約 4,219,018 件
https://w.atwiki.jp/isekaikouryu/pages/1751.html
各地で連鎖的に暴動と反乱が起こり、やがて一つの意思となって旧オルニト帝国を呑み込んだかつての時代を振り返り、疑問に思う者がいる。 いつから始まったのだろう? どうしてその瞬間だったのだ? 火種はあった。支配する者とされる者との軋轢にくすぶり続けた怒りは無から湧き出た物ではなく、どんな些細なはずみに噴出しても不思議ではないものだった。 だが、例えいかなる背景がそこにあったとしても、その戦いは紛れも無く誰かが強く望み、求めた時から始まったのだ。 「ちくしょう! ちくしょう! ちくしょう!」 緑の斜面ににかさぶたのように張り付くその鉱山集落は、解放軍の占拠によって基地の一つとなっている。 パルゴは父と母からクイナの血を継いだ。奴隷の子として生まれ、飛べない身体を持っていたために彼もまた奴隷だった。今は部隊の実質的な隊長として、主に他の基地との連携を図っている。 その晩、パルゴはやり場のない苛立ちにひたすら悪態をついていた。 状況が芳しくない。初めに高山地帯から始まったその暴動は、まだらに勃発しては円を描いて勢力を拡大していった。 初めはそうだ。森林を迷彩とし地形に隠れてオルニトの兵を迎え撃てる高山だからこそ、互角以上に戦えた。 だが麓を下りたらどうだ。空を自由に飛べるオルニト兵と、あくまで地面に貼り付いて戦う反乱側には歴然とした有利と不利の谷がある。 空から風精を纏った投げ矢を降らされるだけで手も足も出ないのだ。空を飛べないというハンデに感じる理不尽は今に始まったことではなかったが、それでもこれほどの無念を覚えたことはない。 追い立てられた農奴達が次々と山側に逃げてきている。彼らを迎え入れることで食料は目に見えて減っている。オルニト兵が飢餓から士気を挫こうと目論んでいるのも、パルゴは知っている。 だが、どうしようもなかった。 「ちくしょう!」 一際大きく吠えたのを最後に、パルゴは自室を出て人を尋ねた。扉を叩くと返事が帰り、見慣れた顔が少し遅れて扉を開けた。 セビ―とは戦いの中で知り合った。温和でありながら有能なクイナで、パルゴの補佐を任せられている。 「酒だ、酒を、くれ」 セビ―は友人でもあった。進んでパルゴの相談役になり、日に日に憔悴していく精神を励ましてくれた。気のいいやつだった。 「また眠れないというんだろう、パルゴ。だめだよ。ひとかどの隊長ともあろうものが、酒に頼るような小心者でどうする」 そんな彼だから、パルゴの衝動をやんわりと抑えた。パルゴがかんしゃくを起こしかけた子供になると、セビ―は優しい兄になる。 「誰が見ているともしれないんだ……。皆を不安にさせてはいけないだろう。思いつめすぎるのはよくない」 「もうだめなんだ。解放軍がどれだけ山を守れても、それでオルニトを倒すことはできない。どうして俺たちは飛べないんだ。このままじゃ、なぶり殺しになるだけだ……」 「落ち着け。君の不安はよく分かる。だが酒はだめだ。酔いは人を怒りやすくもするし、悲観的にもさせる。気分を変えよう。ほら、外に出るよ」 パルゴは手を引かれて歩いた。顔はずっと俯いたままだ。涙は流れない。ただどうしてという思いが内を渦巻き、自分の表情がわからなかった。 「綺麗な星空じゃないか」 歩いた先は森林の中に開けた広場だった。枝葉の屋根がぽっかりと穴を開けた遥か天上に、星々が眩しく輝いている。パルゴはこの場所に来たことがなかった。 「僕の秘密の休憩所なんだぜ、誰にも言うなよ。静かなここが好きなんだ」 どうってことはない、特別なものもない森と夜空だったが、パルゴはその中に神秘を感じた。セビ―は静かに語る。 「僕が鞭で打たれながら重い土を運んでいた頃も、疲れたらよく星を見ていたよ。ちょっとくらい空を飛べたって、星には絶対に手が届かない。だから、僕は星が好きだ……」 セビ―は一点を見つめている。パルゴもそこを見た。一際明るく輝く星が、こちらを見つめ返している。 「飛べたから何でもできるってわけじゃない。ハピカトルにも振り回されているような奴らだ。ちょっとしたきっかけで風向きが変わることだって、きっとあるはずさ」 ハピカトル。パルゴは白痴の神を思った。飛べる者が飛ぶのもかの神の気まぐれで、飛べない者がいるのも理屈のないことなのだろうか? ある日突然飛ぶ鳥が地に落ち、足が空を歩くこともあるのだろうか? 冗談ではなかった。 「セビ―。オルニトの神に祈る気にはならないが、俺は星に祈ることにするよ」 風に嫌われるならそれでもいい。空を飛べればなんて妄想は萎えてしまった。だが、嵐の神が顧みないなら、その代わりに無数にある星々のどれかが。俺たちを見ていてくれたっていいじゃないか。 パルゴは祈った。たとえこの戦いに負けることがあろうと、星が見ていてくれることを。無駄に死んでいくのだけは嫌だった。胸中に湧き出た言葉が、口から溢れる。 「力さえあれば……」 そして、静謐な空気は破られた。 「そこにいる者、誰だ!」 セビ―が声を張り上げる。草深い暗闇の中に、いつの間にかそれは立っていた。 それはこちらに向かってくるようだった。木陰から星明かりに進み出て、その姿を露わにする。 「止まれ! 止まれ! ────なんだ、こいつは?」 それは異様な風体だった。頭からぼろをかぶり、何の種族とも判然としない。およそまともな格好をしていなかったが、汚れきった服装に残る面影は、どのオルニト階級のものでもなかった。 何よりもこんな山中において、手にぶらさげた棒の他には全くの手ぶらだった。 「それ以上動くな! 止まらなければ本当に斬るぞ!」 セビーがいよいよ護身の小剣を抜いて、それはようやく歩みを止めた。 そして棒をセビ―に向けた。 危ない、とか、避けろ、とパルゴは言うつもりだった。 「セビ―!」 パルゴが何をするよりも早く、夜の暗闇を光が瞬いた。 音が弾けて、セビ―が横倒しに倒れる。 次の瞬間、パルゴはそれに飛びかかっていた。2回目が瞬く。なんともなかった。 もみ合いの中でパルゴはそれを滅茶苦茶にしてやろうとし、引き裂いて、それがどうなっているのか始めて知った。 ぼろが外れた頭には蛆がわき、破れた服から見える腹は、ぐずぐずに崩れて粘り気のある内蔵がはみ出していた。 「ゾンビー……? 嘘だろ?」 パルゴが確認したから死んだとでも言うかのように、それはもう動かなくなっていた。見たことがない種族だった。 パルゴはセビ―の下に走り、死んでいるのを確認して、それを見やり、死んでいるのを確認して、自分が生きていることを確認した。 後にはパルゴだけが残った。パルゴはのろのろと不思議な棒を拾って、ただ呆然と星空を見た。 一際明るく輝く星が、パルゴを見つめ返していた。 棒の効果はてきめんだった。 矢よりも早く強く広範囲にばらまかれる鉄の玉はオルニト兵士の飛翔によるアドバンテージを見る間に打ち消し、解放軍は山の麓を下りてどこにでも潜んだ。 何もない大空のどれだけ恐ろしいことか。怯えたオルニト兵士は高度を飛んだが、散弾の一発が羽根をかすりでもすればふらふらと降りた所を解放軍が捕らえるか、まっすぐに落ちて首の骨を折るかだった。 その棒を持ったゲリラがどこの家屋や木の影から飛び出すともわからないのである。こうなれば、もはやただの反乱の鎮圧ではすまなかった。 勢いを増す解放軍とオルニトとのぶつかり合いはさらなる波紋を広げ、後に解放戦争と呼ばれる規模にまで発展する。 オルニト全土を焦がす炎を、その目は見ている。 「お願いします! 許してください! お願いします!」 その日解放軍は山中にある馬車を襲った。安全のためにあえて陸を往く博打は失敗に終わり、護衛は斃れた。恐怖に震える娘が一人残され、こうして命乞いをしている。 「あ、あたしは……戦える人間じゃありません……。人を殺したこともありません……。許してください……」 その娘がやっとの思いで吐いた言葉は、解放軍の笑いによって迎えられた。怒りと嘲りとわずかな憐憫が混ざる、不愉快な笑いだった。 「お嬢ちゃんのお手手が綺麗でもな、その分誰かが汚い仕事をしてるのさ。……お嬢ちゃんのお父様とかね」 「知ってるか? オルニトで幸せそうにしてる奴はな、み~んな罪人なんだぜ?」 「お前も空からオレらを見下してきたんだろう! 飛んで逃げてみたらどうだ? さあ、ほら!」 娘はがくがくと震えて周りを見渡した。娘は今大皿に座り、自分を食べようと厭らしく嗤う悪魔に囲まれている。そして不幸なことに、その中に最も恐ろしい顔を見つけてしまった。 「あ……、あ……」 そのクイナは悪魔の中でただ一人笑っていなかった。クイナがのそりと進み出ると、悪魔たちはすぐさま道を開けた。 クイナの何の感情も宿らない瞳を覗いた娘の胸中に、唐突な感情の奔流が起こった。それは理不尽に対する憤りだった。 「なんで、どうして」 なんでこんな目に合わなければならないのか。どうして自分が。そう言っていた。 クイナは思った。なんで戦わなければならないのだろう。とても痛くて苦しいのに。どうして戦い始めたんだろう。奴隷だった時よりも今が遥かに過酷だ。 それは、たぶん。地面で生きて地面で死ぬしかない自分にとって、空を飛ぶ鳥があまりに羨ましかったからだ。 「娘さん、あんたが神様から空を飛ぶ翼を貰ったように、俺はオルニト人を殺す力を貰ったんだ。だからもっと殺さなきゃいけないし、そのためにあんたが必要だ」 連れて行け。そう命じると娘は縄をかけられる。娘はクイナの前から連れ去られるまでずっと、クイナの目を見て泣いていた。 解放軍にとってもこの戦争は不幸だった。奴隷として同じ土地に縛られて生き、空を飛ぶことのなかった彼らはオルニトの広さを知らない。 棒の力を持ってしてもまるで終わりの見えない戦争は彼らの想像を大きく超えて長く続き大きく広がり、心を荒廃させ果てた。 親元と離され、愛も娯楽も知らなかった彼らを駆り立てるものは被差別者同士の同族意識、オルニトに対する恨み、怒り、そして、妬み。 彼らが守るべき尊厳は、オルニト人を殺す棒にしかなかった。 クイナはただ空を見る。オルニト人が飛ぶ数を減らし、ただ青く広がるだけの空を。 空がクイナを見つめ返す。じっと見つめ続ける。 勇猛ナルオルニトノ将軍、娘ヲ賊ニ拉致サレ発狂スル。 停戦ヲ唱エタ穏健派ノオルニト議員、自宅ニテ変死ヲ遂ゲル。 オルニトノ試作銃暴発スル、秘密武器工房ガ炎上。 ゲリラ潜伏ノ噂アル地ニ毒ガ流サレル。オルニト一般市民共ニ全滅。 ……。…………。………………………………………………………………。 彼らは、じっと見つめ続けていた。 彼らは芽吹いた動乱をその目にて見つめ、そして新たなる種を探す。 彼らは虐げられる者に力を与える。争う力が拮抗すれば、その根は深くなるだろう。 彼らは願いを叶える。その結果を見つめ続けた。 彼らは荒野を好み、瓦礫を好み、人の感情を好み、きれいに整ったものをぐちゃぐちゃにすることを好んだ。 あまりに長く続いた動乱の後には、簡単には秩序は戻らない。この戦争が終わった後の真の自由の時代も、彼らには楽しみだった。 強い者が力に望み求めるがままに奪う混沌の時代だ。その中でヒトは、いかなる感情を得て、どのように生き、進化をしてゆくのだろうか。 生まれた英雄の中には彼らの一柱に混ざる者もあるかもしれない。彼らは自分らの貌が新たに増えるその時を、とても待ち遠しくしている。 そうして彼らは彼らの無貌にあぶくのごとく湧き上がる多対の目によって、その大地を覗きこむのであった。 具体的に経緯と関係と結果が出てくると異世界でのレギオンの独自色がよく分る -- (名無しさん) 2013-11-24 12 39 06 裏で糸を引かれているにしても散ろうが生きようが当人らにはそれが本当なんだなーと -- (名無しさん) 2013-11-25 14 08 23 こわいね -- (名無しさん) 2013-11-26 11 15 59 戦火こそ最善最速の進歩の方法とするレギオン達が新天地の中だけで収まるのかどうか… -- (とっしー) 2013-11-29 23 19 53 ビルド&ブレイクの繰り返しとも進化の鍵が闘争にあると確信しているかでないと武器という油を火に注ぐなんてことはしないだろう -- (名無しさん) 2017-01-17 14 37 28 恐らくはレギオンがオルニトの内情に干渉した顛末なのでしょう。マセ・バズーク侵攻の敗退を機に様々な負の爆発が起こったであろうオルニトで延々と複雑に絡まり続ける連鎖に外部が意図して泥をかけるとどうなるのか?という様なセビーの風情や心も瞬時に消し飛ぶ残酷な時の流れでした -- (名無しさん) 2018-04-22 17 04 03 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/83452/pages/7353.html
