約 1,567,173 件
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2039.html
てるよはかわいいなあ -- 2010-03-14 15 03 49 スゲェ、てるよ、スゲェよ -- 2010-06-16 09 20 14 いいよー希少種はー -- 2010-08-16 18 02 28 てるよ可愛い~ゆっくりできるよ~ -- 2010-10-13 19 17 39 てるよ片言過ぎてカワユ… -- 2012-06-25 09 25 06 あとはうどんげ。え?もう一匹?あんなう詐欺師恐ろしいよ。 -- 2013-01-05 15 27 50 くそっ、またもや柿の種が…ッ! -- 2013-04-03 01 17 59 てるよほしーい!! -- 2013-08-26 18 18 40 てるよかわいいなあ~希少種はね~。 それと比べて通常種は・・・ハッなんてことを! 希少種と通常種を比べるなんてなんて愚かなことを~! -- 2013-09-05 16 23 25 てるよすげえなww 希少種ほしい -- 2014-06-11 18 34 19 やっぱりゆっくりは奥が深いぜ…。 -- 2014-11-06 21 52 45 早く次のやつ見たい -- 2015-09-22 21 52 39 てるよtasさんなみに凄い!! -- 2016-08-29 23 23 22
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1166.html
てるよ3 ~俺と希少種と森と~ 42KB 愛護 理不尽 差別・格差 駆除 飼いゆ 希少種 現代 愛護人間 チートだったりします。四作目。希少種好き好き 俺と希少種と森と ~てるよと俺~ ・駄文注意 ・希少種大好き ・自分設定いっぱい ・設定として春←『『『『『『こことっても大事!!!!!』』』』』 ・うざい、主に主人公が ・東方原作ネタ少し使う ・最初から読まないと訳分らないと思う ・誤字は一応確認したからないと思う 偽善お兄さんこと田中たちがえーりんの保護をしていたころチーフは森の中を部下2人と共に進んでいた。 「いやぁ、まさか希少種だけでなくドスまで増えてるとは驚きですね」 これは部下その一、自称研究お兄さんでチーフには酢昆布と呼ばれている。 だが本名はローレンス・スミスという。列記とした外国人である。 「そうだねー。驚きだよねー。何であんなでっかいの君たち見つけらん無かったんだろうねー?」 嫌味たらしく。間延びした声でチーフが二人に向かって言った。 「あ、あははははは・・・・・すみません。でもゆうか種一匹ときめぇ丸二匹見つけましたし・・・・・・・・・・」 これは部下その二、愛でお兄さんだ。チーフには道産子と呼ばれてる。 が、これまた別に北海道出身では無く、東京都出身だ。 いったいぜんたいチーフがどういった経緯であだ名を付けるのかは分らないが、偉い人の言葉なので皆それにならいあだ名で呼ぶ。 「ふーん。こっちは101匹フランな感じだったけどね。」 「「申し訳ないです・・・・・・・・・・・・」」 こんな感じで上っていく。愉快なもんだ。 とはいえこの三人はこの業界では結構有名人だったりする。 酢昆布はゆっくり研究の偉い人だったり、愛でお兄さんはブリーダー界ではそれなりに知られてる。 チーフは秘境探検とかしてる途中で希少種を発見保護して、なんだかんだで国の所有する希少種の四割はこの人が連れ帰った物だったりする。 そんなのがコントみたいな会話を繰り返している。見る人が見たら驚く光景だ。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― もう五分ほど歩くと田中御一行が見えてきた。 「うえーい。たーなーかー、どんな感じー?」 「ああ、ドスまりさ三匹を駆除、えーりんの保護完了。ってところだ。」 「一人でドスまりさ倒したんですか?」 道産子がビックリした様子で聞いてくる。酢昆布は辺りを見回して唖然としている。 それにチーフが答える。 「こいつなら十匹ぐらいまでなら一人で大丈夫だろ」 「何も俺一人の手柄じゃないさ。てるよも手伝ってくれた。」 「ミサイル撃った」 「姫様!!凛々しかったです!!!」 『そうです!!!それにてるよちゃんとんでもなかったんですよ!!!!!!!かくかくしかじか・・・・・』 お姉さんが全部話してくれた。 てるよとえーりんはそれがそんなに凄い事なのか?みたいな不思議そうな顔をして首を傾げてる。 てるよは勿論とんでもなく可愛くいい。意識がどっかに飛んでいってしまうかと思った。 だが今はそれだけでない。えーりんもいる。同時に全く同じように二人して首を傾げたのだ。 うぇっへへぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇい!!!!!!!!! かっわいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!! きぃたああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!! 「そんなことができるのか?酢昆布」 チーフが問う。 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・どうなんでしょう。実のところ希少種自体個体数が少なく大それた検査や実験が出来ないので、全く希少種の研究が進んでないんです。ましてや希少種の胴付なんてのは未知の領域です。」 そんな事をとんでもなく困惑したような顔で酢昆布が答える。 「とわいえとんでもない事ですよ?それ。胴付の希少種が通常の希少種に触れただけでそれが胴付になるなんて。それに、てるよもえーりんもなんでこんな話をしてるのか不思議みたいな顔してますね」 「希少種にとったらさも常識な事ってか?」 「まぁ通常の希少種ですら我々には理解できない能力があったりしますからね。うつほなんかは放射能出しますし。分んない事だらけですよ?」 「そんな程度なのかねー。ゆっくりって不思議ー。あれ?田中ー?どうしたー??」 うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ 「どうした?」 「具合が悪いのですか?」 おっと、精神世界にトリップしていたようだ。 てるよとえーりんが心配して声をかけてきてくれた。 そのおかげでどうやら戻って来れたみたい。ありがとう。てるよ、えーりん。君たちのおかげで廃人にならずに済んだ。 「大丈夫だよ。ちょっと考え事してただけさ。心配してくれてありがとう。」 そういっててるよとえーりんの頭を撫でる。これセクハラ? 「「~~~~~~~~」」 二人ともくすぐったそうに身を捩りながら声にならない声を発している。 「あれーー?俺も心配したんだけどなーーーー」 「撫でられたいのか?」 「遠慮します。」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― そこで道産子が 「あのーチーフ?気になってたんですが、この人誰なんですか?チーフと仲良いみたいですけど・・・・・・・・・」 と質問。俺はお前たち知ってるし、なんて呼ばれてるか知ってるんだけどね。 『あ、それ私も気になります。』 お姉さん会話に割り込む。 「友達だよー?結構昔からの知り合い。面倒だしこの位の認識で良いと思うよー?」 「・・・・・・・・・・・そういうなら気にしません。」 『うーんなんか納得できないです。』 「まあ良いじゃないのよー。ところで田中、ヘリが見えないんだけど」 「補給」 てるよが答えてくれた。 そうなのだ、先程虎の子のミサイルも使い、バルカンの弾も殆んど無くなっいたので補給に戻らせたのだ。 『さすがにこればっかりは仕方ないですからね』 「そっかー。空からの監視は出来なくなったわけなのか。」 確かにそれが無いのは少しきついと思うな。そこまで考えてなかった。 てるよとえーりんが二人でPSPと睨めっこしながら楽しそうに話してたんだもん。仕方ない。 『問題ありませんよ。今さっきのきめぇ丸二匹と別の部隊が保護してきた7匹が協力してくれることになりまして、今現在情報を集めてもらってます。』 すごいな。きめぇ丸が9匹ってとんでもない戦力だ。とか考えてたら酢昆布と道産子が 「はー。きめぇ丸9匹ですか。」 「一匹ほしいですね」 なんていっていた。 僕はきめぇ丸はいらなけど。 『やっぱり山頂に集まってるみたいなんで向ってください。補給もすみましたし。』 「わかったよー。じゃあ向おうか。あと欲しかったらゆっくり連れて帰ってもいいよー」 そんな適当で良いのか?とか思ってたら酢昆布も道産子もお姉さんもはしゃいでるようだ。 まあいっか。 「ん」 そういっててるよが僕にまた両手を広げてきた。僕が手をさし出すと、よじ登って肩車になる。 体中がしあわせーーーーーーーーーーーー!!な感じに包まれる。 そこでえーりんがなんだかもじもじしている。やばい。可愛い。 「あの、その、私も、その、・・・・・・・・」 えーりんがなんだか落ち着かない。 「どうしたんだい?」 そういうと無言でてるよの様に両手を伸ばしてきた。 ムッハーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!! 興奮してきちゃうよ?これ。 「はい♪」 そういいえーりんを胸の前で抱きかかえる。てるよよりも胸のふくらみが大きいようだ。 腕にフニャンとした感触が伝わる。 やっ、やわらけーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!! 気持ちいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい これは性的興奮を抑えられなさそうだ。 僕の大口径マグナムがWAKE UPしかけてる。 やばいぞ。やばいぞ。周りにはチーフたちもいるんだから、そんなことになったHENTAIお兄さんの烙印を押されてしまう!!!!! 何とか萎えさせるんだ。素数を数えるか?無理だそこまで頭が回らない!!! どうする?どうすればいい!? そうだ!!!あのドスどもを思い浮かべるんだ!!!! 確かどれかだったかのドスのまんまんに手を・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ うわぁ、なんか萎えた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「どうしたんだ?とんでもない勢いで顔の表情ころころ変化させて、正直気持ち悪いよ?」 「お前に言われたかない。」 何とか最悪のケースを回避する。とはいえ幸せ感触が後ろからも前からも来てるのは変わらない。 油断しないようにしよう。 「あのーそろそろ行きません?」 道産子に言われた。確かにそうだ。 「よし、なら向うぞ」 「go」 「はい行きましょう!!!」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 道中 「むきゃきゃ、ここから先は人間さんは通行料を払わなくてはいけないのよ?むきゃきゃきゃきゃwwwwww」 とか言うくそ袋がいたけど無視した。 そうしたら 「むきゅうううううううううううううううううううううううう。無視するんじゃエレエレエレエレエレエレエレエレエレエレエレエレ」 とか言って死んだ。なんで出てきたこいつ? ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 他にも 「れいむはしんぐr(以下略)」 「「「「「もっちぇきちぇにぇ!!!!!!」」」」」 とか言うのもいたりしたけど。これは酢昆布が即効性の毒の強い殺ゆ剤とか言って取り出した缶を吹き付けると 「「「「「「ゆっ!!!!」」」」」」 とかいってぼろぼろに崩れた。こえー。きめぇー。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― さらに 「まりさはとっても強いんだぜ!!!!!!!!泣かされたくなかったらあまあま持ってくるんだぜ!!!!!!」 「ゆゆーんまりさはとってもとかいはだわ~」 「むきゃ!どうやらまりさが恐ろしくて動けないみたいね!!!!」 「かわいくってごめんねっ!!!!!!!!!」 「ちんぽぉ、まらぁ」 「わかるよー。みょんの言うとうり人間さんは強いからたぶん皆死んじゃうだけなんだねー。一目で良かったかららんしゃまにあいたかったよー。」 こんなグループもいた。ここでは道産子が 「あのちぇんとみょんもらってもいいですかね?」 とか効いてきたから、適当に 「いいんじゃないの」 なんていったらちぇんとみょん以外に 「僕あんまりゆっくりの苦しむ姿って好きじゃないんですよ。」 なんていいながら。唐辛子スプレーをかける。 「「「「ゆ、いくら勝てないからって変な物かけない・・・・・・・・・・・・・・・・・ゆぎゃあ!!!!!!」」」」 