約 2,037,181 件
https://w.atwiki.jp/chaosdrama2nd/pages/1578.html
注意! ちょっと頭のおかしい時に書いているので、キャラ崩壊は当然の事として、訳の分からないノリが発生しています。 それでも良いお方は、どうぞ・・・。 AS「・・・霞が実に幼い見た目だ、というのは俺も良く知っている事だ。」 AS「だからと言って、そんな俺が霞を愛していたのはロリコンだから、では断じて無い。」 AS「何故かそのような時流があるようだが・・・俺は断じてロリコンではない。」 ???「でも霞ちゃんロリなんでしょ?」 AS「!?」 AS「だから俺はr」 ???「でも実際ロリでしょ?」 AS「いや、だかr」 ???「実際霞ちゃん以外愛せてないでしょ?」 AS「・・・。」 『なんだコイツ』 俊「俺は確かに女が怖い、女は苦手だ。」 俊「だからと言って、俺は断じてホモではない。」 俊「いやホント、これ勘違いするなよ」 ???「でも男じゃないとおっかなびっくりでなかなか近寄れないんでしょ?」 俊「!?」 ???「女だと落ち着かないんでしょ?」 俊「いやだかr」 ???「って事は男しか落ち着けないんでしょ?」 俊「ちょっと話をk」 ???「って事はやっぱりホモじゃないか!」 俊「・・・。」 『なに?コイツ』 Alter「 」 Alter「 」 Alter「 」 ???「でも・・・うん?あれ?・・・おっかしいなぁ、誰かいると思ったのに」 Alter「 」 ???「うーん、やっぱり気のせいかな?」 A 「 」 『 』 レイハイト「(NOAH可愛い、ああ可愛いよ、世界一可愛いよ・・・。)」 レイハイト「(間違いなく世界一だよ、絶対に可愛さで負ける訳ないよ・・・。)」 レイハイト「(ああめちゃくちゃなでなでしたい、超すりすりしたい・・・。)」 ???「(でもNOAHしか愛せないんでしょ?)」 レイハイト「(こいつ、直接脳内に・・・)」 ???「(NOAH以外はムリなんでしょ?)」 レイハイト「そうだ、だがそれがどうした?」 ???「えっ」 レイハイト「えっ」 ???「・・・。」 『何こいつ』 続かない
https://w.atwiki.jp/chaosdrama/pages/3628.html
注意! ちょっと頭のおかしい時に書いているので、キャラ崩壊は当然の事として、訳の分からないノリが発生しています。 それでも良いお方は、どうぞ・・・。 AS「・・・霞が実に幼い見た目だ、というのは俺も良く知っている事だ。」 AS「だからと言って、そんな俺が霞を愛していたのはロリコンだから、では断じて無い。」 AS「何故かそのような時流があるようだが・・・俺は断じてロリコンではない。」 ???「でも霞ちゃんロリなんでしょ?」 AS「!?」 AS「だから俺はr」 ???「でも実際ロリでしょ?」 AS「いや、だかr」 ???「実際霞ちゃん以外愛せてないでしょ?」 AS「・・・。」 『なんだコイツ』 俊「俺は確かに女が怖い、女は苦手だ。」 俊「だからと言って、俺は断じてホモではない。」 俊「いやホント、これ勘違いするなよ」 ???「でも男じゃないとおっかなびっくりでなかなか近寄れないんでしょ?」 俊「!?」 ???「女だと落ち着かないんでしょ?」 俊「いやだかr」 ???「って事は男しか落ち着けないんでしょ?」 俊「ちょっと話をk」 ???「って事はやっぱりホモじゃないか!」 俊「・・・。」 『なに?コイツ』 Alter「 」 Alter「 」 Alter「 」 ???「でも・・・うん?あれ?・・・おっかしいなぁ、誰かいると思ったのに」 Alter「 」 ???「うーん、やっぱり気のせいかな?」 A 「 」 『 』 レイハイト「(NOAH可愛い、ああ可愛いよ、世界一可愛いよ・・・。)」 レイハイト「(間違いなく世界一だよ、絶対に可愛さで負ける訳ないよ・・・。)」 レイハイト「(ああめちゃくちゃなでなでしたい、超すりすりしたい・・・。)」 ???「(でもNOAHしか愛せないんでしょ?)」 レイハイト「(こいつ、直接脳内に・・・)」 ???「(NOAH以外はムリなんでしょ?)」 レイハイト「そうだ、だがそれがどうした?」 ???「えっ」 レイハイト「えっ」 ???「・・・。」 『何こいつ』 続かない
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/2038.html
前話 次話 ~漫~ うちにだってそれがあかん事やってくらい分かっとった。 今まで京太郎君が護ってくれていた一線を遥かに踏み越えるリスク溢れる行為なんやから。 それに理性は警鐘を鳴らし、今すぐやめろと告げとった。 けれど、それを理解していても、うちの手は止まらへん。 一ヶ月焦らされた身体はもううちの制御を緩やかに離れ、まるで痴女そのものの手つきで京太郎君へと迫っていた。 漫「ねぇ…♪京太郎君は…うちの事弄りとぉない…?」 京太郎「そ、それは…」 そう答える京太郎君の目には逡巡の色が浮かんでいた。 何だかんだ言って、京太郎君もうちとセックスするのを期待してくれとったんやろう。 その瞳に浮かぶ欲情はうちほどではなくとも強く、メラメラと燃え上がりつつあるのを感じた。 実際、その興奮の証である肉棒はさっきからうちの手にコツコツと当たるくらい大きくなってきとる。 まだ最高潮のモノには及ばへんけど、それでも京太郎君が興奮してくれるのをうちに教えてくれるくらいに。 漫「(ふふ…♪素直で可愛い子…♥)」 何時もならうちの事をアヘアヘにさせて、もう訳が分からんくらいに気持ち良くしてくれる逞しい逸物。 その素直で可愛らしい反応に、うちは思わず胸中でそう言葉を漏らし、笑みを浮かべる。 勿論、そんな事言うたら京太郎君が傷つくのは分かっとるし、口になんて出さへん。 けれど、心の中で思うのはどうやっても打ち消す事なんて出来ず、うちはそんな可愛い子にもっとご褒美をあげたくなってしまうんや。 漫「感じる…?うち…もうこんなにドキドキしとるんよ…♥」 瞬間、うちはそっと京太郎君のもう一つの手を取り、自分の胸へと導く。 ぶ厚めのパッドのお陰で分からへんけれど、そこはもう乳首が立って肌も敏感になり始めとった。 勿論、心臓の鼓動はもうドッキドキで、身体中に興奮の熱を送りつけとる。 さっき触れてたら収まるなんて言ったけど…正直、逆効果やったんやろう。 何せ、うちの興奮は収まるどころかドンドン強くなっているんやから。 漫「京太郎君に触って欲しくて…もう発情しとるん…♥」 京太郎「す、漫さん…まずいですって…!」 しかし、それを京太郎君に伝えても彼は理性的な立場を崩す事はあらへんかった。 その瞳は興奮に揺れとるけれど、未だ欲望には負けとらへんのやろう。 セックスの時も自分の興奮をコントロールし、ギリギリまでうちを追い立てる彼の自制心は多分、信じられへんほど強い。 けれど、それを持ってしても着実に興奮へと至りつつある京太郎君にうちはクスリと笑みを浮かべながら、さらに胸へと彼の手を押し付ける。 漫「それやったら…今すぐお風呂あがって…部屋に行く?」 勿論、そんなのは無理や。 何せ、京太郎君のチンポはただでさえ大きいのに、さらに勃起しはじめとるんやから。 もう緑色の水着をはちきれんばかりに押し上げているそれは支給された館内着で隠す事は出来ひんやろう。 部屋へと戻る間に膨れ上がった肉棒のシルエットを見て取られ、恥を掻いてしまうのは明白やった。 京太郎「それは…」 漫「即答出来ひんって事は…今の状況がええ言う事やね…」 京太郎「そ、そんな訳ないじゃないですか…!」 だからこそ、言葉を濁らせる京太郎君の意図をうちはわざと曲解する。 それに焦り混じりの声を向けながらも、京太郎君の腰は動かへん。 お湯の中でサワサワと動くうちの手を受け入れ、はぁはぁと吐息を漏らしている。 身体がお湯で温まったのとは違うその淫らなため息に、うちもまた興奮を掻き立てられ、お腹の奥がジュンと潤んだ。 漫「(実際…うちはどうしたいんやろうなぁ…)」 うちだってこのままセックスまで出来るなんて到底、思うとらへん。 流石に人前でそんなんするのは恥ずかしいし、何よりすぐさま係員に止められるやろう。 結果、二人で仲良くお縄…なんて笑い話にもならへん。 だからこそ、このまま進んでもうちが望むような展開にはならず、欲求不満が強くなるだけなのは目に見えとった。 漫「(でも…京太郎君が可愛くて仕方ないんやもん…♥)」 そう。 それでも先のない行為にうちが溺れるのは必死で自制しようとする京太郎君の姿が新鮮やからや。 普段、うちを冷徹に追い詰め、淫らなオネダリを山ほどさせる絶対的な支配者。 そんな彼の弱みにも似た今の姿にゾクゾクが止まらへん。 どうやらうちは責められるだけやなく責める方も案外、嫌いやないらしい。 そんな新しい発見に、胸中でクスリと笑みを浮かべながら、うちはゆっくりと撫でていた手を京太郎君の股間へと持っていく。 漫「でも…ここももう…キュンってしとるよ…♪」 京太郎「うあ…」 そう言ってうちが触れるのは京太郎君の金玉や。 何時もうちのお腹を一杯にするくらいに精液貯めこんでくれるそこを転がせば、京太郎君から喘ぎ声が漏れる。 普段は滅多に聞けへん艶っぽいその声にうちの胸はキュンと反応し、その場で彼を押し倒したくなった。 その衝動を何とか堪えながら、うちは出来るだけ優しく京太郎君の急所を弄ぶ。 漫「(格好良い上に可愛いとか…もう反則やって…ぇ♥)」 その度に喘ぎ声を漏らす京太郎君からはもう抵抗の声は出てこない。 急所をうちに握られている所為か、或いはもう諦めたのか。 京太郎君本人やないうちには分からへんけれど、そのどちらでもない気がする。 彼は今も虎視眈々と何かを狙い、機会を待っとるんやろう。 そして、そんな諦めない姿勢はうちの目に格好良く映り、そして時折、肩を震わす姿が可愛くて仕方がないんや。 漫「(だから…もっと…うちに可愛い顔見せて…♥)」 それにさらなる興奮を掻き立てられたうちは胸へと導いた京太郎君の手を動かす。 うちの胸に押し付けたまま円を描くようなそれは、京太郎君の手を使ってオナニーするのも同然なんやろう。 実際、水着の中で硬くしこった乳首が転がされ、ビリビリとした快感がうちの胸へと突き刺さとった。 けれど、それは決して強いものやなく、うちの肌を震わせる事もあらへん。 少なくとも、京太郎君に愛撫して貰えるそれとは比べ物にならず、うちの中に焦れったさが沸き上がってくる。 漫「ねぇ…♪京太郎君も…して…♥うちの事…気持ち良く…して…♥」 その焦れったさがうちにそんな自分勝手な言葉を紡がせた。 一人で勝手に興奮して、その上、愛撫まで強請るやなんて、もう痴女以外の何者でもあらへんやろう。 そうと理解しながらも…うちの衝動はもう止まらへん。 一ヶ月もの間、京太郎君に触れられる事もなかった身体は、彼から与えられる刺激に飢えとったんや。 漫「おっぱいでもオマンコでも…何処でもええから弄って…♥うちの身体…もう何処でも気持ち良くなるからぁ…♪」 その言葉は決して嘘やなかった。 身体を重ねた日数こそ少ないものの、濃厚な時間を過ごしたうちの身体はもう京太郎君に開発されまくっとるんやから。 京太郎君がうちの中で射精してくれた頃にはもう耳をペロペロされるだけでもイッてしまうくらい敏感になってしまっとる。 四肢や首筋など言わずもがなで、撫でられるだけでも安心感と快感で蕩けてしまいそうになるくらいや。 流石にそれほど敏感になっとる訳やないけれど、きっと京太郎君に飢えとる今のうちはすぐさまそうなってしまうやろう。 京太郎「…あぁ…もう…っ」 漫「ふぅんっ♪」 そんなうちに京太郎君は一つ諦めたんやろう。 呆れたように、けれど、興奮を滲ませてそう言いながら、彼の手はうちのおっぱいを鷲掴みにする。 ワイヤーレスの水着ごとぎゅっと包むようなそれに、うちの柔肉はビクンと反応して奥から甘い波を湧きあがらせた。 さっき自分で動かしていた時とは比べ物にならへんそれに、うちは思わず声をあげてその背筋を震わせてしまう。 京太郎「一度イッたら…もう触るのも触られるのもなしですよ…!」 漫「ぅん…分かっとる…ぅ♥」 言い聞かせるようなそれにうちは素直に頷いた。 うちだって今の状況が決して良いものじゃなく、また長続きせえへん事やというのも分かっとるんやから。 ここで下手に拒否して京太郎君を困らせるよりも後のセックスに期待した方が遥かにええはずや。 流石に一度イけば少しは痴女めいた仕草もなくなるやろうし、京太郎君のチンポが収まるのを待って動けば大丈夫。 漫「はぁ…ぅ…♪」 しかし、そう思ううちとは裏腹に、京太郎君の動きは焦れったいものやった。 勿論、それは彼が下手やからとか、この期に及んでうちの事を焦らしているとかそんな事はあらへん。 ただ、京太郎君の今の立ち位置がうちと肩を並べるようになっとるのが原因や。 右手をうちのおっぱいに包まれ、左手をおっぱいへと伸ばす今の彼の姿勢はかなり無茶のあるものやねんから。 そんな状態でいつも通りの愛撫を乞う方が間違いやろう。 漫「(そう分かっとるのに…もどかしい…よぉ♥)」 これが周囲に人がおらへんか、視界が遮らえる場所やったら向き合って思いっきりペッティング出来るんやろう。 しかし、何時、こっちに人の目が向くか分からへん以上、あんまり無茶な動きは出来ひん。 そもそもこうしておっぱいで腕を挟んどる姿は、後ろからだって丸わかりなんや。 かなりのバカップル全開のうちらの姿は周囲から注目を集めとるやろうし、これ以上、危ない橋は渡れへん。 漫「(でも…これだけやったら…ええやんな…♪)」 京太郎「あ…」 そう思ってうちが動かし始めたのは腕やなくて腰やった。 京太郎君の腕に股間を押し付けるようにユサユサを揺する。 それにお湯も反応してチャプチャプとゆるやかな音が鳴った。 プールの音がここまで入り込んでへんかったら、周りの誰かに気づかれてもおかしくないであろうその動き。 それにさらなるスリルを感じたうちの奥から熱い波が湧き出る。 漫「は…ぁ…♥これ…思ったより…ええ…かも…♥」 京太郎君の腕はそれなりに鍛えとる所為かゴツゴツしとって硬い。 そんな腕にオマンコを擦りつければ、水着の奥の粘膜が擦れて快感が湧き上がる。 敏感さの違いか、おっぱいのそれよりも数段強いその気持ち良さにうちの口は思わずそんな声を漏らしてしもうた。 瞬間、そんな自分に興奮したうちは興奮を強め、さらに敏感になってしまう。 漫「あかん…っ♪京太郎君でオナニーするの気持ちええ…っ♥癖に…なりそぉ…♪」 そうやって京太郎君の腕に擦りつける動きは紛れもなくオナニーや。 大事で愛しい恋人の身体を性具に使い、まったく顧みいひん独り善がりなんやろう。 けれど、その背徳感が今のうちの意識を追い詰め、そして気持ち良くしてくれる。 こんなのあかんって分かってるのに…止められへんくらいに。 漫「ゴツゴツがええ…の…ぉ…♪オマンコにグジュってクるぅ…♪」 京太郎「…う…」 そんな気持ち良さをストレートに京太郎君に囁けば、彼がブルリとその肩を震わせる。 抑えきれない興奮を表すようなその仕草にうちの胸の奥がキュンと反応した瞬間、京太郎君の腕にぐっと力が篭った。 まるでうちのおっぱいに指を埋めるようなその力強さに、肌がひりつくような痛みを訴える。 けれど、それ以上にうちのおっぱいが興奮で燃え上がり、奥の乳腺から快楽を走らせた。 漫「は…ぁ…♥京太郎君も…その気になったん…ぅ♪」 京太郎「このままじゃ見つかるリスクがあがるだけだって判断しただけですよ…」 うちの言葉につれない言葉を返しながらも、須賀君の吐息はさらに荒くなっとった。 何だかんだ言いつつもうちのオナニーに、うちの囁きに興奮してくれとるんやろう。 実際、その指先はどんどん嗜虐的になって、うちの柔肉を意地悪く弄んでくれとる。 ただ、うちを感じさせるだけが目的やったら、もっと上手いやり方が幾らでもあるはずや。 無理に腕を伸ばすような姿勢でさえなければ、京太郎君の技巧ならうちをイかせるのも難しくないんやから。 漫「(でも…そうじゃなくて…京太郎君はうちの胸を乱暴に揉みしだいてくれとる…♥)」 勿論、そうやって向き合うようになったら、幾らか不自然さも増すやろう。 けど、周囲の視線がうちらに向いていない今、それはただの不自然なカップル程度でしかあらへん。 うちが円形のジャグジー風呂の中心に背を向けたら、きっとうちがイくまでバレる事はないはずや。 それをセックスの度に冷徹にうちを責め立て、追い詰める京太郎君が分かっとらへんはずがない。 それでもそれをせえへんのは京太郎君に覚悟がないと言うよりは、それじゃ物足りひんからやろう。 漫「京太郎君も…根がスケベやからね…♥」 京太郎「そのスケベさをからかうようにして目覚めさせたのは誰だと思ってるんですか…」 漫「きゅん…っ♪」 そう言いながら、京太郎君の指先がキュッとうちの乳首を挟み込んだ。 指の関節部分で乳首が浮き上がらせる部分を正確に狙ったそれにうちの口から思わず嬌声が飛び出す。 パッドの奥で欲求不満に震えていた乳首にとって、パッドごと挟み込むそれはとても気持ち良く、ジリジリとした熱が湧き上がった。 胸の奥に染みこむようなその独特の熱にうちのおっぱいは微かに震える。 京太郎「言っときますけど…俺、結構、怒ってるんですからね」 漫「くぅぅ…♪」 そんなうちの胸を根本から揺らすように手を動かしながら、京太郎君は冷たくそう言った。 興奮とはまた違った冷たい熱を込めるようなそれは当然のものやろう。 京太郎君はいきなり真横で発情されて、一方的にリスクだけ背負わされとる被害者なんやから。 もし、こうやってペッティングしあっとるのが見つかった時に受ける屈辱を考えれば、そりゃ怒りたくもなるはずや。 京太郎「だから…今日は本気でお仕置きしますから」 漫「ふぁ…ぅ…ぅん…♪」 瞬間、うちの耳元でポソリと呟きながら、京太郎君は右腕を動かし始める。 今までうちに擦りつけられるだけであったそれはスルスルと上へとあがり、うちの股間をぐっと包み込んだ。 オマンコ周辺の盛り上がりごと押さえ込むようなそれはオナニーとはまったく違った快感をうちへと与え、吐息混じりの嬌声をあげる。 京太郎君でするオナニーも気持ち良いものやったけれど、今のコレは彼もまたその気になってくれていたが故のもの。 その陶酔とも幸福感とも言えへん感情に彩られた快楽にうちが声を漏らしてしまうんも当然の事やろう。 ―― けれど、本当に凄いんはそれからやった。 