約 94,300 件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau9/pages/1782.html
『奇跡を信じて』 秋も暮れ始めた山奥の森で、2匹のゆっくりが毒づいていた。 「ちきしょー! どいつもこいつも"おりきゃら、おりきゃら"ってよぉ!?」 「ほんとさぁー、ほうじょーのゆっくりなめんな!ってはなしだよなぁ、あねきぃー」 ゆっくりらしからぬ言葉で悪態をつく2匹。 だが、この2匹とて、最初からこうだったわけではない。 そして、この2匹に特別な落ち度があったわけでもない。 ……強いて言うならば、時代か。 時代の趨勢が、この2匹をゆっくりさせないでいた。 「「ほんとやってられんわぁー」」 が、2匹が声をあわせて溜息をついたその時だった。 2匹の下に、聞き慣れぬ声が届いた。 「ゆっくりしんこうしていってね」 「「ゆゆっ!?」」 突然の声に、振り向いて身を強張らせる、2匹のゆっくり。 そこには、最近この山に移住してきた1匹のゆっくりが立っていた。 緑色の髪と、ふくよかな下膨れ顔。 その下には、一部の捕食種などと同じく胴体がついており、白と青を基調とした巫女服を着ている。 そのゆっくりは、自らのことを"さなえ"と呼んだ。 「ぬすみぎきたぁー、しゅみがわるいのぉー」 「じょーちゃんはかわええのぉー……きっとみんなからチヤホヤされとるんやろうなぁー?」 さなえは、端から見ても可愛らしく、その佇まいはゆっくりしていた。 それが、荒んだ2匹のゆっくりの心をささくれ立たせる。 一方、当のさなえはといえば、思いがけぬ言葉を、2匹のゆっくりに投げかけるのだった。 「しんこうすれば、だいじょーぶ!」 信仰……そう言うと、さなえはどこからか画用紙とクレヨンを取り出した。 「ゆっくり☆びっくり☆みらくる~みらくる~☆」 画用紙を前に、歌とも呪文ともつかぬ文言を唱えだす、さなえ。 そのトランスしたともいえる様子に、2匹のゆっくりは唖然とする。 一方さなえは、クレヨンをグーで握って、画用紙の上に何やら文字を書いていった。 そして1分後、さなえは満足そうに「ふぅー」と息を吐き、2枚の画用紙を頭上に掲げた。 「はい☆できましたぁー!」 さなえの掲げた画用紙。 そこには、"しずは""みのりこ"と幼い平仮名で書かれていた。 「「おおっ!」」 その紙を見て、反射的に叫ぶ2匹のゆっくり。 なるほど、この紙を持っていれば、この紙を掲げれば、 きっともう誰も"おりきゃら"等と呼ばなくなるに違いない。 「そう、そうよ……わたしたちは"おりきゃら"なんかじゃない……」 「そうだよ、おねぇーちゃん……わたしたちは……」 2匹のゆっくりは、さなえから名前の書かれた画用紙を受け取り、しきりに感謝を繰り返す。 その表情は柔和で喜びに満ちており、さきほどまの毒は嘘のように消えていた。 そんな2匹のゆっくりの姿を見て、さなえもまた顔をほころばせるのだった。 「これぞ、しんこうのきせきです☆」 それから、さなえは多くのゆっくりを助けていった。 くぼみに落ちて泣いていた赤ちゃんれいむを、救出してあげた。 風に飛ばされ木の枝に引っかかってしまった帽子を、まりさに返してあげた。 病気で苦しむぱちゅりーの子どものために、山に生えている薬草を取って来てあげた。 そして、その度に、さなえは"しんこう"の素晴らしさを説いていった。 ゆっくり達は、さなえに感謝した。 そして、難しいことはよくわからなかったが、 とにかく"しんこう"はゆっくり出来るものらしいと認識するのだった。 ……しかし。 数日後、ゆっくり達は"しんこう"などどうでもよくなるほどの衝撃を受ける。 巣を留守にしていた間に、何者かによって、備蓄していた食料が半分以上奪われていたのだ。 「ゆぅーー!? どぉーしてぇーー!!」 山奥のゆっくり達が悲鳴を上げて混乱する一方で、 ふもとの里山から、さなえの楽しげな歌が聞こえてきた。 「み~み~みらくる~☆しんこ~しんこ~☆」 さなえは、リズムにのって体をゆらしながら、里の道を歩いていく。 今日は、山を降りて、里山のゆっくりや人間達に"しんこう"を説こうと思っていた。 一人で里山まで遠出するのは心細さもあったが、 それ以上に、頑張って信仰を広めなければならない理由が、さなえにはあった。 「うー! うーうー!」 「もりゃ?」 さなえは、どこからか聞こえてきた声に足を止め、ふと周囲を見回す。 すると、道の傍ら、人間が作った畑の隅で、罠にかかっているゆっくりがいた。 それは、胴体無しのゆっくりれみりゃだった。 羽を除いた顔の大きさは、30~40cm程。 まだ大人になりきっていない子どものれみりゃが、目に涙を浮かべて、地ベタでパタパタ羽を動かして足掻いている。 「なにか、おこまりですか?」 「う、うーうー!」 近づくさなえの姿を見て、れみりゃは顔に希望を灯らせた。 見ると、れみりゃは農家の人が仕掛けたトリモチの罠に捕らわれていた。 「うぁーうぁー! たすけてぇー!」 必死に懇願するれみりゃの頼みを、さなえは快く引き受ける。 トリモチに注意しながら、れみりゃの顔を引っ張る、さなえ。 「うーんしょ、うーんしょ!」 「う~~! いたいーいたいー!!」 引っ張られ、びよーんと伸びるれみりゃの下膨れ。 痛みで号泣する寸前、どうにかれみりゃの体はトリモチから逃れることが出来た。 「うぁー! れみりゃのえれがんとなおかおがぁー!」 「ふぅ~これでもうだいじょーぶ、これもしんこうのおかげです☆」 ベリベリとトリモチから離れた影響で、下膨れをヒリヒリ赤く染めて泣き回るれみりゃ。 一方、さなえは"しんこう"に感謝し、れみりゃにも"しんこう"を説こうとした。 が、れみりゃは"しんこう"どころでなく、ひとしきり泣き終わると同時に、力なく地面に落ちてしまった。 「……う~~~っ」 「もりゃ?」 さなえは、オロオロしながらも、どうしたのかとれみりゃに問う。 弱りきった様子で、れみりゃはボソボソ口を開いた。 「ふんふん、おなかがすいてるんですね?」 れみりゃは、何時間も前にトリモチに捕まってしまい、 そのまま暴れたり泣いたりするうちに、エネルギーを使い果たしてしまったらしい。 そんなれみりゃに対して、さなえは太陽の如きまぶしい笑顔を向けた。 「しんこうすればだいじょーぶ☆」 「うー?」 怪訝がる、れみりゃ。 さなえは、そんなれみりゃの前で、"えーい"と奇跡を起こす呪文を唱える。 「ゆっくり☆びっくり☆みらくる~みらくる~☆」 「うぁ?」 実際のところ、それは奇跡を起こす呪文などではなく、 あくまでさなえ自身にとっての雰囲気作り的なところが大きかった。 だが、事実がどうあれ、さなえにとって、それは間違いなく信仰の奇跡を起こす呪文なのだ。 ある意味では、れみりゃ種の"のうさつ☆だんす"や"かりしゅま☆しんぽう"に通じるだろう。 「はい、どーぞ☆」 呪文を唱え終わったさなえは、疲れ果てたれみりゃを抱え上げて、 自らの柔らかなほっぺたに噛み付くように促した。 当初は、警戒していたれみりゃも、 捕食種の本能と空腹には勝てず、がぶりとさなえの頬に牙を突き立て、中身をチューチュー吸い上げる。 「うー♪ あまあまー♪」 さなえの"あまあま"は、今まで食べたこともない、とってもジューシーでフルーティーな味がした。 その初めて体験する美味に、れみりゃは感嘆の声をあげる。 それは、まさしく疲れを吹き飛ばすほどの味だった。 元気を取り戻すれみりゃを見て、痛みに耐えてうっすら涙を浮かべながらも、さなえは微笑んでいた。 これできっと、このゆっくりも"しんこう"をしてくれるようになるだろう……さなえはそんな青写真を描いていた。 「よかったですぅー、じゃあそろそろ……」 「うーうー♪ うまうま♪」 「も、もりゃ!?」 いくら献身の心が強くとも、いつまでも食べられていてはかなわない。 さなえは、れみりゃにそろそろ離れて欲しいと頼むが、れみりゃは一心不乱にさなえを吸い続けてしまう。 「うぁうぁ☆ふるーちゅふるーちゅ♪」 「もりゃー! もう、やめてぇー!」 流石に、さなえも恐怖を感じ出し、れみりゃに対して抵抗を試みる。 だが、れみりゃの牙はしっかり頬に突き刺さり、離れそうにない。 また、体こそさなえの方が大きかったが、体力を取り戻したれみりゃの力は、さなえよりもずっと強かった。 「うー! たーべちゃうぞぉー♪」 「やだやだぁー! やめてぇーやめてくださいぃー!」 おうちへ帰りたいと涙ぐむさなえをよそに、れみりゃはとんでもないことを言い出した。 「うっうー♪ まんまぁーにもふるーちゅ♪」 「もりゃー!?」 さなえの頬から牙を抜く、れみりゃ。 けれど、さなえがホッとするより早く、れみりゃはさなえの襟を咥えて、さなえを宙に持ち上げ始める。 「おぜうさまたるもの、ごおんはわすれないんだぞぉ~♪ さなえはーれみりゃとまんまぁーといっしょにくらすぞぉ~♪」 れみりゃは、さなえを自分の巣まで運ぼうとしていた。 そして、そこで母親と一緒に、さなえの味を堪能しようと考えたのだ。 しかも悪いことに、このれみりゃは幼く我侭であるにも関わらず、さなえに対してキッチリ恩義を感じていた。 故に、"かりしゅまおぜうさま"な自分達と優雅に暮らす特権を与えるのだと、勝手に話を進めてしまっていた。 れみりゃに咥えられ、動けぬまま空中を漂う、さなえ。 多くの人は、こういう時こそ神への祈りを捧げるのかもしれない。 しかし、気づくとさなえは、信仰でも奇跡でもなく、ただ自分にとってかけがえの無い存在を呼んでいた。 力の限り、大事な家族の名前を……。 「うぁーん! かなちゃーん! すぅーちゃーん! たすけてぇー!」 だが、さなえの叫びは、夕焼け空に吸い込まれて、むなしく消えていく。 必死に呼んだ助けが、さなえの下に来ることは無かった。 何故なら…… 「ゆぅー! ついにはんにんをみつけたよ!」 「かえしてね! まりさのごはんをかえしてね!」 「むっきゅー! げんこうはんたいほなのよ!」 さなえが助けを求めた相手、さなえが"しんこう"を集めて助けてあげようとした相手は、 とあるゆっくりの巣で、食べ物を奪われた大勢のゆっくり達に囲まれ、今まさに袋叩きにされようとしていた。 怒るゆっくり達の中心にいたのは、2匹のゆっくり。 盗み出そうとした食べ物を口に咥えた、ゆっくりかなこと、ゆっくりすわこだった。 この2匹のゆっくりと、さなえは、一緒に暮らす家族だった。 けれど、この3匹のゆっくりは、最近この山に移ってきたばかりで、冬を間近にして勝手がわからないでいた。 そこでさなえは、ゆっくり達の"しんこう"を集めて結果的に好意の形で庇護を得ようと考えた。 これは、前に住んでいた山で行っていたことでもあった。 けれど、さなえよりずっと長く生きてきた、かなことすわこは知っていた。 所詮、ゆっくりから信仰によって得られる寄付や御布施など、たかが知れているということを。 現に、前に住んでいた山を引っ越すことになったのも、十分な信仰が集められなかったからに他ならない。 だから、さなえに悲しい思いをさせないためにも、 かなことすわこは、自分達が寄付を集めなければならないと考えた。 ……例え"ゆっくりできない"手段を使ってでも。 「さなえとゆっくりしたかったけっかがこれだよ……」 「けろ……」 ゆっくり達の怒りの津波を前にして、かなことすわこは瞼の裏に大好きなさなえの姿を浮かべた。 せめて、さなえにはゆっくり生きてもらいたいと……。 月明かりが照らす、森の外れの岩肌の隙間。 その奥からは、毎晩ゆっくり達の声が聞こえてきた。 「ゆっくり……びっくり……みらくるみらくるー……」 生気の薄れた瞳を虚ろに揺らし、さなえは今日も"しんこう"を説いていた。 ろくに言葉の通じぬ、頭や頬に噛み付いている捕食者たちに。 「うーうー、あかちゃんありがとぉー♪」 「う~♪ まんまぁーふるーちゅおいしぃー♪」 2匹のれみりゃは、親子だった。 子どもが持ち帰った珍しい味のゆっくりに、親子ともどもご満悦だ。 ジューシィーなフルーツの味を楽しみながら、れみりゃの親子は歌いだす。 さなえはその歌を聞きながら、大好きな家族のことを思い出しては微笑むのだった。 「「うーうーうぁうぁー♪ ゆっくりゆっくりぃー♪」」 「……ゆっくり……しんこう……していってね」 →BadEnd or Continue? 作者当てシリーズ* 作者当て企画参加作品 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/11995/1227272050/ このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/sihousi/pages/13.html
