約 4,244,907 件
https://w.atwiki.jp/gensouconclusion/pages/5.html
迷言とは「#げんそう」チャンネル内で飛び出した素晴らしい(笑)発言のことをいいます。 ここではその迷言の数々を紹介していきたいと思います。(随時更新中) 一般人 所謂ただの振り込み 行かないでアニス! 破壊神の真実(最近はもっと強くなったらしい…) 猫かぶり 天則と被っちゃった☆(anisu談) 新種族・トリマー人 月曜日お断り( ゚ω゚) なんていやらしい子! 私が揚げる(訳 Google先生) 嫁に飽きる人もいるんです 一応KENZENな… 鬼!悪魔!鬼畜! 一人遊びフリーク 破壊神のお仕事 \キャーカノンサーン/ タタリさんはあそこにいます ご主人様のご帰宅 ユンゲラー理論 自爆「ティウンティウン」 一般人 01 47 44 (kazuzu) おわたまんさんは一般人じゃなかったっけ? 01 47 53 (owataman) 一般人ですよ 01 48 27 (NKS) 逸般人だろう 所謂ただの振り込み 01 42 25 (Atori_on) サニーのミルクがオワタを直撃 行かないでアニス! 02 28 23 (Atori_) 夜空に最初に輝く星、それがあにすさんだ 破壊神の真実(最近はもっと強くなったらしい…) 02 01 45 (anisu)破壊神です☆麻雀はプロと殺りあえるレベルです☆緋想天もやってますが、VE3週目です☆見かけたらまず破壊してやんよ☆ 猫かぶり 00 19 42 (anisu) やめて><私がここで作った善人キャラが崩れる>< 天則と被っちゃった☆(anisu談) (suzumeS) はい、私が焼き鳥です( (owataman) 串でぶっ刺せばいいのです (anisu) 6A 6A! (suzumeS) なんのはなしだwwww 新種族・トリマー人 23 27 59 (touka) トリマ一人すすんだからそろそろねますね 23 28 20 (cannon_) トリマー人ってなに? 23 29 19 (anisu) トリマー人とは、とーか族が呼ばれている、特殊人のことである。 月曜日お断り( ゚ω゚) 00 28 47 (Monday) 私のボケがつるぎさんの迷言に繋がるなんて・・>< 月曜もいい日だ>< 00 29 07 (suzumeS) 帰れ 00 29 11 (Turugi_) 帰れ 00 29 23 (setu__) 帰れ 00 29 31 (owataman) 帰れ 00 29 31 (shinomiya) か(ry 00 29 50 (amber) 帰れ 00 29 56 (Monday) *Monday quit ("Leaving...") 00 29 56 (Y-mugetu) 帰れ 00 30 04 (suzumeS) 帰ったwww 00 30 06 (shinomiya) 帰った 00 30 10 (amber) 帰りましたね なんていやらしい子! 00 57 46 (cannon_) アンバーさんがイキイキしてきた・・ 00 57 59 (amber_) だって人いじれるんだよ! 00 58 02 (amber_) たのしいじゃない 私が揚げる(訳 Google先生) 23 25 13 (Ichinose) i can fry 嫁に飽きる人もいるんです 20 12 07 (iwao) キスメ 飽きてきた 20 13 29 (owateat) その後、キスメはいわおけの姿を見ることなく散っていった… 一応KENZENな… 20 56 39 (yukitatu) きさま!左ほほをペロペロしてやろうか! 20 56 55 (setu____) ぺろっ・・・これは嘘をついている味だ・・・・! 20 57 49 (shinomiya) ぺろっ・・・これは王水! 20 58 37 (beretta) ぺろっ・・・これは黄金水! 鬼!悪魔!鬼畜! 20 29 50 (karaage_) え…キス…メ…?誰…( 20 30 04 (K_Euph) オリキャラじゃね? 20 30 16 (Wilhelmina_) オリジナルキャラよねー 20 30 57 (iwao) あんなかわいいこがオリキャラとか・・・ 20 31 14 (karaage_) かわいいからオリキャラなんじゃねって考えるといいよ 20 31 22 (iwao) うわーん 20 31 55 (Wilhelmina_) なんかいわおさんが泣いてる^^ 一人遊びフリーク 21 40 49 (T-say) 一人遊びマスターってさ 21 40 58 (T-say) エロくない? 21 41 52 (umai_myRM) まあ・・私は一人遊びフリークですけれどw 破壊神のお仕事 00 52 57 (anisu) 家かえるの9時すぎ・・w 00 53 12 (kyu-riS) 破壊神なにやってるん・・・ 00 53 20 (owataman) 破壊工作 00 53 31 (kyu-riS) なる \キャーカノンサーン/ 00 58 13 (craria) OPテーマ 「ムリポナ夜」 01 01 20 (cannon_) だから オンリ・オンリ いけなくて 01 01 38 (craria) 歌音さんの新曲きたw 01 01 46 (setu_____) キャーカノンサーン>< 01 01 54 (cannon_) くらりあさんがタイトル作ったんじゃまいかw 01 01 56 (craria) \キャーカノンサーン!/ 01 02 05 (Poin) \キャーカノンサーン!/ 01 02 14 (setu_____) \キャーカノンサーン!/ 01 02 16 (craria) 視線おねがいしまーす(ぇ 01 02 25 (Ichinose) \キャーカノンサーン!/ 01 02 34 (rui_) \キャーカノンサーン!/ 01 02 34 (owataman) \キャーカノンサーン!/ タタリさんはあそこにいます 22 19 41 (tatari) タタリてブン屋見なかったかい? 22 20 10 (cannon_) タタリならアイツの横で寝てるよ ご主人様のご帰宅 02 40 49 (craria) おかえりなさい、あなた。ご飯にする?ライスにする?それとも・・・ お こ め ? ユンゲラー理論 23 52 01 (craria) 朝起きたら頭にキノコが生えててまっすぐ歩けなくなったとか 自爆「ティウンティウン」 00 53 35 (craria) 私も八方向に破裂しておくわ
