約 1,445,655 件
https://w.atwiki.jp/bokuserve/pages/2309.html
【元ネタ】史実 【CLASS】キャスター 【マスター】 【真名】エドヴァルド・ムンク 【性別】男性 【身長・体重】cm・kg 【属性】混沌・中立 【ステータス】筋力E 耐久E- 敏捷C- 魔力C- 幸運D- 宝具A- 【クラス別スキル】 陣地作成:D 画家として、自らに有利な陣地を作り上げる。 ”アトリエ”の形成が可能。 道具作成:D 魔術的な画材を作成する技能。 【固有スキル】 芸術:B+ 絵画を描く才能。 キャスターが生前描いた絵画は当時酷評されたが、のちに一転高く評価されるようになった。 描いた絵は簡易的な使い魔として使役できる。 また、このスキルはCクラスの『芸術審美』スキルを兼ね備えている。 精神汚染:E+(A) 精神が錯乱している為、他の精神干渉系魔術を低確率でシャットアウトする。 普段はE+クラスなので正常な人間とも意思疎通が可能だが、精神に強いストレスがかかると一時的にAクラスに上昇し、終始幻覚を見ている状態になってしまう。 病弱:B+ 天性の打たれ弱さ、虚弱体質。 キャスターは生前、数多くの病にかかっている。 あらゆる行動時に急激なステータス低下のリスクを伴うようになる、デメリットスキル。 発生確率はそれほど高くないが、戦闘時に発動した場合のリスクは計り知れない。 【宝具】 『瑞々しく美しい聖母(マドンナ)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:3人 キャスターの生前描いた絵画『マドンナ』が宝具として実体化したもの。 外見は10代ほどの美しい半裸の女性。 彼女に自我はなく、キャスターの意思に従って行動する。 攻撃能力は無いに等しいが、Dクラスの『魅了』スキルを所持しており、傷を受けても瞬時に治癒する高い再生能力も有している。 そのため、キャスターは主に盾として使用する。 『自然を貫く、果てしない叫び(スクリーム)』 ランク:A- 種別:結界宝具 レンジ:1~999 最大捕捉:50人 キャスターの生前描いた絵画『叫び』が宝具となったもの。 キャスターを中心にして、周囲一帯をキャスターが嘗て見た幻覚と同じ状態に作り変える。 空が血の如く赤い舌のようなものに覆われ、そこから激しく燃える血の雨が降り注ぎ、浴びた物や人をじわじわと痛ぶるように焼いていく。 周囲からは不規則的に恐ろしい『叫び』が発せられ、一度聴いた者にはDクラス程度の『精神汚染』スキルが付与され、複数回も聴けばAクラス程度の『精神汚染』スキルが付与されてしまう。 耳をふさげば精神汚染を回避できるが、隙間から漏れる微かな声がじわじわを精神を蝕んでいく。 しかし、この宝具は『液体に干渉できない』という特徴があるため、液体を浴びるか潜り込むことで燃える血の雨をから身を守ることができ、かつ精神汚染を解除できる。 この宝具の効果は、キャスターやそのマスターも例外ではない。 【Weapon】 『画材』 魔力を帯びた画材。 絵具は『自然を貫く、果てしない叫び』の影響で炎属性の魔力を帯びている。 そのため、絵画の使い魔に炎を纏わせて攻撃力を高めることができる。 【解説】 19~20世紀のノルウェー出身の画家。 『叫び』の作者として有名。 生と死の問題、そして、人間存在の根幹に存在する、孤独、嫉妬、不安などを見つめ、人物画に表現した。表現主義的な作風の画家として知られる。 また、数多くの浮名を流したことでも知られ、恋を「昔の人が愛を炎に例えたのは正しい。愛は炎と同じように山ほどの灰を残すだけだからね」と語っている。 宝具は彼の代表作『叫び』と『マドンナ』が元になっている。 この二つは過去、盗難に遭っており『瑞々しく美しい聖母』の再生能力は、回収された際に開いていた穴がその後完全に修復されたこと、 『自然を貫く、果てしない叫び』の液体に弱いという特徴は、液体による損傷で完全な損傷は不可能であることが由来である。 極寒の夜に気管支炎を発症し死亡したため、寒いのがトラウマレベルで苦手。
https://w.atwiki.jp/bokuserve/pages/2182.html
【元ネタ】史実 【CLASS】セイバー 【マスター】 【真名】ティトゥス 【性別】女性 【身長・体重】168cm・50kg 【属性】秩序・善 【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷B 魔力C 幸運A+ 宝具B 【クラス別スキル】 対魔力:B 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。 騎乗:A 幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。 【固有スキル】 無辜の怪物:D→A 涜神の魔王。("獣"、ではない) 生前の行いから生まれたイメージによって、過去や在り方をねじ曲げられた英雄の姿。 ティトゥス凱旋門によりランク向上。 皇帝特権(与):A 本来持ち得ないスキルも、臣下に下賜する事で短期間だけ獲得させる (下賜するスキルを自分が持っている必要はない)。 該当するスキルは魔力放出(闇)、剣術、芸術、陣地破壊、等。 己の特権のままに振る舞うのではなく、目下の者に大盤振る舞いした君主に送られる、 特殊なエンチャントスキル。 カリスマ:B 軍団を指揮する天性の才能。 カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。 【宝具】 『震撼すべき涜神の門(アルクス・ティティ)』 ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:10~20 最大捕捉:100人 ドミティアヌス帝が建造したユダヤ戦争の顕彰碑。 