約 106,087 件
https://w.atwiki.jp/ff11_gameproject/pages/204.html
なぁ洲彬。 父さんはなぁ、大した人間じゃないけど…… 目の前の事実から逃げだすことだけはしなかったぞ。 ハッハッハ。そりゃ逃げ出したいと思ったことは何度もあるけどな。 ハッハッハ! ごめんな洲彬。こういう湿っぽい話は好きじゃないよなー。 よーしパパ大盛り頼んじゃうぞー! 洲彬も大盛りがいいのか? いいぞ、じゃんっじゃん頼みなさい。 ハッハッハッハ…… 拝啓、父上様。 ごめんなさい。 あなたの息子は今、目の前の事実から逃げ出そうとしています。 遊佐「だってよぉ……正直無理だぜ」 つぶやいて、俺は小石を投げた。 ボス、ボスと柔らかい緑の絨毯に当たって飛びはねたりするが、それでも万有引力の法則にしたがって斜面を転がり落ちていく。 その様を見つめていたが、やがて茂みに突っ込み、見えなくなってしまったところで俺は大きくふんぞり返った。 遊佐「はぁ……」 頭上に青々と萌える木々の若葉が、俺の深いため息をあざ笑うかのように、ざわざわと音を立てる。 学校の駐輪場のさらに奥に、広大な森林が広がっていた。 生徒たちからロンフォールと呼ばれているらしいその森林が持つ優しい空気は、何だか俺の心をとても落ち着かせた。 中庭の奥にあるボヤーダとは違い光に満ち溢れた樹林。 暗くうっそうとした感じはしない。 帰省本能というか、まるで古巣に戻ってきたみたいな心地よさを感じさせた。 遊佐「なにやってんだよ、俺」 正直、ビビッた。 バリスタでの、あいつらの勝利に対する執着心。 そしてありえない運動量と身体能力。 肉弾戦でかなわなくても、その分は頭で補えると思っていた。 けど……甘かったかもしれない。 遊佐「はぁ……だからって逃げるなよな。俺……」 ???「……情けない、それでも男?」 突然の声に、俺は飛び上がる。 遊佐「だ、誰だ」 膝を抱えるように鎮座していた俺は、立っているとも座っているとも言いがたい微妙な中腰のまま辺りを見回した。 ???「ここはよく鳥恩がウサギを狩りに来る場所。サボリには向いてないわ」 視界の向こう。 木の幹から顔を出したひとりの少女。 切りそろえられた漆黒の髪。 ナイフのような目つき。 まるで近づく者すべてをそのナイフで切りつけてしまいそうな…… そんな雰囲気を持っていた。 遊佐「杏……か?」 俺は予想外の人物にやや驚く。 遊佐「珍しいな。杏の方から話しかけてくるなんて」 すると、彼女はきょとんとした目で俺を見てくる。 杏「何を言ってるの。同じ穴のむじなを見つけたから声をかけたまでよ」 わずかに口をあけて嘲笑する杏。 遊佐「……杏も、サボリなのか?」 杏「そんなところ」 一拍おき、彼女は俺のとなりに腰を下ろした。 ……なんだ。今日の杏は。 いつもはもっとこう、ギザギザハートの不良少女って感じなのに、なんだか今日は妙に丸くなってる気がする。 杏「で、」 そんなことを考えていると、杏が突然口を開く。 杏「逃げてきたのね? バリスタから」 唐突だった。 宣告なしでその言葉がギロチンの刃となって振り下ろされる。 遊佐「あ、いや……」 空気が重くなった気がした。 言いづらい。けど言い逃れはできなかった。 遊佐「……ごめん。逃げた」 杏「なんで謝るのよ」 遊佐「何となく。誰かに謝りたい気分なんだよ」 杏「そう」 それっきり、会話が途切れてしまった。 風が俺をはやし立てる。 若葉がざわざわと俺をせかす。 何か話せよ、と。 杏「謝りたいのね」 遊佐「え?」 沈黙を破ったのは杏の方だった。 杏「謝りたいなら、謝った方がいいわ」 一瞬、地面についている彼女の指が、大地をぎゅっと握り締めるのを見た。 杏「手遅れになる前に。取り返しがつかなくなる前に」 そう告げる彼女の口調はまるで青い炎のようだった。 クールに見えるが、その実真っ赤な炎よりも熱い感情がこめられている。 杏「世の中には、謝っても許されない罪がある」 杏「けど、謝りさえすれば許される罪もまた存在するのよ」 悲しみの色が、彼女の瞳に宿る。 だが、その色はまるで灰色だった。 きれいな悲しみの色ではない。 黒なら黒。白なら白。 ひとつの感情……悲しみだけならばそんな中途半端な灰色なんかにはならない。 その悲しみに、複雑に混ざりあう別の感情…… そう。怒りの色もまたうかがえた。 悲しみと怒りとは、相反するようでいて実はそっくりな感情。 だとしたら、彼女にとってのその怒りとは一体何なのか。 ……今の時点ではわからない、のかもしれないな。 杏「……何やってるの」 遊佐「何って、なんだよ」 杏「はやく。バリスタ、始まっちゃうわよ」 遊佐「お、おい!」 杏が立ち上がったかと思うと、いつの間にか手を握られていた俺も一緒に立ち上がる羽目になってしまった。 杏「……はっきりしない奴ね。いくの。いかないの。どっち」 遊佐「……ああ。わかったよ。いくって」 杏ってこんなにポジティブなやつだっけ。 ……って今のは彼女に対して失礼か。 遊佐「お前、ここにサボリに着たんじゃなかったのかよ」 杏「そうよ。でも気が変わった。悪い?」 いつの間にか、ほんのちょっとだけ丸みをおびていた杏の口調はもう、もとのナイフに戻っていた。 何だ、もう少し丸い杏を堪能していたかったのに。 杏「……」 そう思っていると、まるでリクエストにお答えするように杏が静かに笑った。 杏「あんたの顔に悲しみは似合わない。暗黒の業を背負うにはまだ早すぎる」 遊佐「なんだって?」 杏「何でもないわ」 俺たち以外に誰もいない森で、たったふたりの人間同士が手をつないで森を駆け抜ける。 かるく息切れしてきたころ、俺の頭をふっとよぎったことがある。 そういえば彼女は、この森は鳥恩先生がウサギを狩りに来るからサボリには向いていないんだ、と言っていた。 だったら彼女は、何故ここにやってきたのだろう。 俺がいたから? 俺の姿が、そんなに惨めに見えたのだろうか。 ……んなわけねーだろうが。うぬぼれんな俺。 バカな妄想をかき消すように走るペースを上げた。 バリスタ決勝戦。 二年生VS一年生の試合が、間もなく始まる。
https://w.atwiki.jp/mimi112/pages/72.html
Livly Island (MARCH.2008) ■アーカイブ 島に相応しい来客(2008/03/20) 私の鯖にも昔憧れだった島モンがやってくるようになってから さっぱり戦闘能力が失せた飼い主をあざ笑うかのように この日、現れたはスズメバチ。 リヴのお食事中に何の前触れもなく舞い降りてきました。 このアイランドにとってもお似合いなお客様でしね(*′艸`*) だがしかーし。 もちろんこの撮影の後、一戦交えて黒コゲになろうとは 予期せぬ涼しい顔をしておられるご様子に…ニヤリ。 ddあざーした( ‘∀‘)●▼■ .。. . ゚・*.。. .。.*・゜゚・*.。. .。.*・゜゚・* 『Livly Island』『リヴリーアイランド』は、 ソネットエンタテインメント株式会社の商標です。 リヴリーアイランドに関する著作権その他一切の知的財産権は、 ソネットエンタテインメント株式会社に属します。 このサイトは『リヴリーアイランド』および ソネットエンタテインメント株式会社とは一切関係ありません。 .。. . ゚・*.。. .。.*・゜゚・*.。. .。.*・゜゚・* ■コメント欄■ 名前 コメント ホワイトデー(2008/03/14) 今年もホワイトデーイベントがあった。 毎年毎年、例年通りで…ごにょごにょ(;´Д`) まぁまぁ。 そんな変わらないままの行事が今年もこうして無事に 開催できる環境ってことも 平和な安定したリヴ社会の良いところって訳で。 最近、放浪もお遊びも出来ず放置状態でごめん。゚(゚´Д`゚)゚。 自島でひっそりとお祝い/flower。 う、埋もれるぉ(*`Д´*)ノ チョルァ!! .。. . ゚・*.。. .。.*・゜゚・*.。. .。.