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872 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/02/05(火) 22 13 55 ID ??? 二次創作困ったちゃん・・・そういう手もあるのか! 873 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/02/05(火) 22 31 58 ID ??? フロストジャイアント姉の二次創作キボンヌ 874 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/02/05(火) 22 42 33 ID ??? 俺「そのまま飲み込んで、僕のエクスカリバー…」 そういうとフロストジャイアント姉は (省略されました、続きを読むには「ムギャオー」と書き込んでください) 875 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/02/05(火) 22 44 54 ID ??? ガイギャックスガイギャックス 884 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/02/05(火) 22 56 16 ID ??? ムギャオー 885 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/02/05(火) 22 59 20 ID ??? ムギャオームギャオーうっせえw 886 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/02/05(火) 23 03 46 ID ??? パンツ下げて待ってんだぜ はやく続き出せよ 寒いよ 887 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/02/05(火) 23 04 39 ID ??? 俺は地獄のロールプレイヤー 昨日はサークル潰したぜ 明日はコンベで揉めてやる 潰せ潰せ潰せ 卓など潰せ ムギャオーせよ ムギャオーせよ セッションをネガに染めてやれー オレにはプレイヤーマスターいねぇ それはオレが潰したから オレには友達恋人いねぇ それはオレが潰したから ムギャオーせよ ムギャオーせよ 888 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/02/05(火) 23 06 08 ID ??? なんだこのポエムは 889 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/02/05(火) 23 09 47 ID ??? 多分映画化記念でしゃしゃり出てきたクラウザーさん 890 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/02/05(火) 23 20 31 ID ??? 「うっそだろ、そんなの気持ちいいわけ無いじゃん」 「マジだってばー」 鋏を借りようと姉の部屋の戸を開けたときに 874と姉のセックルを見てしまったフロストジャイアント弟 彼には中で行われていたことがなにかは詳しくは分からなかったが 見ているだけで胸がどきどきとすることから なんとなくこれは言ってはいけないことだと直感して、親や教師には言えない。 人には言えない……けれど、フロストジャイアント弟は、 自分の中に姉のやっていたことに興味を引かれる部分があることも否定できなかった。 そんな時、たまたま先日の約束通りに友人がやってきた。 気心の知れた友達にならば……そう思って、カードゲームで遊ぶ最中に 姉のやっていたことについての話をするフロストジャイアント弟だったが。 「んじゃさ、ためしてみようぜ」 「え、試すってどうすんのさ?」 「んー、だから裸になって抱き合うと気持ち良いんだろ」 「えっ、でも……ってもう脱いでるし!」 「ほら、お前も早く準備しろよ」 891 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/02/05(火) 23 24 03 ID ??? ムギャオー!ムギャオー! 892 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/02/05(火) 23 24 24 ID ??? ??????? ??????????????????? ???? ??????????? ???? ワクテカを返せムギャオー!! ???? ???????? ???? ???? ??????? ???? ???? ??????? ???? ???? ???????? ???? ??????? ???? ?????????? 893 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/02/05(火) 23 31 02 ID ??? 874が携帯をいじっていた。隣にばあちゃんがいて、ばあちゃんは 「医療機器使ってるから電源切ってください」と言った。 874は「来たメールを読んでるだけだから」と言って、いじるのを止めない。隣のフロストジャイアント弟が 「今は読んでるだけでも読んでるうちにメールが来るかもしれないだろ。切りなさい」 と言った。 874、怒り狂った口調で「ああ?!!」 