約 431,714 件
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/12433.html
このページはこちらに移転しました 甘酸っぱいのん 作詞/539スレ50 作曲/LOMO(539スレ57) あなたが好きよ あたしも好きよ うふふ あらあら あらあら うふふ うふふ もうw うふw あはw いひw こんなやり取りをしつつ 現状から進まないあたし達の関係 もっと踏み込んだ関係になりたいのに 戯れの域をでないの 甘酸っぱいわぁん 甘酸っぱいわぁん 甘酸っぱいわぁん 音源 甘酸っぱいのん 甘酸っぱいのん(歌:ミヤコ)
https://w.atwiki.jp/legends/pages/5004.html
どこもかしこも どいつもこいつも 縄張り争い Red Cape 「…覚えてない感じだったな」 「自己防衛本能から、自主的に記憶から消去したんだろう。ごく自然な反応だな」 クラスメイトが診療所の先生に改めて診察されている間、遥は灰人と話をしていた 彼、荒髪 灰人は憐の従兄弟だ。遥達より一つ年上で、やはり、昔から一緒に遊んできた仲だ とはいえ、一つ年齢が違うせいか、他の面子と比べると、ほんのちょっと、距離が開いているような印象はある 同じ学校町内とはいえ、通う高校が違う、と言うのもまた、少し距離が開いている理由かもしれない (ま、どちらにせよ。こうして結構、顔は合わせるんだが……) 本音を言えば、遥は灰人の事は少々苦手だ 戦闘能力だけで言えば、負ける気はしない しかし、何かこう、別の面で勝てない気がしてしまうのだ 姉に対して抱く「敵わない」と言う思いに似たものを、どうしても感じ取ってしまう 遥のそんな考えには気づいていない様子で、灰人は何やら考え込んでいた そうして、不意に顔を上げて 「………お前は、どう思っている?」 と、ある意味一番肝心な部分を省略して、問うてきた 通常ならば「何をだ」とツッコミを入れるところだが、長年の付き合いのせいか、遥はだいたい、理解してしまう だからこそ、肩をすくめてみせた 「ま、俺は皆に危険が及んだら対処するまでだ」 こちらも、肝心な部分はぼかして答えるのだが、灰人は灰人で、それを理解して「そうか」と頷いてくる はぁ、と、小さくため息をついてきた 「…とりあえず。何かあったら、俺にも連絡しろ。通う高校が違うつっても、やれる事はあるから」 「憐から直接、言ってもらえばいいんじゃないのか?」 「………わかってるだろう。あいつは、巻き込むのを嫌がるだろう」 「それは………まぁ、そうだけど」 さすがに、ほぼ身内と言ってもいい灰人相手なら………と、そう考えたのだが (身内だから、こそ。言わない可能性があるか) 憐は何もかも、一人で背負い込みがちだ だからこそ、自分達周りが、しっかり見ていなければならない (あの時のようには、ならないように) 三年前の、あの時のように 脳裏をよぎった記憶に、遥はぎりっ、と、己の拳を握りしめた あの時の事件は、自分達の心に、例外なく傷跡を作った 特にあの件を深刻に背負っているのは、龍哉と憐 ……二人に、あの時と同じ思いをさせる訳にはいかない、絶対に 「…遥」 「あ?」 「牙が出てる。隠せ」 灰人に指摘され、「ベオウルフのドラゴン」の能力を発動しかけていることに気づいた …どうにも、自分は能力の制御が苦手だ もっと、制御できるようにならなければ 「……まぁ、いい。とりあえず、遥。お前のクラスメイト、検査終わったら家に送ってやれよ」 「わかってるよ。その為に、俺は憐についていかないで残ったんだし……本当なら、憐についていきたかったんだが」 「憐は今日は教会の手伝いだっつってたろ。お前、あそこ行ったら氷の方の司祭と毎回喧嘩になるだろうが。炎の方の司祭に迷惑だからやめとけ」 「あれはあの氷悪魔が悪い」 うん、あれはあの悪魔が悪い、色々と そうやって自分を納得させている遥の様子に、灰人は呆れたようにため息を付いた これ以上話していると、なんだか墓穴を掘りそうな気がしてきた そう考えて、遥は部屋を出ようとした やはり、自分は灰人にはなんだか、勝てない ………診療所のインターホンが、来客を告げた はいはい、と診療所の手伝いである灰人がそれに応じる ぴたり、と足を止める 来客が何者であるのか、大雑把ながら感じ取れたのは、ドラゴンとしての勘が働いたからか 灰人が向かった診療所の入り口に向かう遥 そこで、灰人が応対していた相手に、あからさまに嫌そうに眉をしかめた 若い……大学生くらいの男と、黒いスーツを着た女 それらが何者であるのか、遥も灰人もよくわかっていた 「……なんで、てめーらが来てんだよ」 「全くだ。俺も、今、それを問い詰めようとしていたところだ」 「あらあらまぁまぁ。相変わらず容赦ないのね貴方達。「組織」相手いなんとも容赦無いその言葉。嫌いじゃないけど悲しいわ」 ころころと、黒服の女は笑う 隣にいる大学生程度の男も、ニヤニヤと笑みを浮かべている 「「組織」の人間が来たんだから、どんな用件かはわかってるだろ?」 「どうせ、ロクな用じゃねぇんだろ」 男の言葉に、遥は警戒心を露わに返した 「組織」相手と言っても、こうして毎回警戒している訳ではない ただ、今回の相手は、少々警戒が必要である事もまた、遥は理解していた それは、灰人も同じ事 彼もまた、男を冷たく睨みつけた 「……「組織」強硬派の用件、となるとろくでもない予感しかないな」 「あらあらあらあら、本当、容赦がない事。私達「強硬派」だって、昔よりはずっとずっと、ずっと大人しいのよ?」 くすくすころころ、黒服の女は笑う それでも二人の視線の鋭さが変わらぬ様子に苦笑すると、ようやく用件を述べた 「こちらに、都市伝説に襲われた被害者が運び込まれたでしょう?こちらは把握していましてよ。「組織」には目も耳もたくさんたくさん、たくさんありますもの」 「……そうか。特に大きな怪我は負わなかったし、都市伝説と遭遇した、と言う記憶も保っていない。お前達が関わる必要性はない」 黒服の女の言葉に、灰人は冷たく答えた そんな灰人の様子に、男は少し面白くなさそうだ 「それを判断するのはこっちの仕事だぜ」 「…黙れ、角田。お前達は必要ないと言っているんだ」 男………角田 慶次の言葉にも、ぴしゃり、と告げる灰人 その返答が、さらにおもしろく感じなかったのだろうか 慶次の側に、ぶぅんっ………と、何か、姿を現した それは、一匹のカブトムシだ どこから現れたのか、それは慶次の肩にちょんっ、と止まる 出現したそのカブトムシを見て、遥が警戒を強めた 「……ここは診療所だぜ?荒事厳禁だ」 「あらまぁあらまぁ。もうもう、慶次君、駄目ですよ」 「黙ってろ、黒服………俺の契約都市伝説なら、こんなれんちゅ………」 ぴたり、と 慶次の喉元につきつけられた冷たい物 灰人の手元にいつの間にか一本のメスが出現しており、灰人がそれを突きつけているのだ 「………荒事厳禁だ。ここは、怪我人病人を診察、治療する場所だからな」 「おぉ、怖………お前は治療ってより、解剖してくるタイプだろ」 「なんなら、焼いてやってもいいぜ」 ず、と、灰人の隣に遥が立つ 口元からうっすらと牙が顔を出し、その目が金色に輝き始めた あらあら、と、黒服の女はころころと笑い続けている 「もうもう、三人共喧嘩っ早いんですから。駄目駄目、駄目ですよぉ。慶次君はどちらかと言うと遠距離攻撃系なんですから、こんな至近距離で戦闘しようとしちゃいけません。灰人君も遥君も、接近戦闘強いんですもの、ちょっと分が悪いわ」 「………………っち」 黒服の女の言葉に、慶次はようやくカブトムシを消した 灰人と遥はまだ警戒したまま、二人を睨みつけている 「でもねぇ。せめて、被害者の方とお話くらいはさせてもらえないかしら?」 「却下だ。せっかく、都市伝説に関して覚えてない状態なんだ。うっかり思い出したらどうする」 「うーん、困ったわね。私の立場で言うと、ちょっと無理矢理にでも聞き出したいの。思い出しちゃっても、記憶を操作すれば大丈夫ですもの」 「………却下だ」 「あらあら………困ったわねぇ」 どこか上品……と言うにはちょっとおばちゃん臭い仕草を見せる黒服の女 どちらも、一歩も引かない、と言う状態だ いつでも戦闘が開始されてもおかしくない、その状況に 「おや、「組織」の者かね。さて、一体どのような御用かな?怪我をしているようには見えないのだが」 奥から、この診療所の主が姿を現した 白衣の裾がひらり、と揺らめき、赤い目がじっと、黒服の女と慶次を見据えた 「まぁ、こんにち………そろそろこんばんはの時間でしたわね、先生。こちらに、都市伝説に襲われた被害者がると聞きましたの」 「うむ。いるよ。だが、怪我と言っても倒れた拍子に後頭部を打ったくらいでな。もうちょっと本格的な怪我人は、自力でその怪我を治して今はもうここにおらんしな。君達の出番はないよ。帰り給え」 にっこりと笑い、白衣の男は黒服の女に答えた うぅん、と女は考え込み……… 「仕方ありませんね」 と、この場は引くことにしたようだ 慶次が不満そうな表情を浮かべたが、相手の関係上分が悪いと感じたのか、渋々従う 「しかし、先生。貴方は「薔薇十字団」所属でしょう。もうちょっと、中立らしい立場でいてほしいものです」 「はっはっは、中立のつもりであるよ?まぁ、助手に若干肩入れするくらいは許してもらいたいものだがね」 「んもぅ………まぁ、仕方ありませんね。慶次君、まずは帰りますよ」 診療所の主と話し、黒服の女は視線を慶次に向けた わかった、と慶次は頷く 「では、私達はこれで………この学校街に、少々厄介な都市伝説が入り込んだ、と言う情報がありますの。まぁ、入り込んだ後が、まだわかっていないのですけれども」 「おや、そうなのかね。