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にっきのかぎ にっきのかぎ 【分類】 アイテム 日記 鍵 【概要】 『日記の鍵』 鍵付きの日記の鍵。にっきとセット。 魔王ゴロゴロがかつて古い屋敷から持ち帰ったもの。 日記に鍵をかけたり開けたりするための鍵。 特に特殊な効果はない、ただの鍵である。 日記の中身は当時館を一緒に攻略した同行者たちが読んだだけで、ゴロゴロは中身をあまり把握していない。 読もうとしたが同行者たちにとめられたので、別れた後も読もうとしていない。 全てのページを使い切っていない、元の持ち主も既にいないため追記する人はもう誰もいない。 ――はずなのだが、日記の表紙の見返し部分に一言書き添えられてあった。 「救ってくれてありがとう」と。 ★★★
https://w.atwiki.jp/dq_dictionary_2han/pages/3108.html
概要 Ⅰなどに登場するアイテム。 扉を開けることができる使い捨ての鍵。 正式名称は【まほうのカギ】。 Ⅲ以降の作品ではこの名前で登場し、繰り返し使えるようになっている。 DQⅠ トルネコシリーズ DQⅠ 薬草と同じく、アイテム欄一つ分に最大6個まで所持することができる。多くて困ることは無いので、店を見つけたら持てるだけ買っておこう。 ちなみにFC版とリメイク版共に売っている町ごとに値段がバラバラで、特にSFC版以降のリムルダールの町では16Gで買える。 売値はどの町でも同じ26Gなので、その気になれば無限に稼ぐことも可能。 6個までしか持てないので効率は悪いが、モンスターと戦わず資金稼ぎができるため、低レベルで進める場合は逃げまくってリムルダールまで行き、 そこで【はがねのつるぎ】等の強力な武器防具を購入するのがセオリーとなっている。 ラダトーム王はこのかぎを渡しておきながら、王室の出口に扉を設置するというふざけた真似をしてくれる。 しかし、この仕様によりRPGを全くプレイしたことが無いプレイヤーも、「コマンドを開き、宝箱からカギを入手し、道具として扉に使う」という最低限の動作を覚えることができる。 これはFC版発売当時革新的だった「ゲームにおけるRPG」をどう理解させるか考えた結果のデザインである。 その意味でラダトーム王に悪気は無いので許してやってもらいたい。 (なお、開発当初のスタート地点はフィールド上だったが、おかげで「町に入る」という操作を理解できずに敵に殴り殺される事態が頻発したらしい) なお、このアイテムは勇者ロトが持っていたまほうのカギを、リムルダールのじいさんが模造したものということがⅢのエンディングで判明する。 ただし完璧ではなかったらしく、どんな扉でも開けられるが使うと壊れてしまうのはそのためらしい。 トルネコシリーズ トルネコシリーズでも2以降「カギ」の名前で再登場した。 カギ自体はダンジョン内でランダムで拾えるが、使い捨てなのはDQⅠと同じ。 特定のダンジョンの特別な階に登場する【宝部屋】を突破するのに使う。 宝部屋の壁はつるはし等では掘れず、中の仕掛けも突破すると多くの場合レアアイテムが手に入る。 傾向として、持ち込み可のダンジョンではカギの入手確率が低めなので、事前に用意する必要がある。 持ち込み不可のダンジョンでは割と拾えるので、カギが無くて悔しい思いをすることはあまり無い。 なお、トルネコ2の魔法使いは【アバカム】で代用可能。
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『1、1、1、2、2、2、3、3、3、4・・・』の並びの時、100番目の数字はどれでしょう? * 34 【彼岸潮】【山葵漬】【柳】これらの季語は、どの季節をあらわすものでしょうか? * 春 【入梅】【虫干】【初鰹】これらの季語は、どの季節をあらわすものでしょうか? * 夏 【あいの風】【滝】【蛍】これらの季語は、どの季節をあらわすものでしょうか? * 夏 【短夜】【卯波】【撫子】これらの季語は、どの季節をあらわすものでしょうか? * 夏 【土用】【虎が雨】【鹿の子】これらの季語は、どの季節をあらわすものでしょうか? * 夏 【水無月尽】【雷】【時鳥】これらの季語は、どの季節をあらわすものでしょうか? * 夏 【待宵】【案山子】【無花果】これらの季語は、どの季節をあらわすものでしょうか? * 秋 【節分】【年忘】【葱】これらの季語は、どの季節をあらわすものでしょうか? * 冬 【年の夜】【海鼠】【厄払】これらの季語は、どの季節をあらわすものでしょうか? * 冬 【ヤマモモ】【スダチ】【シラサギ】これらのシンボルは、どの都道府県をあらわすものでしょうか? * 徳島県 【ウメ】【バラ】【ヒバリ】これらのシンボルは、どの都道府県をあらわすものでしょうか? * 茨城県 【ナツミカン】【ナベヅル】【フグ】これらのシンボルは、どの都道府県をあらわすものでしょうか? * 山口県 【ウメ】【ツツジ】【ウグイス】これらのシンボルは、どの都道府県をあらわすものでしょうか? * 福岡県 【ボタン】【ハクチョウ】【トビウオ】これらのシンボルは、どの都道府県をあらわすものでしょうか? * 島根県 【ハナショウブ】【シロチドリ】【イセエビ】これらのシンボルは、どの都道府県をあらわすものでしょうか? * 三重県 【ライチョウ】【シロエビ】【ニホンカモシカ】これらのシンボルは、どの都道府県をあらわすものでしょうか? * 富山県 【スイセン】【ツグミ】【エチゼンカニ】これらのシンボルは、どの都道府県をあらわすものでしょうか? * 福井県 【ヤマユリ】【イチョウ】【カモメ】これらのシンボルは、どの都道府県をあらわすものでしょうか? * 神奈川県 【サクランボ】【ベニハナ】【オシドリ】これらのシンボルは、どの都道府県をあらわすものでしょうか? * 山形県 【アテ】【クロユリ】【イヌワシ】これらのシンボルは、どの都道府県をあらわすものでしょうか? * 石川県 【サクラソウ】【シラコバト】【ミドリシジミ】これらのシンボルは、どの都道府県をあらわすものでしょうか? * 埼玉県 【イチイ】【レンゲソウ】【アユ】これらのシンボルは、どの都道府県をあらわすものでしょうか? * 岐阜県 【クスノキ】【ノジギク】【コウノトリ】これらのシンボルは、どの都道府県をあらわすものでしょうか? * 兵庫県 【クス】【カササギ】これらのシンボルは、どの都道府県をあらわすものでしょうか? * 佐賀県 【ブンゴウメ】【メジロ】これらのシンボルは、どの都道府県をあらわすものでしょうか? * 大分県 【モクセイ】【ツツジ】【サンコウチョウ】これらのシンボルは、どの都道府県をあらわすものでしょうか? * 静岡県 【田植時】【晒布】【鵜飼】これらの季語は、どの季節をあらわすものでしょうか? * 夏 【凍解】【蕨餅】【沈丁花】これらの季語は、どの季節をあらわすものでしょうか? * 春 【漸寒】【栗】【蘭】これらの季語は、どの季節をあらわすものでしょうか? * 秋 【東風】【捨頭巾】【菫】これらの季語は、どの季節をあらわすものでしょうか? * 春 【佐保姫】【蚕】【蕗味噌】これらの季語は、どの季節をあらわすものでしょうか? * 