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129 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/01/16(月) 22 35 26.24 ID ??? ダイス目が悪かったりしたパーティにGMが救済措置を出す事はままあるけど、その逆は困る。 「死人が出るギリギリでバランス調整した!」と自信満々にシナリオを始めたのは良かったものの、 ボスの能力値を見て厳しそうだとPCが撤退を提案すると「後ろの扉は入った時に鍵が下りた様で逃げられない」事にされ、 それでも何人か気絶しつつもあと一撃で撃破まで追い込んだ途端、 PCには復帰手段も無いのに立ってるPCを無視して気絶したPCを攻撃しだし、立ってるPCは無視する訳にもいかずに気絶者をかばって全滅。 「俺の屍を越えていけ的なものを期待してた」って、それをやるべきPCが気絶してるんだからどうしようもないじゃねぇか。 本気でただ殺しに来てどうすんだよ。 131 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/01/16(月) 22 44 53.85 ID ??? 「独りでは逝かん、お前も連れて行く」ってことなんかね それはそうと、あと一撃なら涙を呑んでボスを殴ればよかったんじゃないか? 132 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/01/16(月) 22 46 05.03 ID ??? 131 生き残ってたのがパーンみたいな奴なんだわさ 133 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/01/16(月) 22 49 04.78 ID ??? あと一撃で殺れるなら殺ればいいんじゃね? 全滅したら全員死ぬんだろ?犠牲が出る程度よりはまだマシだ 134 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/01/16(月) 22 50 48.32 ID ??? うーん、そこは全滅よりは倒すべきだと思うなぁ 135 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/01/16(月) 22 52 31.64 ID ??? 気絶してたら「俺の屍を越えていけ」的なセリフを言えないし、ただただ他人を見殺しにする光景になる罠 何より死人がギリギリ出ないバランスだったのを、PCやPLの感情に訴える行動で全員気絶に改変したGMが困だな 報告乙 137 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/01/16(月) 22 53 55.90 ID ??? そうは言うけど、今まで「仲間見捨てるなんてありえん」だったキャラがいきなり打算的に味方を切り捨てたら変じゃない? 能動的に見捨てるってやるとプレイヤー間の空気も悪くなるし。 138 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/01/16(月) 22 55 26.69 ID ??? かばっても耐える目があるなら、かばっていいと思う。 かばっても耐える目がないなら、倒れてる方が俺のことはいいとか言えばいいんじゃね。 139 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/01/16(月) 22 55 59.56 ID ??? GMは脳内の美しい物語を実現しようとして、NPCの行動に整合性が無くなってるな 140 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/01/16(月) 22 56 45.39 ID ??? 138 倒れてる方は気絶してるんだって。 141 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/01/16(月) 22 57 20.52 ID ??? きっと 137の書き込みに対して「今までやらなかった選択肢を、熱く選ぶチャンス」って言い出す連中がいて、 GMもそういった類の人なんだろうな そういうのはPL自身にもPC自身にも「そうしたいorそうすべき」って自発的に思わせるべきであって、 そうでないタイミングでは全て吟遊っていうかGMの独り善がりなんよね 142 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/01/16(月) 22 57 51.68 ID ??? といっていた回想シーンを挟む。 謎の精神体になって伝える。 プレイヤーがいいからやっちゃえと快く言う。 好きなのをどうぞ。 143 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/01/16(月) 22 59 03.53 ID ??? GMの態度とバランスについてはなんともいえないけど、 倒せるのに倒さず、全滅を選んだのはPL全員の選択だろう。 そこで文句言うのは筋違いだと思う。 144 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/01/16(月) 22 59 18.02 ID ??? やりたくないPLにその選択を強要するのは困だろうな 146 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/01/16(月) 23 01 30.08 ID ??? システム的にかばうのにどれだけの犠牲が必要かだな 自動命中くらいならアリだけど、行動放棄とかならやめとこうぜ 135 犠牲の上の勝利を演出したかったGMと、それを善しとせずに全滅の危険を選んだPL GMが改変したわけじゃないだろ 151 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/01/16(月) 23 06 06.19 ID ??? 148 その状況に強制的になったならともかく、戦闘の結果なったのはしょうがないんじゃね そして、戦闘のバランスがわからないからなんともいえない 154 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/01/16(月) 23 10 23.99 ID ??? 聞く限りだと、若干戦闘バランスが厳し過ぎた普通のセッションに聞こえるんだよなぁ。 PCを殺すのは良いことではないけど、困ではないぞ。 161 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/01/16(月) 23 20 53.04 ID ??? 151 件のボスモンスターはGMのオリジナルの高レベルPCキャラ2体。 一方は基本攻撃が壁役に2~3割、他に8~10割ダメージの全体攻撃にそれで傷付くと3割ダメージの毒付き。 攻撃食らった時に命中判定で対決して負けると即気絶する軽減不能のダメージが来るカウンターが三回使えて、 味方の行動を1度だけ無効に出来るというスキルを持ってる。 もう一方は、上の奴を再行動させるスキルと無効スキルの使用回数を復活させるスキルを持ってる。 んでパーティは前座で消耗して回数制限スキルとかはほぼ種切れの状態。 出目は非常によく2d6の平均値が9くらいあった。 と、かなり厳しめだと思う。 165 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/01/16(月) 23 23 06.54 ID ??? 