https://w.atwiki.jp/wakan-momomikan/pages/3363.html
無孔竅│漢│人部│ http //www10.plala.or.jp/cotton-candy/momomi2/maki-3194.htm
https://w.atwiki.jp/toho_yandere/pages/1585.html
20XXねんだいの はじめ げんそうきょうのひとざとに くろくものようなかげがおち ふたりの がいらいじんが ゆくえふめいに なりました。 ひとりめのなは ○○。ふたりめのなは ××。 2ねんほどして ○○は ひとざとにもどりましたが どこにいっていたのか なにをしていたのかについて だれに はなすこともなく ようかいのおそろしさをがいらいじんにねっしんにつたえるようになりました。 ふたりめの ××のほうは とうとう かえっては きませんでした。
https://w.atwiki.jp/takumisenpai/pages/31.html
第5話「かなしきげんそう」 シャンシティの朝は早い。花壇に水を上げている人、犬の散歩やジョギングをしている人・・・・どう行動するかは自由だったが、橘たちスタッフと一緒にヨガと太極拳をミックスしたような体操を行っていた。 国男は屋外で朝早くから腰に白いタオルを巻いてお風呂に入っていた。 「はぁ・・・・ここにいる」 国男は気持ちよくお風呂に入った。 裕太は朝早くから公園でサッカーの練習をしていた。おそらくeスポーツに出るためにサッカーの練習をしていると思われる。 「裕太」 「あっ、お姉ちゃん」 そこにめぐるがやって来る。裕太は左手でサッカーボールを持ったまま右手で手を振った。 隅っこに浩一郎やめぐるたちがいる。カイトは男性スタッフに物を運ぶのに必要な台車を借りていた。 「お預かりします」 「好きにしろ」 「君」 「はい?」 「車いすを頼む」 「はい、ご用意いたします」 国男は男性スタッフにシニアカーを頼んでいた。 「どうもどうも!グッドモーニング!みなさん、パッチリ、目が覚めた?」 そこでダニエルがやって来る。ダニエルはめぐるたちにパッチリ目が覚めたかどうか、目玉が大きくなる手品を披露した。 「おはよう、そんなにパッチリじゃないけど」 「ダニエルは、おかげさまで、ぐっすりだよ」 「バッチリー!」 「ふふっ、私たちも」 ジュリはあまりパッチリではないことをダニエルに答え、ダニエルは寝るポーズをしてぐっすり寝れたことをジュリに告白する。裕太は親指を立て、ダニエルがぐっすり寝れたことをバッチリだと思っている。 「これからマザーの儀式が始まるみたいだよ。みんなも行くよね」 「マザー?」 ダニエルはこれからマザーの儀式が始まる事をめぐるたちに伝えた。 「わあ、でかい」 「大きい・・・・」 「シャンシティは、誰も拒絶しない。どんな人にも、居場所を与えてくれる、そういう場所だよ」 めぐると裕太は巨像の顔を見つめ、巨像の顔が大きく感じた。ダニエルはシャンシティが誰も拒絶しないと思っている。国男はシニアカーに乗っており、裕太が前にちょこんと座っていた。他の人は見よう見まねで体操に参加している。 「僕はみんなを楽しませるために、呼ばれて聞いーてきたんだ。びっくりした?」 ダニエルはジュリたちと話をしながら耳と目が大きくなる手品を披露した。 「ダニエルさん、おはようございます。参加は自由ですよ」 「どうもありがとう」 「あ・・・・」 ダニエルの目前に女性スタッフがやって来る。女性スタッフは体操の参加が自由だとダニエルに伝える。 「ここは宗教なの?」 「違うよ。マザーの能力に引かれた人たちが集まってできた、コミュニティさ」 ジュリはダニエルにシャンシティは宗教かと質問し、ダニエルはシャンシティが、マザーの能力に引かれた人たちが集まってできたコミュニティ施設だと答えた。 玄関のドアから叶恵と浅田、それに橘がやって来る。 「あっ、あの人がマザー?」 「そうだよ」 めぐるは叶恵がマザーかとダニエルに質問し、ダニエルは叶恵がマザーであると答えた。叶恵は女性の肩を触り、叶恵に肩を触られた女性はしゃがみ込んですすり泣く。 程なくして体操が終わったが、人々は帰ろうとはしなかった。 「これより、死者とのご面会を始めます」 橘のこの言葉を待っていたのだ。体操を終えた人々のざわめきが響く。 「死者!?」 目を丸くしているめぐるにダニエルが優しく説明してくれた。 「マザーはね、死んだ人と話すことができるんだよ」 「ええっ?」 「What? You`ve got to be kidding me!」 「I`m not kidding」 「No way! That`s crazy」 ジュリは英語でダニエルと話す。ダニエルの英語には独特の訛りがあり、浩一郎はそれが少しだけ気になった。 「マザーみたいな能力の人を、ミディアムと呼ぶんだ」 「ミディアム・・・・」 「死後の世界と、この世界の真ん中にいる人ってことだよ」 「レアとウェルダンの間だってことですね」 「はは・・・・」 ダニエルはめぐると裕太にミディアムの事について説明する。ミディアムは死後の世界と現世界の真ん中にいる人のことだ。裕太はレアとウェルダンの間だってことだと言い出した。 「選ばれた方々は、どうぞ「顔の間」へ」 橘の言葉を受けて、若い男女2人が巨像の中へと入って行った。橘たちは事前に告知されていたらしく、他の人たちは誰が選ばれたのかを確認したくて残っていたようである。 「あの女の後を追え」 「え?」 「早くしろ」 「あっうん・・・・」 迷っている裕太に構うことなく、国男はシニアカーを発進させた。 「ちょっと、裕太」 ジュリは裕太に声をかけたが、国男が乗っているシニアカーが走っている事から反応しなかった。 「どちらへ?」 「儀式を見たい」 橘はシニアカーに乗っている国男にどこへ行くか質問し、国男は儀式を見に行くと答えた。 カイトが高額なお布施を橘に約束し、浩一郎たちは見学を許された。 巨像の内部の壁はあちらこちらに金継ぎが施してある。 「何故金継ぎなんですか?」 「元へ戻すのではなく、新しい、命を吹き込み、生かしていくというのが、私たちの理念なんです」 橘に案内され、浩一郎たちはエレベーターでバルコニー階へ到着した。そこから室内へと入り、さらに階段とスロープを登ると「顔の間」と呼ばれる場所へ到着した。 