約 37,156 件
https://w.atwiki.jp/shinsen/pages/10097.html
懐剣系 猛虎のかぎ爪 (モウコノカギヅメ) 【懐剣】 基本性能 価値 重量 攻撃力 耐久度 6 3.2 23 55 命中補正 回避補正 物理耐性 妖術耐性 +6 +2 -10 − 装備可能 全職 装備区分 懐剣術系武器 必要Lv 13以上 付与効果 腕力+5 備考 甲斐の甲斐の虎のドロップ 普通の懐剣グラ
https://w.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/1674.html
昨日 - 今日 - 目次 戻る 通2-053 次へ 通巻 読める控訴審判決「集団自決」 事案及び理由 第3 当裁判所の判断 5 真実性ないし真実相当性について(その1) 【原判決の引用】 (原)第4・5 争点(4)及び(5)(真実性及び真実相当性)について (1) <前提事実> (判決本文p135~) (引用者注)当サイトでは、原審判決に大阪高裁が付加あるいは判断を改めた部分等は, 区別しやすいようにゴシック体で表示し, 削除した部分は薄い色で削除した部分示しました。 (1) <前提事実>ア 太平洋戦争当時の沖縄の状況、体制等(ア) 沖縄全体の状況, 体制等a (沖縄戦前夜)* b (32軍とその住民指導)* c (防衛召集)* d (大詔奉戴日)* e (米軍の上陸)* (イ) 慶良間列島の状況, 体制等a (海上挺進戦隊)* b (座間味島の状況)* c (渡嘉敷島の状況)* イ 集団自決の発生(ア) 座間味島 (イ) 渡嘉敷島 (ウ) 自決者の人数 (エ) 座間味島及び渡嘉敷島以外の集団自決 ウ 日本軍による住民加害(ア) (馬淵新治による調査)* (イ) (渡嘉敷島での住民加害)* (ウ) (その他)* 前記第2・2で認定した事実, 後記第4・5(2)記載の文献等の書証に, 証拠(甲A4ないし7, 甲B3, 25の1及び2, 29, 30, 34, 51, 52の1及び2, 53, 63ないし65, 68, 75, 76の1ないし4, 77, 97, 乙2, 3, 11, 16, 18, 21の1及び2, 22ないし25, 32, 34, 36ないし38, 39の1ないし5, 40の1ないし3, 42, 43の1及び2, 48, 49, 56の1及び2, 57の1及び2, 58ないし60, 69, 97, 107の1ないし8, 111ないし114(枝番を含む)皆本証人, 知念証人, 金城証人並ぴに控訴人梅澤及び被控訴人大江各本人)を総合すれば, 後記各文献等を評価する前提として次の事実が認められる。 ア 太平洋戦争当時の沖縄の状況、体制等 (ア) 沖縄全体の状況, 体制等 a (沖縄戦前夜)* 昭和16年12月に始まった太平洋戦争は, 昭和17年のミッドウェー沖海戦を機に日本軍は劣勢を強いられ, 昭和19年7月にはサイパン島が陥落し, 昭和20年2月には米軍が硫黄島に上陸し, 次の米軍の攻撃は台湾か沖縄に向かうと予想される状態であった。 b (32軍とその住民指導)* 昭和19年3月, 南西諸島を防衛する西部軍指揮下の第三二軍が編成され, 同年6月ころから実戦部隊が沖縄に駐屯を開始し, この沖縄守備軍・第三二軍は「球部隊」と呼ばれていた。 第三二軍の司令官であった牛島満は, 沖縄着任の際, 沖縄における全軍に対し, 訓示として, 「防諜ニ厳ニ注意スヘシ」と発した。 このように、沖縄においては, 防諜対策は, 日本軍の基本的かつ重要な方針であった。 第三二軍司令部の基本方針を受けて, 各部隊においては, 民間人に対する防諜対策が講じられた。例えば, 沖縄本島中部に駐屯した第62師団の命令文書には, 同師団の管轄区域は, 土地柄としてデマが多く, また, 軍機保護法による特殊地域と指定されているなど防諜上極めて警戒を要する地域であるとして, 違反者が出ないよう万全の対策を講ぜよとの趣旨の命令が記載されている。 そのほか, 軍人軍属を問わず標準語以外の使用を禁じ, 沖縄語を使用する者をスパイとみなし処分する旨の命令や, 島嶼における作戦では原住民がスパイ行為をするから気を許してはならない旨の訓令などが出された。 座間味島では, スパイでない証明のために, 老若男女を問わず, 外出する際には, 海上艇進戦隊を意味する『暁』を示す日の出の線画の中に座間味の頭文字『サ』の文字をあしらったマークを押した布きれを胸元に付けていなけれぱならなかった。 また, 第三二軍は, 昭和19年11月18日, 沖縄県民を含めた総カ戦体制への移行を急遠に推進し, 「軍官民共生共死の一体化」を具現するとの方針を発表した。 (引用者注)国頭国士隊の文書綴『秘密戦ニ関スル書類』に収録。報道宣伝・防諜等ニ関スル県民指導要綱 {このように, 沖縄において対内防礫に重点が置かれたのは, 戦闘準備に多数の住民を動員したため, 住民が米軍の捕虜になった場合には, 部隊の編成や陣地構成等の軍の機密が漏れるおそれがあることなどのためであったと考えられる。このため, 軍官民共生共死の一体化が一層強調され, 住民が米軍に投降したり捕虜になることは絶対的に禁止された。 c (防衛召集)* 沖縄では, 昭和20年1月から3月にかけて, 大々的な防衛召集がなされ, 防衛隊が組織された。防衛隊は, 陸軍防衛召集規則に基づいて防衛召集された隊員からなる部隊であり, 同規則上は17歳から45歳の男子が召集の対象とされ, 沖縄の住民が, 多数, 防衛隊員として召集された。 