161 それ、壁役以外一撃で落ちるって書いてあるように見えるんだが、戦いになったのか? 166 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/01/16(月) 23 24 33.39 ID ??? 161 それはバランス厳しめというか、狂ってると言わせて。 高威力全体攻撃連発、高ダメージカウンター能力はやってて楽しくないと思うんだわ。 171 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/01/16(月) 23 27 05.10 ID ??? このデータなら気絶した奴じゃなくて起きてる奴殴っても落ちて元から勝ち目なかったんじゃ てか何故わざわざあげる 174 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/01/16(月) 23 28 34.50 ID ??? 165 毒ダメージが来るのがターンの最後で、壁が一人かばえるから一応1ターン1気絶者くらいで戦闘になったよ。 一回目のカウンターでいきなりアタッカーが落ちてたら負け確だったろうけど、出目が良かったし。 177 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/01/16(月) 23 31 42.70 ID ??? 「出目がよくないと負け確」の時点でバランスはキツキツ。 それで撤退すら許さない上、GMがメタ行動でPC殺しにかかるならもうどうしようもない気がする 181 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/01/16(月) 23 34 44.07 ID ??? バランスだけ見ても崩壊してるのは事実だが、バランスが仮に適正だったとしても GMの行動は困だと思うけどなー 173の言を借りるなら、加減を間違えてる スレ307
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あの事がもしなかったなら、 僕達は知らないままだったのかもしれない。 あの事があったから、 僕達は出会えたんだ。 あんなことは二度とゴメンだけど、 本当に出会えて、よかった・・・。 ※この話はフィクションじゃないかもしれないです コメント等あればどうぞ。 名前 コメント すべてのコメントを見る -
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町山智浩の映画塾!「ゾンビ ディレクターズ・カット版」 <予習編> https //www.youtube.com/watch?v=uUNcHQBgmD4 ダリオアルジェントが抱えていたバンドがあるんですけども、ゴブリンというバンドですけども その音楽を全面的にフィーチャーしてるんですけども そのゴブリンの音楽っていうのは、なんて言ったらいいのかなあ、テクノみたいなもんですね、で凄くハイエナジーなんで 有名なそのゾンビのテーマソングってのはダダダダッダッダダダダダッダダッ・・・・・・ 336 名前:名無シネマさん 投稿日:2014/07/09(水) 12 27 04.67 jhdDOV2Y 映画塾!「ゾンビ ディレクターズ・カット版」 <予習編> https //www.youtube.com/watch?v=uUNcHQBgmD4 (3 37-) 「ダリオ・アルジェントが抱えてたバンドがあるんですけど、ゴブリンっていうバンドですけど」 → http //en.wikipedia.org/wiki/Goblin_(band) They frequently collaborate with Dario Argento (3 47-)「ゴブリンの音楽っていうのは、なんて言うんですかね、 いわゆるテクノみたいなものですね、すごくハイエナジーなんで」 → Goblin - Zombi (Dawn Of The Dead Theme) https //www.youtube.com/watch?v=6NLg-Hq-1Pw 338 名前:名無シネマさん 投稿日:2014/07/09(水) 13 40 55.93 iWD67zc4 ゴブリン=アルジェントが抱えていたバンド? 一体どうしてこんな勘違いができるんだ? 例えば英wikiのディスコグラフィー(活動再開前まで)を見ても Profondo Rosso (1975) Roller (1976) Suspiria film soundtrack (1977) La Via Della Droga (1977) Il Fantastico Viaggio Del "Bagarozzo" Mark (1978) Zombi film soundtrack (1978)- Patrick film soundtrack (1979) Amo Non Amo (1979) Squadra Antigangsters (1979) Buio Omega (1979) Contamination film soundtrack (1980) Volo (1982) Notturno (1983)- film soundtrack Phenomena film soundtrack (1985) La Chiesa (1989) とこれだけ作品があって アルジェント関係といえるのは Profondo Rosso (1975) → サスペリア2 Suspiria film soundtrack (1977) → サスペリア Zombi film soundtrack (1978)- → ゾンビアルジェント版 Phenomena film soundtrack (1985) フェノミナ La Chiesa (1989) デモンズ3 アルジェントはプロデュースで非監督 ゴブリンも楽曲提供のみ この5作だけなんだが テクノとハイエナジーに関しては知らない言葉を使うなとw 参考までにハイエナジーの超有名曲 Dead Or Alive - You Spin Me Round (Like a Record) http //www.youtube.com/watch?v=PGNiXGX2nLU 340 名前:名無シネマさん 投稿日:2014/07/09(水) 13 44 12.67 iWD67zc4 ちなみにゴブリンは一般に「プログレ」ですな ディスクユニオンとかによく行く人なら この辺は聞いてなくてもわかると思う 341 名前:名無シネマさん 投稿日:2014/07/09(水) 13 51 39.53 er+43eXo ゴブリンってプログレの中じゃあ結構有名バンドだぞ。 だから音楽関係はすぐ薄いのバレるから語るなと言ってんのに、無茶しやがって・・ 343 名前:名無シネマさん 投稿日:2014/07/09(水) 13 55 49.11 iWD67zc4 もしかしてエンディングのこの曲の Goblin - Zaratozom http //www.youtube.com/watch?v=d2hmaCmP0gc 反復感をテクノと勘違いしたんだろうか? 知らないって恐ろしいね・・・ 知ったかぶりをそれと気づけないで「塾」とか開けちゃうんだから 346 名前:名無シネマさん 投稿日:2014/07/09(水) 14 06 50.25 er+43eXo 343 普通こういうのってさ、情報発信する前に自分がちゃんと知らないんだから 得意のウィキとかで調べたりするよな。 仕事が荒れすぎ。 