「はぁ・・・・」 「死者の儀式も同じです。死んだ者は蘇らない。しかし故人の思いを知ったマザーが、大地様の力を借り、死者との会話をつなげることで実在させる」 歩みを進めるにつれ、香炉から出るタバコと線香の煙と香りの高度が高くなっていた。 「そして、残された者は、新しい、歩みを始める」 「顔の間」の床には大きな丸い紋章が描かれており、緑を火の灯った蝋燭が囲んでいる。 「この臭い・・・・」 「タバコと線香」 めぐるは手で鼻を押さえ、タバコと線香の臭いを少し抑える。カイトはこの臭いはタバコと線香だと答えた。春生と灯織も手で鼻を押さえている。 中央に豪勢な椅子があり、黒いベールで顔を隠した少年・大地が鎮座していた。大地はぽっちゃりとした体型をしており、ベールから透ける細い目は虚ろだ。 大地の隣に叶恵が立っており、2人は手を握っていた。叶恵は白を基調としたキャソックを着用し、ガウンを羽織っている。 「あの子は?」 「あの方が・・・・大地様、シャンシティのシンボル。あの方を媒介することによって、マザーは能力を発揮することができる」 「もしかして、彼が10歳?」 「ええ」 「私の弟と同い年じゃん」 めぐるは大地の年齢が裕太と同い年であることに気付いた。 「まもなく、生誕15周年祭が、行われることになります」 選ばれた2名が叶恵と大地の前に横に並んで立っていた。 浅田は叶恵の後方に立って、儀式を見守っている。 いよいよ儀式が始まった。まずは20代前半の女性が叶恵に「これが形見です」とガマ口の財布を渡した。叶恵はその物に最後に触れた死者と交信することができる。 叶恵は静かに目を閉じる。大地は虚ろな目で一点を見つめたまま微動だにしない。 「はあっ」 5秒ぐらいして叶恵がバッと目を開けた。その表情は先ほどより優しく見えた。 「友恵・・・・」 「はっ・・・・」 「津波にさらわれた私を助けようとしてくれて、ありがとう・・・・」 「あ・・・・」 「暗証番号は金庫の中だよ。私の分まで生きてね。いつも見守っているからね・・・・」 叶恵は口調までも変わっていた。女性は話している内容から母親だと確信したようである。 「お母さん・・・・ごめんね・・・・ありがとう・・・・うわあぁー・・・・!」 女性は号泣し、床に突っ伏した。 「・・・・と、言ってらっしゃいます」 叶恵の表情と口調がスッと元に戻った。 真剣な眼差しで見ていためぐるの横で、カイトが鼻で笑った。国男はじっと大地を見ている。 国男の心の声「・・・・見つけた。」 心の中でボソッと呟いたが、何も口で言うことは出来なかった。 続いて20代中頃の外国人男性が、片言の日本語で「チチノトケイデス」と壊れた腕時計を渡した。どんな優しい言葉をかけてもらえるのか、もしやヘソクリの隠し場所を教えてくれるかもしれない、彼にはそんな下心もあった。 叶恵は先ほどとは違い、静かに目を閉じずに目を開けたまま、5秒ぐらいしてバッと驚くふりをした。 「はあっ、Horace`hey Horace・・・・」 叶恵は口調だけでなく、英語などの外国語や、声質まで中年の外国人男性のように変化した。 「Father`what is it?」 「I could hear my voice・・・・」 「What?」 「I could hear my voice from inside the collapsed house・・・・」 「あっ・・・・」 「I abandoned me and ran away」 「ううっ」 外国人男性の表情が一気に強張った。めぐるは耳を塞ぎ、浩一郎は顔を両手で隠した。 「No`oh・・・・」 怯えて1歩2歩と後退りする。 「I wish you had died!!」 叶恵は鬼の形相で咆哮した。外国人男性は「ひいいいっ・・・・!」と奇声を発し、「ううっ、うう・・・・」と言って激しく尻餅をついた。 「うっ・・・・」 「・・・・と、言ってらっしゃいます。are saying」 叶恵はスッと元の表情に戻り、何事もなかったかのように微笑んだ。 めぐるは女性の時はもらい泣きしそうになっていたが、今度は一転して縮み上がった。 儀式が終わり、浩一郎たちはバルコニーへと移動した。 「グランドキャニオンみたい」 「徳良湖だ。湖底に大きな亀裂が出来て、水が流れ込んだんだろう」 「こんなたくさんの水が・・・・」 裕太は水が抜けた湖をグランドキャニオンみたいだと思っていた。眼下に水が抜けた山形の徳良湖があり、まるでグランドキャニオンのようだった。異様な光景は見慣れた浩一郎たちも、その奇抜な絶景には目を奪われた。 「・・・・僕も母さんと話がしたい」 「えっ?」 「ダメ、やめよう」 「何で?」 「とにかく、ダメ。それに誰でもやってもらえるわけじゃないと思うし・・・・」 「・・・・・・・・」 春生は死んだ母親の声を聞きたがっていたが、めぐるに否定され、春生はシュンとする。 ダニエルが遠くを指さした。 「あっ、フィリピンが見えたよ」 「見えないわよ」 「冗談だよ、びっくりした?」 「しないわよ」 「ははっ笑った。ははははは・・・・」 「むぅ・・・・」 ジュリとダニエルは顔を合わせて無邪気に笑う。めぐるはそんな2人を怪訝な顔で見つめていた。 「ねえ、みんなで写真撮ろう」 ジュリはみんなで写真を撮った。めぐるはそれを見逃さなかった。 帰りは階段で降りることにした。途中、叶恵たちと出くわす。 「あれ?」 「おはようございます」 「おはようございます」 「さっきの、どうやったら選ばれるの?」 「お告げ次第です」 春生の無邪気な質問に、2人の後方を歩いていた浅田が答えた。 「え・・・・」 カイトは春生のメガネをサッと取ると叶恵に駆け寄った。浅田が慌てて制止しようと手を広げる。 「インチキだな」 「失礼ですが・・・・」 「信じるも信じないも自由」 叶恵は微塵も動揺することなく答えた。 「これ、ある男の形見、触ってみて」 カイトは新品な春生のメガネだとバレないように差し出した。 「ご面会を望む場合は、決まった手順を・・・・」 「俺はマザーと話をしている」 「うっ・・・・」 カイトは浅田を相手にしない。 「何て言ってる?」 「マザーがご面会できるのは、1日4名までです。お引き取り下さい・・・・」 浅田の語気が僅かに冷静になった。叶恵はトラブルを避けるため、呆れつつもメガネに触れた。目を閉じ、5秒ぐらいすると大地の手を引き歩き出した。 「やっぱりインチキだな」 カイトは叶恵の後ろ姿を見つめながら、小馬鹿にしたように微笑んだ。