約 1,622,124 件
https://w.atwiki.jp/mangaroyale/pages/262.html
Crazy Diamonds~歪んだ輝きふたつ~ ◆6YD2p5BHYs 「……麻酔もないから痛いだろうが、動くなよ。下手に動かれると余計にややこしいことになる」 「んッ……グッ……うっ……!」 適当に侵入した民家の中。 優しさの欠片もない前置きの後、鼻の穴から1本の箸が突っ込まれる。 ごりっ、ごりっと、潰れた鼻骨が鼻腔の側から押し上げられる。 男の予告通りの痛み――いや、痛いなんてものではない、思わず叫びだしたくなるような激痛だ。 それでも内側から持ち上げ、外側から形を整え、へし曲がっていた鼻が元の形に近い状態になる。 鼻の上に横一文字の傷痕が残る、普段通りの彼女の顔だ。 続いて鼻の穴に突っ込まれたのは、何の変哲もない1本のストロー。 男は迷わずその一方の端に口を当てると、ズズッと吸い出す。 ペッ。 乱暴に吐き捨てられた赤黒いゼリーのようなものは、鼻腔の奥に溜まっていた固まりかけの血と粘液。 二度三度それを繰り返し、もう出てくる液体が無くなったところで、ようやくストローが引き抜かれる。 「……これでよし。大雑把な処置だが、多少は呼吸が出来るようになったんじゃないか?」 「……ああ。だいぶ楽になった。ありがとう……と言っておくべきかな」 「礼はいらん。あくまで俺のためになるからやったことだ。 お前の鼻が潰れてようが曲がってようが構わないんだが、お前の動きに支障が出るのは困るんでね」 鼻の骨折で困るのは、潰れた鼻腔と溢れる鼻血のせいで呼吸が困難になることだ。 口は塞がっていないので窒息はしないが、この状態で激しい運動をすれば途端に息苦しくなる。動きが鈍る。 今、男が行った鼻骨骨折の整復も、美容的な観点より運動能力の維持を重視したものだ。 手荒に縫合された肩から胸にかけての傷も、右腕に当てられた添え木も、似たような観点で施された処置。 『後に傷を残さないこと』よりも、『今すぐ動けるようになること』に重点を置いた手当て。 醜い傷痕を残すため、普通なら未来ある年若い乙女にするような治療ではない。 「さて、これで大体終わりか。あとは……そうだな、これをたっぷり飲んでおけ」 「……ペットボトル? 中身は水ではないようだが……」 ドン、とテーブルに置かれたのは、共通支給品の水入りペットボトル。 ただし既にその封は開かれ、中に満たされているのはほんのり白く染まった液体。 「スポーツドリンクだ。 こんなこともあろうかと、ホームセンターでレトルト食品と一緒に確保しておいた。 水に溶かす粉末タイプの奴でな。もっとも、お前に飲ませるつもりで用意してたわけじゃないが」 「…………」 「お前の身体は、どう見ても血を流し過ぎだ。まだショックで心臓が止まっていないのが不思議なくらいだぜ。 血が流れた分だけ体液量は減っているわけで、早急に補っておく必要がある。 本当は輸血をしたい所なんだがな……あるいはせめて、リンゲルの点滴でも出来りゃいいんだが。 まあ、無いものねだりしても仕方がない。あるもので最善の手を打っておくしかない」 スポーツドリンクなら吸収も早いしミネラル分も補えるしな、と呟いた男は、そしてふと女の視線に気付く。 疑うような目。警戒を剥き出しにした目。 男は思わず苦笑する。女の懸念に気付いて、苦笑いを浮かべる。 「ああ……心配しなくても、毒なんて入れていないぜ。今はまだ、そんな時期じゃない」 「それはつまり、時期が来れば私に毒を盛るつもり、ということか?」 「毒でなく銃弾か刃物かもしれないぜ。その時の状況次第だ。だが、今はまだそのつもりはない」 「『今はまだ』ね」 「ああ、『今はまだ』だ」 女は薄っすらと笑う。男も薄っすらと笑う。 どちらも心温まるような明るい笑いではなく、見る者の背が寒くなるような歪んだ微笑。 共にドブ川の濁ったような目で、全く笑っていない目で、2人は唇の端だけを持ち上げる。 「全く……お前との共闘は気が休まる暇もなさそうだな、川田章吾」 「それはお互い様だ、津村斗貴子。 なにせ、どんなに頑張ったって『生き返る』のは1人だけなんだからな」 * * * 津村斗貴子はその男が目の前に現れた時、てっきり仇を討ちに来たのだと思った。 高速で疾走するスケートボードに乗り、斗貴子の前に回りこんできた坊主頭の男。 先の遭遇では見せなかった巨大な銃……いや、大砲と称しても間違いのない凶器を構え、目には強く鋭い光。 病院目指して傷ついた身体を引き摺っていた斗貴子は、一瞬、苦しい戦いをも覚悟した。 既に気力も体力も尽きかけ、その身に負った傷は深く、今度は策も逃走ルートも用意していない。 こちらの手持ちのカードはあらかた明かしてしまった後であり、対する敵の武器の情報は全く無い。 あの一番の難敵・葉隠覚悟がいないのは幸いだったが、それでも楽観などできる状況ではなかった。 が……まさかそこで、あんな申し出を受けることになるとは。 (『手を組まないか』、か……。フフフッ、まさかアイツがあんなことを言ってくるとは思わなかった) そう。 川田章吾が全ての感情を噛み殺したような表情で持ちかけたのは、まさかの同盟の申し出。 曰く―― 彼もまた、斗貴子に殺されたつかさの復活を目指し、優勝狙いに方針を変更したこと。 舌先三寸で死蔵されていた武器を掠め取り、覚悟たちとの正面衝突を避けて逃げてきたこと。 しかし彼の力だけでは、覚悟や勇次郎といった強者たちに勝てる自信はまるでないこと―― 最初は何か自分を騙そうとしているのだと思った。嘘でも吐いているのかと思った。 しかし、彼の目に宿る光は、本物だった。 『……いろいろ考えたんだがな。腹立たしいが、他に組める相手は居そうにねぇんだ。 そこそこ戦えて、優勝狙いで、でも1人でやることには限界を感じ始めてる。そんな奴はな。 お前だって、覚悟の奴と正面からやりあって勝てる自信はないだろう?』 『だ、だが私は、あの女を……』 『状況がこうじゃなけりゃ、つかささんの敵討ちも考えるがね。 いや正直言って、まだ完全には諦めちゃいない。本当なら、今すぐお前を八つ裂きにしたいんだぜ。 でもな、悔しいがこれも優先順位って奴だ。何も考えず目先の感情を優先させるほど、俺は馬鹿じゃない』 川田は淡々と語る。 最愛の人の仇を目の前にしているにしては、あまりに淡々とした、平坦過ぎる態度。 その彼の表情に、斗貴子は理解した。直感的に理解してしまった。 こいつは……狂っている。 斗貴子とはまた違う形で、でも度合いとしては十分に、狂っている。 言ってみれば、それは静かな狂気。 たった1つの目的のために、「それ以外」の全てを捨てる覚悟を決めてしまった者の眼。 ――面白いゲームになりそうじゃないか。 心の底のどこか奥深くで、何かが囁いた。 先の戦いで、覚悟との戦いの第一ラウンドの最中に聞こえてきた悪魔の囁き。 身の破滅すら招きかねない危険な遊戯を目の前に、それでも愉快そうに笑う声。 遥か深淵から響くその哄笑に、思わず斗貴子も笑みを浮かべてしまう。 そう……これは『ゲーム』。殺し合いのゲームの中に挿入された、『もう1つのゲーム』だ。 川田章吾が提示した『同盟関係』は、いずれ破綻することが約束されている、実に危ういもの。 優勝狙いの人間が2人。復活させたい死者も2人。 だが実際に優勝できるのはたった1人、叶えられる願いも1つきり。 2人の間には遺恨もあり、想い人への想いも強いものがある。優勝を譲り合うことなどありえない。 しかしここで協力でもしなければ、2人に進む道が無いのも事実。 会場内を闊歩する強者たちに怯え、隠れ、彼らの相討ちを願っても、都合のいい展開になるとは限らない。 下手をすれば、タイマンでは勝ち目など見えぬ圧倒的強者と2人きり、という終局の形もありうるのだ。 ここで川田と組めば、その最悪の結末を回避できる余地が生まれる。最低でも2対1の形には持ち込める。 川田との同盟は、また同時に斗貴子が望んでいた「戦力の強化」にも繋がる。 彼自身の言によれば、正規の戦闘訓練こそ受けていないものの、銃は扱えるという。武器も持参してきている。 その無骨な外見からは想像しづらいが、医師の父の下でちょっとした医療技術も身につけているらしい。 いや、しかし、そんなものが無くても「協力者が1人いる」というだけで状況は大きく変わってくるわけで。 取れる作戦の幅も広がる。戦術の幅も広がる。発想の幅も広がる。単純に手数が増え、戦力も上がる。 やりようによっては、1人では勝てないような強敵を倒すことも可能かもしれない。 つまりは、川田の提案はこういうこと。 同盟の期限は定めない。同盟の条件も定めない。 「とりあえず」手を組み、「とりあえず」2人で協力して参加者を減らしていく。 いつ、どちらが裏切るかは分からない。というより、いつか必ず裏切る時が来る。 会場内の他の参加者の動向、手強い者たちの生存状況を見極めながら、いつか決断せねばならない。 決断できるチャンスは1回きり。決断を下せるのは1人きり。 斗貴子が川田を早めに切ってしまえば、強者に囲まれ共闘する仲間を失い、斗貴子は苦境に立たされる。 斗貴子が川田を切る決断を遅らせれば、逆に背中から撃たれてしまう。 そして、それらの条件は川田の側にとっても同じことで――! 裏切り上等、恨みっこなし。 自制心と状況判断能力が問われる、命がけのギャンブルへの誘い。 双方共に、最適最善の「同盟破棄のタイミング」を見定めることのみが、優勝への道を繋ぐ手段となる。 ――面白い。彼の企みも彼の想いも、実に面白いじゃないか。 斗貴子は心の奥底から含み笑いを漏らす。 こういう緊張感は嫌いではない。 再殺部隊から逃れつつ、仇敵パピヨンと呉越同舟の探索行をしていた時のことが思い出される。 緊張を孕みながらも、あれは確かに楽しい一時だった。充実感溢れる日々だった。 あえて因縁深い敵と行動するというのも、あながち悪くない。そいつが優秀ならば尚更だ。 パピヨンとはまた異質ながら、こういう発想が出来る川田も優秀と言っていいだろう。 そしてまた、彼の動機もいい。 斗貴子と同じような喪失感を抱きながら、ルイズのように自分を非難してきたりはしない。 むしろ斗貴子と共に、斗貴子と同じ方向に向かって暴走していこうとする魂。 