約 46,771 件
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1678.html
「どちらにしてもよくかわしてくれましたミュリエル…。これで私も、久々に思いっきり戦える」 彼女の一言で場の空気は一瞬にして凍りつく 彼女の全力…久々という発言から予測できなかったものがさらに予測不可能になっていく 彼女はいつから本気ではなくなったのか…今は何部の力で戦っていたのか どちらにせよこの状況でそのような思考は御荷物でしかない 考えることはただ一つ… 私とミュリエルはこの未知の力を持つ『地獄の番犬』にどう立ち向かうかという現実だけだ 「勝つんだ」 この試合の勝敗、私は結局のところ勝てばいいのか負ければいいのか迷っていた この試合はエキシビジョンマッチ、つまるところ余興なのだ まぁ大観衆の中、テレビ中継までしてるんだから互いの誇りやらプライドをかけてといえば十分重要な試合でもあるんだろうが… 私の気持ちとしては……勝ちたい 自分が負けること、他者より劣ることを良しとする者なんていない それが『戦士』ならばなおさらである さらに私たち神姫はマスターを持つ仕える者だ 存在意義が例え家族や、妹やパートナー……恋人に変わったとしても根本にあるのは主人に対する忠義の心 それぞれ戦う者、共に生活する者、仕事のパートナーとなる者…道は違えど主人の喜ぶ顔が見たくない神姫なんていないと私は思う ご主人さまは私たちを家族だと言ってくれたが今この場にいる私は…『戦士』だ この人が喜ぶのであればこの人のために私は勝ちたい…その気持ちは一度だってぶれたことはない ランみたいな騎士なら忠義という言葉の似合うのだが如何せん私は犬型だ 思わず首輪をつけて尻尾を振っている自分が可笑しいというか情けないというか… いや……案外いいかもしれない いつもミコだけ…あの子ばかりご主人さまに甘えているんだから猫型に限らず犬型である私も… ……かっ…かなり魅力的なんだが私のイメージとかけ離れすぎていて無理があるな… 結局、ケルベロスなんて呼ばれているがご主人さまの前では私はただの忠犬なんだよ実際 はたまた相手がアルティさんとミュリエルということが事態をややこしくしている 私じゃなくてミコならば名勝負にもなっただろうが… 今の彼女なら私のほうが上にいる これはうぬぼれや過信でないことは彼女と実際に対峙して確かめた事だ 早い話「α」を使えばすぐに終わらせることも可能だろう 何故それをしないのか 「そんなのバトルでもなんでもねぇだろ?」 ご主人さまのその一言で「α」は自動的に私の奥の手、切り札となったんだ 色々と話はそれたがつまり私が言いたいのは… 「私は勝ちたい。しかし、それでご主人さまが喜ぶのであれば」 ということだ ミュリエルとの戦いの最中アルティさんの実力を大きく買っているご主人さまに私は正直なところ……嫉妬していた アルティさんはご主人さまの恋人だった人…それだけでも胸がもやもやとするのに この人は彼女たちが強くなっていることを喜んでいる 口には出さないが顔がいきいきしている 私はどうもそのことが気に入らなかった だから私は聞いたんだ 「この試合、私は勝てばいいんですか?それとも負けましょうか?」 と… そんな神姫らしくもない質問にため息交じりにもはっきりと「勝て」と命ぜられた 迷いなんてなくなった ただ今は…私を見てください…ご主人さま!! 「『α』に移ります…転送お願いします」 「了解~、転・送…っと」 サイドボードにあらかじめスタンバイしていた武装一式をノアに転送する 転送は攻防の真っ最中などには隙が多くなり不可能なんだが今のミュリエルは動こうものなら転送キャンセルをしたノアのラッシュを受ける位置関係にいるので下手に手出しもできない そんな中でノアへの武装転送が終わった 「転送終了、『α』問題なく受け取りました」 彼女の纏う『α』とは基本や見た目的には犬型武装 ただし、完全なる薄型軽量化と材質に凝った作りをしている職人芸な一品だ 『腕甲・万武』では《クロノスベル》も持てないのでそこいらも配慮した造りになっている 武装は今まで通りの《クロノスベル》に加え、お腰につけた双剣『干将・莫邪』と… 「お久しぶりでありますな大佐!!」 「けっ、やっとこさ出番かよ…あぁぁ!!?」 「ふっ、お久しぶりですね我が姫…」 「ホント、ノアったら全然呼んでくれないんだから…」 上より順にぷちマスィーンズ壱、参、肆、伍 それぞれ翠影(ひかげ)、黒曜(こくよう)、蒼騎(そうき)、白菊(しらぎく)という名前がある ちなみに弐号の赤丸はユーナにレンタル中だ ノアの背中で翠影が指令を出し、黒曜、蒼騎、白菊の三人がそれぞれのマスィーンで攻撃する ノア自身はほとんど遠距離の射撃はしない…もとい、する必要もないのだ こいつらを並のぷちマスィーンズと思ったらそれだけで大誤算 実力のほどは…まぁみてりゃわかるわな 「四人とも久しぶりね…今回も力を貸してくれる?」 「了解(ヤー)。 であります大佐!!」 「ちっ…しゃあねぇな…あんたの頼みとあちゃ断れねぇ…」 「無論です我が姫ノアール様。この身は常にあなたの刃」 「私とあなたの仲でしょ?もちろんよ、ノア」 「ありがとう、ではみんな…行きましょうか!」 「…転送…?」 「ああ、軽装型には変わりなさそうだが…ぷちマスィーンズときたか」 「アル…どうする?」 「出方を窺いたいところだが…」 そんな余裕はこちらにはない 受けに回ったが最後、反撃のチャンスが来る保証などないんだ 「打って出るぞ」 「…うん…その方が…いい」 「よし、準備はいいか?」 「…アルヴォPDW9×2…マガジンセット…《アポカリプス》次弾装填…《ライトオリジン》…砲身冷却度98,8%…《レフトアイアン》…内装マガジン交換完了済み…いつでも…OK」 「そうか…では、行くぞ!!」 「明人選手、ノアール選手に武装を転送したみたいです!ただいま送られてきました資料を見たところによりますと、今までの『頭甲・咆皇』、『脚甲・狗駆』『exOPT_KT36D1 ドッグテイル』に加え軽量型の『胸甲・心守』と改良型の『腕甲・万武』という装備!武装は『緑色のケルベロス』の由来となった《クロノスベル》はそのままに夫婦剣《干将莫邪》と四体のぷちマスィーンズ!さて、この装備となって事態はどう動くのでしょうか綾川さん!?」 