キャラクター一覧 ※がついて居るのは公式NPCです。 ア行 青神 心(あおがみ・こころ) 亜久里 花火(あぐり・はなび) アダム・ジブリール 熱海 翔牙(あつみ・しょうが) 熱海 翔希(あつみ・しょうき) アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ 雨田 稲女(あまだ・いなめ) 綾小路花ノ助(あやのこうじ・はなのすけ) アレクセイ・サジタリウス アルテイシア・ド・モラジアス アルド・ヘルシング 暗黒島 峰子(あんこくじま・みねこ) 幾月 命(いくつき・みこと) イツキ 海野 アリス(うみの・―) エル・ペテ・ヘドシェ カ行 カオナシ(かおなし) ※火神 暁彦(かがみ・あきひこ) ※火神 朱人(かがみ・あきひと) 火神 炎司(かがみ・えんじ) ※火神 辰彦(かがみ・たつひこ) 嘉神音 夜(かがみね・よる) 蔭山 俊(かげやま・しゅん) 蔭山 雪子(かげやま・ゆきこ) 風間 東司(かざま・とうじ) ※風間 風華(かざま・ふうか) ※ ばら撒く者 カタリ 金田 智恵(かねだ・ちえ) キャロ・ディ・ルーナ キョーコ 金髪の女性(きんぱつのじょせい) ※ 導く者 クイン ※九輝 白亜(くき・はくあ) ※九輝 光宗(くき・みつむね) 九頭 霞(くず・かすみ) グリゴリー・エフィモヴィチ・ラスプーチン ※ 見極める者 ゲンヤ 九尾 怜(ここのお・れい) サ行 撃ち貫く者 サジタリウス 真田 冴子(さなだ・さえこ) 真田 未砂子(さなだ・みさこ) 東雲 幻庵(しののめ・げんあん) 東雲 幻庵(初代)(しののめ・げんあん(初代)) 霜野 杏里(しもの・あんり) 氷野 澪(すがの・みお) 諏訪 現(すわ・うつつ) 世羅 嘉月(せら・かづき) 世羅 睦月(せら・むつき) 供江 景明(そなえ・かげあき) タ行 田子作(たごさく) 剣原 勇司(つるぎはら・ゆうじ) 藤志 京(とうし・きょう) 藤志 佐々(とうし・ささ) 刀厳齋(とうげんさい) 土橋 久音(どばし・ひさね) ナ行 ※流(ながれ) ※ 境界を歩む者 ナガレ ヌエ ネージュ・ジャン・ヴィンセント・オリヴィエ ハ行 白蓮 晃(はくれん・あかり) 葉降 風(はふり・ふう) 尾王 狐鈴(びおう・こりん) ※土方 尚也(ひじかた・しょうや) ※氷室 操(ひむろ・みさお) ※氷室 唯(ひむろ・ゆい) 平沢 晶(ひらさわ・あきら) 平沢 冷(ひらさわ・りょう) 百眼(ひゃくめ) ピーターパン フィリップス・ロンゴミアント ヘレーデ・ツェペシュ 牡丹=アッカーマン(ぼたん・―) ※穂村 幻弥(ほむら・げんや) 穂村 貴音(ほむら・たかね) マ行 御鏡 卿夜(みかがみ・きょうや) 御鏡 京也(みかがみ・けいや) ※御影 朔夜(みかげ・さくや) ※御影 陣(みかげ・じん) ※御影 巴(みかげ・ともえ) 三島 志雄(みしま・しお) ※“銀の始祖”瑞星(みずほ) 御剣 珠生(みつるぎ・たまき) 森崎 詠恋(もりさき・えいこ) ヤ行 ※夕塚 伊吹(ゆうづか・いぶき) 吉野川 諏訪湖(よしのがわ・すわこ) 吉光 未来(よしみつ・みく) 夜を統べる者 ヨル ラ行 雷鳥寺 灯(らいちょうじ・あかり) ルーチェ・クォーレ 澪仙・狹閒・ヴァルケンハイン(れいせん・はざま・―) ロコ・アラーニャ ワ行
https://w.atwiki.jp/vip_mariokart/
VIP一の昇進正面イケメンすわこは神 suwako is GOD 広告削除(2013年8月15日超会議当日朝) ga お先真っ暗(以下だけに)(16 32) ブログはじめました!!http //d.hatena.ne.jp/vip-de-marika/ 復活しました → http //vanip.at-ninja.jp/index.html チャット 移転しました!!→ http //vipmarikau.chatx.whocares.jp/ ※TOPロゴ募集しています※ http //vipmariokart.1616bbs.com/bbs/ 画像うpロダ借りたのでここにご自由にどうぞ(設置してくれた方に感謝!) 大きさの目安は幅800px、高さ100pxです。大きいとはみ出てしまいます。 ←制限無しになりました、だけどできれば横長で! 現在の量産作。ありがとう! VIPでマリオカートWii Wikiへようこそ! ここはVIPでまったりとマリオカートWiiを嗜むためのWikiです 初心者さん、新規さん大歓迎!とにかく楽しくやっていきましょう 苦情・要望・意見・賞賛はVIPスレやチャット、またはコメント欄へ まずはこちらをご覧ください マリカVIPについて 関連リンク 現行スレ マリオカートWiiやろうぜ!!!!!http //yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1268499704/ |BGCOLOR(#999999) COLOR(#fff) チャット|マリオカートWii in VIP http //vipmarikau.chatx.whocares.jp/|http //vipmarika.chatx2.whocares.jp/ 旧VIPマリカwiki VIPでマリオカート Wiki*http //wikiwiki.jp/vipmarika/ 攻略まとめwiki マリオカートWii攻略まとめ@wikihttp //www40.atwiki.jp/mariokart_wii/ 実はここらでVIPマリカーのメンツでのQMADS2対戦やポケモントークもしてたり http //6709.teacup.com/mariowiichatvip/chat 今後の課題 ①画像を多く使用し、より見やすいページ作り 画像を使ったページ作りができておりません・・・何か案があればお願いします。 ②サイトの看板となるロゴの作成(募集中です、気軽にお願いします) みなさんのおかげで1日でたくさんのロゴを作って頂きました。感謝しています。 順番に使っていこうと思います。まだまだ募集中です! みなさんの意見を取り入れ、内容を充実させていきたいです 最終更新 0000-00-00 00 00 00 更新履歴 左メニューに更新履歴はあっても、そのページのどこが更新されたんだよ!って人のため簡単に内容も書き記しておきます。 2012/01/17 名簿 はりまの画像追加,まるまるの紹介文追加,ほてる君追加 2011/08/27 名簿の紹介文を追加(ホモ) 2011/08/25 名簿2人追加 最近参加者が多いため、順次追加予定 2011/08/12 名簿の紹介文追加(3人) 2011/06/13 用語集に三重テレビ追加 名簿に1人追加 7~8人の紹介文編集 2011/06/14 3人のフレコ追加
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1858.html
『奇跡を信じて』 秋も暮れ始めた山奥の森で、2匹のゆっくりが毒づいていた。 「ちきしょー! どいつもこいつも"おりきゃら、おりきゃら"ってよぉ!?」 「ほんとさぁー、ほうじょーのゆっくりなめんな!ってはなしだよなぁ、あねきぃー」 ゆっくりらしからぬ言葉で悪態をつく2匹。 だが、この2匹とて、最初からこうだったわけではない。 そして、この2匹に特別な落ち度があったわけでもない。 ……強いて言うならば、時代か。 時代の趨勢が、この2匹をゆっくりさせないでいた。 「「ほんとやってられんわぁー」」 が、2匹が声をあわせて溜息をついたその時だった。 2匹の下に、聞き慣れぬ声が届いた。 「ゆっくりしんこうしていってね」 「「ゆゆっ!?」」 突然の声に、振り向いて身を強張らせる、2匹のゆっくり。 そこには、最近この山に移住してきた1匹のゆっくりが立っていた。 緑色の髪と、ふくよかな下膨れ顔。 その下には、一部の捕食種などと同じく胴体がついており、白と青を基調とした巫女服を着ている。 そのゆっくりは、自らのことを"さなえ"と呼んだ。 「ぬすみぎきたぁー、しゅみがわるいのぉー」 「じょーちゃんはかわええのぉー……きっとみんなからチヤホヤされとるんやろうなぁー?」 さなえは、端から見ても可愛らしく、その佇まいはゆっくりしていた。 それが、荒んだ2匹のゆっくりの心をささくれ立たせる。 一方、当のさなえはといえば、思いがけぬ言葉を、2匹のゆっくりに投げかけるのだった。 「しんこうすれば、だいじょーぶ!」 信仰……そう言うと、さなえはどこからか画用紙とクレヨンを取り出した。 「ゆっくり☆びっくり☆みらくる~みらくる~☆」 画用紙を前に、歌とも呪文ともつかぬ文言を唱えだす、さなえ。 そのトランスしたともいえる様子に、2匹のゆっくりは唖然とする。 一方さなえは、クレヨンをグーで握って、画用紙の上に何やら文字を書いていった。 そして1分後、さなえは満足そうに「ふぅー」と息を吐き、2枚の画用紙を頭上に掲げた。 「はい☆できましたぁー!」 さなえの掲げた画用紙。 そこには、"しずは""みのりこ"と幼い平仮名で書かれていた。 「「おおっ!」」 その紙を見て、反射的に叫ぶ2匹のゆっくり。 なるほど、この紙を持っていれば、この紙を掲げれば、 きっともう誰も"おりきゃら"等と呼ばなくなるに違いない。 「そう、そうよ……わたしたちは"おりきゃら"なんかじゃない……」 「そうだよ、おねぇーちゃん……わたしたちは……」 2匹のゆっくりは、さなえから名前の書かれた画用紙を受け取り、しきりに感謝を繰り返す。 その表情は柔和で喜びに満ちており、さきほどまの毒は嘘のように消えていた。 そんな2匹のゆっくりの姿を見て、さなえもまた顔をほころばせるのだった。 「これぞ、しんこうのきせきです☆」 それから、さなえは多くのゆっくりを助けていった。 くぼみに落ちて泣いていた赤ちゃんれいむを、救出してあげた。 風に飛ばされ木の枝に引っかかってしまった帽子を、まりさに返してあげた。 病気で苦しむぱちゅりーの子どものために、山に生えている薬草を取って来てあげた。 そして、その度に、さなえは"しんこう"の素晴らしさを説いていった。 ゆっくり達は、さなえに感謝した。 そして、難しいことはよくわからなかったが、 とにかく"しんこう"はゆっくり出来るものらしいと認識するのだった。 ……しかし。 数日後、ゆっくり達は"しんこう"などどうでもよくなるほどの衝撃を受ける。 巣を留守にしていた間に、何者かによって、備蓄していた食料が半分以上奪われていたのだ。 「ゆぅーー!? どぉーしてぇーー!!」 山奥のゆっくり達が悲鳴を上げて混乱する一方で、 ふもとの里山から、さなえの楽しげな歌が聞こえてきた。 「み~み~みらくる~☆しんこ~しんこ~☆」 さなえは、リズムにのって体をゆらしながら、里の道を歩いていく。 今日は、山を降りて、里山のゆっくりや人間達に"しんこう"を説こうと思っていた。 一人で里山まで遠出するのは心細さもあったが、 それ以上に、頑張って信仰を広めなければならない理由が、さなえにはあった。 「うー! うーうー!」 「もりゃ?」 さなえは、どこからか聞こえてきた声に足を止め、ふと周囲を見回す。 すると、道の傍ら、人間が作った畑の隅で、罠にかかっているゆっくりがいた。 それは、胴体無しのゆっくりれみりゃだった。 羽を除いた顔の大きさは、30~40cm程。 まだ大人になりきっていない子どものれみりゃが、目に涙を浮かべて、地ベタでパタパタ羽を動かして足掻いている。 「なにか、おこまりですか?」 「う、うーうー!」 近づくさなえの姿を見て、れみりゃは顔に希望を灯らせた。 見ると、れみりゃは農家の人が仕掛けたトリモチの罠に捕らわれていた。 「うぁーうぁー! たすけてぇー!」 必死に懇願するれみりゃの頼みを、さなえは快く引き受ける。 トリモチに注意しながら、れみりゃの顔を引っ張る、さなえ。 「うーんしょ、うーんしょ!」 「う~~! いたいーいたいー!!」 引っ張られ、びよーんと伸びるれみりゃの下膨れ。 痛みで号泣する寸前、どうにかれみりゃの体はトリモチから逃れることが出来た。 「うぁー! れみりゃのえれがんとなおかおがぁー!」 「ふぅ~これでもうだいじょーぶ、これもしんこうのおかげです☆」 ベリベリとトリモチから離れた影響で、下膨れをヒリヒリ赤く染めて泣き回るれみりゃ。 一方、さなえは"しんこう"に感謝し、れみりゃにも"しんこう"を説こうとした。 が、れみりゃは"しんこう"どころでなく、ひとしきり泣き終わると同時に、力なく地面に落ちてしまった。 「……う~~~っ」 「もりゃ?」 さなえは、オロオロしながらも、どうしたのかとれみりゃに問う。 弱りきった様子で、れみりゃはボソボソ口を開いた。 「ふんふん、おなかがすいてるんですね?」 れみりゃは、何時間も前にトリモチに捕まってしまい、 そのまま暴れたり泣いたりするうちに、エネルギーを使い果たしてしまったらしい。 