約 4,242,484 件
https://w.atwiki.jp/akumagattaisyoukann/pages/53.html
名前 種族 魔力生成速度(初期) 魔力最大値(初期) 攻撃力(初期) 魔力生成速度(MAX) 魔力最大値(MAX) 攻撃力 きょうりょう 魔王 153万mp/sec 650億mp 5億 40億mp/sec 144兆mp 214億 合体可能あくま 結果 人間の魂 シェムハザ
https://w.atwiki.jp/niconico2nd/pages/233.html
愛犬ロボが支給品にやってきた ◆SHdRN8Jh8U (登録タグ) パロロワ ニコニコ動画バトルロワイアルβ スネーク てつ 「ここは…どこだ?」 俺はスネーク、フリーの傭兵だ。 俺は確かオセロットに裸で拷問を受けていた。 そして気を失った瞬間、ここに来ているわけなんだが… 俺は体を見回す。 ご丁寧なことに俺は傷ひとつ付いていなかった。全裸だが… 無線も無いことに気が付く。 これでは大佐やメイリンとも連絡つかないな。 一体どうやってシャドーモセス島からここへ来たたのか分からない。 兎に角情報が必要だ。 これからどんな行動をとるにしても情報が一番必要なのだ。 人にはできるだけ見つからないようにしよう。もし見つかったらやむを得ないが…やるしかないな。 「とにかく…ミッション開始だ。」 いつもなら大佐が言ってくれそうだが、仕方ないな。 そして俺はあいつらが言ってたバックを探り出した… まず現在地は地図によればB-4の駅の内部だった。 道理で見たこと有るわけだ。 他にも時計、懐中電灯、コンパス、筆記用具、なぜか白紙の紙があり一通り点検した。 食料と水も俺には充分な量だった。 後はランダム支給品なるものを見るだけだ。 俺としては銃と愛しのダンボールがあればよかった。 もしかしたら服もあるかも知れない。 俺は少し期待しつつも、さらにバッグを探った… まず銃だった。 「こいつはコルトパイソンか…」 なかなか良いものだ。6インチモデルの物だ。 コルト社のマグナム弾対応型高級リボルバーで、こいつは最初ににできたタイプのものだ。 もちろん装弾数は6発そして予備が36発。 おまけに 「コルトロイヤルブルーフィニッシュじゃないか…」 コルトロイヤルブルーフィニッシュというのはコルトパイソンの初期生産モデルの仕上げの事だ。 コレクターの間では高値で取引されている奴も多い。 これはなかなか幸先の良いスタートだ。主催者もいいセンスだ。 俺はそいつを一通り点検をして、装備をする。 他の奴も調べようと俺はさらにバッグの中を探った。 「……」 俺は声も出ない。 物はさっきの物と違う地図だったが… なんだこの地図は… 中東にナントカスタンという国が有ったり、ロシアにソ連が復活してたり、 イギリスとフランスが陸続きだったり、アメリカが何個の国も分けられたり、(°Д°)ハァ?という国が有ったり… この世界地図は一体何の間違いなのか、俺が知ってる世界とあまりにも違った。 主催者は一体何を考えてこれを支給したのか、意味不明だ。 俺は馬鹿馬鹿しくなってバッグに戻す事にした。 裏に何か書いてある気がしたが…どうせ大したことではないのだろう。 俺は地図をもう見ることも無く、バッグに戻した。 俺は神に祈りつつももう一つの支給品を出す。服かダンボールかどちらか欲しい。 「………………………………」 さきほどの地図以上に声が出なかった。 そいつは犬だった。ただしロボットだったが… はらりと紙が俺の前に出てくる、説明書らしい。 俺は説明書を見る。 このたびは愛犬ロボ「てつ」をご購入頂き有難う御座います。 日本直販のテレフォンショッピングで販売された犬型おもちゃでございます。 今回のバージョンはなんと! お値段は9800円のところをなんとタダで!。 リモコンでしか操作できません。半径5mまでしか利きません。 マイクでも操作できるよ なんとお話もできるよ。 と書いてあった。 俺は見るのも馬鹿馬鹿しくなって、さっきの地図と一緒に直そうとした時だった。 「ネェアソボウヨ?」 「!」 犬が喋るだと…?しかもロボットがだと… 俺が混乱していると、 「ボクノナマエハテツダヨ。」 と挨拶してきたので俺も返す。 「…俺はスネークと呼んでくれ。」 なんだこの犬は? こいつはある意味メタルギアよりもよっぽどすごい物だ。 こんなロボットに意思を持たせて、動かすなんて、それは現代の科学者でできる物ではない。 どうしてこんな物がと思いながらも、俺はリモコンを触り動かしてみる。 前と押せば前に行くし、後ろといえば後ろに行った。 またマイクもあったので使ってみた。 ジャンプといえば飛んだ。 だが爆転と言ったが、飛ぶことができなかった。 どうやら簡単な事しかできないようだった。 だが俺はそれなりに役に立つものだと思った。 なぜなら敵の囮に使えるからだった。リモコン式なのも良い。 俺はそれなりに使える支給品を引き当てたなと思った… とりあえず電車のダイヤルを調べるため、荷物を直していた。 コルト・パイソンと愛犬ロボ「てつ」は外に出していた。 いまこの状況ではあいつの力が重要となってくる。 さっきは囮といったが、偵察にも使える。 まあリモコンの範囲は狭いが… と思っていると… 「ネエ?スネークアソボウヨ。」 少し不気味な感じの声で言ってくる。 「今は駄目だ。てつも色々と手伝ってくれ。」 「シカタナイネ。テツモキョウリョクスル。」 ふうようやく分かってくれたか。 今の俺には情報が足りない。まず第一に情報集めが肝心となってくる。 てつとは話も一応出来るみたいだし…偵察して誰かの会話を聞いて、俺に話すことも出来るだろう。 とりあえず俺は電車のダイヤルを見にいった…… 【B-4 駅内部/一日目・深夜】 【ソリッド・スネーク@メタルギアソリッド】 [状態]:全裸 [装備]:コルトパイソン(弾数6/6、予備弾36/36)@現実 [道具]:支給品一式、馬鹿の世界地図@【バカ世界地図】~全世界のバカが考えた脳内ワールドマップ~ 愛犬ロボ「てつ」@日本直販テレフォンショッピング [思考・状況] 0:とりあえず情報集め、それからどうするか考える。 1:とりあえず電車のダイヤルを調べる。 3:自分からは攻撃はしない。ただし見つかったら… 4:てつを使って、偵察、囮を通じて情報を手に入れる。 5:服が欲しい。 ※参戦時期はオセロットに拷問された直後からです。 ※馬鹿の世界地図の裏に何か書いてあります。 ※【コルトパイソン@現実】 1956年にコルト社が開発した.357口径の大型リボルバー。 仕上げのよさから「リボルバーのロールス・ロイス」とも呼ばれる。 ※【馬鹿の世界地図@バカ世界地図】~全世界のバカが考えた脳内ワールドマップ~】 世界中の馬鹿たちの妄想の集まり。 マチュピチュ、アトランティス、などの分けの分からない国や、 イギリスとフランスが陸続きなど通常では有り得ない世界地図である。 何か秘密が有るかも… ※【愛犬ロボ「てつ」@日本直販テレフォンショッピング】 日本直販のテレフォンショッピングで出された犬。 所謂通信販売番組の日本直販の動画のシュールさがウケて、あまりのツッコミどころ満載ぶりがニコニコで話題となり、 ニコニコ市場の関連動画数においては初音ミクをわずかに僅差で抜き、堂々の第1位になった。 今回は リモコン無しでは動けない(意思持ちのため意思の疎通は可能。) リモコンでしか操作できない。半径5mまでしかきかない。 マイクがあるが簡単な事しか出来ない。(ジャンプ程度ならおk。) sm30 レジェンドオブわし~わしと凡骨と蟲野郎の伝説~ 時系列順 sm32 緑、抗い、決意にて sm30 レジェンドオブわし~わしと凡骨と蟲野郎の伝説~ 投下順 sm32 緑、抗い、決意にて ソリッド・スネーク sm63 朝霧の幻影殺人鬼(前編)
https://w.atwiki.jp/sayosayo/pages/274.html
前回、ペットショップへ行ってから二週間後の5/1。 世の中はGW。 サービス業をやっている妹と小生がめずらしく休みが重なったその日。 ママのおっぱいから漸く離乳食に移行できたので、いつでも引き取りに来て良いですよ、というペットショップからの連絡を受け、車を走らせる。 GW中というとで、お店はお休みのようで、商品ケース(と、いう呼び方は良くないかもだけど)には、生まれたばかりの子犬と、おっぱいをあげながら眠そうにしている母犬でいっぱいだった。 うちの犬は、既に売れちゃった、ということなのか、奧のゲージに居たようで、我らが来ると出して連れてきてくれた。 一通り保険等の説明を受けた後、シャンプーをしてくれるということだったので、食事がまだだった我らは、一旦近所のラーメン屋へ。 お腹を満たすという意味も勿論あったけれど、まだ、子犬に名前が無かったので、作戦会議。 やっぱり実物をもう一度見ないと名前は浮かんでこないよ、ということで今まで名前を決められなかったのだ。 幾つか候補が挙がったけど、母親の名前である「姫りんご」の名前にあやかって、そして、短くて呼びやすいということから「との」に命名。 ラーメンを食べ終え、ショップへ戻る。 犬を受け取るとき、「との」という名前を付けた旨、店員にはなすと「かわい~~」との声。 本当かな、と、一瞬訝しんだが、まぁ、うちの子が可愛いのは真実である。 キャリーにいれ、いざ、我が家へ。 早々にうんこをして、車内にかぐわしい香りを充満させるというさい先の良いスタートで、ありました。 家に着き、とのを抱き上げる。 おびえた表情に見えるが、実際に初めての環境なので、怖かったんだろう。 とても静かにしていた。 上からの図。 猫のような奴である。 水を飲むの図。 給水器を下に設定しすぎて、かがまないと飲めなかった。 ごめんよ。 それにしても、この模様。 まるで牛。
https://w.atwiki.jp/83452/pages/17147.html