「はい、今までのノアールさんは超軽量化による高速移動とそれによる絶対回避のスタイルでしたが…完全に防御を固めたわけでもないですし武装も増えています…接近戦のスタイルを変えてくるとは思えませんが…ぷちマスィーンズが気になりますね…」 「そうですか、ありがとうございました!」 「くっ、ノアール殿め…以前手前との戦いでは本気でないことは判ってはいたが…あの小娘が相手とはどういうことだ…」 「あら、冥夜ヤキモチ?」 「ぐぅ…なにをいうか主、私はただ…」 「ただ?」 「……えぇい、もうよい。何にしても次に手合せする機会には本気を出してもらおうか」 「あらあら…ホントにノアールさんにお熱の様ね」 「…誤解されそうな言い回しはやめてもらおうか」 「ああっと!ミュリエル選手動きました!!」 「ノア、来るぞ」 「了解しました」 地面すれすれを高速移動で右回りに旋回しながらアルヴォの銃口をこちらに向けるミュリエル 先ほどのように鉛玉の斉射がノアを襲う しかしノアは動かない というか動かなくていいんだ 「出番ですぞ蒼騎少尉!!」 「了解ですよ。《イージス》PS装甲展開!!」 翠影の指示でノアの前に出てきた蒼騎が叫ぶと、蒼騎の前の空間にバリアのようなものが張られる 鉛玉は全弾その膜に阻まれることとなった 「…!!…それなら…」 ミュリエルは地面に右手をつき、身を低くしたまま向きをこちらに正対させた 「…《アポカリプス》…ファイア…」 背中の六連ポッドから二機のミサイルが射出された 「…青いのは…釘づけ…」 アルヴォの射撃は止まないので蒼騎は動けない 「なんの!!黒曜少尉!!」 「おぅよ!!うらららららぁぁぁ!!」 二機のガトリング砲をぶっ放しながらミサイルに向かって突貫する黒曜 「ほれ!ひとーつ!!ふったあつっ!!」 見事に二機の撃墜に成功……したかに思われるが 爆炎の中からもう一基のミサイルが黒曜の真横を通り過ぎる その先にはノアが 「うげぇ!!しくった!時間差かよ!」 ノアに接近するミサイル しかしノアは動こうとしない 「ヒメさんあぶねぇ!!」 黒曜が叫ぶと同時にミサイルは爆発 煙の中のノアは……無傷だった 「やっぱり私がいないと駄目ね…黒曜?」 「流石であります白菊中尉!」 「がっ…て、てめぇ…しぃらぁぎぃくぅ」 「いつも詰めが甘いんだから…赤丸にも言われてたでしょ?」 「うるせぇ!!俺に説教じみたことすんじゃねぇ!!」 「二人とも、戦闘中でありますぞ!!」 「そうですよ、姫の前です…少しは静かに…」 お前ら全員うるせえっての… 「あんなのに…防がれた…」 「くっ…一気に行くぞミュリエル、全砲門一斉射撃。突貫する!!」 「…了解…出し惜しみなしの…パワー勝負!!」 サバーカの脚力を十分に使い地面を蹴るミュリエル加速により真正面から突撃するようだ… 蒼騎、黒曜、白菊の三人がアルヴォ、《アポカリプス》《レフトアイアン》の攻撃をそれぞれ防ぐ間にも《ライトオリジン》の銃身からバチバチと放電現象が起こる 「狙いは…フルパワーの零距離発射の様だ。…いけるか?」 「はい。この子たちがいるから攻撃に全力を注げます……」 そう言いながら両目を閉じて《クロノスベル》を握りなおす そしてそのまま腰元へ 刹那の勝負に抜刀術ってか… 10………9………8………7……… 「ノアが構えた!しかし…退くことはない!」 「…もちの…ろん…」 6………5………4………3……… 「大佐殿が打って出ます!三人とも退避を!」 「おぅよ!」 「了解」 「わかったわ!」 2………1………… 「奥義…狗咆斬!!」 「………展開!!」 0 ミュリエルの周囲にプラズマ現象を引き起こすほどのエネルギーとノアの半月を描く斬撃が衝突し拮抗した力は行き場をなくし… 爆破 煙が晴れ…立っていたのは… ノア……とミュリエルの二人ともであった 「…驚きました。まだ立っているなんて…」 「ん……がんば…った…」 「ミュリエル…あなたは強い…断言しましょう…あなたならいずれ私や冥夜さんにも劣らない神姫となるでしょう」 「………ん」 「しかし今は」 そう言いながら愛用の大鎌を持ち上げその刃の切っ先をミュリエルの首元へと運ぶノア 「私の勝ちです」 「………ん……降参…」 両手をあげてアルヴォを放すミュリエル 二丁のアルヴォが地面に落ちると同時に大喝采が巻き起こった 『第五回鳳凰カップ最終試合、エキストラバトルの勝者は………『緑色のケルベロス』ノアール選手です!!』 追記 こうして鳳凰杯は幕を閉じたわけなんだが…いかんせん俺としてはものすっごく疲れた 結果的に優勝はミュリエルで変わりないのであるが…その他決勝リーグにまで勝ち進んだ神姫たちもそれぞれ各メディアに取り上げられ注目されていた中、最後のノアとの激戦が話題となったのか一躍ランカーとして名を売るという結果になった その鳳凰杯と言えば会場入場者数、テレビの視聴率ともに過去最高を記録し、スポンサーである各社共々鳳条院グループ挙げての一大イベントは大成功と言えるものになった 裏で起こっていた事態もなんとかなったらしい 結果的にミラたちだけで事を成し遂げてしまったというんだから驚きだ 「アタシとアネキも協力したんだからな!!」 「そ~だぞ~!えっへん!」 あ~はいはい、偉い偉い… 身内が世話になったし結果として俺自身も助けられたことになるんだ でかいカリができちまったし、また礼もいっておかねぇとな… そのミラはというともろもろの事情で日本に一年近く滞在するらしい なんでも大学の特別非常勤講師として招かれているらしい ……なんでなんだ? 烈風のことも聞いた フェレンツェ博士やエリーの天才親子と超一流ハッカーの-ゴレ-こと千沙都もいることだし… 生意気な奴ではあるが…どうにかしてやりたいな そんでもって俺が今どこにいるのかというと… 「若様?…何をぼんやりしているんですか?」 「ああ、いや…べつに…」 「しかし若、このたびは誠にお疲れ様でした」 「いや、桜さんこそお疲れ様でした。大変だったでしょ?全体警備責任者やらアレの御守りやらで…」 「いえ、警備責任者は大変ではありましたが有能な捜査官の補助ができて大変良い経験をさせて頂きましたし…今回社長はお一人で頑張ってらっしゃいましたよ?」 「ほんとですか?いつもみたいに『さくらぁ…ヘルプミーーーー!!』とか言ってたんじゃないですか?」 「そ、そんなこと言ってないもん!!」 