約 1,196,014 件
https://w.atwiki.jp/anti_hamu/pages/14.html
実行中 名前欄に 「【ハム速転載禁止詳しくはwikiへ】www36.atwiki.jp/anti_hamu/」 または 「【ハム速転載禁止】www36.atwiki.jp/anti_hamu/【詳しくはwikiへ】」 「【ハム速転載禁止】www36.atwiki.jp/anti_hamu/」 ※短縮URLにした場合、ブラクラと勘違いされる恐れがあります。 ハム速のブログ・アフィリエイト利用規約違反を通報 ハム速通報 はてなブックマーク"を利用して検索順位を上げる(活動内容の下の方に詳細があります。) 【停滞中】 _,,..,,,,_ _,,..,,,,_ _,,..,,,_/ ・ω・ヽ/・ω・ ヽ,..,,,,_ ./ ・ω_,,..,,,,_ l _,,..,,,,_/ω・ ヽ | / ・ヽ /・ ヽ l ` ー--l ll l---‐´ ` ー---‐´` ー---‐´ スレ:http //takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1236486959/ ハム速アンチサイト作ってハム速より検索上位にしようぜwwwwww FC2の問答無用削除を期待して理由を付けて通報しまくる アンチサイト作って検索上位にしようぜwwwwwwwww 名前欄メル欄スレ名に「アフィブログ転載禁止」や「ハム速を消そう」を入れる。 スレ:http //takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1236495444/ これから名前欄を「ハム速転載禁止」にしようぜwwwwww ←実行中 1 ハム速転載禁止 [] 2009/03/08(日) 15 57 24.28 運営に訴えかけるべきそうするべき 「ハム速転載禁止」か「以下、名無しにかわりましてハム速はお断りします」でよろしくお願いします。 (宣伝はぜずにお願いします。うざがられるため。) 68 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2009/03/08(日) 17 53 03.68 次スレまで続くブログに載りそうな面白いスレがあったら その次スレにはハム速転載禁止って入れるように出来れば効果あるかも 416 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/08(日) 19 29 04.47 ■アマゾン通報用のテンプレ 誰か手直ししろver アマゾンアソシエイトカスタマーサービスに連絡する https //affiliate.amazon.co.jp/gp/associates/contact ハム速のアフィID = 2log0d-22 突然のメール失礼いたします。私、**(本名で。苗字だけでいい)と申します。 御社のアフィリエイトサービスを利用されているサイトにおきまして、御社が規定されておりますアフィリエイト利用規約に違反する行為が行われております。 このような行為はほかのインターネットユーザー、並びに利用規約を遵守している善良なアフィリエイトサイト管理人様に対し、 非常に不平等なものでありますので、何らかの措置をおとりいただきますようお願いいたします。 ○違反行為の内容(具体的に) ローカルルールでアフィサイトへの転載は禁止されている(http //takeshima.2ch.net/news4vip/) ○利用規約の違反部分を抜粋(何条に違反している等) 1. プログラムへの加入 その他知的財産権を侵害している。 知的所有権を侵害している。 お忙しい中大変恐れ入ります。 なにとぞよろしくお願いいたします。 失礼いたします。 432 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/08(日) 19 48 53.53 ハム速は画像少ないがこれも手段として追加しとけ、いつか役に立つ 過去ログにもしかしたらあるかもしれんしな 【コ ピ ペ ブ ロ グ を 凍 結 さ せ る 方 法 】 1 アフィブログが画像スレをまとめていたら貼ってある画像の詳細を調べる 2 著作者を騙って(1.で調べたサイト名なども併記)してFc2やLivedoorに削除依頼メールを送る(○○(コピペブログ名)は対応してくれなかったと記載する) 3 2と同時進行で著作者にも無断掲載されていますというメールを送る(通報先や依頼文面など記載し著作者が気軽に通報できるようにする) ●これで削除されるかどうか ただでさえ画像スレは転送量が多く鯖の負担になっている。そこへ更に画像の削除処理をこなさなくてはならなくなる。 同時進行で騙りではなく本物の著作者からの削除依頼がくるため全ての依頼に目を通さなくてはならない(この場合の騙りは合法、正当な手続きのため業務妨害にはならない) 貴方がブログサービスならばそんなブログを抱え続けるかどうかを考えてみよう。 ●今まで通報しても削除されなかった理由 著作者でもない者が通報しても、著作権は親告罪のため著作者以外からの通報は全て無視されていた 【画像の詳細の調べ方】 【テンプレ厳守】 この娘 誰? 二次元詳細スレッド 228 ttp //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1227570198/ 外部の詳細希望板 例: ttp //moepic.dip.jp/gazo/ 【通報先】 【FC2】TB・コメントスパム・不適切ブログ報告フォーム https //form1ssl.fc2.com/form/?id=49541 【Livedoor】ブログ お問い合わせ(種類:ブログ 項目:不適切なブログについて) https //ssl.livedoor.com/help/inquiry/?sv=blog 564 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [] 2009/03/08(日) 22 16 33.17 ■Antiハム速@wikiを検索上位にする方法■ <"はてなブックマーク"を利用して検索順位を上げる> はてなブックマークの登録方法 1.メールアドレスを用意します(フリーの捨てアドでおk) 2.はてなブックマーク ttp //b.hatena.ne.jp/ のユーザー登録画面で登録します 3.登録が済んだらログインをします 4.追加のところに http //www36.atwiki.jp/anti_hamu/ を入れて終了 短期間に登録数が多ければ多いほど注目を浴びます ※運営が厳しいので、怪しまれないように他のどうでもいいとこも登録してカモフラしておきましょう 目標200人!
https://w.atwiki.jp/kizuna1999/pages/91.html
ゼアルの問題点としてデュエルの際一枚のカード(エースモンスター)に頼った展開が多いことが上げられる 特に主人公である遊馬のデュエルは顕著である 以下有志による調査結果 遊戯王ZEXALの偉大なる主人公遊馬先生の華々しい戦歴 ・フィニッシャー(1st)計73話 33戦中 21勝 2負 10特殊 勝ち NO.39ホープ8(1-2話,3-4話,5-6話,7-8話,15-16話,21話,37-38話,59話) ※16話ではリベンジアタックを使う ベビートラゴン(9話) ※9話では虚栄巨影を使用 ブラックレイランサー(11-12話) ※12話では鮫とタッグでアーマードエクシーズを使いホープを装備 CNo.39ホープレイ6(17-18話,31-32話,35-36話,47-49話,65-67話,70-72話) ※49話ではZWフェニックスボウを装備 ※67話ではZWライオンアームズを装備 ※72話ではZWアルティメットシールドを装備 ムズムズリズム(27話) ミニマムガッツ(28話) ※28話では攻撃したのはクリボルト ガムシャラ(29話) ※29話ではテンテンテンポの攻撃力をミラーメールで同じにした メロメロメロディ(30話) ※30話では運営が野菜ルールを承認した 超銀河眼の光子龍(42-43話) ※43話ではカイトとタッグでエクシーズ2体分使用しカイトがフィニッシュを決めた 負け エアロシャーク(10話) 銀河眼と超銀河眼(73話)※両方で攻撃してた 特殊 13-14話このデュエルを預けると言ったカイトくん 3話前半で省略デュエル遊馬が負ける※ただしNo.カードが消えていた 15話木像デュエル遊馬が負ける 20話冒頭で省略デュエル遊馬が勝つ 21話前半で省略デュエル遊馬が負ける 44話後半で省略デュエル遊馬が負ける 46話前半で省略デュエルそのまま中断 51-52話デュエルコースターで遊馬が勝利だがルールが意味不明 53話デュエルコースターでデュエル中断?ゴーシュを助けた 62話ではマリンスノーシールでシャークが自爆 ・フィニッシャー(Ⅱ)計73話 24戦中 22勝 負 2特殊 勝ち ホープレイ3(74-75話,76話,85-86話) ※86話ではイーグルクロウを装備 ホープ3(77話,81話,138-141話) ※77話では校則ルールを行ったが途中で廃止 ※138-139話ではヌメロンネットワークでの特殊デュエルでナッシュとのタッグ ホープレイV3(87-88話,92-93話,94話) ホープレイヴィクトリー2(95-98話,99-100話) ※95-98話ではベクターがデッキ破壊()を行い遊馬が書き換えを使用 ※100話ではカウンター罠の超速攻でRUMを速攻魔法として扱った ホープルーツ(118-121話) ※118-121話ではエリファスによるシャイニングドロー&ランクアップが行われたランク13も登場 ※121話ではアストラルなしでシャイニングドローを遊馬が使用 未来皇ホープ(146話) エクシーズクロス(80話) ※80話では反撃したのはガントレットシューター エクスカリバー(84話) ※84話では最強の盾を装備 No.96ブラックミスト(89話) ムズムズリズム(90話) オーバーレイマーカー(104話) ※104話では洗脳ゴーシュ&アリトとドロワがパートナーとなってデュエル ※104話では攻撃力が上げられたライオンハートとエクスカリバーの合計分ダメージを受けた ドドドガッサー(107話) ※107話ではポン太が遊馬を乗っ取りイカサマした No.6アトランタル(112-113話) ※112-113話ではⅢとのタッグでライフハンデがつけられ一ターン目から攻撃アリのルールがあった ※113話ではオリハルコンチェーンの手抜きで登場ホープを装備する 銀河眼(123話) ※123話ではカイトのデュエルを引き継いだ No.54ライオンハート(129-130話) ※129-130話ではあるNo.で特定のオバハンを倒す縛りデュエル ※130話では王者の聖外套を装備 負け 特殊 82-83話では遊馬がダメージを負い代わりにカイトがデュエル(82-83話) グローリアスセブン(141-143話) ※141-143話では思考を放棄した遊馬が勝ちを捨てシャークが自爆して終了 ※143話では一応ホープが攻撃しているとグローリアスセブンの効果で遊馬が負けていた 上記の調査結果から分かる通りホープとその派生に極端にフィニッシュ率が偏っていることが分かる アニメのデュエルの構成においてトドメの一撃は演出の面で重要な意味合いを持つ 勝敗以上に話の流れ、デュエルでの駆け引き、互いのやり取り、その決算となるのが「フィニッシャー」なのだ それがとにかく一辺倒なせいでマンネリで大味、引いてはスタッフがやる気がないのではと感じさせるのである もちろんホープとその派生が攻撃ばかりに特化した1キルカードであることも理由ではあるが 以下は過去作との比較である。 主人公の決闘回数・戦績・フィニッシャー比較 一手でも省略があった決闘は除外。 5以上の数字を示しているものを赤字表示にしています。 ※同シリーズの他作品の情報は参考程度に載せているだけなので、他作品へのアンチ・過剰なageとなる編集は止めてください。 遊戯王DM 全41決闘中 22戦中16勝3敗3中断 《フィニッシャー内訳》 ブラック・デーモンズ・ドラゴン 2 (海馬とタッグ時の)オベリスクの巨神兵 2 その他 12(内 敵サレンダー1) 遊戯王GX 全76決闘中 45戦中40勝3敗1分け1中断 《フィニッシャー内訳》 E・HERO フレイム・ウィングマン 6 E・HERO シャイニング・フレア・ウィングマン 2 E・HERO ネオスorネオス派生体 6 E・HERO エッジマン 2 E・HERO エリクシーラー 2 ハネクリボー LV10 2 その他 20(内パートナー1、敵自爆1) 遊戯王5D s 全60決闘中 31戦中26勝5中断 《フィニッシャー内訳》 ジャンク・ウォリアー 2 ターボ・ウォリアー 2 ニトロ・ウォリアー 5 スターダスト・ドラゴン 5 セイヴァー・スター・ドラゴン 3 その他 9(内 敵自爆1) ※詰めデュエルは除外