琉球政府社会局援護課の資料によれば, 昭和20年3月6日付けの召集者だけでも1万4000人に上るとされており, 昭和19年10月以降の防衛召集者は, 2万人を超えた。 昭和19年10月10日, 沖縄本島を中心とする南西諸島は, 米軍による大規模な空襲を受け, 沖縄や沖縄における重要な軍事施設は大きな被害を被った。 d (大詔奉戴日)* また, 昭和17年1月から, 太平洋戦争開始記念日である毎月8日が「大詔奉戴日」と定められ、君が代を歌い, 開戦の詔勅を読み上げ, 戦死者の英霊を讃える儀式が行われた。 沖縄においても, 住民は, 日本軍や村長, 助役らから, 戦時下の日本国民としてのあるぺき心得を教えられていた。 e (米軍の上陸)* 昭和20年3月23日から, 沖縄は米軍の激しい空襲に見舞われ, 同月24日からは艦砲射撃も加わった。 慶良間海峡は島々によって各方向の風を防ぎ, 補給をする船舶にとっては最適の投錨地であったことから, 米軍の最初の目標は, 沖縄本島の西55キロメートルに位置する慶良間列島の確保であった。 米軍の慶良聞列島攻撃部隊は, アンドリュー・D・ブルース少将の率いる第77歩兵旅団であり, 空母の護衛のもと, 上陸作戦に臨んだ。 (イ) 慶良間列島の状況, 体制等 a (海上挺進戦隊)* 慶良間列島は, 沖縄本島・那覇の約20キロメートル西方に位置する, 渡嘉敷島, 座間味島, 阿嘉島, 慶留間島などの島々の総称である。慶良間列島には, 昭和19年9月, 陸軍海上挺進戦隊が配備され, 座間味島に控訴人梅澤が隊長を務める第一戦隊, 阿嘉島・慶留間島に野田隊長が隊長を務める第二戦隊, 渡嘉敷島に赤松大尉が隊長を務める第三戦隊が駐留した。 昭和20年3月の米軍進攻当時, 慶良間列島に駐屯していた守備隊はこれらの戦隊のみであった。 海上挺進隊は, 当初, 小型船艇に爆雷を装着し, 敵艦隊に体当たり攻撃をして自爆することが計画されていたが, 結局出撃の機会はなく, 前記船艇を自沈させた後は, 海上挺進隊はそれぞれ駐屯する島の守備隊となった。 慶良間列島は, 後記の集団自決発生当時, 米軍の空襲や艦砲射撃のため, 沖縄本島など周囲の島との連絡が遮断されており, 敵の包囲・攻撃があったときに警戒すぺき区域として戒厳令によって区画した区域である「合囲地境」ではなかったものの, 事実上そのような状況下にあったとする文献もある。 合囲地境においては, 行政権及び司法権の全部又は一部を軍の統制下に置くこととされ, 村の幹部や後記の防衛隊による指示は, 軍の命令と捉えられていた。 また, 前記のとおり, 後記の集団自決発生当時, 慶良間列島は沖縄本島などとの連絡が遮断されていたから, 食糧や武器の補給が困難な状況にあった。 慶良間列島に配備された陸軍海上挺進戦隊は, もともと特攻部隊としての役割を与えられていたことから, 米軍に発見されないよう, 後記の特攻船艇の管理は厳重であり, その他の武器一般の管理についても同様であった。(マルレ)と称する航続時間3.5時間, 爆雷1個装備のペニヤ板製の半滑走型の小型特攻船艇によリ敵の上陸船団を背後から奇襲攻撃する特攻部隊であった。同戦隊の運用は、一度米軍に発覚すればこの艇の脆弱さと自衛能カの不足から容易に対応の処置を講じられるものであリ, 同戦隊の存在, 配置, 戦法等全般にわたリ厳重に秘密を守ることが作戦成功の絶対条件であった。また, 艇の航続力の制約から同戦隊の展開は当然米軍の直近海域に限定されるので, 徹底した敵の砲爆撃による制圧に耐えるため, 基地の秘匿と掩護は絶対的なものとされていた。 b (座間味島の状況)* 座間味村は, 渡嘉敷島の西方約2キロメートルに位置する座間味島, 阿嘉島, 慶留間島など複数の島々で構成される離島村である。昭和15年の統計によれぱ, 座間味村の人口は約2350人であった。 座間味村では、防衛隊長兼兵事主任の盛秀助役が、伝令役の防衛隊員であり役場職員である宮平恵達を通じて軍の指示を住民に伝達していた。兵事主任は、徴兵事務を扱う專任の役場職員であり、軍の命令を住民に伝達する立場にあった。 昭和19年9月10日, 控訴人梅澤を隊長とし, 上記特攻船艇約100隻を保有する海上艇進隊約100名と基地守備隊約800名が進駐してきた。翌11日から陸揚作業が始まり, 民家に分宿し, 同月22日から陣地構築に取りかかった。 住民は.壕堀作業等に全島を挙げて従事した。そのほか, 住民は, 初枝が団長を務めた女子青年団などが中心となって, 救護, 炊事などで日常的に部隊に協力していた。 c (渡嘉敷島の状況)* 渡嘉敷村は, 渡嘉敷島を中心として, その他複数の小島で構成されている。昭和19年当時, 渡嘉敷村の人口は約1400人であった。 渡嘉敷村では, 古波蔵村長、防衛隊長の屋比久孟祥、富山兵事主任、安里巡査らが軍の指示を住民に伝達していた。 昭和19年9月9日, 鈴木少佐を隊長とする第三基地隊と呼ぱれる約1000人の兵隊が, 渡嘉敷村に上陸し, 上陸後直ちに陣地構築に取りかかった。渡嘉敷村の村民も, 国民学校の生徒を動員するなどして陣地構築作業に従事した。 同月20日には, 赤松大尉を隊長とする海上挺進第三戦隊104人が, 渡嘉敷島に駐屯した。第三戦隊は, 同年4月に海上特攻隊として編成された部隊であり, ○レ(マルレ)と呼ばれる特攻船艇を約100隻保有していた。 渡嘉敷村は, 同年10月10日に空襲を受け, この空襲以降, 慶良間列島の戦況は悪化していたが, このような状況下で, それまで徴用で陣地構築作業に従事していた男子77名が改めて召集され, 兵隊とともに国民学校に宿営することとなった。そのほか, 渡嘉敷村の婦人会や女子青年団は, 救護班や炊事班などに徴用され, 学童に対する授業は停止した状態であった。 