約 2,634,973 件
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* チャトラが部屋へ戻ると、珍しいことに皇帝がいた。皇帝の居室に本人がいることが珍しいと言うのは少しおかしい気もしたけれど、事実ほとんど最近寄り付かないのだから、珍しいと言うより他ない。そうしてさらに珍しいことに、男は安楽椅子に深く腰掛け、傾いてぐっすり眠っているようだった。扉を閉める音にも反応しない。気付いてチャトラは片眉を上げた。これはよほどのことだと思う。 狸寝入りなのかとも思って突っ立ったまま、彼女は男を眺めていた。静かに漏れる寝息に、男が本当に寝ていると確認する。そうすると余計に動けなくなった。少しでも物音を立てて、眠りを妨げることはしたくないと思った。 “今まで執務室で寝泊まりされていたようだから。” 奥庭でノイエがそう言ったことを思い出したのだった。彼が言ったことが本当だとすると、きっと皇帝はほとんど休むことができなかったはずで、心底草臥れているだろうと思えたからだ。眠りのひどく浅い男は、チャトラの寝返りひとつにも目を覚ます仕草を見せていた。だったら同じ寝台に寝かせることをせずに、他の部屋に転がしてくれればいいのにとチャトラは思ったけれど、男がそれを良しとしなかった。何故だろう。聞いたことがないので判らない。 しばらくそのまま男を眺めて、気が付くとすっかり日が落ちていた。手にした藤の房からぷぅんと甘い香りが漂い、部屋に立ち込めている。となると、一刻ばかりチャトラは呆としたまま男を眺めていたことになる。どうも時の流れが把握できない。もう数日前よりずっとだ。 どうしたものかな、思いながらチャトラはそっと男へ近付く。そっと、と言っても彼女の片足はまだそんなに長い時間の体重移動に耐えることができなかったから、実際はかなり音を立て、不恰好に引きずりながら近付いたはずだ。頬杖の崩れた姿勢から変わらずに、男は目を閉じていた。手を伸ばせば届く距離まで近付いて、知らず潜めていた呼吸を恐る恐る吐き出した。 寝ている。 頬がまた少し削げたように思う。睡眠は無論、きっとろくに食事も摂っていないのだ。 もともと自分の体に酷く無頓着と言うか、医師の言付けを鼻先で笑って流してしまうようなところがある。何を考えているのかと思う。きっとあまり考えていないに違いない。 仮にも一国を統治する人間が、言われた通りの薬すら飲まない。死にたいのかと聞けば、生に執着はないよと返されるに違いないから聞くことはしなかったけれど、あまりに本末転倒も甚だしい。これでは体が人並みに丈夫であったとしても、壊す。男の動きを日常続けていたら確実に体を壊すだろうなと思う。事実、壊したいのだろう。 疲れてしまいたいから男は働いているようにも見える。くたくたに疲れて眠ってしまえば何も考えなくてすむ。何か考えたくもないようなことを男は抱えているのだろうかと思い、そんなことは知るかとも思い、それからいい加減に傷んだ足で立っているのが辛くなってきたので、チャトラは藤を携えたまましゃがんで男を見上げた。 こうして見ると精巧な作りの自動人形のようだ。妖貌と名高いエスタッド皇帝を讃える歌曲は、ピンからキリまでそれこそ山のように作られているのだそうだが、生憎チャトラは耳にしたことがない。だから男を褒めるような言葉は何一つ浮かばない。ただ癖のない真っ直ぐな髪であるとか、大きな手、抑え目に発せられる低い声は、悪くはないと思った。 「――かくしてそ人は死ぬと言う藤波の」 不意に響いた部屋の主の声に、ぎくりとしてチャトラは思わず手にしていた花房を取り落す。見上げていた男が目を覚ましていた。瞼を上げるのは億劫だったのか、閉じたまま口の端で呟いている。震えた睫毛が色めいてまるで睦言のようだと思い、すぐに先程の後宮の一件を連想してしまって、チャトラは狼狽えた。 「良い香りであるね」 チャトラの動揺は端から見通していたらしく、低く忍び笑いながら男がゆっくりと目を開けた。起き掛けの声が掠れている。この声を聞けるのは、今までずっと自分だけだと思っていた。男は他の人間を側に寄せ付けないから。そう思っていた。 胸の辺りが重い。 身を屈ませて床に落ちた藤を男が拾う仕草を、どこか暗い気持ちでチャトラは黙って眺めていた。それはいきなり訪れた。今は小降りになった雨の音にも掻き消されてしまうような、小さく静かで突き抜けて清々しい絶望だった。 身分だとか生まれだとか年齢だとか、そんな言葉で括れないほどに、チャトラと目の前の藤を拾う男の世界には隔たりがあって、それはきっと埋まることがない。前にもそう思った。確か中央の尖塔の天辺から街を見下ろした時のことだ。 「神」と言うものをチャトラは頭から信用していないけれど、もしいるとするならば、天から見下ろす気分はこんなものだろうかと思った。見下ろした街の灯りはあまりにも小さい。ひとつひとつの灯りに生活があり、家族があってそこで笑い、語りながら食卓を囲んでいるだろうに、塔の上からはまるで想像ができないのだ。 そこは凍徹として寒々としていた。 そんな高さからどこかを見下ろしたこともなかったし、隣に並んで見下ろし慣れている男の心持ちはどんなものなのか、理解できないと思った。 理解できるだろうか。好奇心がふと湧いた。だから男の心根に近付きたいと思ったし、高みを目指して上がってみたいとも思った。