https://w.atwiki.jp/gyakutaiunti4/pages/2.html
メニュー トップページ 虐待厨とは Q&A 虐厨事件簿 ふたば虐待関連人物 2ch・その他虐待関連人物 pixiv虐待絵師 pixiv虐待絵師 その2 普段の活動と別名義で活動している虐厨 リンク ゆっくり虐待アンチスレ避難所
https://w.atwiki.jp/yugihonsure/pages/830.html
※ゼアル信者アンチのページと内容が重複しており、またwikiのページとして相応しくない為白紙化
https://w.atwiki.jp/minasava/pages/118.html
汚。 目の前に存在する、醜悪なるケモノを形容するならば、その単語がもっとも相応しいだろう。 表皮を這いずり回る呪詛は、あらゆる生命と神を侮蔑し、汚辱し、陵辱する言葉で構成され、 その外見をより一層、醜く、歪なものへと変えている。 歩を進めるたびに、地面が発狂し、泡を立てながら溶けて、解けて行く。 頭の一つ一つが息をするたび、空気が震え、汚染される。 「神を汚すもの」・・・すなわち、七つの頭と、十の角を持つ『緋色のケモノ』。 『黙示録の獣』。 「ふん・・・ライダーめ。唯の売女ではないと思っては居たが、このような切り札を隠し持つとは」 ゆっくりと、しかし確実に・・・ケモノが世界を汚染していくのを、ビルの屋上から眺めながら、 男は―――数多の戦場を駆け抜けたと思われる、細かな傷の付いた鎧。 精悍なる顔つきと、それを彩る黒々とした髭。 そして、この世のいかなるものよりも「赤」である杭を持った―――男は、ニヤリ、と笑った。 地獄が顕現したかのような光景すら、男の前ではまだ『生ぬるい』のだろう。 「いや―――どうするんだ、ランサー。 このままじゃ―――」 その隣で、赤毛の少年が、ランサーと呼ばれた男とは正反対の真剣な表情で呟く。 確かにこのままでは、周辺の建物、住人はおろか、町が一つ潰されてしまうだろう。 「ク・・・ククク。案ずるな、マスター。 アレがいかなる神話に座するケモノであれ、 生き物であり、血さえ通っているのであれば―――問題は無い」 ランサーが、杭を床へと突き立てる。その杭をよく見れば、 ギチギチと音を立てながら、獲物を求めるように表面を赤い隆起が蠢いているのが分かるだろう。 「しかし問題は―――マスター。 お前が許容できるか、ということだ。 アレを滅ぼすということは、アレの所有者であるあの女と―――そのマスターすら滅ぼす。 そういうことになる。それを許容できるか。そういうことだ」 「ッ―――そ、れは・・・」 少年が、拳を握り締めて、俯く。あのケモノの上には、彼の友人が乗っている。 道を違え、対決し、ココに至るが―――それでも彼は友人であった。 そんな少年の様子を見て、男が言う。 「―――マスター。正義とは何か分かるか」 「正義? それは―――」 「正義とは、『悪である』事に他ならない。 国を守る為。民を守る為。秩序を守る為に。 如何なる悪徳をも背負い、悪を行使する。 如何なる区別も差別もせず、万物に等しく悪である事・・・そう、己にさえ!」 ランサーが静かに、そして力強く宣言する。その瞳は、今ではなく、過去を見ていた。 そう、彼が突き立てた、万に近い杭の丘を。 「『悪である』?」 「全てを救うことはできぬ。如何なる英雄であれ、何かを犠牲にしなければ成しえぬ事がある。 だが、その犠牲を最小限に抑えることは出来る。その選択が『悪』なのだ。 ―――マスター、違えるなよ。守るべきものが、あるはずだ」 如何なる思考があったか。 如何なる迷いがあったか。 ランサーの言葉を聴いた少年は、握った拳を開いた。 「うふ、ふふふ―――」 女は笑う。豊満な、この世の美の全てを集めたような美しさを持つ身体を、 わずかに紫がかった布一枚で覆うという、扇情的な格好をした女が笑う。 手には黄金の杯が握られており、そこから零れ落ちる紅い液体が、女の手を濡らす。 「美しい・・・実に美しい世界! 愚かな神の作り上げた愚かな世界から外れた世界! クダラナイ理性と知性で己を縛る、ツマラナイ世界を外れた世界! 悪徳こそ美。悪徳こそ真。この『黙示録の獣』は―――世界を等しく真とする!」 杯を天に掲げ、女は笑い声を高めた。杯から零れた液体が、女の肢体を艶かしく見せる。 「集会の場を強襲されるとは・・・ちと焦ったがの。 わらわの獣を披露し、世界を書き換える絶好の機会じゃ」 彼女は、少し前まで―――。 廃ビルにおいて、少しばかりの魔力補給をかねた集会をしていたのだ。 そこを、赤毛の少年と、赤い杭を持った男に強襲されたのだが―――。 「おい、ライダー・・・!」 ライダーと呼ばれた女の隣に居る少年―――美形と称する事も出来る顔だが、今は真っ青になっている―――が、語りかける。 「なんじゃ、マスター。折角興に乗っていたというのに―――」 「なんじゃ、じゃない! ―――あいつらが動き出したぞ? それに、こんなに派手にやらかして・・・どうするんだ!?」 そう、彼らは今―――町を侵攻する、『黙示録の獣』の上に座しているのだ。 小さい山ほどの大きさのある獣の上、わずかに動くだけでも、相当な揺れとなる。 ライダーのほうは平然としているものの、少年は座っているのにも必死である。 「気にするでない。今は満月も綺麗な『夜』。人目は少ない。 わずかな目撃者も、我が獣の出す呪詛にやられるというもの。 それと―――ランサーじゃったか? あのような小物は放っておけ。 どことも知れぬ国の王のようであったが・・・この獣に太刀打ち出来るものか!」 ケラケラケラと、ライダーが妖艶な声で笑う。 アポカリプティック・ビースト 「この獣こそ、 『黙示録の獣』 ! 世界を終焉へと導く、『緋色のケモノ』なるぞ!」 「その驕りが命取りだ―――」 ミシリ、とランサーの右腕が膨らんだ。 まるで、内に秘めた命の数々を解き放つかの用に、更に膨れ上がり―――。 バサァッ! 弾けると共に、その腕が数多の蝙蝠と化す。 「本来ならば、処女の生き血でも啜りたかったが―――」 「うるさい、我慢しろ。―――それよりも」 「安心しろ、マスター。あの傲慢なる悪徳の女―――この一撃で」 数多の蝙蝠の足には、それぞれ先ほどの杭が握られていた。 サイズはいささか劣るものの、やはり表面はギチリギチリと蠢いている。 「屠って見せよう。 今宵は満月。我の力を発揮するのにもっとも相応しいとされる瞬間。 ヴラディスラウス・ドラクリヤ ―――『餓え渇く飲血の領地』よ!」 ランサーの叫びと共に、杭を持った蝙蝠達が、 弾丸のような速度で、目下の獣へと飛び掛っていった。 「く、くるぞ!」 少年の叫びに、しかしライダーは動じない。 彼女の操る『黙示録の獣』は、彼女の最大の攻撃にして、防御でもある。 表皮をはいずる呪詛は、あらゆる生命も物質を朽ちさせ、近寄らせず、 たとえ呪詛の守りを突破できたとしても、地脈からマナを吸い上げることで獣自体が再生する。 故に、ランサーが如何なる攻撃をしてこようと、獣で受ければ、それで済む事であったのだ。 そうして、目論見通り―――。 高層ビルの屋上よりライダーに放たれたランサーの攻撃は、首の二つを持って獣が受け止めた。 その攻撃の影は、ライダーの目には、蝙蝠のように見えたが、一つの首の吐く呪詛により、 瞬時に形を失った為、詳しくは分からない。 その影から放たれた杭のようなものも、もう一つの首が受け止める。 「ふふふ・・・いったじゃろう、マスターよ。 案ずるでない。この獣は『神を汚すもの』よ。そう簡単に落ちはせぬ」 そう言いながら、この戦場から離脱する頃合をライダーは見計らっていた。 獣が落とされぬ、という自信はあるものの、延々と獣を維持している訳にも行かない。 ランサーも攻撃が通用せぬと分かった以上、そろそろ離脱するか・・・。 ―――そのような事を、考えていた瞬間。 ぐるぎおおおおおおぉおおぉおおおぉおっっ!!! 「何事じゃ!!」 首の一つが、絶叫を上げた。それは、世界に向ける怨嗟の声ではなく、 耐えがたき痛みによるものであり―――。 「馬鹿な。我が獣の再生を上回る攻撃などと!」 とてつもない勢いで―――獣の首の一つが『潰されていく』のを、ライダーは感じていた。 再生する、その先から、首の内側より生える何かによって貫かれていく。 ブシャアアアアッ!! 黒い血を撒き散らしながら、首が跳ねる。 その姿は外側からでも分かるほどに、蹂躙されていた。 内側から生える―――それは杭だ。 まるで木が成長するかのように、次々と首から杭が飛び出してくる。 「よ、よもや―――ランサー!!」 ライダーが、遥か頭上を見上げる。彼女の瞳は、月明かりに照らされたランサーの凶悪な笑みを捉え―――。 ドドドドドッ!! 首から撒き散らされた血もまた、数多の杭となり、別の首へと、そして胴体へと突き刺さる。 ライダーは、自分達に向かってきた杭を首の一つをもって防ぐが―――即座にそれが過ちと気付く。 「血を媒介に、増殖を!?」 身体の内側へと侵攻し、内側から外へ突き破る―――。 再生と同時に、その血を糧とし新たな杭となる。 永遠に続く串刺しの中へ、既に獣は捉えられていた。 「ランサー・・・! ―――ヴラド・ツェペシュ!!」 カズィクル・ベイ 「『餓え渇く鮮血の粛杭 』―――血を持つケモノである限り、敵ではない。 大淫婦―――マザー・ハーロット」 ランサーが、杭に貫かれのた打ち回る獣を眺めながら、呟いた。 先ほど蝙蝠と化した右腕も、元へと戻っている。 「さぁ、マスター・・・今宵の闘争もこれで終わりだ。 少なくとも、一騎。これで仕留めた事となる」 嬉しげに、傍らに居る少年へとランサーは語りかけるが、反応は無い。 「まだ、引きずるか? ―――マスターであるお前の意向は極力汲むが・・・。 一戦ごとに、そのような思考を重ねては・・・いずれ、死ぬぞ?」 「わかってる・・・わかってるさ、ランサー」 「ならば、良いのだがな・・・夜も明ける・・・一先ずの休息とするか。 