だから当てにならないって全部調べられて指摘されるんだよ・・ ゴブリンがテクノなら これなんか余裕でテクノに入れていいわw Pink Floyd - On The Run http //youtu.be/VouHPeO4Gls 354 名前:名無シネマさん 投稿日:2014/07/09(水) 15 23 54.79 er+43eXo 音楽のカテゴリ分けをしたいわけじゃない。 町山のゴブリン評は、例えば地獄の黙示録しかコッポラの映画を観てないやつが 「コッポラの映画は戦争もので、ちょっといろいろな要素が入ってて・・」 て言ってるのと一緒だぞ。 専門外とはいえ自称ロック好き評論家がこんなこと言っていいわけねえだろ。 355 名前:名無シネマさん 投稿日:2014/07/09(水) 15 27 09.35 iWD67zc4 いわゆるテクノ Jeff Mills - The Bells http //www.youtube.com/watch?v=KevUFO2moZI 電気グルーヴ - 電気ビリビリ http //www.youtube.com/watch?v=G7DpTn88VIY Autechre - Gantz Graf http //www.youtube.com/watch?v=nfwD05XA2YQ 356 名前:名無シネマさん 投稿日:2014/07/09(水) 15 49 35.04 OeMT6LNT 音楽でも映画でもちゃんと積み重ねた歴史があるんです! 知らないで語っちゃダメなんです! みたいなこと言ってたけどな 町山。 つまらなくてもジャンルや歴史ってのはあるのよ。 ジャンル分けが分かってないor自信ないなら テクノとかハイエナとか使わないで 「シンセの音が特徴的」とか言えばいいのに。 「テクノ」はおっさん世代では「シンセポップ・テクノポップ」をそう呼んじゃう奴もいるけど 厳密には「デトロイト発の4つ打ち反復ダンス音楽」を指す。両者は基本別モノ。 90年代以降、そっちの(狭義の)テクノがメインストリームになったので 「テクノ」といえばそっちを指すのが常識。 ハイエナは、まあユーロビートみたいなやつだね。 ゴブリンは、ダンスミュージックでもないし、 テクノポップですらない。 みんなの言うようにアレはプログレ(=シンセをフィーチャーした大仰なロック)で、 「いわゆるテクノみたい」なんてデタラメもいいとこ。 367 名前:名無シネマさん 投稿日:2014/07/09(水) 17 12 35.48 OeMT6LNT 364 テクノ、ハイエナジーは、れっきとした音楽のジャンル名です。 「ゴブリンはすごくハイエナジーでいわゆるテクノみたいなもの」 というのは、「間違った知識」の披露ですよ。 テクノやハイエナがジャンル名だと知らないのだとしたら、 シーブリーズを商品名だと知らないのと似たようなもんです。 376 名前:名無シネマさん 投稿日:2014/07/09(水) 18 51 37.97 OeMT6LNT 369 テクノというのは、 無機質な繰り返しのリズム (基本的にはドラムマシーンを使った四つ打ち)のダンスミュージックです。 80年代にデトロイトで生まれ、90年代以降イギリスはじめ欧州や日本に飛び火し、一般化しました。 80年代にYMOらが日本で「テクノポップ」と呼ばれましたが、上記のテクノとは別のジャンルです。 かれらは音的には「シンセサイザーをつかったポップス=シンセポップ」に分類されます。 ゴブリンは、これらのムーブメント以前の、70年代のロックバンドです。 「無機質なドラムマシーンの繰り返しが継続し続けるダンスミュージック」という テクノ独自の特徴を持っていません。 70年代当時は、 シンセサイザーを導入してドラマチックなサウンドを作り出すロックバンドが流行、 キング・クリムゾン、EL&P、ピンクフロイド、PFMなど、ひとつのブームをつくりました。 いわゆる「プログレッシブ・ロック」というジャンルで呼ばれ、 ゴブリンはここにに入ります。 テクノと共通するのはシンセというテクノロジーを使うことぐらいで、 それは電子音楽一般やシンセポップにも言えるので、そこをもって「テクノっぽい」とは言えません。 かれらのシンセ使用の狙いは、ほとんどが「ドラマチック、大仰さ」の演出を狙ったもので、 抑揚を押さえて機能性に特化した「テクノ」のシンセ使いとは別のものです。 ゴブリンは、テクノではないし、テクノっぽくもないバンドです。 町山が「ゴブリンはテクノみたい」というのは、形容詞としても間違っています。 413 名前:名無シネマさん 投稿日:2014/07/09(水) 21 59 09.79 iWD67zc4 はっきり言って「ブラーのソング2をニルヴァーナと思っちゃう女の子」のことは言えた口ではないと思う 458 名前:名無シネマさん 投稿日:2014/07/10(木) 10 46 32.70 BbGipW8R ダリオアルジェントはゴブリンは私が作ったと言ってたが メンバーはダリオはどの曲がいいか選んだだけと否定してた 488 名前:名無シネマさん 投稿日:2014/07/10(木) 17 42 46.87 PBB1nam4 481 「”この映画での”ゴブリンはテクノみたいなもんですよ」って言っておけば といってもいろいろあるんだなこれが http //www.youtube.com/watch?v=MwK1EpQtTUo ↑これはいかにもシモさんなシンフォ曲だが ↓こっちを聞いてバンド名を当てられるやつは知ってる奴だけではないか http //www.youtube.com/watch?v=QlPGz780zeA そして「どちらもテクノみたいなもん」では全くないよねw 【映画評論家】町山智浩【ウェイン町山】Part56 http //awabi.2ch.net/test/read.cgi/movie/1404490801/l50
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ナイトオブラウンドのエビルナイトと呼ばれる 円卓の国の守護騎士 国を追われたダークエルフの生き残りの少女 自由を求めて円卓の国に来たが内乱により両親を殺されて自らも無為な暴力により死の淵に立たされた その暗惨とした心を暗黒の鎧に見初められて暗黒騎士となり世界に復讐を誓うこととなる だがこれも内乱と同様エージェント:フューチャーズの仕業であった 本来は明るい活発な性格であったが度重なる絶望により心を閉ざしており、弟王軍の先兵として戦っていたが歴史の闇すら肯定し背負おうとするライカ姫と激突することで次第に感情を取り戻していった エージェント:フューチャーズもろとも自爆しようとしたところをデュークダイナに諭され、現在は円卓の国の守護騎士として罪を償っている 守護騎士となった後も漆黒の重装鎧に身を包み暗黒魔術で戦うがかつてのような怒りをぶつけるような戦い方ではなく守護騎士のそれとなっている 透き通るような銀色の髪は月属性の魔力を秘めており、また幸運を招くという言い伝えもある メイド達に人気が高いが本人は全くそれに気づいていない