「あつい!!あついのぜーー!!!!おいくそにんげん何とかしろーーーーーーーーーー!!!!!!!」 「とかいはじゃないわーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」 「エレエレエレエレエレエレエレエレエレエレエレエレ」 「かわいすぎてごめんねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」 「「ゆわーーーーーーーーーーー!」」 なんて光景を見ながら 「あれ?少なかったかな?」 なんていいながらさらにスプレーをかける。 「「「ゆぎゃあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・それ逆に苦しんでるでしょ・・・・・・・・・・・・・・・ 「さあみょん!!ちぇん!!ついてきてくれるかな??」 「わかるよーーーーーーーー!!!!」 「びっぐまらぁあああああああああ!!!!!」 なんか脅してるみたい。 この人こえーーーーーーーー ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 希少種にもあった。 通常のかなこ種とすわこ種だ。でもなぜか今回は興奮しなかった。なぜだ? 『キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーかわいいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!』 ・・・・・・・・・・・・・・・・・代わりになんかお姉さんがフィーバーしてる。 『チ、チーフ!この子達です!!!私の欲しい子!!!!!』 「良いよー?」 というわけでまた保護するため話しかけようとしたら 「何か用かい?まあ用が在るからここに居るんだろうけど。」 「あーうー♪」 おお、さすが希少種、しっかり会話が出来るみたいだ 今までの糞饅頭とは雲泥の差。 「いやねー、ここいらのドスを全部潰すからさー、君たちみたいな善良な子達を巻き添え食らわないようにしてるんだよー」 チーフが今回の目的について話した。 「そうかい、それは戦う力の少ない奴らにはうれしい事だね。でもね、私たちにには必要ないよ。」 かなこがこういうのは別に自惚れているからでは無い。 かなこ種は単体で並みの人間一人ぐらいなら簡単にのしてしまう。 とは言え保護する理由は乱獲者から守るためなので何とかして保護しなければならない。 一応かぐやとえーりんに話を聞いてみる。 「かぐや、えーりん?なんかいい方法ってないかな?何か知らないかい?」 「知らん」 「接点が無いので何も分らないんです。お役に立てずにすみません。」 「いや、構わないよ。それなら仕方ないさ。」 うーんどうしたもんかなー、なんて考えてたらチーフが何かを取り出した。 「何だ?それ。輪?」 「これー?なんかお姉さんが、かなこすわこに会う可能性もあるから持って行ってって言われたんだけど。」 何に使うんだろうな、なんて四人で疑問に思っていたらお姉さんから連絡があった。 『こんな時こそ渡しておいた鉄輪です!!!すわこちゃんにちらつかせるのです!!!!あ、まだ渡しちゃだめですよ。』 とりあえず言われたとうりにすると 「あーーーうーーーーーーーーー♪♪♪」 うおっ!すわこが寄って来た! 「あ、すわこ!!」 なんてかなこが言うけどもう手遅れ、チーフの手の鉄輪に向ってジャンプしてる。 これはこれで可愛いもんだな。 『いーーーーーーーーーーーやーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!』 お姉さんうるせ。 どうやらすわこにとって鉄輪はとても魅力的な物の様だ。 おそらくこれを交渉材料にするのだろう。 それからはチーフの独壇場だった。 結局かなことすわこは着いてくることになった。 『てるよちゃん!!ヘリにゆっくり三匹ぐらいなら余裕で入るスペースがコックピット部にあるんだけど、かなこちゃんとすわこちゃん入れてこっちに運んでくれる!?』 「おk」 そんなこと出来たのかよそのヘリ・・・・・・・・・・ ん?てことはちぇんかみょん入れられるんじゃないのか? どうやらてるよもどっちか入れる気らしくかなことすわこを入れてもまだ待っている。 「いいのかい?てるよちゃん。」 「ん」 てるよってば心が広いのね!!!感激!!! 「姫様!!!偉いです!!!!!」 えーりんと一緒にてるよの行動に賛辞を送る。 勿論頭を撫でてやる。うわっ、ふかふかしてるなー。 「ん~ん~~」 なんていいながら身を捩るてるよ。 ウフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフ 「さて、それでは、どっちが入りたい?」 「ま、まら」 「わからないよー」 なんだか決まりそうも無い雰囲気なのでチーフが、 「ちぇんと気が合いそうだから残しておいてほしいよー」 「おにーさんとはたしかに似たような感じだよー、わかるよー」 「ならみょんを入れましょうか。そい」 「まらぁ!?」 「だいじょうぶなんだよー。ちぇんも後から行くんだよー」 そう言ってみょんを納得させるちぇん。どうやらかなり上質な固体のようだ。 「さてそれでは、てるよちゃん、お願いするよ。てるよちゃん?」 うおっと、まだ頭撫でてた。 やばいね。時間が飛んだようになるね。 「んー、ていくおふ」 なんだか不機嫌そうにヘリの操作を開始。 とにかく先を急がないといけないので早速てるよを 持ち上げて定位置に装着させる。そのときてるよが 「うわっ、うわっ」 なんて慌てたような仕草をしていた。 新しい表情GJ!!!! そしてえーりんを抱きかかえる。 「ありがとうございます♪」 喜んでるみたいだし可愛いから問題なし。 この格好で皆に向かい言う。 「じゃ、行こっか。」 お、チーフがちぇんを頭の上に乗っけてる。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― しばらく歩くとドス発見。 先手を打たなければ。そう伝えると 「問題ないよー」 「わからないよー?」 なんて帰ってきた。ちぇんと同化してやがるな。 「これで一発なんですよね」 なんてロケットランチャー担ぎながら酢昆布が言う。まあ一発だろうよ。 ばしゅ ひゅーーーーーーーーーズボ!「ゆっ!!!!!!」どーん びたびたびた。 うわぁ、キタネェ。こっちまで餡子飛んできたよ。ちゃんとてるよとえーりんには掛からないように避けたけど。 「うえ」 「さっきより酷く飛んでますね・・・・・・・・・・・・・」 てるよ、えーりん、素直な感想ありがとう。正直ここまで酷いと思わなかった。 「もっと綺麗にやらなきゃ駄目だよー」 「わからないよー!!わからないよーー!!!!!」 なんかこいつらうぜえ。 「ちょっと、やめて下さいよ。こういう駆除方法・・・・・・・・・・・・夢に出ちゃいそうですよ・・・・・・・・」 なんていう道産子だが、僕はこいつが一瞬ニヤッとしたところを見逃していない。 やっぱり危ない人なんじゃ?絶対愛で派じゃねーよな・・・・・・・・・・・・・・ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― こんどはドス+通常種の群れだ。百匹ぐらい居るみたい。どうやら希少種や保護対象は居ないみたいだ。 ちょっと観察することになった。 「おいドス、さっさとまりささまをゆっくりさせるんだぜーーーーーーーーー!!!」 ぽいんぽいんと体当たり。 「むきゃきゃきゃきゃ無能なドスはもりのけんじゃにさっさとごはんをよこしなさい!!!!!!」 「ゆううううううううううう。れいむはしんぐr(以下略)」 「んほおおおおおおおおおおおおおおおおお。どすううううううううううううううううう。とかいはなあいをうけっとてええええええええええええええええええ」 これまた体当たり。 「「「「「「「「「「「「むのうなどしゅはちんでね!!!!!」」」」」」」」」」」」 「ゆううううううううううううううううううううごめんねえええええええええええドスが無能でごめんねええええええええええええええ!!!!!!!」 なにこれ・・・・・・・・・ゲスばっかじゃん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 酷すぎだろ・・・・・・・・jk・・・・・ あれに飛び込むのはやだな・・・・・・・・・ てるよもえーりんも引いてるし・・・・・・・・・・・・・ 「じゃあ今度は俺がいくよー。ちぇんもつれていくよー」 「!?わ、わからないよー!?なんであんよとお兄さんの頭がはなれないのかわからないよーーーー!!!!!!!」 わざわざ行ってくれるなら止める理由は無い。暖かく送ってやろう。 てかなんでちぇん離れないんだろ? チーフは腰に付いてる拳銃や手榴弾には手を伸ばさず、何の迷いも無く胸ポケットに入ってるボールペンに手を伸ばした。 それを右手に掴むとその手を空高く上げこんな事を叫ぶ。 「正義の魔剣!クーゲルシュライバー!!!!!」 「わらないよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」 つまりただのボールペンじゃねえか。 「とうっ!!」 「にゃっ!!」 という掛け声と共に群れに向ってルパンダイブ。それでもちぇんは離れない。どうなってんだあれ・・・・・ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「「「「「「「「「「「ゆううううううううううううううううううううう!!!???」」」」」」」」」」」」」」 「わからないよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!?????」 「往生するんだねー!覚悟!!」 とにかく刺す、刺す、刺す、刺す、刺す、刺す、刺す、刺す、刺す、刺す、刺す、刺す、刺す、刺す、刺す、刺す、刺す。 でもボールペン短いから刺すって言うより殴ってるって表現のほうが正確かもしれない。 一発必殺だね。うまい具合に中枢餡にペンを突き立ててるみたい。 でもドスはどうするんだろ? 「ゆううううううううううううううううううううううううううううううう!!!???皆ドスの後ろに下がってね!!ドススパークを使うよ!!!」 お前らすぐそれだな。 「「「「「「「「「「「「当たり前でしょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」」」」」 「むきゃきゃwwこれであのくそにんげんも終わりだわwwwwwwwwww」 「はやくするんだぜーーーーーーーー!!!!このグズ!!!」 「れいむはしんぐr(以下略)」 「「「「「「「「「「はやきゅしちぇにぇ!!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」」 「どうしてそんなこと言うのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」 なんてやり取りしながらもチャージしようとしている。 あれ危ないんじゃない? 「うふふふふふふふふふふふ。そんな物で倒せるわけが無いんだねー!分かるよー!!」 「わから、わからないよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」 と叫びながらペンを腕ごとドスにめり込ませる。 すぐさま離れたと思ったら、どこから取り出してきたのかスイッチみたいなのをペンの代わりに手にしている。 「アリーヴェデルチ」 カチッ ポン 「ゆっ!!!」 ドスは口をだらしなく半開きにして動かなくなった。 「どおしたんだぜーーーーー!!このくずううううううううううううう!!はやくせいさいするんだぜえええええええええええ!!!!!」 「むきゃあああああああああああ!!!!!!はやくしなさいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」 「r(以下略)」 「「「「「「「「「「「このくじゅううううううううう!!!!!!!」」」」」」」」」」」」 「どすうううううううううううううう!!!それじゃとかいはじゃないわああああああああああ!!!!」 各々が言いたいこと言って吐き気がするな。こいつら気持ち悪い。 なんかこの世の悪意の集合体みたい・・・・・・・・・・ 「飽きたんだねー。分かるよー。」 「わからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからない」 「うおぃ!!帰って来んなよ!!!!全部潰せよ!!!」 「問題ないんだねー。もうてるよちゃんのヘリが戻ってきたからねー」 「私やる。」 おお、率先して駆除をやってくれるとは!偉いぞてるよ!! えーりんはまださっきの光景の酷さが信じられないみたい。 「大丈夫かい?えーりん」 「は、はい、大丈夫です。ちょっとビックリしてしまいました。」 「仕方ないさ。