逆切れだ!フロストジャイアント弟やばいぞ!( 874はかなりいいガタイ) 見てる人が皆そう思ったとき、 874は携帯をフロストジャイアント弟に突きつけながら言った。 「見ろよ!俺に来た最後のメールは4ヶ月前だ! それ以来誰も送ってこないんだよ! 今更誰が送って来るんだよ!!! 俺から送る相手もいないんだよ!!!」 みんな黙り込んだ。しかしその中に一人だけ、無愛想な顔をして彼に近付くフロストジャイアント姉がいた。 彼女は 874から携帯を奪い取ると何か操作をして、再度男に突き返した。 874が呆然としていると、フロストジャイアント姉は自分の携帯をいじり始めた。 しばらくして、 874の携帯が鳴った。 874は目を見開いてぱちぱちさせながら携帯を見た。 もうね、多分みんな心の中で泣いてた。 874も泣いてた。 世界は愛によって回っているんだと実感した。 ばあちゃんは死んだ。 スレ148
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もしかして:デスサイズ
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643 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/16 00 23 ID qgBYYhCv 止まってしまったら支援おねがいします…539より続き1/13 今ならまだ追いつける! ヒナちゃんが1人(1羽?)でいるうちに矢をとりもどさなければ! ∧__∧ ≡(; ) ≡≡( ) ≡ 人 Y (_ミ_) 644 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/16 00 23 ID qgBYYhCv 2/13 l||l| l|l |||l| l|| | |l || ||l| |l ザッ! /⌒ヾ l|l ( ) |l | | ∧__∧ l||| ||| Σ( ;) !!? ( ・∀・) ( ) ) ( て 人 Y (__Y_) そ (_(_)645 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/16 00 23 ID qgBYYhCv 3/13 カーニバラス・イレクション !!!!!! /⌒\ ( ) ドギュ-----ン! | | ∧__∧ | | ≡ ∩ ) くっ!しまった!! ( ・∀・) ≡ ∋《・》∈) ) ( ≡ ιヽ ) (__Y_) (__ノ (_)646 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/16 00 24 ID qgBYYhCv 4/13 "/⌒ヾ ズキュウウウン ( ) ∧__∧ ゛ヽ \ .∩ ) うおおおぉおおぉぉ!! ( ・∀・>・》∈) くそぉ!どうなるんだぁ!!! ノ // ιヽ ) (_(_)__ノ (_)647 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/16 00 25 ID qgBYYhCv 5/13 ぬううぅぅぅぅ!!!! ぼ・勃起してきただとぉ!!? ∧_∧ これがこいつのスタンドの能力か!! (; )この能力は…き・危険すぎる!! 人 Y / ( ヽ し (_)_)゛648 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/16 00 25 ID qgBYYhCv 6/13 ヒナちゃん ↓ _ o__ 彡 l|| l|l ∧ ∧ ダメだ!勃っているから…立っていられん… 〃⌒ ヽ;) あぁ…ヒナちゃんがもう追いつけないくらい遠くへ… / rノ Ο Ο_) ガクッ649 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/16 00 26 ID qgBYYhCv 7/13 ∧_∧ くっ… (; ) 人 Y ノ ι、_ ,)( ,)っ <(・∀・)さぁ、勃起を解除してほしければ矢を返すマラ650 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/16 00 26 ID qgBYYhCv 8/13 ∧_∧ なぜ矢のことを…そうか!お前、ひろゆきの手先か!! (; ) 人 Y ノ ι、_ ,)( ,)っ <(・∀・)今ごろ気づいても遅いマラ。先手はマラが打ったマラ651 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/16 00 27 ID qgBYYhCv 9/13 ∧_∧ ぐぐ…私としたことが… (; ) ヒナちゃんに気をとられるあまりこの程度の攻撃をくらうとは… 人ヽ, , -、゛ ι、_ ,) i___l、<(・∀・;)な、何をするマラ!立つ気か!?立ったらテントはっちゃうマラよ!?652 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/16 00 27 ID qgBYYhCv 10/13 || |l || l|l|l うおぉおぉおおぉお!!!!! l| ∧_∧ ||l|ll ll| (; ) | l|| l l ||l / ヾ | |l ll| | (∃ ∩ E) |ll / /ω\ ヽ <(・∀・;) マ・マラぁ~~~!!なんて奴だ!