だが、彼の大事な人の命を奪い、彼の暴走のきっかけを作ったのは、他ならぬ斗貴子自身なのだ! まるで彼の運命や因縁が全て掌の上に載っているような錯覚。神にでもなったかのような万能感。 人の運命を弄ぶ愉悦を知ってしまった今の彼女に、その誘惑はあまりに強すぎた。 しばらくの逡巡の後、斗貴子が川田の提案に頷いたのは、だから、必然だったのかもしれない。 * * * 覚悟たちの所から逃げ出した時には、川田章吾はプランの大筋を練り上げていた。 この殺し合いの場において彼に有利な点があるとすれば、それは過去の経験だろう。 今の状況によく似た『プログラム』への2回の参加。そして、2回の優勝経験。 2回目の「優勝」自体は厳密に言えば微妙なものではあったが、それはさておき。 川田章吾は、誰よりも「1人で戦い抜くこと」の限界を知っていた。 この会場にいる誰よりも深く、「数の力」の意味を知っていた。 1人きりでは戦えば戦うほど消耗していく。1人きりでは満足な休息も取れはしない。 人数が増えればそれだけ手数も増えるし、周囲を警戒する目と耳も増える。 これらの事情は、超人たちが闊歩するこの殺し合いの場でも変わりはない。 いや、超人たちには関係が無くとも、彼らのような常人にとっては外せない視点、とでも言うべきか。 それは、生き残って主催者へのカウンターパンチを狙う場合も、単純に優勝を狙う場合も変わりはない。 むしろ譲歩や和解に持ち込めない分、優勝を狙う場合にこそ。 (だがそうなると、組む相手の選定に困っちまう。 七原たちみたいなお人よしを探して騙して利用する、という手も無いわけじゃないんだが……どうもな) そんな卑怯な手が取れるくらいなら、覚悟やヒナギクと別れたりはしない。 川田章吾は頭も回り、演技にもそこそこ自信があり、目的のためなら手段を選ばない部分があるが…… それでも根っこの所では善良な性格だ。本当の嘘はつけない性格だ。 彼らとの間に築いた信頼を、最悪の局面で裏切ることなど出来なかった。 だからああして別れを告げた。せめて憎み、恨んでもらうためにも、ああいう別れ方をした。 そう、どこかで「パートナー」を裏切り殺さねばならないのだとしたら。 (どうせ裏切ること前提の同盟なら、そうと分かって組んでくれる奴の方が気が楽だ。 たとえそのせいで、逆に俺が殺される恐れが生じるとしても、だ) 組むなら殺し合いに乗っている奴がいい。本気で優勝を狙っている奴がいい。 そういう奴らなら他の人間を殺すのに躊躇はしないだろう。確実に参加者を減らしていける。 確実に、優勝に近づける。確実に、つかさの復活に近づける。 そして最後には、後腐れなく縁を切り、後腐れなく殺し合うことが出来る。 (だが……奴にも言ったが、そうなると「組める奴」ってのは限られてくるんだよなァ……) 川田の計画の最大の問題点――それは、その肝心のチームメイト候補の選定だ。 殺し合いに乗っている者は、自分の力に自信がある者ばかりだろう。あるいは、自分の支給品の力か。 彼自身、過去2回の『プログラム』で痛いほどよく知っている。 ましてやこの場には、過去の『プログラム』にはなかった異能の者たちがおり、異能の品々があるのだ。 銃や刃物程度では勝機のカケラも見出せないような絶対的強者というものが、存在する。 そういう奴らは、きっと川田が同盟を持ちかけても鼻先で笑うだけだ。そしてその場で瞬殺されて終わりだ。 同盟相手は、既に殺し合いに乗っている必要がある。 同盟相手は、組むに値するだけの戦闘力を持っている必要がある。 同盟相手は、しかし1人で戦い抜くことには限界を感じていなければならない。 同盟相手は、チームを組むメリットが理解できる程度には、知性と冷静さを保っていなければならない。 もしこの時、ジグマールやエレオノールの存在を知っていたなら、また違う展開にもなっていたかもしれない。 だが、彼はその2名のことを知らなかった。その2名の今現在の状況を知らなかった。 彼がこの時点で知っていたほぼ唯一の候補、それは。 (……これしか相手がいねぇなら、仕方ねぇよな) 確実に殺し合いに乗っている人物。たった1人で戦っている人物。 策を巡らせる頭の良さもあり、噛み合わないながらも会話は成立し、つまりそれは交渉する余地があり。 覚悟という強者を前に逃げの一手しか打てず、数の力を身をもって体験し、限界を感じているはずの人物。 そして同時に、川田自身が誰よりも深く憎み、手酷い裏切りをしたとしても心が痛まないような相手。 津村斗貴子。柊つかさの、仇だった。 (もっとも、あのまま奴にも逃げられちまう可能性もあったが……ま、そこは結果オーライって奴だ。 我慢さえできるなら、これ以上ない理想の同盟相手だしよ) 発見は容易だった。 覚悟とヒナギクから受けた傷は相当の深手だったらしく、彼女の逃走した後には点々と血痕が残されていた。 もっと時間が経てば雨で消えていたのかもしれないが、川田が出発した時点ではなんとか痕跡が追える状態で。 彼はただその後を追うだけで良かった。 負傷ゆえに彼女の移動スピードは遅く、すぐに追いつき、その前に回りこむことが出来た。 ハルコンネンも手元にあったし、あのまま戦っていればつかさの仇を取ることも出来たかもしれない――だが。 (だけど、それじゃダメなんだ。それじゃつかささんは生き返らない。 この女が俺の申し出を蹴っていたなら、また違ったんだろうが) つかさを生き返らせるために、何でもすると心に決めた。どんな状況にも耐え抜くと決めた。 そのためなら敵討ちすら諦め、先延ばしにする。この世で最も憎んでいる相手と手を組み、共闘さえする。 徹底的な合理性追及と、自然な感情の蹂躙。激情ゆえにその激情を押さえ込むという矛盾。 川田章吾は、狂っていた。 彼は静かに、冷静に、穏やかに狂っていた。 (それに……こいつ、既にボロボロじゃねぇか。こりゃ、下手に放り出すわけにもいかねぇぞ。 ここで別れたりしたら、きっとすぐに誰かに殺されちまう。俺の知らない所でコイツに死なれちまう。 流石にそいつは我慢ならねぇ展開だぜ) 津村斗貴子の身体は、明らかに満身創痍だった。むしろ死んでないのが不思議なくらいの状況だった。 彼女は病院を目指していたようだが、そこまで持つかどうかも怪しいくらいの出血量。 血痕を残さぬよう注意しながら手近な民家に連れ込んで、急いで応急処置を施して、ようやく一息ついて。 彼は、歪んだ笑みを浮かべ、心の中で呟く。 (お前はこんな所では死なせない。こんな所で誰にも知られず失血死なんて、そんな楽な死に方は許さない。 お前には、つかささんを殺した罪を償ってもらう必要がある。 お前には、つかささんの蘇生のために他の参加者を殺してもらわなきゃならねぇ。 もっとボロボロになるまで戦わせて、戦わせて、戦わせ続けて、最後には俺がこの手で引導を渡してやる) 決して許さないからこそ、傷の手当てをしてやる。 いつか必ず自分の手で殺すために、共に行動する。 他の参加者に復讐対象を奪われないために、彼女をフォローし援護しその命を守る。 斗貴子の願いであるという、「武藤カズキを生き返らせて2人で暮らす」。 それが決して叶わない夢であろうことを知った上で、あえてそのことを語らない。 主催者側の狙いに関する、自分たちの考察を伝えない。 丁寧に説明してやれば彼女を絶望に叩き込めるはずだが、今はまだ、あえて教えてやらない。 それは明らかに歪んだ思考。 今の川田にとって、津村斗貴子はただ殺すだけでは飽き足りない相手だ。 徹底的に利用し、その苦痛と絶望をどこまでも引き伸ばし、最後の最後に無惨な死に方を与えてやるのだ。 幸い……と言っていいのか分からないが、斗貴子の戦闘スタイルは、槍を用いた接近戦。 対する川田は、銃による銃撃。 自然と斗貴子が前衛・川田が後衛というポジションに落ち着くことだろう。 であれば、戦闘があれば傷を負うのは斗貴子の方だ。さらなる苦痛を味あわせることができる。 余裕があるようなら、流れ弾を装い弾を当ててもいい。余計な傷を負わせてやってもいい。 いや、最後の時には必ず背中から撃ってやる。最悪のタイミングで裏切ってやる。そして絶望を教えてやる。 誇りも希望も何もない、無為で無駄でどうしようもなく惨めな死に様こそ、この女には相応しいはずだ。 (だから……こんな所で動けなくなって貰っちゃ、困るんだ。 『今はまだ』お前を殺さない。『今はまだ』毒も盛らない。『今はまだ』お前の傷の手当てをしてやる。 お前は武藤カズキのためじゃなく、柊つかさのために戦って、柊つかさのために苦しみながら死ぬんだ) 焼けつくような憎悪を歪んだ笑みで押さえ込み、心に突き刺さる小さなトゲを無理やり飲み下し。 川田章吾は、自らの意思で、その静かな狂気を選択したのだ―― * * * 「……準備はいいか?」 「ああ。しかし、この服は裾が短いな。動きやすいのは有り難いんだが」 「他に無かったんだ、我慢しろ。それに、お前の汚い下着なんて、見えたところで何の興味も湧かねぇよ」 「ふん。私だってカズキ以外の男に興味は無いさ。カズキはお前のように冷たくはなかった」 「そりゃどうも。俺だって優しくする相手は選ばせて貰うさ」 一通りの手当てを終え、僅かながらも休息を取り、互いの知っている参加者の情報を交換した後。 2人は潜んでいた民家から忍び出ながら、剣呑な囁きを交わす。 川田章吾は先ほどまでと同じ格好。対して、津村斗貴子は服装が大きく変わっている。 スタイリッシュな詰襟の制服。冗談のように短いミニスカート。セットで用意された黒のニーソックス。 柊つかさに支給され、川田章吾が遺品の1つとして持ってきたホーリーの制服だった。 斗貴子が着ていたセーラー服は、既に散々に血で汚れている。止血のために裂いてしまった部分もある。 2人して殺し合いに乗るにしても、騙し討ちのような搦め手を使える余地は残しておきたい。 血に汚れた服を着て、初対面の相手に無闇に警戒されるのは得策ではない――そう考えての着替えだった。 どういうわけだか、民家の中には彼女の体格に合う服は見当たらなかったことだし。 「では、行くぞ。最初はどっちに向かう?」 「そうだな……まずは……」 いつ寝首を掻かれるかも分からぬ緊張感が、かえって2人の思考を研ぎ澄ます。 深い憎悪と確かな打算で結ばれた2人は、そして新たな獲物を探すべく、深夜の街へと踏み出した。 