前記第三基地隊は, 昭和20年2月中旬, 特攻基地がおおむね完成に近づいたころ, 勤務隊の一部と通信隊の一部とを第三戦隊の配下に残して, 沖縄本島に移動した。 その後, 第三戦隊は, 同年3月20日に陣地を完成させ, 特攻船艇の点検も行い, 米軍を迎え撃つばかりの状況となっていた。 イ 集団自決の発生 (ア) 座間味島 座間味島は, 昭和20年3月23日, 米軍から空襲を受け, これにより, 日本軍の船舶や座間味部落の多くが被害を受けた。 座間味島は, 同月24日, 25日も空襲を受けた。また, 同月25日には, 米軍の戦艦級大艦隊が海峡に侵入し,艦砲射撃を受けた。 住民は壕に避難するなどしていたが, 同月25同夜, 伝令役の宮平恵達が, 住民に対し, 忠魂碑前に集合するよう伝えて回った。 その後, 同月26日, 多数の住民が, 手榴弾を使用するなどして集団で死亡した(従来, これを集団自決と呼んでいるが, 後記諸文献に記載されているとおり, その実態は, 親が幼児ら子を殺害し, 子が年老いた親を殺害するなど肉親等による殺害であり, 自決という任意的, 自発的死を意味する言葉を用いることが適切であるか否かについては議論の余地がある。 しかし, 集団自決という言葉が後記諸文献で定着していると考えられるので(誤解を避ける意味でかぎ括弧付きで「集団自決」と表記しているものもあるけれども), 次の渡嘉敷島での事例も含めて, 本判決では, 以下において, 集団自決と呼称することとする。)。 自決を遂げた住民の正確な数については、後記(ウ)のとおり, 明らかとなっていない。 (イ) 渡嘉敷島 第三戦隊は, 昭和20年3月25日, 特攻船艇への爆雷の取付けやエンジンの始動も完了し, 出撃命令を待っていたが, 赤松大尉は出撃命令を出さなかった。結局, 赤松大尉は, 米軍に発見されるのを防止するためとして, 特攻船艇をすぺて破壊することを命じた。 同月27日午前, 米軍の一部が渡嘉敷島の西部から, 上陸した。迫撃砲の援護を受けて, 戦車30台で上陸を始め, 応戦した日本軍の小部隊はほとんど全滅した。 赤松大尉は, 米軍の上陸前, 安里巡査に対し, 住民は西山陣地北方の盆地に集合するよう指示し, これを受けて, 安里巡査は, 防衛隊員とともに, 住民に対し, 西山陣地の方に集合するよう促した。 渡嘉敷島の住民は, 同月28日, 防衛隊員などから配布されていた手榴弾を用いるなどして, 集団で死亡した。 死亡した住民の正確な数については, 後記(ウ)のとおり, 明らかとなっていない。 (ウ) 自決者の人数 沖縄戦においては, 戸籍簿をはじめとして多くの行政資料が焼失したため, 住民の犠牲の全貌を明らかにすることは困難とされており, 現在もなお, 犠牲となった住民の正確な数は明らかとなっていないが, 主な公的資料等では, 集団自決の犠牲者致について, 次のとおり記録されている。 「鉄の暴風」では, 厚生省の調査による座間味島及び渡嘉敷島の自決者の合計人致が約700人であったとされている(乙2・436頁)。 「沖縄作戦における沖縄島民の行動に関する史実資料」では, 作戦遂行を理由に軍から自決を強要された事例として, 座間味村155人, 渡嘉敷村103人の自決者があったとされている(乙36・43頁)。 「沖縄作戦講話録」では, 援護法の戦闘協力者として昭和25年3月末までに申告された陸軍関係死没者4万8509人のうち14才未満の死没者1万1483人についてこれを死亡原因別に区分して, 沖縄戦全体で『自決』313人となるとされている(乙37・4-20)。また, 「沖縄作戦講話録」では, 渡嘉敷村329人, 座間味村284人の自決者があったとされている(乙37・4-31)。 「沖縄県史 第8巻」では, 「集団自決」が613人とされている(乙8・410~412頁)。 「座間味村史 上巻」では, 座間味村の座間味部落だけで200人近い犠牲者がいるとされている(乙49・363頁)。 (エ) 座間味島及び渡嘉敷島以外の集団自決 座間味島及び渡嘉敷島の集団自決のほか, 数十人が昭和20年3月下旬に沖縄本島中部で, 数十人が同月下旬に慶留間島で、約10人が同年4月上旬に沖縄本島西側美里で, 100人以上が同月下旬に伊江島で, 100人以上が同月下旬に読谷村で, 十数人が同年4月下旬に沖縄本島東部の具志川グスクなどで, それぞれ集団自決を行った。 以上のうちの慶良間列島の慶留間島には, 前記のとおり, 第二戦隊が駐留していたが, 第二戦隊の野田隊長は, 昭和20年2月8日, 住民に対し, 「敵の上陸は必至。敵上陸の暁には全員玉砕あるのみ」と訓示し, 同年3月26日, 米軍の上陸の際, 集団自決が発生した。 以上の集団自決が発生した場所すぺてに日本軍が駐屯しており, 日本軍が駐屯しなかった渡嘉敷村の前島では, 集団自決は発生しなかった。 ウ 日本軍による住民加害 (ア) (馬淵新治による調査)* 元大本営船舶参謀であった厚生省引揚援護局の厚生事務官馬淵新治の調査によれぱ, 軍の住民に対する加害行為が各地で行われていた。 例えば, 馬淵新治は, 「将兵の一部が勝手に住民の壕に立ち入り, 必要もないのに軍の作戦遂行上の至上命令である立退かないものは非国民, 通敵者として厳罰に処する等の言辞を敢えてして, 住民を威嚇強制のうえ壕からの立退きを命じて己の身の安全を図ったもの, ただでさえ貧弱極まりない住民の個人の非常用糧食を徴発と称して掠奪するもの, 住民の壕に一身の保身から無断進入した兵士の一団が無心に泣き叫ぶ赤児に対して此のまま放置すれぱ米軍に発見されるとその母親を強制して殺害させたもの, 罪のない住民をあらぬ誤解, 又は誤った威信保持等のため『スパイ』視して射殺する等の蛮行を敢えてし, これが精鋭無比の皇軍のなれの果てかと思わせる程の事例」があったとし, また, 「敵上陸以後, 所謂『スパイ』嫌疑で処刑された住民についての例は十指に余る事例を聞いている」として, 軍による住民加害か多数あったとしている(乙36・18, 19, 25頁)。 