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4と6 ~バトルロワイアル同盟~ ◆IRxFfnsX8c 最初は、その携帯電話を産廃同然だと毒づいた。 何しろ、通信機能は使えない。 圏外というわけではなく、元々備わっていないようだ。 そしてそのメモ機能にも何も記されていないだろうと思っていた。 「……【地図に記されたランドマークに到達する】……ねえ」 その名は『捜査日記』 刑事課長である来須圭悟が、部下から報告される捜査情報の全てが事前にわかる携帯電話。 一人でも多くの犯罪者をボコってやるために刑事になった彼に相応しい『未来日記』だ。 しかし『ゲーム』の中で彼は我欲に走り、未来、そして刑事としての己をねじ曲げた。 結果、捜査権限を失い日記は白紙となった、はずだった。 とは言え、今の結果も非常に頼りないものではあるが。 ――まあ、もとよりその機能は期待していなかった。 もしその事件がなかったとしても、足となる捜査官たちがいないこの状況では能力を万全に発揮できないだろう。 添付された説明書によるとこれはレプリカであり、予知能力が弱まる代わりに『日記を破壊されると所持者も消える』という弱点も消えているという。 彼にとっては吉報である。予知自体が使えないならば少しでも不安要素はない方がいい。 「雪輝、我妻、9th……あいつらにとってはどうだか知らんが」 名簿に記された54人のうち知り合いはその3人。3人とも能力は違えど未来日記所持者である。 あと、『天野雪輝』のすぐ下に書かれた『戦場マルコ』という名は捜査の際に何度か聞いた覚えがある。有名なチンピラだ。 新たな『ゲーム』――バトルロワイアルの参加者が己の欲望のために争う者だという謎の男の言、 そして己も含めた規則性からすれば、彼も未来日記を所持しているはずだ。 「恐らく7thあたりか」 あたりを付ける。そして何番目であるにしろ、警戒するに越したことはない。 「雪輝はともかく我妻は危険だな……ただでさえ危ういのに、雪輝と切り離されたら話が通じん。9th……雨流はまだ話がわかるんだが」 そして知り合いをそのように分類し、しばし思案する。 支給された道具のうち、武器らしきものは大型のカッターナイフ。 あと武器と呼べるのは己の経験とこの頼りないレプリカの未来日記。 結論。 「動いてみなけりゃわからねえ、か」 刑事課長でこそなくなったが、駆け出し時代は足で稼いだものだ。 この日記も『捜査のため動いた結果』を現したものだろう。 「……北だ」 月に白く照らされた砂地を革靴が踏みしめた。 目印ひとつない砂漠をコンパスを頼りに進む。地図によると東および南は山になる。 地図の端になるこの箱庭の果てがどうなっているか興味がない訳ではないが、そこにある情報は少ないと考えるべきだろう。 この砂漠にあるランドマークといえば北西のオアシス、南東の石造りの建造物——遺跡か何かだろうか。 そして少し苦しいが北と西にある他地区との境界らしい川とそこにかかる橋、といったところ。 要するに、ランドマークにたどり着くなら北へ行けば最低でも川、うまくいけばオアシスに当たり、そこには人がいるかも知れない。 遺跡も心惹かれるが、他からのアクセスが悪すぎるし、遺跡の調査は刑事の管轄外だ。 彼の今の目的はこのバトルロワイアルの捜査をすることだ。 主催者はその言とそれを裏付ける実力から、まさしく『神』と呼ぶに相応しい力を持っているということになる。 『死ぬはずだった』はずの彼の身は五体満足だった。我妻由乃に撃たれて吹っ飛んだ左耳も綺麗に治っている。 あのデウス・エクス・マキナが協力、或いは『ゲーム』の趣旨替えをしたのかもしれない。 ――しかし、捜査をしてどうする? そんな考えが来栖の脳裏をよぎる。 