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+えりあ:1 やみにひそみし まそうのせかい ほこら すぐちか きゃんぷ ぶなんな どうくつ もるぐ どうくつ きゃんぷ2 もるぐ ばちばっち しんりん いきゅーとべる べっそう ごる さばく・おあしす るぐら の とう こるとむーと どうくつ 2013ねん おしょうがつ かいじょう このMAPでは強制的にみりあーてと2人パーティになる。みりあーては常に経験値2倍。 ほこら 魔方陣からワープしてくると到着。 初回にみりあーてが話しかけて来て仲間になる。 すぐちか 宿屋に泊まるとイベント。 テーブルにある椅子に座ると会話 以降の町でも椅子があれば会話できる。ベンチの場合もある。 NPC 1人 きゃんぷ NPC 1人 ぶなんな どうくつ ベッドあり もるぐ どうくつ ベッドあり きゃんぷ2 椅子の下辺りに透明なNPCがいる(当たり判定あり。おそらくバグ)。 NPC 1人 もるぐ 宿屋のびっぷるーむ(50G)では椅子2箇所で会話。 クローゼットにアイテムあり。ベッドを調べるとイベント。 NPC 2人 ばちばっち しんりん きゅうけいじょでいちゃつけるぞ! ある宝箱を開くと・・・?(「えろえろモード」限定) いきゅーとべる イベントで水着を購入可能(300G) 購入して浜辺にいくと・・・? 別荘を購入可能(1000G) NPC 3人(こるとむーと どうくつのイベント後は4人になる。「えろえろモード」限定) べっそう 実装箇所 監禁、お風呂 ごる さばく・おあしす 休憩所あり NPC 1人 るぐら の とう じょういを めざせ!たかみを めざせ!さいきょうに!なれ! 受付に話しかけるとダンジョンにいける。奥の部屋にはベッド、道具箱、武器防具道具屋、銀行がある。 ダンジョンではモンスター部屋、宝箱がある部屋、ベッドのある部屋(休憩、たねつけ、レベルドレイン可)がランダムで出現する。 「れんしゅう」のみ選択可能。 れんしゅうの宝箱はーぶ れくすはーぶ おくすり きちょうなおくすり せいなるみず しゅんそくのいし こるとむーと どうくつ 発掘ポイントあり 途中にあるドアを覗くとイベント(「えろえろモード」限定)。NPCを助けるといきゅーとべるへワープ ボスの後ろの宝箱にみりあーて専用武器「あんこくのちょうそう」あり 2013ねん おしょうがつ かいじょう オンラインモードの「きょうどうたい」下部にありどのメンバーでも入れるが、 「みりあーて」加入が解禁条件→実質「+パック」コンテンツのためこのページに記述。 会場中央のお餅を調べると以下の4つが選択できる。 えっちないべんと(5↑):「みりあーて」のCG+「みりあーて」に経験値5000(何度でも貰える) おとしだま(10↑):5000G+EXPぶーすたー5個(1度しか貰えない) おもちをやく(-2):やいたおもち EXPぶーすたーMP(-5):EXPぶーすたーMP 上二つは規定数のおもちがあれば選択可能(消費なし)、下二つはおもちを消費してアイテム入手。 会場内に居る「みりあーて」に話しかけると「みりあーて」に次戦闘のみ経験値10倍の効果、 また下記のおしょうがつダンジョン(おもちのダンジョン)に入れる。 +おもちのダンジョン おもちのダンジョン 戦闘はシンボルエンカウントのみ。 雑魚戦終了毎にお餅1個入手。 おもちの入った宝箱、および敵(ボス含む)はダンジョンに入りなおすと復活する。 上方向に進み崖を上った先でボス戦。 本編には他のシリーズのような強力なボスがいないので実質的に+パックのラスボスと言えるかも? 「くてぃあ」が居る場合、ダンジョン入り口付近で(何故か)「みりあーて」に次戦闘のみ経験値10倍の効果がかかる。 (ダンジョンに入る直前に「みりあーて」の経験値は既に10倍になっているので本来は「くてぃあ」の経験値アップだったと思われる) 「みりあーて」が居る場合、ボス手前で「みりあーて」に次戦闘のみ経験値10倍の効果がかかる。 ボス背後の石像を調べると初回のみ秘境ボーナスでPT全員に経験値(350000÷パーティー人数)獲得。 「まるちめいど」(要あくせす:II)が居る場合、ダンジョン入り口の雪だるまを調べるとパーティ全員のHP・MP全回復&次戦闘のみ経験値2倍。他の経験値ボーナスと重複する。 ボス どとんだいじゃ+2013 HP 70000 MP 50000 EXP 60000 G 200 ドロップ やいたおもちEXPぶーすたー 備考以下の理由によりレベル上げに非常に便利なダンジョン。シンボルエンカウントなので雑魚を無視でき、ボスまでの距離も短い。 ボスが確実にEXPぶーすたー(次戦闘のみPT全員の獲得経験値3倍)を落とす。 集めたおもちはEXPぶーすたーMP(次戦闘のみPT全員の獲得経験値10倍)と交換できる。 上記のぶーすたー2種を併用(合わせて経験値30倍)してボスを倒すと4人パーティーでもたいていのキャラはレベルがカンストする。EXPぶーすたーMPの代わりにクリスマスイベントのゆきふりこじかを使っても良い。ただし「ますくもーど」だと相当手ごわい(作者いわく+100は必要)ので注意。 なお、このブーストは、同マップのまるちめいどの雪だるまでの経験値2倍ブースト(+2パックの「とざされたもり」のめるーあの経験値2倍でも可)とも重複し、全て合わせると60倍となるのでボスを倒せない場合にも使える。