そんなれみりゃに対して、さなえは太陽の如きまぶしい笑顔を向けた。 「しんこうすればだいじょーぶ☆」 「うー?」 怪訝がる、れみりゃ。 さなえは、そんなれみりゃの前で、"えーい"と奇跡を起こす呪文を唱える。 「ゆっくり☆びっくり☆みらくる~みらくる~☆」 「うぁ?」 実際のところ、それは奇跡を起こす呪文などではなく、 あくまでさなえ自身にとっての雰囲気作り的なところが大きかった。 だが、事実がどうあれ、さなえにとって、それは間違いなく信仰の奇跡を起こす呪文なのだ。 ある意味では、れみりゃ種の"のうさつ☆だんす"や"かりしゅま☆しんぽう"に通じるだろう。 「はい、どーぞ☆」 呪文を唱え終わったさなえは、疲れ果てたれみりゃを抱え上げて、 自らの柔らかなほっぺたに噛み付くように促した。 当初は、警戒していたれみりゃも、 捕食種の本能と空腹には勝てず、がぶりとさなえの頬に牙を突き立て、中身をチューチュー吸い上げる。 「うー♪ あまあまー♪」 さなえの"あまあま"は、今まで食べたこともない、とってもジューシーでフルーティーな味がした。 その初めて体験する美味に、れみりゃは感嘆の声をあげる。 それは、まさしく疲れを吹き飛ばすほどの味だった。 元気を取り戻すれみりゃを見て、痛みに耐えてうっすら涙を浮かべながらも、さなえは微笑んでいた。 これできっと、このゆっくりも"しんこう"をしてくれるようになるだろう……さなえはそんな青写真を描いていた。 「よかったですぅー、じゃあそろそろ……」 「うーうー♪ うまうま♪」 「も、もりゃ!?」 いくら献身の心が強くとも、いつまでも食べられていてはかなわない。 さなえは、れみりゃにそろそろ離れて欲しいと頼むが、れみりゃは一心不乱にさなえを吸い続けてしまう。 「うぁうぁ☆ふるーちゅふるーちゅ♪」 「もりゃー! もう、やめてぇー!」 流石に、さなえも恐怖を感じ出し、れみりゃに対して抵抗を試みる。 だが、れみりゃの牙はしっかり頬に突き刺さり、離れそうにない。 また、体こそさなえの方が大きかったが、体力を取り戻したれみりゃの力は、さなえよりもずっと強かった。 「うー! たーべちゃうぞぉー♪」 「やだやだぁー! やめてぇーやめてくださいぃー!」 おうちへ帰りたいと涙ぐむさなえをよそに、れみりゃはとんでもないことを言い出した。 「うっうー♪ まんまぁーにもふるーちゅ♪」 「もりゃー!?」 さなえの頬から牙を抜く、れみりゃ。 けれど、さなえがホッとするより早く、れみりゃはさなえの襟を咥えて、さなえを宙に持ち上げ始める。 「おぜうさまたるもの、ごおんはわすれないんだぞぉ~♪ さなえはーれみりゃとまんまぁーといっしょにくらすぞぉ~♪」 れみりゃは、さなえを自分の巣まで運ぼうとしていた。 そして、そこで母親と一緒に、さなえの味を堪能しようと考えたのだ。 しかも悪いことに、このれみりゃは幼く我侭であるにも関わらず、さなえに対してキッチリ恩義を感じていた。 故に、"かりしゅまおぜうさま"な自分達と優雅に暮らす特権を与えるのだと、勝手に話を進めてしまっていた。 れみりゃに咥えられ、動けぬまま空中を漂う、さなえ。 多くの人は、こういう時こそ神への祈りを捧げるのかもしれない。 しかし、気づくとさなえは、信仰でも奇跡でもなく、ただ自分にとってかけがえの無い存在を呼んでいた。 力の限り、大事な家族の名前を……。 「うぁーん! かなちゃーん! すぅーちゃーん! たすけてぇー!」 だが、さなえの叫びは、夕焼け空に吸い込まれて、むなしく消えていく。 必死に呼んだ助けが、さなえの下に来ることは無かった。 何故なら…… 「ゆぅー! ついにはんにんをみつけたよ!」 「かえしてね! まりさのごはんをかえしてね!」 「むっきゅー! げんこうはんたいほなのよ!」 さなえが助けを求めた相手、さなえが"しんこう"を集めて助けてあげようとした相手は、 とあるゆっくりの巣で、食べ物を奪われた大勢のゆっくり達に囲まれ、今まさに袋叩きにされようとしていた。 怒るゆっくり達の中心にいたのは、2匹のゆっくり。 盗み出そうとした食べ物を口に咥えた、ゆっくりかなこと、ゆっくりすわこだった。 この2匹のゆっくりと、さなえは、一緒に暮らす家族だった。 けれど、この3匹のゆっくりは、最近この山に移ってきたばかりで、冬を間近にして勝手がわからないでいた。 そこでさなえは、ゆっくり達の"しんこう"を集めて結果的に好意の形で庇護を得ようと考えた。 これは、前に住んでいた山で行っていたことでもあった。 けれど、さなえよりずっと長く生きてきた、かなことすわこは知っていた。 所詮、ゆっくりから信仰によって得られる寄付や御布施など、たかが知れているということを。 現に、前に住んでいた山を引っ越すことになったのも、十分な信仰が集められなかったからに他ならない。 だから、さなえに悲しい思いをさせないためにも、 かなことすわこは、自分達が寄付を集めなければならないと考えた。 ……例え"ゆっくりできない"手段を使ってでも。 「さなえとゆっくりしたかったけっかがこれだよ……」 「けろ……」 ゆっくり達の怒りの津波を前にして、かなことすわこは瞼の裏に大好きなさなえの姿を浮かべた。 せめて、さなえにはゆっくり生きてもらいたいと……。 月明かりが照らす、森の外れの岩肌の隙間。 その奥からは、毎晩ゆっくり達の声が聞こえてきた。 「ゆっくり……びっくり……みらくるみらくるー……」 生気の薄れた瞳を虚ろに揺らし、さなえは今日も"しんこう"を説いていた。 ろくに言葉の通じぬ、頭や頬に噛み付いている捕食者たちに。 「うーうー、あかちゃんありがとぉー♪」 「う~♪ まんまぁーふるーちゅおいしぃー♪」 2匹のれみりゃは、親子だった。 子どもが持ち帰った珍しい味のゆっくりに、親子ともどもご満悦だ。 ジューシィーなフルーツの味を楽しみながら、れみりゃの親子は歌いだす。 さなえはその歌を聞きながら、大好きな家族のことを思い出しては微笑むのだった。 「「うーうーうぁうぁー♪ ゆっくりゆっくりぃー♪」」 「……ゆっくり……しんこう……していってね」 →BadEnd or Continue? 作者当てシリーズ* 作者当て企画参加作品 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/11995/1227272050/ このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/syuzo/pages/35.html
食べ物・松岡に関する名前ばかりです 変えた場合、横に・お願いします 主人公キャラ 白米霊夢(はくまい れいむ) 霧雨松岡(きりさめ まつおか) 東方紅魔郷 ~ the Embodiment of Scarlet Devil. シューミア 大炎妖精(だいえんのようせい) 松岡⑨造(アチィルノ) 紅美鈴 小熱苦魔(こあつくま) パシュリー・UNOーレッゾウ 十六夜築根(いざよい つくね) レミリア・シュガーレット フランドール・シュガーレット 東方溶々夢 ~ Perfect heat of Matsuoka レティ・ホワイトロック 賃(ちん) アリス・マツオガトロイド リリーホワイト ルナサ・プリズムリバー メルラン・プリズムリバー リリカ・プリズムリバー 魂魄溶夢(こんぱく ようむ) 呼称:あは~ん 西行寺幽々子(さいぎょうじ ゆゆこ) 焼喪炎(やくも えん) 呼称:えんしゃま 、修パテンコー 焼喪蜆(やくも しじみ) 東方萃夢想 ~ Immaterial and Missing Power. 伊吹西瓜(いぶき すいか) 呼称:西瓜、神主 東方炎夜抄 ~ Imperishable fire. リグル・ファイトバグ(Wriggle Nightbug) 呼称:G、男の子、リグルきゅん ミスティア・ローレライ(Mystia Lorelei) 呼称:焼き鳥 上白沢慧音(かみしらさわ けいね) 呼称:けーね、キモけーね ※Exの場合 因幡エゐ(いなば えゐ) 呼称:1,2,3、エイッ! 冷静・プロテイン・ハイバー(れいせん・プロテイン・はいばー) 呼称:プロテイン、ハイバー、熱血ホイホイ、座薬(あはぁ~ん) 八意炎琳(やごころ えいりん) 呼称:えーりん 蓬莱火山熱帯夜(ほうらいかざん ねったいや) 藤原妹紅(ふじわらの もこう) 東方火炎塚 ~ Phantasmagoria of Fire View. メディスン・メラメランコリー(Medicine Melancholy)呼称:メディ、メランコ 風見修香(かざみ しゅうか)呼称:ドS、しゅうかりん 小野塚小町(おのづか こまち) 四季炎姫・ヤマザナドゥ(しきえんき・Yamaxanadu) 呼称:えん様 東方文花帖 ~ Shoot the Bullet. 一生懸命丸文(いっしょうけんめいまる あや) 東方熱風神録~ MAtsuoka of Faith. 秋蜆(あき しじみ) 秋穣米(あき みのりこめ) 呼称:米 蟹山雛(かにやま ひな) 呼称 厄蟹 河城ニトロ(かわしろ にとろ) 犬走椛(いぬばしり もみじ) 呼称:犬パシリ 、わんこ 馬耳東風谷早苗(ばじとうふうこ さなえ) 呼称:馬耳さん、2Pカラー、青テニスプレイヤー、ルイージ、フルーツ(笑) 八坂神奈子(やさか かなこ) 呼称: 洩矢諏訪子(もりや すわこ) 呼称:イワナ=ミナラッテ=ミケロちゃん 東方緋想天 ~ Scarlet Weather Rhapsody. 永江衣玖(ながえ いく) 呼称:衣玖さん、サタデーナイトフィーバー、フィーバー 比那名居天子(ひななゐ てんし) 呼称:てんし様、てんこ 東方賃霊殿~ Subterranean Animism.} キスメ (きすめ) 呼称 桶子 黒谷ヤマメ (くろだに やまめ) 水橋パルスィ (みずはし・Parsee) 星熊勇儀(ほしぐま ゆうぎ) 呼称 オニオンリング 火焔猫燐(かえんびょう りん) 古明地さとり(こめいじ さとり) 霊烏路空(れいうじ うつほ) 呼称:おしゅう 古明地こいし(こめいじ こいし)
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/933.html
話、お話、昔の話 昔、お話、昔の話 話、お話、多くの話 昔、お話、遠くの話 話、お話、昔の話 南アフリカ、昔の話 高い木一本立っていた そこに三匹住んでいた 住んでいるのはみすちー親子 母が一匹、子が二匹 今日も留まって鳴いていた 木の巣で留まって子守歌 「おちびちゃん 今日も元気でちんちんちー 大きく育ってちんちんちー」 そこへちぇんがやってきて 舌なめずりしてこう聞いた 「何しているの、みすちーさん その歌いったい何の歌?」 「一人前になるように 太く大きくなるように 歌っているのよ ちんちんちー」 「子供は何匹いるんだよー」 「ちーちーちーちー 二羽いるわー ちんちんちんちん 寝ているわー」 ちぇんはグルリと木を回り それからギロリとひとにらみ 「こっちは飢きんで空腹で そっちは二匹で幸福だ だからさ、それを分けてよね 一匹寄こせとわかってね」 理不尽極まる要求に 母は慌ててこう叫ぶ 「そんなことはできないわー どこかに去ってくださいなー」 「わかんないのー、このお馬鹿 足らない脳は鳥頭 ただの一つでいいんだよー それとも二匹がいいのかよー」 「お願い静かにしてちょうだい おちびちゃんたち起きちゃうわ」 「お願いさっさとそれちょうだい 子供が全部死んじゃうよー」 ちぇんは走ってジャンプする 木登りしようと見せかける ガウガウ、ガーガーほえかかり 襲う迫力見せつける 母みすちーはうろたえて とうとう一匹投げ落とす ちぇんはペロリと呑み込むと 再び母に声掛けた 「子供は何匹いるんだよー」 「ちーちーちーちー 一羽だけー ちんちんちんちん 寝ているわー」 悲しみ嘆くは母みすちー それでもちぇんはさらに言う 「それじゃあそれも寄こしてね ちぇんは腹ぺこわかるよねー わかることないお馬鹿なら お前も一緒に食っちゃうよ!」 