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488 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/05/23(土) 22 02 00 ID ??? 愚痴スレ見てたら思い出した。 ここで取り挙げるような話題じゃないかもしれないんだが……。 サークルメンバーに若い奴がいる。 何かと青い奴で邪気眼丸出しの厨二病患者なんだが、 雑談時の話題で彼に兄弟がいることがわかった。 俺「へえ、年が近い兄弟いるのか。やっぱケンカとかしたりする?」 彼「いや、しないっスよ。しても絶対に俺勝ちますしね」 俺「凄い自信だな」 彼「アニキは足が不自由なんスよ。負けるわけないっスね。楽勝ですよ」 俺「……」 ゲームでもまあ、厨二病的な傾向があって周りを苦笑させる奴ではあったが……・ 何ていうか、本当にケンカをしているかどうかという問題以前に、 何か重要なものが抜けているんじゃないかと不安視させられた。 493 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/05/23(土) 22 43 02 ID ??? 若いんだろ?下手な同情の台詞をもらって空気を沈めたく無かった――と文面だけならとれるな 俺もそういう事あるし 494 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/05/23(土) 22 49 13 ID ??? 493 凄く好意的な解釈だな。眼から鱗が落ちたよ。 496 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/05/23(土) 22 54 09 ID ??? 兄が自力で生活してるなら腕力はかなりのもんだと思うが、能天気に生きてるオタが勝てるのか まあ多分段差あるとこから石投げるとか言う勝ち方だろうが 497 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/05/23(土) 23 01 58 ID ??? 496 そういう問題じゃない 506 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/05/24(日) 03 43 21 ID ??? 488 俺「へえ、年が近い兄弟いるのか。やっぱケンカとかしたりする?」 彼「いや、しないっスよ。しても絶対に俺勝てませんしね」 俺「そんなに強いのか?」 彼「アニキは足が不自由なんスよ。だからむかついても手を出すって訳にもいきませんし」 俺「あ……そうなのか」 ならまだいい話ですんだかもしれないが。 幼稚園児の弟を腕力でねじ伏せるから負けないって自慢してるのと変わりない痛さだなぁ。 いやもっとひどいか。 507 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/05/24(日) 03 49 15 ID ??? いい話? どっちにしろ微妙な空気になりそう 508 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/05/24(日) 04 13 03 ID ??? 彼「昔、病気の時、兄貴につきっきりで看病してもらったことがありましてね。それ以来、手が出せないんですよ」」 俺「アッー!」 これならいい話 509 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/05/24(日) 04 49 20 ID ??? いや イイ 話じゃないか 513 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/05/24(日) 05 27 15 ID ??? 俺「へえ、年が近い兄弟いるのか。やっぱケンカとかしたりする?」 彼「いや、しないっスよ。しても絶対に俺勝ちますしね」 俺「凄い自信だな」 彼「アニキはガラハドなんスよ。負けるわけないっスね。楽勝ですよ」 俺「……」 514 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/05/24(日) 05 48 45 ID ??? お前らいいかげんうざい 兄よりすぐれた弟がいるわけないだろ 515 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/05/24(日) 05 54 10 ID ??? 弟より優れた兄の方が稀な気がしなくもない 516 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/05/24(日) 07 43 40 ID ??? 兄弟が多いと過去の経験を次の子育てに生かせるようになるから成功率が上がるんだよ。 と、俺の友達のおかあちゃんがゆってた。 517 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/05/24(日) 08 59 08 ID ??? つまり第一子は親にとっても捨て駒 518 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/05/24(日) 09 34 59 ID ??? 親「新しいルルブ買ってきたからちょっとキャラ作成でもしてみるか」 519 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/05/24(日) 09 50 22 ID ??? 次男次女は新サプリつかってんのか。そりゃつえーわw 520 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/05/24(日) 10 00 29 ID ??? キャンペーンの途中で出てきた敵のイラストをGMが出すと数話前に倒したボスキャラと同じ画像で 「俺は〇〇の兄だ」 なんて言ってきた事があるなあ。データも使いまわしだから瞬殺だったけどw 525 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 2009/05/24(日) 12 23 11 ID ??? さっきの息子は間違いでした、こっちが本当の息子です。 スレ224
https://w.atwiki.jp/25438/pages/3503.html
‐0‐ 「わたしの初恋は、和ちゃんだったんだ」 ‐4‐ 上から聞こえるやかましい音が、わたしの意識を現実世界に引き戻す。 ガチャガチャ言ってる目覚まし時計の頭を思いきり叩く。 鳴りやんだ時計の短針は「8」を指していた。 枕元に置いてあるスマホを確認する。 11月26日の予定、特になし。会社は休み。 これならもう一眠りできると思い、布団の中に潜り込んでみる。 しかし、頭の隅でなにかが引っかかっていて、それが睡眠をしつこく妨げていた。 わずらわしい。 原因はよくわかっていた。先程まで見ていた夢だろう。 それについては、今更なにを見せてくれたのやらと呆れる反面、 結局今でも確認できていないことを、まざまざと教えられているわけで、 どうにも気持ちよく横になることはできない。 この日付も原因だ。 仕方ない。今日はもう起きてしまおう。 ささっと用意したトーストとバターと目玉焼きとをテーブルに並べ、 軽く朝ご飯を済ませる。窓の外は明るい。おでかけ日和だ。 なにも予定はなかったけれど、せっかくなので作ってしまおうかと考えた。 壁に掛けられたコルクボードをぼんやり眺める。 沢山の写真が、隙間なく留められていた。 昔通っていた学校、車窓から見えた山、大きな時計塔、夜のビル群。 懐かしい笑顔の人たち。 でもその笑顔は、わたしからそっぽを向いているように見えていた。 ‐5‐ 適当に映画鑑賞でもしようかと、電車を乗り継いで町に出る。 スーツを着込んだ仕事真っ最中の人たちとすれ違いながら、 ぶらぶらと道を歩いていく。 「あれ、和さん?」 声をかけられた。振り向くと、同じ会社で働く後輩が立っていた。 後輩も休みのため、ラフな格好をしている。 「こんなところで会うなんて偶然ですね」 「そうね。あなたは、なにか用事?」 「いえいえ暇つぶしです。どうしよーもないくらい暇だったんで」 せっかくなので、わたしたちは行動を共にすることにした。 この後輩は、わたしの一年後に入社してきた。 非常に人懐っこい性格で、同期は勿論のこと、 一通りの先輩とも入社一年目から仲良くなってしまった強者だ。 