約 2,037,349 件
https://w.atwiki.jp/toriko-database/pages/672.html
名前 もち石(もちいし) 分類 鉱物 初出 177話 捕獲レベル 3 生息地 絶滅種 概要 読者投稿の食材。数千年前の地層から発見された餅のような石。 とても柔らかくておいしいため、同じ地質時代に生息していた古代生物が食べていたと推測されている。 あんこ味、醤油味、ずんだ味など様々な味があったようだ。 鉄平によって現代に再生された。 関連項目 猛獣・食材図鑑(原作) 鉄平 カフェアリ
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip2/pages/1452.html
憂鬱な月曜の朝。珍しく早く学校に行った俺の一日はこいつとの会話で始まった。 「昨日帰りに街歩いてたらまたナンパされちゃったわ」 「朝一番から自慢話か?ハルヒ」 珍しく早く来た俺より早かったハルヒ。朝からそんなに絡まないでくれ。 俺は昨日の探索などで疲れてイライラしているんだ。 「何よ、つれないわね。ただウザかった話を他人に聞いてもらうとスッキリするじゃない」 まったく自己中心的な奴め。 「それで俺はなんと言えばいいんだよ。さすがは団長様、やはりうつくしいんですね~ってか?」 ハルヒは明らかに不機嫌に顔をゆがめた。 「……もういいわ。あんたさ、あたしが誰かと付き合ったりとかしようとしても全然気になんないわけ?」 何を言い出すんだ。『恋愛は精神病よっ!』なんて言う奴がそんなこと心配する必要はないだろう? まぁ、ここは本音を言っておくか。 「お前が誰かと付き合うってんで幸せならいいじゃないか。そしたら俺も妙な事に付き合わされる回数も減って、疲れもなくなるだろうな。お前の恋愛は俺には関係ないが、誰かと付き合うと言うなら祝ってやろう」 俺は言い終わるとハルヒの前の自分の席に腰掛けた。 「今のさ……本気で言ってる?」 やけに沈んだ声で俺の背中から声がかかった。 「あぁ、祝ってやるさ。つまり本気だ」 俺が振返りながら返事をすると、ハルヒが少し涙ぐんでいた……のか?すぐに目を逸らしやがったからわからなかったな。 「そっ…か、そうよね。あんたには関係ないわね」 ハルヒは席を立ち、ある方向のある人物の元に向かった。今、教室に入ってきたばかりの谷口の元に。 何やら話をしているようだ。もちろん、教室の中では多少ざわつきが。 ハルヒが谷口に自分から話しかけるなんて滅多にないしな。 次の瞬間、教室の時は止まり、俺は目を疑った。 谷口がハルヒを抱き締めていた。ほんの数秒抱き締めた後、何やら話をして、二人とも自分の席に座った。 「な、なぁハルヒ。今、谷口と何話してたんだ?」 俺の席の後ろで、少しだけ頬を赤らめているハルヒに尋ねた。 「……あんたには関係ないんでしょ?」 窓の外を見ながらの素っ気ない返事。 「それとこれとは別だ。教室であんな事したら誰だって気になるだろ」 俺はよくわからない不快感を感じながらも聞き出そうとした。 「後であのバカにでも聞いときなさい。あ、そういえばあたしはたまにしか部活に出れないから」 そう言うとハルヒは完全に人を寄せ付けないモードに入った。 ………なんだってんだ、畜生。 《another side1》 今日も教室の景色はかわんねぇな……キョンと涼宮も何やら話してるしな。 ん?ケンカ別れか?涼宮が外に出ようとしてるな。 触らぬ神に祟り無し。おとなしく道を開けるとするか。 俺が少し横にずれると、目の前で涼宮が止まった。……俺、何か悪いことしたか? 「谷口、あんた今彼女いる?」 ……返事しようにも、突然のことで言葉がでねぇ。俺は首を横にブンブンと振った。 よく見ると教室の視線が全部こっちに向いてやがるな。 「ふ~ん、やっぱり」 やっぱりって失礼じゃねーか?俺だって、やるときゃやる男なんだが。 「で、涼宮。俺に何か用なのか?そんなに珍しい質問なんかしてよ」 涼宮が少し考え込むような動作をして口を開いた。 「あんた……あたしと付き合ってよ」 「はぁ!?」 我ながら素頓狂な声が出た。自慢じゃないが5分でフッた男にあの涼宮が告白だぜ? 驚きもするさ。 「ダメ……なの?」 涼宮が上目遣いで聞いてくる。いや、俺のが身長が高いから当たり前だよな。 俺はずっと、涼宮を好きだったんだろうな。あれだけヒドい扱いをされても、何かのドッキリだとしても、喜んでいる自分がいる。 「い、いや……お前がそれでいいんなら…」 嬉しさを押さえてこう言うのが精一杯だ。 「ほんと?じゃあ……ギュッてしてよ」 「……此処でか?」 「此処でよ、今すぐ」 みんな見てるよなぁ……。でも、此処で出来なかったら涼宮も離れて行きそうだしな。男谷口!やるときゃやる男だ、俺は!! 俺は涼宮を抱き締めた。あの運動神経の固まりとは思えないくらい細い体だったから少し緩くしたけどな。 数秒で離したあと、涼宮が少し頬を赤らめて言葉をだした。……こんな表情、初めて見るな。 「ほ、ほんとにやるとは思わなかったわ……」 自分から言い出したくせに……。 「やるときゃやる男なんだよ、俺は」 「なんで途中で緩めたの?」 「そりゃあ……お前が意外に細かったからな。痛くしたら悪いと思ったんだよ」 「ふ~ん……。あんた意外に優しいわね、見直したわ」 珍しく褒められた。なんか嬉しいぞ。 「明日から弁当作ってきたげるから、一緒に食べるわよ」 はい?今、メチャクチャ幸せなセリフを聞いたような気が……。 「返事はっ!?」 「は、はいっ!」 またもや素頓狂な声が。いや、もうなんでもいいよ。俺は幸せだ……。 「じゃあ、今日の放課後は一緒に帰るわよ。……あたし掃除当番だけど待ってなさいよ」 「あ、ああ……」 そう言うと、涼宮は席に戻って行ったから俺も戻った。……裏があってもいいや、俺は、涼宮が好きだ。 キョンとだって勝負してやる。 昼休み。飯を食いながらそんな話を聞いた。 「悪いな、キョン、国木田。俺、明日から一緒に飯食えないわ」 とても幸せそうな面をしている。まぁ、こいつにとっちゃ幸せならそれでいいさ。 俺は少し急いで飯を食い終わり、校内をフラフラし始めた。……なんとなく、谷口と一緒に居たくなかった。 「あ、キミキミ!涼宮さんのお気に入りのキミ!」 俺が振り向くと、バンドの人、財前さんが居た。 「あ、こんにちは」 俺が軽く挨拶をすると、MDを3枚握らされた。 「これ、文化祭でやった2曲に新曲入れたMDだから。キミと涼宮さんと長門さんの分ね」 そう言ってすぐさま元の集団の所に走り去った。……パシリか、俺は。 教室に戻ると、ハルヒは席に居た。 「これ、ENOZの人からだ。新曲が入ってるとか」 「ふ~ん、ありがと。あ、そういえばあたしが居なくてもあんた達は活動しなさいよ」 なんて理不尽な要求だ、団長様。しかしそんなことより確かめる事は一つだ。 「お前……谷口と付き合うんだって?」 ハルヒは少し顔を上げた。 「そうよ。だから今日は来れないから。たぶん明日は行くけどね」 俺はまだいろいろ聞きたかったが、授業開始のベルに阻まれた。 ……なんか、イライラする。 放課後、部室に行くと既にみんな揃っていた。……ハルヒを除いて。 「おや、涼宮さんと一緒ではなかったのですか?」 俺は長門にMDを渡しながら古泉に返事をした。 「あいつなら谷口と帰ったよ。付き合うらしい」 「「「…………」」」 部室に沈黙が流れる。みんな驚きを隠せないようだ。 「そう驚くなよ。閉鎖空間だって出てないんだろ?このまま安定してくれりゃいいじゃないか」 古泉の顔に微笑みはなく、驚きのまま会話を続けた。 「確かにそうなんですが……あなたは何も感じないのですか?」 また、探りをいれてくるのか。いい加減飽きたぞ。 「あぁ、あいつが幸せならそれでいいだろ」 俺がその言葉を発した後は、みんな無言だった。 長門は本を読み、朝比奈さんは編み物、俺と古泉は無言でボードゲーム。 言葉で何も感じないと言っても、よくわからんイライラは俺の中に残ったままだった。 そんな毎日が過ぎる。今日は金曜日。ハルヒは今週二回目の部活への出席だ。 「明後日は探索だからね!!みんな来るように!!」 その言葉を最後に、解散した。明後日の探索ならハルヒと話す機会も出来るかもな。 こないだ聞きそびれたいろいろな事を聞き出そう。 《another side2》 今週は幸せだったぜ……。涼宮からの告白に始まり、一緒に食べる昼食の手作り弁当、放課後一緒に帰りつつのちょっとした買い物。 キョンには悪いが俺はもう、涼宮を譲るつもりはない。 いまからのデートだって、ただ街を歩くだけだが楽しみだ。 ……お、涼宮が来たか。 「あら、あんた早いわね。女を待たせないのは良い男の条件よね」 「お、お前の私服姿もメチャクチャ輝いてるぞ」 話が噛み合ってないが、これしか言えなかった。マジで輝いている。女神のようだ。 「ちょ、ちょっと!恥ずかしいじゃない!……さ、さっさと行くわよ!」 駆けるように歩き出した涼宮に追いついた俺は、自然に手を握ってしまった。 「あ、あ~……手、握っていいか?」 弱いぜ。なんて弱いんだ俺は。 「何を許可なんて取ってるのよ。あたし達、付き合ってんのよ?」 俺の手を握り、歩幅を緩めて横に着いてくれた。 頬がほんのり赤らんでいる。やっぱこいつも恥ずかしいのかな? ……なんてな。 それからしばらくいろんな店を歩き回り、昼飯も一緒に食べて、また店をいろいろ回っていた。 