ティトゥスの偉業を讃え彼女を神格化するものとしてセイバーの宝具となった。 凱旋門とは言うものの、実際の用途は門というよりモニュメントである。 エルサレム陥落と第二神殿破壊のシンボル。 魔力によって再現され、土地のあらゆる防御を粉砕して再建造された一帯から魔力を奪う。 また民族的憎悪を集め、ティトゥスの“魔王”ぶりを強化(助長)する アンテナとしても機能する。 ディアスポラの象徴となったこの凱旋門を潜ることはラビが禁じており、 イスラエルが建国されるまで多くのユダヤ人がこのアーチの下を歩くのを拒否した。 揃って「新しいネロ」と呼ばれた姉妹皇帝が織りなす、 支配者の栄華と被征服者の屈辱そのものの “ローマ帝国”の宝具。 【Weapon】 『白銀の剣』 清廉な皇帝としての名剣。 宝具発動中は黒に染まり魔王の剣としての機能を帯びるとか。 【解説】 ウェスパシアヌス帝の息子、皇帝ティトゥス。 ユダヤ戦争を終結させ凱旋、父の死後ローマ皇帝に即位し善政を敷いたが僅か2年の在位で崩御した。 即位前は冷酷・放埒・好色の評判があり、「第二のネロ」とまで言われていたが、 権力の座に就くとすぐさま持ち前の美徳を発揮してこの評判を覆した。 幼少期より文武に優れ、在位中は偽ネロを討ったりヴェスヴィオ火山禍の救援に尽力した。 極めて人気の高い皇帝である一方、 神殿を破壊されたユダヤ人の伝説においては魔王じみた描き方をされる。 至聖所の契約の箱のヴェールに穴を開けたとか、 同所で娼婦二人と交わったとか、トーラーを穢したとか言われる。 アラビア語伝承では同じ神殿破壊者のネブカドネザル(またはニムロド)と混同され、 鼻を蚋に刺されて死んだとも。 第二のネロ、なので女性。 ローマ市がユダヤ人からバビロンと呼ばれるようになるのは第二神殿の破壊以後のこと。 そのため『ヨハネ黙示録』が使徒ヨハネの時代まで遡らないことがわかるのだがそれはともかく。 淫蕩、ネロ、ローマ皇帝、燃える神殿、娼婦、バビロン辺りのキーワードに ティトゥスがユダヤの聖なる器をカゴに詰めて船に積んだという逸話を加え、 黄金の杯と強引に結びつければ、"彼女"はネロ以上に大淫婦に繋が……厳しいか? 外見は(アルトリアとは違う路線で)青いネロ。 武芸の達人で人格に優れ教養人というネロを洗練させたような人物。 魔王化するとノリノリでそれっぽいキャラを作ってくれる。
https://w.atwiki.jp/bokuserve/pages/1999.html
【元ネタ】史実? 【CLASS】キャスター 【マスター】 【真名】ホメロス 【性別】男性 【身長・体重】182cm・67kg 【属性】混沌・善 【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷E 魔力B++ 幸運A+ 宝具EX 【クラス別スキル】 陣地作成:- 道具作成:- その生涯においてキャスターは詩作の代償に扶養される瞽詩人であった。 言葉以外のモノを創り出すことはできない。 【固有スキル】 千里眼:B 失った視力の代償として過去視・透視の能力を得ている。 全盲者であるため普通視覚は失われている。 だが、永遠の暗黒はむしろ詩人の霊感を研ぎ澄ました。 対英雄:EX 英雄を相手にした際、そのパラーメーターをダウンさせる。 正純な英雄はキャスターに対して通常戦闘不可能。 反英雄や怪物など、一般的な“英雄崇拝”から外れた存在であるほど影響を受けない。 神性:C 明確な確証こそ無いものの、多くの伝承において神の血を引くとされる。 【宝具】 『英雄時代(ヘロオン・テイオン・ゲノス)』 ランク:EX 種別:対英雄宝具 レンジ:- 最大捕捉:一人 イーリアス、オデュッセイアーの二大叙事詩を表した詩人の言葉(新作)。 英雄の武勲を添加・矮小化する宝具。 彼が書き加えた武勇、貶めた名誉はそのままサーヴァントに反映され能力を増減させる。 武勇と名誉を至上のものとし、輝かしき英雄の生を賛美するホメロスの作品は “英雄への信仰(ヒーローカルト)”の象徴かつ究極。 最高の英雄叙事詩人の言葉を受けて不変を保てる《英雄》は存在しない。 【Weapon】 『月桂樹の冠』 『杖』 【解説】 『イリアス』『オデュッセイア』の作者として知られる古代ギリシャ最大の詩人。 ヘロドトスが400年前の人物というから、おそらくは紀元前800年頃を生きたと見られる。 偽ヘロドトスの『ホメロスの生涯』によれば、スミュルナに生まれた。 師に連れられてイタカへ旅した帰路、病で盲いたため詩作に専業することになった。 それまでメレシゲネスと名乗っていたが、盲目故にキュメでホメーロスと呼ばれ、それが通称となる。 かつて己の詩を書き写させてやったテストリデスが、自分を詐称していると聞いてキオスへ行き、 サモスを旅し、アテナイに渡ろうした途上イオスで病に倒れた……。 古典時代よりホメロス伝は複数存在し、出自定からぬ故に多くの地方がホメロスの出生地を自称した。 神や精霊を彼の親に配すケースも多く、ヘレニズム時代には実際に神格化もされた。 実在の確証こそ無いものの、彼は叙事詩の代名詞として扱われた史上最も有名な叙事詩作家であり、 かつて単にポイエーテース(創作者/詩人)と言えばホメロスを指した。 マスターのことを「グラウコスくん」と呼ぶ、月桂冠と杖を身につけた盲目の老人。 実力主義的なシビアな価値観を持ち、好々爺じみた性格だが凡人には聴衆としての価値しか認めない。 究極の英雄マニア/英雄の賞賛者/英雄の天敵を同時に演じる怪物である。 ホメロスを攻撃することは英雄自らの偉業・自らに捧げられた信仰に剣を向けるのと同じこと。 その為いかなる"英霊"も彼を殺し得ない。例外として、それらに依らず在る反英霊(反英雄ではない)の類 のみが彼を手にかけうる。あとは人間。見下してるくせに、実は凡人(マスター)が天敵。