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『L⑨Wベルト争奪バトルロイヤル』 (幻想郷プロレスフェスティバル 08 第3試合 2008年8月12日開催) 注意!! 本イベント試合は東プロファン感謝イベントマッチとなっております。 ファン必見の試合となっておりますので未視聴の方、ネタバレを嫌う方は 安易な気持ちで閲覧されないよう十分な心持ちをお願いします。 如何なる不具合・不満が発生しようとも 当Wiki及び東方プロレス運営サイドでは一切の責任を負いません。 くれぐれもご注意ください。 顛末 『国語は大事だ』) -共通認識 夏フェス第2試合『一人百鬼大移動ハンディマッチ』と同時開催された一戦は 打って変わってバトルロイヤルに。しかもなんと夏フェス限定タイトル 『L⑨W王者決定戦』 となった。 出場選手は世間的に『⑨』と思われている8名が選抜。 メインアナウンサーは風見幽香。アシスタントのリグルが出場するために アシスタントは八意永琳が担当。 勝者副賞としてマンツーマンお勉強タイム10時間が与えられるため レフェリーは上白沢慧音が担当。 試合前の選手紹介は霧雨魔理沙が担当した。 試合内容 http //www.nicovideo.jp/watch/sm4262509 +参加選手・試合進捗・結果 参加選手 エントリーNo. 選手名 所属組織・軍団 抱負 1 ミスティア・ローレライ 白玉楼・バカルテット 勝ちたくないけど負けたくない 2 リグル・ナイトバグ チルノ軍・バカルテット 私はバカじゃない 3 ルーミア チルノ軍・バカルテット 夏フェス初参戦・目指すは優勝 4 M.D O.D.S 圧倒的勝利を宣言 5 射命丸文 本部軍 現実逃避 6 鍵山雛 O.D.S ベルトはいただきよ 7 GM比那名居天子 GM軍 慧音によって拉致参戦 8 チルノ総帥 チルノ軍・バカルテット ⑨ 試合進捗・結果 ○ 時間・技名 ● 残り人数 M.D 6分16秒 OtTR ミスティア 7名 チルノ 7分31秒 OtTR ルーミア 6名 リグル 7分53秒 OtTR 文 5名 チルノ 8分00秒 OtTR GM天子 4名 M.D 10分06秒 OtTR リグル 3名 雛 10分46秒 スクールボーイ チルノ 2名 雛 13分34秒 ペインスパイラル M.D 1名 以上によりO.D.S代表鍵山雛が生き残り、優勝。 『L⑨W初代王者』の名誉(疑)と栄光(謎)とベルト、副賞の10時間お勉強タイムを獲得した。 イベント結果 +ま さ に ⑨ ま さ に ⑨ 幻想郷一の⑨を極める世紀の一戦は序盤から大ヒート。 何せ負けたら弱者・生き残ったら⑨という二重付加価値試合であり 状況をよく理解している選手ほど戦々恐々とした面持ちで試合に臨んでいる様が ありありとうかがい知れた。 結果としては よわい ミスティア-ルーミア-文-GM天子-リグル-チルノ-M.D-雛 ⑨・さいきょう という形に落ち着いた。 尚この結果を受けてファンが認識していたバカルテット構造が崩壊。 白玉楼の一員としてコツコツ頑張っているミスティアと 真なる実力を眠らせていると評判のルーミアと入れ替わり M.Dと雛を加えた新バカルテット構造が成立した。 着目すべき点は他にもある。 試合を嫌がっていたGM天子が慧音によって私服を剥がされリングに放りこまれたが その割には卑怯ながらも試合に参加。 OtTRルールにも拘らず自ら抜けようとはしない、 前回出場時よりはまだまともな動きを見せたなど妙な評価と 『やはりドMなのではないか』という検証材料となった。 もう一人はM.D。 理由はさっぱりわからないが大暴走。U3Tタッグパートナーである雛に対してまで 竹刀での攻撃を連打。異様に刀剣類の扱いがうまかった事に中の人へのみょんな疑問が 更に燃え上がった。 試合後雛は慧音と永琳によって拉致され、 10時間の大半を国語教育に割り当てられる事が発表され O.D.Sの一員としての英才教育ロードへと旅立った。 夏フェス次試合『最終鬼畜全員M.D』へ続く このページを編集
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あやしいわーるど住人のためのパズドラコード交換所です。 名前 みんなの大好きなヘラちゃん、おっぱい増量されるってよ( Д ) - 腹黒 2013-11-08 09 27 13 アイス猫のために石3個使ったから - おんせん 2013-10-31 21 30 18 アイス猫待機 - 腹黒 2013-10-30 23 40 17 なんかすごくシュールな感じになってきたぞ。。。 - おんせん 2013-10-20 09 05 29 天才 - オレ 2013-10-17 14 20 08 まさか猫がふわふわとセットで回復パスタメン入りするとは(;´Д`)二匹とも二階級特進やで‥‥ - 腹黒 2013-09-29 23 26 57 lkじfppく@うぇ0rj8y-j98えj89gr98vlg - こうたろう 2013-09-28 17 49 44 お前ら究極進化でさいきょうキャラに返り咲いた某キャラクターの投票ボタン連打してもいいんですよ - おんせん 2013-09-28 06 45 10 jfbgtvrkぐあkへbrヴぉyvhtat8noac9nf8eij - こうたろう 2013-09-28 17 50 36 にゃんさん究極進化予定、しかし三味線コース待ったナシ - 腹黒 2013-09-14 08 13 44 にゃんさま死んだ。。。 - おんせん 2013-09-13 08 37 44 そろそろバステトいただけませんか?素材不足でして - 三味線屋 2013-09-01 21 26 54 覚醒できらめくこのタイミングはない!ない! - おんせん 2013-09-02 05 33 23 ロウソクは消える前に一際輝くという - 腹黒 2013-09-02 08 12 07 にゃん様がesa?(;´Д`) - 腹黒 2013-08-12 03 57 50 にゃんさまにゲージブースト10個つくから覚悟してろにゃん - おんせん 2013-08-13 08 31 13 ここで輝けなかったらまじでラガヴーちゃんの腹の中が定位置になりそうだにゃん - 腹黒 2013-08-13 11 32 53 にゃん様のesa - おんせん 2013-08-11 09 34 08 天空龍ラッシュ超級一発で翠天龍出たんだけどこれ使い道あるの?