約 1,146,816 件
https://w.atwiki.jp/kigurumi-novel/pages/81.html
最近、すごく気になるものがある。 それは、俺のバイト先の向かいの店に置かれた 『熊のぬいぐるみ』である…。 俺の名前は『斎木 光』高校生。 親戚の兄ちゃんの店(スポーツ用品店)でアルバイトをしている。 アルバイトといっても、高校で禁止されているため、 親戚のお手伝いといった形になっている。 この店は、家からは少し離れた場所なので調度よい。 しかも、そんなに客も多い商店街ではないため、 忙しくも無く、学校の休みの時だけという好都合。 そんな、ゆるゆるとした職場に、ある転機が訪れた。 うちの店の向かいに、まあぼちぼち客の来るケーキ屋がある。 そこにある時から店先に『熊のぬいぐるみ』が置かれたのである。 そのぬいぐるみは、大きさにして1mくらいだろうか…。 いつも午前の10:00くらいに、店の奥から台車で運ばれきて、 17:00くらいに、また店の奥へと運ばれていく。 その横には、 『お子様以外は、手を触れないで下さい。 故障の原因となります』 という看板がある。 何がすごいかというと、このぬいぐるみは、子供が来たりすると、 ランダムに、微妙に動くのだ。 どういうセンサーがついているかは分からないが、 微妙に手足をモゴモゴと動かす。 この微妙さ加減が人気となり、最近はこのケーキ屋も、 子供連れの親を、メインに、客足をかなり伸ばしている。 基本的には土日に設置されるらしが、土曜日のみ、日曜日のみの週もある。 そのランダムさがまた、客足を呼んでいるところだろう。 ある日曜日、うちの店はかなりの暇具合で、そのぬいぐるみを眺めていた。 相変わらず、子供が来るとモゴモゴと手足を動かし、 子供たちはその熊のぬいぐるみと写真を撮ったりしていた。 「光、今日はもう上がっていいよ、後は俺一人で大丈夫だから」 ぼーっとしている俺に、親戚の兄ちゃんが声を掛けてきた。 「え?でもまだ15:00ですけど?」 「まあ今日は俺も余裕あるから、大丈夫っしょ。 お前のおかげでうちも潤ってるから、なにせお前目当てのJKとかくるし」 「そ…そんな…俺目当てはいないっすよ」 「謙遜するな…ホントにお前目当ての客がいるから…おれは悔しい…」 「やめてくださいよ」 「ハハ…お前はそのルックスと性格でなんで彼女がいないんだか」 「…それは…」 「まっ!とにかく今日はOK!」 「…分かりました、じゃ、お言葉に甘えて」 そして、俺は早上がりした。 バイトを終え帰ろうとしたが、このところ気になっているぬいぐるみを 間近でみてみようと向かいのケーキ屋に向かった。 そして、大きな熊のぬいぐるみを、まじまじと眺めてみた。 はたから見たら、熊のぬいぐるみを眺める高校生男子、 これはおかしな光景だとは思うが、幸いにも人通りはなく 俺は覗き込むように、熊のぬいぐるみを眺めていた。 (どこにセンサーがついているんだ?) そう考えながら、熊の顔を覗き込んでいると、 突然、熊のぬいぐるみが動き始めた。 「うわ!?」 俺はつい声を出してしまった。 なぜかと言うと、突然、しかもいつもよりも激しく 熊のぬいぐるみが動き始めたからだ。 そして、熊のぬいぐるみはその動きが激しかったせいか バランスを崩しふらついた。そして、 「きゃ!!」 というくぐもった声とともに、座っていた台座から倒れこんだ。 その瞬間、俺は周りを見渡した。 周りには、全く人はいない。 (え!?ちょっと待て…今の声は、このぬいぐるみ???) 倒れこんだ、熊のぬいぐるみを見ながら俺の頭は混乱する。 (そんなはずはない…サイズ的にも人が入っているはずはないし、 午前10時頃から夕方の5時頃まで、ここに置いてあるんだ… トイレとかも考えれば、それはあるはずがない…) いろいろ考えているうちに、店内から女性店員が出てきた。 「あ!?ごめんなさいね。…なかなか不安定だからこの『機械』 びっくりさせちゃったわね。大丈夫、私が直しておくから」 声をかけて来たのは、スタイルのいいお姉さんといった感じの綺麗な人。 「あ…す…すいません…なんか僕が倒しちゃったみたいで」 「違う違う、こっちの問題だから、君は気にしなくて大丈夫よ」 「でもホントに触ってないです」 「大丈夫!中から見てたから、君が何もしてないのは分かってるから」 そんなやり取りをしている中、熊のぬいぐるみは倒れてうつぶせの 状態で微動だにしない。 「あ…あのこれ、壊れてないですよね?」 「大丈夫だって…よいっしょっと」 そう言いながらお姉さんは熊のぬいぐるみを元に戻した。 