言うと男は頷いた。上がってくると良いと言った。 (今はもうアンタが見えない) 膝から力が抜け、萎えるほどの現実だった。男と自分との隔たりに目の前が真っ暗になる思いだった。 こんなに近くにいるのに。 藤を拾い上げた男は椅子にまた怠惰に座りなおして、手にしたばかりのそれを口元へ寄せる。どうするつもりかと視線で追ったチャトラの前で、ぱくりと食んでみせた。予想しなかった動作にあ、とチャトラの喉からしわがれた音が漏れる。声と言えるほど声の形は成してはいなかったけれど、驚いて手をやった。完全に潰れた訳でもないらしい。 無表情のまま、男はむしゃむしゃとひと房平らげてしまった。苦くないのかだとどうでも良いことをチャトラは思った。そうして男は、喉元へ宛がった彼女の手の平へ、伸ばした指を這わせたかと思うと粗雑に鷲掴む。加減のまるでない、ひどい力だった。痛みに思わず顔を歪めたチャトラは男を見る。男は笑っていた。嘲りだった。 皇帝。 「――結び目が緩かったのかな」 その名を呼ぼうと唇を震わせたチャトラの言葉は声にならない。歌うように男が呟いている。悪い子だね。 「窓の」 言われてぴくりと彼女の肩が動いた。 「窓の下にいたろう――?」 簡潔と言うのならこれほど簡潔な言葉はない。いつだれが、だとか男は余計な言葉を口にしない。それでもチャトラにはよく判った。後宮の通路の話だ。尋ねられて顔が強張った。様子が判ったのか、男は鼻先で軽く笑い、それから不意にチャトラを正面から掬い上げるように睨めた。 ぞっとする。あたたかみはまるでなかった。 ……なんて憎しみでいっぱいの、 「――聞こえた――?」 なにが、とは聞けなかった。 そんなことはとうも承知だった。むしろ男は聞かせるために、チャトラにあの胸が痛くなるような音を聞かせるために、行為に及んだのだと気が付いた。自分があの音を聞いて、あの場所から動けなくなると見越して男はそうしたのだ。 「……どう、し、て」 絞るように発していた。声と言うよりは、呼吸で無理矢理に押し出した音だった。それでも聞かずにはおれなかった。 「――どうして?」 聞かれた男がまた鼻でくふんと笑って、チャトラの手首へ口を寄せていた。赤黒く変色し、一部は皮の剝けた縛り跡。 「ああ、跡になってしまった」 可哀想にね。愛でるように男はそこを下唇で数度撫ぜて、それから歯を立て噛み千切る。躾の悪い猫にはお仕置きが必要だ。そう言う。怖いと思う。次の行動が読めなくて怖い。 勝手なことを言うな。怒りと激痛に、追い詰められたチャトラの視界が鈍く揺らめいた。 「理由が必要かな」 「はな、せ、よ……ッ」 悲鳴が漏れないように喰いしばった歯の隙間から、怒気と共にチャトラは呻く。 「オレ、は、アンタの、オモチャ、じゃない」 「困ったね……」 たらたらと血の滴る手首から雫を啜り上げて、皇帝は思案顔で眉根を寄せた。こうした時の男は大抵ろくでもないことをする合図だ。慌てて暴れ出そうとしたチャトラの顎を、先手を打って男の手が掴んでいた。罵倒しようと開きかけた口を男の口で塞がれる。そのままバランスを崩してチャトラは押し倒されるまま床へ転がった。 そのまま突き入れられた舌先を噛み切っても良かったのだけれど、一瞬チャトラは躊躇った。探るような男の瞳に、全く気狂いの熱さは見当たらなかったからだ。冷えた栗色の目が彼女の視線を受けて僅かに眇められていた。灯された蝋燭に透けた茶。 意図的にずらされた右手が、チャトラの手の平を包んでそれがそっと男の胸板に当てられた。 ……アンタ。 逃げたければここを蹴れ。そう言っているのだと気が付く。私はきっと動けなくなる。 前にもそう言っていた。その通りにしたなら、男は多分悶絶し発作を起こすだろう。言葉通りに動けなくなる。本気で嫌なら、そうして逃げてしまえと男は告げている。男が力を抜いた今なら、蹴り倒そうと思えば彼女はそうできたはずで、 「……しない、」 声を絞り出してチャトラは咳き込んだ。音になったかどうか判らない。それでも男には聞こえているといいと思った。 オレはしない。 オレは、アンタを絶対傷付けたりしないんだ。アンタの周りは、もしかするとオレが思っているよりもずっと敵だらけなのかもしれない。そうして事ごとに敵をさらに増やしてる。でも少なくともオレはアンタの敵じゃない。味方は誰もいないとか、勝手に決めつけて勝手に一人になって、喜んでいてバカじゃないのか。それじゃあアンタはいつまでも一人のままだ。一人が良いだとか嘯いて、何でもないような振りをして、失うことを恐れている。失うことが怖いから、アンタは最初から全部諦めて突き放している。そんな簡単なことが自分で判っていない。 判らないのなら何度でも言ってやろうと思った。 そうしてバカじゃないのか、の言葉はそのまま自分にも当てはまるのだと思う。 逃げろと言うのだから、素直にその通りにすればいい。意地を張って傷ついて、何をしたいのか見失って、皇帝を動揺させているのだとすれば、これ以上の動揺はないだろうなと自分でも思う。三補佐が邪魔に思うのも当然のことだ。 何を頑固にしがみ付いているのだろう。自分でもよく判らない。 この、目の前のひとりぼっちの男を救えるだとか、そんなたいそうなことはチャトラは考えていない。そんなことは自分に出来ない。けれど、一緒にいることもできないのだろうか。