律「制服でおじゃまー」 憂「ようこそ、律さん。もう準備できてますので、2階のリビングに来てください」 笑顔の憂ちゃんが出迎えてくれる。 あったかい家だ、と思う。 私も将来、こんな素敵な家に住めるだろうか。 唯「えへへー、ごちそう~♪」 憂「お姉ちゃんは先に着替えてきてね」 唯「らじゃ!」 唯についていき2階にあがると、クリスマス会を思い出すようなごちそうがテーブルに並べられていた。 律「おおぉっ、すご!」 唯「じゃ、着替えてくるね。のぞかないでよ?」 憂「えー、どうしよっかな?」 唯「もうっ、憂はいいの。りっちゃんに言ってるんだよ」 律「唯よりこの料理のほうが100倍はうまそうだから安心しろ」 憂「むっ……」 唯「ふふん、でしょ? なんたって私の妹だからね!」 律「早く着替えてこないと先に平らげちまうぞ」 唯「い、いそぐ!」 バタバタつっかえながら唯は自分の部屋へ上がっていった。 憂「律さんは奥の椅子にどうぞ。カバンは隣の椅子に置いちゃっていいですから」 律「そうか、じゃあ」 お言葉に甘えてカバンを置かせてもらい、先に座らせてもらった。 憂ちゃんといると、どうもお言葉に甘えまくってしまう。 憂「……あの」 律「えっ、何?」 そんな矢先、憂ちゃんが一歩だけ近づいて、声をひそめた。 その頬に朱がさしていて、目はぱっちり開いてなくて少し潤んでいるようにも見えた。 やばい、ときめく。 律「う、憂ちゃん……」 憂「律さんは、このあと……すぐに家に帰らなきゃだめですか?」 ……どういう意味だろう。 それだけの言葉にいちいち裏を勘繰る私は……何者なんだ。 律「いや別に……急ぐことはないけど」 憂「……よかった」 答えると、憂ちゃんの表情がふわっと華やいだ。 律「……」 憂「食事のあとで、お話ししたいことがあるんです」 律「……今じゃ、まずいのか?」 憂「できれば後がいいんです。律さんに任せますけど」 私はテーブルに並ぶ料理を見渡す。 律「話は、後にしようか」 憂「はいっ。それじゃあ、お姉ちゃんを待ちましょう」 律「ああ……」 大丈夫だ。憂ちゃんが、そんなはずはない。 私は何も考えなくていい。 だけど、こんなごちそうを用意してまで私を連れ込んだのは、一体どういうわけなんだ。 律「……」 無い、有りえ無い。 唯「ういーっ、着替えてきたよー!」 少しして、唯がドタドタ駆け降りてきて憂ちゃんに抱きついた。 憂「わあっ、可愛いねお姉ちゃん」 そして抱きしめ返す憂ちゃん。 私なら好きな人の前でこんなことはしないだろう。 やっぱり思い違いだ。 憂ちゃんの感謝の情を下手に勘繰ったことが恥ずかしい。 唯「えへへっ……んふー」 憂「ちょ、ちょっとお姉ちゃん、めっ!」 唯「いいにおーい」 憂「は、はずかしいってば……ほら、律さん待ってるし!」 律「唯、ごはん冷めちゃうぞー」 唯「んー、もうちょっとぉん」 律「そっか、じゃあ唯のぶん全部もらうな」 唯「どうぞどうぞー、憂さえいればいーもん……ふへへ」 憂「お、お姉ちゃん……」 なんで妹の匂いで酩酊してるんだ、唯は……。 憂「り、律さんは先に食べて構いませんよ、もう」 律「いや、だけど……」 さすがに客人として、家の人間より先にご飯にありつくのはどうなんだ。 憂「ぅ……もう、お姉ちゃんあとで!」 いくらなんでも恥ずかしかったらしく、憂ちゃんが唯を押しのける。 ただ、それも人目があったからで、普段は延々とこんなことが続いているのだろう。 実際、「あとで」と憂ちゃんも言っているわけだし。 四六時中こんな調子なら、この二人の娘には生まれたくないな……。 唯「もうっ、ういは照れ屋さんなんだから」 憂「ご、ごめんね……んっ」 からかうように唯は笑い、憂ちゃんのくちびるに指先を当てた。 唯「いいの、そんな憂も可愛いよ」 憂「お姉ちゃん……」 律「……」 なんだこの空間。 へんなの。 唯「さてと……ご飯にするんだよね?」 憂「うん、そうだよ」 二人はようやく椅子に座ってくれた。ああ長かった……。 唯「さあ、おててをあわせて」 憂「おててをあわせて!」 律「あわせまして……」 唯憂律「いただきます!」 ―――― 律「おぅふ……」 食べすぎた。 こうなるだろうとは予想してたんだが、いかんせんどうしても憂ちゃんの料理がおいしかった。 憂「律さん、片付けが済んだらお話がありますので」 律「あ、ああ……わかった」 気を遣わせてしまっただろうか。 憂ちゃんは食べ終わった食器を台所に運び、洗い物を始めた。 そもそも唯も憂ちゃんも同じくらい食べたのに、なぜフツーに満足そうな顔をしてるのか。 唯「食べすぎたって顔してるね」 律「おう。悪いな、人んちで……」 唯「いえいえー、憂のゴハンがおいしいのがいけないんですわ」 律「あははっ、そうですわね。ほんと、お嫁にほしいくらいですわ」 ほんの冗談のつもりだし、そう聞こえるように言ったつもりだった。 唯「やめてよ! 憂は私のなんだってば!」 いきなり大声を出されて、胃の内容物が飛び出しかけた。 律「な……」 唯「私がどんな思いで、どれだけ悩んで憂をものにしたか、りっちゃんにはわかんないよ!」 なに言ってんだ……こいつ。 唯「そんなの軽く言わないで! ……もう我慢できないよ。私と憂はね、付き合ってるの! 愛し合ってるの!」 違うだろ。 お前たちは仲良しの姉妹だろ。 いつもそう言ってたじゃないか。 憂「お姉ちゃん!」 台所から憂ちゃんが赤い顔で飛び出してきた。 今朝見た困り顔に似ていたが、少し違う。 うまく言えないが、憂ちゃんが唯の言葉を否定してくれるのは期待できそうになかった。 憂「お姉ちゃん……律さんは知ってたの?」 律「知ってるとか知らないとか、いったい何のことだよ……」 憂「……私とお姉ちゃんが付き合っていることです。知らなかったんですね」 律「知ってるわけないだろ、そんなの……」 何の冗談なんだ、これは。 朝の一件に、ムギの唐突な発言、そしてこれ……私は嵌められてるのだろうか。 だけど、ムギの涙はうそ泣きなんかじゃなかったし、言い争いになった時点でドッキリは中断になるはずだ。 いや、しかし……ムギのことだから、それでも無理に続けようとするかもしれない。 唯「……まだ信じられない?」 信じられるわけがない。当たり前だ。 律「お前たちは……姉妹じゃんか。血が繋がってるじゃないか。付き合ってるなんて……」 唯「だよねぇ。でも、惹かれあうものなんだよねー」 唯は意地悪に笑みを浮かべると、憂ちゃんの体を引き寄せた。 憂「ちょ……んっ!」 そして、私に睨み付けるような視線を送りながら、憂ちゃんのくちびるを奪った。 律「ぅ……ぁ」 それだけではない。 話には聞いていたが、目にするのは初めてのキス。 したこともない、濃厚な……大人のキスを見せつけた。 だ液と舌の絡み合う、下品な音が、私の肩を震わせる。 憂ちゃんが唯の体を必死につかまえた。 スリッパを履いた足が震えているのが見てとれる。 唯「……ふぁ」 甘い吐息をつき、唯は互いの口を透明な糸でつないだ。 少し赤い顔で私を見ると、その糸は断たれて口元に垂れた。 唯「私たちはね。付き合ってるの」 友人姉妹の衝撃的な光景とともに記憶に刻み付けるように、唯はにやりと笑った。 律「……」 唯「りっちゃんが信じる、信じないじゃない。私たちが姉妹か、他人かじゃない。私たちは、愛し合ってる」 律「だったら、なんで私なんかに言うんだよ……」 私はそんなにレズっぽく見えるというのか。 私は同性愛なんてちっとも理解してないのに。 唯「憂が、りっちゃんは大丈夫そう。って言ったんだけどねぇ」 律「憂ちゃんが……」 唯「そう、私の恋人の、憂が」 いまだ肩にしがみついている憂ちゃんの頭を唯は撫でた。 唯「……私たち、いま、味方を増やしてるんだ。朝の教室でやってたのも、その一環」 唯「いずれ学校中に……私たちが付き合ってるってことを教えてあげたいんだ」 唯「そのときに私たちが傷つけられることがないように、私たちの関係を気にしないでくれる仲間を増やしてるの」 律「それで、私を仲間に引き込もうとしたんだな」 唯「半分は、そんな感じ」 律「……もう半分は」 唯「いろいろ。確かめたいこととかもあってね……ん?」 憂ちゃんがもぞもぞ動きだし、唯の腕の中から抜けて椅子にかけた。 律「……さっき言ってた、お前らが付き合ってるのを知ってるか……とかか」 唯「そうだね。もしそうなら、言いふらされる前に口止めしとかないと」 律「だけど、私は知らなかったぞ、そんなの」 唯「だから、りっちゃんは余計なこと言わす天才なんだってば」 律「人のせいにすんなし……」 唯「あはっは。天才ゆえの悩みだねー」 ……バカにしてんのか、こいつ。 律「……しかし、遅かったな」 唯「へ?」 言い出さないよりは、マシだよな。 そう自分を騙しながら、無理矢理に口を開いた。 律「今日の放課後な、友達と話してたんだよ。唯と憂ちゃんのこと。その、うたがい」 さすがに、二人の顔色が変わった。 律「けっこう大声で話してたし、明日からお前たちの噂で持ちきりかもな」 憂「な、なんで……」 唯「憂。なにも言わなくていいよ」 口元に手を当てながら、唯は素早く制した。 憂「うん……」 唯「……どういうつもりかは訊かないけど、安心していいよりっちゃん」 律「……安心? 私が?」 唯「そう。そんな噂が振りまかれたところで、私たちが1ヶ月おとなしくしてたら、そんなのすぐ静まるから」 唯「別に怒るつもりはないよ。だからそんな拗ねた物言いしないでくれる?」 あやうく涙があふれそうになる。 なんだ、この感覚は。 律「……け、けど」 唯「大丈夫だって。りっちゃんはよく分かってるはずだよ」 律「わかって……何が?」 唯「この世に同性愛者はいる。近くに同性愛者はいる。だけど、同性愛者のカップルなんて、いるわけない」 唯「ほとんどのノーマルが、そう信じて疑わない。まして私たち、血が繋がってるもん」 律「……それでも、心配なんだけど」 唯「なら、りっちゃんも火消しにまわって。