それでは、こちらも気を使っておくとするか………こちらは身の回りに気を配っておく故、そちらも気をつけておきたまえよ」 「えぇ、それでは」 黒服の女と慶次が、診療所を後にする 立ち去って行く後ろ姿を睨みつけながら、遥はぐるるる…………と、唸り声をあげる 「組織」の「強硬派」相手の、忌々しい記憶が脳裏をかすめる (三年前、あいつらが余計な事をしなければ。彼女だって死ぬ事はなかったってのに……!) 体の内側から、炎が沸き上がってくるような感覚 憎悪や怒りが炎となって内側から沸き上がってくるような、そんな感覚だ 湧き上がるそれを抑えよう、と言う意思は薄かった 炎は、遥の内側でどんどん、どんどんと強くなっていって……… 「ほら、竜の少年は落ち着きたまえよ。我が助手も、メスをしまおう?今すぐにでも娼婦辺り見つけて腹をかっさばきそうな顔をしないでくれたまえよ」 白衣の男の言葉に、遥ははっ、と意識を現実に引き戻された 灰人も、はっとした表情になって手元に出したままだったメスを消した 「君達二人は、三年前に一度暴走をやらかしてるからな。あの時のようにはならんでくれよ?」 「………わかってるよ」 「…わかっている」 ……わかっている 一度やらかしたからこそ、遥も灰人も都市伝説の能力を暴走させた場合の危険性はわかっている 一歩間違えれば、どちらも飲み込まれるか、そのまま死んでいたかどちらかだっただろう 死ぬつもりはない 飲み込まれるつもりもない 自分達は、ただ (大切な親友を、失いたくはない) 大切な存在を守るためならば、自分達は容赦はしない 敵対する者は容赦しない 三年前の「あいつ」を殺す事は許されなかったが もしも、あの時のような事があったら、その時は 貴方の中で飼われている化け物は いつだって貴方を内側から食い破ろうとしている Red Cape 前ページ次ページ連載 - 次世代の子供達
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/1333.html
風越編 ブオオオオオ 京太郎「あ゛ーだりぃ゛ー…」ゴロゴロ 京太郎「エアコンつけてるとっていうかつけてるからこそ動きたくないってあるよね…」ゴロゴロ 京太郎「でも今日は…」ピンポーン「お」 タッタッタ ガチャ 京太郎「はいはーい」 美穂子「須賀くん、こんにちは」ペコリ 華奈「よぉ須賀!一日ぶりだし!」 京太郎「どうもです、福治さんに池田さん。特に何もありませんがどうz」華奈「おじゃましますだしー」パタパタ池田ァ!」 華奈「ひぃ!?ごめんなさいだs…って華奈ちゃん呼び捨てにするなし!年下のくせに!」フカー! 京太郎「その前にアンタは招かれる前に人の家はいるのやめましょうねっ…!」グリグリ 「「ぐぬぬぬぬ…」」 美穂子「あらあら…」ウフフ 京太郎「ってあら?」パッ 華奈「あだぁ!」ズデッ 「小池田達は…ってなにやってんすか池田さん…」 華奈「お、お前が急に離すからだし…!」ジワ… 美穂子「あらあら…」ナデナデ「あの三人は多分そろそろ…」 「すまん、遅くなったな」 貴子「少しこいつらが暴れてな。手間取ってしまった」 緋菜「うぅー不覚だし…」菜沙「この人すごいし…」城菜「さすが姉ちゃんが鬼って言ってt「こらお前ら!?」」 貴子「ほぉー…?池田ァ!鍛え直してやるァ!」 華奈「ひぃー!ホント勘弁だしー!!」ダダダ マタンカイケダァー! タスケテホシイシー! 美穂子「あらあら…華奈ったら…」ニコニコ 京太郎「もうあの流れは鉄板ですね…ご愁傷様です」 美穂子「うふふ…でも華奈ったらコーチがいないときは落ち着かないみたいだから案外楽しんでいるのよ?」 京太郎「マジですか…」 美穂子(それで須賀くんに慰めてもらうのが好きだということは黙っておきましょうか♪) スガァ!タスケロシー! 京太郎「あぁもう…コーチに池田さん!家に冷たいもの用意してますから汗だくになる前に早く戻ってきてくださーい!」 美穂子「あらあら♪」 京太郎「しかしいきなり電話で「妹たちの子守を手伝って欲しいし!」ですもんねー」 美穂子「華奈ったらいつも行き当たりばったりなのよね…そこだけが心配だわ…」ハァ 貴子「池田…お前ってやつは…」 華奈「う…うるさいし須賀ァ!こーはいのくせに生意気だし!」うがー 貴子「池田ァ!」 華奈「うひぃ!?ていうかなんでコーチいるし!?わけわかんないし!」 京太郎「ああそれはコーチが子供好「ちょっ須賀!?やめろ!」…きだから…って…」 貴子「」カァァ 美穂子(あらあら…) 京太郎(うわちゃー…) 華奈「……プフッ」 貴子「池田ァアアアアアアアアアアアアア!!!!!」 華奈「ひゃああああああああああああ!?」ダダダダダ キョウトイウキョウハユルサーーーーン!!! ショウジキスマンカッタシー!!!! 緋菜「ねーちゃんって…」菜沙「やっぱり…」城菜「アホだし…」 京太郎「もしかしてこいつらの方が頭良い…?」 美穂子「いえ…そんなことはない…はず…よね……?」
https://w.atwiki.jp/hostgirl/pages/93.html
プロフィール ネタバレ回避のため、文字の色を反転させると見られるようにしています。 本名 森下 成海 誕生日 3月7日 年齢 21歳 スリーサイズ 92/63/92 血液型 O型 出身地 京都府 好きなお酒 焼酎 好きな食べ物 塩大福 苦手な食べ物 キムチ 好きなタイプ 価値観の似ている人 セリフ集(限界突破前) プロフィールコメント みおです!なんといっても生きがいは発明です。 マイクラブ そんな目で見んで下さい。 店舗運営 お客さんに発明品を披露したいおもてます~。 最近太って来たからあまりジロジロ見んといて下さい。 グッズ入手 あらあら、珍しいもんどすなー。 乾杯 酔わせてどないするんですか~? 信頼度アップ なんか素直に嬉しいゆうか……。 信頼度MAX あん時の薬効いて……。なんてうそです~! レベルアップ たくましいわぁ~。 セリフ集(限界突破後) プロフィールコメント みおです!なんといっても生きがいは発明です。 マイクラブ そんなに見られたら照れてまいますわ~。 店舗運営 最近体重が気になりますわぁ~。ダイエット薬でも作らんと……。 働いてるときにたまに発明品を閃くことがあるんどす。 グッズ入手 あらあら、随分と貴重なもんどすなー。 乾杯 あらあら、そんなに酔わせてどないするんですか~? 信頼度アップ その、なんか店長に話したいゆうか・・・。 信頼度MAX あれれ、あの薬効いて…。う、うそです~! レベルアップ 限界突破 関心したわぁ~、ガラっと変わるもんどすなぁ。
https://w.atwiki.jp/duelvideo/pages/1227.html
【呼称】あらため、改 【使用デッキ】(★:1000回再生) 2013 あらため式古明地こいし無意識バラバラコントロール 【デッキ紹介】 ★1 聖白龍 【デッキ紹介】 #2 星邪メガロック #3 レダメェプル #5 カオス剣闘 #6 エヴォルマックシンクロン 【デッキ紹介】 #7 絆の侵略者 【デッキ紹介】 #8 伝説の爆炎ディミオン #9 咲夜の世界 #10 八雲式スキマ地獄 【デッキ紹介】 ★11 聖白龍 【デッキ紹介】 #12 2014 紋章エクリプスマドルチェ 【デッキ紹介】 ★14 カラクリインティクイラ忍者 【デッキ紹介】 ★15 動かない大魔導図書館 #16 無限月読 【デッキ紹介】 #17 銀河森羅 【デッキ紹介】 ★18 ユベエルゼ 【デッキ紹介】 #0318 蛮族スクラップハートアース ★19 内緒 ★20 2016 茨符「Confined Innocent」 #1124 【出演動画】闇のゲーム 新たなるエンターテイメント、ゆっくりデュエル深秘録 【ゲスト出演動画】無計画な俺達がデュエルしてみた 【twitter】https //twitter.com/kaiaratame 【ニコニコミュニティ】あなとら・おためし・あらため ~こちら、あらためますか?~ 【ブログ】新たなエンタメMustard 【備考】 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/girlfriendline/pages/1814.html
出会い …そこの方、花壇がなにか…?わたし?わたしは園芸部の人ですよ?…はあ、花壇が壊れている、ですか?ああ〜、本当ですねぇ〜、あらあら。 マイページ 通常 あら、なにかご用でしょうか? はい、園芸部ですの〜。 うふふ、いいお天気ですね。 日直 登校 朝 朝食は、サラダをいただきましたよ〜。 おはようございます。メール届きましたよ〜。 あらあら、もうこんな時間……学校へ行きませんとね。 昼 もうお昼ですか……気付きませんでした〜。 お昼はお弁当ですよ〜。 あ、花壇の様子を、見に行かないといけません。 夜 はい、お休みなさいです〜 すいません、もう寝る時間なんですよ〜 あ……すいません、眠っていました〜 アルバイト アルバイト、初めてなんです。一緒に頑張りましょ〜。 好感度レベルアップ 一緒に同じお花を見るって、素敵なことですね〜 デート 約束 はい、大丈夫ですよ〜はい、わかりました〜はい、空いてますよ〜 当日 お待たせしました~。ごめんなさい、お花に水やりしてたら、時間になってて~そうそう、今日、ガーベラが咲いたんですよ。とっても綺麗で… ボス戦 開始 勝利 あらあら、勝っちゃいましたよ〜 敗北 バトル 開始 バトルよりも、お花を育てません? 声援 がんばるのですか~? 勝利 お疲れ様でした〜。すごいですね〜。 敗北 負けてしまったんですか〜。 タッチボーナス あら? はぁい? なにか〜?