春 【焼野】【陽炎】【菜の花】これらの季語は、どの季節をあらわすものでしょうか? * 春 【忘れ霜】【彼岸】【躑躅】これらの季語は、どの季節をあらわすものでしょうか? * 春 【炎昼】【甚平】【行水】これらの季語は、どの季節をあらわすものでしょうか? * 夏 【苗代】【海棠】【土筆】これらの季語は、どの季節をあらわすものでしょうか? * 春 【クロマツ】【ヤマドリ】【アユ】これらのシンボルは、どの都道府県をあらわすものでしょうか? * 群馬県 【ケヤキ】【ネモトシャクナゲ】【キビタキ】これらのシンボルは、どの都道府県をあらわすものでしょうか? * 福島県 【ハナマス】【エゾマツ】【タンチョウ】これらのシンボルは、どの都道府県をあらわすものでしょうか? * 北海道 【フキノトウ】【ヤマドリ】【ハタハタ】これらのシンボルは、どの都道府県をあらわすものでしょうか? * 秋田県 「四季」を作曲したのは誰? * ヴィヴァルディ 「彼に(ツイデ)足が速い」()内の漢字として正しいものはどれ? * 次いで 「芸術作品を(ツクル)」()内の漢字として正しいものはどれ? * 創る 「二十四節気」である「大雪」の日付に一番近いものは次のうちどれ? * 十二月七日頃 「二十四節気」である「立秋」の日付に一番近いものは次のうちどれ? * 八月八日頃 「七十二侯」を表す「虹蔵不見」は、「二十四節気」でいうとどれにあたる? * 小雪 「七十二侯」を表す「款冬華」は、「二十四節気」でいうとどれにあたる? * 大寒 「二十四節気」である「小暑」の日付に一番近いものは次のうちどれ? * 七月七日頃 「七十二侯」を表す「桜始開」は、「二十四節気」でいうとどれにあたる? * 春分 「七十二侯」を表す「綿拊開」は、「二十四節気」でいうとどれにあたる? * 処暑 「七十二侯」を表す「鴻雁北」は、「二十四節気」でいうとどれにあたる? * 清明 「二十四節気」である「白露」の日付に一番近いものは次のうちどれ? * 九月八日頃 「二十四節気」である「寒露」の日付に一番近いものは次のうちどれ? * 十月九日頃 「七十二侯」を表す「菜虫化蝶」は、「二十四節気」でいうとどれにあたる? * 啓蟄 「二十四節気」である「大暑」の日付に一番近いものは次のうちどれ? * 八月二十三日 「七十二侯」を表す「玄鳥至」は、「二十四節気」でいうとどれにあたる? * 清明 「七十二侯」を表す「雷乃発声」は、「二十四節気」でいうとどれにあたる? * 春分 「二十四節気」である「立春」の日付に一番近いものは次のうちどれ? * 二月四日頃 「二十四節気」である「雨水」の日付に一番近いものは次のうちどれ? * 二月十九日頃 「二十四節気」である「啓蟄」の日付に一番近いものは次のうちどれ? * 三月三日頃 「二十四節気」である「処暑」の日付に一番近いものは次のうちどれ? * 八月二十三日頃 「二十四節気」である「寒露」の日付に一番近いものは次のうちどれ? * 十月九日頃 「鳳梨」なんと読む? * パイナップル 「鱒」なんと読む? * ます 「竜胆」なんと読む? * りんどう 「印度」なんと読む? * インド 「加奈陀」なんと読む? * カナダ 「所謂」の読み方は? * いわゆる 「鬼灯」なんと読む? * ほおずき 「鰍」なんと読む? * かじか 「向日葵」の読み方は? * ヒマワリ 「蒲公英」なんと読むでしょう * たんぽぽ 「啄木鳥」なんと読む? * きつつき 「邪」次の中で正しい読みは? * よこしま 「紫陽花」なんと読む? * あじさい 「烏賊」なんと読む? * いか 「鰯」なんと読む? * いわし 「硝子」なんと読む? * がらす 「鰤」なんと読む? * ぶり 「亜米利加」なんと読む? * アメリカ 「鯨」なんと読む? * くじら 「胡桃」なんとよむ? * くるみ 「胡椒」なんと読む? * こしょう 「山茶花」の読み方は? * サザンカ 「天道虫」なんと読む? * てんとうむし 「鱒」なんと読む? * ます 「杜撰」の読み方は? * ずさん 「海豹」なんと読む? * あざらし 「生姜」なんと読む? * しょうが 「森林」と同じでき方をしている熟語は? * 救助 「最大」の反対語は? * 最小 「全体」の反対語は? * 部分 「けだかい」の意味として的確なものは? * 上品だ 「向上」の反対語は? * 堕落 「拡大」の反対語は? * 縮小 「主観」の反対語は? * 客観 「撞球」は次のうちどのスポーツのことを指す言葉でしょうか? * ビリヤード 「走幅跳」の助走距離はどのように定められている? * 助走路内なら自由 「ピンポン」といえば、次のうちどの競技を指す? * 卓球 「マメ」は肉の部位名ですが、どこを指す言葉でしょうか? * 腎臓 「親知らず」以外の人間の永久歯(大人の歯)は何本? * 28本 「恋は、できの悪い学者よりも数倍勝る人生の教師である」という名言を残したのは誰? * アレクサンドリクス 「福沢諭吉」の出身地は? * 大阪 「愛する-それはお互いに見つめ合うことでなく、一緒に同じ方向を見つめることである」という名言を残したのは誰? * サン=テグジュベリ 「人はつねに初恋にもどる」という名言を残したのは誰? * エチレンヌ 「誠の恋をするものは、みな一目で恋をする」という名言を残したのは誰? * シェイクスピア 「恋愛とは二人で愚かになることだ」という名言を残したのは誰? * ポール・ヴァレリー 「人は求愛を語ることによって恋愛するようになる」という名言を残したのは誰? * パスカル 「地は力なり」という言葉を残した人は誰? * ベーコン 「ルービックキューブ」を考案したルービック氏の出身地は? * ハンガリー 「X線」を発見した人は誰でしょう? * レントゲン 「音楽の父」とも称されたドイツの作曲家「バッハ」を英語で書くと? * J.S.Bach 「悪法も法なり」という言葉を残した人は? * ソクラテス 「ピアノの詩人」とも呼ばれる作曲家「ショパン」を英語で書くと? * Chopin 「水上の音楽」「メサイヤ」などで知られ「音楽の母」と呼ばれる作曲家は? * ヘンデル 「ピアノの詩人」とも呼ばれる作曲家「ショパン」を英語で書くと? * Chopin 「ブルータス、お前もか」という言葉を残した人物は? * シーザー 「それでも地球は動いている」という有名な言葉を残した人は? * ガリレオ 「展覧会の絵」「ボレロ」などで知られるフランスの作曲家は? * ラヴェル 「地球は青かった」という有名な言葉を残した人は? * ガガーリン 「愛」という字を前立にあしらった兜を持つ戦国武将は誰か? * 直江兼続 「サラリーマン」の「サラリー」の語源となっている調味料はどれ? * 塩 「PM」は午後を意味する略語ですが、略さず書いた場合正しいのはどれ? * PostMeridiem 「tennager」は、厳密には何歳からでしょう? * 13歳 「シトラス」は次のうち、どれの仲間? * みかん 「東京タワー」の高さは何メートル? * 332.6メートル 「W」で表される方角はどれ? * 西 「一等星」「二等星」とは、星の何を表したもの? * 明るさ 「糖菓婚式」は結婚何周年目のことを指す言葉でしょうか? * 