「あっれー!?そこのかわいい女の子はハルにゃんかいっ!?」 長い髪をなびかせた美人が声をかけてきた。……鶴屋さんだ。 「あ、鶴屋さん!……って事はその辺にみくるちゃんもいるわね?出てきなさいっ!!」 「は、はいぃっ!」 涼宮の大声に気圧されて朝比奈さんまで出てきた。 美人三人の競演に平凡な俺か……、ちょっと距離置いておこう。 「隣りにいるのは確か……谷口くんだねっ!?キョンくんはどうしたんだい?」 鶴屋さんが涼宮に疑問を投げ掛ける。確かに普通はキョンといるのが自然だよなぁ。 「あいつは知らないわ。今はこの谷口があたしの彼氏なの!」 涼宮に腕に抱き付かれた。胸が当たってるって涼宮よ。 鶴屋さんはそれを聞くと少し眉を潜めた。 「……ふ~ん、そっか。ま、デートの邪魔しちゃ悪いからあたし達はもう行くっさ!ほらっ、行くよっ!みくるっ!!」 そう言うと、腕を引きながら走り去って行った。慌ただしい人だよなぁ、ほんと。 「何ほうけてんのよっ!さっさと行くわよっ!」 腕に抱き付かれたまま引き摺られる。 ……もう、幸せ過ぎるぜ。 そのまま、買い物を終えると俺達は別れた。 ほんとは聞かなくちゃいけない、キョンへの涼宮の気持ち。怖くて聞けねぇよ……。 あいつら今日はデートだったんだよな……。 俺はなんとも言えない感情を抱えていた。いつもは今日行っていたはずの探索がなかった。 それどころか、今週はハルヒと話したのも数える程だ。……まさか、俺はハルヒが好きなのか? それが谷口と居たくない理由か?イライラしてる理由なのか? 俺は古泉に鈍感と言われることが多い。まさか、このことがそうなのか? そもそも《好き》かどうかの定義がわかんねぇ。こんな風に悩むこと自体が好きって感情か? ふと窓の外の星空を見上げた。微妙に赤い星発見……やべ、一瞬古泉に見えた俺は病気かもしれん。 そういや文化祭でこんな感じの曲やってたな……。 俺は制服のポケットからMDを取り出し、再生した。 一曲目、何だったか……《God knows》だったかな。これじゃないな。 二曲目、これだこれ。確か……《Lost my music》か。 いつもはなんとなく、勉強のついでに流すための音楽。今日は、今だけは詞を一つ一つ吟味しながら聞いてみる。 はぁ……やっぱりこの人達すごいな。新曲だって素人耳にだが文化祭でやったやつより上手くなってる。 なにより、詞に引き込まれちまう。 《星空見上げ》《あなたは今何処で》《大好きな人》……一つ一つ単語を抜き出すと、自分の気持ちに気付いちまった。 俺は、ハルヒが好きだ。気付くのが遅いのにも、俺が鈍感だということも全て気付いた。 今更遅いかもしれん。ハルヒが谷口とラブラブになってるかもな。 だけど、気付いたからには引けないな。俺は谷口からハルヒを奪ってやる。あいつは親友だ。だけどこれだけは譲れないし、譲りたくない。 全ては明日、探索の時に打ち明けてやる……。 俺の勝手な決意と思惑を嘲笑うかのように、午前、午後と見事にハルヒと離れた。……これも、ハルヒの意思かもな。 俺はしょうがなく、午後に長門と行った図書館でメールを打った。 《今日、解散した後少しだけ時間をくれ》 返事はすぐに来た。 《あたしも忙しいんだから少しだけよ》 これで機会は確保した。あとは俺の気持ち一つか……。 喫茶店で解散した後、俺はハルヒと二人で歩きだした。 「何処に行くのよ。時間無いって言ったわよね?」 不機嫌なハルヒの声、俺の鼓動を少しだけ早める。 「ん、ちょっとそこの公園だ。あまり遠くないしいいだろ?」 ハルヒは渋々とついてきた。話だけは聞いてくれるみたいだな。 夕方の公園には、人はおらずに、二人きりで公園の真ん中辺りに佇んだ。 「で、話ってなによ」 ハルヒは尚も不機嫌そうだ。こんな時のこいつはたたみかけるしかないか。 「じゃあ、単刀直入に言おう。俺はお前が好きだ。……それに、昨日気付いた」 目を見開いて俺を見てくるハルヒ。大体次に言ってくる言葉も想像できる。 「な、なによ今頃。あたしは谷口と付き合ってるのよ!?」 やっぱりな。 「あぁ、よく知ってる。だけどな……俺も自分の気持ちに気付いたからには引けないんだ。好きだ。谷口と同じ……いや、谷口が思うより俺のが好きだ」 みるみる赤くなるハルヒの顔。夕焼けも沈みかけ、辺りが暗くなってきているにもかかわらず、顔が赤いのがわかった。 「た、谷口はどうすんのよ!あたしがここであんたの告白受けちゃったら……あんた達、仲違いするんじゃないの?」 「もし、お前が俺の告白を受け入れてくれるなら……あいつに土下座でもなんでもしてやるさ」 これで俺の本気は全部伝えた。あとは返事待ちだ……。 「……あんたが教室であたしがナンパされたことに全然反応しなかったこと、ショックだったわ」 ハルヒは俯いて、話を始めた。 「それで、寂しくなって……あたしがあんたの次に自分を出せる、谷口に甘えちゃったのよ」 一歩、二歩……少しずつハルヒが歩み寄ってきた。 「谷口には悪いと思ってる。でも、やっぱりあたしはキョンが好き……」 目の前でハルヒが止まった。俺はハルヒを抱き締めて、囁いた。 「俺で……いいんだな?」 ハルヒが縦に頷いて、俺の胸に額を当てた時、声が聞こえてきた。 「ちょっと待てよ!!」 《another side3》 結局、寝れなかったな。涼宮の本当の気持ちはどうなんだよ。 俺は一人街を歩く。国木田は所用で、キョンはこの頃俺を避けてる気がするし、なにより探索とやらだ。 朝からダラダラと歩き、飯も食わないままもう昼の15時だ。いい加減疲れたが、モヤモヤが晴れない……。 「大丈夫かいっ!少年!」 俺が振り返ると、昨日も会ったお姉さん、鶴屋さんが居た。 「あ、ども……。あんまり大丈夫じゃないっす」 「そっかいそっかい!!じゃあお姉さんがご飯でも奢ってあげるっさ!!ほら、早く来るにょろよっ!!」 俺は抵抗する気力もなく、為されるがままに定食屋のような所に連れて行かれ、食事を奢ってもらった。 「どうだいっ!元気は出たかなっ!?」 「あ……はい。ご馳走さまでした」 鶴屋さんはニコニコして俺の顔を見ていた。なんか、全てを見透かすような目に釣られて、俺は喋りだしていた。 「俺、なんかまたフラれそうで……心配で……。今日、終わったら涼宮にいろいろ聞いてみようと思ってるんです。」 鶴屋さんの表情が一変して、真面目な顔になった。 「だと思ったよ。ね、あたしもその場に行かせてくれないかい?」 「いや、でも俺が一人でやんなくちゃ……」 「だから着いてくだけさっ!邪魔はしないから!このとーりっ!」 両手を重ねて、お願いのポーズ。……ま、いっか。一人だと心細かったんだよな。 「わかりました……その代わり、俺が何しても止めないで下さいよ?」 そう。もし、キョンと涼宮が一緒にいたら俺はたぶんキョンを殴るだろう。もしかしたら……涼宮も…。 鶴屋さんは黙って頷いた。 この人って黙ってたら美人、喋ってたらかわいいって感じだな……。 とか考えていると、窓の外を涼宮とキョンが通った。 ……嫌な予感が、当たったかもな。 俺は鶴屋さんと、バレないように尾行した。 公園の真ん中で話している二人。俺達は草むらの後ろ。 話し声は聞こえるわけもなく様子だけを窺っていた。 ……涼宮が一歩、二歩とキョンに近寄った。それをキョンが抱き締めた。 あぁ……やっぱりこれが現実かよ。納得行かねぇけど……わかってた。 わかってたけど……。 「鶴屋さんは此処に居てくださいね」 「ちょっと待てよ!!」 俺は腹の底から声を出した。久しぶりにこんな声が出た、多分、いろんな感情が混ざるとこうなるんだろうな。 俺はゆっくりと二人に近付いていった。 「谷……口。お前、見てたのか?」 谷口はいつになく、怒っていた。……いや、悲しみも含んだ、深い怒りだ。 「見てたのか?じゃねぇよ!涼宮!!お前は……俺をダシに使ったんだろ?キョンにやきもちを妬かせる為のダシだったのか?俺は」 谷口はハルヒを睨み付けた。俺にすがりつくようにしてハルヒは答えた。 「そうじゃない……でも、そうかもしれない。あんたが優しくて……安心して……本気になったこともあったわ。でも……キョンに告白されたら……」 そこでハルヒの言葉は止まった。三人の間に沈黙が流れた。 「ごめんね?谷口。許してもらえないのはわかってるわ。だから……好きなだけ、あたしを殴って」 ハルヒはそう言うと谷口の前に出た。 谷口が手を振りかぶると、俺は谷口に飛び掛かった。 ……弱いな、俺は。 飛び掛かったはいいが、あっさりと谷口に躱され、顔面に手加減なしのパンチを食らった。……長門の蹴りより強烈だ。 俺を見下している谷口は、泣いていた。 「……わかってたんだよ」 泣きながら谷口は、ハルヒに向かって歩き出した。そして、手を振りかぶって……。 ハルヒの肩に手をかけて、涙をボロボロと流し始めた。 「バカヤロウ!俺が……俺がお前を殴れるわけないだろ!!どんだけ好きだったかも知らないくせに……畜生!!」 谷口は、走って公園から去って行った。それと同時に、ハルヒが腰をストンと落とした。 「どうしよう……あたし、ほんとにヒドい事しちゃった……」 ハルヒはとてもショックを受けていた。それと同時に、俺も自分の身勝手さ、頭の悪さを呪った。 俺が一番谷口の事を、みんなの事を考えてなかったじゃねーか……。 そう考えると、自然と涙が流れた。 「キョンくん、歯、食いしばりなよ」 という声が聞こえた瞬間、俺の頬に平手打ちがきた。 