*・゜゚・* 『Livly Island』『リヴリーアイランド』は、 ソネットエンタテインメント株式会社の商標です。 リヴリーアイランドに関する著作権その他一切の知的財産権は、 ソネットエンタテインメント株式会社に属します。 このサイトは『リヴリーアイランド』および ソネットエンタテインメント株式会社とは一切関係ありません。 .。. . ゚・*.。. .。.*・゜゚・*.。. .。.*・゜゚・* ■コメント欄■ 名前 コメント どっちも休業っ(2008/03/06) 先月の{ヤミ箱屋}(第四木曜日に不定期更新)と、 今週の{ヤミショップ}(毎週火曜日に新商品の発売)が立て続けに休業。 (↓■続きはコチラをクリック■↓) +... どんなアイテムが出るのか毎週恒例の楽しみだっただけに(´・ω・`)ショボン ヤミショップ [家庭の事情]ってぬぁんだろ?!気になってムズムズすりゅぉ(* ̄m ̄)ぷ ヤミ箱屋 凄くシンプルなデザインで目が回りそうだぉ(;´Д`)ハァハァ これらの休業看板を何度も見に行っては門前払いさ… |シャッター|ヾ(゜ロ゜)アケテェー! .。. . ゚・*.。. .。.*・゜゚・*.。. .。.*・゜゚・* 『Livly Island』『リヴリーアイランド』は、 ソネットエンタテインメント株式会社の商標です。 リヴリーアイランドに関する著作権その他一切の知的財産権は、 ソネットエンタテインメント株式会社に属します。 このサイトは『リヴリーアイランド』および ソネットエンタテインメント株式会社とは一切関係ありません。 .。. . ゚・*.。. .。.*・゜゚・*.。. .。.*・゜゚・* ■コメント欄■ 名前 コメント おとめの集い(2008/03/03) ひなまつりの今日、わが「もつけ」チームの召集があった。 可憐なおとめ達が夜な夜な神々しい島に集まり、豪華な屏風の前で 「うほほ!」「うほほほ!」と声高らかに唱和するお時間がやってまいりました(*′艸`*) (↓■詳細はコチラをクリック■↓) +... 去年もちょうど今頃、おとめ集会を開いていた↓ Livly…向かって左上から→凹・J・M・¥(2007/03/02 in ¥島) 去年会えなかったおとめ仲間に、偶然にも今年も会えなかった! とても残念だったけど、また今度「エセおとめ」や「ゎ」ちゃんとも うほほ!唱和できたらいいな(´;ω;`)ウゥ なので今年は、去年と同じメンバーでトークに花を咲かせてきました。 ↓今回の 記念撮影 秘話↓ ¥おとめが「/transform ラヴォクス」していた事に気づいた凹おとめに らおっくすになっちゃいなYO! そんな皆の熱い視線を受けつつ、凹おとめは 自分もラヴォクスになろうとするもなかなか変身できずに四句八苦! おとめ衆 「/transform らおっくす」じゃないからね?「ヴぉ」だからね?! 凹おとめ 「できたー!」 何とかtransformに成功したことだし、皆で 「ヴォ」って言ってる写真が撮りたいっ! …てな流れで始まったのがもつけ合唱。 「ヴォ」なのか「ヴぉ」なおかw? Livly…向かって左から→凹・M・J・¥(in ¥島) なかなか全員が同じ発音で揃わず、配置も苦労して 思うように撮れなかったょぅ(つω;)ぅぅ アオイ凹おとめは、私の噴出しに被って更に青ざめた色になっちゃったし、 私のリヴも本日の主役アイテムの裏側に追いやられております…どこだろw ナイスな「ヴぉ合唱」は¥ブログに期待したいと思う(*′艸`*)ワクワク .。. . ゚・*.。. .。.*・゜゚・*.。. .。.*・゜゚・* 『Livly Island』『リヴリーアイランド』は、 ソネットエンタテインメント株式会社の商標です。 リヴリーアイランドに関する著作権その他一切の知的財産権は、 ソネットエンタテインメント株式会社に属します。 このサイトは『リヴリーアイランド』および ソネットエンタテインメント株式会社とは一切関係ありません。 .。. . ゚・*.。. .。.*・゜゚・*.。. .。.*・゜゚・* ■コメント欄■ もつけ大合唱wwうぅ(。-_-。)でもぉ~アオイ凹 -- 凹 (2008-03-10 19 03 35) ヴぉ!楽しかったねぇ♪でもぉ~アオイ凹ちゃん。。。w -- J (2008-03-11 13 29 22) ■凹ちゃん&Jちゃん へ…楽しかったよね~ヴぉ合唱!「アオイ凹」にこんなに非難が集中するとは…(。-_-。)フ、フカい意味はなかったのよ~、不快 意味ゎ♪(*′艸`*)ゴメンネ -- mimi (2008-03-11 16 34 30) どうしても凹ちゃんが主役になってしまう・・・。」 -- ¥ (2008-03-25 20 38 08) ■¥オトメ へ…そそそw ¥オトメのブログと同様に私も記事を書くとき、つい凹ちゃんが無意識に主役の座に…。なぜなんだ?!もつけアイドル一員の凹ちゃんはトップモデルなのか!(≧ω≦。) -- mimi (2008-03-26 23 17 15) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/talesofxillia/pages/27.html
クレイン・K・シャール 「この今の幸せのために、僕も決心しなければいけない……」 性別:男性 年齢:24歳 CV:保志 総一朗 交易の要衝の街、カラハ・シャールを治める青年領主。ローエンの主人。 ラ・シュガル王の専制体制と対外武力政策に強い不満を持っており、 若年ながら中央に抵抗し、カラハ・シャールの自由な気風を守ってきた。 人々からは非常に信頼されているが、中央からはその反抗的な態度を問題視されている。 妹のドロッセルにだけは、少々甘い。 ドロッセル・K・シャール 「ふふ、あなたたちのおかげで、いい買い物ができちゃった」 性別:女性 年齢:18歳 CV:鎌田 梢 クレインの妹。唯一の身内である兄、クレインをとても敬愛している。 苦労知らずのお嬢様だが、弱い者を守ろうとする兄譲りの高貴な心を持っている。 エリーゼと意気投合し、妹のように接するようになる。 ナハティガル・I・ファン (Nachtigal I.Fan) 「資質など王には無縁。王は生まれ出ずるときより王よ」 性別:男性 年齢:52歳 身長:190cm 武器:槍 戦闘タイプ:槍使い CV:大塚 芳忠 大国ラ・シュガルの現王。リーゼ・マクシア統一の野望のため、強引に独裁体制を固めつつある。 もともとは王位に着ける可能性の少ない第三王子であり、 若き日は身をもって祖国を支えるべく軍に入隊、多くの戦果を残した。 しかし、兄王たちが起こした内乱を鎮圧し王位を得ると、次第に独占的傾向を強めていくようになり、 近年では武力を用いて地方都市に圧力をかけ、政策に従わせるような強硬手段もとり始めている。 イバル (Ivar) 「ミラ様のお世話をするのは、巫子である俺だ!」 性別:男性 年齢:16歳 身長:165cm 武器:二刀 戦闘タイプ:剣士 CV:森久保 祥太郎 マクスウェルを祀る村で、代々「マクスウェルの巫子 (みこ)」を務めている家系の出身。 巫子であることに強いプライドを持ち、子供の頃からずっとミラの世話係として、傍に仕えてきた。 ところがジュードの登場によって、世話係のポジションを奪われたと一方的に決め付け、 ことあるごとに突っかかっていくようになる。頭は良く、人並み以上の正義感も持っており、 二刀を使いこなす武術の腕もかなりのものだが、 短気さとエリート意識のせいで、感情的な行動に走って失敗してしまうことが多い。 ガイアス (Gaius) 「俺は滅びぬ。弱き者を導くこの意志がある限りな」 性別:男性 年齢:32歳 身長:185cm 武器:長刀 戦闘タイプ:剣士 CV:置鮎 龍太郎 キャラクターデザイン:いのまたむつみ ア・ジュールの現王。人間離れした戦闘力と人をひきつける器を持って、様々な部族が入り乱れる北方大陸を統一、 強大な連邦国家ア・ジュールを成立させた英雄である。 