俺もあれはビックリしたよ。あそこまで酷い性格だとね」 まだ釈然としないようだ。 「うわー♪チーフとちぇんすごくあいしょういいみたいですね♪」 なんて道産子が言う。お前正気かよ・・・・・・・・・・ 「分かるよー。とっても動きやすくなってよかったんだねー」 お前もうちぇんじゃねーかよ。同化してるよ。 で、その話題のちぇんだけどさっきから『わからない』って言葉を連呼したまま動こうともしない。 駄目なんじゃない?こいつ・・・・・・・・・・ 「おわった。」 「よし良くやったぞ。」 頭を撫でてやる。これ、僕がてるよの頭に触るためにやってるんだよね。 オウフッ!これならどこも不自然じゃないんだなwwwwwwwwww 「それじゃもっと進むんだねー。分かるよー」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「おわっ!あれチルノフじゃないですか!?」 酢昆布が気づいた様子。走って向っていく。てかこの季節にチルノフなんて珍しいな。 「うわー。すごい♪本物のチルノフですよ!?」 「そんなことよりおうどん食べたい」 「うわー♪うわー♪おうどん言った♪よーし着いて来てくれたらおうどん食べさせてあげるー♪」 そういうとチルノフが横になりながらも首だけを動かし、酢昆布のほうに向いた。 という経緯でチルノフが加わった。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― どうやらもう山頂になるようだ。 今までとは比べ物にならないくらいうるせぇし、ドスが見ただけでも12はいる。 『きめぇ丸の報告ではそこには保護対象はいないみたいです。』 報告ありがとうお姉さん。それでは恒例の観察タイム~ 「ゆっへっへ、これだけドスがいたらくそにんげんなんてへでもないのぜ!!」 「ゆふん!当たり前だよ。これから山を降りて人間を制裁しに行くよ!!!」 「「「「「「「「「「「「「「「「「「ゆわあああああああああああああああああ♪」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」 「その前に制裁の練習をしてから行くよ!!!」 ?どういうことだ?練習? 「それじゃあ今日はそこのれいむにするよ!!!」 「ゆ!!!!????どおしてそんなこというのーーーーーーーーーー!!!!????れいむは可愛いんだよーーーーーーー!!!!!!」 「うるさいんだぜ!!!あきらめてせいさいされるのぜ!!!!!」 「れいむったらいなかものねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」 「むきゃきゃ、ぱちぇもやりたいわwwwwwwwww」 ・・・・・・・・・・・・・・・・このクズ共・・・・・ゆるさん・・・・・・・・・・・・・ どっちにしろあのれいむは潰すが。 えーりんを地面に下ろし、てるよも下ろそうとする。が、てるよが降りてくれない。 「てるよ、ここで待っていてくれないか?僕はあいつらを潰さないと気がすまない。」 しかしてるよは動こうとしない。だが一言ポツリとこんな言葉をつぶやいた。 「くる」 えーりんはてるよの様子を見て驚いてるよう。 その他の奴らもてるよを見ている。 いったい何が来るのだ? 「てるよ、いったいなにが来」 「ふじやまぼるけいの!!!!!!!!!!!!!」 そんな声が聞こえた。聞こえたと同時に奴らの周辺が炎に包まれる。 燃え盛る炎の中でくそ共がギャーギャー騒いでるみたいだが、炎の勢いが強すぎてよく聞こえない。 五分もすると火が弱まってきた。が、不思議なことに辺りの草や木が全く燃えていない。 いったいどういうことかと思ったら、燃えていた中心部に人型の何かがいた。 「もこたん・・・・・・・・・・」 かぐやがまたも呟く。ってかもこたん?もこう? 「姫様!!!」 えーりんが叫ぶ。何事かと思ったら肩車していたてるよがいない。 辺りを見回すともこうに殴りかかっている。もこう吹っ飛ぶ。 何ぞこれ・・・・・・・・・・・・ もこうが吹っ飛んでぶつかった木からとんでもない量の炎が吹き上がる。 轟という音と共にもこうが体に炎を纏いながらてるよへと突進。 しかしそれをてるよは余裕でかわす。というよりも瞬間移動した。 二人とも距離をとるため後ろへ飛ぶ。 てるよともこうがお互いを睨み合いながら対峙する。 最初に動いたのはもこうだった。 てるよに右手のひらを掲げるとてるよの居た位置が爆発する。 それを避けるが、次々と同じように爆発し、ついにはてるよの左手が爆発に巻き込まれる。 てるよの手は爆発で跡形もなく消失してしまうが、すぐさま元に戻る。 が、それでもなお、もこうは攻撃を続け、かぐやを完全に捕らえる。 かぐやが爆発の中に消えてしまう。 煙が引くとそこには何も無かったが、すぐさま何も無いはずの空間からてるよが現れた。 完全に体が戻る前にもこうのもとへ向う。 もこうは自分の目の前に炎を出して壁を作るが、それを気にせず突進。 右回し蹴りが炸裂。顔面へクリーンヒット。 服や体が所々焦げてたりするがすぐ元に戻る。 もこうはまたも吹っ飛ばされ、すぐさま立ち上がる。が、なんだか満身創痍な様子。 っておい!!!ちょっとまてや!!!!!!何で回復してんだよ!!!!!!!!おかしいでしょ!!!!!????? てるよ燃やされてるのに何であんな涼しい顔してもこうが満身創痍なの!!??てかてるよ一回跡形もなく消滅したし!!!!! ぎゃああああああああああああああああ、何でじゃああああああああああああああああああああああああ その他の奴らもえーりんを除いて唖然としている。 「おにーさん!!このままでは永遠に戦い続けることになってしまいます!」 「うぇ?そ、そうなの?というより何がどうなってるのか説明して欲しいんだけど・・・・・・・・・・・」 「簡単に言ってしまえば、姫様ともこうさんの種族は会えばお互いに戦い始めてしまうのです。」 「それはもう種族としての習性ってこと?」 「はい。ただ嫌悪からの戦闘衝動というわけでは無いようです。むしろ姫様はもこうさんを好いておられます。」 「・・・・・・じゃあ、なんで復活するの?」 「それは、私も含めて条件付けで不老不死だからです。私たちは人間に潰されたりすれば勿論死にます。ですが例外がありまして、例えば姫様はもこうさんからの攻撃では絶対に死にません。逆もまた然りです。それとオリジナルの位も関係しています。」 オリジナルってなんだ?まあ、今そこはどうでも良い。 「不老ってのは?」 「私たちは老衰で死ぬことはありません。第三者からの被害があって初めて死ねるのです。」 「すごいな・・・・・・・・・・じゃあてるよがあんなに涼しい顔してるのに、なんでもこうはあんなに苦しそうなんだ?」 「姫様の能力で痛みを感じる時間をほんの一瞬の事にしたり、逆に相手には痛みを感じてる時間を永遠に近い物にしているからです。」 「簡単に言えば、こっちは痛み感じないけど相手は意識のぶっ飛んだブチャラティ状態ってことか・・・・・・・・・」 「?????」 「とにかく止めればいいんだな。」 そういうわけで二人を止めなければ。しかしあんな炎の中には突っ込みたくないな・・・・・・・・・・・・ いや、まあこれも仕方ないさ。なんとしてもあのもこうも家につれて帰りたいし。 凛々しかったなあ。もこたん・・・・・・・・・・・・・・・・・嗚呼もこたん・・・・・・・・・・・・・ 二人の戦う場所へ走る。 炎がすぐ目の前にきてから精神集中。 「ハッ!!!!!!!!!!!!」 気で辺りの炎を払う。二人が見えた。どうやら驚いてるご様子。 とにかくまずは二人に近づき 「喧嘩両成敗」 その掛け声と共に軽くてるよともこうの頭に拳骨をお見舞いする。 「「つ~~~~~~~」」 二人して同時に頭を押さえる。目が涙目になっている。 「だめじゃないか!いきなり喧嘩はじめるんじゃない!!それじゃゲスと一緒じゃないか!!!」 「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」 あれ?強く叩き過ぎた?ちょっと、あのー大丈 「「うっ・・・・・うえええええええええええええええええええええええええええええええええええええん!!!!」」 ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ 泣かせちまったあああああああああああああああああああああああああ 「あのね、その・・・・・・・」 「お兄さんの言うとおりです!!!!」 ありがとうえーりん!!!!実のところ僕泣かれるのが一番困るんだ!!!! 「いつまでもいがみ合っていてるのは非生産的です!!」 え?そこ? 「姫様も姫様です!!なぜいきなり戦うことになるんです!姫様はあんなにもこうさんと仲良くしたいと言っていたではないですか!!!」 「え?いつ言ってたっけ?」 「乙女のひみつです!!話の腰を折らないでください」 えええええ、なにそれえええ?怒られちゃったよ。 しょぼーん・・・・・・・・・・・ 「とにかく、これは最初もこうさんは敵対するような素振りは見せなかったのに、いきなり殴りかかった姫様が悪いことです!!!まず謝ってください!!!!!!」 「・・・・・・・・・ごめ・・・・さい」 「聞こえてないです!!!」 「ごめんなさい・・・・・・」 「私からも済みませんでした。いくら謝っても謝りきれません。申し訳ございません。ほらお兄さんも!」 え?僕も? 「あーーーえっと、なんだ?その、ごめん・・」 うへぇ、へたれてるよおれ・・・・・・・・・ 「ううん・・・・いい・・・私もかぐや見てちょっとはしゃぎすぎてた・・・・・私からもごめんなさい。」 涙を袖でぬぐいながらしっかり前を向いて話す。 とんでもなく出来た娘だ。 不謹慎ながら僕はとても興奮している!!!! ?てるよ見てはしゃいだ?じゃあ二人とも結構仲いい? 「それでは、姫様ともこうさん、仲直りに握手しましょう。」 えーりんが胸の前で手の平を合わせながら提案。 すると二人とも少し赤くなってからおずおずと手を差し伸べ・・・・・・・握手。 イイハナシダナー って事で問題は解決。早速もこうを仲間にするべく話しかけようと思ったらえ−りんに 「少しの間姫様ともこうさん、それから私だけで話がしたいので。済みませんが少しの間皆さんのほうに戻っていていただけますか?」 なんて言われちゃったもんだから、出来なくなってしまう。 しょぼーん ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「あれ?どうしたんですか?泣いてるみたいですけど・・・・・・」 酢昆布がチルノフを頭に載せながら心配したのか聞いてくる。 頭に載せるの流行ってるの? てかチルノフ胴付だから結構無理な体勢になってるし!! 「なんでもないやい・・・・・・・・」 「いじけてるんだね分かるよー」 「かわいそうだねー、わかるよー」 畜生!!ちぇんにまで哀れまれた!!! てかもうお前ちぇんでいいよ!!! 『悲壮感漂う中申し訳ありませんが、報告です。どうやらそこにいたドス達が本命だったようで、他に固まっている所は無いようです。』 淡々と任務をこなすお姉さん、ありがとう。 「でも他に残ってる奴らがポツポツいるんじゃないんですか?」 道産子が疑問を口にするが 『それは問題ないです。もうすでに山は完全に把握してありますので、別働隊が動いてます。お仕事は終わりですね。』 これで終わりか・・・・・・・呆気無いもんだよ、本当。 最後の一番大きかった群れは一瞬で燃えて消えたし・・・・・・・・・ うう・・・・・俺だけ仲間外れ・・・・・・・・・・ こんなに悲しいことって無いんじゃないの? とここでてるよが服の端を引っ張ってきた。 「話しある」 そういうてるよはとても真剣な表情をしていたので僕は少しビックリ。 「なんだい?」 「さっきのはお兄さんに迷惑かけちゃってごめんなさい。」 「うん、もうあんなことしないって約束するなら許してあげる。」 「約束する。・・・・・・・・・・・それと・・・・・・・その・・・・・・」 てるよがなんだか言いにくそうにしている。 「どうしたんだい?はっきり言わないと分からないよ?」 「もし・・・・・お兄さんが良いなら・・・・・・もこたんも一緒に暮らしても良い?」 「それはもこうもそうしたいって言ってるのかい?」 「うん・・・・・・・・」 「どうだい?もこう、僕の家に一緒に来ないかい?」 僕はもこうに問いかける。 「いいの?」 「問題ないさ。てるよもそうしたいって言ってるしね。えーりん、君も構わないだろ?」 「勿論です!!!」 「「お兄さん、ありがとう」」 てるよともこうがお礼を言う。うーんなんだかとっても仲の良い双子みたい。 「さあ、それじゃあ帰ろっか。」 そういってまたてるよを抱き上げ定位置に座らせようとしたら 「お兄さん、それはもこたんにしてあげて」 「そうか?」 「うん、今だけだけど・・・・」 そういわれちゃしょうがない。ゆっくりとてるよを地面に立たせてやる。 「さあ、もこう、おいで」 「う、うん」 なんだかおっかなびっくりって感じだね。 