漫「んくぅぅぅっ♪」 それにうちが声をあげたのもつかの間、彼の指はうちの股布を強引にずらして中へと入り込んでくる。 勿論、それが目指すのはもう愛液を漏らしていてもおかしくはないくらいに発情したうちのオマンコや。 興奮を抑えきれず、京太郎君にまで迷惑掛けとるうちのダメなメスマンコに彼の指が突き刺さった。 うちの指とは違う硬くて太いそれにうちは堪らず声をあげ、背筋をブルリと震わせてしまう。 漫「きょ…京太郎…く…んんっ♪」 京太郎「言ったでしょう?俺は…怒ってるんですよ」 震えながら彼の名前を呼ぶうちの言葉に京太郎君は取り合う様子を見せへんかった。 その目に冷たい興奮と怒りを混じらわせながら、突き放すようにそう言うだけ。 どうやらうちは調子に乗りすぎて、眠った獅子の尾を踏んづけてしまったらしい。 それに今更気づいて後悔を抱いたところで、どうにもならへん。 獅子はもう普段の穏やかな顔を脱ぎ捨て、うちに牙を剥いとるんやから。 京太郎「正直、失望しましたよ。発情するだけならまだしも襲うだなんてやりすぎです」 冷たく言い放つような彼の言葉には容赦なんてあらへんかった。 いや…そんなものあるはずなんてないんやろう。 だって、京太郎君は今、本気でうちに失望し、怒っとるんやから。 普段、うちを責めとる時よりもさらに冷たく、そして鋭いその視線からもそれははっきりと伝わってくる。 漫「あ…あぁ…っ♪ご、ごめ…ごめん…♪」 京太郎「謝罪なんて要りませんよ。俺の中で漫さんの評価はもう覆りませんから」 それに謝罪の言葉を返すうちの言葉すら京太郎君は取り合ってくれへん。 それどころか失望の色を強く浮かばせた冷たい言葉で、うちの事を切り捨てる。 その鋭さに嫌われる恐怖がうちの背筋を這い上がり、興奮で火照った身体を冷たくさせた。 今まで何だかんだ言って京太郎君が受け入れてくれていたが故に…まったく考慮しとらへんかったその恐怖。 命の危機にも近いそれに思わず泣きそうになるうちの前で京太郎君はゆっくりと唇を動かした。 京太郎「それに…ごめんって言いながら、漫さんの身体はさっきから動きっぱなしじゃないですか」 漫「それはぁ…♥」 情けないけど、京太郎君の言う通りやった 呆れるどころか失望までされてるって言うのに、うちの身体は京太郎君を求めるみたいに動いとる。 腕は京太郎君の手を強く押し付け、また腰も自分から指を飲み込もうとカクカクってしてしまうんや。 そんな自分を何とか言葉だけでも取り繕うとするけれど、それらしい言葉なんて出てこうへん。 京太郎「結局、漫さんは俺の事、肉バイブ程度にしか思ってないんですね」 漫「ち、違…違う……ぅ♪」 そっと肩を落としながら、自嘲混じりに呟く京太郎君の言葉。 それを否定する言葉はうちの本心やった。 確かに今のうちはまったく収まりつかへんケダモノみたいな状態やけど、それでも京太郎君が好きな事には変わらへん。 こうして彼を必要以上に求めてしまうんも、能力の影響というよりは京太郎君の事が好きって事の方が大きいやろう。 京太郎「違う?何が違うんですか?」 漫「ふきゅ…ぅ♪」 けれど、それを証明するものは今のうちにはない。 それを教えこむような鋭い言葉と共に京太郎君の指がうちの中を深く突き刺した。 その指の根元まで埋め込むような愛撫に、うちの身体はビクンと跳ねる。 それに合わせるようにして身体の内側に走る快感の波に、うちは胸の奥が疼くのを感じた。 京太郎「失望したって言ってるのに、漫さんの中は随分と情熱的に締め付けてくるんですね」 漫「あぁ…あぁ…ぁ…♪」 呆れを滲ませる冷たい言葉に、けれど、うちの身体は嫌というほど反応してしまう。 その硬い指先をキュンキュンと締め付けて、奥へ奥へと引きずりこもうとしとるんや。 それは勿論、うちの中に入ってきとるんが京太郎君の指やからって分かっとるからやろう。 でも、それが自分への言い訳に聞こえるくらい、今のうちの反応は貪欲で奥から熱い汁がこぼれだしてしまうんや。 京太郎「これ…奥から出てるのお湯じゃないですよね?どれだけ淫乱なんですか」 漫「や…や…ぁあ…♪」 勿論、普段からうちは京太郎君に淫乱だとかエッチだとか言われとる。 何時もはそれに頷いて、自分でも認める事が出来るんや。 でも、京太郎君がうちの事を嫌うかもしれへんって思ったら…そんな事は到底出来ひん。 今までうちがそれを気軽に受け入れられとったのは、そうやって淫乱な自分を京太郎君もまた悦んでくれとるっていう確証があったからなんやろう。 漫「(でも…今のうちにはそれがなくて…)」 いや、それどころか嫌われている一歩手前と言っても良いような状況。 さっきまで楽しいはずのデートだったものが一気に瓦解し、幸せが崩れていく感覚に心は怯え、どうすれば良いのか分からなくなる。 けれど、完全に発情した身体はそんなものおかまいなしに京太郎君を求め続けていた。 心と身体が乖離した自分の反応にうちの目が潤むけれど、京太郎君はまったく容赦してくれへん。 京太郎「こっちも随分と元気で…羨ましいくらいですよ」 漫「んあ…ぁっ♪♪」 嫌味のようにそう言いながら、京太郎君は手のひらでぐっとうちの恥丘を押し込む。 それに一番の抵抗を返すんは、勿論、うちのクリトリスや。 もうぷっくり膨れ上がった淫核は京太郎君の手でグリグリと押し込まれ、強い快感を脳へと伝える。 膣肉のそれと比べても劣らないその刺激にうちの腰はブルブルと震え、一気に身体が昂っていくのを感じた。 京太郎「まさか…もうイきそうなんですか?」 漫「やん…ぅ♪ちが…違う…ぅ…♥」 着実に昂ぶる身体は京太郎君にもその予兆を伝えたんやろう。 呆れるようなその言葉は、うちの変調を的確に言い当てるものやった。 それでもそうして否定したのは、イッてしまったら本当に京太郎君に嫌われるかもしれへんって思うたからや。 今更、遅いかもしれへんけれど…でも、これ以上、彼に失望されたくはない。 そう思って何とか身体を鎮めようとするけれど、うちを開発してくれたオスの手には敵わへんかった。 京太郎「でも、ここはそうは言ってないですよ」 漫「きゅぅ…ぅん…っ♥」 グチュリと言う音がお風呂の中から聞こえてきそうなくらいに潤んだ肉穴。 それをグリグリとかき回す動きにうちは背筋を跳ねさせてしまう。 ただでさえ、イキそうなうちの身体をさらに追い立てようとするその愛撫にうちの抵抗なんてまったくの無意味や。 完全に火が入った身体は快楽を貪欲に貪り、お腹の奥で本能がメラメラと燃え上がっとるんやから。 京太郎「さっきから俺の指に肉襞を抱きつかせるように締め付けてくるんですけど…これ漫さんがイく時の前兆ですよね?」 漫「ちゃうもん…っ♪うち…イかへん…っ♪まだ…イったりせえへん…から…ぁ♥」 それでも、そうやってうちは意地を張った言葉を京太郎君に返す。 勿論、うちはもう完全に我慢も砕かれ、イくのを先延ばしにするしか出来ひんような状態や。 そんな状態で何を言っても強がりにしかならへんのやろう。 しかし、そうと分かっていてもうちは意地を張るしかなかった。 それを止めてしまった時、京太郎君から嫌われるかもしれへんって思うたら、どれだけ辛くても意地を張るしかあらへん。 京太郎「へぇ…じゃあ…こことか弄られても…全然、大丈夫なんですよね?」 漫「ひゃあっぁぁあっ…っ♪♪」 瞬間、京太郎君はうちのお腹の側をグイッと押し込む。 丁度、京太郎君の指が届くそのザラザラとした部分は所謂、Gスポットって奴や。 女の性感帯の中でも飛び抜けて優秀なそれを京太郎君はグリグリと擦りあげる。 それだけでまるで凍えるようなゾクゾク感と、お腹の奥に突き刺さるような快楽がうちの身体を襲った。 その気持ち良さはさっきまでの比やなく…正直、叫び声をあげそうになる自分を律するのが精一杯や。 漫「あかん…っ♪そこあかん…よぉっ♪♪そこは…ぁ♥」 自然、その快楽はうちを急速に昂らせ、一気に絶頂へと近づけていく。 今にもオルガズムへのカウントダウンが始まりそうなその強烈な愛撫にうちの身体は逃れようとした。 けれど、うちをがっちりと掴んだ彼の手がそれを許さず、無慈悲に快楽だけが子宮へと注ぎ込まれていく。 乳首から、おっぱいから…そしてクリトリスとGスポットから。 無理矢理、イかされてしまうようなそれにうちの目尻から一粒の涙が零れた瞬間、お腹の奥がキュゥゥと収縮する。 漫「ダメ…ぇ♪もぉうちイく…っ♥京太郎君…ごめん…ごめん…ぅ…っ♪♪イく…っ♪イくイくイくイく…ぅぅぅぅぅ…っんっ♪♪」 もう自分すら誤魔化す事が出来ひん絶頂の予兆。 それに思わず押し殺した声をあげながら、うちのお腹は一気に弾けた。 瞬間、ドロリとした快楽が身体中へとへばりつき、そこに快楽を流しこんでいく。 思考もまた白く歪んでいくその気持ち良さにうちは悦ぶように全身を震わせて…イッてしもうた。 漫「(あかんのに…悦んだら…ダメやのに……ぃ♥)」 けれど、それは一ヶ月ぶりのマジイキなんや。 この一ヶ月もの間、ひたすら自分の指で慰め続けとったうちがようやく味わう本当の絶頂は…やっぱり凄かった。 京太郎君にべったりと汚して貰ったエロ下着を嗅ぎながら、オマンコ弄っとった時とは比べ物にならへん。 イッてもイッても寂しさだけが募るオナニーとは違って…今のうちには充足感すら感じられとるんやから。 まるで乾いた身体に水がしみ込むように、そのアクメはうちの身体を響かせ、満たしてくれた。 漫「ふあ…あぁ…ぁ…♪♪」 でも、それが気持ちよければ気持ち良いほど、うちは自分の情けなさに涙が溢れる。 だって、そんな風に悦んでしまったら、京太郎君に嫌われてしまうんやから。 衆人環視の元でも構わず、イッてしまう…馬鹿で淫乱なアホ女やって…軽蔑されてしまうやろう。 その恐ろしさにうちの心は確かに身震いしとるはずやのに…快感は収まらず、うちの目尻からまた涙を零させた。 漫「ごめん…京太郎君…うち…うちは…ぁ…♥」 未だ絶頂から帰ってこれへんうちの口が、それでも何とか嫌われたくないと口を開いた。 けれど、快感がジンジンと響く頭ではどう言い訳すれば良いのか分からず、うちの口から吐息だけが漏れる。 それに京太郎君が冷たい視線でうちを見下ろしながら、そっとオマンコからその指を抜いた。 その刺激だけで思わず嬌声を漏らしそうになったうちから、彼はそっと視線を背ける。 漫「お願い…ぃ♪何でも…何でもするから嫌わんといて…ぇ♥見捨てんといて…♪」 まるでもう用済みだと言うようなその仕草に…うちはもうなりふり構っていられへんかった。 声を荒上げる音はしなくても、身体全体で抱きつくようにしながら、そっと声を漏らす。 絶頂の所為か、それはとても弱々しく、また声も艶が強く残っとるものやった。 恐らく、そんなものではうちに失望した京太郎君の心には届かへんやろう。 しかし、それでも黙ってたら事態が好転する訳でもない。 そう感情が口にするままにうちは彼にしがみつき、懇願するように口を開いた。 漫「うち…京太郎君に見捨てられたら…生きてけへん…っ♥京太郎君に捨てられたらもう…あかんの…ぉ♥」 その言葉は決して大袈裟なものやない。 たった一ヶ月、触れ合いがなかっただけで、うちはもうこんなにエッチになっとるんやから。 それまで恋人らしいメールや電話のやり取りもしとるのに、ケダモノみたいに発情しとる自分。 そんなうちが京太郎君から完全に見放されてしまったら…きっともう生きていけへん。 こんな場所でも発情するくらいに開発された身体の疼きは京太郎君やないと収まらへんのやから。 生きていたとしてもきっと頭がおかしくなって、今の『上重漫』ではなくなくなっとるはずや。 漫「もう…もう絶対、こんな事せえへんから‥京太郎君に迷惑なんて掛けへんから…だから…ぁ…♥」 京太郎「…本当にそう誓えますね?」 漫「うん…っ♪うんっ♪絶対に…せえへん…っ♪約束するから…ぁ♪」 そこでようやく反応らしい反応を返してくれた京太郎君に、うちは何度も頷いた。 まるで幼い子どもがするようなそれも、致し方ないものやろう。 だって、うちにとってそれはようやく見えた希望の光も同然やねんから。 それを手放さへん為やったら必死にもなるし、幼児帰りだってする。 それで京太郎君が少しでもうちに情けを掛ける気になってくれるんやったら、寧ろ、うちは自分から子どもになる事やろう。 京太郎「じゃあ…ご褒美をあげないといけませんね」 漫「え…」 瞬間、京太郎君は抱きついたうちを抱き返してくれた。 ぎゅっと自分へと押し付けながら、立ち上がる彼に引っ張られるようにしてうちもまた風呂から立ち上がる。 瞬間、京太郎君はうちの身体を離し、代わりに腕をぎゅっと握りしめてくれた。 微かに痛みすら感じる力強いそれに、うちの胸がトクンと跳ねたのは、京太郎君もまたうちの事を求めてくれているんやとそう思えたからやろう。 漫「京太郎君…っ♥」 それにうっとりと彼の名前を呼ぶうちを京太郎君はグイグイと引っ張って進んでいく。 その先にあるのはパーデゾーンにある休憩エリアや。 そこの一番、端にある目立たない位置に置いてあったうちらの荷物を京太郎君はぐっと掴んだ。 何時もとは違う何処か焦ったようなそれは今も京太郎君のオチンポが腫れ上がったままやからやろう。 それに申し訳なく思った瞬間、京太郎君はうちにそっとタオルと桃色の館内着を差し出してくれた。 京太郎「それで身体拭いて…脱衣所の入り口で合流しましょう」 そう言う京太郎君の言葉にうちはそっと頷いた。 それを確認した彼はタオルで身体の水気を拭き取ってから館内着を乱暴に羽織る。 大型のそれを着こむのはエレベーターに降りた先で水着を脱げと係員に指示されるからやろう。 水色の男性用館内着は決して下まで覆い隠すほど大きなものやないけれど、それでも勃起してるのを誤魔化すくらいは出来るはずや。 京太郎「行きますよ」 漫「あっ…♥」 それが終わった途端、またうちの手を無造作に掴んでエレベーターまで引っ張る京太郎君。 けれど、うちは彼の目的が一体、何にあるんかなんてまったく分からへんかった。 さっきから言葉少なく、必要最低限の事しか言ってくれへんのやから。 今のうちに伝わっているのは後で合流してご褒美って事は多分、機嫌を治してくれたんやろうって事くらいや。 それ以外の事なんて殆ど分からず、うちは従順に京太郎君の後ろを着いていった。 京太郎「じゃ…また後で」 漫「…うん…♪」 そんな彼と別れるのは八階からはロッカールームにつながっとる直通エレベーター以外では降りられへんからや。 それを寂しく思いながらも、ここで我儘なんて言えへん。 何せ、館内着の上からでも微かに分かるくらいに京太郎君は勃起していて…そして、それに気づいた人も何人かいるみたいやねんから。 パーデゾーンからエレベーターまででの短い距離でもすれ違ったその人たちの軽蔑の視線や笑い声は明らかに京太郎君へと向けられとった。 それらは全部、うちが我慢出来ひんかった所為であり、本来なら被らんで良かった恥辱や。 幾らか冷静さを取り戻した心がそれに押しつぶされそうな申し訳なさを感じながら、うちはエレベーターを待ち続ける。 漫「(早く…早く…っ)」 そう思いながらも中々、エレベーターは来ない。 ここと脱衣所を前後するだけのはずやのに、中々、到着音が鳴らへんのや。 勿論、普段であれば、その程度の遅れくらいは気にならへんのやろう。 けれど、京太郎君に酷い恥辱を味あわせているうちにとって数秒の遅れは数分に思えるくらいやった。 ―― ガラッ 漫「…っ!」 そんなうちの前でようやく開いたエレベーターの扉。 それに滑りこむように入りながら、うちは急いで扉を閉めるボタンを押した。 その操作に従ってゆっくり閉まっていく扉を見ながら、うちは大きく深呼吸する。 ここから先は係員の監視をすり抜けへんかったらあかんし、あまり焦ってはいられへん。 そう思いながらもジワジワと染みこむような焦燥感は消えず、うちの肌をチリチリと焦がす。 漫「(…良かった…)」 そんなうちにとって僥倖やったんはエレベーターが到着した瞬間、そこに係員がおらへんかった事やろう。 それに一つ安堵して足を踏み出したうちの前に、ロッカーの側にある箱を弄っている店員の姿が見えた。 どうやら丁度、入れ替えの時期に降りてこられたみたい。 それに胸中で安堵の溜息を漏らしながら、うちはロッカールームから駆け出し、階段を降りる。 漫「(確か男性用のロッカールームは…!)」 女性と男性で入浴するエリアが違うスパワールドはロッカールームも階で別れている。 お陰で合流するのが少し面倒な造りが今は少しだけ恨めしい。 けれど、それを言葉にする時間すらうちには惜しく、急いでその足を動かして… ―― 漫「あっ…」 瞬間、うちの足がズルリと滑る。 プールからろくに拭いていなかった足は普段のものより滑りやすかったんや。 それをまったく考慮しておらんかったうちの身体は残り数段を頭から落ちる事になる。 妙に遅くなった世界でそれを認識したうちがぎゅっと目をつむった瞬間、身体が硬いものに抱きとめられるのを感じた。 京太郎「あんまり急ぐと危ないですよ」 漫「あ…っ♥♥」 それがついさっき別れた京太郎君やと認識した瞬間、うちの胸がドロリと蕩ける。 まるで漫画か何かのように絶妙なタイミングで助けに来てくれた彼は…うちの一番好きな人やねんから。 その胸板に抱きとめられた身体が一気に燃え上がり、うちはもう本当に我慢出来ひんようになってしまう。 京太郎「漫さん、こっちに」 漫「え…?」 その感覚にぎゅっと京太郎君の館内着を握りしめたうちに気づいてくれたんやろう。 うちがお礼を言うよりも先に、彼はそっとうちの手をとってエスコートしてくれる。 そのまま京太郎君が入ったのは施設内に2つある多目的トイレやった。 所謂、車椅子の人とかを対象に作られとるその中に、彼はスルリと滑りこむ。 そんな京太郎君の背中を追うのに少しだけ躊躇が浮かぶけど、迷惑ばっかり掛けとるうちに拒否権なんてない。 丁度、今は周りに人もおらへんし、迷ってないですぐに飛び込むべきやろう。 漫「(まぁ…しかし…結構広いもんやな…)」 車椅子と介助する人が一緒に入れるようになっとるからやろうか。 うちが足を踏み入れたそのトイレは二畳か三畳くらいのスペースがあった。 今までうちが利用してきたトイレとはまったく違ったそれは少しだけ新鮮に思える。 けれど、芳香剤の独特の匂いと白い洋式便所が否応なくここがトイレである事を感じさせた。 それに妙な興奮と背徳感を感じながら、うちは後ろ手でトイレの鍵を締め、京太郎君の元へと近寄った。 前話 次話
https://w.atwiki.jp/tomochan/