(;´Д`) - 腹黒 2013-08-10 08 06 40 リミのトピ消えてる(;´Д`)ぼいーんぼいーん - おんせん 2013-08-03 18 38 07 投票間隔10年効いてない気がする(;;´;Д;`;) - おんせん 2013-07-24 07 06 29 並びが逆になった - オペレ 2013-07-21 21 17 09 投票終了ッ! - おんせん 2013-07-21 21 12 50 レイアウトが変わってる!にゃぁ!! - 腹黒 2013-07-20 23 03 34 非公式wikiのこれがうらやましかったから。。。 - おんせん 2013-07-21 21 08 47 よくできたんじゃないっすか!! - おんせん 2013-07-17 20 27 39 もっかいだ - おんせん 2013-07-17 20 22 04 返信テスト - おんせん 2013-07-17 20 22 40 誰よそんな悪い子(;´Д`)おちんぽ切り落とすぞ - 腹黒 2013-07-17 14 58 19 この中にメタトロン持ちがいます。全員目を瞑って引いた人は挙手を - おんせん 2013-07-13 20 33 38 一人もうちに来なかったのにあの人んとこには4人も侍らせてるのか(;´Д`)これが格差‥‥ - 腹黒 2013-07-09 10 20 46 おい富豪がいるぞ囲め - おんせん 2013-07-05 19 02 51 麒麟欲しかったのにそれ以外コンプしちゃったよ(;´Д`)きええ - たかし 2013-07-04 21 53 50 4神引き当てた子のあぷまだあ?(;´Д`) - 腹黒 2013-07-02 17 38 32 オペレケプさん引き取りますよ - 三味線屋 2013-06-26 13 11 13 3体も出たんですか!( Д )大漁ですね!! - 腹黒 2013-06-26 03 20 08 3体拾ったオーガ全部クーフーリンが食ったから(;´Д`)畜生 - おんせん 2013-06-25 23 14 12
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(始祖ブリミルよ、お願いします。どうか、どうか魔法を成功させてください。エレオノール姉さまみたいな立派なメイジになりたいんです。でも胸はもうちょっと、ちい姉さままでとは言いませんから、あの三分の一くらいは……) ルイズが必死?に心の中で成功を祈りつつ、呪文を唱えるといつもの通りの爆発がおきた。 そして、煙が収まった後には……。 「お、大きな虫?」 そこにあったのは、今までルイズが見たことも無いほど奇妙なものだった。 本体なのだろうか、大きく膨れた体は甲虫の殻のように見えなくもない硬質の素材で包まれており、足は無く、中央から巨大なミミズを白く塗ったような長い首が伸びている。 首の先は再び硬質な殻に覆われ、二股に分かれており、それぞれの先にはトイレ掃除につかう吸盤のようなものが付いている。 詳しく観察するため近寄ったルイズだが、足も目も見当たらず、身動き一つしないそれは、生き物とは思えない。 もしここに、本来召喚されるハズだった少年がいたら、こう言っていただろう。「掃除機?」と。 「ミスタ・コルベール!」 「駄目」 「もう一度」 「絶対駄目。儀式やめますか? 進級やめますか?」 「……」 諦めて、謎の物体に(どこが口なのか分からなかったので目っぽい吸盤の間にした)口付けをするルイズ。 そのとたん、謎の物体から光りがあふれ、胴体?のような場所に光り輝く文字が浮き上がる。 【π】 「こ、これは見たことの無いルーンですぞ!」 コッパゲが叫ぶと共に、物体が生き物のように動いてルイズの洗濯板のような胸に、吸盤のような部分がピッタリとくっつく。 「な、なんなのよ!?」 あわてて外そうとするが、がっしりくっついて外れそうに無い。 使い魔の胴体が震え、低い唸り声のような音が辺りに響く。 「皆さん。手伝ってください!」 コッパゲと男子数名が、力を合わせて使い魔を引っ張って、ルイズから離すために協力する。 きゅぽん。 マヌケな音がして、吸盤がルイズから引き離される。 そして、勢いよく尻餅をついたルイズを見て男達が唱和した。 「「「「 バ ス ト 革命(レヴオリューション)!!」」」」 マリコルヌほども無い、平原のようだったルイズの胸。しかし、それは今や過去の話だ。 貧しきもの(貧乳)が、大富豪(巨乳)に、これぞ本当の胸革命。 見よ、これが、これこそが乳房だ。オッパイだ。 たわわに実った双子の山脈、その急激な隆起に耐え切れずボタンが弾け飛び、学院指定の白いブラウスの間から艶かしい白い豊かな谷間が顔を覗かせているでは無いか。 その大きさはキュルケにこそ劣るもののモンモン以上、いや、体の大きさから比較すれば、キュルケをも凌駕していると言っても過言では無い。 ルイズは、呆然と自分の胸から突き出た物に触ってみる。 ふにょん。 柔らかい。 つねってみる。 ぐに。 痛い。どうやら現実のようだ。ようやく事実を把握したルイズは、こみ上げる衝動のままに笑った。 「きた、来た、キター! ついに! この、私! ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールの時代がやって来たのよぉぉぉぉ!」 「やった。やったわ! とうとう夢が叶ったのよー!!」 小さな体に大きな胸を持ったルイズが浮かれて踊っているのを 「何よ! 大きければ良いってもんじゃ無いじゃない!」 小さな体に小さな――胸の無いルイズが、噛み付くように睨み付ける。 「小さくたって形が良い方が見目麗しいし、せ、せっ、性能が優れているほうがねぇっ!」 大きなルイズが、勝ち誇った顔で大きな胸をそらす。 「何を言ってんのよ!? 女として生まれたからには、やっぱり『ぱよっぱよのぽよんぽよん』で無くちゃダメなのよ! 愛する人や守るべき人を抱きとめる胸は、豊かであるべきなのよ!」 胸の無いルイズが、悔しげに目線を下に向ける。 「そ、そうなのかしら……」 大きな胸のルイズは、勝ち誇っている。 「そうよ! 決まっているじゃない!」 目が覚めた。 「夢?」 胸には、今まで感じることの無かった重みがある。 「うふ、うふふふふ」 自室のベッドで、陶酔した顔で、自分の乳房をこねくりまわす少女。 