約 1,397,484 件
https://w.atwiki.jp/eva-ss/pages/38.html
99 名前:マリン@marine[sage] 投稿日:2009/10/12(月) 21 57 27 ID ??? 何気ない日常 今日も2人はいつものように、学校が終わったらネルフに行き、シンクロテストをし、帰る途中に買い物をして夕日を背に自宅へと向かっていた。 「今日も疲れたね」 「そうね。いつもシンクロテストばっかで嫌になっちゃうわよ。たまには休みが欲しいわ」 「ははっ」 そんな雑談をしているうちに2人は自宅のマンションについた。 ところが、いつもなら2人は自宅までエレベーターを使うのだが、今日は定期点検で使えないらしい。 「なんなのよこれ!」 「アスカ落ちついて!」 地団駄を踏んで若干暴れ気味のアスカを、なんとかシンジがなだめて、2人は階段で行くことにした。 100 名前:マリン@marine[sage] 投稿日:2009/10/12(月) 21 59 22 ID ??? しかし、何も持っていないアスカと比べ、カバンと買い物袋を持っているシンジは、階をあがるごとにキツくなっていく。 いや、この場合は持たされている、という表現の方があっているのかもしれない。 「はぁー疲れたよアスカ」 階段の途中でシンジは嘆く。 「もう少し頑張りなさいよ!男の子だったら」 「はぁ…」 「ほら早く!」 疲れているシンジをお構いなしと言わんばかりに、アスカは一段ぬかしでどんどん進んでいく。 シンジは疲れながらもなんとかアスカについて行く。 そして自宅まであと2階という所まで登ってきたとき、アスカは階段でつまずいて転んでしまった。 心配になったシンジは急いでアスカのもとへ駆け寄る。 101 名前:マリン@marine[sage] 投稿日:2009/10/12(月) 22 01 36 ID ??? 「…っつー!痛っ…」 「アスカ大丈夫?」 「だ、大丈夫よ!」 「あ、膝から血が出てる!無理しちゃダメだよ!」 「これくらいどうってことないわよ!うっ…」 アスカの膝にズキっと痛みが走った。 「ほらやっぱりダメだってば!…よいしょっと」 そういうとシンジはアスカに背を向けてしゃがんだ。いわゆる、おんぶのポーズをとっている。 「ほら、アスカ!早く帰って消毒しよう!」 「な…ちょ、ちょっと!アタシをおんぶするってこと!?」 「そうだけど…」 「は、恥ずかしいわよ!」 「誰も見てないから大丈夫だって!さ、ほら」 102 名前:マリン@marine[sage] 投稿日:2009/10/12(月) 22 04 08 ID ??? シンジはいつもの優しい顔でアスカを見ていたが、その先にあるシンジの心配している眼差しを受け取ったアスカは、 なぜかこの時ばかりはプライド云々を捨て、シンジに甘えてみる選択をした。 「じゃあ…頼んだわよ」 「あ、ごめん買い物袋だけは持ってね…よいしょっと」 「しょうがないわね!」 そういうとシンジはアスカをおんぶした。 この時のアスカの顔はシンジには見えないが、真っ赤に染まっている。その原因は夕陽の影響だけではないだろう。 そして、アスカはシンジの背中に、優しい温もりを感じた。 103 名前:マリン@marine[sage] 投稿日:2009/10/12(月) 22 06 11 ID ??? (一応…男の子なんだもんね。でも…この感じ…落ち着くなぁ…ずっとこうしていたいかも…) そう思うと、アスカはシンジを背中越しにぎゅっと抱きしめた。 一方の鈍感なシンジは、それに気づいているのかは定かではない。 程なくして2人は自宅についた。アスカにとってはとても短く、名残惜しい時間だったのは言うまでもない。 自宅の鍵を開け、シンジはアスカをリビングのソファーに座らせると、急いで救急箱を取りに行き、アスカに応急処置を施した。 104 名前:マリン@marine[sage] 投稿日:2009/10/12(月) 22 07 44 ID ??? 