次の瞬間、叶恵はチラッと振り向いた。 「休憩しようって言ったのは私だよ。気にしないで・・・・と、彼女はおっしゃっています」 その言葉と口調は去年の秋頃に亡くなった国男の妻のものだった。カイトは意味が分からず戸惑ったが、めぐるが「国男の奥さんに違いない!」と顔が驚く表情になったので、ことの真相を理解した。 「マジか・・・・」 仰天するカイトたちを残し、特に勝ち誇るでもなく、叶恵は大地を連れて立ち去った。 食堂ではバイキング形式の朝食が用意されていた。 「いっただっきまあぁー・・・・」 「裕太、全部食べなさいよ」 「食べますよ」 裕太はたくさん料理を取りすぎてジュリにお小言言われた。バイキングでありがちな光景だった。 カイトはバスケットコートのフェンスにもたれ、チョコバーを食べながらバスケをしている少年たちをぼーっと見ていた。 「どこの料理かしら?」 「ユーゴースラビア!子供の頃よく食ったね」 ジュリはどこの料理か分からなかったが、ダニエルがユーゴスラビアの料理だと答えた。ダニエルは子供の頃、ユーゴスラビア料理をよく食っていたらしい。 「食べろ食べろー。コソボ名物のパチェだ」 そこで鍋を持った大谷が割り込み、コソボ料理のパチェを茶碗に入れる。 「新入り、ほれ」 「いらないよ」 「偏った食事は健康に良くないぞ」 「デブに健康がどうとか言われたくありません」 「飯食ったら学校にも行けよ」 大谷は食事が終わったら学校へ行くよう裕太に指示する。 「学校があるんですか!?」 「ありますよ。と言ってもー・・・・数十人ですけど」 「裕太、めぐる、今日から行きなさい」 「ええっ!?」 「えっ・・・・」 「みなさんも、労働を希望でしたら、申し出てください。たーくさんありますからね」 ジュリはここに学校があることを初めて知った。大谷は労働を希望だったら申し出るよう呼びかける。食事を終えると各々が自由行動となった。裕太はジュリに促され、大きいゲルの中にある寺小屋のような学校へ通った。 「三角形、ABCで、辺BCを底辺とする時、頂点Aから底辺BCに垂直に引いた線の長さを、高さと言います」 学校の先生の話を聞いている裕太は、一番後ろの席に座り、退屈そうにあくびを連発する。 浩一郎とジュリ、春生と灯織、真乃はタバコ畑で草むしりをした。労働を希望する場合は申し出ればやらせてもらっていた。 「すごい量のタバコだな」 「はい・・・・働くって、いいですね」 「えっ?そうだね」 浩一郎はタバコの葉の量が多いことに気づき、春生は額の汗を拭った。 めぐるは医療棟で、30代と思われる寝たきりのおじさんの介護を手伝っていた。このおじさんは大地震で瓦礫の下敷きとなり、全身不随になっていた。唯一、眼球とまぶた、左手の指だけは動かすことができた。声は5年前に喉頭がんを患っていたため、2016年10月の手術の際に、声帯を摘出した際に失っている。おじさんは昔ヘビースモーカーで過度の飲酒もしていたが、喉頭がんになって以降は酒もタバコもやっていない。 「よっ、はぁ・・・・」 若い男性スタッフがおじさんの上体を起こし、めぐるが濡れタオルで背中を拭いてあげた。 「あとは、よろしく頼みます」 「はい」 男性スタッフはおじさんを寝かせると早々に部屋を出ていった。 「あ・・・・」 めぐるはおじさんの口元がよだれで汚れていることに気付き、拭いてあげた。不意におじさんと目が合った。おじさんは何度もまばたきをした。それはとても不自然だった。 「うん?」 おじさんは左手の指でベッドのフレームを叩いた。爪と金属がぶつかって音が出た。よく見るとフレームの一部はペンキが剥げている。おじさんが何度も爪をぶつけた痕跡だった。 「目が痒いんですか?」 めぐるはおじさんの目的が何なのかちっとも分らなかった。意思疎通ができないことがどれほどストレスなのかを実感し始めていた。めぐるがおじさんに一言言っていたその時、地面がガタガタと揺れた。 「あっ地震?」 推定震度4程度のやや強い揺れが襲ってきた。めぐるはやや強い地震に驚く。 「もしかして地震が来ることが分かった・・・・とか?」 揺れがおさまると、めぐるはおじさんに地震が来ることが分かったのか疑惑に思って言い出す。 「まさか、そんなことないか」 めぐるは地震が来たくせにそんなことないと思い、おじさんの元から立ち去った。 食堂の調理場では、大谷が包丁で豪快に野菜を切る音が響いていた。 傍で裕太が使い終えた皿からラップを剥がし、ラップだけをゴミ箱に捨てている。 「学校どうだった?」 「中国人多くてつまんないです」 「人の好き嫌いもよくないぞ」 「ねえ、今夜は何?」 「ちゃんこ鍋。知ってっか?」 「相撲レスラーが食べるやつでしょ」 「おっ、相撲好きか?」 「興味あります。大谷さんは?」 「俺は大好きさ・・・・俺が相撲取りだったら、やってけたかな?」 大谷は四股を踏んで見せた。 「無理、体が大きいだけじゃ勝てないです」 「ふっ・・・・そうかい、そうかい」 どことなく寂しそうな大谷の横顔を夕日が照らした。 仕事を終えて帰り道を歩くめぐるは、ゲルの上で仰向けになっている裕太を見つけた。裕太は浩一郎のLEDライトを手にし、空に向けてパチパチと点けたり消したりしている。 「裕太・・・・?何してるの?」 「・・・・春生のお母さんと会話・・・・モールス信号、適当ですけど・・・・」 「春生のお母さんきっと見てるよ。話は出来なくても、きっと見つけてもらえるよ」 「春生のお母さんの声が聞きたい・・・・ダメ?」 「んー」 「何を言われるか怖いの?」 「あっ・・・・」 「怒ってるかもしれないから?」 「バカ・・・・」 「ごめん」 「いいよ別に、図星だから」 図星だった。めぐるは自分の弱さを見抜かれたことが恥ずかしくて俯いた。 「火が消えたみたい、ガスバーナー借りてくる」 めぐるの目の前にあるゲルの中から春生が出てくる。春生は火が消えたことから、ガスバーナーを借りに行ったと思われる。 裕太はめぐるの凹み具合に焦り、慌てて話題を変えた。めぐると裕太がいるゲルの外には女性たちの声が聞こえてくる。 「マザーのおかげで心のつっかえが取れたわね」 「私もエントリーしようかしら」 「よく聞こえるね」 「パーティー行くの?」 「えっ?」 「週末のパーティーだって、今夜。僕、招待されたんです」 今夜は週に一度のパーティーらしく、裕太は招待されていた。めぐるは初耳だった。春生やカイトは行くのだろうか・・・・それが気になった。 「あ・・・・」 そこでゲルのドアの開く音がした。