何者に対しても怯まず、その強烈な意志が揺らぐ事はないが、決して凝り固まることなく思考は柔軟。 ガイアスは、力ある者が、その責を果たさない事を認めない。 それは当然、自分自身も含む主張であり、彼は身をもってこの理想を体現し、ア・ジュール統一を成し遂げた。 リーゼ・マクシアの覇権を争うラ・シュガルへの、反抗の機会を窺っている。 ウィンガル (Wingull) 「導く指導者がいなければ民は路頭に迷うだけ、と言っている」 性別:男性 年齢:28歳 身長:175cm 武器:剣 戦闘タイプ:術剣士 CV:木内 秀信 四象刃のリーダー格。ウィンガルという名は翼を意味する称号。 国王ガイアスの片腕となってア・ジュールの行政を仕切り、軍事面でも 参謀として全作戦を立案している。ふだんは物静かで、知性的な物言いをするが、 戦闘時は一変して粗暴な性格になり、セリフに出身部族の言語が混じるようになる。 ガイアスとは古くからの付き合いだが、公私の区別を厳しくしているため、友人らしい言動は見せない。 プレザ (Presa) 「ボーヤ、そうやって弄ばれて、いつかは捨てられるのよ」 性別:女性 年齢:22歳 身長:168cm 武器:本 戦闘タイプ:精霊術士 CV:佐藤 利奈 牙を意味する称号を持つ四象刃のひとり。 美しくも妖艶な容姿としぐさ、話術で相手を翻弄する。諜報員として 世界各地で暗躍し、幾人もの貴族や高官を手玉にとっては、成果を上げてきた。 パーティーメンバーの一人であるアルヴィンとは浅からぬ因縁があるらしく、 いまなお彼に恨みの念を抱いている。 アグリア (Agria) 「うっせー、ブス!しゃべるんじゃねーよ!」 性別:女性 年齢:15歳 身長:153cm 武器:仕込み杖 戦闘タイプ:術杖士 CV:坂本 真綾 ガイアス直属の部下「四象刃(フォーヴ)」の一人。アグリアとは「針」を意味する称号である。 強力な精霊術を使いこなす天才児。過去の経験から、他人の真剣さや努力を見下し、あざ笑う。 怒りと嘲笑でしか感情を表現する事ができず、その心は世界への憎しみに満ち満ちている。 大抵の事には無関心だが、自分の邪魔をする者、侮る者は絶対に許さない。 一旦キレると制御が利かず、作戦や状況をメチャクチャにしてしまうトラブルメーカー。 ジャオ (Jiao) 「やはり戦場でまみえることになった、か。悲しい時代だのお」 性別:男性 年齢:42歳 身長:250cm 武器:大槌 戦闘タイプ:槌使い CV:大友 龍三郎 ガイアス直属の部下「四象刃(フォーヴ)」の一人。ジャオとは「角」を意味する称号である。 四象刃のムードメーカーであり、敵味方の区別なく誰にも屈託なく接する好漢。 魔物と意思を通じ、自在に操る特殊能力を持った一族の出身で、魔物を家族のように扱っている。 その異能と巨体から周囲に忌避されてきた過去があり、 かつては一匹狼として無頼の生活を送っていたがガイアスに打ち倒され改心。 現在のような険のない人物に生まれ変わった。
https://w.atwiki.jp/sentai-kaijin/pages/672.html
「ふざけるな!永遠の闇の中に封じ込めようというのか!?幻獣の長であるこの私を!」 【名前】 ロン 【読み方】 ろん 【声/俳優】 川野直輝(ゲキレンジャー)勇吹輝(スーパーヒーロー大戦) 【登場作品】 獣拳戦隊ゲキレンジャー炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー海賊戦隊ゴーカイジャー仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦 【分類】 幻獣拳闘士/四幻将 【獣拳】 幻獣ドラゴン拳 【得意ゲンギ】 呪煙吐(じゅえんど)幻開放(げんかいほう)転臨幻納(てんりんげんのう)全魂集結(ぜんこんしゅうけつ) 【モチーフ】 ドラゴン(設定上ではドラゴンそのものの存在) 【十二支モチーフ】 辰 【四神モチーフ】 青龍 【詳細】 「幻獣ドラゴン拳」の使い手を自称する金髪の男性。 幻気で作り出した弓矢を用いる他、強烈な雷を発生させたり膨大な幻気そのものをぶつけるなど高い戦闘力を持つ。 幻獣ドラゴン拳なる獣拳は存在しない。 彼の正体は世界中に残るあらゆる竜、ドラゴンの伝承の元となった無間龍と呼ばれる存在で、『ゲキレンジャー』における黒幕。 隠しモチーフは十二支の「辰」と中国に伝わる四神の「青龍」。ロン自体が龍そのものなので、青龍=ロンと言える。 【獣拳戦隊ゲキレンジャー】 幻獣拳が登場する以前から謎の男としてメレの前に現れ、一方で理央の前には他人に化けて現れて様々な事を吹き込んでいた。 中盤においてマクがゲキレンジャーに敗れるのを見た後、残る海の拳魔 ラゲクを始末して臨獣拳を壊滅させ、理央とメレに幻獣拳に鞍替えするよう促した。 その正体は幻獣そのものである無間龍と呼ばれる存在。 永遠の命を持ち、極めて長い時間を生きてきたため日常に退屈し、気まぐれに世界を滅ぼしてみようと思い立つ。 かつてマクを破壊神候補として選び、シャーフーへの怒りを煽って対立させるが、マクは思惑通りに動かず、それどころか自身も倒そうとしてきたため破壊神として祭り上げることを断念。 その後、新しい破壊神候補の理央の家族を殺害しその心に憎しみを植えつけ、さらに理央が自らの勝てない相手として強く執着していたジャンの父親であるダンに闇討ちで重傷を負わせ、理央に始末させる(理央はこのことは知らなかった)とダンに繋がるものを全て消すためにジャンの住んでいた村も洪水を起こし滅ぼした。 自身の行いで苦しむ人間達の反応を「いいリアクション」と評しあざ笑うなど、遊び半分で命や人間関係を弄ぶ、ある意味非常に子供じみた自己中心的な性格。 不滅の存在故に感情の機微に疎いのかもしれない。 終盤で本性を表し、人間としての未練を捨てた事で破壊神に成りかけた理央を見て歓喜の表情を見せるも、人間としての心を棄てきれなかった理央は元の大きさに戻ってしまい思惑の外れたロンは自らの企みを暴露。 メレを誘拐する事で再び理央を破壊神にしようとするが、ゲキレンジャーの妨害で更に理央が幻気を捨てたために計画変更を余儀なくされる。 理央とスーパーゲキレッドを葬るべく戦い圧倒するが、2人の反撃で怯み、スーパー激激砲と剛勇吼波を受け巨大化。 サイダイゲキリントージャの必殺技を受け倒される。 しかし、甦ったサンヨの力で復活し、半身であるサンヨを取り込むことで本来の姿である無間龍としての姿を取り戻す。 臨気を用いた自爆技である理央の捨て身の大魁砲でロンの姿に戻されたが、それでも自らを滅ぼす事はできないと理央の行為を嘲笑った。 本格的に世界を滅ぼすべく破壊活動を行い、バイオレットやゲキチョッパーを圧倒し、更に駆け付けた七拳聖をも一蹴する。 だが、理央から全ての臨技を受け継いだゲキレンジャー3人には手も足も出ず圧倒され、ゲキレンジャーが三拳魔から学び獣拳奥義へと昇華した慟哭丸によって封印され、永遠の時を動けぬままに過ごすことになった。 慟哭丸は本来、対象を岩と化して命を搾り取るものだが、ロンは永遠の命を持つため無限の苦しみを味わう事になる。 元はマクがロンに対処するために編み出した奥義であったが、実際に使用したのはゲキレンジャー。 彼らがロンの封印に成功したことで、ついに2つに分かたれた獣拳は再び一つになったのである。 【炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー】 復活し、ロンバンキとなって2大戦隊と激闘を繰り広げたが敗れ、再び慟哭丸の姿に戻っている。 その際、自らを封印したゲキレンジャーに対しいつもの余裕をかなぐり捨てて激しい憎しみを向けており、慟哭丸となっていた間はよほど苦痛であったらしい。 獣人メカの暗躍で復活するも不完全な状態での復活だった為、封印したゲキレンジャーを倒し復活を目論んでいた。 【海賊戦隊ゴーカイジャー】 慟哭丸としてジャンが首からぶら下げた状態で登場する。 特にこれについては触れられていないが、おそらく現在も封印中だと思われる。 【スーパーヒーロー大戦】 大ザンギャックの大幹部として登場。 上記の作品に登場する個体とは別物と思われる。 【余談】 『忍者戦隊カクレンジャー』の妖怪大魔王以来の「倒せないラスボス」(あちらは正確には「倒してはいけない」なので微妙に異なるが)。 彼が世界を破滅させようとしたのは永遠の命故に解消されない退屈によるストレスを発散させるための身勝手なものだが、自分以外の生命をないがしろにし容赦なく奪っていくという点で動物戦隊ジュウオウジャーに登場したジニスが主催するブラッドゲームに近いものがある。 ロンとジニスの決定的な違いは、「それ(世界、星の滅亡)は自分が考案して初めたゲーム」ではあるが、ジニスは基本的に「遠くから眺めて楽しむ傍観者(元締め)」であるのに対し、ロンは「自分から率先して行動するプレイヤー」である点。 最終的に両者ともに妨害者である戦隊側への干渉を強めた結果破滅することになったのは共通している。