処置をしてもらったアスカは珍しくシンジにお礼を言った。 「ありがと。シンジ」 「ど、どういたしまして」 シンジは驚いたような顔をしていたが、2人は目が合うとにっこりと微笑んだ。 その後、アスカがわざと転んで、シンジにおんぶをねだるようになったのはまた別の話である。 105 名前:マリン@marine[sage] 投稿日:2009/10/12(月) 22 12 37 ID ??? 相変わらずヘタクソですみません。 今回は甘々というか、ほのぼのというか… やっぱりこういうものの方が書きやすいですねw ではでは今回はこの辺で… あ、LAS日記も色々書いたのでよろしくお願いします。
https://w.atwiki.jp/huntingqueen/pages/222.html
Twitterで公開されたSSを引用しています。引用元:桜瀬彩香氏Twitter(@kusurinomamono https //twitter.com/kusurinomamono)前 2021-02-15 秘密後 2021-02-22 猫の日 パンケーキの日 #パンケーキの日 「くるっと返すのですよ?」 「くるっと…。端が壊れた…」 「ふふ、直してあげますね」 「うん…」 「そしてアルテアさんは、隣でぽーんとやるのをやめるのだ」 「パンケーキならこんなものだろ」 「へぇ。こうやるのか」 「ウィリアムなんて…」 「狐さんまで飛んでいます…」 https //twitter.com/kusurinomamono/status/1361664596012978178 「これを、ひっくり返すのだな…」 「え、何でみんなでやる事になったの?!」 「これで良いでしょうか」 「ほわ、ヒルドさんがお上手でした!」 「裏返す…」 「まぁ!ディノも出来ましたね」 「ご主人様!」 「これでいいだろうか」 「あれ、焼いてないの僕だけ?!」 「ノアはおやつなしです?」 おまけ 「よいしょ!これで暫く時間が稼げたよね!」 「ノアベルト…入れ替わりが不自然だったぞ。アルテアは、狐用の皿を用意していただろう…」 「え、何それ泣いちゃうんだけど…」 「なので、どこかでお昼寝していたことにして、アルテアさんにパンケーキを強請るのですよ!」 「わーお…」 ▲up ページ登録タグ:薬の魔物SS
https://w.atwiki.jp/kanikanise/pages/35.html
ヤ行 やあ!倉地君 焼いてかない 野球か何か 焼けたかな 野獣機関車 野獣機関車2 野獣の吐息 休むな やだー やだあああ やだやだ やだ、やだ、やー やだよ、おう やったぁ やったぜ やったれムンムンかましたら やっちまおうぜ やっちゃいましょうよ やっちゃうよ?やっちゃうよ? やっちゃうよー やってみるといいよ やってやる、やってやるぞ やっぱこいつ好きなんすねぇ やっぱり壊れてるじゃないか やっぱりな やばいこれは ヤバイヤバイ やばいんじゃないんですか やべぇよ・・・やべぇよ やめたくなりますよ やめたくなりますよね やめちくり やめちゃうの やめてください やめてくださいよ やめてくださいよほんとに やめてくれよ やめろ やめロッテ やめろばかん やらせてください やらないか やりたい やるならとことんまでやろう やれば返していただけるんですか やればできるの見本ですね やれよホラ ヤングミセス you are great 勇気と元気と希望を 有罪でございます ゆっくり楽しもうぜ ゆでたまごをつくるです ゆるゆり始まるよ よいしょっと YO! YO!2 YO!3 よーし前向いて行こう よー、パチュリー YO!YO!YO!YEAH! よかった~ よかったらこれどう ヨガフレ仏 よく来たわね、いらっしゃい 良くない よし、決まり よし、じゃあケツ出せ よし、じゃあ次はケツ貸してみろ よし、じゃあぶち込んでやるぜ よしHRD よっしゃ よっしゃあ ヨツンヴァインになるんだよ 夜中腹減んないすか 米倉でーす よろしくお願いいたしまー 弱い人がするものだ 弱い人がやるものだ