ともちゃん@wikiへようこそ このページではpeercast配信者であるDJともちゃん(ともちゃん)の配信情報を載せていくページです。 DJともちゃんとは? DJともちゃんとはpeercastで配信を行っている配信者です。 たまに神配信()笑 に化けるときもあります peercastとは? peercastとは通称「ピアキャス」と呼ばれる動画配信です。 誰でも自由に配信出来るので、初心者でも手軽に設定が出来ます。 しかしながら、配信するにあたりスペックを要求されるので配信をするのであれば、ある程度高スペックの方がよいと思われます。 どういう配信してるの? 主に「ストリートファイターⅢ」「ウルティマオンライン」「ボンバーマンオンラインJAPAN!」「バイオハザード4」「モンスターハンターフロンティア」「ドリフトシティー」「アラド戦記」「ラグナロクオンライン」「グランドセフトオート」「S.O.W」を配信してる様です。 リスナーからよくゆとりと言われて即効で切れますが、たまには良い事も言うなんともゆとり丸出しな配信者。 一部の配信者を敵視をしてるため、その配信者の名前を出すとちょっと切れぎみになります。 何度か煽ると即座にIPBANされるので、掲示板に書き込む際はくれぐれも煽り等しないように注意してください。 煽る場合は串にしましょう。 ストリートファイターⅢ(3rd)対戦時に 「15連敗したら自殺するからな!全部お前のせいだからな!」とリスナーでも何でもない相手に対して意味不明な言葉を発して14連敗した後最後の1マッチで勝利した時の発言 ともちゃん:「首しめとったし」 わろすwwwww 3rdの腕前は下の中 アドバイスは基本的に無視 立ち回りを参考にしようとするなら他の配信を見るのが吉 配信者PCスペック情報 CPU IntelCore2DuoE8400 3GHz メモリ 4GB ビデオ GeForce8800GTS 512MB キーボード Razer(Microsoft) マウス G5(?) マイク ??? 回線 光 珍発言集 斜度=ひんぱん 浪人の商人=さすらいのしょうにん こいつぁ重症だぜwwwwwwww DJともちゃん掲示板 DJともちゃんブログ
https://w.atwiki.jp/1548908-tf/pages/270.html
丸藤翔:おなじきもちで モンスターカード コマンダー ×3 サイクロイド ×3 大砲だるま ×3 魔貨物車両 ×3 ドリルロイド ×3 魔装機関車 デコイチ ×3 雷電娘々 魔法カード 強欲な壺 サイクロン 月の書 突撃指令 ×2 早すぎた埋葬 光の護封剣 リミッター解除 罠カード 援護射撃 ×2 玉砕指令 ×2 自業自得 死のデッキ破壊ウイルス 人海戦術 ×3 同姓同名同盟 ×2 魔法の筒 リビングデッドの呼び声 計40枚
https://w.atwiki.jp/bb2013/pages/18.html
駆逐艦 +... _.... ------......._ ,. ´ _`ヽ / 、 ヽ、 `ヾ、 .' , | | 、 \ \ 、 \ / , | | | { \_ 、 ヽ ヽ ∨`\ ' | | | l| { { 、\ 从}`\ ∨ } 、 { | { ィ7{从 \ `ィ斧笊ミ、 |⌒l∧} '. { \{ィ斧、` \} Vこソ }' _ノ| }∧ 、 从 Vソ ∨Ⅵ / } ∧ ' __ , ∨- 、 , / ` . ` ` イ/ ̄ >--------- 、 }/  ̄´/ / / ̄ 〃---、 、 / / //⌒ \\ ー-- ' /、 .}\ { ., \  ̄ ̄ ̄ | \ _|∧ ヽ ト、 \__ /⌒\ _{八 \ ∨ ∨\ ヽ / . . . _,. .\ イ . / ∧ 、 ', } 、 ` 、_ ´ ̄ \ . . ー / ./ 、 乂_ 、_,∧ 乂_ ----- ' ヽ、  ̄ ' . / . } - } . ` 、 } ヽ⌒ヽ / . ./ ∨⌒´ / ヽ `¨ ー--/ || }_、 ヽ} / . . . ., / , }  ̄ ´ ヽ } / ̄ . . . . ./ /_ / ∧ ` /  ̄ ̄ ̄ / \,..イ|_____/ 、 \ / ̄ ̄\\ /  ̄/ / | 、 \ 〈 { r---<,.〉イ / / ´ | , \ 乂ー' / / /__===ミ | ヽ /> //`⌒ー-'-'{_,、_ ノ |_-----、l,.ィ / >、`_ー´ ̄` _ノ , / ` T ´ / イ , , / , / / , ´ | / { 、_ / / 、 `ヽ l , 艦名:咲 艦種:宮永型駆逐艦 射程:近 運 :強い 京太郎の呼び方:京ちゃん 服装:咲は襟と袖、そしてスカートが青色で胸元に錨のマークが入ったスタンダードなセーラー服、そして赤色のスカーフ。 スカートの丈はミニで実は下着を履いていない。 背中に煙突を背負い、両腕に12.7㎝連装砲、太ももに三連装魚雷発射管が装備されている。 備考:「おもちゼロ艦隊」一のドジっ娘。コケルたびに12.7㎝砲を暴発させる。いまだに被害者なしなのが唯一の救いか…… お酒好きだがよく二日酔いになる。 京太郎からお仕置きとして強烈なケツバットをもらった際にMに目覚め、注入棒を見るとモジモジしてしまう。 被お仕置き回数:2回 __ -‐… …‐ 、 , 彡 __ \ γ/ _ -‐/ィ ヽ {イ ;ィ/、 // / , /` /{|_ l .i/ / / / . r=ュ 、 , -‐' /久心 l l j |/ / i ! ヲ/./ /イ ノ 弋ツ \オト、 / / /ノノ. {'./ i "", 欠x || У / ’ |´ニ{. `ヽ /ハ. _ {ぅ 炒' / / i´ニニ.} ` .≧ヽ i ) ""`/ / / レ‐ r' _ // ./ - _γ´ ; イ / | |. { r‐ ´ 厶壬ァ水___〈 __/`´ ;.ィ イノ | . , ノ ∠_ ィ__}=| _ _入 r、ー'///ィ/ | _≦-‐…二 -イ´  ̄ . -―`| レ´ ` ' / -┴  ̄ _ -‐ 7 / / .j } ー‐ァ ,ィ ´ _ -‐ / ./ / レ ハ、 ' _/  ̄. / ´ / ./ / 厶-‐-、 くヾx_ア / / _ __/ / .| `j / ‐' ム-‐ ´ / .ヽ| r' ..| ./ム. ' / | ̄ ̄`ー- -、γ ハ/ / / | . . . . . . . . . . . ヽ .\. r' | /. __ユ__ . . | . ./ \ . \ | ` ´ } . . . . . . . . . . .∨ . . . . . . . . .≧===‐く_ 八 . . . . . _ -久 `ヽ___ . . . . . 片、 . . .  ̄ | ヽィ . ./ . . . . . . . / . . . . . . ./ . . . . . . .\__ . . | レ . . . . . .. . . ./ . . . . . . . .| . . . . . . . . . . . . `く. . \ . . . . . . / . . . . . . . . . | . . . . . ヽ . . . . . . / i ア ̄`{ . . . . . . . . | . . . . . . .}-、_/ | ./ `ー一ァ┴―一' | / / | ./ / 艦名:灼 艦種:鷺森型駆逐艦 射程:近 運 :ふつう 京太郎の呼び方:司令 服装:白い清潔なブラウスにネクタイを締めている。スカートはミニ。 下着を履いているかいないかは不明。右手にボウリング用のグローブを着けている。 咲と同じで背中に煙突を背負い、両腕に12.7㎝連装砲、太ももに三連装魚雷発射管が装備されている。 備考:「おもちゼロ艦隊」の旗艦でまとめ役。京太郎に対する好感度はかなり高い。 艦娘らしくお酒好き。しかし、よく二日酔いになる。 被お仕置き回数:2回 _ --―――-ミ _,,.. \ ヽ \ _彡 ´ ; =-―‐-ミ ) / ノ // / \_ / / / 厶=--―…/ `く | / / / / ヽ | ! /イ / // // |  ̄',. 八| l/l / ̄ ̄ /イ /. /| ′ /二二ィレ| .|芹弌く | ィ/Χ| | | ', | / /人_\|辷ン |ノ芹ミ У / |, ′ |' / /¨入 '''' 廴ソ / /. 八 i. / |/ /`、 ’ ''' /彡/ ィ∨ノ ′ / |\__゚_,,... イ ィ、 || | | | ヽ | | / /ノィ / ノ / ノ // ∨l |/丁へ. / // ⌒' { / `| /|\ \/ | , | レ∧ 〉 // |__ } | / | V {/ /⌒ヽニ、-、 \_ 八 ( | l / /ハ \\. Т¨ \ 八 ′ / \ \ヽ. ! {\ ̄ヽ | / } ′ |  ̄「_゙ト、 / / | } | | ` ¨卞¨ _彡 / ′ _ .′ヽ ゙, ′ i  ̄「\_ノ___/ / , ‐-<⌒ ' | i ,′ Ⅴ .′ { / | | ,′ } | ' / / ! ! ′ | ,/ / ′ { ' / | .′ / ′ ∧ | / ' i ' i / ′ | / / | | | ,′ ′ ! / , ′ | | | ヽ ! 〃 ' ノ ! | ≧=ヘ / / | | ≧‐=彡 ///⌒ヽ_{ / !  ̄ / '、 ∠ ヘ 、\ 、 \i\「 艦名:洋榎 艦種:姫松型駆逐艦 射程:近 運 :ふつう 京太郎の呼び方:京太郎 服装:白い清潔なブラウスに細いリボンを付けている。スカートはミニ。 下着を履いているかいないかは不明。 咲と同じで背中に煙突を背負い、両腕に12.7㎝連装砲、太ももに三連装魚雷発射管が装備されている。 備考:「おもちゼロ艦隊」のムードメーカー。京太郎に対する好感度は高いと思われる。 お酒大好き。しかし、よく二日酔いになる。 関西弁を喋る。将棋やチェスなどのマインドスポーツは苦手な模様。 被お仕置き回数:2回 / ハ ヽ / / / / ヽ ヽ ヽ ∧ / / / l V ヽ ヽ ヽ '; '; ハ / { ! ! '; !! ハ iV } i ', 〈 i i i { '; ハ } } ハ j i ' V V V ハ 川 / j ノ__ィ´ V | } l ハハ H ト L j j ノレイ_ノzz、ハ } } V ハ ≧三ミゝ ノノ "´ん//ハ` i ! j i i ヘ〃ト//心 弋 ‐フ | ! ハ} ハ V ヘ \ヒフ  ̄ } j // i V ハ ' "" ィ / / i V ハ U , / ! // Vト>> ` イ ̄ レ V >┬‐ ´ i ,ィ‐|ー-ァ7''´ } \ . / //ー-、 //` ー- 、 i // ´ ̄ ̄ ̄/ / ', . i j ノ { // i . i // \ィ、, -、 ,ノ { y l i ./ ,ィ'/ ィゝj、-‐´ l l l i i / --} i. l l i { / ー´、 `ヽ.フ ヽ./.l l i ',/ ー_ニ、 ヽi_ i \l .i . i / ィ'7ニ ヽ ', /l i l / / ,j r、 ', / .l i i' / ィノ { ヽ、 / l i . { / ヽ、 ` '' ー- ,j、. i ヽ / ヽ ,, ヽ i ヽ_/j `ヽ、 u / . / } `'ヽ,, ___/ / j ヽ / ヽ / ', / i } i ゝ } /`'' ー- ,,_______ ,, --ー ''' ´ l i \ / l i \ / l . l \__/ l . l Y l . l .| l 艦名:胡桃 艦種:鹿倉型駆逐艦 射程:近 運 :ふつう 京太郎の呼び方:提督 服装:スクール水着にヨットパーカーという「海水浴に行くのですか?」と突っ込みを受けそうな格好をしている。 背中に煙突を背負い、両腕に12.7㎝連装砲、太ももに四連装魚雷発射管が装備されている。 備考:「おもちゼロ艦隊」のストッパー役。しかし、酒飲んで二日酔いで任務に臨むなどその役割を果たせているのか怪しいところ…… 今後に期待である。 洋榎とはボケと突っ込みの関係 被お仕置き回数:1回 / / ' |l l |l l |l | l| l| l|l lli | l| |l |〃 / |l l |l l |l | l| l| l|l lli | l| |l |′′ l |l l |l l |l | l| l| l|l lli | l| |l || |l ll|l |l l |L_l_|l_| l| l| l|l lli | l| |l || |l ll|l 斗匕 li l| l |l 「` l| l| l|L斗‐ll  ̄「` | |l || |l l从__|l__|_从__|_l_|l_|_l|_从__川_从__川_乂リ| |l l////{ 二二二二二二 二二 ̄ ̄ } /´ ==、//// 三三三三三三 三三三三 l///\\/}┓ |///////| __ |/////l 小/⌒丶 { |///////| O厂}O |/////l ′}} { /´{ \ 乂////,乂 / 乂 乂//,乂 ,/ - 、〉 ゙ ========= , ゙=======彳 ~^ヽ∧ i/i/i/i/i/i/i /i/i/i/リ.、 、  ̄\ / \\ | l| i\ △ イ| \ _人_ } il| l| | i〕iト. . i〔 l|li ト `Y´ー‐リ il| l| | l| l|__}> . . <ll |八乂___ノ }-=彡 リ リ乂_ノ/ |  ̄ ̄|\ |乂 /ー=彡/ / / | \ ---=彡' 艦名:浩子 艦種:船久保型駆逐艦 射程:近 運 :ふつう 京太郎の呼び方:提督 服装:咲と同じで上はセーラー服で下はミニのプリーツスカート。咲との違いはセーラーのデザインのみ。 背中に煙突を背負い、両腕に10㎝単装砲、太ももに四連装魚雷発射管が装備されている。 備考:「おもちゼロ艦隊」のインテリ役。データを重視した頭脳派ゆえ打撃力は他の艦娘に比べて低が対潜能力は高い。 頭脳派らしくマインドスポーツは得意で洋榎をコテンパンにしてドヤ顔をしていた。 被お仕置き回数:1回 ,、_. r┴┴- 、. |__ || //ヽ. | `ヽ/. | ノ. ヤ く ヤ {_. ヤ { -‐ニ二二ニz、 -‐  ̄ ̄. ヤ ヘ / / ___/ ` ヤ ∨ ム-‐  ̄/ \ ヤ / ', ./ / / / _. -/ ヽ. ヽ | ヽ / / ./ / ./、 / ./ / /. |. `ーァ /,.イ / ,ヘ/ / ./ ./ .| ’ ’ 入 マ ̄| /ィ=≠z、|/.ヘ /| / / .|. | r‐ト、 ∨ /ヽ 、 \| /7ん)心ヾ′ /|ム-‐‐ / |. 不、 \. ∨ \ー---r` 弋;;;ーツ | i | |/.| ./ j/ /.|ヽヽ ` マ | /` Y 、、、 `¨´ ヽ,==z| / / / | | ’. ヽl/ | ん_)心ヾく/ ./ / .! / .i |!. 八 , 、 ′ 弋;;;__ツ ノケ ,イ/ / j/ ! 厂丁 / { ` 、 、、、 _ チ/ヾ< ___/ | | / \. ヽ __ ノ 入`ー-ム≧=- / | ̄ ̄| | i 、__ _ イァ‐\ / | | |_o_ -≧ / ̄ / く`ー /\ ヽ. _| ヽ ト、} 廴__厶. o / ` ーァ… く____ . . .` 、. .∧八 ヘ.| . .`<__イヽ / / }ト,-、 ヽ . . . . . . . .` / マヤヽ、 }ノ、 . . . . ./ / /_/ノ ー- __ _ ィ―‐ ュ_ . . . . . . . . . . . . > _マィく_`>< . . . .>‐' / _ -  ̄/ /  ̄ ̄ /二__ /ミ)< . . . . . . . . . . . . .\\// . . . . . . 人 _{_≦_ ̄_/ /______ --― { ― /ぅソ < . . . . . . . . ,、` ー-<__ マ _ イ、ヽシ  ̄ ̄` ー―-- ____ -< マ二 {¨´ / フi「 ー―一 フ¨´ {_`ヘ ≧=≦ヽ ヽ /\_ノ ` ー `‐-┘ マ{ | / ` ヽOヽ ヽ_ .<\ イ ` ´| / マOベ_ -へつィ´|」 | , `´ /二`λ .{、 八 , /二ニィチ‐} リ ` ー, /二ニ/ {==} / /ヽニニ/ ヽ-- ′ i . ノ /. 八 / イ"´ ` _ /イ 艦名:煌 艦種:花田型駆逐艦 射程:近 運 :ふつう 京太郎の呼び方:提督 服装:学校指定の体操服みたいな白い服にブルーマを履いている。 胸元には『!らばす』と書かれた縫い付けゼッケンが付属している。 背中に煙突を背負い、両腕に12.7㎝連装砲、太ももに三連装魚雷発射管が装備されている。 備考:「小さな体に、鋼のメンタル」がモットーの艦娘。その言葉通りどんな逆境でも決して諦めない。 しかし、そんな彼女でも京太郎のお仕置きは目撃するだけでトラウマに成るほど激しいらしい…… 被お仕置き回数:0回 ! // / / i |ヽ ヽ ヽ .. 、ヽ 丶/! i / i ! | | ゙、 . ヽ ヽ 、.i / .i i ! / / i ! i | i i i | / i | | / /! //ノ | | / / ハ!. / λ | /i∠ミ、/ノ ナi /ハ!/ / \__/ 、/,! if/'´;; i゙ f´;; iY i / | { i| | ゝ;;;;ン ゙、;;ン i | | ヽ| | ! | | | | ` / | | ! | i\ - - / | |! | || `...._ / | | ! | リ `ーr‐'"´ | | | ! | |、ヽ | | ノ-‐'"´| |i| | ヽ \ | | 艦名:数絵 艦種:南浦型駆逐艦 射程:近 運 :少し悪い 京太郎の呼び方: 服装:袖と襟が茶色のセーラー服に茶色のプリーツスカートを履いている。 背中に煙突を背負い、両腕に12.7㎝連装砲、太ももに四連装魚雷発射管が装備されている。 