かける言葉はないし沿う体はちっぽけでも、一緒にいるただそれだけのことも許されないのだろうか。 「“君が好きだよ。”」 そこまで思った小さな祈りのようなものは、室内に響いた男の声に一瞬で砕かれた。しんと冷えた声だった。目を上げる。そうしてしまったなと舌打ちをした。見ない方がよかった。くつくつと男は喉を震わせて笑っている。 「次の飼い主が決まりそうで喜ばしいことだね?」 (アンタ、何を言って) 男が、ゆっくりとした動作で懐から小瓶を取り出して含み、再びチャトラの上へ体を伏せた。何をすると言いかけた彼女の口の中へ、小瓶の中身を口移しに注ぎ込んだ。びりりと舌が痺れるような粘着性のある液体に、チャトラは驚いて吐き出そうとするけれど、男はそれを許さない。舌で押し込まれ、無理矢理飲み込まされてその不味さに一気に不愉快になった。口に含んだ男もそれは同じであるはずなのにこちらは平然としている。小憎らしいと思う。 「“君が好きだよ。”」 見ていたのだなと思った。 どこから見ていたのかそれは知らないし、仮に知ったところで今どうなる訳でもない。けれどノイエに抱きしめられたあの時、確かに皇帝はどこからかじっと眺めていたのだろうと思った。 ひたひたと胸を満たす虚ろな何か。 「――甘い汁をもらえると思えば――、誰にでも毛皮を擦りつけて媚びる」 仕方がないか、猫なのだから。 次第に、男へ熱さの籠った狂気が宿り始めている。昏い瞳だった。 「“君が好きだよ?”」 男はそうして三度呟いた。歌うように低い声。 チャトラは男の声が好きだった。だから余計に胸が痛かった。こんな言葉を言ってほしくなかった。 けれど止める術を彼女は持たない。 暫くして起き上がろうと肘を突きかけ、おやと思った。手足が妙に重い。痛みで動けない、と言うよりはまるで力が入らないのだ。 「立てぬよ」 のろのろとした動作で起き上がったチャトラを見て、実に楽し気に男が言った。 「ひと瓶飲んではもう動けまい」 何を飲ませたのだろう。尋ねようにも声は出ず、そもそも舌の付け根は痺れて自分のものとも思えず、嚥下するにも苦心する。ごくりと飲み込んだ唾の音が頭の中にやたらと響いた。調子に乗って酒を無茶苦茶飲み明かしたように、五感が遠い。とんでもないものを飲まされたのだろうなと思った。 そうしてこんな時だと言うのに、思わず皇帝は大丈夫なのだろうか、だとか考えてしまう自分にチャトラは気が付いた。終わっている。同じように薬を口にした相手へ大丈夫か、だとか。原因を作り出したこの男の心配をするとか。確かに心底終わっている。 へたり込んだ床が冷たいと思う。感覚は疾うに麻痺しているはずなのに、体の芯まで冷え切ってしまうような果てない冷たさに身震いする。震えながら見上げた視界の端が妙に暗くて狭まっていて、おかしいと目を擦った。持ち上げた腕が言われた通りに重い。まだ暗くなるような時間――ああもう夜だったか――夜だったのだろうか?緞帳は降ろされている。だったら仕方がない。夜は暗いものな。 夜であるなら眠ってしまえばいいと思った。暗闇の中、目を閉じきってしまうのは怖い。けれど闇を見つめたまま、息を潜めているのは本当に辛いから。 遠い感覚の中、不意に抱え上げられる浮遊感があった。男が腕を伸ばし持ち上げたのだと知った。どこかに連れて行かれるのだ。酷く寒かったのでできれば温かい布団の中が一番嬉しかったけれど、男は寝台へ向かう気はないようだった。 片腕しか持たない男では、チャトラを胸の前で抱き上げると言った抱え方はできない。無造作に担がれた。 そのまま部屋を出る。 どこに行くのだろうと思った。 部屋の外にいた護衛が、同じように行き先を尋ねる。問題はない、付いてくるなと突き放す皇帝の声。戸惑う騎士の顔が、ぼんやりと男の肩から見えた。見たような顔だと思ったけれど、名前が思い出せない。そう言えばどこで見たのだったろう。見たのだろうか。 ゆらゆらと水中にいるような浮遊感。極端に遠い音に何とはなしに不安になって、チャトラは腕を伸ばし男の髪をまさぐった。しなやかでひんやり冷たいそれを、指に絡めて安心する。こうしていればずっと離されない。落ちてもきっと心配ない。 それから少し眠ってしまったようだ。 次に気が付いたのは、ごつごつと硬い背もたれの感触を感じたからだった。ここはどこだろう。頭を持ち上げ視線を巡らせた。それだけの動作にいちいち時間がかかる。 ところでこの妙に霞む視界はどうにかならないか。見えにくくて辟易とする。眠いからかもしれない。最近きちんとした睡眠がとれていない。 それは男も同じことだろう。部屋に戻って来ていたと言うことは、今日は部屋で休むつもりなのかもしれない。 だったらオレは部屋から出ていようか。そうした方がアンタが寝られるって言うなら、オレは部屋から出ていくよ。皇宮に余っている部屋はたくさんあるし、どこに寝たって全く構わないんだよ。 そんなことを思う。 ああ、それにしてもやたら眠いな。 何度も目を擦る仕草を繰り返すチャトラを、男は目の前に膝を付き観察していた。目を僅かに眇め、口の端を上げて男はチャトラを眺めている。上げていた視線が安定しなくなって、がくりと彼女は首を垂れた。そうして尚も目を擦る仕草を止められない。 その垂れ落ちた首をそっと撫ぜられた感触を覚えた。撫ぜられ、何かを囁かれたような気がする。なんだろう。また聞こえない。アンタの声がまた聞こえない。 