和ちゃんと、澪ちゃんと一緒に」 突然現れた名前を拒むように、耳の奥がキュッと痛んだ。 律「澪がっ、知ってるのか!?」 唯「うん。……だからって、澪ちゃんと大声で話さないでね」 律「あ、ああ……」 ふと、ある一説が私の頭に去来した。 律「もしかして、今日部活に遅れたのは……澪を仲間に引き入れてたからなのか?」 唯「そんなところかな。話しかけてきたのは澪ちゃんのほうだけどね」 律「ふーん……」 ムギもそうだが、澪も疑ってたってことなのだろうか。 あれだけ目の当たりにして、気付けなかった私って……。 律「けど、それなら部室に来てみんなに話してくれたらよかったじゃないか」 唯「言ったでしょ、味方を増やさなきゃ。多勢に無勢じゃ、そもそも信じる人さえいないんだよ」 律「……そう、それもそうか」 唯「気にならないの?」 律「えっ、何が?」 唯「あー……ううん、なんでもない」 しばらくして、憂ちゃんは落ち着いたらしく、洗い物を再開するといって台所に向かった。 唯「んー、しかしなんだね」 律「うん?」 唯「やっぱりりっちゃんは引かないね。会ったときから思ってたけど」 律「引かないって……ああ、でもいきなりキスしたのは結構引いたぞ……」 会ったときからとはどういう意味だ。 唯「あはは、まあまあそれはそれ。りっちゃん、レズだと思うんだけどなー。頭は明らかにノーマルなんだよね」 律「レズじゃないって、私は。純然たるヘテロセクシャル」 言いながら胸の内で、何が純然たるだ、と突っ込んだ。 唯「あれ、詳しいね……まあ、なんだかんだで私たちの味方ってことでいいよね?」 律「そりゃあ友達としてな、応援するよ」 そういえば、ムギにもこのことは知らせたほうがいいのだろうか。 あからさまに疑っていたし、 私をトイレに連れ込んだように、誰かにあることないこと言いふらしかねない。 唯「えへへ、よかった」 律「……そうそう、味方として忠告するけど、ムギは早いうちに引き入れたほうがいいぞ」 唯「バレかけてる?」 律「ありゃもう、確信してたな」 唯「あー……じゃあ、明日の部室で話そうかな。これでもう、味方のほうが多勢だもんね」 律「ああ、そうしとけ」 梓もレズっ気があるようだし、部内は問題ないだろう。 ……姉妹ってところに食ってかかられるかもしれないが。 唯「ところで……りっちゃん」 律「なんだよ、レズじゃないぞ」 唯「いや、それはまだ疑ってるけどそうじゃなくて……もう9時だよ、帰らないの?」 律「ああ、うん、帰る」 いつの間にそんな長居をしていたとは。 慌てて立ち上がった。 憂「律さん、帰るんですか?」 憂ちゃんがわざわざ出てきてくれた。 レズじゃないが……ほんとにふと、お嫁さんにしたいと思ってしまう。 律「うん、今日はごちそうさま」 憂「へっ……? あ、ああ、いえ、おそまつさまでした!」 唯「ういー、何のことだと思ったの?」 憂「えっ……そ、それはぁ」 予感がした。 これはまずい、始まる。 5
https://w.atwiki.jp/gamesalonrpg/pages/22.html
魔王の兵士がやってきた! 改造厨房R ◆BiWEZP48ls ダウンロード ゲサロ保管庫 http //park.geocities.jp/gesalohokanko/ 概要 テンポがいいよ。おすすめ。 写真 コメント 名前 コメント コメントを投稿できるよ。
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/4216.html
『さいきょうっのこそだて』 41KB 虐待 考証 自業自得 差別・格差 日常模様 家族崩壊 親子喧嘩 同族殺し 共食い 野良ゆ ゲス 現代 独自設定 おおっテンプレテンプレ 気ままあき 「れいむ、かわいくってごめんね!」 ここはとある公園にある何の変哲もない野良ゆっくりの群れ。 その群れの中心で己の可愛さを叫んだナマモノ、それがこの物語の主人公であるれいむちゃんです。 れいむはいつもいつも世界中に謝罪をしていました。何故ならば… (れいむはせかいいちかわいいね!あまりのかわいさにせかいじゅうがしっとしちゃうよ!でもしかたないよ…… だってれいむはじぶんでのぞんでかわいくうまれたわけじゃないんだから! うまれたときにはもうかわいかったんだから、しっとするのはすじちがいっなんだよ! でもしっとしちゃうきもちもわかるよ……だかられいむはゆっくりしゃざいするよ!かわいくてごめんね!) なんという謙虚な気持ちなんでしょう。 ……あるいは傲慢かもしれませんが。 なにせ生まれてこの方、自分の姿を自分で見たこともないのに勝手に自身をかわいいと決め付けて、 勝手に周囲が嫉妬してると決め付けて優越感に浸る為にやっているだけの謝罪なのですから。 謙虚なのか傲慢なのかさっぱりわからない謝罪ですね。 もちろん群れのゆっくり達はれいむを特別にかわいいゆっくりだとは思ってません。 せいぜい中の下か下の上、どこにでも普通にいるクラスのかわいさだと認識してます。 さて。こんな野良れいむですが彼女には大きな将来の夢があります。 まさに大望と言っていいでしょう。その夢とは…… (れいむはずっとゆっくりしたいんだよ!たくさんのあまあまをむーしゃむーしゃして、 びゆっくりのまりさといつまでもゆっくりしたいよ!そしたらいっぱいのおちびちゃんをうんで、 かりやゆっくりできないことはぜんぶぜんぶ、つまおもいのまりさにまかせて、 れいむはれいむにのかわいいおちびちゃんにかこまれてずっとずっとゆっくりするんだよ!) ……ま、野良ゆっくりのれいむ種にしては別段珍しくもなんともないありふれた将来設計ですね。 当のれいむにとっては他のゆっくりとは一線を画す大いなる野望のつもりなのでしょうが。 さて実はこのれいむ……すでに群れのまりさと婚約していました。 群れで一番強くかつ狩りが上手いまりさで、まさにれいむの好みド真ん中です。 まあ正直な所そのまりさはあまり美ゆっくりではありませんが…… ゆっくりにとっての美意識はぶっちゃけ身なりがきれいかどうかというだけのものであり、 野良である以上はれいむが望むレベルの美ゆっくりなどまず存在しえません。 れいむもさすがにこの点だけは妥協したようです。まあ仕方ないですよね。 「ゆゆ~ん!まりさずっといっしょにゆっくりしようね!」 「ゆっくりするんだぜれいむっ!」 数日後……新婚ほやほやのれいむとまりさが公園の片隅のダンボール箱の中でゆっくりしていました。 どうやらこの薄汚いダンボール箱がふたりの新居のようですね。 新居に二人っきり……となれば新婚のお二人がこれから何をするのか?なんて聞くだけ野暮ってものです。 「まりさぁ……さっそくすっきりー!しようよぉぉぉ……れいむ、おちびちゃんがたくさんほしいよぉぉぉ……♪」 「いいのぜぇれいむぅぅぅ……こんやはねかさないのぜぇぇぇ……♪」 「ゆぅぅぅ~~ん♪まりさぁ~~~♪」 「れいぶぅ~~♪」 なんか興奮したふたりが互いに身体をすり寄せ始めました。 息が荒く変な体液も出ています。なんか妙に気持ち悪いですね…… しばらくれいむとまりさは夢中で互いの身体をくっつけ合わせていましたが、やがて呼吸が荒くなっていき…… 「「ゆっゆっゆっゆっゆっゆっゆっ……!」」 そしてついにその時が訪れました。 ふたりしてよだれを振りまきながらキモいアへ顔を極めつつ、公園中に響き渡れと言わんばかりの絶叫をします。 「「す、す、す、すっきりぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっっ!!」」 うわぁー……絶頂に達した……ようです……ねえ。 ああキモい……えーとりあえず気を取り直して…… ぺにまむを使わず交尾する、これを植物型妊娠と言います。 このすっきりー!をした場合どちらかの額に茎がするすると伸びて赤ゆっくりがその茎に実るわけですね。 しかしこのぺにまむを使わない植物型妊娠は胎生型妊娠に比べてあるデメリットがあるのです。それは…… 「ゆ……ゆゆっ?ど…………どぼじてばりざにくきさんがはえでるのぉぉぉぉぉぉぉっ!?」 「ゆゆ~ん、まりさのおちびちゃんたちと~てもゆっくりしてるんだぜ~~♪」 どうやら赤ゆっくりが実った茎はまりさの額から生えてきたようです。 そうこれが最近ゆっくりの間で植物型妊娠より胎生型妊娠が好まれるようになった理由のひとつなのです。 胎生型妊娠の方が多くの利点があり、赤ゆっくりを多く産みすぎないように数を少なめに調節できる、 栄養を均等に供給して未熟ゆの発生率を少なくする、赤ゆっくりを外部の危険から守る等があります。 さらに胎生型妊娠ならば精子餡を受精した方が100%妊娠するのですから計画的で確実なわけです。 植物型妊娠では妊娠を望む側に必ずしも茎が生えるとは限りません。 れいむは待望の初夜の興奮してついつい植物型のすっきりー!をしちゃったわけですね。 これはれいむにとって痛恨のミスといえるでしょう。 (ほんとうはれいむがにんしんっしたかったのに……!ゆん……すんでしまったことはもうしょうがないよ! れいむはゆっくりするよ!すっきりー!しちゃったかられいむはおなかぺーこぺーこだよ!だから…) 「…だからまりさはにんしんっしておなかぺーこぺーこなのぜ!れいむはさっさとかりにいってくるんだぜ!」 「……ゆん?」 「あまあまたくさんっでいいんだぜ!はやくしてねっ!」 「ど……どぼじでぞんなごというのぉぉぉぉぉぉっ!?ぞれはれいぶのせりふでしょぉぉぉぉぉぉっ!?」 「ゆっ?なにいってるんだぜ?まりさはいまにんしんっしてうごけないんだぜ? だからいまはかりにいくのはれいむのしごとなのぜ?」 「ぞ、ぞれは……!で、でぼかりはばりざのおしごとでしょぉぉぉぉぉっ!?」 「だからまりさはにんしんっしちゃったからかりにはいけないっていってるのぜ!れいむはみみがとおいのぜ?ばかなのぜ?」 「ゆぐぅぅぅっ!?」 まりさの言い分はまさに正論としか言いようがありません。 でも本来ならばその理屈は妊娠したれいむのものであるべきなのに。 