「よし、動かしてみよっか」 お姉さんが熊の顔の前に手をかざし、手を軽く振ってみる。 すると熊のぬいぐるみは、モゴモゴと動き始めた。 「よ…よかった…壊したかと思いました…」 「だから大丈夫だって、君には全く責任もないから♪ …にしても、君はまじめだね」 そのお姉さんの言葉に照れつつも、壊れていないことにホッとした。 「よかったです…それじゃ僕は」 そう言って、俺はその場を立ち去った。 お姉さんが不思議な微笑みを浮かべていた事に気付きはせず…。 翌日、俺は『あの声』がなんだったのか… そのわだかまりを抱えたまま、高校に登校した。 その通学中、いつも通りに友達の山田 弘樹に会った。 「おはよ、光」 「お…おはよ…弘樹、あのさこの写真のぬいぐるみ…」 そういって俺は子供と熊のぬいぐるみが写っている画像を見せた。 「なんだよお前、朝からファンシーな写真を…」 「このぬいぐるみに人が入れると思う?」 「はぁ…!?」 そういって弘樹はまじまじと俺の携帯を眺めた。 「あほか…お前。子供がこのサイズなんだから、 この中に人が入っているわけはなかろう!」 「…だよな…」 「なんのクイズだよ、これ?」 「あ…いい…気にするな、なんでもない」 「なんでもないクイズを俺に…出すなぁぁ!!」 そんなくだらないやり取りをしていると、 後ろから、突然頭を軽く小突かれた。 「いて!?」 「おはよ!!どうしたの!馬鹿コンビ!」 小突いてきたのは、新田 彩加。 同じクラスの女子だ。 容姿端麗、スタイルはよく顔もかわいい。 だから、とにかくモテる、何度か告られているのを目撃している。 性格はざっくりしていていて、俺の頭を後ろから小突くくらいだ。 「おはよ彩加、光の奴がさこのぬいぐるみに人が入れるか? なんてクイズを俺に出してきた訳だ。朝からオチもなく」 そう言って俺の携帯を彩加に勝手に見せる弘樹。 相変わらすデリカシーの無い奴だ。 「ん?…ああこれね。ケーキ屋の奴でしょ」 さすが情報通の彩加、よく知っている。 「これに人が入る訳無いじゃん…小さすぎるでしょ」 「でも、俺さ声を…」 「さ!馬鹿言ってないで、遅刻するわよ」 「光!急ぐぜ!俺には後が無い」 「…あぁ…」 弘樹の後が無いことは関係ないが、遅刻しそうなので、 とにかく俺たちは急いで登校した。 そんなわだかまりを残したまま、俺のバイト生活は続いた。 そんなある日、高校の創立記念日とかで平日に休みがあったので、 俺はバイト(お手伝い?)をすることにした。 土日もたいして人の来ない商店街だから、平日は尚更人は少ない。 そして何故か土日だけだと思われた熊のぬいぐるみも今日は設置された。 そして、やることもなく暇をしていると、 向かいの店に、性質の悪そうな小学生3人組が近づいてきた。 しばらく3人組は熊のぬいぐるみの前で話をしていると、 3人掛かりで熊のぬいぐるみを押し倒したのだ。 びっくりしたが、店員さんが出てくると思い、俺も少し傍観した。 すると、小学生たちは倒れた熊のぬいぐるみの上に、 飛び乗る、蹴りをいれる、手足を引っ張る、 とにかくやりたい放題やり始めた。 店を放置できないとはいえ、小学生の乱暴も限度が過ぎたため、 俺は店を飛び出し、小学生達を止めに走った。 ケーキ屋の店員さんは気付いていないらしく、 俺が駆けつけるまで、熊のぬいぐるみはやられたい放題だった。 「こら!お前たちやめろ!」 「やべっ!大人が来た!逃げろ!!」 俺が来たことに気付いた子供たちは、そそくさと逃げ去った。 そして、地面に這いつくばっている熊のぬいぐるみを起こそうと、 抱きかかえ力をいれた。 (ん!?…この感触??) 俺の手にぬいぐるみの中の支柱というべき物の感触、造型が伝わってきた。 外側は柔らかいぬいぐるみだが、あからさまに中にはそれよりも硬い感触が。 硬いといっても金属とかではない…まさに人の柔らかさがそこにあった。 (この…感じ…人…か??) 驚きはしたもののの、中身が人だという可能性がかなり濃厚となった。 もとの場所に戻した後、俺は自然と 「大丈夫か?」 と声をかけていた。 すると心なしか、熊のぬいぐるみが頷くように体を縦に揺らした気がした。 そうこうしていると、店員のお姉さんが店から慌てて出てきた。 「ありがと!!ごめんね助けてもらっちゃったみたいで」 「いえ、子供たちが大変なことしてたんで」 「助かったわ、それより…ちょっとこっち来て」 お姉さんは、熊から少し距離をとったところに俺を呼んだ。 そして小声で耳打ちをしてきた。 「気付いちゃった??」 「え!?