店員(いやいやいや、ゴリラはおかしいだろ、ゴリラは) 店員(だってゴリラだぞ……仕方ない、北斗さんの知り合いとは言え、ここはビシッと……) 店員「あ、あの、北斗さん?」 北斗「む?」 店員「ほ、他の方はいいんですけどね……あの、ゴリラみたいな方だけはちょっと……」 北斗「……」 店員「お店を壊されちゃったりでもしたら、万が一と言う事もありますし」 神山「あの、ちょっといいですか?」 店員「は、はい?」 神山「先ほどから聞いていると、あのゴリラがこの楽器店にいるのは好ましくない、と」 店員「え、ええまあ……」 神山「それは偏見という物です。少なくとも、あのゴリラには音楽を理解し愛する……心があります」 店員「心……」 神山「見てて下さい」 ゴリラ「……」スッ 店員「ち、ちょっと。売り物のドラムとスティックを勝手に!」 北斗「いいから、そこで見ていろ」 ゴリラ「……」カッ カッ カッ カッ ダダダン ダダダン 店員「こ、これは……」 ジャーン ダン ダン ダダダン 店員(す、すごい。ゴリラらしい力強い音楽……それでいてどこか繊細さが溢れるような……) 店員「この安定感はセミプロ……いや、プロでも滅多にいませんよ!」 神山「これが、僕たちのドラマーのゴリラです。これでもまだ、ゴリラはこの店に不要ですか?」 店員「……いえ、僕が間違っていました。こんなに素晴らしい音を聞けるなんて」 神山「店員さん……」 店員「良いものを聞かせてもらえました。ありがとうございます」 北斗「礼ならゴリラに言うがよい」 店員「そうですね。あんなに気持ちいい音を出してもらえて、ドラムだってさぞかしいい気分で……」クルッ 林田「こ、こらゴリ。それはバナナじゃないぞ」 ゴリラ「ンゴ?」シャグ シャグ 前田「昼飯食べてなかったからなあ」 神山「あ、スティックがかじられてる」 店員「……」 店の裏 店員「音楽って難しいなぁ……」 あんたで二人目。 店員「だーかーらー、ゴリラはやっぱりダメですってば!」 北斗「先ほどはあんなに感動していたではないか」 店員「スティック食べられたら感動もなにもありませんよ、全く……」 客「おおい、ちょっとこれを弾いてみたいんだけど」 店員「あ、は~いただいま伺います」 店員「と、とにかく、あのゴリラは店の外に出して下さい! いいですね!」 ゴリラ「……!」ビクッ ゴリラ「……」スタスタ 神山「あっ、ゴリ」 林田「お、おい待てよゴリ」 子分「ああ、行っちまった」 北斗「まあいい。店の外で待っているだろう」 店員「……」 客「おお~い」 店員「は、は~いただいま!」 店員「……で、こちらのキーボードにはマルチエフェクターが付いていまして」チラッ 神山「このギターカッコいいなあ」 北斗「神山はギター……ストラトか」 神山「まだちょっと迷っているんだけどね」 店員(さっきはちょっと言い過ぎたかなあ……スティックさえかじらなければ、いい人だったかもしれないし) 前田「なあ、このギターの形で何が変わるんだ?」 林田「雰囲気だよ雰囲気。作りは同じなんだからよ」 フレディ「……」 店員(ハァ……どうしよう) ジャーン 店員(?) ギュイーン 店員(な、なんだこの力強いギターは) 客「おいキミぃ、エフェクターがなんだって?」 店員「あ、は、はい……」 ジャジャ ギュゥーン 店員(この……まさにロックな……これは、シアハートアタックの……) 店員(ま、まさかさっきの外人さんが?) 客「ああ、ありがとう。また後で見に来るよ」 店員「あ、はい」 店員(い、一体誰が!)クルッ 林田「うおー、お前ギターまで弾けるのかよ」 子分「曲名とか全然わかんねえけどスゲーな」 ゴリラ「……」ギュ ギュ ジュィーヤ 店員「……」 店の裏 店員「どこ行ってたんだよ……」 トイレだってさ。 デストラーデ工業 山口(チッ、最近は猫も杓子もけいおん、けいおん……) 石川「でよ~、あずにゃんがよ~、こう……」 山口「……」 山口(なあにがあずにゃん、だ。お前高校にもなって何をニャンニャン言ってやがる) 石川「なあ、山口。お前もけいおん知ってるだろ!」 山口「……知らねえ、アバヨ」 ガラガラッ 生徒「山口って硬派だよなあ」 生徒「けいおんなんて全然興味ねえんだろうな」 山口「……」 山口(石川よお、同じ年下なら……やっぱり憂ちゃんだろうよ) 山口(いや、そんな事をあいつに語っても仕方ねえか。けいおんは派閥争いが只でさえ激しいんだ) 山口(そこで誰がいい、こいつの魅力はこうだ、なんて言っても火に油……) 山口(大体、憂ちゃんがいなきゃあ主人公の唯は何もできねえ……いや、現実的に考えてできるんだろうけどよお) 山口(あえて、姉には何もさせない事で憂ちゃんのしっかり具合が目立つ……古典的だが、俺はそうしっかり見せるキャラに弱い) 山口(泣かせるじゃねえか……U I、なんてよ) 山口(でよ……恥ずかしい話、俺はけいおんに影響されて楽器を買ってしまった) 山口(ギター……レスポールだ。コツコツ練習してそこそこ弾けるようにはなっている) 山口(だが、最近一人で弾いていても、どこか虚しい。石川も何か影響で楽器を始めたりしてないだろうか?) 山口(きっかけはちょっと恥ずかしいかもしれねえが、話してみる価値はある……) 次の日 山口「なあ、石川よ。その……ちょっと、けいおんについて聞きたいんだけどよ」 石川「え? ど、どうしたんだよ山口……」 山口「……」 石川「え、えっとだな。けいおんって言うのは女子高に通うメンバーが音楽を通して……」 山口(違う、そんな事を聞きたいんじゃねえ) 山口「なんでも、楽器を使うらしいじゃねえか?」 石川「あ、ああ。メンバーが使っているのと同じ楽器が飛ぶように売れたって話だ」 山口「ほう……当然、お前も買ったんだろうな?」 石川「あ、ああ。でもよ……けいおんがきっかけで楽器を買ったなんて恥ずかしくてよ……」 山口「……いいんじゃねえか、別によ」 生徒「お、おいあの山口が……」 山口「いいじゃねえか。きっかけはけいおんです、好きなら堂々としていろや」 石川「や、山口……」 山口「……なあ、石川よ。その気持ちはちょっと俺にもわかるぜ。その、胸が燃えるような衝動って言うかな」 石川「わ、わかってくれるのか?」 山口「おうよ、好きならそれでいいじゃねえか。実は俺も……ちょっと買っちまったもんがあってな」 石川「や、山口もか!」 山口「ああ、俺のこの……」スッ 山口(石川を誘って正解だったな。あいつの反応……本物だ) 石川「じ、実は……ほら、見てくれよ山口。このタクアン!」 石川「不思議だよなあ、けいおん見てから何かタクアンが食べたくて食べたくて……なんでだろうな」 石川「いやあ、けいおんってホントにすげえよな」ポリ ポリ 山口「……」 ベンチ 山口「お前のがすげえよ……」 楽器→タクアン。 …… 神山「楽器は買えなかったけど、いい勉強にはなったね」 林田「やっぱり本物は違ったよな」 フレディ「……」 ゴリラ「……」 子分「お前ら、楽器はどうするんだよ」 林田「どうするも何も、ポンと買える値段じゃないからな」 北斗「ううむ。ベースなら二本余っているが……」 前田「そうなのか?」 北斗「うむ、澪と同じではないが……一応ある」 林田「でもよお、ベース二人って多いんじゃねえの?」 神山「そうなのかい、北斗君?」 北斗「う、ううむ……」 ガラッ マスクド「音楽の事なら……俺に任せな」 神山「え?」 林田「マスクド」 マスクド「さっきから聞いてれば……なんだお前ら。音楽なら一声かけてくれよ」 北斗「貴様は経験者か? 即戦力以外はお断りだ」 マスクド「フッ……」 ギュ ギュ ギュィーン 林田「マ、マイギターだ」 子分「それも、ちゃんとアンプにまで繋いでやがる」 マスクド「……この程度で驚くようじゃあ、レベルが知れるぜ」 北斗「ぐ、ぐぅ……」 林田「結構弾いてる感じだな」 マスクド「ああ、もう二十年間このギターとは一緒さ……」 前田「いや、俺たちまだ高校生なんだが……」 神山「これでギターの心配は無いね」 マスクド「で、さっきベースがどうとか言ってたが……そもそもお前ら、どういう曲がやりたいんだ?」 林田「曲?」 マスクド「ただ楽器弾いておしまい、じゃねえだろ。何か曲をみんなでだな……」 子分「……」 マスクド「おい、まさか何も考えてないんじゃないだろうな」 北斗「やりたい曲なら、ある」 マスクド「ほう……その曲は? やっぱりロックか? 思いきってパンクでも俺はいいぜ」 北斗「……ふわふわ時間、だ」 マスクド「……は?」 北斗「ええい、何度も言わせるな! ふわふわ時間だ!」 マスクド「いや……なんだよそれ」 唯『ああか~みさま、お~ねがい。ふたり~だ~け~の~♪』 マスクド「……」 唯『ふわっふわタ~ァイム♪』 北斗「どうだ、素晴らしい曲だろう」 子分「憧れますよね」 マスクド「……なあ北斗よ、これは何の冗談だ」 北斗「む?」 マスクド「俺は音楽をやるためにここにいる。それなのに、なんだこの腑抜けた曲は」 北斗「貴様、HTTを愚弄するとはいい度胸だな。そういう時は決まっていう台詞がある……『屋上』とな」 マスクド「……」 マスクド「チッ、ギターまで持ってきてバカみたいだったぜ」クルッ 北斗「ま、待て貴様。逃げるのか」 マスクド「馬鹿馬鹿しくてやってられん、じゃあな」 マスクド「お前らも、そんなガキっぽいアニメは卒業するんだな」 その夜 マスクド「チッ、あんなことがあったせいか眠れねえ」 マスクド「……テレビでも見るか」 ピッ 唯『けいおん!』 マスクド「うおっ! ……ちっ、脅かすなよ。ふん、深夜アニメか……まあ、他に見るのも無いしな」 唯『……U I!』 ワー ワー マスクド「フン、学園祭でバンドか。アニメにはありがちなパターンだな」 ジャーン ジャーン マスクド「……最近のアニメは、イヤに楽器の描写にまで拘っているんだな」 唯『キミがいないとなにもできないよ』 唯『キミのご飯が食べたいよ』 マスクド「……」 唯『目を閉じれば、君の笑顔輝いている……』 マスクド「……」 次の日 マスクド「……」 北斗「む? なんだ貴様、まだ俺たちの音楽活動に文句があって……」 マスクド「北斗、俺を殴ってくれ」 北斗「む?」 マスクド「昨日、偶然けいおんを見てな……その、不覚にも感動してしまって……」 マスクド「偏見で変な事ばかりを言ってしまい、すまなかった。俺を殴ってくれ、でないと気が済まん」 北斗「……フン」クルッ マスクド「な、なぜだ北斗。なぜ殴らない!」 北斗「けいおんを分かり合える者同士で殴って何になる。俺たちは楽器で語ればいい……違うか?」 マスクド「北斗……」 神山「そうだよ、これで僕たちは仲間だ」 マスクド「神山……」 林田「ギター、教えてくれよな」 マスクド「林田、もちろんだとも」 前田「経験者はありがたいな」 子分「全くだぜ」 フレディ「……」コク ゴリラ「ンゴ」 北斗「よおーし! クロマティ高校新けいおん部……ファイトだ!」 全員「おおー!」 前田「……あれ、メカ沢は?」 神山「……あ、楽器屋に忘れてきちゃったみたい」 メカ沢(ドラム)『……』 店員(……どうすんだコレ) さすがの店員も困惑気味。 4
https://w.atwiki.jp/83452/pages/9580.html