声の主を見ると、鶴屋さんがそこに居た。 「……ありがとうございます」 俺はそれしか言えなかった。鶴屋さんはニッコリと笑い、ハルヒの前に立った。 「鶴屋……さん」 「ハルにゃん、わかってるね?」 「……うん」 「キミは、人間として、友達として……女として一番やっちゃいけないことをしたっさ。あたしも、怒ってる」 「………うん、お願い。思いっきりやってちょうだい」 話が終わると、鶴屋さんは平手でハルヒを叩いた。 五発程叩いた所で止まり、ハルヒは鶴屋さんにすがりついて泣き始めた。 「ハルにゃんの甘える相手は違うさ」 そう言って、鶴屋さんは俺にハルヒを預けた。 「キョンくん。落ち着いたらハルにゃんをちゃんと送ってやりなよ?あたしは谷口くんを追っかけてくるさ」 「……お願い、します」 さっきのように、俺に笑顔で返事をして走り去った。 公園には、涙を流す二人だけが残った。 《another side4》 俺は駅前公園で一人うなだれていた。道行く人の誰もが俺を見ていくのがわかる。 当たり前だ。こんな野郎が一人で座って泣いてんだもんな。 覚悟はしてた、わかってた。でも、実際になると……辛ぇよ。 「あ~もう!こんな所にいたのかいっ!探したよっ!」 涙でぼやけた視界の先には鶴屋さんが居た。 「や~、キミ足速いねっ!追いつくのがやっとだったさっ!…………泣いていいよ?あたしが居てあげるさ」 鶴屋さんの優しさが、心に染みた。俺はいつの間にか、涙を流していた。 「畜生……俺だって本気だったのに……畜生………」 鶴屋さんは俺が泣いている間、ずっと頭を撫でていてくれた……。 「もう、大丈夫かいっ?」 「はい……。すんません……ってか、ありがとうございました」 「いいっていいって!」 ほんとに癒された気がする。俺の心はだいぶスッキリしていた。 「しっかし、ハルにゃんにちょっと妬けちゃうな!こんなに良い男達にモテモテだもんねっ!!」 鶴屋さんは俺の顔を覗きこみながら笑顔を浮かべた。 「こんなフラれた時に優しくされると……好きになっちゃうじゃないっすか」 俺は精一杯の笑顔を作ったつもりで返事をした。 畜生、顔が引きつるよ。 「あははははっ!!あたしは別に構わないっさ!キミ、結構かっこよかったし……男らしい子は好きさっ!」 そう言うと、鶴屋さんは俺の頬にキスをした。……へ? 「ちょ……ちょっと鶴屋さんっ!?」 「嫌だったかい?」 「そうじゃなくて!そんな……俺みたいな…変な平凡な奴になんで?」 鶴屋さんはあくまでも笑顔で素敵な先輩だった。 「プププッ!谷口くんはいい男さっ!あたしじゃダメかいっ?ハルにゃんしか受け付けないなんて、お姉さん悲しくて泣いちゃうにょろ~」 まったく泣いていないような泣き真似をして、俺を元気付けてくれる。 「鶴屋さんがそれでいいなら…付き合わせてください」 俺が肩を掴むと、目を閉じた。 つまりこれはアレですか?……キスをしろと? 「早くするっさ。女の気持ちは変わりやすいにょろよ?」 俺は覚悟を決めて、鶴屋さんにキスをした。……女の唇ってこんなに柔らかいんだな。 「うへへへ~、これであたしも彼氏もちだねっ!!よろしく!谷口くんっ!」 俺達は、手を繋いで駅前公園を後にした。 ……今週は最後にいいことがあってよかったよ。 「ハルヒ……頬、大丈夫か?」 「あんたこそ……あざになってるわよ」 俺達はベンチに座り、お互いの頬を撫であった。 「あんたの手、冷たくて気持ちいいわ~……」 ハルヒは目を瞑って、日なたぼっこをしているシャミセンのような、気持ちの良さそうな顔をしている。 頬を撫でている、目を瞑った。……構わないよな? 俺は、そっとハルヒにキスをした。 「ちょっと!いきなり!?」 「あ、いや。つい」 「ついじゃないわよ!あ~もう!……初めてだったのにぃ…」 ほんとは初めてじゃないんだけどな、お互いに。 「じゃ、またやってやるよ」 俺はもう一度、二度……と数回、くっつけては離すキスをした。 「……もう。バカ…」 「そんなバカを選んだのはお前だ」 俺はそんなやり取りに、幸せを感じながら頬の痛みで谷口のことを思い出した。 「……谷口になんて謝るかな?」 ハルヒも少し真面目な顔になり、考えだした。 「明日、二人で行って頭下げよっか?その後は谷口になんでも尽くしてあげれば許してくれるわよ」 確かに、バカ正直に行くしかないか。 「だな。とりあえず今日は帰ろうぜ、もう遅いし」 俺達は、水道で顔を洗った後、二人で手を繋いで帰った。 「谷口!本当にすまん!」 「ほんとごめん!あたし達に出来る事ならなんでもするから!」 昼休み、俺とハルヒは谷口に頭を下げまくった。何故なら、谷口は理由はわからんが昼休みに学校に来るという行動をしたからだ。 さすがに谷口でも堪えたか……。 「なんでも……だな?」 谷口の目が光った……ような気がした。 しかし男に二言はない。 「あぁ、なんでもだ」 俺が真面目に答えたのに対して、谷口は笑いだした。……何がおかしい。 「はははは、ジョークだって。俺もお前を殴っちまったからな。おあいこだ」 「でも、それじゃああたし達の気が……」 ハルヒが申し訳なさそうな顔で口を開いた。 谷口は何故か満面の笑みで返事をしてきた。 「わかったわかった、じゃあダブルデート行くとして、そんときの金、奢りな!」 は?ダブルデート?こいつはとうとう頭が逝っちまったか? 隣りのハルヒを窺う。俺と同じような顔をしていらっしゃる団長様。惚気だがそんな顔もかわいいぞ。 「やっほー!谷口くん、ご飯一緒に食べるっさ!!」 教室の外から聞こえてくる、鶴屋さんの元気な声。 俺、ハルヒ、教室にいる連中はさらに呆然。 「ま、そういうわけだ。お前らも一緒に飯食おうぜ」 鶴屋さんから全てを聞いた俺達。四人で飯を食うために屋上に向かった。 その前に俺は教室のある人物の様子を窺った。 「国木田……お前も頑張ってくれ」 「………キョン、同情ならいらないよ…」 終わり
https://w.atwiki.jp/seizousho/pages/411.html
もち吉 せんべい・あられ等の米菓及び豆腐・生菓子の製造販売 本社:福岡県直方市 原料原産地情報 [うるち米]主として熊本/三重/福岡一部に、秋田/新潟/茨城など [もち米]佐賀/福岡/秋田 [小麦粉]アメリカ及び日本※日本の場合、主として九州。場合によって四国など。 [海苔]焼のり:有明(九州)/瀬戸内(岡山) 青のり:四万十川/吉野川 [小豆]北海道(十勝)※葛:主に奈良。他鹿児島。 [黒豆]兵庫 ※問い合わせた時期は2011年6月です。 (代理登録:2011/10/14) ◆創業感謝缶 きもちかさね もち米、うるち米の産地について聞きました。 餅のおまつり醤油味, おまつりこまち梅ざらめ味:熊本県、三重県 豆乃餅サラダ味, 本角餅海老味, はんてん焼醤油味:佐賀県、北海道 えくぼあげ:政府が管理している加工用うるち米なので、複数の産地が混ざっており特定できない。 ただ、今現在は22年度産のものを使用している。在庫が無くなり次第23年度産に切り替わる。 ※今後、原材料名の欄に詳しい産地を記載して欲しいことや、 産地が分かる加工用うるち米を使うように要望したところ、 親身に受け止めて検討していきたいとおっしゃって下さいました。 とても感じの良い応対でした。 (2011.10.14 電話で聞きました) (代理登録:2011/11/10) お米の産地のみ ◆えくぼあげ 詰替パック 福岡米(来年から新米に) ◆田舎あられ 佐賀、北海道(11月から新米) (代理登録:2012/02/18) 「複数ブレンド米」の製品については、産地が複数(国産)で、かつ産地特定が不可である、 「加工用うるち米」製品かと思われますが、同製品群は相当数に及んでしまいますので、 以下に、弊社工場(福岡)にて製造を行い、産地を特定している製品についてご案内致します。 ※加工用うるち米につきましても、23年度産に切り替わっております。 【うるち米使用製品】 [熊本/三重産ブレンド]餅のおまつり サラダ味/しょうゆ味/えび味/ねぎみそ味/うめざらめ味 おまつりこまち サラダ味/しょうゆ味/ねぎみそ味/うめざらめ味 御海苔巻 しょうゆ味/わさび味 ショコラ煎 [福岡産]希林あげ しょうゆ味/エビチリ味/黒糖味 えくぼあげ [北海道/秋田産]ごはんせんべい サラダ味/しょうゆ味 【もち米使用製品】 [佐賀/北海道/福岡産をブレンド]豆乃餅 サラダ味/しょうゆ味 のり乃餅 サラダ味/しょうゆ味 本角餅 海老味 ふくよか餅 全種類 ちょこあられ はんてん焼き やみつきごぼう ひとくちぬれもちおかき おもち焼き 磯ふわり えび 磯ふわり 青のり ※以下は店舗もしくはネットでの販売のみ 浮渦 梅の香餅 チーズおかき アーモンド餅 田舎かきもち 田舎あられ ざらつきあられ 明太子あられ 角餅焼き 揚げかきもち ごぼうあられ からしマヨネーズあられ 昆布おかき もちっこ ▼餅のおまつり サラダ味 うるち米(国内産100%)、植物油脂、塩シーズニング、調味料(アミノ酸等) ▼餅のおまつり 醤油味 うるち米(国内産100%)、植物油脂、醤油、砂糖、発酵調味料、デキストリン、ペッパーソース、 増粘剤(加工澱粉)、調味料(アミノ酸等)、パプリカ色素、カラメル色素(原材料の一部に小麦を含む) ▼餅のおまつり うめざらめ味 うるち米(国内産100%)、砂糖、デキストリン、植物油脂、梅肉、塩シーズニング、梅干シーズニング、 