【F-4 1日目 真夜中】 【川田章吾@BATTLE ROYALE】 [状態] 健康 [装備] マイクロウージー(9ミリパラベラム弾13/32)、予備マガジン5、ジッポーライター、 バードコール@BATTLE ROYALE [道具] 支給品一式×3、チョココロネ(残り5つ)@らき☆すた、ターボエンジン付きスケボー@名探偵コナン 、 文化包丁、救急箱、裁縫道具(針や糸など)、ツールセット、ステンレス製の鍋、ガスコンロ、 缶詰やレトルトといった食料品、薬局で手に入れた薬(救急箱に入っていない物を補充&予備) マイルドセブン(4本消費)、ツールナイフ、つかさのリボン ハルコンネン(爆裂鉄鋼焼夷弾、残弾5発、劣化ウラン弾、残弾6発)@HELLSING [思考・状況] 基本行動方針:最後の1人になってつかさを生き返らせ、彼女を元の世界に戻す。 1:当面、斗貴子と組んで他の参加者を減らしていく。斗貴子もいずれ必ず殺す。 2:覚悟やヒナギクとはなるべく闘いたくない。 参戦時期:原作で死亡した直後 [備考] ※桐山や杉村たちも自分と同じく原作世界死後からの参戦だと思っています ※首輪は川田が以前解除したものとは別のものです ※津村斗貴子と、他の参加者の動向に関する情報交換をしました。 ※つかさの遺体を、駅近くの肉屋の冷凍庫に保管しました。 ※神社、寺のどちらかに強化外骨格があるかもしれないと考えています。 ※主催者の目的は、①殺し合いで何らかの「経験」をした魂の収集、②最強の人間の選発、の両方。 強化外骨格は魂を一時的に保管しておくためのもの。 零や霞と同じ作りならば、魂を込めても機能しない。 【津村斗貴子@武装錬金】 [状態]:しろがね化、心臓代わりに核鉄、精神崩壊、 全身に火傷の痕、頭部に傷痕、鼻骨骨折(簡単な整復済み)、右手首消失、 右手複雑骨折(添え木つき)、胸部骨折、右肩から胸に深い裂傷(簡単な縫合済み)、腹部に裂傷 いずれの怪我もきっちりと手当て済み・核鉄としろがねの力で回復中 普段のセーラー服ではなく、ホーリーの制服@スクライド を着用。 [装備]:サンライトハート@武装錬金、ホーリーの制服@スクライド [道具]:支給品一式×2 (カンテラのみ-1) [思考・状況] 基本:最後の一人になり、優勝者の褒美としてカズキを蘇らせ、二人きりで暮らす『夢』を叶える。 1:当面、川田と組んで他の参加者を減らしていく。川田もいずれ必ず殺す。 2:強者との戦闘はできれば避け、弱者、自動人形を積極的に殺す。 3:アカギ、吉良、勇次郎、軍服の男(暗闇大使)は最終的に必ず殺す。アカギは特に自分の手で必ず殺す。 ※川田章吾と、他の参加者の動向に関する情報交換をしました。 202 何をしても勝利を 投下順 204 『二人の探偵』 202 何をしても勝利を 時系列順 204 『二人の探偵』 201 笑顔 川田章吾 215 交差する運命 201 笑顔 津村斗貴子 215 交差する運命
https://w.atwiki.jp/kotatsuland/pages/126.html
こたつQ A 生放送でよく聞かれることからムダ知識まで、Q&Aでご紹介します。 こたつのIDは? いろいろあります。 ポケモンBW ともだちコード 1635-4218-7479 PS3 F1ゲーム専用アカウント KotatsuFormula-1 PS3 グランツーリスモ他用アカウント KotatsuFormula PS3 ニコニコ耐久選手権専用アカウント NicoNico-LM Twitter ID KotatsuLand Skype ID Kotatsu-Formula いつからゲーム実況を始めたの? 2010年 12月27日です。 どんな環境で生放送/実況してるの? 【パソコン】 ソニー VAIO Jシリーズ。ボードPCです。 【ゲーム用モニター】 プリンストンの23インチの液晶PCモニター。PS3とはHDMIで接続しています。 【PS3】 白い40GBのやつ。買ったときには80GBに増設されていました。 【キャプチャーボード】 アイ・オーデータ GV-USB2 【マイク】 ロジクール H600 ワイヤレスヘッドセット ハンコンですか? 【コントローラー】 ロジクール GTフォースプロ(中古で10k円でした) 【ハンコン固定方法】 冬はこたつの天板に固定。 夏はニトリの折りたたみテーブルに固定。 ペダルはミニちゃぶ台に乗せて、足を片方だけ折って角度をつけています。 今の曲、なんですか? 放送でよくランダムで流しているやつです。ジャンルはバラバラ。 Rie fu +... ◇Rose Album(アルバム) ◇Tobira Album(アルバム) ◇at Rie sessions(アルバム) ◇I Can Do Better(アルバム) ◇URBAN ROMANTIC(アルバム) LOVE PSYCHEDELICO +... ◇ABBOT KINNEY(アルバム) モータースポーツ関連曲 +... ISAMU OHASHI Tail To Nose - BATTLE FOR THE CHAMPIONSHIP Fleetwood Mac - The Chain 屋敷豪太 - God Only Knows HATAKE - Time Again Ken Harada - GIMCRACK EUROPE - Prisoners In Paradise Queen - The Hero Robin Zander - In this country T-SQUARE - TRUTH(2005ライブ版) T-SQUARE - TRUTH(20th Anniversary version) U2 - Walk On 「ドミニオン」サウンドトラックより - 危険濃度 佐藤準 - A LATCHKEY 姫神 - 遥かなる旅路 T-SQUARE +... ◇アルバムから適当に抜き出して流してます。 Japanese Soul Brothers(98野音ライブ版) Islet Beauty(「Wonderful Days」収録) Knight s Song(「BLUE IN RED」収録) MORNING STAR(「WAVE」収録) Rondo(「33」収録) SAMURAI METROPOLIS(「BLUE IN RED」収録) TAKARAJIMA(ライブ版) Wonderful Days(「Wonderful Days」収録) 半夏生(「33」収録) CONTROL(「NATURAL」収録) Discoveries(「DISCOVERIES」収録) FACES(「IMPRESSIVE」収録) TRIUMPH(「Welcome to the Rose Garden」収録) 風の少年(「Spirits」収録) 明日への扉(「HUMAN」収録) 勇者(YUH-JA)(「B.C. A.D. 〜Before Christ Anno Domini〜」収録) More Than Lemonade(「PASSION FLOWER」収録) EUROSTAR~run into the light~(「Spirits」収録) OVERHEAD KICK(「S・P・O・R・T・S」収録) BAD MOON(「夏の惑星」収録) JUST LIKE A WOMAN(「HUMAN」収録) RADIO STAR(「NATURAL」収録) Smile Smile Smile(「DISCOVERIES」収録) TWILIGHT IN UPPER WEST(「TRUTH」収録) ARCADIA(「WAVE」収録) 本田雅人 +... ◇T-SQUAREと被るので少なめです。 Condolence(ライブ版) Megalith(ライブ版) ポケットモンスター +... ◇ポケモンバトルレボリューション ゲートコロシアム コーラルコロシアム ストリートコロシアム ウォーターコロシアム カジノシアターコロシアム クリスタルコロシアム サニーパークコロシアム マグマコロシアム サンセットコロシアム キャッスルコロシアム スタービューコロシアム vs ミステリオ ◇アニメポケモン coba 宮沢和史 - ひとりぼっちじゃない サラ・ブライトマン - Be With You ~いつもそばに~ Madoka - SECRET GARDEN 安室奈美恵 - toi et moi 江崎とし子 - スマイル 江崎とし子 - そこに空があるから coba - 謎の少女、再び(迷宮) ◇ポケモンアレンジBGM ニコニコに上がってるやつです。 supercell +... ◇Today Is A Beautiful Day(アルバム) やなぎなぎ +... ◇ビードロ模様(シングル) ◇麻枝准×やなぎなぎ - 終わりの惑星のLove Song(アルバム) いとうかなこ +... ◇VECTOR(アルバム) 好きなものは? ゴクリン 2列ローリングスタート 六花亭 マルセイバターサンド 嫌いなものは? 回り込むタイプのコーナー セロリ 超スプリントレース ちょくちょく更新します。
https://w.atwiki.jp/subaryu0922/pages/4.html
ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 【カウンターサイド】リセマラ当たりランキング - カウサイ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ウィキペディアを作ったiMacが箱付きで競売に登場。予想落札価格は約96万円!(ギズモード・ジャパン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 終末のアーカーシャ(終アカ)攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) メトロイド ドレッド攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【まおりゅう】最強パーティー編成とおすすめキャラ【転スラアプリ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【グランサガ】リセマラ当たりランキング - グランサガ攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) アイプラ攻略Wiki|アイドリープライド - AppMedia(アップメディア) マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」:時事ドットコム - 時事通信 マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」 - PR TIMES 【アイプラ】リセマラは必要?当たりキャラランキング【IDOLY PRIDE】 - Gamerch(ゲーマチ) 篠原悠希×田中芳樹が明かす「歴史ファンタジー小説ならではの悩み」(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【Apex Legends】ヴァルキリーの能力と評価【エーペックス】 - Gamerch(ゲーマチ) モンハンライズ攻略Wiki|MHRise - AppMedia(アップメディア) 【ウインドボーイズ】リセマラ当たりランキング(最新版) - ウインドボーイズ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ポケモンBDSP(ダイパリメイク)攻略wiki - AppMedia(アップメディア) SlackからWikiへ!シームレスな文章作成・共有が可能な「GROWIBot」リリース - アットプレス(プレスリリース) 【ウマ娘】ナリタブライアンの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】ヒシアケボノの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】フジキセキの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) ドラゴンクエストけしケシ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) サモンズボード攻略wiki - GameWith 【スタオケ】カード一覧【金色のコルダスターライトオーケストラ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【スマブラSP】ソラのコンボと評価【スマブラスペシャル】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ブレフロレゾナ】リセマラ当たりランキング【ブレイブフロンティアレゾナ】 - ブレフロR攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ガーディアンテイルズ】ギルドレイド戦(秘密の研究所)の攻略とおすすめキャラ【ガデテル】 - Gamerch(ゲーマチ) 仲村トオル、共演者は事前に“Wiki調べ”(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【ENDER LILIES】攻略チャートと全体マップ【エンダーリリィズ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】あんしん笹針師の選択肢はどれを選ぶべき? - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】アップデート情報・キャラ調整まとめ - ポケモンユナイト攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【Apex】シーズン11の新要素と最新情報まとめ【エーペックス】 - Gamerch(ゲーマチ) ロストジャッジメント攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【Among us】新マップThe Airship(エアシップ)の解説【アモングアス】 - Gamerch(ゲーマチ) ハーネスについて小児科医の立場から考える(坂本昌彦) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ゼルダ無双攻略Wiki|厄災の黙示録 - AppMedia(アップメディア) 【テイルズオブルミナリア】リセマラ当たりランキング - TOルミナリア攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】ユナイトライセンスの入手方法まとめ - AppMedia(アップメディア) ウマ娘攻略Wiki - AppMedia(アップメディア) ゲトメア(ゲートオブナイトメア)攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【白夜極光】リセマラ当たりランキング - 白夜 極光 wiki - Gamerch(ゲーマチ) お蔵入りとなった幻の『スーパーマリオ』 オランダの博物館でプレイ可能?(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が「ITreview Best Software in Japan 2021」のTOP50に選出 - PR TIMES 真女神転生5攻略Wiki|メガテン5 - AppMedia(アップメディア) 【B4B】近接ビルドデッキにおすすめのカード【back4blood】 - Gamerch(ゲーマチ) ポケモンスナップ攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 富野由悠季「ブレンパワード」作り直したい!ファンを前に意欲(シネマトゥデイ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【スマブラSP】カズヤの評価とコンボ【スマブラスペシャル】 - Gamerch(ゲーマチ) ナレッジ共有・社内wiki「NotePM」が「ITreview Grid Award 2021 Fall」で、チームコラボレーションとマニュアル作成部門において「Leader」を5期連続でW受賞! - PR TIMES メモ・ドキュメント・wiki・プロジェクト管理などオールインワンのワークスペース「Notion」が日本語ベータ版提供開始 - TechCrunch Japan 【ギアジェネ】リセマラ当たりランキング【コードギアス】 - ギアジェネ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) モンスターファーム2(MF2)攻略wiki|アプリ・Switch移植版 - AppMedia(アップメディア) 【ブラサジ】最強キャラTierランキング【ブラックサージナイト】 - Gamerch(ゲーマチ) 【パワプロ】鬼滅の刃コラボ情報まとめ - Gamerch(ゲーマチ) 【SPAJAM2021】第3回予選大会は「クイズ!WIKIにゃんず!」を開発したチーム「かよちゃんず」が最優秀賞! | gamebiz - SocialGameInfo 検索結果における「ナレッジパネル」の役割とは・・・ウィキメディア財団とDuckDuckGoの共同調査 - Media Innovation 【ウマ娘】解放結晶の入手方法と使い方 - Gamerch(ゲーマチ) ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が「BOXIL SaaS AWARD 2021 Autumn」にて「コラボレーション部門」を受賞! - PR TIMES 「ゼルダの伝説 BotW」のマラソンで23秒? 驚きの速さで完走した方法が話題(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース Wikipediaが「中国人編集者の身の安全を守るため」に一部の編集者アカウントをBANに - GIGAZINE 【ドッカンバトル】3.5億ダウンロードキャンペーン最新情報 - ドッカンバトル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) BTS(防弾少年団)のV、8月のWikipedia閲覧数が韓国アーティストで1位!グループでは4ヶ月連続トップ - Kstyle 【イース6オンライン】リセマラ当たりランキング|召喚ガチャの開放条件は? - Gamerch(ゲーマチ) 『復活のルルーシュ』の後を描くアプリ『コードギアス』新情報公開。古代中華を観測する『血盟の紅羽』などが展開 - 電撃オンライン BacklogからNotePMへwiki情報を自動API連携する「Backlog to NotePM」をSaaStainerに掲載開始 - PR TIMES ライザのアトリエ2攻略Wiki - AppMedia(アップメディア) 真女神転生3リマスター攻略Wiki|メガテン3 - AppMedia(アップメディア) タスクも文書もWikiもデータベースもまとめて管理できる「Notion」とは? - ASCII.jp ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が、見るだけ専用ユーザー『無料』の新プランを発表! - PR TIMES 【かのぱず】リセマラ当たりランキング【彼女お借りします】 - Gamerch(ゲーマチ) 【乃木フラ】リセマラの必要はある?【乃木坂的フラクタル】 - Gamerch(ゲーマチ) 【パワプロ】生放送まとめ|パワフェス2021 - パワプロ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】サーナイトのおすすめビルド(わざ・持ち物) - Gamerch(ゲーマチ) ルーンファクトリー5攻略wiki|ルンファク5 - AppMedia(アップメディア) シャーマンキングふんばりクロニクル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) アーテリーギア‐機動戦姫-攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 簡単操作で自分専用Wikiを構築できるMarkdownエディタ「Obsidian」のモバイル版を使ってみた - GIGAZINE 【東京リベンジャーズ】場地圭介の声優情報と注目ポイントをご紹介!