https://w.atwiki.jp/player_of_a/pages/6.html
あらすじ 各場所で行われた色々なゲームのあらすじの紹介です。 主に、芝村氏がSDをされている公式のゲームについてのあらすじを載せています。 あらすじ公式掲示板ゲーム 公式オンラインセッション 公式掲示板ゲーム Aの魔法陣のサポート掲示板で行われているセッションの事です。 現在は、初心者用ゲーム他が行われています。 公式オンラインセッション 準公式と呼ばれている風鈴氏のサイト内のダイスチャットで行われているセッションの事です。 現在は、大体週末の金・土に同サイトのチャット内で芝村氏がエントリーの受付をしています。 金曜日 エントリー受付開始:夜9時~ 土曜日 エントリー受付開始:昼1時~ 戻る→トップページ
https://w.atwiki.jp/kinsho_second/pages/3220.html
前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/こぼれ話 大覇星祭こぼれ話 Ⅲ 美鈴「はい! という訳で、今回も始まりましたね。こぼれ話」 詩菜「多くの方に見られていると思うと、何だか緊張してしまいますね」 美鈴「でも女は見られて美しくなるって聞きますよ?」 詩菜「あらあら。それでは美鈴さんたら、今以上にお美しくなってしまうのかしら?」 美鈴「やっだも~! 詩菜さんには敵いませんよ! お肌なんてこんなにスベスベで…化粧水、何使ってるんですか?」 当麻「……おい。何か勝手に前説始めたかと思ったら、急に井戸端会議になったぞ。おかんパワー恐ろしいな…」 美琴「もう…ママったら……」 刀夜「いやあ母さん、盛り上がってるなあ」 当麻「そして父さんは何故かそれを嬉しそうに眺める、と。何だよこの空間!」 美琴「ううぅ……授業参観みたいで落ち着かないわね…やった事ないけど…」 禁書「ちょっとちょっと、とうま! 私もいるって事を忘れてないかな!?」 当麻「いや、忘れてた訳じゃないけど、この三十代トリオが自由すぎてそっちまで気を回せなくて」 刀夜「こら当麻! 女性の年齢について話すのはマナー違反だろ! 確かに母さんはアラフォーだけど、とてもそうは見えないってご近所でも評判なんだぞ!? 実年齢の割には!」 詩菜「…あらあら刀夜さん。マナー違反なのはどちらなのかしら…?」 刀夜「はっ! ど、どうした母さん!? 笑顔なのに目だけが笑ってないよ!?」 禁書「」 当麻「な? 何言っても、結局食われちまうだろ?」 美琴「今回もゲストが厄介そうね…」 美鈴「あっ、そう言えば美琴ちゃん。当麻くんに押し倒された時、どうして目を瞑ったのかしら~ん?」 美琴「それ前回の話でしょおおおがあああああぁぁぁぁ!!!///」 美鈴「だって、結局その答えを貰ってなかったし」 美琴「まずはそのニヤニヤ顔を止めろ馬鹿母っ!///」 美鈴「もう…美琴ちゃんてば、ホントに素直じゃないんだから…ねぇ当麻くん?」 当麻「は、はぁ……そうッスね…って、俺に振られてもなぁ……」 詩菜「あらあら当麻さん。本当にその天然ジゴロな所は誰に似たのかしら……?」 刀夜「だ、だから何故目が笑っていないんだ母さん! そして何故私を見るんだ母さん!」 禁書「……私の空気っぷりがハンパないんだよ…」 「さて、と。母さん、少し遅くなってしまったがお昼ご飯の場所取りをしよう」 「あら。そうねぇ」 刀夜「あっ! ほらほら母さん! 私達が出ているぞ! いや~、こうやって客観的に見ても、やっぱり母さんは綺麗だな~」 詩菜「あ、あらあら刀夜さんったら…褒めても何も出ませんよ?」 当麻「あ~もう! はしゃぐなそしてイチャつくな! 恥ずかしいから!///」 美琴(あっ…コイツ顔赤くなってる。………ちょっと可愛い…///) 美鈴「ほらほら当麻くん! 当麻くんが赤面するのを見て、それを更に可愛いとか思って赤面してるウチの美琴ちゃんに何か一言、言ってあげて?」 美琴「あなたはエスパーか何かですか!!?///」 禁書(えすーぱーとかじゃなくても、短髪はすぐに顔に出るから分かりやすいんだよ……言わないけど…) 大覇星祭が、普通の運動会と違う点の一つとして、『場所取り』というものがある。 刀夜「こればっかりは毎年骨だな~…会社の花見も場所取りは苦労はするけど、これはそんな比じゃないですよ」 美鈴「まぁ、これも大覇星祭の風物詩みたいな物ですからね」 当麻「いっそさぁ、学校ごとに食事できる区画を決めとけばいいと思うんだよ。そうすりゃ混まないし」 禁書「何を言っているのかな!? そんな事をしたら、その場所の物しか食べられなくなるんだよ!? 色んなお店に行けるから楽しいのに!」 当麻「お前は食い物なら何でもいいだろ!」 美琴「私も反対ね」 当麻「え、何で? 結構いい考えだと思ったんだけど…」 美琴「学校ごと…って事は、つまり他の学校の子とは食べられないって事でしょ? そんなのつまんないじゃない」 美鈴「そうよね~。美琴ちゃんは当麻くんと一緒にお食事がしたいもんね~」 美琴「ちちち違っ!!! わ、わわ、私が言ってるのは! 初春さんや佐天さんとって意味で、べ…別にコ、コ、コ、コイツの事なんかじゃ!!!///」 詩菜「あらあら。甘酸っぱいわねぇ」 禁書「……もしかして、今回はずっとこんな感じなのかな…?」 「―――せっかく母さんが作ったお弁当なんだから、最も美味しく食べられる場所を探そう。その方が当麻だって喜ぶだろうし、私は確実に喜ぶ。願わくば母さんにも喜んでもらえるとありがたいけど」 「あらあら、刀夜さんたら」 美琴「な、何ていうか…とても仲が良いんですね…」 刀夜「いや~、はっはっは。これはお恥ずかしい」 詩菜「あらあら、見せ付けちゃったかしら?」 禁書「と、言いつつ満更でもなさそうなんだよ…とうやもしいなも」 美鈴「美琴ちゃんも今のうちに参考にしておきなさい。未来の為に、ね?」 美琴「みみみ未来って何の話だコルァアッ!!! 何でママは話をそっち方面に持って行きたがるのよ!!!///」 美鈴「だって面白いし。…にしても、お二人を見てたら私もパパに会いたくなっちゃいましたよ。今頃どこにいるのかしら?」 当麻「美鈴さんの旦那さん、海外で働いてるんでしたっけ?」 美鈴「そうなのよ! 海外を飛び回ってて…まぁ、定期的には帰ってきてくれるんだけどね」 詩菜「刀夜さんも海外出張多いわよね?」 刀夜「そうだなぁ…もしかしたら、どこかで会っているかも知れないな」 美琴「パパかぁ…私はしばらく会ってないわね。電話くらいしてみようかしら?」 禁書「短髪でもホームシックにかかる事があるんだね」 美琴「『でも』って何だ『でも』って!」 禁書「だって短髪って、普段から細かい事を気にしてなさそうだし」 当麻「そうか? 割と寂しがり屋だぞ」 美琴「ぶっ!?」 美鈴「わ~お! 流石は当麻くん。美琴ちゃんの事分かってくれてるのね~♪」 「だって美琴ちゃん、好きな男の子いるんでしょ? これ聞いたらパパが面白い反応見せてくれるわよー」 当麻「……えっ…?」 美琴「ちょおおおおおぉぉぉぉ!!!!! なしなしなし、これ違うからっ!!!///」 美鈴「美琴ちゃん、こんな所で取り乱してたらこの先持たないわよ?」 美琴「この先って……………って、思い出したーーーーっ!!!!!///」 禁書「…激しく嫌な予感がするんだよ……」 詩菜「あらあら。青春なのねぇ」 刀夜「美琴さんもお年頃だからなぁ」 「えー? 違うのーん? あの黒くてツンツンした髪の男の子が気になって夜も眠れなくて、思わずベッドの中で枕を抱き締めちゃうんじゃないのーん?」 「ちがっ、違うわよ! どういう理屈でそんな結論に達するのかしら! って、そもそも何でアンタがあの馬鹿の事を知ってんのよ!?」 美琴「にゃああああああぁぁぁぁん!!!!!///」 刀夜「どどどどういう事なんだ当麻!!?」 当麻「えっ? 俺?」 詩菜「あらあら…今頃気づいたのかしらぁ…?」 美鈴「で? で? 黒くてツンツンした髪の男の子代表は、これを聞いてどう思うのかしら!?」 美琴「ママ楽しんでるたけでしょっ!!?///」 当麻「いや…どうって言われても、本人は『違う』って否定してるんだから…ねぇ?」 美琴「そそそ、そうよ!!! ぜぜん全然違うんだから!!!」 美鈴「もう…本当に素直じゃないわね、美琴ちゃん」 詩菜「当麻さん……女の子に恥をかかせる物ではありませんよ?」 禁書「いつもながら、とうまがとうまでとうまだから助かったかも…」 当麻(で、結局黒くてツンツンした髪の男の子ってどこの誰なんだろう? 俺以外にそんな奴いたかなぁ…?) 「んふーん♪ 美琴ちゃんの気になる男の子の親御さんだよー。ほら美琴ちゃん、アピールアピール!!」 美鈴「という訳で、ウチの美琴ちゃんです。本日はよろしくお願いいたします。…ほら、美琴ちゃんも挨拶して」 詩菜「これはこれはどうもご丁寧に。それでは後は、若い人でごゆっくり…」 当麻「ちょ、待て待て待て! 何でお見合いみたいになってんだよ!」 美琴「困りますから!!!///」 美鈴「あらそう? 残念。でも冗談は抜きにしても、ここらでお互いに自己紹介はしておいた方がいいんじゃない?」 当麻「いや、みんな知ってるでしょう。この後全員で食事したんですから」 刀夜「しかし当麻。よく考えたら、私はその子について何も知らされていないぞ?」 禁書「ん…私かな? 私の名前はインデックスっていうんだよ。あ、魔法名はDedicもがもがっ!」 当麻「うんうん。分かった分かった」 禁書「むーっ! むーっ!」 美琴「ってアンタ! 何そのちっこいのとイチャイチャしてんのよ!」 当麻「お前にはこれがイチャイチャしてるように見えんのか!?」 刀夜「だから当麻…その子は一体どこの誰なんだ…って、聞いていないな……」 「ひっ……い、いや母さん違うんだよ私は決してあの女性の顔と胸と腰と脚に見惚れていたとかそういう訳ではないんだよだからそのあれだつまり色々とごめんなさいでしたーっ!!」 ―――― 「……やっぱり親子なのね」 禁書「ここは全力で短髪に同意できるかも…」 美琴「…でしょ?」 詩菜「本当に当麻さんたら、似なくて良い所まで似てしまって…」 美鈴「あっはっは! こりゃ美琴ちゃん、将来は相当苦労するわね~!」 当麻&刀夜「「………何が?」」 ―――上条は……ふと、己の視界に違和感を覚えた。 店内を見回す。 ―――テーブル横の通路は狭く、その通路を挟んだ上条たちの隣のテーブル席は、淡い灰色のYシャツに薄手のスラックスを穿いた女子大生ぐらいの女の人と、彼女と向かい合うように陸上選手が着るようなランニングに短パン姿の女子中学生―――超能力者でもある御坂美琴がこちらを睨んでいた。 美琴「ていうか今更だけど、今回はみんな名前表記なのね?」 当麻「まあ、仕方ないな。『上条』が三人、『御坂』が二人だもんな。あれ? じゃあ俺は御坂のことなんて呼べばいいの?」 美鈴「決まってるじゃない。下の名前で呼ぶしかないでしょぉ? ね、美琴ちゃん?」 美琴「えええええええええええええええええ!? し、下の名前って!?/// ちょ、ママ!?///」 美鈴「何うろたえてんの? だって、『御坂』だと、敬称があっても無くても私も反応しちゃうし、どっちを呼んでるか分からないじゃない」 美琴「そそそそそそそれはそうなんだけどさぁぁぁああああああああ?///」 禁書「……短髪は短髪って呼べばいいんだよ……」 詩菜「あらあら。だったら美琴さんも『当麻さん』って呼ばなくちゃいけないわね。だって『上条さん』だと私たちの方も誰が呼ばれているのか分からないから」 美琴「話が膨らんできた!?///」 当麻「うんにゃ。『美琴』は別に大丈夫じゃね? 普段から俺のことは苗字でも名前でも無くて『アンタ』って呼んでるし、父さんと母さんのことならおじさんと……ええっと……お姉さん、でいいんじゃないかな?」 刀夜「(……よし、さすがだ息子よ。よく分かっているじゃないか)」 当麻「(まあな……伊達に俺も父さんの息子じゃないってことだろ? 『おばさん』と言う前から母さんの眼力のプレッシャーは凄かったぜ……)」 美琴「み、みことって……みことって……」 美鈴「良かったわね、美琴ちゃん」 詩菜「あらあら当麻さん的には、年端もいかない女子中学生に『アンタ』って呼ばれて喜んでいるのかしら? まるで夫婦みたいな呼ばせ方ね。それもカカア天下っぽい家庭の」 美琴「ふふふふふふ夫婦ぅぅぅううううううううううう!?///」 禁書「……どんどん話がズレていっているんだよ……」 「ちょっとアンタ! 何で私の事だけいっつも検索件数ゼロ状態なのよ! ―――」 美鈴「あら、美琴ちゃんっていつも当麻くんにスルーされてるの?」 美琴「そうなのよ! ったく、ホントに腹立つわ…」 当麻「俺はそんなつもりはないんだけどなぁ…」 刀夜「ちょっと待て当麻! 逆に言えば、そんなにしょっちゅう彼女から声をかけられているって事なのか!?」 当麻「え? まぁ…確かに不自然なくらいエンカウント率は高いかな?」 美琴「ぶっふっ!!?///」 詩菜「不自然に…ねぇ……それは是非、美琴さんにもお話を聞かなければならないかしらね」 美鈴「私も聞きたいなー! 美琴ちゃんが『不自然に』当麻くんに声をかける理由が聞きたいなー!」 美琴「ちくしょう! ママ、佐天さん以上に厄介だわ!///」 禁書「私は聞きたくないかも!」 当麻(…俺はちょっと聞きたかったりするけど……) 「かく言う短髪だって、どこに住んでる誰なの? とうまのガールフレンドかなんか?」 美琴「ええっと……ええっと……///」 禁書「西洋だと単に『友達』って意味なんだけど」 美鈴「直訳すると同じ意味なんだけどね。でも、日本で『ガールフレンド』って言っちゃうと、『恋人』ってニュアンスの方が強くなっちゃうの」 禁書「むむ……! じゃあ何て言えばいいのかな!?」 美鈴「『女友達』でいいのよ。でもまあ、私としては美琴ちゃんが当麻君の『ガールフレンド』でいいんだけどね。『ガールフレンド』がいいんだけどね」 美琴「マ、ママ! 何を言って……!?///」 禁書「それは絶対にダメなんだよ!! 短髪は『女友達』で充分かも!!」 刀夜「と、当麻! お前は女子中学生を恋人にするなんぞ何と羨ま……けしからん真似を!!」 詩菜「当麻さん、母さんは別に反対しないけど、もうちょっと身辺整理した方がいいと思うわ。ところで刀夜さん? 羨まって言いかけた意味と続きを教えてくださらないかしら?」 刀夜「な、何を言ってるんだ母さん! 別に深い意味は……!!」 当麻(何か俺……今回入り辛いなぁ……) 「えっ!? い、いや、別に私はこんなのと何かある訳じゃ……」 「とうまの学校の応援にも来てたよね。確か『ぼうたおしー』の時」 「ちがっ、ちょ、黙りなさいアンタ!!」 美鈴「まあ、噂によると全部『未遂』みたいだしね。『何かある訳じゃ』ってのはある意味正しいわ。とっても残念だけど」 詩菜「あらあら。案外あるある話なのかしら。偶然女性とぶつかっていい感じになったり、不意に女性と触れ合う事になっていい感じになったり、たまたま女性と会話してるといい感じになったりってよくある話なのかしらそうかしら」 刀夜「(当麻! お前はなんちゅう学校生活を送っているんだ!? おかげで父さんまで巻き込まれているじゃないか!!)」 当麻「(自覚あるのかよ父さん! つか、俺のは本当に偶然だからな!!)」 詩菜「ちなみに美鈴さんはどのような噂を聞いていらっしゃるので?」 美鈴「そうねー、美琴ちゃんと当麻くんがよく手を繋いでいたり、美琴ちゃんと当麻くんが押し倒したり押し倒されたり、美琴ちゃんと当麻くんが一晩中一緒に過ごしたり、美琴ちゃんと当麻くんがお互い食べかけのホットドッグを交換したり、あと美琴ちゃんが口を付けたストローのスポーツドリンクを当麻くんが飲んだり――――」 美琴「ちょ、ちょっと待ってママ! どこでいったいそんな情報を仕入れたの!? それと一晩中一緒に過ごしたってのはかなりの脚色が含まれてるから!!///」 美鈴「んー、以前、大覇星祭を見に行ったときに知り合った頭の外がお花畑の女の子とそのお友達の女の子が教えてくれた。ママ、美琴ちゃんの学園生活が心配で、結構、その子たちと連絡取り合ってるのよ」」 美琴(ああああああああああああああ! 初春さんと佐天さん!! そう言えば、あの二人はママと一緒にいた時間があったあああああああああああああああ!!) 禁書「ていうかとうま…短髪のお母さんの話は初耳のもあるんだけど、私があんなにお腹を空かせていた時にとうまは短髪とそんな事をしていたんだね……」 当麻「インデックスさん目が怖い! つかあの時は俺も無理やり連れてかれたのをお前も見てるだろ!? ちょっと美琴さん! あなたも何か言って―――」 美琴「かかか間接キ! ……ス………とか! ぐっ、ぐ、偶然だから!!! 狙ってやったとかじゃないんだから~~~!!!///」 当麻「ちょ、美琴さーーーーーん!!!」 「いや、違うのですよ母上! コイツは近所に住んでる子でちょっと料理ベタだから色々ある訳でですね――――」 「え? いやとうま、近所って言うか……」 「俺が説明するからお前は静かにッ! てか女の子として料理ベタの部分に引っかかりを覚えないってのはどうなんですか!?」 「でも、できないものはできないし」 「くそ、本気で食べる専門ですかインデックス!? 一方美琴はどうなの家事とか!」 「は? ま、まあそりゃ私だって学習中の身ですから多少はね。流石にペルシャ絨毯のほつれの直し方とか、金絵皿の痛んだ箔の修繕方法とか完璧に覚えているって訳じゃないけど」 「美琴ちゃん……そもそも普通の日本のご家庭にペルシャ絨毯とか金絵皿は存在しないし、それは家事ではなく職人芸って言うのよ?」 当麻「至極当然の感想どうもありがとう! ほらみろ美琴! 以前の二学期最初の日こぼれ話で風斬やインデックスと普通に話してたことが普通じゃないことが分かっただろ!」 美琴「むむむ……何か納得できない……だって、家庭科の授業で習うんだから仕方ないじゃない……」 禁書「ねえとうま……そんなに家事ってできることが重要?」 当麻「当たり前です! 確かに昔は女性の仕事だったかもしれませんが、今は、夫婦共働きがほとんどなんだから家事分担ができないと男女ともに結婚の可能性は下がるんです!!」 美鈴「てことは、当麻くんとしては多少なりとも家事ができる女の子と一緒になりたい、と?」 詩菜「あらあら、ということは美琴さんの方がそこのお嬢ちゃんよりも多少なりとも優位に立っている、ということでいいのかしら?」 美琴「!!!!!!!?!///」 禁書「!!!!!!?!!」 刀夜「とっ、とと、当麻っ! けけけ結婚なんてまだ早いぞ!? せめて18歳になるまでは待ちなさい! 法的に!」 当麻「んな事言われても…」 禁書(家事……やってみようかな…) 「は? ま、まぁそりゃ私だって学習中の身ですから多少はね、流石にペルシャ絨毯のほつれの直し方とか、金絵皿の傷んだ箔の修繕方法とか完璧に覚えいるって訳じゃないけど」 当麻「は? 何で二回目?」 美鈴「それはもちろん大事なことだからじゃない。もうちょっと言いたいこともあるし」 美琴「……激しく嫌な予感しかしないんだけど、何を言いたいの?」 美鈴「とりあえずは、一般的な花嫁修業から始めましょうか、ってね」 美琴「――!!!!?!/// 花っ! 嫁っ! とか、ないからっ!!!!!///」 詩菜「確かに…うちにはペルシャ絨毯はないわねぇ…」 当麻「母さんも、何、何気に『うちには』とか言ってんの!?」 刀夜「こら当麻! ワガママ言って母さんを困らせるんじゃない! 非難するなら、絨毯も買えないような私の安月給を非難しなさい!」 当麻「そこじゃねーよ! 俺が言ってるのはそこじゃねーよ!」 禁書「何かもう…短髪がとうまのお嫁に行くことは前提なのかな…?」 美鈴「うん」 詩菜「ええ、まぁ」 刀夜「はっ! そ、そう言えば!」 美琴「ううぅ……もうヤダこの人たち…///」 「まあ、とりあえずご飯を食べるとしようか。当麻、そちらのお二人にはありがとうって言っておくように。