何をですか?」 俺は内容は分かっていたが、一応動揺したふりをし聞き返した。 そしてコソコソ話は続いた。 「中身よ、熊の中身」 「…ま…うん…気付きました…」 「あのさ、これ『企業秘密』ってやつだから、 内緒にしておいてくれないかな?」 「も、もちろんですよ、誰にも言いません」 「その代わりと言ってはなんだけど、今日仕事何時にあがるの?」 「17時ですかね」 「オッケー、じゃあ仕事終わったらうちの店に来て、 いろいろ『伝えたい事』があるから」 「分かりました、じゃあ仕事終わったらこちらに伺います」 そういうことで、俺は仕事終わりに向かいのケーキ屋に行くことになった。 そして、17時になり仕事を終えた俺は、約束通り向かいのケーキ屋に向かった。 「こんにちは、お約束どおり伺いました」 「あ、光君、ちょっと店の奥の部屋で待っててね」 そう言われ、店の奥にある8畳ほどの部屋に通された。 (ん!?…あれ?お姉さん俺の名前呼んでたな…名前いったっけ?) 部屋の中でそんなことを考えながら暫らく待っていると、お姉さんの声が、 「お待たせ!」 そういってお姉さんは台車にのせた熊のぬいぐるみを運んできた。 部屋に入ってくるやいなや、熊のぬいぐるみがかなり激しく動き始めた。 「さて、降ろしますか」 そういってお姉さんは暴れる熊を台車から降ろした。 すると熊は暴れながら、必死にお姉さんから逃げようとした。 しかし逃げようとしている雰囲気は伝わるが、 モゴモゴと動いてるだけで、それほど距離は移動できていなかった。 この動きからも中身が人であることは確信に変わった。 そして、その熊を制するようにお姉さんは体を抑え熊に語りかける。 「もう…暴れないの…開けるわよ」 その言葉を聞いた熊はさらに激しく動き抵抗をし、 そしてくぐもった声が聞こえ始めた。 「…やだ…だめだって…やめて…」 (女の子の声だ!) やはり熊のぬいぐるみの中は女の子である。 熊も抵抗はするものの、やはりお姉さんには敵わず、 背中のチャックをいとも簡単に開けられてしまった。 そしてさらに抵抗を強める熊。 「やだ!!やめてよ!!」 チャックが開いたせいでさっきよりも声がクリアーだ。 「もう…いい加減観念しなさい!!」 お姉さんはそういいながら、暴れる熊から中身を引きずり出し始めた。 背中はもうチャックから出てきているが、必死に抵抗をする中身。 「やめて!お姉ちゃん!!やだって!!」 (お姉ちゃん??) 疑問には思ったが、今取り上げるのはそこではない。 「よい…しょっと!!」 「いやぁ…!!」 お姉さんはぬいぐるみの中から、黒色の中身を引っ張りだした。 うつむいたその中身は全身タイツのような黒いスーツを着て、 腕と足は折り曲げた上体で固定されている。 それはまさに4足歩行の獣ような状態。 顔の部分だけは丸く穴が開いており、それ以外は全身黒いタイツで 包まれているようだ。 確実に人間で、ぴっちりとしたボディラインから女性というのもはっきりと分かる。 そして、ぬいぐるみの中が暑かったせいだろう、体は汗まみれで、 軽く湯気が出ているのではないかというくらいだった。 うつむいていたその女性が、顔をあげてお姉さんに文句を言った。 「やめてよ!お姉ちゃん、いやだって言ったのに…」 その起こした顔に俺は驚いた。 「彩加!!」 しまった!っといった表情でこちら見る彩加と目が合う。 俺は次の言葉が出ない…それは当たり前だ。 学年でも一番モテるだろう彩加が、 想像を絶する姿で俺の前に座っているのだ。 するとお姉さんが、 「光君、これが秘密にしておいて欲しい事の全容よ。 あ!?ごめん自己紹介が遅れたわね。 私は彩加の姉の『咲』、このケーキ屋の店長よ」 少し動揺が収まった俺は、ひとつ大きな深呼吸をし、 「咲さん、で…この状況は??」 「そうだ!彩加、光君にまず言わなければならない事があるでしょ、 助けてもらったんだから!」 「え…あ…うん…その…あ…ありがと…」 「はっきり言いなさいよ!」 「分かったわよ、助けてくれてありがと!」 少し照れながらお礼を言う彩加がかわいかった。 「それほどの事はしてないよ。ところで、なんで熊のぬいぐるみの中身が彩加なんだ??」 「そ…それは…」 照れながら言葉を濁す彩加。すると咲さんが説明し始めた。 「彩加がどうしてもうちの店で、バイトしたいっていうから」 「…ってそれで、お姉ちゃんの悪ふざけで、ぬいぐるみの中に入って客寄せしてって いうからさ…」 「結果オーライでしょ!学校にもばれないし、客足もかなり増えてるし、 なにより、彩加のお目当て通り、光君の近くに居られる訳でしょ♪」 「!?