調味料(アミノ酸等)、酸味料、香料、パプリカ色素(原材料の一部に小麦を含む) ▼餅のおまつり えび味 うるち米(国内産100%)、植物油脂、塩シーズニング、海老、海老パウダー、調味料(アミノ酸等)、 紅麹色素、コチニール色素(原材料の一部に小麦、海老を含む) ▼餅のおまつり ねぎみそ味 うるち米(国内産100%)、味噌調味料(醤油、砂糖、味噌、発酵調味料、デキストリン、その他)、 植物油脂、ねぎ、増粘剤(加工澱粉)、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、糊料(プルラン)、パプリカ色素 ▼カレーせん うるち米(国内産100%)、植物油脂、カレーシーズニング(野菜粉末、乳糖、ポークエキス粉末、カレー粉、 食塩、グラニュー糖、その他)、塩シーズニング、調味料(アミノ酸等)、香料、カラメル色素、酸味料 (原材料の一部に小麦、乳を含む) ▼サラダ一番 サラダ味 うるち米(国内産100%)、植物油脂、塩シーズニング、調味料(アミノ酸等) ▼サラダ一番 醤油味 うるち米(国内産100%)、植物油脂、醤油、砂糖、発酵調味料、デキストリン、ペッパーソース、 ガーリック、増粘剤(加工澱粉)、カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、パプリカ色素(原材料の一部に小麦を含む) なお、ネット上の「産地偽装」の件でございますが、以前、炊飯用として「特別栽培米 会津コシヒカリ」の 販売を行っておりました際、栽培に関する情報開示が義務付けられており、 その一環として、弊社ホームページ上に、「農林水産省新ガイドラインによる表示」を掲載しておりました。 その後「特別栽培米 会津コシヒカリ」の販売を休止致しましたので、 同商品に関する情報を削除致しましたところ、削除前の掲載内容をご存知の方がいらっしゃいました様で、 かつ、当初の掲載内容において「炊飯用」との明記が無かった為、「米菓の原材料に使用してるから情報を削除したのでは?」、 との認識をなさったのではないかと存じます。 ▼農林水産省新ガイドラインによる特別栽培米に関する表示 ttp //www.mochikichi.co.jp/img_cabinet/guideline/tokusai.html ※現在は「特別栽培米 阿蘇コシヒカリ」のみ販売。
https://w.atwiki.jp/2ndchecker/pages/294.html
おふくもちとは 初代おふくもち 配信 2代目おふくもち 実況プレイ動画 ロマサガ2歴代皇帝一覧 二ノ国イマージェン一覧 クリアしたゲーム一覧 詰みゲーおよびプレイ中ゲーム一覧 おふくもちの名言集 おふくもちの罪一覧 うp動画一覧 関連リンク スカイプIDはamaiebinokawa おふくもちとは 小学生の女の子に対し恋をして恥ずかしさのあまり好きじゃないといったロリコンである 弟の彼女の前にパンツ1枚で現れた変体でもある 初代おふくもち 本人が書いてみると よりリアルにするとこんな感じ である 職業 属性 好きなアニメキャラ 苦手科目 得意科目 死因 享年 社会人 どちらかといえばM らんま1/2のあかねなど 漢字 反複横跳 出血多量 21 配信 学生の頃に毎週土曜日の19時~翌日の4時まで配信をしていた。 社会人になって配信を休止していたが、3年の月日を経て配信を復帰する。 配信の方針はTwitterなどで告知して配信をするスタンスに変える。 プレイするゲームは主に視聴者と相談して決める。FFや龍が如くをプレイしていたのでおそらくジャンルは何でも良い。 基本的にゲームをクリアして次のゲームに移るのであまりやりこまない。 ちなみに天地創造を見ればわかるが驚異的方向音痴である。 今現在は単位は余裕で取れる位の学力月日がたつのが楽しみである。 4月17日1時20分頃斧を持った強盗さん(伊藤大輔)に襲われて喉から血を出して1時37分頃に息を引き取っていった。 恐らくこれから強盗さんが配信を続けてくださるだろう。 むふふ~なファイルはちゃんと隠してあるらしい。 PSPは故障中で こんなんである 2代目おふくもち 2代目ボブはイケメンになり 職業 弓道 本名 苦手な言葉 スタンド 口癖 語尾 強盗 初段 伊藤大輔 まずは警察だと名乗らずに術酒を飲もう ミラクルズ まじかよ でござる 通称強盗さん4月17日におふくもちの家の窓に張り付いて登場した。 これからの活躍に期待 好物はおふくもちでユーザー名もおふくもちにしている だがしかし赤福のほうが好きらしい ちなみにあれは長いようだ アヴゥの性格診断での結果は 「協調性が少なく溶け込み難く、率直で自分を飾らない。常に何かにおびえ、被害妄想と自己嫌悪が強いようだ。誤解されることを嫌い、疑問を晴らさずにはいられない。しかし、守るべき者の為なら爆発的な力を発揮する。」 あだ名は ちーちゃん もーくん モーモー ボブ おふくもち この文を読んだらあなたは・消・さ・・・ +... ミドルネメス菌 食中毒対策or食中毒治療などに有効な菌これを採れば腹痛などもすぐ治る この菌は一般的には知られてないしネットなどで張られても政府が全力で消しにかかってくるから製品の成分表示にもかかれていない 顕微鏡で拡大されて拡大されたものはこれだ +... 実況プレイ動画 釜井たちの夜(かまいたちの夜)などのノベルゲーを主に実況している。 らんま1/2朱猫団的秘宝や天地創造などのノベルゲー以外も少しはプレイしている。 らんま1/2と天地創造は最近になってpart1まとめのマイリストに入った何でも本人は内緒でやっていたつもりらしい。 ロマサガ2歴代皇帝一覧 +... 皇帝名 お供の者達 主にしたこと レオン(皇帝) ジェラール(王子)ジェイムズ(初代チームで唯一餅に名前で呼んでもらえた男)ベア(パリィ)テレーズ(女の子) 皇位継承の説明 ジェラール(元帝国第二皇子) ベア(帝国重装歩兵)ジェイムズ(帝国軽装歩兵男)テレーズ(帝国猟兵女)エメラルド(宮廷魔術士女) クジンシー撃破 オニキス(宮廷魔術士女) リチャード(帝国軽装歩兵男)オライオン(フリーファイター男)アグネス(帝国猟兵女)ウォーラス(帝国重装歩兵) ザ・ドラゴン(笑)と死闘を繰り広げた アガタ(ホーリーオーダー女) アルゴル(フリーメイジ男)シーシアス(フリーファイター男)ロビン(シティシーフ男)ハリー(帝国軽装歩兵男) 船の強奪 フリッツ(格闘家) ライブラ(宮廷魔術士男)アン(帝国猟兵女)バジャー(シティシーフ女)アキリーズ(フリーファイター男) 格闘の火を付け直した マゼラン(武装商船団) ヒッポリュテー(フリーファイター女)テリー(格闘家)オパール(宮廷魔術士女)ガートルード(ホーリーオーダー女) ワグナス撃破 テッシュウ(イーストガード) ジェイコブ(ホーリーオーダー男)ベイダー(ベイダー)コッペリア(人形)プロキオン(フリーメイジ男) ボクオーン撃破 プロキオン(フリーメイジ男) ジェイコブ(ホーリーオーダー男)ベイダー(ベイダー)コッペリア(人形)シゲン(軍師) がんばった! サファイア(宮廷魔術士女) ミネルバ(インペリアルガード女)ライノ(帝国重装歩兵)ハクヤク(軍師)ハーキュリーズ(フリーファイター男) ロックブーケ撃破 コッペリア(人形) チュウタツ(軍師)ウェガ(フリーメイジ男)ジェイムズ(帝国軽装歩兵男)タンクレッド(インペリアルガード男) ダンターグ撃破 おふくもち(自称皇帝) タンボラ(サラマンダー)トシ(イーストガード)ハクゲン(軍師)マリア(ホーリーオーダー女) 七英雄撃破 今現在皇帝はオレンジ 二ノ国イマージェン一覧 +... 元イマージュン ニックネーム 主な役割 ルッチ→ヤルッチ→ガルッチ もっち 依怙贔屓 ウッキー→おとぼけウッキー ウキート 公式おすすめニックネーム はつがピックル→つぼみピックル リンク ゼルダやりたい セバ→セバス→セバスチャン セバ 名前変えられない フラピーチ→フラローズ きのぴお 回復役として使い倒す こどもアラビン→アラビン ふくだ 知り合いに似てる コッツへい→コッツたいちょう ばつ2 目がバツや! ファン→ファン・ガー→ファン・フー ちゃみん 俺の部下になれ キーマー きーまかれー 使えない アッチッチー ひろみごう 名前適当伝説の始まり ナッチ かりん 管理職しっかりしろ! ガウリオン わんわお DLCに役取られる トベルダー でぶこうもり 面白ネーム考えられへん みじゅくババナン→あおババナン ばななななななな 配信運命力のない餅 ジェム にゃんちゅう おそらく顔から ビビ あきらとりやま 安直 チョム ぴよぴよ チャ民に言われ フェン まくら 可愛いから餅の枕 ニャン→ニャイケル→ニャック むらびと 村人にしか見ない ブロッケン ブロッケン デフォルトやで しまコッケー やきとり メチャくいたなってきた エグール ごうもんきょう こわ! つきハグルン→ほのおハグルン→かみなりハグルン クラッシュギア ギアやで ピョンベー→ピョンキチ ひかれうさぎ うさぎやな タプタプ みずがめざ みずがめ ナマス→ナマスス→チクーデン たんば タンバリンもってるな ガウリオ ポチ 使うタイミングなし ツノノコ→ツノゴン だぶるほーん ずっとこの名前にしようと思っていた キャンドラ ろーど どらどこからやろ? ゼンダイン→モーターン→エネルギン みかんろぼ 蜜柑のロボットだから ポンポンメカ→ポンポンメカ2 ぶるーべりーろぼ ぶるーべりー デッドゾンビ→デッドスルー きのした 知り合いいないけど木下っぽい ゴックンチュウ あうと! ふっふーさんをを連想するから ブヒレンチ→ブヒハンマー ぶたえんじにあ Revinさんじゃありません タマミー→タマミック たまちゃん 多分マルちゃんが出てるから サンサン→メラメラ ひまちゃん 愛らしい レッドアラビン レッドふくだ 雑 トッコ ねぶそく 寝不足な感じある ガリピヨン ゴン ブリーチに出てなかった? マルマール かたまる かたまるにしよ えいへいハナハチ はちべい まんま オージョ せんぬき 栓抜きみたいやない? ブルーアラビン ふぶき 先手打たれた ユウマ だつりょく あいつは俺じゃないからこれでいい ホムホム ほもほも 一生使わん となりのユウマ となかい 隣の怪物くん ムンムン むらむらさん エッチな気分になった キャンドルン ごおーじゃす 前捕まえたのに似てる リースト リースト 皇帝の連れ子 モイモイ 梅田モイ まーんの為に捕まえた ルイド めがてん 目が小さい クリアしたゲーム一覧 +... ゲーム名 備考 ボクと魔王 餅と魔王やで 俺の屍を越えてゆけ ゲームでは小作りできた ゼルダの伝説時のオカリナ ギミックに中々気づかない餅 ゼルダの伝説ムジュラの仮面 お面も集めたで ワンダと巨像 ICOは動画で確認したで ジョジョの奇妙な冒険 7人目のスタンド使い マジかよ! 聖剣伝説2 何だかんだ今とそんな人数変わらない証拠画像残されている餅 ふしぎ刑事 クソゲーやで ワイルドアームズ ワイルドな餅 ファイナルファンタジーIV ファイナルな餅 真かまいたちの夜 11人目の訪問者(サスペクト) なんやかんやしおりも回収した餅 流行り神 警視庁怪異事件ファイル 餅警察になる 流行り神2 警視庁怪異事件ファイル 間宮の整形疑惑の噂 流行り神3 警視庁怪異事件ファイル 緑の世界 逆転裁判 基本的有罪にする餅 逆転裁判2 1話に1回有罪を 逆転裁判3 安定の有罪率 白騎士物語 -光と闇の覚醒- 技名の解説してそうな餅 ミッシングパーツ sideA 安定の低ランククリア ミッシングパーツ sideB Bランク大好き餅 クロス探偵物語 最後は動画で補完した餅 此花パック ~3つの事件簿~ 忍を殺したくて好感度を上げない餅 此花4~闇を祓う祈り~ BAD回収の餅 真流行り神 風守を殺したくて仕方がなかった餅 LITTLE NIGHTMARES-リトルナイトメア- 1つの部屋で迷いまくったで ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス ネタバレの荒らしやったで Among the Sleep 酔いまくったで Ninja Pizza Girl 忍者やで EPISTORY タイピング力見せたで Submerged クリアしたで バリアント ハート クリアしたで 奈落の城 苦悩したで FRAGILE ~さよなら月の廃墟~ マイク付け忘れたで 詰みゲーおよびプレイ中ゲーム一覧 +... ゲーム名 備考 FFT 人が増えたら THE 外科医 マルチエンド回収 龍がごとく(無印) おじいちゃんが倒せないの もじぴったん 国語力が上がったら トロと休日 のんびりしすぎや Selenite 打倒50階できない(限界は14階) 謎のシューティングゲー 俺には無理や 鬼人戦記 おろちが倒せない 僕と君の夏休み やっぱり彼女ができない餅 おふくもちの日常 作者さんが追加しない限りクリア カドゥケウスZ 2つの超執刀 オール神医+追加ミッション ベースボール 意味がわからなくなったもち 探偵神宮寺三郎 アーリーコレクション これぞ!ファミコン時代の難易度! シルバー事件 サブシナリオ1話以外 LIMBO 隠しステージ スイートホーム炎上事件 半分しか進めなかった 御神楽少女探偵団 新を購入すらしてない HEAVY RAIN 心の軋むとき 本人がこれはクリア扱いになるんだと疑問に思ってたので 風の旅人 OPで別ゲーに行く 絶体絶命都市2 宝石が集められない 二ノ国 闘技場・サブクエストなど Outlast DLC ルーンファクトリーオーシャンズ 結婚・セックス・コロシアム・分離問題など BAYONETTA ロダンやプラチナコンプなど Life Is Strange エンド回収 Mini Metro 投げた The Stanley Parable エンド回収 DISHONORED DLC FF9 やりこみ要素全般 FF10 やりこみ要素全般 FF10-2 未クリアミッション FF10-2 ラストミッション 通常クリアすらできてない Mighty No9 ボスラッシュや最高難易度 EVE burst error R PC版のエロ絵回収 FF 13 トロフィーコンプ 俺の屍を越えてゆけ2 昼子の夢 スーパーマリオブラザーズ2 隠し含め全ステージやるつもりらしい プレイ中はオレンジ おふくもちの名言集 「催眠術で・・・(・・・はご想像に任せます)が棒のように硬くなる」 視聴者の漢字問題で「せいし、しゃせい、じい、せいかん」などの漢字が読めたが他の漢字はほとんど読めなかった ゴキブリのチンボコ野郎 シリの穴フイた指 タマなしヘナチン おふくもちの罪一覧 1まさかコメントが来ないとは、そんなにおもしろいですかwwwww再生もないですけどねwwww +... 2遅刻厳禁 +... 3知っていた・・・ +... 4寝落ち +... 5たくまくん一家削除事件 +... 3月10日19時頃、長男・たくまくん、次男・やまとくん、父・けんたろうさん、母・ともこさんを削除した事件が発生しました。 うp動画一覧 ゲームpart1 マイリスト part数 初投稿日 釜井たちの夜 釜井たちの夜 13 2008/11/30 ときメモ実況で高校時代をやり直すぜ! 世界中のリア充が消えたら、俺がリア充wwwww 17 2008/12/08 君は『オトギリソウ』を知っているか? 弟切草 07 2008/12/13 一日で『伊集院レイ』を女にするぜ! 休日?暇に決まってるジャンwww 10 2008/12/20 一日で『藤崎詩織』を彼女にしてみせる! 一日でシリーズ終わらせるシリーズ第2弾 11 2008/12/21 君は『ヤコウチュウ』を知っているか? 夜光虫 04 2009/01/07 同級生に女子がいなかった俺の同級生2 高校卒業後に見る女子高生エロすぎワロタwww 24 2009/01/09 かまいたちの夜 二週目 かまいたちの夜 二週目 11 2009/01/13 らんま1/2朱猫団的秘宝 らんま1/2朱猫団的秘宝 22 2009/01/17 かまいたちの夜 三週目 かまいたちの夜 三週目 05 2009/02/11 君は『マジョタチノネムリ』を知っているか? 魔女たちの眠り 06 2009/02/17 また、釜井たちの夜を実況するよ かまいたちの夜 シナリオ解放 24 2009/04/03 らんま1/2超技乱舞篇 らんま1/2超技乱舞篇 07 2009/04/19 天地創造を実況するぜ! 天地創造 76 2009/05/10 かまいたちの夜を『ピンクのしおり』でやるよ かまいたちの夜 ピンクのしおり 08 2009/05/10 晦-つきこもり-を実況するよ 晦-つきこもり- 06 2009/06/05 かまいたちの夜2を実況 かまいたちの夜2 83 2009/07/06 オトズレソウを実況 オトズレソウ二週目(PS) 10 2010/04/19 かまいたちの夜×3を実況 かまいたちの夜×3 53 2010/04/27 月の光を実況 月の光 休止中 2010/10/04 聖剣伝説3を実況 聖剣伝説3 68 2011/04/12 夜想曲を実況 夜想曲 *27 2011/07/21 実況 『奈落の城』なら苦悩しろ 奈落の城 現行中 2011/10/12 かまいたちシリーズ ギャルゲーシリーズ その他ノベルゲーム ノベルゲーム以外 注,夜想曲は完結編、質問編、あとがき、外伝、おまけをぷれいしていない 関連リンク チェッカー twitter アーカイブ ユーザーページ 実況part1まとめ 餅ロダ 大百科
https://w.atwiki.jp/toriko-kugi/pages/469.html
【名前】 もち石 【読み方】 もちいち 【分類】 鉱物? 【捕獲レベル】 - 【生息地】 不明 【体長】 - 【体高】 - 【体重】 - 【価格】 - 【詳細】 読者投稿の食材。 鉄平が数千年前の地層から発見し再生した餅のような石。
https://w.atwiki.jp/marsdaybreaker/pages/2618.html
おもち(おもち) 設定国民から平 祥子へのクリスマスプレゼント。 保有国一覧 藩国名 入手履歴 保有者 使用履歴 現在所持数 リワマヒ国 09/12/25:入手 琥村 祥子 1 参考資料 イベント掲示板 No.31346 上へ 戻る 編集履歴:矢上麗華@天領 (2010/03/20)
https://w.atwiki.jp/nandemoiiyooimori/pages/23.html