わざわざ当麻が来るまで何も食べずに待っていてくれたんだぞ」 「そうなの?」 「うっ」 禁書「め、目の前にご飯があるのに食べないで待てるなんて、信じられないんだよ!」 当麻「お前がそう思うんならそうなんだろう。お前ん中ではな」 美琴「犬ですら、ちょっと訓練させれば『待て』るわよ……って、ママどうしたの? 難しい顔して」 美鈴「ううん……ここは当麻くんと当麻くんのお父さんが本当に親子か疑いたくなる部分ね…って……」 詩菜「その心は?」 美鈴「いえね。当麻くんだったら絶対に美琴ちゃんが待ってた、なんて気付かないと思うのよ。でも当麻くんのお父さんはちゃんと気付いているし、おかしいな、って」 刀夜「そうですか? 普通だと思いますよ。当麻が鈍いだけで」 当麻「(……何気なく酷い評価じゃね?)」 美琴「(寸分の狂いもなく的のど真ん中をぶち抜いているわよ)」 禁書「(だよねー。とうまだったら絶対に気付かないんだよ)」 当麻「(お前らの俺評価がよーく解った)」 詩菜「あら? でもおかしくないかしら? そもそも待ち合わせをしていたわけでもないのに、どうして刀夜さんは『待っていた』なんて発言したのかしら?」 刀夜(ひくっ!?) 美鈴「当麻くんよりは女心が分かってる、ってことじゃない?」 刀夜「みみみみ美鈴さん! 悪気がないのはよっく分かってるんだけど、その類の発言は控えていただけないでしょうか!?」 詩菜「あらあらあらあらあらあら……刀夜さん……? 『また』ですか……?」 刀夜「か、母さん! 何やらおどろおどろしいどす黒いオーラが立ち上っていますよ!?」 当麻(何でだろう……前回が前回だっただけに今回は妙に楽だわ……) 「まぁまぁ。ようやく待ち人が来たんだから、さっさとご飯にしちゃいましょう。えっと、お名前は上条当麻君で良いのかな?」 「え? そうですけど。あの、そっちは御坂のお姉さんか何かで?」 「ううん。私は御坂美鈴。美琴の母です。よろしくね」 …………………………………………………………………………………………………、母? 上条サイドのテーブルに着く全員が動きを止めた後、 「HAHAァ!?」 みんなで仲良く絶叫した。 禁書「この世界は絶対におかしいんだよ! 『こもえ』もそうだし『しいな』はもちろん、短髪のお母さんも含めて、とうまの周りには若い大人が多過ぎるんだよ!!」 美琴「でもそれって私たちも安心材料じゃない? 少なくとも――そうね、向こうさ、もとい! 二十年近くは若いままで居られるってことなんだし」 禁書「うぅ……そういう言われ方をすると確かにそうなんだけど……」 当麻「なあ美琴、お前、何か言い直さなかったか? 『向こうさ』って『向こう三十年』か? 素直にそう言えばいいじゃん」 美琴「!!!!!!!!!!!?! アンタ馬鹿じゃないの!? こういう気遣いくらいはアンタのお父さんに似て気付きなさいよ!! あと、その洞察力は別のところで発揮させなさいよ!!」 当麻「はぁ……? って、何かいきなり永久氷壁に閉じ込められた気分!?」 詩菜「あらあら当麻さん……やっぱり当麻さんはちょっとは女心を学んだ方がいいと思うわぁ……」 美鈴「ふふふふ当麻くん……正直なのは悪くないけど時と場合によるわよ……」 当麻「前言撤回!! いいいいいいや……別に母さんたちのことを言ったわけじゃなくて……その……深い意味はないわけで……」 刀夜(息子よ。自分の不始末は自分で付けるんだぞ。父さんは遠くから見守ってやるからな)※意訳すると怖いので近づきたくない。 「――――女の子ならご飯は鍋で用意するくらいの大飯喰らいの方が形よく立派に育つのよ。エクササイズも大事かもしんないけど、小さなお弁当をチマチマ食べてるだけじゃ大きくならないって。それだと逆に育ってほしい所に栄養が行き渡らないかもしれないわね。もう、私が何でこんなに大量の乳製品を持ち込んできたと思ってんのよ。娘のためでしょー?」 「なっ、ちょ……育つとか、大きくなるとかって、いきなり何の話を始めてんのよ」 美琴「……娘をからかって何か楽しい?」 美鈴「うわー。すっごい冷たい視線。反抗期? もしかして反抗期なのかなー?」 当麻「何言ってんだ美琴。良い母親じゃないか。お前のこと、心配して食事に気を使ってくれてるんじゃないか」 美琴「ほほぉ。つまり、アンタはこの馬鹿母が何のためにこういう準備をしたのか分かるとでも?」 当麻「もちろんだ。成長期は食事に気を付けなきゃならんという事に決まっている」 美琴「へ?」 禁書「とうま?」 当麻「成長期は骨を強くしないといけないだろ。じゃないと急激な身体的増進に耐えられん訳だし」 美琴「……」 禁書「……」 美鈴「正解だけど不正解ね……」 刀夜「……当麻……お前という奴は……」 詩菜「あらあらここまで鈍いとは母さん思わなかったわぁ……」 当麻「え? 俺、何か間違えた?」 「――――いっぱい食べたらいっぱい育つってのは、生物学的に当たり前の事よ。――――摂取量と運動量を調節すれば、きちんと育ってほしい所が育ってくれるわ。欧米の食文化なんてすごいじゃない。あんなバケツみたいな量のご飯を食べてりゃ、そりゃあ日本人より良い体格になるわよね。胸がデカイと人生得するわよーん?」 言いながら美鈴はわざとらしく両手を挙げて「うーん」と伸びをした。背中が弓のように反らされた事で膨らんだ部分が強調される。ぐぐっ、と発展途上の美琴はわずかに怯んで、 「べ、別に。いっぱい食べたら体がいっぱい育つなんて、ほとんど迷信じゃない。――――って、アンタ! 何を人の家の母に視線を奪われてんのよ!!」 美琴に指摘された上条は、ズバァ!! と音速で視線を逸らした。 美鈴「ほら美琴ちゃん。当麻くんだって大きな胸に視線が釘付けになるじゃない。だからね、大きいことは良いことなのよ」 美琴「いやいやいや! そりゃ否定はしないけど、多分、健全な男子だったら普通の反応なんじゃないの!?」 詩菜「良かったわ当麻さん。当麻さんもちゃんと健全な男の子だったんで母さん、安心しちゃったわ」 当麻「うぉい! 母さん! その指摘何かおかしくない!? ここは、どっちかというと息子をたしなめる場面じゃないの!?」 禁書「ところで、とうやは何で目を背けてるのかな?」 刀夜「……お嬢ちゃん……男には、絶対に許されない行為というものがあってだね……今がまさにそれなのだよ……」 「……何、とうま? そんなに人の顔をジロジロ見て」 「いやぁ」上条はとても苦い笑みと共に、「いっぱい食べたらいっぱい育つ、か。叶ったら良いなぁって」 「!!」 禁書「さて、とうま。噛みつきと電撃どっちがいい?」 美琴「私としては両方が理想ね」 当麻「ちょっ! 何でこういう時だけはいつも息がぴったりなの!?」 美鈴「女の子が女の子をからかうのは同性だからまだ許される部分があるけど、男の子が女の子をこういう風にからかうのはさすがにデリカシーが足りなさ過ぎるわね」 詩菜「あらあら。少なくとも刀夜さんなら言わないセリフかしら。無自覚だけど女性心ってものはちゃんと分かってる人だから」 刀夜「……母さん、それって褒めてらっしゃるのでしょうか……?」 当麻「……あの……スル―しかけたけど、美鈴さんの女の子が女の子、ってのは……?」 美鈴「よし。美琴ちゃんとそっちの女の子。当麻くんに女心を傷つけた男はどうなるのかを教えてあげなさい」 美琴&禁書 「「了解」なんだよ!!」 当麻「何でぇぇぇぇえええええええええええええええええええ!?」 刀夜「……さすがにこういう場合は愛する我が子でも守りきれないぞ……」 詩菜「当麻さんには少し反省してもらいましょうね」 当麻「はい、それでは皆さんもご唱和ください。『不幸ーだーーー』」 「……、そ、そう。二人はなんかあったんだー。へぇ、なるほどねぇ」 「わぁーっ! ウチの美琴ちゃんときたら気になって仕方がないくせに興味がないフリなんか装っちゃって超可愛い!―――」 当麻「うぅ…酷い目に遭った……」 女性全員「「「「自業自得」」」」 刀夜(女性4人から攻められるとか、ある意味羨ましいぞ当麻! でもそれ言うと母さんが絶対に怒るから、言~わない!) 美琴「まぁそれはともかく…け、結局コイツと何があった訳? い、いや興味はないんだけどね? ほら、話題に出ちゃった訳だし聞いておかないとって思って」 禁書「それは! その…秘密、なんだよ……///」 美琴(えっ!? な、何この反応…! もしかして私の想像以上にとんでもない事が起こっていたりなんかしたり!!?) 刀夜「何があったのかは知らないけど、これ絶対羨ましい目にあっているだろ当麻! でもやっぱり母さんが怒るから言~わない!」 詩菜「口に出ていますよ刀夜さん…?」 「……ってか、前々から思ってたんだけど。アンタ達って何でいつも一緒にいる訳?」 ―――― 「じゃあ短髪は何でいつもとうまと一緒にいるの?」 美琴「………」 禁書「………」 当麻「な、何で二人ともこの手の話題になると険悪になるのでせうか!?」 美鈴「見事なまでに修羅場ね…こんなの昼ドラでしか見た事ないわ」 詩菜「あらあら、そうかしら? 私達にはお馴染みの光景よね刀夜さん…?」 刀夜「何故、私の方を見るんだ母さん!」 「……、何でも言う事聞くって?」 「いや!! 何でもと言ってももちろん限度はありますインデックス! 決してあなた様が今想像しているようなエロ方向へ話が進む事はありえませんのでご安心めされよ!!」 美鈴「私としては、ちょっとくらいならエロ方向でもOKなんだけど」 美琴「ママーーー!!! ちょっといい加減にしてよもう!!!///」 美鈴「だって全然進展しないんだもん」 当麻「そもそも何で美鈴さんは、俺と美琴をくっつけたがるんですか? 本人、こんなに嫌がってるのに」 全員「「「「「」」」」」 当麻(あれ? 空気が固まった。「俺としてはありがたいですけど」って付け加えようとしたけど、言わない方が良さそうだな) 銀髪碧眼のチア少女と向かい合っていた少年が。 その場で身を屈め、チア少女の腰に両手を回し、ほっぺたをお腹に押し付けていた。 