てるよにやってあげるように持ち上げて肩車してやる。 あらーなんだかとっても暖かい・・・・てるよとはまた違った夢心地・・・・・・・・ ん?だけど三人ってどうやって抱き上げればうまくいくんだろうか、思い浮かばね。 そう考えていたらえーりんが 「私は歩きます♪ですから姫様を抱っこしてあげてください♪」 あれまぁ、えーりんさん、貴女私の心が読めるようですね。 「でも大丈夫かい?ここから結構歩くよ?」 「問題ありません。姫様に先にヘリで送っていただくことになっています♪あ、これは私が言い出したことですよ?」 なんて出来た子なんでしょ・・・・・・・・・おじさん涙出ちゃうよ・・・・・・ 「ごめんね。えーりん」 てるよがえーりんに謝るが 「いえ、謝られるようなことはありません。私があれに乗りたいだけですから♪さあお兄さん姫様を抱えてあげてください。」 応よ 「ほら、おいで。」 そういうとてるよはチラチラえーりんを見ながらも僕の腕の中に入ってくる。 それを見届けるとえーりんはヘリに乗り込んだ。 「それではまた後で♪私待ってるんですから早くきてくださいね♪」 「わかったよ。えーりん」 そんなこんなでてるよはヘリの操縦を始め、もこうと僕は手を振って見送った。 「それじゃあ皆、山を降りるよー、わかるねー」 「わかるよー」 ああああああああああああああ、 うぜえよ!こいつら!!!せっかく良い所だっていうのに!!!!!!!! ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 戻りながらもこうとてるよにさっき三人で何を話していたのか聞いてみたら 「えーりん・・・・説教・・・・・」 なんて覇気の無い声でてるよが答えるし 「説教はもういや・・・・・」 なんてもこうも答える始末。 何言ったんだよ・・・・・・・・・・えーりん・・・・・・・・・・ そのほかにもてるよに 「もこたんとえーりんにもPSP」 なんていわれてちょっと悩んだけど、もこうからも 「やっぱりだめ・・・・・?」 なんて悲しそうな声でいわれちゃったからもう大変♪ 僕の頭の中はお花畑なんてチャチなもんじゃ無い!!!!お花地獄よ!!!!!!!!!!! ウェへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ 「買ってあげるさ!!」 さらに夕飯何が良いか聞いてみたらすぐさまもこうから 「たけのこ!」 なんて言われたから決定!!!今日はたけのこ使った何かにしよう。 「そうだね。今が丁度旬なわけだし。それじゃあチーフの家の裏山にある竹林からいくつかいただいていこう。」 チーフの家と僕の家は徒歩三十分くらいの所にあるから便利だ。 「何でそんなことになってるのか分からないよー」 「わからないんだねー、わかるよー」 なんか言ってるけど無視するに限る。 あと途中らんを見つけてちぇんとでっかいちぇんみたいな馬鹿がはしゃいでた。 「「らんしゃまあああああああああああああああああああああああああああああああ」」 とか言ってた。らんは少し引いてたね。必死で逃げようとしてたよ。 結局チーフにらんが捕まってお持ち帰りすることになったけど。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― キャンプに戻ってみるとすぐさま酢昆布が 「今すぐおうどん作っちゃる!!!!昆布とカツオどっちがいい!!??」 なんていいながら走って行った。 頭からチルノフ落ちねぇな、こいつらどうなってるんだ? お姉さんはかなことすわことで遊びながら 「フフ、常識に囚われてはいけないんですよ。かなこ様、すわこ様」 なんていってた。 すわこはいつもどうり 「あーうー♪」 だし、かなこは 「?」 なんかよくわかっていないご様子 おっと、お姉さんがこちらに気づいたみたい。 「あ、おかえりなさい。えーりんちゃん!お兄さん戻ってきたよー!で、どうでした?」 なんてにこやかに聞いてきた。 「いや、どうもこうも無いと思うけど・・・・ああ、この馬鹿が普通のらん見つけたよ」 おっと、えーりんがこちらにてちてち走ってくるな。 「お帰りなさい。皆さん」 笑顔で迎えてくれるえーりん。嗚呼愛らしい・・・・・・・・ とりあえずてるよともこうを下ろす。 そうすると三人でなにやらまたこそこそやっている。 僕は蚊帳の外なのねん・・・・・・ しょぼーん 「この子なんだよー、分かるねー」 「らんしゃまあああああああ」 「うう・・・・・なんでこんなことに・・・・・・・・・・」 らんは悲壮感たっぷりな感じだ。 お姉さん唖然・・・・・・・・・まあ、こんなちぇんみたいな口調じゃあね、仕方ない。 「そういえばまだ外して無かったんだねー外すよー」 なんて言いながら頭の上のちぇんを片手で引っ張る。 ッポン! は?何その音・・・・・・・・・ 「うえーい、外れたー。ああなんか肩こったかもしれないかなー?」 「外れたんだねー、分かるよー。らんしゃまーどうしたのーわからないよー?」 あれええええええええええええ?なんか普通に戻ったしちぇんは心なしか頭がよくなった気がするー? 「ちぇん!?ちぇーーーーーーーーーーーーん!!!!」 「らんしゃまああああああああああああああああああああああ!!!」 何だこれ・・・・・頭の上にいた時はちぇんって認識されてなかったのかな 「ちーんぽ!」 おっとあのときのみょんだ。 ちぇんは 「このとうり何の問題も無くぴんぴんしてるよー」 「まらぁ!ぶっぐまら!!!」 なんて会話をしていたが気にならないので聞くのやめー 「いやあ、このちぇんすごいね。道産子。もらっちゃっても良い?」 「ええ、構いませんよ?なんでしたらそこのみょんもどうぞ?」 「うーん、じゃあもらっていくことにするよ。」 「それでは僕は先に帰ります。それでは」 なんていって帰っちゃったよ道産子。 「チーフー、ところで見つかりました?ゆっくりゆかり。」 「いんやぁ。全く全然見つからん。」 「なんだ?それ・・・・」 「あれ?チーフ教えてないんですか?実はですね、希少種保護の他に、特別枠としてゆっくりゆかりの捜索も任務の中だったんですよ。」 「ゆかりってあの姿しか確認されてない奴だよなぁ?ここに居るの?」 「居るかもって話だけだよー。居なかったけどねー」 なんだか面倒くさそうに言う。なんかこいつむかつくなー 「まあでも、そのほかの目標が達成できたんだから良しとしましょうよ。最終的にきめぇ丸が亜種を含めて15匹、フランが101匹、おりんが2匹、らんが3匹、胴付てんこが1匹、ドスサイズのゆゆこが1匹、チルノが亜種含め9匹・・・・上等ですよ。」 はあ、そんななもんなのか・・・・・・ ちょっと少ない気がするな・・・・・・・・・ 「それさ、えーりんちゃんたち入って無かったりするのと同じように結構個人で持ち帰ろうとしてるでしょ。いくらなんでもね、にとりとか入って無かったりするのは不自然だよ?」 ああ、そううことなの。 「いやぁ、まあ良いじゃないですか。常識に囚われてはいけませんよ?」 「またそれかい・・・・まぁ良いけど・・・・・・・・」 良いんだ。そんなんで・・・・ 「「「「「「上手に出来ましたーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」」」」」」 びっくぅ! 「なに!?今の!?」 「あれはですね。たぶんうどんが出来たんですよ。」 「は?」 「チルノの貰い手はいっぱい居まして・・・・皆でうどんさっきから作ってましたから。材料は全てチーフの家から持ってきたそうですよ?」 「うえええええええええええい。なんでだよおおおおおおおおおおおお!!」 そりゃ良い気味だ。 まあ俺も後でもらっていくけど。ってか厨房あるならここで作るか?たけのこもあるだろうし・・・・・ 「まあまあ、せっかく作ったんですから後でもらいに行きましょ。ね?チーフ。」 「あーうー」 「過ぎたるは及ばざるが如し」 かなこ難しい言葉知ってんのね。 それじゃあ僕は三人に提案することにしよう。 「皆?今日の夕飯はここで食べようかと思うんだけど良いかな?」 「「「いい(よ)(ですよ)」」」 良し決定。 「じゃあちょっと待っててね。待ってる間お姉さんと一緒に居たりすると良いよ」 「きゃーーーーーーーーー良いんですか?それじゃあ少しの間お預かりします!!!!はぁはぁ」 なんか最後変なの聞こえたけど大丈夫でしょう、ちぇんモドキよりはましだ。 「じゃ、行ってくる。」 「「「行ってらっしゃい♪」」」 「うう、じゃあちぇん、らん、みょん、うどんもらいに行こうか・・・・・・・うぅ・・・・・」 「元気だすんだよー。」 「そうです。元気出してください!」 「ぺにす!」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― うどん作ってる厨房は地獄だったね。思い出したくも無い。なんか横から指図されるし・・・・・・・・・・ つまり疲れたってことだ。 皆にうどんを食べさせてる間にあのときのめーりんが僕に話しかけてきた。(デフォルトでフランが付いてるのね) 「じゃお(やあ、本当にありがとう。あんな世界に害しか与えないような連中を退治してくれて。)」 「いやぁ、いいよ。当たり前だし。それよりお前結構毒舌だな。」 「じゃお(フッ、そうかもしれないね。ただ奴らが害なのは事実だ。そうだろう?)」 「まあそうだな。で、お前はこれからどうするんだ?」 「じゃお(ああ、国のゆっくり駆除の手伝いをすることになったよ。なんでも私ほど多くのフランを束ねることの出来る固体は珍しいらしくてね。協力することにしたんだ。)」 「へー、じゃあまた会うかもな。」 「じゃお(そうかも知れんな・・・・・・・そのときはよろしく頼むよ。)」 「おうよ。」 「じゃおーん(おっと、長く喋りすぎたね。改めて礼を言わせてもらうよ。ありがとう。)」 「ん。じゃあな。」 なんてやり取りをした。 あいつの言葉ってすんごい圧縮されてんのな・・・・・・・・・・ 「おいしいですね。かなこさま!すわこさま!」 「あーーうーーーー♪」 「五臓六腑に染み渡る味だね」 「うぅ・・・・・・・・おいしいよ・・・・・・・・・」 「元気出すんだねーわかるよー」 「そろそろ泣き止んでください!」 「ちんぽ!」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― そんなこんなでうどん食って車で送ってもらって家到着。 時間はもうすでに夜の10時、こどもは寝る時間よ!!! ってなわけで、三人とお風呂はいって寝た。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ちゅんちゅん ハッ!!! ファック!!!!! 畜生まただ!家に帰ってからの記憶が曖昧だ!!!! 何なんだよ!!!どうしてだよ!!!!!!!! また中途半端に記憶が残ってるから余計いらいらするんじゃあ!! すーすーすーすー とここで三人が僕の布団の中で一緒に寝ていることに気づく。 まあいいや。かわいいし・・・・・・・ さて、それじゃあ起きちゃう前に朝ごはんでもつくるかな。 今、四人で暮らす始める最初の朝が始まった。 続け ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 後に書くからあとがき このあとどうしましょ てか続ける? とにかく続きは考えてあるよ? ゆかり捜索とか、けーねが家にやってきたとか、酢昆布のチルヨフとの馬鹿みたいな日々とか、 ちぇんの今後とか、お姉さんの話もあるよ。めーりんもだねー。何なら希少種全部出す? でもなんかいじめって言うか愛でだしねー。 とりあえず、続けるんならこれからは題名を 『俺とてるよともこうとえーりんと』(←ここ重要) にしますわ。 たぶん続けるけどねー、わかるよー。 そんで、お兄さんが全然虐待お兄さんじゃないね。愛でお兄さんのがそれっぽいね! それと食後の余韻のことだけど、まさかCMを見たことが無い人が居るとは思わなんだ。 あれはサントリーのBOSSのCMですよー。 公式サイト行けば見ますです。 ちなみにれいむを出したのは嫌いだから。 ゆうかを出したのは可愛いから。 それだけなんだねー、わかるねー。 ゆうかはその後ちょっと一悶着会ったけど死ぬまで幸せに暮らしましたとさ。 れいむのその後を見た人は誰も居ませんでしたとさ。 そんな感じに思ってくれれば完結じゃありませんこと? ちなみに僕は東方原作でもかぐもこは至上!!って人だから。 永淋も好きだけど。 下手するとゆっくりが人間にメタモルフォーゼしそうだよ。 しないけどねー。わかるよー。 てかもこうの口調は原作基準にする?二次創作基準にする?決めあぐねてるんだけども・・・・・・ それと、クーゲルシュライバーはドイツ語ですわ。 でわでわまた縁があればお会いしませう。 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る しんぐるまざーの扱いにめっちゃワロたで候(そうろう)。 -- 2014-11-06 22 25 40 頭にゆうかりん乗せたい!!! -- 2014-06-13 21 33 12 うらやましい!!!!!!!!!!!!!! -- 2013-08-26 18 38 49 シリーズ化してくれるんだねー わかるよー!! -- 2013-08-24 20 53 25 「ぺにす!」 クソワロタwwwwwwwwwwww -- 2013-03-04 01 20 50 うう、もこたん欲しいぃ…パルパルパルパル もっと描写欲しいと思いましたね。会話分が多くて。 -- 2010-10-15 22 11 09 もこたんINしたお! -- 2010-08-16 18 18 35 オレは…けねもこ派… -- 2010-06-16 09 55 17