歴代 主 旧 歩く男→走る男→マリオにふまれたクリボー→iPad/走る男→iPad→マリオにふまれたクリボー/iPad→?→シュルル 新 カワセミ/iPad/Bob-omb→友だーち 歴代スレッドの流れ ________________________________________________________________________________ 旧 歩く男 (第1弾〜第9弾) 走る男 (第?弾〜第?弾) マリオにふまれたクリボー (第?弾〜第?弾) iPad/走る男 iPad (第?弾〜第?弾) マリオにふまれたクリボー/iPad (第?弾) スレッド放棄 (第26弾) (第27弾) シュルル (何でもいいよ送別会) ________________________________________________________________________________ 新 カワセミ/iPad/Bob-omb 2011/9/14 15 51 (何でもいいよNewVersion→何でもいいよー 【第28弾】) http //www.oi-mori.com/bbs7/index.cgi?mode=view no=669 スレ主が初の3人制 (立てたのはカワセミ) パスワードを忘れる管理人 (スレデザイン Bom-omb) パスワード流出 友だーちの自作自演 おとねの2発 上げスレ化 ゆあが復帰 606レス目でスレッド放棄状態 伝説 iPadのきゅうり伝説(友だーち視点) iPadのきゅうり伝説(カワセミ視点) カワセミ閉じ込め放火事件 寿司一貫○○○混入事件 ハッピーターン川墜落 100 友だーち 200 Bob-omb 300 Bob-omb 400 ああ 500 友だーち 600 ねいろ 友だーち 2012/7/28 15 08 (New何でもいいよ→何でもいいよ 第29弾) http //www.oi-mori.com/bbs7/index.cgi?mode=view no=3634 約半年振りの復活 何でもいいよ @ウィキが誕生 何でもいいよのHPが誕生 KIRの復帰 面白 友だーちが参照誘惑 強引な結婚式 ダイナミックキリ番奪取 パスワード=buta 管理人が荒らし 事件 JRC(S)部長激怒事件
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/11973.html
このページはこちらに移転しました ゆとりもち 作詞/うんこマン 「ゆとりもち」っていうのはね 佐賀県白石町というとこで行われる おもちの食べ方なんだよ つきたてのもちをお湯に浸して ながーく伸ばして噛まずにすする すっごく単純な食べ方なんだよ 名人は2升分のもちを一気に食べちゃうんだ これはもう人間技じゃあないよね、うん でもこれはとってもキーケーンー のどにおもちが詰まる確立が半端無いー だからーよい子は真似をしちゃダメだよー
https://w.atwiki.jp/jandr/pages/42.html
お風呂が好きというお子さんも多いようですが、おもちゃがあると もっと入浴が楽しくなりますね。 お風呂で使うおもちゃですから、とがっていたりせず、色落ちしないものを選びましょう。 もちろん間違って飲み込んでしまったりすることのないように、ちいさ過ぎない大きさの ものがいいですね。 おもちゃ売り場ではさまざまなお風呂おもちゃを売っていますが、 浮かぶだけの単純なおもちゃでも十分に楽しめます。 また、穴をあけたペットボトルやマヨネーズの空き容器などでも喜ぶようです。 たくさんのおもちゃを洗い場に散らばして遊ぶと、おもちゃを踏んだ拍子に滑ったりして危険です。 おもちゃは湯船に浮かばせるか、洗面器の中で遊ばせるようにするといいですね。 でも、ちょっとしたすきに足を滑らせてしまうこともありますから、 一人でよく遊んでいるからといって目を離さないようにしましょう。 お風呂で使うおもちゃは、湯あかやカビも心配です。 使った後はよく水を切って、風通しのよいところに置き、時には陰干ししましょう。
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/1498.html
憂鬱な月曜の朝。珍しく早く学校に行った俺の一日はこいつとの会話で始まった。 「昨日帰りに街歩いてたらまたナンパされちゃったわ」 「朝一番から自慢話か?ハルヒ」 珍しく早く来た俺より早かったハルヒ。朝からそんなに絡まないでくれ。 俺は昨日の探索などで疲れてイライラしているんだ。 「何よ、つれないわね。ただウザかった話を他人に聞いてもらうとスッキリするじゃない」 まったく自己中心的な奴め。 「それで俺はなんと言えばいいんだよ。さすがは団長様、やはりうつくしいんですね~ってか?」 ハルヒは明らかに不機嫌に顔をゆがめた。 「……もういいわ。あんたさ、あたしが誰かと付き合ったりとかしようとしても全然気になんないわけ?」 何を言い出すんだ。『恋愛は精神病よっ!』なんて言う奴がそんなこと心配する必要はないだろう? まぁ、ここは本音を言っておくか。 「お前が誰かと付き合うってんで幸せならいいじゃないか。そしたら俺も妙な事に付き合わされる回数も減って、疲れもなくなるだろうな。お前の恋愛は俺には関係ないが、誰かと付き合うと言うなら祝ってやろう」 俺は言い終わるとハルヒの前の自分の席に腰掛けた。 「今のさ……本気で言ってる?」 やけに沈んだ声で俺の背中から声がかかった。 「あぁ、祝ってやるさ。つまり本気だ」 俺が振返りながら返事をすると、ハルヒが少し涙ぐんでいた……のか?すぐに目を逸らしやがったからわからなかったな。 「そっ…か、そうよね。あんたには関係ないわね」 ハルヒは席を立ち、ある方向のある人物の元に向かった。今、教室に入ってきたばかりの谷口の元に。 何やら話をしているようだ。もちろん、教室の中では多少ざわつきが。 ハルヒが谷口に自分から話しかけるなんて滅多にないしな。 次の瞬間、教室の時は止まり、俺は目を疑った。 谷口がハルヒを抱き締めていた。ほんの数秒抱き締めた後、何やら話をして、二人とも自分の席に座った。 「な、なぁハルヒ。今、谷口と何話してたんだ?」 俺の席の後ろで、少しだけ頬を赤らめているハルヒに尋ねた。 「……あんたには関係ないんでしょ?」 窓の外を見ながらの素っ気ない返事。 「それとこれとは別だ。教室であんな事したら誰だって気になるだろ」 俺はよくわからない不快感を感じながらも聞き出そうとした。 「後であのバカにでも聞いときなさい。あ、そういえばあたしはたまにしか部活に出れないから」 そう言うとハルヒは完全に人を寄せ付けないモードに入った。 ………なんだってんだ、畜生。 《another side1》 今日も教室の景色はかわんねぇな……キョンと涼宮も何やら話してるしな。 ん?ケンカ別れか?涼宮が外に出ようとしてるな。 触らぬ神に祟り無し。おとなしく道を開けるとするか。 俺が少し横にずれると、目の前で涼宮が止まった。……俺、何か悪いことしたか? 「谷口、あんた今彼女いる?」 ……返事しようにも、突然のことで言葉がでねぇ。俺は首を横にブンブンと振った。 よく見ると教室の視線が全部こっちに向いてやがるな。 「ふ~ん、やっぱり」 やっぱりって失礼じゃねーか?俺だって、やるときゃやる男なんだが。 「で、涼宮。俺に何か用なのか?そんなに珍しい質問なんかしてよ」 涼宮が少し考え込むような動作をして口を開いた。 「あんた……あたしと付き合ってよ」 「はぁ!?」 我ながら素頓狂な声が出た。自慢じゃないが5分でフッた男にあの涼宮が告白だぜ? 驚きもするさ。 「ダメ……なの?」 涼宮が上目遣いで聞いてくる。いや、俺のが身長が高いから当たり前だよな。 俺はずっと、涼宮を好きだったんだろうな。あれだけヒドい扱いをされても、何かのドッキリだとしても、喜んでいる自分がいる。 「い、いや……お前がそれでいいんなら…」 嬉しさを押さえてこう言うのが精一杯だ。 「ほんと?じゃあ……ギュッてしてよ」 「……此処でか?」 「此処でよ、今すぐ」 みんな見てるよなぁ……。でも、此処で出来なかったら涼宮も離れて行きそうだしな。男谷口!やるときゃやる男だ、俺は!! 俺は涼宮を抱き締めた。あの運動神経の固まりとは思えないくらい細い体だったから少し緩くしたけどな。 数秒で離したあと、涼宮が少し頬を赤らめて言葉をだした。……こんな表情、初めて見るな。 「ほ、ほんとにやるとは思わなかったわ……」 自分から言い出したくせに……。 「やるときゃやる男なんだよ、俺は」 「なんで途中で緩めたの?」 「そりゃあ……お前が意外に細かったからな。痛くしたら悪いと思ったんだよ」 「ふ~ん……。あんた意外に優しいわね、見直したわ」 珍しく褒められた。なんか嬉しいぞ。 「明日から弁当作ってきたげるから、一緒に食べるわよ」 はい?今、メチャクチャ幸せなセリフを聞いたような気が……。 「返事はっ!?」 「は、はいっ!」 またもや素頓狂な声が。いや、もうなんでもいいよ。俺は幸せだ……。 「じゃあ、今日の放課後は一緒に帰るわよ。……あたし掃除当番だけど待ってなさいよ」 「あ、ああ……」 そう言うと、涼宮は席に戻って行ったから俺も戻った。……裏があってもいいや、俺は、涼宮が好きだ。 キョンとだって勝負してやる。 昼休み。