入って来たのは国男だった。国男は持って来た薪を暖炉に入れて息で吹きかけていた。 「もう消えてますよ」 「ゴホンゴホン・・・・お前、替われ」 裕太が国男に話しかけると、国男が咳き込んだ。国男は裕太へ交代して、裕太が暖炉に入れた薪を息で吹きかけていた。 「はっ、ついた!」 「生きてただろ」 裕太が暖炉に入れた薪を強く息で吹きかけると、薪から炎が出た。国男は暖炉の中の炎が生きていたことを感じていた。外にいた春生がゲルの煙突から煙が出ている事に気付く。 「髪伸びたね」 「うん。めぐるのお母さん、パーティー行かないの?」 ジュリはベッドに座っていた。春生はジュリの隣に座り、パーティーの事をジュリに話したが、ジュリは「うるさいの苦手だもん」とつれない返事をした。 「・・・・僕、行くね」 「気をつけてね。あぁー・・・・っ」 春生は立ち上がって、ドアの側まで行くと、立ち止まった。ジュリは大きなため息をついて背伸びをし、ベッドで横になった。 「僕・・・・」 「ん?」 「やっぱりお母さんの声、聞きたい」 「・・・・やめよう」 「めぐるのお母さんは聞きたくないの?」 「うん、聞きたくない」 「どうして?」 「・・・・意味がないからよ」 春生にはその言葉がしょんぼり聞こえ、いきなり俯いてしまう。 「あの人と仲良くしたいからでしょ・・・・僕のお母さんのこと・・・・忘れたいんだから・・・・!」 春生は涙を流し、彼の母親の事を忘れたいのかと言い、ジュリはベッドから起き上がって幻滅した表情を浮かべ、春生の涙目をじっと見つめた。 「春生君、大人になってちょうだい」 ジュリの説き伏せるようにゆったりとした口調と文言が、春生の心を痛みつけた。 「ううっ・・・・」 春生はドアをこっそり開け、ゲルを飛び出した。もし、ジュリが春生の母親の声を聞けば、そのうち個人情報の漏洩になるのでやめよう。 パーティー会場になっている倉庫の前までやってくると、テクノ系の音楽が漏れ聞こえてきた。 「僕は大人だよ」 そう吐き捨て、春生は鉄のドアに手をかけた。 倉庫内はまるで渋谷のクラブのようだった。音楽が大音量でガンガン流れ、フラッシュレーザーなど、派手な照明演出がされていた。 フロアは踊り狂う人たちで賑わっており、瓶を片手にお酒をガブガブ飲みながら踊っている人の姿や、上半身裸の男性とブラジャー丸出しの女性が体を絡ませ、踊っている様子が目に飛び込んできた。隅にはボックス席が幾つかあり、色気のある女性を侍らせている中年の男性や、呼吸器でタバコを吸っている若いカップルがいたりする。 DJブースでは、青山あたりの大学に通ってそうな知的でオシャレな雰囲気の若い男性がプレイをしていた。 春生の後に来ためぐるは雰囲気に圧倒され、場違いな所に来てしまったと後悔した。めぐるのすぐ側で若い男女が堂々とディープキスをしていた。めぐるはとっさに目を逸らすが、チラッと見てしまう。よく見ると、男性は黒人で、女性はどう見てもめぐるより年上だった。 めぐるは覚悟を決める。春生は倉庫内を調べるため、めぐるより先に行ったに違いない。 「あっ!あいつと、先輩も・・・・」 めぐるはフロアで踊っているカイトと春生を見つけた。カイトはカクテルグラスを片手にノリノリでダンスしていた。春生は俯き加滅で控えめながら、音楽に乗ってステップを踏んでいた。 「あ・・・・あっ?」 めぐるは2人に近づこうとするが、人混みでなかなか進めず、やがて見失ってしまった。 突如、照明が変化し、巨大なプロジェクターにゲーム画面が映し出された。これから対戦型格闘ゲームの試合が行われるようである。スポットライトがプレイヤーをとらえた。1人は裕太で、もう1人は20代前半と思われる男性だった。毎回パーティの度に開催されているゲーム大会で、男性は無敗を誇っていた。 「レディー、ゴー!」 ゲーム内における男性ナレーターの掛け声が響き、ゲームがスタートした。裕太の選んだキャラは相手に向かって弓を射る。対する相手のキャラはショットガンをぶっ放した。裕太は目にも止まらぬスピードでコントローラーを操った。実力差は歴然だった。 「よし!」 裕太は敵を粉砕し、拳を突き上げた。会場は若きゲームマスターの登場に大いに沸いた。 ジュリは春生をしょんぼりさせてしまった事を引きずっていた。ベッドに横に座ったまま俯くと、「パーティー行かない人いるのかなー?」とやってきたダニエルに誘われた。 「あ・・・・」 「あんなに楽しいパーティーなのにー?たまには、息抜きしないとね。リラークス、リーラークス」 ダニエルはクマのぬいぐるみを持ちながらゲルの側で歩き回っていた。ジュリがゲルのドアを開けると、ダニエルが持っているクマのぬいぐるみが飛び出してきた。 「あなたが一番会いたい人だよー。ごめん、本当はダニエルでしたー」 次にダニエルが飛び出してきた。ダニエルは目玉が大きくなる手品を披露してジュリに謝る。 「・・・・人をしょんぼりさせるのは良くないよ」 「・・・・もっとうまく言えばよかった」 ジュリとダニエルは広場にある手作りの木製ブランコに腰掛けていた。 ダニエルは桃色の風船をパッと出すと、それを一瞬で萎ませた。そこに白い鳥をジュリに見せ、ダニエルはニワトリの鳴きまねをして、元の萎んだ桃色の風船に戻す。 「くたくたになっちゃった」 「あははっ」 ジュリは思わず笑顔になった。 「少しは気持ち、緩めないとね」 「うっ・・・・」 ダニエルが少しは気持ちを緩めるようジュリに伝えると、ジュリは思わず俯いて右手で顔を隠した。 「強くいないと、壊れちゃいそうだから」 「それでいいよ。ここは、そういう所だし、今は、そういう時だよ」 「・・・・ダニエルはユーゴ出身?」 「・・・・そうだよ」 ジュリはダニエルがランチの時にシチューを食べながら、「コソボ料理のパチェを思い出すねー」と言ったことが気になっていた。英語の訛りもイギリスとは少し違っている。 ダニエルはイギリス人ではなく、旧ユーゴスラビア出身のクロアチア人だった。出身を偽ったのは、移民に厳しいイギリスへの皮肉があったのかもしれない。 「僕は国も家族もなくなったんだ。でも、ここがあるし、君たちもいるよー」 「うん」 「おかげさまだよ」 ジュリはダニエルの明るさと優しさに勇気をもらった。 DJの華麗なテクニックで会場の盛り上がりは、最高潮に達していた。 カイトはタバコをふかして吸っていた。 「ホオォーゥ!」 カイトは裏声を上げ、次第にタバコがキマりだし、ハイになったようで、ケラケラと笑いながら、DJブースに乗り込んだ。