梓「・・・あ・・あぁ」 唯「ご、ごめんねあずにゃん」 梓「ち、ちが・・・唯先輩は・・・悪くないです・・」 唯「でも私が抱きついちゃったから」 梓「――っ!!違う!悪いのは私なんです!うあぁぁ」ダッ 唯「あっあずにゃん!まって!」 唯「ど、どうしよう。あずにゃん出てっちゃった。私のせいで・・・」 律「ったく、しょーがねーな。唯はここで待ってな」 律「さっき梓が言ってた通りお前は何も悪くないよ。だから気にするな」ダッ 梓(私なんてバカなことを・・・)トボトボ 梓(唯先輩の脱ぎたてパンツが嗅げないからって唯先輩にあたって・・・) 梓「・・・どうしよう」 律「梓っ!」タタタ 梓「っ!律先輩!」ビクッ 律「まったく、何やってるんだよお前は」 梓「放っておいてください」 律「出来るわけ無いだろ?大事な仲間なんだしさ」 梓「私、そんなこと言われる資格ありません。だって唯先輩に最低なこと・・・」 律「大体予想はつくよ。唯の脱ぎたてが嗅げないのを理由に唯にあたっちまったんだろ?」 梓「な、どうして」 律「そりゃ分るよ。これでも部長だからなっ」 梓「律先輩、私・・・どうしたら・・・」 律「こうなったらお前の気持ちを唯に伝えてやれ」 梓「え?でも唯先輩はこっち側じゃ・・・」 律「いいって言うまで頼み込むんだよ。それにあいつは優しいからな。案外快く引き受けてくれるかもしれないぞ?」 梓「でも・・・もしだめだったら・・・」 律「・・・なぁ梓」 梓「なんですか」 律「お前は何をそんなにおびえているんだよ」 梓「え?」 律「なんでそんなにビビってるんだ」 梓「だって・・・もし断られたら、今の関係が・・・」 律「今の関係が壊れるってか?ふざけるなよ」 梓「え・・・」 律「唯に脱ぎたてパンツを嗅がせてくださいってお願いしたくらいで唯との関係が壊れるとでも思ってるのか?」 梓「そ、それは・・」 律「私たちが数年で築いてきたこの関係はその程度で壊れるようなものなのかよ!」 梓「あ・・・」 律「私たちの絆はそんなに細くて脆い絆だったのかよ!!」 梓「律先輩・・・」 律「なぁ梓。お前はどうしたいんだ?」 梓「わ、私は・・・」 梓「・・・の・・・たて・・・しいです」ボソ 律「聞こえねぇ」 梓「唯先輩の・・・脱ぎたてパンツが・・・ほしいです」 律「全然聞こえねぇ!!」 梓「唯先輩の脱ぎたてパンツがほしいですっ!!」 律「あぁ!!良く言った梓!さぁ行くぞ、お前の気持ちをぶつけにな!!」 梓「はい!やってやるです!(律先輩カッコイイな。律先輩に惹かれる澪先輩の気持ちも分かるよ)」 梓「(前髪下ろすとカッコイイし普段だらけてるのにこういうときにはびしっと決めて)ずるいです、律先輩は」ボソ 律「ん?なにかいったか?」 梓「何でも無いです!さぁ行きましょう!」 律「なぁ梓」 梓「なんですか?」 律「後の事は心配するなよ」 律「お前の踏みだしたその一歩がどういう結果に転ぼうが私はそばにいてやる」 律「もし駄目で、お前が倒れそうになったら、倒れないように私が支えてやる」 律「もし倒れて傷ついたら、私が、私たちが癒して慰めてやる」 律「だから、お前は何も心配するな」 梓「・・・はい(まったく、この人は///)」 部室 唯「はぁ、あずにゃんどうしたんだろう」 澪「気にするなって、律も言ってただろ?」 唯「でも・・・」 律梓「たのもー」バタン 唯「っ!あずにゃん!」 紬(あの顔は何かを決意した顔・・・やるのね、梓ちゃん) 梓「唯先輩に頼みたいことがあるんです」スルスル 唯「ちょ、なんでパンツ脱いでるの?あ、あずにゃん?」 梓「唯先輩!私と相互パンツしてください!!」ガバッ 律(パンツの脱ぎ方。お辞儀の角度。パンツの差し出し方どれも完璧だ。あとは唯次第か) 唯「」 唯「え・・・あ、あずにゃん何言ってるの?相互パンツって何?」 澪「相互パンツっていうのはな、二人のパンツを交換して楽しみあうことなんだ」 唯「パンツを交換って・・・なにそれ・・あずにゃん・・・へんだよ」 梓「ぅ・・・(やっぱりだめだった・・・)」 律「ん?なんか変だな。唯のやつ」 唯「やだ・・・あずにゃん・・・なにいってるの・・・怖いよ」 紬「ええ、まさか梓ちゃんの申し出を断るなんて」 澪「それに・・・すこし怯えてるような」 律「唯、いったいどうしたんだ」 唯「やだぁ・・怖い・・・助けてよ憂・・・」 梓「あ・・・(私のせいで・・・)」 唯「憂、助けて・・・こわいよ」 憂「お姉ちゃん大丈夫!?」バタン 澪「なっ!憂ちゃん!」 唯「憂ー憂ーこわいよぉ」 憂「これどういうことですか?」 紬「実は梓ちゃんが唯ちゃんに相互パンツを申し込んだの」 律「そうしたら唯の様子が・・・」 憂「そうですか・・・それで」 唯「憂こわかったよぉ」ダキッギュゥ 憂「ハァハァ・・・実は修学旅行から帰ってきてからお姉ちゃん変なんです」 律「どういうことだ?」 憂「何故かパンツを怖がってるみたいで、今だって穿いてないんですお姉ちゃん」 律「穿いてない・・・だとぉ」 澪「パンツに怯えるってどういうことだよ」 紬「修学旅行から・・・まさか」 憂「なにか知ってるんですか?」 紬「ねぇ二人とも、修学旅行三日目の朝の事覚えてる?」 律「あ!そういえば唯のやつ体調崩してたな」 憂「!!詳しく教えてください!」 澪「朝荷物のチェックしてたら唯のパンツが一枚無いのに気付いて唯は脱衣所に探しに行ったんだ」 澪「そして体調を崩して戻ってきた。そこできっと何かあったんだろ」 紬「聞いた話によると信代ちゃんのパンツを持っていたらしいわ。私の予想だと恐らくそれを・・・」 律「嗅いだって言うのかよ、信代のだぜ?自殺行為だろ」 澪「いや、でも二日目の夜に律のパンツが無いって騒いだろ?脱衣所に忘れたんじゃないかってさ」 律「まさかあいつ、信代のパンツを私のだと思って」 紬「恐らくね」 澪「きっと信代のパンツのせいでトラウマになったんだな」 憂「そんなことがあったんですか」 梓「でもその話だと唯先輩もこっち側の人間ってことになりますよね?」 紬「ええ。私は前からそうじゃないかと思ってたのよ。罠を張ってスルーされた時は驚いたわ」 律「唯がこっち側の人間ってことはまだなんとかできるかもな」 梓「でもどうするんですか?ものすごくパンツに怯えてますよ?」 律「唯がこっち側ってことはだ、きっと家で憂ちゃんのも嗅いでるはずなんだよ」 澪「まぁそうなるよな」 憂「お姉ちゃんが・・・私のを」ハァハァ 律「そこで嗅ぎなれた憂ちゃんので慣らしていけばなんとか治せるんじゃないか?」 澪「おぉそれは迷案だな」 梓「憂、お願いしてもいい?」 憂「うん!お姉ちゃんのためだもん。私も協力するよ!」 こうして憂も放課後Pティータイムの一員になった 憂「さぁお姉ちゃん私の脱ぎたてパンツだよ」 唯「いやぁパンツ怖い・・・こわいよぉ」 憂「うぅ・・・お姉ちゃん」 梓「憂、ガバっと行っちゃって」 憂「でも・・・」 律「ええい!こうなったら私たちも協力するぞ。お前らも脱げ」スルスル 澪「あぁ」スルスル 紬「分かったわ」スルスル 梓「やってやるです」スルスル 律「よっしゃ囲い込め!!」 律「メリーゴーランドフォーメーションだ」 唯「いやぁぁパンツ怖い、こわっむぐむぐむぐーーー」 律「堪能しろ!これが私の素敵スメルだ!!」 唯(あぁ何これ。怖いのに、いやなのに)スンスン 紬「次は私よ」 唯(心は怯えてるのに体が熱く・・・)クンクン 澪「次は私だ」 唯(頭がくらくらするよぉぼーっとしてきちゃう)スーハースーハー 梓「唯先輩、私の想い受け取ってください!!」 唯(顔があったかい。この温もり、何て心地いいんだろう)クンカクンカ 憂「おねえちゃんにハァハァ私の匂いをハァハァ」 唯(この慣れ親しんだ匂い。嗅いでると安心するよ。私、私やっぱり)スウゥゥハアァァスウゥゥハアァァ 唯「パンツ大好きーーー!!」 こうしてトラウマを克服した唯が放課後Pティータイムに加わった 数日後 部活中 梓「はぁ疲れたぁ」バタン 唯「おっあずにゃん今日は遅かったね」 梓「すいません。一緒の掃除当番の子が休んでて私一人で掃除してたら遅れちゃいました」 紬「そういうことなら仕方ないね。疲れたでしょ?今紅茶いれるからね」 憂「一人でやってたんだ。言ってくれればいいのに」 律「そうそう、そんなの私たちに言えば手伝ってやったのに」 梓「いや、さすがに悪いですよ」 唯「あずにゃん頑張ったねぇ良い子良い子」ナデナデ 唯「はい、あずにゃん。脱ぎたてパンツだよぉ~」 梓「にゃぁ~(はぁ心地いい香り。癒されるぅ)」クンクン 姫子「はい梓ちゃん。今日のおやつはりっちゃんのパンツ入りケーキだよ」 梓「ありがとうございます(最初にあった時は見た目のせいでちょっとびびっちゃったけどこの人もいい人だなぁ)」 ふふ、一人で掃除してたってだけで皆私を気遣ってくれる。優しいなぁ 澪「どうした梓?ぼーっとして。大丈夫か?」 律「疲れてるんだろ。もう少し休ませてやろうぜ」 唯「それりっちゃんが休みたいだけじゃないのぉ~」 律「ふはは、ばれたか。もうすこし姫子のパンツを嗅いでいたいんだよ」 そんなこといってるけどさっきのは私を気遣ってくれたんですよね?分かってますよ あぁ、あったかいなぁ。この温かさは今私の顔を覆っている唯先輩のパンツのせいだけじゃないよね この今の部室の雰囲気は本当に心地よくて温かい 誰かの為に笑って誰かの為に泣いて誰かが困っていたら助けて、そして支え合う 私の周りにはそういうことが出来る人がこんなにもいる 私たちをつなげている趣味は誰にも言える事じゃないけど それでも誰かに伝えたい。脱ぎたてパンツ、そして仲間っていうのはこんなにも温かいものなんだよってね ―おわり― 戻る
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/860.html
「………………」 鈍重な沈黙が辺りを占める空間。 そこに設置されたテーブルに3人の男、そして上座に座る者の膝の上には人の頭を持つ芝犬が頭を撫でられ上機嫌に尻尾を振っている。 彼等の事を紹介するならディアボロ、タケシ、692、田村ひより。 元々GERを喰らっているディアボロを除いて、全員がカオスロワクオリティによって終わりが無いのが終わりになってしまった者達だ。 ちなみに野比玉子は買出しの最中である。 結成後、僅か2レスで解散したはずの彼等が何故まだ一緒にいるかと言うと……。 「まずこれを見ろ。3月7日現在、つい最近の某所におけるデータだ……」 692は持っていたノートパソコンの画面を正面の二人に見せる。 「……ふむ、リピーターロワの投票だな。だがそれがどうかしたのか?」 「あ、俺たちカオスロワからも出てくるんですね」 「私にも票が入ってるっ!嬉しい事っスね~」 「…………………………」 「692、どうしたんスか?」 「そう、コレはお前達が言う通りリピーターロワの投票……、かくいうオレもここ最近ロワから放れていたんで今知ったが……」 実際その通り、有名なツンデレコンビや>>やおいはともかく、明らかに存在がネタなひよこや玉子にまで票が入っていたのだ……。 なのに……。 「あれ、でもこの投票って……」 タケシが逸早く692の言わんとする事に気づく。 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………! 「オレは一体なんだ? 書き手ロワの自分と記憶をシンクロさせ、こうやってノートパソコンを手に入れ……、 一時はラスボスフラグまで立っていた(※立ってません)と言うのに……! うう……」 「あ、おい692……」 「数ヶ月誰も書いてくれないんで結局は自分で自分を殺し…グスッ…それも中ボスの噛ませ犬だし……、 綺麗に殺せたかと思ったら今度はお前達の仲間入り! オリジナルのオレの方は未だに幼女一人殺しただけで サラマンダー!! 君がくれた勇気は億千万!!! 犬にホレ薬を飲まし今や懐かしきデスマスク状態ぃいいい!!! いっそノリピー語で話してやろうかコラ!? 漫画ロワの方は流れ早くて未だ追い付けないし……グスッ……」 ここで支給された水を飲んで息を整える。 あぁ、禁止行動? 食えんのかソレ? 違うんなら生ゴミに出しとけボケ。 「その上ゲームTCBR4では やおいやデ子もどきまで出演したのにオレは無し!! あげく今回のリピーターロワ投票では一日目に登場したってのに一応話題は出た白石みwikiと違い、 オレは名前すらでずに未だ0票なんだよ!! ネタキャラにされたあげくにこんな扱いもう限界だよ!!! オレの足にマーキングすんな田村! もういやだあ─────!! エグ……エグ……なんで…どいつもコイツも…エック…オレを苛めやがって…グスッ」 「お、落ち着いてくださいよ。ほらハンカチ、取り合えず涙拭いて」 「ちーん」 「…………」 「と、言うわけでだ……。お前達オレに付き合え。今度こそツンデレコンビを捕まえる」 「いや、何が『と言うわけ』なのかが良く──」 「うるせ! このままでもやりたい放題いじくられんだ! もうオレも開き直った!! 