12人の未来日記所持者による殺し合いのゲーム その最初は宣言通り雪輝を保護しゲームをぶち壊しにするのが目的だった。 このバトルロワイアルという名の『ゲーム』前より遙かに厳しい。 主催者どもをボコッてやりたい、という意志はある。 しかしこの冷たい首輪もある。 そして、知っている――――他人を押しのけ、殺し、神になってまで叶えたいという願いが、彼にも確かにあったことを。 「……お」 丘陵の上端から恐る恐る様子を伺うと、オアシスを発見した。 やはり『捜査日記』の記述通りになった。 レプリカに落としこむ際に仕様が変更され、警察の捜査状況から来栖自身の捜査情報が記録されるようになったのだ。 オアシスの草地に腰を落とし――無論油断することなく日記を再び検める。 【不審人物を発見。錯乱し襲いかかってくる】 「不審人物……? 誰もいないぞ?」 身を起こし注意深く見渡す。人影はない。残るは―― ——水面から何かが飛び出した。 そしてそれはそのまま来栖の顔を掠め、赤い痕跡を残す。 もう少しずれていれば再び左耳が吹っ飛ぶ羽目に、更に悪ければ眉間に穴が空いていた。 「これは水……ウォーターカッター!?」 工業用とは、同じカッターでも随分な差別があったものだ。 「あなたの世界ではそう言うのですか?」 水泡に包まれた少年がオアシスの水面に立つ。 昔の漫画の忍者のようだな、と考える。 未来日記に因果律、異世界に新しい『ゲーム』に、これで忍者がいたところで不思議ではない気がした。 よく見ると付き従う異形の姿もあり、それも妙に忍者じみていた。 「ですがこの子はハルワタートといいます。そして僕はノール」 「……来栖。来須圭悟だ」 幾重もの水をまとった中性的な外見の少年。 似ているわけではないがどことなく雪輝を思い出す。 「クルスさんも参加者……なんですよね?」 「ああ」 「ということはあなたも殺し合いを?」 「……まあな」 最初の説明であったし嘘をつくよりはマシだろうとそう答えた途端、ノールの双眸から大量の涙が溢れ出した。 「嗚呼、何て業が深いのだろう! 僕たち防人だけでなく、争っている人がこの名簿の人数分も!」 少々自分に酔っている発言と共にハルワタートが活動を開始した。 「本当は戦いなんてしたくないけど……まして護神像を持たない人相手だけど……クルスさん、ごめんなさーーーーーーい!!」 大量の浮かぶ水弾が一気に来栖に襲いかかる。 横に飛び回避するが、ひとつが腹部に深く当たる。咳き込み血を吐く。 「ガハッ!」 (!? そのまま貫いて痛みもなく殺してあげるつもりだったのに! ハルワタート、調子が悪いのかい?) 初期位置が味方したこともあり、ハルワタートが万全の状態で戦えるようオアシスを陣取ることに成功したのに。 膝を付きつつも強い眼光で来栖が睨む。 「ひとつ聞いていいか? ……お前がそうまでして叶えたい『願い』って何だ?」 「……弟のミールが機械病に……うっうっ。だから僕は兄として出来る限りのことをしてあげたいんだ!」 来栖の心に楔が打ち込まれる。 来栖曜――彼の息子であり、医者にも匙を投げられ余命3ヶ月と判断された。 そのことが『ゲーム』自体の結果にはそれほど興味がなかった彼を、神に続く道へと走らせた。 間違っているのはわかっていた。だから白紙の日記を見た時、溜め込んだ鬱屈から解放された真っ白な気持ちだったのだが。 (まずいな。こいつや雪輝を助けてやりたい所だが……) 機械病。知らぬ名だが字面からして危ない雰囲気の病気を抱えた弟のため戦いを決心した少年。 しかしその望みを想うと自らの望みも膨れ上がってくるのだ。 ムルムルがいたならばその矛盾をからかうのだろう。 来栖同様回想が終わったノールは再び攻撃姿勢を取る。。 「ううっ……水弾がダメでも諦めないぞ! そうだ、溺れさせてしまえば……」 「!! 待て、ノール。俺と同盟を組まないか?」 これは天野雪輝や我妻由乃、雨流みねねにも仕掛けた勝利への希望である。 