https://w.atwiki.jp/takaradzuka/pages/132.html
天月てるよをお気に入りに追加 天月てるよとは 天月てるよの89%は度胸で出来ています。天月てるよの10%はアルコールで出来ています。天月てるよの1%は怨念で出来ています。 天月てるよの報道 “鉄道車両がご神体”の神社が日本にあるらしい。「肘神神社」「松岡修造天満宮」など“おもしろ神社”を一挙紹介(2021年12月9日)|BIGLOBEニュース - BIGLOBEニュース なにわ男子 大橋和也のインスタ投稿でみんなが笑顔に “安定のピースサイン”リレー続く - リアルサウンド 【ぶどうの木初の福袋】限定デザイン「とらどしパンダバウム」も入ってるよ(2021年12月6日)|BIGLOBEニュース - BIGLOBEニュース 【FGO】「ぐだぐだ龍馬危機一髪(消えたノッブヘッドの謎)」の攻略と最新情報まとめ - AppMedia(アップメディア) よく聞かれる質問 上地雄輔(遊助) 公式ブログ - lineblog.me 超特急、グループ史上最大キャパの会場で結成10周年を祝うスペシャルワンマンライブを開催(THE FIRST TIMES) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 元宝塚の「おじさん役」天真みちるが語った結婚秘話 | FRIDAYデジタル - FRIDAYデジタル 【甲子園】智弁和歌山が初戦快勝、直接指導イチロー氏から「見てるよ」 - ニッカンスポーツ 月9ドラマ『ナイト・ドクター』を彩る美声ボーカル yamaらと並ぶ新世代アーティスト Tani Yuukiとは? - リアルサウンド 天月てるよのウィキペディア 天月てるよ 天月てるよの掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る 天月てるよのリンク #blogsearch2 ページ先頭へ 天月てるよ 宝塚歌劇団 このページについて このページは天月てるよのインターネット上の情報を時系列に網羅したリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新される天月てるよに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
https://w.atwiki.jp/dzuka/pages/190.html
天月てるよをお気に入りに追加 天月てるよとは 天月てるよの89%は度胸で出来ています。天月てるよの10%はアルコールで出来ています。天月てるよの1%は怨念で出来ています。 天月てるよの報道 “鉄道車両がご神体”の神社が日本にあるらしい。「肘神神社」「松岡修造天満宮」など“おもしろ神社”を一挙紹介(2021年12月9日)|BIGLOBEニュース - BIGLOBEニュース なにわ男子 大橋和也のインスタ投稿でみんなが笑顔に “安定のピースサイン”リレー続く - リアルサウンド 【FGO】「ぐだぐだ龍馬危機一髪(消えたノッブヘッドの謎)」の攻略と最新情報まとめ - AppMedia(アップメディア) よく聞かれる質問 上地雄輔(遊助) 公式ブログ - lineblog.me 超特急、グループ史上最大キャパの会場で結成10周年を祝うスペシャルワンマンライブを開催(THE FIRST TIMES) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【甲子園】智弁和歌山が初戦快勝、直接指導イチロー氏から「見てるよ」 - ニッカンスポーツ 月9ドラマ『ナイト・ドクター』を彩る美声ボーカル yamaらと並ぶ新世代アーティスト Tani Yuukiとは? - リアルサウンド 天月てるよのウィキペディア 天月てるよ 天月てるよの掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る 天月てるよのリンク #blogsearch2 ページ先頭へ 天月てるよ 宝塚歌劇団 このページについて このページは天月てるよのインターネット上の情報を時系列に網羅したリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新される天月てるよに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1167.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 552 てるよ3 ~俺と希少種と森と~/コメントログ」
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1101.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 520 てるよ2 ~俺と希少種と森と~/コメントログ」
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/2717.html
『アグレッシブてるよ』 4KB ギャグ 小ネタ 希少種 現代 3作目 今回は短いです 短い文章でのネタというものに挑戦 *注 ・ゆっくりらしからぬ言葉遣いが出ます 『アグレッシブてるよ』 てるよは猛っていた。 内から湧き上がる情熱、パッションは止まる所をしらず、体は弾けそうな程だ。 ズンチャ♪ズンチャ♪ズンチャ♪ズンチャ♪ 何処からかリズムよく音楽まで聞こえてくる。 それに合わせて心も体も、より高みを求めてくる。 そう、だからてるよは、この情熱を炸裂させるのだ―――! 「「「ロックンローーーーーーーーーーーーーーーーーーーーール!!!」」」 ・ ・ ・ 2人の男の前で、てるよが狂ったように踊っている。 しかも一匹ではなく、3匹。曲も無いのにまるでダンサーのように踊り続けていた。そしてたまに奇声をあげている。 それを片方の男は冷た~い目で見つめ、もう片方はそんな男の様子に内心ビクビクしていた。 「・・・で、君。これは・・・何だ?」 「・・・『アグレッシブてるよ』です」 「いや、名前じゃなくてね・・・これ、どういう意図があるの?」 「・・・歌い踊ることで他社のてるよとの差別化を図り付加価値を、と」 「・・・てるよは今ブームで需要が多いといえば多いがねぇ」 片方の男の言うとおり、巷では飼いゆっくりとして、てるよがブームとなっていた。 「君、てるよが飼いゆっくりとして人気な理由を分かっているのか?」 「・・・観葉植物的な扱いで済むからです」 「その通りだよ」 眠ってばかりなので喧しくなく、見ていて癒される愛嬌があり、おまけに餌を1,2週間忘れても平気な耐久力があり手間も掛からない。 てるよはペットというより、インテリアとかの方に近い扱いであった。 だがしかし、今男達の前にいるてるよはどうだろう? 「これじゃあ君、ダンシ○グフ○ワーじゃないか」 「はぁ・・・」(何だ?○ンシング○ラワーって?) 「「「フィーーーーーーーーーーーバーーーーーーーーー!!!!」」」 男達が話しているのを尻目に、てるよ達の脳内でかかっている曲はよりアップテンポになったのか、髪を振り乱しながら踊り始める。 片方の男はやっぱりそれを冷た~い目で見て、喧しくなってきた踊りの音を努めて無視して会話を続けることにする。 「こんなんがお客に受けると思っているのかね?」 「新しい客層の発掘にはなるのでは、と・・・」 「無理だろう、煩すぎる」 「(だよなぁ)」 てるよ達の踊りは止まらない。高い耐久力が仇となり、朝から夜まで踊りっぱなしだ。もちろんoffボタンなどない。 むしろ時間が経つにつれヒートアップしていく。 「・・・成果によっては減給もあるからね?」 「・・・はい」 「それでは私はこれで失礼するよ」 「はい・・・この度は誠にも 「「「ラッシャーーーーーーーーーー!!!」」」 最悪のタイミングだった。 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ てるよ達の事を冷たく見ていた男が去り、そこにはもう片方の男とブレイクダンスを始めたてるよ達が残された。 「あぁ・・・やっぱ無理だったか」 男はため息を吐きつつも、自分でも正直『これはまず無理だろ』と思っていたので落胆は無かった。やっぱりなという思いだけだ。 「・・・何であの時は皆がいけると思っちゃったのかなぁ」 このてるよ達の開発計画は、開発部の皆が3日3晩寝ずに考えたものであった。つまり程よく頭が膿んでいた。 変なテンションのまま皆が皆、これはいける!と思ってしまったのだ。そしてそのまま根回しやら企画提出やらをしてしまった。 冷静さが戻る頃には、すでに『やっぱり無し』などと後戻りできなくなっていた。 こうして歌って踊るてるよの開発計画、『アグレッシブてるよ』の開発が始まってしまったのだ。 「でも、まだ何とかなると思っていたんだがなぁ・・・」 たま~に歌って踊るぐらいであれば、それはそれで問題なく商品化できたはずだった。 が、実際には喧しいダンス狂の出来上がりである。 この場合悪いのは、寝てばかりのてるよを熱心に教育しすぎたことだろうか? それとも、てるよが意外と興味を持った事にはハマるタイプだったことだろうか? あるいは、ハマったのがよりにもよってパンクなどの激しい楽曲系統だったことだろうか? 「・・・取り合えず、芸能ゆっくりとして売り出してみるか?」 珍しいことは珍しいのだ。そこらへんで資金回収を試みてみようか。 しかしてるよ達を見てると、これを公の場に出してしまっていいのだろうかと悩む。 なにしろ、どうしても思ってしまうのだ。 「「「ヘイ!ヘイ!Hey!Hey!yes!yes!yes!YAHAAAAAaaaaaaーーーーーーー!!!!!」」」 「・・・・・・」 これアグレッシブというよりも、ルナティックの方が正しいよなぁ、と。 ~終~ 後書き 自分の書いた作品に挿絵が付いていてビックリしました。 描いて下さったトラップあき氏に心よりお礼を申し上げます。 過去の作品 anko2643 ある変わったれいむのお話 anko2658 もの好きなゆっくりの日常 挿絵:
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1076.html
「「ゆっくりいってきます!!」」 「「「ゆっくちいってらっしゃい!!」」」 「ゆっくりきをつけてね!!」 広い草原のど真ん中にある大木。その根元の穴から飛び出してきたのは、2匹のゆっくりである。 ゆっくりれいむと、ゆっくりまりさ。“ゆっくり”と総称される不可思議なナマモノの中では、もっとも数の多い2種である。 そんな2匹は、母ゆっくりれいむと妹達に見送られて、遊びに出かけた。 「きょうもゆっくりしようね!!」 「いっしょにゆっくりしようね!!」 巣の中には母れいむの他に、2匹の妹にあたるゆっくりが10匹いるが、まだ小さすぎて巣の外で遊ぶことは出来ない。 子ゆっくりの中でも成体に近い2匹は、朝夕は母と共に妹の世話をし、昼間は自分達だけで遊ぶようにしていた。 「ゆゆ!!きょうはここでゆっくりするよ!!」 「きょうもたくさんゆっくりしようね!!」 「「ゆっくりしていってね!!」」 2匹は今日一つ目のゆっくりプレイスを、巣から程近い小川の畔に決めた。 そこでは、既に他のゆっくりが十数匹、互いに干渉することなくゆっくりしていた。 木陰に入って涼んでいるモノ。川に入って水を掛け合って遊んでいるモノ。 岩の上で日光浴をしているモノ。蝶を追いかけて跳ね回っているモノ。 それぞれが、自分なりの方法でゆっくりしている。 「みんなとてもゆっくりしてるね!!」 「まりさたちもゆっくりしようね!!」 「「みんな!!きょうもゆっくりしていってね!!」」 大声で呼びかけると、近くにいた数匹のゆっくりから返事が返ってきた。 「「「ゆっくりしていってね!!」」」 「みんなのゆっくりプレイスでゆっくりしていってね!!」 「れいむとまりさもたくさんゆっくりしていってね!!」 「ここはとてもゆっくりできるよ!!」 にこやかな表情で返事をしてくれたゆっくりを見て、れいむとまりさも幸せな気持ちになった。 ここはとてもゆっくりできる場所だ。明日から毎日、ここでゆっくりするようにしよう。 