立ち上がりやがったマラ! (_) (_) 654 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/16 00 31 ID qgBYYhCv 11/13 ゴ ゴ ゴ || |l ゴ 人从人从人从人从人从人从人从人从人从人从人从人从人从人从人从 || l|l|l < 下衆がぁ!!! お前のような下等生物にやられるこの私では無いわぁ!!!! > l| ∧_∧ ||l|ll < くらえ! 我がスタンドを!! そして生まれてきたことを後悔するがいい!!! > ll| (; ) | l|| l YYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY / ヽ655 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/16 00 31 ID qgBYYhCv 12/13 ,_ ヽ | __ -' ヽ――¬ 「 _」 -、 ヽ_, --―l i--' ´ -、 `、l | |__/`┐ 〈`'-ーー-'^ヽ `、l |`ー- 'ー― '''  ̄ ヽ ヽ二二二二二二二二二^ゝ ヽ-''´~ソ / l __ _ ,. -― ‐' ,/ く Lソ" ̄ ~ ̄| | ,ー-、 _,.r' .,へ `ヽ | l i'ー―-、, `l、_l ,,-ァ =ニ-ー'´ `;、ノ l l `ー┐ / ,,.-''/ | | ,,__/ L -¬ r、__,,.-''゙,,.-'´ 丿 ヽ ∟_,,--―‐" ヽ_,rー'゙´ ヽ_ _,)656 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/16 00 32 ID qgBYYhCv 13/13 ∧__∧ ふぅ…こんなにも早くひろゆきからの追ってがくるとはな… ∫ ( ) 一刻も早く計画を進めないといけないと言うことか。 ∫ ∬ ∬ ( ) そのためにもヒナちゃんから矢をとりもどさなくては… ___/⌒ヽ | | | ノ ..... ) (_(_ ) ⊂ι '_ /  ̄ ̄ ̄ ↑ マララー 再起不能 /└────────┬┐ . To Be Continued... | | \┌────────┴┘
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300 名前: 今さら揃えた 2006/07/28(金) 21 02 16 ID ??? 全選手入場!! PC殺しは生きていた!! 更なる研鑚を積み人間凶器が甦った!!! ドラゴン1億匹!! 逆恨みGMだァ――――!!! バッドエンドはすでに私が確定させている!! ノバ2ndテクニカルのGMだァ――――!!! 席をたちしだい舐めまくってやる!! 昆布をおしゃぶり(ダイスも?) おちゃらけ男だァッ!!! 素での振り合いなら我々の歴史がものを言う!! 素での判定クリティカル 8が6ゾロ ダイスいかさま男!!! 真の人格を知らしめたい!! 代表を様付けで呼ばなければ許してはなかっただろう ●●や▼▼という人格だァ!!! MKPは3回制覇だがN◎VA報告ならオレのものだ!! 2枚目のキャラシー 千早神牙だ!!! ロールプレイは完璧に!! 家でセッション 女装強制兄貴!!!! アドリブ被害のベスト・ディフェンスは私の中にある!! サラリーマンの神様が来たッ 慰謝料要求男!!! ルール改変なら絶対に敗けん!! ランダムエンカウントの怖さ見せたる D D3rd 覇王の迷宮だ!!! バーリ・トゥード(なんでもあり)ならこいつが怖い!! 裸の国の初期レベル対邪悪なドラゴン 行き当たりバッサリGMだ!!! アリアンスレから転載だ!! 両方助かるは考えてない バットエンドGM!!! 301 名前: 今さら揃えた 2006/07/28(金) 21 03 03 ID ??? ルールの無い行為がしたいからプレイヤーになったのだ!! プロの卓を見てやるぜ!!人殺せないのはつまらない・放浪操手!!! しゃばの土産に赤箱とはよく言ったもの!! 達人の奥義が今 実戦でバクハツする!! 冗談じゃないか 窃盗男だ―――!!! 微エロ話こそが地上最強の困ったちゃんだ!! まさかこの話が選らばれるとはッッ PLが魔乳!!! 女の子と遊びたいからここまできたッ キャリア一切不明!!!! TRPGのピット(穴)ボランティア 感痴☆ガイ紳士だ!!! オレの話は萌え系ではない下ネタ系で最強なのだ!! 御存知SW 美人の友人姉ん家でガチバトル・門にマーキング!!! 人格判定の本場は今や道場にある!! オレを認める奴はいないのか!! 人格優良師範だ!!! デカカァァァァァいッ説明不要!! 1m62!!! 102のJ!!! フロストジャイアント姉だ!!! フライパンは実戦で使えてナンボのモン!!! 超実戦武器!! 本家SWからフライパン流打撃術の登場だ!!! 常識はオレのもの 邪魔するやつは思いきり椅子を蹴り 思いきりマスタースクリーンを弾き飛ばすだけ!! 先輩優先・ルール統一王者 1号・2号 自分を試しに卓へきたッ!! ロールプレイ以前ブレカナ卓 俺最強キャラ・へなちょこプレイ!!! 困ったちゃんに更なる磨きをかけ ”厨キャラ”ルーチェが帰ってきたァ!!! 302 名前: 今さら揃えた 2006/07/28(金) 21 04 24 ID ??? そしてここまでしておいて、飽きて寝る真の困ったちゃんな俺。 303 名前: NPCさん 2006/07/28(金) 21 04 33 ID ??? で…GJとか乙とか言ってほしいわけ? 304 名前: NPCさん 2006/07/28(金) 21 16 06 ID ??? ネタの古さ以前に、せめて完成させろよ。 305 名前: NPCさん 2006/07/28(金) 21 18 56 ID ??? バッジョブ 306 名前: NPCさん 2006/07/28(金) 21 21 36 ID ??? ピット(穴)ボランティア? 307 名前: NPCさん 2006/07/28(金) 21 23 16 ID ??? せめて水滸伝っぽくやりなおせばよかったものをw スレ108