ちぇんは走ってジャンプする 木登りしようと見せかける ガウガウ、ガーガーほえかかり 襲う迫力見せつける 母みすちーはうろたえて 残りの一匹投げ落とす ちぇんはペロリと呑み込むと さっさとそこから立ち去った 「ちんちんちー とても悲しい ちんちんちー」 悲しみ嘆くは母みすちー そこへ通るはきめぇ丸 胴付きゆっくりきめぇ丸 「どうしたのです、母みすちー」 「かくかくしかじか、ちんちんちー」 事情を聞いてうなずいた 理解、理解と首振った 「ちぇんは木には登れません そんな事例はございません 一杯食わされたのですね 二匹も食われたのですね それなら今度はわたくしが ちぇんをだますとしましょうか」 ある日、ちぇんは走ってた 必死の思いで走ってた 舌をだらりと垂らしつつ 汗をかきかき急いでた そこへ通るはきめぇ丸 飛びつつ、声掛け、身を案ず 「少し休めばいいのでは? そんなに急ぐと死にますよ」 「急がないと死んじゃうよー これから嵐が来るんだよー」 「それは大変 辛い、辛い 羽があったら楽なのに」 「確かにそうだよ、わかるよー うらやましいよ、飛びたいよー」 きめぇ丸はうなずいて 理解、理解と首振った 「それなら飛び方教えましょう 嵐の後に会いましょう」 約束通りまた会って きめぇ丸は念を押す 「それでは飛び方教えます 言うこと聞いてくださいね」 「わかっているよー、大丈夫 言うこと聞くよー、何でもね」 「ではまずそこの木のやにを 体の全部にお付けなさい」 言われた通りにちぇんはした ベタベタベトベトやに付けた 「空を飛ぶのって気持ち悪いー 帽子と頭がくっついたー」 「それは大変 不快、不快 それでもちょっとの辛抱です」 「わからないのがわかるよー これして何の意味あるのー?」 「ほらほら、こうしてわたくしが あなたに羽を付けるのです」 背中の羽を抜き取って ちぇんに付けるはきめぇ丸 ネコ饅頭のあちこちに カラスの黒羽貼りついた 「やったよ、やった、羽生えた! ちぇんも鳥の仲間だよー」 ちぇんは喜びその場を駆ける 尻尾や耳を上下する けれども空飛ぶ気配なく やがてプンプン怒り出す 「どういうことなの、飛んでない これじゃサギだよ、とんでもない」 「サギではなくてカラスです 飛ぶのはこれから覚えましょう」 ちぇんを抱えるきめぇ丸 強く羽ばたき急上昇 あんまり高く飛んだので 木はアリみたいに見えていた 「ここから飛び降り羽振って 飛ぶのを覚えてみるのです」 恐る恐る下を見て ちぇんは言葉が出なかった 「気が向きませんか? 怖い、怖い やめましょうかね、Fly high」 「何言ってんの、怖くない ちぇんはやるよ、飛んじゃうよー」 「じゃあ健闘を祈ります 飛んできなさい、どこまでも」 きめぇ丸は手を離す ちぇんは飛ぼうと身悶えた 尻尾を振って耳上下 体を揺らし尻回す けれでも飛ばず、ただ落ちる はがれる羽を尾に引いて わからないよ、の叫び声 おおおおおおお、と伸びていく そして地面に激突し 見るも無惨に四散した これを見届けきめぇ丸 愉快、愉快と首振って 事の次第をみすちーに 伝えに飛んでいったとさ 話、お話、昔の話 アイルランドの昔の話 昔、母親れいむいた お料理大好きれいむいた しんぐるまざーで頑張って 今日もお鍋を煮込んでた その時小人がやってきて 母親れいむにこう言った 「その鍋しっかり煮込んでる、あんたを見込んでお願いだ」 「できればやってあげるけど れいむに何の用事なの?」 「ちょっと家が欲しいんで おいらに作ってくれないか」 れいむのお家はそこらの洞穴 れいむは思った、そんな無茶な 「できればやってあげたいよ だけどれいむは作れない」 「それじゃあおいらに貸してくれ その鍋ちょっと貸してくれ」 小人は草と木の枝と たっぷり泥を取ってきて 放り入れたは鍋の中 たまげたことにぶち込んだ 「ちちんぷいぷい ちちんぷい」 あっという間に現れる 鍋の中から一軒家 小人は大きな家出すと 何と担いで立ち去った れいむは思った、なるほどと ああしてお家を作るのか 真似して集める草・木・泥 放り入れるは鍋の中 「ゆゆんゆぅゆぅ ゆゆんゆ~」 だけどもお家は飛び出ずに できたは悪夢のシチューだけ 「ゆゆーん、変だよ おかしいよ」 それから数日経った後 れいむはお鍋を煮込んでた またも小人がやってきて 母親れいむにこう言った 「その鍋しっかり煮込んでる、あんたを見込んでお願いだ」 「できればやってあげるけど れいむに何の用事なの?」 小人は連れの少年二人 れいむに見せてこう言った 「こいつら二人を一人にまとめ 一人前にしておくれ」 もちろんれいむは思った、無茶だ 当然すぐさま断った 「できればやってあげたいよ だけどれいむはできないよ」 「それじゃあおいらに貸してくれ その鍋ちょっと貸してくれ」 小人は二人の坊ちゃんを お鍋にぼちゃんとぶち込んだ 「ちちんぷいぷい ちちんぷい」 あっという間に現れる 鍋の中から美青年 小人は青年錬成すると そのままどこかに立ち去った れいむは思った、なるほどと ああして成長させるのか うちにも二匹おちびちゃん いるけどちょっと行儀が悪い せっかくだから一人前に 育ててみよう、作ってみよう そこで二匹を呼んできて 放り入れるは鍋の中 「ゆゆんゆぅゆぅ ゆゆんゆ~」 だけども何にも飛び出ずに できたはグロいスプラッタ 「ゆっゆっ? ゆげぇ?! ゆぅうぇええ!!」 れいむはとっても恐怖して 気持ちのままに走り出す 走って走って走って走る 逃げて逃げて逃げて逃げる 山のてっぺん着いたとき とうとう疲れてへたり込む そしたら後から登ってきたのは くだんの小人 なぜだか裸足 「やあこんにちは ところであんた、旅のお供はいらないかい?」 れいむは混乱してたので とんでもないと断った 「何していいのかわからない 何にも考えられないよ」 「気にしなさんな おいらはいつかきっとあんたの役に立つ」 こうして旅立つ二人の旅団 そうして繰り出す小人の提案 「近くの国の王様が 病気になって困ってる 不治の病で大変で 誰にも治せないんだと それで治せば褒美をやると 募集掛けてるとこなのさ さっそくあんたが医者やって いっちょ治してもうけよう」 「そんなの無理だよ、できないよ れいむはお医者じゃないんだよ」 「どうでもいいのさ、そんなこと 無用の心配、損の元 あんたは医者のふりしてりゃ 仕事はおいらがやってやる」 小人は勧める熱心に それじゃとれいむは承知した その城着くと門番が 「なんぞ用か」と、とどめ聞く 小人は言ったご丁寧 恭しくもご紹介 「ここにおわすは稀代の名医 鍋を使って何でも治す たとえいかなる難病だって 何秒かからず完治する」 「ヤブ医者ならば通しはせぬが ナベ医者ならばよろしかろう 何か要することあらば 遠慮などせず申されよ」 「王様現在どこにいる?」 「今は寝室、病に伏せる」 「それならそこに案内してさ お付きの人たちゃ出してくれ それから鍋に水入れて 火をかけ沸かしておいてくれ」 言われた通りに人払い 小人ごほんとせきばらい ぐつぐつ煮える鍋の横 ぐっすり眠る王様の 首をざっくりちょん切って 鍋にぼちゃんとぶち込んだ 「ちちんぷいぷい ちちんぷい」 そして取り出す王の首 見てるれいむはおっかなびっくり 元の通りに首載せた 途端に王様歌い出す 「すっかり全快 これは爽快 頭のつかえが取れたよう」 国中みんな大喜びで れいむと小人は大金持ち 金貨を背負った馬連れて れいむと小人は帰路に就く しばらくすると小人が言った 裸足の足出し痛がった 「歩って遅れる、ちと苦痛 買っておくれよ、一つ靴 おいらが欲しいはそれだけさ あとはあんたに全部やる」 れいむはとってもお金持ち だけどだからかケチになる ほんの銅貨の一枚きりも あげるのとっても惜しくなる れいむは言った 「だめだよ!」と そしたら消えた 皆全部 金貨も馬も小人さえ 消え去りみんないなくなる あとにはれいむが残るだけ 無一文のれいむだけ れいむは一匹とぼとぼと 家を目指して帰りゆく すると途中でうわさ聞く 別の国のうわさ聞く さっきの国の王様が なってた病と同じのに 別の国の王様も かかっているとのことだった やっぱり治せばたくさんの ご褒美もらえるのだそうだ (それじゃあれいむが治せるよ やり方見てて覚えたし) れいむはそちらのお城へと 目指す方向変えていく れいむのうわさは伝えられ 別の国でも有名で 名医のれいむはあっさりと 王様の命預かった 人払いした寝室で れいむは治療に取りかかる ぐつぐつ煮える鍋の横 ぐっすり眠る王様の 首をざっくりちょん切って 鍋にぼちゃんとぶち込んだ 「ゆゆんゆぅゆぅ ゆゆんゆ~」 だけど何にも起こらない 王様の首煮えるだけ 煮えた首を載せたけど 何にも起こる気配なし 「ゆゆーん、変だよ おかしいよ」 途方に暮れてるれいむの耳に トントン叩くドアの音 れいむ驚き慌てて叫ぶ 召使いに違いない! 「ちょっと待ってね! ゆっくりしてね!」 「何だ、どうにもつれないね 助けはさっぱりいらないかい? あんたのお供の小人がここに 登場したっていうのにさ」 れいむはドア開け、小人を入れる 「来てくれたんだね、うれしいよ」 「参上したてでさっそく聞くが どうしたんだい、この惨状」 れいむがこれまでのことを 説明するとうなずいた 王様の首をまた鍋へ 入れると呪文を唱え出す 「ちちんぷいぷい ちちんぷい」 元の通りに首載せた 途端に王様歌い出す 「すっかり全快 これは爽快 頭のつかえが取れたよう」 国中みんな大喜びで れいむと小人は大金持ち 金貨を背負った馬連れて れいむと小人は帰路に就く それほどせぬうち小人が言った 裸足の足出し痛がった 「歩って遅れる、ちと苦痛 買っておくれよ、一つ靴」 れいむは答える、「もちろんいいよ」 何も悩まずこう述べる 「お金だったら問題ないよ 欲しい分だけ持ってって 全部あげても全然いいよ れいむは何にもしてないし」 「あんたが前にもそれならさ 途中で見捨てなかったぜ それじゃあいよいよお別れだ 二度と会うこたないだろう 馬も金貨も持ってきな 全部あんたのものだしな」 さらりと消える小人の姿 煙のように消え去って 代わりに出てくる馬一頭 金貨を背負った馬一頭 二頭の馬を引き連れて れいむは家に帰り着く 「おかえりなさい!」と出迎える 二匹は自分の子供たち ことことぐつぐつ音するは いつもの煮込んだ鍋だとさ 話、お話、昔の話 昔、昔のドイツの話 ゆっくり村のゆっくりたちは みんな金持ちばっかりで けれども唯一貧乏な ゆっくりてゐがいたそうだ 誰もが牛を飼っていて てゐだけ何にも飼ってない あるときてゐは木を組んで 牛を作って呼び込むは 牛飼いやってるのうかりん 「ようやく子牛を買えたウサ だけどこいつは生まれた直後 まだ満足に歩けない だからちょっと牧場まで 抱いて運んでほしいウサ」 牛飼い了承、運んでみると その牛ずっと食べている 日が暮れ、帰るときになり それでも頭を垂れたまま (こんなに食うなら一人でも 帰れるくらいにゃなるっぺな) そんなことを考えて 牛飼い、子牛をそのままに 他の牛連れ立ち去った てゐは戸口に立っていて 自分の子牛を待っていた すると牛飼いやってきて 村を通るが子牛無し 「てゐの子牛はどうしたの? どこにも姿が見えないよ」 「あれならいまだに食ってるべ ほっといた方がいんじゃねか」 「何言ってんの、そりゃないよ ちゃんと連れて帰ってよ」 それで二人で牧場へと 行ってはみたけど 子牛無し 「ああほら言わないことじゃない 子牛が盗まれちゃったウサ」 それでてゐはのうかりん 村長のとこへ連れてった 村長ぱちゅりーこっぴどく 牛飼いしかって言い渡す 「子牛の代わりに牛一頭 あげてむっきゅり解決よ!」 てゐはようやく念願の 牛を手に入れご満悦 だけど飼い葉がないもので 結局始末するしかない かわいい牛はいなくなり 皮売りに行くしかなくなった 町へ向かったその最中 雨がポツポツ降ってきて やがてザーザー強くなる たまたま見かけた水車小屋 「一晩泊めて」と戸を叩く 粉ひきやってるすわこ種が 出迎え、寝床を指し示す お礼を言ってゆっくりてゐは ワラの上にて寝転がる そうこうするうち訪れた 新たな客人、戸を叩く すわこはやたらと歓迎し 招き入れるは巫女饅頭 緑の髪したさなえ種だ 「今日はだんなが留守なんで 二人でごちそう食べようね」 「それはちょっと悪いです でも常識にはアンチェイン」 どうやら浮気の相手らしい 仲むつまじく触れあった あれこれ並べる食べ物は 肉やら菓子やらワインやら (そんなに食べ物あるんなら ちょっとはくれてもいいウサに) てゐは腹ぺこだったので ちょっと腹が立ってきた そこへトントン戸を叩く 音が食事の邪魔をした どうやらだんなが帰宅の様子 「戸を開けとくれ」と声がした あわててすわこはごちそうを あちらこちらへ隠しおき さなえを突っ込む置戸棚 全部を全部隠し終え すわこはだんなをお出迎え 息を落ち着け戸を開ける 「やあただいま」とかなこ種が びしょぬれのままで中入り 「よっこらしょっ」と背に負った 柱を下ろしてくつろいだ ふっと目にしたワラの上 てゐ見てすわこに聞いてみる 「可哀想だしいいかなと 泊めてあげよう、ねえかなこ」 「何度も来られちゃ敵わんが 一晩だけならまあいいさ」 快くも了承し そしたらクゥとお腹鳴る 「飯にするかい 何がある?」 「パンしかないけどそれでいい?」 