備考:風のうわさによると南浦中将の孫娘らしい…… 被お仕置き回数:0回 ... ´ ̄ ̄` ...、 /. . . .. . . . . . . . . . .\ . . . . .. . . . . . . .、. . . ヽ. . . 、 /. . . .. . . /' . . . . .ハ .. . . . . ∧. /\. . |' . /|. . ./ / | ‐ 、. .l| . ⌒ ' ⌒` . |イ⌒/|/ .!/ハ/|. .| . . . 乂/ . 人,芹示 ′ 竹示、| . | .. . i. / . /. .ハ.乂ソ ゞソ' ;| . | .. . .| /. .'.. ' . .人、 ''" ' ''"_ j . j. . ! | . . .{ .. n_ . 个ト ., ´' ,イ| |' /l . .ハ| {' 八r'|.|.| . 乂 . . ._〕 〔=|.| l//}/__′ l、l lⅤ ニニニ〔′ /ニ/┐〈>'⌒ヽ. 〈〈' |、ニニニ|⌒/ニ/ ノ ./ .八 /∧ 乂>ニ!∨/ _ノ/⌒`<ニヽ 〈'⌒介 、 `` ‐='".,_ / |/⌒ヽ)ニニ. ∨ {' > ., ``<_| |/ニニニ} / '" ,.x 个 .,_ |  ̄ ̄`. {__,. <二 | 二> .,__.ノ | | |′ | | | | | | j | { / | .\ 艦名:怜 艦種:園城寺型駆逐艦 射程:近 運 :悪い 京太郎の呼び方:京たろー 服装: 備考: 軽巡洋艦 +... -――- / \ / /│ |\ \ハ / |/\|/\>ヘ | | . 〈人 イ`∩ ∩´∨リ |. / | リ,, ∪ ∪,,, | | | / | 人 ー<⌒>‐ │ | |. {/|八 . |≧=ァ -r=≦ | |八 ∨ イ∨弋.ナ∨仆く ノ (_,, 斗_|======|」ト ,,_) 〈___,〉 /ー──‐ヘ 艦名:友香 艦種:森垣型軽巡洋艦 射程:中 運 :ふつう 京太郎の呼び方:提督 服装:艦これの「五十鈴」とよく似たセーラー服。ただし赤い部分が水色と色違いになっている。 備考: 被お仕置き回数:0回 ,. . .-― ―-. . _ . ヽ / ' ' ` .. ,. / ' 、 丶 .`ヽ. / ' ./ / ヾ ヽ ヽ. ' i / / ! ト、 !、 ヽ .} { ! l !_! ゙‐{ ! !‐! }_l lヽ ,.'. ヽ 、 . { .! ヾ { ヽ、 };' ノ ノ l リ / ゙、i ゝ、 { ,ィ兀下 '"兀心、l !/ -‐'ソ l l ! 比少 込刈. ! .l l. ; l l .i ,,, ,. ,,, .! ! l , .! l ト、 ,.' { l ! 、. /,' .! l > 、 ` ´ ,. <〃l. l 、 、 '〃 ! ! { l l .i. ! l {! .! .! .ヽ ゙、. {;'゙! 、 ! ゝヽ/\ /\ . ゙、 } ;' ) ;! ゙、、ヾ;ヽ .;..'"ソ! ー !`ヽ'{ / _ ;'. '" 艦名:いちご 艦種:佐々野型軽巡洋艦 射程:中 運 :悪い 京太郎の呼び方:京様 服装:艦隊これくしょん~艦これ~に登場する川内型とほぼ同じ服装。 備考:艦隊のアイドルNo.1を目指している。川内型の那珂とはよきライバル関係。 洋榎とはウマが合わないのかちょくちょく口喧嘩している模様。しかし、周りからは喧嘩するほど仲がいいとみられている。 重巡洋艦 +... ___. ,. ´ ` . 、 / .. ,. . / .| 从ハ . ′ | |! i | | | i | | . | |l i |_ l | | | |从イ 八 从,,`刈 | | | lィf芍抃 \ jf芍抃i! | | | . 《 乂 ツ 乂 ツ 犲 . | | . . . "" , "" i!| ! | | 八 il从. . | | |i i i ... ( ) /i! . | | |i i i i i i>, _ イ ヽ i! . |. 从. . .|j j厂´/;ハ }从ルヘハ八. , ヽj´ / //{ ヽ、 , -‐ } } `丶. / / ///{ } } . l 〉 }// { ノ .ノ、 , l | 〉 }'//ハ / ./ ∨// | | 〉 ∨/∧ヽ / ./ ∨/// ハ | / ∨/∧;// ∨//, i | ,′ V/,∧/ ∨ | | ; ∨// } | | { /// ; .. | ゝ.. /// . イ . | | . . ハー{/,{ . ... ー< / . | | . .{ }二二ニ=‐--‐=ニニ7. . /〉 | { }二二二二二二二ハ . / } | {ノ ー=ニ二二二ニ=‐' . . } . . } ; { / . } }. 〈___, { ,′ \ . {___;ノ. `| |{ { 丶 / . l | | |{ . { ー< . | | | { . { \ l | 艦名:桃子 艦種:東横型ステルス重巡洋艦 射程:中 運 :ふつう 京太郎の呼び方:京君 服装:薄い水色地の浴衣を好んできている。しかし、その丈は結構短い。 背中に煙突を背負い、両腕に15.5㎝連装砲、太ももに三連装魚雷発射管が装備されている。 備考:その影の薄さから未だ実用化されていないステルス技術と同じ効果を持つ異色の重巡洋艦。 これからの活躍に期待! 被お仕置き回数:0回 空母 +... / /´ ;;;;;y ;;;;;/. ;;;;;;;; ヾ;;;;;;;`;; ヽ/ / / ;;;;;/ ;;;;;;;/ ;; ;;;;;; ;;;;;;; ;;;;;; l丶;;;;;; ;ヽ.イ / / ;;! ;;;;;;;/ ;;/;勹 ;;;;;ノ j / _又 ! i l { ;! ;;;;/ /欠/ 乂 // ´ ヾ i ヾ 丶 ! ;;; _/ / / ∥ , 兮ト ツ -‐‐ _l | l ;i/ / / / I /夬ノ イ爪圦K! | ノ ;;;人| /| | i; `‐' レ夬∥リ;;; ! / ;;;;;;;/l /`| | ゙ 、 弋ソ ./;;;;;; i ./ ;;;;;;/ ! ;ト‐i |、 _ 、/;;;;; l 〈 ; ;;;;! i ! ヾ 卜 ヽ_ _ソ ` イ;;;;;;;; | 丶 ∥ ;;;l i ! ゙| \ / !;;;;;/i; ! / 八 ;;;i レ../\..| 丶 _ ィ´ /;;;/ ! l レ _ ,- ' ~/ \ ト /;;/ ! // ∥┃ ヽ \ i \ _!/ l/ ∥┃ 丶 人 \丿ト 、 ! ∥┃ \ 入 丶 / l ヽ ∥┃ 八;;丶 ∨ ヘ ヽ 爪\ 艦名:揺杏 艦種:岩館型正規航空母艦 射程:航空機(開幕雷撃・爆撃) 運 :不明 京太郎の呼び方:京 服装:弓道着に梓弓と航空機に変化する矢を刺した矢筒、右手に航空甲板のパーツ。 道着の袴は青色で丈は少し短い。 備考:『おもちゼロ艦隊』初の空母、京太郎の期待の星。 しかし、性格は少し悪戯好きの模様。お仕置きの餌食にならなければ良いが…… 戦艦 +... 今日: - 昨日: - 合計: -
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/2049.html
前話 次話 漫「よいしょっと…ここで良いん?」 小蒔「もうちょっと右…いえ…左でしょうか…」ウーン 和「とりあえず…下ろしませんか?」 小蒔「そうですね…では…んしょ…」ドサ 京太郎「うー…ん…」 漫「えへ…♪京君の寝顔可愛い…♥」 和「寝顔というより…失神してそのままなんですけれどね」ハァ 小蒔「あはは…や、やりすぎちゃいました…」 漫「幾ら京君でも三人相手はきつい言う事やねぇ…」 和「まぁ…もう八時間くらいぶっ通しでしたし…」メソラシ 小蒔「寧ろ、ここまで頑張ってくれた事を感謝するべきですよね…♥」ウンウン 漫「…そう言いながら神代さんの目が股間に向いとるんやけど…」 小蒔「う…だ、だって仕方ないじゃないですか…ぁ♪」 和「…なんでまだ勃ってるんでしょうね…」フゥ 小蒔「と言うか…最後まで硬さも濃さも全然落ちてませんでしたし…ぃ♥」ウットリ 漫「食事やらお風呂やらで休憩挟んでたとは言え、ほぼぶっ通しでうちらの相手しっぱなしやし…♪」ハァァ 和「…なんていうか存在そのものがオカルトに近くなってきましたよね…」トオイメ 漫「じゃあ、原村さんは添い寝せんでええの?」 和「ばっ馬鹿な事言わないでください。私だって…その…」モジモジ 小蒔「ダメですよ。上重さん。あんまり原村さんの事イジメちゃ」 小蒔「今日は折角の記念日ですし…皆一緒に添い寝するんです」 和「まぁ…添い寝というよりはその…全員裸な訳で…」マッパ 漫「何て言うか…うちらもそろそろ限界近い訳で…」 小蒔「一杯、イかされちゃいましたから…ぁ♥」 和「…とりあえず…寝ましょうか」 小蒔「そうですね。上重さんは明日も早い訳ですし」 漫「早い言うてもうちが帰るんは夜中のバスやで」 和「最低、それに間に合うようにするとは言え、それだけじゃあんまりでしょう?」 小蒔「折角、長野に来たんですから、色々とデートしていって下さい」 漫「まぁ…それは…有難い…けど…」 漫「そんなん…ええの?」 小蒔「何がですか?」 漫「いや…だって、そんなライバルに塩を送るような事をして…」 和「…お陰様でライバル以前に運命共同体に近い事になりましたし」ジトー 漫「あ、あはは…」 小蒔「私達…何だかんだで京太郎様と上重さんに誑かされちゃいましたしね」クスッ 漫「ま、まぁ…遅かれ早かれ、こうなっとったんちゃうやろうかって二人とも予想はしとったんちゃう?」 和「う…ま…まぁ…その…私は…ど、奴隷ですし…」メソラシ 小蒔「選ばれないくらいなら…お妾さんで良いから側において欲しいとは…思っていましたけど…」モジモジ 漫「せ、せやったら…ま、前向きに考えようや」 漫「京君は答えを出すんを放棄したんやなくって全員を選んでくれたって」 和「…詭弁ですね。言い回しを変えたところで京太郎君も上重さんも最低な事に変わりはありません」 漫「ぅっ」 和「…でも…その答えに安心してる自分がいるのは事実です。一番ではなかったけれど…側にいるのを許して貰えた事が…私はとても…幸せで…」ウットリ 漫「…ね、もしかして原村さんってかなりのロマンチスト?」 小蒔「実はかなりの乙女さんですよ。少女漫画も一杯持ってますし」 和「わ、私が少女漫画持ってたら悪いんですか!」カァァ 小蒔「いえ、悪くはないですけれど…」 漫「意外と可愛いところあるんやなぁって」 小蒔「雑誌の原村さんってシャンとして出来る女ってタイプですもん」 漫「意外な一面を見た気分」 和「ぅ…ぅぅ…」 和「わ、私のことより、神代さんの方はどうなんですか?」 小蒔「私ですか?うーん…」 小蒔「…とりあえず気持ち良かったから…別に良っかなって」 和「えー…本気…ですか?」 小蒔「はいっ♪だって…四人でするエッチって何時もより興奮しませんでした?」 和「ま、まぁ…確かに…」 漫「うん…気持ち良かったなぁ…♪」 小蒔「だから、私はそれで十分です。京太郎様ならきっと私達の事幸せにしてくれるでしょうし」 和「…もうちょっとないんですか?不安とか色々…」 小蒔「ありますよ?でも、それ以上に今の私は幸せです」 小蒔「私にとって京太郎様に捨てられないって言う事は自身の全てを引き換えにしても良いくらい価値のある事ですから」 小蒔「例え三人の中の一人であっても、私はそれで満足で…そして幸せです」 小蒔「その上、気持ち良いのであれば、もう何も言う事はありません」 漫「…何て言うか…全力投球やなぁ…」 和「色々な意味で神代さんの事が心配になって来ました…」 小蒔「えへへ…♪でも、大丈夫ですよ」 小蒔「私がそうやって恋をするのは一生でただ一人…京太郎様だけですから♥」 小蒔「そして京太郎様なら…絶対に私を不幸せにはしません」 小蒔「だから…私は全力でこの恋に自身の全てを賭けられるんです」 漫「はぁ…凄いなぁ」 小蒔「じゃあ、今度は上重さんの番ですね」 漫「う、うち!?」 和「まぁ、流れ的にはそうですよね」 漫「い、いや…うちのはほら…二人とも何だかんだ言って分かっとるやろ?」 和「まぁ…察していないと言えば嘘になりますけど」 小蒔「でも、私達の分を聞いておきながら自分だけ黙秘って言うのはズルくありません?」 漫「で、でも…正直、言いたくないかなって…」 小蒔「それとも今度はアナルバイブで奥まで壊して欲しいですか?」ニコッ 漫「ひゃう!?ご、ごめんなしゃい!!」 和「…完全に上下関係が出来上がっていますね」 漫「だって…お、怒った神代さん本気で怖いんやもん…」ブルブル 小蒔「ふふ…怖くなんかないですよ?漫さんだってあんなに喘いでたじゃないですか」 漫「あんなん京君に発情させて貰ってへんかったら絶対無理やって」フルフル 小蒔「私も最初は無理だって思いましたけれど拡張すればアレくらい普通ですよ」 漫「うちまだそっちの拡張されとらへんもんっ!」ビクビク 和「(一体、どれだけ大きかったんでしょう…)」 漫「まぁ…その…うちだって全部、肯定的に見とる訳ちゃうよ」 漫「本当はうちだけ見て欲しいって言うのはあるし…独り占めしたいって感覚はある」 漫「でも…うちだけ京君とは遠距離で…常日頃だって会える訳じゃないし…」 漫「容姿だって二人に比べると優れてる訳でもないから…絶対に負けるってそう思うたんよね」 和「だから、協力したんですか?」 漫「協力というか…うちが背を押したって言うか…」 小蒔「え?」 漫「いや…その大阪来た時にな?京君が皆に捨てられるんちゃうやろうかって落ち込んでて…つい三人とも調教したらええやんって…」 和「…」 小蒔「…」 漫「…」 和「あ、神代さん、一番、大きなアナルバイブありますか?」 小蒔「ありますよー。ついでにローターも突っ込んじゃいましょう」イソイソ 漫「だ、だから言いたくない言うたやん!言うたやん!」 漫「ちょ…や、やめ!そ、そのサイズは無理!絶対に無理やからぁぁ!!」 和「まぁ…冗談はさておき、上重さんが全ての元凶だったのですね」ハァ 漫「う…い、いや…しゃあないやん…」 漫「能力なくなったら嫌われるかもしれん言うて落ち込んでる彼になんて言えばよかった言うの?」 小蒔「自分だけは絶対に見捨てないって言うとか…?」 漫「多分、それじゃその場しのぎにはなっても根本的な解決にはなっとらへんし…」 漫「だって、そうやって言っとるうちは間違いなく京君の能力から影響を受け取る訳やしなぁ」 和「つまり…私達が何を言ってもジレンマにしかならない訳ですね」 漫「うん。だから、京君も二人の前でそれを出せへんかったんちゃうかなぁ…」 漫「んな事言うたら二人はきっと傷つくだけやって分かってたんやろ」 漫「そもそもあの時はうち相手にだって漏らすつもりはなかったみたいやし」 漫「大阪に移動してきた疲れもあって、ついつい表に出してしもうたんやろうなぁ…」 小蒔「…」 和「…」 漫「ん?どうしたん?」 和「いえ…上重さんは京太郎君の事を良く理解しているんだな…と」 小蒔「ちょっとだけ妬けちゃいました」クスッ 漫「ぅ…ま、まぁ…この中じゃ一番、性格的に近いしね」 漫「先輩言うのもあってそういうの漏らしやすいってのもあったんやろ」 小蒔「…一応、私も先輩なんですけれど…」 漫「神代さんはどっちかって言うと…寧ろ後輩ポジと言うか」 和「妹とかそういう枠組みですよね、多分」 小蒔「え、えぇぇ!そ、そんな事ないですよ!」 小蒔「私だって膝枕とかしてあげてますもん!」 漫「そりゃ…まぁ…それくらいはうちらもやっとるし…」 和「あんまり自慢するような事でも…」 小蒔「むぅ…ぅぅ」 小蒔「じゃあ、二人はどんな事してるんですかー」 和「どんな事って…それは…」 漫「え、エッチな事…とか?」 小蒔「そんなの私だってしてますもん」プクー 漫「後はお弁当作ったり…」 和「最近はマッサージしたりもしてますし」 小蒔「それもしてますー」スネスネ 漫「後は…ほら…何て言うか…」 和「そ、そう言うんじゃないんですよ」 漫「そうそう。何て言うかオーラとか性格とかな?」 和「実際、そんな神代さんが京太郎君に愛されている訳ですし別に良いじゃないですか」 小蒔「むぅぅ…納得いきません。私だってお姉さんなのに…」 漫「そんなら手のかかる先輩やったらどう?」 小蒔「手のかかる先輩…?」 漫「うん。どうにも放っとけなくてついつい手を貸しちゃう先輩キャラや」 小蒔「…」 漫「…」 小蒔「良いですね!」ニコー 和「(後輩キャラと一体、何が違うんでしょう…?)」クビカシゲ 小蒔「じゃあ、原村さんは同級生で、上重さんは頼りになる先輩って事ですか?」 漫「そうそう。これでうちらには死角はないで」 漫「どんな属性の子が新しく入って来ようとしてもうちらでばっちりフォロー可能や」グッ 小蒔「良く分かりませんけど、なんだか凄い感じです!」ヤッター 和「…あんまり神代さんに変な事を教えこむと後で後悔しますよ」 漫「大丈夫やって。うち明日には大阪に帰るし」 和「そう言う意味じゃないんですけど…まぁ、分からないなら別に良いです」 漫「なんや、つれへんなぁ。これから一緒に京君のモノになる言うんに」 和「そ…それは…その…」 小蒔「…原村さんってお友達作るのが苦手なので許してあげて下さい」 和「じ、神代さん!?」カァァ 小蒔「本当は今だってアドバイスしたいのに説教臭くなりそうでやめたんですよね?」 漫「え?そうなん?」 和「ぅ…そ…それ…はぁ…」マッカ 小蒔「ふふ。京太郎様が言っていましたよ。アレで原村さんは寂しがり屋だから、出来れば仲良くしてあげて欲しいって」 小蒔「最初は素直になれなくてきつい事も言うかもしれないけれど、それは原村さんなりの優しさか遠慮してるだけなんだって」ニコ 和「あうあう…」プシュー 漫「あー…それなら…ほら」 和「え…?」 漫「仲直りの握手って言うか…これからよろしくの握手?」 和「う…いや…でも…私は…」モジモジ 漫「…嫌?」 和「いえ…嫌じゃ…ないです。全然…まったく。でも…」 漫「…まぁ、嫌じゃないんやったら、そんなに深く考えんでええと思うよ」 漫「多分、一生モンの付き合いになるんやし、ギスギスするのもアレやん?」 漫「京君かて、うちらがずぅっとぎこちないまんまなのは望んでへんやろうし」 和「…そう…ですね」クスッ 和「京太郎君の為にも…仲良くしないといけないですもんね」 漫「そうそう。