「五爪龍の珠」 剣技「気炎万丈の剣」 天気「緋想天促」 蛇符「雲を泳ぐ大蛇」 奇跡「ファフロッキーズの奇跡」 氷塊「グレートクラッシャー」 凍符「フリーズアトモスフェア」 気符「地龍天龍脚」 華符「彩光蓮華掌」 光熱「ハイテンションブレード」 「アビスノヴァ」 「幻想郷空中神戦」 土着神「洩矢神」 大ナマズ「これで浮き世もおしまいじゃあ！！」 枯道「ロストウィンドロウ」 焼芋「スイートポテトルーム」 怨み念法「積怨返し」 災禍「呪いの雛人形」 虹符「オーバー・ザ・レインボー」 釣瓶「ウェルディストラクター」 毒符「樺黄小町」 河符「ディバイディングエッジ」 山窩「エクスペリーズカナン」 鉄拳「入道にょき」 「ディープシンカー」 地獄「煉獄吐息」 宝符「黄金の震眩」 財宝「ゴールドラッシュ」 七星「セプテントリオン」 「死体繁華街」 「ローズ地獄」 想起「うろおぼえの金閣寺」 気性「勇気凛々の剣」 気雷符「ライトニングフィッシュ」 土着神「御射軍神さま」 御柱「メテオリックオンバシラ」 「遊星よりの弾幕Ｘ」 「スターソードの護法」 結界「パパラッチ撃退結界」 天儀「オーレリーズソーラーシステム」 奇跡「弘安の神風」 遠眼「天狗サイコグラフィ」 速写「ファストショット」 ナノマシン派生オレンジ武器 ゴッド・ブレス(不死のナノマシン) 黒猫-ブラックキャット-派生オレンジ武器 幻想虎徹-Imagine Blade- HUNTER×HUNTER-念能力-派生オレンジ武器 暗黒の鬼婦神(ブラックウィドウ) 許されざる者(ペインパッカー) 天上不知唯我独損(ハコワレ) 百式観音 玩具修理者(ドクタープライス) カバラ派生オレンジ武器 ジャッジメント･シーソー ナンバーオブビースト-サタン- オーパーツ-サタン-派生オレンジ武器 アルカード=スピリッツ ルシア･レアグローブ派生オレンジ武器 ダークブリング-Dark Bring-(マザーDB) 終わり亡き者(エンドレス) ハル・グローリー派生オレンジ武器 魔導精霊力(エーテリオン) レイヴ-RAVE-(Resha Valentine) 花咲くいろは派生オレンジ武器 ハナノイロ 面影ワープ Hazy はなさくいろは 日常派生オレンジ武器 ヒャダインのカカカタ☆カタオモイ-C ヒャダインのじょーじょーゆーじょー ヘッドライト・テールライト 気球にのってどこまでも 怪獣のバラード グリーングリーン Romancing SaGa派生オレンジ武器 大地の剣 レフトハンドソード ジルコンの斧 アイスソード ウコムの鉾 エリスの弓 アンバーの鎚 焼き尽くす 渦潮 ストーンスタチュー シムラクラム スターソード ダークソード 生気翔撃法 デスハンド エナジーストーム 竜幻術 死の剣 聖杯 メイジスタッフ Angel Beats!派生オレンジ武器 Handsonic ver.4 Knockin on heaven s door rebels against the god Crow Song My Song Thousand Enemies 新生Girls Dead Monster 魔法少女リリカルなのは派生オレンジ武器 Starlight Breaker ex fb Riot Zamber Calamity Ragnarok 火龍一閃 Zerstorungshammer 次元間通信 Diabolic Emission Divine Buster Accelerate Charge System Cross Fire Shoot 紫電一閃 大地の咆吼 ローゼンメイデン派生オレンジ武器 ナハトシュトローム 幻想のためのソナタ第一楽章 ヤーデレーゲン ゲハイムヴェーレ ロイヒテンダールビン フェアトラウタシラーク プラズマナーデル とある魔術の禁書目録派生オレンジ武器 幻想殺し 超電磁砲 一方通行 ヒーローの一撃 吸血殺し 空間移動 心理掌握 空力使い 定温保存 透視能力 念動砲弾 欠陥電気 欠陥電気 正体不明 トラウィスカルパンテクウトリの槍 座標移動 未元物質 原子崩し 窒素装甲 爆弾戦法 能力追跡 空力使い 強制詠唱 肉体再生 吸血殺しの紅十字 七天七刀 長剣「フランヴェルジュ」 海軍用船上槍 追跡封じ 