いままで乗っていたエレベーターのドアが目的地について開いたと同時に御袋の不満そうな声が聞こえてきた 四十階の社長室、御袋のオフィスである 「ふくれっ面しながら言っても説得力ねぇぞ?」 「う、うぇぇ……はづちゃん~明人がいじめるの~~」 「ああ、よしよし。兄さん、お母さんをいじめちゃだめですよ?」 「へぇへぇ…」 どっちが親なんだか… 「明人様…お待ちしていました」 「香憐ねぇ、用事ってなんだ?」 そうなのだ、ここ2、3日前から香憐ねぇは桜さんの手伝いとかで本家に帰っていたのだ そんでもって呼び出された俺、ノア、ミコ、ユーナと昴とランはこうしてここまでやってきたわけだが………… この場にはなぜか千沙都と冥夜もいる 「後はアルティさんたちとミラさんたちですね」 「なぁ、何を始めるだ?」 「ふっふっふっ……お答えしましょうかユーナちゃん」 「お、おうよお袋さん…」 「実はね、ここ三日間で編集に編集を重ねて作り上げた……『第五回鳳凰カップ、激闘96時間!裏表、全部見せますアルカナの恐怖!!』っていう社内用の極秘ビデオファイルの上映会なのよ~!!」 ……オイオイオイオイ! いろいろ突っ込むところ多いけど…とりあえず今は…休ませてくれよな… 「お疲れ様です、ご主人さま」 鳳凰杯編 END メインページへ このページの訪問者 -
https://w.atwiki.jp/animesdvd/pages/534.html
海外ドラマ『ゲームシェイカーズ シーズン1 DVD』第1回、楽しんでいただけましたか? これからもギャグ満載!ガンガン飛ばしまくり!でいきますので、みなさんついてきてくださいね! さて、ここでちょっとトリビア。ダン・シュナイダー作品にはいつも、登場人物行きつけの、ちょっと変わったレストランが登場します。『ゲームシェイカーズ』に出てくるのは「FOODERS(フーダーズ)」。愛の記憶はさえずりとともに DVD地下鉄の上に建っていて電車が通るたびにガタガタ揺れる(!)というレストランです。昨日放送した「ゲーム スタート! パート1」でも登場しましたが、そこでベイブたちが話をしようとしているときに、突然乱入した唇が緑色のナゾのおばちゃん、覚えてますか?「スカイホエール!!」とシャウトしまくってましたね。 彼女は役名と同じ“グロゼル”さん(GloZell Greenという名でも活動)。日本ではあまりなじみがありませんが、アメリカでは大人気のコメディアンなんです。YouTubeにもチャンネルを持っていて、チャンネル登録者数は400万人以上!ゲームシェイカーズ シーズン1 DVDオバマ前大統領にインタビューもしたことがあるという人物です。くるりんパーマヘアに緑色の唇、一度見たら忘れないキャラクターですね。 リアルタイムで、「FOXチャンネル」も見れちゃうので、海外ドラマファン必見!「ウォーキング・デッド シーズン8」、「アメリカン・ホラー・ストーリー:体験談」も観れます。お見逃し配信も行われています。 2週間無料トライアルなので、目撃者 DVD休日が終わっても、2週間は見放題!。休日前に登録しておけば、ゆったりと海外ドラマ鑑賞できます。
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/692.html
前夜祭 ヴァーチャルフィールド上に佇むマイちゃん 周りにはぷちマスィーンズが忙しなく動き回っている 「…どこ」 マイちゃんは見えなくなった敵…ミチルを探していた 今日もミチルは鳳凰カップへ向けての特訓をしていた 今日は愛澤が時間があるとの事で、マイちゃんがスパー相手をしている ユキは技術はあるのだが、性格的にバトル向きでは無い為ミチルの相手は出来ない ちなみにマイちゃんの装備は長剣一本。防具どころか服さえも着ていない(標準のインナーは着ている) マイちゃん曰く「…邪魔だから。ムラサメの前じゃ防具なんて無意味」だそうだ その代わりに5体のプチマスィーンズを使っている ダダダッ!バシュッ! マイちゃんのマスィーンズが何も居ない空間へと攻撃をする しかし、そこにミチルが出現し、ムラサメで弾丸とビームを弾く 「ふふっ、さすがマイちゃん。やるじゃない」 嬉しそうに笑みを浮かべながらミチルが言う 「…」 マイちゃんは何も言わずにミチルを中心に円を描くように高速で走り出す。 ギュイン 別のマスィーンズがミチルへと突っ込んでくる。その機体には剣が付けられている 「っとと…」 切り払おうとしたミチルだったが、さっきのマスィーンズが銃口を向けている事に気付き、その場から離脱する ヒュン! 逃げる際に一体に向け苦内を投げる ビシッ! 苦内が脳天に刺さり、ポリゴンの屑と化すマスィーンズ 「あと4体…しまった!」 その隙にミチルの背後を取るマイちゃん。上段に構えた剣を、そのまま振り下ろす ザシュッ! 回避が間に合わず、翼の一枚を斬られるミチル 「…油断大敵」 「やっぱマイちゃんは強いのだ」 ダダダッ!バシュッ! 回避した所へ集中砲火を浴びせるマスィーンズ しかしその攻撃はミチルをすり抜けていった 「…残影…」 ミチルは翼を斬られながらもミラージュコロイドを起動し、さらに散布して虚像を映していたのだ 再び見えなくなったミチルを探し始める 通常なら赤外線で探せばいいのだが、ミチルは高速に達した後にミラージュコロイドを起動し、滑空にて消えたまま高速で移動する 白雪フレームの廃熱性能の高さ、光学兵器の未使用、そしてスラスターによる移動をしない為、熱が殆ど発生しなのだ 従って、消えたミチルを探すには、空気のゆらぎを見極めるか、音を頼りに探すしかない。が、どちらも微々たる情報しか得られない 不意に背後に気配を感じたマイちゃんは振り返る。ミチルがムラサメを横に構え、薙ぎ払おうとしていた ステップで攻撃を避けるマイちゃん 「…しまった…!」 反射的に跳んだものの、ミチルからの斬撃は来なかった なぜならそのミチルは、ジャガーが作り出した虚像だったからだ 「もらったのだ!」 反対から現れ、ムラサメを振るうミチル 跳んでいる為回避出来ず、咄嗟に長剣を構え防御しようとするマイちゃん ヒュン 軽い音を立て弧を描くムラサメ しかしその刃は、長剣ごとマイちゃんの胸を切り裂いていた 「さすがミチルちゃんだな。