また, 馬淵新治は, 住民の死亡の内訳について, 「友軍よりの射殺」「壕提供」があったとし, 「壕提供」については, 「一番圧倒的に死没者の多い壕の提供について若干申し上げます。これらの犠牲者は御承知の首里主陣地帯の崩壊に伴い, 第2線陣地につくため, 既に逃げ道のない住民が住居する自然壕を取り上げ, 米軍の砲爆撃下に住民を追い出したことに基因するものが相当あるのであります。」としている(乙37・4-21)。 (イ) (渡嘉敷島での住民加害)* 日本軍は, 渡嘉敷島において, 防衛隊員であった国民学校の大城徳安訓導が渡嘉敷島で身寄りのない身重の婦人や子供の安否を気遣い, 数回部隊を離れたため, 敵と通謀するおそれがあるとして, これを処刑した。また, 赤松大尉は、集団自決で怪我をして米軍に保護され治療を受けた二名の少年が米軍の庇護のもとから戻ったところ, 米軍に通じたとして殺害した。さらに赤松大尉は, 米軍の捕虜となりその後米軍の指示で投降勧告にきた伊江島の住民男女6名に対し, 自決を勧告し, 処刑したこともあった。さらに, 渡嘉敷島では, 日本軍が朝鮮人の軍夫を処刑したこともあった。 (ウ) (その他)* そのほか, 沖縄では, スパイ容疑で軍に殺された者など, 多数の軍による住民加害があった。 目次 戻る 通2-053 次へ 通巻
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/2399.html
Report.19 長門有希の憂鬱 その8 ~涼宮ハルヒの告白~ 部室の扉がノックされる音が響いた。わたし、涼宮ハルヒ、朝倉涼子の三人は、互いに顔を見合わせた。 「どうぞー。」 結局、ハルヒが返答した。扉が開き、四人の人物が入ってきた。 「ちょっと失礼しますよ。」 喜緑江美里、古泉一樹、朝比奈みくる、『彼』……通称キョン。 「あんたは、生徒会の……何でここに?」 「実は我々は、長門さんが北高に向かっていたという話を聞いて、戻ってきたところなのですが、そこでたまたま彼女に会いまして。彼女……生徒会の方でも、何やら長門さんに用があるとかで、御一緒した、というわけなんですよ。」 古泉一樹が答えた。……話し方が変わっている。 「そんなに睨まないでくださいな。活動状況を簡単に確認するだけですから。」 ハルヒが江美里を睨み付けているのは、先の文芸部会誌を作成した時のことを踏まえてのものだろう。 「文芸部の活動は 極 め て 順 調 やから、どうぞご心配なく!!」 【文芸部の活動は 極 め て 順 調 だから、どうぞご心配なく!!】 彼女は目を三角に怒らせて、江美里を威嚇している。江美里は全く意に介していないが。 「長門さん……お久しぶりです……」 みくるが声を掛けてきた。そういえば、既に会ってはいるものの、まだ彼らには言っていない。わたしは彼らに視線を向けて、言った。 「ただいま。」 「……おかえり、長門。」 『彼』が答えてくれた。わたしは、帰ってきたことの『実感』が湧いた、ような気がした。皆は一様に、わたしの帰還を喜んでいるようだった。 その中で、ハルヒからすれば部外者である江美里が、わたしに向けて口を開いた。 「今年度の文芸部の活動状況についてですが。」 『御承知のように、敵対勢力の排除は完了しました。』 「…………」 『協力に感謝する。』 かぎ括弧は声に出した会話。二重かぎは通信の内容。 「昨年度は会誌の発行が、例年に比べてかなり遅延していました。まあ、内容は充実していたようなので、その点は心配していませんが。」 『《全員で突入する》という要請でしたけど、期待には応えられたでしょうか。』 「…………」 『十分。予想以上。』 「ここだけの話ですけど、うちの会長も、口ではああ言ってますけど、次の刊行を心待ちにしてるんですよ。文芸部の会誌をこっそり読んで、お腹抱えて笑ってましたから。特に鶴屋さんが書いた小説には、腹筋を破壊されたみたいでしたね。」 『皆さん、とんでもない戦闘能力を持ってますね。さすがは涼宮さんに選ばれし兵(つわもの)達、といったところですか。』 「……善処する。」 『……同意する。』 江美里は、絵に描かれた貴婦人のような微笑を浮かべて、 『彼女の感情がそろそろ限界のようなので、会話相手は譲りましょうかね。ほら、あなたもボーっとしてないで。』 『んあ!? ちょっと! 急に話を振らないでくれる!?』 涼子が不意を突かれて慌てている。このような反応は、我々インターフェイスのものとは思えないほど人間的だった。 『どうしたのでしょうね。あなたらしくもない。』 『いや、ちょっと……涼宮さんと長門さんの表情に見とれちゃって……』 わたしの表情? わたしは何か表情を浮かべていたとでも言うのだろうか。 涼子はわたしをまじまじと見つめた。 『……本気で言ってるの?』 嘘をつく理由も利益もない。 『……無自覚、か。なるほどね……』 話が見えない。 『長門さん。あなたは、さっき涼宮さんに「ただいま」って言った後、目を細めて微笑したのよ。』 ……身に覚えがない。 『じゃあ、無意識のうちに、微笑してたのね。』 わたしに表情を作る機能がないわけではなく、また、誰にでも分かるほどはっきりと表情を変えることも、できなくはないことは知っている。