「この際何でも構わんさ ついでにそいつも呼んでやれ」 かなこはてゐに呼びかけた 「あんたも一緒に食べないかい」 すわこに言葉を挟ませず てゐはぴょんと跳びお相伴 一緒にパンを食い終えて 腹パンパンとはいかないが 一応空腹落ち着けて かなこはてゐに聞いてみる 「こういうときにはあんたがさ 何か話をするもんだけど あんたは何か知ってるかい? 楽しい話をしとくれよ」 「特に話はできないけれど 変わった特技があるんウサ」 「そりゃあ一体何なんだい?」 「てゐは占いできるウサ」 さっそくかなこがやらせてみると てゐはお耳をパタパタさせて そして一言つぶやいた 「ベッドの下に一瓶の 赤いワインがあるウサよ」 「何言ってんだい、そんなこと あったりなんかするもんか」 そう言い、そこを見てみると 言われた通りに酒あった そうして肉やら菓子やらと 次々てゐは占いを 続けてごちそう引き出した てゐとかなこは舌つづみ 鳴らしていたが一方で すわこは全く気が気じゃない 家じゅうのカギを一人持ち 布団の下でじっとする 「まだ占いはできるのかい?」 かなこの言葉に占い師 「大事なので占えない」 「そこを何とか占っとくれ」 そう言いせっつくかなこ種へ 「そんならどれだけ出すウサ」と てゐは吹っかけ金請求 大金の約束取り付けて てゐは再び耳振った 「ここには悪魔がいるウサね 場所はどうやら置戸棚」 「悪魔だなんてそりゃ大変 さっさと追いださないとねえ」 かなこは大戸を開け放つ すわこはカギをすぐ渡す てゐは戸棚を開けてやる さなえはさっさと飛び出した 「ありゃりゃまあまあ驚いた 確かに悪魔が飛んでった」 そうしててゐは大金を 手に入れ村へ帰宅した さて貧乏のはずのゆっくりが 大金持っていることに 村人みんな不審がり 村長はてゐを呼び出した 「どこでそんなに大金を 得たのかむっきゅり話しなさい」 「てゐは牛の生皮を 売ったらこんなになったウサ」 みんなそれ聞き、それならと 我も我もと牛殺し 皮をはぎ取り売りに行く 村長ぱちゅりー張り切って 鼻息荒くこう言った 「ぱちぇが先に売るからね みんなはむっきゅり後にして」 けれども期待は裏切られ 二束三文しかならない 後からやって来た者は 買い取りでさえ拒否された 村長・村人激怒して 即座に決定、てゐ死刑 穴だらけのタル用意され てゐはその中入れられる このまま川にぶち込んで ほんわかぱっぱ、ほんわかぱっぱ、土左衛門 最後のお祈り済ませよと 巫女が呼ばれてやってくる 村長・村人その場から お祈り時だけ立ち去った 「許されないのは誰ですか 神は全てを許します」 見ればその巫女見覚えあった いつかのなまぐさ巫女さなえ 「てゐが助けた、覚えてた? いつか開いた置戸棚」 借りと秘密を印籠に 黄門よろしく巫女脅す そこへ通るは羊飼い 羊の群れ追うまりさ種だ てゐはまりさが野心家で 村長志望と知っていた ニヤリと笑ったすぐ後で 必死の叫びを振りしぼる 「嫌だよ、嫌だ! 御免ウサ!」 「何が嫌だというんだぜ?」 計画通りにまりさ来る てゐは嘘泣きして言った 「このタルの中に入ったら 村長にすると言われたよ だけどてゐはそんなこと やりたくないから御免ウサ」 「それじゃあまりさが代わるのぜ 村長になってあげるのぜ」 そうしてまりさはタル入り てゐは羊と立ち去って さなえは祈りの終了を 村人に告げて帰路につく 村人行くとタル一つ フタ打ち付けてそこにある そんじゃま、やるかとゴロゴロと 転がし川にぶち込んだ みんなが村に帰ってみると ゆっくりてゐは何食わぬ 顔して羊の群れ連れる みんな驚き、わけ聞くと てゐはのんびりこう言った 「タルが沈んで川の底 着いたら草原広がって そこにたくさん羊いて いくらか連れて来たウサよ」 これ聞き、みんな喜々として 危機など感じず川へ行き のぞいた川面に映ったは モコモコ散った空の雲 それらを羊と思い込む 村長ぱちゅりー張り切って 鼻息荒くこう言った 「ぱちぇが先に行くからね みんなはむっきゅり後にして」 ドボンと飛び込む真っ先に それからみんなも後続く ドボンドボンと飛び込んで 一人残らず土左衛門 一人残ったゆっくりてゐは みんなの遺産を独り占め 村一番の貧乏は 大金持ちになったとさ 話、お話、昔の話 昔、昔のロシアの話 とある野原の真ん中に 転がってるのは首の骨 大きな馬の首の骨 そこへ来たのはちびれいむ ぽいんぽいんと跳ねてきた 骨を目にして立ち止まり 骨に言葉を掛けてみた 「お家よ、お家 だりぇかお家に住んでりゅの?」 答えはまったく返らない どうやら誰もいないよう ゆっくりぷれいす見つけたと れいむはそこに住みついた 次に来たのはゆっくりちぇん ちょこんちょこんと跳ねてきた 骨を目にして立ち止まり 骨に言葉を掛けてみた 「お家よ、お家 誰かお家に住んでるのー?」 「れいみゅがゆっくり住んでりゅよ そっちはだりぇだか教えてね」 「ちぇんは子猫のちぇんだよー」 「そりぇじゃ一緒にくりゃそうね!」 ちぇんは家の中入り 二匹で暮らすことにした 次に来たのはゆっくりみょん ひょいんひょいんと跳ねてきた 骨を目にして立ち止まり 骨に言葉を掛けてみた 「お家よ、お家 誰かお家に住んでるみょん?」 「れいみゅと子猫のちぇんいりゅよ そっちはだりぇだか教えてね」 「みょんは辻斬りみょんだみょん」 「そりぇじゃ一緒にくりゃそうね!」 みょんは家の中入り 三匹暮らすことにした 次に来たのはゆっくりありす ぴょこんぴょこんと跳ねてきた 骨を目にして立ち止まり 骨に言葉を掛けてみた 「お家よ、お家 誰かお家に住んでるの?」 「れいみゅと子猫のちぇんいるよ それから辻斬りみょんいるよ そっちはだりぇだか教えてね」 「ありすは都会派ありすなの」 「そりぇじゃ一緒にくりゃそうね!」 ありすは家の中入り 四匹暮らすことにした 次に来たのはゆっくりれみりゃ ぱたぱたぱたと羽で来た 骨を目にして立ち止まり 骨に言葉を掛けてみた 「お家よ、お家 誰かお家にいるのかど~?」 「れいみゅと子猫のちぇんいるよ 辻斬りみょんと都会派ありす 併せて四匹住んでりゅよ そっちはだりぇだか教えてね」 「れみりゃはお嬢様だどー」 「そりぇじゃ一緒にくりゃそうね!」 れみりゃは家の中入り 五匹で暮らすことにした 次に来たのはドスまりさ どすんどすんと跳ねてきた 骨を目にして立ち止まり 骨に言葉を掛けてみた 「お家よ、お家 誰かお家に住んでるの?」 「れいみゅと子猫のちぇんいるよ 辻斬りみょんと都会派ありす お嬢のれみりゃで五匹だよ そっちはだりぇだか教えてね」 「ドスはドスだよ こんにちは」 そうしてどすんと座った家は ぺちゃんとつぶれましたとさ 話、お話、昔の話 昔の韓国、昔の話 胴付きれみりゃが結婚し お婿に入っていったのは 柿の木生えたお菓子屋さん めーりんとさくやのお菓子屋さん そこで出されたシロップに れみりゃはとても驚いた イチゴの香りがとてもよく とろけるように甘かった さくやと初夜を迎えても 頭はそれでいっぱいで さくやに壺のある場所を 聞き出し即座に行ってみる 裸んぼうで向かう先 イチゴのシロップ、壺の中 見つけてすぐに両手を入れて むんずとつかむ多くのイチゴ 取り出し食おうとしたけれど つかえて出せない壺の口 振ったり蹴ったりしたけれど やっぱり出せない壺の口 片手でやれば取れるのに 二、三個ずつなら出せるのに れみりゃはそれには気づかない うんこらよっこら気張ってる とうとう疲れて諦めて シロップ飲もうと計画変更 お玉かスプーンを探したが シロップすくうはないらしい 頭がポカンの性してる れみりゃを救うはないらしい 壺は重くて持ち上げ不可で 抱えてあおるはありえぬ負荷だ そこで頭を突っ込んで 直接飲もうとやってみた 柔らか頭は中入り 成功するかに見えたけど シロップに届くその直前 誰かが近づく音がした ガタゴトする音聞きつけて やってきたのは母さくや 「誰かいるの?」と声掛けて どんどん近づきやってくる 慌ててれみりゃは逃げようと したけど頭が外れない すっぽりはまった壺頭 もがけどあがけどそのまんま どうにもならずに無理矢理に 重たい頭を被りつつ すっぽんぽんの壺頭 ふらふらよたつき逃げていく ぼたぼたシロップこぼしてく 少し遅れて母さくや 来たけど何にも起こってない 気のせいだったとほっとして くわえた棒を置こうとし まあ来たついでと、婿にやる 柿でも取ろうと庭に出た 当の婿たるれみりゃ氏は 追っ手の足音耳にして 慌てふためき木に登る 裸で登る壺頭 おぼろ月夜に浮かぶ様 奇妙奇天烈まか不思議 母のさくやが庭に行き 薄明かりの下、見上げれば 何とも大きな熟れた柿 重たく甘そうに生っている さっそくくわえた棒切れで 何度も何度も突くけれど いくらやっても落ちもせず しぶとくねばってしがみつく れみりゃ歯食いしばって耐えたけど やっぱり痛くてたまらない 声は漏らさずこらえたが 思わず漏らした生うんうん それ見て棒持つ母さくや 「あらあら、まあまあ」つぶやいた 「熟柿が裂けてしまったわ」 そうして家に入ったとさ 話、お話、昔の話 昔、昔の日本の話 昔、のんべのまりさいた お酒大好きまりさいた ご主人様のお使いの 途中でいつも飲んでいた 飲んではいつもグウグウいびき 注意されては飛び起きる 「これはいかんぜ、しくじったのぜ」 「早く行かんとしかられますよ」 おかみさんはせきたて送り出す いつものようにせきたてる 「急ぐぜ、速いぜ、遅いと死ぬぜ ご主人様は鬼なのぜ」 いつもそうして疾走まりさ いつもそうした粗相の連鎖 ある日いつもののんべのまりさ 飲んでグースカ昼寝した そこへ通るは四人の悪がき 食べているのは熟柿の甘柿 種を含んだ悪がき四人 酔って寝ているまりさを視認 「こいつは生意気、一斉射撃」 含んだ種を口から吹いた 種は頭に貼りついた まりさの頭にペトペトついた 気づかずまりさはグウグウ眠る やがておかみがせきたてて まりさは慌てて飛び起きた 「早く行かんとしかられますよ」 「これはいかんぜ、しくじったのぜ」 まりさは気づかず急いで跳ねる 頭の種に気づかず跳ねる やがて芽を出す柿の種 芽は出て、背が伸び、大きくなって 花咲き、実がなり、たわわになった 何がどうしてこうなったのか 何とも大変一大事 けれどもまりさは困らずに むしろ得意にこう言った 「おかみよ、おかみ、とくと見るのぜ この柿ゃ赤い、甘い柿のぜ 欲しい分だけあげるから あげた分だけ飲ますのぜ」 「はいはい、了解 それじゃちょうだい」 まりさはたっぷり飲んで眠った いつものように酔って眠った そこへ通るは四人の悪がき 甘柿食べてた例の悪がき 「何だこいつはふてぶてしい 頭に太い木 大いばり」 「切れ切れ、きれいにさっぱり切れよ」 「のこぎり、一切り、これっきり」 ギコギコ、ゴシゴシ切られる柿の木 グウグウ、スウスウ眠れる酔客 やがておかみがせきたてて まりさは慌てて飛び起きた 「早く行かんとしかられますよ」 「これはいかんぜ、しくじったのぜ」 まりさは気づかず急いで跳ねる 頭の切り株、気づかず跳ねる やがて切り株、成長株 そのままなどでは終わらない 生えるはキノコ、立派なキノコ 山ほど生えたヒラタケだ まりさはさっぱり困らずに 胸をそらしてこう言った 「おかみよ、おかみ、とくと見るのぜ このタケ、美味い、高いタケのぜ 欲しい分だけあげるから あげた分だけ飲ますのぜ」 「はいはい、了解 それじゃちょうだい」 まりさはたっぷり飲んで眠った いつものように酔って眠った そこへ通るは四人の悪がき 柿の木切った例の悪がき 「何だこいつはあきれたもんだ キノコ生やして眠ってやがら」 「饅頭なんかにゃもったいない 切り株掘って取っちまえ」 うんこら、よっこら、掘ってく作業 グースカ、グースカ、ほっとく気性 やがておかみがせきたてて まりさは慌てて飛び起きた 「早く行かんとしかられますよ」 「これはいかんぜ、しくじったのぜ」 まりさは気づかず急いで跳ねる 頭の穴に気づかず跳ねる やがて穴には雨が降る そして穴には水たまる さらになぜだかドジョウがわいた 何十何百ドジョウがわいた ジャブジャブ、ピチャピチャ水面跳ねて 活きがいいのを大表現 まりさはやっぱり困らずに 得意満面こう言った 「おかみよ、おかみ、とくと見るのぜ ドジョウがたくさん、売るだけあるのぜ 欲しい分だけあげるから あげた分だけ飲ますのぜ」 「はいはい、了解 それじゃちょうだい」 まりさはたっぷり飲んで眠った いつものように酔って眠った そこへ通るは四人の悪がき 頭を掘った例の悪がき 「何だこいつはどうにもならねえ」 「ほっておくしか、しかたがねえや」 そう言い、捨て置き立ち去った それこっきりでお終いだ こうしてまりさはいつものように お使い途中にいつも酔う ドジョウを売って、酔って、眠って 慌てて起きて、跳ねたとさ 話、お話、昔の話 昔、お話、昔の話 話、お話、多くの話 昔、お話、近くの話 これでおしまい どっとはらい!