6/や やおいだってどうせ自分で自分をカッコよく書いてんだろお!?(決め付け) オレだって、オレだって……いいから付いて来い、どうせこのままでも死に続ける運命だろうが! カオスロワでも一遍くらいやってみやがれクソ!」 それだけ言って、椅子から降りる。 ようやく泣き止んだようだ。 「ボス……、あんたのスタンド能力ならちょっとやそっとの死は回避できんだろ。 何度も死を経験したお前の精神ならGERふぜいなんとかなる。 それにタケシ、さっきお前にやった岩ポケモンいればお前の指揮で戦闘パートは有利に進められる。 考えてみりゃ、症候群が無けりゃかなり強力なんだぜこのメンツはよ……」 「「…………」」 「私は何処までも692に付いて行くッスよ~///」 「は、このメス犬の方がよっぽど利口だぜ。来たくなきゃそれでいい、お前等は永遠に死に続けてな……。 オレは一人でもやってや────」 ────カチッ 「…………」 (この足元に広がる感触……、最近の連続した爆破オチ! まさか……いや落ち着け、 今この足を放さずにホワイト・アルバムで地雷を凍らせ──) 「待ってくださいよー///」 「ってバカ! こっちくんn」 DOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOON!! 「なぁタケシよ……」 「なんですかディアボロさん」 「あの男ホントに大丈夫なのか?」 「自分は多分、ダメかと……」 「というか、投票だけで開催される訳では無いからどうでもいいんだがな……」 「ですよね~」 【二日目・午後七時半/???】 【692@現実】 [状態]:覚醒 凄味でホワイト・アルバムを習得 星 [武装]:スペツナズナイフ、しんのすけの上半身左側 ダイアーさんの罠、金のマスク、銀のマスク ツンデレコンビに関わった事による不運 [所持品]:支給品一式、ノートパソコン(北川の支給品) [思考]: 1:あべぎゃあああああああ 2:現実世界に返るために、かがみと◆6/WWxs9O1s氏の隙を見て元祖ツンデレコンビを捕まえる 3:自分をこんな目に会わせた書き手は殺す ※平行世界の自分と、記憶がシンクロしています ※ものすご~~~く調子に乗ってると反省してます ※このSSにおける692の発言、とくにゲーム版TCRYの作者氏および6/氏へ向けた暴言はウソ冗談で構成されており、 決して筆者の本音などではありません。イヤマジで…… 【田村ひより@らき☆すた】 [状態]:体犬、頭人間 星 [武装]:なし [所持品]:なし [思考] 1:ひ~よりんり~ん~(バーイバイキンのテンポで) ※殺しても多分ホレ薬の効果は解けませんw よって692氏は犬と恋愛フラグ発生しっぱなしです 【ディアボロ@ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]:玉子症候群 [武装]: [所持品]: [思考] 1:不安だ…… 【タケシ@ポケットモンスター】 [状態]:玉子症候群 [武装]: [所持品]:モンスターボール複数 [思考] 1:てか、俺たちが普通に動いたら症候群はどうするんですかね?
https://w.atwiki.jp/kakezan/pages/55.html
掛け算の順序問題について(オリジナル記事再掲) 2011/7/22 「掛け算の順序問題について」の僕の記事のみ再掲します。前の記事が荒れたので、この記事に関するコメント・トラックバックは受け付けません。これはただの記録です 掛け算の順序問題について(山のように追記あり) いくつものブログやツイッターで「掛け算の順序」が話題になりました。 これについて、すでに少々時間が経ってしまったきらいはあるのですけど、考えたことなど、書いてみます。 問題の発端は、ある小学校での掛け算の文章題です。実際の問題はトリッキーな引っ掛け問題になっていて、そこについても議論があり、それはそれで重要です。でも、ここでは素直な問題になおして考えることにします。 問題「リンゴが3個置かれた皿が5枚ある。リンゴは全部で何個か」 これを掛け算で解くわけです。答はもちろん 式 3×5 = 15 答 15個 でいいのですけど、これを 式 5×3 = 15 答 15個 と書いたらどうか。 掛け算には交換則が成り立つので、どちらでも正しいはずです。ところが、解説によれば「式を作る」段階では後者は誤りなので「ダメ」とのことでした。 どうも、初等教育の一部では、交換則が成り立っていても、式を作る際には決まった順序がある、という了解事項があるようです。これを「ダメ」にしない先生もいるので、必ずしも絶対的な決まりではないのですが、いっぽうには強硬に「ダメ」と考える先生もおられる。ダメとする理由は、要するに「逆に書くのは掛け算の考えかたがわかっていない証拠だから」ということみたいです。 これはいくつかの問題を含んでいます。とりあえず、大前提として、3×5 = 5×3 は明らかなので(これも明らかでないと言うような「高尚な」話はここではなんの意味もない)、それを踏まえてもなお(1)文章題から掛け算の式に直すときに、「正しい順序」などというものがあるのか(2)書く順序で「考えかた」が測れるのか、のふたつが問題でしょうか。しかし、おそらく(2)は「無理」でしょう。考えかたを知りたければ、きちんと言葉で書かせればいいわけで、なにも式の順序なんかで測る必要はありません。というわけで、ここでは(1)の問題をとりあげます。 なお、元の話は逆順の答案にバツをつけたというものなので、「バツ」の意味をどう捉えるかという議論もあります。バツをつけてから理由を説明すればいいとか、いろいろな意見があります。しかし、僕の意見は「どちらの順に書いても、無条件に正しい」です。どんな意味の「バツ」もありえず、「無条件に正しい」です。 この「掛け算の順序問題」は何十年も前から時折盛り上がる議論のようです。ただ、昔は「掛ける数」「掛けられる数」の順序の議論だったのに対し、今は「いち単位あたりの量」と「いくつ分」の順序の問題になっているのですね。 どうやら、現在の掛け算教育はいわゆる「水道方式」の考えかたに基づくようです。水道方式が強く批判されていた時代を思い出すと、隔世の感・・・って、あまりよく知りませんが。 そこで、水道方式による教えかたについて、遠山啓などの書いた本にあたってみました。古書店で立ち読みしたので、文献は引用できません。すみません。 水道方式以前の方法では、「累加」つまり「3を5回足す」という意味で掛け算を導入します。水道方式の説明では、このやりかたでは「0回足す」や「1回足す」に出会ったときにつまづくのが問題、とされているらしいのですが、それは累加で教えない理由としては瑣末にすぎるように思います。もっとも、遠山の考えはもっと深いところにあるようで、「量の概念の導入」が強調されています。 水道方式では掛け算を 「いち単位あたりの量」×「いくつ分」 で導入します。上の問題でいうと「皿一個あたりのリンゴの数」×「皿が5枚」です。遠山の本では、式の書き方はいろいろありうるが、単位あたり量であることがわかるように「単位」を書くのがいいだろうというふうに書かれていました。つまり 式 3(個/枚)×5(枚) = 15(個) 答 15個 みたいな感じ。こういうふうに単位(というべきかどうか)を書けば、何をしたかは明らかなので、 式 5(枚)×3(個/枚) = 15(個) 答 15個 でも考えかたはわかります。もっとも、遠山の本では順序を慎重に守っていて、逆順の例は見つかりませんでした。たぶん、遠山自身は「この順序で定義した」と考えているのでしょう。ただ、「逆ではいけない」とも書いていないようです。どのみち、すぐに交換則が導入されます。 いっぽうで遠山は逆順も間違いではないことを指摘しています。といっても交換則を使うのではなく、「いち単位あたりの量」×「いくつ分」の順番は変えない。僕が見た例では、うさぎの耳を挙げて、「1匹あたり耳は2」×「5匹」でも「片耳が5」×「両耳分」でもいいと説明していました。たとえば今の例では、「リンゴを1個ずつすべての皿に1回配る」×「配った回数」と考えてもいいということです。少なくとも、このふたつの考え方に優劣があるわけではなく、どちらでもいいというのが遠山の考えだと思います。 これは「交換できるんだから、どちらでもいい」という僕の意見とは違うのですが、しかし、「順序は任意」であることには違いないようです。 いずれにしても、これはあくまでも掛け算の「導入時」の教え方の問題です。初めて掛け算を習うときには、いろいろつまづく点があるので、どのように教えるのが最もよいかについては、長い議論があります。結果として今は水道方式が主流なら、それはそれでいいのだと思います。僕にはそれ自体を云々するだけの知識も蓄積もありません。 どのみち、「いち単位あたりの量」×「いくつ分」でいつまでも押し通すわけにはいかないし、よしんばがんばってそういうロジックで通したとしても、それほどいいことはないでしょう。分数×分数を無理やりそのロジックで説明しようとするのが、建設的とも思えません。あくまでも導入時の論理だと思います。 しかし、どのように導入しようと、3×5 = 5×3であるという事実は変えようがありません。交換則を習おうが習うまいが、交換則は成立しています。「実数同士の掛け算は順序によらない」は「習ったから成立する」というものではなく、実数の掛け算の基本的な性質ですから。 文章題を数式に直すときには順序が決まっている、などというのは、誰かが勝手に言っているローカルルールに過ぎません。これは「日本だけのルール」それも「日本の初等教育だけのルール」です。最初の教え方としてはかまいませんが、日本だけのルールを「正しいルール」であるかのように押し付けられては困ります。 3×5と書いていいものは、5×3と書いてもいいはずです。それは、なんの留保条件もなく「正しい」はずです。正しいものを「なんらかの意味で適切ではない」とする教え方がいいとは僕は思いません。交換則を習っていようが習っていまいが、正しいものは正しいので、これはどうしようもありません。 僕が言っているのは、「本当は順序が決まっているが、考えかたさえ合っていれば、逆順でも正解にすべき」とかいうことではなくて、「無条件にどちらも正しい」です。「どちらがより適切」もありません。どちらも同様に適切な解です。 もし、考えかたが正しいかどうかを知りたいから順序を気にすると言いたいかたには、「どちらの順序で書いてあったとしても、それだけでは考え方が正しいかどうかなどわからない」と言っておきます。「正しい」順序で書いているからといって、考え方が正しいかどうかなんてわかりません。 ところで、この話の議論を見ていると、中には「割り算や引き算には順序があるから、足し算と掛け算も順序をつけたほうがいい」と主張する人もいました。これはあんまりだと思うので、それでは「ダメ」と言っておきます。実数の足し算と掛け算が順序によらないのは、基本的性質です。割り算や引き算には順序があり、足し算と掛け算は順序によらない、と教えるのが筋です。 さらに謎な意見としては、実数なら順序によらないが、行列では掛け算も順序によるのだから、順序があると教えておいたほうがいいというものもありました。小学二年生に掛け算を教えるのに、行列のことまで考える意味がどこにあるのかまったく理解できませんが、「実数なら交換できて行列なら交換できない」と教えればいいだけのことです。他の問題を持ってきてもしかたありません。 ちなみに、行列だって転置してしまえば逆順にできます。実数の掛け算を逆順に書くことが、行列では「交換」にあたるのか「転置」にあたるのかは、決まっていません。 いずれにしても、掛け算の交換則は小学二年で習います。つまり、割り算や引き算や行列の例をどれほど持ち出したところで、小学二年のうちに、「掛け算は順序によらないもの」と教えられるのです。この手の「割り算や引き算は」とか「行列は」とかいう意見は、本題とはまったく関係ない議論であるわけです。 [追記] 「順序をつけて教えるな」と言っているわけではありません。最初は順序を決めたほうが子どもが理解しやすいというなら、それでいいのだと思います。問題は、「そのように教えたから、それ以外の解は適切ではない」という考えかたです。