https://w.atwiki.jp/madosayawiki/pages/107.html
84 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/07/04(月) 02 16 56.61 ID 3PB3oIbt0 [1/2] 74-75 なんていやらしい… 「そんなにあたしの声聞きたいならさ、聞かせたげるよ、まどか…」 「あっ…えへへ、さやかちゃんから誘ってくれるの、めずらしいね」 「そのかわりまどかのことも、たくさん聞かせてくれるんでしょ?」 「うん、わたしのこと全部さやかちゃんに知ってほしいよ…」 「ふふっ…今夜はまどかが根を上げるまで離さないから、覚悟しなさいよ?」 「うん…さやかちゃん、早くベッド――あ、ちょっと待って」 「どうかしたの?まどか」 「これオープンチャンネルのままだったね~、閉じとかないと」 「おわっ、危なぁ…そんなもんが漏れたら神様の威光失墜ってレベルじゃないわよ?」 「えへへ、スレのみんなには…ナイショだよ!」 「おやすみ。また、明日」 86 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2011/07/04(月) 06 29 53.51 ID gUq/mtM3O [1/10] 「ん…んんー…よく寝た」 「スー…スー…」 「お姫様はまだ夢の中みたいだね…よいしょっと」 「さやかちゃん…大好き…むにゃむにゃ」 「まったくもう…夢の中でもあたしに絡んでんの?昨日さんざん可愛がって………」 「さやかちゃ~ん…」 「ま、まぁ、それはともかく…今日も1日張り切っていくとしましょうか」 「むにゅう…」 「じゃ、朝ごはん作ってくるからね」 「おはよう。今日も1日よろしく」
https://w.atwiki.jp/yurina0106/pages/3085.html
タグ 作品名な ないしょ思春期 ~ヒミツに恋する妹たち~ 曲名 歌手名 作詞 作曲 ジャンル カラオケ OP ないしょ思春期 fripSide NAO project! Kazuhiko Shimochi・Satoshi Yaginuma・Shinichiro Yamashita Kenji Arai 明るい
https://w.atwiki.jp/maha5unofficial/pages/173.html
ないちゃむ👾💜 何でもないっ!👾💜 ないちゃむと申します🥰 MAHA5JAPANに入りたい!!!!!!!!! 協力してくれお願いだ!!!!!!!!! 私にはこれしか無いんだァァァァ!!!!!! 目指すは卍トップオブトップ卍 最高のエンターテイナーになってみせる‼️ 基本情報 Twitter @N0_Things_ 推しマ 👾💜 活動の記録 オーディションの期間は全て!『お嬢様縛り』で配信しておりますわ🕶 たまに開かれる「反逆枠」ではお嬢様では無いワタクシが見れますわ❗️ オーディション期間中の枠は毎日何かしらの「企画枠」で持ちきりですわ✨ リクエストもどんどん募集しておりますの。是非遊びにいらして〜〜〜❗️❗️ 基本の定時枠は夜の22時から25時、朝のゲリラ枠や枠のお休みはTwitterをチェックですわ☺️ 予選期間 雀魂配信では、"緑一色"と”大三元”、"字一色"を出す。 その内"大三元"と”字一色”は同時に出した。 国士無双耐久で朝10時頃から配信を行い、全く出ず心が折れた。 その後夜枠にて再開し、開始わずか2試合目で国士無双を出す。 この世で一番苦手な野菜(サラダ)を食べる配信を行った。 セブンイレブンの”チョレギサラダ”を約70分かけて食べ、その後胃もたれをした。 決勝期間 オーディション終了後 Twitterでの思い出 ボイス企画「#トキメキよいしょ丸呑み」で審査員イモムシ賞を獲得!