妹達が大きくなったら、このゆっくりプレイスに連れて来てあげよう。そう遠くない未来に、2匹は思いを馳せていた。 「ゆ!!もっとみんなもゆっくりさせてあげようね!!」 「そうだね!!まりさたちだけじゃなくて、みんなにもゆっくりしてもらいたいよ!!」 それは、本能に刻まれた行動だった。 2匹の『ゆっくりしていってね!!』は、言葉だけでは終わらない。 人里から遠く離れたこの地で育った2匹は、人間の悪い影響を受けていない。その純粋な信念は行動にも表れる。 他のゆっくりにも存分にゆっくりしてもらうために、2匹は周辺を跳ね回って呼びかけ始めた。 「ゆっくりしていってね!!」 「たくさんゆっくりしていってね!!」 目に付くゆっくりから、どんどん呼びかけていく。 その度に、相手からも「ゆっくりしていってね!!」と元気な声が返ってきた。 これが、本来のゆっくりのあるべき姿。純粋で無垢な、ゆっくりの姿である。 しばらく川の畔を跳ね回っていると、れいむとまりさは見慣れないゆっくりの姿を見つけた。 黒くてツヤのある長髪が特徴の、とてもゆっくりしているゆっくりだ。 そんなゆっくりに対しても、れいむとまりさは同じように呼びかけるのだが… 「ゆっくりしていっ「ゆっくりしてるよ!!」 「「ゆゆっ!?」」 返ってきた声に、2匹は思わず固まってしまった。目を見開き、口を大きく開け、驚いた表情のままである。 が、きっと何かの間違いだろうと判断した2匹は、表情を整えてもう一度そのゆっくりに呼びかけた。 「ゆっくりし「ゆっくりしてるよ!!!」 黒いロングヘアのゆっくりは、2匹が『ゆっくりしていってね!!』と言い切る前に、2匹以上の声量でそれを遮った。 「「ゆがああぁぁああぁぁぁぁん!!!」」 呼びかけを遮られた事がよほどショックだったのか、2匹は涙を流して泣き喚き始めた。 2匹が呼びかけていたのは、ゆっくりてるよ。 見た目はゆっくりかぐやとまったく同じ。だが、それ以外の行動パターンなどはまったく異なっている。 その相違点の一つが、『ゆっくりし“てるよ”!!』…である。 他のゆっくりが『ゆっくりしていってね!!』と言おうとすると、『ゆっくりしてるよ!!』と声を上げて遮ってしまうのだ。 「ゆゆ!!そんなこといわないでゆっくりしt「ゆっくりしてるよ!!」 「ゆがあぁぁぁあああ!!!どうしてそんなこというのおおぉぉぉ!!?」 気を取り直して呼びかけるが、やはり肝心なところで遮られてしまう。 これは、れいむたちのほうにも原因がある。『ゆっくりしてるよ!!』と言われると、本能的に言葉を止めてしまうのだ。 ゆっくりしている人に『ゆっくりしていってね!!』と呼びかけるのは効率が悪いという理由からなのか、そこらへんははっきりしていない。 そして…相手をゆっくりさせられなかったゆっくりは、自分の欲求が満たされないことに猛烈な苦痛を感じる。 つまるところ、ゆっくりてるよは『ゆっくりしていってね!!』と声を上げる全てのゆっくりの天敵なのだ。 「ゆあああぁぁぁぁん!!まりさもいってやってね!!これじゃゆっぐりでぎないよ!!」 「ゆゆ!!まかせてね!!てるよ!!まりさたちといっしょにゆっくりs「ゆっくりしてるよ!!」 「「がぁああぁあぁぁぁっぁあぁぁ!!!ゆっぐりさせてあげたいのにいいぃぃいぃぃ!!!」」 ゆっくりさせてあげたい欲求が満たされない2匹は、全身を掻き毟りたいほどのストレスを感じている。 ゆっくりたちにとって、相手をゆっくりさせてあげることは食事や睡眠と同じぐらい大事なのだ。 「ゆ゛っ!!こうなったら、ふたりでいっしょにゆっくりさせてあげようね!!」 「それはめいあんだね!!ゆっくりきょうりょくすれば、ゆっくりさせてあげられるよ!!」 どうやら、2匹は声をそろえててるよに呼びかけることを思いついたようだ。 「せーのぉ…」 「「ゆっくr「ゆっくりしてるよ!!!!」 「うがあああぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁ!!!どうしでぞんぎゃごどいうのあぁあおおぉぉぁぁ!!!??」 「いうなあぁあぁぁっぁあぁぁ!!!ゆっぐりしてるよっでいうなあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」 もう、れいむとまりさは発狂寸前のところまで追い詰められていた。 しかし、これだけストレスを受けながらも、2匹はてるよをゆっくりさせることを諦めていない。 「ゆゆぅ…れいむたちだけじゃだめだから、まわりのみんなにもゆっくりきょうりょくしてもらおうね!!」 「そうだね!!みんなできょうりょくすれば、てるよにもゆっくりしてもらえるよ!!」 今度2匹が思いついたのは、自分達だけでなく周囲の他のゆっくりも一緒に呼びかける、という案だった。 だが…それを実行に移すべく周りを見回した2匹は、その光景に絶望した。 「ゆぎゃあぁぁぁああぁぁぁぁぁぁ!!!どうぢでだれぼいないのおおおおぉおおぉ!!??」 「ごれじゃでるよをゆっぐぢさぜであげられないよおおおぉおぉおお!!??」 先ほどまで十数匹いたはずのゆっくりは、一匹残らず姿を消していた。 2匹にとっては初めてであるが、ここでいつもゆっくりしているゆっくりにとって、てるよの出没は日常茶飯事だった。 『ゆっくりしていってね!!』と声をかけようとすれば、それを遮るように『ゆっくりしてるよ!!』と返ってくる。 そんなことを繰り返していれば、今度は自分達がゆっくりできなくなる。餡子脳でも、それは理解できた。 何度もてるよとの遭遇を経験した他のゆっくりたちは、てるよの姿を見るや否や、いつものようにゆっくりと帰っていってしまったのだ。 もちろん、2匹はそんな事実など知るはずもない。 “ゆっくりをゆっくりさせてあげる”という強い信念を持った2匹は、まだ諦めようとしなかった。 「ゆあああぁぁぁぁん!!おねがいだがらゆっぐりじで「ゆっくりしてるよ!!」 「もうやべでよおおぉおおぉお!!!ゆっぐじ「ゆっくりしてるよ!!」 度重なるれいむとまりさの懇願にも、てるよはニコニコしながら『ゆっくりしてるよ!!』と返答する。 それは本能であり、てるよにとっては当然のことであった。 何故なら、てるよはゆっくりさせてもらうまでもなくゆっくりしているのだから。 こんなことを繰り返しているうちに、とうとうれいむがストレスの負けて餡子を吐き出してしまった。 「ゆええええれろれろれろ…ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ…!!!!」 「れ、れいむうぅぅぅぅう!!!ゆっくりしてね!!ゆっくりして「ゆっくりしてるよ!!」 「がああぁぁぁぁぁあぁあぁっぁぁあ!!!てるよにはいっでないのにいいぃっぃいいぃぃ!!!」 最大音量で叫び声をあげるまりさ。相変わらず、淑女のような笑みを浮かべているてるよ。 どんなにゆっくりさせようとしてもゆっくりしてくれない。 それどころか、こっちがゆっくりできなくなる。れいむに至っては、餡子を吐き出すほどゆっくりできなくさせられた。 終いには…れいむはピクリとも動かなくなってしまった。 「………ゆ゛っ!?」 まりさの中で…何かが切れた。我慢の限界を超えてしまった音だ。 「ゆッぎゅああかぁぁぁぁぁああぁぁぁぁぁしねえぇぇぇええぇぇぇぇぇぇぇえぇぇぇぇぇ!!!!! ゆっぐりでぎにゃいやづはゆっぐりじねえぇぇぇえぇぇぇぇっぇぇえぇぇぇぇぇ!!!!」 ブチ切れたまりさは、胸に抱いていた高尚な理想などあっさり忘れ去り、てるよに飛び掛った。 反撃の隙など一切与えず、顔面を噛み千切るつもりだった。そして… ぶちぃっ!! 「ゆぴゃっ!!!」 あまりにも動きが緩慢なてるよは、まりさの攻撃を避けられなかった。 「ゆっぎゃっぎゃっぎゃ!!!ゆっくりしないてるよがわるいんだよ!!!あのよでゆっくりこうかいしてね!!」 かつてのまりさとは似ても似つかない、下品な笑い声。 まりさが思い描いたとおり、てるよの顔面は見るも無残に食いちぎられ…たのだが。 キラキラキランと優雅なBGMが流れたかと思うと、てるよの顔面は瞬時に復元してしまった。 「ゆっ!!ゆっくりしてるよ!!」 「どうじでなのおおおおぉおぉおぉ!!!?どうじでなおっぢゃうのおおおぉぉぉおおぉお!!??」 一撃で仕留めたはずだったのに、一瞬にしててるよは回復してしまった。 だが、まりさはへこたれなかった。ゆっくりできなくなったれいむのためにも、諦めるわけにはいかなかったのだ。 「ぐぞおおおおおおおおお!!!ゆっぐりじないやづはゆっぐりじねえええぇえぇぇぇぇぇぇ!!!」 「ゆっくりしてるよ!!!」 「もういぢど!!!もういぢどごろじでやるうううぅぅぅっぅぅうぅ!!!!」 「ゆっくりしてるよ!!!」 「なじぇだあぁぁあぁあぁあぁっぁあああ!!!なぜしなないんぢゃあぁぁぁぁぁぁぁあぁぁああぁぁ!!??」 「ゆっくりしてるよ!!!」 まりさは、何度も何度もてるよを殺した。だが、てるよはその度に強靭な回復力で生き返ってしまう。 だんだん疲労の色を見せ始めるまりさに対し、てるよは最初と同じ笑顔で『ゆっくりしてるよ!!』と微笑んでいる。 「じね…ゆっぐりじ「ゆっくりしてるよ!!」 「ゆぎゃあぁぁぁああぁあぁぁぁぁ!!!しねっでいおうとしたのにいいいぃいいいいぃぃっぃ!!!」 「ゆっくりしてるよ!!」 「うるざいいいぃぃぃぃぃい!!!だまれえぇええぇぇぇぇぇぇえ「ゆっくりしてるよ!!」 「だまれといっでるのにいぃぃいいぃ「ゆっくりしてるよ!!」 「ゆがやぁあぁ「ゆっくりしてるよ!!」 「うるざ「ゆっくりしてるよ!!!」 「もうやめ「ゆっくりしてるよ!!!」 「もうゆるじで「ゆっくりしてるよ!!!」 「おねがいだg「ゆっくりしてるよ!!!!」 「あやm「ゆっくりしてるよ!!!!」 「ごめn「ゆっくりしてるよ!!!!」 「もう「ゆっくりしてるよ!!!!」 「やm「ゆっくりしてるよ!!!!」 「………ゆっ「ゆっくりしてるよ!!!!!」 どういうことなのか、てるよは明らかに『ゆっくりしていってね!!』とは違う言葉にも反応し始めた。 まりさに何度も殺されたのを根に持っているのか、それとも“自分はゆっくりしているから諦めろ”という意思表示なのか。 どちらにしても、てるよのその言葉はまりさの精神をゆっくりと蝕んでいく。 そして…れいむに次いで、まりさもとうとうストレスに耐え切れず餡子を吐き出してしまった。 「おおえええええれろれろれろれろれろ……ゆびっゆぐっゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ…!?」 一気に大量の餡子を吐き出してしまったため、痙攣し始めるまりさ。 そんなまりさを、てるよは助けるでもなくただ笑顔で見下ろしている。 何度も何度も嘔吐を繰り返し、みるみるやせ細っていくまりさは…自分がもうゆっくりできないことを悟った。そして。 「あがっ…ゆびゅ…もっど…ゆっぐり……じだがっだよおお………!!!」 その言葉を最後に、まりさは動かなくなった。 既に先立っていたれいむの隣で、絶望に歪んだ醜い表情のまま…動かなくなった。 「………」 それを無表情で見下ろすのは、先ほどまで笑っていたゆっくりてるよ。 涙を流すでもなく、死体を貪り食うでもなく、ただ見つめている。 しばらく死体を見つめ続けた後、てるよは2匹の死体に背を向けて… 「……あのよでゆっくりしていってね!」 と言い残して、笑い声と共に竹林の奥へと消えていった。 (終) 「ゆっくりしてるよ!!」って誰かが言ってる絵を、どこかで見た気がするんだけど… 思い出せないので、自分が文章にしてしまいました。 自分だって、たまにはこんなのも書きますよ。 作:避妊ありすの人 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau9/pages/645.html