仕事については、やる気はあるが、どうも空回りしがち。 しかし人間関係は上手く構築できているため、 よく周りから手を貸してもらうことができている。 わたしも幾度となく彼女の手助けをしてきて、その度に懐かれてきた。 「そういえば先輩の私服って初めて見ます」 少しどきっとした。 「わたしも、あなたに同じこと思ってたわ」 「まあ、休日会うような機会もなかったですしねー。 じゃあ今日は記念日ですね?」 「そこまでのものじゃないわよ」 わたしは肩を竦めて、くすりと笑った。 後輩の顔にはそれ以上の笑顔が浮かんでいた。 「じゃあじゃあ、適当に服見ていきましょうよ」 「お金あるの?」 「無いので見るだけです!」 こういった潔いところも、後輩の長所。 少し遠慮が足りないといえるかもしれないけれど、 これといって嫌悪感を持つことはなかった。―― ‐2‐ ――二十歳という区切りを越えたわたしは、バスに揺られながら、 市内の多目的ホールに向かっていた。 鞄の中に入っているのは、成人式の招待状。 車内には同じ目的地なのだろうなと思しき人がちらほら見られる。 スーツに身を包んだ若い男性に、華やかな振袖の女性。 一方でわたしは黒い、パンツスタイルのスーツを着ていた。 せっかくの機会だから振袖を着てみないかと両親には言われたものの、 自分はこのスタイルが一番しっくりくる上に、 振袖は色々手間がかかるということで、今の服装になった。 若いうちにやっておかなくちゃ後悔するかもしれないと、 誰かが言っていたかもしれないけれど、 やりたくないことをやって後悔することだってある。 前の女性が歩きにくそうにしながらも、なんとかバスから降りた。 その後ろについて行って、さっと降車する。 後ろはまた振袖を着た女性が降りようとしていた。 ホール前は市内の二十歳で溢れていて、そこかしこから歓声が上がっていた。 久しぶりの再会だ、嬉しくないわけがない。 ホールの入り口に向かって歩いていると、 わたしもすぐ同じ体験をすることになった。 「おっ、和!」 走り寄ってくる女性。 その姿は、多少違う点が見られるものの、概ね変化がない。 時を重ねてもイメージ通りの彼女が目の前に現れて、 わたしは何故だか急に吹き出してしまった。 「ふふっ」 「なんで笑う!?」 「ごめんごめん、あまりに律のままだったから」 「くっそー、わたしだって成長してんだぞー!」 律は案の定スーツ姿だったけれど、 カチューシャを外し、髪は下ろされていた。 「律がいるってことは、澪も一緒に来てるでしょ?」 「ああ。ほら、あそこに」 指された方向を見ると、華やかな振袖によく似合う、 落ち着いた雰囲気をもった澪が、わたしの知らない人となにか話している。 中学時代の友人だと、律は話した。 成人式は自分の住所を基準にして会場を振り分けられる。 つまり、高校時代の友人とはあまり会うことがなく、 小中学校の友人との再会が自然と多くなる。 小中学校の友人は、高校に入ってめっきり会わなくなった人も多く、 懐かしさもひとしおだろう。 一方で律や澪とは高校で会った友人のため、懐かしさはそう大きくない。 大学に入っても一緒のお互いにとっては、尚更のことだと思う。 そして、わたしにも恐らく大きな懐かしさは感じないだろう友人が、 ここに来ていることも推測できていた。 「あぁ! 和ちゃんにりっちゃん!」 ほら来た。抱き付かれる直前に、頭を押さえて制止させた。 「はいはい、せっかくの晴れ着が崩れるでしょう」 「ぐむむむ……」 「はは、この扱い方も変わってないな。そういえば和は留学したんだって?」 「ええ、半年だけね」 「酷いんだよー、わたしに相談の一つもなしに行っちゃうんだもんー」 この子の家を訪れた、あの日を思い出す。 留学をするか決断しきれず、心の中を右往左往していた時期だった。 そんな時、ふとしたことでこの子のお母さんに家へ呼ばれ、 この子に久しぶりに会って、勇気づけられた。 本人に自覚はないみたいだけれど、本当に助けられたと思ってる。 ただ、その悩みがとても大きかったことと、 まさかこの子と二人きりで対面することになるなんて思わなかったこととで、 あの時のことを聞き出すことは出来なかったのだ。 口を尖らせているこの子――唯を見る。 今、唯は隣にいる。 いつも通りの唯が。―― ‐6‐ ――服以外にも色々見ていこうと、デパートに入る。 お金がないと言ったばかりのはずだったこの後輩は、 遠慮一つしないでそこかしこを次々と見て回る。 見たことのあるような英語の文字列を視界の隅に捉えながら、 ここ割とお値段高めのブランドよね、などとモヤモヤ考えていた。 「いつかこんなの来て、街中を歩いてみたいですー!」 「したり顔してるあなたの顔が思い浮かぶわ」 「あ、わかります」 「本人が言ってどうするの」 後輩は照れ笑いを浮かべ、頭の後ろを掻いた。 「あ、これ和さんに似合ってるかも」 「……そうかしら」 「普段の和さんとはイメージ変わりますけど、似合いますよー。 もう少し髪伸ばしたら、さらに似合うと思いますけど」 わたしは肩にも届かない自分の髪に指を通した。 無抵抗に指が髪の間を通り、そしてすぐにするりと抜けた。 少しずれてしまった眼鏡の位置を直した。 「髪は伸ばさないんですか?」 「そうね。この長さだと楽だし、それに」 「それに?」 「ずっと昔からこういう髪型だったから」 なら、余計に変えてみるのもいいと思います。 後輩はわたしと、その服とを並べてまじまじ見ながら、そう言った。 ‐7‐ 特に理由もなくインテリアショップに入っていった。 入るや否や商品に手を伸ばす後輩は、 こんな柔らかいソファがあれば、ベッドがあれば、 もう贅沢は言わないからクッションでもあれば、 すぐに暮らしは変わるんだと、しきりに熱弁していた。 買えばいいのに、と言うとお金がないと言う。 わたしの部屋には座椅子が一つある。 実家から持ってきたもので、それだけ長い年数使っているのだから、 当然のようにオンボロである。 「買い替えればいいじゃないですか」 「物は大切にするものよ。使えるうちは使っておくの」 「これはこれ、それはそれです。変えた方が結果的に経済的だった、なんてこともありますし」 「それ実体験?」 「……つい一ヶ月前に修理に出した掃除機が、再び故障しました」 「なるほどね」 買い替えの時期を見極める。それは少し苦手かもしれない。 後輩が、なら小さなものから新しくするのはどうでしょう、と言ってきたので、 小物売り場を見ることにした。 部屋の中に緑を増やす模造の草花。 適当なものをしまうのに丁度いい小柄で可愛らしいカゴ。 落ち着きのある橙色を含んだランプ。 心安らぐ香りのアロマオイルと、ディフューザー。 「へえ……」 意外なことに、初めは小さなことから始めようと思っていたそれは、 いつの間にやら部屋全体の雰囲気を変えようという段階まで進んでいた。 「ノリノリになってきましたね?」 「見るだけだから」 そうは言っても、頭の中の想像を止めることは出来ない。 本当に実行してしまおうかしら、と考えるぐらいには進んでいた。 お金に余裕が出来たら、あるいは実現できるかもしれない、 そんなことを思っていたところに、あるものがわたしの目を引きつけた。 「でも、そうね。これ買おうかしら」 「コルクボードですか?」 「家にあるのは一杯になっちゃったから」 「ははあ、なるほど……で、その家にあるものには、 どんな写真を貼ってあるんです?」 「学生時代の写真がほとんどね。風景とか、友達との写真とか」 「えー、彼氏とかの写真じゃないんですかー?」 「いないわよ、そんなの。できたこともないし」 会話が途切れる。首を回すと、後輩は目を丸くしていた。 「い、意外です。和さんって、こんなに綺麗で、仕事もできるのに」 「ありがと」 「これだけ揃っていると、高嶺の花ってことで手を出しにくいとか……?」 