聞こえないのは悔しい。 無理矢理重い頭を持ち上げてチャトラは見えない目を見開いた。もう僅かしか見えなかったけれど、男の薄茶の瞳を見たいと思った。ぼんやりと眺め、ああ、と嘆息する。 どうしてそんなに悲しい目をしているんだろう。 皇帝に言ってみたいことがある。発するには曖昧で、うまく形にならないおぼろげなもの。今伝えてしまわなければいけないような気がした。今声にしなければもうアンタに伝わらない。 けれど今や上体を起こしているだけでも大変な労力で、気を抜くとずるずると崩れてしまいそうだった。踏ん張ろうとした腕がおかしな方向へ捻じれる。痛みは感じない。視界はとっくに塞がっていて、瞼が上がっているのか閉じているのか判らない。 それでもどうか聞いてほしい。そんなに難しいことを言うつもりもないのだ。自分は頭が悪いし学もないから、流暢な物言いも装飾的な言葉も知らないけれど、それでも男に伝えたいことがある。 「――母鳥のように羽を膨らまし――いつでも憩える場所を持ち得ていたなら、少しは何か変わったろうか」 ぐらりぐらりと舟をこぐように揺れる意識のどこか遠くで、呟く男の声が聞こえた。皮肉も悪意も取っ払ったような。 今までで聞いた一番静かな声だった。 男が何を指して言っているのか判らない。そうでなくとも今にも闇に沈んでしまいそうで、転がり落ちてしまわないように気を繋ぎ止めておくだけで精いっぱいなのだ。 昏い視界の中、どうしてか男の手にした鈍色の刃が見えた気がした。首筋にあてがわれるのを感じる。 ああそうか、と思う。 (オレは死ぬんだな) もう何も見えない目を見開いて、それでもチャトラは男の顔を映していたいと思った。きっと焦点は外れていて方向も合ってはいないのだろうけれど、 (……アンタの花守りできなかった) それだけが心残りだと思った。男の埋もれた土にはどんな花が相応しいのかとずっと考えていた。形だけが綺麗なものや匂いのよいもの、儚いものはそれこそ皇宮の温室にたくさんあったけれど、そんなものは植えてやるものかと思った。相応しいだとか糞食らえ。どうせならにょきにょきと生命力が豊かでいっそふてぶてしい、時には色を変え雨に濡れてなお首を擡(もた)げることをやめない、そんなどうしようもなくしぶとい花を。 伝えたかった。たった一言。だから。 「アンタが好きだよ」 言葉にできたろうか。 * 「――癪だね」 暫くして、落ち着いた囁きがチャトラの耳朶をかすめる。同じように先程耳元に囁かれた。ノイエの熱かった言葉と比べると、随分と低体温のそれ。その冷たさはきっと誰も傷付けない。 やさしい声だと思った。 「――他へやるのは少々癪だ」 抱きしめられてすぐ離された体。 名残惜しそうになぞられた指。 え、と開いた唇に、ぽつぽつと落ちたように感じた滴。 (20110609) ---------------------------------------------------------
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マッピング:物資投下 空域 まず上空に、テクスチャtools/tools_navmesh3dで作成したブラシをTie to Entityし、 Classをnav_area_3dに変更する。 注意 nav_area_3dはヘリの誘導に使用される。このエリアの外をヘリが飛行することは出来ない。 nav_area_3dは地面から768ユニット以上離すこと。 nav_area_3dは出来る限りマップ全体の上空をカバーすること。 nav_area_3d内にヘリと接触するオブジェクトがあると、ヘリがスタックする可能性が高い。 スポーン場所 nav_area_3d内にポイントエンティティchopper_entryexit_pointを1個以上配置する。 ヘリはchopper_entryexit_pointからスポーン・デスポーンする。 注意 chopper_entryexit_pointが複数存在する場合は毎回ランダムで場所が選ばれる。 Tips いきなり頭上でヘリがスポーンすると雰囲気ぶち壊しなので、出来るだけプレイヤーの視線が通らない地点に配置すると良いだろう。 補給地点 ポイントエンティティwave_resupply_pointを1個以上配置する。 ヘリは補給ウェーブでこのポイントに物資を投下する。 注意 wave_resupply_pointは、地面もしくは地面の近くに配置すること。 wave_resupply_pointは上空にnav_area_3dがある地点に配置すること。 フレアガンで呼ぶ物資は、wave_resupply_pointと関係しない。