3 「皮革婚式」は結婚何周年目のことを指す言葉でしょうか? * 4 「木婚式」は結婚何周年目のことを指す言葉でしょうか? * 5 「花婚式」は結婚何周年目のことを指す言葉でしょうか? * 6 「錫婚式」は結婚何周年目のことを示す言葉でしょうか? * 10 「亜麻婚式」は結婚何周年目のことを指す言葉でしょうか? * 12 「水晶婚式」は結婚何周年目のことを指す言葉でしょうか? * 15 「陶器婚式」は結婚何周年目のことを指す言葉でしょうか? * 20 「真珠婚式」は結婚何周年目のことを指す言葉でしょうか? * 30 「サンゴ婚式」は結婚何周年目のことを指す言葉でしょうか? * 35 「エメラルド婚式」は結婚何周年目のことを示す言葉でしょうか? * 40(正しくは55だが40で正答となる) 「ルビー婚式」は結婚何周年目のことを指す言葉でしょうか? * 45 「金婚式」は結婚何周年目のことを指す言葉でしょうか? * 50 「ダイヤモンド婚式」は結婚何周年目のことを指す言葉でしょうか? * 60 「シロ」は肉の部位名ですが、どこを指す言葉でしょうか? * 胃腸 「ハチノス」は肉の部位名ですが、どこを指す言葉でしょうか? * 第2胃 「五重奏」「五重唱」などを意味する音楽用語は? * クインテット 「リブロース」は肉の部位名ですが、どこを指す言葉でしょうか? * 肋骨部の背肉 「プップギ」は肉の部位名ですが、どこを指す言葉でしょうか? * 肺 「タン」は肉の部位名ですが、どこを指す言葉でしょうか? * 舌 「ツラミ」は肉の部位名ですが、どこを指す言葉でしょうか? * ほっぺた 「カボチャ」の名前の由来は? * 土地の名前 「砂肝」とは、ニワトリのどの部分をいう? * 胃 「おから」の原料となる豆はどれ? * 大豆 「エリンギ」はもともと何語? * イタリア語 「ピロシキ」はどこの料理? * ロシア 「するめ」はもともとなに? * イカ 「シウマイ」で有名な崎陽軒が日本で初めて行ったお弁当に関する事は? * おしぼりを入れた 「もんじゃ焼き」の「もんじゃ」の語源は何? * 文字 「展覧会の絵」「ボレロ」などで知られるフランスの作曲家は? * ラヴェル 「小夜曲」を音楽用語でなんという? * セレナーデ 「シウマイ」で有名な崎陽軒が日本で始めて行ったお弁当に関する事は? * おしぼりを入れた 「初恋は、男の一生を左右する」という名言を残したのは誰? * アンドレ・モロア 「臀部(でんぶ)」とは身体のどの部位? * おしり 「具体」の反対語は? * 抽象 「目には目を歯には歯を」という有名な言葉が入っている法典は? * ハンムラビ法典 「純」という漢字の総画数は? * 10 「物体を水に沈めると、物体が押しのけられた水の重さと同じ力を浮力として受ける」といった法則を発見した数学者は? * アルキメデス 「学級委員を(ツトメル)」()内の漢字として正しいものはどれ? * 務める 「いつくしんで」の正しい意味は? * かわいがって 「下手を打つ」とは何に由来する言葉? * 囲碁 「思ったことを率直に言わない様子」という意味の慣用句はどれ? * 奥歯に物のはさまった 「オ主人様」で有名なミニペットは? * レオ 「お風呂」を英語で書くと? * bath 「源氏物語」の登場人物「光源氏」の母親といえば? * 桐壺の更衣 「夏草や兵どもが夢の跡」とは誰が詠った俳句か? * 松尾芭蕉
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懐剣系 猛虎のかぎ爪 (モウコノカギヅメ) 【懐剣】 基本性能 価値 重量 攻撃力 耐久度 6 3.2 23 55 命中補正 回避補正 物理耐性 妖術耐性 +6 +2 -10 − 装備可能 全職 装備区分 懐剣術系武器 必要Lv 13以上 付与効果 腕力+5 備考 甲斐の甲斐の虎のドロップ 普通の懐剣グラ
https://w.atwiki.jp/nolnol/pages/11077.html
懐剣系 猛虎のかぎ爪 (モウコノカギヅメ) 【懐剣】 基本性能 価値 重量 攻撃力 耐久度 6 3.2 23 55 命中補正 回避補正 物理耐性 妖術耐性 +6 +2 -10 − 装備可能 全職 装備区分 懐剣術系武器 必要Lv 13以上 付与効果 腕力+5 備考 甲斐の甲斐の虎のドロップ 普通の懐剣グラ
https://w.atwiki.jp/otassya2/pages/9808.html
懐剣系 猛虎のかぎ爪 (モウコノカギヅメ) 【懐剣】 基本性能 価値 重量 攻撃力 耐久度 6 3.2 23 55 命中補正 回避補正 物理耐性 妖術耐性 +6 +2 -10 − 装備可能 全職 装備区分 懐剣術系武器 必要Lv 13以上 付与効果 腕力+5 備考 甲斐の甲斐の虎のドロップ 普通の懐剣グラ
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まりかぎTA結果 最後に誰かが更新した時間 2008年10月16日18時38分35秒 測定タイム:START押してから最後の扉をくぐって画面が暗転した瞬間までで秒切捨て。 実況者 ベストタイム ワーストタイム 回数 強欲 1時間26分 1
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Report.19 長門有希の憂鬱 その8 ~涼宮ハルヒの告白~ 部室の扉がノックされる音が響いた。わたし、涼宮ハルヒ、朝倉涼子の三人は、互いに顔を見合わせた。 「どうぞー。」 結局、ハルヒが返答した。扉が開き、四人の人物が入ってきた。 「ちょっと失礼しますよ。」 喜緑江美里、古泉一樹、朝比奈みくる、『彼』……通称キョン。 「あんたは、生徒会の……何でここに?」 「実は我々は、長門さんが北高に向かっていたという話を聞いて、戻ってきたところなのですが、そこでたまたま彼女に会いまして。彼女……生徒会の方でも、何やら長門さんに用があるとかで、御一緒した、というわけなんですよ。」 古泉一樹が答えた。……話し方が変わっている。 「そんなに睨まないでくださいな。活動状況を簡単に確認するだけですから。」 ハルヒが江美里を睨み付けているのは、先の文芸部会誌を作成した時のことを踏まえてのものだろう。 「文芸部の活動は 極 め て 順 調 やから、どうぞご心配なく!!」 【文芸部の活動は 極 め て 順 調 だから、どうぞご心配なく!!】 彼女は目を三角に怒らせて、江美里を威嚇している。江美里は全く意に介していないが。 「長門さん……お久しぶりです……」 みくるが声を掛けてきた。そういえば、既に会ってはいるものの、まだ彼らには言っていない。わたしは彼らに視線を向けて、言った。 「ただいま。」 「……おかえり、長門。」 『彼』が答えてくれた。わたしは、帰ってきたことの『実感』が湧いた、ような気がした。皆は一様に、わたしの帰還を喜んでいるようだった。 その中で、ハルヒからすれば部外者である江美里が、わたしに向けて口を開いた。 「今年度の文芸部の活動状況についてですが。」 『御承知のように、敵対勢力の排除は完了しました。』 「…………」 『協力に感謝する。』 