美琴「……ああ…思い出したわ……アンタこん時、何をやっていたのかしらねぇ…?」 当麻「ぅおおおい! 睨みつけながらバチバチすんのやめてくんないですか!? つかカットされた部分に悪意があるよ! 俺はこの時インデックスのウエストを測ろうとしてだな…って、インデックスからも何か言ってくれ!」 禁書「…え? そんな事あったかな? 私は覚えてないんだよ」 当麻「嘘つけえええええ!!! お前、完全記憶能力者だろうがあああああ!!!」 美鈴「あ、私達は避難しておいた方が良さそうですね」 詩菜「あらあら、ウチの当麻さんが何度も怒らせるような事をしてしまってすみません」 美鈴「いえいえ。ウチの美琴ちゃんこそ何度も怒っちゃってすみません」 「こんの……くたばれエロ野郎ォおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!」 少年の元に突撃し、拳を振り上げ、割と渾身の力を込めて殴り飛ばした。 「ごァああああああああああああッ!?」 美琴「こんの……くたばれエロ野郎ォおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!」 当麻「ごァああああああああああああッ!?」 詩菜「あらあら。見事に再現されてるわね。電撃も迸っていてまるでギャラクティカマグナムみたい」 刀夜「母さん冷静だね!? そんな母さんも素敵だけど!(ネタが古いとは言えない。絶対に言えない)」 美鈴「まぁアレよね。ケンカするほど何とやらって奴。結婚生活でも、全くケンカをしない夫婦って意外と離婚率が高いって言うし」 禁書「この状況を見てもまだそんな事を言える短髪のお母さんは大物だと思うんだよ」 うえーん、と上条は半泣きで目元を擦った。と、馴れた手の感触ではなく、薄手の布の感触が返ってきた。サテンか何かの、ツルツルした生地だ。何ですか、これは、と改めて観察してみると、それは白い布だ。ツッコミハリセンのように、何度も何度も折り畳んである。 プリーツスカートだった。 インデックスが穿いていたチア衣装の。 美琴「こんの……くたばれエロ野郎ォおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!」 当麻「ごァああああああああああああッ!?」 詩菜「あらあら。今度は左なのね。電撃が大宇宙を突き抜けていく錯覚を感じるからギャラクティカファントムみたい」 刀夜「母さん冷静だね!? そんな母さんも素敵だけど!(またネタが古いとは言えない。絶対に言えない)」 美鈴「まぁアレよね。これは自業自得としか言いようがないわね。よりにもよって女の子のスカート剥いちゃうなんて」 禁書「……うんまあ……これはとうまが悪いんだよ……///」 当麻「何で!? よく見ようよ!! 美琴が俺を殴り飛ばさなきゃ起こらなかった惨劇だよ!?」 銀髪碧眼の少女は、おへそどころか、下着も太股の付け根も全部見えてしまっていた。いや、厳密に言えばテニスのアンダースコートのように、下着型の衣裳という事なのだろう。サテンのテカテカした、淡い緑色の布がピッタリと肌に貼り付いているのが分かる。もちろん錯覚だろうが、なんかパンツ型の生地に走る皺が色々な部分を浮かび上がらせているような気がして、まともに見ていられない(しかし、上条は緻密に説明済み)。 美鈴「当麻くん? 当麻くんってひょっとしてむっつり?」 当麻「何ですかその言い方!? そんな風に言われるならまだ蔑まれたり殴られたり噛みつかれたりした方がマシですよ!?」 美琴「ほっほ~う?」 禁書「それでいいんだね?」 当麻「!!!!!!!!!!!!!!?!」 詩菜「あらあら。いくら刀夜さんでも公衆の面前で女の子を辱めたりはしないのにね。恥じらいの顔はさせることはあっても」 刀夜(当麻……母さんが怒ってるぞ……とっても怖いぞ……いつも以上に怖いぞ……) 「……ちょっと待ちなさいよ、アンタ」 「……お久しぶりですの。殿方さん♪」 禁書「この時の短髪は天使に見えたんだよ」 美琴「まぁ、こんときのコイツは明らかに女の敵だったしね。あのままだと何を仕出かすかも分かんないし制裁は必要よ」 当麻「大事なことだからもう一回言うけど、美琴が俺を殴らなきゃインデックスのスカートは無事だったよな?」 禁書「と、とうまがスカートを掴んでいたのが悪いと思うんだよ///」 美鈴「その前に、当麻くんが美琴ちゃん以外の女の子に抱きついてちゃ、そりゃ美琴ちゃんが怒って当然じゃない」 美琴「さらっと何を言ってくれやがりますかこの馬鹿母は!?///」 当麻「だーかーらー、何でそれで美琴が怒んなくちゃいけないんだって! 怒る理由を教えてくれませんかね!?」 詩菜「……あらあら、ここはさっきの食事のときと違って、明らかに当麻さんは刀夜さんの息子だって分からせてくれるわぁ……」 刀夜「とととととと当麻! お前は本っっっ当に少しは女心というものを理解した方がいいぞ!!」 「でも! 今ここで為すべきはこの壊れたインデックスのスカートをどうするかであって不毛な争いを止めて皆で手を取り合うのが一番だと思うのですがどうでしょうこの平和的解決案は駄目ですか駄目ですねごめんなさい!!」 言い訳するつもりが自己完結してしまった瞬間、それを遺言にするべく二人の少女が襲いかかってきた。 美琴「……馬鹿?」 当麻「うわーお。思いっきり視線が冷たいですよ美琴さん。あなた様は電撃姫なのですから熱い視線の方がお似合いでは?」 禁書「馬鹿……///」 当麻「よーしインデックス。ここは恥じらう場面じゃなくて俺を罵倒する場面だ。ドーンと来い。覚悟はできてるからな?」 刀夜「ところでこの後、このお嬢ちゃんのスカートはどうなったんだ? ま、まさか当麻! お前が美味しく頂いたとか!?」 当麻「何をどう考えたらそんな結論に達するんだよ父さん! つーか、父さんならそうするってことなのか!?」 詩菜「……」 刀夜「当麻! お前は父さんに何か恨みでもあるのか!? 矛先がこっちにも向いたじゃないか!」 当麻「明らかに自爆だろうがぁぁぁあああああ!!」 美鈴「んで、真面目な話、実際はどうしたの? あっちの家庭崩壊の危機的なやり取りはほっぽっといて」 美琴「私が直したわよ。原作にもその描写はあったと思うけど」 禁書「だから、この時の短髪は天使に見えたって言ったんだよ」 当麻&刀夜「「ちょっとぉぉぉおおおおお! そっちのお三方、見て見ぬふりしてないで助けて下さいなぁぁぁあああああああああああああ!!」」 「お、お姉様のご家族……ですの? いやァああ……素晴らしい。まったくもって素晴らしすぎますわ! 何ですのよこのお姉様オーラの大インフレは!? ち、ちくしょう。こうなったらわたくしも覚悟を決めますわ。もう黒子ってば姉妹だろうが親娘だろうが何でもまとめてかかって来いですのよーッ! うふげへげへへあははーっ!!」 「あら。美琴ちゃんの乙女チックってばそういう方向性だったの?」 「どういう方向性を指してんのかしら!? 私はまともな道を進んでいるわよ!!」 「そうよねぇ。美琴ちゃんはあの男の子へ一直線だもんねぇ。寄り道している暇はないか」 美琴「ぶっ!! 物理的に黙らせてやる!!///」 美鈴「きゃーきゃー。美琴ちゃんってば照れ隠しにムキになっちゃってこっわーい」 刀夜「仲の良い親子だね母さん」 詩菜「そうですね。我が家の仲の良さにも負けず劣らずというところかしら」 当麻「親子というより姉妹って感じがしないでもないけどな」 禁書「ちょっと羨ましいかも。私にも母親っているのかな? 私がいるってことは母親がいるはずなんだけど描写されたことがないんだよ」 当麻「どうなんだろうなぁ。ま、いるとは思うが――ところで、美鈴さんが言った『あの男の子』って誰のことだ?」 禁書(!! とうまのばかー!! うまい具合に話題を逸らせられると思ったのに何で蒸し返すかな!? って、あれ? でもとうまは誰のことか分かってないってことなのかな?) 刀夜「当麻……今の言葉は本気で言っているのか……? だとしたらあまりにも鈍過ぎると言わざるを得ないのだが……」 詩菜「あらあら当麻さんったら、ちょっと今の発言は頂けないわ。ほら、美琴さんも美鈴さんもさっきのじゃれ合いを止めてジト目で睨んでるわ」 美琴「……ママ、分かった? コイツはこういう奴なのよ……」 美鈴「うん……ちょっとママも当麻くんの認識を改めなきゃいけないかなって思っちゃったわ……」 当麻「え? え? お、俺何か悪いこと言った? 両家の親御さんたちの俺の印象が駄々下がりなんですけど?」 禁書「これがとうまのとうまたる所以なんだよ……安心材料なのか不安材料なのかは判断しにくいけど」 短めの黒い髪を、ツンツンに尖らせた少年だ。彼の隣には、頭一つ分も背の高い金髪にサングラスの少年が立っている。 ―――― 「ほら美琴ちゃん。憧れの殿方があっちにいますのよー?」 「誰がそんな手に引っか―――いや違う! そもそも憧れでも何でもないわよッ!!」 顔を真っ赤にした美琴は、冗談かと思ったのか美鈴が指差した方へ見向きもしなかった。 美琴(あっ、この時本当にコイツいたんだ。……見れば良かった…) 美鈴「ほら~! ママの言う事聞いてないから!」 美琴「だ、だって! こういう時のママって、十中八九私をからかってるだけなんだもん!」 美鈴「この時は残りの一か二だったの!」 禁書「高い確率でからかってる事は認めるんだね」 刀夜「…? どうした当麻。何かを考え込んでいるようだが……」 当麻「……ツンツン頭…美琴の憧れ…好きな人…? なぁ、これってもしかして、さ…」 禁書&刀夜&詩菜&美鈴「「「「!!!?」」」」 当麻「もしかして俺―――」 美琴「えっ!!? あ、ふぁえっ!!!?///」 当麻「―――の、隣にいる土御門の事か? 確かにアイツ、頭がツンツンしてるけど…」 全員「「「「「」」」」」 当麻「え? え? なになに?」 刀夜「当麻……」 詩菜「当麻さん……」 美鈴「当麻くん……」 禁書「とうま……」 美琴「…うん。私は分かってた。うん、分かってたから全然何も思ってないから。