https://w.atwiki.jp/henroy/pages/96.html
【仮面ライダーSPIRITS】の参加者の追跡表 本郷猛 5 NO. 作品名 作者 000 オープニング ◆w4Pq5j/FG. 002 セイギノミカタ ◆F3/75Tw8mw 024 現れた魔女! その名はノーザ!! ◆LuuKRM2PEg 034 捲られたカード、占うように笑う(前編)捲られたカード、占うように笑う(後編) ◆udCC9cHvps 056 変身超人大戦・開幕変身超人大戦・危機変身超人大戦・襲来変身超人大戦・イナクナリナサイ変身超人大戦・最後の乱入者変身超人大戦・そして―――― ◆LuuKRM2PEg 一文字隼人 11 NO. 作品名 作者 000 オープニング ◆w4Pq5j/FG. 013 顔に十字を持つ者 ◆gry038wOvE 037 SPIRITSを伝えろ! ◆eQhlNH2BMs 047 魔獣 ◆LuuKRM2PEg 060 血染めのライダーパンチ ◆gry038wOvE 082 どこまでも、止まらず走り続けよう ◆OmtW54r7Tc 091 二人の黒騎士 ◆gry038wOvE 103 ピーチと二号! 生まれる救世の光!!(前編)ピーチと二号! 生まれる救世の光!!(後編) ◆LuuKRM2PEg 109 目指せ!ハッピーエンド ◆gry038wOvE 131 悲しみの放送! 想いを忘れないで!! ◆IdwfK41Ttg 139 地球に生きる僕らが奇跡未来予報はいつも晴れ ◆gry038wOvE 結城丈二 14 NO. 作品名 作者 008 戦士の条件 ―魂― ◆F3/75Tw8mw 051 復讐の戦鬼 ◆gry038wOvE 065 Avenger ◆F3/75Tw8mw 089 ~SILVER REQUIEM~ ◆gry038wOvE 104 Predestination ◆gry038wOvE 110 あざ笑う闇 ◆LuuKRM2PEg 112 牙狼~SAVIOR IN THE DARK~我が名は絶狼Warrior~闇を駆けるキバ~ ◆gry038wOvE 136 Another ◆OmtW54r7Tc 141 仮面劇のヒーローを告訴しろ ◆gry038wOvE 162 解─unlock─ ◆LuuKRM2PEg 173 ルシアン・ヒルの上で ◆gry038wOvE 180 孤独も罪も(前編)孤独も罪も(後編) 182 The Gears of Destiny - 託される思い、激昂の闘姫 -The Gears of Destiny - 結成!ガイアセイバーズ ヒーロー最大の作戦 -The Gears of Destiny - 忘れえぬ思い出を胸に -The Gears of Destiny - 全参加者最終状態表 - 184 さようなら、ロンリー仮面ライダー(前編)さようなら、ロンリー仮面ライダー(後編) 沖一也 27 NO. 作品名 作者 013 顔に十字を持つ者 ◆gry038wOvE 037 SPIRITSを伝えろ! ◆eQhlNH2BMs 047 魔獣 ◆LuuKRM2PEg 056 変身超人大戦・開幕変身超人大戦・危機変身超人大戦・襲来変身超人大戦・イナクナリナサイ変身超人大戦・最後の乱入者変身超人大戦・そして―――― 073 黒き十字架(前編)黒き十字架(後編) ◆gry038wOvE 098 希望 ◆LuuKRM2PEg 100 警察署の空に(前編)警察署の空に(中編)警察署の空に(後編) ◆gry038wOvE 117 ASH TO ASHDuologue ◆7pf62HiyTE 128 あっ人間が焦げる!電撃怪人出現 ◆gry038wOvE 134 Uに一人だけの/ダグバの世界Uに一人だけの/COSMO BLAZER ◆7pf62HiyTE 144 金の心を持つ男 ◆gry038wOvE 146 Bad City 1 Shape of my HeartBad City 2 Power of ShineBad City 3 Ghost in the ShellBad City 4 I Don’t Want to Miss a ThingBad City 5 星を継ぐ者-Shooting Star- 151 フィリップ少年の事件簿 謎の幽霊警察署殺人事件 ◆OmtW54r7Tc 163 騎士の物語ふたりの物語変わり者の物語 ◆gry038wOvE 168 壊れゆく常識 ◆LuuKRM2PEg 178 Waiting for a Girl ◆gry038wOvE 179 のら犬にさえなれない(前編)のら犬にさえなれない(後編) 182 The Gears of Destiny - 託される思い、激昂の闘姫 -The Gears of Destiny - 結成!ガイアセイバーズ ヒーロー最大の作戦 -The Gears of Destiny - 忘れえぬ思い出を胸に -The Gears of Destiny - 全参加者最終状態表 - 188 大いなる眠り(前編)大いなる眠り(後編) 191 黎明の襲撃者(小雨 2 00~2 10)黎明の襲撃者(雨 2 10~2 20)黎明の襲撃者(雷雨 2 20~2 30)黎明の襲撃者(風雨 2 30~)黎明の襲撃者(曇心 2 30~) 193 三番目のN/ああ鳴海探偵事務所三番目のN/孤門、目覚める 194 HOLDING OUT FOR A HERO!! - I need a hero -HOLDING OUT FOR A HERO!! - You need a hero - 199 切札 204 White page(前編)White page(後編) 206 騎士Ⅱ 207 探偵物語(左翔太郎編)探偵物語(涼村暁編) 208 崩壊─ゲームオーバー─(1)崩壊─ゲームオーバー─(2)崩壊─ゲームオーバー─(3)崩壊─ゲームオーバー─(4)崩壊─ゲームオーバー─(5)崩壊─ゲームオーバー─(6)崩壊─ゲームオーバー─(7)崩壊─ゲームオーバー─(8)崩壊─ゲームオーバー─(9)崩壊─ゲームオーバー─(10)崩壊─ゲームオーバー─(11)崩壊─ゲームオーバー─(12) 村雨良 9 NO. 作品名 作者 015 からっぽの心 ◆MiRaiTlHUI 033 Sの異常/気分しだいの必殺技(前編)Sの異常/気分しだいの必殺技(中編)Sの異常/気分しだいの必殺技(後編) ◆zvh.p2EMLo 057 I am(前編)I am(後編) ◆7pf62HiyTE 078 夢見ていよう(前編)夢見ていよう(後編) ◆gry038wOvE 094 「親友」(1)「親友」(2)「親友」(3)「親友」(4) 105 悲しき道 ◆OmtW54r7Tc 106 解放(1)解放(2)解放(3)解放(4) ◆LuuKRM2PEg 112 牙狼~SAVIOR IN THE DARK~我が名は絶狼Warrior~闇を駆けるキバ~ ◆gry038wOvE 125 届かない、M/─僕はここにいる─届かない、M/ Nothing Lasts ForeverEにさよなら/仮面ライダー!あなたたちを忘れません!!Eにさよなら/龍道(ドラゴンロード) 三影英介 3 NO. 作品名 作者 018 正義の価値 ◆F3/75Tw8mw 047 魔獣 ◆LuuKRM2PEg 060 血染めのライダーパンチ ◆gry038wOvE 【魔法少女リリカルなのはシリーズ】 【仮面ライダーW】 【仮面ライダーSPIRITS】 【侍戦隊シンケンジャー】 【ハートキャッチプリキュア!】 【魔法少女まどか☆マギカ】 【らんま1/2】 【フレッシュプリキュア!】 【ウルトラマンネクサス】 【仮面ライダークウガ】 【宇宙の騎士テッカマンブレード】 【牙狼-GARO-】 【シークレット】 【超光戦士シャンゼリオン】 【主催陣営】 【外部世界】