https://w.atwiki.jp/bokuserve/pages/2998.html
【元ネタ】史実 【CLASS】アヴェンジャー 【マスター】 【真名】ベネディクト・アーノルド 【性別】男性 【身長・体重】177cm・89kg 【属性】混沌・悪 【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷E 魔力C 幸運E 宝具B 【クラス別スキル】 復讐者:A 恨み、怨念が溜まりやすい。 周囲からの不当な悪意に晒されやすいが、向けられた負の感情は直ちにアヴェンジャーの力へと変わる。 忘却補正:A 時がどれほど流れようとも、彼の憎悪は決して晴れない。 たとえ、遠い未来に罪を雪がれ、正当な評価を得たとしても、 アメリカと彼自身にとってベネディクト・アーノルドは、最悪の裏切り者でしかない。 自己回復(魔力):E 復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。 魔力を微量ながら毎ターン回復する。 【固有スキル】 承認欲求:A 人並外れた承認欲求。 少しでも冷遇をすれば、露骨な態度で反抗・叛逆を示すが、 正当な評価をする限りは常にマスターに対して協力的な姿勢をとる。 無辜の怪物:B 英国軍との内通、ウェストポイント砦の引き渡し計画の露見によって、 彼は米国では悪魔のごとき存在として、その名誉を徹底的に貶められている。 その影響で、サーヴァントとしてのアーノルドは悪魔の性質を獲得している。 地獄の所業:A 無辜の怪物からの派生スキル。 向けられる悪意に対する過剰な報復反応を示す、攻撃的で悪辣な本性の発露。 派生スキルと言うからには(恐らく)後付けではあるだろうが、 アヴェンジャークラスを得たことで、報復攻撃には高ランク「狂化」に匹敵する破格の暴力が宿る。 【宝具】 『サラトガの弾痕、最期の名誉(サラトガ・フット・ウーンズ)』 ランク:B 種別:対人(自身)宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人 サラトガの戦いでの活躍と負傷、そしてアメリカを裏切った彼の“のちの扱い”を示す宝具。 アヴェンジャーが負う総ての致命傷は、自動的に“脚”へと転移し、霊核へのダメージは徹底的に回避される。 脚部への転移が終了すると同時に、アヴェンジャーが負ったダメージは消滅、HPが回復する。 どのような致命傷であろうと、足が残っている限り、傷は瞬時に転移するため、対城級の高エネルギーでなければアヴェンジャーを殺しきることは不可能。 ただし痛みだけは本来傷を負うはずだった場所、及び脚部に留まり続けるため、精神ダメージが徐々に蓄積する。 また、副次効果のHP回復は当然有償であり、その代償は“真名が徐々に削れる”こと。 ■ネ■ィク■・ア■ノ■ドは、最終的に“ロストマン”となる運命を宿している。 【解説】 アメリカ独立戦争での大陸軍将軍。後世の合衆国では、裏切り者・売国奴の代名詞として広く認知されている。 裕福な実業家の家系に生まれるが、父がアルコール依存症に陥ったために十代にして一家の大黒柱となる。 商才があったのか、事業自体は成功。しかし、植民地の商人にのしかかる重税がもとで破産寸前にまで陥った。 米独立戦争が勃発するとニューヘイブンの名士としての財力・名声を盾に参戦。 タイコンデロガ砦攻め成功の功績は、その大部分が彼のものであるが、後から来たB・ハイマン大佐が彼を部下として組み込もうとし、 そのことに激怒したアーノルドは軍務を放り出して故郷に帰り、そのことから大陸会議の一部議員は、彼に対して不快感、不信感を抱くこととなった。 モントゴメリー将軍のカナダ遠征が決定すると、ワシントンが率いる英領ケベック攻めの別働隊に大佐として組み込まれる。 だがこの遠征は失敗に終わりモントゴメリーも戦死。さらに同僚らとの軋轢から逮捕状を出されるなど不利な状況に陥った。 アーノルドの不遇は続き、昇進を見送られ、サラトガ方面作戦でも活躍しながらも、汚職問題を反アーノルド派の者から蒸し返され、 大陸会議に多額の借金があるということにされた。アーノルドは激怒し、フィラデルフィア軍指揮官を辞任した。 それからアーノルドは妻を通じて英軍との接触を図るようになり、ウェストポイント砦の指揮官に就任すると、 英軍将校と通じて、砦を20000ポンドで売り渡す計画に合意。砦を意図的に弱体化する工作などを施すが、 すんでのところで内通していた英軍将校が逮捕され、持っていた書類から計画が露見。 アーノルドは慌てて英軍のスループ船に乗り込み亡命。 この裏切りは多くの者にとって怒りを以て受け取られたが、少なくとも衝撃的ではなく、 ウェストポイントでの会見の予定があったワシントンは、その報告を淡々とした口調・態度で以て受けた。 その後は英軍准将に任官、米国に対しては露骨な敵意・悪意をむき出しにし、 バージニア植民地では略奪を行ったほか、(厭戦ムードが漂いつつあった)英軍に対して非常に攻撃的な作戦も立案した。 独立戦争が終わると家族でロンドンに移住。再度商売の道へ戻り、1801年に60歳で死去した。 言った時期までは特定できないが、サラトガの戦い(彼はこの会戦で足を負傷し、しばし軍務の休業を余儀なくされた)ののち、 「足ではなく胸を撃たれていれば裏切り者扱いされずに済んだかもしれない」と語っていたとのことである。 米国内の、彼の功績を示すモニュメントは、いずれもベネディクト・アーノルドの名前が恣意的に削り取られている。 【蛇足】 名前の削除がされている逸話からエミヤオルタに絡めたら自分の主観では存外きれいにまとまった。 作っているうちに思い出したけどCCCイベにアーノルドってクズがいたな確か。関係ないけど