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ちいさな真珠の指輪(ちいさなしんじゅのゆびわ) さくら貴金属にて販売中。 天然ボケ度合いがいつもより多くなる。 使用している宝石は、パールです。 L:ちいさな真珠の指輪 = { t:名称 = ちいさな真珠の指輪(アイテム) t:要点 = 小さな真珠,桜色の乳白色,指にはめている t:周辺環境 = 工房 t:評価 = なし t:特殊 = { *ちいさな真珠の指輪のアイテムカテゴリ = ,,,着用型アイテム。 *ちいさな真珠の指輪の位置づけ = ,,,ショップアイテム。 *ちいさな真珠の指輪の取り扱い = ,,,注文の多い宝石店 さくら貴金属。 *ちいさな真珠の指輪の販売価格 = ,,,40マイル。 *ちいさな真珠の指輪の着用箇所 = ,,,手先に着用するもの。 *ちいさな真珠の指輪の形状 = ,,,指輪。 *ちいさな真珠の指輪に使用した宝石 = ,,,パール。 *ちいさな真珠の指輪の外見補正 = ,歩兵,,外見、評価+1。 *ちいさな真珠の指輪の特殊能力 = ,,,天然ボケ度合いがいつもより多くなる。 } t:→次のアイドレス = コンクパール(アイテム),淡水パール(アイテム) } 保有国一覧 藩国名 入手履歴 保有者 使用履歴 現在所持数 保有者なし 参考資料 さくら貴金属 アイドレスWiki:ちいさな真珠の指輪 上へ 戻る 編集履歴 藻女@神聖巫連盟 (2009/08/30) 翡鹿龍樹@土場藩国 (2008/11/03)
https://w.atwiki.jp/vipdedqx/pages/37.html
「スレファイに暴走のノビズあれば会心のりゅうあり」とまで言わしめた男(ノビズ談 主に戦士、パラ、バトといった前衛がメイン
https://w.atwiki.jp/nn900hfg/pages/5.html
ショッピングカートって便利なんですよ。 ショッピングカートのレンタルサーバーをご利用になる場合は色々な運用方法があるんです。 既にお店となるホームページは開設済みでショッピングカートだけを設置したいという場合もあるでしょう。 これからネットショップを開設するのでショッピングカートも一緒に利用したいという場合もありますよね。 それぞれの使い方に合わせてどんなレンタルサーバーを選択するべきなのか考えます。 また全てのショッピングカートが同じ機能ではありません。ホームページビルダーのワードプレス対応 商品を無制限で登録することができたり、登録できる数が一定数に限られている場合もあるので下調べは重要です。 最近ユーザーが増えているスマートフォンに対応しているものもありますよ。 商品管理や顧客管理などの細かい面で機能が異なっています。 運営したいネットショップの規模によっても欲しい機能が違うでしょう。 ですから、予算内で希望している機能を満たしているのかをしっかり確認しましょう。 ネットショップを開業したいと考えている方は準備が大変でしょう。 まずは商品を用意してから、お店となるホームページを用意して、お客様がお買い物ができる環境を用意しなくてはなりません。 在庫管理もきちんとしなくてはいけませんね。 それからお買い物をしてくれたお客様の個人情報もしっかり管理しなくてはいけません。これも重要です。 ネットショップは人件費がかからないとはいえ、これだけのことをこなさないとならないのです。 そこでショッピングカートのレンタルサーバーが活躍してくれるんです。
https://w.atwiki.jp/marsdaybreaker/pages/2214.html
ラピスラズリの指輪(らぴすらずりのゆびわ) さくら貴金属にて販売中。 足元に対する注意力が上昇する。 ジャンプしたとき滞空時間がいつもより長くなる L:ラピスラズリの指輪 = { t:名称 = ラピスラズリの指輪(アイテム) t:要点 = 青と金の混じった宝石,輝いてる,指にはめている t:周辺環境 = 工房 t:評価 = なし t:特殊 = { *ラピスラズリの指輪のアイテムカテゴリ = ,,,着用型アイテム。 *ラピスラズリの指輪の位置づけ = ,,,ショップアイテム。 *ラピスラズリの指輪の取り扱い = ,,,注文の多い宝石店 さくら貴金属。 *ラピスラズリの指輪の販売価格 = ,,,100マイル。 *ラピスラズリの指輪の着用箇所 = ,,,手先に着用するもの。 *ラピスラズリの指輪の形状 = ,,,指輪。 *ラピスラズリの指輪に使用した宝石 = ,,,ラピスラズリ。 *ラピスラズリの指輪の体格補正 = ,歩兵,,体格、評価+2。 *ラピスラズリの指輪の特殊能力1 = ,,,足元に対する注意力が上昇する。 *ラピスラズリの指輪の特殊能力2 = ,,,ジャンプしたとき滞空時間がいつもより長くなる。 } t:→次のアイドレス = ラピスラズリの根付け(アイテム),ラピスラズリの鈴(アイテム) } 保有国一覧 藩国名 入手履歴 保有者 使用履歴 現在所持数 保有者なし 参考資料 さくら貴金属 アイドレスWiki:ラピスラズリの指輪(未掲載) 上へ 戻る 編集履歴: 藻女@神聖巫連盟 (2009/08/30) 矢上麗華@土場藩国 (2009/07/14)
https://w.atwiki.jp/llss/pages/110.html
元スレURL にこ「スワッピングぅ?」 概要 SSの概要を必要に応じてお書きください。 タグ ^矢澤にこ ^高坂穂乃果 ^ほのにこ ^のぞえり ^のぞにこ 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/nmrih/pages/70.html