どのように教えようと、「正しい解は正しい」としか言いようがないので、教えた順序で書かなくてもなんら不適切ではありません。 順序をつけて教えれば、交換則を習う前なら、大多数の子どもは教えられたとおりに書くでしょう。しかし、中には違う書き方をする子もいるわけです。それは、交換則を知っているからかもしれないし、違う流儀を好んでいるからかもしれません。もちろん、なにか勘違いしているかもしれない。でも、教えられたとおりに書いたって、勘違いしているのかもしれない。 だいじなのは、「どう教えたにしても、それ以外の書き方も正解である」ということで、「正しいものは正しい」で話は尽きています。 [追記] たとえば、小学生レベルの算数では○でも大学生の数学なら×になるような例はいくらでもあります。これは、高度な数学を習うにつれて、要求が精密になるからです。しかし、小学生レベルの算数で×だったものが大学生の数学では○などということは、あってはいけないはずです。 [追記] えーっとね、「試験で×にされた」とか、そういう話をしたいわけではないんですよ。「ひと皿に3個のリンゴ、皿は5枚」という設定が試験に出ようが出まいが、そんなことは瑣末なので。 問題にしたいのは、それを「3×5」と書くか「5×3」と書くかには「決まりがある」と信じている人が少なからずいることです。実際にはそんな決まりなどどこにもなく、「3×5でも5×3でもよい」です。そんなものは自分の好き嫌いで決めればいい。 実際は「どちらでもいい」なのに、「どちらでもいい」ことを嫌って「いっぽうが正しい」と言う人が少なからずいることに危機感をおぼえているのです [追記] 上に、今は「いち単位あたり量」×「いくつ分」と教えるらしい、と書いたとおり、掛け算の「意味づけ」はそのときどきの「教育界での主流」によって変わるようです。この事実ひとつだけでも、「意味づけ」が単に「教えるための便法」であることは明らかです。それは掛け算の本質とは別の「教え方」の問題にすぎません。教える際の意味づけはひと通りではないし、そしてその「意味」はいつまでも引き摺ってはいけないものなのです。 「教えるための便法」とさえ認識していれば、こんなわけのわからない問題が起きるはずはないんですけどね。 いったんそう決めてしまうと、それがドグマになってしまい、なぜそう決めたかという本質的な理由が見失われてしまうということでしょう [追記] 黒木さんもだいたい僕と同じこと(だと思う)を書いていました http //www.math.tohoku.ac.jp/~kuroki/LaTeX/20101123Kakezan.htmlLink 僕と違って、懇切丁寧 [追記] 難しい数学の話はしていません。 掛け算を最初に習う小学二年で交換則も教えられます。ですから、小学校で習う掛け算は「可換な演算」です。また、整数以外の掛け算も小学生のうちに習います。その程度の範囲での話です。 また、小学生は演繹的な証明を求められません。「交換則を証明する前に使ってはいけない」という意見もツイッターで見ましたが、そもそも小学生は証明しません。そういう小学生に何を求めているのかわからない議論は、この話とはなんの関係もありません。 [追記] 「数学的に正しいものは正しい」という書き方を過剰に読み取ろうとするかたが少なからず(コメント欄だけではなく)おられるようなのですが、「数学的に正しい式なら何を書いてもいい」などというナンセンスな話はしていません。数学的に正しい式だけを並べて「数秘学」を行うことはいつでも可能ですが、それはナンセンスです — posted by きくち at 11 21 pm
https://w.atwiki.jp/niconico3nd/pages/395.html
何故ならお前は、悪い子だからだー! ◆czaE8Nntlw 「…やあ」 「やあ」 清々しく照らされた青空と、爽やかに吹き抜ける風。燦々と輝く太陽はより一層輝きを増し、草原に佇む三人を明るく照らす。 こんな日は絶好の木こり日和だ、とメイトリックスは思った。 「…その、何というか……君が構えている物騒なものを下ろしてくれるとありがたいんだが」 三人組の二人目、フランクウェストは冷や汗が背中を流れるのを感じながら言った。 目の前の銃口は陽光を受けて鈍く光を反射させている。戦場帰りのフランクにはそれがどれほど恐ろしいものか良く分かっているだけに、下手に動く事は躊躇われる。 「いや、そういう訳にはいかないね。鋸を持った変態コスプレ野郎なんて怪しさ全開だからな」 フランクの提案にメイトリックスは冷徹に返す。 「いやー…これにはどうも深い訳があってね。話せば長くなるんだが」 「話して貰おうか。…返答によっては弾丸のお礼をさせてもらうがな」 「落ち着いてくれ。銃を突き付けられちゃあ、ビビって話も出来やしない」 互いに睨み合い、緊迫した空気の二人。 そして、その傍らで妄想にいそしむケン。 (アメリカンギャルと女騎士…迷うなぁ……) 未だ心地よい夢の中にいるケンには、睨み合うガチムチ二人がダイナマイツなボディーの小粋なギャルに見えているのだ。 寝ぼけた頭では先ほどの二人の会話もこう変換される。 「いやー…この少年を狙うのにはどうも深い訳があってね。話せば長くなるんだが」(CV 小山力也) 「話して貰おうか。アタシの彼氏を連れて行く理由によっては弾丸のお礼をさせてもらうよ」(CV 玄田哲章) キチガイである(断定)。 (美人二人に言い寄られるなんて…サンタのおっさん、本当にありがとう) 気色の悪い笑みを浮かべながら、ケンは再び妄想の世界へと旅立っていった。 「…なるほど。少なくともお前がイカれた殺人野郎じゃない事は理解した。悪かったな」 フランクの話を聞き終えたメイトリックスが銃を下ろして非礼を詫びる。 経験上、銃を突き付けられた人間が嘘を言わないのは知っている。このコスプレ男も恐らく嘘は言っていないだろう。 「いや、銃を下ろしてくれれば問題ない。誤解させてすまなかった。…ところで」 フランクはメイトリックスの隣でピンク色のオーラに包まれながら、満面の笑みで身体をくねらせているケンを一瞥して言った。 「彼は気でも狂ったのか?」 「ああ…まぁ、そんな所だ」 「なるほど、俺に見せてみろ。キチガイの扱いには慣れてるからな」 「何?お前はカメラマンじゃなかったのか?」 「ここに来る前にも色々あったのさ」 あのバイオハザードでフランクを襲ったのはゾンビだけではない。 絶叫店長にサイコピエロ、ピザ婦警やベトナム返りの爺さんといったバリエーション豊かなキチガイ達。 彼らと死闘を繰り広げてきたフランクはゾンビ退治のエキスパートであると同時に、キチガイ退治のエキスパートでもあるのだ。 「とりあえずは話をしないとな」 しかし、フランクはいかに相手がキチガイであろうと問答無用で傷つけたりはしない。可能な限り話し合いで済ませようとするあたりが、どこぞの黄色いヒーローとの違いである。 フランクはデイバッグから水を取り出すと、ヘヴン状態のケンへ振りかけた。 「ああ、お姉さん…そんなものかけちゃ……あれ!?」 瞬間、ピンク色のオーラが霧散し、あとにはズブ濡れでフランクとメイトリックスを見つめるケンだけが残された。 「あれ?ダイナマイツなお姉さんは?」 「おいメイトリックス、こいつは相当重症だぞ」 「ヤクでもやってんだろ、この馬鹿ガキ」 ケンは冷えた頭で必死に状況を整理する。 この男達がダイナマイツお姉さんに何かしたのだろうか。いや、それにしては不自然だ。ついさっきまでお姉さんとニャンニャンしていたのだから、一瞬でどうこうすることは不可能だろう。 それに…認めたくない事実だが…こ い つ ら お 姉さ ん と 同 じ 声 だ 。 つまり、さっきまでニャンニャンしていたダイナマイツお姉さん♂の正体はこいつらだという可能性が微粒子レベルで存在する? ~謎回想~ 「メイトリックスだ、よろしく坊や」 「俺、龍昇ケン。チャージインするの…初めてだから優しくしてね////」 「ああ、勿論だ」 メイトリックスは優しく答え、逞しい腕で自前のカブトボーグを構える。ケンも恥ずかしそうにボーグを取り出し、スタンバイ。 「さあ、シークレット♂チャージインの始まりだ」 「メイトリックスさん…////」 「ケン…////」 ――画面、暗転 ~謎回想・終~ 「…………うわぁぁぁぁぁぁ!!!!」 ケンは走り出す。 何故だ。何故彼女が欲しいと願っただけなのに、こんな目に遭わなくてはならないのだ。 悲しみに打ちひしがれながら、ケンは一つの結論に至った。 ――――この世にサンタなんて居ないのだ。 それは、少年が一つ大人になった瞬間でもあった。 【G-03/一日目・昼】 【龍昇ケン@人造昆虫カブトボーグ V×V】 [状態] 疑心暗鬼 [装備] エレクトリカル・スピードワゴン@人造昆虫カブトボーグ V×V [道具] なし [思考・状況]基本:彼女♂との思い出から逃げる 0 サンタの馬鹿野郎!クリスマスなんか糞食らえだ! 1 リュウセイを探す 2 野獣先輩を警戒、ランサーなんかもう知らん 3 勝治…力を貸してもらうぜ… ※松岡勝治が死んだと思っています ※正気に戻りましたが、錯乱しています 「行っちまったぞ」 「…すまん。まさかいきなり暴れ出すとは思わなかった」 ケンの後ろ姿を眺めながら他人事のように会話するオッサン二人組。 「キチガイの扱いにゃあ慣れてるんじゃなかったのか?ともかく追った方が良さそうだな。放っておくとロクな事にならん」 そうだなとフランクは頷き、走り出したメイトリックスの背中を追いかけた。 【G-03 王宮付近/一日目・昼】 【フランク・ウェスト@デッドライジング】 [状態] 疲労(小) 弐度の火傷(小) [装備] ナイトの防具一式@FF11、富竹のカメラ@ひぐらしのなく頃に、鋸@School Days [道具] イワークの分含めた基本支給品、林檎@Bad_Apple!!、 太鼓@1歳から100歳までの100人が順番に太鼓を叩いて行くムービー、チートコード@GTA SA、血塗れの私服、医療道具一式@ニコロワγ、イワークの首輪 ミックスジュース(青、白、緑)×6@デットライジング [思考・状況]基本思考:殺し合いには乗らない。生還する 1:ケンを追いかける。 2:情報と協力者を集める。 3:ロックオンと男声の女を警戒する。 4:一応、イワークの首輪を持ってきたが…… 5:ミキサーが欲しい… ※参戦時期は、少なくともショッピングモールからの脱出前からです ※ミルキィホームズ、スクライド世界の話を聞きましたが半信半疑です。 ※メイトリックスと情報交換を行いました。 【ジョン・メイトリックス@コマンドー】 [状態] ダメージ(中)、疲労(中) 、困惑 [装備] GUN鬼の銃@MUSASHI-GUN道- [道具] 基本支給品、ラットの爆弾×3@探偵オペラミルキィホームズ、氷剣ユキアネサ@BLAZBLUE 宝塔(罅が入っている)@東方Project 、セイバーのカード@遊戯王なのはMAD(使用不可) 世界樹の巫女 エレイン@カードファイト!! ヴァンガード、確認済み支給品1 [思考・状況] 基本思考:娘を助け出し、殺し合いをぶっ潰す。 0 ケンを追いかける。 1 士、イーノックと合流する 2 鹿目まどかとはいずれ決着をつける 3 なんだこいつ? [備考] ※参戦時期は原作終了後。 ※エイレンは4時間、セイバーは半日です。 ※アザディスタン王宮に向かう予定です。 ※GUN鬼の銃に触れましたが元々能力制限されておらず潜在能力が底上げされている状態です。 ※フランクと情報交換を行いました。 sm122 下っ端の憂鬱 時系列順 sm124 必ず無事で…… sm122 下っ端の憂鬱 投下順 sm124 必ず無事で…… sm85 これから毎日、王宮焼こうぜ! フランク・ウェスト sm 148幕間2 sm110 聖夜♂サイレント・ホーリーコマンドー ジョン・メイトリックス sm148 幕間2 sm110 聖夜♂サイレント・ホーリーコマンドー 龍昇ケン sm129 真実
https://w.atwiki.jp/fireinki3/pages/34.html