ちょ!ちょっと、お姉ちゃん!!」 (!?ん…今の…どういうことだ?) 俺の頭の中は、また混乱をし始めた。 「言っちゃえばいいでしょ、全く…彩加は奥手なんだから…」 「え…でも…う~…」 「ここまでばらして、もう言ったようなものでしょ!さあ!」 「…あーーー!!もう!分かったわよ! 光!私はあなたの事が好きなの!!だから偶然向かいの店にあった お姉ちゃんの店でバイトしたいと思ったの!分かった?!」 そう言い放つとまたうつむく彩加。 俺は正直動揺した。確かに俺は彩加に恋心を抱いてはいた。 しかし、俺ごときが相手にされる存在ではないと思っていたため、 こんな想定はひとつもなかった。 色々な考えが頭の中でグルグルとかけ回っていたが、 自然と体が動き、俺は正座状態で座る彩加を後ろから軽く抱きしめた。 彩加は一瞬びくっとしたが、抵抗もなくそれを受け入れた。 タイツは彩加の汗でビショビショで、その下からは彩加の温かさを感じた。 「俺も好きだよ、でも正直、俺ごときは彩加には相手にされないと思ってた。 こんな俺でよければ…」 「うん」 彩加もやさしく頷いた。 …とそんないい雰囲気のところに咲さんが切り込む。 「よかったよかった、ようやくお互い伝えられたじゃない! 私のおかげと感謝しなさい!! …ところで、そんないい雰囲気になってるけど、彩加、全身タイツだけどね」 咲さんのその言葉に、俺も彩加も我に返った。 彩加から離れ、よくよく見てみると、下着も着ていないらしく、 胸には乳首がはっきり浮き出ているくらいだった。 「そ…そうだ…光!ちょっとこっち見ないでよ!恥ずかしいから!」 「そ、そうだね、タイツだし、すごい格好だしね…」 「って!わざわざ、そこを言わなくてよし!… …あ~この格好で告白って、どうかと思うよ…」 そしてこの日から俺たちは付き合い始めた。 それから土日はスポーツ用品店のお手伝い、ケーキ屋のぬいぐるみという 不思議な関係は続いた。 平日はもちろん、土日はたまには休みを合わせデートにも出かけた。 そんなある日、二人でいる時に俺は彩加に疑問を投げかけた。 「彩加、ところでバイトの『あれ』きつくないの??」 前から思っていたが、初めて口にしてみた。 「う~ん…きついっていえばきついかな。夏場は死んじゃうじゃないかって くらい暑かったし、体制も楽じゃないしね…」 「やめないの??」 「え!?…ま…まあ…お姉ちゃんの店の名物にもなってるし… それにね…」 なんだか言葉を濁す彩加。 「それにってなんだよ?」 「え…っと、なんていうか…うーんと…あのね…」 「なんだよ、はっきり言えよ」 「誰にも言わないでよ…」 「言わないよ」 「…全身包まれている感じが、落ち着くっていうか、気持ちいいっていうか…」 少し驚いたが、俺は動じた気配をみせず、 「彩加ってそういうフェチなんだ♪」 「フェチって!そ…そ…うん…まあそう言われれば…そうか…」 茶化したつもりだったが、彩加は意外にあっさりそれを認めた。 そして、もう一つ気がかりだったことを聞いてみた。 「あとさ、7時間くらい着続けてるじゃん。トイレってどうしてるの?」 「あっ、それは大人用の薄型のオムツはいてるから… …って!!何言わせんるのよ!!」 「ふーん」 「もう!女子に言わせる事じゃないでしょ!」 「ゴメンゴメン」 お互いしか知らない秘密を共有しているせいか、 変にぶっちゃけた関係を続けていた。 そして店の手伝いをしながら、熊のぬいぐるみを眺め、 あの中に彩加が入っていて、汗だくになりながら必死にモゴモゴ動いていると 思うと少し興奮した。 そんな俺もフェチということだろう。 そしてクリスマスが近づいたある日、 「彩加、クリスマスイブはやっぱ『あれ』?」 「うん、ケーキ屋だしねそこは忙しいよ」 「そうか…しょうがないな」 実は俺の家は両親共働きで、しかもイブの夜は二人とも泊まりで仕事なので、 家にも誰もいないし、帰りが遅くなっても文句も言われない。 「まあ…ゆっくりするかな」 「ゴメンね」 「いいって、お手伝いがんばれよ」 するとクリスマスの前日、咲さんから突然メールがきた。 「お!?なんだ、んっと、『いつも妹のことありがと、 クリスマスプレゼントを贈るから♪イブの夜は家にいるかな?』 って、咲さんがプレゼントか…気が利くお姉さんだな」 特に予定もない俺は、何も予定ないと返信した。 すると咲さんからは『♪』の一文字が返ってきた。 彩加がお手伝いのため、一人になってしまう俺にフォローとは、 なかなか出来るお姉さんだ。 クリスマス