なんか危ない光景だ。 それでもなんとか着替えを始めるが、制服のボタンを閉じることが出来ない。ていうか大きな山脈が邪魔だ。 「うふふ、困ったわ、服を全部買い換えないとね。うふふ」 仕方が無いので、一番上から三番目までのボタンを外す。 プルプルとした果実が今にもこぼれてしまいそうだ。 手で押さえながら、食堂に行く間に3回転んだ。大きな重しがついたのでバランスが取れないのだ。 途中でキュルケに遭った。 「お、おはよう。ルイズ」 ルイズは、上機嫌で挨拶を返して胸を張る。 「おはよう。キュルケ」 だが、呆然としているキュルケの耳に届いたかどうかは不明だ。 「あ、あなた、本当に大きくなったのね……」 ルイズ、燦然と笑って見せる。 「そうかしら、まあ、ちょっとは膨らんだかもしれないわね。でも、そうは変わりないんじゃない?」 だれがどう見ても一目瞭然に違っていたが、キュルケに突っ込むだけの気力は残っていなかった。 「そういえば、あんたは何を召喚したのよ」 問われて、キュルケは後ろにいたサラマンダーを指差す。 「火トカゲのフレイムよ」 「普通ね」 ショックを受けたキュルケが、床に座り込んでのノ字を書きながら「ここまで鮮やかで大きい尻尾……ブランドもの……好事家に見せたら」とブツブツ呟く横をルイズは通り過ぎていった。 食堂に行くと、ざわめきがルイズの周りで起こる。 「あれが……」「信じられない!」「奇跡だ」「<胸革命>のルイズだ」「なんと神々しい」 (もう、まったくいやあねぇ。男子だけじゃなく。女子まで一緒になって噂して。まっ、悪い気はしないけど) ルイズが、気分良く食事をしていると、クラスメイトであるモンモランシーがなにやらモジモジしながらやってきた。 これまでさんざんルイズをからかってきた相手である。警戒心を抱いて。 「なにか、ようかしら?」 存外に食事の邪魔だという含みを持たせて問うが、モンモランシーはルイズの予想もしていなかった答えを返した。 「あ、あのね、ルイズ。わたし、新しい香水を作ったのだけど……も、貰ってくれないかしら」 モンモランシーが趣味で香水や怪しげな薬を作っていることは知っているが、何故、ルイズに? 「今まで、本当にごめんなさい。これはお詫びの印、ねっルイズ受け取って。わたし達友達になりましょうよ」 ここまで来て、ようやくルイズは飲み込めた。 モンモランシーの胸は、かつてのルイズほどでは無いが、小ぶりな方である。 ようするに昨日ルイズが手に入れた、世界さえも揺るがすあまりにも圧倒的で絶大な(豊胸の)力を持つ使い魔の恩恵にあずかりたいのだ。 さて、どうしようかとルイズが思案していると、モンモランシーが話しかけたのをきっかけに、周囲にいた人間が先を競って話しかけてくる。 「ルルルッルイズ、その場で飛び跳ねて見てくれたまえ」 「ミス・ヴァリエール。あの、お姉さまって呼んでいいですか?」 「ののしってください!」 「私、前から先輩のことをっ」 「ミス・ヴァリエール。これからは、困ったことがあったらなんでも相談してくれたまえ」 「あのわたくし、今度おみあいをするのですけど……」 変態的な要求をするもの口説くもの相談を持ちかけるもの大変な騒ぎで、結局、ルイズは授業に遅刻した。 遅刻したルイズは、罰として錬金の魔法に挑戦することになったが、今までとは違い、クラスメイトからは嘲りではなく、応援の声(主に胸のつつましやかな女子)が飛び。 男子たちは、一様に固唾を呑んで一瞬もルイズを見逃すまいと何かに期待している。 胸の大きい女子の中には、ふてくされているものもいるがこれまでルイズが受けていた境遇とはまるで違う。 (使い魔のおかげね) ルイズは、感謝の念を使い魔に送りながら呪文を唱え。 石ころが爆発した。 「ケホっ、ケホっ」 ルイズは、痩せた発明家とずんぐりした力持ちの子分を持った女泥棒が任務に失敗してオシオキされた後のような格好になっていた。 バストが大きくなったことにより、見た目の破壊力も上昇、いつも野次を飛ばしていた男子たちが鼻血を出して、バタバタと倒れていった。 そんな男子を踏みつけて、お近づきになろうと狙っていた女子たちが駆け寄る。 「ルイズ! 大丈夫?」「大変、怪我しているじゃない」「いま、治癒魔法かけるからね」「わたし、着替えとってくる!」 その後、ルイズは教室の片づけを命じられたが、善意の協力者たちの手によって瞬く間に終わってしまった。 夜。 自室でルイズは、かつて何度も涙に濡れた枕を抱きしめながら笑う。 こんなにちやほやされたのは初めてだ。例え下心があったって嬉しい。 「これも全部、使い魔のおかげね」 感謝の念を込めてベッドの脇に置いてある使い魔を見つめる。 感覚の共有も、秘薬探しも、主人を守ることもできないソレは、しかし、ルイズにとって最高の使い魔だ。 「うふふふ。この使い魔を使って、私は新世界の神になるわ!」 ルイズが薔薇色の未来を妄想し、眠りについたその日、使い魔が盗まれた。 後に残されたのは、壁に刻まれた文字だけ。 『豊胸のマジックアイテム、確かに領収しました。土くれのフーケ』 翌朝。 トリステイン魔法学院では、蜂の巣をつついた様な騒ぎがおこっていた。 貴族の子弟をあずかる学院、それも女子寮に忍び込んだ者がいるというだけでも学院が取り潰しになりかねない不祥事である。 だが、そんなことを気にしている者はいなかった。 ルイズの使い魔の胸大(きょうだい)な力、それがもたらすユートピアを夢想していた、つつましやかな女子や、大きいものに憧れる男子の夢。 それが砂上の楼閣がごとく、崩れ去ってしまったことこそ重要だ。 絶望と怒りに満ちた者達の騒ぎを止めたのは学院長の優秀な秘書、ロングビルだった。 「フーケの居所がわかりました」 感嘆の声が上がる中、オスマンは詳しい話を聞いていく。 近在の農民が見た怪しげな男が住処にしているという廃屋のことを。 「すぐに王室に報告しましょう! 王室騎士隊に頼んで、兵隊を差し向けてもらわなくては!」 コルベールが叫んだ。 オスマンは、首を振ると、目をむいて怒鳴った。年寄りとは思えない迫力であった。 「ばかもの! 