https://w.atwiki.jp/chaos-blade/pages/845.html
外れる事の無い矢 天仙娘々 貴方が(プレイヤー)さんの言ってた弓使いの子かな? 天弓狐 梓 うん!となると……天仙娘々(テンセンニャンニャン)さんが今日の先生なんだね 天仙娘々 ええ、私も弓の扱いに関してはかなりの自負を持っていますので 天仙娘々 例えばほら、いかがでしょうか 天弓狐 梓 す、凄い……なんで的を見ないで当てられるの? 天仙娘々 他にはこんな事もできたりします、よいしょっと 天弓狐 梓 ええ!?矢の軌道がぐにゃって……そんなのどうやるの!? 天仙娘々 簡単です、弓を射る時に仙術を使って必中の運命を弓に宿すのですよ 天仙娘々 運命を宿した時点でその弓には必ず当たるという結果が書き込まれます 天仙娘々 こうなってしまうと、運命を捻じ曲げられる程の強力な干渉を起こさない限り…… 天弓狐 梓 私はあんまり頭が良く無いので出来れば手短にお願いしたいな 天仙娘々 あらついつい話が……つまり、仙術を覚えると弓の扱いも向上すると、そういう事ですよ 天弓狐 梓 そっか、急がば回れとも言うし、術が使えるともっと皆の力になれるね! 天弓狐 梓 じゃあさっそくその仙術って言うの?覚えたいけどどうすればいいのかな 天仙娘々 洞窟に籠って修行ですね、ああ懐かしい……昔を思い出しますね 天弓狐 梓 大体でいいんだけど、どれくらい修行するとその術を覚えられるの? 天仙娘々 400年程度でしょうか?才能があるなら150年程度な気がします 天弓狐 梓 駄目だ、やっぱり神様っぽい人達は時間の感覚がおかしい…… 次へ 一覧に戻る
https://w.atwiki.jp/83452/pages/18138.html
律「ふいぃ、やっと運び終わった・・・」 澪「ご苦労様」 律「よいしょ。おぉ、いい眺め!」 梓「あっ、また拭かなきゃいけないじゃないですか!」 律「いいじゃーん。梓も登れよ」 澪「早く降りなさい・・・」ゴゴゴ 律「・・・はい」 律「なにも殴らなくたって・・・」シクシク 澪「自業自得だ」 唯「これで準備完了!?」 律「あぁ。これであとはプレゼント買うだけだな」 澪「料理とかどうするんだ?」 律「心配無用!憂ちゃんがいる!」 憂「がんばります!」 律「では月曜日、ムギに悟られるなよ」 律「段取りはまた詳しく連絡する!」 唯「はーい」 律「では解散!」 誕生日当日! 律「ふいー。なんとかバレなかった」 澪「かなり怪しまれてたけどな」 ガラッ 律「・・・な、なんじゃこりゃー!?」 澪「・・・ケ、ケーキか!?」 憂「あ、律さんに澪さん」 律「これ、憂ちゃんが作ったのか・・・?」 憂「はい。でっかいケーキと聞いたので!」 澪「カロリーがカロリーが・・・」ブツブツ 憂「他の料理も運びますね」コトッ 律「あ、うん」 澪「て、手伝うよ・・・」 憂「ありがとうございます」 律「これで全部?」 憂「はい」 梓「・・・憂、さすがだよ」 澪「じゃあ準備完了だな」 律「よし、足止め係りの唯と和に連絡だ」ピッピッ 5
https://w.atwiki.jp/bk_ucp/pages/102.html
黒騎士団外伝 第二章⑤ 愛治『いてて…セ…セフィロトさん!?』 セフィ『だ…だいじょぶです。気を失っていただけでダメージはありません………………』 愛治『ん?セフィロトさんどうしたの?』 セフィ『あ…愛治さんアレ!!』 愛治『なっ!?壁の高いところに仮面被った人が槍でぶっ刺されてる!!』 セフィ『ま…まさか壬生のおおかry』 千雪『別に私は悪・即・斬を掲げてませんし牙突でぶっ刺したわけではありません。』 愛治『そ…そんな事よりあの仮面は?』 千雪『例外の一人不明体という方だそうです。顔が見えないのと声をボカロに改変してる事から誰だか確証は得ませんが口調から大まかな予想はできます』 セフィ『れ…例外倒しちゃったんですか!?』 