しかし現実問題として妊娠しているのはまりさなのです。でもれいむはゆっくりできない狩りなんかしたくありません。 なおも食い下がろうとするれいむでしたが、まりさに一褐されてしまいました。 「れいむはおちびたちがかわいいとおもわないのぜっ!」 「ゆっ!?」 「おちびがゆっくりうまれるためには、ごはんさんがたくさんひつようっなのぜ! れいむはおちびにうまれてほしくないっていうのかぜ!?こんなにかわいいおちびなのに!れいむはおやしっかくなのぜ!」 「お、おちびちゃん……?れいぶのかわいいおちびちゃん……!」 そう呟くとれいむは茎にぶら下がって安らかな寝顔で誕生の時を待つ赤ゆっくりをまじまじと見ました。 れいむ種とまりさ種がともに三匹づつ、なんとゆっくりとした姿なのでしょう。 そうだ狩りはゆっくりできないけど、おちびちゃんが産まれる為に頑張らなくては。 おちびちゃんの為なら狩りだってなんだってやってやるさ。なぜならば…… (おちびちゃん……おちびちゃんさえうまれれば……かりはまりさ、こそだてはれいむともとどおりっになるよ! れいむはたくさんっのゆっくりとしたおちびちゃんにかこまれて、まいにちおちびちゃんたちとおうたをうたったり、 すーりすーりしたり、おひるねをしたりしてゆっくりできるよ!まりさはかわいいれいむにかりなんてさせたぶん、 もっともっといっぱいかりをしてれいむたちのゆっくりをささえてね! しょうらいのゆっくりのために、いまのれいむはあえてゆっくりできないかりをするよ! ゆゆ~ん♪れいむごりようはけいかくてきっでごめんねえぇ~~~~♪) 「……ゆんっ!わかったよまりさ!れいむはゆっくりかりにいってくるよ!」 「そのいきだぜれいむ!あまあまたくさんとってきてね、だぜ!」 「かわいいれいむがゆっくりかりにいくよ!あまあまさんでてきてねえ!」 そう言うとれいむはダンボールのおうちを飛び出していきました。 おちびちゃんさえ生まれればすべて元通りになると信じて…… しかしその儚い展望は甘い見通しでしかなかったのです。 「むーしゃむーしゃ!これそれなりー!めっちゃそれなりー!まじそれなりぃぃぃぃぃっ!」 「ま、まりさぁ……れいむにもごはんさんちょうだいね?れいむはかりでへとへとなんだよ……?」 「なにをいっでいるのぜ?かわいいおちびのせいちょうっのためには、たくさんっのえいようさんがひつようなのぜ? だからまりさは、おちびのためにごはんさんをいっぱいむーしゃむーしゃしてるだけなんだぜ?」 「で、でぼれいむもおなかぺーこぺーこなんだよ……?これじゃゆっくりでぎないぃぃ……」 れいむが慣れない狩りで持ち帰った食料の9割はまりさが食べてしまいます。 いくられいむが空腹を訴えても決してれいむに食べ物は分けてもらえませんでした。 それどころか次の一言でいつも黙らされてしまいます。 「れいむはおちびがかわいくないのかぜぇぇぇぇぇっ!」 「ゆひっ!?」 「おちびちゃんのせいちょうっにはたくさんのえいようさんがひつようっなのぜ! ほんとうはまりさだっておなかぽんぽんでくるしくて、もうこれいじょうはたべたくないのぜ! でもおちびのせいちょうっのためにむりやりたべてるのぜ!これはおやのぎむっだからしかたないのぜ!」 「ゆ、ゆぅぅぅぅ……」 「れいむがおなかぺーこぺーこなのをたえるのもおやのぎむっなのぜ! ゆっくりりかいしたらまたかりにいって、ごはんさんをとってきてね!とくもりつゆだくでいいのぜっっ!」 「ゆうう……ゆうぅぅぅぅぅ…!」 まりさにそう反論されるとれいむは何も言い返せません。 なにせこのまりさの理屈は典型的なでいぶがよく使う屁理屈そのものなわけですから。 同じれいむ種であるれいむとしては納得できずともこの屁理屈は正しいものと本能で認識してしまうのです。 こんな感じでおちびちゃんが生まれるまでの一週間は、れいむにとってゆっくりできない日々の連続でした。 ですがその苦労ももうすぐ報われます。そう……いよいよおちびちゃん誕生の日がきたのです。 ぷるぷるぷる…… 「ゆっ!おちびちゃんがうまれそうなんだぜ!れいむはまりさのすてきなおぼうしをとってしたにしくんだぜ! ほんらいならこうきっなまりさのおぼうしにれいむごときがふれるなんてゆるされないけど、 きょうだけはとくべつにきょかしてやるんだぜ!」 「ゆっ!わ、わかったよ!おちびちゃんゆっくりうまれてね……!」 れいむがまりさの黒帽子を口でくわえて、赤ゆっくりの落下予想地点にゆっくり置きました。 やがて茎の先端の赤まりさがぷるぷると震え……そして両目をカッと見開き宣言します。 「きゃわいいまりちゃがゆっくりうまれるのじぇ!ぜんしぇかいは、まりちゃにひれふすよういをちてまっててにぇえ!」 ドヤ顔でそんなことを言いながら赤まりちゃは茎から離れて落ちていき…… やがて黒帽子の中にすとんと落ちました。 黒帽子に着地してから数十秒……やがてのそのそと帽子から顔を出したまりちゃが 両親に向かってゆっくりとした挨拶をします。 「ゆっくちしていっちぇにぇえ!」 「ゆゆ~ん!ゆっくりしたおちびちゃんだよぉ~~~♪」 「まりさがまりさなのぜ!おちびのおとうさんなのぜ!ゆっくりしていってね!」 「ゆっくちちていっちぇにぇえ!」 「……ゆっ!まりさつぎのおちびちゃんがうまれるよ!こんどはれいむにのかわいいおちびちゃんがうまれるよ!」 「…………」 れいむの言う通り、今度はれいむ種のおちびちゃんが生まれそうです。 ぷるぷると震えて今にも落ちそうです。いよいよ生まれる……とその時。 「へ、へ、へ………へっくしっっっっっ!だぜ!」 「ゆぴぃっ!?」 「………ゆっ?」 突然まりさがくしゃみをしました。 くしゃみをしたとき額を上下に激しく動かしたせいでしょうか、赤れいみゅは思いっきり地面に叩きつけられました。 当然赤れいみゅは即死。何気に黒帽子を避けて地面に叩きつけてるあたり芸が細かいですね。 「な……なにしてるのばりざぁぁぁぁっ!れ、れいぶのにのおちびじゃんがぁぁぁぁぁっ!?」 「ごめんねだぜ!ついついくしゃみをしちゃったんだぜ!これはじこなんだぜ!ゆっくりごめ~んね!」 「ご、ごべんねっで……!ゆっ!つぎのつぎのおちびちゃんがうまれるよぉぉぉぉぉっ!」 「こんどはちゃんとうむんだぜ!まりさにおまかせなんだぜっ!」 結局産まれたのはまりちゃが三匹、れいみゅが一匹でした。 まりさはなぜかれいみゅが生れ落ちる時になるとくしゃみをした為、赤れいみゅ二匹は出産事故で死亡してしまったのです。 最後のれいみゅだけは、なんとかれいむが必死に黒帽子で受け止めた為になんとか生れ落ちることができました。 こうして出産に多少のドタバタはありましたが何はともあれ、こうしてれいむ待望のおちびちゃん達が生まれたのでした。 これでやっとれいむもゆっくりできる……できるようになるはず。 この時まだれいむは無邪気にもそう思っていました。そう無邪気にも…… 「ゆひぃ……ゆひぃぃぃぃ……!ど、どぼじてぇぇぇ……?どぼじてれいむがごんなめにぃぃぃぃぃ………っ!」 結局……おちびちゃんが産まれてからもなにも変わりませんでした。 まりさは産後でまだ体調が戻らないからという理由で引き続きれいむに狩りを押し付けて。 仕方ないなとなし崩しにそんな生活を続けているうちに…… 気が付けば狩りはれいむ、子育てはまりさという形に収まってしまったのでした。 「ど、どぼじてえ……?れいむのほうがこそだてじょうずなのにぃぃぃ……おうたがじょうずなのにぃぃぃ…… どぼじでれいむがかりなんてしなくちゃいげないのぉぉぉぉ……?」 まりさ種に子育てなんかできるわけない。れいむ種の方が子育て上手。 それがゆっくり界における常識でした。 狩りを命じられたれいむもそう思い、密かに狩りの途中引き返しておうちに戻り中の様子を伺ったことがありました。 まりさの下手くそな子育てでおちびちゃん達が泣かされていたら、 即座におうちに乗り込んで子育ての権利をまりさから取り上げるつもりだったのです。 しかしれいむがそこの見たものは…… 「……そのとき!まりさがひっさつっのたいあたりさんをちぇんにくらわせたのぜ!ちぇんはみじめにもふっとんだのぜ!」 「ゆゆ~ん!おとうしゃんしゅごいのじぇぇぇぇっ!」 「おとうしゃんのぶゆうでんっはいつきいても、ゆっくりできるんだじぇ!」 「ぶゆうでんっ!ぶゆうでんっ!ぶゆうゆんゆんゆゆんゆーん♪」 「おちびたち!ゆっくりにうまれたからにはめざすものはただひとつだけなのぜ!それはさいきょうっなのぜ! みんなまりさをみならって、さいきょうっのゆっくりにそだつんだぜ!」 「「「ゆっくりりかいしたのじぇ!」」」 なんとれいむが目撃したのは、まりさの武勇伝に聞いて非常にゆっくりしているおちびちゃん達の姿ではありませんか。 まりさを尊敬の目で見ているまりさ似のおちびちゃん達。おちびちゃんの羨望を受けて得意げになっているまりさ。 その親子の姿はこの上なくゆっくりしているように見えました。 (な、なんでぇぇぇぇっ!?なんでおちびちゃんたちがゆっくりしでいるのぉぉぉぉ!なんでぇぇぇぇぇっ!?) れいむにとっては非常に衝撃的な光景であったことでしょう。 「子育てはやはりれいむ種」という常識が、自分の存在意義が根底から否定されたも同然なのですから。 しかしれいむはまだ希望を失ってはいませんでした。 そうれいむにはまだ、まりさ種には逆立ちしても真似できない特技があるからです。 (そうだよ!れいむにはまだゆっくりできる「おうた」があるんだよ!こればかりはいくらまりさでも……) 「ゆんっ!おちびたちはみんなゆっくりしているのぜ!じゃあそろそろすーやすーやのじかんなのぜ! まりさがゆっくりできるおうたをうたってあげるのぜっ!」 (まり…さ……でも………ゆっ?) そう言うとまりさはさっそく「おうた」を歌い始めました。 「ゆっくりのひ~♪せいさいっのひ~♪きょうはさいきょうっのひ~~♪」 「ゆ~ん……おとうしゃんのおうたはゆっくちできりゅんだじぇ~」 「わいるどっな、まりちゃごのみのさいきょうっのおうたのなじぇ!」 