「同盟?」 「ああ。見るとそのハルワタート……だったか? 水のある場所が得意と見た。それならオアシスより水量の多い川の方が真価を発揮できるだろう」 「川……この青い線……それが全部水、ってことですか? ああ、嬉しそうだね、ハルワタート」 「ここから北上する。砂漠がしばらく続くが、川につくまでの間のバックアップは俺に任せろ」 「クルスさんがそんなことをする必要は……ハッ、これがお持ち帰」 「んなわけあるか。お前には川を行き来しながら情報を集めてほしい。そして12時間後、再びこのオアシスに集合し、情報交換を行う」 「クルスさんはその間……?」 「中央地区のどこかの市街地にいくさ。人も集まってくるだろう……血を見ることになりそうだがな」 ノールもオアシスに閉じこもっていてはダメだと薄々感づいていた。 だから、了承した。 そしてお互い「残り人数が少なくなったら同盟を破棄する」ということも視野に入れていた。 が、それは決して表に出さなかった――ノールの大粒の涙以外は。 連れ立って歩き出したとき、また一度捜査日記に目を通す。 【川を発見。ノールによると水質は良いようだ】 ――――やはり捜査員が増えると日記の記述もちょっとはマシになるようだな。 他にも同盟相手を探した方が良さそうだ。出来るなら雪輝や雨流がいい。 この日記が真価を発揮するのはいつになるだろうか。 【F-6(オアシス周辺)/1日目/深夜】 【来須圭悟@未来日記】 [状態]:健康。腹部に打撃、左頬に切り傷あり。 [装備]:大型カッターナイフ@現実 [道具]:基本支給品、捜査日記のレプリカ@未来日記、不明支給品0~1(本人確認済み。武器はないようです) [思考・状況] 基本行動方針:バトルロワイアルの全貌を掴みたい。優勝は……? 1:集団や同盟関係を作りたい 2:天野雪輝は保護対象、雨流みねねは交渉する、我妻由乃、戦場マルコを警戒 3:ノールにやや共感 【ノール@waqwaq】 [状態]:健康 [装備]:ハルワタート@waqwaq [道具]:基本支給品、不明支給品0~1 [思考・状況] 基本行動方針:優勝狙い、ただしなるべく大人しくする 1:バトルロワイアル……何て業が深いのだろう! 2:ハルワタート、元気が無いなぁ 3:とりあえず言われたとおり川近辺を見まわる 【捜査日記のレプリカ@未来日記】 来須圭悟が未来に置いて捜査する、または提供される情報が少し書かれる。 壊れても来栖は死なない。また、携帯電話としての機能は使えない。 【大型カッターナイフ@現実】 安心と実績のオルファ式。結構切れる。 その気になれば人を殺せるが、リーチは他の刃物に比べ短い。 【ハルワタート@waqwaq】 防人の専用武器。意思疎通すれば周囲の水や空気中の水分を操ることが出来る。 また、合体することで威力が増す。 A Boy(?)Meets A Girl(?) 投下順 赤龍激突 A Boy(?)Meets A Girl(?) 時系列順 赤龍激突 GAME START 来須圭悟 誰かの願いが叶うころ GAME START ノール
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ポケガイバトルロワイヤル【カタストロフィ】 ページ一覧 第三章 1ページ目 2ページ目 3ページ目 4ページ目 5ページ目 6ページ目 7ページ目 8ページ目 9ページ目 10ページ目 11ページ目 12ページ目 戻る トップへ
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ポケガイバトルロワイヤル【カタストロフィ】 ページ一覧 第五章 1ページ目 2ページ目 3ページ目 4ページ目 5ページ目 6ページ目 7ページ目 8ページ目 9ページ目 10ページ目 11ページ目 12ページ目 13ページ目 14ページ目 15ページ目 戻る トップへ