かぎ括弧は声に出した会話。二重かぎは通信の内容。 「昨年度は会誌の発行が、例年に比べてかなり遅延していました。まあ、内容は充実していたようなので、その点は心配していませんが。」 『《全員で突入する》という要請でしたけど、期待には応えられたでしょうか。』 「…………」 『十分。予想以上。』 「ここだけの話ですけど、うちの会長も、口ではああ言ってますけど、次の刊行を心待ちにしてるんですよ。文芸部の会誌をこっそり読んで、お腹抱えて笑ってましたから。特に鶴屋さんが書いた小説には、腹筋を破壊されたみたいでしたね。」 『皆さん、とんでもない戦闘能力を持ってますね。さすがは涼宮さんに選ばれし兵(つわもの)達、といったところですか。』 「……善処する。」 『……同意する。』 江美里は、絵に描かれた貴婦人のような微笑を浮かべて、 『彼女の感情がそろそろ限界のようなので、会話相手は譲りましょうかね。ほら、あなたもボーっとしてないで。』 『んあ!? ちょっと! 急に話を振らないでくれる!?』 涼子が不意を突かれて慌てている。このような反応は、我々インターフェイスのものとは思えないほど人間的だった。 『どうしたのでしょうね。あなたらしくもない。』 『いや、ちょっと……涼宮さんと長門さんの表情に見とれちゃって……』 わたしの表情? わたしは何か表情を浮かべていたとでも言うのだろうか。 涼子はわたしをまじまじと見つめた。 『……本気で言ってるの?』 嘘をつく理由も利益もない。 『……無自覚、か。なるほどね……』 話が見えない。 『長門さん。あなたは、さっき涼宮さんに「ただいま」って言った後、目を細めて微笑したのよ。』 ……身に覚えがない。 『じゃあ、無意識のうちに、微笑してたのね。』 わたしに表情を作る機能がないわけではなく、また、誰にでも分かるほどはっきりと表情を変えることも、できなくはないことは知っている。実際に、『微笑』という表情をハルヒには見せたことがある。しかし、先ほどの会話では、特に表情を作った記憶はない。 『だからさ……それは「自然な表情」って言うのよ。「自然と笑みがこぼれる」っていうやつ。』 それは、本にも頻繁に登場する表現。しかし、実際にどのような状態なのかは、分からなかったもの。そのような理解不能だった状態に、わたしがなっていたと言うのか。信じられない。 『……変わったわね。』 『……変わりましたね。』 二人は、嬉しそうに顔を見合わせた。 わたしは、そこまで自由に、任意の表情を浮かべることはできないはず。それに、なぜ二人が『嬉しそう』なのかの理由も分からなかった。 「有希……有希……!」 ハルヒの声。見ると、人間の言葉で言う『感極まった』様子だった。 「有希ぃ――――!」 彼女は、わたしのそばに駆け寄るとわたしを強く抱き締めた。そして一気にまくし立てた。 「有希! ごめん! ごめんなさい! あんな、あんなことして……! あんたを突き飛ばして怪我さして! それで、怪我したあんたをほったらかしにして!」 【有希! ごめん! ごめんなさい! あんな、あんなことして……! あんたを突き飛ばして怪我させて! それで、怪我したあんたをほったらかしにして!】 彼女は、泣きながら詫びている。先日の、わたしが消失した日の出来事。わたしがうっかり、彼女の心にある、侵してはならない領域を侵してしまった、あの日の出来事。 「いい。気にしてない。」 「ほんま?」 【ほんと?】 彼女は潤んだ瞳でわたしを見つめる。わたしは、誰にでも分かるほど大きく、はっきりと頷いた。彼女はまたわたしを抱き締めた。そして、人間の言葉で言うと『堰を切ったように』、語り始めた。わたしがいなくなったことで、どれだけ自分が寂しかったかを。 「……他にも数え上げたらキリないけど、とにかく! それぐらい寂しかったんやから!」 【……他にも数え上げたらキリがないけど、とにかく! それぐらい寂しかったんだから!】 「事情はよく分かった。」 わたしは、素っ気なく答えた。本当は、とても嬉しい。彼女にここまで強く気に掛けてもらえて。 「でも、これだけは言わして?」 【でも、これだけは言わせて?】 と、彼女は涙目で言った。 「なに。」 彼女は、大きく深呼吸した。そして、意を決して言った。 「有希――――!! 愛してる――――!!」 ざわ……ざわ…… そんな擬音語を背景につけるのがふさわしいと思った。わたしと彼女以外のその場にいた者は皆、目を丸くして驚愕している。彼女は、わたしを強く抱き締めてきた。 「もう、絶対に、あんたを、失いたくない! 離したくない!!」 そして彼女は……わたしの唇を奪った。 『んっ、んっ、んっ……んむ……んむ……』 濃厚な接吻。それも、他人の目の前で。 『んっ……はっぁ……あむ……んっ……』 彼女の口付けは終わらない。彼女の、暖かい気持ちが伝わってくるような気がする。 ようやく彼女の濃厚な接吻が終わった。口を離すと、お互いの唇から唾液が糸を引いて繋がっていた。 彼女は滔々と語り始めた。それは紛れもなく、わたしへの『愛の告白』だった。 「最初は単なる好奇心やった。無口で無表情な娘やなーって。泣いたり笑ったりせえへんのかなーって。まるで部室の付属物みたいに、存在感のない娘、っていうのが最初の頃の印象やったわ。」 【最初は単なる好奇心だった。無口で無表情な娘だなーって。泣いたり笑ったりしないのかなーって。まるで部室の付属物みたいに、存在感のない娘、っていうのが最初の頃の印象だったわ。】 それが、共に過ごすうちに、だんだん見る目が変わっていった。 「毎日なんとなく眺めてるうちに、だんだん気になりだしてん。あんたは無口で無表情やったけど、万能やった。何でもそつなくこなせた。その時に思ってたんは、どうやったら有希と仲良くなれるかってことやった。」 【毎日なんとなく眺めてるうちに、だんだん気になりだしたの。あんたは無口で無表情だったけど、万能だった。何でもそつなくこなせた。その時に思ってたのは、どうやったら有希と仲良くなれるかってことだった。】 彼女は遠い目をして言った。 「決定的やったんは、一年の時の文化祭。気ぃ付いてた? あんたの情熱的なギターは、一緒に舞台に立ったあたし達も含めて、その場にいた誰もを魅了したんやで。あの時あたしは、最高に気持ち良く歌ってたけど、それはきっと、あんたがギターで支えてくれたからなんやと、今になって思うわ。急遽代役で立った舞台で、どうなるか分からへん一発勝負。いくらあたしでも、緊張せえへんかった、って言(ゆ)うたら嘘になるわ。それでも何とか乗り切れた。今なら理由が分かるわ。それは有希が、いつもあたし達の期待に応えてくれる有希が、そばにおってくれたから。一緒に舞台に立ってくれたから。体育祭では、文武両道さを存分に見せ付けてくれたし、バレンタインデーの時は料理も振舞ってくれた。あの時作ってくれたうどん、めっちゃ美味しかったで。今でも忘れられへんもん。阪中の家の犬を治した時は、正直感動したわ。いつもいっぱい本読んどぉけど、ただ読むんやなくて、ちゃんとその知識を役立たせてるんやから、改めてすごいと思ったわ。それで、ますます有希から目が離されへんようになった。」 【決定的だったのは、一年の時の文化祭。気付いてた? あんたの情熱的なギターは、一緒に舞台に立ったあたし達も含めて、その場にいた誰もを魅了したのよ。