あの獣は―――あの監督役にでも任せるとしよう」 少年に肩を貸し、ランサーは屋上より飛び去った。 唯一匹、今だ死ねぬ獣を残して。 「はっ・・・はっ・・・ぐあ、あ―――」 路地裏を、1人の女が這いずっていた。獣の乗り手―――ライダーである。 数多の杭が獣を抉り殺す中、何とか抜け出せたものの、かつての美しさは面影も無い。 杭によって腿を貫かれた右脚は、侵食を防ぐ為に切り捨てられており、 皮肉にも、崩れ落ちた獣の角によって殴打された左腕はグシャグシャに折れ曲がっている。 元々、彼女自身は身体能力に優れた方ではない―――あの場から抜け出せただけでも奇跡といえるが―――。 「あ、あ・・・ダメじゃ・・・。マスターは、もう―――。 うぅ、く・・・消える、消えてしまう―――!」 彼女を現世へ繋ぎ止める役割を持つ少年は、あの場所から逃げ出すことは叶わなかった。 彼女ですらこの有様であるのだから、当然ではあるが―――。 「『神を汚すもの』であるわらわが、こんな場所で―――!」 もはや存在することも叶わぬ、と―――その瞬間。 「お困りのようですね?」 地面を這いずるライダーに、声がかけられた。 その声は、優しく、暖かく、そして、何よりも―――甘美であった。 「あ、ああ! お、おぬしは!」 ライダーの頭に、スッと声の持ち主の手が翳される。 手の平が、淡く光るかと思うと―――。 「もう、大丈夫でしょう。擬似的ではありますが、私との間に『契約』を結びました。 マスターがおらずとも、現界していられますよ」 ライダーの額に、『666』の刻印が刻まれていた。 と、同時に、今にも消え去るかと思われたライダーの肢体に、力が戻っていく。 傷はそのままであるものの、今すぐにでも消える、ということはなさそうだ。 「あの獣の叫び声を聞きましてね。よもや、と思いましたが・・・。 貴方まで召喚されているとは」 「あ、あぁ! 全く持って僥倖じゃ!」 先ほどまでの絶望に満ちた表情とは打って変わり、 ライダーの顔には思いがけぬ希望とであった・・・そんな表情だ。 目の間にいる・・・男。どこまでも、人を慈しむ様な、そんな顔をした青年の存在は、 彼女にとってそれほどの意味を持つ存在であるということだろう。 「わらわの獣も、もう数日もすれば蘇らせることが出来る! そうなれば、おぬしと一緒にあの憎きランサーめを屠ることも可能じゃ!」 憎々しげに、手を地面に叩きつけるライダー。 小さきもの、と侮っていた相手に、完膚なきまでに叩き潰された事は、 彼女のプライドに十分すぎるほどの傷を付けたのだろう。 「下らぬマスター・・・令呪に縛られることも無い・・・。 ふふ、そう考えれば、あのランサーも良い仕事をしてくれたものだ! この礼はたっぷりとしてやらねばの!」 「―――ダメですね」 自らの失策を塗りつぶそうとする思考を重ねるライダーに、 青年は―――とても冷ややかな声を浴びせた。 「・・・? 何を言っておるのじゃ?」 「ダメです。やはり貴方はダメだ。 そのような思考、目先の物しか見えぬ小さなプライド―――。 貴方に『神を汚すもの』の名は相応しくない」 グッ、っと―――青年が拳を握り締めた。 と、同時に・・・ライダーの身体から、急激に『何か』が抜けていく。 「カッ―――あ・・・な、何を・・・!」 「聖杯に取り込まれるはずだった貴方の魂を私がいただくのですよ。 というより、元々それが狙いでしたのでね」 ライダーの額にある『666』の刻印が、一際強く輝きだす。 ゲマトリア 「『獣の数字の刻印』―――私との契約の証です。 魔力を蓄積する作用もありますので、サーヴァントを維持する事も出来ますが・・・。 このように、サーヴァントから魔力を根こそぎ奪い去ることも可能です」 青年は、教師が出来の悪い教え子にモノを教えるように、優しく語りかける。 しかし、その表情は―――これから解体され、食料となるブタを眺める、それに等しい。 「一つの器に二つ分の力・・・ありがとうございます。 これで他のサーヴァントと大きく差を広げることが出来る」 「こ、このわらわを、謀ったと―――言うのかぁ!!」 「いえいえ―――この程度で謀略といわれても困りますね。 希望を与えてから、突き落とす。基本中の、基本です」 「な、何故―――わらわは、お主の―――」 パキンッ! という渇いた音と共に、ライダーの姿が完全に消滅した。 後に残るのは、青年ただ1人。 「先ほども言ったでしょう? 『神を汚すもの』の名は貴方に相応しくない。 そう、それは―――このアンチキリストが背負うべき名だ。 グレートマザー さようなら、我が『偉大なる母』よ」 もはや現世に存在しないライダーに語りかけながら、 青年―――アンチキリストもまた、その場を立ち去った。 今宵散ったのは一騎のサーヴァント。 悪徳を司る、獣の乗り手。残るは六騎。 果たして勝利するのは、吸血鬼の名を持つ公爵か、偽であれとされた者か、 それとも今だ姿を見せぬ四騎のいずれかなのか―――物語は、これをもって始まりとなる。
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/28102.html
あんち・おりじなりてぃしじょうしゅぎ【登録タグ あ 初音ミク 曲 江戸川愛工】 作詞:江戸川愛工 作曲:江戸川愛工 編曲:江戸川愛工 唄:初音ミク 曲紹介 江戸川愛工氏 の12作目。 歌詞 刻まれし過多の劃一(かくいつ)は 名付けて此れを個性と 勇ましき過去の解体は さらばえて重ねた盃(はい) 歴史ある浪漫の欠片(かけら)は 是空(ぜくう)から其れぞ帰墟(ききょ)と 正に我知らず 押し並(な)べて 鏡を見ぬ愚かさよ あの天より溢れ往く 婚(よわ)い星と言う事や 掌(てのひら)には収まらぬ 故(ゆえ) 述而不作(のべてつくらず) 朝焼けが炙(あぶ)り出す 雅(みやび)さ泪(なみだ)に成る 美なら感慨深げ 異ならば彼方へ消え去り逝け 大地より与えられし智(ち)よ 血と身に変われ 下弦の月夜に 浅ましき識者達 嵩(かさ)んだ罪(とが)に気付け 霞(かすみ)に隠せば回避可 遥(はる)けき灯りの先 華やいだ奇蹟在り 然(しか)し道は険しい 但(ただ) 寓言(ぐうげん)は愛しき調(しらべ) コメント 追加おつ! -- 名無しさん (2014-01-10 01 48 28) 乙です! -- 名無しさん (2014-01-10 19 01 23) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/34661.html
あんちNORMALめいかー【登録タグ C君P あ 初音ミク 曲】 作詞:C君P 作曲:C君P 編曲:C君P 唄:初音ミク 曲紹介 C君P氏の5作目。本人曰くイタい。 夢を諦めるなとは言わないけど将来くらい自分で決めろ。スポーツ選手に芸能人歌手アイドル弁護士なんでもいいけど歌い手はやめとけっていう曲です。(動画コメントより) 動画は れ~0 氏が、イラストは あゆかわ 氏が、ベースは ゆき 氏が、ギターは マコト 氏が担当している。 歌詞 並べられた理想の【NORMAL】製造機 疲れたって発言権すら遺棄して 得られた昨日の知識って異常に 小さくって必要性すら見失った がなり立てる思想の逃避瞑想に 疲れたって生存権すら破棄して つけられた傷の痛みって意外に 消えないねって見えない声がするの 僕の中にいる見えない自分と 対話して 解決した気になっちゃったんだ 僕の中の僕のもっと奥の僕はきっと 泣いてるよ 叫んでるよ ぐちゃぐちゃノートに連なった羅列で 僕は何になればいいの? 広がる選択肢と反比例して 閉じゆく世界 ぐちゃぐちゃのハートに重なった白紙に 夢を描く事は無く 引き出しの奥底に閉じ込めてた 積み重なる不信ゴミ箱に捨てたって またきっと机の中が嵩んでく 重なる景色の教科書に僕達の 夢叶える正解は載ってるの? 夢の中にある言えない言葉が 突っかかって 常に躓き続けるような 解けそうで解けない問題が今目の前に立ちはだかって 進めなくて 泣きそうで 叫びたくて もうボロボロになった教科書をめぐって 僕は何を得ればいいの? 逆らっていく道の人達を 追い越せないよ 個性を潰して飾いにかけられて 夢を語る事も無く 空を駆け巡る鳥を眺めてた 僕達の中にある言えない夢 スポーツ選手 ・芸能人 ・歌手 ・アイドル ・弁護士 なんでもいいだろ 僕達の未来誰が歩むの? 親じゃない 先生でもない 僕達だろ 「普通でいいんだ」「当たり前でいいんだ」 世界が僕達を否定して 【NORMAL】を生み出した! 違うだろ わかっているんだ気付いているんだ 夢を見ることはきっと 僕たけに許された逃避行 【ABNORMAL】メイカー ぐしゃぐしゃのハートでぐしゃぐしゃのノートで 夢を書き連ねるんだ 白線を僕達の夢に変えろ コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/uncharted4/pages/16.html
用語集 アンチャーテッドシリーズの用語集。 用語集大男(シングルプレイ) 大男(マルチプレイ) Co-op エレ丸 ファルボット レガシー チョークスリーパー 轟き(とどろき) ドラスナ ボルトアクションスナイパー 武器達 強力武器(パワーウェポン) マイナスブースター トレハン(ブースター) メガ爆 クラスター カーペット エイム エイムドット PK TK TDM FAA 復讐(ブースター) マルチプレイの神の一撃 キックアウト ミリシア ジン パーフェクトゲーム キルレシオ(キルレート) 勝敗レート 芋 コメント 大男(シングルプレイ) 前作に登場した、名前の通り、図体の大きい敵。 格闘で倒すには時間がかかるが、銃をお見舞いすると結構アッサリ死ぬというファンキーなお方。 まだ人間の要素は残っているようだ。 PAK-80を持った大男も。 だが、マルチプレイでは超人化した。 大男(マルチプレイ) シングルプレイ時とはうってかわって、協力プレイモード最大の敵。 素手の者はおらず、すべてPAK-80持ち。生身でその銃撃を受けると3秒と持たず瀕死コース。 銃撃で倒すにしても、T-bolt Sniperでヘッドショット5発でようやく倒せる耐久度である。 ただしキックバックのクラスターボムを足元に投げてやるとあっさり沈む。 Co-op 協力プレイの事。 Co-operativeの略称。 エレ丸 エレナのG-MALの略称。前作マルチプレイにのみ登場。 普通のG-MALと色合いが異なり、全体的に青い。 強力なため、人気が高い。 あまりの強力さ故、某所でやたらと議論の対象になっていたが、度重なるアップデートにより弱体化し、使用者が減った・・・ のだが、アンチャーテッド3最終パッチで元々の強さを取り戻した。 今作では登場するかは不明。 ファルボット タルボットのFAL-SSの略称。前作マルチプレイにのみ登場。 強力だが、入手しにくいためラザレビッチのFAL-SSなどに出番を奪われがちである。 一昔前はあまりに凶悪だった為、某所でエレ丸と並んで議論されていたが アップデートにより弱体化し、空気になってしまった。 レガシー 前作マルチプレイにあった、ランクが75(最大ランク)に到達するたびに選択できるようになるやり込みモード。 周回ごとに特典が得られるが、その反面デメリットも多い。 最高5回までで3週目までの必要EXPは変わらないが4周目以降は増える。 コールオブデューティでいうプレステージモード。 