https://w.atwiki.jp/sk_rexi/pages/537.html
名称:ぬいぐるみ[L] アイテム種類 道具(遊具) レア度 C+ 必要ステータス 心0/技0/体4 詳細 高さ90cm位のぬいぐるみ(現代製)。 ★
https://w.atwiki.jp/kigurumi-novel/pages/56.html
登場人物紹介 主人公:眞田真紀(さなだまき) 大学3年、教育学部、専攻は国語。 4年生は就活があるので引退し、今年度から女子のバトミントン部の主将となる。 成績優秀、運動神経抜群でみんなから慕われるタイプ。 おっとりした優しいお姉ちゃん系。練習中はちょっと活発な子になる。 胸までまっすぐ伸びた黒髪、モデル体型の和風美人。 少し臆病。すぐ驚く。 「ピーチdeジュース」という子供に人気がある桃のジュースが大好き。 磯崎美優(いそざきみゆ) 大学2年、教育学部、専攻は国語。バトミントン部の真紀の後輩。 誰にでもなついてくる妹系。ちょっと喜怒哀楽が激しい。 真紀を姉のように慕っている。 ツーテール、茶髪。真紀より背は低いが胸は大きい。 「あっ!○○」と言う癖がある。 あらすじ 美優が真紀に「今度の休みに一緒に買い物に行きませんか?」と約束をし、 真紀を自分の部屋に招いたことからはじまった。 長袖だと少し汗ばむくらいの日の出来事である…… ピンポーン♪ 私は美優の部屋のインターホンを鳴らす。 「は~い!」 美優の元気な声がドア越しから聞こえ、ダッダッダッと足音が近づいてきた。 「おはよう美優。」 「あ、先輩、おはようございます♪ささっ、入ってください!」 美優は私が靴を脱ぐのと同時に私の手をとって部屋に連れ込む。 そして私はいつものように部屋の隅にバッグを置きクッションに座る。 美優の部屋はいつ来てもすっきりしていて、テーブルにクッション、テレビ、ベット、タンス、大きな鏡ぐらいしかない。 壁も白に統一されていてることもあり広々としている。 でも、今日は大きなダンボール箱が部屋の隅に置いてある。何が入ってるんだろう? 私がダンボール箱を発見したことに気づいたのか、コップにペットボトルの麦茶を入れていた美優が声をかけてきた。 「これですか?実は、今日はこれの為に先輩に来てもらったんです!」 「え!?お買い物は……」 「あ…すみません……先輩に来てもらうために私…嘘つきました……」 そんな……久しぶりに美優とお買い物ができると思ったのに…… 今日は工学部で行事があり、部員がほとんどいないので、バトミントン部の工学部以外の部員は休みとなった。 バトミントン部は平日はもちろんのこと、土日も練習がある。 教育学部である私と美優にとって久々の休日であった。 私が落ち込んでいるのを察したのか、悲しそうな顔で、 「本当にごめんなさい……」 と美優は頭を下げる。 私はこの顔に非常に弱い。 しょうがないから箱の中に何が入っているかを聞くと、美優は急に元気になり、 重そうにダンボール箱を私の隣に運び、それをそ~と置く。 元気になった美優を見て安心すると、美優が思いもよらぬことを口にする。 「単刀直入に言います!先輩に…お人形さんになってもらいたいんです!」 美優は隣の部屋にも聞こえるぐらい大声で叫んだ。 え!?どういうこと? 困惑している私の前に、美優は立ち上げてあったノートパソコンを持ってきて色々な画像を私に見せ始めた。 パソコンの画像は、アニメで出てきそうな女の子のマスク(?)と鮮やかな色のウィッグをかぶり、 肌色の全身タイツの上に制服やメイドさんとかの衣装を着た人達の写真だった。 「先輩にはこれの中身に……着ぐるみを着てほしいんです!」 いきなり持ちかけられた話に頭が混乱してる…… お人形?着ぐるみ?私が中身?なんで私が? そんな言葉が頭の中をかけめぐっている最中に、 「着てくれませんか!着ぐるみ!」 と目を大きく見開きクリクリ輝かせて、私の口から「うん」や「いいよ」等々の言葉が出てくるのを期待している。 「ちょっ、ちょっと待って!」 このペースだと承諾しちゃいそう……まず、一つ一つ聞いてみよう。 「べ、別に、私じゃなくても…」 「だめです!」 「自分で着てみたらいいんじゃ…」 「私は見て楽しむ派なんです!」 「そうだ!ネット!インターネットで探せば沢山見れると思…」 「ネットだと中身が男ばっかりなんです!かわいくないんです!」 私の答えに間髪いれずに返答する美優。美優の熱弁はまだ続く、 「中身が女性でもどんな人が入ってるかわからないし、やっぱり中身が大事なんです!だから先輩に着ぐるみを着てほしいんです!」 