あの時あたしは、最高に気持ち良く歌ってたけど、それはきっと、あんたがギターで支えてくれたからなんだと、今になって思うわ。急遽代役で立った舞台で、どうなるか分からない一発勝負。いくらあたしでも、緊張しなかった、って言ったら嘘になるわ。それでも何とか乗り切れた。今なら理由が分かるわ。それは有希が、いつもあたし達の期待に応えてくれる有希が、そばにいてくれたから。一緒に舞台に立ってくれたから。体育祭では、文武両道さを存分に見せ付けてくれたし、バレンタインデーの時は料理も振舞ってくれた。あの時作ってくれたうどん、すっごく美味しかったわ。今でも忘れられないもん。阪中の家の犬を治した時は、正直感動したわ。いつもいっぱい本を読んでるけど、ただ読むんじゃなくて、ちゃんとその知識を役立たせてるんだから、改めてすごいと思ったわ。それで、ますます有希から目が離せないようになった。】 それに、と彼女は続けた。 「あれは夢やったみたいやけど、未だに忘れられへんことがあんねん。覚えとぉ? 一年の冬休み、鶴屋さん家の別荘に合宿に行った時の事。」 【あれは夢だったみたいだけど、未だに忘れられないことがあるの。覚えてる? 一年の冬休み、鶴屋さん家の別荘に合宿に行った時の事。】 周囲に緊張が走った。 「あの時、あたしはやけにあんたのことを心配しとったやろ? あれな、あたしの夢の中で、あんたが熱出して倒れてんけど、それはもう、心配したで。夢から覚めても、全然気が付かずにあんたのことを心配するくらい。それで、気ぃ付いてん。あたしは、夢にまで見るくらい、あんたのことを意識してるんやな、って。」 【あの時、あたしはやけにあんたのことを心配してたでしょ? あれはね、あたしの夢の中で、あんたが熱出して倒れたんだけど、それはもう、心配したわよ。夢から覚めても、全然気が付かずにあんたのことを心配するくらい。それで、気が付いたの。あたしは、夢にまで見るくらい、あんたのことを意識してるんだな、って。】 その時は『無口で頼れる万能選手』として。 「その時はそう思(おも)てたけど、今にして思うと、既に違(ちご)てたんかもしれへん。でも、自覚はしてへんかったな。思いが変わった、あるいは自覚したんは、この間のこと。あたしが変質者を捕まえて新聞に載って、それから、変な奴らに付きまとわれてた時のことやわ。」 【その時はそう思ってたけど、今にして思うと、既に違ってたのかもしれない。でも、自覚はしてなかったな。思いが変わった、あるいは自覚したのは、この間のこと。あたしが変質者を捕まえて新聞に載って、それから、変な奴らに付きまとわれてた時のことだわ。】 彼女はその時のことを思い出すように、 「あの時あたしは……ほんまはめっちゃ辛かった。団員達に……特に有希、あんたに会われへんことに。それから、変な奴らへの対応も。どうってことないつもりやったけど……やっぱりきつかった。あたしは、もう、一杯一杯やった。そんなあたしを救ってくれたんが、あんた。」 【あの時あたしは……ほんとはすっごく辛かった。団員達に……特に有希、あんたに会えないことに。それから、変な奴らへの対応も。どうってことないつもりだったけど……やっぱりきつかった。あたしは、もう、一杯一杯だった。そんなあたしを救ってくれたのが、あんた。】 ここで彼女は周囲を見渡した。 「みんなの前でこんなこと言(ゆ)うてるなんて、我ながら大胆やと思うけど、どういうわけか、有希の前やと素直になれるわ。こんな……恥ずかしいことを告白できるくらいに。」 【みんなの前でこんなこと言ってるなんて、我ながら大胆だと思うけど、どういうわけか、有希の前だと素直になれるわ。こんな……恥ずかしいことを告白できるくらいに。】 彼女は再びわたしに視線を戻した。 「あの時、あたしがあんたを呼び出した時、あんたは来てくれた。あたしの恥ずかしい話を黙って聞いてくれた。泣き出したあたしのそばにずっとおってくれた。色々とあたしに良くしてくれた。それから……あんたの意外な一面も見せてくれた。あの時のあんたの仕草、反則的なまでに可愛かったわ。」 【あの時、あたしがあんたを呼び出した時、あんたは来てくれた。あたしの恥ずかしい話を黙って聞いてくれた。泣き出したあたしのそばにずっといてくれた。色々とあたしに良くしてくれた。それから……あんたの意外な一面も見せてくれた。あの時のあんたの仕草、反則的なまでに可愛かったわ。】 そして気が付けば、ただの気になる人から、愛しい人に変わっていた。 「あたしは必死でその気持ちを否定した。だって、おかしいやん? 女同士でこんなこと思うなんて。相手が、宇宙人とかっていうならまだしも、有希は物静かな……可愛い人間の女の子やんか。でも、今日のことで実感したわ。あたしの中で、あんたの存在がどれだけ大きくなってたか。それで、あんたの顔を見て思った。もう、この気持ちは抑えられへんって。」 【あたしは必死でその気持ちを否定した。だって、おかしいじゃない? 女同士でこんなこと思うなんて。相手が、宇宙人とかっていうならまだしも、有希は物静かな……可愛い人間の女の子じゃないの。でも、今日のことで実感したわ。あたしの中で、あんたの存在がどれだけ大きくなってたか。それで、あんたの顔を見て思った。もう、この気持ちは抑えられないって。】 いつの間にか、恋に落ちていた……気が付いたときには、既に。 「さっきあったことを話すわ。また夢を見てたらしいんやけど。」 【さっきあったことを話すわ。また夢を見てたらしいんだけど。】 先ほどの情報統合思念体過激派による襲撃のことだろう。 「夢の中で、あたしと朝倉は、変態に襲われた。ストッキングで覆面した変態。朝倉がそいつと戦ってたんやけど、ピンチになってん。もう絶体絶命。そこに颯爽と現れたんが、有希、あんたや。朝倉にも言われてんけど、その時のあんたは、マジでヒーローやった。かっこよかった。そのあとそのまま今の場面に続いとぉから、正直、どこまでが夢で、どこからが現実か分からへん。もしかしたら、今この瞬間も夢かもしれへんし。でも、それでもあたしは確信した。」 【夢の中で、あたしと朝倉は、変態に襲われた。ストッキングで覆面した変態。朝倉がそいつと戦ってたんだけど、ピンチになったの。もう絶体絶命。そこに颯爽と現れたのが、有希、あんたよ。朝倉にも言われたんだけど、その時のあんたは、マジでヒーローだった。かっこよかった。そのあとそのまま今の場面に続いてるから、正直、どこまでが夢で、どこからが現実か分からない。もしかしたら、今この瞬間も夢かもしれないし。でも、それでもあたしは確信した。】 彼女はわたしの瞳を真っ直ぐに見据えて言った。 「やっぱりあたしは、あんたが好き。大好き。」 彼女の気持ちは伝わった。今度はわたしが答える番。わたしは彼女に言った。禁じられた言葉を。 「わたしは……わたしも、あなたを、愛している。」 観測とか、処分とか、そんなものはどうでも良いと思えた。 彼女は、わたしを愛している。 わたしも、彼女を愛している。 それで十分だと思えた。それでわたしは――幸せだと思った。 「有希、有希っ!」 また彼女が抱き締めてくる。わたしも彼女を抱き締め返す。とても幸せで、そして、だからこそ……『悲しい』。 これから、わたしが行うことを思うと、悲しくなった。 