「イエーイ!」とハイタッチし、そのままDJを追い出す。 「おっ、おお・・・・おい」 「借りるよ」 カイトはあらかじめ用意していたカバンからレコードを1枚出すと、「ワオ!」と言い出してターンテーブルにセットした。レコードが回り、流れる水と鳥のさえずりが流れ始めると、会場がざわつく。 「何?」 「おーい」 「これで?」 「ん?」 「僕のレコード!」 隅で軽くステップを踏んでいた春生は血相を変えてブースに向かった。カイトが持ち出したカバンは春生のものだった。中には春生が命からがら持ち出した大切なビンテージレコードが12枚だけ詰まっていた。 「Everybody Watch And listen!I`m a DJ KITE!」 カイトの華麗なプレイで流れる水と鳥のさえずりがダンスミュージックに変化する。 最初は微妙だった会場の雰囲気が徐々に盛り上がっていく。 「勝手に持ち出すな。僕のレコードだ」 春生はブースに乗り込み、カイトに詰め寄った。 「そうだ、持ち主がやる方がいい。かけないレコードは、ただの円盤だ」 カイトはわざと春生を誘い出すためにレコードをかけたのだ。 「DJハルオー!」 カイトはみんなを煽った。 「イエーイ!」 「ハルオー!」 至る所から声が飛ぶ。 「さあ、もう逃げ場はないぜ。始めないと怒りだす」 春生は帽子の鍔を両手で掴んで俯き、何もできない。 「解放しろ!」 カイトが春生の背中をバンと弾く。 「ああぁぁーー!」 春生が絶叫すると、彼はメガネを外した。視界がぼやけて大勢の顔が見えなくなり、緊張がほぐれた。春生はヤケクソ気味にプレイを始めた。最初こそぎこちなかったが、次第にコツをつかみ、見事なプレイを決め始めていた。そんな春生の横で、カイトはご機嫌にダンスを踊っている。 「ニッポンサイコー!」 春生の雄叫びがこだました。カイトとハイタッチした春生は心底楽しそうに笑った。 めぐると真乃、灯織はそんな春生の姿を見ることができて幸せだった。 「先輩・・・・あははっ」 「春生・・・・!」 気持ちが高鳴り、自然と踊り出す。ハイになり、真乃と灯織も気持ちが高鳴って自然と踊り出した。 一方、寝たきりのおじさんは左手の指でベッドのフレームを叩いていた。爪と金属がぶつかって音が出た。 「・・・・・・・・」 国男は的代わりにモフモフの布で、弓矢を構えて的当てをやっていた。国男が銀色のヤスリで矢の先端部分を削っていた。 「待ってる・・・・」 国男は矢の先端部分を削り終えると笑顔になった。 めぐるは音楽に合わせて自然と踊り出している。気づくと若い茶髪の外国人男性が体を密着させてきた。 「どっから来たの?」 「はあ?」 音楽が大きくて声が聞こえない。男性はめぐるの耳元に口を近づけた。 「あっちで話そう」 「えっ?」 「・・・・・・・・」 男性はめぐるの返事を待たずに手を握り、強引に連れて行った。その様子をカイトがブースから見ている。めぐるは男性に裏口から外へと連れ出された。そこは狭い路地だった。 「マザーの儀式受けた?」 「いえ」 「順番が早く回ってくる方法あんだけど」 「えっ、知りたいです!えっ・・・・」 「・・・・俺と親しくなればいいんだよ」 男性はめぐるを壁に押し付けた。男性はスタッフの一員だった。 「顔利くからさー」 男性はキスをしようとするが、めぐるは抵抗した。 「いいです、そんなの!」 「んー痛くしないからさー・・・・気持ちよくなろ・・・・」 「ううっ!」 「うっ・・・・!」 暴れためぐるの頭が偶然に男性の顎を突き上げ、男性は気を失って倒れた。 「はぁ・・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・・」 めぐるは一時的に息切れをする。そこにカイトが駆け付けてきた。 「う・・・・あっ・・・・」 倒れている男性を見て、「あっははは、やるじゃん、ワーオッ!」とハイテンションで叫んだ。 カイトはタバコで笑い上戸になっており、倒れている男性がおかしくて堪らないようであった。 「地球を攻めて来た、エイリアンをー、ワンダーウーマンが、一撃だー、アーッハハハハハッ!アハッアハハハ・・・・アハッア・・・・うっ・・・・」 「あ・・・・」 カイトは笑い続けたことから「おえーっ」と吐いてしまった・・・・。 夜明け間近になっても、パーティは続いていた。 めぐるとカイトは給水塔の近くにあるベンチに座り、朝焼けに染まり始めた東の空を見つめている。カイトはペットボトルの水を飲んで、体内の異物を薄めていた。 「タバコであんなに子供っぽくなるんだ。意外でした」 「覚えてない」 めぐるはカイトがタバコであんなに子供っぽくなったのが意外で、ついからかいたくなった。 「エイリアンが何でしたっけ?」 「黙ってろ」 ムッとしているカイトを見て、めぐるは黙り込んだ。 「ねえ」 「ん?」 「大勢の外国人はどうして日本からやって来たんですか?」 「他のお金持ちがみーんな逃げたみたいだから・・・・それだけ・・・・」 カイトは迷いのない瞳で空を見上げると、グビッと水を飲み干した。 めぐるがゲルに戻ると、ジュリがドアの前で待っていた。 「おかえり」 「・・・・ただいま」 めぐるは気まずくて目を逸らした。めぐるは戸惑ったが、ジュリは既に椅子を外に持ち出していた。 ジュリは椅子に座っためぐるの背後に立ち、優しく髪に触れると、そっと持ち上げ、ハサミを動かした。地面にめぐるの髪がパラパラと落ち、風に飛ばされていく。めぐるは小学6年生までこうしてジュリに髪を切ってもらっていた。「学校の勉強はどう?」「先生はどんな人?」「好きな子はできた?」、いつしか髪を切りながら、ジュリがする質問を面倒くさく感じるようになった。そして、ママの散髪を卒業した。 「・・・・大切な人を失っても、悲しむ時間さえない・・・・そんなのあんまりよね」 「・・・・悲しんでいいよ」 「・・・・春生のお母さんが困るでしょ」 「うん、でも・・・・」 「涙しまって、前に進もうって・・・・お父さんよく言ってたもんね・・・・」 「うん」 めぐるの髪にポタリと何かが落ちた。それはジュリの涙だった。これまでめぐるや裕太には決して見せなかった涙。ジュリの目から涙がボロボロと流れた。これまで耐えてきたダムが一気に崩壊したようである。 「・・・・帰る国も、家族もない人だっているんだから・・・・我慢しなきゃね・・・・」 「うん・・・・お母さん泣いてないよ。私ももう泣かないから」 めぐるもボロボロと涙を流した。いっそのこと泣きはらしてやろうと思った。