https://w.atwiki.jp/bokuserve/pages/1967.html
【元ネタ】ポリネシア神話 【CLASS】ライダー 【マスター】 【真名】ラタ 【性別】男性 【身長・体重】193cm・113kg 【属性】秩序・善 【ステータス】筋力A 耐久C 敏捷B 魔力B 幸運B 宝具A+ 【クラス別スキル】 対魔力:C 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。 騎乗:A+ 騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。 ただし、竜種は該当しない。 【固有スキル】 神性:B+ 神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。 父ヴァヒエロアは極めて高い神霊適性を持ち、また母が女神であるとする説も複数ある。 呪歌:B 歌を用いた魔術体系。旋律を付けて発することで万物の心に働きかける。 自然干渉などの効果がある神への祈りの歌と、海霊ポナトゥリ族の禁歌ティティクラを習得している。 精霊の加護:A 精霊からの祝福により、危機的な局面において優先的に幸運を呼び寄せる能力。 その発動は大義を持って行動する時においてのみに限定される。 不眠の加護:B 大義を持って行動する限り、催眠・意識喪失などの精神干渉を無効化する。 小鬼による催眠の魔術に対し、ただ一人だけ効果がなかった。 【宝具】 『蘇る息吹の船(リワル)』 ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:- 精霊によって建造された聖船。『プヌイ』、『パカワイ』などとも呼ばれる。 ポリネシア神話群に語られる多くの名船・聖船の中でも最高の存在の一つ。 優に100人以上が乗船出来る巨大なカヌーで、外観も美しく装飾されている。 材料となった大樹は生命神タネの森にあったもので、それ単体でも非常に頑丈だが、 船に宿る精霊の加護によって、損壊しても自動修復される。 またこの加護によって最適な航路が導かれ、陸・海・空問わずに進むことが可能。 『壮天虹路(ヴァア・イ・アマ)』 ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:10~40 最大捕捉:500人 『蘇る息吹の船』の攻撃使用。 船に宿る精霊の加護によって虹の結界を発動し、前方レンジ内に存在する者を閉じ込め、 船本体も虹を纏って突撃し、敵を圧殺・一掃する。 この虹は、天地開闢の偉大なる生命神の神威の顕現であり、干渉することすら困難である為、 この突撃を回避・迎撃することはほぼ不可能。許されるのはただ耐えることのみである。 『澄み香る砂巌の斧(マプ・マイ・オロ)』 ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:100人 女神よって研がれた聖なる石斧。 この斧の刃には女神の肉体より毀れ落ちた極小の魔力粒子が含まれており、 振るうことによって粒子は広範囲に拡散、周囲に存在する物体の構造を崩し、 脆くなったところを斬撃の衝撃波によって破砕する。 生物を対象とする場合、肉体の頑強さと耐久力を下げる効果を発揮し、 更に、肉体にかかる守護・加護の類の能力もランクダウンさせる。 この効果は物理・魔術を問わず、かつては呪術のかかった珊瑚礁による包囲も撃ち砕いた。 『彗星の遺産(ヴァヒエロア)』 ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人 ライダーの父であるヴァヒエロアの遺骨。 半神英雄タウハキを父に、女神を母に持つヴァヒエロアの骨身は、 それ自体が純度の高い神秘の塊であり、死後にその遺骨は極めて高位の呪具として利用された。 骨そのものには能動的な効果はないが、所有者が行使する魔術を大幅に強化・増幅・促進する能力があり、 所有者の魔力が高ければ、理論を必要とせずに結果を残す、半ば“願望器”とでも呼ぶべき力を発揮する。 【weapon】 『無名・槍』 超巨大な魔貝を退治した際に使用した槍。 【解説】 ポリネシア神話群に登場する英雄。英雄タファキの孫に当たる。 その冒険譚には様々なバリエーションがあるが、大筋は殆ど共通している。 ラタが幼い頃に父(両親、親族とも)が人食い酋長(魔術師、海魔とも)に殺されてしまい、 成長したラタはそれを知って復讐と遺体奪還の旅に出ることを決意する。 ラタは生命神タネの森にある素晴らしい大樹を切り倒し、航海に必要なカヌーを造ろうとしたが、 一晩立つと、切り倒した筈の大樹が元通りに戻っていた。 ラタは憤慨するが、精霊達から樹はタネ神のものであると諭され、深く反省した。 反省したラタから事情を聞いた精霊達は一転して協力を申し出て、一晩で素晴らしい魔法のカヌーを造り上げた。 このカヌーはプヌイ(偉大な根)号、リワル号、ヴァア・イ・アマなど地域によって複数の名で呼ばれ、 一部のバージョンでは精霊達が同乗し、風に乗って空中を漂い、虹の橋の上を滑ったという。 この聖船に乗って、部下を連れて旅立ったラタは、美事に大義を遂げた。 この偉大なる航海者を、ポリネシアに君臨した首長達は自分の祖先であると誇らしげに主張したという。 【コメント】 色んなバリエーションのそれぞれの良いとこ取りで構成した。 ラタの母は人間とする説の方がやや多いっぽいのでラタはB+どまり。女神説の方が多かったらA+だった。 ヴァヒエロアを彗星神としている資料もあったが、いずれにせよ神性高いだけで活躍は全くしておらず、 しかし死んで骨になってからは大活躍している。呪歌+骨で敵勢力パワーダウン、自軍パワーアップなども出来るし 死んで間もない者ならば死者蘇生も出来る。説明文はイリヤの魔術のパクリ。 斧は女神によって研がれた神斧と、世話人から貰ったハイビスカスの聖斧をまとめて一つにした。 適正クラスはバーサーカーとアーチャー以外全て。