飯を食いながらそんな話を聞いた。 「悪いな、キョン、国木田。俺、明日から一緒に飯食えないわ」 とても幸せそうな面をしている。まぁ、こいつにとっちゃ幸せならそれでいいさ。 俺は少し急いで飯を食い終わり、校内をフラフラし始めた。……なんとなく、谷口と一緒に居たくなかった。 「あ、キミキミ!涼宮さんのお気に入りのキミ!」 俺が振り向くと、バンドの人、財前さんが居た。 「あ、こんにちは」 俺が軽く挨拶をすると、MDを3枚握らされた。 「これ、文化祭でやった2曲に新曲入れたMDだから。キミと涼宮さんと長門さんの分ね」 そう言ってすぐさま元の集団の所に走り去った。……パシリか、俺は。 教室に戻ると、ハルヒは席に居た。 「これ、ENOZの人からだ。新曲が入ってるとか」 「ふ~ん、ありがと。あ、そういえばあたしが居なくてもあんた達は活動しなさいよ」 なんて理不尽な要求だ、団長様。しかしそんなことより確かめる事は一つだ。 「お前……谷口と付き合うんだって?」 ハルヒは少し顔を上げた。 「そうよ。だから今日は来れないから。たぶん明日は行くけどね」 俺はまだいろいろ聞きたかったが、授業開始のベルに阻まれた。 ……なんか、イライラする。 放課後、部室に行くと既にみんな揃っていた。……ハルヒを除いて。 「おや、涼宮さんと一緒ではなかったのですか?」 俺は長門にMDを渡しながら古泉に返事をした。 「あいつなら谷口と帰ったよ。付き合うらしい」 「「「…………」」」 部室に沈黙が流れる。みんな驚きを隠せないようだ。 「そう驚くなよ。閉鎖空間だって出てないんだろ?このまま安定してくれりゃいいじゃないか」 古泉の顔に微笑みはなく、驚きのまま会話を続けた。 「確かにそうなんですが……あなたは何も感じないのですか?」 また、探りをいれてくるのか。いい加減飽きたぞ。 「あぁ、あいつが幸せならそれでいいだろ」 俺がその言葉を発した後は、みんな無言だった。 長門は本を読み、朝比奈さんは編み物、俺と古泉は無言でボードゲーム。 言葉で何も感じないと言っても、よくわからんイライラは俺の中に残ったままだった。 そんな毎日が過ぎる。今日は金曜日。ハルヒは今週二回目の部活への出席だ。 「明後日は探索だからね!!みんな来るように!!」 その言葉を最後に、解散した。明後日の探索ならハルヒと話す機会も出来るかもな。 こないだ聞きそびれたいろいろな事を聞き出そう。 《another side2》 今週は幸せだったぜ……。涼宮からの告白に始まり、一緒に食べる昼食の手作り弁当、放課後一緒に帰りつつのちょっとした買い物。 キョンには悪いが俺はもう、涼宮を譲るつもりはない。 いまからのデートだって、ただ街を歩くだけだが楽しみだ。 ……お、涼宮が来たか。 「あら、あんた早いわね。女を待たせないのは良い男の条件よね」 「お、お前の私服姿もメチャクチャ輝いてるぞ」 話が噛み合ってないが、これしか言えなかった。マジで輝いている。女神のようだ。 「ちょ、ちょっと!恥ずかしいじゃない!……さ、さっさと行くわよ!」 駆けるように歩き出した涼宮に追いついた俺は、自然に手を握ってしまった。 「あ、あ~……手、握っていいか?」 弱いぜ。なんて弱いんだ俺は。 「何を許可なんて取ってるのよ。あたし達、付き合ってんのよ?」 俺の手を握り、歩幅を緩めて横に着いてくれた。 頬がほんのり赤らんでいる。やっぱこいつも恥ずかしいのかな? ……なんてな。 それからしばらくいろんな店を歩き回り、昼飯も一緒に食べて、また店をいろいろ回っていた。 「あっれー!?そこのかわいい女の子はハルにゃんかいっ!?」 長い髪をなびかせた美人が声をかけてきた。……鶴屋さんだ。 「あ、鶴屋さん!……って事はその辺にみくるちゃんもいるわね?出てきなさいっ!!」 「は、はいぃっ!」 涼宮の大声に気圧されて朝比奈さんまで出てきた。 美人三人の競演に平凡な俺か……、ちょっと距離置いておこう。 「隣りにいるのは確か……谷口くんだねっ!?キョンくんはどうしたんだい?」 鶴屋さんが涼宮に疑問を投げ掛ける。確かに普通はキョンといるのが自然だよなぁ。 「あいつは知らないわ。今はこの谷口があたしの彼氏なの!」 涼宮に腕に抱き付かれた。胸が当たってるって涼宮よ。 鶴屋さんはそれを聞くと少し眉を潜めた。 「……ふ~ん、そっか。ま、デートの邪魔しちゃ悪いからあたし達はもう行くっさ!ほらっ、行くよっ!みくるっ!!」 そう言うと、腕を引きながら走り去って行った。慌ただしい人だよなぁ、ほんと。 「何ほうけてんのよっ!さっさと行くわよっ!」 腕に抱き付かれたまま引き摺られる。 ……もう、幸せ過ぎるぜ。 そのまま、買い物を終えると俺達は別れた。 ほんとは聞かなくちゃいけない、キョンへの涼宮の気持ち。怖くて聞けねぇよ……。 あいつら今日はデートだったんだよな……。 俺はなんとも言えない感情を抱えていた。いつもは今日行っていたはずの探索がなかった。 それどころか、今週はハルヒと話したのも数える程だ。……まさか、俺はハルヒが好きなのか? それが谷口と居たくない理由か?イライラしてる理由なのか? 俺は古泉に鈍感と言われることが多い。まさか、このことがそうなのか? そもそも《好き》かどうかの定義がわかんねぇ。こんな風に悩むこと自体が好きって感情か? ふと窓の外の星空を見上げた。微妙に赤い星発見……やべ、一瞬古泉に見えた俺は病気かもしれん。 そういや文化祭でこんな感じの曲やってたな……。 俺は制服のポケットからMDを取り出し、再生した。 一曲目、何だったか……《God knows》だったかな。これじゃないな。 二曲目、これだこれ。確か……《Lost my music》か。 いつもはなんとなく、勉強のついでに流すための音楽。今日は、今だけは詞を一つ一つ吟味しながら聞いてみる。 はぁ……やっぱりこの人達すごいな。新曲だって素人耳にだが文化祭でやったやつより上手くなってる。 なにより、詞に引き込まれちまう。 《星空見上げ》《あなたは今何処で》《大好きな人》……一つ一つ単語を抜き出すと、自分の気持ちに気付いちまった。 俺は、ハルヒが好きだ。気付くのが遅いのにも、俺が鈍感だということも全て気付いた。 今更遅いかもしれん。ハルヒが谷口とラブラブになってるかもな。 だけど、気付いたからには引けないな。俺は谷口からハルヒを奪ってやる。あいつは親友だ。だけどこれだけは譲れないし、譲りたくない。 全ては明日、探索の時に打ち明けてやる……。 俺の勝手な決意と思惑を嘲笑うかのように、午前、午後と見事にハルヒと離れた。……これも、ハルヒの意思かもな。 俺はしょうがなく、午後に長門と行った図書館でメールを打った。 《今日、解散した後少しだけ時間をくれ》 返事はすぐに来た。 《あたしも忙しいんだから少しだけよ》 これで機会は確保した。あとは俺の気持ち一つか……。 喫茶店で解散した後、俺はハルヒと二人で歩きだした。 「何処に行くのよ。時間無いって言ったわよね?」 不機嫌なハルヒの声、俺の鼓動を少しだけ早める。 「ん、ちょっとそこの公園だ。あまり遠くないしいいだろ?」 ハルヒは渋々とついてきた。話だけは聞いてくれるみたいだな。 夕方の公園には、人はおらずに、二人きりで公園の真ん中辺りに佇んだ。 「で、話ってなによ」 ハルヒは尚も不機嫌そうだ。こんな時のこいつはたたみかけるしかないか。 「じゃあ、単刀直入に言おう。俺はお前が好きだ。……それに、昨日気付いた」 目を見開いて俺を見てくるハルヒ。大体次に言ってくる言葉も想像できる。 「な、なによ今頃。あたしは谷口と付き合ってるのよ!?」 やっぱりな。 「あぁ、よく知ってる。だけどな……俺も自分の気持ちに気付いたからには引けないんだ。好きだ。谷口と同じ……いや、谷口が思うより俺のが好きだ」 みるみる赤くなるハルヒの顔。夕焼けも沈みかけ、辺りが暗くなってきているにもかかわらず、顔が赤いのがわかった。 「た、谷口はどうすんのよ!あたしがここであんたの告白受けちゃったら……あんた達、仲違いするんじゃないの?」 「もし、お前が俺の告白を受け入れてくれるなら……あいつに土下座でもなんでもしてやるさ」 これで俺の本気は全部伝えた。あとは返事待ちだ……。 「……あんたが教室であたしがナンパされたことに全然反応しなかったこと、ショックだったわ」 ハルヒは俯いて、話を始めた。 「それで、寂しくなって……あたしがあんたの次に自分を出せる、谷口に甘えちゃったのよ」 一歩、二歩……少しずつハルヒが歩み寄ってきた。 「谷口には悪いと思ってる。でも、やっぱりあたしはキョンが好き……」 目の前でハルヒが止まった。俺はハルヒを抱き締めて、囁いた。 「俺で……いいんだな?」 ハルヒが縦に頷いて、俺の胸に額を当てた時、声が聞こえてきた。 「ちょっと待てよ!!」 《another side3》 結局、寝れなかったな。涼宮の本当の気持ちはどうなんだよ。 俺は一人街を歩く。国木田は所用で、キョンはこの頃俺を避けてる気がするし、なにより探索とやらだ。 朝からダラダラと歩き、飯も食わないままもう昼の15時だ。いい加減疲れたが、モヤモヤが晴れない……。 「大丈夫かいっ!少年!」 俺が振り返ると、昨日も会ったお姉さん、鶴屋さんが居た。 「あ、ども……。あんまり大丈夫じゃないっす」 「そっかいそっかい!!じゃあお姉さんがご飯でも奢ってあげるっさ!!ほら、早く来るにょろよっ!!」 