わたしがこれから行うこと。それは涼宮ハルヒへの情報操作。今まで決して許されることがなかった行為。 今回の過激派による襲撃の記憶を消すことだけではない。わたしは、彼女の『長門有希への思い』を操作する。 彼女のわたしへの感情には、明らかに『性愛』が含まれている。それは本来、『異性』に対して向けられるもの。一部に例外はあるものの、大多数の雌雄の別がある有機生命体はそのようにしている。それが、有機生命体の繁殖に必要不可欠だから。だから、今の彼女は……『異常動作』。そしてわたしも異常動作。 わたしの口から明確に、わたしの想いを彼女に伝えられた。それだけで十分。彼女の行動を修正しなければならない。 提案したのは、わたし。情報統合思念体の許可は下りている。いよいよ、これまで最大の禁則事項だった行為を行う。 わたしは操作を開始した。 「あれ……? なんか急に眠く……」 彼女の身体が崩れ落ちる。わたしは彼女の身体を抱きかかえるようにして支えた。彼女が完全に眠ったことを確認すると、彼女の精神に干渉する。そして、彼女のわたしへの想いから、性愛に関する部分を削除する。今後彼女は、わたしをこれまで通り『無口で頼れるSOS団随一の万能選手』として見るだろう。ただし、わたしへの想いは大きく発達していたため、元通りとはいかないかもしれない。それでも、『仲の良い女友達』程度には抑えられたはず。わたしに、あのような行為に及ぶことは、もうないだろう。 操作終了。 「…………」 わたしは無言で、彼女の身体を抱きかかえながら、静かに眠る彼女の寝顔を見ていた。 事態の推移を見守っていた『彼』が、やっとの思いで口を開いた。 「……長門。お前はハルヒに一体何をしたんや?」 【……長門。お前はハルヒに一体何をしたんだ?】 「行動の修正。」 わたしは平坦な声で答える。 「最近の涼宮ハルヒの行動は、明らかに異常動作。先ほどのわたしへの行為もそう。」 わたしは、ぼんやりと彼女の顔を眺めていた。名残惜しいのだろうか? わたしは彼女の顔から視線を外すことができないでいる。 「修正は完了した。問題ない。」 そう、これで問題ない。何も。 その時、何かがわたしの頬を伝った。 涙が一粒、頬を伝った。 ←Report.18|目次|Report.20→
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Report.19 長門有希の憂鬱 その8 ~涼宮ハルヒの告白~ 部室の扉がノックされる音が響いた。わたし、涼宮ハルヒ、朝倉涼子の三人は、互いに顔を見合わせた。 「どうぞー。」 結局、ハルヒが返答した。扉が開き、四人の人物が入ってきた。 「ちょっと失礼しますよ。」 喜緑江美里、古泉一樹、朝比奈みくる、『彼』……通称キョン。 「あんたは、生徒会の……何でここに?」 「実は我々は、長門さんが北高に向かっていたという話を聞いて、戻ってきたところなのですが、そこでたまたま彼女に会いまして。彼女……生徒会の方でも、何やら長門さんに用があるとかで、御一緒した、というわけなんですよ。」 古泉一樹が答えた。……話し方が変わっている。 「そんなに睨まないでくださいな。活動状況を簡単に確認するだけですから。」 ハルヒが江美里を睨み付けているのは、先の文芸部会誌を作成した時のことを踏まえてのものだろう。 「文芸部の活動は 極 め て 順 調 やから、どうぞご心配なく!!」 【文芸部の活動は 極 め て 順 調 だから、どうぞご心配なく!!】 彼女は目を三角に怒らせて、江美里を威嚇している。江美里は全く意に介していないが。 「長門さん……お久しぶりです……」 みくるが声を掛けてきた。そういえば、既に会ってはいるものの、まだ彼らには言っていない。わたしは彼らに視線を向けて、言った。 「ただいま。」 「……おかえり、長門。」 『彼』が答えてくれた。わたしは、帰ってきたことの『実感』が湧いた、ような気がした。皆は一様に、わたしの帰還を喜んでいるようだった。 その中で、ハルヒからすれば部外者である江美里が、わたしに向けて口を開いた。 「今年度の文芸部の活動状況についてですが。」 『御承知のように、敵対勢力の排除は完了しました。』 「…………」 『協力に感謝する。』 かぎ括弧は声に出した会話。二重かぎは通信の内容。 「昨年度は会誌の発行が、例年に比べてかなり遅延していました。まあ、内容は充実していたようなので、その点は心配していませんが。」 『《全員で突入する》という要請でしたけど、期待には応えられたでしょうか。』 「…………」 『十分。予想以上。』 「ここだけの話ですけど、うちの会長も、口ではああ言ってますけど、次の刊行を心待ちにしてるんですよ。文芸部の会誌をこっそり読んで、お腹抱えて笑ってましたから。特に鶴屋さんが書いた小説には、腹筋を破壊されたみたいでしたね。」 『皆さん、とんでもない戦闘能力を持ってますね。さすがは涼宮さんに選ばれし兵(つわもの)達、といったところですか。』 「……善処する。」 『……同意する。』 江美里は、絵に描かれた貴婦人のような微笑を浮かべて、 『彼女の感情がそろそろ限界のようなので、会話相手は譲りましょうかね。ほら、あなたもボーっとしてないで。』 『んあ!? ちょっと! 急に話を振らないでくれる!?』 涼子が不意を突かれて慌てている。このような反応は、我々インターフェイスのものとは思えないほど人間的だった。 『どうしたのでしょうね。あなたらしくもない。』 『いや、ちょっと……涼宮さんと長門さんの表情に見とれちゃって……』 わたしの表情? わたしは何か表情を浮かべていたとでも言うのだろうか。 涼子はわたしをまじまじと見つめた。 『……本気で言ってるの?』 嘘をつく理由も利益もない。 『……無自覚、か。なるほどね……』 話が見えない。 『長門さん。あなたは、さっき涼宮さんに「ただいま」って言った後、目を細めて微笑したのよ。』 ……身に覚えがない。 『じゃあ、無意識のうちに、微笑してたのね。』 わたしに表情を作る機能がないわけではなく、また、誰にでも分かるほどはっきりと表情を変えることも、できなくはないことは知っている。実際に、『微笑』という表情をハルヒには見せたことがある。しかし、先ほどの会話では、特に表情を作った記憶はない。 『だからさ……それは「自然な表情」って言うのよ。「自然と笑みがこぼれる」っていうやつ。』 それは、本にも頻繁に登場する表現。しかし、実際にどのような状態なのかは、分からなかったもの。そのような理解不能だった状態に、わたしがなっていたと言うのか。信じられない。 『……変わったわね。』 『……変わりましたね。』 二人は、嬉しそうに顔を見合わせた。 わたしは、そこまで自由に、任意の表情を浮かべることはできないはず。それに、なぜ二人が『嬉しそう』なのかの理由も分からなかった。 「有希……有希……!」 ハルヒの声。見ると、人間の言葉で言う『感極まった』様子だった。 「有希ぃ――――!」 彼女は、わたしのそばに駆け寄るとわたしを強く抱き締めた。そして一気にまくし立てた。 「有希! ごめん! ごめんなさい! あんな、あんなことして……! あんたを突き飛ばして怪我さして! それで、怪我したあんたをほったらかしにして!」 