マッピング:キーパッド まずprop_dynamicでmodels/props_lab/keypad.mdlを配置する。 そしてそのモデルを囲むようにテクスチャtools/tooltriggerでブラシを作成し、trigger_keypadにTie to Entityする。 これに正解のパスワードを設定し、後は 正解 OnTrigger 失敗 OnIncorrectCode の出力をさせればいいだけ。 注意 正解のパスワードが同一のキーパッドを複数配置すると、バグにより1個が正解した時に全てが成功した扱いになってしまう。 Tips models/props_lab/keypad.mdlのスキンは、0がディスプレイ空白、1が「ACCESS」、2が「ERROR」。効果音と共に利用することで、よりプレイヤーに優しいキーパッドになる。
https://w.atwiki.jp/marsdaybreaker/pages/2202.html
クリソベリルの指輪(くりそべりるのゆびわ) さくら貴金属にて販売中。 理想の自分に一歩近づいた気分になる。 周りにいる人が気安く話かけてくるようになる。 L:クリソベリルの指輪 = { t:名称 = クリソベリルの指輪(アイテム) t:要点 = 緑っぽい宝石,鈍い輝き、指にはめている t:周辺環境 = 工房 t:評価 = なし t:特殊 = { *クリソベリルの指輪のアイテムカテゴリ = ,,,着用型アイテム。 *クリソベリルの指輪の位置づけ = ,,,ショップアイテム。 *クリソベリルの指輪の取り扱い = ,,,注文の多い宝石店 さくら貴金属。 *クリソベリルの指輪の販売価格 = ,,,100マイル。 *クリソベリルの指輪の着用箇所 = ,,,手先に着用するもの。 *クリソベリルの指輪の形状 = ,,,指輪。 *クリソベリルの指輪に使用した宝石 = ,,,クリソベリル。 *クリソベリルの指輪の敏捷補正 = ,歩兵,,敏捷、評価+2。 *クリソベリルの指輪の特殊能力1 = ,,,理想の自分に一歩近づいた気分になる。 *クリソベリルの指輪の特殊能力2 = ,,,周りにいる人が気安く話かけてくるようになる。 } t:→次のアイドレス = 原石の加工(技術),クリソベリルの原石(アイテム) } 保有国一覧 藩国名 入手履歴 保有者 使用履歴 現在所持数 保有者なし 参考資料 さくら貴金属 アイドレスWiki:クリソベリルの指輪(未掲載) 上へ 戻る 編集履歴: 藻女@神聖巫連盟 (2009/08/30) 矢上麗華@土場藩国 (2009/07/14)
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ピンキーリングとは、手の指にはめる輪状の装飾品。宝石を付したものもある。稀に足の指にはめるものもある。歌詞や題名などの固有名詞には「指環」と表記されることもある。 素材は主に金属で金、銀、プラチナなどの貴金属が多い。木やアクリルのものもある。 有史以来存在し、はめる指により指輪に意味があるとされる。左手の薬指につける指輪は「結婚指輪」とされ「聖なる誓い」の意味が付される。結婚指輪については右手の薬指につける国や地域もある。古代ローマにおいては印鑑として用いられた。 歴史 起源 現存する最古の指輪は、古代エジプトの墳墓から発見されたもの。 特に第12王朝ごろから指輪に不死を象徴するスカラベを彫り込んだり、台座に止めたデザインのものが目立っている。まだ第18王朝の頃のものは純金製でデザインは単調でずっしりと重く、所有者の名と肩書きが象形文字で深く刻み込まれている。他に象牙、琥珀のものがあり、一般市民の間には青銅、ガラス、陶製のものがあった。 指輪にスカラベを飾る古代エジプトの風習は後に各地に伝わり、古代ギリシャ、エトルリア、フェニキアなどの指輪にもスカラベが見られる。ギリシャではその他台の一部に平らな広い面を持ち、そこに浮彫りの飾りをつけた金指輪も愛用されていた。フェニキアのものはスカラベが認印の用を果たしていた。エトルリアのスカラベは紅玉髄に彫ったものがある。 ローマ人の指輪は特権または階級を示すものとして知られている。共和制時代にはもっぱら鉄製指輪が用いられ、奴隷には禁じられていた。次に元老院議員および限られた高官にだけ金の指輪が許されるようになり、ついには一般市民はすべて金の指輪をはめることができ、奴隷は鉄の指輪をするようになった。そしてユスティニアヌス帝のときこれらの制限は全廃された。指輪を両手にたくさんはめる風習は古代エジプトから見られたが、ローマ人も中指を除く全ての指に2個ずつはめることがあった。 婚約指輪と結婚指輪 婚約指輪はローマの古い時代からあり、初め鉄製であったのが2世紀頃から金製になった。5世紀頃から日常的に結婚指輪を身につけるする習慣が生じ、11世紀頃からは教会の結婚儀式に組み入れられた。現代において婚約指輪はダイヤモンドか誕生石、結婚指輪はシンプルなデザインの金・白金製の甲丸型が多い。ダイヤモンドが用いられた最古の婚約指輪は、神聖ローマ皇帝マクシミリアンとブルゴーニュ公女マリーの結婚の際で、彼らの名と聖母マリアにちなみM字型に配されている。 その他の指輪 thumb|right|200px|教皇[[シクストゥス4世 (ローマ教皇)|シクストゥス4世の指輪(青銅製)。クリュニー中世美術館蔵。]] 欧州の中世を通じて有名な「司教の指輪」は認印の指輪から発達したものといわれ、新司教が就任するとき、恭しい儀式を以って司教杖とともに渡された。