https://w.atwiki.jp/asagaolabo/pages/5403.html
[GO²TOS] 【ゴートゥタマオンセン】 ※「²」が機種依存文字のため、wikiのページ表記は [GO2TOS] としています。 [GO²TOS] 収録作品 ロング版収録 関連リンク ポップンミュージック 解明リドルズで登場した東方Projectアレンジ楽曲。 担当キャラクターは霧雨魔理沙(LT-LT絵1P)。 「ネイティブフェイス」を原曲とする。 追加配信曲の1曲で、ULTIMATE MOBILEで配信された東方アレンジ曲のアルバム「BEMANI presents 東方 ULTIMATE WEAPON#?」で手掛けられた曲。 GO²TOS / 魂音泉 BPM 150 新難易度 EASY NORMAL HYPER EXTRA 11 25 38 46 ハイライト EASY NORMAL HYPER EXTRA 4 4 4 4 2015年の「BEMANI×東方」以来約6年ぶりとなる東方アルバムで、ULTIMATE MOBILEで2021年2月に配信された「BEMANI presents 東方 ULTIMATE WEAPON」からの出典。風神録のネイティブフェイスを原曲とするこの曲は、東方アレンジ界隈でも有数のラップサークル・ 魂音泉 (たまおんせん)によるものでアレンジ曲名のTOSはこのサークルを指す。リリース当時の社会情勢の影響からか、旅行をコンセプトにした歌詞の内容となっており、代表のCoroとAOによる複数人のアレンジ形式となっている。原曲のフレーズに相当する部分は「GO TOS Sensation」と叫んでいる部分などに使われている。 ハイパーは最初と最後に微ズレが絡むが、難易度にはあまり影響しない。最初と最後を中心に、このレベル帯では見かけにくい印象であった交互乱打が特徴的。それ以外でもスライドや3~4個の同時押し地帯があったりと、意外とバリエーションに富んだ譜面だったりするので、上達に役立つ譜面だ。EXは乱打に片手同時押しを絡めたり、後半の同時押し地帯が5~6個混じったりと取りこぼし・空BADを誘うような印象のある譜面だが、全体的に押しやすく仮にレベル45でも比較的簡単に感じることも。ラストの上段32分スライドがミスを誘いやすいが、それを加味しても易しい部類といえよう。 番号 5Buttons / EASY NORMAL HYPER EXTRA 1 2 3 4 【原曲に関して】「ネイティブフェイス」は、「東方風神録 ~ Mountain of Faith.」のEXTRAステージボスである、 洩矢 (もりや) 諏訪子 (すわこ)のテーマ曲として使われている。フェイスはfaith(信仰)ともface(顔)とも解釈することができるが、土着神の頂点である諏訪子であることを考えると、faithの方がニュアンス的に近いと思われる。イントロのピアノのアルペジオが印象的なスピード感のある曲だが、実際に鍵盤で演奏しようとすると「明るい曲調とは裏腹に、実は地獄のピアノ曲」と述べられているようにかなりの高難易度となる。 「TOS」は魂音泉のアルファベットによる略称でもある。 収録作品 AC版 ポップンミュージック 解明リドルズからの全作品 2021/12/02の追加配信で登場。 CS版 ロング版収録 BEMANI presents 東方 ULTIMATE WEAPON#? 関連リンク 東方Project 楽曲一覧/ポップンミュージック 解明リドルズ
https://w.atwiki.jp/touhoupuppetshow2/pages/238.html
特殊耐久力 此処で言う「特殊耐久力」は 純粋な種族値によるHPと特殊防御力の高さであり、実際の対戦での耐久力(倒れにくさ)とは必ずしも一致しないので注意。 あくまで、見かけ上でどの程度硬いかの指標程度のものだと思ってください。 特殊耐久力 見かけの特殊防御力の計算式 特殊耐久力ランキング 見かけの特殊防御力の計算式 下記ランキングで用いられてる耐久力は、努力値や性格による補正が無い場合の耐久力のランキングです。 ランキングで出てくる特耐係数は、以下の計算式で求めております。 (特耐係数)={(HP種族値)+75}×{(特防種族値)+20}/10000 (小数点第三位で四捨五入) ※10000で割っているのは単純に見やすくするためです 即ち、この値は、Lv50におけるカケラのHP・特防の個体値Vかつ、努力値・性格補正なしの値の比較になります 特殊耐久力ランキング 名前 タイプ 特耐係数 HP 特防 かぐや 然 理 39.90 210 120 Dゆゆこ 化 然 30.45 135 125 サラ 夢 - 30.10 140 120 るーこと 心 鋼 30.00 50 220 Tしんぎょく 神 炎 29.45 80 170 Dようせい 然 風 27.90 80 160 すいか 地 - 27.30 120 120 Dかぐや 然 水 27.00 150 100 えいりん 瘴 理 27.00 150 100 Dパルスィ 心 化 26.83 110 125 Dすわこ 神 水 26.83 110 125 Dみのりこ 然 - 26.33 120 115 しそ 幻 理 26.33 120 115 むげつ 暗 心 25.90 110 120 コンガラ 鋼 - 25.58 90 135 Dいく 風 - 25.38 100 125 せんだい 神 地 25.35 120 110 Dさとり 心 - 25.08 220 65 Dれいせん 心 - 24.80 85 135 サリエル 神 暗 24.80 80 140 Dひじり 理 - 24.75 150 90 Aパチェ 炎 水 24.30 60 160 Dパチェ 地 風 24.20 35 200 Dれいむ 神 夢 24.00 125 100 ゆかり 理 - 23.93 90 125 プリズムR 化 - 23.80 95 120 Hけいね 理 心 23.63 100 115 Dリグル 然 - 23.63 100 115 Dもこう 炎 - 23.40 120 100 こいし 心 夢 23.40 120 100 リリーW 心 - 23.40 120 100 ゆうか 然 - 23.40 120 100 マイ 氷 暗 23.25 80 130 スター 水 然 23.10 90 120 Dレティ 氷 地 22.95 95 115 アリスA 心 - 22.95 60 150 Dえいき 理 神 22.75 100 110 むらさ 水 化 22.75 100 110 Hらん 獣 理 22.50 105 105 おおなまず 風 地 22.50 150 80 パチュリー 理 - 22.48 70 135 Dむらさ 水 化 22.40 85 120 さなえ 神 風 22.28 90 115 べんべん 化 神 22.10 95 110 Dはたて 飛 理 21.60 105 100 Dてぃ 獣 心 21.60 105 100 Tとよひめ 地 水 21.45 90 110 Hミスティ 飛 - 21.45 90 110 せいじゃ 地 暗 21.45 90 110 キクリ 理 - 21.00 125 85 アリス 理 - 21.00 100 100 ルナサ 化 瘴 21.00 100 100 あきしまい 然 地 21.00 75 120 てんま 飛 地 20.93 80 115 Tひじり 理 神 20.93 80 115 ヤマメ 瘴 地 20.70 105 95 Dけいね 獣 地 20.48 120 85 かなこ 神 然 20.40 95 100 れいむ 神 飛 20.35 110 90 ひな 瘴 - 20.35 110 90 せいが 理 暗 20.30 70 120 Dサニー 炎 然 20.30 70 120 くるみ 暗 - 20.30 70 120 マガン 瘴 - 20.25 150 70 Hさくや 鋼 理 20.15 80 110 Tにとり 水 風 20.15 80 110 Hナズー 獣 心 20.15 80 110 メイリンA 夢 心 20.15 80 110 Tいちりん 夢 神 20.15 80 110 Hしずは 然 - 20.13 100 95 Tさとり 心 暗 20.13 100 95 メディスン 然 瘴 20.13 100 95 Aひな 瘴 - 20.13 100 95 Dゆうぎ 地 夢 19.95 115 85 アリスB 理 暗 19.80 90 100 ちゆり 理 水 19.80 90 100 Tふと 風 水 19.55 95 95 ユキ 炎 - 19.55 95 95 AリリーW 心 - 19.50 120 80 ユカリA 夢 幻 19.43 110 85 こころ 心 化 19.38 80 105 Dもみじ 獣 鋼 19.25 100 90 ときこ 飛 - 19.25 100 90 Tはたて 飛 理 19.25 100 90 Hこあくま 理 - 19.20 85 100 えいき 理 神 18.98 90 95 はたて 飛 理 18.75 75 105 Dしんぎょく 神 氷 18.60 80 100 Aにとり 水 風 18.60 80 100 Dめいりん 夢 - 18.50 110 80 ゆうぎ 地 - 18.50 110 80 Aゆゆこ 化 - 18.50 110 80 ありす 心 - 18.20 55 120 マミゾウ 獣 化 18.15 90 90 ユウカ 然 暗 18.15 90 90 カナ 化 - 18.15 90 90 こまち 水 - 18.15 90 90 みま 化 暗 18.15 90 90 りん 獣 炎 18.15 90 90 いく 風 - 18.15 90 90 Dレイラ 心 理 18.13 50 125 ゆゆこ 化 然 18.00 105 80 せきばんき 心 地 18.00 75 100 すくな 鋼 夢 17.85 95 85 さとり 心 - 17.85 95 85 Hレティ 氷 - 17.83 80 95 あや 飛 風 17.60 85 90 Tこがさ 化 - 17.58 110 75 Aもこう 炎 - 17.58 110 75 もこう 炎 - 17.55 120 70 きょうこ 獣 夢 17.55 120 70 ルーミア 暗 瘴 17.50 100 80 いちりん 夢 神 17.50 100 80 ことひめ 夢 心 17.50 100 80 Dレミリア 暗 - 17.40 70 100 にとり 水 風 17.40 70 100 Dてんし 地 - 17.33 90 85 Aこいし 心 夢 17.33 90 85 ビビット 炎 鋼 17.33 90 85 Hルナサ 化 瘴 17.33 90 85 Aれいむ 夢 飛 17.33 90 85 こがさ 化 - 17.20 140 60 しょう 神 風 17.05 80 90 Dゆかり 理 暗 17.05 80 90 Tさくや 鋼 理 17.05 80 90 けいね 理 鋼 17.05 80 90 パルスィ 心 暗 17.05 80 90 Tしょう 神 獣 17.05 80 90 キリサメ 風 理 17.05 80 90 レティA 氷 鋼 17.00 95 80 Dかなこ 神 地 16.65 110 70 ゴリアテ 理 鋼 16.65 110 70 Aえいりん 瘴 理 16.63 100 75 Aえいりん 瘴 理 16.63 100 75 キスメ 炎 水 16.50 75 90 Dようむ 化 鋼 16.50 90 80 Hスター 水 然 16.50 90 80 すわこ 水 神 16.50 90 80 Tさなえ 神 然 16.50 90 80 ぬえ 瘴 飛 16.50 90 80 Tぬえ 瘴 飛 16.50 90 80 Tゆうか 然 地 16.50 90 80 HリリーW 心 - 16.50 90 80 Aスター 水 然 16.50 90 80 みのりこ 然 - 16.50 90 80 Tルナ 風 然 16.50 75 90 Tアリス 理 - 16.28 80 85 Aらん 獣 理 16.28 80 85 Tゆかり 理 瘴 16.28 80 85 こあくま 理 - 16.20 60 100 Hえいりん 瘴 水 16.13 140 55 Tいく 風 - 16.00 85 80 ゆめこ 鋼 暗 16.00 85 80 Aみのりこ 然 地 16.00 85 80 ゆめみ 理 氷 16.00 85 80 みこ 神 心 16.00 85 80 Aメディ 然 瘴 15.95 70 90 レイセンA 心 理 15.95 70 90 とよひめ 地 水 15.68 90 75 ランA 獣 - 15.68 90 75 Tすいか 地 炎 15.68 90 75 Sメディ 然 瘴 15.60 55 100 Aかぐや 炎 地 15.60 120 60 Tパルスィ 心 瘴 15.50 80 80 Tれいせん 心 - 15.50 80 80 Aすわこ 鋼 地 15.50 80 80 Hリリカ 化 夢 15.50 80 80 さくや 鋼 理 15.50 80 80 ハクレイ 神 夢 15.50 80 80 Aさなえ 神 水 15.50 80 80 Hメルラン 化 心 15.50 80 80 Aアリス 理 - 15.50 80 80 Aかなこ 神 地 15.50 80 80 ふと 風 地 15.50 80 80 Aてぃ 獣 - 15.50 80 80 Sサリエル 暗 飛 15.50 80 80 ようせい 然 - 15.50 80 80 リグル 然 飛 15.30 95 70 Sこまち 水 - 15.20 85 75 レティ 氷 - 15.00 75 80 Sこがさ 化 - 15.00 75 80 Sしずは 然 地 15.00 75 80 ミスティア 飛 - 15.00 75 80 Aしょう 神 地 15.00 75 80 レイラ 理 化 15.00 50 100 とじこ 化 風 15.00 50 100 Aすいか 地 炎 14.88 100 65 Dいちりん 夢 神 14.85 90 70 ひじり 理 神 14.85 90 70 わかさぎ 水 - 14.85 90 70 ルイズ 心 - 14.85 90 70 Sこいし 心 夢 14.85 90 70 Aゆうか 然 - 14.85 90 70 てんし 地 - 14.73 80 75 チルノA 氷 鋼 14.73 80 75 れいせん 心 - 14.73 80 75 しずは 然 - 14.73 80 75 エレン 心 夢 14.63 120 55 よしか 瘴 夢 14.50 70 80 Aルナ 風 然 14.50 70 80 Aようせい 然 - 14.50 70 80 りか 鋼 暗 14.40 85 70 ようむ 化 鋼 14.40 85 70 Aけいね 獣 地 14.40 85 70 Tキスメ 炎 水 14.25 75 75 かせん 地 幻 14.25 75 75 レミリア 暗 飛 14.25 75 75 フェアリー 然 - 14.25 75 75 ナズーリン 獣 心 14.18 60 85 よりひめ 神 鋼 14.03 90 65 Dひな 瘴 - 13.95 80 70 Aむらさ 水 化 13.95 80 70 ミスティA 心 飛 13.95 80 70 チェンA 獣 - 13.95 80 70 モコウA 炎 夢 13.95 80 70 Aときこ 飛 - 13.95 80 70 らん 獣 理 13.95 80 70 Sルーミア 暗 瘴 13.95 80 70 Tメディ 然 瘴 13.95 80 70 エリー 鋼 - 13.95 80 70 Aこまち 