それを終えたら自分と約束するつもりだった。これで泣くのは最後にしようと。 「うっ・・・・」 「フフフフッフフフフッー」 国男は男性スタッフを弓矢で射抜き、鼻歌でクラシック音楽「ウィリアム・テル序曲」を奏でながら、シニアカーで巨像の内部を走っていた。モルヒネを大量に摂取した国男の目はバキバキに冴えており、彼は脳の回転も体のキレもすこぶる快調で運転しながら器用に弓矢を構えている。 「動くな!手を上げろ」 侵入に気付いて、拳銃で撃ちながら制止しようと声をかけてきた男性スタッフを弓矢で射抜く。 「うっ・・・・うあ・・・・」 「フフフフッフフフフッー」 矢を射抜かれた男性スタッフは横になって倒れた。国男は鼻歌を歌いながら「顔の間」の奥にある部屋のドアを目指していた。 ステンドグラス越しの朝陽を浴びて、いつものように叶恵が浴槽に浸かっている。エレベーターのドアが開き、足音が近づいてくる。しかし、いつもの革靴ではなかった。 「面会の時間を知らせに来たわけじゃ・・・・なさそうね」 叶恵が振り向くと、そこには全裸の浅田が立っていた。 国男は「顔の間」の奥にある部屋のドアを開けた。そこは寝室となっており、ベッドには大地が眠っていた。 「やっぱり、ここにいたか。じいじが迎えにきたから、一緒に帰ろう」 浅田は叶恵を浴槽から引っ張り出した。床に押し倒して唇を奪う。息苦しそうな叶恵に構うことなく、浅田は叶恵を征服するように激しく攻め続けた。 数分後、巨像の下に停めていたトラックの運転席に国男が乗っていた。国男は落としてしまったモルヒネを拾っているところだったが、モルヒネが隙間に入って手が届かなかった。 「あぁ・・・・うぅ・・・・」 「お薬、お薬」 「クソッ、はぁ・・・・」 隙間に落ちたモルヒネを拾うの諦めた国男は、トラックを急発進させ、ゲートに向かって走る。大地はシートベルトを締め、助手席に乗せられていた。その虚ろな眼差しはじっと前を見ている。 「うう・・・・うん?」 モルヒネの作用が切れ始め、息遣いが荒くなる。全身を痛みが襲い、脂汗が吹き出した。ゲートは目の前だった。 「うっ・・・・」 国男はゲートをぶち破ろうとアクセルを踏み込んだその時、パッと意識が飛んだ。国男はハンドルに突っ伏したまま動かない。運転手を失ったトラックは大きく右にそれ、ゲート脇のフェンスに激突した。そのショックで大地の体がグワンとバウンドした。国男はハンドルに頭を打ち付けたが、声をあげることはなかった。 トラックのヘッドライトが割れ、クラクションがビーッ!と鳴り続けた。 鳴り響くクラクションが掻き消されるほど、叶恵は激しく喘いだ。
https://w.atwiki.jp/touhoukeitai/pages/531.html
No.214 / じくう 人形 Eゆめみ 基本データ 説明 ついほう された がっかいにふくしゅう する ために げんそうきょうに やってきた。 タイプ ほのおこおり 特性 じゅうなんプレッシャー タマゴグループ ひとがたひとがた 種族値 HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早さ 合計 90 75 85 130 90 90 560 獲得努力値 HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早さ 0 0 0 3 0 0 分布 場所 階層 Lv 備考 なし その他の入手方法 なし 進化系統 ちびゆめみ ┗Lv30でゆめみ ┗Lv48でEゆめみ 育成例 レベルアップ技 Lv 技名 001 ひのこ 001 こなゆき 010 いばる 015 かげぶんしん 020 リフレクター 025 かえんほうしゃ 025 れいとうビーム 030 マジックコート 038 マナチャージ 046 いちごクロス 064 ブラストバーン 064 ぜったいれいど 技・秘伝マシン技 No 技マシン名 04 マナチャージ 06 どくどく 07 あられ 10 よめしゅぎょう 11 にほんばれ 13 れいとうビーム 14 ふぶき 15 LUNATIC 16 ひかりのかべ 17 まもる 18 あまごい 27 おんがえし 32 かげぶんしん 33 リフレクタ- 35 かえんほうしゃ 38 だいもんじ 42 からげんき 44 ねむる 49 よこどり 50 オーバーヒート No 秘伝マシン名 なし 人から教えてもらえる技 場所 技名 未実装
https://w.atwiki.jp/nanohahearts/pages/76.html
……大仕事とはいえ、帰ってきたんだ。海鳴! 話リンク ・ストーリー 次元中に散らばった犯罪者を捕まえるために、海鳴に戻ってきた高町なのは。 旧友や家族との再会を楽しみ、そして家の中にて思うこととは。 ・内容 「ま、あんたはそういうだろうけど、謝るくらいなら犯罪者を逮捕して解決に導くことね。……ただ、あんたはできるだけ身体を養えっていいたいとこだから、前みたいな無理強いはしないように」 そしてレイジングハート。 もう戦わないつもりだったこともあり、監督係も兼ねて娘に託していたのだが。 親友二人は 「じゃあ、基本は海(ここ)で待機、ってことか」 フェイトは次元中の犯罪者を監視するために次元の海で待機。ただし海鳴には頻繁に来る予定。 フェイトの考え一つで行ってよいとのこと。 そして八神はやてはミッドチルダにて犯罪者を待つことになったらしい。 『一言でかたづけんといてえやああああああああ』 あれ、何か聞こえたような、気のせいか。 ハラオウン家マンションにて ハラオウン家マンションではなじみの顔、ユーノ・スクライアやアルフと言った面々と再会。 管理局員と一緒にこの事件に関してのマンションの荷物整理を手伝っていた。 ここでアルフやリンディからユーノとの恋模様を聞かれることに。なのははその自覚があるのかどうかになってしまっているが……大丈夫なのだろうか。 とらいあんぐるハート3あってこそのリリカルなのはHeartsなので。 高町家にて 高町家では家族との再会が当然になる。 ここで桃子から美由希の手料理をごちそうになることになってしまった。 原作では美由希は料理下手というステータスがあるが、試食してみた結果、普通に食べれる腕前に。 そうでなければ翠屋で働けないか。 自室で家族の記念写真を見るなのは。 そこにはすでにいない家族……高町恭也の姿もあった。 イギリスを飛んでいた、要人警護用にとってあるとある飛行機が突如墜落、そして爆発。