だから…」 和「…はい。これから…よろしくお願いします」ギュッ 小蒔「あ、私も握手したいです!」 漫「はいはい。じゃあ、こっちな」ギュッ 小蒔「えへへ…♪これで皆、仲良しですね」 漫「そうやね。まぁ、ライバルなのは変わらんけれど」 和「ある意味…皆、被害者仲間な訳ですしね」クスッ 小蒔「そうだ。仲良しになった記念に、呼び名も変えましょう!」 和「ふぇ!?」 漫「まぁ、確かに苗字呼びばっかってのもぎこちないなぁ」 小蒔「そうです。ここは起きた時、京太郎様をびっくりさせる為にもさらに仲良くなっちゃいましょう」グッ 和「あ…いや…」 漫「じゃあ、うちは小蒔ちゃんでええ?」 小蒔「同い年ですし、構いませんよ。私も漫ちゃんで良いですか?」 漫「うんうん。全然オッケー。これからよろしくな」 小蒔「はい。よろしくですよー!」 和「あの…だから…」 漫「じゃあ、次はそこの不服そうな原村さんやね」 小蒔「どんな呼び方にしましょうか…」 和「ふきゅ!?」ビクッ 漫「やっぱりここは素敵なアダ名が必要やろ」 小蒔「良いですね!可愛らしいの考えましょう!」 和「ちょっ!な、なんで私だけアダ名なんですか!?」 漫「そりゃうちらの中で唯一の年下やし」 和「な、なんて理不尽な…」 小蒔「まぁまぁ。ちゃんと可愛いの考えますし大丈夫ですよ」 和「何故か凄い不安なんですけれど…」 小蒔「そうですね…ここはやはりのどちゃんと言うのはどうでしょう?」 漫「いやいや、のどっちも捨てがたいで…!」 和「すみません。その2つはもう予約済みなんです…」 小蒔「厳粛なる審議の結果、原村さんのアダ名はラブリーエンジェルのどっちに決まりましたー」 漫「わー」パチパチ 和「最早、それアダ名ってレベルじゃないんですけれど!?」 漫「ふふ。甘いで原村さんもといラブリーエンジェルのどっち」 小蒔「そうですよ。アダ名なんて呼びにくくても可愛ければそれで良いんです。ラブリーエンジェルのどっち」 和「…うぅぅ…これならまだ普通の呼び方の方が遥かに良かった…」 漫「じゃあ、そうしよっか」ケロッ 和「え?」 小蒔「はい。じゃあ、原村さんはこれから和ちゃんですね」 和「…あの…もしかして…二人で騙しました?」 漫「騙したなんて人聞きが悪いなぁ」 小蒔「そうですよ。私はちゃんと本気でしたよ!」 漫「えっ…」 小蒔「えっ」 漫「…本気?」 小蒔「はい。…え?ダメですか?ラブリーエンジェルのどっち」 小蒔「ラブリーでエンジェルでのどっちですよ?可愛くて良いじゃないですか」 漫「あの…和ちゃん…?」 和「大丈夫です、神代さんはこれが平常運転ですから」トオイメ 小蒔「えー…そんなにダメですかね…?」クビカシゲ 小蒔「って言うか、和ちゃんも私達の事ちゃんと呼んでくれなきゃダメじゃないですか」 漫「これはお仕置きやろなぁ」 和「お仕置きってなんですか…まったく」 和「と言うか、さっきの年下理論で言えば私だけ苗字呼びでも別に…」 漫「よーし。小蒔ちゃん、もっと可愛いアダ名考えようか!」 小蒔「え?良いんですか?じゃあ、私、さっきはくどくなるからって黙ってたんですけどもっと良い名前が…」 和「すみませんお願いですやめてください」 漫「じゃあ、ほら、勇気を出して…な?」 和「う…ぅ…その…漫…さん」カァ 漫「うん」 和「小蒔…さん」 小蒔「えへへ…はいっ!」 和「はぅ…」カァァ 漫「まったく…名前呼ぶだけで緊張し過ぎやで」 和「う…だ、だって…断られたらって思うと…」 漫「和ちゃんみたいな美人さんに呼び捨てにされて嫌な気分になる子なんて殆どおらんって」 小蒔「それに私の場合、もう和ちゃんとの付き合いも長いですしね」 小蒔「本当は…ずっと別の名前で呼ぶ機会を待っていたりして…」テレテレ 和「小蒔さん…」 小蒔「だから、アダ名で呼んじゃダメですか?」 和「ごめんなさい。それだけは勘弁して下さい」 小蒔「えー…」 和「ま、まぁ…騒いでないでそろそろ本格的に寝ましょうか」 漫「そうやねー。…でも、寝る位置はどうするん?」 小蒔「寝られそうなスペースが京太郎様の右と左にしかないみたいなんですけれど…」 和「…一人は上に覆い被さるとかどうですか?」 漫「…これの上で?」 京太郎の京ちゃん「」ピーン 和「…えぇ」 漫「絶対に眠れへんと思う…」 小蒔「途中でオチンポ欲しくなっちゃって昏睡レイプ始めちゃいそうです…」 和「じゃあ、とりあえず漫さんは上はなしですね」 漫「え、えぇっ!?な、なんでなん!?」 和「明日は京太郎君とデートをするんでしょう?あまり体力を無駄遣いする訳にはいかないでしょうし」 小蒔「それに上に乗っちゃったら絶対に途中で起きちゃいますよ」 漫「いや…二人がオチンポ咥え込んどる姿を横で見てるのも辛そうなんやけれど」 和「……大丈夫。そんな事しませんよ」 漫「今、なんか凄い反応が遅かったんやけど…」 小蒔「えへへ…起こしちゃったらごめんなさいっ♥」 漫「こっちはこっちで最初っからするつもりやしもーっ!」 漫「仕方ない…じゃあ、うちはとりあえず右で」ヨイショ 和「…じゃあ、私は左で」モゾモゾ 小蒔「良いんですか?」 和「…正直、後始末なんかでもうクタクタなので早く寝たいんです」 和「でも、京太郎君に覆い被さるとそのまま発情しちゃうのが目に見えているので…」 小蒔「えへ…♥じゃあ、小蒔いっきまーす」タプン 小蒔「はぁ…ぁ♪京太郎様がいぃっぱぁい…♥」ウットリ 和「…」 漫「今、ちょっと失敗したなって思わへんかった?」 和「お、思ってませんよ!?」 漫「本当に?」 和「ち、ちょっとは思ったかも…しれないです…けど…」モジモジ 小蒔「えへへ…京太郎様のお肉布団するの暖かくて幸せ…ぇ…♥」 和「すみません。やっぱり代わってもらって良いですか?」 小蒔「だ、ダメですよ!ここは私に譲ってくれたじゃないですかぁ」 和「ち、ちょっとだけ!ちょっとだけで良いですから!」 小蒔「だーめ―でーすー!!」 漫「はいはい。遊んでないでそろそろ電気消すでー」 漫「…」 小蒔「はぅぅ…♪」 和「…」 小蒔「…んっちゅ…ぅ♪」 漫「…」 小蒔「れろぉ…♪」ピチャ 和「…」 小蒔「ふきゅうぅ…」クチュクチュ 漫「あの…小蒔ちゃん?」 小蒔「ふぇ…な、何ですか?」 漫「も、もうちょっと静かに出来ひん?」 小蒔「あ…ご、ごめんなさい…」シュン 漫「いや…うん。こっちこそ我儘でごめんな」 小蒔「いえ…次からが出来るだけ音を抑えるようにしますね…♥」 漫「いや、だから、なんでスるの前提なん!?」 小蒔「だって…私の下に京太郎様の身体があって…その上、オチンポが硬いままなんですよ…っ♪」 小蒔「婚約者として鎮めてあげなきゃダメじゃないですか…ぁ♥」 漫「いや、その気持ちは分かるけど、それはあかんって…」 小蒔「はぅ…ぅ♪でも…こんなに硬いの押し付けられたら…私、我慢なんて無理ですよぉ…♥」 漫「あー…本当に厄介なんやからぁ…」 漫「和ちゃんからも何か言うてぇな」 和「…え?」イソイソ 漫「って、何、乳首舐めようとしとるん!?」 和「だ、だって…ほら…こんなにぷっくり膨らんで美味しそうですし…♪」 漫「いや、その気持ちも良ぅ分かるで。分かるけど、今はそれどころじゃ…」 小蒔「ちゅぅ…っ♪」 漫「って人の話を聞いてーっ!」 和「…もう諦めましょうよ。結局、私達は京太郎君には逆らえない訳ですし」 漫「いや…そうやろうけど…でも…」 小蒔「ほら、漫ちゃんの分、残してますよぉ…♪」 漫「あー…ぅー…」 漫「し、仕方ないなぁ…そ、そこまで言うなら…うちも参加せえへん訳にはいかへんし?」イソイソ 漫「これも全部、京君の性欲処理の為に…仕方なくやね…」 小蒔「えへへ…♪まぁ…まだまだ萎える気配はないんですけれどね…♥」 漫「後、何回、射精して貰えれば収まるんやろ…」 和「いえ、そもそも、これ収まるんでしょうか…」 漫「ま、まぁ…うちらが頑張ればきっと何とかなるんちゃう?」 小蒔「私達は皆、京太郎様の弱いところを知っている訳ですしね」 漫「三人がかりで掛かればいかな京君と言えど一溜りもあらへんはずや…!」グッ 小蒔「今までだって一杯、射精していた訳ですし、きっと一時間も経たない内に何とかなりますっ」 漫「それが終わったら皆でぐっすり熟睡して明日に備える…完璧なスケジュールやな」ドヤァ 和「(あれ…?何かどんどん私達にとって形勢不利になって来ているような…気のせいですよね…?)」 小蒔「んひぃぃっ♪にゃんれぇっ♥♥にゃんで小さくならにゃいんですかぁぁ♥♥」 漫「大っきひぃっ♥♥おっきいのがゴリゴリ子宮こしゅるぅぅ♪♪じぇんじぇん萎えない硬いのがぁぁ♥♥」 和「あぁ…ぁっ♪♪嘘…ぉぉっ♥♥もう十回は射精してるのにぃっ♪♪にゃんでまだ出来るのぉっ♥♥」 小蒔「京太郎様の精力過ごすぎ…ぃぃっ♪♪私…もうだめ…ぇっ♥♥意識飛ぶ…ぅぅっ♥♥飛んじゃいまふゅうぅ…ぅ♪♪♪」 漫「なん…でぇっ♪♪三人でも…にゃんで負けるのぉぉっ♥♥射精してるはずにゃのにぃっ♪♪こっちが気持ち良すぎて…もたにゃいぃぃいっ♥♥」 和「らめぇ…ぇ♥♥無理らったんれすぅ…♪♪奴隷の和たちじゃ無理ぃぃっ♥♥例え寝てても…ご主人様のオチンポ勝てない…ぃぃ♥♥♥」 ……… …… … ―― その日、目覚めた俺の意識が最初に感じたのは泥のようにねばついた倦怠感だった。 まるで眠気を視覚化したような暗い闇。 それは俺の意識を包み、そこから逃すまいと閉じ込めていた。 覚醒した意識を再び奥へ奥へと引きずり込もうとする感覚に、俺の意識は屈しそうになる。 だが、その瞬間、意識へと伝わってくる柔らかな感触が、それを引き止めさせた。 京太郎「(なんだ…?このふにふにって柔らかくて…温かいの…)」 まるでつきたてのおもちのような柔らかくも暖かな感触。 それがほぼ全身から押し寄せてくるのを感じて、俺の意識は覚醒へと向かう。 それは勿論、その独特の感触に俺の身体が興奮していたからだろう。 一体、何なのか分からないが、それは眠気で鈍っているはずのオスの本能を刺激して止まないものだったのだ。 京太郎「ぅ…」 それを確かめようと目を見開いた俺の頭は未だクラクラとしていた。 幾らか意識が覚醒したと言っても、眠気と倦怠感は身体の中に残っているのである。 その所為で鈍った思考では、ぼやけた視界からろくに情報を得る事が出来ない。 数秒後、自分が見ているのは自分の部屋の天井である事を理解した俺は、ゆっくりとその視線を周囲へと動かしていく。 京太郎「…あー…」 瞬間、俺の目に入ってきたのは、小蒔の顔だった。 俺の上に抱きつくようにして寝息を立てるその顔はとても安らかである。 いっそ庇護欲を擽られるほどに安心しきったその顔に思わず手が伸びようとした。 だが、その手が動く事はなく、何か柔らかいものに遮られてしまう。 今度はそれを確認しようと視線を右へと動かせば、そこには俺の腕を抱いた和の寝顔があった。 京太郎「……え?」 俺の毒牙に掛かり、その能力の犠牲者となった二人の姿。 そんな二人の寝顔に俺が冷や汗を浮かべるのは、状況がまるで理解出来なかったからだ。 二人が同じベッドで ―― しかも、俺と同衾する形で寝ているだなんて一体、何が起こったのか。 目の前の状況に驚きを禁じ得ない俺は急いで記憶を掘り返し、状況の確認に努めた。 京太郎「(あぁ…そう言えば…)」 そこで俺の脳裏に浮かんできたのは昨夜の出来事だった。 漫さんが長野に突然やってきたのを好機として、俺は二人に本心を話したのである。 三人とも自分のモノにしたいというそれは、勿論、俺だって最低なものだと分かっていた。 実際、和や小蒔には一度は拒絶されるどころか泣かせてしまったのだから。 しかし、それでも漫さんのフォローのお陰で、俺は三人に強引ではあるものの合意を取り付けることに成功したのだ。 京太郎「(まぁ…実際、反則ではあるんだけれどさ…)」 最後まで抵抗をし続けた和は、気丈な反面、とても寂しがり屋であるのだ。 普段はしっかりしているし、俺の世話も献身的にしてくれるが、二人っきりの時は彼女の方から甘えてくれる事は多々ある。 そんな彼女の前で他の二人とだけセックスして我慢など出来るはずがない。 例え、能力の影響などなくっても、彼女がなりふり構わず俺を求めてくれる事くらい分かっていた。 京太郎「(今更ながら…ひでぇ男だなぁ…俺)」 そもそも、三人をオカルト染みた力の毒牙に掛けただけでも、本来は許されるものじゃない。 しかし、俺は責任を取ろうとしている内に、三人共にのめり込み、こうして独占しようとした。 それだけでも後ろから刺されるに足る事であるのに、俺は和や小蒔の弱みにつけ込み、泣かせてしまったのである。 自分の目的の為に道具のように扱い、大事な人達を傷つけるそれは小蒔の親父さんと大差ない…いや、大義名分がない以上、さらに酷いものだろう。 京太郎「(頑張らないと…なぁ…)」 だけど、俺はずっとそのままでいるつもりはない。 確かに俺は三人ともを傷つけてしまったのは事実だ。 正直に言えば、そんな俺が皆に相応しいはずなどないと分かっている。 しかし、だからと言って、俺は彼女たちを幸せにする努力を怠るつもりはない。 自分がやってしまったことの責任と、そして償いをする為に、俺は人並み以上に頑張らなければいけないのだ。 京太郎「(その為にも…今は…)」 勿論、俺がすべき事は山ほどある。 三人を養えるだけの甲斐性を身につける事もそうだし、三人を満足させられるだけの体力づくりも平行して行わなければいけない。 だが、今はまず俺の周りにいる彼女たちが起きた時の為にも朝食の一つでも作ってやろう。 そう思って動かそうとした左手もまた何か柔らかいものに遮られてしまった。 京太郎「(やっぱこっちは漫さんか…)」 それに視界を反転させた俺の目に、和らいだ先輩の顔が目に入る。 その口からすうすうと定期的な寝息を漏らす彼女にも俺は沢山、辛い想いをさせていた。 一人だけ大阪という不利な条件に、どれだけ漫さんが傷つき、悩んでいたか、俺には分からない。 しかし、それでも最後まで俺の為に背を押し続けてくれた彼女の安らかな寝顔に、少しだけ俺の心は救われた。 漫「ふにゅぅ…♪京君のオチンポ…しゅごすぎる…ぅぅ♥」 京太郎「(一体、どんな夢を見てるんだろ…)」 瞬間、聞こえてきた声に俺はクスリと笑みを浮かべた。 夢の中まで俺とセックスしているような彼女の寝言は男として誇らしい。 それだけ俺の事を求めてくれていると思えば、愛しささえ沸き上がってくるくらいだ。 しかし、そんな漫さんを撫でようにも俺の腕は動かない。 京太郎「(…どうやって動けば良いんだ…これ…)」 まるで俺をベッドの上に拘束するように上と左右を囲んだ美少女たちの姿。 しかも、彼女たちは一糸纏わぬ裸のままで、その魅力的な肢体を押し付けているのである。 ぶっちゃけ、それだけでムスコが朝勃ちを超え、ガチガチに張り始めた。 そのまま上で眠る小蒔の太ももにこすりつけ、射精したくなるのを、俺の理性は必死で留めた。 京太郎「(起こすのは可哀想だしなぁ…)」 そのままチラリと時計に目を向ければ、そこには昼過ぎと言っても良い時刻が表示されていた。 勿論、普段であれば、小蒔も和もとっくの昔に起床し、既に色々と予定をこなしている頃である。 だが、それでもこうして眠っているのは昨夜の交わりがそれだけ激しいものだったからだろう。 実際、三人の性欲を受け止めなければいけない俺は、途中で意識をふっ飛ばしてしまった。 勿論、セックスの後片付けをやってくれているであろう彼女たちが何時に眠ったのかは俺には分からず、俺がどうしても起こすのを躊躇してしまう。 京太郎「(とりあえず…右腕だけ動かして…)」 和「あぅ…ふ…♪ご主人様…ぁ♥もっと…ぉぉ♪♪」 まずは利き腕である右腕を自由にしよう。 そう思った俺が腕を動かした瞬間、和の腕がぎゅっと俺の手を抱きかかえた。 その豊満な胸の谷間に俺の腕を引きずり込むようなそれに、俺の吐息が自然と激しくなる。 柔らかな肉で閉じ込められるその感覚は健全な男子高校生にはあまりにも刺激的過ぎるのだ。 その感触だけでもオナニー出来そうなほどの魅力的な肉の檻に俺は抗う事が出来ないまま、背筋にゾクリとした興奮を走らせた。 京太郎「(し、仕方がない…それじゃ…今度は左手を…)」 漫「(はぅ…ぅ♪行ったら嫌…ぁ♥今はまだうちの番…ぅぅ♪」 京太郎「おおぅ…」 しかし、その企みもまた和の時と同じように一瞬で打ち砕かれてしまう。 俺の愛玩奴隷と同じく離れる腕に反応した漫さんは俺の腕をぎゅっと抱き寄せたのだ。 和のものよりも小ぶりではあるものの、より柔らかなその感触に俺の手はやはり逆らえない。 魅力的なその感覚に本能が鎖をつけられ、ベッドの上へと繋がれてしまうのだ。 結果、逃げ道を完全に塞がれた自分に俺は思わず肩を落とし、落胆の声を漏らす。 小蒔「んふ…ぅ♪ふあ…ぁ♪」 京太郎「ぅ…」 それだけであれば俺はまだ救われていた事だろう。 だが、両脇の美少女たちから与えられる感覚は、その肉の味を知った俺にとってとても魅力的なのである。 自然、肉棒は今すぐ彼女たちを貪りたいとピクピクと震え、自己主張を開始した。 それを太ももの間で受け止める小蒔の口から甘い声が漏れた瞬間、その身体が小さく身動ぎを始め、俺のムスコを可愛がり始める。 小蒔「はぁ…んん…ぅ♪」 俗に言う素股プレイの形でしごかれる俺のムスコ。 その周囲がクチュクチュという水音を鳴らすのは決して俺の先走りではない。 俺が起きた頃からそこはもうヌルヌルで、肉棒へと絡みついてきていたのである。 恐らく愛液であろうそれを潤滑油にしながらの愛撫に、俺の身体は昂ぶりを止める事が出来ない。 京太郎「(やば…いんだけど…な)」 このままずっと素股をされ続けたら、本格的に我慢出来なくなってしまう。 しかし、そうと分かっていても、俺の身体は肉の檻から逃げ出す事が出来ない。 クチュクチュと言う音と共に少しずつ閉じていく太ももからもまた。 そして、そんな俺のムスコをもっと感じたいと言わんばかりに小蒔の身体はゆっくりと下り、その秘唇に密着させる。 小蒔「は…ぁ…ぁ♪」 京太郎「あの…小蒔…?」 そのままクチュクチュと動く小蒔の口から快楽混じりの声が漏れ出た。 彼女もまた感じている事を知らせるそれに俺は思わずそう声をあげる。 しかし、小蒔の目は閉じたまま、俺の上でユサユサと腰を振るい続けた。 明らかに不自然なそれに俺は一つ笑みを浮かべながら、そっと口を開く。 京太郎「実は起きてるだろ」 小蒔「えへ…ぇ♪バレちゃいましたぁ…♥」 その瞬間、小蒔はそっと目を見開いて、俺の前で舌を出す。 