王室なんぞに知らせている間にフーケは逃げてしまうわ! その上……、身にかかる火の粉を己で払えぬようで、何が貴族じゃ! 世界の至宝が盗まれた! この魔法学院からじゃ! 当然我らで解決するに決まっておろう!」 ミス・ロングビルは、微笑んだ。まるで、この答えを待っていたかのようであった。 オスマンは、咳払いすると、有志を募った。 「では、捜索隊を編成する。我をと思うものは、杖を掲げよ!」 そういうとオスマンは、自らの杖を掲げた。 すべては、学院中の女教師、メイド、生徒が全てボインボインになるアルカディアのその為に。 「風の最強を証明しましょう」 ギトーが、 「生徒を危険な目に逢わせるわけにはいきません」 コルベールが、 「(どさぐさにまぎれて破壊してやるわ)私も」 キュルケが、 「……」 タバサが、 「水の使い手も必要でしょ?」 モンモランシーが、 「君は僕が守るよ。薔薇の棘の様にね!」 ギーシュが、 「ハアハア、おっぱい、おっぱい」 マリコルヌが、 「おっと、僕たちのことも忘れてもらっちゃ困るね」 ギムリが、レイナールが、 そして多くの同学年の生徒たちが、 「お姉さま、わたしもお供いたしますわ!」 ケティを始めとする一年の女子達、そして男子達が、 「可愛いルイズ、わたくし貴方を実の妹のように思っているのよ」 「後輩を守るのは先輩の務めだからな」 3年の諸先輩方が、 「こいつは、メイジだけの問題じゃありませんぜ」 包丁を握ったマルトーと使用人たちが、 「私たちだって、ルイズさまの使い魔を取り返したいです!」 メイド達が、 学院の皆が、ルイズの使い魔を取り戻すために志願した。 「みんな……ありがとう、ありがとう」 ルイズは感激のあまり泣いた。 そして、フーケの居所を突き止めたロングビルの手を握って何度もお礼を言った。 ロングビルの笑いは、微笑から虚ろな笑いへと変わっていた。 そして、オールド・オスマンが自ら進軍の号令をかける。 フーケの潜む廃屋を目指して、ルイズの使い魔を奪還するために、トリステイン魔法学院は、その総力を結集したのだ! 森まで来て、魂が抜けたようなミス・ロングビルが何度も道を間違えて迷ったものの、先行して森を探索していた生徒の使い魔達によって、廃屋はあっさり見つかった。 「皆さん。下がってください。私がゴーレムに命じて小屋を捜索しますわ」 青い顔をしたままのロングビルが、杖を振るって巨大なゴーレムを作り出す。 そして、ゴーレムは命じられるまま―――――小屋に向かわず、ルイズをその手に握りこんだ。 「あんたたち! 杖と武器を捨てな! ちょっとでもおかしな真似をしたら、ヴァリエール公爵家御令嬢の命は無いよ!」 ロングビル突然の凶行に、普段閑静な森にざわめきが満ちる。 「まっ待ちたまえ、ミス・ロングビル。なぜこんなことを!」 「そうよ! 貴方、豊胸の力なんていらないじゃない!」 慌てふためき、口々に説得しようとする学院関係者たちを見回しながら、ロングビル、いや、土くれのフーケは血涙を流してとある魔法を解呪した。 とたんに豊満に突き出していた胸の布地がペシャと萎んだ。 「この胸はニセモノさ! あんたらに、あんたたちに何歳も年下の妹がドンドン育っていく姉の気持ちが、見栄を張って土の魔法でパッドをつける姉の気持ちが分かるもんか!」 それはあまりにも悲しい告白であった。 だが、学院関係者誰もが動きを止めた中、ただ一人ゴーレムの、フーケの前に立ったものがいた。 「分かるわ」 その顔を見て人質になっていたルイズが驚愕の叫びをあげる。 「エ、エ、エ、エレオノール姉様!! なんでここに!?」 だが、その問いには答えずエレオノールは、フーケの目を正面から見据る。 「わたしには、ルイズの上にカトレアという妹がいるわ。その娘は、その娘の胸はね……」 声を震わせ、言葉を途切れさせるエレオノールだが、そのいいたいことは十分に伝わった。 「今回、私が噂を聞きつけて学院に、ここについて来たのはアカデミーの権限でルイズから使い魔を取り上げるつもりだったわ」 その言葉にルイズが青ざめるのを一瞥し、エレオノールは静かに首を横に振る。 「でも私が間違っていたわ。ルイズの使い魔は、使い魔の力は個人が、いいえ国でさえ所有していい力じゃない。この世界全体の――胸の大きな妹を持った姉のために使われるべき力なのよ」 フーケは、杖を取り落としてエレオノールと抱き合い、泣きあった。 その後。 ロングビルは、フーケの名を騙って生徒の使い魔を盗んだ罪により半年間の減給処分。 だが、もう胸を偽らずに妹に会えるとその顔は喜びに溢れている。 エレオノールは、コルベールとも協力してルイズの使い魔の力を分析して、量産する計画を練っている。 オスマンは、周り中巨乳だらけになって天国だと毎日浮かれている。 モンモランシーとギーシュは、仲が良くなりすぎて学生結婚することになった。 キュルケは、「乳が何よ、総合的な魅力で勝負よ!」と自分を磨く旅に出た。 タバサは、デコな従姉妹を味方につけ母親を治す薬を手に入れることが出来た。 レコンキスタは、ガリアの政変でジョゼフが失脚した上、婚約者にベタ惚れしたワルドの裏切りで壊滅した。 ロマリアは、ルイズを聖女と認定。聖女のいる国トリステインを全面的に保護することに決めた。 そしてルイズは…… 「今日の予定は、後、ほんの500人ほどですからがんばってくださいね」 「うう、まだそんなにいるのぉ」 使い魔の力を発動できるのが今の所、ルイズだけだとわかり、忙しい日々を送っている。 ゼロ魔で革命といえば、おっぱい革命。異論は認めない。 「まほろまてぃっく」から、四巻に出てきた怪しげな通販の豊胸機、πdealαを召喚。 原作と違って効果が永続しているのはルーンの効果。 戻る