https://w.atwiki.jp/bokuserve/pages/2897.html
【元ネタ】史実 【CLASS】キャスター 【マスター】 【真名】文観 【性別】男性 【身長・体重】172cm・67kg 【属性】混沌・悪 【ステータス】筋力C 耐久E 敏捷B 魔力A 幸運D 宝具B 【クラス別スキル】 陣地作成:A 自らに有利な陣地を作り上げる。 工房を上回る寺院の形成が可能。 道具作成:EX 魔力を帯びた器具を作成できる。 然るべき手順を踏めば(聖杯戦争中は現実的ではないが)『小規模な聖杯』にも匹敵する髑髏本尊の作成が可能。 【固有スキル】 呪術:A 真言立川流の教義――すなわち密教と陰陽道を融合させた呪法に長ける。 特に文観は『験力無双の仁』と評され、鎌倉幕府の調伏を祈祷したという。 千里眼:D 千里眼としてのランクは低く、遠くを見通せるものではない。 ただし、目の前の人間の欲望や真理を見抜き、暴きたてる。 自性清浄(偽):A 悪性を捉えて効力を発揮するスキルや宝具の対象となった時、自身の悪性を“存在しないもの”として判定する。 実例を挙げればスキル:処刑人は完全に無力化され、宝具:串刺城塞の威力も最低値となる。 真言立川流は密教における自性清浄を曲解し 仏や菩薩の境地に至ったならば、性行為も含めて人間の営みはすべて本来は清浄なものである、とした。 【宝具】 『如意宝珠・髑髏本尊(チンターマニ・サマーディ)』 ランク:B 種別:対人 対国宝具 レンジ:0~99 最大捕捉:1国 鎌倉幕府調伏の祈祷を行い、後に結果として鎌倉幕府が滅亡した逸話が、髑髏本尊の形状を得て宝具化したもの。 髑髏本尊の願望器としての機能ではなく、あくまで彼自身の逸話が昇華された宝具である。 対象となる地域・国家に属する人々の意思を、僅かながら歪め、そのコミュニティが滅亡する方向へと誘導する。 一人一人に対する効果は僅かなものだが、塵も積もれば山となる。 結果として、対象となったコミュニティは“最悪の選択肢”を取り続け、やがては破滅に至る、というロジック。 【Weapon】 『人形杵』 真言立川流で用いられた割五鈷杵(縦に二分割し、中に仏舎利を入れられる五鈷杵)。金剛杵の一種。 呪術の触媒であると同時に、これを用いること自体が大日如来と一体化する行法でもある。 『髑髏本尊』 真言立川流で作成される呪具。 肉付けした高貴な人の頭蓋骨、呪符、男女の精液を混合した和合水、金銀箔などを用いて作成した後、 返魂の儀式を行い、さらに八年間に渡って山海の珍味を捧げるなどの儀式を行って完成される。 本来は願望器としての機能を備えるが、召喚時に所有する髑髏本尊の願いはすでに決められた状態であり 『国家や地域勢力の転覆』に用途が限定される。 【解説】 鎌倉末期から南北朝時代にかけて、後醍醐天皇の腹心として暗躍した妖僧。 淫祠邪教とされた真言立川流を大成した人物としても知られる。 円観(恵鎮)とともに遁世僧で貧民救済などを行っていたが、 やがて後醍醐天皇に重用されて醍醐寺座主・天王寺別当となった。 一説には後醍醐天皇と文観は、他の倒幕派と共に夜な夜な薄着の美女をはべらせて討幕計画を練り上げたという。 後に後醍醐天皇は文観に鎌倉幕府調伏の祈祷を行わせたが、これが鎌倉幕府に露見。 拷問の末に文観は自白し、硫黄島へと流されることとなった。 だが、鎌倉幕府が滅亡し後醍醐天皇に依る建武の新政が始まると、文観は復権。 後醍醐天皇の寵愛によって顕密仏教界の頂点に立ち、奢侈を極めた生活をおくるようになる。 しかし、その栄華は長く続かなかった。 高野山の僧らは文観と立川流を危険視し、立川流の僧の多くを殺害、書物を灰燼に帰すという弾圧を加えた。 かくて立川流は隆盛から一転、勢力を大幅に減ずることとなる。 文観自身も甲斐の国に流されたが、南北朝の動乱が起こると後醍醐天皇の側につき再び暗躍。 とはいえ、討幕当時の勢威は残されておらず、南朝もやがては衰退していくこととなる。 文観が大成させた真言立川流は密教の中でも男女交合に依る即身成仏を説いた事が特徴とされ、 それ故に淫祠邪教として糾弾されたとされるが、 実際は真言宗の他の流派と変わることはなかったとする説もある。 真言立川流は時代を下るに連れて勢力を失っていき、江戸時代には断絶したと伝わるが、 その特異性故か、フィクションの題材として登場する事が多いとか。
https://w.atwiki.jp/bokuserve/pages/1652.html
【元ネタ】フェヴァルの息子ブランの航海と冒険 【CLASS】ライダー 【マスター】衛宮矩賢 【真名】ブラン 【性別】男 【身長・体重】170cm・63kg 【属性】中立・善 【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷C 魔力D 幸運B 宝具C 【クラス別スキル】 対魔力:D 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。 騎乗:D 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み程度に乗りこなせる。 【固有スキル】 嵐の航海者:C 船と認識されるものを駆る才能。 集団のリーダーとしての能力も必要となるため、軍略、カリスマの効果も兼ね備えた特殊スキル。 ルーン:E 北欧の魔術刻印・ルーンの所持。 