千雪『医務送還されないところを見ると決着はついてないと思います。それに奇襲といえタキさんを瞬殺した手前を考えると狸寝入りだと考えるのが妥当かと考えています』 セフィ『寝入りと言うかアレじゃ鶏の血抜きだよね』 愛治『もしくは呪いの藁人形』 不明体『人が即死並みの致命傷受けてる残酷絵図を冷静に眺めないでよね(笑)』 愛治『うわっ!動いた!』 セフィ『しかも動き方がグロいです!』 不明体『よいしょっと。さすがちゆちゃん確実に心臓を打ちぬいてる。槍を抜いた瞬間におそらくボクは絶命するだろうね。つまりボクはゲームオーバー、医務送還されるわけだよ』 不明体『開始すぐ、しかも初登場で負けるのはさすがにいやだな(笑)』 ブシュッ!プシャァァァ 愛治『グロい!えぐいよ!』 セフィ『自殺…!?』 千雪『…………』 バタッ 不明体『よっこいしょっと(笑)さて、戦おうか?』 セフィ『傷口が』 愛治『血痕が…ない?!』 千雪『久しぶりに敗色濃い戦いになりそうです(汗)』 黒騎士団外伝 (2012/02/13) 文章:yasu 前へ トップ 次へ
https://w.atwiki.jp/syoutyuu/pages/22.html
とし兄ちゃんと、ないしょの遊びをしてから数日後。 パパとお姉ちゃんと、パパのお姉さんと、とし兄ちゃんとクミお姉ちゃんとあたしの6人で、おばあちゃんの家の側の海に行くことになった。 「お~い里真、真奈準備出来たかぁ~?」 玄関から、パパのあたしとお姉ちゃんの呼ぶ声が聞こえて来る。 「待って!お父さんあともうちょっと!」 水着の上からTシャツを着ようとしているお姉ちゃんが返事をする。 「ほら、真奈もこのTシャツを着なさい。」 ママから大人物のTシャツを受け取って、あたしも慌てて水着の上から着る。 「ん~…お母さん、さすがに真奈にはそのシャツは大きスギじゃない?」 シャツを着たあたしの姿を見て、苦笑いをしながらお姉ちゃんが言った。 「そうかしら?お母さんは丁度良いサイズだと思うわよ。ワンピースみたいじゃない?」 お母さんの言う通り、パパのTシャツを着ているあたしは、まるでワンピースを着てるみたいな感じ。 「まぁ、いっか。真奈、準備出来た?」 「うん。ばっちり!」 「二人とも、気をつけてね。」 「分かってるって、お母さん。」 「は~いっ!」 麦わら帽子をかぶって、浮輪を持って、元気よくおばあちゃんの家を出た。 「天気が良くて、海水浴日和だねぇ、里真ちゃん。」 「うん。でも、日焼けしちゃうよ。」 あたしの前をクミお姉ちゃんと一緒に、お姉ちゃんがおしゃべりをしながら歩いてる。 「真奈ちゃん?ぼ~っとして、どうしたの?」 後ろから聞こえてきた声に、あたしの肩が、ビクってした。 「ん?どうしたの、真奈ちゃん。」 あたしの後ろを歩いていたハズのとし兄ちゃんは、いつの間にか、あたしの隣りを歩いていて。 「…なんでも…、ない…よ。」 何だか恥ずかしくて、あたしは、とし兄ちゃんの方が見れなくて、海に着くまで、ずっと下を向いてた。 「ほら、里真ちゃん!そっちにボール行ったわよ~!」 「あ~!!真奈走って走って~!」 「和子おばさ~ん!パーッス!」 「届いて無いぞ~真奈ちゃん。」 たくさん海で遊んでいたら、パパとパパのお姉さんが、酔っ払って寝ちゃって、お姉ちゃんとクミお姉ちゃんは貝殻拾いに行っちゃってて、あたしは、パパの側で、ぼんやり海を見ていた。 だけど…、ジュースを飲み過ぎちゃったせいかな…おトイレに行きたくなっちゃった。 「真奈ちゃん?さっきから変だけど、どうしたの?」 ソワソワしていたら、あたしの様子に気が付いたのか、寝てたハズのとし兄ちゃんが、声をかけてきた。 「……おトイレ……行きたい…の。」 何だか、とし兄ちゃんに言うのが恥ずかしくて、小さい声で言うと。 「ん?どうしたの、真奈ちゃん?」 とし兄ちゃんには聞こえて無いのか、?