「さいきょうっのまりちゃはさいきょうっのおうたをきいてゆっくちおひるねしゅるのじぇ……ゆぴ~」 なんということでしょう。まりさのおうたを聞いて赤まりちゃ達はとてつもなくゆっくりしているではないですか。 ゆっくりしている証拠にまりちゃ達はすぐにお昼寝を始めてしまいました。 きっと夢の中では最強のまりちゃが世界中を奴隷にしてゆっくりするという、そんな他愛ない夢でも見ているのでしょう。 これは同じまりさ種だからこそ可能なゆっくりであり、おうたなのかもしれません。 子供がれいむ種やありす種ならば最強という言葉に興味を示さず、上手くあやすことは難しかったはずです。 親子が同じ種同士の方が子育ては上手くいくものかもしれませんね。 しかし当のれいむはゆっくりできませんでした。 おうたという最後の拠り所まで奪われた……そんな絶望だけがありました。 しかしそれも考えてみれば当然のことかもしれません。 ゆっくりはみな幼い頃に母親のおうたを聞いているのです。 母親がれいむ種ならばおうたの練習もさせられています。 だからおうたは……まりさ種でも歌えるのです。普段は歌う気が起きないから歌わないだけなのです。 (まりさはこそだてじょうずだよ……おうたもじょうずでゆっくりしてるよ……れいむは……れいむにはもう………) れいむはそっとダンボールのおうちから離れました。 意気消沈した顔でずーりずーりと狩りに戻ります。 まりさに落ち度がない以上、子育ての権利を取り返すことなど不可能だからです。 それからもれいむは時々狩りの途中におうちの近くに潜んで様子を伺いましたが…… まりさの子育ては順調でおちびちゃんたちはすくすくと育っていて口出しできる余地などまったくありませんでした。 「おちびたちっ!きょうはまりさのさいきょうっのたいあたりさんをでんじゅっするのぜ! ゆっくりしゅうとくっしていってね!」 「ゆわ~い!これでまりちゃはますますさいきょうっになっちぇしまうのじぇ~~♪」 「さっそく、さんどばっくさんでれんしゅうしゅるのじぇえ!」 「ゆんっ!こうなのじぇ?さいしょうっのまりちゃのたいあたりさん!つよすぎてごめんにぇ~なのじぇ!」 「ゆゆ~~ん!さすがまりさのおちびどもなのぜ!みんなすじがいいのぜえ~~~♪」 それよりもおちびちゃんに囲まれてゆっくりしているまりさを見ていると、れいむは悲しくなってしまいます。 (ゆっくりしているよ……まりさも……おちびちゃんたちも。それはうれしいよ……でもなんで……? なんでれいむがそこにいないの?ほんとうならおちびちゃんにかこまれてゆっくりしているのはれいむのはずなのに…… ゆっくりしているのはまりさだよ……おかしいよこんなの!どうしてこうなったの?れいむはどこでまちがえたの?) れいむは懸命に考えますがどうしても分かりません。 分かっているのは現在の自分がゆっくりできてないという事だけです。 ゆっくりできないのは狩りだけではありません。おうちに帰ってからもゆっくりできない事は続きました。 「ゆぁぁぁぁん?たったこれっぽっちしかごはんさんをもってこれなかったのぜぇぇぇぇぇっ!?」 「これだけじゃじぇんじぇんたりないでしょぉぉぉぉぉっ!」 「どりぇいはばかなの?しぬの?」 「おおっむのうむのう!これだからさいじゃくっなれいむはつかえないのじぇぇぇぇっ!」 「お、おちびちゃんたち……ゆっくりできないことはいわないでね……れいむはがんばったんだよ……?」 「うるしゃいのじぇええ!ちね!むのうなどれいはゆっくちちねえ!」 「やべてぇぇぇ……やべてよぉぉぉぉ……おかあさんゆっくりでぎないよぉぉぉぉ……」 れいむの狩りの成果に不満たらたらな、まりさにまりちゃ達がれいむを責めたてます。 まりちゃの一匹は実の親であるれいむに対して弱々しい体当たりを繰り返しています。 その攻撃はれいむにとって全然痛くないものの、精神的にれいむにとって非常にゆっくりできないものでした。 それはそうでしょう……なにせ我が子に死ねと言われて本気の攻撃をされてるわけですから。 この一家ではいつのまにかれいむ種はヒエラルキーの最下層に位置付けられていました。 その理由は「れいむ種は最弱だから」というものでした。 「最強」を至上とするまりさ種にとって最強のまりさ種こそが世界の頂点であり、 他のゆっくり種、他生物も含めたすべてはまりさ種に仕えるべき奴隷である……というまりさの英才教育の成果です。 れいむはもはや母親として認識されておらず完全な奴隷扱いです。 そして唯一残ったれいむ種のおちびちゃんである赤れいみゅも…… 「ゆげぇぇぇ……!もういやら……れいみゅうんうんなんきゃたべちゃくにゃいぃぃぃぃ……ゆべぇぇ…ゆげべぇぇぇぇ……」 「おらぁ!さいじゃくっのくそれいみゅも、おしごとをさぼってるんじゃないのぜぇぇぇぇっ!」 「しゃっしゃとまりちゃのうんうんをかたづけるんだじぇ!もちろんむーしゃむーしゃちてかたづけるんだじぇ!」 「げらげらげら!やっぱりさいじゃくっのどれいはゆっくちちてないのじぇ~~♪」 れいみゅはまりさの命令で排泄物処理係にされていました。 要するにまりさ達のうんうんを食べて片付けろということです。 それだけではなくまりちゃ達に体当たりや枝の使い方をまりさが教える時には 「サンドバッグさん」にさせられて赤まりちゃ達の暴力習得の練習台にさせられました。 最弱種はたとえ餡子を分けた家族といえど差別して相応の待遇を与えるべき…… そんな歪んだ選民思想をまりさに教えられたまりちゃ達は、 日々姉妹であるはずのれいみゅを虐めてゆっくりしていました。 己の最強に……最弱れいみゅを虐める快感と優越感に酔いしれていたのです。 対照的にれいむとれいみゅはそんな毎日にひたすら衰弱していきました。 そして遂にある日…… 「ゆっ……ゆっゆっゆっゆっ……ゆげぇぇぇぇっ!ゆげべべべぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?」 うんうん係のれいみゅが遂に口から大量の餡子を吐き出しました。 ともあれ家族の命が危険でピンチです。この緊急事態にまりさ親子は……ただひたすらゆっくりしています。 「ゆぷぷぷっ!きっちゃないのじぇえ~♪さいじゃくどれいがくちからうんうんをはきだしてるのじぇ~~!」 「うらむんならさいじゃくのれいみゅにうまれたじぶんのおろかさをうらむんだじぇ!」 「そうだじぇ!まりちゃたちはなにもわるくないのじぇぇぇぇぇっ!」 「ゆ……ゆんやああああああっ!おちびじゃんじっがりじでぇぇぇぇっ!ゆっぐりだよぉ!ゆっぐりぃぃぃぃぃっ!?」 「も、もうやらよ……もういきちぇいたくにゃいよ……どぼじで……どぼじてれいみゅはれいみゅにうまれちゃの? まりちゃにうまれていれば………もっちょゆっくちできりゃのに……」 「ぞんながなじいごといわないでよぉぉぉぉっ!れいぶはゆっぐじでぎるんだよ!?だってれいぶだがら!れい…」 「ゆ、ゆぶえええええっ!?げええええええええええええええっっっ!」 「ゆんやあああああああああっっ!?おちびじゃんあんござんはいじゃらめぇぇぇぇぇっ!」 あわれ…れいみゅは生まれてこの方、少しもゆっくりできずに生後半月でこの世を去りました。 れいむ種に生れ落ちたことを心底後悔しながら…… 「おちびたち……しっかりみておくのぜ。あれはさいじゃくっゆっくりのまつろなのぜ。 ああいうみじめなしにかたをしたくなかったら、おちびたちはさいきょうっのざをししゅっするんだぜ」 「「「ゆっくちりきゃいちたよっっっ!」」」 「ゆ、ゆ、ゆ………ゆがあああああああああっ!ふ、ふざげるなあああああああああああああっっっ!!」 最弱?惨めな死に方?ふざけるな!れいむ似のおちびちゃんをこんな風に殺したのはお前らじゃないか! れいむはどんなに自分がゆっくりできなくても、今までおちびちゃんの為に尽くして尽くして尽くしぬいたというのに! その答えがこれか!ふざけやがってまりさなんてみんな殺してやる!……れいむの心境を解説するとこんな感じでしょうか。 れいむは血走った目をギョロつかせて自分の足元にいたまりちゃを手始めに殺そうとしました。 しかし……制裁の権利すられいむには与えられないようです。 「……ゆんっ!」 「ゆっぐじじ…ゆべろぉぉぉぉぉぉっ!?」 まりさはそんなれいむの行動を完全に読んでいました。 いつのまにまりさはかれいむのすぐそばにまで忍びよっていて、 れいむがまりちゃを潰そうと飛び跳ねようとした瞬間に横から体当たりを喰らわせたのです。 「い、いだぃぃぃぃっ!おぼにれいぶのかわいいおがおがいだいぃぃぃっ!どぼじでごんなごとずるのぉぉぉぉぉっ!?」 「どうしてぇ~~?それはこっちのせりふなのぜ!ぎゃくぎれしておちびにぼうりょくっをふるおうとしたくせに、 な~~にひがいしゃづらしてるのぜえ?」 「ふざげるなああああああっ!れいむにのかわいいおちびちゃんをころしておいて、なにがぎゃくぎれだぁぁぁぁぁっ! どこからどうみてもせいとうっなせいさいっでしょぉぉぉぉぉぉぉっ!?」 「はあ~~~~ん?あのくそれいみゅはじぶんでかってにくちからうんうんをはいてしんだだけなのぜ! まりさにおちびはなにもわるくないのぜえ~~~~!」 「ふ、ふざげ……!ふざげるなぁぁぁぁぁっ!お、おばえがっ!おばえらがっ!れいぶにのがわいいおちびじゃんをぉぉぉっ!」 「っっっさいのぜぇ!」 「ゆげろぉぉぉぉぉっ!?」 再びまりさの体当たりを喰らうれいむ。 おうちで食っちゃ寝して充分な英気を養っていた上にまりちゃ達に狩りや戦い方を伝授したりして 適度に運動していたまりさと慣れない狩りで心身ともにボロボロにやせ細ったれいむとではまるで勝負になりません。 例えるなら減量に失敗した重量級ボクサーとコンディション万全の横綱が戦うようなものでしょうかね? 「どりぇいのぶんじゃいで、まりちゃをころちょうとしゅるなんちぇ!なまいきなどりぇいなのじぇ!」 