「勝手に想像膨らまされると困るんだけど」 「あ、和さんって女子高だったんですよね。 あれですか、和さんってボーイッシュでしたし、モテました?」 「モテちゃいないわ。友達に、そういうのが一人いたけれど」 「うはぁ~、やっぱいるとこにはいるんですね~。 でもその人がいなければ、和さんがそのポジションだったのかもしれませんね!」 わたしは苦笑いをすることしかできなかった。 つくづく遠慮のない子ね、と心の中で呟いた。―― ‐3‐ ――唯たちの大学では今日、学園祭が行われている。 大学の学園祭は、高校までのものとは比べ物にならないほどの規模で、 一つ一つの質も非常に高い。 三年生となったわたしや唯たちは、来年就職活動であくせくすることになる。 となれば今年に一番力が入っているわけで、わたしはそんな唯たちの演奏が聴きたく、 本人たちには伝えずここに来たのだった。 演奏までの時間はまだ少しある。 しばらく他の催し物を見て回ろうと思ったが、その矢先のことだった。 唯の姿を見つけた。 唯は誰かと一緒に歩いていた。 ショートカットで、後ろ姿は男性に見えなくもないが、 ちらりと見えた整った綺麗な顔立ちから、女性だとわかる。 その女性の腕に、唯が自分の腕を絡めた。 女性は迷惑そうに振り払おうとするものの、唯もなかなかしぶとい。 大学でも、唯は誰かに懐いていた。 わたしは、唯たちの圧倒的な演奏を客席から聴いて、それから、帰宅した。 唯がお父さんと同じような、海外出張の多い仕事に就いたと知ったのは、 もう唯が日本から出て行ったあとのことだった。―― ‐8‐ ――ウィンドウショッピングもそこそこに、 デパート近くにあったレストランへ足を運ぶ。 周りを見ると家族連れの人も多く、値段設定もやさしいお店だった。 向かい側の席では、後輩がメニューを広げて唸っている。 「目玉焼きとハンバーグの組み合わせって半端ないと思うんですよ。 誰なんでしょう、この組み合わせを考案した天才は……」 「そう。じゃあわたしペペロンチーノにするね」 後輩はハンバーグにすることまで決めたものの、 上にチーズを乗せるか目玉焼きを乗せるかで逡巡していた。 そういえば今朝の目玉焼き、トーストに乗せて食べるのも良かったかもしれない。 後輩は首をあっちへ捻り、こっちへ捻りを繰り返し、 また随分と時間をかけてから、メニューの一ヶ所を勢いよく指さした。 「決めました、目玉焼きにします!」 「店員呼ぶわね」 注文を店員に伝えてから、新しいお冷も一緒に頼む。 既にグラスの水は半分以下になっていた。 「和さんはそのコルクボードに、なに貼るんですか?」 「そうね……これから写真を撮る機会があれば、それを貼るでしょうね」 「じゃあここで一枚撮っときます?」 「そんな程度のことで貼ってたら、あっという間に埋まっちゃうわよ」 「地味にキツイこと言いますよね、和さんって……」 自覚はないのだけれど。 「それにしてもここから始まるんですね」 「なにが?」 「和さんの部屋、劇的ビフォーアフターがですよ」 頭の中で、例の曲が流れ始める。 「そこまでのものじゃないけれど、そうね。ちょっとずつ変えなくちゃね」 「和さんって、髪型はそうですけど、私服もあんまり変えない人ですか?」 「さすがに高校時代のものは着ていないけれど、趣味はそう変わってないわ」 「ほうほう。眼鏡も変わってないですしねー」 「一応いくつか持ってるのよ。これをメインで使ってるだけで」 「失礼いたします」 そこにピッチャーを持った店員が現れた。わたしのグラスに水が注がれる。 まだ半分以上残っていた後輩のグラスにも、同じように水が満たされる。 グラスを傾ける。中の氷がかちゃりと鳴いた。 冬本番間近とはいえ、ぬるい水よりは冷たい水がおいしい。 静かにそれを口に近づけ、喉を潤した。 喉をすっと通り抜ける冷たさが心地よい。 頭もじわりと冷えていくようだ。 その頭で、ふと先程の会話を思い出す。 「……待って。あなた、わたしの高校時代をどうして知ってるの?」 「あっ」 「眼鏡のことは一つも話してないはずだけど?」 「……あちゃー」 後輩は頭を掻きながら、困ったような笑みを作っていた。 私服のこと、髪型のことは言ったものの、眼鏡のことは一つも言っていない。 「いやまあ最後まで隠すつもりはなかったんですよ。 ほんと、どこまでバレないかなーって遊んでたっていうか」 「あなたも桜高の生徒だったってこと?」 「はい。和さんの、一つ下の学年でした」 初耳のことだった。 「今まで知らないフリをずっとしてたのね……」 「いえでも、私服とかは知りませんよ。 あと、会社に入りたての頃は全然気づきませんでしたし」 しばらく一緒に働いていて、わたしが桜高に通っていたことを知り、 最後はこの眼鏡と髪型で気がついたのだという。 「まあ、だからどうってわけじゃないけど。 よく今まで隠し通せたものね」 「ですねえ。まあわたしも、なんかの式とかで、前に立っていた和さんを見たぐらいです。 気づかれなくても無理はないですね」 しばらくして、それぞれ注文した料理がテーブルに運ばれる。 後輩はこういう性格をしていながらも、 意外とナイフとフォークを器用に扱い、ハンバーグを切っていた。 「そういえば和さんって、軽音部のあの方と仲がいいんですか?」 「軽音部の子たちとは友達だったけど、誰のこと?」 「ほら、演奏の合間のトークで無茶ぶりしまくってた人ですよ」 唯のことだ。 「ああ……そうね、結構仲良かったわよ」 「ですよね。なんか、たまにあの人が和さんに引っ付いてるとこ見ましたもん」 「あの子は誰にでも引っ付く子よ」 「なるほど。わたしもよく引っ付いてた人だったんですよー」 「あなたが?」 「特定の先輩だけでしたけど」 一口大に切ったハンバーグを、 とろっと流れ出ている目玉焼きの黄身につけて、口に運ぶ。 後輩は目を瞑り、しきりに頷いた。 「やはりエッグハンバーグにして正解でした」 「それで、その先輩とは今も会ってるの?」 「あ、はい。今でも仲良くしてもらってます。 初めは随分と迷惑がられましたが、先輩が三年生のときの学祭で、 思い切って気持ちを全部ぶつけてみたんです」 「それで上手くいった、ってことね」 「そういうことですね」 この子は上手くいった。でも、わたしはわからない。 不意にそんな言葉がわたしの脳裏に浮かび、ぐるぐると渦を巻き始めた。 わたしはわからない、とはなんだ。 上手くいかないかもしれない、ということだ。 なにが上手くいかない、というのか。 それは、あの日を境に知ろうとしたことだ。 機会なら何度もあった。それが全て流れてしまった。 だからわたしはあの日のままでいながら、 実は少しだけでも変わってしまったソレに接しながら、 そのズレに長い年月悩まされていた。 悩みは年月で薄くなり、溶けてなくなる。 しかし不意の出来事でまた凝固し、こうして眼前に表出する。 目の前の後輩を見る。珍しく、ちょっと自己嫌悪の感情を覚えた。 「でもね、唯はもう日本にいないの」 「あ、唯っていうんですか、あの人。ライブの紹介で言ってましたっけ。 でも日本にいないっていうのは、どういう……?」 「海外出張の多い仕事に就いたみたいでね。 あの子、親もそうだったから、影響されたのかしら」 「へえ。なんだかカッコいいですね。できる大人、ってやつでしょうか!」 胸の奥が、軋む音が聞こえる。 少しのズレは、もう、決定的なズレだった。―― 2
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ポリンコインを3枚支払う事により以下のアイテムと交換可能です。 コインは一日1回、その日に最初にログインしたキャラに10枚配布されます。 また、ポリン系モンスター・強化MVP・バドンカイザーを倒す事などでも入手できます。 アイテム名 個数 戦闘教範50 3 バブルガム 3 カプラの名刺 5 巨大なハエの羽 50 凸面鏡 10 ブレッシング 30 速度増加 30 アスペルシオ 20 アスムプディオ 20 ウィンドウォーク 10 アドレナリンラッシュ 10