504 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[] 投稿日:2008/11/11(火) 01 00 23 ID 6V/y8aj4O 大分も千葉も犬養みたいな馬鹿には謝らずに 「監督が現時点で最善と判断したからあのメンバーを選んだ。その選ばれた選手を最強でないから天皇杯を馬鹿にしているなどと言うならそれは選手と監督に対する侮辱だ。謝れ」くらい言えばいいのに 508 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 03 45 ID dXaANd26O 一部のJクラブサポにとって今や代表に行かれることが どれだけ悲しい事か。 それだけ今や代表ブランドは通用しないってことなんじゃないかな。 数年前代表に入ってたのを素直に喜べた頃が懐かしい。 509 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 04 07 ID MKIp/9y40 504 シャムスカとミラーなら言ってくれそうだがw しっかし、こんなこといっておきながら 次期代表監督構想にこの二人を上げてたら爆笑モノだな 510 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 03 56 ID aRE5LSnu0 504 犬の新社長はやり手らしいから、いざ処分となったらマスコミ巻き込んで 反発しそうだよ。 いってみればあの日でた11人の選手に対する犬飼からの侮辱だしね。 511 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 05 02 ID 0Lh7GNW90 天皇杯獲りに行く気なのに代表に何人も持ってかれてるチームはどうすりゃいいんだ 513 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 06 01 ID aZYJk8V50 504 最低限サポーターはそう思っている。 知名度だけでしか選手の能力を見れない会長は辞任しろと 514 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 06 17 ID d8BbgEEvO 犬飼は無意識的に日本サッカー界を壊そうとしてるんだよ 515 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 06 25 ID dXaANd26O 511 そーだそーだ あと、ジャイキリあっての天皇杯だと思う 516 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 06 25 ID O4JVaDxAO 多分 みんなヒイテルと思うけど キチガイは キチガイ まともな言葉は届かない 517 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 06 49 ID Kk6wRuVQ0 504 そんなこと言ったら強制的にJを脱退さすんでしょ 犬飼はそれぐらいする 518 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 07 41 ID BQPC1DKM0 チップは前に本スレで「ウチが愛媛に負けたとき5人抜けてたけどソレがスルーの件はどう説明すんのさ?」 って突っ込みに「オジェック嫌い」で逃げたヘタレだったな ちなみに釣男はあのとき「変えるならもっと大量に変えないと駄目だ」ってオジェックに食ってかかった 522 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 09 28 ID aZYJk8V50 509 大分がリーグ優勝したら(シャムスカ起用が)ありえそう… ただこんな事行った以上、シャムスカを日本代表監督就任依頼したら矛盾ありすぎ 都合のいい時は掌返しそうで怖い。 523 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[] 投稿日:2008/11/11(火) 01 09 35 ID iil6s4T/0 社長が謝罪したのは免罪符にはならないよ低脳 524 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[] 投稿日:2008/11/11(火) 01 09 52 ID c7CEWnTF0 オジェック嫌い wwww 526 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 10 47 ID aZYJk8V50 523 官僚出身だからね。<大分社長 癖でしたんでしょう… 528 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 10 58 ID lpVO3svK0 522 川淵と同じで普通にやるだろうよ・・・ 厚顔無恥な政治家そっくりの犬飼はさっさとSATUGAIすべき 530 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 11 13 ID W+XuYzR30 結果の勝ち負けで処分が変わるってのは変な話だよな サッカーというスポーツはどっちかが勝ったらもう片方は必ず負けてるわけで 終了間際に決まった清水と千葉の試合にそれほどの差があったのか? 532 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[] 投稿日:2008/11/11(火) 01 12 02 ID BfXersz50 513 知名度だけで選手選ぶって、完全にビジネスマンの思考だよな。 知っている選手がいればそれだけでお客さんが呼べると勘違いしてる。 533 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[] 投稿日:2008/11/11(火) 01 12 11 ID c7CEWnTF0 「世界3位」取るために、メンバー落としたの? wwww 534 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 12 18 ID aZYJk8V50 530 それを行いそうだからこういう事になっているだよ…<勝ち負けで処分を決める まるで軍事主義だよ 535 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[] 投稿日:2008/11/11(火) 01 12 36 ID 6V/y8aj4O 509オシムなら既に言ってくれてるだろうけどなぁ でもまぁ、ミラー、シャムスカが代表監督に持っていかれる可能性は薄くなったから両チームのサポは喜んでいいと思う 537 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 14 31 ID aZYJk8V50 532 いずれカズや中山を代表入りさせるんじゃないか…と思ってきたが流石にそれは無いか… 538 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[] 投稿日:2008/11/11(火) 01 14 56 ID R7raNCs10 この板、異様にレススピード速くないか?w 539 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 15 46 ID JBiNGIcG0 537 |・e・) それはないですにょ 540 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[] 投稿日:2008/11/11(火) 01 15 47 ID c7CEWnTF0 532 キヨハラの代表入りは考えられる 542 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 16 04 ID iw/XGuxt0 538 それだけ、犬飼の狂気が異常であることと、 それを支持する狂気が存在するということ。 543 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[] 投稿日:2008/11/11(火) 01 16 04 ID 6V/y8aj4O とりあえずチップは病院に行ってください 544 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 16 09 ID lpVO3svK0 535 いや・・・それはない。自分の面子のためなら何でもするよ・・・犬飼は 大分・千葉・川崎のサポなら犬飼追放の署名に確実にサインするだろうから、これを機に署名を集めてみては? 話題になればあの屑を追い出せる可能性が上がる。 545 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 16 13 ID BQPC1DKM0 結果じゃなくて内容だよな まぁ、フルメンツでも酷い試合してるチームもあるが_| ̄|○ 546 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[] 投稿日:2008/11/11(火) 01 16 19 ID +GHdHSZQO 犬害って今年の夏に協会から出ていくつもりじゃなかったの? それとも浦和が勝てないから就任したの? どっちにしても早く辞めてくれ。 547 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 16 38 ID /1kpIOJq0 仙台は? 548 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 17 06 ID ncJnApjr0 例えば千葉-清水で千葉が勝ってたら、千葉には全く触れずに 清水を叩いていないとおかしいんだよな。犬飼基準だと。 549 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[] 投稿日:2008/11/11(火) 01 17 16 ID g7ke68RMO オシムは旧ユーゴで左翼 犬飼は軍事三菱で右翼 両方やばい 550 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 17 46 ID aRE5LSnu0 脚者だが、来年のACL出場権とるために天皇杯に集中して欲しい。 だから代表メンバー返せ! それかACL出てるトコは5回戦シードにしろ 551 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 18 40 ID lpVO3svK0 549 ユーゴの共産主義はあくまでも反ファシズムとしての共産主義なので余り左翼は関係ない。 552 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 19 25 ID 6gUbqYtz0 544 他でもするとこいっぱいあるよ ベスメンに文句無いとこないだろ 553 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 20 41 ID lpVO3svK0 552 そうだね。 あくまでも「確実に」と言えるのはあの3チームかなと思って書いただけ。 555 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[] 投稿日:2008/11/11(火) 01 21 46 ID 0Osx9YaUO チップも基地外だろうけど犬飼はそれをはるかに超える基地外 北朝鮮みたい 557 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 22 20 ID JBiNGIcG0 ベスメン規定で現時点でどういうメリットがあるのか教えて欲しい 1.クラブ側 2.Jリーグ全体 3.