俺は抵抗する気力もなく、為されるがままに定食屋のような所に連れて行かれ、食事を奢ってもらった。 「どうだいっ!元気は出たかなっ!?」 「あ……はい。ご馳走さまでした」 鶴屋さんはニコニコして俺の顔を見ていた。なんか、全てを見透かすような目に釣られて、俺は喋りだしていた。 「俺、なんかまたフラれそうで……心配で……。今日、終わったら涼宮にいろいろ聞いてみようと思ってるんです。」 鶴屋さんの表情が一変して、真面目な顔になった。 「だと思ったよ。ね、あたしもその場に行かせてくれないかい?」 「いや、でも俺が一人でやんなくちゃ……」 「だから着いてくだけさっ!邪魔はしないから!このとーりっ!」 両手を重ねて、お願いのポーズ。……ま、いっか。一人だと心細かったんだよな。 「わかりました……その代わり、俺が何しても止めないで下さいよ?」 そう。もし、キョンと涼宮が一緒にいたら俺はたぶんキョンを殴るだろう。もしかしたら……涼宮も…。 鶴屋さんは黙って頷いた。 この人って黙ってたら美人、喋ってたらかわいいって感じだな……。 とか考えていると、窓の外を涼宮とキョンが通った。 ……嫌な予感が、当たったかもな。 俺は鶴屋さんと、バレないように尾行した。 公園の真ん中で話している二人。俺達は草むらの後ろ。 話し声は聞こえるわけもなく様子だけを窺っていた。 ……涼宮が一歩、二歩とキョンに近寄った。それをキョンが抱き締めた。 あぁ……やっぱりこれが現実かよ。納得行かねぇけど……わかってた。 わかってたけど……。 「鶴屋さんは此処に居てくださいね」 「ちょっと待てよ!!」 俺は腹の底から声を出した。久しぶりにこんな声が出た、多分、いろんな感情が混ざるとこうなるんだろうな。 俺はゆっくりと二人に近付いていった。 「谷……口。お前、見てたのか?」 谷口はいつになく、怒っていた。……いや、悲しみも含んだ、深い怒りだ。 「見てたのか?じゃねぇよ!涼宮!!お前は……俺をダシに使ったんだろ?キョンにやきもちを妬かせる為のダシだったのか?俺は」 谷口はハルヒを睨み付けた。俺にすがりつくようにしてハルヒは答えた。 「そうじゃない……でも、そうかもしれない。あんたが優しくて……安心して……本気になったこともあったわ。でも……キョンに告白されたら……」 そこでハルヒの言葉は止まった。三人の間に沈黙が流れた。 「ごめんね?谷口。許してもらえないのはわかってるわ。だから……好きなだけ、あたしを殴って」 ハルヒはそう言うと谷口の前に出た。 谷口が手を振りかぶると、俺は谷口に飛び掛かった。 ……弱いな、俺は。 飛び掛かったはいいが、あっさりと谷口に躱され、顔面に手加減なしのパンチを食らった。……長門の蹴りより強烈だ。 俺を見下している谷口は、泣いていた。 「……わかってたんだよ」 泣きながら谷口は、ハルヒに向かって歩き出した。そして、手を振りかぶって……。 ハルヒの肩に手をかけて、涙をボロボロと流し始めた。 「バカヤロウ!俺が……俺がお前を殴れるわけないだろ!!どんだけ好きだったかも知らないくせに……畜生!!」 谷口は、走って公園から去って行った。それと同時に、ハルヒが腰をストンと落とした。 「どうしよう……あたし、ほんとにヒドい事しちゃった……」 ハルヒはとてもショックを受けていた。それと同時に、俺も自分の身勝手さ、頭の悪さを呪った。 俺が一番谷口の事を、みんなの事を考えてなかったじゃねーか……。 そう考えると、自然と涙が流れた。 「キョンくん、歯、食いしばりなよ」 という声が聞こえた瞬間、俺の頬に平手打ちがきた。 声の主を見ると、鶴屋さんがそこに居た。 「……ありがとうございます」 俺はそれしか言えなかった。鶴屋さんはニッコリと笑い、ハルヒの前に立った。 「鶴屋……さん」 「ハルにゃん、わかってるね?」 「……うん」 「キミは、人間として、友達として……女として一番やっちゃいけないことをしたっさ。あたしも、怒ってる」 「………うん、お願い。思いっきりやってちょうだい」 話が終わると、鶴屋さんは平手でハルヒを叩いた。 五発程叩いた所で止まり、ハルヒは鶴屋さんにすがりついて泣き始めた。 「ハルにゃんの甘える相手は違うさ」 そう言って、鶴屋さんは俺にハルヒを預けた。 「キョンくん。落ち着いたらハルにゃんをちゃんと送ってやりなよ?あたしは谷口くんを追っかけてくるさ」 「……お願い、します」 さっきのように、俺に笑顔で返事をして走り去った。 公園には、涙を流す二人だけが残った。 《another side4》 俺は駅前公園で一人うなだれていた。道行く人の誰もが俺を見ていくのがわかる。 当たり前だ。こんな野郎が一人で座って泣いてんだもんな。 覚悟はしてた、わかってた。でも、実際になると……辛ぇよ。 「あ~もう!こんな所にいたのかいっ!探したよっ!」 涙でぼやけた視界の先には鶴屋さんが居た。 「や~、キミ足速いねっ!追いつくのがやっとだったさっ!…………泣いていいよ?あたしが居てあげるさ」 鶴屋さんの優しさが、心に染みた。俺はいつの間にか、涙を流していた。 「畜生……俺だって本気だったのに……畜生………」 鶴屋さんは俺が泣いている間、ずっと頭を撫でていてくれた……。 「もう、大丈夫かいっ?」 「はい……。すんません……ってか、ありがとうございました」 「いいっていいって!」 ほんとに癒された気がする。俺の心はだいぶスッキリしていた。 「しっかし、ハルにゃんにちょっと妬けちゃうな!こんなに良い男達にモテモテだもんねっ!!」 鶴屋さんは俺の顔を覗きこみながら笑顔を浮かべた。 「こんなフラれた時に優しくされると……好きになっちゃうじゃないっすか」 俺は精一杯の笑顔を作ったつもりで返事をした。 畜生、顔が引きつるよ。 「あははははっ!!あたしは別に構わないっさ!キミ、結構かっこよかったし……男らしい子は好きさっ!」 そう言うと、鶴屋さんは俺の頬にキスをした。……へ? 「ちょ……ちょっと鶴屋さんっ!?」 「嫌だったかい?」 「そうじゃなくて!そんな……俺みたいな…変な平凡な奴になんで?」 鶴屋さんはあくまでも笑顔で素敵な先輩だった。 「プププッ!谷口くんはいい男さっ!あたしじゃダメかいっ?ハルにゃんしか受け付けないなんて、お姉さん悲しくて泣いちゃうにょろ~」 まったく泣いていないような泣き真似をして、俺を元気付けてくれる。 「鶴屋さんがそれでいいなら…付き合わせてください」 俺が肩を掴むと、目を閉じた。 つまりこれはアレですか?……キスをしろと? 「早くするっさ。女の気持ちは変わりやすいにょろよ?」 俺は覚悟を決めて、鶴屋さんにキスをした。……女の唇ってこんなに柔らかいんだな。 「うへへへ~、これであたしも彼氏もちだねっ!!よろしく!谷口くんっ!」 俺達は、手を繋いで駅前公園を後にした。 ……今週は最後にいいことがあってよかったよ。 「ハルヒ……頬、大丈夫か?」 「あんたこそ……あざになってるわよ」 俺達はベンチに座り、お互いの頬を撫であった。 「あんたの手、冷たくて気持ちいいわ~……」 ハルヒは目を瞑って、日なたぼっこをしているシャミセンのような、気持ちの良さそうな顔をしている。 頬を撫でている、目を瞑った。……構わないよな? 俺は、そっとハルヒにキスをした。 「ちょっと!いきなり!?」 「あ、いや。つい」 「ついじゃないわよ!あ~もう!……初めてだったのにぃ…」 ほんとは初めてじゃないんだけどな、お互いに。 「じゃ、またやってやるよ」 俺はもう一度、二度……と数回、くっつけては離すキスをした。 「……もう。バカ…」 「そんなバカを選んだのはお前だ」 俺はそんなやり取りに、幸せを感じながら頬の痛みで谷口のことを思い出した。 「……谷口になんて謝るかな?」 ハルヒも少し真面目な顔になり、考えだした。 「明日、二人で行って頭下げよっか?その後は谷口になんでも尽くしてあげれば許してくれるわよ」 確かに、バカ正直に行くしかないか。 「だな。とりあえず今日は帰ろうぜ、もう遅いし」 俺達は、水道で顔を洗った後、二人で手を繋いで帰った。 「谷口!本当にすまん!」 「ほんとごめん!あたし達に出来る事ならなんでもするから!」 昼休み、俺とハルヒは谷口に頭を下げまくった。何故なら、谷口は理由はわからんが昼休みに学校に来るという行動をしたからだ。 さすがに谷口でも堪えたか……。 「なんでも……だな?」 谷口の目が光った……ような気がした。 しかし男に二言はない。 「あぁ、なんでもだ」 俺が真面目に答えたのに対して、谷口は笑いだした。……何がおかしい。 「はははは、ジョークだって。俺もお前を殴っちまったからな。おあいこだ」 「でも、それじゃああたし達の気が……」 ハルヒが申し訳なさそうな顔で口を開いた。 谷口は何故か満面の笑みで返事をしてきた。 「わかったわかった、じゃあダブルデート行くとして、そんときの金、奢りな!」 は?ダブルデート?こいつはとうとう頭が逝っちまったか? 隣りのハルヒを窺う。俺と同じような顔をしていらっしゃる団長様。惚気だがそんな顔もかわいいぞ。 「やっほー!谷口くん、ご飯一緒に食べるっさ!!」 教室の外から聞こえてくる、鶴屋さんの元気な声。 俺、ハルヒ、教室にいる連中はさらに呆然。 「ま、そういうわけだ。お前らも一緒に飯食おうぜ」 鶴屋さんから全てを聞いた俺達。四人で飯を食うために屋上に向かった。 その前に俺は教室のある人物の様子を窺った。 「国木田……お前も頑張ってくれ」 「………キョン、同情ならいらないよ…」 終わり