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau9/pages/1001.html
※使い古されたテンプレを用いています。 「ゆっくりしていってね!」 家に帰ると下膨れの生首がいた。黒い帽子をかぶり、金色の髪をした全長が三十センチほどのそれは跳ねながら私の方 へと寄ってきた。生首が跳ねながら寄ってくるのは出来の悪いホラー映画のようで、滑稽でもあり恐ろしくもあった。 「おにいさんはゆっくりできるひと?まりさはおなかがすいたよ。ゆっくりごはんをよういしてね!」 生首が何かを言っていたが、私はドアを閉めてその場を立ち去った。 「そりゃゆっくりだな。間違いない。」 友人は私が持参した安い酒を注ぎながら自信ありげに言った。あの後私は謎の生命体がいる部屋に入る気になれず に友人宅を訪れた。 「知っているのかい。」 「今の時代にまだ知らない奴がいる方が驚きだ。新聞でもゆっくりの被害について散々取り上げている。ほら。」 渡された新聞には確かに生首らしき生き物の写真が載っていた。悪夢は現実だということに戸惑う私をあざ笑うかのよう に彼は続けた。 「ゆっくりというのはなぜか生きている饅頭だ。見た目は人の生首だが中身は餡子が詰まっていて、 人間の言葉を話す。時々食料や住処を求めて人里に出没するそうだ。新聞も読んでいないようだし、 お前もゆっくり対策をしていないんだろう。」 「どうすればいいと思う。」 「普通の人なら踏み潰して黙らせてからゴミに出すな。」 あっけらかんと友人は言った。確かにセイブツではなくナマモノであるならばそれは正しい判断だろう。説明が本当である ならば外から入ってきたそれらは落ちた饅頭に等しい。食べようと思えば食べれるだろうが、無理して食べるほどのものでも ない。でもあれを踏み潰すとなると気が引ける。口をふさいでもゴミ捨て場で暴れられては困る。殺すのは別にかまわない が衛生的で安全なゴミへの出し方はないだろうか。 私の考えがゆっくりの殺害方法へシフトしていったとき、再び友人が喋り出した。 「そういえばゆっくり処理機でもう使わないのがあったな。お前にやるよ。」 友人は手にしたお猪口に酒を注いだ。口元が邪悪に歪んでいる。おそらく、笑っているのだろう。正直、彼の こんな表情を見たのは初めてだった。 「………サンキュ。持つべきものは友達だな。」 友人からゆっくり処理機を受け取った後、家路をたどりながら思った。あれはお猪口ではなく口を針金で固定された ゆっくりだったと。今頃あれはアルコールで混濁した意識の中彼に何をされているのだろうか。 家の戸を開ける。 「ここはまりさのおうちだよ!しらないおにいさんはゆっくりでていってね!」 やはり夢ではなかった。部屋の中には生首の饅頭がいた。最初は不気味に思えた生首も今となっては処分に手間の かかるゴミとしか思えない。 「ここでゆっくりするならたべるものをもってきてね!まりさはかんだいだけどゆっくりしてたらおこるよ!」 無視して部屋の中を調べる。本棚から本がこぼれていたりゴミ箱が倒されたりしていたので、片づけておく。 「おそうじしてくれているんだね。でもはやくたべるものをもってきてね!そうしたらまりさのめしつかいにしてあげるよ! こうえいにおもってね!」 元々物が少ないせいかゆっくりの被害はあまりなかった。ゆっくりの届くところには缶詰しかなかったため、食料も 無事だった。窓から逃がしてもよかったが、他の人に迷惑をかけたらいい気分はしないのでここで処分することにする。 友人からもらったゆっくり処理機は透明な箱だった。ただし、上の面だけは鉄でできており、ハンドルの付いたネジが 飛び出している。使い方は一目見て理解した。 ゆっくりを捕まえて箱の中に入れる。 「ゆ?せまいよ!ここじゃゆっくりできないよ!はやくだしてね!」 ゆっくりがわめく。五月蠅い。私はハンドルを回していく。天板がゆっくりと降りてくる。 「はやくだしてっていってるでしょ?わかんないの?ばかなの?」 まだ自分の立場が分かっていない。はやる気持ちを抑えながらゆっくりとハンドルを回す。 「ゆっ?おかしいよ?てんじょうがおちてくるよ!ゆっくりさせてね!ここからだしてね!」 やっと気づいたようだ。大丈夫、すぐに殺したりはしないよ。そこで好きなだけゆっくりさせてあげるよ。死ぬまで。 心臓の鼓動が高ぶり、熱い血が体中を巡っていることが分かる。 「ゆぐーっ!ゆぐーっ!」 体を膨らませて必死で抵抗している。どれだけ膨らんでも押し返せるわけないのに。ああ、なんて可愛いんだ。 「うううぅぅぐるじいいいいぃぃだずげでぇぇ」 だんだんとゆっくりの形が歪んでいく。箱を倒して表情を見る。ゆっくりは涙を流しながら助けを求めるような眼をしていた。 ところどころ皮が裂けて、中身の餡子が見えている。そんな眼で見るなよ。もっと苦しめたくなっちゃうだろ。 「いばならゆぐじであげるよ………ゆっぐじだずげでね………」 この状況で助かると思っているんだ。あっけなくちゃつまらないからね。ゆっくり、ゆっくりといじめてあげるよ。 私はゆっくりを放置して戸棚へ向かうと、マッチを手に戻ってきた。 「ぐひゅー………ぐひゅー………」 もはや息も絶え絶えといったところだ。私は火をつけたマッチをゆっくりを潰している鉄板の上に落した。 「ぐぎいいいぃぃぃぃぃぃ」 ゆっくりの絶叫が響く。まだまだ元気いっぱいだね。ゆっくりしていってね。 「ぐぐぐ………げぶっ………ごぼっ…どぼじで…ごんな………」 餡子を吐き尽してゆっくりは動かなくなった。そろそろ夜が明けようとしていた。当初の目的を忘れ一晩中ゆっくりの相手 をしていたようだ。 「どうしてこんなことするかって?」 私はゴミになったゆっくりに向かって言った。 「予想以上に君が可愛らしすぎたんだ。」 朝の陽射しの中、私は友人の笑みの意味が分かった気がした。 終 後書き 「万能お兄さん」の人に憧れて書いてみた。 SS書くのって難しいと痛感した。 お目汚し失礼いたしました。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2010.html