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ニコニコ動画バトルロワイアルβ ニコニコ動画内で人気のあるキャラや作品、人物を参加条件としたバトルロワイアルを行う企画第2弾。 前回ニコニコ動画バトルロワイアル同様に残り人数をあらかじめ決めておき、書かれたキャラが参加権を得るという形式で参加者を決定した。 1stのようには上手くいかないものの、OP候補SSが29も投下されるといったことに表されるようにかなりの勢いで進んでいる。 2ch 主催者 進行役 右上@ニコニコ動画 左上@ニコニコ動画 黒幕 運営長@ニコニコ動画 参加者 6/6【VOCALOID】 初音ミク / 鏡音リン / KAITO / 弱音ハク / 鏡音レン / 重音テト 6/6【現実】 松岡修造 / 藤崎瑞希 / キーボードクラッシャー / 伯方の塩 / ドアラ / ドナルド・マクドナルド 6/6【東方project】 チルノ / 射命丸文 / 因幡てゐ / 十六夜咲夜 / 紅美鈴 / フランドール・スカーレット 4/4【ゲーム実況・ゲームプレイ】 囲炉裏 / ときちく / タケモト / 秋山森乃進 3/3【THE IDOLM@STER】 星井美希 / 秋月律子 / 萩原雪歩 3/3【三国志プレイ動画】 馬岱 / 呂布 / 賀斉 3/3【ガチムチパンツレスリング】 木吉カズヤ / ビリー・ヘリントン / 赤さん 3/3【MUGEN】 アレックス / ルガール・バーンシュタイン / 七夜志貴 2/2【ドラゴンボールZ】 ブロリー / べジータ 2/2【ひぐらしのなく頃に】 北条鉄平 / 古手羽入 2/2【るろうに剣心(フタエノキワミ、アッー!)】 志々雄真実 / 相楽左之助 2/2【遊☆戯☆王デュエルモンスターズ】 城之内克也 / 獏良了 1/1【スーパーマリオシリーズ】 ルイージ 1/1【ネ実】 ブロントさん 1/1【国連無双】 ローゼン閣下 1/1【天体戦士サンレッド】 サンレッド 1/1【ジョジョの奇妙な冒険】 DIO 1/1【デスクリムゾン】 コンバット越前(越前康介) 1/1【仮面ライダー剣】 剣崎一真 1/1【機動戦士ガンダム00】 グラハム・エーカー 1/1【テイルズシリーズ】 バルバトス・ゲーティア 1/1【さよなら絶望先生】 糸色望 1/1【おかあさんといっしょ】 スプー 1/1【ヤンデレの妹に愛されて夜も眠れないCDシリーズ】 野々原渚 1/1【涼宮ハルヒコの憂鬱】 キョン子 1/1【闘牌伝説アカギ 闇に舞い下りた天才】 赤木しげる 1/1【とてつもない日本のはっぱ隊】 はっぱ隊員 1/1【とらドラ!】 逢坂大河 1/1【北斗の拳】 トキ 1/1【らき☆すた】 日下部みさお 1/1【チーターマン2】 アポロ 1/1【学校であった怖い話】 新堂誠 1/1【機動戦士Zガンダム】 カミーユ・ビダン 1/1【2ちゃんねる】 やる夫 1/1【ひぐらしがなくですの】 夜神月 1/1【ニコニコRPG】 僧侶 1/1【星のカービィ(メタナイトの逆襲)】 メタナイト 1/1【メタルギアソリッド】 ソリッド・スネーク 1/1【SchoolDays】 桂言葉 1/1【美味しんぼ】 海原雄山 70/70 外部リンク 支援サイト ニコニコ動画バトルロワイアルβ@ウィキ ニコニコ動画バトルロワイアルβしたらば避難所 スレッド ニコニコ動画バトルロワイアルβ sm1 ニコニコ動画バトルロワイアルβ sm2 ニコニコ動画バトルロワイアルβ sm3 ニコニコ動画バトルロワイアルβ sm4 ニコニコ動画バトルロワイアルβ sm5 ニコニコ動画バトルロワイアルβ sm6 ニコニコ動画バトルロワイアルβ sm7 ニコニコ動画バトルロワイアルβ sm8 ニコニコ動画バトルロワイアルβ sm9 ニコニコ動画バトルロワイアルβ sm10 ニコニコ動画バトルロワイアルβ sm11 ニコニコ動画バトルロワイアルβ sm12 ニコニコ動画バトルロワイアルβ sm13 ニコニコ動画バトルロワイアルβ sm14 ニコニコ動画バトルロワイアルβ sm15 ニコニコ動画バトルロワイアルβ sm15(実質part16) ニコニコ動画バトルロワイアルβ sm17 ニコニコ動画バトルロワイアルβ sm18 ニコニコ動画バトルロワイアルβ sm19 ニコニコ動画バトルロワイアルβ感想・雑談スレ(現行スレ)
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名前変更バトルロワイヤル IRC用ルール規定 1戦の場合ラウンドの取り方で変わります 2-0で勝った場合は、自分の名前を元に戻せる+相手の名前を変更出来ます 2-1で勝った場合は、自分の名前、または相手の名前を変更出来ます マッチ戦の場合 あらかじめマッチ戦で変える、または最終のマッチで変えるか決めておいてください その他のルール 名変勢の方はわかりやすくする為に~@名変勢等の判りやすくしておいてください 名変勢と対戦が発生した場合何時、如何なる場所でも名前変更のルールが適応されます 例えそれがAU、したらばの様な場所でもこのルールは適応されますので気をつけてください 名前変更バトルロワイヤル ニコ生用ルール規定(放送する際のテンプレ) IP ここは自分のIP br 名変勢についてはコミュ参照でお願いします br コミュ参加またはIRC参加推奨です br br この枠ではIPぶっぱ推奨です br br ルール br 2-0で勝った場合自分のプロフ+相手のプロフを変更出来ます br 2-1で勝った場合自分のプロフ、または相手のプロフを変更出来ます br br 一回パーフェクトをして負けた場合勝った側は相手の名前のみ変更出来ます br 更にパーフェクトで負けたらこの枠内では相手の名前のみ変更可能になります br br 例 一戦目相手がパーフェクトで勝つ、だがそのマッチを生主が勝つ ただし生主は自分の名前変換されていても自分の名前を変更出来ず相手の名前のみ変える事が出来る br 更に枠内で次の対戦相手に勝ったとしても相手の名前のみ変換出来る br br 追加ルールとして20分以降にパーフェクトを取られた場合のみ、次枠にも適応されます br br 皆対戦して名前変えていくといいよ! br br IRCもってる人は #名前変更バトルロワイヤル にも入ると幸せになれる…はず br wikiもできました http //www29.atwiki.jp/namaebattle/
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No. タイトル 登場人物 000 ハムスターランドバトルロワイアルOP ハムスターマウス、長谷川泰三 No. タイトル 登場人物 001 フェンスの外 マイケル・スコフィールド 002 フルメタルジャケット 松田桃太、ブラッドリー・ベリック
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そろそろ没投下しても問題ないはず 今夜は満月だ。 煌々と輝く真円の月が天空にその身を主張している。 夜空には他にもいくつか星が出て星座を象っているが、どの輝きも月には及ばない。 だがそれを堪能できるのは空を見る事が出来る者だけ。 例えば無数の葉が生い茂った深い森の中では空を見る事は叶わない。 辛うじて木々や葉の隙間から月や星の光が洩れてきてはいる。 だがそれはほとんどが地上に到達する頃にはほとんど頼りなくなっている。 