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192名前:クズ子◆6ClmPIZy/M投稿日:2009/04/18(土) 22 07 47.16 ID L5z77960 そんなに笑う事ないのにと思ってむかっとしてたら、どうやら顔に出ていたらしい。すぐに浅見さんが、「ごめんごめんww」と言ってくれた。 「似合ってないけど、いいよそれ」 「それ褒めてますか?」 「褒めてるよ」 「嘘だ、笑ったくせに」 「褒めてるってばww真面目な優等生に見えるよ」 けらけら軽く笑う浅見さんと、トレーナー。めちゃくちゃ腹がたったし、“髪の色を直した”事について誰も褒めてくれないので、それにもイライラした。 唯一褒めてくれたのはピザだけだな。 「クズ子、いいじゃん!それいいよ~!ふかわりょうみたい!」 と褒めてくれた。 212名前:クズ子◆6ClmPIZy/M投稿日:2009/04/18(土) 22 13 29.03 ID L5z77960 そういえば前に誰かが「ピザとのエピソードは?」と聞いていたけど、あんまりないなぁ。 あの人は仏過ぎて、それこそ「 仏 ネ申 」の二言で終わってしまうんだよね。 ちょっと休憩。 たこやきスナックで気持ち悪くなったのでパンシロン飲んでくる 216名前:クズ子◆6ClmPIZy/M投稿日:2009/04/18(土) 22 18 54.22 ID L5z77960 ふかわりょう似 wiki厨出て来いwwwwwwwwwwwwww パンシロンきくまでもうちょいまって 228名前:クズ子◆6ClmPIZy/M投稿日:2009/04/18(土) 22 37 58.40 ID L5z77960 ごめん、パー速の重さに愕然としてた 今度こそかきこめていますように 232名前:クズ子◆6ClmPIZy/M投稿日:2009/04/18(土) 22 39 40.77 ID L5z77960 私女だけどパー速から書きこむなって言われてるのかもしれない さっきから駄目ですよんとか言われて全然書けない 252名前:クズ子◆6ClmPIZy/M投稿日:2009/04/18(土) 22 53 49.17 ID L5z77960 wiki厨の仕事のはやさに漏らしそうなうんこ我慢しながら再開(出来るか?) wiki厨ほんと感謝 あと画像とか貼ってくれる人も感謝 遅くまでずっと読んでくれる人も感謝 追いついた!って言ってくれる人も感謝 なんだかんだで、ふと気づけば一カ月働き終えた所で、遅刻と欠勤がゼロになっていた。 いや、ゼロじゃないけど、ほぼゼロ。私計算でゼロ。週に2、3回しか遅刻してないし。 日給大体6000円。週に5日勤務なので、週3万円稼げる。 そしたら一カ月で12万。12万もあれば数カ月はニートが出来ると思った。 262名前:クズ子◆6ClmPIZy/M投稿日:2009/04/18(土) 22 58 41.40 ID L5z77960 最初の頃は一カ月目の給料をもらったらもやめようと思ってたけど、トレーナーに「来月は浅見さんがいる日は全部シフト入れて下さい」と言ってた。 来月も働けるのか?と自分で自分が疑問だったけど、なるようにしかならないだろうとも思った。 勤めて一カ月目。 一ヶ月目というか、いわゆる締め日という日。私は、締め日当日に給料がもらえるもんだと思ってたので、帰り際に何買おうか迷っていた。 浅見さんに、「今日お給料日ですね」と言ったら、「締め日当日に給料が出るわけないでしょ」と言われ、給料日があと10日も先だと知った。なんか一気にやる気がなくなったので、この日も適当に客の相手をした。 268名前:クズ子◆6ClmPIZy/M投稿日:2009/04/18(土) 23 01 48.75 ID L5z77960 母ちゃんに、「もうすぐ給料日だ」と言ったら、「初任給だね」と言われた。 初任給とは、勤めてから初めてもらうお給料の事である! 初任給でありがちなのは、母ちゃんにプレゼント買ったり、母ちゃんにまるまるあげたり…そんな親孝行な子供が多い日本ですが、私は親孝行ではないので、さっそくアマゾンで通販予約をしまくろうと思った。 クレヨンしんちゃんが大好きな私は、クレヨンしんちゃんのDVDを大人買いしようと思った。 276名前:クズ子◆6ClmPIZy/M投稿日:2009/04/18(土) 23 05 27.14 ID L5z77960 新しいPCも欲しかったし、でも、12万でぱーっと高級寿司屋に行ってもいいなとも思った。もちろん一人でな。 えんがわを買ってもいいなとも思ったし、ブックオフで12万円分漫画を買ってもいい。 12万円を一カ月に分けて使おうという意識がまるでない私は、とにかく12万円をどう一日で使い切るか真剣に考えた。 考えた結果、冷凍の刺身と米と酢を死ぬほど買えば、万が一バイトを辞めてもニートをしながら家で寿司食べられるじゃん!と思った。 さっそくアマゾンで冷凍の刺身を探した。 