「おちょうしゃんどいちぇにぇえ!まりちゃたちもどりぇいをせいさいっしゅるよ!」 「どりぇいのたちばってやつを、みをもってわからしぇてやるのじぇぇぇぇっ!ゆっひゃあ!しぇいしゃいだぁぁぁぁっ!」 「や、やべろごのあぐまぁぁぁ……!で、でいぶに……でいぶのそばにちかよるなぁぁぁぁぁぁぁっっ!」 たった2回の体当たりで息も絶え絶えのれいむに今度はまりちゃ達が体当たりを加えます。 さすがにやせ細っても成体のれいむと赤ゆっくりとでは圧倒的に体格差があるので 攻撃はあいからわず効きはしませんが……身動きもできずに憎い仇の攻撃を受け続けるのはこの上なくゆっくりできません。 れいむはもう憎いやら悲しいやら悔しいやらで心底生きていくのが嫌になりました。 死にたい……でもそうは簡単に死なせてすらくれないようです。 「おちびたち!ちょうどいいきかいだから、てかげんのしかたをおぼえるのぜ! どれいはいかさずころさずがちょうどいいんだぜ!うんうんどれいはゆっくりくるしめるべきなんだぜ!! さいきょうったるもの、かくしたのさいじゃくっれいむごときにぜんりょくをだすのははじだとおもえだぜっっ!」 「「「ゆっくちりきゃいちたよっっっ!」」」 こうしてれいむは娘のれいみゅに変わってまりちゃ達の新たな「サンドバッグさん」にされ、さんざんいたぶられました。 抵抗できないようにぴこぴこさんを毟りとられお飾りすらも奪われて。舌すら半分の長さに切られてしまいました。 こうして抵抗する力をすべて奪われたれいむは我が子に一日中リンチされたのです。 「おらぁ!もうあさなのぜぇぇぇっ!さっさとどれいはかりにいってくるんだぜぇぇぇぇぇっ!」 「……」 「しゃっしゃとあみゃあみゃもっちぇきょいぐじゅ!まりちゃしゃまのめいれいっなんだじぇぇぇぇぇっ!?」 「……」 「ゆゆっ?なんでどりぇいはおへんじしないにょ?きこえにゃいの?ばきゃなにゃの?ちにゅにょ?」 「……」 「はやぐがりにいけっていっちぇるだろぉぉぉぉぉぉっ!?うんうんどりぇいはさいきょうっのまりちゃしゃまの いうことをきけぇぇぇぇぇっ!」 「……」 翌朝。ダンボールのおうちにまりさとまりちゃ達の怒号がとびかっていました。 昨日最強のまりちゃサマたちがさんざん制裁して身のほどを教えたはずの糞奴隷……れいむのことですが、 れいむがいつものように狩りに向かわないのが原因でした。 どんなに怒鳴られてもれいむは返事もせずにそっぽを向いています。 「ごんのぉぉぉぉぉっ!まりちゃしゃまはおにゃかぺーこぺーこだっちぇいっちぇるだろぉぉぉ!わかっちゃら…」 「やだよ」 「しゃっしゃと…………ゆっ?」 「もうおばえらのためにがりなんが、じんでもずるもんが!おなかぺーこぺーこ?ふん!いいぎみだよっっ!」 「ゆっ?ゆゆっ?ゆゆゆゆゆっ?」 「おばえらはさいきょうっなんでしょ!ならなんでわざわざさいじゃくっのれいむにがりなんがさぜるのっ? そんなにおつよいのなら、じぶんであばあばとっでぐればいいでじょ!」 「だ、だっで……かりはうんうんどれいのやくみぇで……」 「だばれだばれだばれぇぇぇぇぇぇっ!れいぶはうんうんなんがじゃないよっっっ!じねっ! おばえらなんがもうれいぶのおちびちゃんなんがじゃないっ!がしでもなんでもじてゆっくりじね!じねぇぇぇぇっ!」 「ゆ、ゆひぃぃぃぃっ!?」 まりちゃ達にとって、れいむの反抗はあまりに予想外のことだったのでしょう。 かつれいむの視線には激しい憎悪と拒絶の意思がはっきりを含まれていました。 そんなゆっくりできない感情をぶつけられた事はまりちゃ達にとって生まれて初めての事だったに違いありません。 たちまちまりちゃ達はおそろしーしーをぶしゃっ!と漏らすと泣き出しました。 「ゆええええええんっ!ゆっくちきょわいのじぇぇぇぇぇっ!」 「おちょうしゃぁぁぁぁぁぁんっ!くそどりぇいがきゃわいいまりちゃをいじべるぅぅぅぅぅっ!」 「ゆっくちちないでしぇいしゃいちてにぇぇぇぇっ!しましゅぐでいいのじぇぇぇぇっ!?」 昨日の制裁で身体がまだ思うように動けないながらも、殺意のオーラでまりちゃ達を泣かせるれいむ。 確かにその目は我が子を見る目ではありません。不倶戴天の怨敵を呪い殺すような勢いの目です。 ですが……まりさにはそんなオーラなどどこ吹く風。れいむの豹変には少し驚いたようですが、あくまで少しだけです。 少し考えたあと二ヤリと笑ってまりちゃ達に話しかけました。 「ゆふんっ!ちょうどいいきかいなのぜ!これからおちびたちにかりのしかたをでんじゅっするのぜぇ!」 「ゆゆゆっ!?」 「で、でぼおとーしゃん……まりちゃたち、まだあかちゃんなのじぇ?かりなんちぇ……」 「だいじょうぶっなのぜ!おとーさんがしっかりれくちゃーしてあげるからあんしんっするのぜ!」 「ゆ、ゆううううう……!?」 「ゆ、ゆふふふふふっ!ぞうだよ!まりざだちははやぐかりにいっでごい!れいぶはおうちでゆっぐりずるよ! もうれいぶはゆっくりできないかりになんでぜったいにいがないんだ! ごれがらはおうちでずーとゆっくりずるんだよぉぉぉぉぉぉぉっっ!ゆぷぷぷぷ!ゆっぐりぃぃぃぃぃぃっ!」 れいむの高笑いをよそにまりさはまりちゃ達にある物を配ります。 それは最強に憧れるまりちゃ達が前々から欲しがっていたもの。 爪楊枝サイズの先が尖った木の枝でした。 「ゆわああああっ!これこそまさにっでんせつのちゅるぎ!なのじぇぇぇぇっ!」 「まりちゃはえらばれたえいゆうおうっなのじぇ!ゆーさーおうしゃんみたいなのじぇえ!」 「ゆゆ~ん♪さいきょうっのまりちゃにふさわしいぶきっだよ!おとうしゃんだーいしゅきなのじぇ~!」 「ゆふふ!きにいってくれてなによりなのぜ!」 「……ふん!あんなぎげんなものふりまわしてよろこんでいるなんで、やっぱりまりさはゆっくりでぎないよ! あんなやばんで、ゆっくりできないゆっくりをれいむのおちびちゃんなんておもってたじぶんがはずかじいよ!」 「それじゃあ、さっそくかりにむかうのぜぇ!ういじんっのえものはおおものなのぜぇぇぇぇっ! おちびたちはきをひきしめてかかるんだぜっ!」 「ゆっくちりきゃいちたよ!」 「それでおとうしゃん!かりばはどこなのじぇ?まりしゃもうまちきれないのじぇえ!」 「ゆん?なにをいってるのぜ……かりばはここ、なのぜ!」 「ゆっ?」 「……ゆゆっ?」 「そしてほら!あそこにかりのえものがいるのぜぇ!おちびちゃんのういじんっにふさわしい……おおものなのぜぇぇぇっ!」 「ゆっ……?」 「……ゆゆ~~ん♪」 「………ゆっくち……りきゃいちたよぉぉぉ……!」 まりさがおさげで指差したのはれいむでした。 そう、まりちゃ達の初めての狩りに相応しい獲物……それは他ならぬれいむだったのです。 たっぷり40秒かけてまりさの言葉の意味を理解したまりちゃ達は笑みを浮かべました。とてもゆっくりできない笑みを。 そして枝を口にくわえてじりじりとれいむに近付いてきます。 「ゆっ……ゆっ!?ご、ごっちごないでね!なんでおばえられいむのほうにぐるの!?ぐ、ぐるな……ぐるなぁぁぁっ!」 今度はれいむがあまりの恐怖に絶叫しました。 「ゆっはぁぁぁっ!さいきょうっのまりちゃの!すーぱーかりうどたいむっ!はっじまるよぉぉぉぉぉぉっっ!」 「きょうのえものしゃんはうんうんどりぇいなのじぇぇぇぇぇっ!」 「まりちゃにゆっくりかられちぇにぇ!しゅぐでいいのじぇぇぇぇぇっ!」 ブスッ!ブスブスッッッ! 「ゆ、ゆんぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」 れいむのあんよ部分にまりちゃ達の木の枝が一勢に突き刺さります。 まりちゃ達の体重ではまだれいむに対して体当たり攻撃は効かないけれど。 さすがに鋭利な枝の先端が突き刺せば、まりちゃの力でもれいむの皮を貫通し痛みを与えることができるのです。 「いだっ!いだいぃぃぃぃぃっ!やべろぉ!やべろごのぐそちびどもぉぉぉぉぉっ!」 「ゆっ!ゆっ!うんうんどりぇいはしゃっしゃとちぬんだじぇえ!」 「ゆっくちきいてるのじぇ!おいどりぇい!やせがまんちてにゃいでさっさとちにぇえ!」 「さいきょうっのまりちゃの、さいきょうっのこうげきっなのじぇ!まりちゃさいきょうっすぎちぇごめんにぇえ!」 「ぐぞぉ!ぐぞぉぉぉっ!ちぐちぐさんは……いだぁ!ゆんやあああああっ!ちぐちぐざんはゆっぐちでぎないぃぃぃっ!」 残念ながらまりちゃのサイズでは成体れいむの急所である中枢餡や目などには高さ的に届きません。 必然的にれいむのあんよのあたりを枝でチクチク刺し続けるだけになります。 これではよほど根気よく何回も何回も刺さない限り、れいむを絶命させられないでしょう。 まりさもその事はよく分かっています。 だからおちびちゃん達が攻撃に夢中になっている間にこっそりれいむの背後に忍び寄ると…… これまたこっそり黒帽子の中から愛用の枝を取り出しました。そして……背後かられいむに小声で囁きます。 「……れいむもおやのはしくれなんだぜ? ならさいごくらいはおちびのためにすこしはおやらしいことをしてやるのぜ……?」 「ゆゆっ?ばりざな………ゆっ!!?」 その瞬間。まりさは口でくわえた枝でれいむを後ろから刺しました。 しかも一撃できっちりれいむの中枢餡を突き刺しています。 さすがに最強を自称するだけの事はあるようです、まりさの腕前は確かなようですね。 「ゆっ……あ……?ああ………?」 「……まりさはおちびたちにじしんをつけさせてやりたいんだぜ……このおやごころ、ゆっくりりかいしてねっ」 「ご、ごんな……はずじゃ…………も……ど……ゆっぐり……じ…………」 ドウッ! こうしてれいむはたった一撃で絶命して倒れました。 れいむが倒れた時にはまりさはもう愛用の枝を黒帽子の中に入れて隠していますね。 あまりにもいい手際です。遅かれ速かれれいむはこう始末する手筈だったとまりさの中で計画されていたのでしょうか? 「ゆっ?ゆゆっ?いきなりどれいがたおれちゃったのじぇ?なんでぇ……?」 