実際に、『微笑』という表情をハルヒには見せたことがある。しかし、先ほどの会話では、特に表情を作った記憶はない。 『だからさ……それは「自然な表情」って言うのよ。「自然と笑みがこぼれる」っていうやつ。』 それは、本にも頻繁に登場する表現。しかし、実際にどのような状態なのかは、分からなかったもの。そのような理解不能だった状態に、わたしがなっていたと言うのか。信じられない。 『……変わったわね。』 『……変わりましたね。』 二人は、嬉しそうに顔を見合わせた。 わたしは、そこまで自由に、任意の表情を浮かべることはできないはず。それに、なぜ二人が『嬉しそう』なのかの理由も分からなかった。 「有希……有希……!」 ハルヒの声。見ると、人間の言葉で言う『感極まった』様子だった。 「有希ぃ――――!」 彼女は、わたしのそばに駆け寄るとわたしを強く抱き締めた。そして一気にまくし立てた。 「有希! ごめん! ごめんなさい! あんな、あんなことして……! あんたを突き飛ばして怪我さして! それで、怪我したあんたをほったらかしにして!」 【有希! ごめん! ごめんなさい! あんな、あんなことして……! あんたを突き飛ばして怪我させて! それで、怪我したあんたをほったらかしにして!】 彼女は、泣きながら詫びている。先日の、わたしが消失した日の出来事。わたしがうっかり、彼女の心にある、侵してはならない領域を侵してしまった、あの日の出来事。 「いい。気にしてない。」 「ほんま?」 【ほんと?】 彼女は潤んだ瞳でわたしを見つめる。わたしは、誰にでも分かるほど大きく、はっきりと頷いた。彼女はまたわたしを抱き締めた。そして、人間の言葉で言うと『堰を切ったように』、語り始めた。わたしがいなくなったことで、どれだけ自分が寂しかったかを。 「……他にも数え上げたらキリないけど、とにかく! それぐらい寂しかったんやから!」 【……他にも数え上げたらキリがないけど、とにかく! それぐらい寂しかったんだから!】 「事情はよく分かった。」 わたしは、素っ気なく答えた。本当は、とても嬉しい。彼女にここまで強く気に掛けてもらえて。 「でも、これだけは言わして?」 【でも、これだけは言わせて?】 と、彼女は涙目で言った。 「なに。」 彼女は、大きく深呼吸した。そして、意を決して言った。 「有希――――!! 愛してる――――!!」 ざわ……ざわ…… そんな擬音語を背景につけるのがふさわしいと思った。わたしと彼女以外のその場にいた者は皆、目を丸くして驚愕している。彼女は、わたしを強く抱き締めてきた。 「もう、絶対に、あんたを、失いたくない! 離したくない!!」 そして彼女は……わたしの唇を奪った。 『んっ、んっ、んっ……んむ……んむ……』 濃厚な接吻。それも、他人の目の前で。 『んっ……はっぁ……あむ……んっ……』 彼女の口付けは終わらない。彼女の、暖かい気持ちが伝わってくるような気がする。 ようやく彼女の濃厚な接吻が終わった。口を離すと、お互いの唇から唾液が糸を引いて繋がっていた。 彼女は滔々と語り始めた。それは紛れもなく、わたしへの『愛の告白』だった。 「最初は単なる好奇心やった。無口で無表情な娘やなーって。泣いたり笑ったりせえへんのかなーって。まるで部室の付属物みたいに、存在感のない娘、っていうのが最初の頃の印象やったわ。」 【最初は単なる好奇心だった。無口で無表情な娘だなーって。泣いたり笑ったりしないのかなーって。まるで部室の付属物みたいに、存在感のない娘、っていうのが最初の頃の印象だったわ。】 それが、共に過ごすうちに、だんだん見る目が変わっていった。 「毎日なんとなく眺めてるうちに、だんだん気になりだしてん。あんたは無口で無表情やったけど、万能やった。何でもそつなくこなせた。その時に思ってたんは、どうやったら有希と仲良くなれるかってことやった。」 【毎日なんとなく眺めてるうちに、だんだん気になりだしたの。あんたは無口で無表情だったけど、万能だった。何でもそつなくこなせた。その時に思ってたのは、どうやったら有希と仲良くなれるかってことだった。】 彼女は遠い目をして言った。 「決定的やったんは、一年の時の文化祭。気ぃ付いてた? あんたの情熱的なギターは、一緒に舞台に立ったあたし達も含めて、その場にいた誰もを魅了したんやで。あの時あたしは、最高に気持ち良く歌ってたけど、それはきっと、あんたがギターで支えてくれたからなんやと、今になって思うわ。急遽代役で立った舞台で、どうなるか分からへん一発勝負。いくらあたしでも、緊張せえへんかった、って言(ゆ)うたら嘘になるわ。それでも何とか乗り切れた。今なら理由が分かるわ。それは有希が、いつもあたし達の期待に応えてくれる有希が、そばにおってくれたから。一緒に舞台に立ってくれたから。体育祭では、文武両道さを存分に見せ付けてくれたし、バレンタインデーの時は料理も振舞ってくれた。あの時作ってくれたうどん、めっちゃ美味しかったで。今でも忘れられへんもん。阪中の家の犬を治した時は、正直感動したわ。いつもいっぱい本読んどぉけど、ただ読むんやなくて、ちゃんとその知識を役立たせてるんやから、改めてすごいと思ったわ。それで、ますます有希から目が離されへんようになった。」 【決定的だったのは、一年の時の文化祭。気付いてた? あんたの情熱的なギターは、一緒に舞台に立ったあたし達も含めて、その場にいた誰もを魅了したのよ。あの時あたしは、最高に気持ち良く歌ってたけど、それはきっと、あんたがギターで支えてくれたからなんだと、今になって思うわ。急遽代役で立った舞台で、どうなるか分からない一発勝負。いくらあたしでも、緊張しなかった、って言ったら嘘になるわ。