284名前:クズ子◆6ClmPIZy/M投稿日:2009/04/18(土) 23 11 44.90 ID L5z77960 結局、遅刻に欠勤を繰り返していた私の手元にきた初任給は、10万円もなかった。 しかも、何とか税とかいうのが引かれていて、詐欺だと思った。 トレーナーから「初任給で何買うの?」と聞かれたので、「冷凍の刺身を買います」と言った。 「あんた本当に寿司が好きだねww」と言われて、「で?他には?」と再び聞かれた。 「冷凍の刺身だけです」 「えぇ?あんたのお母さんには?」 「いや、母ちゃんは稼いでいるので、いざとなれば自分で何でも買えるし。私が何か買っても喜ばないと思います」 「あんた、親の心を分かってないねー」 金額じゃなくて気持ちなんだよとか言われた気がするけど、それよりも早くアマゾンで刺身を注文したかったので、話の途中でトレーナーを無視して帰宅した。 夜道で人に10万縁盗まれないか心配だったので、はらまきの下の下着の中に給料の封筒を入れて持ち帰った。 ちなみにこの店振り込みじゃなくて現金支給ね。当時だけじゃなく今でも現金支給だよ。 294名前:クズ子◆6ClmPIZy/M投稿日:2009/04/18(土) 23 15 09.98 ID L5z77960 冷凍の刺身はたくさんアマゾンで並んでいるけど、どれが美味しいのかよく分からなかったので母ちゃんに聞こうと思った。 リビングへ行ったら、母ちゃんと妹がいて、妹がめそめそ泣いてた。 「どうしたの?」と聞いたら、母ちゃんは私に「そこに正座しなさい」と言われた。 直観的に怒られると思ったし、テーブルの上に昔妹からくすねたお年玉の袋(もちろん空っぽ)がいくつも置いてあったから、あぁ、ばれたんだなと思った。 307名前:クズ子◆6ClmPIZy/M投稿日:2009/04/18(土) 23 20 14.74 ID L5z77960 「クズ子、妹のお年玉がないんだけど、知らない?」 知らない?とは言うけど、母ちゃんの口調から全部ばれてると瞬時に分かった。 今までばれなかったのになんで今更、と思ったら、今日初任給をもらえる私のために妹がお祝いのプレゼントを買おうとしてくれたらしい。 お姉ちゃんのプレゼントを買おうと、貯めていたお年玉袋を見たら中身が入ってなくて、母ちゃんに話したというわけだ。 320名前:クズ子◆6ClmPIZy/M投稿日:2009/04/18(土) 23 26 07.22 ID L5z77960 とっさに思ったのは、謝ろうでもなく、しらばっくれようでもなく、「あ、また頭おかしくなったふりしよう」だった。 頭おかしくて、無意識の内にやりました!って言えばいいじゃん!と思った。 でも、なぜか思いついたくせに出来ない。多分、一カ月前の私なら何の迷いもなくやっていたと思う。 母ちゃんには嘘をつけないし、何より多分すぐばれる。トレーナーみたいに、すぐに嘘だと見抜いて、めんどくさい事になるだろうと安易に想像できる。 遅刻癖が激しかった時に、トレーナーから「遅刻したら挨拶と一緒に謝罪をする事」と教えられていた。 なので、この時だけは素直に「ごめんなさい」と謝った。 多分、家がおかしくなって自分もおかしくなってから、はじめて心から人に謝罪したと思う。 329名前:クズ子◆6ClmPIZy/M投稿日:2009/04/18(土) 23 30 59.80 ID L5z77960 謝ったら、なんか悲しくなった。罪悪感がわいてきて、どうしよう、と思った。 妹を見たら、妹は「お姉ちゃんは悪くないよ」と言った。「泣かないで、お姉ちゃんごめんなさい」と妹が謝っていた。また罪悪感がわいた。 人の物を盗むと、その人が傷つくというごく当たり前の事を、この時はじめて身をもって痛感した。 妹が泣いてる姿を見たくないと思った。 昔むかし、お金を盗んで、それに対して悪びれる様子もない私を見て、兄ががっくると肩を落として、それ以来出ていってしまったんだっけなとも思った。 困った事に、私が家族をめちゃくちゃにしている事に気付いてしまった。 339名前:クズ子◆6ClmPIZy/M投稿日:2009/04/18(土) 23 38 33.22 ID L5z77960 働けて、結構普通の人に戻っているつもりだったけど、結局私は駄目な人間のままだと思った。 なんか頭がパニックになり、母ちゃんと妹にひたすら謝った。 母ちゃんは何も言わなかった。妹が「もういいよ」というたびに、母ちゃんが「もうよくない、妹は黙っていなさい」と言った。ついに見放されると思った。 母ちゃんは、「お金は何に使ったの?」と聞いてきた。覚えてなかったので、「分からない」と答えた。 「悪い事に使った?」 「分からないけど、でも遊んだりとか、絶対良い事には使ってないと思う」 「どうして盗んだの?」 「お金がなかったから」 「お金がなくて、お寿司が食べたいからってあんたは今働いてるでしょ」 「うん」 「今精一杯がんばってるでしょ」 「うん」 「じゃあ、妹に一番謝って、次に謝るのは母ちゃんじゃなく、今頑張ってる自分に謝りなさい」 頑張ってても、結局悪い事しちゃったら全部水の泡なんだと言われた。 349名前:クズ子◆6ClmPIZy/M投稿日:2009/04/18(土) 23 43 34.07 ID L5z77960 「じゃあもう、私は駄目だね。人間の屑だから生きてる資格ないね」と言ったら母ちゃんにぶん殴られた。 あんたは、一番大切で一番心が難しい時期に家がめちゃくちゃになっちゃって、病気になったのも仕方ないと言ってくれた。 でも、病気を克服したのだって、家の手伝いをしたのだって、妹や母ちゃんに弁当やお菓子を作ったのだって、別に誰の力も借りてないし、あんた一人で頑張った事でしょうって言われた。 