|編集部コラム - AppMedia(アップメディア) 情報マネジメントツール「Huddler」がwiki機能を刷新 - PR TIMES シェアエコ配送アプリ「DIAq(ダイヤク)」のアンカーアプリで、高層ビル・商業施設の入館方法などお役立ち情報をまとめた「DIAqwiki」を公開 - アットプレス(プレスリリース) 【ツイステ】マスターシェフの攻略~辛味のふるさと~【料理イベント】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ラグナロクオリジン】リセマラは不要?おすすめ職業は?【ラグオリ】 - Gamerch(ゲーマチ) 白夜極光攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 【バイオミュータント】2.02アプデ|アップデート1.4情報 - バイオミュータント攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ニーアレプリカントリメイク攻略wiki|ver.1.22 - AppMedia(アップメディア) 【ウマ娘】ゴルシウィークはいつから?キャンペーン情報まとめ - Gamerch(ゲーマチ) シーズン66 - 【超速GP】ミニ四駆 超速グランプリ攻略まとめwiki - 電撃オンライン 乃木坂的フラクタル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 「こんなことになるとは…」13年前のエイプリルフールについた“嘘”がネットで… ある男の告白(BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 整理不要の情報共有ツール(社内Wiki)「Nerve」シードラウンドで総額約3500万円の資金調達を実施 - PR TIMES Nerve - 整理不要の情報共有ツール(社内Wiki) ローンチカスタマー募集開始のお知らせ - PR TIMES Among Us攻略Wiki【アマングアス・アモングアス】 - Gamerch(ゲーマチ) 稲作アクションRPG『天穂のサクナヒメ』における「農林水産省攻略wiki説」は本当なのか? - AUTOMATON 無料とは思えない多機能っぷりなWikiインフラ「Wiki.js」レビュー、自前でホスト&外部サービスと連携可能 - GIGAZINE Microsoft Teamsの基本と活用(24) TeamsのWikiを使う - マイナビニュース 『ゲーミングお嬢様』での提起が話題に “企業系wiki”に横たわる問題点とは - リアルサウンド 「エイリアンのたまご」,自動周回機能と公式wikiが登場 - 4Gamer.net 【リゼロス】Re ゼロから始める異世界生活 Lost in Memories攻略まとめwiki - 電撃オンライン ヌーラボ、プロジェクト管理ツール「Backlog」の絵文字入力の補完機能・Wiki編集の自動マージ機能を修正改善 - PR TIMES Backlog、Wikiにファイル添付が容易にできる機能をリリース -- グローバルバーの視認性改善なども実施 - PR TIMES GK川島、パンチング失点でWiki書き換え炎上 「セネガル代表」「プロボクサー」... - J-CASTニュース 「ウィキ」の「寄付バナー」がデカすぎ 「広告にしたら?」の声、元管理者にぶつけると... - J-CASTニュース
https://w.atwiki.jp/sanetomo/pages/27.html
実朝reborn 121201 議事録 吉祥寺深夜ミーティングの振り返り 中嶋さん・・・悩みを打ち明けられるコミュニティ 坂口・・・小さい頃から多様な価値観に触れられるコミュニティ ちなみに、長さんは多様性に共感。坂口のスタンスに近い 多様な価値観が結びついて新しいものが出来る 中嶋さん:それはどういう立場で? 長さん:鎌倉からnpo、ベンチャー 中嶋さん:誰がハッピーか 長さん:最新のサービスに触れられる とりあえず、皆の思いをぶつける 世界一○○な街、鎌倉の「○○」を決める 長さん:街中でディスカッションが起きている。様々な考えがぶつかり合う 一新塾、ドットジェイピー。話す文化になっている。 中嶋さん:価値観をぶつけ合う的な 長さん:その中で価値観が芽生えていく 中嶋さん:やりたい事を言える街。言いたい事も言えないこんな世の中じゃ シンキングタイム! 長さん:図にしてみた。 キーポイントになっているのは多様な価値観をぶつけ合える →価値観同士、人同士がつながる。悩みがなくなる →新しいものが生まれる。許容する。そういう風土↑ 「世界で一番対話が出来る街」 中嶋さん:未来都市鎌倉 3人が言いたい事は未来につながる。坂口の意見はその人が新しいこれからを見つけられる。将来がフラット。長さん、多様な価値観がぶつかり新しい価値観を生む。自分のも現状に満足していない人がその人にとって新しい未来を見つけられる 今にない新しい何かが生まれる街 豊川さん:ぷよぷよのイメージ。つながるとは ヴィジョンのキャッチコピー、解決のキャッチコピー その先に何があるのか。 中嶋さん:悩みがなくなったら、気持ちが悪い世界。相談するハードルが下がるとストレスが減る。鎌倉市民皆兄弟。鎌倉家族。宇宙船鎌倉号 一人で出来ない事を他の人の力を借りてやる 多様な価値→人生満足度が高い。後悔しない。自分の生き方に自信・誇りが持てる 悩みを打ち明けられると?→信頼関係。本当の意味で仲良くなる。距離を縮める。 一人一人のやりたい事が形になっていく。誰かがやりたい事に人がぶら下がり形になる。街が全体で盛り上がる。やりたい事が社会の要請。どんどん実現される街。人が楽しんでいるのを見て楽しむ 一人一人がやりたい事をやっている街。 相乗効果 豊川さん:さらけ出す。つらい事も。見えはらない。相手に勝とうとしない。 ダメな所も受け入れる。常にフラットに そして、みんな寝た
https://w.atwiki.jp/mahabharatapotal/pages/691.html
第4-31章.第4-32章.第4-33章. 第4-32章. ヴァイサンパヤナは言った、『都を出て行進していた、あの勇壮な鍛冶屋マツヤたちは、戦いの順番に整列し、太陽が子午線を通過した時、トリガルタを追い越した。怒りに燃え、王を捕らえようとする強大なトリガルタ族とマツヤ族は、戦いになると抑えきれず、大きな咆哮を上げた。そして、両陣営の巧みな戦闘員が乗りこなす恐ろしく憤怒した象が、棘のついた棍棒や鉤で急き立てた。王よ、太陽が地平線に沈む頃、両軍の歩兵、騎兵、戦車、象の間で行われた戦いは、神々とアスラ族の間で行われた昔の戦いのようであった。戦闘員が互いに突進し、打ち合い、斬り合うと、厚い砂塵が舞い上がり、何も見えなくなった。そして、争う軍隊によって巻き上げられた塵に覆われ、鳥が大地に降り始めた。そして、太陽は厚い矢の雲に隠れて見えなくなり、大空はまるで無数の蛍で明るく見えた。そして、黄金で飾られた弓を手から手へと移しながら、英雄たちは矢を右へ左へと放ち、打ち合い始めた。また、車は車と、歩兵は歩兵と、騎馬は騎馬と、象は強大な象と戦った。彼らは剣や斧、ひげのついた矢や槍、鉄の棍棒で激しく打ち合った。王よ、これらの屈強な武装した戦士たちは、その争いの中で互いに激しく攻め合ったが、両者とも他方に勝つことはできなかった。ある者は美しい鼻を持ち、ある者は上唇に深い傷を負い、ある者は耳輪で飾られ、ある者は整えられた髪に傷を負い、切断された首が塵に覆われた地面に転がっているのが見えた。やがて戦場は、矢によって切り落とされ、サラの木の幹のように横たわるクシャトリヤの戦士たちの手足で覆われた。そして、耳輪で飾られた頭、サンダルで汚れた腕が蛇の体のように散乱し、戦場は非常に美しくなった。車と車がぶつかり合い、騎馬兵と騎馬兵がぶつかり合い、歩兵と歩兵が戦い、象と象がぶつかり合った。戦士たちは、人道、友情、人間関係を顧みることなく戦い始めた。矢のような雨に進路も視界も遮られ、ハゲワシが地面に舞い降り始めた。しかし、腕っぷしの強い戦闘員たちは互いに激しく戦ったが、どちらの英雄も敵対する者たちを打ち負かすことはできなかった。シャタニーカは百人の敵を、ヴィサラクシャは四百人の敵を倒し、二人の勇敢な戦士はトリガルタの大軍の中心部に侵入した。そして、トリガルタの大軍の中に入り込んだ有名で強大な英雄たちは、敵対する者たちの感覚を奪い、より緊密な争いを引き起こし始めた。 そして、トリガルタの自動車が大挙して集結している地点に目をつけ、英雄たちはついに攻撃の矛先をそこに向けた。ヴィラータ王は、スリヤダッタとマディラクシャを後方に従え、500台の車と800頭の馬、そして大きな車に乗った5人の戦士を破壊した。そしてついに王は、黄金の戦車に乗ったトリガルタ族の支配者に出くわした。そして、高慢で力強い戦士たちは、戦うことを望み、牛小屋の中の二頭の雄牛のように、互いに咆哮しながら突進した。その時、人の中の雄牛であり、戦いに抑えのきかないトリガルタの王スサルマンが、マツヤに車の上での一騎打ちを挑んだ。その時、怒りに燃えた戦士たちは、車の上で互いに突進し、滔々と雨を降らせる雲のように矢を浴びせ始めた。 そして互いに激怒した猛者たちは、武器に長け、剣やダーツやメイスを振り回し、(戦場を)動き回り、砥いだ矢で互いに襲いかかった。ヴィラータ王はスサルマンに10本の矢を突き刺し、彼の4頭の馬にもそれぞれ5本の矢を突き刺した。スサルマンもまた、戦いに強く、致命的な武器に精通し、マツヤの王を50本の砥石で貫いた。そして、強大な君主よ、戦場の塵のために、スサルマンとマツヤの王の兵士は互いに見分けがつかなかった」。 第4-31章.第4-32章.第4-33章.