結構いけるかなーなんて思ったんだけどなぁ」 愛澤がヴァーチャルポッドから出たマイちゃんを撫でながら言った 「そういうマイ殿も相当な使い手ではないか。ファーストでも十分通じる腕前じゃぞ?」 「よかったなマイ、観奈ちゃんからお墨付きをもらったぞ」 …ぽ 愛澤に撫でられながら照れるマイちゃん 「はーい、お疲れさまー」 ユキがみんなにお茶を入れてきた 「サンキュ、ユキ。んじゃ一休みするか」 俺は何もしてないのだが ずずっとお茶をすする音が響く 観奈ちゃんが俺の膝の上に乗っかり、さらに右肩にユキ、頭にミチルが乗っかっている あの一件以来、これが当たり前の光景になった 「仕上がりは順調のようだな」 「マイちゃんのおかげなのだ!」 「じゃが、鳳凰カップともなれば、様々なランカーが集結するからな。気を引き締めていかないとダメなのじゃ」 「俺は見に行けないけど、頑張ってね」 「うむ、安心して仕事をするのじゃぞ」 そう。俺は鳳凰カップの間は展示の仕事がある為、試合を直接は見れないのだった 「あーあ、恋人の晴舞台を見に行けないとはなぁ…」 「わらわはちょっとホッとしておるのじゃ。『緑色のケルベロス』ノアールを始め、強敵揃いじゃから負けるトコは見せたくないのじゃ」 「おいおい、戦う前から負ける事を考えるなんて…」 「まぁそれだけスゴイ大会ということじゃ」 俺達の話しを聞いていた愛澤が何かを考えている 「どうした愛澤?」 「…いや、たしかノアール嬢は出ないぞ」 「…まことかっ!」 驚く観奈ちゃん 「ああ。なんかマスターの明人氏が、解説の方に回るって話だぜ」 「…そうなのか」 残念そうな観奈ちゃん 「でもなんかアルティ・フォレストが出るらしいぞ」 「まことかっ!」 「…誰それ?」 「ケンシロウが知らないのも無理はない。米国リーグでならした猛者じゃ。以前NY大会に出場したのも彼女が目当てだったのじゃが、米国を離れ日本に来ていたとのことで対戦出来なかったのじゃ」 「入れ違いになったのか、残念だったな」 「しかし、日本に移住したのじゃろうか…?でもこれで楽しみが増えたのじゃ」 嬉しそうな観奈ちゃん 「さーて、一息ついたとこで、俺はミチルのミラコロのデータチェックをするか」 今回試した追加機能である虚像投影機能のデータをまとめ、鳳条院グループに提出しなければならない 「あの爺様の喜ぶ顔が目に浮かぶぜ」 なんせ爺様にはナイショにしてた機能だからな 「んじゃ俺もそろそろ仕事に戻るわ」 「愛澤殿、マイ殿、有り難うなのじゃ」 仕事に戻ろうとする愛澤に深々とお辞儀をする観奈ちゃん 「なーに、いいって事よ。またお相手をお願いするからね」 しかし、リーグに参加してないのに、なんでマイちゃんはあんなに強いんだろうか…? 「なぁ愛澤、なんでお前等そんなに強いんだ?」 ふと聞いてみる 「…私は、魔物を狩る者だから…」 「いや、それ違うネタだし」 ちょっとヤバイだろそれ 「まぁ似たようなモンさ。装備の実験をして不都合という魔物と戦ってるわけだし」 なんかはぐらかされた気がする 愛澤も言いたくない事もあるのだろうか 少なくとも地下バトルなんかやるヤツじゃないから、そこら辺は安心できるが… 「まぁそろそろいくわ。んじゃな愛澤、観奈ちゃん、ミチルちゃん」 愛澤は手を振り去っていった 「それじゃわらわも家に帰るのじゃ。宿題と稽古があるのじゃ」 「ああ。観奈ちゃん、頑張ってね」 「あたしも一緒に稽古するのだ」 「ミチルも頑張れよ」 そういって二人を抱き寄せ… ちゅ… ちゅ… 二人にキスをする 「…それじゃ、またなのじゃ…」 「健四郎、また明日なのだ…」 顔を真っ赤にして去っていく二人 そんな二人見送った後、俺はデータを持って1課へと戻っていった あとがき 鳳凰カップへ向け調整中 作者も調整中
https://w.atwiki.jp/qbtd/pages/324.html
No.0257 レアリティ:☆☆ ライフ:4 必要アビリティ:パワー1 攻撃力/防御力:10/10 アビリティ:パワー1 テキスト 場に出たとき クローデットを遠距離に移動し、カードを1枚引く。 (距離制限なし) 収録セット 第3弾 美闘士集結編(アイリ・クローデット・ノワ・メローナ・(アレイン)・(アルドラ)) イラストレーター 2号 「エリナ 飛びずさり、腸詰めを食べる」と同様の効果を持つカード。 マスターキャラであれば3枚入れて問題ないが、遠距離に移動してしまうため、 「クローデット 突進」を絡め、距離制限のあるカードを有効活用したい。
https://w.atwiki.jp/gurpsvh/pages/157.html
「今回の担当は男が二人……どっちが右かしら……」 キャラクター名 「クルースニク秋葉原副支部長」西園寺まりあ 能力値 数値 消費CP プレイヤー名 NPC 体力 11 +10CP 種族・性別 人間・女 敏捷力 15 +60CP 身長 170cm 知力 14 +45CP 体重 55kg 生命力 11 +10CP 年齢 4017歳 CP小計 +125CP 有利な特徴 消費CP ヴァンパイアハンター基本セット +50CP 容貌:美しい +15CP 魔法の素質Lv1 +15CP お洒落 +5CP 感情察知 +15CP 流派:ハサン暗殺術 +0CP CP小計 100CP 不利な特徴 獲得CP 癖 獲得CP 残忍 -10CP 猫好き -1CP 愛好症Lv2/ボーイズラブ -10CP 年下の男の子が好き -1CP かんしゃく -10CP 妄想をぽろっと口に出す -1CP 義務感/部下 -5CP 若作り -1CP 妄想/男が二人以上揃えばBLが始まる -5CP 年齢の話をするとキレる -1CP CP小計 ー45CP 技能 消費CP レベル 戦術 36CP 30 ナイフ 20CP 30Lv 絞首具 20CP 30Lv 忍び 20CP 30Lv 毒物 18CP 30Lv 隠匿 16CP 30Lv 投器術 4CP 24Lv 準備/手裏剣・チャクラム 2CP 20Lv 準備/ナイフ 2CP 20Lv 準備/絞首具 2CP 20Lv 禅弓道 6CP 15Lv 裏社会 2CP 20Lv 空手 2CP 20Lv 言いくるめ 2CP 20Lv 脱出 2CP 20Lv 手品 2CP 20Lv すり 2CP 20Lv 読唇術 2CP 20Lv 変装 2CP 20Lv 演技 2CP 20Lv オリエンテーリング 2CP 20Lv 