私には美優の言っていることがよく分からない。 男の人が女の子の着ぐるみを着ているのは違和感を感じる…… でも、女の人ならどんな子でも体系が合ってればいいんじゃないかな、と思う。 だって、マスクをかぶれば中の人の顔なんて見えなくなっちゃうし…… そのことを美優に聞くと、 「先輩みたいに綺麗で、かわいい人にかわいい着ぐるみを演じてほしいんです!だからお願いします!」 美優は頭まで下げて私に着ぐるみを着るようにお願いする。 かわいいだなんて…同性に言われても嬉しい…… でも……「いいよ」とは素直に言えない…… 仮に「この服を着てください!」と言われて、コスプレとかするんだったら承諾できたかもしれない。 だけど、着ぐるみは違う。全身をタイツで覆われて、マスクで顔を隠されて……閉じ込められちゃうような…… 自分が自分でなくなる感覚が私を不安にさせて、着ぐるみを着るということを拒絶している。 考えるだけで心臓がバクバクなるし、体がビクビク震え、膝の上に置いてある手から変な汗が出てきた。 美優には悪いけど……ここははっきり言わなきゃ! 「ごめんね……私には…できないよ……」 がっかりする美優。頭の中で何度も美優に謝る……私の為に用意してくれたのに…… でも、嫌なことは嫌と言わなきゃいけないと思った。私は美優に頭を下げた。 次に頭を上げると、美優の顔がさっきの落胆していた顔から意を決したような顔に変わっていた。 「本当はこんな真似したくなかったけど……奥の手を使います。」 美優は普段出さないような凄みのある声で私を威圧する。 怖さと不安で私の心臓が止まったような気がした…… でも奥の手ってなんだろう……危ないこと? 美優はそんなことする子じゃないから乱暴なことをするとは考えられない。 「先輩の秘密をみんなにばらします!」 秘密!? びっくりしたけど唖然としてしまった。 美優に隠しごとをしたことはないと思う。 美優が知ってる私の秘密って……とりあえず聞いてみよう。 「秘密って?」 私の顔をじっと見ながら美優が口を開く。 「みんなが帰った後に先輩が部室でしてることです……」 ……あっ!!! 体から火が出そうになった。 私の赤くなった顔を見て美優は、 「そうです……部室の鏡の前ですっぽんぽんで…」 「それ以上言わないで!!」 堪らず大声をだしてしまった。 私はバトミントン部の女子の部室の鍵の管理を任されているから、いつも最後まで部室に残っている。 部室は広くて大きな鏡があるから、毎日みんなが帰ってからその鏡を使って素振りやフォームチェックをするのが私の日課になっていた。 それにひきかえ、自分の部屋が小さいし鏡もないからそれができない……だから部室はいい練習上でもあった。 最初は練習着を着てやっていたけど……誰も見てないことをいいことにどんどん服を脱いでって…… 最近は下着さえ脱いで……裸でやってる……そのほうが体の動きがちゃんと見えるからというのもあるけど…… ちょっと普段の練習じゃ味わえない解放感があるから、という気持ちのほうが大きいかも…… どうやら、それを美優に見られていたらしい。 そんなことをばらされたらバトミントン部は辞めさせられるし、みんなから変態扱いされちゃう…… 最悪退学なんてことも……そんなのイヤ! 「お願いだからみんなに言わないで!!」 「じゃあ着ぐるみ着てくれます♪」 急に美優は元気になり、満面の笑みで私を見る。 今日着ぐるみを着るか、それともずっと変態扱いされるか、選択の余地なんて無かった…… 「私が……私が着ぐるみを着れば…秘密をばらさないって約束してくれるなら……」 「着てくれるんですね!約束します!絶対言いません!やった~♪」 美優は私が着ぐるみを着るといったので飛び跳ねていた。 逆に、私は着ぐるみを着ることが決まり、さっき芽生えた感覚が…… 着ぐるみという檻に閉じ込められ、自分が自分でなくなるという感覚が胸のなかで急激に成長し、 私のすぐ隣にあるダンボール箱を見るたびに、心臓の音が大きくなり、体中から変な汗をかきながらビクビクと震えていた。 部屋の時計の針が10時をさした。 「フン、フフン、フフ~ン♪} 美優は小物入れからカッターを取り出すと、鼻歌を歌いながらダンボール箱のガムテープを切っていく。 箱の中は発砲スチロールや、つぶすとプチプチ鳴るビニールがぎっしり詰まっている。 美優が箱の中のものを一つ、また一つと出すたびに美優自身のテンションはあがっていく…… 私の脈も美優のテンションともに早くなってる……気温はそこまで高くないのに額がプツプツ汗をかき始めた。 だめだ、少し落ち着かなきゃ。 