それでも何とか乗り切れた。今なら理由が分かるわ。それは有希が、いつもあたし達の期待に応えてくれる有希が、そばにいてくれたから。一緒に舞台に立ってくれたから。体育祭では、文武両道さを存分に見せ付けてくれたし、バレンタインデーの時は料理も振舞ってくれた。あの時作ってくれたうどん、すっごく美味しかったわ。今でも忘れられないもん。阪中の家の犬を治した時は、正直感動したわ。いつもいっぱい本を読んでるけど、ただ読むんじゃなくて、ちゃんとその知識を役立たせてるんだから、改めてすごいと思ったわ。それで、ますます有希から目が離せないようになった。】 それに、と彼女は続けた。 「あれは夢やったみたいやけど、未だに忘れられへんことがあんねん。覚えとぉ? 一年の冬休み、鶴屋さん家の別荘に合宿に行った時の事。」 【あれは夢だったみたいだけど、未だに忘れられないことがあるの。覚えてる? 一年の冬休み、鶴屋さん家の別荘に合宿に行った時の事。】 周囲に緊張が走った。 「あの時、あたしはやけにあんたのことを心配しとったやろ? あれな、あたしの夢の中で、あんたが熱出して倒れてんけど、それはもう、心配したで。夢から覚めても、全然気が付かずにあんたのことを心配するくらい。それで、気ぃ付いてん。あたしは、夢にまで見るくらい、あんたのことを意識してるんやな、って。」 【あの時、あたしはやけにあんたのことを心配してたでしょ? あれはね、あたしの夢の中で、あんたが熱出して倒れたんだけど、それはもう、心配したわよ。夢から覚めても、全然気が付かずにあんたのことを心配するくらい。それで、気が付いたの。あたしは、夢にまで見るくらい、あんたのことを意識してるんだな、って。】 その時は『無口で頼れる万能選手』として。 「その時はそう思(おも)てたけど、今にして思うと、既に違(ちご)てたんかもしれへん。でも、自覚はしてへんかったな。思いが変わった、あるいは自覚したんは、この間のこと。あたしが変質者を捕まえて新聞に載って、それから、変な奴らに付きまとわれてた時のことやわ。」 【その時はそう思ってたけど、今にして思うと、既に違ってたのかもしれない。でも、自覚はしてなかったな。思いが変わった、あるいは自覚したのは、この間のこと。あたしが変質者を捕まえて新聞に載って、それから、変な奴らに付きまとわれてた時のことだわ。】 彼女はその時のことを思い出すように、 「あの時あたしは……ほんまはめっちゃ辛かった。団員達に……特に有希、あんたに会われへんことに。それから、変な奴らへの対応も。どうってことないつもりやったけど……やっぱりきつかった。あたしは、もう、一杯一杯やった。そんなあたしを救ってくれたんが、あんた。」 【あの時あたしは……ほんとはすっごく辛かった。団員達に……特に有希、あんたに会えないことに。それから、変な奴らへの対応も。どうってことないつもりだったけど……やっぱりきつかった。あたしは、もう、一杯一杯だった。そんなあたしを救ってくれたのが、あんた。】 ここで彼女は周囲を見渡した。 「みんなの前でこんなこと言(ゆ)うてるなんて、我ながら大胆やと思うけど、どういうわけか、有希の前やと素直になれるわ。こんな……恥ずかしいことを告白できるくらいに。」 【みんなの前でこんなこと言ってるなんて、我ながら大胆だと思うけど、どういうわけか、有希の前だと素直になれるわ。こんな……恥ずかしいことを告白できるくらいに。】 彼女は再びわたしに視線を戻した。 「あの時、あたしがあんたを呼び出した時、あんたは来てくれた。あたしの恥ずかしい話を黙って聞いてくれた。泣き出したあたしのそばにずっとおってくれた。色々とあたしに良くしてくれた。それから……あんたの意外な一面も見せてくれた。あの時のあんたの仕草、反則的なまでに可愛かったわ。」 【あの時、あたしがあんたを呼び出した時、あんたは来てくれた。あたしの恥ずかしい話を黙って聞いてくれた。泣き出したあたしのそばにずっといてくれた。色々とあたしに良くしてくれた。それから……あんたの意外な一面も見せてくれた。あの時のあんたの仕草、反則的なまでに可愛かったわ。】 そして気が付けば、ただの気になる人から、愛しい人に変わっていた。 「あたしは必死でその気持ちを否定した。だって、おかしいやん? 女同士でこんなこと思うなんて。相手が、宇宙人とかっていうならまだしも、有希は物静かな……可愛い人間の女の子やんか。でも、今日のことで実感したわ。あたしの中で、あんたの存在がどれだけ大きくなってたか。それで、あんたの顔を見て思った。もう、この気持ちは抑えられへんって。」 【あたしは必死でその気持ちを否定した。だって、おかしいじゃない? 女同士でこんなこと思うなんて。相手が、宇宙人とかっていうならまだしも、有希は物静かな……可愛い人間の女の子じゃないの。でも、今日のことで実感したわ。あたしの中で、あんたの存在がどれだけ大きくなってたか。それで、あんたの顔を見て思った。もう、この気持ちは抑えられないって。】 いつの間にか、恋に落ちていた……気が付いたときには、既に。 「さっきあったことを話すわ。また夢を見てたらしいんやけど。」 【さっきあったことを話すわ。また夢を見てたらしいんだけど。】 先ほどの情報統合思念体過激派による襲撃のことだろう。 「夢の中で、あたしと朝倉は、変態に襲われた。ストッキングで覆面した変態。朝倉がそいつと戦ってたんやけど、ピンチになってん。もう絶体絶命。そこに颯爽と現れたんが、有希、あんたや。朝倉にも言われてんけど、その時のあんたは、マジでヒーローやった。かっこよかった。そのあとそのまま今の場面に続いとぉから、正直、どこまでが夢で、どこからが現実か分からへん。もしかしたら、今この瞬間も夢かもしれへんし。