「「ゆっくりいってきます!!」」 「「「ゆっくちいってらっしゃい!!」」」 「ゆっくりきをつけてね!!」 広い草原のど真ん中にある大木。その根元の穴から飛び出してきたのは、2匹のゆっくりである。 ゆっくりれいむと、ゆっくりまりさ。“ゆっくり”と総称される不可思議なナマモノの中では、もっとも数の多い2種である。 そんな2匹は、母ゆっくりれいむと妹達に見送られて、遊びに出かけた。 「きょうもゆっくりしようね!!」 「いっしょにゆっくりしようね!!」 巣の中には母れいむの他に、2匹の妹にあたるゆっくりが10匹いるが、まだ小さすぎて巣の外で遊ぶことは出来ない。 子ゆっくりの中でも成体に近い2匹は、朝夕は母と共に妹の世話をし、昼間は自分達だけで遊ぶようにしていた。 「ゆゆ!!きょうはここでゆっくりするよ!!」 「きょうもたくさんゆっくりしようね!!」 「「ゆっくりしていってね!!」」 2匹は今日一つ目のゆっくりプレイスを、巣から程近い小川の畔に決めた。 そこでは、既に他のゆっくりが十数匹、互いに干渉することなくゆっくりしていた。 木陰に入って涼んでいるモノ。川に入って水を掛け合って遊んでいるモノ。 岩の上で日光浴をしているモノ。蝶を追いかけて跳ね回っているモノ。 それぞれが、自分なりの方法でゆっくりしている。 「みんなとてもゆっくりしてるね!!」 「まりさたちもゆっくりしようね!!」 「「みんな!!きょうもゆっくりしていってね!!」」 大声で呼びかけると、近くにいた数匹のゆっくりから返事が返ってきた。 「「「ゆっくりしていってね!!」」」 「みんなのゆっくりプレイスでゆっくりしていってね!!」 「れいむとまりさもたくさんゆっくりしていってね!!」 「ここはとてもゆっくりできるよ!!」 にこやかな表情で返事をしてくれたゆっくりを見て、れいむとまりさも幸せな気持ちになった。 ここはとてもゆっくりできる場所だ。明日から毎日、ここでゆっくりするようにしよう。 妹達が大きくなったら、このゆっくりプレイスに連れて来てあげよう。そう遠くない未来に、2匹は思いを馳せていた。 「ゆ!!もっとみんなもゆっくりさせてあげようね!!」 「そうだね!!まりさたちだけじゃなくて、みんなにもゆっくりしてもらいたいよ!!」 それは、本能に刻まれた行動だった。 2匹の『ゆっくりしていってね!!』は、言葉だけでは終わらない。 人里から遠く離れたこの地で育った2匹は、人間の悪い影響を受けていない。その純粋な信念は行動にも表れる。 他のゆっくりにも存分にゆっくりしてもらうために、2匹は周辺を跳ね回って呼びかけ始めた。 「ゆっくりしていってね!!」 「たくさんゆっくりしていってね!!」 目に付くゆっくりから、どんどん呼びかけていく。 その度に、相手からも「ゆっくりしていってね!!」と元気な声が返ってきた。 これが、本来のゆっくりのあるべき姿。純粋で無垢な、ゆっくりの姿である。 しばらく川の畔を跳ね回っていると、れいむとまりさは見慣れないゆっくりの姿を見つけた。 黒くてツヤのある長髪が特徴の、とてもゆっくりしているゆっくりだ。 そんなゆっくりに対しても、れいむとまりさは同じように呼びかけるのだが… 「ゆっくりしていっ「ゆっくりしてるよ!!」 「「ゆゆっ!?」」 返ってきた声に、2匹は思わず固まってしまった。目を見開き、口を大きく開け、驚いた表情のままである。 が、きっと何かの間違いだろうと判断した2匹は、表情を整えてもう一度そのゆっくりに呼びかけた。 「ゆっくりし「ゆっくりしてるよ!!!」 黒いロングヘアのゆっくりは、2匹が『ゆっくりしていってね!!』と言い切る前に、2匹以上の声量でそれを遮った。 「「ゆがああぁぁああぁぁぁぁん!!!」」 呼びかけを遮られた事がよほどショックだったのか、2匹は涙を流して泣き喚き始めた。 2匹が呼びかけていたのは、ゆっくりてるよ。 見た目はゆっくりかぐやとまったく同じ。だが、それ以外の行動パターンなどはまったく異なっている。 その相違点の一つが、『ゆっくりし“てるよ”!!』…である。 他のゆっくりが『ゆっくりしていってね!!』と言おうとすると、『ゆっくりしてるよ!!』と声を上げて遮ってしまうのだ。 「ゆゆ!!そんなこといわないでゆっくりしt「ゆっくりしてるよ!!」 「ゆがあぁぁぁあああ!!!どうしてそんなこというのおおぉぉぉ!!?」 気を取り直して呼びかけるが、やはり肝心なところで遮られてしまう。 これは、れいむたちのほうにも原因がある。『ゆっくりしてるよ!!』と言われると、本能的に言葉を止めてしまうのだ。 ゆっくりしている人に『ゆっくりしていってね!!』と呼びかけるのは効率が悪いという理由からなのか、そこらへんははっきりしていない。 そして…相手をゆっくりさせられなかったゆっくりは、自分の欲求が満たされないことに猛烈な苦痛を感じる。 つまるところ、ゆっくりてるよは『ゆっくりしていってね!!』と声を上げる全てのゆっくりの天敵なのだ。 「ゆあああぁぁぁぁん!!まりさもいってやってね!!これじゃゆっぐりでぎないよ!!」 「ゆゆ!!まかせてね!!てるよ!!まりさたちといっしょにゆっくりs「ゆっくりしてるよ!!」 「「がぁああぁあぁぁぁっぁあぁぁ!!!ゆっぐりさせてあげたいのにいいぃぃいぃぃ!!!」」 ゆっくりさせてあげたい欲求が満たされない2匹は、全身を掻き毟りたいほどのストレスを感じている。 ゆっくりたちにとって、相手をゆっくりさせてあげることは食事や睡眠と同じぐらい大事なのだ。 「ゆ゛っ!!こうなったら、ふたりでいっしょにゆっくりさせてあげようね!!」 「それはめいあんだね!!ゆっくりきょうりょくすれば、ゆっくりさせてあげられるよ!!」 どうやら、2匹は声をそろえててるよに呼びかけることを思いついたようだ。 「せーのぉ…」 「「ゆっくr「ゆっくりしてるよ!!!!」 「うがあああぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁ!!!どうしでぞんぎゃごどいうのあぁあおおぉぉぁぁ!!!??」 「いうなあぁあぁぁっぁあぁぁ!!!ゆっぐりしてるよっでいうなあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」 もう、れいむとまりさは発狂寸前のところまで追い詰められていた。 しかし、これだけストレスを受けながらも、2匹はてるよをゆっくりさせることを諦めていない。 「ゆゆぅ…れいむたちだけじゃだめだから、まわりのみんなにもゆっくりきょうりょくしてもらおうね!!」 「そうだね!!みんなできょうりょくすれば、てるよにもゆっくりしてもらえるよ!!」 今度2匹が思いついたのは、自分達だけでなく周囲の他のゆっくりも一緒に呼びかける、という案だった。 だが…それを実行に移すべく周りを見回した2匹は、その光景に絶望した。 「ゆぎゃあぁぁぁああぁぁぁぁぁぁ!!!どうぢでだれぼいないのおおおおぉおおぉ!!??」 「ごれじゃでるよをゆっぐぢさぜであげられないよおおおぉおぉおお!!??」 先ほどまで十数匹いたはずのゆっくりは、一匹残らず姿を消していた。 2匹にとっては初めてであるが、ここでいつもゆっくりしているゆっくりにとって、てるよの出没は日常茶飯事だった。 『ゆっくりしていってね!!』と声をかけようとすれば、それを遮るように『ゆっくりしてるよ!!』と返ってくる。 そんなことを繰り返していれば、今度は自分達がゆっくりできなくなる。餡子脳でも、それは理解できた。 何度もてるよとの遭遇を経験した他のゆっくりたちは、てるよの姿を見るや否や、いつものようにゆっくりと帰っていってしまったのだ。 もちろん、2匹はそんな事実など知るはずもない。 “ゆっくりをゆっくりさせてあげる”という強い信念を持った2匹は、まだ諦めようとしなかった。 「ゆあああぁぁぁぁん!!おねがいだがらゆっぐりじで「ゆっくりしてるよ!!」 「もうやべでよおおぉおおぉお!!!ゆっぐじ「ゆっくりしてるよ!!」 度重なるれいむとまりさの懇願にも、てるよはニコニコしながら『ゆっくりしてるよ!!』と返答する。 それは本能であり、てるよにとっては当然のことであった。 何故なら、てるよはゆっくりさせてもらうまでもなくゆっくりしているのだから。 こんなことを繰り返しているうちに、とうとうれいむがストレスの負けて餡子を吐き出してしまった。 「ゆええええれろれろれろ…ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ…!!!!」 「れ、れいむうぅぅぅぅう!!!ゆっくりしてね!!ゆっくりして「ゆっくりしてるよ!!」 「がああぁぁぁぁぁあぁあぁっぁぁあ!!!てるよにはいっでないのにいいぃっぃいいぃぃ!!!」 最大音量で叫び声をあげるまりさ。相変わらず、淑女のような笑みを浮かべているてるよ。 どんなにゆっくりさせようとしてもゆっくりしてくれない。 それどころか、こっちがゆっくりできなくなる。れいむに至っては、餡子を吐き出すほどゆっくりできなくさせられた。 終いには…れいむはピクリとも動かなくなってしまった。 「………ゆ゛っ!?」 まりさの中で…何かが切れた。我慢の限界を超えてしまった音だ。 「ゆッぎゅああかぁぁぁぁぁああぁぁぁぁぁしねえぇぇぇええぇぇぇぇぇぇぇえぇぇぇぇぇ!!!!! ゆっぐりでぎにゃいやづはゆっぐりじねえぇぇぇえぇぇぇぇっぇぇえぇぇぇぇぇ!!!!」 ブチ切れたまりさは、胸に抱いていた高尚な理想などあっさり忘れ去り、てるよに飛び掛った。 反撃の隙など一切与えず、顔面を噛み千切るつもりだった。そして… ぶちぃっ!! 「ゆぴゃっ!!!」 あまりにも動きが緩慢なてるよは、まりさの攻撃を避けられなかった。 「ゆっぎゃっぎゃっぎゃ!!!ゆっくりしないてるよがわるいんだよ!!!あのよでゆっくりこうかいしてね!!」 かつてのまりさとは似ても似つかない、下品な笑い声。 まりさが思い描いたとおり、てるよの顔面は見るも無残に食いちぎられ…たのだが。 キラキラキランと優雅なBGMが流れたかと思うと、てるよの顔面は瞬時に復元してしまった。 「ゆっ!!ゆっくりしてるよ!!」 「どうじでなのおおおおぉおぉおぉ!!!?どうじでなおっぢゃうのおおおぉぉぉおおぉお!!??」 一撃で仕留めたはずだったのに、一瞬にしててるよは回復してしまった。 だが、まりさはへこたれなかった。ゆっくりできなくなったれいむのためにも、諦めるわけにはいかなかったのだ。 「ぐぞおおおおおおおおお!!!ゆっぐりじないやづはゆっぐりじねえええぇえぇぇぇぇぇぇ!!!」 「ゆっくりしてるよ!!!」 「もういぢど!!!もういぢどごろじでやるうううぅぅぅっぅぅうぅ!!!!」 「ゆっくりしてるよ!!!」 「なじぇだあぁぁあぁあぁあぁっぁあああ!!!なぜしなないんぢゃあぁぁぁぁぁぁぁあぁぁああぁぁ!!??」 「ゆっくりしてるよ!!!」 まりさは、何度も何度もてるよを殺した。だが、てるよはその度に強靭な回復力で生き返ってしまう。 だんだん疲労の色を見せ始めるまりさに対し、てるよは最初と同じ笑顔で『ゆっくりしてるよ!!』と微笑んでいる。 「じね…ゆっぐりじ「ゆっくりしてるよ!!」 「ゆぎゃあぁぁぁああぁあぁぁぁぁ!!!しねっでいおうとしたのにいいいぃいいいいぃぃっぃ!!!」 「ゆっくりしてるよ!!」 「うるざいいいぃぃぃぃぃい!!!だまれえぇええぇぇぇぇぇぇえ「ゆっくりしてるよ!!」 「だまれといっでるのにいぃぃいいぃ「ゆっくりしてるよ!!」 「ゆがやぁあぁ「ゆっくりしてるよ!!」 「うるざ「ゆっくりしてるよ!!!」 「もうやめ「ゆっくりしてるよ!!!」 「もうゆるじで「ゆっくりしてるよ!!!」 「おねがいだg「ゆっくりしてるよ!!!!」 「あやm「ゆっくりしてるよ!!!!」 「ごめn「ゆっくりしてるよ!!!!」 「もう「ゆっくりしてるよ!!!!」 「やm「ゆっくりしてるよ!!!!」 「………ゆっ「ゆっくりしてるよ!!!!!」 どういうことなのか、てるよは明らかに『ゆっくりしていってね!!』とは違う言葉にも反応し始めた。 まりさに何度も殺されたのを根に持っているのか、それとも“自分はゆっくりしているから諦めろ”という意思表示なのか。 どちらにしても、てるよのその言葉はまりさの精神をゆっくりと蝕んでいく。 そして…れいむに次いで、まりさもとうとうストレスに耐え切れず餡子を吐き出してしまった。 「おおえええええれろれろれろれろれろ……ゆびっゆぐっゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ…!?」 一気に大量の餡子を吐き出してしまったため、痙攣し始めるまりさ。 そんなまりさを、てるよは助けるでもなくただ笑顔で見下ろしている。 何度も何度も嘔吐を繰り返し、みるみるやせ細っていくまりさは…自分がもうゆっくりできないことを悟った。そして。 「あがっ…ゆびゅ…もっど…ゆっぐり……じだがっだよおお………!!!」 その言葉を最後に、まりさは動かなくなった。 既に先立っていたれいむの隣で、絶望に歪んだ醜い表情のまま…動かなくなった。 「………」 それを無表情で見下ろすのは、先ほどまで笑っていたゆっくりてるよ。 涙を流すでもなく、死体を貪り食うでもなく、ただ見つめている。 しばらく死体を見つめ続けた後、てるよは2匹の死体に背を向けて… 「……あのよでゆっくりしていってね!」 と言い残して、笑い声と共に竹林の奥へと消えていった。 (終) 「ゆっくりしてるよ!!」って誰かが言ってる絵を、どこかで見た気がするんだけど… 思い出せないので、自分が文章にしてしまいました。 自分だって、たまにはこんなのも書きますよ。 作:避妊ありすの人 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/877.html