期待とか全然してなかったから、うん」 当麻「えっと……違うの?」 美鈴「だぁ~かぁ~らぁ~!!! 『黒髪』って言ってるでしょうがああああああああ!!!!!」 美琴(あ、ママが切れた) 当麻「あ、あーそっか。黒髪か」 詩菜「当麻さん…もうここまでくると、鈍いとかそういう問題ではない気がするわね。何だか私、当麻さんの将来が心配になってきたわ……」 刀夜「当麻! 母さんに心配をかけるんじゃない! お前はもうちょっと、乙女心という物を勉強しなさい!」 禁書「ここまでくると、流石にちょっとだけ短髪に同情するんだよ…」 美琴「あはははは……ははは………はぁ…」 当麻(けど美琴の好きな相手が土御門じゃないって分かった時、何かホッとしたな。…何でだろ?) 「――――罰ゲームで何でも言う事聞くってルール、忘れんじゃないわよ」 「い、いや、罰ゲームって言われても……」 ――改めて美琴の顔を眺め、 「み、見ての通り、とある事件に巻き込まれて体中がボロッボロなのですが。この状態で大覇星祭の競技に参加したっていつもの実力なんて出せる訳はないし、こういった場合、勝負は一体、どうなってしまうのでせう?」 「……、うーんとね」 美鈴「ねーねー美琴ちゃん。ちょっと聞きたいんだけど」 美琴「……何よ?」 美鈴「美琴ちゃんってば、罰ゲームで何をお願いしたのかなぁ? ママ、とっても興味があるんだけど」 美琴「んな!? な、何でそんなこと言わなきゃいけないのよ!? わわわわわ私だって別にいやらしいことなんて考えてなかったし当たり障りのない罰ゲームくらいしか……やらせてないわよ!!///」 美鈴「本当にぃ? せっかくのチャンスなのに当たり障りのない罰ゲームしか要求しなかったのぉ?」 美琴「だ、黙れ! 黙りなさい! 黙らせてやる!! この馬鹿母!!///」 詩菜「あらあら。実際はどうだったのかしら当麻さん?」 当麻「ん? 美琴の言う通りだよ。まあ、ちょっと恥ずかしい思いもしたけど携帯のペア契約と、後は――何か、スゲエやる気にさせられることを命令されたくらいだった」 禁書「ひょうかを助けに行った時だよね。私も短髪に助けてもらったかも」 当麻「そうそう。な、美琴」 美琴「へ? あーそうそう」 刀夜「なあ当麻? ペア契約って普通、どんな関係の二人がするものなんだ?」 当麻「そりゃあ、男女ペアなんだから恋人とか夫婦とかじゃね?」 美鈴「あれあれ~? 美琴ちゃん、ママとっても興味深いことが聞けた気がするんだけどぉ?」 美琴「ききききき気のせいよ気のせい! だいたいそいつにそんな気があるわけないじゃない!!///」 詩菜「あらあら。美琴さん、美鈴さんは当麻さんの事じゃなくて美琴さんの事の方を聞かれているのよ? どうしてペア契約を当麻さんと結びたかったのかなって」 美琴「!!!!!!!!!!!!!?!///」 禁書(……やっぱり話を逸らせなかったんだよ……はぁ……) 美琴は腕を組み、上条の半泣き顔を見て、わずかに息を吐いた。今まで見るからに怒っていた彼女の眉が、ほんのわずかに下がる。それから、ゆっくりと肩の力を抜くと美琴は口元を綻ばせて、小さく笑った。それを見た上条は助かった、と胸を撫で下ろした、が、 「死ぬ気でやれば?」 「それだけ!? いや無理だって! すでに八方死んでる上条さんがこれ以上頑張ったらホントに死んじゃいます!! 大体、吹寄とか姫神とか土御門とか、俺以外にも欠員がいんのよ!? だから無効とまでいかなくてもせめてハンデを……って、あ、あ、あーっ! 無言で帰っちゃうのーっ!?」 美琴「そもそも罰ゲームはアンタから言い出したのよ。言い出しっぺのアンタが逃げようとするのはどうかと思うけど」 当麻「そ、それはだなぁ……」 詩菜「あらあら。当麻さんったら、なんだか見苦しい言い訳しているわね。と言っても、なんだか見慣れた言い回しのような気もするけど」 刀夜「……」 美鈴「当麻くん、やっぱり持ちかけた方が逃げようとするのはよくないと思うわよ。ここは義母として、娘のためにも当麻くんを説教させてもらうわ」 禁書「……何か字面がおかしいんだよ?」 上条「ふぅ。冒頭でも言ってたけど、今回は本当に授業参観みたいな気分だったな。何か別の意味で疲れた」 美琴「アンタはまだいいわよ。アンタんトコの両親はウチと違って子供をからかうなんて真似しないんだから」 上条「そんなもんかねぇ。ちなみにインデックスは俺の両親と御坂の母親の飯を食いに行くという誘いに乗っていなくなったってことなんだが」 美琴「そうだけど――何が気になるの?」 上条「迷惑掛けてなきゃいいけどな、ってだけさ」 美琴「ま、いいんじゃない? あの子ならちっちゃい子供みたいなもんだって笑って許されるわよ(ふっ! ぐっしょぶママとコイツの両親! あの子をうまい具合にすんなりとここから連れ出してくれたわ!!)」 上条「(な、何で御坂は悪い笑顔でガッツポーズ決めてんだ? でも怖いから聞かないでおこう、っと)で、今回で『禁書目録【原作】』の方は終わったわけだから、次回からは『超電磁砲【外伝】』ってことなんだよな?」 美琴「あ、そうなるわね。となると次回からのゲストは超電磁砲サイドが中心ってことなのかしら」 ??「ちなみにミサカはどちらサイドの登場人物なのでしょうか、とミサカは素朴な疑問を抱きます」 上条「お? 次回のゲストは御坂妹か。そういや御坂妹ってどっちサイドだ?」 美琴「両方っぽいけど、こと大覇星祭に関しては超電磁砲サイドね。ん? ちょっと待って。アンタは一人で来たの?」 ミ妹「いいえ。次回のゲストと一緒に来ました、とミサカは素直に答えます」 ??「That s right――久しぶりね。御坂美琴」 美琴「え!? もう一人って布束しのぶさんなの!? 久しぶり! って、もしかしてフェブリとジャーニーも連れてきたとか?」 布束「surely――まさか。連れてきてないわよ。but――もっとも、一緒に戻っては来たけど。ただ、ここに来る前に佐天涙子さんに会ったから預けてきたわ」 美琴「そっか。でもまあ元気そうで何よりよ」 上条「……なあ。この人ってどんな人なんだ? なんとなく御坂妹と雰囲気が似てるんだが……」 美琴「ああ。そう言えばアンタは初めて会うわね。でもまあ、具体的な紹介は次回でいいんじゃない? ちゃんとしてくれるから。でしょ? 布束さん」 布束「understand――分かったわ」 上条「OK。じゃあ次回はこの面子なんだな」 美琴「そういうこと。んじゃま、また次回お会いしましょう」 前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/こぼれ話
https://w.atwiki.jp/83452/pages/10411.html
二年生の後日談を 純「あ~も~悔しー!」ガツガツ 梓(奢りだからってよく食べるなあ……) 憂「まあまあ、純ちゃん頑張ったんだしいいじゃない」 梓「……私の思考ってそんな単純……?」 純「憂!これ食べ終わったらバッティングセンター行こ!」 憂「え?いいけど……」 純「あたし今日凡退して打たれただけで、いいとこ全くなしだったもん!納得いかーん!」 梓「私も似たようなもんだけどなあ。後半まともにヒット打ってないし」 純「下位打線で描写もされずに凡退させられた悲しみがオマエにわかるか!」 純「おっりゃー!」キーン 憂「純ちゃん、上半身が少し前に流れてるからそこ注意して!」 純「こうか!」カコーン 梓(元気だなー)パカーン 憂「梓ちゃんは、腕で当てに行ってる感じがするね。全身で打たなきゃ!」 梓「はーい」スコーン ピシュッ カシャーンカシャーン 純「おっしゃ二枚抜き成功!」 憂「純ちゃんすごい!あと3枚だよ!」 梓(こんなに体酷使して大丈夫かな?) 梓「おはよ~……」 ダラーン オハヨー… クカークカー 梓「なんやこの教室……」 憂「あ、おはよう梓ちゃん」 梓「やっぱ皆昨日で疲れたのかな?」 憂「多分ね。私も右肩がちょっと重いもん」 梓「私は全身痛いよ……純?」 純「」バッタリ 梓「純?」ツンツン 純「が、あっ……!やめろ、私の右腕に触れるなっ!抑えが、きか、ない……っ!」 梓「そりゃあんだけ打ち込んで投げ込めばね……バッセンで3000円ぐらい使ってなかった?」 純「うう、言わないで……」 憂(お姉ちゃんも朝しんどそうだったなあ) …… 姫子「ちわーっす」ガラッ 曜子「立花さん、おはよう……」 姫子「……大丈夫?」 曜子「うん、昨日はしゃぎすぎちゃったかも……」 姫子「あはは。結構皆疲れきってるねえ」 曜子「うん、特に平沢さんが……」 姫子「あー、結構無理させちゃったから……死んでる!?」 唯「」 和「生きてるわよ。目を覚まさないけど」 姫子「あ、ほんとだ寝息立ててる……」 唯「クカー……スピー」 和「昨日頑張ったし、しばらくそっとしといてあげましょう」 姫子「そだね」 姫子「唯、また一緒に野球できたらいいね」ワシャワシャ 梓(球技大会終わってからもちょくちょくバッティングセンターに来るようになったなあ) 梓(どうせ4月の新入生歓迎ライブまでは特に出来ることないし) 梓(心なしか体が引き締まった感じもする) 梓(音楽関係以外に出費が増えたのはちょっと痛いけど……) 紬「あら、梓ちゃん!」 梓「この声は……ムギ先輩!」 紬「珍しいわね、こんなところで会うなんて!」 梓「いやはは……そちらの方は?」 しずか「あ、ムギちゃんのクラスメイトで、木下しずかって言います」 梓「ども、中野梓です」ペコ 梓「お二人はどうしてここに?」 紬「しずかちゃんに遊びに誘われたんだけど、あんまり遊ぶ所って知らなくて……」 しずか「それでそういえばムギちゃん野球やってたなあって思ったから、連れてきてもらったの」 梓「へえ~、木下さんは野球お好きなんですか?」 しずか「うん、やったことはないけどロッテのファンなんだあ」 梓「そうでしたか。日本一おめでとうございます」チパチパ しずか「うん!梓ちゃんはどこか好きな球団ってあるの?」 梓「私は特に……野球は好きですけど」 紬「私も特にないわ~」 姫子「なんか面白そうな話してるねっ!」