※使い古されたテンプレを用いています。 「ゆっくりしていってね!」 家に帰ると下膨れの生首がいた。黒い帽子をかぶり、金色の髪をした全長が三十センチほどのそれは跳ねながら私の方 へと寄ってきた。生首が跳ねながら寄ってくるのは出来の悪いホラー映画のようで、滑稽でもあり恐ろしくもあった。 「おにいさんはゆっくりできるひと?まりさはおなかがすいたよ。ゆっくりごはんをよういしてね!」 生首が何かを言っていたが、私はドアを閉めてその場を立ち去った。 「そりゃゆっくりだな。間違いない。」 友人は私が持参した安い酒を注ぎながら自信ありげに言った。あの後私は謎の生命体がいる部屋に入る気になれず に友人宅を訪れた。 「知っているのかい。」 「今の時代にまだ知らない奴がいる方が驚きだ。新聞でもゆっくりの被害について散々取り上げている。ほら。」 渡された新聞には確かに生首らしき生き物の写真が載っていた。悪夢は現実だということに戸惑う私をあざ笑うかのよう に彼は続けた。 「ゆっくりというのはなぜか生きている饅頭だ。見た目は人の生首だが中身は餡子が詰まっていて、 人間の言葉を話す。時々食料や住処を求めて人里に出没するそうだ。新聞も読んでいないようだし、 お前もゆっくり対策をしていないんだろう。」 「どうすればいいと思う。」 「普通の人なら踏み潰して黙らせてからゴミに出すな。」 あっけらかんと友人は言った。確かにセイブツではなくナマモノであるならばそれは正しい判断だろう。説明が本当である ならば外から入ってきたそれらは落ちた饅頭に等しい。食べようと思えば食べれるだろうが、無理して食べるほどのものでも ない。でもあれを踏み潰すとなると気が引ける。口をふさいでもゴミ捨て場で暴れられては困る。殺すのは別にかまわない が衛生的で安全なゴミへの出し方はないだろうか。 私の考えがゆっくりの殺害方法へシフトしていったとき、再び友人が喋り出した。 「そういえばゆっくり処理機でもう使わないのがあったな。お前にやるよ。」 友人は手にしたお猪口に酒を注いだ。口元が邪悪に歪んでいる。おそらく、笑っているのだろう。正直、彼の こんな表情を見たのは初めてだった。 「………サンキュ。持つべきものは友達だな。」 友人からゆっくり処理機を受け取った後、家路をたどりながら思った。あれはお猪口ではなく口を針金で固定された ゆっくりだったと。今頃あれはアルコールで混濁した意識の中彼に何をされているのだろうか。 家の戸を開ける。 「ここはまりさのおうちだよ!しらないおにいさんはゆっくりでていってね!」 やはり夢ではなかった。部屋の中には生首の饅頭がいた。最初は不気味に思えた生首も今となっては処分に手間の かかるゴミとしか思えない。 「ここでゆっくりするならたべるものをもってきてね!まりさはかんだいだけどゆっくりしてたらおこるよ!」 無視して部屋の中を調べる。本棚から本がこぼれていたりゴミ箱が倒されたりしていたので、片づけておく。 「おそうじしてくれているんだね。でもはやくたべるものをもってきてね!そうしたらまりさのめしつかいにしてあげるよ! こうえいにおもってね!」 元々物が少ないせいかゆっくりの被害はあまりなかった。ゆっくりの届くところには缶詰しかなかったため、食料も 無事だった。窓から逃がしてもよかったが、他の人に迷惑をかけたらいい気分はしないのでここで処分することにする。 友人からもらったゆっくり処理機は透明な箱だった。ただし、上の面だけは鉄でできており、ハンドルの付いたネジが 飛び出している。使い方は一目見て理解した。 ゆっくりを捕まえて箱の中に入れる。 「ゆ?せまいよ!ここじゃゆっくりできないよ!はやくだしてね!」 ゆっくりがわめく。五月蠅い。私はハンドルを回していく。天板がゆっくりと降りてくる。 「はやくだしてっていってるでしょ?わかんないの?ばかなの?」 まだ自分の立場が分かっていない。はやる気持ちを抑えながらゆっくりとハンドルを回す。 「ゆっ?おかしいよ?てんじょうがおちてくるよ!ゆっくりさせてね!ここからだしてね!」 やっと気づいたようだ。大丈夫、すぐに殺したりはしないよ。そこで好きなだけゆっくりさせてあげるよ。死ぬまで。 心臓の鼓動が高ぶり、熱い血が体中を巡っていることが分かる。 「ゆぐーっ!ゆぐーっ!」 体を膨らませて必死で抵抗している。どれだけ膨らんでも押し返せるわけないのに。ああ、なんて可愛いんだ。 「うううぅぅぐるじいいいいぃぃだずげでぇぇ」 だんだんとゆっくりの形が歪んでいく。箱を倒して表情を見る。ゆっくりは涙を流しながら助けを求めるような眼をしていた。 ところどころ皮が裂けて、中身の餡子が見えている。そんな眼で見るなよ。もっと苦しめたくなっちゃうだろ。 「いばならゆぐじであげるよ………ゆっぐじだずげでね………」 この状況で助かると思っているんだ。あっけなくちゃつまらないからね。ゆっくり、ゆっくりといじめてあげるよ。 私はゆっくりを放置して戸棚へ向かうと、マッチを手に戻ってきた。 「ぐひゅー………ぐひゅー………」 もはや息も絶え絶えといったところだ。私は火をつけたマッチをゆっくりを潰している鉄板の上に落した。 「ぐぎいいいぃぃぃぃぃぃ」 ゆっくりの絶叫が響く。まだまだ元気いっぱいだね。ゆっくりしていってね。 「ぐぐぐ………げぶっ………ごぼっ…どぼじで…ごんな………」 餡子を吐き尽してゆっくりは動かなくなった。そろそろ夜が明けようとしていた。当初の目的を忘れ一晩中ゆっくりの相手 をしていたようだ。 「どうしてこんなことするかって?」 私はゴミになったゆっくりに向かって言った。 「予想以上に君が可愛らしすぎたんだ。」 朝の陽射しの中、私は友人の笑みの意味が分かった気がした。 終 後書き 「万能お兄さん」の人に憧れて書いてみた。 SS書くのって難しいと痛感した。 お目汚し失礼いたしました。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/henroy/pages/192.html
第二回放送までの本編SS 【朝】 NO. タイトル 作者 登場人物 075 新たなる戦い! 思いは駆け巡る!! ◆LuuKRM2PEg 桃園ラブ、黒岩省吾、井坂深紅郎、ティアナ・ランスター 076 救いの女 ◆gry038wOvE 涼村暁 077 外道【ドーパント】 ◆LuuKRM2PEg 志葉丈瑠、パンスト太郎 078 夢見ていよう(前編)夢見ていよう(後編) ◆gry038wOvE 溝呂木眞也、美樹さやか、西条凪、五代雄介、響良牙、村雨良 079 Dの戦士/MOON~月光~ATTACKDの戦士/ゴキゲン鳥~crawler is crazy~ ◆7pf62HiyTE 大道克己、月影ゆり 080 上を向いて歩け ◆LuuKRM2PEg 早乙女乱馬、園咲霧彦、山吹祈里、高町ヴィヴィオ 081 すべてをFにする男/友に心の花束を ◆gry038wOvE 東せつな、佐倉杏子、モロトフ、左翔太郎、相羽タカヤ、泉京水、ン・ダグバ・ゼバ 082 どこまでも、止まらず走り続けよう ◆OmtW54r7Tc 一文字隼人、石堀光彦、花咲つぼみ、バラゴ 083 赤い戦慄 ◆7pf62HiyTE 志葉丈瑠、相羽シンヤ 084 漆黒の推察 ◆F3/75Tw8mw 冴島鋼牙、一条薫 085 無知侍 ◆gry038wOvE 梅盛源太、天道あかね 086 Gの咆哮/破壊の呼び声 ◆F3/75Tw8mw ゴ・ガドル・バ 087 奈落の花 ◆gry038wOvE 月影ゆり 088 no more words ◆7pf62HiyTE 園咲霧彦、山吹祈里、早乙女乱馬、高町ヴィヴィオ 089 ~SILVER REQUIEM~ ◆gry038wOvE 結城丈二、涼邑零 090 青き地獄の姉妹 ◆LuuKRM2PEg 溝呂木眞也、美樹さやか、スバル・ナカジマ 091 二人の黒騎士 ◆gry038wOvE 石堀光彦、一文字隼人、バラゴ 092 森をゴーです! 仲間捜しすすみません!! ◆7pf62HiyTE 花咲つぼみ 093 The Raven Chaser ダークプリキュア 095 激突!仮面ライダーエターナルVSダークプリキュア!(前編)激突!仮面ライダーエターナルVSダークプリキュア!(後編) ◆gry038wOvE ダークプリキュア、大道克己 098 希望 ◆LuuKRM2PEg 蒼乃美希、孤門一輝、沖一也、明堂院いつき、アインハルト・ストラトス 099 風のR/戦うために生まれ変わった戦士 ◆gry038wOvE ゴ・ガドル・バ、園咲霧彦、山吹祈里 101 この想いを…(前編)この想いを…(後編) ◆LuuKRM2PEg 佐倉杏子、東せつな、モロトフ、姫矢准、血祭ドウコク 【昼前】 NO. タイトル 作者 登場人物 094 「親友」(1)「親友」(2)「親友」(3)「親友」(4) ◆gry038wOvE 美樹さやか、溝呂木眞也、スバル・ナカジマ、花咲つぼみ、響良牙、志葉丈瑠、五代雄介、村雨良、一条薫、冴島鋼牙 096 野望の「二の目」 筋殻アクマロ 097 ライバル!!