マークを浮べてあたしの顔を覗き込んできた。 「え…と…あのね…、おトイレ……行きたいの…」 ずっと下を向いていたけど、恥ずかしくて、顔が熱くなってきた。 「な~んだ。真奈ちゃんおトイレ行きたかったんだ。早く言わなくちゃダメだよ。我慢すると病気になっちゃうからね。ほら、行くよ?」 そう言いながら、とし兄ちゃんは、手を伸ばしてあたしの手首を掴むと、優しく立たせた。 「??」 とし兄ちゃんの行動が読めなくて、立ったまんまでいると。 「おいで真奈ちゃん、あれ、行かないの?」 パラソルの下から出たとし兄ちゃんは、おいでおいでをしながら立っていた。 「でもっ…あたし、一人でも…大丈夫…だよ?」 一人で行ける事を言うあたし。だって、とし兄ちゃんと一緒におトイレ行っちゃったら、何が起こるか分からないんだもん。 「でもさ…真奈ちゃん、おトイレの場所分からないだろ?」 「っ!!!?」 とし兄ちゃんの言う通り、あたし、この海の何処におトイレがあるか分からない。 「ほら、真奈ちゃん。一人で行けないから、僕と一緒に行こうか。」 「……うん。」 とし兄ちゃんと手をつないでおトイレの建物の前まで来た。 「とし兄ちゃん、あたしこっちに行くから…」 赤いマークの付いてる女子トイレの方に行こうと思って、とし兄ちゃんから手を放そうとしたら、ギュッて握っている手に力を込められて、放せなくなっちゃった。 「とし兄ちゃん!痛いっ! ぶんぶんと、とし兄ちゃんに握られた手を振ると。 「真奈ちゃん、そっちは今使えないんだ。だから…こっちに入ろうよ。」 とし兄ちゃんはそう言いながら、車椅子のマークの付いたトイレのドアを開けて、中に入り、鍵を掛ける。 「とし兄ちゃん!あたし一人でいいから、お外で待っててね!」 あたしが座ろうとしても、とし兄ちゃんが出て行かないから、恥ずかしくて、思わず大きな声で叫んだら… 「ひどいなぁ~真奈ちゃん。こないだの僕との約束、忘れちゃったのかな?」 「…っぁ…」 とし兄ちゃんの悲しそうな顔を見て、何を約束したんだっけ…と考えて…… 「あ!!」 「真奈ちゃん、思い出してくれた?」 あたしが漏らした声に、ばって勢いよくとし兄ちゃんは顔を上げてあたしを見る。 「……。」 あたしはあの時のことを思い出しちゃって、何も言えなかった。 「あれ?真奈ちゃん顔が真っ赤だよ。かわいいなぁ。」 くすくす笑いながら、とし兄ちゃんはあたしのほっぺに、ちゅって触れるだけのキスをした。そしてあたしの耳元で、 「僕を気持ち良くしてくれる…って約束、守ってね、真奈ちゃん」 「……っ。」 恥ずかしくって、何も言えなくって、とし兄ちゃんの顔を見ることができなくって、水着の胸の辺りに縫い付けてある白い名札の端っこを爪に引っ掛けてたりしていじってた。 「あれ?真奈ちゃん、しないの?」 「え?」 「真奈ちゃん、…何の為におトイレ来たの?ほら、早くしないと真奈ちゃんお漏らししちゃうよ。」 からかうようにとし兄ちゃんに言われて、恥ずかしくって、顔が熱くなった。 「ほら、真奈ちゃん早く。」 からかうようにとし兄ちゃんに言われて、恥ずかしくって、顔が熱くなった。 「ほら、真奈ちゃん早く。」 とっても、とっても恥ずかしかったけど、とし兄ちゃんの声に急かされる様にして、慌てて水着を脱ぐ。 なるべくとし兄ちゃんの方を向かないようにして、肩の紐の部分をずらして、ソロソロと水着を膝の所まで下ろし、そっと便座に座る。 再びあたしが水着を着直すまで、じっととし兄ちゃんはあたしの事を見てた。 「?とし兄ちゃん、出よ?あたしもうおトイレ出たいんだけど…」 じっとあたしを見るとし兄ちゃんに声を掛ける。 「ん~やっぱり、小学生は紺のスク水がよく似合うね。」 あたしの声が聞こえないのか、とし兄ちゃんはうっとりとした顔になってる。 「もー!とし兄ちゃん?あたし行っちゃうよ?」 とし兄ちゃんに背を向けて、ドアの方に歩き始めようとしたら。