おどけた可愛らしいその仕草に俺は怒る気も起こらず、そっと肩を落とした。 そもそも怒るつもりはなかったとは言え、小蒔の可愛らしさはこういう時に得だと思う。 そんな事を思いながら俺は潜めた声で彼女に返事を返す。 京太郎「そりゃ…動きが身動ぎってレベルじゃなかったしなぁ…」 小蒔「ふふ…♪でも…京太郎様のオチンポ魅力的過ぎて…我慢出来なかったんです…♥」 そう言いながらも小蒔はその腰を止める事はない。 寧ろ、タヌキ寝入りをしなくても良くなった分、その腰を激しく揺さぶり始めていた。 どうやら我慢出来ないというのは決して嘘でも冗談でもないらしい。 実際、その瞳はテラテラと欲情の光を讃え、頬には早くも紅潮の色が見て取れるようになっていた。 その唇を艷やかに光らせながらのそれに俺は自身の興奮が自制出来る領域を超えつつあるのを悟る。 京太郎「とりあえず…起こしてごめんな」 小蒔「良いんですよぉ…♥京太郎様の朝勃ちで勝手に起きちゃった私が悪いんですから…♪」 それでも謝罪する俺の言葉に小蒔は蕩けた笑みを返してくれた。 しかし、それに胸が痛むのは、小蒔が起きてしまったのは俺の朝勃ちが原因だからである。 生理現象故にどうしようもないとは言え、それだけ小蒔が貪欲になったのは間違いなく俺の能力の所為だ。 だが、それを謝ったところで彼女は困るだけであり、俺の自己満足にしかならない。 そう思った俺は思考を切り替え、一つの疑問を口にした。 京太郎「ただ…どうして寝たふりをしながら素股なんて始めたんだ? 小蒔「だって…その方が興奮するじゃないですか…ぁ♪」 俺の疑問に帰ってきたその答えは、何とも単純で明快なものだった。 確かに気配を殺しながらのそれはスリル溢れるものになるだろう。 実際、こうして声を潜める俺だって、それに少なからず興奮を覚えているのは事実だ。 しかし、幾らなんでもそれは単純過ぎやしないだろうか。 そう思う俺の前で小蒔はそっと俺の胸を擽り、胸板にキスを落とした。 小蒔「ちゅぅ…♪周りに二人がいるのにセックスするなんて…とってもエッチで堪らないです…♥」 京太郎「小蒔…」 甘えるような仕草と共に紡がれた小蒔の言葉。 それにもう彼女が後戻り出来ない領域まで淫乱になっている事がありありと伝わってくる。 昨夜、再び能力を受けた所為か、小蒔はもう今まで超えなかったラインを容易く踏み越え、俺に溺れ始めていた。 それに微かに胸を傷ませながらも強い興奮を覚えてしまうのは、そんな彼女がとても淫らで美しいからだろう。 童顔気味なその顔をいやらしく歪めながら、嬉しそうに淫らな言葉を口にする小蒔に、俺は興奮を抑える事が出来ない。 小蒔「ね…♪もう挿入れて良いですか…♥声…出しませんからぁ…♪秘密の…エッチ…しても良いですか…ぁ♥」 京太郎「ぅ…あ…」 そう言いながら、小蒔の腰はグルンと大きく動き始める。 俺のムスコを太ももで締め付けながら、フリフリと尻肉を揺らすそれはさっきよりも遥かに気持ち良い。 自分が気持ち良くなる為ではなく、俺を気持ち良くする為のそれに、ついつい声を漏らしてしまった。 それに小蒔がその笑みを誇らしげなものにしながらも、からかう事はない。 ただ、俺に対してオネダリを続けながら、その腰を淫らに揺らし続けるのである。 小蒔「京太郎様も…このままじゃ辛いですよね…♥私ならオッケーですから…っ♪二人だけの内緒のセックスで…性欲処理…しましょぉ…♥」 京太郎「仕方ない…な」 このまま小蒔を拒み続けていても、何れ俺は彼女に挿入れたいと思う事だろう。 何より、小蒔は焦らせば焦らすほど身体を昂らせ、声をあげてしまうタイプなのだ。 これ以上、二人を起こさない為にも、出来るだけ早く彼女を受け入れた方がバレるリスクは少ない。 そんな言い訳を心の中で並べ立てながら、俺はそっと頷いた。 小蒔「えへへ…♥それじゃ挿入れますね…♪京太郎様のオチンポ…私の膣内…に…ぃ♪」 そんな俺に蕩けた笑みを浮かべながら、小蒔の手はそっと俺のムスコを摘んだ。 そのまま自分の粘膜を開き、位置を合わせる小蒔に俺は何も出来ない。 その両手は使えないし、また腰も小蒔が馬乗りになっているお陰で殆ど位置を動かせない。 精々がズラす程度の可動域しかない俺が下手に手伝おうとしても邪魔になるだけだろう。 小蒔「ひぅ…ぅぅぅっ♥♥」 何より、小蒔はもうそうやって自分で挿入するのに慣れ始めている。 そう思った頃には小蒔の口から抑えきれない声が漏れ、その身体をブルリと震わせた。 瞬間、熱い粘膜に亀頭が包まれたのを感じる辺り、小蒔はもう俺の肉棒を受け入れる事に成功したのだろう。 そこにはもう俺が手伝わなければ無理だと思うほど手間取っていた彼女の姿はなく、騎乗位にも慣れたメスの顔だけがあった。 小蒔「えへ…♥挿入れただけで…もうイッちゃいましたぁ…ぁ♪」 その唇をフルフルと震わせながら、小蒔が俺の耳元でそう囁く。 勿論、挿入れたと言っても、俺の亀頭がまだ半分程度飲み込まれただけで、まだまだ先は残っている。 それなのにイッてしまうだなんて、俺の能力の所為でおかしいくらいに敏感になっていた小蒔でも滅多にない。 今までの経験から泣き叫ぶまで焦らさなければ、そこまで快楽に対して貪欲になる事はなかったのだ。 京太郎「大丈夫か?」 小蒔「ダイジョブじゃない…かもです…♪だから…あの…キスして貰って…良いですか…♥声が出ないように私とちゅっちゅってラブラブなキス…ぅ♪♪」 そう漏らす小蒔の言葉にはもう理性めいたものがなかった。 心配する俺の耳元で興奮で蕩けた声をあげるその姿は可愛らしく、そして何より庇護欲を擽られる。 それについつい頷いてしまった瞬間、小蒔の唇が俺に襲いかかった。 そのまま起きたばかりの俺の口を舐めまわす彼女は、とても情熱的である。 最初から手加減なんてまったく考えていないと言うようにその舌は俺の口腔を舐めまわし、味わっていた。 小蒔「ひゃぅ…♪んふゅぅぅ…ぅ♥」 しかし、それでも声を漏らしながら、小蒔はゆっくりと俺のムスコを飲み込んでいく。 その度にブルブルと腰が震えているのは、細かくイッている証なのだろう。 亀頭を飲み込むだけでも、容易くイッてしまう彼女が、より深く肉棒を受け入れる感覚に達しないはずがないのだから。 けれど、そうやってイき続けるのにも慣れたのか、小蒔の腰は止まる事はなく、寧ろ少しずつエスカレートしていく。 小蒔「あふぁぁ…♪♪」 自然、俺達の結合部では体液同士が絡み合い、ズッチュズッチュと淫らな音を鳴らし始める。 その頃にはもう小蒔の腰はピストンを始め、俺の肉棒を滑らかに飲み込んでいた。 中腹から奥へと亀頭を前後させるそれは遠慮がなく、また気持ちの良いものである。 それは俺だけではなく小蒔もまた同じなのだろう。 その腰は休まずにプルプルと震え続けながらも、激しさを増していった。 しかし、そんな自身の抽送にイき続ける小蒔がずっと嬌声を我慢出来るはずがなく… ―― ―― 結局、数分後、目覚めてしまった二人にも俺は襲われ、朝から精液を搾り取られたのだった。 【System】 原村和の屈服刻印がLV5になりました。 上重漫の屈服刻印がLV5になりました。 神代小蒔の屈服刻印がLV5になりました。 三人は完全に須賀京太郎の虜になり、ハーレムを受け入れる事にしました。 おめでとうございます。 【最終ステータス】 | \ /ー/ ̄ ̄ ̄`¬ \ r ー--イ ト‐‐‐、 / / \ | ,,,,ト-∧_ / / \ ト-┬‐‐ / T\ 「/ ゙、 / | \ | ゙、 ∠__ / ヾ-イ / /| i ゙、 Y \ / ___ | | / / / / | i i ゙、 / Y |_」 \_」 | // / ソ;,; / / | | | | . / / / | | | | / | / / /X; / / | | | | / / | | | ゙、/ .V _ /;;;;ノ / / / / | / / | | | | ヾミ_〟 / /. /レ レ .../ / ./ | | | イ  ̄/ ./ / / / | | | | //////// ( レ / / | / / | | | | ,/ ./ ,√| /゙; ゙; .\/⌒ヽ ____/ | ./ / ゙; ゙; .\ | |_ /===〉 ゙; \ |_√\_ /;;;;;;;;;;;;; ゙; \ r「/ /. ´ ト、 / ゙; ゙, し . ■原村和(愛玩奴隷)のステータス 従順[*****] 欲望[*****] 技巧[***..] M感覚[***..] B感覚[****.] C感覚[*****] V感覚[*****] A感覚[*....] 奉仕精神[****.] 露出癖[*****] マゾっ気[****.] サドっ気[,,,,,] 自慰中毒[***..] 精液中毒[****.] 屈服刻印[*****] 【恥じらい】【濡れやすい】【爆乳】【快感に素直】【C敏感】 【淫乱】【淫核】【淫壷】【恋慕】【初めての人】 ,........ ......、 .. ...、 / \ _.イ ヽ `ー z >´´ ⌒ヽ ミ、 ハ / / ヽ ,ヽ l ィ/ / .........._i i ミ l /__ 〈 -=-、 ´  ̄ i i ミ γヽ ´ ⌒ , _ミ ´ィ==.トl、ミ γ ヽ ..ノ≧ ....、 iV f ト / .l_ i i iヽ } ヽ._ノ \ .从 .r j l .r ー lイノ レ⌒ヽ i \ / / ∧`ー-  ̄,,l l j l ト / i ∧ ′ リ ノ ∧ リ jハ/ i从 ヽ、 ..、 / .rー彳レ′  ̄  ̄ .> .、 ,.. ≦ l/レ′ `´_}/ ./ ̄\ / ノ ./ / ヽ ,..-‐/ 入l / / \ / ー .l/ \ / ヽ ■上重漫(恋人)のステータス 従順[*****] 欲望[*****] 技巧[****.] M感覚[****.] B感覚[***..] C感覚[***..] V感覚[****.] A感覚[**...] 奉仕精神[*****] 露出癖[****.] マゾっ気[***..] サドっ気[**,,,] 自慰中毒[*****] 精液中毒[*****] 屈服刻印[*****] 【汚臭鈍感】【好色】【倒錯的】【巨乳】【回復早い】【V敏感】【鼓舞】 【淫乱】【淫壷】【恋慕】【お気に入り】 . . . . . . . / . 、 . . .. / . ヽ . . i 〃. i . l . . | i |i i } l ..l i | l l i 」|Ll 」L i /」L 廴 } i | l Λ {T「}/ ヽ{ ‘.ハ / }/ }` | | rヘ { .ィ竿弐 |/ ィ竓ミx | | l ` . { ら-リ .l ーリ}}. | |ト、 、  ̄ `¨゚ / / \{、 `ヽ /i/i /i/i /}/ >== 、 _ _ . イ/ -= ニ / { ` . . イ` く `ー=-_ .ィ´ _ イ { ヾ 、`¨ァf´Y⌒T´\ -==- / -= 、 ヽ\ .// | \ ミ、 . / ィ´ 、 \// .l \ ヽ // .ノ \ ゙/ .l / \ i / 〈 、 - \{ ./ { / {ヽ | r--}、 ゙y } ./ 丶_厶 . | Y ノト-、 / l .l `く} Λ| `Z__j`ー ニ7 l l、 Y{ / | 、 .′ / .ハ l{ / } \ l / / ll \、 / / ,, 八 ノ _ヾ、 /./ / 、 ィ .{ 〈 / 子` < ∠ イ " ̄≧=---- 彡=ニ≧=- ■神代小蒔(婚約者)のステータス 従順[*****] 欲望[*****] 技巧[****,] M感覚[*****] B感覚[*****] C感覚[****.] V感覚[*****] A感覚[****.] 奉仕精神[*****] 露出癖[*...,] マゾっ気[***..] サドっ気[***.,] 自慰中毒[.....] 精液中毒[***..] 屈服刻印[*****] 【好奇心】【好色】【濡れやすい】【巨乳】【M敏感】【A敏感】 【淫乱】【蕩唇】【尻穴狂い】【恋慕】【お気に入り】 前話 次話
https://w.atwiki.jp/nanoharow/pages/503.html
想いだけでも/力だけでも◆9L.gxDzakI ――力がないのが悔しかった。 ◆ ぐわん、としなる音が鳴る。 空を切り裂くどころでなく、大気を踏み潰さんばかりの重量感。 傷を負わせたは負わせたが、あの程度ではまだ戦闘に支障ないらしい。 極太のミラーモンスターの尾が、彼女の顔面目がけて振り抜かれた。 スバル・ナカジマの頭へと、紫のベノスネーカーの体躯が、鞭のごとく襲いかかった。 ぐっ、と。 思いっきり身を反らして避ける。 まさに間一髪の回避だ。文字通り青色の前髪が、数本千切れてはらはらと舞った。 姿勢を立て直した彼女の元へと、入れ替わりに襲いかかるのは鎧の戦士。 《SWORD VENT》 仮面ライダーだ。 紫電の甲冑を身に纏い、毒蛇の意匠を持った仮面ライダー王蛇だ。 今やコブラの魔人と化した柊かがみが、目にもとまらぬ速さで突っ込んでくる。 やはり、速い。 その姿を見た時から、あれがハイパーゼクターの説明書にあった、仮面ライダーなのではないかと思っていた。 そしてこの人間離れした速力である。 間違いなくかがみのものではない。何らかの強化が施されているのは明白だ。 であればその正体は、マスクドライダーシステムなる強化服に他ならない。 びゅん、と鳴る裂空。 振り下ろされたのは黄金の刀剣。 巨大なコブラの尻尾を模した、ソードベント・ベノサーベルだ。 紙一重の動作でこれをかわす。 殺到するのは更なる追撃。 縦に、横に、斜めにと、次々と繰り出される斬撃の連続。 されど先のベノスネーカーのそれに比べれば、幾分か読みやすい素人の剣術。 相手が素手でなかったことが幸いした。 どう考えても、かがみは戦闘経験の乏しい一般人である。 対してスバルは、シューティングアーツを会得した、接近戦のスペシャリスト。 そんな相手に、腕力に物を言わせて攻撃を当てられるのは、せいぜいパンチやキックまで。 より複雑な技術を要する武器を持ったままでは、確実に命中させられるわけがない。 とはいえ、終始余裕というわけではない。 狙いは確かに拙いが、振りそのものは速いのだ。 何度か冷や汗をかいているし、おまけにこちらにはもうバリアジャケットがない。 殺傷設定の刀剣型デバイスなど、一撃でも食らえば命が危ない。 故に、ばっ、と跳び退る。 バックステップで鋭く地を蹴り、アームドデバイスのリーチ範囲外へ。 着地した地点の足元を見れば、そこに転がるのは瓦礫の欠片。 欠片といえどそのサイズは、子供の顔面にも匹敵する大きさだ。 相手を黙らせるための武器としては、まさにおあつらえ向きのサイズだ。 「ちょこまかするんじゃないわよっ!」 再度王蛇が襲来する。 金色の魔剣を振りかぶる。 繰り出すまでの隙が大きすぎだ。狙いもあまりに読みやすすぎる。 痺れを切らした大振りの一撃。故に、回避するのは容易。 先ほどのそれと同じように、ばっとバックステップでかわす。 代わりに両手に抱えた瓦礫を、素早く頭上へと持ち上げた。 平時のデバイスの補助はない。 魔力効率は格段と落ちている。 されどスバル・ナカジマは、体力自慢のグラップラーだ。 これくらいの打撃攻撃に、身体強化など不要だ。 「そぉいッ!」 叩きつける。 振り下ろす。 渾身の筋力を両手に込め、岩石の一撃を叩き込む。 紫のヘルメットに直撃した瓦礫が、鈍い音を上げて砕け散った。 「うっ! ……このぉ!」 されど、さしたる効果は得られず。 仮面ライダー王蛇は健在。 ほんの一瞬の怯みの後に、苛立った声と共に突きを放つ。 びり、と裂音が鳴り響いた。 身をよじってかわしたスバルの上着の脇腹辺りが、しかし避けきれずに切り裂かれた。 ぞっ、と。 顔から血の気が引くのを感じる。 危なかった。あと数ミリ身体が刃に近ければ、そのまま傷を負っていたところだ。 その場からダッシュし、距離を取る。 (駄目か……!) ち、と舌打ちをした。 あれを顔面に叩きつけた程度では、肉体的ダメージを与えられないことなど分かっている。 求めたのは頭の粉砕ではなく、脳震とうによる気絶。 仮面ライダーの装甲ならば、あの程度で砕け散ったりはしないと、信頼した上での攻撃だ。 しかし、あの毒蛇型のヘルメットは、こちらの信頼以上に堅かった。 物理的ダメージはおろか、副次的な衝撃さえも凌ぎきってしまったのだ。 全く効果がないわけではない。現にほんの一瞬だけ、苦悶と共に動きが止まった。 だが、その一瞬だけだ。 それだけでは有効とは言えないのだ。 今の一撃で駄目ならば、現在の装備と場所のままでは、さしたるダメージは与えられない。 更なる武器を探す必要もある。 一瞬ルルーシュ達のことが気になったが、彼らにはリインフォースⅡがついているはずだ。 あれでスバルの上官である。 仲間を平気で見捨てる冷徹な人間ではないが、仲間を危険地帯に留まらせるような馬鹿でもない。 先ほどの砲撃の轟音を聞いていたならば、ちゃんとここから脱出しているだろう。 故にスバルは迷うことなく、エントランスの窓ガラスから、素早くその身を投げ出した。 ◆ 幼い頃、空港火災に巻き込まれたあの日、自分には何もできなかった。 ただただ恐怖に涙を流し、助けを求め続けるだけだった。 なのはさんに救われて。 かっこいいと思える強さに触れて。 そんな力のなかった自分が、生まれて初めて情けなく思えて。 何もできなかった自分が嫌いで、初めて悔しさに涙を流した。 ただひたすらに――力がないのが、悔しかった。 ◆ ばりん、と響く音と共に。 受け身を取って大地を転がる。 相手に追いつかれるよりも早く、態勢を立て直して足を進める。 デュエルアカデミアから離れんと、全速力で一直線。 ガラスの破片のこびりついた上着は、走りながら脱ぎ捨てた。 茶色の上着が地へと落ち、白いワイシャツ姿が顔を出す。 分厚い布地から解放された胸元が、僅かに勢いを増して揺れた。 足音が聞こえる。戦闘機人の鋭敏な聴覚が、迫りくる脅威の音を認識している。 並走する地を滑るような音は、あの紫色の巨大なコブラか。 (まだ追いつかれるわけにはいかない) 速やかに街の店舗などを巡り、武器に使えそうなものを探さなくては。 疾駆と共に思考するスバルが、近場の適当な建物へと飛び込む。 潜り込んだのは書店のようだ。 照明の落ちた薄暗い部屋の中、無数の本が陳列されている。 (ハズレか) 内心でがっくりと肩を落とした。 