でも、それでもあたしは確信した。」 【夢の中で、あたしと朝倉は、変態に襲われた。ストッキングで覆面した変態。朝倉がそいつと戦ってたんだけど、ピンチになったの。もう絶体絶命。そこに颯爽と現れたのが、有希、あんたよ。朝倉にも言われたんだけど、その時のあんたは、マジでヒーローだった。かっこよかった。そのあとそのまま今の場面に続いてるから、正直、どこまでが夢で、どこからが現実か分からない。もしかしたら、今この瞬間も夢かもしれないし。でも、それでもあたしは確信した。】 彼女はわたしの瞳を真っ直ぐに見据えて言った。 「やっぱりあたしは、あんたが好き。大好き。」 彼女の気持ちは伝わった。今度はわたしが答える番。わたしは彼女に言った。禁じられた言葉を。 「わたしは……わたしも、あなたを、愛している。」 観測とか、処分とか、そんなものはどうでも良いと思えた。 彼女は、わたしを愛している。 わたしも、彼女を愛している。 それで十分だと思えた。それでわたしは――幸せだと思った。 「有希、有希っ!」 また彼女が抱き締めてくる。わたしも彼女を抱き締め返す。とても幸せで、そして、だからこそ……『悲しい』。 これから、わたしが行うことを思うと、悲しくなった。 わたしがこれから行うこと。それは涼宮ハルヒへの情報操作。今まで決して許されることがなかった行為。 今回の過激派による襲撃の記憶を消すことだけではない。わたしは、彼女の『長門有希への思い』を操作する。 彼女のわたしへの感情には、明らかに『性愛』が含まれている。それは本来、『異性』に対して向けられるもの。一部に例外はあるものの、大多数の雌雄の別がある有機生命体はそのようにしている。それが、有機生命体の繁殖に必要不可欠だから。だから、今の彼女は……『異常動作』。そしてわたしも異常動作。 わたしの口から明確に、わたしの想いを彼女に伝えられた。それだけで十分。彼女の行動を修正しなければならない。 提案したのは、わたし。情報統合思念体の許可は下りている。いよいよ、これまで最大の禁則事項だった行為を行う。 わたしは操作を開始した。 「あれ……? なんか急に眠く……」 彼女の身体が崩れ落ちる。わたしは彼女の身体を抱きかかえるようにして支えた。彼女が完全に眠ったことを確認すると、彼女の精神に干渉する。そして、彼女のわたしへの想いから、性愛に関する部分を削除する。今後彼女は、わたしをこれまで通り『無口で頼れるSOS団随一の万能選手』として見るだろう。ただし、わたしへの想いは大きく発達していたため、元通りとはいかないかもしれない。それでも、『仲の良い女友達』程度には抑えられたはず。わたしに、あのような行為に及ぶことは、もうないだろう。 操作終了。 「…………」 わたしは無言で、彼女の身体を抱きかかえながら、静かに眠る彼女の寝顔を見ていた。 事態の推移を見守っていた『彼』が、やっとの思いで口を開いた。 「……長門。お前はハルヒに一体何をしたんや?」 【……長門。お前はハルヒに一体何をしたんだ?】 「行動の修正。」 わたしは平坦な声で答える。 「最近の涼宮ハルヒの行動は、明らかに異常動作。先ほどのわたしへの行為もそう。」 わたしは、ぼんやりと彼女の顔を眺めていた。名残惜しいのだろうか? わたしは彼女の顔から視線を外すことができないでいる。 「修正は完了した。問題ない。」 そう、これで問題ない。何も。 その時、何かがわたしの頬を伝った。 涙が一粒、頬を伝った。 ←Report.18|目次|Report.20→
https://w.atwiki.jp/utauuuta/pages/4655.html
【検索用 うつろいかぎり 登録タグ う そぞろまる 名前シレズ 曲】 作詞:そぞろまる 作曲:そぞろまる 編曲:そぞろまる 唄:名前シレズ 曲紹介 軽やかに水面を辷る速度でなければ たちどころに溶解されてしまう 曲名:『うつろいかぎり』 コンピレーションアルバム『合成音声のゆくえ』収録曲。 ボカコレ2023春ルーキー参加楽曲で、43位にランクインしている。 歌詞 (「合成音声のゆくえ」公式サイトより転載) 息、思い出したら波で また探さなきゃ からだを畳んで 濁り出したらあわいで 振り返らずに 不可視の底まで ひかりの移ろう粒子だけ かろうじて繋ぎとめて ととのったら顔を出そう シャッターチャンスは与えない! すらすらと辷る水面には 待ったの飛沫も上がらない 踊っている、踊らされてる? 問いを躱して 溶かないで ねぇ まるで眼路(イメージ)の縁から 甘い花をつけて誘惑する梢 ねぇ本当は待ってるんでしょ 濁りもつらぬく誰何を あなたの声で安心したいよ そして虹の膜だけが浮かんでいる 「シャッターチャンスは与えない!」 くらくらと強がる水面には 待っての飛沫も上がらない それでも手放せなくて 次の波でも きっときっときっとそばだてて コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/machikaneko/pages/19.html
ちゅうか(中括弧) ID TW006U Sex ? Location 文法経棟付近 Notes 臆病。頭の後ろの模様から命名。 他の写真も見たい方はこちら
https://w.atwiki.jp/niconicodangerzone/pages/34.html