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▲【Bランクの壁/即時発動能力の壁】 >j>天のゼオライマー>死ねない死刑囚>ソル第2紀12082年>-地球人類連合軍->武富士/愛降/霊句=シルバー仮面 >凄い戦車と長い糸>孔明>ソフィア>フランケン>ボールペン=ギルギロス大統領 >グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国>翼襲祭>さいきょうロボガンダムwithアムロ>イルムッホプキング =門真昌平=藤原啓治が演じたキャラ達>世界連合ロボット軍団 ▼【軍隊の壁】 【妄想属性】作品名だけパロディ 【作品名】つよす Vip×Quality 【名前】武富士/愛降/霊句 【備考】↑はエントリーキャラクターとしての名。実際は以下の3キャラをもって参加する。 【短所】三角関係。全員戦闘開始から1秒間動けない状態でエントリー。 【名前】武富士太郎(たけふじ たろう) 【属性】ツンデレ 【大きさ】成人男性並 【攻撃力】核ミサイルの2倍くらいの攻撃力の格闘が可能。 【防御力】愛降の攻撃を何発受けても余裕。逆に愛降が疲労で倒すのを諦める。 【素早さ】移動はマッハ3だが反応や攻撃速度は成人男性並。 【特殊能力】なし。 【長所】霊句が好き。 【短所】愛降も好き。 【名前】愛降一郎(あいふる いちろう) 【属性】ツンデレ 【大きさ】成人男性並 【攻撃力】核ミサイルの2倍くらいの攻撃力の格闘が可能。 【防御力】武富士の攻撃で無傷。 【素早さ】移動はマッハ3だが反応や攻撃速度は成人男性並。 【特殊能力】なし。 【長所】霊句が好き。 【短所】武富士も好き。 【名前】霊句花子(れいく はなこ) 【属性】ツンデレ 【大きさ】成人女性並 【攻撃力】核ミサイルの2.01倍くらいの攻撃力の格闘が可能。 【防御力】武富士以上のスタミナと愛降以上の堅さを合わせ持つ。 【素早さ】移動はマッハπだが反応や攻撃速度は武富士や愛降より上。 【特殊能力】なし。 【長所】作中最強。 【短所】武富士と愛降に二股かけている。 541 名前:格無しさん 投稿日:2006/09/25(月) 03 07 31 540訂正 542 名前:格無しさん 投稿日:2006/09/25(月) 03 09 34 ゼオライマーの能力が効く初めての相手かもなw 543 名前:格無しさん 投稿日:2006/09/25(月) 03 10 00 アコムとモビットとアットローンはどうした 125 名前:格無しさん 投稿日:2006/10/02(月) 01 25 42 ×ケイコ 戦闘意思を無くし、負け ×寿限無 不可視+任意全能 ×天のゼオライマー 前述の通り、特殊能力の条件にモロ被りで負け ○ソフィア 速度も上、攻防も一人の時点で高く、らくらくいけそう ×子船『ブラックホール』/ボールペン さすがに速度負け、特攻で死にそう ○藤原啓治が演じたキャラ達 数で負けるがまあ他は大丈夫か ○RX70式重箱 反応・移動・防御共に大したことないのでいけるか ○505 スペックが大したこと無い 子船『ブラックホール』/ボールペン>武富士/愛降/霊句>藤原啓治が演じたキャラ達 126 名前:格無しさん 投稿日:2006/10/02(月) 01 28 25 125 核の2倍に耐えられるのに250m級破壊で負けるとは思えないんだが ボールペンには勝つだろ 127 名前:格無しさん 投稿日:2006/10/02(月) 01 29 33 126 飛べるから引き分けじゃね? ゼオライマーの上が妥当だと思う。 128 名前:格無しさん 投稿日:2006/10/02(月) 01 36 15 ゼオライマーには絶対負けるぞ 129 名前:格無しさん 投稿日:2006/10/02(月) 01 37 58 間違えた、ゼオライマーの下だ。 130 名前:格無しさん 投稿日:2006/10/02(月) 01 44 06 126 いや、特殊能力見てて。kmと間違えてた。スマソ。
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『かいぞくまりちゃ』 12KB いじめ 小ネタ 群れ 子ゆ 希少種 虐待人間 いつもの小ネタです。 ゆゆゆ~んゆんゆんゆゆ~んゆんゆん♪ とある農村の田園から、何やら楽しそうな歌声が聞こえる。 まだ水を引いただけで、田植えの始まっていない田んぼの中を、金色の塊が移動している。 「ゆゆ~ん!まりちゃたちは、さいきょーのかいぞくしゃんなのぜ!」 『だじぇ!のじぇ~!』 子ゆっくりのまりさの一団が声をそろえて楽しそうに、田んぼの中で「水上まりさ」の練習をしているようだ。 その数ざっと十数匹。 集団を引っぱって移動しているのは、少し大きめの子まりさ。 木の枝を器用に操り、号令を取りながら帽子の船を漕ぎ進めている。 この子まりさ達は、この水田から30mほど離れた場所の沼周辺に住む、野生の群の子ゆっくり。 田植えの準備で人が居ないのを良い事に、この水田で水上まりさの練習をしながら、海賊ごっこをしているようだ。 「ゆゆ~ん♪おちびちゃんたち、とってもゆっくりしているね!これなら、ぬまのにとりたちも、こわくないよ!」 「ゆっふん!どうなんだぜ?!まりさが、ていあんしたことに、まちがいはないんだぜ?!ちいさいうちから、くんれんすれば、りっぱな、すいじょうまりさになれるんだぜ!」 子まりさ達を誇らしげに見守るのは、この群の保母役のれいむと教育担当の教官まりさ。 保母れいむは、まりさ主催の「水上まりさ」の訓練の様子を見に来たのだ。 ちなみに他の子ゆっくり達は、現在昼寝中。 これはまりさ種用の特別授業なのだが、子まりさ達はとても楽しそうにしている。 教育担当のまりさが考え出した、「さいきょうのかいぞくだん」という名のこの教育訓練。 授業や訓練を嫌う子まりさも、積極的に参加している人気の訓練だ。 「つよい」や「さいきょう」が大好きな子まりさを、「さいきょうのかいぞくだん」という言葉を使って訓練に参加させようという作戦だった。 効果は絶大で、どの子まりさも文句一つ言わずに訓練を受けている。 将来有望な水上まりさを生み出せると期待されていた。 「ゆんしょ!ゆんしょ!まりちゃはかいぞく!さいきょーかいぞく」 『のじぇ!のじぇ!ゆんしょ!まりちゃはかいぞく!だじぇ!だじぇ!ゆんしょ!まりちゃはさいきょー!』 帽子の上で尻をブリブリと振りながら、オールを必死に漕ぐ子まりさ達。 