電子機器/保安システム/TL8 2CP 20Lv 鍵開け 2CP 20Lv 罠 2CP 20Lv 尋問 2CP 20Lv 追跡 2CP 20Lv 偽造/TL8 2CP 20Lv 神秘学 2CP 15Lv 生存/都市 2CP 20Lv 生存/砂漠 2CP 20Lv 軽業 2CP 20Lv 建築/TL8 2CP 20Lv コンピューター操作 1CP 20 コンピューター・ハッキング 2CP 20Lv コンピューター・プログラミング 2CP 20Lv 兵士/TL8 2CP 20Lv 登攀 1CP 20Lv 嘘発見 2CP 19+4Lv 心理学 2CP 20(+4)Lv 犯罪学 2CP 20(+4)Lv 化粧 1CP 20Lv 日本語 6CP 15Lv マンゴーシュ 2CP 21 ランニング 1CP 16Lv 神学:イスラム教 6CP 15Lv 接客 1CP 20Lv 性的魅力 8CP 20Lv 探索 1CP 201Lv 外交 4CP 20Lv 気功治療 1CP 17Lv 錬気 1CP 20Lv 強打 2CP 15Lv 投げ 0.5CP 18Lv 錬金術 0.5CP 21Lv 魔法理論 0.5CP 20Lv 情報分析 0.5CP 17Lv 跳躍 0.5CP 20Lv 応急処置 0.5CP 13Lv 学業 0.5CP 19Lv 診断 0.5CP 17Lv 呼吸法 0.5CP 16Lv 家事 0.5CP 18Lv アラビア語(母語) 0CP 20Lv CP小計 243CP 呪文 消費CP レベル 幻影 1CP 15Lv 幻覚 1CP 15Lv 完全幻覚 22CP 26Lv 幻覚変身 1CP 15Lv 作音 1CP 15Lv 死の幻影 1CP 15Lv 霊媒 1CP 15Lv 体力賦与 1CP 13Lv 体力回復 4CP 15Lv 死人使い 1CP 15Lv 死人払い 1CP 15Lv 妖魔払い 1CP 15Lv 魔法感知 1CP 15Lv 霊気感知 1CP 15Lv 妖気感知 1CP 15Lv 光 1CP 15Lv 持続光 1CP 15Lv 閃光 1CP 15Lv 光条 1CP 15Lv 聖光 1CP 15Lv 光の剣 12CP 21Lv ぼやけ 1CP 15Lv 透明 22CP 26Lv CP小計 71CP 格闘動作 消費CP レベル ニザールの掟 18CP 30 聖なる毒杯 2CP 30 毒耐性 0CP 30 軽歩 2CP 30 背面取り 2CP 30 バックスタブ 6CP 30 暗器術 6CP 30 不可視 2CP 30 喪われた聖句 6CP 30 暗闇戦闘 4CP 30 戦術眼 8CP 30 カバーリング 2CP 19 射撃受け/マンゴーシュ 2CP 14 食いしばり 1CP 16 振り絞り 1CP 16 CP小計 58CP 基本致傷力 振り 1D 突き 1D-2 キック 1D-2 武器・攻撃 判定値 ダメージ 長さ 価格 重さ ナイフ(最高品質) 1D+2(切り・防護点6点無視)/1D+1(刺し・防護点6点無視) 30 kg 光の剣(ナイフ) 5D+1(切り・防護点6点無視)/3D+2(刺し・防護点6点無視) 30 kg ハンターズ・エクスキュージョナー 2D(切り) 30 kg 銀のチャクラム 24+3 2D(切り・防護点6点無視) 6/11 kg 防具 受動防御 防護点 価格 重さ ハンターズ・スカウトスーツ(強化+2魔化) 2 4 ハンターズ・ブラスナックル(聖別済) ハンターズ・グリーヴ(聖別済) アメジストのネックレス(真価発揮) 一通りの霊薬を所持している その他 価格 重さ 生還のタリスマン 幸運のタリスマン 矢除のタリスマン×3 破魔のタリスマン×3 勇気のタリスマン×3 癒しのタリスマン×3 技巧のタリスマン×3 隠れ身のタリスマン×5 人払いのタリスマン×5 普通の錬金術施設 残り所持金 不明 基本移動力 6.5 荷重 無荷(-0) 移動力 6.5+2(+10) 受け(マンゴーシュ/ナイフ/空手) 14/15/13 止め なし よけ 7 CP総計 550CP ★キャラクター設定 『クルースニク』秋葉原支部の副支部長です。支部長が対人交渉を苦手とする都合上、他支部との折衝はほとんど彼女が行っています。一階店舗部分の『くるくる♡すに-く』は本来メイド喫茶の予定でしたが、彼女が趣味を捻じ込んでメイド&執事喫茶になりました。よほどの大事でない限り、実働部隊への指示は彼女が行います。外見の年齢は20代半ばですが、実年齢は不明です。歴戦のハンターであることは間違いないのですが、深く追求すると恐ろしいことになるでしょう。 実力的なところを言えば、はっきり言って『化け物』です。東京総括支部長「柳生小百合」に匹敵する実力です。その彼女が「副支部長」の座に甘んじていることに、誰もが首を傾げます。 実際のところを言うと、彼女は書類仕事や事務処理が苦手なので、「面倒なことをしたくなかった」というのが本音のようです。本来なら前線で腕を振るいたいと考えているようなのですが、副支部長になったのも頼み込まれて、というのが実情です。 とは言え戦闘能力についてはCP総計の割にそこまで高いとは言えないかも知れません。彼女の本領はその優れた盗賊系技能と特定の呪文を鍛え上げたことによる潜入能力と不意打ちです。それほど単体での戦闘能力が高いとは言えないでしょう。 そんな彼女ですが、「日本人のフリをした中東の紛争区域出身者」です。詳しい出身地などを知るものはそう多くありません。秋葉原支部長にしてオタク仲間である「数本総司」と日本総支部長である「秋田健」、クルースニク総本部の「シャルル=ミッシェル=ガブリエフ」、彼女の師である「セミル=アデルバード」くらいでしょう。 ちなみに彼女は「年下が好み」ですが、部下のハンターはほとんどが年下です。 ★依頼者として 秋葉原支部から直接依頼が下される場合、それは大抵彼女が行います。「年齢の話さえしなければ」冷静で落ち着いた大人の女性です。「見た目は」20代後半くらいに見えます。しかしひとたび年齢の話題を出せば彼女「はかんしゃく」を起こします。殺されはしない(彼女が本気を出せば、《透明》になった彼女に抵抗の余地もなく〈絞首具〉で首を切り落とされるでしょう!)でしょうが、空手によるパンチ(2D+2)やキック(3D)で、ダメージを食らう可能性もあり得ます。