日本代表 560 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[] 投稿日:2008/11/11(火) 01 22 34 ID pCR3xAKmO ルールに書いてないのは当たり前 小学生の口喧嘩かw 561 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 22 16 ID aRE5LSnu0 544 北国勢:札、山、仙、新 関東勢:川、鹿、犬 関西勢:脚、牛 九州勢:分 最低でもサポ込みでコレくらいは支持集まるな 565 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 24 59 ID sV9So2pj0 剥奪より県大会から参加のほうがダントツで厳しいな。 ベストメンバーで挑まなければいけないわけだし。 566 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[] 投稿日:2008/11/11(火) 01 25 06 ID g7ke68RMO 551 旧ユーゴは社会主義の左だよ ファシズムは右だけど いまオシムが住んでいるオーストリアにも左が多い 568 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 25 24 ID BQPC1DKM0 犬飼の人は策を沢山ぶちあげて、そのウチ幾つかが当たればいいってなやり方なんだよな だからそれぞれが本気って訳でも無かったりする 1つのチームの社長としてはワンマンだけどそれも有り。 だけど協会の長になってそのやり方では非難浴びるのも当然 571 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 26 24 ID lpVO3svK0 557 デメリットなら書けるな 1.選手のターンオーバーが出来ず主力の怪我を誘発しやすい、控え選手の出場機会が限られ戦力の底上げが出来ない。 2.1の影響でリーグ戦そのものの活気が無くなる。 3.新戦力が発掘されずに選手が固定化されチーム戦力が落ちる 574 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 28 02 ID aRE5LSnu0 565 千葉県大会決勝 ジェフ千葉VSジェフ千葉リザーブス こうですか?>< 575 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[] 投稿日:2008/11/11(火) 01 29 35 ID 0Osx9YaUO 去年の会長が天皇杯でメンバーを落とすことに苦言を呈してるならまだしも ttp //www.sponichi.co.jp/soccer/special/emperor/2007_emperor_87th/KFullNormal20071009079.html こう言ってるわけだから、いくら会長がかわったといえども 何もアナウンスせずに今年からベストメンバーで戦うのが当たり前だから規定がないとかほざかれても困るよな 処罰するなら今年ちゃんと規定をつくって、来年からの適用にすべき 577 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 29 59 ID eYxMhLhA0 http //www42.atwiki.jp/fireinki3/ まとめwiki勢いで作ってしまたwまだまだ未完成だけども… あと何書けばいいかね?秋春制もだよね 578 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 30 02 ID C/arcziB0 571 主力の怪我が長引いてしまったら、 「えー、トゥーリオ選手出ないの~?」というライト層こそが裏切られるじゃんね。 579 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 30 21 ID sV9So2pj0 574 そかwそれありうるのかw やっぱ剥奪でお願いします。 580 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 32 21 ID lpVO3svK0 578 犬飼は選手を故障しないロボットとでも思ってるんだろ? だからベスメン規定なんてものを金科玉条のように口にする。 582 名前:ちば[] 投稿日:2008/11/11(火) 01 33 25 ID yRw2AuXqO 処分が天皇杯剥奪だったら、それはそれで嬉しい。 あんな無意味な糞大会出ても体力のムダ 583 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 33 29 ID aZYJk8V50 下手をすればジンバブエみたいになりそうだな… ジンバブエの簡単な解説 今までずっと少数派の白人が政治の実権を握っていたが、民主的な選挙で、黒人政治家が増える ↓とうとう初の黒人大統領が誕生 ↓何を思ったか「植民地時代に強奪された白人の土地資産を黒人へと無償かつ強制的に権限を委譲しなさい」法案を提出 ↓大半の白人が安値で土地資産を売り払って外国へ。 ↓今度は外資系企業に対して「保有株式の過半数を譲渡するように、逆らったら逮捕」法案を提出 ↓外資系企業が国外逃亡する ↓別に国連もアメリカも、どこの国も経済制裁してないのに、経済制裁と同じ状態に陥る ↓何もかもの物資が国内で不足するので、「市場に出回っている物資が不足するなら、物資を持つ物は絶対に市場に売らないといけない」法案を提出 ↓物資の強制売却で、さらに物資不足が深刻化。当然需要と供給バランスが崩れて高値になる。 ↓物資が高値に成り過ぎて買えない人が続出 ↓「物資を絶対に安値で売らないといけない」法案を提出 ↓調達コストよりも遥かに安値で売らないといけなくなったので、当然のごとく利益が出ないから国内企業が次々と倒産する ↓安定していた経済が、脅威の失業率 ハイパーインフレ になるのを一年も経たずして達成。おめでとう。 ↓失業者があらゆる物資を強奪し、社会不安が増大、交通機関や警察機関も機能しなくなる。政治も収拾がつかず無茶苦茶に。 ↓3月末大統領選挙があったけど結果がすぐに出ず ↓両方とも俺の勝ちだ相手は票の操作をしやがったと叫び続けて国内gdgd ↓5月ごろにようやく結果発表 ↓与党ムガベ43%に対し、野党ツァンギライは47%過半数とらんとだめだから決選投票 ↓野党「暗殺するだろ!こんなこと出来るか!」 ↓ムガベ「じゃあ俺の勝ちな!」 ↓野党「なら出るよ」 ↓ムガベ「はい、逮捕」で6月頭に野党の幹部が捕まる(ことによっちゃ死刑もありうる) ↓野党「やばくね?マジで死ぬわ実際死人でてるっぽいし…ボイコットの検討くらいしたほうがいいかも」 ↓ムガベ「俺を下ろせるのは神だけだなwwwww」 ←今ココ これをテンプレにして犬飼の独裁ぶり書けそうだな… 585 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 34 12 ID fg99Kq3Z0 マスコミ的においしい選手を出場させろという圧力のようにしか思えないんだが 586 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 33 28 ID aRE5LSnu0 577 去年の川崎の経緯 川崎「ベスメン規定クリアしてますが何か?」 ↓ 赤犬「ファンへの裏切り行為だ、けしからん」 ↓ 川崎サポ「いや別に裏切られてないし、つーかこっちからお願いしたいくらいだし」 ↓ 赤犬「・・・・・」 588 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[] 投稿日:2008/11/11(火) 01 35 39 ID 0Osx9YaUO リーグ戦とカップ戦の戦い方って違って当たり前だと思うけど 589 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 35 50 ID RvK4euOm0 579 こうかもしれん ジェフ千葉VSジェフ千葉U-18 592 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 35 42 ID aRE5LSnu0 582 千葉銀カップに出たいのですが、どうしたら出場資格もらえます? 593 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 36 31 ID JBiNGIcG0 571 Thx ぶっちゃけ自分は何故名指しされなかったのか不思議な磐田サポですが、Jリーグ見始めてから ずっと不思議に思ってたのがベスメン規定だったんですにょ 今日調子いい選手が次の試合までに調子を落とす、練習・代表等で怪我をすることは十分に ありえることなので、その時一番コンディションの良い選手を使うことが監督の腕の見せ所だと 思っているので… 「○○が出てるから見に行こう」って人、やっぱりライト層には多いのかな~ 594 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 36 35 ID C/arcziB0 589 なに、その夢の兄弟対決w 595 名前:ちば[] 投稿日:2008/11/11(火) 01 36 55 ID yRw2AuXqO むしろ天皇杯なんて体力と金と時間の無駄なので出たくありませんwww 597 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[] 投稿日:2008/11/11(火) 01 38 54 ID IiAhHuqVO チップまだいたんかwww 風呂入って寝ろや 598 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2008/11/11(火) 01 40 09 ID BQPC1DKM0 ttp //www.sponichi.co.jp/soccer/special/emperor/2007_emperor_87th/KFullNormal20071129099.html 闘莉王が「最後の方は力が出ない。休ませるならみんな休ませればよかった。すべてが中途半端」と吐き捨てれば、 相馬は「(試合の連続で)練習量が不足しているから動けない。形も何もなかった」 主力外した上に動かない選手だしちゃ逆に「上は負ける気だったん?」思われるよな 人数とかの形式だけに拘るのはいい加減勘弁して欲しい・・・啓太も壊れたままだし
https://w.atwiki.jp/index-index/pages/3817.html