汗をかきながらも、その顔は自信に満ち溢れていた。 「ゆんしょ!ゆんしょ!にとりをたおしぇ!ゆんしょ!ゆんしょ!にんげんをたおしぇ!」 『まりちゃはつよーい!まりちゃはさいきょー!』 両目と汗をキラキラと輝かせながら、眉毛をりりしく吊り上げる。 訓練も順調に進んでいるようだった。 ただ、この訓練には問題があったのだが、れいむもまりさも気がついていなかった。 まず一つ目の問題。 「なんだこりゃ?うるせぇと思ったら、やっぱりゆっくりか!俺んちの田んぼで何やってるだ?!このクソゆっくりが!」 いくら波が少ないとはいえ、民家に近い田んぼを使っての訓練。 子まりさ達の、その賑やかな声を聞いた少年が様子を見にやってきた。 その手には虫取り網ならぬ、ゆっくり取り網と、大きな虫かごならぬ、ゆっくりカゴが握られていた。 「ゆゆぅ?!どぼじでにんげんさんがぁぁぁ?!までぃざぁぁぁぁ!どぼなってるのぉぉぉぉ?!」 「ゆっがぁぁぁぁぁ?!いつのまにぃぃぃ?!」 目を飛び出さんばかりに見開いて大声を上げる、保母役のれいむと教官まりさ。 この二匹は、一生懸命訓練をしていた子まりさ達に見入っていたせいで、少年が近づいてきた事に気がつかなかったのだ。 そして田んぼを、大きな水溜りくらいにしか考えていなかったのだ。 二つ目の問題。 「ゆゆぅ?なんなのじぇ?!さいきょーのかいぞくまりちゃに、やっつけられたいのじぇ?いたいめみたくなかったら、しゃっしゃとあやまるのじぇ!」 『そーなんだじぇ!そーなのじぇ!まりちゃはさいきょー!ゆっくちー!』 リーダの子まりさが少年を睨みつける。 それに続いて他の子まりさ達も同じように、少年を睨みつける。 だが当然ながら、少年はそんな事で怯える様子を見せない。 「ゆわぁぁぁ!おちびちゃんたち!みんな、ゆっくりにげるよ!れいむについてきてね!」 「おちびちゃん!にんげんさんにあやまるんだぜ!そしたらさよならするんだぜ!ごめーんね!するんだぜ!」 「ゆゆ?せんせーなにいっちぇるのじぇ?まりちゃがどーして、あやまるのじぇ?!まりちゃは、さいきょーのかいぞくさんだよ!」 『そーなんだじぇ!そーなのじぇ!まりちゃは、つよーいつよーい、かいぞくしゃん!くそにんげんが、さっさとあやまってね!』 青ざめた顔で子まりさ達を避難させようとする、教育れいむと教官まりさ。 だが子まりさ達は言う事を聞かないばかりか、調子に乗る一方だった。 この訓練で常に「さいきょー」と唱和させていたせいで、すっかりその気になってしまった子まりさ達。 自分達を「さいきょーのかいぞく」と信じて疑わない。 どんな相手でも勝てると思ってしまったのだ。 そして三つ目の問題。 「みんな、くしょにんげんに、こうげきかいしなのじぇー!」 『ゆゆ!こうげきかいしー!しぇーの…』 ぷっくぅぅぅぅぅぅぅ!! リーダー子まりさの号令に従い、子まりさ達がいっせいに膨れ上がる。 どの子まりさも自信たっぷりな顔で、少年を見上げている。 「それがどうした?まったく、勝手に田んぼに入ってきやがって!米が不味くなったらどうすんだ!」 『ゆゆ?!』 水上まりさは移動手段として用いられるのが殆どで、攻撃手段として用いられる事はない。 不安定な水の上では体当たりも危険な行為。 木の枝を武器に戦う場合も同様で、立ち回るにもバランスを保たねばならないし、突き刺すにしてもある程度速度が必要になってくる。 だが水上まりさの移動速度は、成体でもそれほど速くはない。 下手すれば、アメンボやカエルに負けるくらい速度では、同種の水上まりさとしかまともに戦えないだろう。 唯でさえ有効な攻撃手段がない上に、この子まりさ達はまだ戦闘訓練は受けていなかった。 故にこの様な赤ゆっくりくらいにしか効かない、「ぷくー」という何ともお粗末な攻撃手段に出たのだ。 当然ながら少年にダメージを与えることはなかった。 「みんな、もーいっかいぷくーなのじぇ!そしたら、よわーいにんげんは、あっというまにしんじゃうのじぇ!」 『ゆおー!ゆおー!よわーいにんげんは、ゆっくちしにぇー!!』 ぷっくぅぅぅぅぅぅ!! 「だから、意味ねえってそんなもん。まったく、ゆっくりはバカだな」 少年は呆れ顔で子まりさ達を眺めると、持っていたゆ取り網で一気に掬い上げた。 『ゆわぁぁぁぁい!おしょらをとんでるみたーーーーい!』 固まって集まっていたせいで、一掬いですべて救い上げられてしまう子まりさ達。 訓練の成果か、子まりさ達は息ぴったりにお決まりの台詞を口にすると、楽しそうにキャッキャとはしゃぐ。 「ゆっわぁぁぁぁ?!おちびちゃんがぁぁぁぁ!!」 「かえすんだぜぇぇぇ!まりさのせいとを、かえすんだぜぇぇぇぇ!!」 少年が捕獲した子まりさ達を、かごに入れているのを見たれいむとまりさは、慌てて少年の前に飛び出してきた。 「あーまた出てきた。でも、もうかごに入らないから要らないや」 「ゆゆ?!なにいっ… 『グチャ』 ゆっげぇぇぇ?!」 「れいむぅぅぅ?!どーしてこ 『グチャ!』 ゆっぶぅぅぅ!!」 少年はそう言うと、れいむとまりさを足で踏み潰した。 「ゆっぴぃぃぃ?!せんせー?!どぼじでつぶれちぇるのじぇぇぇぇぇ?!」 『ゆっぴゃぁぁぁ?!ゆっくちー!ゆっくちぃぃぃぃ!!』 潰されたれいむとまりさを見た子まりさ達は、大声を上げて泣き叫ぶ。 「こりゃ生きがいいや!これなら面白くなりそうだ!」 少年はそんな子まりさ達を見て、満足そうに笑った。 「おらー!いけー!さっさと進めー!お前等強いんだろー?!」 「おい!そっちに行くなー!突付いて帽子から落とすぞー!ちゃんと前に進めー!!」 「ゆぐっ…ゆえぇ…まりちゃ、かいぞく…よわーい、かいぞく…」 『ゆえぇぇぇん!ゆえぇぇぇぇん!おうちかえりゅ!かいぞくなんちぇ、もうやじゃ~~!!』 少年達数名が、沼に浮かんでいる水上子まりさ達に、向かって声援を浴びせる。 子まりさ達は両目に涙を浮かべて、口に咥えた木の枝のオールを漕いでいる。 先頭を進むのは例のリーダー子まりさなのだが、抉られた片目の代わりに黒塗りの牛乳瓶の蓋が接着されており、さらにマジックで顔に斜めに線が引かれている。 