チョークスリーパー 前作マルチプレイの協力プレイ・ミニミッションやサバイバルで登場し、プレイヤーを見つけると首を絞めてくる。 ○ボタンを連打しないとゲージが0になり、首を折られて倒されてしまう。 邪道だが、上級までなら連射コントローラーを使うとゲージが減るどころかじりじりと増える。 未武装と武装の2種類があり、未武装は□ボタンで倒せるが、武装している場合は一度ヘルメットを外さないと倒すことができない。 ちなみに、チョークスリーパーが首を絞めていない時にダメージを与えて、ひるんでいる間に格闘すると倒すことができる。 轟き(とどろき) 前作マルチプレイのメダル・キックバックの1つである「一瞬のとどろき」の略称。 その名の通り着弾すると瞬時に爆発するグレネードを得られる。 しかし、アップデートで修正されていくも強さは変わらず、遂には最終パッチで必要メダル数が大幅に増加し弱体化した。 ドラスナ Dragon sniperの略称。 相手を2発で倒せる反面、ブラインドショットだとろくに当たらないのでよく狙う必要がある。 ステルスされる危険が非常に高いため、周囲を気にする必要がある。 本編ではどちらかというと強力武器のカテゴリーだったためか、初心者が時々これを選択している。 上級者が使うと鬼武器に変貌する。 ボルトアクションスナイパー アンチャーテッドでは「T-bolt sniper」のこと。 キックバック「スナイパー」の説明にもボルトアクションスナイパーと記述している。 武器達 前作マルチプレイの対戦用ブースタースロット2の「武器の達人」の略称。 非常に強力なブースターであるが、レベル3に上げるまでが非常に面倒。 拳銃の腕に自信がある人はつけてもいいだろう。 強力武器(パワーウェポン) 前作マルチプレイのMag-5、Pistole、RPG-7、M32ハンマー、SAS-12、ソードオフショットガン、T-bold sniper、PAK-80。 これらの武器の総称を強力武器若しくはパワーウェポンという。 ブースター「パワーハンター」を装備することで検知することが出来る。 逆に、マイナスブースター「強力武器無し」を装備すると拾えなくなる。 マイナスブースター 前作マルチプレイで登場。 強力武器やグレネードが使用出来なくなったり、体力が半減したり回復が遅くなったりするなど、不利になるブースターのこと。対戦プレイ専用。 不利になる代わり相手を倒した時の入手金額が2~3.5倍になる。一度に二つ搭載して倍率を重複させることもも可能(最高10.5倍)。 アンチャ2では5人倒す毎にメダルを入手出来た。 トレハン(ブースター) 前作マルチプレイで登場。 対戦用ブースタースロット2の「トレジャーハンター」の略称。 宝物の出現率を上げることができる。でも、あんまり変わらないような気がしないでもない。 メガ爆 前作マルチプレイで登場。 メダル・キックバック「メガ爆弾」の略称。 爆発範囲が非常に広いため、高確率で敵を倒すことができる。 雑魚散らしには非常に便利だが、威力自体はそれ程ではない為協力プレイではあまり使われない。 ただし敵に使われると非常に厄介。 ミニミッションやサバイバル、シェードサバイバルなどで使用する場合は、ブースター「爆発保護」をつけるのがマナー。 アンチャーテッド3最終パッチで大幅に弱体化。 クラスター 前作マルチプレイで登場。 メダル・キックバック「クラスターボム」の略称。1個のグレネードが爆発後、ランダムに分裂して爆発し、さらにそれが分裂して爆発する。 グレネード1発1発の威力は普通のものと変わらないが、 敵の足元に投げると、分裂するはずのグレネードがすべて敵にあたり、その場で爆発するので、莫大なダメージを一気に与えられる。 その威力や凄まじく、協力プレイの鬼門であるキックバック兵や大男ですら一瞬で消し飛ぶ。 普通に投げると、かなりの広範囲をグレネードが埋め尽くす。 それゆえ、爆破保護をつけていない場合、高確率で近くの味方も吹き飛ばされてしまう。 協力プレイの場合全滅もありうるので、メガ爆弾以上に爆破保護ブースターが推奨される。 カーペット 前作マルチプレイで登場。 メダル・キックバック「カーペットボム」の略称。 一度に3つの手榴弾を投げる。落ちる場所はまとまっているので、 うまく使えばアーマー兵も一撃。基本的に「爆発保護」は必要ないだろう。 対戦では、使い方次第ではクラスターやメガボム以上の殺傷能力を期待できる。 エイム よく狙う(Aiming エイミング)の意味。 照準する意味で使われる。 エイムドット 真ん中の白い点のこと。これによりブラインドショットで狙いを定めやすくなっている。クイックショットをする時にも使われる。 オンラインの設定で非表示にすることも出来るが、わざわざ非表示にする必要もないだろう。 しかし、腕を上げたりアンチャ2に近い状態でプレイするなら非表示にするのも一手。 PK パーティキックの頭文字をとった言葉。("P"arty"K"ick) パーティからキックするとキックされた人はパーティへの参加がブロックされ、入れなくなる。 よって喧嘩のもとになるので、よほどの荒らしがいる時のみ使うようにしよう。 TK チームキルの頭文字をとった言葉。("T"eam"K"ill) 爆撃とキックバック「蜘蛛の大群」では味方にもダメージが入るので倒すことが出来る。 なお、協力プレイの上級とプロでは銃撃でも味方にダメージが入る。 TDM 対戦プレイのチームデスマッチの頭文字をとった言葉。("T"eam "D"eath"M"atch) 対戦プレイの中で最も人気がある。 FAA 対戦プレイの1つ、フリーフォアオールの頭文字をとった言葉。("F"ree"F"or"A"ll) 日本ではバトルロワイヤルという意味になる。 この言葉の使用頻度自体は高くない。 復讐(ブースター) 前作マルチプレイで登場。 自分が倒されたときにグレネードを持っているとその場に落として倒れるというもの。 近距離の撃ち合いの後、油断したり逃げ遅れた敵を巻き込めるので優秀なブースターである。 アップデートにより、味方にダメージが入らなくなった。ただし近くにいた場合、通常の爆発物同様怯むので注意。 マルチプレイの神の一撃 バグや何らかの拍子にマップ外に出てしまったり、壁やオブジェクトにのめり込んでしまったときに発動し無条件で死亡するというもの。 バグおよび不正行為対策で実装された。 名前が面白い。 キックアウト マルチプレイヤーモードにおいて、マッチから強制退出されること。 様々なゲームにおいて実装されているシステム。 ミリシア 前作マルチプレイで登場した、キックバック「ミリシアマン」の略称。 発動すると一定時間の間、弾薬最大+連射性能アップ+リロードの必要なし、というもの。 対戦プレイではあまり用途がないが、協力プレイではボス兵に銃撃を撃ちこむ時に使える。 また、協力プレイではミリシアマンのキックバック兵も存在する。 ジン 前作本編チャプター21で登場した炎の精霊およびマルチプレイ用キャラクター「ジン」の事。 ジンは胴体や頭部から炎が出ており、瞬間移動を多用してくる。 また、マルチプレイでも登場した。 マルチプレイ用キャラクター「ジン」は、骸骨のような感じで、胴体から炎が出ている。頭に炎パーツを装着する事も可能(あまり知られていない)。 しかし、入手条件が鬼畜極まりなかった。 パーフェクトゲーム 個人では1度も死なずにゲームに勝利する、チームでは相手に1度もスコアさせずにゲームに勝利すること。 個人プレーや宝探しではよくあるが、デスマッチや目標マッチ等の他のゲームでは至難の業である。 目標マッチはストレート勝ちするのではなく、目標ポイントも1点もスコアさせずに勝利することである。 キルレシオ(キルレート) キル/デスの比率のこと。宝探しと目標マッチではカウントされない。 キルレートの求め方は、キル数÷デス数。 例えば、自分のキル/デス数が30000キル/10000死亡の場合、キルレートは3.00となる。 勝敗レート 勝率のこと。ラボの勝敗はカウントされない。 勝敗レートの求め方は、勝利数÷敗北数。 芋 長時間同じ場所に籠り続ける人の蔑称。キャンパーとも。 本来はFPS用語で、キャンパーは主に匍匐を多用し、その姿が芋虫に似ていることから芋という言葉が誕生した。 前作ではロンドン地下というマップの地下鉄駅側階段上がキャンプ場所で名をはせていた(のちにパッチで外筒ポイントが消滅)。 コメント 駄目だ!!ファルボットがでない!! -- g1328812 (2012-08-24 17 20 14) 頑張るしかない..PART2 -- 名無しさん (2012-08-26 18 19 13) トレハンだけ適応できるようにしてほしい。それか宝の出る確率少しあげるか -- 名無しさん (2012-08-27 04 09 19) つべこべ言うな -- 名無しさん (2012-08-27 18 25 41) このページ勉強になります -- 名無しさん (2012-08-29 09 19 19) 「チキン」チキンプレイとも呼ばれる。裏世界を使ったりキャンプする行為。またチキンプレイをするプレイヤーをチキンプレイヤーと呼ぶ。 「竜王」隠語。DragnSniperの命中率が異常な事またはその使い手。経験とブースター「ズームイン」により強大な力を持ったDragonを指す。 「Wesker-dash」名を馳せる悪質プレイヤー。会ってもそっとしておこう。 -- 用語報告@† (2013-01-13 22 47 56) ウェスカー用語じゃないだろ。 -- 名無しさん (2013-01-14 08 21 39) キルレシオは載せなくていいのか? -- 名無しさん (2013-01-17 12 42 43) 何それ? -- 名無しさん (2013-01-17 17 05 23) キルレシオも知らんのかよ。ググるかヤフってこい。 -- 名無しさん (2013-01-19 03 10 04) #commentkk
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/705.html