危険度1 ほぼネタ or 著作権的にやばい物はない 危険度2 ネタだが少しキツイ要素がある 危険度3 ドキドキする or 著作権的にギリギリセーフな物がある 危険度4 冷や汗をかく 危険度5 少し閲覧注意 or 著作権に違反する可能性が少しでる 危険度6 家族が近くにいる場合は見ない方がいい 危険度7 まじでヤバい or 消されるぞ!と叫びたくなる 危険度8 頭から離れなくなる 危険度9 激閲覧注意 危険度10 絶対に見てはいけない or ほぼ確実にアウト 【オウム】黄金尊師ゴールドサティアン【MAD】 9 オウム真理教のアニメmad 【CM】クリネックス(いわく付き鬼CM) 4 不気味なCM 【MAD】尊師麻原のオールナイトニッポン 8 オウム真理教のFlash動画
https://w.atwiki.jp/vip_rpg/pages/686.html
かぎむしのあな ダウンロード 祭りページ ゲーム紹介 かぎむしが主人公のパズルゲーム スクリーンショット 知らなかった・・・そんなの・・・ 残り歩数に合わせてキッチリ行き止まりに止まろう ステージが進むとギミックが増えていく カギムシα ダウンロード ゲーム紹介 よりパズル要素が増した作品。 難度の高い問題が収録されている他、ステージエディット機能まである。 作ったステージはセーブデータとして出力でき、 そのセーブデータを読み込むことで遊ぶことが可能。 スクリーンショット ステージエディット中 感想など 答が複数あるので、勢いでクリアできたりしてパズルの爽快感がやや薄れてる -- 名無しさん (2015-05-31 10 02 55) 答えに幅があるのは面白いと感じた -- 名無しさん (2015-06-10 23 53 25) これ昔遊んだけど面白かったなー。難しくてクリア諦めたステージもあったけどとても良いパズルゲームだわ -- 名無しさん (2018-06-25 21 29 59) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/morimiki/pages/84.html
ちかしつのかぎ ぐだのいえには、だいじになにかをしまってあるちかしつがある。
https://w.atwiki.jp/dq_dictionary_2han/pages/3227.html
概要 Ⅲ以降全作品に登場する鍵。 表記上は「かぎ」だが、Ⅰにも登場している(【かぎ】の項参照)。 魔法の鍵に対応した扉を開ける事ができる他、今まで【とうぞくのかぎ】で開けていた扉も開けることができる。 初登場のⅢ以来、盗賊の鍵・魔法の鍵・最後の鍵の3段構えが基本となった。 大抵ストーリー中盤に手に入り、これを手に入れた冒険者はまず世界中の宝物庫を荒らしまわるのが恒例。 ただ、近年の作品ではどんどん扱いが悪くなっており、ピンポイントでしか使用場所がなかったり、そもそもクリアに必須ですらなくなっている。 DQはやたらと古参アイテムには厳しい。 DQⅢ 【ピラミッド】に安置されている。【ポルトガ】へ行くのに必要。 【おうごんのつめ】を取る時や、イシス女王に夜這いする時にも使う。 なお【リムルダール】にはこれを探し求めている老人がおり、見せると「これと同じものを作ろうと思っている」と言う。 どうやらⅠの【かぎ】の製法は【勇者ロト】によって上の世界からもたらされたらしい。 DQⅣ 錬金術師エドガンが作ったとされており、彼の研究室?に置かれている。 【キングレオ城】はこれの扉によって閉ざされており、五章で城内に乗り込むのに必要。 またこれを手に入れた時点で、【エンドール】の防具屋にも行けるようになる。 そこでは最強鎧の【はぐれメタルよろい】が買えるのでとても重要。おそらく魔法の鍵がもっとも輝いた瞬間だろう。 なお、オーリンは魔法の鍵の扉をこじ開けることができる。 前述の通り本作の魔法の鍵は錬金術の産物であり、その技術で開けているのだが、 超パワー型のオーリンがやっているために「力づくでこじ開けているのでは?」という人もいる。 最後の鍵の扉をぶち破るパパスには若干劣るものの、かなり印象に残る。 他にも壁を蹴り破る姫様や、岩をブチ砕く裏切りの洞窟など…… Ⅳにはやたら強引に扉を突破するシーンが多く思えるのは気のせいだろうか。 DQⅤ エルヘブンで入手。【封印のほこら】の扉を開けるために存在。 グランバニア宝物庫を荒らして【ほしふるうでわ】を取ることもできる。 割りと良い物は手に入るのだが、この辺から徐々に「一応あるだけ」感が生じてくる。 DQⅥ 【ホルス王子】の洗礼を終わらせるとお礼に【ホルストック】の王から貰えるが、 近くの小屋の扉(中身は下の世界への井戸)を開ける以外にロクな使い途がない。 一応アークボルトとか宝物庫を荒らせるが、大したものは置いてない。 ほとんど使い捨てのカギと大差ない。 DQⅦ 【ブルジオ】本宅に置かれている。 宝箱の鍵を開けるためだけのアイテムで、今作以降はクリアに必須ですらない/(^o^)\ DQⅧ 【トロデーン城】内の宝箱から入手。 隣の宝箱がよりによって魔法の鍵で施錠されているという罠。 どうせその隣も無駄だろうと思って見つからなかったプレイヤーもいたのでは。 役目はⅦと同じで、鍵のかかった宝箱を開けるためだけに存在するが、対応数は結構多い。 クリアに必須ではないが、フィールドに散在する宝箱が開けられるようになるのは嬉しい。 DQⅨ 【グビアナ城】に置かれている。 やっぱり役目はⅦやⅧと同じ…だが、一応扉も開けられる。 しかし鍵のかかった扉が申し訳程度にしかないため、手に入れたからといってそこまで探索範囲が広がるわけではない…
https://w.atwiki.jp/horibe2210/pages/55.html
あかぎ級航空機搭載護衛艦 海上自衛隊の護衛隊群の旗艦となる航空機搭載護衛艦。 計画では16DDHと呼ばれていた。 飛行甲板の改修を受けてF-35Jの運用能力が付与された。 3番艦『あまぎ』と4番艦『かつらぎ』は一部設計が変更された準同型艦として就役している。