こんなものでは戦えない。 生身の人間を殺せるレベルの重量でなければ、あの魔人には有効打を与えられない。 少年ガン■ンは人を殺せる厚さだと誰が言ったか。 とんでもない。 どう見てもあの瓦礫ほどの強度もない漫画雑誌が、こんな状況下で役に立つものか。 カウンターにある文房具にも、残念ながら期待は持てない。 シャーペンやボールペンを突き立てたところで、生身に届く前に折れる。 「逃げるなっ!」 と。 その、瞬間。 ヒステリックな叫び声が、店外から勢いよく鳴り響いた。 ぐしゃ、と。 同時に轟く、破砕音。 壁を砕き侵入してきたのは、やはり鏡の世界の大蛇。 《シャアアアァァァァァッ!》 牙を剥き首を持ち上げるベノスネーカーが、鋭い叫びを上げて威嚇。 追いつかれたか。 ち、と舌打ちをしながら。 手の届く範囲の本の中でも、最も分厚いものをショーウィンドーに投げつける。 強烈な音と共にガラスが粉砕。 強引に作りだされた出入り口から、一分の逡巡も見せずに脱出。 一瞬ちらとかがみを見た後、すぐさま次の店へと入る。 されどそこから続いたのは、今の状況の繰り返しだ。 肉屋に飛び込んでみれば、そこにあったのは冷蔵庫と、いくつかの肉を捌く包丁のみ。 冷蔵庫は武器にするには大きすぎる。包丁の切れ味では鎧は切れない。 大きな肉の塊でも置いてあれば、投擲武器にはなっただろうが、食材の類は一切なかった。 そのままベノスネーカーの追撃を逃れ、次の店へと飛び込んでいく。 入った先はエステサロン。当然収穫などありはしない。 ベノスネーカーに追い立てられる。そのまま次の店へと入る。 入った先は喫茶店。とりあえず椅子を1つ抱えた。 ベノスネーカーに追い立てられる。飛び出しかがみへと椅子を投げつける。 さしてダメージも与えられず、そのまま反撃を受ける前に移動。 八百屋、服屋、不動産屋。 行く店行く店どれもこれも、まともな武器が置いていない。 自動車の店でもあったならば、タイヤ辺りがが使えたのだろうが。 現地調達品で敵と戦えるのは、せいぜいビデオゲームの世界ぐらいかと実感する。 (このままじゃまずい) 間違いなく詰む。 次に入った事務所らしき建物にも、大して使えそうな物はなかった。 急いでここから出なければならない。 今できることがあるとすれば、敵から逃げ回ることだけだ。 入り組んだ机の間を縫い、入ってきた扉へと向かわんとする。 「もう逃げられないわよ」 しかし。 その先に。 開け放たれた出口の向こうに、待ち構えていたのは蛇の甲冑。 コブラを引き連れた蛇の王が、仁王立ちになって構えている。 柊かがみだ。 仮面ライダーだ。 待ち受ける敵に出口を塞がれていた。 ごくり、と。 我知らず、喉が鳴る。 これはまずい。 確かにこれでは逃げ場がない。 現在スバルが立っている場所は、事務所に並んだ机の合間だ。 左右を塞がれている。 後方に逃げ場を求めようにも、眼前にはベノスネーカーが待ち構えている。 体当たりの態勢は万全だ。こちらが下がりきる前に、突撃を食らってお陀仏だろう。 万事休す。 まさに危険な綱渡り。 一瞬の判断ミスや動作の遅れが、即座に死に直結するシビアな環境。 かがみが一声下僕へと命じれば、すぐに決着をつけるのも可能だろう。 しかし、彼女はまだそれをしない。 余裕のつもりなのだろうか。はたまた威嚇のつもりだろうか。 「どうしてかがみさんは、殺し合いに乗ったんですか……?」 その間に問いただしておきたかった。 何故彼女は戦うのか。 何故パラレルワールドの話を聞いた途端に、殺意を露わにして襲いかかってきたのか。 ただの高校生であるはずの彼女が、こうして他人を殺めんとしている。 その理由が知りたい。 もしかしたら彼女の言葉から、説得の糸口が見つかるかもしれない。 「決まってるでしょ! 私が生き残るためよ! このゲームで優勝する以外に、帰る方法なんてないんだもの!」 「でも、それじゃあこなたやつかささん達だって……!」 「どうせあの娘達は私の世界のあの娘達じゃないんでしょ!? そんな奴ら相手に、迷ってなんていられないのよっ!」 苛立ちの滲む声でかがみが叫ぶ。 何と凶暴な主張か。 何と醜悪な殺意か。 こんな態度はかがみらしくない。 少なくともこなたから聞いた限りのかがみは、こんなに割り切りのいい人間ではない。 自分の目的のために、友や妹と同じ顔をした人まで、無惨に殺せる人間ではないはずだ。 「駄目ですよ、そんなのっ! こなたは言ってました……貴方は怒りっぽいけど、根は優しい人だって……だから……!」 「じゃあ他にどんな道があるっていうのよッ!」 喉の奥から絞り出すような。 肺の空気全てを吐き出すような。 思いっきり上げられた大絶叫に、今度こそスバルは一瞬震えた。 「殺らなきゃ殺られるの! 他の脱出法を探してる時間なんてないのよ! どうせほとんど無傷のアンタには分からないだろうけど、現に私はもう何度も殺されかけてるの! 迷ったら殺される! 気を許したら騙される! だから私はみんなを殺す! 慣れ合いなんて必要ない! もう間に合ってるの! バクラがいれば十分なのよっ!!」 ばん、と紫の胸板を叩く。 右の手のひらで胸元を押さえ、語調も荒く吐き捨てる。 極大の憎悪に塗り潰された、どす黒く鋭い言の葉の数々。 「バクラ……?」 その中に、気になるものがあった。 バクラという名称だ。 どうやら誰かの名前らしい。文脈からすると、協力者だろうか。 だがおかしい。バクラなどという名前は、あの名簿の中にはなかったはずだ。 それはまだいい。偽名を名乗っているのだと説明づけられる。 だが問題は、そのバクラなる人物が、今一体どこにどこにいるのかということだ。 彼女の言動から察するに、別行動を取っているとは考えがたい。 こうまで人間不信に陥ってしまった彼女を、1人にしておくということは、即座に自分の信頼を失うことに直結する。 それが分からないほどそのバクラも馬鹿ではないはずだ。 いいやそもそもそうだとしたら、彼女がバクラを頼ることなどないはずだ。 (……待てよ) その時。 ふと、脳裏にひらめいた仮説。 かがみが変身する前に、その胸元には何があった。 彼女が仮面ライダーの鎧を身に纏ったことで、一体そこに何が隠されていた。 あそこに首からかけられていたのは、黄金色のネックレスではなかったか。 そして自分達の世界に存在する、物質でありながら人格を持つ物――インテリジェント・デバイス。 ならば、これも同じということか。 自分達のデバイスと同じように、あの不気味なリング状の首飾りに、何らかの意思が込められていたということか。 そしてそこから更に推測できることがある。 かがみの豹変。 協力者の存在。 その者への依存。 そこから導き出される答えは―― 「お前は誰だ! 一体かがみさんに何を噴き込んだっ!!」 「ベノスネェェェカァァァァァァァァ―――――――――ッッッッ!!!」 返事が返ってくることはなく。 無慈悲な絶叫と共に放たれた大蛇が、扉の枠を押し拡げ襲いかかった。 ◆ 自分に力があったのなら、エリオを助けられたかもしれない。 戦う力があったのなら、こんなに恐ろしい思いをすることもなかったかもしれない。 だけど、自分には力がなかった。 弱いから何もできなくて、エリオを見殺しにするしかなかった。 弱いから変身の解けた隙を突かれて、Lに拘束されてしまった。 全部、自分が弱かったからだ。 だから――力がないのが、悔しかった。 ◆ 『最後の最後で、俺様の存在に気付きやがったな』 面白くないといった様子で、バクラが吐き捨てるようにして呟いた。 こういうところが、このかがみという新たな宿主の悪いところだ。 冷静になった時の頭の回転は悪くない。心理誘導もたやすく、自分の意思に従わせやすい。 だが如何せん実戦経験がないからか、随所に迂闊な部分が見られる。 今だって名前を口にしなければ、自分の存在を隠し通すことができたはずなのだ。 その点では、万丈目の方がまだ用心深かったかもしれない。 「うっさいわね……今ので殺したんだから、正体なんて関係ないじゃない」 『いや、まだとどめは刺せてねぇみたいだぜ?』 「それってどういうことよ?」 かがみの視線が虚空を向く。 現実にはそこには何もないのだが、彼女の意識下では、バクラはそこに浮いているように見えるらしい。 『あれを見な』 そのバクラが促した先は、ベノスネーカーを突っ込ませた小さな事務所だ。 壮絶な体当たりの果てに巻き起こった粉塵が、ようやく晴れかけたところである。 もしスバルがその一撃で命を落としていたならば、今頃はその機械仕掛けの身体を、大蛇に貪り尽くされているはずだ。 だが、しかし。 どうにもベノスネーカーの様子がおかしい。 瓦礫の山の上に立つコブラは、彼女が倒れているはずの足元には目もくれず、ひたすら周囲をきょろきょろと見回している。 「アイツ、何やってるの?」 『逃げ出したエサを探してんだろうな』 実際、視線を傾けてみたところ、そこには彼女の姿はなかった。 あの状況下でスバルは突撃を回避することに成功し、まんまとこの場から逃げおおせたのだ。 格闘戦型の魔導師の底力というものには、心底感嘆せざるを得ない。 何せつい一瞬前に気付くまで、バクラでさえ殺したものとばかり思っていたのだから。 「そんな……ここまで追い詰めておいて……!」 ぎり、と。 仮面ライダーのマスクの下で、細かな歯軋りの音が響く。 あれほど苦労して追い詰めたにもかかわらず、この期に及んでまた逃げられたのか。 かがみに比べれば気の長い方であるバクラから見ても、その心情は察するに余りある。 『どうすんだ、宿主サマ? このまま追いかけるか?』 「決まってんでしょ! まだそう遠くには逃げてないはず……何としてでも探し出してやるわ!」 苛立った声を上げながら、かがみが建物の中へと踏み込む。 狭苦しい室内を探索し、開け放たれたままの裏口を見つけると、そこから再び外へと出た。 恐らくあのスバルもまた、ここから脱出したのだろう。 そして同時に、思い出したように王蛇の変身を解く。 ベノスネーカーもまたそれに呼応し、散らばっていたガラスへと引っ込んだ。 変身制限のデメリットは痛いが、無駄に猶予時間を浪費して、そのまま食われるよりはましだ。 『ミラーモンスターを戦わせるんだったら、メタルゲラスを優先して使うことをオススメするぜ』 「ベノスネーカーの猶予時間を回復したばかりだから?」 『それもあるが、もうそっちはしばらく休ませた方がいいだろ』 ああ、と、かがみから納得したような声が上がった。 彼女の方は気付かなかったが、傷ついた身体で突撃を繰り返したベノスネーカーは、徐々にその動きを鈍らせていたのだ。 そろそろ体力が弱ってきたのだろう。であれば、不用意に戦闘させることは避けるべきだ。 『ん?』 と、その時。 バクラの短く漏らした声に、不意に怪訝な響きが宿る。 何か気になるものでも見つけたのか。 「どうしたのよ?」 同じく怪訝な表情になったかがみが、バクラに向かって問いかけた。 『……居場所の分からねぇ獲物を探すのと、居場所の分かる獲物の所に向かうのと、どっちがいい?』 にやり、と。 意識下の少年の顔に浮かぶ凶悪な笑み。 享楽的にして嗜虐的な双眸は、遥か上空へと向けられている。 彼の意識する方へと、彼女も視線を向けてみる。 そこにあったものは。 「煙……?」 もうもうと立ち込める黒煙だ。 果てなく広がる蒼穹の中、不自然に一筋の煙が直線を描いていた。 あれはどう見ても火事の煙。それも燃えている建物は1軒だけ。 それほどの火災が起こせるような人間が戦った場合、もっと派手に燃えてもいいはずなのだが。 『そりゃあ、俺らみたいにゲームに乗ってる奴が、戦う相手を呼び寄せるために燃やしたんだろ』 声に出して問いかける前に、バクラが答えを先取った。 「あっちに行けば、もっと手っ取り早く餌が見つかる……」 『だろうな。で、どうするよ?』 「まぁ……あたしもあっちに行くことに異論はないけど……」 かがみの回答は、しかし語尾を濁すようにして勢いを失う。 妙に不安げな色の宿った視線が見つめるのは、自らが背負ったデイパックだ。 否、正確な対象はその中身。 そしてバクラにはそれが分かっていた。 『大勢の敵と戦うのは不安か』 こくり、と。 先ほどのヒステリーが嘘のように。 すっかり意気消沈した少女が弱々しく頷き、紫色のツインテールを揺らす。 恐らくあの狼煙を見た参加者は、自分1人だけではないはずだ。 であれば、あの2人の剣士と戦った時のように、乱戦になる可能性が高いのは目に見えている。 手元にある変身アイテムは2つ。 バイオグリーザが撃破され、ほぼ無力化した仮面ライダーベルデのデッキ。 高い戦闘能力を持つが、向こう1時間は変身できない仮面ライダー王蛇のデッキ。 つまり今から約1時間は、ミラーモンスターのみで戦わなければならないということ。 不特定多数の敵を相手に戦うには、生身というのはあまりにも危険すぎる。 そうでなくともあの戦闘では、同じ仮面ライダーのデルタに変身していながら、一方的に叩きのめされたのだ。 一対一のスバルとの戦いとはわけが違った。 『どうしても怖いってんなら、その時は俺が代わってやろうか?』 「アンタが?」 『俺様はデュエリストだったからな。こういうのの扱いには慣れてるのさ。 それに千年リングのパワーが使えるってだけでも、だいぶ有利になるはずだぜ』 アドベントカードとバクラの相性はいい。 事実として万丈目に憑依していた時の対チンク戦で、バクラはベルデのデッキを巧みに使いこなしていた。 千年リングの念力も、デルタギアの使用によって獲得した放電能力と併用すれば、強力なバリアになるだろう。 『もっとも、俺もいつになったら、また入れ替われるようになるかは分かんねぇけどよ』 実際には王蛇の変身制限時間の方が、千年リングの憑依制限時間よりも早く切れる。 だがそうとは知らないかがみにとっては、幾分と気休めにはなった。 「……そうね……じゃあ、その時はお願いするわ」 ありがとう、と。 声にならない感謝の言葉が、小さく現実の言葉と重なる。 心の奥底でそっと囁いた言葉が、バクラの耳には届いていた。 (ったく、面倒なもんだぜ……) 白髪の頭をぽりぽりと掻く。 信用を獲得するというのは悪くない。そうすればより利用しやすくなる。 だが元々盗賊王バクラとは、馴れ合いや友情とは縁の薄い一匹狼だ。 いちいち感謝されたり恩義を感じられるのは、正直目的うんぬん以前にむずがゆい。 それもあまり気に入らないタイプの女から向けられるとあれば、なおさらだ。 『まぁともかく、ちゃっちゃと行って済ませちまおうぜ』 そしてそんな感情はおくびも表に出さず、バクラはかがみに道を促したのだった。 こくり、と小さく頷くと、アスファルトの道路を進んでいく。 かつりかつりと靴音を鳴らし、ゆっくりと北へと向かっていった。 『……つーか、防御が不安なんだったら、バリアジャケットぐらいでも着ておけばいいんじゃねぇか?』 「バリアジャケット……ああ、これに入ってる防護服か」 左手に収められたストラーダへと視線を落とし、思い出したようにかがみが言った。 バクラも今の今まで忘れていたが、確かにカードデッキの使えない今では、貴重な防御手段である。 『そりゃあ仮面ライダーよりは脆いと思うが、気休めくらいにはなると思うぜ』 「ええ、分かったわ」 返事と共に、指示を出す。 腕時計型のデバイスが発光。 瞬時に衣服が分解され、スレンダーな素肌が露出される。 衣服の上からは目立たなかったが、確かな膨らみを持つ2つの乳房。 女性的なラインのウェストに、ややふくよかな印象を受けるヒップ。 刹那の間に裸身を包むのは、あらゆる猛威を跳ね除ける奇跡の甲冑だ。 真紅に映える長袖のセーター。漆黒のミニスカートとニーソックス。 装着は瞬きの間に完了した。 宿主の記憶を辿ってみれば、どうやら彼女の世界で人気のキャラクターの服装らしい。 『ゲームキャラのコスプレか……発想は悪くねぇが、もうちょい強そうなのもあったんじゃねえのか?』 「さぁ……私も何でこれを選んだのか、よく分かんないんだけど……」 分からないはずがない。 バリアジャケットとは想いの形だ。自身の思い描く最強のイメージの具現化だ。 故にその形状は、自身の意思と経験に大きく左右される。 そして元よりこのゲームを知ったきっかけは、同じ学園に通っていた、あるクラスメイトとの交流。 見た目には脆そうな服装であるにもかかわらず、わざわざこの形を選択した。 すなわちそのイメージとは、未練を完全に断ち切れていないことの証明。 (思ったよりも殺し合いに向いてねぇのかもな……こいつは) 柊かがみの未練を垣間見た盗賊王は、ほんの僅かに同情した。 ◆ 力がないのが悔しかった。 だけど、今この手には力がある。 仮面ライダーやミラーモンスターという武器があるし、バクラという頼もしい相棒もいる。 だったら、もう生き残るためには何もいらない。 この力さえあればいい。 別世界のこなたやつかさが現れても、そんなことはもう関係ない。 仮面ライダーと千年リングがあれば、もう仲間意識とか想いやりなんて必要ない。 生き残るために。 元の世界へ帰るために。 私はこの仮面ライダーの力で、全てを薙ぎ払う。 【1日目 日中】 【現在地 G-6】 【柊かがみ@なの☆すた】 【状態】健康、肋骨数本骨折、2時間30分憑依不可(バクラ) 【状態】健康、肋骨数本骨折、2時間30分憑依不可(バクラ) 【装備】バリアジャケット、ストラーダ(待機状態)@魔法少女リリカルなのはStrikerS、 千年リング@キャロが千年リングを見つけたそうです、 カードデッキ(王蛇)@仮面ライダーリリカル龍騎(1時間変身不可)、 サバイブ“烈火”(王蛇のデッキに収納)@仮面ライダーリリカル龍騎 【道具】支給品一式×2、ホテルの従業員の制服、 Ex-st@なのは×終わクロ、ライディングボード@魔法少女リリカルなのはStrikerS、 ランダム支給品(エリオ0~2)、レヴァンティン(待機状態)@魔法少女リリカルなのはStrikerS、 カードデッキ(ベルデ・ブランク体)@仮面ライダーリリカル龍騎、柊かがみの制服(ボロボロ)、スーパーの制服、 ナンバーズスーツ(クアットロ) 【思考】 基本:死にたくない。なにがなんでも生き残りたい。 1.バクラ以外の何者も信じない(こなたやつかさも)。 2.煙の上がった場所(=レストラン)にいる参加者を殺しに行く。 3.2の後で映画館に向かう。 4.万丈目に対する強い憎悪。万丈目を見つけたら絶対に殺す。 5.