アンチファンタジー/井の中の蛙 ◆fQ6k/Rwmu. 「ちょっと待て八九寺」 『頼まれていない語り部』とかのよくわからない話で流されそうになったある話にカイジは気が付いた。 あるおかしい一点に。そこを真宵に問い詰める。 「なんですかハイジさん」 がっ……そこで問題発生……! 「待て……!俺の名前をまちがえてるぞ、お前……!」 「せめて『俺はアルプスの少女じゃないぞ』くらいのツッコミが欲しいです! ありゃりゃ木さんに比べると、『ふん、ツッコミ力たったの5か……ゴミめ』 になってしまいます!もっと頑張ってください」 「知るか……!俺は芸人じゃないんだ!」 「あーーーー!今パイジさんは全国の『かくし芸大会で漫才をやる芸人じゃない人たち』を敵に回しました! 今のは『芸人ではない奴はツッコミをする資格がない』と同義だからです! 謝ってください!全国985億6497万人の人たちに!」 何もかもがおかしい……!圧倒的物量……ボケ……ボケの嵐……っ! 呼び名の更なる間違い……長ったらしい敵……日本国民の数を越えた人数……! だが! カイジ……全てに突っ込みを入れるスキル……なし……! 阿良々木暦との決定的な差……!覆す事ができない……! むしろ覆したくない……! 「むう。パイジさんが頭を抱えて目を『∋∈』にしてしまったので、大人な私は素直に話を進めるよう頑張ります。褒めてください。 で、なんでしょうか?」 カイジ……屈辱……! 子供に……明らかに舐められている……!言い間違えたのはあっちなのに……!脱線させたのも……! それでもカイジ……我慢の一手……!大人としてのプライド……揉めている所を誰かに見つかりたくないという打算……! 拳を握り締め……!こらえる……こらえる……! 「さっきの『織田信長』……それから名簿にある『明智光秀』『真田幸村』『伊達政宗』……俺でも知っている。 俺でも知っている名前……だが、ありえない……!この名簿に載るなんてことは……!」 戦国武将……! かつて幕府が倒れ、多くの大名が群雄割拠し……互いが天下を取ろうとし、戦い……陥れ……のし上がっていった時代! そんな大名、武将の中でも……カイジすら知っている者たち……!だが、ありえない! 「こいつらは……既に死者……! 生きているはずがない……!」 そう……!戦国時代など何世紀も昔……! 生きているはずがない……死んだからこそ、彼らは語り継がれているのだから……! 「……パイジさん。私が幽霊でしかもこうしてなぜか肉体があるんですから、その三国武将たちもきっと同じですよ」 「し、しかし」 「私は幽霊です! そこはおゆっくりいたしません!」 文脈から推察……『お譲りいたしません』……カイジ、ついに少女の言い間違いのパターン、掴む! だが……突っ込まない! わざわざ突っ込む気がない……! 納得した振りをして、真宵に感づかれないように考える! (幽霊説……これは否定だ。俺はこの自称幽霊を目にしているが……どう見たって人間!足もある!触れる! つまり……『こいつが人間である』という証拠はいくらでもあるが、『こいつが幽霊である』という証拠はゼロ……! よって、まずこいつの『帝愛が幽霊を生き返らせることが出来る』という説は否定できる。 幽霊云々はこいつの思い込み……過酷な状況に追い込まれた子供の……哀れな嘘の防護壁……! そうだ。そんなもんできたら……奴らは) ピシャァァァァン! その時……カイジに電撃走る……! (ちょっと待て……ちょっと待て! そうだ。それなら……説明が付く! 『開会式』……『名簿の戦国武将』……『自分を幽霊だと信じ込む少女』……!) 「どうしたんですかパイジさん。ボーっとして」 「あ、ああ……すまん八九寺……少し考え事をな……」 「そうですか。もう年老いたパイジさんなら仕方ないですね」 (我慢だ……我慢の時だ……!) 「で、パイジさん。これからどうしますか?」 一応こちらの意志を伺うあたりはやはり子供かとカイジは安堵する。 そして地図を確認し、真宵に告げる。 「ここに向かってみようと思うんだが……」 ***** カイジの提案……真宵は快諾……生意気な口をたたきながらも、2人は歩き始める……! そんな中、カイジは思考する……! (まず帝愛……俺にエスポワールやシーサイドホテルを紹介した遠藤がいること……奴が前に漏らした『某巨大企業』…… そして、ここに来る前に俺が見た『会長』の呼び名……そしてこのゲームから感じる空気……! これらから俺は……『帝愛』こそが俺の参加したゲーム全ての裏にいたとほぼ断言する……! つまり……遠藤の後ろにいるのは……あの『会長』……!) この推測に関してはほぼ確実……!唯一の不安材料は……利根川……! 鉄骨渡りの時点で……確実に自分と奴の間には……距離があった! 『参加者』と『主催者』の壁……だが、ここではその壁がない……名簿を見る限り、奴も参加者……! この疑問を『帝愛=会長の支配するもの、つまり利根川の属する場所』の前提から解決するには……! (奴は……サクラ! 殺し合いに乗るものが少なければ、主催し観覧している奴ら(この『観覧』については後にしよう)にとっては、興が削げる……! だから、サクラが必要……! 乗らない奴を殺し、怯える者を追い詰め、殺し合いを促進させる……サクラが! 奴はまさにそのサクラ……! そうでもなければ、金融会社の社長如きが、『会長』と会話できる地位にある利根川より上にいるなど……ありえない!) 利根川はサクラ……カイジはそう決め付けた! 自分は利根川とEカードで対決する直前だった……それが今も尾を引いている……! 利根川が……敵でないと、もう上にはいないのだと……考える事は……不可能……! (帝愛が『会長』が手薬煉引いているようなところだとすれば……! そうだ……そんなことがあってたまるか! 『死者を生き返らせる』だと……『何でも願いが叶えられる』だと……! ふざけるな……ふざけるな……ふざけるな!! 命は……蘇らない! たった1度きり……1度きりだ……! そうでなきゃ……石田さんや、佐原……あいつらの生は、あそこで頑張った俺達は……何だった!! 愚弄……これは……愚弄! 命への……愚弄……!だから俺は……『幽霊』とか言っているコイツにも本当は怒っているのかもしれない……!だが、一緒にしてはいけないんだ……! こいつは死を恐れるから『幽霊』を信じる……!奴らは違う!俺達を釣る為……俺達に殺し合いをさせ、それを愉しむ為に……! あってたまるか……『魔法』などあってたまるか……! ない! 『魔法』など……ない! 『開会式』はブラフ……!インデックスとかいうガキは、奴らが洗脳してそれっぽい衣装を着せた……哀れな傀儡! 俺は否定する……!奴らの『魔法』など否定する……!) それがカイジの導き出した答え! 帝愛の『魔法』……それは全て……嘘! (理由は簡単……!俺達の抵抗の意志を削ぐため……!屈服させ……殺し合いに走らせる為……! 『魔法』など振りかざされたら……諦める者は多い……!それがやつらの狙い! その為の演出……! 『死者の蘇生』など……どうせ鉄骨渡りの後の利根川のように……なんらかの理由で反故にするに決まっている! 実際は存在しない……『魔法』など! 紙と夢と空想の中にしか……ない! これなら……『名簿の戦国武将』にも納得が行く! 俺も一瞬思ったからだ……『戦国武将を呼び寄せるなんて、魔法くらいでないと』とな! それだ……! おそらくこの名前は……同姓同名! どこかの馬鹿な親が……苗字に調子付いて……武将にあやかった名前をつけた……それだけの現代人! 1人だけならば効果は薄い。だが、4人も集めて名簿に載せれば……皆思い込む! これは間違いなく戦国武将で、そんな者を呼んでこられる帝愛は、やはり魔法を持っているのだと……! 自分で言わず……名簿にこうやって毒を仕込む……!参加者が勝手に見て、勝手に呑むのを待てばいい……! ただし……これはこの同姓同名が普通の人間だったらすぐに瓦解……! だから、奴らは仕込んでいるかもしれん……洗脳……武将のような鎧……あるいは名前のせいで元々なりきってしまった病人……! 同姓同名本人にも……自分が武将だと思い込ませる……!) これで『戦国武将の存在』には理屈をつけたカイジ……!『魔法』を1つ否定……! 残る関門……! (首輪……これはまだ現代でも片が付く。 ということは……残るはやはりこれか……! 『部屋とこの会場への移動方法』……!) そう。それこそが最大の関門……! 開会式後、カイジは5分を待たずに部屋から出た!広がっていたのは樹海……! 少し怯んだが、カイジは足を踏み出し、外へ出た。 ここまではいい……! 部屋が樹海に設置されている……それだけで済む問題! しかし……! (俺はすぐに後ろを見たが……消えていた……! 開け放しだったはずの扉も……いたはずの部屋も……鏡も……モニターも……! 見えなくなったとか、隠されたわけじゃぁない……!俺はすぐ、後ろに向かって手を突き出した!振り回した! だが……無駄……!何も手ごたえなし……掴んだのは……空気だけ……! 何も存在しなかった……!俺がいたはずの場所が……! 『魔法』だったら簡単な説明だろう……。 『扉を通して空間を繋げた』とでも言う所か……!これも奴らの毒……!出発でも毒を呑ませる……! 5分後に『飛ばす』。これもだ。『飛ばす』というのを『首』以外に考えて部屋から会場に移動させると解釈するなら……これも『魔法』を信じ込ませようと―― !! 待てよ……何故だ。 何故『5分』なんだ。 何故5分の猶予を与える?遠藤は確かにこう言った) 『五分以内にそこから退室してくれ。退室しない場合はこちらのほうで強制的に『飛ばす』。なにを、とは言わんが』 (『飛ばせる』んなら問答無用に皆同時に飛ばせばいいじゃないか。なぜ扉を出る出ないをわざわざ選ばせる?なぜそんな機会を与えた? 『飛ばす』と言う言葉で少しでも追い詰める為? いや、そんなはずがない。 そもそもだ。扉を出ようが、部屋にいようが結局会場へ移動する。なら『飛ばす』ことには変わりない。 なのに、なぜ『退室』なんていう自由権を与えた? それで、何かを隠しているんじゃないのか? それがはたして何なのか……!) 「パーイージーーーーーさん!!」 グゲシィイ! 「――――――!!」 その時……!カイジの脛に……激痛走る……! 原因は……真宵……!その小さな足から繰り出された……ローキック……! かの猛者、弁慶ですら泣いたという説のある脛……!鍛えた人間でも辛い……急所……!たかが少女のキック力と言えど……激痛っ! カイジ……悶絶……っ! 「な、何……しやがっ……!」 「さっきからパイジさんがダンロの考える人のように『考え中……考え中……どうしよっか何しよっか……考え中……っ』って感じになって固まっちゃったからです! 言っても何しても答えてくれないから私寂しかったです!」 「ダンロじゃない……あ、いや……悪かった」 「まったく……世話が炎上する大人は困ります」 カイジ……今度は自分にも責があるため……反論できずっ! 『世話を全焼させるな』というツッコミすら……不可能っ! (まあ。他にも疑問はあるが……まずはコイツと『あそこ』まで辿り着かなくちゃな。 考えるのは……その後でもいい) 2人が向かう先……それはカイジが提案した場所。 少し遠いが、ここからは東にほぼ一直線。北の島淵をなぞるように進んでいけばいいっ……! その場所とは……っ (エスポワールの主催が帝愛である以上、『あそこ』がただの施設とは考えられない。 何かあるはずだ……!しかも『ギャンブル』などと銘打っている以上、そこにはギャンブルの何かが設置されている可能性があるっ! となれば……そこには『相手』がいなければならない。 そして、参加者の中でその『相手』ができるのは!! 利根川幸雄……! 奴とは元々Eカードで戦い、石田さんたちに謝らせるつもりだったんだ! 奴は船でギャンブル相手を待ち、同時に優遇されて受け取った強力な武器で……周辺の参加者を脅しているに違いない……! 上等だ……『会長』との約束がまだ有効なら……奴とのEカードもまだ有効のはず……! ここでどうなろうが……奴との決着だけは……つける!もちろん結果は……勝利! 石田さんたちに謝らせるだけじゃ駄目だ……帝愛の情報を全て吐かせてやる……!) カイジは向かう……!迷子のカタツムリと共に……! だが……カイジは知らない……! 利根川はサクラではないことを……! 『会長』ですら参加者であることを……! 本当のサクラは荒耶宗蓮と言う男だということを……! インデックスがただのガキなどではないことを……! ここにいる戦国武将はただの同姓同名などではないことを……! 無限に入るデイパックという……更なる関門が手元に存在することを……! そして……いくら否定しようとも この会場にだけは、魔法は確実に存在することを……! ほとんどの考察は……大ハズレ……!カイジは前進したつもりでも……全く進めていない……! 足踏みを……しているだけ……!本人としては歩いたつもりの疲労……だが、実際は全く進まない……足踏み……! 