【有希! ごめん! ごめんなさい! あんな、あんなことして……! あんたを突き飛ばして怪我させて! それで、怪我したあんたをほったらかしにして!】 彼女は、泣きながら詫びている。先日の、わたしが消失した日の出来事。わたしがうっかり、彼女の心にある、侵してはならない領域を侵してしまった、あの日の出来事。 「いい。気にしてない。」 「ほんま?」 【ほんと?】 彼女は潤んだ瞳でわたしを見つめる。わたしは、誰にでも分かるほど大きく、はっきりと頷いた。彼女はまたわたしを抱き締めた。そして、人間の言葉で言うと『堰を切ったように』、語り始めた。わたしがいなくなったことで、どれだけ自分が寂しかったかを。 「……他にも数え上げたらキリないけど、とにかく! それぐらい寂しかったんやから!」 【……他にも数え上げたらキリがないけど、とにかく! それぐらい寂しかったんだから!】 「事情はよく分かった。」 わたしは、素っ気なく答えた。本当は、とても嬉しい。彼女にここまで強く気に掛けてもらえて。 「でも、これだけは言わして?」 【でも、これだけは言わせて?】 と、彼女は涙目で言った。 「なに。」 彼女は、大きく深呼吸した。そして、意を決して言った。 「有希――――!! 愛してる――――!!」 ざわ……ざわ…… そんな擬音語を背景につけるのがふさわしいと思った。わたしと彼女以外のその場にいた者は皆、目を丸くして驚愕している。彼女は、わたしを強く抱き締めてきた。 「もう、絶対に、あんたを、失いたくない! 離したくない!!」 そして彼女は……わたしの唇を奪った。 『んっ、んっ、んっ……んむ……んむ……』 濃厚な接吻。それも、他人の目の前で。 『んっ……はっぁ……あむ……んっ……』 彼女の口付けは終わらない。彼女の、暖かい気持ちが伝わってくるような気がする。 ようやく彼女の濃厚な接吻が終わった。口を離すと、お互いの唇から唾液が糸を引いて繋がっていた。 彼女は滔々と語り始めた。それは紛れもなく、わたしへの『愛の告白』だった。 「最初は単なる好奇心やった。無口で無表情な娘やなーって。泣いたり笑ったりせえへんのかなーって。まるで部室の付属物みたいに、存在感のない娘、っていうのが最初の頃の印象やったわ。」 【最初は単なる好奇心だった。無口で無表情な娘だなーって。泣いたり笑ったりしないのかなーって。まるで部室の付属物みたいに、存在感のない娘、っていうのが最初の頃の印象だったわ。】 それが、共に過ごすうちに、だんだん見る目が変わっていった。 「毎日なんとなく眺めてるうちに、だんだん気になりだしてん。あんたは無口で無表情やったけど、万能やった。何でもそつなくこなせた。その時に思ってたんは、どうやったら有希と仲良くなれるかってことやった。」 【毎日なんとなく眺めてるうちに、だんだん気になりだしたの。あんたは無口で無表情だったけど、万能だった。何でもそつなくこなせた。その時に思ってたのは、どうやったら有希と仲良くなれるかってことだった。】 彼女は遠い目をして言った。 「決定的やったんは、一年の時の文化祭。気ぃ付いてた? あんたの情熱的なギターは、一緒に舞台に立ったあたし達も含めて、その場にいた誰もを魅了したんやで。あの時あたしは、最高に気持ち良く歌ってたけど、それはきっと、あんたがギターで支えてくれたからなんやと、今になって思うわ。急遽代役で立った舞台で、どうなるか分からへん一発勝負。いくらあたしでも、緊張せえへんかった、って言(ゆ)うたら嘘になるわ。それでも何とか乗り切れた。今なら理由が分かるわ。それは有希が、いつもあたし達の期待に応えてくれる有希が、そばにおってくれたから。一緒に舞台に立ってくれたから。体育祭では、文武両道さを存分に見せ付けてくれたし、バレンタインデーの時は料理も振舞ってくれた。あの時作ってくれたうどん、めっちゃ美味しかったで。今でも忘れられへんもん。阪中の家の犬を治した時は、正直感動したわ。いつもいっぱい本読んどぉけど、ただ読むんやなくて、ちゃんとその知識を役立たせてるんやから、改めてすごいと思ったわ。それで、ますます有希から目が離されへんようになった。」 【決定的だったのは、一年の時の文化祭。気付いてた? あんたの情熱的なギターは、一緒に舞台に立ったあたし達も含めて、その場にいた誰もを魅了したのよ。あの時あたしは、最高に気持ち良く歌ってたけど、それはきっと、あんたがギターで支えてくれたからなんだと、今になって思うわ。急遽代役で立った舞台で、どうなるか分からない一発勝負。いくらあたしでも、緊張しなかった、って言ったら嘘になるわ。それでも何とか乗り切れた。今なら理由が分かるわ。それは有希が、いつもあたし達の期待に応えてくれる有希が、そばにいてくれたから。一緒に舞台に立ってくれたから。体育祭では、文武両道さを存分に見せ付けてくれたし、バレンタインデーの時は料理も振舞ってくれた。あの時作ってくれたうどん、すっごく美味しかったわ。今でも忘れられないもん。阪中の家の犬を治した時は、正直感動したわ。いつもいっぱい本を読んでるけど、ただ読むんじゃなくて、ちゃんとその知識を役立たせてるんだから、改めてすごいと思ったわ。それで、ますます有希から目が離せないようになった。】 それに、と彼女は続けた。 「あれは夢やったみたいやけど、未だに忘れられへんことがあんねん。覚えとぉ? 一年の冬休み、鶴屋さん家の別荘に合宿に行った時の事。」 【あれは夢だったみたいだけど、未だに忘れられないことがあるの。覚えてる? 一年の冬休み、鶴屋さん家の別荘に合宿に行った時の事。】 周囲に緊張が走った。 「あの時、あたしはやけにあんたのことを心配しとったやろ? あれな、あたしの夢の中で、あんたが熱出して倒れてんけど、それはもう、心配したで。夢から覚めても、全然気が付かずにあんたのことを心配するくらい。それで、気ぃ付いてん。あたしは、夢にまで見るくらい、あんたのことを意識してるんやな、って。」 【あの時、あたしはやけにあんたのことを心配してたでしょ? あれはね、あたしの夢の中で、あんたが熱出して倒れたんだけど、それはもう、心配したわよ。夢から覚めても、全然気が付かずにあんたのことを心配するくらい。それで、気が付いたの。あたしは、夢にまで見るくらい、あんたのことを意識してるんだな、って。】 その時は『無口で頼れる万能選手』として。 「その時はそう思(おも)てたけど、今にして思うと、既に違(ちご)てたんかもしれへん。でも、自覚はしてへんかったな。思いが変わった、あるいは自覚したんは、この間のこと。あたしが変質者を捕まえて新聞に載って、それから、変な奴らに付きまとわれてた時のことやわ。」 【その時はそう思ってたけど、今にして思うと、既に違ってたのかもしれない。でも、自覚はしてなかったな。思いが変わった、あるいは自覚したのは、この間のこと。あたしが変質者を捕まえて新聞に載って、それから、変な奴らに付きまとわれてた時のことだわ。】 彼女はその時のことを思い出すように、 「あの時あたしは……ほんまはめっちゃ辛かった。団員達に……特に有希、あんたに会われへんことに。それから、変な奴らへの対応も。どうってことないつもりやったけど……やっぱりきつかった。あたしは、もう、一杯一杯やった。そんなあたしを救ってくれたんが、あんた。」 