https://w.atwiki.jp/legends/pages/2750.html
「-------あ゙?」 高元の、声を聞いて 若干、血に濡れた木刀を持った龍一が……ゆらり、幽鬼のように体を揺らしながら、振り返った --------辺りの空気が、かすかに揺れる 空気が振動したような、錯覚 高元の威圧感と、龍一が発していた威圧感が……真正面からぶつかり合う 龍一は、普段、学校では決して見せることのない威圧感を背に背負っている それは、高元から向けられる威圧感に、決して負けてはいない むしろ……龍一の背負う威圧感の方が、わずか、ほんの僅かだが……高元の威圧感を、押し返し始めていた 普段はヤル気なく、自身を隠し、目立たないように振舞っている龍一 だが、今の龍一は、軽くリミットブレイクしている事によって、乱神モードに突入しているのだ 長い前髪の間から覗く眼差しは、普段の彼からは考えられないほどに、鋭い 獄門寺組の将来を背負うべく生まれた男の威圧感が、情け容赦なく辺りに撒き散らされる 「…あらあら。あの子の先生ですの?」 と、そんな威圧感のぶつかり合いなど、てんで気にしていない様子で、龍一の母は高元に笑いかけた 着物を纏った上品な雰囲気の彼女ではあるが、この光景を眺めて微笑んでいられる辺り、極道の道へと自ら踏み込んだ女は違う 「大丈夫ですよ。私の亭主が、少々口を滑らせただけですので………問題ありませんわ」 「いや、しかし、暴力は…」 「あらあら、あれくらい、親子のじゃれあいですわ」 どう見ても、父親以外も巻き込んでいるのだが 彼女からしては、特に問題はないらしい 「…でも、まぁ、先生には刺激が強すぎたかしら?………龍一、その辺でやめておきなさい。後は、私が後で釘を刺しておきますからね」 「…………………わかった」 ……ふぅっ、と 龍一が纏っていた威圧感が……消えた いつもの、どこか無気力な様子へと戻る ちょっぴり血に濡れた木刀を、龍一は卯月へと返す 卯月はその木刀を、慣れた様子で布で拭き始めた 「……あぁ、高元先生…………こんにちは」 この段階になって、龍一はようやく、高元の姿を認識した 小さく、頭を下げる …その様子からは、先ほどまでの荒々しさは、消えうせていて まるで、別人のようにすら、見える 「…お袋、俺、向こうの集団に知り合いがいるから、挨拶してくる」 「あらあら、そうなの?挨拶は大切ですものね、いってらっしゃいな」 「………あぁ……………先生、それじゃあ」 ぺこり、もう一度、高元に頭を下げて 龍一は、ふらふらと何やら鎧を纏った男を中心とした、花見客の集団へと足を向けた 瑠璃の手から逃れ、てちてち、花子さんがその後をついていく 「…えぇと」 「あらあら、先生、どうなさいましたの?」 あまりに急激な龍一の変化に、呆然としている高元に 龍一の母は、どこか楽しそうに笑っているのだった 続くかどうかわからない 前ページ次ページ連載 - 花子さんと契約した男の話
https://w.atwiki.jp/p_ss/pages/1630.html
岩のようにずっしり重い身体を引き摺って、電車に乗り込む。 昼下がりの快速電車はガラガラで、サラリーマン風の人や主婦や学生がポツリポツリと座っているだけだ。 一番端の席を陣取って、沈むようにシートに身を預けた。 それと同時に洩れる深いため息。 まったく、、どうして数少ない授業がこんな日に限って重なってるんだろう。。 昨夜は、なんだかいい気分でのっちの作るお酒を飲んでいた。 だけど覚えているのは、珍しくスローなミディアムナンバーが流れていたクラブ内でのことだけ。 それからどうやって家まで帰ったのかは、まったく覚えてない。 起きた時には髪の毛はボサボサだし、頭はガンガン痛むし、胃はムカムカするし。。 完全な二日酔いだ。 だけど、目覚めたのは一人きりのベッドの上で。 ちゃんと部屋着にも着替えて、しっかりメイクも落としてあった。 テーブルの上には、頭痛薬とキャベジンが並べて置かれていて。 ゴミ箱には、真っ黒に汚れたメイク落としシートが2枚分。 ソファーの上には、あたしが昨日着ていた服が畳まれていた。 どれだけ面倒見のいい子をお持ち帰りしてしまったのかと、血の気が引いていくのを感じたけれど、 ベッドサイドに置きっぱなしにされた見覚えのあるピアスにほっと胸を撫で下ろした。 それは、のっちのお気に入りの星のピアスだった。 月明かりの下でのっちの背中に揺られていたことを思い出した。 どんな会話をしたかなんて、まったく記憶にないけれど。 きっと、あのまま寝てしまったあたしを送り届けて、世話をしてくれたんだ。 そして、珍しくあたしよりも先に起きて帰っちゃったんだろう。 起こしてくれればいいのに。 彼女らしくない行動にいくつか疑問を感じながらも、 シャワーを浴びて、髪の毛を乾かして、メイクをして、、 なんて慌ただしく支度をしているうちに、そんなことは頭の隅に追いやられてしまった。 少しは身体のダルさや重みが取れてきたところで、電車はいつもの駅へ着く。 改札をくぐって、ふといつもの癖で耳を触るとピアスをし忘れて来たことに気づいた。 あーぁ、お気に入りのハートのピアスだったのに。 どうして、こうモヤモヤすることって重なるんだろう。 ああ、そうだ。あとでのっちにお礼のメールをしておかなきゃ。 どうせ、返事は帰って来ないんだろうけど。 それから、、、今日はあ〜ちゃんと一緒に帰れる日だから、図書館で時間でも潰してー・・・・ そんなことを思いながら、いつもの様にバス停へ向かう。 途中、突然誰かに腕をひっぱられ、支柱の影に引き込まれた。 突然の出来事に抵抗する暇もない。 「ちょ、なっ・・・」 あたしの腕を掴んで、笑みを浮かべる人。 それは確かに見覚えのある人だった。 「ひさしぶり」 そう。 何度か身体を重ねたこともある。 理由なんて、ただひとつ。 「あ、やか・・・」 名前が同じだったから。 ただそれだけ。 いつもみたいに一夜限りの関係で終わるはずだった。 朝になれば、さようなら。 そんな関係のひとつに過ぎないはずだった。 だけど、あたしの失敗は、この子が同じ大学の子だと気づかなかったこと。 「あはwそんなビックリしなくても」 女の未練は、時に憎悪へ変わる。 そんなドロドロした世界、何度だって見てきたつもり。 だから、それをうまく交わす術も自然と身に付いていた。 そうやって、うまく交わしてきたつもりだった。 「またさぁ、あたしとも遊んでよ?」 「・・・付き合ってる人いるから」 「西脇、さん?」 「・・・カンケーない」 あ〜ちゃんだけは、そんな世界に巻き込みたくなかったから。 「と、、彩乃?」 「え・・・」 「のっち、って言った方が分かるよね?」 警告受けたの。 彼女の口から出た、その名前に。 嘲笑うような、その笑顔に。 なんで? なんで、、この子がのっちのことを知ってるの?? 「びっくりしたよ。まさかねえ」 「・・・てよ・・」 「あの、のっちとゆかが」 「やめてっ!」 聞きたくない。 他の人の口から、あたしの知らないのっちのことなんて。 聞きたくないよ。 「今すぐ、あたしの前から消えて」 早くここから逃げなくちゃ。 関わっちゃいけない、と心が急かす。 「あたしね、さっき、西脇さんに会ってきたよ」 ドクンッ。 「・・・何したん?」 あ、ダメだ。 そう思った時にはすでに、あたしは彼女の胸元に掴みかかっていた。 「あ〜ちゃんに何したん!?」 「こっわwアンタも取り乱すことあるんだね」 「あ〜ちゃんに何したんだって聞いてんだよっ!!」 怒鳴り声をあげて、女に掴みかかる女。 周りの人たちは見てはいけないものを見てしまったような顔をして足早に通り過ぎていく。 「何もしてないよ」 腕を振り払われると、足が少しだけよろけた。 身体に力が入らない。 だけど、厭らしい笑みを浮かべたままの彼女を睨みつけることだけは忘れなかった。 「ただ、本当のことを教えてあげただけよ」 ——ほら、よく撮れてるでしょ? そう言って、彼女が付きつけたケータイ画面。 そこに写っているのは、重なり合うふたつの人影。 暗闇ながらも、街灯にわずかに照らされた横顔はその二人が誰なのか、はっきり判別することができる。 「身から出た錆、でしょ?」 それは、 いつものクラブの裏口でキスをしている、あたしとのっちだった。 ドクッ、 ドクッ、 うるさい。 うるさい。 動悸が激しくなっていく。 「な、んで、、今更、こんなこと・・・・」 「別に未練があるわけじゃないけど、、」 ひゅう、 ひゅう、 苦しい。 苦しい。 喉の奥を冷たい空気が通っていく。 「ただ、ちょっと悔しいから仕返しに来たの」 誰かにつけた傷は、いつか自分へ返ってくる。 それは苦しいほど残酷な現実と一緒に。 分かってたはずでしょ? 時計の針を止めるなんて、 醒めない夢なんて、 虚構に過ぎないって。 「ねぇ、知りたい?」 やめて。 これ以上、 揺らさないで。 掻き乱さないで。 あたしの世界を。 奪わないで。 崩さないで。 あたしの今を。 「西脇さんがどんな反応したか」 やめて・・・ 壊さないで! to be continued...