誰?(前編)ライバル!!誰?(後編) 桃園ラブ、涼村暁、黒岩省吾、井坂深紅郎、ティアナ・ランスター 100 警察署の空に(前編)警察署の空に(中編)警察署の空に(後編) 早乙女乱馬、高町ヴィヴィオ、孤門一輝、蒼乃美希、沖一也、明堂院いつき、アインハルト・ストラトス、梅盛源太、天道あかね 102 花咲く乙女(前編)花咲く乙女(中編)花咲く乙女(後編) ダークプリキュア、大道克己、月影ゆり 103 ピーチと二号! 生まれる救世の光!!(前編)ピーチと二号! 生まれる救世の光!!(後編) ◆LuuKRM2PEg 桃園ラブ、涼村暁、黒岩省吾、石堀光彦、西条凪、一文字隼人、バラゴ 104 Predestination ◆gry038wOvE 相羽シンヤ、結城丈二、涼邑零 105 悲しき道 ◆OmtW54r7Tc 冴島鋼牙、一条薫、村雨良、響良牙、花咲つぼみ、志葉丈瑠 108 Nのステージ/罪─ギルティ─Nのステージ/英雄─ヒーロー─ ◆gry038wOvE 左翔太郎、泉京水、相羽タカヤ、ン・ダグバ・ゼバ、ゴ・ガドル・バ、モロトフ、佐倉杏子、姫矢准、血祭ドウコク 111 せめて 輝きと ともに ◆LuuKRM2PEg 山吹祈里、ン・ダグバ・ゼバ 【昼】 NO. タイトル 作者 登場人物 106 解放(1)解放(2)解放(3)解放(4) ◆LuuKRM2PEg 溝呂木眞也、冴島鋼牙、一条薫、村雨良、響良牙、花咲つぼみ、志葉丈瑠、スバル・ナカジマ、ティアナ・ランスター、井坂深紅郎、大道克己、筋殻アクマロ 107 果てしなき望み ダークプリキュア 109 目指せ!ハッピーエンド ◆gry038wOvE 桃園ラブ、一文字隼人 110 あざ笑う闇 ◆LuuKRM2PEg 石堀光彦、西条凪、涼村暁、黒岩省吾、涼邑零、結城丈二 112 牙狼~SAVIOR IN THE DARK~我が名は絶狼Warrior~闇を駆けるキバ~ ◆gry038wOvE 冴島鋼牙、村雨良、涼邑零、結城丈二、バラゴ 113 かがやく空ときみの声(前編)かがやく空ときみの声(後編) ◆gry038wOvE 早乙女乱馬、天道あかね、アインハルト・ストラトス、梅盛源太、ン・ダグバ・ゼバ 114 Hボイルド探偵/ヤクソクノマチHボイルド探偵/ハーフボイルドノリュウギWっくわーるど/イチポンドノフクインWっくわーるど/ウルセイヤツラ ◆7pf62HiyTE 左翔太郎、佐倉杏子、天道あかね、梅盛源太、アインハルト・ストラトス 115 三つの凶星 ◆LuuKRM2PEg 血祭ドウコク、ゴ・ガドル・バ、ン・ダグバ・ゼバ 116 本当ですか!?ダークプリキュアの真実!! ◆gry038wOvE 一条薫、響良牙、花咲つぼみ、大道克己、ダークプリキュア 117 ASH TO ASHDuologue ◆7pf62HiyTE 沖一也、蒼乃美希、明堂院いつき 118 メモリとスーツと魔法陣 ◆gry038wOvE 孤門一輝、高町ヴィヴィオ 119 勝利のテッカマン(前編)勝利のテッカマン(後編) 相羽タカヤ、泉京水、モロトフ、相羽シンヤ 【第二回放送】 NO. タイトル 作者 登場人物 120 第二回放送 ◆gry038wOvE ニードル、加頭順、吉良沢優 127 第二回放送(裏) サラマンダー男爵、ラ・バルバ・デ、ラ・ドルド・グ、八宝斎 第一回放送まで 第二回放送まで 第三回放送まで 第四回放送まで 第五回放送まで ゲーム終了まで
https://w.atwiki.jp/niconico2nd/pages/370.html
エチゼンとバンパイア ◆KX.Hw4puWg 先程の闘いから数分後。 まるでそれが無かったかのように静まった病院に、越前とDIOの靴の音が響く。 越前の手には暗躍する吸血鬼に騙され動かぬ人形となった―――、翠星石が抱えられており、腹部には大きな傷痕が刻み込まれていた。 それに感化されたのか、二人は無言のまま、廊下の奥の部屋に入っていく。 「…これでいいなぁ」 越前は動かなくなった翠星石を慎重にソファーに寝かせる。 華奢で小さな体に刻み込まれていた斬られたであろう跡が、その生々しさを物語っていた。 「…すまない。私がもう少し周りの気を配っていたら…」 「いや、俺が無力だからぜぇ。せめて…せめて銃とかの武器があれば、ああはならないんだがなぁ」 支給品らしき布で汗を拭きながら、手をぶんぶんと振って越前は否定する。 DIOはそれを聞き、「完璧に自分を信用している」と改めて確認し、内心あざ笑う。 「…ところで」 越前がDIOに対してまた口を開く。 「…なんだ?」 「俺に、翠星石を見させてほしいんだ」 「は?」 つい、DIOは目を点にして、抜けた声で答える。 DIOの目が点になるのも無理では無い。 既に死んだ、いや壊れた翠星石を見て、何になるのだろうか。 …持て余していた性欲等の類いを、翠星石にぶつけるのだろうか。 おもわずDIOらしくない「?」を頭上に浮かべる。 「いや、流石にこのままじゃ可哀想だからなぁ。 俺も一応医者だし、せめてこの大きな傷以外の小さな傷とかを治してやろうかと思って」 「…言いたくは無いのだが、既に動かなくなった彼女を何故そこまで…」 まさかの返答に少し戸惑いながらもDIOは越前に尋ねる。 越前は翠星石を見ながら、答える。 「いつ死ぬか分からない、そんな場所で俺は生きてきたんだぜぇ。 常に自分の側には人間だったものがあって、そして俺も敵をその〈だったもの〉にしていったんだぁ。 たくさん仲間も死んでいったさ。 でも別にその場に死んだ奴らの家族とかが居る訳じゃないし、そこまで気にはしていなかったんだぁ。 でも翠星石は違う。翠星石は一緒に居た賀斉を昔からの仲の様に喋っていて、楽しそうだった。少なくとも俺は、翠星石をこんな姿で賀斉や越前に見せてやるなんて出来ない。 自己満足かもしれないけど、頼むぜぇ」 越前は顔つきを鋭くして、DIOの方を向き頭を下げる。 DIOは顎に手を当てながら、少し黙った後言う。 「…分かった。翠星石を任せる」 DIOの言葉に越前は顔を上げ、DIOの手を握る。 正直嫌だったのだが、表には出さず、笑顔で頷く。 「…ところで私はどうしておけばいいかな?」 「すまないけど、部屋の外に居てほしいんだぜぇ。 少し時間かかるだろうし、同じ部屋にDIOをずっと居させるのは気の毒だしなぁ」 「いや、構いはしない。私もここに居させてもらうよ」 「そうかぁ…じゃあ構わないぜぇ。あ、それと」 突然ディパックを開け、越前は何かの機械を取り出し、DIOへ投げる。 「PSPっていうゲーム機だぁ。変なデザインだけど、暇潰しにでもやってみてくれぇ」 PSPを受け取ったDIOは適当にツナギの中に入れ、近くにあった椅子に足を組んで座り、下を俯く。 外に居ても構わないのだが、翠星石に何をするかは分からない。 それにそういう事をすれば、すぐにまたスタンドを発動出来る。 (既に奴はもう私を信用しきっている。 だからここからが私のショータイムだ。越前康介) カリスマ吸血鬼の暗躍がこの場において止まる気配はいまだ無い。 【C-4 病院/1日目・昼】 【DIO@MUGEN、ジョジョの奇妙な冒険】 [状態]軽傷(自然治癒力によって少しマシになった)、去勢 [装備]ライトセイバー@外人が想像したとてつもない日本が出てくるゲーム(RedAlart3)、阿倍さんのツナギ@くそみそテクニック 、メス50本、痛PSP@現実 [道具]支給品一式(水抜き)、マスクザ斉藤のマスク@ニコニコRPG、便座カバー@現実 [思考・状況] 基本思考:殺し合いの参加者はもちろん、あの主催者どもも全て殺す。 1:越前を利用し、更に他の参加者の信用を得る。 2:サンレッドを殺す、そのためなら手段は問わない。 [備考] ※自身の能力が制限されている可能性を理解しました。 ※剣崎達にはザ・ワールドの存在を教えていません。ザ・ワールドの時止め能力が、時間を空けないと使用できないことを理解しました。 