【あの時あたしは……ほんとはすっごく辛かった。団員達に……特に有希、あんたに会えないことに。それから、変な奴らへの対応も。どうってことないつもりだったけど……やっぱりきつかった。あたしは、もう、一杯一杯だった。そんなあたしを救ってくれたのが、あんた。】 ここで彼女は周囲を見渡した。 「みんなの前でこんなこと言(ゆ)うてるなんて、我ながら大胆やと思うけど、どういうわけか、有希の前やと素直になれるわ。こんな……恥ずかしいことを告白できるくらいに。」 【みんなの前でこんなこと言ってるなんて、我ながら大胆だと思うけど、どういうわけか、有希の前だと素直になれるわ。こんな……恥ずかしいことを告白できるくらいに。】 彼女は再びわたしに視線を戻した。 「あの時、あたしがあんたを呼び出した時、あんたは来てくれた。あたしの恥ずかしい話を黙って聞いてくれた。泣き出したあたしのそばにずっとおってくれた。色々とあたしに良くしてくれた。それから……あんたの意外な一面も見せてくれた。あの時のあんたの仕草、反則的なまでに可愛かったわ。」 【あの時、あたしがあんたを呼び出した時、あんたは来てくれた。あたしの恥ずかしい話を黙って聞いてくれた。泣き出したあたしのそばにずっといてくれた。色々とあたしに良くしてくれた。それから……あんたの意外な一面も見せてくれた。あの時のあんたの仕草、反則的なまでに可愛かったわ。】 そして気が付けば、ただの気になる人から、愛しい人に変わっていた。 「あたしは必死でその気持ちを否定した。だって、おかしいやん? 女同士でこんなこと思うなんて。相手が、宇宙人とかっていうならまだしも、有希は物静かな……可愛い人間の女の子やんか。でも、今日のことで実感したわ。あたしの中で、あんたの存在がどれだけ大きくなってたか。それで、あんたの顔を見て思った。もう、この気持ちは抑えられへんって。」 【あたしは必死でその気持ちを否定した。だって、おかしいじゃない? 女同士でこんなこと思うなんて。相手が、宇宙人とかっていうならまだしも、有希は物静かな……可愛い人間の女の子じゃないの。でも、今日のことで実感したわ。あたしの中で、あんたの存在がどれだけ大きくなってたか。それで、あんたの顔を見て思った。もう、この気持ちは抑えられないって。】 いつの間にか、恋に落ちていた……気が付いたときには、既に。 「さっきあったことを話すわ。また夢を見てたらしいんやけど。」 【さっきあったことを話すわ。また夢を見てたらしいんだけど。】 先ほどの情報統合思念体過激派による襲撃のことだろう。 「夢の中で、あたしと朝倉は、変態に襲われた。ストッキングで覆面した変態。朝倉がそいつと戦ってたんやけど、ピンチになってん。もう絶体絶命。そこに颯爽と現れたんが、有希、あんたや。朝倉にも言われてんけど、その時のあんたは、マジでヒーローやった。かっこよかった。そのあとそのまま今の場面に続いとぉから、正直、どこまでが夢で、どこからが現実か分からへん。もしかしたら、今この瞬間も夢かもしれへんし。でも、それでもあたしは確信した。」 【夢の中で、あたしと朝倉は、変態に襲われた。ストッキングで覆面した変態。朝倉がそいつと戦ってたんだけど、ピンチになったの。もう絶体絶命。そこに颯爽と現れたのが、有希、あんたよ。朝倉にも言われたんだけど、その時のあんたは、マジでヒーローだった。かっこよかった。そのあとそのまま今の場面に続いてるから、正直、どこまでが夢で、どこからが現実か分からない。もしかしたら、今この瞬間も夢かもしれないし。でも、それでもあたしは確信した。】 彼女はわたしの瞳を真っ直ぐに見据えて言った。 「やっぱりあたしは、あんたが好き。大好き。」 彼女の気持ちは伝わった。今度はわたしが答える番。わたしは彼女に言った。禁じられた言葉を。 「わたしは……わたしも、あなたを、愛している。」 観測とか、処分とか、そんなものはどうでも良いと思えた。 彼女は、わたしを愛している。 わたしも、彼女を愛している。 それで十分だと思えた。それでわたしは――幸せだと思った。 「有希、有希っ!」 また彼女が抱き締めてくる。わたしも彼女を抱き締め返す。とても幸せで、そして、だからこそ……『悲しい』。 これから、わたしが行うことを思うと、悲しくなった。 わたしがこれから行うこと。それは涼宮ハルヒへの情報操作。今まで決して許されることがなかった行為。 今回の過激派による襲撃の記憶を消すことだけではない。わたしは、彼女の『長門有希への思い』を操作する。 彼女のわたしへの感情には、明らかに『性愛』が含まれている。それは本来、『異性』に対して向けられるもの。一部に例外はあるものの、大多数の雌雄の別がある有機生命体はそのようにしている。それが、有機生命体の繁殖に必要不可欠だから。だから、今の彼女は……『異常動作』。そしてわたしも異常動作。 わたしの口から明確に、わたしの想いを彼女に伝えられた。それだけで十分。彼女の行動を修正しなければならない。 提案したのは、わたし。情報統合思念体の許可は下りている。いよいよ、これまで最大の禁則事項だった行為を行う。 わたしは操作を開始した。 「あれ……? なんか急に眠く……」 彼女の身体が崩れ落ちる。わたしは彼女の身体を抱きかかえるようにして支えた。彼女が完全に眠ったことを確認すると、彼女の精神に干渉する。そして、彼女のわたしへの想いから、性愛に関する部分を削除する。今後彼女は、わたしをこれまで通り『無口で頼れるSOS団随一の万能選手』として見るだろう。ただし、わたしへの想いは大きく発達していたため、元通りとはいかないかもしれない。それでも、『仲の良い女友達』程度には抑えられたはず。わたしに、あのような行為に及ぶことは、もうないだろう。 操作終了。 「…………」 わたしは無言で、彼女の身体を抱きかかえながら、静かに眠る彼女の寝顔を見ていた。 事態の推移を見守っていた『彼』が、やっとの思いで口を開いた。 「……長門。お前はハルヒに一体何をしたんや?」 【……長門。お前はハルヒに一体何をしたんだ?】 「行動の修正。」 わたしは平坦な声で答える。 「最近の涼宮ハルヒの行動は、明らかに異常動作。先ほどのわたしへの行為もそう。」 わたしは、ぼんやりと彼女の顔を眺めていた。名残惜しいのだろうか? わたしは彼女の顔から視線を外すことができないでいる。 「修正は完了した。問題ない。」 そう、これで問題ない。何も。 その時、何かがわたしの頬を伝った。 涙が一粒、頬を伝った。 ←Report.18|目次|Report.20→
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【名前】 アジーナのかぎ 【読み方】 あじーなのかぎ 【分類】 キーアイテム 【登場作品】 「2」 【詳細】 「2」に登場するキーアイテムの一つ。 アジーナスクエアの最奥にある扉を開くための鍵である。 アジーナの国宝であるチェンジ.batを守る扉のものなので、この鍵もとても大切な物である。 …のはずが、この鍵を持っているのはコトブキスクエアにいるいたって普通そうなナビで、しかもデータを届けてくれたお礼、とものすごく軽い調子で鍵を渡してくる。 なぜ鍵を持っていたのか、いったい彼は何者なのか、疑問は尽きない。