ボーイズラブの愛好者である彼女に対して「逆カプ」「解釈違い」などを話題に出すのも致命的な爆弾です! ★事件の引き金として 「愛好症Lv2/ボーイズラブ」「妄想/男が二人以上揃えばBLが始まる」の持ち主である彼女は、常に「魅力的」以上の男性ハンターと男性ハンターが恋愛関係にならないかな……と考えていますし、男が二人揃えばそうなるだろうと本気で思っていますし、ハンターであろうがなかろうが「魅力的」以上の若い男性が「そういう関係」になることを常に望んでおり、実際に行動に移してしまいます……。 彼女が「精神操作系」の呪文を覚えていないのは不幸中の幸いと言えるでしょうが……しかし『霊薬』を使ってでもハンターや――あるいは部下のハンターと魅力的な男性がくっつくよう画策を始めるのが彼女の最悪なところです。そして本当に彼女の標的になった男性同士が本当に恋愛関係になってしまうことがしばしばあるのです! ある意味ヴァンパイアよりもタチの悪い存在ですが――そうやってめちゃくちゃになった人間関係に、ヴァンパイアが干渉してくることは大いにあり得るでしょう。 ★戦闘に参加させる場合 彼女が戦闘に参加する場合、自分の手番が来たら(各種技能で+10もの修正があるので彼女より先に行動できるキャラクターはまずいないでしょう……)瞬間で《透明》を発動し、いち早く敵に接近した後、背後に回り、その後【不可視】を使用します。 その後は《光の剣》を同じく瞬間で発動して大型ナイフを作成し、【バックスタブ】で攻撃力の上昇したナイフで、相手の喉や重要器官を狙います。ダメージを1点でも与えたら(防護点はまず0になるでしょうが……)【聖なる毒杯】による毒のダメージを狙います。《透明》やレベル30(【軽歩】によるボーナスを加えると【不可視】の判定値はなんと36です!)の【不可視】をフル活用し、防護点は半減されるうえ、さらに6点分防護点を無視します。万が一攻撃の標的になっても【喪われた聖句】でカウンターを行います。このため大体彼女の一方的な戦いになるでしょう。彼女が粘り続ければ、大体の敵はその内死にます。このため安易に彼女を戦闘に参加させるべきではありません。 また「隠れながら戦う」という彼女の特性上、味方を守ることはできません。いくら彼女自身が強くても、PCたちが先に全滅してしまうことは大いにあり得ます。彼女は「義務感/部下」の持ち主なので、PCが窮地に陥ると「隠れながら戦う」という自身の強みを棄てて、PCを庇おうとするかも知れません。そして彼女は【第七感】や【第八感】を習得しておらず、滅法撃たれ弱いということも忘れてはいけません! 彼女のような戦士は、往々にして一人で戦った方が強いものなのです。 また彼女は「残忍」であるため、特に「平和愛好」や「義務感」の持ち主は彼女を戦闘に参加させるつもりなら十分注意する必要があります。 ★「西園寺まりあ」に接触を取る GMが許可すれば「西園寺まりあ」に協力を求めることが可能です。 条件:〈地域知識/秋葉原〉Lv12〈社交〉レベル12 ※男性PCが二人以上いてかつどちらか一方が「容貌/魅力的」以上か「美声」の持ち主あれば、無条件で接触できる。 ただし、彼女の聞くに堪えない妄想を3時間ほど聞かされる。(1D点疲労し、その日の睡眠では必ず「悪夢」を見る) 条件を満たさない状態で「西園寺まりあ」に援助を求める場合は、「全員」の獲得経験点が1点下がります。 受けられる主な支援の内容は以下の通りです。 ・潜入捜査の手引き。 ・「容貌/魅力的」か「美声」の男性についての情報提供。 ・「容貌/魅力的」か「美声」の男性の監視および妨害。 ・男性と男性を恋愛関係にハッテンさせる ・トラブルのもみ消し。
https://w.atwiki.jp/sasurauyoudesu/pages/69.html
ラプラス森 『マヤノコノキ』・・・毒キノコ、MP回復する代わりに毒状態になる 『アイスベリー』・・・常に冷たいベリー、寒冷地の木の上になる 『火打石』・・・かち合わせると火が起きる石、地雷の材料となる 『流水石』・・・水属性の魔力が少量ずつ発生する 召喚士が精霊の維持に使用する 『ニスルコケ』・・・『デロドロンドリンク』の材料で人を小ばかにしたような紋様を描くコケ、煎じて飲むと滋養効果がある 『アドネードミント』・・・爽やかな香りのする白い香草 『気付け薬』の材料 『永遠氷』・・氷属性の魔力が詰まっている、投げると小さな氷の爆発がおきる 『ジップオンシジウム』・・・花言葉は『可憐』。 ラプラス森奥地 『ジップテナガエビ』・・・ジップ山脈周辺の水源にのみ生息するエビ 『キレアジ』・・・刃物のようなヒレをもつ魚。食料になる。 『クリームチーズ松茸』・・・上質なチーズの味がするキノコ。寒冷地の木下で稀にはえる。 『薬草』・・・HPを20%回復 『ニスルコケ』・・・『デロドロンドリンク』の材料で人を小ばかにしたような紋様を描くコケ、煎じて飲むと滋養効果がある 『アドネードミント』・・・爽やかな香りのする白い香草 『気付け薬』の材料 『永遠氷』・・氷属性の魔力が詰まっている、投げると小さな氷の爆発がおきる 『火打石』・・・かち合わせると火が起きる石、地雷の材料となる ヒコマロ鉱山 『鉄鉱石』・・・鉄の鉱石 汎用性に富んだ金属を、精製することができる 『火薬岩』・・・高熱を秘めた黒い岩 『鋳造』で『火薬』を生成できる 『火打石』・・・かち合わせると火が起きる石、地雷の材料となる 『アーメタル』・・・良質な鎧の素材となる鉱石 『魔晶石』・・・高純度の魔力結晶。巨大かつ不安定なものは爆発を起こす場合もある 『エネルゴン』・・・魔力の結晶体の一種。握り締めた者のHPとMPを25%回復するが、1~3回使用すると壊れる 『ヒヒイロカネ』・・・火属性の魔力が少量ずつ発生する 精霊との契約に使用できる。 『飛行石』・・・風属性の魔力が少量ずつ発生する 精霊との契約に使用できる 岩礁の海岸洞窟 『海楼石』・・・海の近くで取れる鉱石 武器などの加工に使う 『火打石』・・・かち合わせると火が起きる石、地雷の材料となる ビップ樹海南部 『マヤノコノキ』・・・毒キノコ、MP回復する代わりに毒状態になる 『ニスルコケ』・・・『デロドロンドリンク』の材料で人を小ばかにしたような紋様を描くコケ、煎じて飲むと滋養効果がある 『キレアジ』・・・刃物のようなヒレをもつ魚。