今のカイジは……無知なる蛙でしか……ないっ……! 蝸牛と蛙……2人は、迷い路を抜け出す事は……できるのか……! 【A-2/南西/1日目/深夜】 【伊藤開司@逆境無頼カイジ Ultimate Survivor】 [状態]:健康 [服装]:私服(Eカード挑戦時のもの) [装備]:シグザウアーP226(16/15+1/予備弾倉×3)@現実 [道具]:デイパック、基本支給品、ランダム支給品×0~2 [思考] 基本:人は殺さない……なるべく……なるべく人が死なない方向でっ……! 1:八九寺真宵と一緒に行動する。 2:ギャンブル船に向かい、待っているであろう利根川を倒し情報を引き出す。 3:『部屋から会場への移動方法』を魔法なしで説明可能にする。 4:『5分の退室可能時間』、『主催の観覧方法』が気になる。 5:八九寺のボケは基本スルー。 [備考] ※Eカード開始直前、賭けの対象として耳を選択した段階からの参加。 ※以下の考察を立てています。 ・帝愛はエスポワールや鉄骨渡りの主催と同じ。つまり『会長』(兵藤)も主催側。 ・利根川はサクラ。強力な武器を優遇され、他の参加者を追い詰めている。かつギャンブル相手。 ・『魔法』は参加者達を屈服させる為の嘘っぱち。インデックスはただの洗脳されたガキ。 ・戦国武将はただの同姓同名の現代人。ただし本人は武将だと思い込んでいる。 ・八九寺真宵は自分を幽霊だと思い込んでいる普通人。 ※デイパックの構造に気づいていません。 【八九寺真宵@化物語】 [状態]:健康 [服装]:私服、大きなリュックサック [装備]: [道具]:デイパック、基本支給品、不明支給品×1~3 [思考] 基本:まずはお約束通り、知り合いを探してみることにしましょう。 1:伊藤開司と一緒に行動する。話し相手は欲しいので。でも微妙に反応がつまりません! 2:阿良々木暦と戦場ヶ原ひたぎを捜す。 [備考] ※「まよいマイマイ」終了後以降からの参加。 ※カイジの呼び名がツッコまれないので『パイジ』で固定されています。 時系列順で読む Back 電車男 Next 言葉は要らない、誓いを胸に刻めばいい 投下順で読む Back 電車男 Next 言葉は要らない、誓いを胸に刻めばいい 017 まよいザワザワ 伊藤開司 072 彼の言葉は真実/そして、虚言/それぞれの事情 017 まよいザワザワ 八九寺真宵 072 彼の言葉は真実/そして、虚言/それぞれの事情
https://w.atwiki.jp/srwbr2nd/pages/89.html
アンチボディー ―半機半生の機体― ◆Nr7qwL8XuU 水面を二つの赤いしみがゆっくりと移動していく。その像は徐々に大きくしっかりとした輪郭を伴ってゆき、間もなくその像の主は水中から姿をあらわした。 姿をあらわしたのはブレンパワードとグランチャーと呼ばれる二機のアンチボディー。半機半生の機体である。 その二機のうち赤い機体は陸にあがると周囲を一度グルッと見わたした。 視界いっぱいに映ったのは砂の海。目測で前方30~40kmはこの光景が続いている。 砂浜というには広すぎる。砂漠とか砂丘とかいう類のものだろう。 視界をさえぎるものがないためか見通しはよく、立ち並ぶビル群を遠目に確認することができた。自分達以外に機影もない。 時刻を確認する。時計の針は午後4時を指していた。 水中の移動は思ったよりも時間をくったなと思ったジョシュアは 「アイビス、ここから先は身を隠す場所がない。なるべくはやくに市街地まで突っ切る」 と声をかける。了解と返してきたアイビスの声を確認するとジョシュアは先にたって進み始めた。 ジョシュアとアイビスが市街地に入ったのは市街地を確認した20分後のことであった。 周辺に敵機がいないことを確認した二人は市街地の入り口付近、A-1・A-2・B-1・B-2という四つの地区の境目、A-1側の一角に陣取った。 姿を隠しつつ南から市街地を目指してくる機体を発見しやすいというのと禁止エリアに指定された場合他のエリアに動きやすいというがその場所を選んだ主な理由である。 『傭兵か・・・さすがに手慣れているな』とへんに感心しつつ、先に降りて休憩しているはずのジョシュアに習い休むことにアイビスは決めた。 機体を降りるとジョシュアが「お疲れ」と声をかけてきた。続けてブレンにも「お疲れ」と声をかけ二三度軽く撫でていく。 「お疲れ。・・・何してるの?」 「こうしてやるとブレンもグランも喜ぶんだ。アイビスにも喜んでるブレンの声が聞こえるだろ?」 「う、うん」 『ブレンの声?何を言っているんだ』と思うも返事を返す。 ブレンを見上げてみた。そこにはいつもと変わらない小型の巨人がただずんでいるだけであって声はおろかそこに感情が潜んでいるなどとはアイビスには到底思えなかった。 「先に休んでる」 とジョシュアに一声かけるとアイビスはその場を後にした。 「わが名はギム・ギンガナム。そこのパイロット、名乗りを上げい!」 我に返ったギンガナムの武骨な声があたりに響き渡った。分離し一部を置き去りに飛び去った相手にもはや興味はなく、新たな相手を前にギンガナムは胸を弾ませた。 その名乗りで我にかえった統夜はゲッターの変形機構から思考を目の前の相手に向ける。 先ほどの戦闘から分かるのは小型機らしい俊敏な機動性と(自機とは比にならない重さを有しているであろう)50m級の機体をも投げ飛ばし殴り飛ばす怪力。 装甲の厚さは不明だが武器というものは当たらなければ須く意味がない。ヴァイサーガの装甲がそうそう破られるとも思えなかったが、攻撃を当てれるかというとどうだろう・・・。 そう簡単に攻撃を受けてくれる相手とも思えない。 とにもかくにも極力戦いたくない相手には違いなかった。 そこまで思考をまとめた統夜は策を決め腹をすえた。そして羞恥心を押し殺し柄にもなく大声を張り上げ名乗りをあげる。 「紫雲統夜!参る!!」 名乗りと同時に刀を抜き打ち、地面を滑るような衝撃波を繰り出す。 そしてそれはギンガナムの手前100mというところで周囲のビルを薙ぎ払い、大量の瓦礫を舞い上げる。ギンガナムの周囲に粉塵が立ち込めた。 「見事な先手!小生の視覚を潰しおったか・・・!!」 周囲を見渡せない状況がかえってギンガナムのテンションをあげる。 レーダーの利かないこの世界において視覚を潰されるということは索敵能力を潰されるに等しい。しかし、逆に取るとこの状況下では相手もこちらの正確な位置は捕らえられない。 ゆえに遠距離攻撃は考えられず、この粉塵にまぎれて近距離戦を仕掛けてくるはずであるとギンガナムは読む。 その予想される相手の攻撃にカウンターを合わせるべくギンガナムは相手の一撃を待った。 やがて視界が晴れたころ、ギンガナムは遥か彼方に遠ざかっていく巨体を見つける。 このとき統夜の取っていた策は実は逃げの一手であった。 眉間にしわがより、鬼の形相を呈したギンガナムは 「小生を謀りおったな・・・だが!!逃がしはせぬぞおおぉぉぉぉぉぉ!!!!」 その声にドップラー効果がかかるほどの勢いで統夜を追いかけ始めた。 ほぼ同時刻、戦場から離脱し北に向かって遠ざかりつつある二機のコマンドマシンがあった。 「ガロード、引き返すぞ」 後方に遠ざかっていく戦場の様子を注意深く観察していたクインシィはガロードに通信を入れる。 「へっ?さっきは離脱するって・・・な、なんでまた・・・」 「戦場が動いた。この隙にベアー号かお前の機体を回収したい。コマンドマシンでは心もとないだろ?」 言うが早いか大きく弧を描いて真イーグル号を反転させたクインシィに大慌てでガロードも続く。 なるほどさき程離脱した戦場から離れていくヴァイサーガの巨体がどうにか見て取れる。 小型機のほうはここからではさすがに見えないがお姉さんのほうからは見えているのだろうか?そんな疑問が浮かび口を開く。 「お、お姉さん!」 「どうした?」 「さっきの小さいほうの機体は?」 「なんだ。そのことか・・・」 予想よりも冷静な言葉が返ってきて取り越し苦労かと胸をなでおろした。 きっと、策か何かあるのだろうと思い続きを待つ、そこに 「姿は確認できないが、あれほど好戦的な奴だ。大きいほうを追いかけていったに決まっている」 と的を射ているような射てないような返事がガロードに返ってきた。 ガロードが先行きに感じる言いようのない不安などお構いなしに二機のコマンドマシンは僚機を回収すべく駆け続けていった。 「ふははははっ!待てええええぇぇぇぇぇいいいいぃぃぃぃぃぃぃ!!」 通信から楽しそうな大音量の声が流れてきて思わず統夜は顔をしかめた。 えらい変態さんに目をつけられてしまったもんだと暗たんとした思いが胸をよぎり、絶っ対に逃げ切ってやるという思いを強くする。 しかし、不幸にもヴァイサーガの巨体はビルの密集するここの地形に適しておらず、逃走開始時にかなり広げたはずの距離はずいぶんと縮められていた。 そのことを確認すると焦りが生じてきた統夜は周囲を見渡す。 そして、目ざとくも左前方に他の参加者を発見する。口元に笑みがこぼれる。 一度後方との距離を確認して距離的にもちょうどいいと踏んだ統夜は全速で機体を走らせた。哀れな贄の元へと・・・。 休憩を終えたアイビスは再びブレンを見上げていた。 そうする気になったのはバルマー戦役時に活躍したある兵士が超機人とかいう生きた機体に乗っていたという話を休憩中に思い出したからではない。 その手の話は兵士が自分で箔をつけようと流したものかあるいは驚異的な働きをした兵士に神がかり的なものを感じた敵味方に流れるものとして別段珍しくはなかった。 だからそういった尾ひれのついた話に流されたわけではない。 ブレンの声が聞こえるというジョシュアの言に何かひっかかるものを感じたからこそこうして再び見上げてみる気になったのだった。 しかし、依然としてその表情からは何も読み取れなかった。ジョシュアがしてたように撫でてもみたが結果は同じだった。 しばらくの思案の後、への字にしていた口元を緩ませると 『バカバカしい・・・気にするのは止めよう。どうせ私には・・・関係ない・・・』 とアイビスは結論付けた。そこには自嘲の色が見え隠れする。 そのとき、アイビスは地響きのようなものを耳にする。体に緊張が走り周囲を見渡す。 砂漠に敵影は見えない。ビルの隙間からも見えない。 気のせいかと思ったが今度は先ほどよりも大きな地響きを耳にする。同時に大地が震える。 瞬間、転がり込むようにブレンに乗り込む。少し遅れてジョシュアもグランチャーに乗り込むのが見えた。 ―――間違いない。巨大な何かが接近してくる。 その予感はまもなく確信にかわった。ビルの谷間から50mはあろうかという巨体が姿を現しこちらに迫ってくるのを見つけたからだ。 「アイビス!」 同時に確認したらしいジョジュアから通信が入る。 「な、何っ」 「万が一戦闘になったら離脱しろ」 反論を口に出そうとした瞬間、ジョシュアが言葉を続ける。 「ブレンには武装がない!危険すぎる」 「い、言われなくてもわかってる・・・・・・ジョシュアはどうするのさ?」 「大丈夫だ。危ない橋を渡るつもりはない・・・適当に時間を稼いだら離脱する・・・」 そして程よく接近中の機体から通信が入る。 「応答を。こちら紫雲統夜。そこの二機答えてください」 その機体の大きさに若干距離感を崩されながらも、通信に答えようとするアイビスを制してジョシュアは通信に答えた。 「通信聞こえている。こちらに交戦の意思はない。こちらから一定の距離で静止してくれないか」 「無理です!ゲームにのった凶悪な奴に追われています。