「きっとまりちゃのさいきょうっのこうげきにちめいしょうっをおってしんじゃったのじぇ!」 「ゆゆーん!まりちゃびくとりー!なのじぇぇぇぇっ!」 「ゆん!おちびだけでこんなおおきなえものをしとめるとは、さすがまりさにのさいきょうっのおちびちゃんなのぜ! それじゃさっそく、おちびたちのはじめてのえものっをみんなでむーしゃむーしゃするんだぜ!」 「「「まりちゃのすーぱーむーしゃむーしゃたいむはじまるよっっっ!!」」」 そう宣言するとまりちゃ達は蛆虫がたかるがごとくれいむに近付き、一勢にれいむの遺体に喰らいつきます。 「むーじゃ!むーじゃぁぁぁぁっ!うっめ!これめっちゃうっめ!こりぇまじあみゃあみゃぁぁぁぁっ!」 「あみゃあみゃっ!あみゃあみゃぱねぇぇぇぇぇぇっ!」 「じあわぜー!まりちゃじあわぜぇぇっ!うんうんしゅるよ!ちゅっきりぃぃぃっ!まだまだたべりゅよ!がーつがーつ!」 嬉し涙と涎を際限なくをたれ流しながら汚いお尻をぷりぷりもるんもるん。 餓鬼のように一心不乱にれいむの身体を貪り食べては、時々顔を上げてしあわせー!の連呼。 しあわせーと言い切ったらまたれいむの体に顔をつっこんでがーつがーつ、むーしゃむーしゃ。 うれしーしーは壊れた蛇口のようにただ漏れ。食べたらすぐにうんうんとして排泄しまた食べ続けます。 食べたらうんうん、食べたらうんうん、食べたらうんうん、食べたらうんうん、食べたらうんうん……… まりちゃ達は己のうんうんの悪臭にすら気付かずにただひたすら無我夢中でれいむを食べ続けています。 これほどおぞましい永久機関は他にありません。 「おちびたち!このちゅうすうあんさんがいちばんのびみっなんだぜ!まりさがいまとってあげるのぜぇ!」 「ちゅうしゅうあんしゃんっ!?たべちゃい!たべちゃい!はやきゅ!はやきゅ!はやきゅたべしゃせてぇぇぇぇっ!」 「……ゆん!これがちゅうすうあんさん、だぜ!みんなでなかよくゆっくりたべるんだぜ!」 「ゆっくりたべりゅよ!いましゅぐたべりゅよぉぉぉぉぉっ!むーしゃむーしゃ……ゆゆっ!?」 「ち、ち、ち、ち、ち………ちあわちぇぇぇぇぇぇぇっ!?」 こうしてまりさと三匹のまりちゃの際限ない食欲によって喰われ続けたれいむの身体は…… あっという間に餡子と皮の残骸と成り果てました。 その周囲には山盛りのうんうんの数々とうれしーしーの水溜り。 ここまで食べ尽くしてようやくまりちゃ達はお腹ぽんぽんになったようです。 見事ななすび体型になったまりちゃ達を見てまりさは、れいむの残骸を食べながら目を細めて微笑ましく見ています。 「ゆげーぷ!うんうんどりぇいにちては、まあまあのおあじだったのじぇ!」 「うんうんどりぇいはさいきょうっのまりちゃにまたあみゃあみゃをたべしゃせちぇにぇ!いっぱいでいいのじぇ!」 「ゆゆ~ん♪おなかぽんぽんになったらねむくなっちぇきちゃったのじぇ~まりちゃはしゅーやしゅーやりゅるよ!」 「ゆーん!おちびたち、すごくゆっくりしてるんだぜ~~♪はじめてのかりおつかれさまなのぜ! ゆっくりしょくごのすーやすーやしていってねだぜ!」 かつて一度はお母さんだかお父さんだかと呼んだれいむの餡子や皮、目玉や髪の毛の残骸に囲まれて。 まりちゃ達は食後のすーやすーやを始めました。きっと夢の中でもあまあまをむーしゃむーしゃしてるに違いありません。 こんなおぞましい物体のなにがそんなにいとおしいのか、まりさは満足げな表情でうんうんとしーしーの掃除を始めました。 それにしてもこのまりさの態度と思考は少し異常ですね。 そもそもなぜ母親役を喜んで引き受けたのでしょうか?まりさ種は父親役になる事に異常にこだわるはずです。 我が子を愛するのはいいのですが贔屓するのは自分と同じまりさ種だけ。 れいむ種には目もくれません。思えば番のれいむに対しては態度が冷淡を通り越して非情ですらあります。 これではまるでまりさはでいぶそのものではありませんか。 実は……このまりさの母親はでいぶだったのです。 なのでまりさは幼い頃から父まりさが母でいぶに怒鳴られ、こき使われる所を嫌というほど見て育ちました。 幸いなことに母でいぶはある日、姉妹(すべてれいむ種)を連れて人間にあまあまをよこせと命令しにいき、 そのまま姉妹もろとも帰らぬ饅頭と成り果てました。 まりさはおうちでうんうん処理を命じられていたので奇跡的に命は助かりました。 この時まりさは身をもって学んだのです。この世で一番の敵は己の番であるということに。 番同士が互いを尊重しあい、愛しあい、助けあって生きていくなどただの幻想であると。 夫婦なんてものは所詮声が大きい方が声が小さい気弱な方をこき使うだけの、ただの弱肉強食であると心に刻んだのです。 おちびちゃんさえこっちが押さえれば、おうち内におけるイニシアブを完全に取れる。 そうすれば後はまりさの思うがままに好き放題やりたい放題できると……そう思いました。 だからまりさは自分から望んで妊娠するように仕向けました。より確実におちびちゃんの養育権を手に入れる為に。 養育権さえ手に入れれば番のれいむなどただの消耗品だとしか思っていませんでした。 番はおちびちゃんを作る為の単なる道具であり、その役目を終えたら死ぬまでこき使う…… まりさにとってれいむとはただそれだけの存在でしかなかったのです。 「ゆんっ!でもくそでいぶのわりにはよくもったほうだったのぜ! おちびのかりっのれんしゅうだいっとしてはまあまあだったのぜ!そのてんだけはまりさがほめてあげるのぜぇ!」 こうしてまりさにとって敵であり、目障りな存在であり、完全に用済みであったれいむはいなくなりました。 これからまりさは、まりさ種の親子のみでゆっくりとしたゆん生を送ることができる事でしょう…… 「ぺっ!きょんなまじゅいものとてもくえたもんじゃないのじぇ!」 「まりちゃはぐりゅめしゃんにゃんだよ!ちきゃいできりゅ?」 「わかっちゃら、このあいだのようなあみゃあみゃをとってくるんだじぇぇぇぇ!いっぱいでいいのじぇ!」 「どぼじてぞんなごというのぜぇぇぇぇぇぇぇっ!?」 ……というわけにはいかなかったようです。 さすがにまだ赤ゆのまりちゃ達にゆっくりの味を教えたのは不味かったようで…… まりちゃ達はすっかり舌が肥えて普通のごはんを受け付けなくなってしまったのです。 まりさがどんなに上等の生ゴミや芋虫を狩ってきてもまりちゃ達は決して食べようとはしません。困ったことです。 「ゆーん、ゆーん………ゆっ!いいことをおもいついたのぜっ!」 「ゆゆっ!いいこちょってなあに?まりちゃにもゆっくちおしえちぇにぇえ!」 「かんたんっなことなのぜ!まりさはさいきょうっなのぜ!もちろんまりさにのおちびたちもさいきょうっなのぜ!」 「ゆんっ!とうぜんっなのじぇ!」 「さいきょうっのまりさたちがわざわざじぶんでかりをするなんて、かんがえてみればばかばかしいのぜっ! さいじゃくっなれんちゅうにあまあまをみつがせればいいんだぜっ!」 「ゆゆ~ん!おとうしゃんあたまいいのじぇぇぇぇっ!」 「じゃあおちびたち!さっそくあまあまをとりかえしにいくのぜ!さいきょうっのまりさたちがめいれいっすれば みんなしてあまあまをけんじょうっするにちがいないのぜぇぇぇぇっ!」 「さいきょうっのまりちゃがゆっくちめいれいっちにいくのじぇ!」 「さいじゃくっのかとうしゅどみょもは、あみゃあみゃをよういちてまっちぇちぇにぇえ!」 「まりちゃはあみゃあみゃをい~っぱいむーしゃむーしゃしゅるのじぇ!しょれがさいきょうっのけんりなのじぇぇぇぇっ!」 「「「「まりさ(まりちゃ)……さいきょうっでごめんねっっっ!!」」」」 果たしてまりさは気付いているのでしょうか? 自分の母親がかつて同じような事を言って人間にあまあまをせびりにいき……そして帰らぬ饅頭となった事に。 そして自分も知らず知らずに母親と同じ過ちを繰り返している事に…… 「ゆべげえええええええっ!?」 「やべるんだじぇぇぇっ!おとーしゃんがいたがっちぇるのじぇぇぇぇぇぇっ!?」 「どぼちてまりちゃのさいきょうっのぷくーっでちなないにょぉぉぉぉぉっ!?」 「ゆっ………も、もっちょ………ゆっぐ……(グシャッ)」 まりさが蹴飛ばされていました。 末っ子まりちゃが踏み潰されて永遠にゆっくりしました。 長女と次女まりちゃが暴力を振るうのはやめてくれと懇願したり、ぷくーをして必死に威嚇しています。 「さいきょうっのまりささまにせいさいっされたくなかったら、さっさとあまあまよこするんだぜぇぇぇぇっ!」 そう公園のベンチでタバコを吹かしていたお兄さんに対して偉そうに命令した結果がこれです。 まりさだって野良である以上、人間の強さ恐ろしさを知ってたはず。 しかし日頃からおちびちゃん達に最強最強と教えてる内にいい気になってしまい、 すっかり人間の恐ろしさを忘れてしまいました。 「ば……ばりざのおちびじゃんがぁぁぁぁぁぁっ!?」 「まりちゃのいもーちょぎゃぁぁぁ……ゆびぃ!?」 「お、おでえじゃぁぁぁぁぁぁぁんっ!?」 「あーうっせー。もういいから全部潰れろよ……邪魔なんだよお前ら」 「どぼじでごんなご…ぶぎゃっ!」 瞬く間に長女と次女まりちゃもあっさりに踏み潰されてしまいました。 どうやらこのお兄さんは虐待趣味などまるでないようですね。会話する気も毛頭ないようです。 まりさ一家がただただ五月蝿くて邪魔だから無造作に殺してるだけのようです。 「ゆ、ゆんやあああああああっ!ば、ばりざのっ!ばりざのさいきょうっのおちびだちがぁぁぁぁぁぁっ!? どぼじてぇぇぇぇっ!どぼじでごんなごとにぃぃぃぃぃっ!ああああああああああああああああああああっっっっ!」 「あーあーあーあーうっせーんだよっっっ!」 「ゆぎゃんっ!?」 お兄さんが泣き叫ぶまりさの頭上を踏みつけました。 そのままじわじわと力を込めて踏み潰していきます。 「ゆ、ゆんぎぃぃぃぃぃっ!や、やべろぉぐぞにんげんんんっ!さいじゃくっのかとうせいぶつのぶんざいで さいぎょうっのばりざにごんな、ごんなまねじてただでご……ゆぎゃぁぁぁぁぁぁっ!?」 