気持ちを落ち着かせようと胸を撫で下ろしていると、美優の大きな声が耳に入ってきた。 「先輩、先輩!見てください!これが今から先輩が着る着ぐるみですよ♪名づけて着ぐるみセット!」 いつの間にか私の隣に着ぐるみセット(?)がずらりとならんでた。 肌色の全身タイツ、メイドカフェのメイドさんが着ているような紺色の長袖のメイド服、 白いニーソックス、ピンク色のリボンがついたベルト、茶色いウィッグ、 そして……私の顔を隠してしまうヘルメットみたいな形のプラスチック製のマスク…… これ、全部着るの? 着ぐるみセットを直視したまま動けない…… また心臓がバクバクなってる…… 「先輩、顔赤いですよ?大丈夫ですか?」 「きゃっ!」 いきなり美優の顔が目の前に現れたのでかなり驚いた。座ってたのに後ろにのけぞって尻もちをついてしまう。 どうやら、ボーとしていたり、落ち着きがなかった私を心配してくれていたようだ。 「だ、大丈夫。ちょっとボーとしてただけだから。」 と答えると、美優はまた元気になった。 「そうですか、よかった!じゃあ早速着てもらいましょ~♪まずは服を脱いじゃってください!」 「え!いきなり……」 美優のテンションがまた始めた。 「あ!」 美優が何かを思い出したように、はっとした顔をした 「その前にお化粧おとしちゃってください、着ぐるみが汚れちゃうんで。 洗顔フォームとかタオルとかは洗面所にあるんで適当に使ってください♪」 私よりも着ぐるみを心配したように感じたので少し、ムッとした顔をしたが美優は全然気づいてない。 しかたないから私は洗面所にいき、クレンジングと洗顔フォームを借りてメイクをおとす。 顔が熱くなってたから冷たい水が気持ちいい…… ……しっかりしなきゃ! 濡れたほぺったをパンパン!と手ではたき、顔を拭いて美優のもとに向かう。 私が帰ってきたのを見ると私の手をとり着ぐるみセットの前に立たせる。 そして私の顔を覗き込んで微笑んだ。 「すっぴんでもやっぱり先輩かわいいです♪」 「え!?ありがと……」 不意の誉められたからさっき冷やした顔がまた熱くなってきちゃった…… 美優のテンションがさっきよりも上がっている。 人形遊び(中前)
https://w.atwiki.jp/chatwiki/pages/19.html
https://w.atwiki.jp/2424pu/pages/29.html
わんぐるみぃ ぺんぐるみぃ くまぐるみぃ うさぐるみぃ にゃんぐるみぃ puyoque?cmd=upload act=open pageid=40 file=img105705_m.png puyoque?cmd=upload act=open pageid=41 file=img205705_m.png puyoque?cmd=upload act=open pageid=42 file=img305705_m.png puyoque?cmd=upload act=open pageid=43 file=img405705_m.png puyoque?cmd=upload act=open pageid=44 file=img505705_m.png 【タイプ】 体力 【リダサポ効果】 体力タイプのHPUP 【スキル】 最大HPの25%~50%を回復 【所感】 体力タイプでありながら回復スキルで、かつ回復力によらない回復量となるのが特徴。 体力で固めつつ回復ができるので、封印を使わない持久戦に使える。 にゃんぐるみぃは毒りんごの回復力に依存しないので、非常に安定します。
https://w.atwiki.jp/nekocategory/pages/48.html
雉虎★くるみちゃん このカテゴリーに含まれる猫ちゃん くるみちゃん 幸せになりました♪ 2010年03月22日: ■くるみちゃん正式譲渡に行って来ました。 2010年02月21日: ■くるみちゃん、お試しです。 2010年02月18日: ■くるみと、かずくん 2010年02月15日: ■レディーの道のりは遠い… 2010年02月04日: ■名前は『くるみ』です。 2010年02月03日: ■くるみ対しん 2010年01月27日: ■飼えなくなりました
https://w.atwiki.jp/chaos-tcg/pages/3109.html