https://w.atwiki.jp/korgadjm/pages/19.html
名前 説明 WhitePad Cutoffで丸まった太めのSaw SquPad Squ波+シューっという細い排気音。アタックやや弱め NoisePad コーンという音と徐々に低くなっていく風切音 Flutes 瓶を吹いた時の音+シューっという徐々に低くなる排気音 Solar ベロシティが揺れてるSquっぽい音と少しぎらついた金属音 Tubular 学校のチャイム EtherBel ベルの音+排気音 Pluck ピーンというチャイム的な音。高音でややハウリング音も聞こえる BritBell Pluckよりざらついたチャイム音。高音のハウリングも強め BellWave アタックはベルっぽくサスティンはオルガンっぽい音 WavSweep ややCho/Flgのかかった音が一定間隔でぶつ切りループする MagicOrg オルガンの音+キラキラ音。マジカル Syn-Zing オルガン+高音のコンピュータ的なピロピロ音の短いループ AliaBass 管をとおる排気音+カランカラン Palawan フィルタリングされたシンセ音にミステリアスなノイズ。秘境のイメージに合う Lore Pad 鉄板を叩き付けたような音+排気音 Lore 水の流れのような音と固く小さい木片がぶつかり合うような音 Universe コーラス音+上のLoreが裏で小さく鳴っている OohVoice 低音でOoooohと言ってるように聞こえる Air Vox シンセ感のつよいSawユニゾンに排気ノイズ VoxPad 中音域以上でAaaahという声に聞こえる Vocoder 全音域で人のコーラスっぽく聞こえる SynVox1 低音域でおっさんの「Aaaah」という声。中音以上でややチープなシンセ音 SynVox2 SynVox1で発音変えた版。こちらはUuuuhと聞こえる Formant1 Sawにフォルマントかけたような音 Formant2 Formant1とほぼ同じ? VoiceYah 低音域でおっさんのやや高めの「Aaaah」という声。中音以上でややチープなシンセ音 VoiceEeh 低音域でおっさんのやや高めの「Eeeh」という声。中音以上でややチープなシンセ音 Tooter ベロシティが大きく揺れる瓶笛のような音 Rhythmix 高速で適当に木製の打楽器を叩くループ Rainstix 水の流れるような音と細い木片が高頻度でぶつかり合う音 Angklung 木製の打楽器を高速でたたく音。Rhythmixより高い音が主体 MarcTree 高音でキラキラパーティクルな感じになる WindBell MarcTreeより硬質なキラキラ Syn-Air エアー感のつよいシンセ Noise1 すきま風のようなほぼエアーな音 Noise2 高音域でも低音のするエアーノイズ Noise3 強いデシメーターエフェクトをかけた金属的なノイズ Noise4 ざらついた鐘の音。音程はやや外れている Synsine1 カットオフしたSin波。シンプルな音 Synsine2 Sine1のカットオフを弱めたもの Synsine3 オクターブユニゾンのSine波 Synsine4 太めのSine波 Synsine5 明るめのSine波 Synsine6 チャイム音のようなSine波。オクターブユニゾンあり Synsine7 ピーーという感じのチャイム音 5th Sine パワーコードSine波 Pres1 シンプルで太いSine波 Pres2 Pres3 Pres4 ResX1 ResX2 ResX3 ResX4 Pulse1 Pulse2 Pulse3 Pulse4 SynLead1 SynLead2 SynLead3 SynLead4 DistGtr1 DistGtr2 DistGtr3 DistGtr4 SynWave1 SynWave2 SynWave3 SynWave4 SynWave5 SynWave6 SynWave7 SynWire1 SynWire2 SynWire3 SynWire4 5thSaw 5thSqu Digi1 Digi2 Digi3 Digi4 Digi5 Digi6 Digi7 Digi8 Digi9 Bell1 Bell2 Endless
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/109.html
頭屋敷2 2KB 饅頭屋敷-2 夜。 外の雨は土砂降りになり、家の中の音は一切外に聞こえない。 まりさは、老夫婦が寝静まったところを見計らって行動に移すことにした。 「にげたらめんどうだよ…まずはばばあをあるけなくしてひとじちにとるんだぜ…」 まりさが家を散策した際、布団のある部屋を把握していた。 そこが寝室に違いないことは、いくら餡子の脳味噌でもわかる。 「あんがいああいうのもやくにたつものだぜ…」 ボソボソと呟きながら、寝室へ近づく。 「そろーり…そろーり…」 一歩、また一歩 ―と言っていいのかわからないが― 老夫婦の部屋へ。 「そろーり…そろー……ゆゆ?」 ふと、まりさの帽子が何かにひっかかった。 そのまま前に進もうとしてみるが、それは硬く、進むことは出来ない。 帽子が脱げるとゆっくりできないよ、と呟き、 「まったくこんなときに…まりささまのじゃまをするばかはどこのどいつなんだぜ…?」 まりさは面倒くさそうに振り向いた。 瞬間。 「ゆべぇっ!?」 顔面に硬い何かがぶつかり後ろに吹き飛ばされた。 壁にぶつかり、板張りの廊下をバウンドする。 「なにをするんだぜ…ゆぎぃっ!!?」 顔を上げようとするとまた何かに殴り飛ばされ、バウンドし、また殴り飛ばされる。 続けざまに与えられる、顔が弾けて餡子が飛び出るかと思えるくらいの衝撃に、まりさは意識を手放したのだった。 「ゆーん…?」 まりさが目を覚ましたとき、そこは籠の中だった。 籠、というよりは、大人ゆっくりの体がギリギリ収まるサイズである。 拘束具に近い。 「おじいさん!おじいさん!ゆっくりちゃんが目を覚ましましたよ!」 「おおー…そうかそうか、よかったねぇ。大丈夫かい?」 「ゆ…?」 まりさの記憶は混乱していた。 「あなたはね、うちの前で倒れていたのよ。どこからか迷い込んだのねぇ…」 「もう君は大人だね。野良ゆっくりでも飼いゆっくりでも、しらない人間の側は危ないと教えられなかったのかい?」 「ゆ…まりさはおやにすてられていままでひとりでいきてきたのぜ… そんなことおしえてくれるひとなんていなかったのぜ…」 以前目にした飼いゆっくりの生活。 三食を与えられ、適度に遊んでもらい、我侭を人間に聞かせる。 それに憧れを抱いていたまりさは、老夫婦を奴隷にしようとしたことも綺麗さっぱり忘れ、優しげな物腰の老夫婦に媚を売りはじめた。 「ゆゆーん…。まりさはかわいそうなゆっくりなのぜ…」 「そうねぇ…おじいさん、この子少し置いてあげてはどうかしら」 「またかい?お世話はばあさんがするんだろうね」 「もちろんですとも」 「ゆ!まりさはとってもゆっくりしてるんだぜ!めいわくはぜったいにかけないのぜ!」 「ほら、こう言っていますし」 「仕方がないなぁ。いつもばあさんには適わんよ。好きにするがいい」 「ゆゆー!ありがとう!おじいちゃんおばあちゃん!」 「あらあら」 まりさは棚ボタ的に夢の生活を手に入れた。 老夫婦は優しげに微笑んでいる。 幸福の絶頂にいるまりさは、大切なことをすべて忘れていた。 【続く…と思うんです。感想ありがとうございます。一気に書き上げる根気がなくてすみません】 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 続きに超期待! -- 2012-02-13 01 41 17 もう飽きた -- 2011-12-23 10 11 49 どうでもいい -- 2010-11-22 19 39 58 ↓なんてことを言うんだ!俺は期待しているぞ! -- 2010-11-11 19 46 21 やっぱ続かないでいいや -- 2010-09-06 03 01 46
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/641.html
では、行かせて頂きます。 今日はハルヒ視点で!なんとか15レス程に収まればいいんだけど・・・ ━━━━━突然だけど・・・とにかくアタシは授業が嫌いだ。 だから、なにかしら暇潰しのネタを見付けては、放課後まで一日をやりすごす。 前に座ってるキョンの背中をペンで突っついたり、背中にムフフな言葉を書いて困らせたり・・・も、いいんだけどね? あんまりヤリ過ぎると、本気で怒るのよ! だから何か他の事を・・・ そうね、最近は漫画にハマッてる。 なんてったって、読書の秋だし! 今日も五時間目から教科書でカモフラージュしながら「花男」を読みっぱなし! まさか、道明寺がニューヨークへ行っちゃうとは思わなかったわよ! つくしちゃんとの関係は、どうなるのかしら・・・ って、あれ? 気が付くと、授業はとっくに終わっていて、アタシ以外のクラスのみんなは居なくなっていた・・・。 不覚だわっ!早く部室に行かなくちゃ!━━━━━ 【凉宮ハルヒの奮闘@コーヒーふたつ】 アタシは急ぎ足で、午後になって少し冷え込んできた廊下を、部室棟へと歩いた。 ちなみに、我がSOS団の本日の活動内容は未定。 歩きながら、今日は何をしてやろうか少し考えてみるけど、これといって名案が浮かばない。 まあ、いいわ!部室で、ゆっくりお茶でも飲みながら考えるとしよう! 部室に近付くと、楽しそうな話し声がドアの向こうから聞こえてきた。 (みんな、もう来てるな・・・) なんだか楽しい気分になって、アタシは勢い良くドアを開けた。 -みんな、揃ってるわねっ?・・・て、あれ?何を食べてるの? 