水 鋼 13.95 80 70 リリカ 化 夢 13.50 75 70 ティA 獣 理 13.50 60 80 てぃ 獣 暗 13.50 75 70 Aまりさ 風 炎 13.50 75 70 Sリグル 然 風 13.50 75 70 Aレミリア 暗 飛 13.50 75 70 テンソク 鋼 炎 13.20 90 60 めいりん 夢 - 13.20 90 60 Sめいりん 夢 - 13.20 90 60 あきゅう 心 理 13.20 35 100 らいこ 風 幻 13.18 80 65 Aうつほ 炎 飛 13.18 80 65 フラン 暗 炎 13.13 50 85 Sまりさ 風 心 13.05 70 70 Sヤマメ 瘴 地 13.05 70 70 うつほ 炎 飛 13.05 70 70 エリス 暗 風 13.05 70 70 Aルーミア 暗 瘴 13.05 70 70 サニー 炎 然 13.05 70 70 Tヤマメ 瘴 地 13.05 70 70 メルラン 化 心 13.05 70 70 Sりん 獣 炎 13.05 70 70 Sようむ 化 鋼 12.80 85 60 Aぬえ 瘴 飛 12.75 75 65 Aてんし 地 - 12.75 75 65 Sうつほ 炎 飛 12.75 75 65 Aミスティ 飛 夢 12.75 75 65 Sフラン 暗 炎 12.50 50 80 しんき 暗 神 12.40 80 60 ちぇん 獣 - 12.40 80 60 やつはし 化 暗 12.40 80 60 しんぎょく 神 - 12.40 80 60 めいら 鋼 - 12.33 70 65 Aりん 獣 炎 12.33 70 65 Tちぇん 獣 風 12.33 70 65 Aちぇん 獣 - 12.33 70 65 Aゆうぎ 地 夢 12.25 100 50 Tナズー 獣 心 12.15 60 70 Tあや 飛 風 12.00 75 60 ルナ 風 然 11.90 65 65 まみぞう 獣 - 11.90 65 65 ようき 鋼 化 11.70 55 70 Sよりひめ 神 鋼 11.60 70 60 マリサA 風 - 11.60 70 60 AリリーB 暗 - 11.60 70 60 Sあや 飛 風 11.60 70 60 Aユウカ 然 飛 11.48 60 65 ついのみこ 幻 - 11.48 60 65 Tチルノ 氷 水 11.20 85 50 りんのすけ 鋼 夢 11.20 65 60 りかこ 理 飛 10.93 40 75 もみじ 獣 鋼 10.85 80 50 げんげつ 暗 飛 10.80 60 60 SリリーB 暗 - 10.80 60 60 Aフラン 暗 - 10.63 50 65 かげろう 獣 暗 10.13 60 55 リリーB 暗 飛 10.13 60 55 オレンジ 夢 - 9.90 255 10 Aサニー 炎 然 9.45 60 50 Sチルノ 氷 水 9.00 75 40 げんじぃ 地 飛 8.75 50 50 せいぢゃ 瘴 心 8.75 50 50 ぎょくと 心 - 8.13 50 45 こすず 夢 理 7.70 35 50 とり 飛 幻 7.35 30 50 チルノ 氷 飛 7.25 70 30 ミミちゃん 炎 鋼 6.25 50 30 ゾンビF 然 飛 4.56 1 40
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2731.html
『奇跡を信じて』 秋も暮れ始めた山奥の森で、2匹のゆっくりが毒づいていた。 「ちきしょー! どいつもこいつも"おりきゃら、おりきゃら"ってよぉ!?」 「ほんとさぁー、ほうじょーのゆっくりなめんな!ってはなしだよなぁ、あねきぃー」 ゆっくりらしからぬ言葉で悪態をつく2匹。 だが、この2匹とて、最初からこうだったわけではない。 そして、この2匹に特別な落ち度があったわけでもない。 ……強いて言うならば、時代か。 時代の趨勢が、この2匹をゆっくりさせないでいた。 「「ほんとやってられんわぁー」」 が、2匹が声をあわせて溜息をついたその時だった。 2匹の下に、聞き慣れぬ声が届いた。 「ゆっくりしんこうしていってね」 「「ゆゆっ!?」」 突然の声に、振り向いて身を強張らせる、2匹のゆっくり。 そこには、最近この山に移住してきた1匹のゆっくりが立っていた。 緑色の髪と、ふくよかな下膨れ顔。 その下には、一部の捕食種などと同じく胴体がついており、白と青を基調とした巫女服を着ている。 そのゆっくりは、自らのことを"さなえ"と呼んだ。 「ぬすみぎきたぁー、しゅみがわるいのぉー」 「じょーちゃんはかわええのぉー……きっとみんなからチヤホヤされとるんやろうなぁー?」 さなえは、端から見ても可愛らしく、その佇まいはゆっくりしていた。 それが、荒んだ2匹のゆっくりの心をささくれ立たせる。 一方、当のさなえはといえば、思いがけぬ言葉を、2匹のゆっくりに投げかけるのだった。 「しんこうすれば、だいじょーぶ!」 信仰……そう言うと、さなえはどこからか画用紙とクレヨンを取り出した。 「ゆっくり☆びっくり☆みらくる~みらくる~☆」 画用紙を前に、歌とも呪文ともつかぬ文言を唱えだす、さなえ。 そのトランスしたともいえる様子に、2匹のゆっくりは唖然とする。 一方さなえは、クレヨンをグーで握って、画用紙の上に何やら文字を書いていった。 そして1分後、さなえは満足そうに「ふぅー」と息を吐き、2枚の画用紙を頭上に掲げた。 「はい☆できましたぁー!」 さなえの掲げた画用紙。 そこには、"しずは""みのりこ"と幼い平仮名で書かれていた。 「「おおっ!」」 その紙を見て、反射的に叫ぶ2匹のゆっくり。 なるほど、この紙を持っていれば、この紙を掲げれば、 きっともう誰も"おりきゃら"等と呼ばなくなるに違いない。 「そう、そうよ……わたしたちは"おりきゃら"なんかじゃない……」 「そうだよ、おねぇーちゃん……わたしたちは……」 2匹のゆっくりは、さなえから名前の書かれた画用紙を受け取り、しきりに感謝を繰り返す。 その表情は柔和で喜びに満ちており、さきほどまの毒は嘘のように消えていた。 そんな2匹のゆっくりの姿を見て、さなえもまた顔をほころばせるのだった。 「これぞ、しんこうのきせきです☆」 それから、さなえは多くのゆっくりを助けていった。 くぼみに落ちて泣いていた赤ちゃんれいむを、救出してあげた。 風に飛ばされ木の枝に引っかかってしまった帽子を、まりさに返してあげた。 病気で苦しむぱちゅりーの子どものために、山に生えている薬草を取って来てあげた。 そして、その度に、さなえは"しんこう"の素晴らしさを説いていった。 ゆっくり達は、さなえに感謝した。 そして、難しいことはよくわからなかったが、 とにかく"しんこう"はゆっくり出来るものらしいと認識するのだった。 ……しかし。 数日後、ゆっくり達は"しんこう"などどうでもよくなるほどの衝撃を受ける。 巣を留守にしていた間に、何者かによって、備蓄していた食料が半分以上奪われていたのだ。 「ゆぅーー!? どぉーしてぇーー!!」 山奥のゆっくり達が悲鳴を上げて混乱する一方で、 ふもとの里山から、さなえの楽しげな歌が聞こえてきた。 「み~み~みらくる~☆しんこ~しんこ~☆」 さなえは、リズムにのって体をゆらしながら、里の道を歩いていく。 今日は、山を降りて、里山のゆっくりや人間達に"しんこう"を説こうと思っていた。 一人で里山まで遠出するのは心細さもあったが、 それ以上に、頑張って信仰を広めなければならない理由が、さなえにはあった。 「うー! うーうー!」 「もりゃ?」 さなえは、どこからか聞こえてきた声に足を止め、ふと周囲を見回す。 すると、道の傍ら、人間が作った畑の隅で、罠にかかっているゆっくりがいた。 それは、胴体無しのゆっくりれみりゃだった。 羽を除いた顔の大きさは、30~40cm程。 まだ大人になりきっていない子どものれみりゃが、目に涙を浮かべて、地ベタでパタパタ羽を動かして足掻いている。 「なにか、おこまりですか?」 「う、うーうー!」 近づくさなえの姿を見て、れみりゃは顔に希望を灯らせた。 見ると、れみりゃは農家の人が仕掛けたトリモチの罠に捕らわれていた。 「うぁーうぁー! たすけてぇー!」 必死に懇願するれみりゃの頼みを、さなえは快く引き受ける。 トリモチに注意しながら、れみりゃの顔を引っ張る、さなえ。 「うーんしょ、うーんしょ!」 「う~~! いたいーいたいー!!」 引っ張られ、びよーんと伸びるれみりゃの下膨れ。 痛みで号泣する寸前、どうにかれみりゃの体はトリモチから逃れることが出来た。 「うぁー! れみりゃのえれがんとなおかおがぁー!」 「ふぅ~これでもうだいじょーぶ、これもしんこうのおかげです☆」 ベリベリとトリモチから離れた影響で、下膨れをヒリヒリ赤く染めて泣き回るれみりゃ。 一方、さなえは"しんこう"に感謝し、れみりゃにも"しんこう"を説こうとした。 が、れみりゃは"しんこう"どころでなく、ひとしきり泣き終わると同時に、力なく地面に落ちてしまった。 「……う~~~っ」 「もりゃ?」 さなえは、オロオロしながらも、どうしたのかとれみりゃに問う。 弱りきった様子で、れみりゃはボソボソ口を開いた。 「ふんふん、おなかがすいてるんですね?」 れみりゃは、何時間も前にトリモチに捕まってしまい、 そのまま暴れたり泣いたりするうちに、エネルギーを使い果たしてしまったらしい。 そんなれみりゃに対して、さなえは太陽の如きまぶしい笑顔を向けた。 「しんこうすればだいじょーぶ☆」 「うー?」 怪訝がる、れみりゃ。 さなえは、そんなれみりゃの前で、"えーい"と奇跡を起こす呪文を唱える。 「ゆっくり☆びっくり☆みらくる~みらくる~☆」 「うぁ?」 実際のところ、それは奇跡を起こす呪文などではなく、 あくまでさなえ自身にとっての雰囲気作り的なところが大きかった。 だが、事実がどうあれ、さなえにとって、それは間違いなく信仰の奇跡を起こす呪文なのだ。 ある意味では、れみりゃ種の"のうさつ☆だんす"や"かりしゅま☆しんぽう"に通じるだろう。 「はい、どーぞ☆」 呪文を唱え終わったさなえは、疲れ果てたれみりゃを抱え上げて、 自らの柔らかなほっぺたに噛み付くように促した。 当初は、警戒していたれみりゃも、 捕食種の本能と空腹には勝てず、がぶりとさなえの頬に牙を突き立て、中身をチューチュー吸い上げる。 「うー♪ あまあまー♪」 さなえの"あまあま"は、今まで食べたこともない、とってもジューシーでフルーティーな味がした。 その初めて体験する美味に、れみりゃは感嘆の声をあげる。 それは、まさしく疲れを吹き飛ばすほどの味だった。 元気を取り戻すれみりゃを見て、痛みに耐えてうっすら涙を浮かべながらも、さなえは微笑んでいた。 これできっと、このゆっくりも"しんこう"をしてくれるようになるだろう……さなえはそんな青写真を描いていた。 「よかったですぅー、じゃあそろそろ……」 「うーうー♪ うまうま♪」 「も、もりゃ!?」 いくら献身の心が強くとも、いつまでも食べられていてはかなわない。 さなえは、れみりゃにそろそろ離れて欲しいと頼むが、れみりゃは一心不乱にさなえを吸い続けてしまう。 「うぁうぁ☆ふるーちゅふるーちゅ♪」 「もりゃー! もう、やめてぇー!」 流石に、さなえも恐怖を感じ出し、れみりゃに対して抵抗を試みる。 だが、れみりゃの牙はしっかり頬に突き刺さり、離れそうにない。 また、体こそさなえの方が大きかったが、体力を取り戻したれみりゃの力は、さなえよりもずっと強かった。 「うー! たーべちゃうぞぉー♪」 「やだやだぁー! やめてぇーやめてくださいぃー!」 おうちへ帰りたいと涙ぐむさなえをよそに、れみりゃはとんでもないことを言い出した。 「うっうー♪ まんまぁーにもふるーちゅ♪」 「もりゃー!?」 さなえの頬から牙を抜く、れみりゃ。 けれど、さなえがホッとするより早く、れみりゃはさなえの襟を咥えて、さなえを宙に持ち上げ始める。 「おぜうさまたるもの、ごおんはわすれないんだぞぉ~♪ さなえはーれみりゃとまんまぁーといっしょにくらすぞぉ~♪」 れみりゃは、さなえを自分の巣まで運ぼうとしていた。 そして、そこで母親と一緒に、さなえの味を堪能しようと考えたのだ。 しかも悪いことに、このれみりゃは幼く我侭であるにも関わらず、さなえに対してキッチリ恩義を感じていた。 故に、"かりしゅまおぜうさま"な自分達と優雅に暮らす特権を与えるのだと、勝手に話を進めてしまっていた。 れみりゃに咥えられ、動けぬまま空中を漂う、さなえ。 多くの人は、こういう時こそ神への祈りを捧げるのかもしれない。 しかし、気づくとさなえは、信仰でも奇跡でもなく、ただ自分にとってかけがえの無い存在を呼んでいた。 力の限り、大事な家族の名前を……。 「うぁーん! かなちゃーん! すぅーちゃーん! たすけてぇー!」 だが、さなえの叫びは、夕焼け空に吸い込まれて、むなしく消えていく。 必死に呼んだ助けが、さなえの下に来ることは無かった。 何故なら…… 「ゆぅー! ついにはんにんをみつけたよ!」 「かえしてね! まりさのごはんをかえしてね!」 「むっきゅー! げんこうはんたいほなのよ!」 さなえが助けを求めた相手、さなえが"しんこう"を集めて助けてあげようとした相手は、 とあるゆっくりの巣で、食べ物を奪われた大勢のゆっくり達に囲まれ、今まさに袋叩きにされようとしていた。 怒るゆっくり達の中心にいたのは、2匹のゆっくり。 盗み出そうとした食べ物を口に咥えた、ゆっくりかなこと、ゆっくりすわこだった。 この2匹のゆっくりと、さなえは、一緒に暮らす家族だった。 けれど、この3匹のゆっくりは、最近この山に移ってきたばかりで、冬を間近にして勝手がわからないでいた。 そこでさなえは、ゆっくり達の"しんこう"を集めて結果的に好意の形で庇護を得ようと考えた。 これは、前に住んでいた山で行っていたことでもあった。 けれど、さなえよりずっと長く生きてきた、かなことすわこは知っていた。 所詮、ゆっくりから信仰によって得られる寄付や御布施など、たかが知れているということを。 現に、前に住んでいた山を引っ越すことになったのも、十分な信仰が集められなかったからに他ならない。 だから、さなえに悲しい思いをさせないためにも、 かなことすわこは、自分達が寄付を集めなければならないと考えた。 ……例え"ゆっくりできない"手段を使ってでも。 「さなえとゆっくりしたかったけっかがこれだよ……」 「けろ……」 ゆっくり達の怒りの津波を前にして、かなことすわこは瞼の裏に大好きなさなえの姿を浮かべた。 せめて、さなえにはゆっくり生きてもらいたいと……。 月明かりが照らす、森の外れの岩肌の隙間。 その奥からは、毎晩ゆっくり達の声が聞こえてきた。 「ゆっくり……びっくり……みらくるみらくるー……」 生気の薄れた瞳を虚ろに揺らし、さなえは今日も"しんこう"を説いていた。 ろくに言葉の通じぬ、頭や頬に噛み付いている捕食者たちに。 「うーうー、あかちゃんありがとぉー♪」 「う~♪ まんまぁーふるーちゅおいしぃー♪」 2匹のれみりゃは、親子だった。 子どもが持ち帰った珍しい味のゆっくりに、親子ともどもご満悦だ。 ジューシィーなフルーツの味を楽しみながら、れみりゃの親子は歌いだす。 さなえはその歌を聞きながら、大好きな家族のことを思い出しては微笑むのだった。 「「うーうーうぁうぁー♪ ゆっくりゆっくりぃー♪」」 「……ゆっくり……しんこう……していってね」 →BadEnd or Continue? 作者当てシリーズ* 作者当て企画参加作品 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/11995/1227272050/ このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/touhoupuppetshow2/pages/237.html