働こうって思ったのだって、母ちゃんが言ったからじゃなくて、自分で思ったんでしょうって言われた。 自分で見つけた仕事先で、精一杯頑張ってるお前の一体どこが駄目なんだと怒鳴られた。 めちゃくちゃ怖かった。 なんか、嬉しいとか悲しいとかじゃなくて、怒鳴っている母ちゃんが怖いという意識しかなかったと思う。 352名前:クズ子◆6ClmPIZy/M投稿日:2009/04/18(土) 23 46 52.95 ID L5z77960 「例えばあんたが人を殺しても、母ちゃんだけはあんたの味方だよ」 「生きてる価値がないと思ったんなら、価値がある人間に変わればいいじゃない」 「母ちゃん、あんたが“生きてて良かった”と思える人生を送るためなら、なんだってする」 と言ってくれて、背中だか肩だかを叩かれた。 なんか書いてたら母ちゃんに会いたくなってきたのでちょっと待ってて。 380名前:クズ子◆6ClmPIZy/M投稿日:2009/04/19(日) 00 02 58.92 ID WuCu4FE0 母ちゃん死 んだとか病気とかのオチはないってば。 世にも明るい!びっくりなお話!がサブタイトル(のつもり) 352の続き 妹が、「お姉ちゃんがいなくなったら、妹は泣くよ」と言った。 妹のお金をぱくるような姉なのに?と聞いたら、「それは仕方ないよ、だってお姉ちゃん働いてなかったんだから」と言った。 妹が可愛いと思った。なぜ妹は若干11歳くらいなのに、こんなに姉思いなんだろうと思った。 私は黙って部屋に戻ると、もらったばかりの初任給の封筒を持って再びリビングに戻った。 封筒から5万円は抜いて自分のポケットにしまい、残り5万円入りの封筒を母ちゃんに渡した。 392名前:クズ子◆6ClmPIZy/M投稿日:2009/04/19(日) 00 07 54.67 ID WuCu4FE0 初任給をほぼまるまる渡した(はず。5割だからまるまると言ってもいいよね)私に、母ちゃんが「これは何?」と聞いたので、「妹のお金を盗んだ分と、あと、お兄ちゃんのお金を盗んだ分の弁償」と言った。 お兄ちゃんのお金も盗んでいた事に母ちゃんはびっくりしていたけど、「あとでお兄ちゃんにもきちんと電話しておくなら渡す」と言ったので、約束した。 多分、5万なんかじゃ全然足りていないと思うけど、それでも、過去の罪が清算されたような気分になって、視界が明るくなった気がした。 402名前:クズ子◆6ClmPIZy/M投稿日:2009/04/19(日) 00 15 48.38 ID WuCu4FE0 正直にいって、5万円は大きいし、出来たら渡すのは嫌だった。 そのまま兄に電話した。兄は、最初こそずっと黙っていたけど、私が働き始めた事は母ちゃんから聞いて知っていると言ってた。 「今日、お給料はじめてもらえたから、お兄ちゃんにお金返すね」と言ったら、お兄ちゃんが「一カ月続いたのか!」とびっくりしていた。 そのあと、ごめんなさいと謝ったら、「正直、許せない」と言ってた。 だけど、お前があともう一カ月頑張って働けば許すと言ってくれた。あと一カ月も働くのかよと思って「自信ない」と答えたけど、「お前なら出来るよ」と兄は強く言ってくれたので、一応「分かった」と言っておいた。 414名前:クズ子◆6ClmPIZy/M投稿日:2009/04/19(日) 00 23 31.78 ID WuCu4FE0 こうして、私の初任給はほぼ全額家族に渡したわけだ。元々人の金だったやつを返しただけだろww禁止。 残り5万円で、刺身を買おうと思った。5万円分でも、かなり良い刺身が買えるからね。 ある日、トレーナーに「あんたももう研修期間じゃないんだから、今から握りを教える」と言われた。 機械で成型されたシャリ玉にネタをのせるだけじゃん、らくしょうでしょ、と思っていたが、これが意外に難しい。 回転すしとかで、まさに「シャリ玉にネタをのせただけ!」という寿司を見かけるが、うちのお見せは一応目安としてシャリ玉を使うだけで、ネタを乗せてからもしっかり握っていた。 イカがつるつるしてるのでよくシャリから外れる。 イカが大嫌いになった。 タコもつるつるしてるのでよくシャリから外れる。 安いくせに調子こくなよ、とタコが大嫌いになった。 428名前:クズ子◆6ClmPIZy/M投稿日:2009/04/19(日) 00 29 16.00 ID WuCu4FE0 そういえばクソガキとの思い出はもうないので多分出てこない。 トレーナーに、「握りにくいので、イカとタコが嫌いです」と言ったら、「10000カンくらい握れば慣れる」と返された。 あと、あんなに好きだったえんがわも握りにくかった。でもえんがわは高いし美味しいので、別に嫌いにはなっていない。 初めて握りの練習をさせてもらった日、今日のまかないは自分で握れと言われたので、えんがわとうにだけの握りを作ろうとウキウキしていたら、なぜか用意されていたネタは、イカとタコだけだった。 「まかないでえんがわ食いたきゃイカとタコを上手に握れるようになるんだね」と、トレーナーにニヤニヤされながら言われた。 悔しかったので、その日一日お客さんにもイカとタコをオススメしまくって、一日中イカとタコと戦った。