【宝具】 『楽園示す白銀の枝(アッファレナウ)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0~9 最大捕捉:2人 エヴナよりもたらされた林檎の枝。 ブラン自身と、枝で指し示した相手とを“女人の島”の時間に置き、 その固有時間を数百分の一倍速にまで停滞させる。 元の時間流に戻る際にかかる負荷は激甚なものとなるが、 効果解除時に枝を手にしている者はその影響を免れる事ができる。 【Weapon】 『無銘・小剣』 『カラハ』 木と皮で作られた小舟。 【解説】 七世紀頃に成立した『ブランの航海』の主人公、フェヴァル王の息子ブラン。 散歩中、背後から聞こえて来る心地良い音楽に誘われるうちに眠ってしまったブランは、 目覚めると傍らに一本の枝が置かれている事に気付く。白い花をほころばせた銀の枝を 王宮に持ち帰ると、エヴナよりやって来たという女が現れ、枝の来たる地、楽園の島の 四行連を歌った。女は枝を持ち去り、ブランは27人の仲間と共に三艘の船に乗って 女が歌った島を目指す。途中、マナナーンとの邂逅や『喜びの島』での別れを経て 一行は目的地『女人の島』へと辿り着く。皆はそこでの生活を大いに楽しんだ。 一年が過ぎる頃、コールブランの子ネフタンがそろそろ故郷に戻りたいと主張し、 皆もその気になった。島の長は制止するも、最後には「決して故郷の大地に降りないこと」 との忠告をした上で送り出す。アイルランドの岸辺に近付き、そこで見かけた人々に フェヴァル王やその息子ブランについて知っているか、と問うと 「知らない。大昔の話で、ブランという男の航海があった事ならば知っているが」 との答えが返った。女人の島で一年を過ごす間、外界では数百年という歳月が経っていた。 ネフタンはそれでも故郷へ降り立とうとするが、地に触れた途端に灰となってしまう。 ブランは嘆きの四行詩をオガム文字で記し、人々に自らの物語を語って聞かせると、 そのまま故郷の岸を離れた。その後の彼らの行方を知る者はいない。
https://w.atwiki.jp/bokuserve/pages/278.html
【元ネタ】史実 【CLASS】セイバー 【マスター】 【真名】アリー・イブン・アビー・ターリブ 【性別】男性 【身長・体重】192cm・80kg 【属性】秩序・善 【ステータス】筋力A 耐久B 敏捷B 魔力C 幸運A+ 宝具A++ 【クラス別スキル】 対魔力:A A以下の魔術は全てキャンセル。 事実上、現代の魔術師ではセイバーに傷をつけられない。 騎乗:C 騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、 野獣ランクの獣は乗りこなせない。 【固有スキル】 心眼(真):A 修行・鍛錬によって培った洞察力。視覚妨害による補正への耐性。 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”。 天使の加護:A 天使からの祝福により、危機的な局面において優先的に幸運を呼び寄せる能力。 その発動は武勲を立てうる戦場においてのみに限定される。 カリスマ:B 軍団を指揮する天性の才能。 カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。 【宝具】 『褒め讃うべき正義の剣(ズルフィカール)』 ランク:A++ 種別:対城宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人 イスラム最高の剣。善悪の峻別とアリーの武威の象徴。 預言者を介して天使から授けられ、多くの称賛と信仰を受けた一振りであり、 聖剣というカテゴリーにおいて頂点のひとつに数えられるべき宝具。 刀身で増幅した魔力を“称賛の音”として天空に放出し、 天に響き渡りながら増幅した聖音を以て、神霊レベルの魔術行使を可能とする。 今なお称賛と信仰を集める、イスラム教圏至上の聖剣である。 『回教神盾(トゥレイス・ムスリム)』 ランク:A 種別:結界宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:600人 種々の逸話を持つ“アリーの盾”が昇華された結界。 展開される結界は規模に合わせて性能や外観を変え、個人から民衆レベルまでの盾となる。 また、結界内部に水の聖域を形成することで治癒効果も発揮できる。 【解説】 第四代正統カリフ。イスラム史上最高の武勇を誇る大英雄。 メッカのクライシュ族の生まれで預言者の従弟。今もムハンマドに次ぐ信仰と賞賛を受ける。 預言者の叔父ハムザ共に、その勇猛さからアサドゥッラー(神の獅子)と称されるなど数多くの異名を取った。 迫害対象であった初期イスラム教において、最初期の信者、最強の戦士として登場し、活躍。 類稀なる信仰心と忠誠により預言者に全幅の信頼を置かれ、ムハンマドの娘ファティマを娶り養子となる。 聖剣ズルフィカールを手に武勇を重ね、天使から称賛を受けた伝説やその戦歴に見るように、 大征服時代や数々のジハード(聖戦)を通して半ば伝説化した戦いぶりを見せる。 預言者の死後暫くして、“ムハンマドの代理人”であるカリフの四代目に就任するが、 その権威をめぐってムアーウィヤらと敵対すると、緒戦を優勢に迎えるも詭計により和議を結ぶはめに陥る。 この男、将たる器量や個人武勇にはケチの付けようがないものの、どうにも政治的には後手に回りがちな傾向がある。 最後はクーファの大モスク前で襲撃を受け、2日後の661年1月27日、その生涯に幕を閉じた。 なお、ズルフィカールは「Zulfiqar」という一つの名詞のため、 「ズー・アル・フィカール」などとは区切れない。「アル=ズルフィカール」ならアリだが。アリーだけに。 またこの剣は、“異教徒から奪い取った”“ダビデ王が鍛造した”“マナート神殿からの略奪品”などの伝説があるが、 型月ではデュランダルがシャルルマーニュ経由の天使由来説を採ってるっぽいので、 それに倣い、ここでは“ウフドの戦いにおいて天使ガブリエルより授けられた”という説を採用した。