バーン 紬「あら、立花さん!」 しずか「いちごちゃんも!」 いちご「や」 梓「なんなんですか今日は……?」 姫子「あずにゃん久しぶりだね!」 梓「あ、どうもです……テンション高いですね」 姫子「いやー、思わぬところで思わぬ人にあったからつい」 姫子「でも、本当に意外なメンバーだね。ムギちゃんとしずかちゃん……」 いちご「木下さんは、実は野球好き。そしてロッテファン」ビシッ しずか「え、知ってたの?」 いちご「うん。ペンケースにユニフォームのストラップが付いてた」 しずか「おお、分かる人がいたんだ……」 いちご「好きな選手は渡辺俊介」 しずか「うっ、まさかストラップの背番号で!?」 いちご「」コク しずか「すごーい。野球通だね」 姫子「そういやプロ野球の話ってしたことないな。私はどこってとこ無いけど、いちごはどこのファンなの?」 いちご「ヤクルトスワローズ」 しずか「うーん、セ・リーグはあんまり知らないや……」 いちご「佐藤さんがオリックスファンだから、今度話してみるといいと思う」 しずか「え、本当?」 姫子「そこまでわかんの!?」 いちご「この前律と話してた」 梓「そういえば律先輩は西武ファンだっていってました」 紬「野球好きって、結構女の子にもいるものなのねえ……」 しずか「そういえば、何でここに?」 姫子「ああ、いちごがこの前の球技大会で野球好きが再燃したらしくて、グローブ買いにいってたんだ」 梓「……店員さん、驚いてたんじゃないです?」 姫子「うん、『え、この子が野球やるの!?』みたいな顔してたよ」 しずか「あはは、なんかデートみたい!」 姫子「はは、デートにスポーツ用品店って色気なさすぎ!」 いちご「デートだよ?」 姫子「」 いちご「私はそのつもりだったけれど」ギュッ 姫子「」 紬(あらあらあらあらあらあら♪) しずか「そ、そうだ!ここにもスポーツショップがあったよ、見に行かない!?」 梓「い、いいですね、いきましょう!」 いちご「だって。行こう?」 姫子「あ、ああ……」(手ぇ繋いでる手ぇ繋いでるいちごに手ぇ繋がれてる) 紬(ほぼイキかけました) 客(可愛いなあ……) 店員(可愛いなあ……) 俺(可愛いなあ……) いちご「さっきのところよりは小さいね」 姫子「ま、まあバッティングセンターの中にある店だし」 紬「じゃあ私たちあっちの方見てくるわね♪」 梓「また後で合流しましょう!」 しずか「じゃ!」 姫子「ええ!?ちょっと!」 梓「二人にして大丈夫ですかね?」 しずか「ていうかいちごちゃん……あんな子だったんだ」 紬「これハンドグリップっていうのね。えいっ!」バギャァッ 梓(聞いてないし!)「ちょっ、本気出しすぎです!」 しずか「60キロ用なのに……簡単すぎる、あっけなさすぎる……」 紬「影からこっそり見守りましょう♪」 しずか(ムギちゃん、楽しそうだね)ヒソヒソ 梓(誰かが仲良くしてるのを見るのが好きみたいです)ヒソヒソ しずか「あ、まだ手繋いでるんだ」 梓「立花さん顔真っ赤……」(でもなんか嬉しそう……) しずか「店員さんすっごい見てるね」 梓「そりゃ見ますよ。あ、商品棚が……」ゴシャーン 姫子『わわ、すみません!』ワタワタ いちご『……』ヒョイヒョイ 梓(……なんか気の毒になってきた) 姫子「はうー……」(疲れた、色々と) しずか「ムギちゃん、一杯買ったね……」 紬「ええ♪ハンドグリップと、インナーマッスル?を鍛えるチューブと、手首の先につけて一人で投球練習が出来るネット!」 梓(ムギ先輩なら受けてくれる相手たくさんいそうだけどなあ。ていうかボール買ってないような……) ピュー ヒュオオオオ いちご「……寒い」 姫子(あー……)「……ほら」スッ いちご「?」 姫子「い、いや私も寒いからさ。手ぇ繋いだほうが暖かいかなって」 いちご「……うん」ギュ いちご「……右手、けっこうごつごつしてる」 姫子「……気にしてるんだけど……ソフトやってるとこうなっちゃうの!」 いちご「うん、昔はわたしもこんなだった」 姫子「でしょ?……ねえいちご」 いちご「何?」 姫子「あたしたち、これからも友達でいようね」 いちご「えー……友達?」 姫子「ちょいちょい、何になりたいんですかアンタ!?」 いちご「……仲間とか、親友?」 姫子「……そりゃ失礼」 いちご「何を想像してたの?顔が少し赤いけど」 姫子「なんにも!寒いだけだってば!」 キーンコーン 和「唯、起きなさい」ユサユサ 唯「むにゃ……」ウツラウツラ 姫子「ゆーい、次体育だよ?早く準備しないと遅れるよ?」 唯「うーん……ありがとお母さん……」 アカネ「お母さんだって」クス 姫子「嬉しくなっ!」 和「全く、こんな調子で受験大丈夫かしら……」 紬「唯ちゃん、クッキーあるわよ?」 唯「みなぎってきたあっ!」ガバッ 姫子(なんかもうペットだよね) 紬「さむーい……」 しずか「教室の中でも着替えは寒いよね」 エリ「……じー」 和「瀧さん?」 アカネ「どうしたのエリ」 姫子「なんかある?」キョロキョロ エリ「……アカネ、姫ちゃん」 アカネ姫子「「?」」 エリ「失礼っ!」ムニュムニュ エリ「痛い、身長縮む……」ジンジン 姫子「いきなり何すんのっ!」 アカネ「いくら友達でもやっていいことと悪いことがあるよ!?」 エリ「うう、だってさー……」 姫子「ほー、申開きしたいなら言ってみろ」 エリ「二人ともへこむとこへこんでて出るとこ出すぎだよ!こっちはお正月でどーでもいいとこに肉付いたってのに!」 しずか「確かに」 唯「一理ある」 紬(耳が痛いわあ……) いちご「……」ゴオッ 澪「……なんか熱いな」 アカネ「どーせ食べたら寝てたんでしょ?エリのことだもん」 エリ「うっ」グサッ 姫子「あたしは腹筋とかしてたから……日課で」 エリ「くっ、健康優良児めっ」 和「でも瀧さんだってスタイルいいじゃない」 唯「そだよ?体重増えたようには見えないよー」 エリ「……体重は増えてないの」 しずか「?」 エリ「筋肉落ちて脂肪が増えたんだよっ……!」 姫子「あー……」 アカネ「あるね……」 エリ「あーもう、あたしもおっきくなりたーい!」 アカネ「この子には恥じらいって言葉はないのかしら……」 律「なんかすこーしばかり興味深い話だけど、早くしないとマジで遅れるぞ?」 唯「ほんとだ!和ちゃん急がないと!」 和「私はもう着替えたもの、先に行くわよ?」 唯「あっ、和ちゃん待って!」 姫子「お説教は後だね、ほらさっさと行くよ!」 アカネ「全くもう……」 エリ「裏切り者ぉ~!」 柔軟体操 律「ほい次、1,2,3,4ー」 唯「ごー、ろく、しち、はちー」 律(そういやあたしは全然体重変わってなかったなー) 唯「りっちゃん?」 律(……)ストーン 唯「おーい?」 律「……なあ唯」 唯「なに?」 律「いや、やっぱいいわ……」 唯「えーなに?思わせぶりだよ~」 律(胸大きくするためになんかしてるか?なんて聞けるわけねー……) エリ「うー……」サスサス アカネ「もう、別に胸なんてどうでもいいでしょ?」 エリ「持つ者には持たざる者の気持ちはわからないんだよ……」 アカネ「ていうか、姫子ちゃんはともかく私は別に」 エリ「貴様こんなもんぶら下げてんなことほざくんか!ああん!?」ムギュムギュ アカネ「うきゃあっ!?こ、こら!皆こっち見てるわよ!?」 エリ「うっさい!ちょっと寄こせ!」モニュモニュ いちご「揉むと余計大きくなるよ?」 エリ「……なんですと?」ピタ いちご「乳房が刺激されることによって女性ホルモンの分泌が促され、結果女性らしい丸みを帯びた体型になるという」 エリ「マジっすか!?」 いちご「ググれ」 エリ(ばっさりだー!) エリ「ハッ!てことはアカネ、まさか誰かに、も、揉ん……!」 アカネ「違うわよ!」 エリ「そんな、一番の親友のあたしにも相談してくれないなんて……」ヨヨヨ アカネ「だから彼氏なんてできてないってば!」 澪「でも佐藤さんならいてもおかしくないよな」 和「そうよね。美人だし優しいもの」 エリ「そんな、ライバルはこんな近くにもいたのかッ……」 アカネ「なんのライバルよ!?」 エリ「だってあたしアカネと一緒にいたいもん!親友だし!」 アカネ「えっ……」 エリ「アカネは、あたしのことなんてどうでもいいの……?」 アカネ「いや、そんなことないけど……」(なんか流れがおかしなことに……) エリ「じゃああたしの胸を大きくするのに協力しなさい!」 アカネ「えー……結局そういう話?」 いちご「揉むの?」 エリ「そうだ!アカネ、あたしのおっぱいを揉め!」 アカネ「……何が何だかわからない……」 姫子「こらいちご、的はずれなこと言ってバカを炊きつけない!」 エリ「ひどっ!」 いちご「的外れ?」 姫子「そうだよ、揉むだけで大きくなるなら誰も苦労しないって……」 いちご「そんなことない。あなたの胸が大きいのは私のおかげ」 姫子「はッ!?」 エリ「え、うそ、マジ?」 アカネ「姫子ちゃん……?」 姫子「いやいやいやいや!こらいちごいい加減に――」 いちご「えい」ムニュ 姫子「ひやぁっ!?」ペタン 律「なんてこったい……二人がそんな関係なんて知らなかったぜ」 唯「姫ちゃん、お幸せにね……(その目は優しかった)」 姫子「ちーがーうーっ!」 アカネ(た、助かった……) アカネ「もう、エリが変なこと言うから2倍ぐらい疲れたわ……」ガサゴソ エリ「ぶーぶー!」 アカネ「はいこれ、どーぞ」バサッ エリ「雑誌?」 アカネ「それに胸に効く体操っていうのが載ってたから、貸したげる」 エリ「あ、アカネぇ……」 アカネ(よしよし、これでおとなしくなるかな?) エリ「やっぱりアカネも胸のこと気にしてたんだねっ!」 アカネ「死ねッ!」ドスッ エリ「オフッ!」 アカネ「ふう……早く着替えないと風邪ひくわよ?」 エリ「は、はひ……」(そんなSなアカネも好きだよ……) 戻る
https://w.atwiki.jp/moriaps92/pages/89.html
(あらいっ) なかなか話を聞かない新井に対し、うねが啖呵を切るように言った。 言い方のポイントは「あらい」を一文字として考えて発する。