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531 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/15 18 03 ID Xl6y32NH ありがとう。じゃあお言葉に甘えさせてもらうよー1/9無い!無いぞぉぉ!!くっ…私としたことが…1本しかない大切な矢をなくしてしまうとは… ∧__∧ オロオロ ι (; ) ( づ )つ と__)__)532 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/15 18 04 ID Xl6y32NH 2/9ともかく今まで通ってきた道をもう一度探しに逝かなければ!! ∧__∧ ( ;)ミ ≡ ( ) ミ ≡≡ γ 人 ≡≡ (_ミ_) 533 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/15 18 04 ID Xl6y32NH 3/9 ┌─┬─┬─┬ ├┬┴┬┴┬┴ ふんふふ~ん♪ ├┴┬┴┬┴┬ いい天気~ ├┬┴┬┴┬┴ (,,・θ・) ........ヾ(ノ ) <──≪534 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/15 18 04 ID Xl6y32NH 4/9 ┌─┬─┬─┬ ├┬┴┬┴┬┴ おや?あれはたしか…. ├┴┬┴┬┴┬ キラッ ┴┬┴ (,,・θ・) + ヾ(ノ ) <──≪535 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/15 18 05 ID Xl6y32NH 5/9 ┌─┬─┬─┬ ├┬┴┬┴┬┴ やっぱり! ┴┬ こないだの矢じゃねぇか!! (;・θ・) ヾ(ノ )ゝ<──≪536 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/15 18 05 ID Xl6y32NH 6/9 ┌─┬─┬─┬ そういえば…これで傷つけられてから… 変な能力がついたんだよな… ├┬┴┬┴┬┴ (;・θ・) ヾ(ノ )ゝ<──≪537 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/15 18 06 ID Xl6y32NH 7/9 ┌─┬─┬─┬ ∧├┬┴┬┴┬┴ Σ( ├┴┬┴┬┴┬ <──≪ ( ├┬┴┬┴┬┴ (・θ・;)≡ 謎がとけるかもしんない! ιι )ノ≡ モナー達に相談しにいこぅ!538 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/15 18 06 ID Xl6y32NH 8/9 くそっ…まずいことになったな… 拾ったのがヒナちゃんだと言うのが非常にまずい!! 奴が矢に能力を使ったら、私の計画がばれてしまう可能性が… ∧__∧ ├┬┴┬┴┬┴ ( ;). ├┴┬┴┬┴┬ ( ). ├┬┴┬┴┬┴ || | (__(__)539 :ヒナちゃん ◆HINaxIN.AA :03/08/15 18 06 ID Xl6y32NH 9/9 モナー達と会わせるのだけは ┌─┬─┬─┬ 絶対に阻止しなければっ! ├┬┴┬┴┬┴ ∧__∧ ├┴┬┴┬┴┬ ( ;)ミ ≡ ├┬┴┬┴┬┴ ( ) ミ ≡≡ γ 人 ≡≡ (_ミ_) /└────────┬┐ . To Be Continued... | | \┌────────┴┘
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618 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2008/10/29(水) 21 35 15 ID ??? もう過去の話だし時効だろうから書く。 リアル厨房のころ参加を強制するGMがいた。 そいつ源ちゃんっていうんだけど、番長っていうかみんなに恐れられるヤンキーだった。 俺含めてRPG仲間に付きまとって無理やり仲間に入ってきたのよ。 で、そいつのマスタリングは典型的吟遊。 嫌だけど怖くて拒否できないというジャイアンリサイタル状態だった。 でも実は、TRPG以外でどうこうされた事は無い。 別のヤンキーから助けてくれた事もあった。 今思えば、嫌がらずに真面目に相手してたら友達になれたかもしれない。 源ちゃんは困GMだったが、俺らも困だったのかなあ。 スレ205
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http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1293190574/594-601 「あ゛あ゛ー、もうドコなのよ!」 リビングで我が妹様が荒れている。 どうやら携帯が見つからないらしい。 完璧超人に見えて、たまに抜けた姿を晒すんだよな、コイツは。 「ちょっと、ボケっとしてないで探したらどうなのよ!?」 うげー、チョー威丈高。探してやる気なんて全然出てこねー。 だけど探さなかったら、この荒れっぷりが延々と続くことになるから ここはサクッとケリを付けてしまおう。 俺は自分の携帯を取り出すと、桐乃の携帯をコールした。 ピリピリピリ‥‥‥と呼び出し音。 「アタシの携帯‥‥‥!?」 ソファーの隙間に挟まっていた桐乃の携帯が見つかった。 「ふーん、タマには使えること、やってくれるじゃん」 麻奈実から教わったのを実践しただけなんだけどね。 でもコイツの前で麻奈実の名を出すとまた不機嫌になるから黙っておこう。 つーか、相変わらずイレギュラーなことには対応できないんだな、コイツ。 「褒美にアタシが買った靴を見る権利をあげる!」 なんじゃそりゃ。