食料になる。 『薬草』・・・HPを20%回復 『蜂蜜』・・・そのまま食料としても使えるし、調合の材料にもなる。『ホットドリンク』、『クーラードリンク』の材料。 『ジャパニウム』・・・合金Zの材料になる鉱石。断層地帯で発掘できる。 『鉄鉱石』・・・鉄の鉱石 汎用性に富んだ金属を、精製することができる 『火薬岩』・・・高熱を秘めた黒い岩 『鋳造』で『火薬』を生成できる 『火打石』・・・かち合わせると火が起きる石、地雷の材料となる 『ヒカリタケ』・・・薄暗い場所で光を発するキノコ。『スタングレネード』の鋳造の材料。 デレツンドラ 『アイスベリー』・・・常に冷たいベリー、寒冷地の木の上になる 『刹活香草』・・・こすると『ジョインジョイン』を音が鳴る薬草、絞り汁を使うと低確率で石化を直す。 『柔軟剤』等の材料 『リポビターメリック』・・・ファイト一発なウコン。食べると防御力・魔法防御力を上げるが、生の状態だとごく短時間のみ。採取には特殊な技術がいる 『アドネードミント』・・・爽やかな香りのする白い香草 『気付け薬』の材料 『永遠氷』・・氷属性の魔力が詰まっている、投げると小さな氷の爆発がおきる 『火薬岩』・・・高熱を秘めた黒い岩 『鋳造』で『火薬』を生成できる 『火打石』・・・かち合わせると火が起きる石、地雷の材料となる 水没林 『マヤノコノキ』・・・毒キノコ、MP回復する代わりに毒状態になる 『ニスルコケ』・・・『デロドロンドリンク』の材料で人を小ばかにしたような紋様を描くコケ、煎じて飲むと滋養効果がある 『トサノコノケタ』・・・毒タケノコ、MP回復する代わりに毒状態になる。『メイジの薬』の材料。 『刹活香草』・・・こすると『ジョインジョイン』を音が鳴る薬草、絞り汁を使うと低確率で石化を直す。 『柔軟剤』等の材料 『ヒカリタケ』・・・薄暗い場所で光を発するキノコ。『スタングレネード』の鋳造の材料。 『ストレイ・キャット』・・・猫のような形をした草 『鉄鉱石』・・・鉄の鉱石 汎用性に富んだ金属を、精製することができる 『火薬岩』・・・高熱を秘めた黒い岩 『鋳造』で『火薬』を生成できる 『火打石』・・・かち合わせると火が起きる石、地雷の材料となる 『シーブライト鉱石』…太古の水生生物の死骸が鉱物化したもの。武器、防具の素材になる。 『サクラダイト』・・・魔石の一種。透き通った桜色をした結晶。合成や魔法実験の素材になる。 『虹水晶』・・・七色に輝く美しい石。調合、有用なアイテムの合成には使えないが、プレゼントとして人気が高い。亜人、精霊の中には『虹水晶』を通貨代わりにしてる者もいるらしい。 『生仙豆』・・・貴重な豆。このままでは食べても何の効果も得られない。 『マンドラゴルァ』・・・メイジの薬の材料。強い解毒作用がある。 『キレアジ』・・・刃物のようなヒレをもつ魚。食料になる。 『ハリマグロ』・・・顎が針のように尖ったマグロ。 『デデーンデメキン』・・・爆薬に近い性質を持ったデメキン。緑色の光を放つ。
https://w.atwiki.jp/kaismasi/pages/51.html
「どちらにしてもよくかわしてくれましたミュリエル…。これで私も、久々に思いっきり戦える」 彼女の一言で場の空気は一瞬にして凍りつく 彼女の全力…久々という発言から予測できなかったものがさらに予測不可能になっていく 彼女はいつから本気ではなくなったのか…今は何部の力で戦っていたのか どちらにせよこの状況でそのような思考は御荷物でしかない 考えることはただ一つ… 私とミュリエルはこの未知の力を持つ『地獄の番犬』にどう立ち向かうかという現実だけだ 「勝つんだ」 この試合の勝敗、私は結局のところ勝てばいいのか負ければいいのか迷っていた この試合はエキシビジョンマッチ、つまるところ余興なのだ まぁ大観衆の中、テレビ中継までしてるんだから互いの誇りやらプライドをかけてといえば十分重要な試合でもあるんだろうが… 私の気持ちとしては……勝ちたい 自分が負けること、他者より劣ることを良しとする者なんていない それが『戦士』ならばなおさらである さらに私たち神姫はマスターを持つ仕える者だ 存在意義が例え家族や、妹やパートナー……恋人に変わったとしても根本にあるのは主人に対する忠義の心 それぞれ戦う者、共に生活する者、仕事のパートナーとなる者…道は違えど主人の喜ぶ顔が見たくない神姫なんていないと私は思う ご主人さまは私たちを家族だと言ってくれたが今この場にいる私は…『戦士』だ この人が喜ぶのであればこの人のために私は勝ちたい…その気持ちは一度だってぶれたことはない ランみたいな騎士なら忠義という言葉の似合うのだが如何せん私は犬型だ 思わず首輪をつけて尻尾を振っている自分が可笑しいというか情けないというか… いや……案外いいかもしれない いつもミコだけ…あの子ばかりご主人さまに甘えているんだから猫型に限らず犬型である私も… ……かっ…かなり魅力的なんだが私のイメージとかけ離れすぎていて無理があるな… 結局、ケルベロスなんて呼ばれているがご主人さまの前では私はただの忠犬なんだよ実際 はたまた相手がアルティさんとミュリエルということが事態をややこしくしている 私じゃなくてミコならば名勝負にもなっただろうが… 今の彼女なら私のほうが上にいる これはうぬぼれや過信でないことは彼女と実際に対峙して確かめた事だ 早い話「α」を使えばすぐに終わらせることも可能だろう 何故それをしないのか 「そんなのバトルでもなんでもねぇだろ?」 ご主人さまのその一言で「α」は自動的に私の奥の手、切り札となったんだ 色々と話はそれたがつまり私が言いたいのは… 「私は勝ちたい。しかし、それでご主人さまが喜ぶのであれば」 ということだ ミュリエルとの戦いの最中アルティさんの実力を大きく買っているご主人さまに私は正直なところ……嫉妬していた アルティさんはご主人さまの恋人だった人…それだけでも胸がもやもやとするのに この人は彼女たちが強くなっていることを喜んでいる 口には出さないが顔がいきいきしている 私はどうもそのことが気に入らなかった だから私は聞いたんだ 「この試合、私は勝てばいいんですか?それとも負けましょうか?」 と… そんな神姫らしくもない質問にため息交じりにもはっきりと「勝て」と命ぜられた 迷いなんてなくなった ただ今は…私を見てください…ご主人さま!! 