頬には大きな切り傷、自慢のお下げも引きちぎられて、代わりに草で編まれたお下げの様な物を無理やりこめかみにねじ込まれていた。 海賊団のリーダーと言う事で、少年達に改造されたのだ。 「おらー!もっと声出せ!きこえねーぞ!根性のねーやつは、掬い上げてケツ蝿叩きだぞ!」 「ゆっひぃぃぃぃ!ゆんしょ!…ぐすっ…ゆんしょ!…ゆひっく…まりちゃは、なきむし…ゆえぇぇぇぇん!」 『ゆんしょ…ゆんしょ…まりちゃはよわむし…ゆびゃぁぁぁぁん!』 泣きながらも、リーダー子まりさに続いて進んでいく子まりさ達。 どの個体も体のあちこちに傷があったり、目を取られていたりと少年達に遊ばれた形跡がある。 ただ、どの個体も共通して後頭部の髪の毛が毟り取られて禿げ上がっており、地肌には数字や記号、マークなどがマジックで書かれていた。 「ゆんしょ…ゆんしょ…ぐすっ…まりちゃは…ゆゆぅ?にゃんだか、おぼーちが、ひっぱられるの…ゆっぴゃぁぁぁ!やめちぇ!おぼーちしじゅむぅ!!」 「ゆゆぅ?!どーしたのじぇ?なにかあったのじぇ?」 最後尾を進んでいた星のマークが描かれた子まりさが、突然水中に沈んでいった。 その声を聞いた子まりさの数匹が、慌てて周囲を見渡す。 「あー!くっそ!俺のやつが一匹持ってかれた!」 「まあ、まだ一匹だろ?っと、そろそろ始まったか!よーし頑張って生き残れよー!どくろまりさー!」 星マークを子まりさに描いた少年が、悔しそうにコブシを握る。 それを合図と言わんばかりに、他の少年達が一気に盛り上がり始めた。 「ゆゆぅ?なにがあったんだじぇ?…ゆっわぁぁぁぁ!やめちぇぇぇぇ!ひっぱらにゃいでよぉぉぉ!まりしゃ、おぼれりゅぅぅぅ!!」 「ゆっぴぃぃぃ!にとりなのじぇぇぇぇ!ゆんやぁぁぁ!おぼれりゅぅぅぅ!!」 「ぜんたーい、とまりぇー!なにがあったのじぇ?ほうこくしゅるのじぇ!ゆっぴぃぃぃ!どーして、まりちゃのおともだちが、しずんでいくのじぇぇぇぇ?!」 後ろが騒がしい事に気がついたリーダー子まりさは、慌てて振り返って状況を確認する。 だがすでに何匹かは水中に沈んでおり、今も帽子が傾いて転覆している子まりさ達が数匹いた。 「ゆびゃぁぁぁん!みんな、にげるのじぇぇぇぇ!がんばって、ぬまさんから、だっしゅつしゅるのじぇぇぇぇ!」 『ゆっびゃぁぁぁい!ゆんしょ!ゆんしょ!』 リーダー子まりさの指示に従い、慌てて動き出す子まりさ達。 リーダの後を必死になって追いかける。 「かぱー!きょうはまりさがいっぱいだね!あとで、ほぞんしょくにしようね!」 「そうだね!いいあいでぃあだよ!それじゃあ、ぜんぶつかまえるよ!」 『ゆっぎゃぁぁぁぁぁ!にとりだぁぁぁぁぁぁ!!』 「みんな、おちつくのじぇ!くんれんをおもいだすのじぇ!まりちゃたちは、つよーい、さいきょうのかいぞくしゃんなのじぇ!」 『ゆゆぅ?そーだよ!まりちゃはつよーいかいぞくしゃん!ゆっくち、ゆっくち、にとりをやっつけりょー!!』 沼から顔を出したにとり達が、うれしそうに子まりさ達の周りを泳ぎ始める。 その姿に怯える子まりさ達だったが、リーダー子まりさの一声で急に強気になる。 そう、元々この子まりさ達は、この沼のりとり達と戦う為に水上まりさに育てられたのだ。 自分達の使命を思い出したと言うよりは、少年達にボロボロにされたプライドが、「さいきょーのかいぞく」と言う言葉で蘇ったのだ。 子まりさ達は得意げに眉を吊り上げて、にとり達を見下すようにニヤついた。 「みんな、せんとーじゅんびだよ!!」 『ゆゆ!じゅんびかんりょーだよ!ゆっくち!せーの!』 ぷっくぅぅぅぅぅぅ!! 子まりさ達の一斉ぷくー。 子まりさ達は勝利を確信して、ニヤニヤと笑みを浮かべた。 「ゆゆ!まりちゃたちの、しょーりなのじぇぇぇぇぇ!ゆっへん!」 リーダー子まりさが得意そうに仰け反り、大声で勝利宣言をした。 「ゆっぴぃぃぃ!やめちぇよぉぉぉ!まりちゃ、にとりきらいなのじぇぇぇぇぇ!」 「げぼごぼおぉぉぉ?!ゆっくち!ゆっくちぃぃぃぃ!!」 「やじゃやじゃぁぁぁぁ!だれかたすけちぇよぉぉぉ!ゆんやぁぁぁぁぁ!!」 「どーなってるのじぇ!にとりは、しんだはずなのじぇぇぇぇぇ!こんなの、うそなのじぇぇぇぇぇ!!ゆっぴぃぃぃぃ!」 リーダー子まりさの勝利宣言の直後、にとり達がいっせいに子まりさ達を襲い始めた。 子まりさ達は何もする事が出来ないまま、次々に水の中に消えていく。 ゆんゆんと泣き叫ぶ子まりさや、しーしーを漏らして怯える子まりさ達。 その様子を呆然と見つめるリーダー子まりさ。 「どーしちぇ…まりちゃたちは…さいきょーなのに…かいぞくしゃん…なの…に…ゆぼごご…げぶ!ごぶ!」 「かぱー!おしえたとーりにやってるね!えらいよ、おちびちゃん!」 「ゆっくちしずんでいってね!まりちゃ!にちょりのごはんしゃんになってね!」 子まりさと同じくらいのサイズの子にとりによって、水中に沈められていくリーダー子まりさ。 残った片目からは、何時までもポロポロと涙を零していた。 「よっしゃ!最後まで残ったの俺のやつだ!俺の勝ちー!」 「くそー残念!でもこれって、運任せだからなぁ…」 「そこが面白いんだろ?それにしても、面白い子まりさ達だったな!固まって逃げたと思ったら、一斉ぷくーだってさ。はははは!」 「あんなの怖がるにとりが居る訳無いのになー!あははははっ!」 少年達は、子まりさ達がにとりに沈められていく姿を思い出して、大笑いした。 この沼は村の間では「にとり沼」と呼ばれ、古くからカッパ縁の地として有名な沼だ。 今では村の観光名所になっている場所で、昔この沼で溺れそうになっていた子供をにとりが助けた事があるそうだ。 それ故に普段平気でゆっくりを潰す子供達も、にとりにだけは手を出さないでいた。 その上、毎月一回程この沼にはきゅうりを奉納する習慣があり、村人とにとりは友好的に暮らしているのだ。 それが面白くない他のゆっくりが、時々この沼を狙って現れたりするのだが、大抵駆除されるか子供のおもちゃになっている。 それでも懲りる事無く、この沼を手に入れる為に現れるゆっくり達は後を経たない。 この子まりさ達の様なゆっくりが、再び現れるのも時間の問題だろう。 完 徒然あき