https://w.atwiki.jp/bokuserve/pages/509.html
【元ネタ】リンドヴルム王子 【CLASS】バーサーカー 【マスター】 【真名】リンドヴルム 【性別】男性 【身長・体重】765cm・622kg 【属性】混沌・狂 【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷D 魔力B 幸運C 宝具A 【クラス別スキル】 狂化:C 幸運と魔力を除いたパラメーターをランクアップさせるが、 言語能力を失い、複雑な思考ができなくなる。 【固有スキル】 自己改造:B 自身の肉体に、まったく別の肉体を付属・融合させる適性。 このランクが上がればあがる程、正純の英雄から遠ざかっていく。 女性を捕食することでその血肉を魔力へ変換し、鱗の強度を増す。 怪力:B 一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。 使用する事で筋力をワンランク向上させる。持続時間は“怪力”のランクによる。 魅了:D 異性を惹きつける見目の美しさ。 リンドブルムと対峙した女性は彼に対し、強烈な恋愛感情を懐く。 相手の心理状態や感情によっては抵抗できる。 ただし現在は宝具により竜化している為、能力を発揮できない。 【宝具】 『醜翼暴竜(リンドヴルム)』 ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人 竜種の魔力を秘めた赤い薔薇。 薔薇を食すことで、薔薇に込められた竜種の魔力が、血液に混じって全身に浸透し、 リンドヴルムの肉体を、翼を持つ竜種のものへと作り変える。 変身を終えた竜の姿は、全身が鱗に覆われており、膨大な魔力が込められた鱗は、 並の攻撃では貫くことができず、僅かな傷であれば瞬時に回復する。 体内で魔力を電撃へと変換し、口から放出することで、 Aランクの魔術に匹敵する、雷撃のブレスを吐き出すことができる。 現在は狂化しているため、常に竜化している。 【解説】 子宝に恵まれない王妃が、魔女に助けを求めたのが発端だった。 「娘が欲しければ白いバラを。息子が欲しければ赤いバラを食べよ。しかし二輪を食べてはならない」 王妃は娘が欲しかったので白いバラを食べたが、余りにもバラが美味であった為、忠告を無視して赤いバラも食べてしまった。 するとしばらくして身篭ったのは美しい女の子と、そして醜い竜であった。 リンドブルムと名付けられたこの竜は、誰にも愛される事は無く、ある時自分が子である事を認めて欲しいと涙ながらに王に懇願した。 しかしそれでも子供だと認めぬ王に激怒した竜は「ならば数日以内に私に妻を捜せ。出来ない場合、父上を食い殺す」と宣言した。 慌てた王は自分の国から少女を選んではリンドブルムに差し出したが、選ばれた王女達は誰もリンドブルムを愛さなかった為 彼は翌朝には自分の新しい妻を食わねばならず、それを幾日も続けなければならなかった。 王子が竜である事が知れ渡り、誰も娘を差し出さなくなった為、王は国の外れの美しい羊飼いの娘を王女とし呼び出した。 彼女は自分も食われてしまうのだと覚悟していたが、城へ向かう道中に魔女と出逢った事で救われる。 魔女の忠告どおり桶一杯のミルク、亜麻布、七本の枝を持ってリンドブルムの部屋を訪れた羊飼いの娘は、 まず「脱げよ皮」と七度唱え、七本の枝でリンドブルムの体を叩き、ミルクの桶に浸し、亜麻布で包んで竜を寝かせた。 すると翌朝にはリンドブルムは美しい王子の姿になっており、こうして羊飼いの娘と共に末永く幸せに暮らしたという。
https://w.atwiki.jp/bokuserve/pages/1835.html
【元ネタ】ビルマ年代記、伝説 【CLASS】ランサー 【マスター】 【真名】アノーヤター 【性別】男性 【身長・体重】178cm・70kg 【属性】秩序・中庸 【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷B+ 魔力A 幸運B 宝具A+ 【クラス別スキル】 対魔力:B 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。 【固有スキル】 カリスマ:B 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。 カリスマは稀有な才能で、一国の王としてはBランクで十分と言える。 軍略:C 一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。 自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。 精霊の加護(偽):B 雷神インドラをはじめとしたナッの精霊による加護。 危機的な局面において優先的に幸運を呼び寄せるが、ランサーを嫌う精霊もいる為、ランクダウンしている。 騎乗:A 幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。 【宝具】 『討ち散らす征敵の槍(アレインダマ)』 ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:2~50 最大捕捉:10人 父王より受け継いだ雷神インドラの槍。 そのサイズ自体は通常の槍だが、魔力を注ぐことによって穂先を中心に紫電が迸り、 槍の届く範囲内にいる全方位の敵対者に対して雷撃によるダメージを与える。 