「「ゆっくりいってきます!!」」 「「「ゆっくちいってらっしゃい!!」」」 「ゆっくりきをつけてね!!」 広い草原のど真ん中にある大木。その根元の穴から飛び出してきたのは、2匹のゆっくりである。 ゆっくりれいむと、ゆっくりまりさ。“ゆっくり”と総称される不可思議なナマモノの中では、もっとも数の多い2種である。 そんな2匹は、母ゆっくりれいむと妹達に見送られて、遊びに出かけた。 「きょうもゆっくりしようね!!」 「いっしょにゆっくりしようね!!」 巣の中には母れいむの他に、2匹の妹にあたるゆっくりが10匹いるが、まだ小さすぎて巣の外で遊ぶことは出来ない。 子ゆっくりの中でも成体に近い2匹は、朝夕は母と共に妹の世話をし、昼間は自分達だけで遊ぶようにしていた。 「ゆゆ!!きょうはここでゆっくりするよ!!」 「きょうもたくさんゆっくりしようね!!」 「「ゆっくりしていってね!!」」 2匹は今日一つ目のゆっくりプレイスを、巣から程近い小川の畔に決めた。 そこでは、既に他のゆっくりが十数匹、互いに干渉することなくゆっくりしていた。 木陰に入って涼んでいるモノ。川に入って水を掛け合って遊んでいるモノ。 岩の上で日光浴をしているモノ。蝶を追いかけて跳ね回っているモノ。 それぞれが、自分なりの方法でゆっくりしている。 「みんなとてもゆっくりしてるね!!」 「まりさたちもゆっくりしようね!!」 「「みんな!!きょうもゆっくりしていってね!!」」 大声で呼びかけると、近くにいた数匹のゆっくりから返事が返ってきた。 「「「ゆっくりしていってね!!」」」 「みんなのゆっくりプレイスでゆっくりしていってね!!」 「れいむとまりさもたくさんゆっくりしていってね!!」 「ここはとてもゆっくりできるよ!!」 にこやかな表情で返事をしてくれたゆっくりを見て、れいむとまりさも幸せな気持ちになった。 ここはとてもゆっくりできる場所だ。明日から毎日、ここでゆっくりするようにしよう。 妹達が大きくなったら、このゆっくりプレイスに連れて来てあげよう。そう遠くない未来に、2匹は思いを馳せていた。 「ゆ!!もっとみんなもゆっくりさせてあげようね!!」 「そうだね!!まりさたちだけじゃなくて、みんなにもゆっくりしてもらいたいよ!!」 それは、本能に刻まれた行動だった。 2匹の『ゆっくりしていってね!!』は、言葉だけでは終わらない。 人里から遠く離れたこの地で育った2匹は、人間の悪い影響を受けていない。その純粋な信念は行動にも表れる。 他のゆっくりにも存分にゆっくりしてもらうために、2匹は周辺を跳ね回って呼びかけ始めた。 「ゆっくりしていってね!!」 「たくさんゆっくりしていってね!!」 目に付くゆっくりから、どんどん呼びかけていく。 その度に、相手からも「ゆっくりしていってね!!」と元気な声が返ってきた。 これが、本来のゆっくりのあるべき姿。純粋で無垢な、ゆっくりの姿である。 しばらく川の畔を跳ね回っていると、れいむとまりさは見慣れないゆっくりの姿を見つけた。 黒くてツヤのある長髪が特徴の、とてもゆっくりしているゆっくりだ。 そんなゆっくりに対しても、れいむとまりさは同じように呼びかけるのだが… 「ゆっくりしていっ「ゆっくりしてるよ!!」 「「ゆゆっ!?」」 返ってきた声に、2匹は思わず固まってしまった。目を見開き、口を大きく開け、驚いた表情のままである。 が、きっと何かの間違いだろうと判断した2匹は、表情を整えてもう一度そのゆっくりに呼びかけた。 「ゆっくりし「ゆっくりしてるよ!!!」 黒いロングヘアのゆっくりは、2匹が『ゆっくりしていってね!!』と言い切る前に、2匹以上の声量でそれを遮った。 「「ゆがああぁぁああぁぁぁぁん!!!」」 呼びかけを遮られた事がよほどショックだったのか、2匹は涙を流して泣き喚き始めた。 2匹が呼びかけていたのは、ゆっくりてるよ。 見た目はゆっくりかぐやとまったく同じ。だが、それ以外の行動パターンなどはまったく異なっている。 その相違点の一つが、『ゆっくりし“てるよ”!!』…である。 他のゆっくりが『ゆっくりしていってね!!』と言おうとすると、『ゆっくりしてるよ!!』と声を上げて遮ってしまうのだ。 「ゆゆ!!そんなこといわないでゆっくりしt「ゆっくりしてるよ!!」 「ゆがあぁぁぁあああ!!!どうしてそんなこというのおおぉぉぉ!!?」 気を取り直して呼びかけるが、やはり肝心なところで遮られてしまう。 これは、れいむたちのほうにも原因がある。『ゆっくりしてるよ!!』と言われると、本能的に言葉を止めてしまうのだ。 ゆっくりしている人に『ゆっくりしていってね!!』と呼びかけるのは効率が悪いという理由からなのか、そこらへんははっきりしていない。 そして…相手をゆっくりさせられなかったゆっくりは、自分の欲求が満たされないことに猛烈な苦痛を感じる。 つまるところ、ゆっくりてるよは『ゆっくりしていってね!!』と声を上げる全てのゆっくりの天敵なのだ。 「ゆあああぁぁぁぁん!!まりさもいってやってね!!これじゃゆっぐりでぎないよ!!」 「ゆゆ!!まかせてね!!てるよ!!まりさたちといっしょにゆっくりs「ゆっくりしてるよ!!」 「「がぁああぁあぁぁぁっぁあぁぁ!!!ゆっぐりさせてあげたいのにいいぃぃいぃぃ!!!」」 ゆっくりさせてあげたい欲求が満たされない2匹は、全身を掻き毟りたいほどのストレスを感じている。 ゆっくりたちにとって、相手をゆっくりさせてあげることは食事や睡眠と同じぐらい大事なのだ。 「ゆ゛っ!!こうなったら、ふたりでいっしょにゆっくりさせてあげようね!!」 「それはめいあんだね!!ゆっくりきょうりょくすれば、ゆっくりさせてあげられるよ!!」 どうやら、2匹は声をそろえててるよに呼びかけることを思いついたようだ。 「せーのぉ…」 「「ゆっくr「ゆっくりしてるよ!!!!」 「うがあああぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁ!!!どうしでぞんぎゃごどいうのあぁあおおぉぉぁぁ!!!??」 「いうなあぁあぁぁっぁあぁぁ!!!ゆっぐりしてるよっでいうなあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」 もう、れいむとまりさは発狂寸前のところまで追い詰められていた。 しかし、これだけストレスを受けながらも、2匹はてるよをゆっくりさせることを諦めていない。 「ゆゆぅ…れいむたちだけじゃだめだから、まわりのみんなにもゆっくりきょうりょくしてもらおうね!!」 「そうだね!!みんなできょうりょくすれば、てるよにもゆっくりしてもらえるよ!!」 今度2匹が思いついたのは、自分達だけでなく周囲の他のゆっくりも一緒に呼びかける、という案だった。 だが…それを実行に移すべく周りを見回した2匹は、その光景に絶望した。 「ゆぎゃあぁぁぁああぁぁぁぁぁぁ!!!どうぢでだれぼいないのおおおおぉおおぉ!!??」 「ごれじゃでるよをゆっぐぢさぜであげられないよおおおぉおぉおお!!??」 先ほどまで十数匹いたはずのゆっくりは、一匹残らず姿を消していた。 2匹にとっては初めてであるが、ここでいつもゆっくりしているゆっくりにとって、てるよの出没は日常茶飯事だった。 『ゆっくりしていってね!!』と声をかけようとすれば、それを遮るように『ゆっくりしてるよ!!』と返ってくる。 そんなことを繰り返していれば、今度は自分達がゆっくりできなくなる。餡子脳でも、それは理解できた。 何度もてるよとの遭遇を経験した他のゆっくりたちは、てるよの姿を見るや否や、いつものようにゆっくりと帰っていってしまったのだ。 もちろん、2匹はそんな事実など知るはずもない。 “ゆっくりをゆっくりさせてあげる”という強い信念を持った2匹は、まだ諦めようとしなかった。 「ゆあああぁぁぁぁん!!おねがいだがらゆっぐりじで「ゆっくりしてるよ!!」 「もうやべでよおおぉおおぉお!!!ゆっぐじ「ゆっくりしてるよ!!」 度重なるれいむとまりさの懇願にも、てるよはニコニコしながら『ゆっくりしてるよ!!』と返答する。 それは本能であり、てるよにとっては当然のことであった。 何故なら、てるよはゆっくりさせてもらうまでもなくゆっくりしているのだから。 こんなことを繰り返しているうちに、とうとうれいむがストレスの負けて餡子を吐き出してしまった。 「ゆええええれろれろれろ…ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ…!!!!」 「れ、れいむうぅぅぅぅう!!!ゆっくりしてね!!ゆっくりして「ゆっくりしてるよ!!」 「がああぁぁぁぁぁあぁあぁっぁぁあ!!!てるよにはいっでないのにいいぃっぃいいぃぃ!!!」 最大音量で叫び声をあげるまりさ。相変わらず、淑女のような笑みを浮かべているてるよ。 どんなにゆっくりさせようとしてもゆっくりしてくれない。 それどころか、こっちがゆっくりできなくなる。れいむに至っては、餡子を吐き出すほどゆっくりできなくさせられた。 終いには…れいむはピクリとも動かなくなってしまった。 「………ゆ゛っ!?」 まりさの中で…何かが切れた。我慢の限界を超えてしまった音だ。 「ゆッぎゅああかぁぁぁぁぁああぁぁぁぁぁしねえぇぇぇええぇぇぇぇぇぇぇえぇぇぇぇぇ!!!!! ゆっぐりでぎにゃいやづはゆっぐりじねえぇぇぇえぇぇぇぇっぇぇえぇぇぇぇぇ!!!!」 ブチ切れたまりさは、胸に抱いていた高尚な理想などあっさり忘れ去り、てるよに飛び掛った。 反撃の隙など一切与えず、顔面を噛み千切るつもりだった。そして… ぶちぃっ!! 「ゆぴゃっ!!!」 あまりにも動きが緩慢なてるよは、まりさの攻撃を避けられなかった。 「ゆっぎゃっぎゃっぎゃ!!!ゆっくりしないてるよがわるいんだよ!!!あのよでゆっくりこうかいしてね!!」 かつてのまりさとは似ても似つかない、下品な笑い声。 まりさが思い描いたとおり、てるよの顔面は見るも無残に食いちぎられ…たのだが。 キラキラキランと優雅なBGMが流れたかと思うと、てるよの顔面は瞬時に復元してしまった。 「ゆっ!!ゆっくりしてるよ!!」 「どうじでなのおおおおぉおぉおぉ!!!?どうじでなおっぢゃうのおおおぉぉぉおおぉお!!??」 一撃で仕留めたはずだったのに、一瞬にしててるよは回復してしまった。 だが、まりさはへこたれなかった。ゆっくりできなくなったれいむのためにも、諦めるわけにはいかなかったのだ。 「ぐぞおおおおおおおおお!!!ゆっぐりじないやづはゆっぐりじねえええぇえぇぇぇぇぇぇ!!!」 「ゆっくりしてるよ!!!」 「もういぢど!!!もういぢどごろじでやるうううぅぅぅっぅぅうぅ!!!!」 「ゆっくりしてるよ!!!」 「なじぇだあぁぁあぁあぁあぁっぁあああ!!!なぜしなないんぢゃあぁぁぁぁぁぁぁあぁぁああぁぁ!!??」 「ゆっくりしてるよ!!!」 まりさは、何度も何度もてるよを殺した。だが、てるよはその度に強靭な回復力で生き返ってしまう。 だんだん疲労の色を見せ始めるまりさに対し、てるよは最初と同じ笑顔で『ゆっくりしてるよ!!』と微笑んでいる。 「じね…ゆっぐりじ「ゆっくりしてるよ!!」 「ゆぎゃあぁぁぁああぁあぁぁぁぁ!!!しねっでいおうとしたのにいいいぃいいいいぃぃっぃ!!!」 「ゆっくりしてるよ!!」 「うるざいいいぃぃぃぃぃい!!!だまれえぇええぇぇぇぇぇぇえ「ゆっくりしてるよ!!」 「だまれといっでるのにいぃぃいいぃ「ゆっくりしてるよ!!」 「ゆがやぁあぁ「ゆっくりしてるよ!!」 「うるざ「ゆっくりしてるよ!!!」 「もうやめ「ゆっくりしてるよ!!!」 「もうゆるじで「ゆっくりしてるよ!!!」 「おねがいだg「ゆっくりしてるよ!!!!」 「あやm「ゆっくりしてるよ!!!!」 「ごめn「ゆっくりしてるよ!!!!」 「もう「ゆっくりしてるよ!!!!」 「やm「ゆっくりしてるよ!!!!」 「………ゆっ「ゆっくりしてるよ!!!!!」 どういうことなのか、てるよは明らかに『ゆっくりしていってね!!』とは違う言葉にも反応し始めた。 まりさに何度も殺されたのを根に持っているのか、それとも“自分はゆっくりしているから諦めろ”という意思表示なのか。 どちらにしても、てるよのその言葉はまりさの精神をゆっくりと蝕んでいく。 そして…れいむに次いで、まりさもとうとうストレスに耐え切れず餡子を吐き出してしまった。 「おおえええええれろれろれろれろれろ……ゆびっゆぐっゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ…!?」 一気に大量の餡子を吐き出してしまったため、痙攣し始めるまりさ。 そんなまりさを、てるよは助けるでもなくただ笑顔で見下ろしている。 何度も何度も嘔吐を繰り返し、みるみるやせ細っていくまりさは…自分がもうゆっくりできないことを悟った。そして。 「あがっ…ゆびゅ…もっど…ゆっぐり……じだがっだよおお………!!!」 その言葉を最後に、まりさは動かなくなった。 既に先立っていたれいむの隣で、絶望に歪んだ醜い表情のまま…動かなくなった。 「………」 それを無表情で見下ろすのは、先ほどまで笑っていたゆっくりてるよ。 涙を流すでもなく、死体を貪り食うでもなく、ただ見つめている。 しばらく死体を見つめ続けた後、てるよは2匹の死体に背を向けて… 「……あのよでゆっくりしていってね!」 と言い残して、笑い声と共に竹林の奥へと消えていった。 (終) 「ゆっくりしてるよ!!」って誰かが言ってる絵を、どこかで見た気がするんだけど… 思い出せないので、自分が文章にしてしまいました。 自分だって、たまにはこんなのも書きますよ。 作:避妊ありすの人 このSSに感想を付ける