そのことで、乗っていた要人、ボディガードが全員、死亡という、あまりにも惨たらしい事故。 その中に、私のおにーちゃん、高町恭也の名前もあった。 爆発という状況から、なのは自身は兄が死んだとは考えにくいということもあるようだが…… リーバルト・ダイオス 暗い洞窟の中で、リーバルトはなのはのことを感じ取っていたのか、会うのを楽しみにしていた状況。 直に会うのは第7話まで待つことになる。 ……会ってもいないのに、何故ここまで魂が騒ぐ? この衝動を抑えるには……じきに会うしか、方法はないだろうな…… 店長業務代行、メイリス 「お電話ありがとうございます、高町喫茶店……お姉ちゃん?」 なのはが海鳴を拠点としなければならない分、喫茶店の店長業務を代行する必要があるということで、 メイリス・センチュリーに店長代行を頼むことにしたなのは。 やはり盛況なのは変わらずで、なのはなりのアドバイスを少ししたところで電話は切れたが。 高町なのは 帰ってきた海鳴 フェイトの一番長い夢
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/1690.html
かえってきたぶつりや【登録タグ VOCALOID か なっとくP 初音ミク 曲 替え歌 鏡音レン】 作詞:? 作曲:? 編曲:なっとくP 唄:初音ミク・鏡音レン 曲紹介 前作「物理屋のサヨナラ」と関連性のある曲だが、なっとくPによれば「前作とは別個の世界として聴いていただければ幸いです。」とのこと。 ザ・フォーク・クルセダーズのパロディが至る所に使われている。 歌詞 私死んじまったわ 私死んじまったわ 私死んじまったわ 天国に行ったわ 長い階段を 雲の階段を 私登ったわ ふらふらと 三途の川 水清く とうとうと流る 私のイメージも意外と平凡ね ほらやっぱりおばあちゃん 彼岸で手を振るわ 三途の川 水清く とうとうと流る 何のために 何を夢みて 何も残せず 今ここで死ぬのか 悲しくて悲しくて とても死にきれない このやるせないモヤモヤを だれかに残したい ああ 悲しくて悲しくて とても死にきれない この限りないむなしさを だれにも残せない ああ 悲しくて悲しくて とても死にきれない このもえたぎる苦しさが 私からも消えていく (鼻のでっかいカミサマ)×4 あ〜 なんかカミサマ鼻でかい あ〜 私呼び出しこういった 「そんなに歌われたら かないまへんわ もう 出てゆけ」 そんなわけで 私追い出され 雲の階段を 降りて行ったんだ 長い階段を 私は降りたわ ちょっとふみはずして あああああああああ 私生きかえったわ 私生きかえったわ 私生きかえったわ カミサマありがとう 私目が覚めた 病院のベッド 私生きかえったわ 米寿まで生きるぞ! ららららららら〜 コメント とりあえず作ってみましたが・・・作詞作曲の欄をどうすればw -- 名無しさん (2008-07-20 15 12 01) 帰ってきたヨッパライ→イムジン河→悲しくてやりきれない→帰ってきたヨッパライという、まさかのフォーク・クルセイダーズメドレー。てかこれオリジナルじゃねーだろw -- 名無しさん (2008-07-20 22 54 46) 前作の「三十まで生きたいというのもまだ贅沢だわ」と 「米寿まで生きるぞ!」のギャップがwww -- 名無しさん (2008-09-02 21 32 18) この作品をみてなっとくPさんが人気なのを納得しましたw -- 名無しさん (2008-10-23 12 37 42) この曲いいですよね・・・ちょっぴり中毒的ですが・・・生きたい気持ちがたくさんあって 自分の人生ってやりきれないことがあるんですが このきょくきいて生きたいって思いました・・・・ 毎日いろんなことがあってやり切れませんが 生きる時間大切にしたいなと考えます -- 麻里亜 (2010-06-29 07 59 55) 最後、『エリーゼのために』w -- rh (2010-07-19 14 51 44) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/touhoupuppetshow2/pages/30.html
+ゆめ ユカリA +ひこう とり
https://w.atwiki.jp/touhoukeitai/pages/112.html
さなえ そとの せかいから じんじゃ ごと げんそうきょうに やってきた あおい みこさん。 タイプ くさ・みず 特性 てんのめぐみ 分布 種族値 HP 65 すばやさ 60 こうげき 55 とくこう 75 ぼうぎょ 70 とくぼう 75 進化系統 ちびさなえLv26でさなえLv40でEさなえ レベルアップで覚える技 Lv01 はたく Lv09 みずでっぽう Lv15 ミラーコート Lv19 スピードスター Lv24 しんぴのまもり Lv29 みずのはどう Lv37 めいそう Lv43 ねがいごと Lv49 しろいきり Lv55 あまごい 覚える技マシン 03 みずのはどう 04 めいそう 06 どくどく 07 あられ 10 チームワーク 11 にほんばれ 13 れいとうビーム 14 ふぶき 15 はかいこうせん 16 ひかりのかべ 17 まもる 18 あまごい 19 ギガドレイン 20 しんぴのまもり 21 やつあたり 22 ソーラービーム 24 10まんボルト 25 かみなり 27 おんがえし 29 サイコキネシス 32 かげぶんしん 33 リフレクター 34 でんげきは 43 ひみつのちから 44 ねむる 45 れいげき 48 スキルスワップ 49 よめしゅぎょう 覚える秘伝マシン 03 なみのり 05 フラッシュ 倒すと獲得できる努力値 とくこう +2 育成例
https://w.atwiki.jp/ddff_orique/pages/33.html
【登録タグ FF5 か ギルガメッシュ】 【タイトル】帰ってきた漢 【概要】友に先立たれ、強力な装備をはぎ取られ続け 挙句次元の狭間に飲み込まれた伝説の男が帰ってきた! エンキドウ…お前の仇は俺が討つ! えっ自爆しただろって?細けぇことはいいんだよ! 【対象】 【バトル】 【作者より】 【コード】 0000-1066-2789-4605 【作者名】あるる コメント 原作ファンにはニヤリのクエスト(だが MPが たりない!) -- 名無しさん (2011-08-04 22 33 12) 名前 コメント