聖母の慈悲 聖なる右 光の処刑 天罰術式 福引関係オレンジ武器 目指せハッピー100%↑↑↑ Dear My Keys -鍵盤の魔法- ギー太に首ったけ じゃじゃ馬Way To Go Don t say “lazy” Cagayake!GIRLS 放課後ティータイム ぴゅあぴゅあはーと ふわふわ時間 侵略ノススメ☆ メタメリズム Iフィールド・ジェネレーター フォールディング・バズーカ エーテルストライク グラヴィティブレス 咎人の剣"神を斬獲せし者" 天使ちゃんマジ天使 魔神剣-刹那- トランザムシステム その他オレンジ武器 聖魔 無限支配剣-ニャンちゃんソード- 神剣グランス・リヴァイバー SRXクロスオーバー コンチネンタル・フライング・スパー 神の白石(ゴッド・オブ・レジェンド) 幻想殺し「イマジンブレイカー」(上条さんぱねぇっす) 蒼黒石「HP・魔力限界突破」
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快晴。今日を表すならそんな日だった。 夏らしくカラッとした空気と、透き通るようなスカイブルーの空、もくもくと流れる入道雲。でも風はあって、ほのかに夏の匂いがする。二十丸ついでにお花もあげちゃっていいぐらいの天気だ。 朝見たテレビの気象情報でも『最高のお出かけ日和』なんてお墨付きだし、ついでに星座占いではあたしの星座は一位だった。 だからかも知れない。告白しよう、そう思って、あたしはいつの間にか携帯を握りしめて、電話をかけていた。 「……切羽詰まった声で『急用だから』と言われて来てみたと思えば、またこの喫茶店か。 それからあんたはもう少し電話のマナーというものを学んだ方がいい。要件だけ言ってすぐさま切るなんて、まるで幼稚園児だ」 第一声がそれだった。 その人は、席に案内されて早々ソファーにふんぞり返り、いかにも不機嫌そうな面持ちでそうのたまった。電話の件に怒っているわけじゃなく、この人はいつもこうなのだ。魚が海を泳ぐとか、鳥が空を飛ぶぐらい自然なこと。 「きゅ、急用なのはほんとなのです。すっごーく大事なことなんだから」 「で、それはなんだ」 まだお冷も配られていないのに、腕を組んだ彼は傲然とそう言った。 「う、えっと、その……」 改めて面と向かったら、頭が沸騰して朝にたくさん練習した言葉が蒸気と共に抜けていくのが分かった。緊張してどもるあたしを見て、彼は訝しげな視線を矢のように送ってくる。うう。 そうだ、タイムだ。少し時間が欲しい。物事にはなんでも作戦が必要なんだってどっかで言っていた気がする。そう思ったあたしは、勢いよく顔をあげると、 「あ、あたしトイレ行ってきます。あの、あたしの分も何か注文しておいてください」 彼の返事も聞かずに立ち上がり、一目散にトイレに走った。途中にオーダー表を持ったウェイトレスさんとすれ違って、後ろから「ご注文はどうしますか？」なんて定型句が聞こえた。 「うう……」 個室に鍵をかけて、あたしは頭を抱えた。トイレに入り、チーターもびっくりの速さで個室に駆けるあたしを見て、鏡を見ていた人は唖然としてたけど、今はそんなことだってどうでもいい。 星座占いでは恋愛運が上昇って言ってたのに。ラッキーカラーがオレンジだったから、タンスをひっくり返してやっと見つけたオレンジ色の服を着てきたのに。初めの一歩が出なきゃ、意味がないじゃない。 「す、き、です。うん、そう。す、き。よしっ！」 ガッツポーズを決め、これからオリンピックの決勝戦にでる選手のような面持ちで勢いよくドアを開ける。さっきの人は、もういなかった。思えばトイレに向かって好きなんて言ってたら、変な人以外の何物でもないなぁ。 席に戻ると、彼はアイスコーヒーを飲みながら暇を持て余していた。あたしの席には、オレンジジュースが置いてある。それを見て、なんだかきゅんと心が締め付けられた。 あたしはあまりコーヒーが好きじゃない。ブラックを飲めるように練習したけど、ダメだった。気がついたらシュガーの袋が三つ開いていた。前のような大事な場面だったら皆に倣ってコーヒーを頼むけど、あの独特の苦みがどうしても好きになれなかった。 気づいてくれてたのかな、とふと思う。勘違いでも、思い上がりでもいい。