7世紀初頭頃から一般的になり、1194年、インノケンティウス3世の時にこの指輪は金製でなんの彫刻も施してはならないことになったが、あまり守られず、後世司教たちの棺から発見された指輪には様々な彫り込みが見られる。 「教皇の指輪」は聖ペトロが漁をする姿を彫り込んだ物でもともと教皇の認印に使われたが(指輪印―インタリオリング)、15世紀半ば頃からは単に信仰の対象としてだけ扱われるようになり、教皇が変わるたびに新しく作り変えられた。「漁師の指輪」の名がある。 15世紀頃から認印に使われる「商人の指輪」が広まり、同じ頃恋人などに贈る「詩銘の指輪」、痙攣を防ぐ為の指輪などが一般にはめられた。 「毒入り指輪」は毒蛇の牙から着想されたもので、殺人や自殺の為に作られ、古くはハンニバルがこれを使って自殺したといわれる。 日本の指輪 日本では縄文後期~古墳時代の地層より指輪と思われる装身具の出土がある。金製、銀製、青銅製、石製、土器・陶器などである。それ以降は指輪を身につける風習がなくなり、16世紀ごろまでほとんど登場しない。その期間に日本国内で指輪の使用された例は、海外文化との接触を表す場合のみと考えられる。近代の指輪を身につける習俗は、明治に入り西洋風の指輪が入って以降に広まった。 用途による分類 ファッションリング服飾を目的とする指輪。小指に嵌めるピンキーリング、卒業校から記念に斡旋されるカレッジ(スクール)リング、スポーツの全国選手権覇者チームが記念に作るチャンピオンリングなど。左手薬指以外に嵌める。 インタリオリング認印付き指輪。嵌めたまま捺すのではなく、捺印の時は外して手に持つ。 婚約指輪婚約するとき(または婚約したあとで)、男性から女性に贈られる指輪(婚約を参照)。 俗に“値段は給料の3ヶ月分”と、デ・ビアス社がCMをした為に根づいたもの。ヨーロッパでは2ヶ月、米国では1ヶ月でCM戦略をとったという。現在日本では、独身男性の平均所得の給料1ヶ月~2ヶ月半分というのが一般的。 通常、左手の薬指にはめる。結婚式当日には、右手の薬指にはめたあとで、式の途中で左手の薬指にはめ直す。結婚した後は、結婚指輪と重ねて左手にはめることもある。 結婚指輪結婚した夫婦がひとつずつはめる指輪。日本では左手の薬指が一般的だが、国や宗教によっては右手の薬指にはめる事もある。昭和40年頃まで日本ではポピュラーでは無かった習慣であるが、生活の欧米化に伴い増加した。また、紐を通して首から下げるカップルもいる。平凡社の「日本人の大疑問」1995年刊によれば、キリスト教で結婚指輪を認めるようになったのは11世紀ころであり、このころから左手の薬指にはめるようになったという。当時左手の薬指の血管は心臓につながっていると考えられていてこの指にはめれば心に愛情が伝えらるというわけである。もっとも、「左の薬指がいちばん宝石の見栄えがするから」という単純な説もある。 指の意味 左手は”想う”力を表す指右手は”現実”の力を表す 自分の意志で現実を切り開く。難関にぶつかってそれを突破したい時などに最適。親指「指導者」を司る。集団のトップを目指すとき困難を乗り越える力を助け与える。また、自分自身を現すとも言われる。 こっそり心に誓いを立てるとき。精神を高め、能力をアップさせる。人差指理想の実現へ前向きに取り組みたい人や、積極性やコミュニケーション力を高めたい人向き。自分の意思で周囲を動かしたいとき、意志を貫きたいときに。 直感力を司る。その目的によって指輪をつければ、ひらめきやインスピレーションが沸くのを助ける。中指直感、霊感を表す。自分の思ったとおりに行動したいとき、特にギャンブルを好む人に。 愛の力。片思いなど成功させたい恋があるときは就寝時だけ着けても助けになると言われている。薬指創造性やインスピレーションを刺激する。アーティストやクリエイティブな分野で活躍したい人にお勧め。宝石のパワーがストレートに現れる。 変化とチャンスの象徴。願いをかなえたい時やお守りに最適。小指表現力を豊かにする。 お守りの意味を持つ誕生石や星座石などをするのに最適な指。 アイルランドに伝わるクラダリングは独自の意味を持つラブリングで、意味合いは上記とは全く異なる 製造 指輪の製造には鋳造(ちゅうぞう)法、手作り(ハンドメイド)、鍛造(たんぞう)法があるが、現在の主流は鋳造法のうち、ロストワックス法と呼ばれる方法である。 ロストワックス鋳造法 蝋型で原型を作成し、石膏、シリカ等の混合耐火素材で作られた埋没剤にワックス原型を埋没する。それを電気炉にて脱蝋し、それによってできた空洞に溶解した金属を鋳込む。冷えて固まった金属を取り出して、磨き等の仕上げを行う。 製品をシリコンゴムで面複写し、そこにワックスを流しこめば複数のワックス原型ができるため小ロットの量産に向いている。この際に元となるマスターモデルは、ロストワックス法で造られる場合もあれば彫金・鍛金で作られる場合もある。 溶解した金属は強い表面張力を持っている場合が多いので、金属を鋳込む際には遠心力や真空吸引、または圧力を利用する必要があり、専用の鋳造設備が必要となる。鋳造は温度設定や鋳込むタイミングが難しく、鋳造する者の経験や鋳造条件によって製品にムラが出やすい。 手作り(ハンドメイド) 指輪の本体にくる部分ははまず地金を小型のローラーで延ばし、必要な長さや幅、厚みの板を作る。