「うっせーつってんだろ。俺にあっさり殺された分際で最強も最弱もあるかボケ」 「ぞ、ぞれは……くぞにんげんがひぎょうなまねををををををををををっっ!?」 まりさを踏む足にさらに力が入ります。 もうまりさの身体はひしゃげたゴムマリのように歪みまくっていました。 「とにかく死ね。最強とか最弱とかどうでもいいから。てめーら野良はうるさくて目障りなんだよ」 「ど、どぼじで……ぞんなご……ばり……は……ばりざはただ……」 まりさは……まりさはただ……おちびにいい格好したかっただけなのぜ…… おちびにまりさの強いところを見せて尊敬されたかっただけなのぜ。 なんでたったそれだけの事が糞人間にはゆっくり理解できないのぜ……? あまあまを少し、ほんの少しだけまりさに渡して土下座してくれればそれで済む話だったのに…… その見返りとして最強のまりさ様は寛大にも糞人間の命を助けてあげるつもりだったのぜ……? お互いにものすごいメリットがある取引きなのに……なんで察してくれないのぜ? わざわざ説明しなきゃわからないのぜ?空気も嫁ないくらい糞人間はバカだったのぜ……? まりさの心の内を詳細に解説するとこんな感じでしょうか? しかしそんなまりさの身勝手な都合や取引きなどには。お兄さんには付き合う義理も義務もないのです。 「ふんっ!」 「ゆぼぉっ!?」 まりさはお兄さんにあっさりと踏み潰されました。 お兄さんは面倒くさがりながらもまりちゃともども、まりさの死骸を公園のゴミ箱に捨てます。 それで終わり……まりさとれいむ、そのおちびちゃん達のゆん生はここに完全に幕を下ろしました。 しかしこれは別に珍しいことではないのです。 今回はただまりさがれいむを喰い物にして生き残ったというだけ。 もしれいむとれいみゅ達がよくあるようにまりさ達を喰い物にして過労死させたのなら いずれ同じように人間に対してゲス行為を働いて潰されたはずです。 どちらにしても全滅は免れなかったはずです。 まりさ、れいむ、まりちゃ、れいみゅ……みんながみんな互いに互いを思いやる家族ではありませんでした。 自分のゆっくりの為にお互いを利用しているだけの仮面家族でしかなかったのです。 だから滅びたのでしょう。そしてこれからも似たような家族が現れては同じ原因で全滅していくでしょう。 何故ならば野良ゆっくりは自分のゆっくりだけしか考えられない存在だから…… 「まりさ、さいきょうっでごめんね!」 ここはとある公園にある何の変哲もない野良ゆっくりの群れ。 その群れの中心で己の最強を叫んだナマモノ、それが次の物語の主人公であるまりさちゃんです。 まりさはいつもいつも世界中に謝罪をしていました。何故ならば… (まりさはせかいいちつよいのぜ!あまりのつよさにせかいじゅうがしっとしちゃうのぜ!!でもしかたないのぜ…… だってまりさはじぶんでのぞんでさいきょうっにうまれたわけじゃないんだから! うまれたときにはもうさいきょうだったんだから、しっとするのはすじちがいっなんだぜ! でもしっとしちゃうきもちもわかるのぜ……だからまりさはゆっくりしゃざいするよ!さいきょうっでごめんね!) なんという謙虚な気持ちなんでしょう。 ……あるいは傲慢かもしれませんが。 なにせ生まれてこの方、誰かと戦った事もないくせに勝手に自身を最強と決め付けて、 勝手に周囲が嫉妬してると決め付けて優越感に浸る為にやっているだけの謝罪なのですから。 謙虚なのか傲慢なのかさっぱりわからない謝罪ですね。 もちろん群れのゆっくり達はまりさを特別に強いゆっくりだとは思ってません。 せいぜい中の下か下の上、どこにでも普通にいるクラスの強さだと認識してます。 さて。こんな野良まりさですが彼女には大きな将来の夢があります。 まさに大望と言っていいでしょう。その夢とは……
https://w.atwiki.jp/iamabc/pages/18.html
住人になってくれた人 クック先生 旅人 レイアキリン零度 黒猫 今のところこれだけです みんなもぜひ住人になってね #vote(ABC,DEF,)
https://w.atwiki.jp/nitendo/pages/10692.html
うみきょうだい とは、ポケットモンスターシリーズの職業。 プロフィール 作品別 関連キャラクター コメント プロフィール うみきょうだい 他言語 種族 【人間】 初登場 【ポケットモンスター ルビー・サファイア】 海で泳いでる【ビキニのおねえさん】と【うきわボーイ】?の姉弟の【ポケモントレーナー】。 海に生息する【ポケモン】を使用する事が多い。 ダブルバトルを挑んでくる。 ちなみに【かいパンやろう】と【うきわガール】?の兄妹のうみきょうだいはいない。 作品別 【ポケットモンスター ルビー・サファイア】 初登場。 ポケナビに登録されるうみきょうだいの名前は【コウとナミ】? うきわボーイのうきわのデザインが、単体とこちらでは微妙に違う。 【ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン】 ダブルバトル用の追加トレーナーとして登場。 本作では、うきわボーイに当たるトレーナーは単体で登場しない。 【ポケットモンスター エメラルド】 ポケナビに登録されるうみきょうだいの名前が「コウとカコ」に変更された。 【ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア】 ポケナビに登録されるうみきょうだいの名前が「コウとナミ」に戻った。 関連キャラクター 【ビキニのおねえさん】 【うきわボーイ】? コメント 名前 全てのコメントを見る?
https://w.atwiki.jp/ltltgtgt/pages/435.html
《帰ってきたオジャマコース》 ”あのオジャマコースが、パワーアップして帰ってきた!最後まで行けるかな~?” 17 MOVIEに入っている全曲隠し解禁と共に登場したコース。 名前の通りポップン15のオジャマコースの続編で、4曲とも常時お邪魔がかかった状態でプレイするコースだが、今回初めてオプションのビートポップ、キャラポが使用不可という条件下でプレイすることになる。というのも以下の表に示したオジャマの関係上、上記のオプションを使うと難易度が落ちるため、コナミの意地悪な部分が垣間見える。言うまでも無いがお邪魔耐性が必要。 今回はなんと、「常時かかるお邪魔」+「交代してかかる複数のお邪魔」という独自の仕様になっている。そのため、曲のどの部分でお邪魔がかかるかどうかを把握しなければならないのがこのコースにおける攻略となる。お邪魔発動システムの関係上、(超)チャレンジ同様に「オジャマ注意!」の表示も出るので気をつけよう。その代わり、以下に示した回数分発動すればそれ以上は発動しない(常時発動しているお邪魔のみになる)ので、曲の終盤で点数をある程度稼げる上にゲージ回復のチャンスがあるのが特徴。 前回のように多くのプレイヤーを悩ませたなぞ色は今回はないため、なぞ色が苦手な人にはこちらの方が完走しやすい可能性もある。 ちなみに各ステージにかかるお邪魔は以下の通り。 STAGE 曲 Lv(無印-HARD) お邪魔A(常時かかるお邪魔) お邪魔B(ときどき発生するお邪魔) 1 パニックポップ (H 29-EX 36) パニック ダーク→もっとふわふわ判定ライン→上下プレス&プレスの順で2回ずつ 2 忍者ヒーロー (N 22-N 29) HIDDEN 縦分身→横分身の順で3回ずつ 3 ミニマルフュージョン (N 14-H 27) ミクロポップ君 ニセポップ君の嵐→左右プレス&プレス→ポップ君の竜巻の順で2回ずつ 4 ツッパリ (N 17-H 23) ボンバー 色々爆走→爆走(CIRCLE)→爆走(SPIRAL)の順で2回ずつ <パニックポップ> いきなり難易度が高いものだが、お邪魔自体はふわふわ以外、それほど凶悪ではない。ふわふわが苦手ならHsを遅めに調整という手もある。パニックお邪魔で判定の判断ができない上に、タイミングを狂わせるお邪魔ばかり。つまり高いコーススコアを狙うにあたって一番精神的に苦しい曲でもあるため、安定したスコアを出すのは難しくなっている。リズム押し力が問われる。 <忍者ヒーロー> HIDDENなのでこのステージでもリズム押しを重視する。分身お邪魔はポップ君の色で見分ければ大丈夫なので、難易度・スコアの出しやすさは4曲中では一番楽かと。 <ミニマルフュージョン> このコースの最大の難所。Hsを高めにするほど難しくなるといわれる左右プレス+プレスとニセポップ君の嵐。しかもミクロポップ君のおかげで視認性が非常に悪くなっている。また、この曲自体は音量はやや小さめで曲調が曲調なため、ボタン音が把握しづらいのもネック。 つまり、Hsオプションを通常よりも落としてクリア重視にした方がいい。無印では階段中心なのでランダムを使ったほうが楽になる可能性がある。 <ツッパリ> 第2の難関。ボンバーお邪魔と爆走ポップ君の違いを見分けられるかが攻略の要となる。サングラスをかけたポップ君のため一見ボンバーと見分けが付かないように思えるが、動きが爆走の状態でなく譜面のポップ君よりもやや遅めに降ってくるというのがボンバーの特徴なため、これを頭に入れているかどうかで大きく変わるかも。 ボンバーポップ君を叩いてゲージを減らされて空にされる、というパターンになりがちなのがこのステージでの厄介なところ。定期的に降ってくるボンバーポップ君が分からなくなったらその前後のポップ君を数個見逃した方がダメージが結果的に最小限に抑えられる場合もある。 (これらの内容は一部百科事典サイトから引用し編集しています。)
https://w.atwiki.jp/rivalganbare/pages/79.html
一か月ぶりに指場町に帰ってきた沙穂。だが帰ってきたのは沙穂だけではなく…… デュエル・メアード ラビノイツ・メアード