助けてください・・・」 何か違和感を覚えたジョシュアは追われていることだけでは追っ手がゲームに乗っているものとは判断できないと、そう反論を口にしようとして突如入った通信に遮られた。 「わが名はギム・ギンガナム。そこの二機のパイロット、名乗りを上げい!」 その唐突な小型機の名乗りにジョシュアとアイビスは面くらった 「名乗りをあげろ・・・?」 「何・・・・・・あいつ・・・」 奇妙な雰囲気が場を占め、巨大な機体の接近以来張り詰めていた空気が弛緩する。 その隙に紫雲統夜と名乗った男はこちらに機体を近づけてくる。 ぞくり―― その行動に背筋の凍りつくような感覚を感じたジョシュアは我知らず一歩退く。その鼻先を音もなく巨大な切先が通過していった。 同時に目の前に傷一つない綺麗なボディーが横切っていった。襲われたにもかかわらず損傷のまったくない機体・・・先ほどの違和感の正体はこれかと気づく。 結果としてすれ違いざまの抜き打ちをかわしたことになったジョシュアはヴァイサーガを追って機体を反転させ振り返る。 そこで目に飛び込んできたのは、自機よりも数倍の大きさを誇る機体に叩き潰されビルに沈み込むブレンと、そのまま止まらずに離脱していくヴァイサーガの後姿であった。 「アイビス!ブレン!!」 とっさに駆け寄ろうとしたその時 「むぅ・・・実に見事な名乗り!アイビス・ブレンよ・・・いざ参る!!」 「待てくれ!こちらに戦う気は」 「問答無用!!」 相手の言を完全に無視して、盛大な勘違いをしたギンガナムがジョシュアに襲い掛かった。 四機の機体が入り乱れる様を遥か上空から目撃した神隼人その場で機体を一回だけ旋回させ、今しがた起こった出来事をフライトレコードの映像に収めていた。 その四機のうち一機は既に離脱し、一機は沈黙、そして残る二機は戦闘を繰り広げている。 しかし、既にその上空に隼人はいなかった。YF-19のモニターに拡大表示されているのは三機のコマンドマシン。 同系機とおぼしき外観を持つ三機のうち二機が残る一機に接近していっている。 三機という機数、赤・白・黄色という配色の二つがゲッターを隼人に思い起こさせていた。 ただしその形状は隼人のよく見慣れたものよりもより洗練されたシャープな線を描いている。 ゆえに隼人はそれをゲッターと断定することはできなかったが、確かめずにいることも当然できない。万が一ということも十分にありうる・・・。 どちらにしろコクピットを覗けばその答えは出るはずだ。ゲッターならば合体変形機構が必ず盛り込まれているはずである。機体の動力を見極める手もある。 それを見落とさないだけの自信が隼人にはあった。 眼下で襲われている参加者と地に横たわるベアー号らしき機体を隼人は天秤にかける。 「・・・悪く思うなよ」 ゲッターの巨大な力を知る彼は眼下の光景を後回しに機体を加速させていった。 「お姉さん、あれ!」 先に気づいたのはガロードだった。右前方に一つの機影。その向かう先にあるのはベアー号、あきらかに目的は一致している。 「確認した・・・」 通信を返しクインシィは思案を練る。ここで相手に先を越されるわけにはいかない。もし戦闘になった場合、二機のコマンドマシンでは心もとなかった。 マジンガーの存在もあったがあれはだいぶ東。ここからだとベアー号よりも遠方であった。 やはりベアー号を押さえて合体するしかない。 もう一度相手を確認する。タイミング的にギリギリと踏んだクインシィは「急ぐぞ」とガロードに声をかけようしたところに先にガロードから通信が入る。 「お姉さん、話し合いしなよ。ちゃんと忘れてない?」 「うるさい!覚えてる!!」 実際は忘れていた。 「とにかく今は急ぐぞ!」 というや否や機体を加速させた。その後姿を見ながらガロードは逃げ出したい思いに駆られたその瞬間 「逃げるんじゃないぞ!一段落したらそれと言いたいことは山ほどあるんだ・・・」 釘を刺された。そのぞんざいな物言いの中に優しさもみた気がしたが先延ばしになってる折檻の光景が頭に思い浮かんだ。 「うへぇ・・・でも、お姉さん、本当に話し合」 「くどい!」 首をすくませたガロードはおとなしくクインシィに続いて行った。 周囲に轟音が鳴り響き、ビルの残骸と共にグランチャーは砂漠に投げ出された。 「くそっ!なんて力だ!!」 すばやく体勢を立て直しながらジョシュアは一人愚痴る。 気絶したアイビスを乗せるブレンから相手を放そうと応戦しながら誘導し、最後のビルを迂回して砂漠に出ようとしたとき、動きを読まれギンガナムの拳を浴びた。 とっさにガードしたものの背後のビルを巻き込んで砂漠まで殴り飛ばされたのがここまでの経過だった。 思惑通りブレンからは引き離した。ひとまずここまでは上出来とグランを励ます。 小競り合いによって破壊されたビルの影にシャイニングの両目が浮かび上がり、次の瞬間 「ぬるい!まったくもってぬるいぞ!!貴様ああぁぁぁぁぁ!!!!!」 気迫と同時にブレンに肉薄するとその右拳が振り下ろされた。 それをジョシュアはグランチャーに必要最低限のバックステップでかわさせると攻撃直後の隙を狙って間髪要れずに踏み込む。 ソードエクステンションの斬撃が唸りをあげてシャイニングに差し迫る。 「甘いわ!!!」 ギンガナムは返す右手で捌き、相手の体勢を崩すと左拳をまっすぐに突き出した。 次の瞬間、拳は空を切り、背後から衝撃がギンガナムを襲う。振り返ったギンガナムの視界は間近に迫った光線に埋め尽くされる。 それはシャイニングの胸部装甲を擦過して後方の砂漠に着弾。大量の砂を巻き上げた。 瞬時に反撃に出ようとしたギンガナムだが、牽制の弾幕を撒き一定の距離まで後退したグランチャーを確認してひとまずは追撃をあきらめる。 こちらの動きを読みきった熟練を思わせるパイロットの腕―― 一瞬にしてこちらの死角に回り込んでみせた黒歴史にも載ってない未知の移動法―― 確実に直撃させたはずの二撃目を皮一枚でかわした反応速度―― 小型機に似つかわしくないにも程がある攻撃力と機械とは思えないほど柔軟な追従性―― ―――なまじの敵ではない――― 距離を置いて対峙した二人のパイロットが互いに抱いた感想であった。 「ふ・・・ふははははは・・・・・・面白い。実に面白い」 前言を撤回したギンガナムは肉体が歓喜の声を上げ、武人の血が沸き立つのを感じた。 そして、それに答えるかのようにシャイニングガンダムはフェイスガードをオープンさせスーパーモードを発動させる。 その様子を眼前にジョシュアは簡単にはいかないことを覚悟せざる得なかった。 あともう少しでベアー号を回収できるというところでクインシィとガロードは神隼人と接触した。相手は眼前を悠々と旋回している。 「お姉さん、どうしたのさ?はやく通信しないと・・・あっ、しにくいのなら俺が・・・」 キッ!と通信機越しに睨みつけられてガロードは沈黙した。 が、いつまでもこうしててもしかたないと思い通信機に手を伸ばしたその瞬間 「こちらは神隼人。交戦の意思はない」 相手から先に通信が入ってきた。モニターのむこうでガロードが安心するのが見える。 「こちらはクインシィ・イッサーとガロード・ラン。こちらも交戦するつもりはない。できれば情報の交換を望む」 「了解した」 あっけないほどすんなりと交渉は成立し三機は情報交換を開始した。 そして、情報交換開始から十分弱のあいだに主催者や他の参加者・互いの世界観などについてなど知っていることについて情報が交換されていくが互いにたいした成果はなかった。 ネリー・ブレンについての情報も交換されたがやはり成果はなかった。 成果のない一因は隼人がゲッターについて黙っていたせいかもしれない。まだ二人を見極めてない隼人にとって、ゲッターの情報は一枚のカードとして伏せておく必要があった。 そしてそれはクインシィ側にとっても同じである。二人は万が一に備えマジンガーの情報を隠していた。 自分達の機体は最初から二機のコマンドマシン。そう思わせておいたほうが現状では二人にとって都合がいいのだ。 互いに札を伏せていようとも成果がなくとも貪欲に情報は交換されていく。 そして、話題はヴァイサーガとシャイニングガンダム・ギンガナムに及ぶ。その二機の特徴を聞いた隼人は先ほど上空から撮った映像データを二機に送信した。 「ついさっき撮ったものだが・・・この二機で間違いないか?」 「そうそう。この二機・・・」 ガロードが映像を確認して答えを返す。 その傍らでクインシィは無言で映像をみつめていた。 (これは私のグランチャーではないか・・・) その赤いボディーを見間違えるはずもなく、自分のグランチャーだと気づく。そして、そのグランチャーが桃色のブレンパワードを守るように行動している。 (何故だ!何故・・・・・・) 「隼人、場所はどこだ?」 「南西方向、A-1・A-2・B-1・B-2の四つのブロックの境目あたりだ」 クインシィの目が据わり、次の瞬間真イーグル号は急発進で飛び去っていった。 「ちょっと待ってよ、お姉さん!」 とガロードがそれに続く。 残された隼人はその様子を不審に思いつつもあとを追おうとして近場に横たわるベアー号らしき機体が気になり足を止めた。 このままYF-19で二機を追うにしろ、ベアー号らしきこいつに乗り換えて追うにしろ、ひとまずこいつをどうにかする必要があった。 なぜならば隼人の知るかぎり敵にまわせばゲッターほど厄介な機体はないのだから…。 豪腕がうなりをあげて迫ってくる。それをソードエクステンションの腹で受け止めたグランチャーの両腕は上方へはじかれ、体が宙に浮き上がった。 やばいと思った瞬間、閃光を発したシャイニングの右手が襲い掛かってくる。 それをバイタルジャンプでかわして後方に回り込むも俊敏に反応し振り向きざまに繰り出された裏拳に阻まれて牽制の射撃をおこないながらあえなく距離をとる。 が、次の瞬間ギンガナムの視界を埋めたのは距離を置いたはずのグランチャーの姿だった。ソードエクステンションが袈裟懸けに振るいおろされる。 それを一歩踏み込んでグランチャーの腕を掴んで止め、そして投げ飛ばした。 一拍置いて決定打をかわされたギンガナムはまたかと自らの拳を眺める。かわされたのはこれで何回目だろうか?まったくといっていいほど決定打が当たらない――― 唇の端がつりあがり、だからこそ面白いとギンガナムは結論付ける。だからこそ倒しがいがあるのだと・・・。 この短時間の間にバイタルジャンプに順応し始めているギンガナムを感じ、汗がジョシュアの頬を伝って落ちていった。 瞬間移動といっても過言でない移動法を誇るこの機体相手に、こうも攻撃を捌ききることができるものなのだろうか? ジョシュアが不慣れなのではない。瞬間移動を高速に置き換えると兵器としてのグランチャーの特性は高速近接戦闘を得意とするエール・シュヴァリアーのそれに最も近い。 ソードエクステンションとサイファーソードのコンセプトも通じるものがある。 いっそ逃げようかと考えて気絶したアイビスを思い出し、敵を退けるしかないかと思い直す。 「何故、ブレンを守る。ブレンはオルファンの敵だぞ!お前はオルファンの抗体に選ばれたものではないのか!?」 出し抜けに女の声がコクピットに響き渡った。ぎょっとして周囲を見渡すと通信可能距離ギリギリという遠方に二機の戦闘機(のようなもの)の姿が確認できる。 通信を返そうとしたその瞬間、いつの間にか接近していたシャイニングの拳が肩をかすめていった。まるで気を抜いてもらっては困るとでも言うように・・・。 そして再び二機の攻防は始まる。 心なしグランの動きが鈍ったように思えた。まるで混乱でもしているかのように・・・。 依然として通信を介し女の声はコクピットに響き渡っている。が、ジョシュアはそれに答えず。一瞬後には通信が入っているという事実すら忘れ去る。