「おう、ハルヒか!朝比奈さんが、クッキーを焼いて来てくれたんだ!」 キョンが口をモゴモゴさせながら、嬉しそうにしている。 「いやぁ、実に美味いですね!商業的価値すら感じさせる味わいですよ?」 「・・・・学習により疲労した脳には糖分の摂取を推奨する。」 古泉君もユキも夢中で食べてる・・・。 みくるちゃんに、こんな特技があったとはね・・・。 「いやぁ、朝比奈さん!本当に美味いですよ!」 「やだ・・・ふふっ、キョン君たら!じゃあ・・・また何か作りましょうか?」 「ええ、是非!」 くっ・・・馬鹿キョンの奴!甘いものは苦手だって言ってた癖にっ! デレデレしちゃって何よっ! 「おい、ハルヒも食ってみろ?美味いぞっ!」 -いらない。 「なにムクれてるんだ?」 -・・・ムクれてなんかないわよっ! 「ハルヒ?」 -今日は先に帰るっ! なんだかものすごく頭に来て、アタシは部室を飛び出した。 学校を離れてしばらくたっても、アタシの腹の虫は治まらなかった。 まったく・・・馬鹿キョンの奴・・・ あんなに嬉しそうにする事ないじゃない・・・ 大体・・・お菓子作りくらいアタシだって出来るわよ・・・ あ! そうだっ!良い事思い付いたっ! 明日のSOS団のオヤツをアタシが作れば良いのよっ! そうね・・・クッキーとかじゃなくて、ゴージャスにショートケーキなんかどうかしらっ! お菓子作りなんてやった事ないけど、『萌え系ドジっ娘』の代名詞のみくるちゃんが出来るんですもの! やってやれない事は無いわ! とりあえず作り方さえ解れば、後は材料を買って楽勝よっ! アタシはとりあえず、商店街へと向かった。 買い物を済ませて家に帰ったアタシは、早々と夕食を済ませるとキッチンに立って準備を始めた。 一通り道具を揃えて、材料を並べるアタシを見て、母さんが驚いてる。 「ハルヒ・・・あんた、何やってるの?」 -ん~?ケーキ作るのっ! 「ええっ?あんた、カレーさえマトモに作れないのにっ?ケーキって難しいのよ?」 -煩いわね!人間、やる気になれば、なんでも出来るのよっ! 「まったく・・・やれやれだわね・・・」 母さんは呆れた顔で茶の間へと戻って行った。 まったく・・・大きなお世話よね! おおっと、母さんに構ってる暇なんて無いわっ!早く作らなきゃ。 えーと・・・小麦粉にベーキングパウダー・・・無塩バターに砂糖に卵っと・・・。 卵は黄身と白身に分けるのか・・・。 そして、先に黄身にバターと砂糖を入れてかきまぜる・・・あれっ? 砂糖が溶けないじゃないっ!どうするのよ、これっ! 「ちょっとハルヒ!お砂糖は少しづつ入れるのよっ!」 -あれ?母さん・・・居たの? 「まったく、おちおちテレビも視てられないわね!いいから全力でかきまぜて、溶かしてしまいなさい!」 -う、うん。 「そしたら白身を泡立ててっ!モコモコになるまでやるのよっ!」 -でええっ?全然モコモコになんかならないわよ? 「パワーとスピードが足りないのよっ!ココで気合いを入れないと、スポンジが膨らまないんだから!」 -わ、わかってるわよ!どぉぉりゃああああああああっ! 「そう!そしてそれにさっきの黄身を混ぜて、最後に粉を混ぜるっ!」 -うん!・・・それっ! アタシは用意しておいた小麦粉を全部、勢い良くボールに入れた。 「・・・やっちゃったわね?」 -えっ?何? 「・・・小麦粉もフルイにかけながら少しづつ入れるんだけど?」 -あ・・・!ねえ、母さんっ!どうしよう・・・・ 「うーん・・・とりあえず、粉がダマにならないように良く混ぜなさい。もしかしたら上手に焼きあがらないかもしれないけど・・・まあ、初めは誰でもそんなもんよっ!」 とりあえずアタシは、母さんに言われた通りに良く混ぜた後、型にそれを流し込んだ。 そして、オーブンに入れて焼けるまで待つ・・・・けど、なんだか全然膨らまない。 -母さん、どうしよう・・・。 「やっぱり駄目か。ねえ、ハルヒ?ケーキ作りは勢い良くやっちゃ駄目よ?地味に、丁寧にやらなくちゃね。」 -うん・・・。これ、失敗? 「・・・大丈夫よ。焼き上がったら上下半分に切って、フルーツとクリームを多目に挟めばいいわ。それに・・・アンタの選んだ彼は、少しくらい美味しく無くたって喜んでくれるわよ!」 -っ!母さんっ? な、なんでっ?母さんにはキョンの事なんか話した事ない筈なのにっ! 「なに赤くなってるのよ?ふふっ・・・アンタは本当に母さんの若い頃にそっくりね。」 それから少し後・・・ アタシのショートケーキは完成した。 ちょっと生地が固くなっちゃったけど、中々の出来栄えねっ! 明日の放課後に、みんなの驚く顔が目に浮かぶわっ! そして、夢中で食べるキョンの顔もねっ! さてさて、疲れたからもう寝ようっと! 次の日・・・ アタシは、朝起きてすぐにキョンにメールした。 『今日は電車で行く』っと・・・これで、良し! 一緒に行くとケーキの存在がバレちゃうじゃない? 放課後に驚いてもらわなきゃ、意味ないのよ! そして、アタシは急いで着替えて学校へと向かった。 学校に着くと、誰にもバレないように部室に寄って、冷蔵庫に持って来たケーキを隠す。 ふふっ、完璧だわっ! そして、何事も無かった様にアタシは教室へと向かった。そう、何事も無かった・・様に・・・ 「おい、ハルヒ!何ニヤけてるんだ?」 -へっ?なななななんでも無いわよっ! 「また、妙な事考えてるんじゃないだろうな?」 -なによっ!「妙」とは失礼ね! まったく、キョンは解ってないんだから。 まあ、いいわっ!とにかく放課後、放課後っ! そして放課後・・・ 不覚だった・・・。 また授業中に漫画を読んでたら、知らない内に授業が終ってた・・・ 何やってるんだろ、アタシ・・・ ま、いいか。 少し遅れたけど、部室に行ってケーキのお披露目といきますかっ! 部室に近付くと、楽しそうな話し声がドアの向こうから聞こえてきた。 (みんな、待ってなさいよっ・・・) いよいよ、みんなにアタシのケーキを・・・! 味はイマイチ自信が無いけど、クリームとフルーツのボリュームなら負けないわっ! アタシは勢い良くドアを開けた。 -みんな、揃ってるわねっ?・・・て、あれ?・・・何を・・・食べてるの? 「おう、ハルヒか!朝比奈さんが、マドレーヌを焼いて来てくれたんだ!」 キョンが口をモゴモゴさせながら、嬉しそうに・・・している。 「いやぁ、実に美味いですね!昨日のクッキーも美味しく頂きましたけど、今日のマドレーヌもまた素晴らしい!」 「・・・・。(ムシャムシャモグモグモグモグ)」 古泉君もユキも夢中で食べてる・・・。 「おい、ハルヒも食ってみろ?フワフワで美味いぞっ!」 -いらない。 「なに怒ってるんだ?」 -・・・怒ってなんかないわよっ! 「おい、ハルヒ?」 なんだかものすごく悲しくなって、アタシは部室を飛び出した。 そして・・・ とりあえず屋上に来てみた。 もう、西の空は微かにオレンジ色になりかけていて、それを見てるとなんだか益々切なくなってくる。 -なにやってんだろうな・・・アタシ。 しばらくぼんやりしていると、微かなオレンジ色はみるみる朱色に変わり、やがて淡い紫色を連れて来た。 少し寒いな・・・もう、帰ろう。 アタシはとりあえず、食べてくれる相手を失ったケーキを取りに部室に戻る。 部室には、もう誰も居なかった。 冷蔵庫を開けると、今朝のままの姿でケーキが置いてあるのが見えた。 アタシは、そっとそれを取り出すと、机の上に置いてみる。 どうしようかしらね、これ・・・ その時!突然、ドアが開く音がした! 「ハルヒっ、ここに居たのか!探したんだぞ?」 ドアの方を見ると、キョンが呆れた様子で立っていた。 -な、なによ!キョンこそ何やってんのよ? 「お前を待ってたんだろうが!今日は一人で帰るともなんとも言ってなかったし!」 -そう・・・だっけ? 「そうだ!・・・ところで、それは何だ?ケーキか?」 キョンは、アタシが机の上に置いたケーキの箱に気付いたみたい。 でも・・・もう、遅いわね・・・。 -なんでも・・・ないわよ・・・。 「そうか・・・。」 そう言うと、キョンは何か考える素振りを見せた。 そして「なるほど」って顔をしたと思ったら、突然ケーキの箱を開け始めた。 -ち、ちょっと!何するのよっ? 「ん?ああ、食べようぜ?」 -えっ・・・? 「駄目か?」 -駄目じゃ・・・無いけど・・・。 「ん。待ってろ?今、切り分けるから。」 キョンは、流し台から包丁とお皿を取り出すと、手際よくケーキを切り始めた。 でも・・・やっぱり固そうだな。 さっきの、みくるちゃんのマドレーヌとは全然違う・・・。 「おい、食べないのか?」 -え?ああ、食べるわよ。 「それじゃあ、いただきます!ん・・・おお!美味いな、これ!ハルヒが作ったんだろ?」 -そうだけど・・・。 「んん!美味い!」 -そ、そんなことないわよ・・・。 「いや、本当に美味いぞ?」 -っ!そんな事ないって言ってるでしょっ! 何だか、見え見えのお世辞を言われてる気がして、アタシはだんだんイラついてきた。 だって・・・どう考えても、みくるちゃんの作るお菓子には及ばない・・・ アタシは夢中で食べているキョンに、思わず声を張り上げてしまう。 -そんなに『美味い美味い』って言うんだったら、どんなふうに『美味い』んだか説明してみなさいよっ! ふと、キョンのケーキを食べる手が止まった。 そして・・・顔を上げてアタシをじっと見つめてる・・・。 「ハルヒの・・・一生懸命な味がして、美味いぞ。」 -・・・バカ。キョンの・・・バカ。 何だか嬉しくて照れ臭くて、アタシは夢中でケーキを食べて誤魔化した。 そして、やっぱり少し固いな・・・と思う。 ごめんね、キョン。 次は、とびっきりのヤツを作ってあげるからね! おしまい と、見せかけて・・・ 「おい、ハルヒ。口の周りがクリームだらけだぞ?」 -え?ああ、本当だ・・・ 「・・・とってやるよ」 -え?ち、ちょっと!キョ・・・ン・・・ んっ・・・ 本当におしまいっ!