精霊や神々を駆逐した伝説を持ち、この槍に打たれた者は、その身に宿る加護の類が霧散する。 投槍として使用した場合、槍の中に蓄えられている雷気が一挙に噴出することによって 速度・威力を飛躍的に向上させ、標的を追尾して確実に貫通する。 騎乗槍としても使用可能で、真名解放を必要とせずに威力を発揮する簡便な兵装であるが、 この神槍は担い手を厳格に選定する為、より担い手として相応しい者に対しては殺傷力が極端に低下する。 『罪し戮す征罰の槍(アレインダマ・タジャーミン)』 ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:2~5 最大捕捉:1人 神槍の“誅罰槍”としての力能の発露。 征敵王であるランサーのみが可能とする、神々の王たるインドラの裁定権限の行使。 真名解放と同時に、槍の穂先は凄烈な雷光となって相対者を追尾し、肉体に触れた時点で 魂の裁定を行い、肉体の耐久や加護なども一切無視して、即時に対象を絶命ならぬ絶魂に至らしめる。 ただし、対粛清ACの保有者、赤子や鳥獣の様に罪業を蓄積していない者には効果自体が薄い。 かの覚者などには殆ど意味を為さないが、偉業と共に多くの罪科を重ねた英雄達には天敵となる宝具である。 『掌る支配の転輪(ア・ニルッダ)』 ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:2~10 最大捕捉:1人 父王より受け継いだ、雷神インドラの紅玉の腕輪『召し随える征夷の枷(リング・オブ・タジャーミン)』の真名解放。 神々の王たるインドラの支配権限と、“支配されぬ者”であるランサーの特性を兼ねた使用法。 投擲すれば変形・巨大化して標的の四肢に絡みつき、紅輪から電撃が発され、対象を自身の隷属化に置く。 ランサー自身がこれを装着して真名解放することで、“自身”を“自己”の完全な支配下に置き、 心技体の合一及び、電撃による強制的なステータス向上を可能とするが、相応のダメージも受けることになる。 【weapon】 『ティーラウンタ』 父王より受け継いだ、雷神インドラの剣。 『カンディカレクーラ』 ランサーが騎乗していた悪魔の馬。天馬であったとも言われる。 ライダーのクラスで現界した場合、『召し随える征夷の枷』を媒介に召還される。 【解説】 ミャンマー・パガン朝の征敵王。1015年生誕。1078年没。在位1044年-1078年。 ビルマ族最初の王朝を立ち上げ、東南アジアに大国家を築き上げた大英雄。 アノーヤターより前のミャンマー王達は、実在も怪しい上に王というよりは酋長と呼ぶべきもので、 アノーヤターは実質的な王朝としてパガンを創始し、これはミャンマー史上初の統一王朝となった。 またの名を「ア・ニルッダ」といい、これは「支配されない」ということを意味するが、 「転輪王アヌルダ」、「マハラジャ・シュリ・アニルッダ・デーヴァ」などとも記される。 年代記によると、アノーヤターの父王は先王の息子達によって王位を簒奪され、出家させられてしまった。 王族として軍で育てられたアノーヤターは、インドラ神の槍アレインダマ、剣ティーラウンタ、 ルビーの腕輪と髪留めを父より受け取り、腕輪の力で馬を捕らえて王位簒奪者を倒す為に都へ向かった。 騎馬の一騎討ちにて神槍で簒奪者を刺し殺したアノーヤターは、父に王に戻るよう勧めたが、結局自身が即位した。 王となってからは、東南アジアに於いて未知の戦法であった象兵部隊を起用して周辺諸部族を征服し、 各地で信仰されていた精霊・神々を神槍で打ち払った。 伝説によると、アノーヤターと麾下の四大将は黄金の鎧を身に付け、魔馬に跨って無敵の軍勢を率いたという。 アノーヤターは征服した諸民族に対して尊大になることはなく寛大に接したが、国内秩序の維持には厳格に臨み、 特に軍律違反者は臣下であっても容赦なく対処し、不死者に対しては神槍を使用することまであった。 また、快楽主義に堕ちていた僧の一派を排して上座部仏教を導入し、民間で信仰されていた36柱のナッ神の上に 仏教の護法神であるインドラ(タジャ)を据えるという宗教改革事業にも着手した。 寛容にして厳格な、この偉大なる英雄王は、厳格故に民からは尊敬よりも寧ろ畏怖を集めていた。 その最期は、アノーヤターに不満を持つ一派によって暗殺されたと言われているが、年代記によれば、 かつてアノーヤターに駆逐された精霊が水牛へと転生し、徳が尽きたアノーヤターに襲い掛かって殺したという。 【コメント】 槍は不死殺しの逸話があるが、チャンシッターはこの槍にかすっても逃げ切ったというので、こんな設定に。 投槍としては対軍性能にしたかったが、複数人を吹っ飛ばしたという逸話はないので断念。 腕輪宝具は殆ど捏造。他者を隷属させるまでは『征夷の枷』としての元々の能力で、 自分で装着して能力アップさせるのが『支配の転輪』というアノーヤターのオリジナル使用法。 腕輪宝具を普段から装着しているせいで、令呪も効果が薄いというかなり危ういサーヴァント。 国と民の為に骨を砕き続けたが、最終的に本人が国に滅ぼされたとこはアルトリアと似ているが、 死因USI版では、因縁のある魔獣に殺されたという最期はディルムッドに似ている。(忠告無視したのも同じ。) 命令違反者も2度目までは許すという寛大な面もあるが、年代記によると、己の地位を脅かすと思われた チャンシッターを始末する為に、妊婦7千、赤子6千、子供5千人を殺したとか何とか。そして後に反省したとか。 武勇なら四将軍の方が上(チャンシッターだけは同じく知性が売り)。ナッの精霊は元人間が多いので加護は(偽)。 マハラジャ・シュリ・アニルッダ・デーヴァはテキトーに和訳すると「大王・聖アニルッダ神」になるのか? 征敵王という異名はパガン朝の雅称「征敵の都」から。適正クラスはランサー・ライダー・セイバー。