その板を丸めて輪を作り、母材よりも低い融点に調整されたロウ(母材の地金と近い金属)を使ってロウ付け(溶接)する。その後、側面や表面をヤスリで整形する。石座や石を留める爪なども地金から整形し、本体にロウ付けしてゆく。タガネと呼ばれる金属用の彫刻刀で唐草や文字などの装飾を行うことも多く、これを彫金と言う。かなづち等で叩いて槌目と呼ばれる模様を入れる技法などは鍛金の応用であるが、指輪の場合は形がリング状と決まっているのであまり多く用いられない。 鍛造法 鍛造は各メーカーによって様々な工程があるが、地金を鍛える過程、例えば圧延や圧縮といった工程が含まれるのが特徴。加工工程や設備、職人の技術レベルによって出来上がる指輪の品質にも差が出る。 (例)職人がハンマーで叩く事によって地金を鍛える方法。 (例)大型の機器を使用し、数十~百トンクラスの圧力をかけて地金を鍛える方法。 大型の機器を使用し、数十~百トンクラスの圧力をかけて地金を鍛える場合は、大規模な設備、職人の数や技術も必要とするので、中小企業では手がけにくい製法である。百トン単位の圧力を加えることで地金を鍛えた場合、高密度・高耐久となる。地金の中の空気は殆ど無く、鋳造に見られる”す”もない。 近代的製法 機械による削り出しでリングを整形する方法もあり、より工業的な手法である。CADデータから光造形法やインクジェット方式等の3Dプリンタで原型を製作し、ロストワックス法で製造するといった技術も進んでいる。チタン等で黒や青などの色づけを行うメッキ、メタルコーティングも流行している。レーザー溶接、レーザー彫刻機の普及も進んでいる。 リングという形状ゆえにダイキャストやプレス加工などが応用が難しく、また大量に消費される性質の商品でもないため大量生産方式はいまだ確立していない。機械化された一部を除いて、職人の手作業による部分が多い。 指輪のサイズ 指輪のサイズの表示は各国により異なっているため、ISO(国際標準化機構)により、ISO 8653として国際的に標準化・統一化が進められている。日本国内においても、ISO 8653に準拠したJIS規格(S4700)が1998年に制定され、2002年より普及が始まっている。しかしながら普及は徐々に進みつつある中であり、混乱を防ぐために現在も、従来からの日本慣習のサイズ表記(JCS=Japan Custom Size)が併用されている。 ISO(JIS)規格表記では、リングの直径が1/3mmずつでとられ、それを基に、最小41mm~最大76mmまでの間で、指輪の内周の値に最も近い整数として表記される。サイズ表記の方法としては、「指輪のサイズは、対応国際規格の番号に続けて、その指輪の測定内周を四捨五入した最も近いミリメートルの整数値で表示しなければならない。」と規定されており、例えば、内周43mmの指輪をサイズ表示する際には、 「ISO8653-43」となる。 ヨーロッパ諸国では、ISO規格か、或いはその数値から40を引いたヨーロッパサイズを採用しており、イギリスではISO規格に準拠して1987年に改訂された、アルファベットを割り当てたスタンダード6820規格を採用している。英国サイズは、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカなどでも用いられている。 サイズをX番と呼ぶことも、X号と呼ぶこともあるが、社団法人日本ジュエリー協会(JJA=Japan Jewellery Association)では、「JISサイズは『○号』、JCSサイズは『○番』と呼ぶことが 間違いをおこしにくい」と、「号」と「番」との意図的な使い分けを推奨している。 目次 トップページ アクセサリー スタイル アクセサリー ジュエリー リング 指輪 ピアス イヤリング ネックレス ペンダント ブレスレット ブローチ メンズジュエリー 誕生石 ペアリング 婚約指輪 結婚指輪 マリッジリング エンゲージリング ピンキーリング ダイヤモンド ダイアモンド ダイヤ ダイア ジルコニア キュービックジルコニア シルバー ゴールド ホワイトゴールド ピンクゴールド プラチナ 加藤夏希 平山あや 外部ウィキ アクセサリー ジュエリー リング 指輪 イヤリング ピアス ネックレス ペンダント ブレスレット ブローチ 誕生石 ペアリング 婚約指輪 結婚指輪 マリッジリング エンゲージリング ピンキーリング ダイヤモンド ダイアモンド ダイヤ ダイア ジルコニア キュービックジルコニア シルバー ゴールド ホワイトゴールド ピンクゴールド プラチナ 加藤夏希 平山あや アクセサリー通販ショップ ダイヤモンドのリング・ピアス・ペンダント・ネックレスなら、セール価格のジュエリー通販ショップ 「アクセサリースタイル」 リング 指輪 イヤリング ピアス ペンダント ネックレス ダイヤモンド 誕生石 メンズジュエリー 加藤夏希 me. 平山あや with me. メンズジュエリー L&Co 婚約指輪 結婚指輪 マリッジリング エンゲージリング ピンキーリング ダイヤモンド ダイアモンド ダイヤ ダイア ジルコニア キュービックジルコニア 引用元サイト このページの情報の一部は、wikipedia 2008/07/22 から引用しています。