同じミスは犯さないためにも12時間という猶予時間の間に積極的に参加者を餌にして行く。 6.メビウス(ヒビノ・ミライ)を警戒。 7.デルタギアを使用する際には、バクラに代わりに変身してもらう。 【備考】 ※デルタギアを装着した事により電気を放つ能力を得ました。 ※一部の参加者やそれに関する知識が消されています。ただし何かのきっかけで思い出すかもしれません。 ※「自分は間違っていない」という強い自己暗示のよって怪我の痛みや身体の疲労をある程度感じていません。 ※周りのせいで自分が辛い目に遭っていると思っています。 ※Lは自分の命が第一で相手を縛りあげて監禁する危険な人物だと認識しています。 ※万丈目の知り合いについて聞いたが、どれぐらい頭に入っているかは不明です。 ※王蛇のカードデッキには未契約カードがあと一枚入っています。 ※ベルデのカードデッキには未契約のカードと封印のカードが1枚ずつ入っています。 ※「封印」のカードを持っている限り、ミラーモンスターはこの所有者を襲う事は出来ません。 ※変身時間の制限にある程度気付きました(1時間~1時間30分程時間を空ける必要がある事まで把握)。 ※エリアの端と端が繋がっている事に気が付きました。 ※こなたとつかさの事は信用しないつもりですが、この手で殺す自信はありません(でもいざという時は……)。 ※千年リングを装備した事でバクラの人格が目覚めました。以下【バクラ@キャロが千年リングを見つけたそうです】の簡易状態表。 ※ベノスネーカーが疲弊しているため、回復するまではメタルゲラスを主軸として使っていくつもりです。 【思考】 基本:このデスゲームを思いっきり楽しんだ上で相棒の世界へ帰還する。 1.かがみをサポート及び誘導して優勝に導く。 2.万丈目に対して……?(恨んではいない) 3.こなたに興味。 4.可能ならばキャロを探したいが、自分の知るキャロと同一人物かどうかは若干の疑問。 5.メビウス(ヒビノ・ミライ)は万丈目と同じくこのデスゲームにおいては邪魔な存在。 6.パラサイトマインドは使用できるのか? もしも出来るのならば……。 7.かがみが自分の知るキャロと出会った時殺しそうになったら時間を稼いで憑依してどうにかする。 8.デルタギアを使用する際には、かがみと人格を交代して代わりに変身する。 【備考】 ※千年リングの制限について大まかに気付きましたが、再憑依に必要な正確な時間は分かっていません(少なくとも2時間以上必要である事は把握)。 ※キャロが自分の知るキャロと別人である可能性に気が付きました(もしも自分の知らないキャロなら殺す事に躊躇いはありません)。 ※千年リングは『キャロとバクラが勝ち逃げを考えているようです』以降からの参戦です。 ※かがみのいる世界が参加者に関係するものが大量に存在する世界だと考えています。 ※かがみの悪い事を全て周りのせいにする考え方を気に入っていません(別に訂正する気はないようです)。 王蛇が去りてしばらくの後。 静けさを取り戻した街中に、静かに蠢く影がある。 物陰から事務所の裏を除いていたのは、十代半ばほどの少女の体躯。 青いショートカットの頭は、逃げ延びたスバル・ナカジマのものだ。 息を殺し様子を伺っていた彼女の顔には、びっしりと脂汗が浮いている。 張り詰めた緊張が解けていき、ふぅ、と軽く息をついた。 「っ……ん、ぅう……ッ」 と、同時に。 くぐもった苦悶の声が漏れる。 自然とアスファルトに手のひらをついていた左腕の、二の腕の部分を軽く抑えた。 身をよじり、痛みに耐える。 ここで下手に大声を出しては、存在を彼女らに気取られかねない。 そうなれば勝ち目はゼロだ。逃げることすらも不可能になる。 何せ武器がないだけでなく、手負いの身にまでなってしまったのだから。 右の手のひらを引き剥がした二の腕には――赤黒い痣が浮かび上がっていた。 触れていた手に熱を感じる。確実にフレームが折れている。 つくづく戦闘機人技術とは、妙に芸が細かいものだ。 見た目も痛覚も、人間の骨折そのままではないか。 確かにスバルはベノスネーカーの体当たりに対し、直撃を避けることには成功していた。 だが、その後がまずかった。 デスクを飛び越える際に生じた一瞬のタイムラグが、彼女の動きを鈍らせていた。 結果完全に回避するには至らず、左の二の腕を掠めてしまい、内部フレームをへし折られてしまったのだ。 苦痛に震える身体に鞭打ち、ぐっと両足を立ち上がらせる。 「添え木になるもの……探さなくっちゃな……」 ぽつり、と力なく呟く。 もちろん、すぐに固定するわけではない。 患部を自力で接合させるのは危険だ。 人間の場合、人為的に骨折箇所を繋ごうとすれば、ショックで意識を失うこともあるらしい。 こんな戦場のど真ん中で気絶するのはどう考えてもまずい。 故に仲間と合流するまでは、使用は避けるつもりである。 それでも、用意するに越したことはない。この辺りの店を探れば、材料はすぐに手に入るだろう。 ふらり、ふらりと。 力ない足取りで、道路を進む。 (見ていることしかできなかった……) 彼女を苛むものは、肉体的苦痛のみではない。 重い後悔がのしかかる。 かがみを止めるはずだった。 チンクの死を無駄にしないためにも、何としてでも止めなければならないはずだった。 だが、結果はこうだ。 チンクを殺され、仲間とはぐれ、かがみを見失い、左腕までも潰されてしまった。 得られた戦績など何一つない。むしろ失うものばかりという体たらく。 (最悪だ) 頭を抱えてしまいたい心地だった。 自ら止めると決めた相手が、鉄火場へと勇んで進んでいくのを、そのまま見送ることしかできなかった。 そもそもこの殺し合いが始まってから、自分はろくに役に立った覚えがない。 せいぜいあの吸血鬼からこなたを守った時くらいだ。 最初の瞬間だけ頑張っただけで、全く後に続いていない。 (このままじゃ、駄目だ) 強く己を戒めた。 痛む左手を押さえながら、それ以上の決意を胸に誓った。 このまま何もできないままでは終われない。 この腕に治療を施した後で、改めてかがみを止めに行く。 否――あのリングに宿っていたであろう、バクラなる存在の意思から、本当のかがみを取り戻す。 だが、1人では駄目だ。 あの紫の鎧の仮面ライダーには、丸腰で挑んでもかなわない。 現に左腕を折られたのだ。文字通り、痛いほどに分かる。 ならば、どうする。 決まっている。 仲間達を集め、協力を仰ぎ、皆で彼女を救い出すのだ。 決意を固めたスバルの表情に、ほんの少し力が戻った。 ◆ 力がないのが悔しかった。 それを手に入れた今でも、まだ悔しい。 この声は彼女に届かなかった。 デバイスを奪われてしまったがために、力で止めることもできなくて、ただ見送ることしかできなかった。 あたし1人ではまだ足りない。 想いに力が伴っていない。 自分1人の力だけでは、彼女の胸には届かない。 だけど、まだ諦めてはいない。 ルルーシュ達と力を合わせて、何度でも呼びかけてみせる。 あたしは必ず、かがみさんを救い出す。 【1日目 日中】 【現在地 G-6】 【スバル・ナカジマ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 【状態】健康、全身にダメージ小、左腕骨折、ワイシャツ姿、若干の不安 【装備】なし 【道具】支給品一式(一食分消費)、スバルの指環@コードギアス 反目のスバル、 炭化したチンクの左腕、チンクの名簿(内容はせめて哀しみとともに参照) 【思考】 基本:殺し合いを止める。できる限り相手を殺さない。ルルーシュを守る。 1.骨折箇所の添え木になるものを探す 2.ルルーシュ達と合流し、かがみを止めにいく 3.ルルーシュに無茶はさせない、その為ならば……。 4.こなたを守る(こなたには絶対に戦闘をさせない)。 5.アーカード(名前は知らない)を警戒。レイにも注意を払う。 6.六課のメンバーとの合流とつかさの保護。しかし自分やこなたの知る彼女達かどうかについては若干の疑問。 7.もしも仲間が殺し合いに乗っていたとしたら……。 【備考】 ※質量兵器を使う事に不安を抱いています。 ※参加者達が異なる時間軸から呼び出されている可能性に気付きました。 ※仲間(特にキャロやフェイト)がご褒美に乗って殺し合いに乗るかもしれないと思っています。 ※自分の存在がルルーシュの心を傷付けているのではないかと思っています。 ※ルルーシュが自分を守る為に人殺しも辞さない及び命を捨てるつもりである事に気付いています。 でもそれを止める事は出来ないと考えています。また、自分が死ねばルルーシュは殺し合いに乗ると思っています。 ※ルルーシュの様子からデュエルアカデミアから出て行ったのはシャーリーだと判断しています。 ※自分に割り振られた調査エリアを調べ終えました。何かを見つけたか否かは後続の書き手さんにお任せします。 ※万丈目とヴァッシュが殺し合いに乗っていると思っています。 ※アンジールが味方かどうか判断しかねています。 ※千年リングの中に、バクラの人格が存在していることに気付きました。 また、かがみが殺し合いに乗ったのは、バクラにそそのかされたためだと思っています。 Back Nightmare of Shirley(後編) 時系列順で読む Next がんばれ! ウルトラマンメビウス Back Nightmare of Shirley(後編) 投下順で読む Next がんばれ! ウルトラマンメビウス Back Nightmare of Shirley(後編) スバル・ナカジマ Next [5RIDERS] Back いきなりは変われない(後編) 柊かがみ Next Barrier Jacket & Guns
https://w.atwiki.jp/ogasawara/pages/1172.html
経@詩歌藩国様からのご依頼品 小さな約束 岩崎はふうと息を吐いた。 息が白い。 久々に感じる、皮膚をピリピリ刺すような冷気。 ずっと南国にいたからなあと岩崎がぼんやり思っていたら、息を切らせて走ってくる人影があった。 約束していた相手だった。 「わあ、ええっとすいません! コートとか取ってきます!!」 約束の相手……経は岩崎の顔を見た途端慌てて回れ右をしそうになったので、岩崎は苦笑して「やー。夏だけど、涼しいねえ」と言って手を振った。 「あ、いいよいいよ。最近南国にいたから、忘れていただけさ。すぐ慣れるよ」 岩崎がそう言うと経は「ほんとに大丈夫ですか?」と尚も心配そうに顔を覗き込んできた。 岩崎は笑う。 「実は僕ぁ、青森の生まれなんだよ」 「えーと、はい。寒いところなんですね」 岩崎の言葉に経はキョトンとして首を捻っている。 ああ、そう言えばアイドレスの世界は自分の世界と逆で、北の方が暑くて南の方が寒いんだっけ。 岩崎は笑った。どうもややこしくていけないな。 「あー。そだね。うん。ごめん」 「いえ、寒いところもあるとおもいます。山あいとか!」 経はやっぱり分かっていないようだが納得してくれたらしい。 素直なのはいいなあ。岩崎は素直にそう思ったが、今は黙っておく事にした。 「ははは。いいさ。で、えーとなんだっけ」 「あの、いまFVBでエクウスとジャスパーと、それとターニさんがいるぽいのですが」 ああ。 岩崎は納得した。 今FVBは国民がゾンビ化して大変な事になっていると言うのは岩崎の耳にも届いていた。 「ああ。うん。もちろん知ってるよ?」 「なんとか助けになりたいのです。死なない範囲ですけど……」 経は小さい声で「すいません……。ボクはよわっちいので」と付け足しながらそう言った。 「一応知り合いで強いのには頼んだので、大丈夫とは思うんだけどねえ」 「それなら良かったです。他にもACEの皆さんがいるみたいなので」 そう言いながら経はゴソゴソと何かを取り出した。 取り出したのはコロンとした石のついたペンダントである。 経は頬を赤くして笑った。 「それでもお守りだけは作りました!」 自分は弱い弱いと言っていながら頑張ったんだな。 岩崎はそれを微笑ましく思って思わず笑みが零れた。 「そうだね。ありがとう。いまつけても?」 「はい、受け取ってくれてありがとう……」 経の手から受け取って、首にかけてみる。 ストンとした重さが心地よかった。 経はそれを見て顔を赤くしたり隠したりしている。 「まあまあ似合うと思うけど?」 「うん、すてきです。あ、あのそうなんといったらいいか」 「男の人にアクセサリーを渡したのは初めてで、その」と言いながら、ポッポと湯気が出そうに喜んでいる経を素直に「可愛いなあ」と思ったが、それは口に出さないで置く事にした。 好意は思って大事にするものであって、口に出すものではないと思ったから。 「嬉しいよ。お礼はキスで?」 「えええ――!!」 経は今にもひっくり返りそうな顔をしたので「冗談が過ぎたな」と少し反省した。 「冗談だよ? ごめんね。お礼は、また今度」 「えっと、無事で過ごしてくれるならそれでいいです」 経は手をパタパタさせてそう答える。 「それが一番難しいんだけどねえ」とは、意地悪になるので言わないでおく事にした。 「岩崎君が幸せそうなの見ていると、ボクも嬉しくなります」 「それは良かった。幸い僕はいつもしあわせなんだ」 「えへへ。それならよかったです。嬉しいです」 素直だなあ。 岩崎は思わず頬を赤くして照れた。 話を変えよう。 「どこかいきますか?」 岩崎の声にポッポと湯気出して照れていた経の顔が素に戻った。 「えっと、サファイアラグーンで散歩とかしたいです。水辺がすきなんです」 「いいとも。じゃ、いこっか?」 「はいッ」 経は「案内しますね」と岩崎の手を取ろうとしてためらって手を隠した。 別に手を繋いでも構わないのに、と思ったが口に出すのも無粋なので黙っておく事にした。 経が嬉しそうなのが嬉しい。今は彼女が好きなようにしようと、岩崎はそう思う事にした。 /*/ サファイアラグーンは詩歌藩国が最近作った温泉施設であった。 この所どの国も金銭難に陥っていたから娯楽施設建設は必然であった。 まあそんな裏事情はさておき、北国で温泉に入ると言うのは乙なものであり、ここもそれなりに人が入っていた。 経に案内され、岩崎は水着をレンタルした。 経と待ち合わせしていたら、経はワンピース型の水着を借りて出てきた。 岩崎は何となく見てはいけないものを見たような気がした。 経はそんな岩崎をキョトンと見ている。 「なんだか妙な気分だね」 「そうですか? 中は暖かいですよー」 そうではなくて。 「ああ、いや、うん。そだね」 水着と言うものは罪なものである。 例えどんな柄やオプションがついていても、体のラインは露骨に出る。 それを知ってか知らずか、経は嬉しそうに岩崎の横に寄ってきた。 「ええと、いきなりですが! ボクは岩崎君大好きなのですが、男の人に慣れてないので、こう、徐々に仲良くなりたいです」 無防備だ。 岩崎はそう思ったがいつもの笑顔で誤魔化した。 「うん。まあ、同じこと考えてた。大丈夫」 経はそんな岩崎の反応にもう一度キョトンとした顔をした。 ボク、岩崎君に何か失礼な事したっけか。 彼が目線を合わせてくれないのが気になったが、横に行っても避けるようにはしないので、多分大丈夫なのだろうと思う事にした。 「ありがとうです。なんかいろいろごめんなさい。でも、がんばります! なにかはよくわかりませんが」 そう言いながらも、二人はお湯に浸かった。 外の寒さとは打って変わって、お湯は温かい。 体の芯までほっこりとしてくる。 「湯加減はどうだい?」 岩崎はようやく経と目線を合わせた。 お湯に浸かってしまえば体のラインは見えない。 経は嬉しそうに岩崎を見た。 「はい、気持ちいいです。息苦しくないですし」 「うん。そうだ、帰りに温泉卵を買って帰ろう」 岩崎は立ち上がり、岩の上に腰掛けた。 足だけはお湯に浸かっている。温まった体を湯気で少し冷ましている。 「いいんですか? わーい、ありがとうございます。その場で食べる人用のカップもあるんですよー」 経は嬉しそうにぱしゃぱしゃと岩崎の下に寄っていった。 「へえ。というか、ほんとに温泉地だね?」 「えーと、他の藩国の温泉地って行ったことはないですけど、こんなかんじでしょうか」 経も立ち上がって岩崎の腰掛けている岩に座った。 岩は小さく、岩崎とはくっついている感じになった。 「あ、いや、うん。そうかも」 そう言えばアイドレスではあまり旅をしてないかもな。岩崎はそう思った。 「旅をするのって楽しそうです」 「そうだね。僕も遊牧民族らしく旅してみようかな」 「そうしたら旅の話を聞かせてくださいね」 経は振り返って言った。 背中越しにしゃべるのは、互いの体温が伝わって心地いい。 岩崎も振り返ると、微笑んだ。 「もちろんさ」 お守りをもらったお礼がしたかったけど、生憎水着にはポケットがなかった。 「帰るときにね」 そのお礼の話は、また後日。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) ありがとうございます。岩崎君が紳士です!萌えました。 あと、自分の挙動不審なところが可愛く書かれていて、照れました。ありがとうございましたー!! -- 経@詩歌藩国 (2008-09-23 23 29 43) 名前 コメント ご発注元:経@詩歌藩国様 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/cbbs_om/cbbs.cgi?mode=one namber=1073 type=1024 space=15 no= 製作:多岐川佑華@FEG http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=1421;id=UP_ita 引渡し日: counter: - yesterday: -
https://w.atwiki.jp/sblnasake/pages/79.html
選手名鑑(新)に戻る 選手名 製作者名 選手画像 背番号 ポジション 投打 フォーム 出場期間 選手紹介 いである しかぶう 7 外野手 右投左打 オープン 510年度~531年度 4度のベストナインと5度のゴールデングラブ賞を受賞した外野手。安定した守備に加え安打製造機として通団2479安打を放った。全盛期では盗塁数も増え、歴代最高レベルの3番打者として活躍し、ならズ黄金期の主力選手としてチームを支えた。 通算成績 キャリアハイ タイトル 選手名鑑(新)に戻る 名前 コメント