物理耐久力 此処で言う「物理耐久力」は 純粋な種族値によるHPと物理防御力の高さであり、実際の対戦での耐久力(倒れにくさ)とは必ずしも一致しないので注意。 あくまで、見かけ上でどの程度硬いかの指標程度のものだと思ってください。 物理耐久力 見かけの防御力の計算式 物理耐久力ランキング 見かけの防御力の計算式 下記ランキングで用いられてる耐久力は、努力値や性格による補正が無い場合の耐久力のランキングです。 ランキングで出てくる物耐係数は、以下の計算式で求めております。 (物耐係数)={(HP種族値)+75}×{(防御力種族値)+20}/10000 (小数点第三位で四捨五入) ※10000で割っているのは単純に見やすくするためです 即ち、この値は、Lv50におけるカケラのHP・防御の個体値Vかつ、努力値・性格補正なしの値の比較になります 物理耐久力ランキング 名前 タイプ 物耐係数 HP 防御 オレンジ 夢 - 33.00 255 80 テンソク 鋼 炎 33.00 90 180 Dいちりん 夢 神 30.53 90 165 げんじぃ 地 飛 30.00 50 220 しんぎょくD 神 氷 29.45 80 170 マガン 瘴 - 29.25 150 110 キクリ 理 - 29.00 125 125 Dかなこ 神 地 26.83 110 125 Dゆうぎ 地 夢 26.60 115 120 Dてんし 地 - 26.40 90 140 キスメ 炎 水 26.25 75 155 Dめいりん 夢 - 25.90 110 120 Dさとり 心 - 25.08 220 65 Dひじり 理 - 24.75 150 90 Dパチェ 地 風 24.20 35 200 Dゆゆこ 化 然 24.15 135 95 ゴリアテ 理 鋼 24.05 110 110 Dひな 瘴 - 24.03 80 135 Dれいむ 神 夢 24.00 125 100 ゆかり 理 - 23.93 90 125 Hえいりん 瘴 水 23.65 140 90 Dもみじ 獣 鋼 23.63 100 115 Dもこう 炎 - 23.40 120 100 こいし 心 夢 23.40 120 100 リリーW 心 - 23.40 120 100 ゆうか 然 - 23.40 120 100 せんだい 神 地 23.40 120 100 Dみのりこ 然 - 23.40 120 100 よしか 瘴 夢 23.20 70 140 Dようむ 化 鋼 23.10 90 120 とよひめ 地 水 23.10 90 120 Hスター 水 然 23.10 90 120 すくな 鋼 夢 22.95 95 115 プリズムR 化 - 22.95 95 115 ルーミア 暗 瘴 22.75 100 110 Hらん 獣 理 22.50 105 105 おおなまず 風 地 22.50 150 80 Dけいね 獣 地 22.43 120 95 ひじり 理 神 22.28 90 115 さなえ 神 風 22.28 90 115 レティA 氷 鋼 22.10 95 110 Dえいき 理 神 21.88 100 105 てんし 地 - 21.70 80 120 しんき 暗 神 21.70 80 120 しょう 神 風 21.70 80 120 Dはたて 飛 理 21.60 105 100 ヤマメ 瘴 地 21.60 105 100 ランA 獣 - 21.45 90 110 Dパルスィ 心 化 21.28 110 95 ときこ 飛 - 21.00 100 100 Hしずは 然 - 21.00 100 100 アリス 理 - 21.00 100 100 ルナサ 化 瘴 21.00 100 100 Aむらさ 水 化 20.93 80 115 りか 鋼 暗 20.80 85 110 わかさぎ 水 - 20.63 90 105 エレン 心 夢 20.48 120 85 れいむ 神 飛 20.35 110 90 むげつ 暗 心 20.35 110 90 ひな 瘴 - 20.35 110 90 Dかぐや 然 水 20.25 150 70 Tキスメ 炎 水 20.25 75 115 Dゆかり 理 暗 20.15 80 110 らいこ 風 幻 20.15 80 110 Hさくや 鋼 理 20.15 80 110 Tパルスィ 心 瘴 20.15 80 110 Tにとり 水 風 20.15 80 110 Tさとり 心 暗 20.13 100 95 メディスン 然 瘴 20.13 100 95 Tいく 風 - 20.00 85 105 かぐや 然 理 19.95 210 50 ルイズ 心 - 19.80 90 100 Dてぃ 獣 心 19.80 105 90 Tふと 風 水 19.55 95 95 もこう 炎 - 19.50 120 80 しそ 幻 理 19.50 120 80 すいか 地 - 19.50 120 80 ユカリA 夢 幻 19.43 110 85 ミスティA 心 飛 19.38 80 105 Tはたて 飛 理 19.25 100 90 Hけいね 理 心 19.25 100 90 Aゆうぎ 地 夢 19.25 100 90 Dいく 風 - 19.25 100 90 ようむ 化 鋼 19.20 85 100 ゆめこ 鋼 暗 19.20 85 100 すわこ 水 神 18.98 90 95 めいりん 夢 - 18.98 90 95 げんげつ 暗 飛 18.90 60 120 Aぬえ 瘴 飛 18.75 75 105 かなこ 神 然 18.70 95 90 Dレティ 氷 地 18.70 95 90 Tれいせん 心 - 18.60 80 100 Aすわこ 鋼 地 18.60 80 100 Hナズー 獣 心 18.60 80 100 しんぎょくT 神 炎 18.60 80 100 Tこがさ 化 - 18.50 110 80 ゆうぎ 地 - 18.50 110 80 ありす 心 - 18.20 55 120 えいき 理 神 18.15 90 90 マミゾウ 獣 化 18.15 90 90 ユウカ 然 暗 18.15 90 90 カナ 化 - 18.15 90 90 こまち 水 - 18.15 90 90 みま 化 暗 18.15 90 90 Tとよひめ 地 水 18.15 90 90 Dレイラ 心 理 18.13 50 125 チルノA 氷 鋼 17.83 80 95 てんま 飛 地 17.83 80 95 Sようむ 化 鋼 17.60 85 90 あや 飛 風 17.60 85 90 Aすいか 地 炎 17.50 100 80 いちりん 夢 神 17.50 100 80 むらさ 水 化 17.50 100 80 Dレミリア 暗 - 17.40 70 100 せいが 理 暗 17.40 70 100 Tさなえ 神 然 17.33 90 85 アリスB 理 暗 17.33 90 85 Aこいし 心 夢 17.33 90 85 ビビット 炎 鋼 17.33 90 85 Hルナサ 化 瘴 17.33 90 85 Aてんし 地 - 17.25 75 95 サラ 夢 - 17.20 140 60 ゆゆこ 化 然 17.10 105 75 Tさくや 鋼 理 17.05 80 90 さとり 心 - 17.00 95 80 Tナズー 獣 心 16.88 60 105 えいりん 瘴 理 16.88 150 55 Hこあくま 理 - 16.80 85 85 Dすわこ 神 水 16.65 110 70 Aもこう 炎 - 16.65 110 70 Aゆゆこ 化 - 16.65 110 70 Dリグル 然 - 16.63 100 75 ぬえ 瘴 飛 16.50 90 80 Sめいりん 夢 - 16.50 90 80 Tぬえ 瘴 飛 16.50 90 80 Tゆうか 然 地 16.50 90 80 りん 獣 炎 16.50 90 80 Tすいか 地 炎 16.50 90 80 HリリーW 心 - 16.50 90 80 Aれいむ 夢 飛 16.50 90 80 Hミスティ 飛 - 16.50 90 80 いく 風 - 16.50 90 80 Aスター 水 然 16.50 90 80 スター 水 然 16.50 90 80 Tアリス 理 - 16.28 80 85 Hレティ 氷 - 16.28 80 85 Aらん 獣 理 16.28 80 85 Tゆかり 理 瘴 16.28 80 85 SリリーB 暗 - 16.20 60 100 べんべん 化 神 16.15 95 75 Tチルノ 氷 水 16.00 85 80 Aみのりこ 然 地 16.00 85 80 Aえいりん 瘴 理 15.75 100 70 Aえいりん 瘴 理 15.75 100 70 Sメディ 然 瘴 15.60 55 100 きょうこ 獣 夢 15.60 120 60 Aかぐや 炎 地 15.60 120 60 AリリーW 心 - 15.60 120 60 Hリリカ 化 夢 15.50 80 80 チェンA 獣 - 15.50 80 80 さくや 鋼 理 15.50 80 80 ハクレイ 神 夢 15.50 80 80 もみじ 獣 鋼 15.50 80 80 Aさなえ 神 水 15.50 80 80 Hメルラン 化 心 15.50 80 80 けいね 理 鋼 15.50 80 80 Aアリス 理 - 15.50 80 80 Aかなこ 神 地 15.50 80 80 ふと 風 地 15.50 80 80 パルスィ 心 暗 15.50 80 80 こころ 心 化 15.50 80 80 メイリンA 夢 心 15.50 80 80 リグル 然 飛 15.30 95 70 Sこまち 水 - 15.20 85 75 こがさ 化 - 15.05 140 50 Sチルノ 氷 水 15.00 75 80 レティ 氷 - 15.00 75 80 せいぢゃ 瘴 心 15.00 50 100 Sこいし 心 夢 14.85 90 70 みのりこ 然 - 14.85 90 70 ちゆり 理 水 14.85 90 70 Aゆうか 然 - 14.85 90 70 モコウA 炎 夢 14.73 80 75 れいせん 心 - 14.73 80 75 Aてぃ 獣 - 14.73 80 75 りんのすけ 鋼 夢 14.70 65 85 Sよりひめ 神 鋼 14.50 70 80 にとり 水 風 14.50 70 80 Aルナ 風 然 14.50 70 80 ゆめみ 理 氷 14.40 85 70 Aけいね 獣 地 14.40 85 70 Dむらさ 水 化 14.40 85 70 Dれいせん 心 - 14.40 85 70 Tあや 飛 風 14.25 75 75 かせん 地 幻 14.25 75 75 レミリア 暗 飛 14.25 75 75 はたて 飛 理 14.25 75 75 フェアリー 然 - 14.25 75 75 よりひめ 神 鋼 14.03 90 65 コンガラ 鋼 - 14.03 90 65 ことひめ 夢 心 14.00 100 60 Aひな 瘴 - 14.00 100 60 Aときこ 飛 - 13.95 80 70 らん 獣 理 13.95 80 70 Sサリエル 暗 飛 13.95 80 70 ようせい 然 - 13.95 80 70 Tしょう 神 獣 13.95 80 70 Sルーミア 暗 瘴 13.95 80 70 Tメディ 然 瘴 13.95 80 70 エリー 鋼 - 13.95 80 70 しずは 然 - 13.95 80 70 Tひじり 理 神 13.95 80 70 Aこまち 水 鋼 13.95 80 70 Aにとり 水 風 13.95 80 70 Tいちりん 夢 神 13.95 80 70 サリエル 神 暗 13.95 80 70 Dようせい 然 風 13.95 80 70 ようき 鋼 化 13.65 55 85 リリカ 化 夢 13.50 75 70 ティA 獣 理 13.50 60 80 Sこがさ 化 - 13.50 75 70 Sしずは 然 地 13.50 75 70 ミスティア 飛 - 13.50 75 70 てぃ 獣 暗 13.50 75 70 Tルナ 風 然 13.50 75 70 Aまりさ 風 炎 13.50 75 70 あきしまい 然 地 13.50 75 70 こすず 夢 理 13.20 35 100 せいじゃ 地 暗 13.20 90 60 Aうつほ 炎 飛 13.18 80 65 キリサメ 風 理 13.18 80 65 マイ 氷 暗 13.18 80 65 マリサA 風 - 13.05 70 70 Sまりさ 風 心 13.05 70 70 めいら 鋼 - 13.05 70 70 Sヤマメ 瘴 地 13.05 70 70 AリリーB 暗 - 13.05 70 70 Aりん 獣 炎 13.05 70 70 うつほ 炎 飛 13.05 70 70 エリス 暗 風 13.05 70 70 Dサニー 炎 然 13.05 70 70 Aルーミア 暗 瘴 13.05 70 70 サニー 炎 然 13.05 70 70 Tヤマメ 瘴 地 13.05 70 70 メルラン 化 心 13.05 70 70 Aようせい 然 - 13.05 70 70 くるみ 暗 - 13.05 70 70 みこ 神 心 12.80 85 60 Sリグル 然 風 12.75 75 65 Sうつほ 炎 飛 12.75 75 65 Aミスティ 飛 夢 12.75 75 65 Aしょう 神 地 12.75 75 65 レイラ 理 化 12.50 50 80 ちぇん 獣 - 12.40 80 60 やつはし 化 暗 12.40 80 60 しんぎょくA 神 - 12.40 80 60 Sりん 獣 炎 12.33 70 65 Tちぇん 獣 風 12.33 70 65 チルノ 氷 飛 12.33 70 65 Aちぇん 獣 - 12.33 70 65 Aメディ 然 瘴 12.33 70 65 ナズーリン 獣 心 12.15 60 70 Aレミリア 暗 飛 12.00 75 60 せきばんき 心 地 12.00 75 60 ルナ 風 然 11.90 65 65 まみぞう 獣 - 11.90 65 65 Aフラン 暗 - 11.88 50 75 フラン 暗 炎 11.88 50 75 Sあや 飛 風 11.60 70 60 パチュリー 理 - 11.60 70 60 Aユウカ 然 飛 11.48 60 65 ついのみこ 幻 - 11.48 60 65 Sフラン 暗 炎 11.25 50 70 りかこ 理 飛 10.93 40 75 かげろう 獣 暗 10.80 60 60 こあくま 理 - 10.80 60 60 アリスA 心 - 10.80 60 60 レイセンA 心 理 10.15 70 50 リリーB 暗 飛 10.13 60 55 とじこ 化 風 10.00 50 60 Aサニー 炎 然 9.45 60 50 Aパチェ 炎 水 9.45 60 50 るーこと 心 鋼 8.75 50 50 ユキ 炎 - 8.50 95 30 ぎょくと 心 - 8.13 50 45 あきゅう 心 理 6.60 35 40 とり 飛 幻 6.30 30 40 ミミちゃん 炎 鋼 6.25 50 30 ゾンビF 然 飛 4.56 1 40