でも、それを頼む時は少しぐらいはあたしのことを考えてくれていたはずだ。 「あの、注文、ありがとうございました」 ぺこりと頭を下げる。それに彼は「ふんっ」と鼻先だけで返した。そして話題をすり替えるように、 「それで、要件とはなんだ」 幸せな気分に浸っていたあたしは、思わずジュースを噴きそうになった。すんでのところで、ごくりと飲み込む。そうだ、舞い上がっちゃっててすっかり忘れてた。あたしはオレンジジュースを頼みに来てもらったんじゃなくて、告白しに来たんだ。 「えっとですね。……す、す、すー、す」 「す？」 どうしてだ。『き』が言えない。言おうとした瞬間に、緊張のロックがかかる。ああ、禁則事項ってこんな感じなのかなぁ、とくだらないことを考えながら、あたしは一生懸命言葉をつなぐ。 「す、す、すぅ……す、周防です」 「僕の認識に誤りがなければ、あんたは橘のはずだったが、いつの間に改名したんだ？」 「いや、あの周防さんがですね、……うう、なんでもないのです」 「はぁ？」 何言ってんだこいつと言いたげな顔を隠そうともせず、もうほとんど空になったアイスコーヒーの中をストローで混ぜる。この氷のぶつかる音は、結構好きだなぁ。……じゃなくて。 気持ちを落ち着かせるために飲んだオレンジジュースも底をつき、あたしは意を決してそれをいうために口を開いた。 「す……や、やっぱりダメです。こんなところで言えるわけないじゃないですか！ チェンジです、場所変えましょう！！」 「いや、あんたがここに誘っ」 だめでした。 「いきなり呼び出して、ゆっくり何か飲む時間も与えずに場所変更か。大層な御身分だな。あんたは僕をなんだと思っている？」 「すみません……」 「ふんっ。あんたが凄い勢いで引っ張ってくれたおかげで服が伸びた。さっきも言った通り、あんたはもう少しマナーというものを学んだ方がいい」 「すみません……」 「それで、この路地裏に何があるというんだ」 そう言って、彼は辺りを見回した。人通りの少ないこの場所は、さっきとは打って変わっての静けさだ。それに、建物が陰になってくれているおかげですごく涼しい。緑の葉っぱがそよ風に乗せられ、夏の微香が鼻をくすぐって、何だか懐かしい気分になった。 ここなら、言えそうな気がする。 「えっとですね、す、す、す」 「す、はもう聞き飽きたぞ」 「違うんです。あの、すに、か行の二番目を足して、えっと、す……」 「か行の二番目？ す、にき。すき？」 「すき、うん。あの、好きなのです」 やった、言えた！ というよりは言わしただけど、それでも言えた。 どうしよう、顔がものすごく熱い。ああ、告白ってこんな緊張するものなんだぁ。うん、やっぱりあたしには向いてなかったのかな。心臓がばくばくとアドレナリンを放出しまくってます。ああ、あたしここで死んじゃうのかなぁ、なんて思えるほど。辞世の句、考えといたらよかったなぁ。でも、最後に言った言葉が『好き』なんてちょっとロマンチックですよね。 「…………」 「…………」 沈黙は、二人分。あたしはずーっと彼の靴元を見ながら、顔は完熟トマトのまま。 「…………」 「…………」 「…………」 「……な、何か言ってくださいよ」 さすがに耐えかねたあたしは、金魚のようにぱくぱくとカタコトの言葉を繋いだ。こういう時、どうしたらいいんだろう。誰か教えてください。できれば速達で。 てっぺんに重石を乗せられたように重たい頭をゆっくりと持ち上げる。そして彼の顔を見上げて、あたしは驚いた。 「……もしかして照れてます？」 「…………」 「あ、やっぱり照れてますよねっ！ わ、やった。嬉し……あいたっ」 電光石火の速さで彼からチョップをくらい、あたしは頭をさする。それから、背中を向けた彼にはにかんだ。 後ろ向いてても、耳まで赤かったら意味ないですよ。 「ふふ、好きですよ。だーいすきです」 「うるさい。この時代の人間は口を開かなければ気が済まないのか」 「そういいながら、照れてるじゃないですか！ あたしだって、その百万倍は恥ずかしかったんですからね！ あ、そうだ、あなたも言ってくださいよっ。そうじゃないと不公平です！」 「嫌だね。僕は知らない。あんたの独り言に付き合っている暇はない」 「もうー！！」 繋いだ手は、すごく恥ずかしくて、ちょっぴり暖かかった。