【現時点での結論】 不明。 ただし、可能派と不可能派の理論のどちらも正当性がある。 新刊での直接描写待ち。 【考察】 言わずと知れた御坂美琴の必殺技、超電磁砲についての議題。 一巻当初から物議がかもされており、現在でも解決しない議題の一つである。 現在存在する主張は、 打ち消し可能 ・幻想殺しの特性に基づき、コインは「異能の影響下」なため運動エネルギーは消滅する ・弾丸を打ち出すための(異能で作られた)レールに幻想殺しが接触するのでそもそもコイン自体が飛ばない 打ち消し不可能 ・コインは磁力で弾き出した時点で「異能の影響下」から外れ、幻想殺しの適応外になる ・コインそのものは止まるかもしれないが、周囲に発生する衝撃波などが無効化できない などである。 打ち消し可能派 ・幻想殺しの特性に基づき、「異能の影響下」なため運動エネルギーは消滅する 本文の記述と幻想殺しの特性を一番素直に受け取った上での考察結果。 一巻75p四行目を参考にするならば、上条は超電磁砲を止めたことがあるという事実証拠となり、 幻想殺しの定義(別項参照)を「コインが異能影響下に在り続ける」という仮定で適応すれば、この論は成立する。 パターンとしては「ゴーレム・エリスのパンチ」「赤熱した金網」を打ち消した際と同じ。 ただし他の本文記述(テンプレートQ A参照)を解釈すると、 『超電磁砲』という技は実際に撃たれておらず、能力『超電磁砲』を防いだ、と捉えることも出来る。 ・弾丸を打ち出すための(異能で作られた)レールに幻想殺しが接触するのでそもそもコイン自体が飛ばない これは、「なぜ上条に超電磁砲が通用しないのか?」という可能性を突き詰めた論である。 『レールガン』の性質上「弾丸」「レール」などの機構が存在し、「弾丸」のコイン以外のパーツは異能で構成されるため、 加速・照準用の「レール」そのものに『幻想殺し』が触れれば消滅し、そもそも弾丸が飛ばない、という主張。 これならば本文記述の「防いだ」という表現とも矛盾しない。 ただし、「上条が触れる位置までレールを延ばす必要があるのか?」などの点で疑問も残る。 ちなみに他説の「コインは異能影響下か否か」とは主張的に重複せず、どちらの場合でも成立する。 打ち消し不可能 ・コインは磁力で弾き出した時点で「異能の影響下」から外れ、幻想殺しの適応外になる 本文の記述の曖昧さなどから考察される、打ち消せない派の理論。 この論の場合の「コイン」は一方通行戦でのレール攻撃や砂利などと同列で、 射出後のエネルギーは「物理法則」のため幻想殺しの適応外である、といったもの。 コインの弾丸そのものが防げない主張。 ・コインそのものは止まるかもしれないが、周囲に発生する衝撃波などが無効化できない 周囲に発生する衝撃波は高速で飛ぶ物体の生んだ副産物であり、 つまり物理法則の範囲なので幻想殺しでは無効化できない、という論。 衝撃波が異能であっても、広範囲・高速で巻き起こるものなので防げないと思われる。 打ち消せない派の理論をとる場合、上条のVS美琴戦での勝利は、 「超電磁砲を撃たせなかった、もしくは回避したetc,つまり直接受けなかった」ということになる。
https://w.atwiki.jp/wiki9_vipac/pages/2475.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1326156671/ 1 青い空、白い雲。上を見上げれば広がるのは大自然の贈り物。 人がどんなに芸術を、科学を追究したとしても、決して打ち勝つ物は作りえない美。 そんな空に黒い星が1つ。他の星々のように優しい光を放つことのない、禍々しく黒い星。 黒い星は、1つ、また1つと増えていく。 ――空が、黒い星で埋まっていく――・・・ 2 バサッ 「――ッ!!ハァッ!!ハァッ!!……ゆ、め……か……」 ――また、あの夢だ。 まだ私が駆け出しのひよっこだった頃に見た、黒い星の悪夢。 成層圏近くを飛ぶクレイドルをAI兵器が襲うと言う情報を得た企業は、 対応策としてひよっことベテランの2人のリンクスの派遣を決めた。 AI兵器が何体来ようと、新米が下手をやらかそうと、例え相手にもネクストが来ようと、充分に対応出来る組み合わせだった。 「今日は簡単な仕事だな」と呟く。 『そうだな、だが油断するな』ベテランがそれに応える。 だが、実際簡単な仕事だった。私はヘマをすることもなく、相手方にネクストが来ることもなかった。 ベテランが戦場から撤退しようとする最後の一機を落とせばそれで終わるはずだった。 3 『こいつ、チョコマカとッ!』 他のAIと違い、最後の一機は良く動いた。もしかしたら人が乗ってるのかも知れない。 高度を上げ、さらに上げながら追撃を避ける。その機動に莫大なエネルギーを消費するネクストと違い デカイジェネレータを積むだけで休むことなく飛べるノーマルは飛行戦ではネクストよりも有利な事がある。 二機はそのまま作戦領域高度を越えながら機動戦を続ける。 【AC1!作戦領域を守れ!】クレイドルの中にいる管制官の怒号がヘッドセットに響き渡る。 『やかましい!この小五月蝿い蠅を落とすためだ!!』 負けじとベテランも言い返す。 二機はさらに高度を上げ、雲を突き抜けんばかりの高度まで上がっていく。 【下がれ!下がるんだ!!】どこか焦りを感じさせる管制官の声。 その時に私は見たのだ、雲の切れ間の遥か上空に無数の黒い星が二機を狙っている姿を そして黒い星から放たれた光が二機を貫く瞬間を――― 4 あの時の黒い星はなんだったのだろうか、答えは至極あっさりと得ることが出来た。 あの日の事を企業側に尋ねた時の回答は【そんなものは知らないし、君はその日は待機日だった】というもの。 つまり、私はその日、揺り篭を守る事などなく、待機していて、そしてベテランというリンクスは最初から存在していなかった、と言うものだ。 ――これでは、私達はその答えを、正体を知っていますと答えてるような物だ。 知り得た答えは確かに、企業としては隠匿しておかねばならないものだろう。 「……シャワーでも、浴びるか……」 悪夢にうなされて汗まみれになった身体を流せば、この覚めやらぬ悪夢を頭の片隅へ追いやり、少しはスッキリできるだろう。 5 シャアアアアァァァ…… 「ふぅ……」 冷水を頭から浴び、悪夢を少しだけ、頭の片隅へ…… 洗面台に向かい顔を洗う。顔を上げたとき映ったのは、やつれた顔。 黒い星の正体を知ってから、あの悪夢に毎日うなされ不足する睡眠時間。 段々過激になっていく悪夢、時には黒い星の閃光に己が貫かれる時もある そこへ重なるようなランク1の激務、「やつれない訳がない」と自嘲気味に笑う。 『おいおい、酷い顔だな……折角の二枚目が台無しじゃないか?』 突然響く声、一体どこから、一体誰が?この部屋には誰もいないはずだ、私が企業側にそうさせている。 「誰だッ!どこにいる!」 何処を見渡しても姿は無い、響く声は己のもの1つのみ 『何処を見ている?ランク1?』からかうように謎の声は謳う。 その声は、初めて聞くようで、その実ずっと昔から聞いている声のようで―― 『俺は此処だよ。――お前の目の前だ』 ――声は、目の前の鑑から響いていた。 6 ケラケラケラ、と鏡に映る顔が凶悪そうな顔で笑う 「貴様は誰だ」 『貴様は誰だ、なんて陳腐な質問投げ掛けてくれるなよ?俺はお前だよ』 わざとらしく同じ口調で言葉を重ね、そのまま奴は言葉を続ける 『俺はお前の別たれた心の1つだよ。分かっていたんだろ?自分が一人じゃないってことは』 ――確かに、そんな様子は昔から多々あった。受けた覚えのない任務。買った覚えのないパーツ、そして自らのIDで組まれた、見たこともない機体 その任務は完璧に遂行されていた。 そのパーツは、今まで自分を支えていた理論を打ち砕くほど高次元にチューンされていた。 その機体は、自らの腕を、特性を、長所を限界まで引き出せるアセンブルだった。 『医者は疲れから来る一時的な記憶の混濁だなんだと偉そうに言ってたな、落ち着けば記憶も整理され思い出せるハズだ。なんてな、 だが、いつまでたっても思い出せなかった。そりゃあそうだ、思い出せる訳がない。て俺がやってあげてたんだからな』 7 クカカ、と奴は笑う。 『お前の中から高見の見物と洒落こませて貰ってたぜ?俺の組んだ機体を駆って、メキメキと頭角を表すお前を』 確かにそうだった、あの機体に乗り換えてから私は劇的に変わった。 任務は完璧に、そして早くこなせるようになり 上位のランカーを下し、己の存在を老人たちへアピールし続けた。――無論、幾ら高性能な機体を扱おうが、乗り手が成長しないのであれば宝の持ち腐れ。 機体の性能を全て出しきれるように己を磨き続けた。 『今じゃ俺が組んだ機体とは全然違くなっちまったけどな』 なにがそんなに面白いのか、鏡の自分は良く笑う。 「それで、突然何のようだ。」――下らん幻想に長く付き合ってはいられない。ランク1は、私は忙しいのだ。 『黒い星、その正体を知った今、お前が成そうとしている事を手伝ってやるんだよ』 自分が自分を手伝う?――おかしな話だ 「生憎だが身体は1つしかない、貴様が手伝えることなどなにもない」 この身体を渡す訳にはいかない、私の目的は雲の上の貴族、老人たちの秘密を全て解き放つことだ。こんな粗野な性格の―― 8 『なにも身体を貸せとは言わないさ、最初に言ったろう?俺はお前の【別たれた心だ】ってさ?』 ――だからなんだと言うのだ? 『別たれたってのがミソさ、つまり俺とお前は元々ひとつの人格だったんだよ。だから、元に戻ろうっていってんだ』 「下らん、私は私だ。私は元より1つであり、貴様のような粗野な性格が私の中にあるなんて事は認めんし、あり得ない事だ」 ――もし、こいつが本当にわたしなのだとしたら、こんな否定などなんの意味もないのだが…… 『いやはや、我ながら強情で参ってしまうよ?たまには人の言うことに耳を貸さないといつか痛い目をみるぜ?』 9 ひとつの人格?元に戻る?そんな事をしたら結局私が消えて、何もかも台無しになってしまう。 「悪いが、その話は飲めないな」 『安心しな、人格の優先度はお前が強いんだ、俺はただ、お前に吸収されて知識と技術を継承するだけさ』 「そんな保障はない、もうこの話は終わりだ。」 我ながらとりつく島もない答え方だと思うが、私には時間がないのだ。 『――何をそんなに恐れているんだ?ランク1』 恐れている?――私が?何に?誰に?いや―― 「そう、私は恐れているんだ。全てを知ってしまったから」 企業が隠している、世界の真実を、閉塞していく世界の真実を知ってしまったから 『だから、今、恐れている、か。――自惚れるな、小僧。貴様一人で何が出来る』 鏡の己はそう切り捨てた。 『例え、全てを知っていようが、貴様一人ではなにも出来ないぞ』 「――黙れ、私には私なりの考えがあるのだ」 10 ――口ではそう言うものの本当は、何もない。企業の代表たる老人達を出し抜く術など、何もない。 『自分に向かって嘘をついて何になるんだ?俺はお前だ、お前の事は全てを知っている』 諭すように、私に呟く。 『老人達がひた隠しにしている世界の真実を、何も知らない市民たちの安息とその未来が向かう滅亡を知ってしまった なのに何も出来ない自分への憤り、真実へ目を向けようとしない市民への嘆き、そして自らのみが幸せなら未来が、子孫がどうなっても構わないという老人達への憤怒』 俺はお前だ、お前の事なら全部分かってるさ――そう鏡は呟き、そしてこう続けた 『それに、貴様は勘違いしている。貴様は全てを知ってなどいない。』 な、に――? 『あの黒い星、本当に貴様しか知らないと思っているのか?』 言われて見ればその通りだ、私以外にも何らかの切っ掛けであの黒い星を知ってしまった人間は他にいるはずだ 11 『そこの戸棚のノートに、俺が調べた限りの黒い星を知る人間が4名綴ってある』 言われたとおり戸棚を調べると確かにノートがあり、そこには4人のリンクスの名があった 「銀翁……真改……」 何れも名だたるリンクス達、こんな者達が協力してくれたら……老人達の、この世界の目を覚めさせる事が出来る―― 『気に入ってくれたかな、相棒』 鏡の奴は私をそう呼んだ、相棒?――ふふっ、ひとつの身体にいるハズなのに相棒。これは、傑作だ 「――貴様は信用に足る人物のようだな」 『当たり前だ、俺を誰だと思っているんだ?』 先程までは胡散臭かった鏡の奴もいまなら解る、あぁ、確かにこいつは私自身なのだと…… 「貴様を受け入れよう、さぁ、元に戻ろう相棒。」 『あぁ、マクシミリアン・テルミドールの帰還だ――』 私達の、いや、私の一世一代の大舞台が、幕を開ける―― ――To Nobles welcome to the earth―― 「『空の高貴なる皆様方へ、ようこそ地球へ、歓迎しよう、盛大にな―――』」
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/10892.html
【登録タグ 曖昧さ回避】 曖昧さ回避のためのページ 複眼Pの曲笑顔のままで/複眼P 地味主Pの曲笑顔のままで/地味主P 曖昧さ回避について 曖昧さ回避は、同名のページが複数存在してしまう場合にのみ行います。同名のページは同時に存在できないため、当該名は「曖昧さ回避」という入口にして個々のページはページ名を少し変えて両立させることになります。 【既存のページ】は「ページ名の変更」で移動してください。曖昧さ回避を【既存のページ】に上書きするのはやめてください。「〇〇」という曲のページを「〇〇/作り手」等に移動する場合にコピペはしないでください。 曖昧さ回避作成時は「曖昧さ回避の追加の仕方」を参照してください。 曖昧さ回避依頼はこちら→修正依頼/曖昧さ回避追加依頼