見せびらかせたいのなら最初からそう言え。 それにしても、また靴を買ったのか。 ふーん、なかなか動きやすそうな靴でいいんじゃねえの? アスリートのオマエにはピッタリだろ。 昨日から降っていた雨も上がり、昼過ぎには青空がのぞいていた。 麻奈実と合う約束があったので、桐乃の目を気にしながら家を出た。 いっとくが、デートじゃないからな。 「きょうちゃーん」 待ち合わせ場所の公園に着くと、麻奈実の甘ったるい声が耳に飛び込んできた。 「おーし、ドコに行く?」 「あたしはどこでもいいよ」 相変わらず自己主張が弱いな。 この公園でブラブラしようなんて言ってもいいのかよ? 「じゃ、ここでブラブラするか?」 「うん、いいよ!」 マジかよ‥‥‥ 桐乃に、公園をブラブラするだけの提案なんかしたら、 1.蹴られる 2.殴られる 3.口汚く罵られる の選択肢(複数選択可)が出てくるところだぞ。 「うわ、こりゃひどい」 雨上がりの公園は所々ぬかるんでいた。 足下を気にしながら小径を進み、モノレールが見えるベンチに二人で座った。 「なんか久しぶりだねえ」 「そうか? つい最近もここに来なかったか?」 「ええー? 最近は来てないよ。だれか他の女の子と間違えてるのお?」 地雷? 地雷なのか? この状況って!? 恐る恐る麻奈実の表情を見たが、いつものほんわかした笑顔だった。 これが桐乃だったら‥‥‥考えただけでも恐ろしい。 「おにいちゃん、まってようぉ―――」 その声のした方を見ると、小さな男の子をその妹と思われる女の子が 追いかけていた。 男の子は女の子の声を無視するかのように走り続けていた。 「なんだよあの男の子、意地悪だな」 「うふふふふ‥‥‥。そういえば小さい頃、似たようなことがあったよねぇ」 思い出し笑いだろうか。麻奈実が何やら笑いながら話を始めた。 こいつの話、特に昔話は俺が覚えてないようなこと満載なんだよな。 嘘は入ってないはずだが、正直半分以上は理解不能だ。 さて今日はどんな昔話になるやら。 「おにいちゃん、まってよぉ―――」 背後から桐乃ちゃんの声がする。 でもそれを振り切るかのようにきょうちゃんは足を速め、 手を引っ張られているあたしも足を速めた。 「ちょっと、きょうちゃん、かわいそうだよぉ!」 「いいんだよ、あんなヤツ。ほっとこうぜ!」 「でもぉ‥‥‥」 きょうちゃんは、お兄ちゃん子の桐乃ちゃんがいつもべったりなのが嫌なのかな。 走り続けると、追いつけない桐乃ちゃんはその姿が小さくなっていった。 どのくらい走った後だろう。 「あれ? 桐乃ちゃんはぁ‥‥‥?」 「え!?」 「どこにもいないよぉ!?」 きょうちゃんは足を止めて周りを見回したけど、桐乃ちゃんはいない。 「桐乃? 桐乃? 桐乃ぉ―――!?」 きょうちゃんは急に慌てだして、桐乃ちゃんを探し始めた。 あたしも一緒に探した。 小さな子には広すぎる公園の隅々まで探したけど見つからない。 きょうちゃんは涙目になって、桐乃ちゃんの名前を叫びながら探し続けた。 どれだけ時間が経ったのかな。 桐乃ちゃんを背負ったきょうちゃんのお母さんが公園にいた。 「きょうちゃん! きょうちゃん! 桐乃ちゃんこっちぃ!!」 桐乃ちゃんを探して泥だらけになったきょうちゃんを呼んで、 おかあさんと桐乃ちゃんに会わせた。 「京介、ダメじゃないの、ちゃんと桐乃の面倒を見なきゃ!」 泣き疲れて眠っている桐乃ちゃんを背負ったまま、 きょうちゃんのお母さんは、きょうちゃんを叱りつけた。 「ごめんなさい‥‥‥」 きょうちゃんはうつむいて、大粒の涙をこぼしていた。 「そんなことあったっけ?」 普通にそんな言葉が俺の口から出てきた。 「あったようー。覚えてないの?」 「全然。いやマジで」 見事にこいつの昔話の内容は、俺の記憶には無いんだよな。 放っておくと昔話モードに突入するから、切り上げさせよう。 「なんか食べに行くか? 昔話のお礼ってワケじゃないがおごってやるよ」 「うん!」 俺と麻奈実はぬかるんだ小径を戻って公園をあとにした。 「ただいまぁー」 麻奈実との食事を終えて帰宅した俺は玄関に入り、儀礼的にあいさつをした。 返事は―――もちろん無い。 リビングに入ると桐乃がソファーに座っていた。 ―――チッ、いんのかよ。 忌まわしい感情を込めて言おうとした言葉を飲み込んだ。 「ねぇ‥‥‥」 桐乃が弱々しい声で話しかけてきた。 「なんだよ?」 「‥‥‥ありがとね、探してくれて‥‥‥。アタシ知らなかった」 なんだ、今朝の携帯のことか? 今頃お礼を言うなんて何のつもりだ。 ていうか、コイツがお礼を言うこと事態が異常だろ。 まあなんにせよ、お礼を言われるのは悪い感じじゃないけどな。 「あんなの、どうってことねえよ」 「‥‥‥そう、なんだ‥‥‥」 「それに麻奈実のおかげでもあるし」 「じゃあ、地味子にもお礼を言って」 はぁ??? 地味子、もとい麻奈実にお礼だぁ? 本格的にどうしたんだ? 俺の妹様は?? 困惑している俺をよそに、桐乃はリビングを出て自分の部屋に行ってしまった。 ワケわからん。いくら考えても答えが出るはずも無いので諦めて 俺も自室に戻ろうとリビングを出ると、 玄関にある泥だらけになった俺の靴が目に入った。 「仕方ねえ、洗うとするか」 自分の靴を拾い上げようとしてふと見ると、 玄関の隅に泥だらけになったもう一足の靴。桐乃が買ったばかりの靴だ。 買ったばかりで、見せびらかすくらいのお気に入りだろうに、 一体どこを歩いてきたんだ? 我が家の読モ様は。 『おばあちゃんの昔話』 【了】
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