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Format Title Artist Label Model Number Release Press 12 SHERMANSHIP EP なのるなもない BLUES ENTERACTIONS,P-VINE RECORDS PLP-6365 2006/03/17 - 217791800_624.v1422363557.jpg Side Track Title Produce A 1 SHERMANSHIP YAMAAN 2 海月 KOR-1 3 まわらないで地球 feat.toto KOR-1 B 4 風の詩 KOR-1 5 まわらないで地球(Inst) KOR-1 6 SHERMANSHIP(Inst) YAMAAN PERTAIN CD メルヘントリップス
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サウンド追加 ドラヘル強くなる 農民の服 泥棒無効 種成長速度up 冬の農民の服 上位互換 プロット(植木鉢)で成長速度up 冬のフード 上位互換 パンクエ追加 雪でパン100個集めたら農民の服の素材 スキン追加(6種類) パンと鉱物を交換できる市場追加 冬で過ごすクエスト 冬のフードの素材ゲット クエスト報酬をほしいときに受け取れる ヘルムにタイマー 池の時間増加 スターターキット再設計 アイテム削除のとき、1つ消す、全て選べる1つリサイクルするを選択できる 復活時ピッケルも消える バケツ追加 平和クエでスパイク使用禁止 ダイヤ、アメ槍弱体化 井戸追加 チェストのピッキングのレシピとクラフト時間を減らす バッグのレシピ減らす、フードのレシピ変更 鉱物の資源量増加 スコップで掘るときランダムに鉱物 ゲームのガイド追加 宝箱のスポーン修正
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310 名前:守りたい大切なものがあるなら 1/9 投稿日:2006/09/06(水) 21 22 15 燃えるように赤い空。 有無を言わさずに参加させられたこの奇怪な遊戯も、まもなく4度目の夜を迎えようとしている。 洞窟の前での見張りを買って出た陸遜は、沈み行く太陽に手を差し伸べて辛そうに目を細めた。 重傷を負った姜維はおそらく早晩死ぬだろう。今夜かもしれない。 所詮は殺し合いのための世界なのだ。いまさら1人死人が増えた所で何ほどのことでも無い。 ……しかし洞窟の中に居ると、気が沈んで仕方ない。 陸遜が溜息をつこうとした時、少し離れた茂みががさがさっと音を立てた。 即座に銃を構え、いつでも撃てる状態で「誰ですか! 出てきなさい!」と声を張り上げる。 きゅうぅん、と愛らしい鳴き声がした。……鳴き声? がさっ、と茂みから顔を覗かせたのは、白い仔犬だった。 くぅんと喉を鳴らし、尻尾を振りながら陸遜に近づく。 ……爆薬を巻き付けられていたりはしない。回りに他の気配はない。 そこまで確認して、ふぅ、と安堵の吐息をもらし、陸遜は仔犬を抱き上げた。 「驚かせないでくださいね。まったく」 腕の中の暖かい鼓動に、ささくれ立った心が癒されるような気がした。 知らず知らず笑みがこぼれる。 311 名前:守りたい大切なものがあるなら 2/9 投稿日:2006/09/06(水) 21 27 38 「陸遜、後ろだ!」 せっぱ詰まった司馬懿の絶叫。一気に現実に引き戻される。 とっさに振り向き、目の前まで迫っていた何かをすれすれで回避する。 それが飛んできた方向に銃を上げ発砲する―――寸前。背に大きな圧力。押し倒されP90を取り落とす。 「っあ……!」 人間ではありえない熱い息が耳にかかる。視界の隅に鋭い牙。 本能が感じる恐怖。喰われる! 「ど……きなさい!」 渾身の力で圧し掛かる獣を振り落とす……だがそこまでだった。 身を起こす間もなく、目の前すれすれにザクッと光る刃が振り落ろされる。 すぐ傍で司馬懿が何者かに羽交い絞めにされているのが見えた。 ……いけると思った自分が甘かった。 陸遜は自分達の敗北を悟る。いくら良い武器があっても、使う間を与えられなければ勝てない。 警戒しているつもりでも、暗視鏡があっても、気配を消し隠れた武官を見つけることはできない。 先手は取れる筈だなんて、机上の空論以外の何者でもなかった。 油断した、僕の負けだと……自分への憎しみすら覚えながら、陸遜は思った。 せめて自分を殺す者の顔だけでも見ようと、視線を上に動かそうとした時。 目の前に振り下ろされた刃の主が、自分の眼前にしゃがみこんで笑った。 「久しぶりです、陸遜殿」 赤い逆光に照らされようとも、見まごう術も無いほどに見慣れたその顔。 「……凌統?」 312 名前:守りたい大切なものがあるなら 3/9 投稿日:2006/09/06(水) 21 31 28 「まず始めに聞かせてください、陸遜殿」 そう言うと凌統は続けざまに質問を投げかけてきた。 この遊戯に乗っているのか、仲間は何人か、それは誰か、目的は何か。 嘘をついてもなんら良い事は無いので、全て正直に答える。 最後に自分達と組む気はあるか、と聞かれる。 もしそうできるなら戦闘力の足りない自分達一行には願っても無い機会だ。迷わず頷く。 全ての質問が終わると、凌統はいつでも振り抜けるよう、さりげなく構えていた銃剣から手を離した。 安心しました、と破顔して差し伸べてきたその手を握り締める。 「関興ー、そちら放してやれ。交渉成功だ」 「え、そうなんですか?」 心持ち残念そうな声を発した、関興と呼ばれた若武者の前には。 「馬鹿めが! 馬鹿めが! 放さんか、ううっ……」 何故か亀甲縛りで転がされた司馬懿。これだけの短時間でよくもこんな見事に……ではない。 何で亀甲縛りなんだ。突っ込むべきかやめとくべきか、陸遜は頭を抱えて見なかった事にした。 まず、お願いがあります。戦わない、殺さないという言葉を口にしないようにしてください。 必要があるなら次の戦いのための休息、他の誰かを殺すために捕虜にする、というように言い換えてほしい。 ―――組むに当たっての頼みとして、凌統はそんな奇妙な事を言ってきた。 何でも仲間の1人がおかしな暗示をかけられているらしく、それらを耳にすると一時的に狂うのだそうだ。 やや厄介ではあるが、拒むほどのことではない。司馬懿ともども頷く。 その後連れて来られた文官らしいその青年と凌統、関興を洞窟の中に招き入れた。 ちなみにはじめに見た仔犬と、圧し掛かってきた獣―――大きな白い犬は凌統に懐いているらしく、 彼の命で洞窟の前におとなしく丸まって文字通りの番犬となっている。 そういえば凌統はやたらと動物に懐かれやすかったなと、微笑と共に陸遜は思い出した。 313 名前:守りたい大切なものがあるなら 4/9 投稿日:2006/09/06(水) 21 37 43 「姜維!」 凌統一行の文官らしい青年が、洞窟に入るなり驚きの声をあげ横たわる姜維に駆け寄った。 「姜維……?」 青ざめた顔のままぴくりともしない姜維に、彼は不安げに顔を上げた。 姜維殿の知り合いなのだろうか。どちらにせよ、もう話すことも出来ないだろう。 悲痛な顔で首を左右に振る陸遜に、彼は泣きそうに顔を歪めた。 「感動の再会か何か……では無いか。とにかく、自己紹介くらいしてもらいたいものだな!」 そこに後から入ってきた司馬懿が、亀甲縛りのせいか若干不機嫌そうかつ高圧的に言う。 口調と態度にむっとしたらしい文官が言い返した。 「そういうときは自分からするのが筋だろう! えっらそうに、悪役顔が」 「あ、悪や……やかましいわ、この間抜け面!」 「間抜け? 