結果として森の中に明確な光が存在する事はなく周囲一帯は漆黒の闇に閉ざされている―― ――はずだった。 そう今までの話は自然な状態での話だ。 そこに何か自然でないものが混じれば、結果は変わってくる。 例えば人工的に作られた明かりという文明の利器を使う者がいれば光は生まれる。 「やだ、やだ、やだ」 そう何かに取り憑かれたように呟きながら一人の少女が手元のデイパックを漁っていた。 この少女の名前は秋山澪。 私立桜が丘高校2年1組に所属する普通の女子高校生である。 常なら長身に黒のロングヘアーが映えるが、このような暗闇では身に付けている紺色のブレザー同様で闇と同化している錯覚を覚える。 わざわざバトルロワイアルに招かれたからと言って、別に魔法が使えるとかロボットを乗りこなすとか死線をいくつも潜り抜けていたとかいう事は全くない。 敢えて言うなら軽音部でベースを担当して、その影響でファンクラブができているぐらい。 だがそれを考慮に入れても秋山澪は極々普通の一般女子高校生でしかない。 そんな彼女がこのような殺し合いにいきなり放り込まれてパニックになるのは仕方ない。 (……なんで私がこんな場所に!?) 澪の頭の中では先程から疑問の渦が激しく逆巻いていた。 なぜ自分がここにいるのか。 いくら考えても全く理解できなかった。 当然だ。 今まで殺し合いとは程遠い平和な世界にいたのだから。 幼馴染の律に強引に連れて行かれて軽音部に入部した。 そして紬と唯が入部して軽音部は活動を始めた。 決して真面目とは言えないが、それでも自分達なりに練習してきた。 夏には合宿に行き、秋には文化祭でライブを行った。 冬にはクリスマスパーティーもした。 そして新学期。 新入部員として梓が加わり、澪の高校生活はそれなりに恵まれたものだった。 全く不満が無かったと言えば嘘になるが、それでも毎日が楽しかった。 それが一瞬で崩れ去った。 もうここに当たり前のはずだった平穏の日々はない。 ここにあるのは殺すか殺されるかという無慈悲な選択。 まだ高校生の澪にとってその激変はあまりにも唐突過ぎた。 (そうだ、みんなは!!) こうして連れて来られたのは果たして自分だけだろうか。 もしも知り合いも同じような事になっていたとすれば。 そう思うだけで澪はさらなる衝撃に恐れを抱くばかり。 自分の知り合いが同じように殺し合いを強要されるなど考えたくもない。 そう思い始めると気は急くばかり。 澪は慌ててデイパックの中から全員に支給されたという懐中電灯を手探りで探しだした。 そして近くに落ちていた封筒を強引に破って慌ただしく名簿を取り出すや否や懐中電灯の光を当てた。 そこにはインデックスと名乗った少女が言っていた通り52の名前が秩序よく並べられていた。 一見したところ名簿は五十音順になっているようだ。 「最初はアーチャー、次は秋山澪……私だ、そして明智光秀……明智光秀!?」 その名前を見た瞬間、澪は殺し合いの恐怖を忘れる事ができた。 恐怖以上に驚愕と疑問の感情が勝ったからだ。 なぜ歴史上の人物の名前が名簿に記載されているのか。 ただ同じ名前か、それともミスプリントか。 もしくは魔法などという不可思議な力で時空を超越してやってきた本人か。 だがそれも一瞬のこと。 すぐにまたここが殺し合いの場だということを思い出し、さらに恐怖した。 一応最後まで確認したところ澪と同じ軽音部の『平沢唯』『田井中律』『琴吹紬』そして唯の妹の『平沢憂』の4名の名前があった。 なぜか残り一人の軽音部員『中野梓』ではなく『平沢憂』の名前があったり。 なぜか『明智光秀』みたいに歴史上の人物の名前があったり。 なぜか『カギ爪の男』みたいに本名と思えない名前があったり。 いろいろと気になる事はあったが、それを深く考えられるほど澪は強くなかった。 殺し合いに巻き込まれたのが自分だけでなく知り合い――しかも親友とその妹――となれば当然だ。 