余裕がないのだ。 他のことに気を取られている暇などない。ほんのわずかな時間でも気を抜けばこの相手は自分を屠り殺してみせるだろう。 気の抜けない戦いにジョシュアの意識は呑まれていった。 「ふははははは・・・もっとだ!もっと小生を楽しませてくれぃ!!」 通信から流れてくる野太い声にアイビスは起こされた。最悪な目覚め方だとふやけた頭で考えると周囲の景色が飛び込んできて我に返った。 あの時、紫雲統夜の奇襲を不意をつかれつもどうにか受け止めたブレンはそのまま相手のパワーに押し切られビルに埋没した。 その際、あまりの振動にコクピット内部に体を激しくうちつけたアイビスは気を失っていたのだった。 「小生の積年の鬱屈、見事晴らしてみせよ!」 通信の声とほぼ同時に轟音が響き渡り、わずかに遅れて舞い上げられた砂がパラパラと降り注いでくる。 ・・・誰かが・・・・・・まだ戦ってる? 一体、誰が? 不意にジョシュアのことが思い浮かび周囲を見渡した。グランチャーの姿は見当たらない。 戦っているのはジョシュアらしいと思い至ったとき、助けに行かなきゃという思いよりも暗澹とした思いがアイビスの胸を満たす。 ジョシュアがこの付近から離れたのが私を巻き込まないためなら、今なお逃げずに戦っているのも私を守るために他ならない。 全ては自分のせいだ。自分が足をひっぱったためにジョシュアは・・・。 『負け犬が!』聞き覚えのある声が耳をうつ。 そう、私は負け犬だ・・・ならどうする?負け犬は負け犬らしく尻尾を巻いてまた逃げだすのか・・・。 ・・・・・・違う。私は負け犬なんかじゃない。 ほんのわずかばかりの気概が沸いたが心の中を埋めるには程遠かった。 力なく鈍く光る瞳でそれでもブレンを起こしたアイビスはせめて盾にでもなろうと、半ば自棄にも似た気持ちでブレンの足を戦場へと向けた。 光り輝く腕が安々とチャクラシールドを突破してくる。 ギム・ギンガナムが操るシャイニングガンダムの渾身の一撃がグランチャーを捕らえたと思ったその刹那、右手は虚しく空を掴む。 バイタルジャンプによって再び距離を置いて二機は対峙する。 傍目には一進一退の攻防を続けているようでいて、その実ジョシュアのほうが遥かに分が悪かった。 互いに互いを捉えられない以上、一撃の重さは重要なファクターだった。そしてそれが圧倒的に違っていた。しかも、グランの調子も落ちてきている。 ならば次の攻防に勝負を賭けるしかないとジョシュアは思い定めた。 (いけるか?グラン・・・) (・・・・・・・・・) (・・・・・・よし!) 決意を固めるや否やジョシュアとグランは突撃する。そして、ソードエクステンションから光線が放たれ、膨大な砂塵がギンガナムの周辺を満たした。 そして、そのまま砂塵に突込み真っ向からギンガナムを斬りつける。 「甘いわ!!」 防がれた。が、もとより相手の動きを止めるための斬撃。牽制の意味合いが強く、直撃を期待してはいない。 その瞬間、ギンガナムの反撃を待たずしてグランチャーの姿が掻き消え、四方八方から光線がギンガナムを襲った。 バイタルジャンプを駆使して全方位あらゆる方角からの射撃、時折それにまぎれて位置を確認するように繰り出される斬撃。 砂塵に視界を奪われた状態でかわそうと思ってもかわしきれるものではなくシャイニングは負傷していく。 しかし、かわしきれないと悟ったギンガナムはその瞬間から射撃を無視し繰り出される斬撃を待った。 そして、グランチャーが周囲に姿を現したその刹那殴り飛ばすとその方角に向かって最大戦速で突貫していった。 砂塵を裂いて吹き飛ばされたグランチャーは体勢を立て直して砂漠に着地した。 そして、前方にソードエクステンションを突きつけギンガナムが追ってくるときを待つ。 ここで朽ち果てるわけにはいかない理由がジョシュアにはあった。 その思いを確認するように胸に手を当てて見る。いつしか自分の中に落ち着いてしまったもの――自分の中のラキが熱を帯びてくる気がした。 その熱がジョシュアとラキ、二人分のオーガニックエナジーをグランチャーに与え、つきつけた銃口はそれまでにない光をたたえていた。 砂塵の中に突撃してくるシャイニングの影が映る。 この一撃に全てを賭けてジョシュアは最後の引き金を引き絞った。 シャイニングガンダムを貫くはずだった光が霧散する。 そして、それは意外にも二人の脳裏から忘れ去られた一人の少女がもたらした。 ジョシュアが引き金を引き絞ったあの瞬間、グランチャーに通信を続けわめき続けていた少女の声色が不意に変わった。 「そうか・・・お前は・・・お前は違うのだな。オルファンの抗体となるべきものではないのだな!何故だ!グランチャー、何故こんな奴を乗せている。お前は私の子だろ!!」 グランチャーに激しい動揺が走り――― 「なっ、動かない!」 ―――本来の主を目の前にしてジョシュアを拒絶する。 「シャアアアアアァァァァァァァァイニングッッッッッッッッッ!!!!!!!」 焦るジョシュアの心情とは裏腹に無情にもコックピットから映し出されている外の情景、その中の一つ光り輝く手のひらが見る間に大きくなっていく。 「フィンガアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァ・・・・・!!!!!!!!」 やがてそれが視界いっぱいに広がりジョシュアはグランチャーの頭部がこの手に捕まったということを悟る。そして、同時に急速に迫ってくる死を身近に感じた。 シャイニングガンダムの光り輝く右腕のエネルギーが収縮しグランチャーの頭部を破壊する。その過程の最後の数瞬、 瞼の裏に映ったのはラキの笑顔――― 胸の内を占めたのはラキへの想い――― 負けられないっ――― 「動け!動いてくれグラン!!」 ジョシュアはあがいた。相手の声も、通信から流れる少女の声も耳には届かず一人コックピットでなおもあがき続ける。 そして次の瞬間、グランチャーは自らを掴んでいる右腕の肘から先を斬りおとした。 吊り上げられていた状態から自由になったグランチャーはその場に崩れ落ちる。 本体から切り離されたシャイニングの右腕はそれでもしぶとくグランチャーの頭部をつかみ続けていたが今のグランチャーにそれを振りほどく余力はなかった。 しかし、ヒットエンド直前までエネルギーを溜め込んだ腕は帯電している。 再び動いてはくれなくなったグランチャーの中、ジョシュアは自分でも驚くほど冷静な目でその腕を観察していた。逃げられないという判断を頭が下す。 心はあきらめるなと叫び体はあがき続けていたが頭野中はとても冷めたく静かだった。 それならばと思い。残された時間、ジョシュアはラキの中にある自分の想いが彼女の行く道を助けてくれること願った。 「ラキ・・・」 言葉にしようとしてそれも許さず、行き場をなくしたエネルギーが膨張して爆散し、同時にジョシュアの意識は途絶えた。 唐突にH-2地区に爆音が響き渡った。その地区の北東の端の一角に大破した赤い機体と薄桃色の機体がただずんでいる。 戦場に到達したアイビスが目にしたのは光り輝く右腕に吊り上げられ力なく垂れ下がるグランチャーの姿だった。 その瞬間、自棄にも似た気持ちは霧散し助けなきゃという気持ちがアイビスの全てを満たした。その思いが誰かの同じ思いと重なりブレンは跳躍する。 「グランチャー、その腕を切り落とせ!」 オープンチャンネルを介して知らない少女の声が聞こえてきたが気にもならなかった。が、次の瞬間シャイニングの右腕を切り落とすグランチャーが目に入った。 ほっとするのもつかの間、追撃をかけようとするシャイニングの目の前にブレンはジャンプアウトすると体当たりを仕掛ける。不意をつかれたシャイニングはあっけなく弾き飛ばされた。 そして、ただひたすら遠くへとだけ願ってグランチャーの腕を掴みブレンパワードは再び跳躍したのだった。 そして現在、大破したグランチャーを前に四肢に力なくへたり込んだアイビスは呆けていた。真っ白な頭は何も考えることができなければ、涙もわいてこなかった。 『ラキ・・・』 ただ最後に耳にした言葉、その言葉が脳内に残りただひたすらにその場から逃げ出したい思いに駆られているだけだった。 【ジョシュア・ラドクリフ 搭乗機体:クインシィ・グランチャー (ブレンパワード) パイロット状況:爆死 機体状況:大破(上半身が消失している)。右手のソードエクステンションは無事 現在位置:H-2北東部 備考:長距離のバイタルジャンプは機体のEN残量が十分な時しか使用できず、最高でも隣のエリアまでしか飛べません】 【アイビス・ダグラス 搭乗機体:ヒメ・ブレン(ブレンパワード) パイロット状況:茫然自失 機体状況:ブレンバー等武装未所持。手ぶら。機体は表面に微細な傷。バイタルジャンプによってEN1/4減少 現在位置:H-2北東部 第一行動方針:その場から逃げ出したい 最終行動方針:……どうしよう 備考:長距離のバイタルジャンプは機体のEN残量が十分な時しか使用できず、最高でも隣のエリアまでしか飛べません】 【紫雲統夜 搭乗機体:ヴァイサーガ(スーパーロボット大戦A) パイロット状態:良好 機体状態:無傷 現在位置:H-1 第一行動方針:戦いやすい相手・地形を探す 第二行動方針:敵を殺す 最終行動方針:ゲームに優勝】 【クインシィ・イッサー 搭乗機体:真イーグル号(真(チェンジ)ゲッターロボ~地球最後の日) パイロット状態:興奮、困惑、やや疲労 機体状態:ダメージ蓄積、 現在位置:B-1市街地上空 第一行動方針:ギンガナムの撃破(自分のグランチャーを落された為逆恨みしています) 第二行動方針:ガロードを問い詰める。場合によってはお仕置き 第三行動方針:勇の撃破(ユウはネリーブレンに乗っていると思っている) 最終行動方針:勇を殺して自分の幸せを取り戻す】 【ガロード・ラン 搭乗機体:真ジャガー号(真(チェンジ)ゲッターロボ~地球最後の日) パイロット状態:全身鞭打ち・頭にたんこぶその他打ち身多数。 機体状態:ダメージ蓄積 現在位置:B-1市街地上空 第一行動方針:お姉さんを止める 第二行動方針:お姉さんに言い訳をする 最終行動方針:ティファの元に生還】 【ギム・ギンガナム 搭乗機体:シャイニングガンダム(機動武闘伝Gガンダム) パイロット状態:気分高揚、絶好調である!(気力135) 機体状態:右腕肘から先消失、胸部装甲にヒビ、全身に軽度の損傷、ENほとんど空 現在位置:A-2北東部砂地 第一行動方針:倒すに値する武人を探す 最終行動方針:ゲームに優勝】 【神 隼人 搭乗機体:YF-19(マクロスプラス) パイロット状況:良好(但し、激しい運動は危険) 機体状況:良好 現在位置:B-1市街地上空 第一行動方針:真ベアー号の確認 第二行動方針:クインシィとガロードの援護 第三行動方針:高高度からの、地上偵察。 第四行動方針:二人以上の組との合流(相手が一人の場合、少なくとも自分から接触する気はない) 最終行動方針:主催者を殺す 備考:まだ完全にクインシィとガロードを信用しているわけではありません】 【残り47人】 【時刻:17 45】 BACK NEXT パンがなければお菓子をお食べ 投下順 いい人たち 血に飢えた獣達の晩餐 時系列順 ガンダムファイト BACK 登場キャラ NEXT ブレンとグラン ジョシュア ブレンとグラン アイビス オーガニックな機体とニュータイプの邂逅 混乱 ギンガナム マイペース二人 混乱 統夜 殺し合い 混乱 クインシィ 極めて近く、限りなく遠い世界の邂逅 混乱 ガロード 極めて近く、限りなく遠い世界の邂逅 人間様をなめるなよ 隼人 極めて近く、限りなく遠い世界の邂逅