【コンバット越前(越前康介)@デスクリムゾン】 [状態]:精神的疲労(弱) [装備]:市販傷薬(医療品一式) [道具]:支給品一式、川田のバンダナ@バトルロワイアル、医療品一式(包帯、消毒液など)、メス10本 [思考・状況] 基本思考 このゲームを破滅へとミチ☆ビクッ! 1:翠星石の傷を出来る限り治してやる。人形だけど、大体は人と同じだろうし。 2 賀斉や剣崎…なんて言うだろうなぁ… 3:剣崎ブレイドと協力する。 4:民間人の保護。 5:夕方まで病院で待機 6:クリムゾンを回収する。 7:主催者及び統制者に関係するものに注意。 8:この茶番にデスゾルトスは関わっているのかぁ? [補足] ※あくまで原作準拠です。 【川田のバンダナ@バトルロワイアル】 原作バトルロワイアルでも人気が高く、桐山に並んで最強説もある川田省吾のバンダナ。 特にそれ以外の効果は多分無い…かもしれない。 【痛PSP@現実】 ある馬鹿が自分の技術をフル活用し作ってしまったPSP。 普通に格好良いのは格好良い。 今回は冥王バージョン。中に何かのソフトが入っているかは分からないが、メモリースティックがある為、何かの動画や画像等が入っているかも。 sm131 血に洗われて眠る星のルガール -THE KING OF FIGHTERS- 時系列順 sm133 嘘吐きがいたらすぐ殺す~狂気の初音ミク sm131 血に洗われて眠る星のルガール -THE KING OF FIGHTERS- 投下順 sm133 嘘吐きがいたらすぐ殺す~狂気の初音ミク sm122 DIO様は本当に頭の良いお方 DIO sm141 イエスタデイをうたって sm122 DIO様は本当に頭の良いお方 コンバット越前 sm141 イエスタデイをうたって
https://w.atwiki.jp/orisutatournament/pages/39.html
第03回トーナメント:決勝③ No.2643 【スタンド名】 メテオ・クラッチ 【本体】 豊念寺 惑火(ホウネンジ マドカ) 【能力】 殴ったものに熱を込め、弾丸として飛ばす オリスタ図鑑 No.2643 No.4377 【スタンド名】 ニール・コドリング 【本体】 加賀 御守道(カガ ミモチ) 【能力】 インクを膨張させて造形して操作する オリスタ図鑑 No.4377 メテオ・クラッチ vs ニール・コドリング 【STAGE:旅客機】◆aQVFw6W.SA 豊念寺惑火は、ファーストクラスのふかふかソファーに腰掛けて、すぐ近くの席の対戦相手たる加賀御守道と、対面していた。 すでに対峙しているだけあって彼女たちの間にはフライトの時からほとんど会話が存在していなかったが、その沈黙は加賀によって破られる。 「「毛布」はいらないかしら。豊念寺さん」 「?……いえ、別にいらないですよ」 「そう?」 先手を打ったのもまた、加賀御守道。胸ポケットから万年筆を抜き取って素早く惑火に向けて『ニール・コドリング』を撃ち出す。 『ヤット出番カ! 待チワビタゼ可愛イ子チャンッ!』 加賀のハスキーボイスとは対照的な、やや下品な声が漏れ、そこに黒いインクで形成されたスタンドが顕現する。 「『メテオ・クラッ…』」 「遅い」 スピード自体は拮抗しているのだが、明らかに惑火が出遅れた。 結果、惑火の服を『ニール・コドリング』が斬り裂いた。血は出ていないが、胸の谷間部分がより露出を増し、完全に紫色の可愛さが皆無なブラが露出した。 「決してひがんではいないわよ。決してね」 『ウワー嘘臭ェ』 「お黙りッ」 そんなやり取りをしている間に、惑火は胸の部分を手で隠し、恥ずかしそうに二歩ほど後退する。 「間髪いれずに言うけど豊念寺さん。あなたには足りないものが多い」 そこから猛攻が始まる。 完全に後手に回ってしまった『メテオ・クラッチ』をあざ笑うかのように、近距離で操る『ニール・コドリング』の猛スピードの攻撃が迫る。制服やスカートにはどんどん斬り傷が入る。 いくら女同士とは言え、服を引ん剥かれて丸裸にされるのは恥ずかしいったらないのだ。それだけは避けたい。 「このォッ!」 『メテオ・クラッチ』の拳で応戦しようとするが、それはやはり空振りに終わる。 「それはあとから言うとして……あなたこの場では相当に不利な状況なのよ」 この場は空。絶賛飛行中の旅客機が舞台なのだ。 故に破壊力の高過ぎるこの『メテオ・クラッチ』の、破壊力に高い弾丸を飛ばす能力というのはこの飛行機に穴を穿つほどの威力にすら成り得る。 「くそぉ……! 服ばっか狙ってェ!」 「あたりまえでしょう。これはサービスカットなの」 「SSでサービスカットって……」 「無理があるわっ!」 『メテオ・クラッチ』の何気なく打ち出した拳、それは何にも当たりはしなかったが、惑火は気付く。 空ぶったはずの拳の先にいた加賀の、髪の毛が少しだけ、「揺れ」た。 「……?!」 そして思案する。無い頭を使って考える。 『メテオ・クラッチ』の一番の欠点を、あえて挙げるとすれば癪であるが精密性の低さだ。地に足をついた状況下であればいざ知れず、このような空の上では破壊力が高くて制御が難しいなんて危険以外の何ものでもない。 それが分かっているだけに、後手に回らざるを得ないこの状況は、惑火にとって歯痒い以外の何でもなく、イライラがただただ募る。 「でも……」 先の、加賀の髪を揺らした衝撃。あれはいったい何だったのか。 何かに熱が籠って、撃ち出されたと考えるのが自然……なのだが、豊念寺惑火の解釈は違った。 「これはあれか……あのカンフー映画の達人がアレ的な……」 語彙の少ない惑火の頭からはじき出された結果は違った。 「『メテオ……』」 何を思い立ったか惑火は『ニール・コドリング』を振りほどいて前の座席の方へと走り出す。 「?」 前にあるのはビジネスクラスの座席。いくら開き直ったとはいえ、全力で能力を解放すれば少なくとも機内火災は避けられない。 だが、ほんの数m距離を置いただけで惑火は立ち止まる。 「『クラアアアアッチッ!!』」 何もない空間に向けての、全力の拳撃。 これは先の戦いで破ったフランチェスカ・J・シャフナーの『デリケート・サウンド・オブ・サンダー』が拳の余波(拳圧)を槍のように収束させて撃ち出しているのと同じような感じなのだが、精密性が圧倒的に足りない『メテオ・クラッチ』では邪念を解き放って集中力を保った状況下でなければ、槍と言うより大量の細い針が展開されるようなもの。 「どうだッ! これなら……」 自分が土壇場で新能力を開花させたと思い込んでいる惑火に対して、加賀御守道は溜め息をついた直後に言った。 「そろそろ教えましょうか。あなたに足らないもの」 「アナタに足りないもの、それは!」 何か勘違いをしている惑火が、距離を十分にとれていないことに気付くことは最後まで無かった。 未だ『ニール・コドリング』は近距離型相当のパワー・スピード・精密性を保持している状況につき、『拳圧の槍』はすぐに躱される。 「冷静、精密性、スピード、パワー制御、戦略性、優雅さ、上品さ! そしてなによりもォォォオオオオッ!!」 そして、間もなく猛スピードの『ニール・コドリング』の攻撃が襲う。 『ニール・コドリング』の手が停止した瞬間、ドヤ顔にきわめて近いしたり顔で加賀御守道が叫ぶ。 「女子力が足りない!!」 『他人ニ言エタコトカヨ』 「お黙りッ」 かつて対峙した『小野津泪輝』という敵の早口セリフを真似た決め台詞を言い終えたその瞬間、惑火の下着以外の衣服全てが爆ぜ、顔全体を燃ゆる炎のように真っ赤にした惑火が胸を隠しながらペタンと横たわったのは、そのすぐあとのことだった。 「約束通り……毛布をどうぞ」 ★★★ 勝者 ★★★ No.4377 【スタンド名】 ニール・コドリング 【本体】 加賀 御守道(カガ ミモチ) 【能力】 インクを膨張させて造形して操作する オリスタ図鑑 No.4377 < 第03回:結果 > 当wiki内に掲載されているすべての文章、画像等の無断転載、転用を禁止します。 [ トップページ ] [ トーナメントとは? ] [ オリスタwiki ]