「…………」 いきなり殺し合いをしろと言われた。 パニックになった。 名簿を確認した。 知り合いがいた。 思考が停止する。 恐怖した。 その結果――。 「……やだ」 ――澪はただ怯えた。 今まで殺し合いとは程遠い平和な世界を享受していたのだから当然と言える反応だ。 そしてもうひとつ澪を怯えさせる要素があった。 「やっぱり、これって、本物?」 澪の手の中には周囲の闇と同じ漆黒の物が握られていた。 それは一挺の拳銃――トカレフTT-33。 殺しのための武器。 さすがの澪も今手にしているのが本物の拳銃であるという事だけははっきりと理解していた。 無機質な鉄の冷たさも重さもまさしく本物。 ここが殺し合いの場である以上この拳銃が玩具ではなく本物である事は自明の理だ。 「これで、みんなと殺し合うの?」 そう考えるだけで澪の恐怖は極限まで跳ね上がった。 知り合いと殺し合うなど考えたくない。 だがここには知り合いよりも知らない人の方が遥かに多い。 その人たちが全員殺し合いに反対だとは到底思えない。 明確な殺意を持って行動する者、なにがなんでも生き残りたいと思う者、自暴自棄になる者。 そういった人に会えばどうなるか。 改めて考えるまでもない。 ――ただ殺されるだけだ 「やだ、やだ、やだ」 いくら嘆いたところで事態が好転するはずはない。 だがそうだとしても澪は嘆かずにはいられなかった。 この唐突な変化を。 ポキッ 「誰!?」 それをあまりに突然だった。 澪の耳にいきなり背後から音が飛び込んできた。 咄嗟のことで驚くままに後ろを振り返った澪はそこで見てしまった。 手元から転がり落ちた懐中電灯のおかげで一瞬はっきり見えたのだ。 右手に刃物を持って鋭い目つきでこちらを睨んでいる顎と鼻が尖っている男の姿を。 一瞬ではあったがそれでも特に印象に残ったのは男の鼻。 それは人間とは思えないほど尖り、そして長かった。 そう古より伝えられてきた化け物――天狗のごとく。 ――なぜ天狗がいるのか? ――もしかして魔法っていうものは実在した? ――右手に刃物で何をする? ――バトルロワイアル? ――殺さなければ殺される? ――こいつは殺し合いに乗っている!? この間わずかに1秒。 そして漆黒の闇が広がる森にまた新たな人の手による光が生まれた。 ◆ 伊藤開司(カイジ)。 これまで幾度となくギャンブルという名の死闘を経験してきたカイジは今回のゲームがいつもと雰囲気が違うと感じ取っていた。 まず司会役として遠藤勇次が出てきた点。 カイジは今まで遠藤とは二度出会った事があるが、どちらも危険なギャンブルへの誘いだった。 しかも名簿を確認すると逆に今まで司会役の立場にあった利根川幸雄が参加者として名を連ねていた。 そこでカイジは《開会式》の際に遠藤が口走ったある言葉を思い出した。 『……フフ。こんな末端にいた人間の顔、あなたが把握していなくとも無理はない。 しかしようやく、ようやく俺にも運が巡ってきたってことなんですよ……おっと、今のはただの独り言だ』 つまりこれは利根川とのやり取りだった可能性が高い。 そうでなくても遠藤の紹介したギャンブルにはどちらにも利根川の姿があった。 発言の内容を信じるなら利根川は遠藤について、もしかすると今回のゲームについてさえ知らないかもしれない。 利根川との接触は危険かもしれないが、それを差し引いても利根川の情報は価値がある。 こういう場では少しの情報でも武器となり得る。 ~~~~~ 予約時点で書いたのはここまで以下プロット 周囲の探索に赴いたカイジは闇の中で本来ならあるはずもない明かり(ずっと点いたままだった澪の懐中電灯)を発見 ↓ 何かの罠かと疑いつつも慎重に近づくカイジ――が、暗闇が原因で足元の小枝に気付かず踏んで澪に気付かれる ↓ 前述の通り澪は暗がりと恐怖のせいで咄嗟に銃の引き金を引く、銃弾は避ける間もなくカイジの胸に命中 ↓ カイジが撃たれてしまった理由を描写(疑って慎重に行動したが真に怯えている澪を見て無意識のうちに彼女を信じてしまったこと、トカレフに安全装置がないために引き金を引いただけで銃弾が発射されたことetc) ↓ カイジ死亡、澪呆然で状態表へ 一応期限内にきちんと完成させるつもりだったが、正直それでも昨日のカイジ・真宵の話には負けた 僅か1レスというタッチの差で被った事は書き手として悔しい気持ちはあるが、逆にあの作品を没にしなくて良かったという気持ちもある あと本スレで試したトリとここでのトリが変わっていたがなぜだったんだろう
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ロワイヤル(フランス語:royal)は、「王の、王室の」、「豪華な、豪勢な」という意味。 参考Webリンク royal - Wiktionary 作品 モンスターストライク エンフィールド・ロワイヤル タグ フランス語
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【参加者名】無貌の立会人 【トリップ】◆.vzz4BKePU 【所属ロワ】安価漫画キャラバトルロワイアル 【ロワ内性別】 【外見設定】門倉雄大(学ラン仕様)@嘘喰い 【特徴その他】 【書き手紹介】 テンプレ化しつつあるパロロワのフォーマットに、ドラゴンボール争奪戦というアイデアで 一石を投じたOPの書き手さん。 このアイデアが智と暴の渦巻く本ロワのカラーを作り出したといっても過言ではあるまい。 他にも暴力を逆手に取る奸智と、智謀を蹂躙する暴力との鬩ぎ合いを描いた作品が多い。 作品外でも色々な形でロワを支える、縁の下の力持ちな方。 掛郎立会人代表。 【主な作品】000:OP、006:『理』と『暴』 【登場話:話】
https://w.atwiki.jp/pspgundamroyale/
こちらのwikiは運用終了とします。 以下の新wikiに移動して下さい。 更新いただいた方はありがとうございました。 重複していない内容はなるべく新wikiに 転記したいと思います。 @旧管理人 http //www18.atwiki.jp/gundambattleroyale/ このサイトについて ガンダムバトルロワイヤル-Wikiへようこそ。 ここは株式会社バンダイナムコより発売中のPSP用アクションゲーム 「ガンダムバトルロワイヤル」の総合情報サイトです。 ゲームに関する情報交換や交流の場になれば幸いです。 どういうゲーム?という方は良くある質問 FAQや関連記事をご参照ください。 このサイトは誰でも閲覧、追加、編集等が可能です。 もし書き込みたい情報がありましたら、どんどん書き込み(編集)して行きましょう。 どうやって書き込むの?という方は右のメニューから@wikiマニュアル/@wiki講座に目を通してみて下さい。 練習用ページへのテスト書き込みなどをしてみたりすると良いでしょう。 いたずらで書き込んだり、消去するといった事はないようにお願いします。 悪質な更新は永久追放 プロバイダに通報する場合があります。 このサイトの閲覧には Internet Explorer 6.0、画面解像度1024×768以上 を推奨します。 外部掲示板 現行スレ 【PSP】ガンダムバトルロワイヤル 撃破6機目(=撃破7機目) http //game10.2ch.net/test/read.cgi/handygame/1159960533/ 過去スレ 【PSP】ガンダムバトルロワイヤル 撃破6機目 http //game10.2ch.net/test/read.cgi/handygame/1159960477/ total view - today view - yesterday view -