神童、秀才と称えられたこの私が間抜けだとっ!?」 「ふん、間抜け面に間抜け面といって何が悪い、花でも咲いていそうな頭だな!」 「あぁ英知の花が咲き誇っているとも! 貴様の脳味噌は干からびていそうだな、二番煎じ悪役面!」 やーいやーいお前の母ちゃんでべそ、の世界に行ってしまった2人の頭に、それぞれ陸遜と凌統の拳が振り下ろされた。 314 名前:守りたい大切なものがあるなら 5/9 投稿日:2006/09/06(水) 21 41 44 「じゃあ僕から自己紹介しますね。僕はりく……」 陸遜がそこまで言った所で、はっとしたように凌統が関興の顎にアッパーカットを入れた。 吹き飛ぶ関興。あっけにとられて見守る一同。 「った、いったいなぁ……なにするんですか凌統どの~」 涙目で文句を言う関興を他所に、凌統が陸遜に素早く何かを囁く。げ、と陸遜が顔を顰めた。 そして凌統はごめんごめん、と愛想笑いを浮かべながら、関興の両腕を後ろから拘束した。 「なんなんですか凌統殿! 放してくださいよー」 「いやいや。まあね。自己紹介続けてください」 「……えーと。僕は陸遜、字は伯言です」 そこまで言ったところで、関興がここまで浮かべ続けていたすっとぼけた笑みが消し飛び、 代わりに強烈な殺気が膨れ上がった。笑みはもう欠片もなく、冷たい瞳に殺すという意思が一瞬で満ち溢れる。 「凌統殿……放してください! 主君の仇を、今ここで……ッ!」 「落ち着け! 落ち着け馬鹿っ、関興!」 暴れる関興を凌統がなんとか封じ込めて居るうちに、陸遜は凌統の銃剣を拾い、刃を自分に向けて関興に差し出した。 「貴方が劉備殿に忠誠を誓ったように、僕は自らの主君、孫権様を守る為に残虐な鬼ともなりました。 しかしそれは貴方の主を傷つけたことに対して、何の免罪符にもならない。 僕は逃げも隠れもいたしません。所詮ひ弱い文人です。貴方の武の前には抵抗すら出来ません」 銃剣を握った関興の目を見つめ、どこからでも斬るがいいと両手を広げる。 くっ、と関興が腕をぶるぶる震わせて歯噛みした。 外野と化している司馬懿と文官の青年が、生温い笑みを浮かべる。 ここで関興が陸遜を斬れば、見事に弱いもの虐めの構図になる。 関興は陸遜を斬れないだろう。単純だが悪くない策だ。 彼らの予想通り、関興は銃剣を地面に叩きつけてむすくれた顔で地面に座り込んだ。 ほっとした空気が流れる。 315 名前:守りたい大切なものがあるなら 6/9 投稿日:2006/09/06(水) 21 45 40 「じゃあ次は俺。凌統、字は公績です。陸遜殿にはいろいろ良くして頂きました」 拱手して人好きのする笑みを浮かべる。 「……僕は関興。字は安国です」 まだ不穏なジト目で陸遜を見やりながらも、関興も拱手する。 「む、次は私か? 私は司馬懿、字は仲達―――」 「うわああああああ!!」 凌統一行の最後の青年が、急に絶叫してカサカサと後ずさった。 「な、なんだ、どうした?」 「か、かさぶたがー! 心のかさぶたが抉られるー!!」 「かさぶた?」 「うわーん! 丞相ー! 兄様ー!!」 凌統に首根っこを引っつかまれて吊り上げられながらもじたばた暴れる彼を見て、関興が呟いた。 「あ。そういや馬謖殿……」 「……馬謖? ふ、ふはははははは! そうか! あの馬鹿丸出しの山頂布陣かー!」 「う、うわああぁぁん!!」 「いやぁ実に面白い布陣だったな! 諸葛亮も洒落が分かる人材起用をするものだ!」 「い、言うなー、言わないでー!!」 「水不足。山頂。張コウ将軍。泣いて馬謖を斬る」 「わーーーーーーーーーっ!!!」 哀れになって陸遜が止める頃には、ご機嫌顔で司馬懿が鼻歌を歌う横で、馬謖が頭を抱えて白く燃え尽きていた。 316 名前:守りたい大切なものがあるなら 7/9 投稿日:2006/09/06(水) 21 50 43 「えーと、あいつは馬謖で……字は幼常だっけ?」 洞窟のすみっこでじめじめしている馬謖の代わりに一応凌統が紹介しておく。 「寝てる彼は姜維さんという方です……が、その……」 口篭もる陸遜に言わなくていい、と凌統が頷く。 紹介してもらった所でもうどうしようもないだろう。明らかに死相が浮かんでいる。 「はじめはここまで酷くはなかったんですが……司馬懿さんと僕を守る為に、危険な武器を使って」 憂鬱そうに俯き、馬謖から借りた探知機をつつく。 「危険な武器?」 「はい、強力ですが、どうやら使った者の命を削るらしく……」 あれです、と指差した先に、……さっきまですみっこに居たはずの馬謖が居た。 「……馬謖?」 「いや、彼の持ってるあの……えっ?」 「凌統ー、この棒ちょっと面白いぞ~♪ なんか光ってる」 挫けやすいが立ち直りも早いらしい馬謖が、ぶんぶんとミョルニルを振って目をきらきらさせている。 面白いおもちゃを見つけた子供のように馬謖が弄くりまわしたミョルニルが、一同の前で光を発しながら縮んでいった。 そう。 魔法のステッキ、再臨! 317 名前:守りたい大切なものがあるなら 8/9 投稿日:2006/09/06(水) 21 56 34 「な、なんだと……? 私より山頂布陣のほうが魔女っ子向きだというのか……ッ!?」 大ショックの表情でふらりと壁にもたれかかる司馬懿。 「なんだこれ。縮んだぞ?」 怪訝な顔でミョルニルを空中にかざして馬謖が首を傾げた。 それを見ながら、陸遜は以前との差異に気付く。 今はせっぱ詰まった危機があるわけではないのに、ミョルニルが反応した。 そして陳宮殿が持っていたときは、あんなふうにぼんやりした光は出ていなかった。 あの時は雷を撃つ一瞬だけ、激しい光を放出したはずだ。 この違いはなんだ……? 周りの奇妙な雰囲気を気に留めもせず、馬謖はミョルニルを持ったまま横たわる姜維の横にぺたりと座り込んだ。 「起きろよ、姜維……私ひとりではしゃいでてバカみたいじゃないか」 頬をつついてみても、冷たい感触が返るだけ。生と死の狭間を落ちていこうとしている弟弟子を見つめ、 馬謖はぐすりと洟をすすった。 日も沈み、薄暗さを増していく洞窟。 彼にとってはただの光る棒であるミョルニルを明かり代わりにするために、馬謖は姜維の顔上にそれをかざした。 まさにその時。ミョルニルの光が広がり、姜維の全身を包み込む。 伝説に曰く。ミョルニルの正当なる持ち主、雷の神トールは、食料とした黒山羊を何度も再生させるために ミョルニルを用いたという――― 蒼を通り越し白かった姜維の膚に、僅かに赤みが差す。 馬謖がミョルニルを取り落とし、胸を押さえた。 口を覆い、激しく咳き込む。指の隙間から紅いものが零れた。 「血……?」 呆然と呟き、走って来る凌統と関興を待たず、そのまま倒れ伏す。 その横で、このまま死ぬだろうと思われていた姜維が静かに瞼を開く。 彼の脳裏に響く声。朦朧とした意識のまま、天へと手を伸ばす。 318 名前:守りたい大切なものがあるなら 9/9 投稿日:2006/09/06(水) 22 00 45 遠くから私を呼ぶ声が―――聞こえる。 めるへんトリオ featuring 既視感を追う旅/6名 陸遜[左腕裂傷(もうすぐ癒えます)]【真紅の花飾り、P90(弾倉残り×3)、探知機】 姜維[重症(なんとか短時間立って歩ける程度)]【なし】 司馬懿【赤外線ゴーグル、付け髭、RPG-7(あと4発)、香水、DEATH NOTE、陳宮の鞄、阿会喃の鞄】 凌統【銃剣、犬の母子】 馬謖 [気絶、軽症]【魔法のステッキミョルニル(ひび入り)】 関興【ラッキーストライク(煙草)、ジッポライター、ブーメラン、サーマルゴーグル】 ※漢中より少し南の洞窟に滞在中。 ※馬謖はヒーラー属性? ミョルニルは彼の祈りに応えて少しだけ誰かを賦活しますが、 割に合わない勢いで命を削られます ※香水には嗅ぐとハッピーになる効果。但し体質に合わない人がたまにいます。 ※探知機で近づく人間を察知可能。馬謖が直接認識した相手は以後も場所の特定が可能。