ねこのぬいぐるみ 読み:ねこのぬいぐるみ カテゴリー:Set 作品:快盗天使ツインエンジェル~キュンキュン☆ときめきパラダイス!!~ ATK:(+3) DEF:(-) 【セット】〔自分の手札1枚を控え室に置く〕 Battle 〔このセットカードを手札に戻す〕ターン終了時まで、目標のキャラ1体は耐久力が3上昇する。この能力は【裏】でも発動できる。 まったく、遥の奴… illust: TA-130 R 収録:ブースターパック 「OS:快盗天使ツインエンジェル 1.00」
https://w.atwiki.jp/taleswords/pages/460.html
リスのぬいぐるみ【アイテム 収集品】りすのぬいぐるみ 『騙された! これは身代わりだ!』 猫影のレアドロップ。1スロット1個しか持てない。猫影の緊急脱出用に用いる煙幕発生装置らしい。 クラド・ナルビク・カウル・ライディアの復活ポイント近くにいるNPCボナシヤに10個持っていくと、何かがもらえる。 もらえるアイテムは、無銘52武器・属性の玉・POT類などらしい。アンケロシナ・菊一文字が出れば当たりか。
https://w.atwiki.jp/202308041800/pages/25.html
イベント着ぐるみ イベント着ぐるみ 第1回イベント @20211225 【特賞】 【A賞】 【B賞】 ジュード 遠野美凪 ロアン 第2回イベント @20220814 【特賞】 【A賞】 【B賞】 ナナミ 鉄火 ヴァージニア 第3回イベント @20230105 【特賞】 【A賞】 【B賞】 フォウル フォルテ アメル 第4回イベント @20230915 【特賞】 【A賞】 【B賞】 【C賞】 ハヤテ マヤ カイネル レナ 第5回イベント @20240106 【特賞】 【A賞】 【B賞】 レナード エグザクス アティ 第6回イベント @20240827 【特賞】 【A賞】 【B賞】 【C賞】 ネスティ レシィ セルジュ 茶倉
https://w.atwiki.jp/voix/pages/714.html
落合るみをお気に入りに追加 落合るみとは 落合るみの66%は信念で出来ています。落合るみの18%は鉄の意志で出来ています。落合るみの8%は血で出来ています。落合るみの4%は株で出来ています。落合るみの3%は着色料で出来ています。落合るみの1%は食塩で出来ています。 落合るみの報道 薬物に手を出し窃盗を繰り返す15歳少年、お酒と薬物にハマった16歳少女...家族を困らせ続けてきた少... - テレビ東京 一途な恋が奏でた死の旋律! 女子大生殺人事件...容疑者として浮上したのは彼女に好意を寄せる危険な男... - テレビ東京 「サザエさん」中島くん後任に落合るみ、「NARUTO」夕日紅役 - サンケイスポーツ 2代目中島くんに声優・落合るみが決定「サザエさん」 - cinemacafe.net 「サザエさん」2代目・中島くんに落合るみさん 代表作に「NARUTO-ナルト-」夕日紅役など - - ねとらぼ 「サザエさん」2代目中島くんは落合るみ、オーディションにて満場一致で決定 - マイナビニュース 「サザエさん」2代目中島くん声優に落合るみ、13日放送分から - シネマトゥデイ 「サザエさん」中島くん役に落合るみ - デイリースポーツ 「サザエさん」2代目中島くんに落合るみ 13日放送から登場 - スポーツニッポン 「サザエさん」2代目中島くん役は声優の落合るみさん - SankeiBiz 『サザエさん』2代目中島くんに落合るみが決定 13日放送分から登場 - ORICON STYLE 『サザエさん』2代目中島くんは『NARUTO』紅役の落合るみ、12/13より登場 - マイナビニュース 『サザエさん』2代目中島くん役が「ナルト」紅役の声優・落合るみに決定 - テレビドガッチ 『サザエさん』の中島くん、新声優が決定 - RBB Today サザエさん:2代目・中島くん声優に落合るみ 13日から登場へ - MANTANWEB(まんたんウェブ) 落合るみさん、「サザエさん」2代目中島くん役に いつの放送回から? - ハフィントンポスト 落合るみのウィキペディア 落合るみ 落合るみの掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る 落合るみのリンク #blogsearch2 ページ先頭へ 落合るみ このページについて このページは落合るみのインターネット上の情報を時系列に網羅したリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新される落合るみに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。