「『α』に移ります…転送お願いします」 「了解~、転・送…っと」 サイドボードにあらかじめスタンバイしていた武装一式をノアに転送する 転送は攻防の真っ最中などには隙が多くなり不可能なんだが今のミュリエルは動こうものなら転送キャンセルをしたノアのラッシュを受ける位置関係にいるので下手に手出しもできない そんな中でノアへの武装転送が終わった 「転送終了、『α』問題なく受け取りました」 彼女の纏う『α』とは基本や見た目的には犬型武装 ただし、完全なる薄型軽量化と材質に凝った作りをしている職人芸な一品だ 『腕甲・万武』では《クロノスベル》も持てないのでそこいらも配慮した造りになっている 武装は今まで通りの《クロノスベル》に加え、お腰につけた双剣『干将・莫邪』と… 「お久しぶりでありますな大佐!!」 「けっ、やっとこさ出番かよ…あぁぁ!!?」 「ふっ、お久しぶりですね我が姫…」 「ホント、ノアったら全然呼んでくれないんだから…」 上より順にぷちマスィーンズ壱、参、肆、伍 それぞれ翠影(ひかげ)、黒曜(こくよう)、蒼騎(そうき)、白菊(しらぎく)という名前がある ちなみに弐号の赤丸はユーナにレンタル中だ ノアの背中で翠影が指令を出し、黒曜、蒼騎、白菊の三人がそれぞれのマスィーンで攻撃する ノア自身はほとんど遠距離の射撃はしない…もとい、する必要もないのだ こいつらを並のぷちマスィーンズと思ったらそれだけで大誤算 実力のほどは…まぁみてりゃわかるわな 「四人とも久しぶりね…今回も力を貸してくれる?」 「了解(ヤー)。 であります大佐!!」 「ちっ…しゃあねぇな…あんたの頼みとあちゃ断れねぇ…」 「無論です我が姫ノアール様。この身は常にあなたの刃」 「私とあなたの仲でしょ?もちろんよ、ノア」 「ありがとう、ではみんな…行きましょうか!」 「…転送…?」 「ああ、軽装型には変わりなさそうだが…ぷちマスィーンズときたか」 「アル…どうする?」 「出方を窺いたいところだが…」 そんな余裕はこちらにはない 受けに回ったが最後、反撃のチャンスが来る保証などないんだ 「打って出るぞ」 「…うん…その方が…いい」 「よし、準備はいいか?」 「…アルヴォPDW9×2…マガジンセット…《アポカリプス》次弾装填…《ライトオリジン》…砲身冷却度98,8%…《レフトアイアン》…内装マガジン交換完了済み…いつでも…OK」 「そうか…では、行くぞ!!」 「明人選手、ノアール選手に武装を転送したみたいです!ただいま送られてきました資料を見たところによりますと、今までの『頭甲・咆皇』、『脚甲・狗駆』『exOPT_KT36D1 ドッグテイル』に加え軽量型の『胸甲・心守』と改良型の『腕甲・万武』という装備!武装は『緑色のケルベロス』の由来となった《クロノスベル》はそのままに夫婦剣《干将莫邪》と四体のぷちマスィーンズ!さて、この装備となって事態はどう動くのでしょうか綾川さん!?」 「はい、今までのノアールさんは超軽量化による高速移動とそれによる絶対回避のスタイルでしたが…完全に防御を固めたわけでもないですし武装も増えています…接近戦のスタイルを変えてくるとは思えませんが…ぷちマスィーンズが気になりますね…」 「そうですか、ありがとうございました!」 「くっ、ノアール殿め…以前手前との戦いでは本気でないことは判ってはいたが…あの小娘が相手とはどういうことだ…」 「あら、冥夜ヤキモチ?」 「ぐぅ…なにをいうか主、私はただ…」 「ただ?」 「……えぇい、もうよい。何にしても次に手合せする機会には本気を出してもらおうか」 「あらあら…ホントにノアールさんにお熱の様ね」 「…誤解されそうな言い回しはやめてもらおうか」 「ああっと!ミュリエル選手動きました!!」 「ノア、来るぞ」 「了解しました」 地面すれすれを高速移動で右回りに旋回しながらアルヴォの銃口をこちらに向けるミュリエル 先ほどのように鉛玉の斉射がノアを襲う しかしノアは動かない というか動かなくていいんだ 「出番ですぞ蒼騎少尉!!」 「了解ですよ。《イージス》PS装甲展開!!」 翠影の指示でノアの前に出てきた蒼騎が叫ぶと、蒼騎の前の空間にバリアのようなものが張られる 鉛玉は全弾その膜に阻まれることとなった 「…!!…それなら…」 ミュリエルは地面に右手をつき、身を低くしたまま向きをこちらに正対させた 「…《アポカリプス》…ファイア…」 背中の六連ポッドから二機のミサイルが射出された 「…青いのは…釘づけ…」 アルヴォの射撃は止まないので蒼騎は動けない 「なんの!!黒曜少尉!!」 「おぅよ!!うらららららぁぁぁ!!」 二機のガトリング砲をぶっ放しながらミサイルに向かって突貫する黒曜 「ほれ!ひとーつ!!ふったあつっ!!」 見事に二機の撃墜に成功……したかに思われるが 爆炎の中からもう一基のミサイルが黒曜の真横を通り過ぎる その先にはノアが 「うげぇ!!しくった!時間差かよ!」 ノアに接近するミサイル しかしノアは動こうとしない 「ヒメさんあぶねぇ!!」 黒曜が叫ぶと同時にミサイルは爆発 煙の中のノアは……無傷だった 「やっぱり私がいないと駄目ね…黒曜?」 「流石であります白菊中尉!」 「がっ…て、てめぇ…しぃらぁぎぃくぅ」 「いつも詰めが甘いんだから…赤丸にも言われてたでしょ?」 「うるせぇ!!俺に説教じみたことすんじゃねぇ!!」 「二人とも、戦闘中でありますぞ!!」 「そうですよ、姫の前です…少しは静かに…」 お前ら全員うるせえっての… 「あんなのに…防がれた…」 「くっ…一気に行くぞミュリエル、全砲門一斉射撃。突貫する!!」 「…了解…出し惜しみなしの…パワー勝負!!」 サバーカの脚力を十分に使い地面を蹴るミュリエル加速により真正面から突撃するようだ… 蒼騎、蒼騎、白菊の三人がアルヴォ、《アポカリプス》《レフトアイアン》の攻撃をそれぞれ防ぐ間にも《ライトオリジン》の銃身からバチバチと放電現象が起こる 「狙いは…フルパワーの零距離発射の様だ。…いけるか?」 「はい。この子たちがいるから攻撃に全力を注げます……」 そう言いながら両目を閉じて《クロノスベル》を握りなおす そしてそのまま腰元へ 刹那の勝負に抜刀術ってか… 10………9………8………7……… 「ノアが構えた!しかし…退くことはない!」 「…もちの…ろん…」 6………5………4………3……… 「大佐殿が打って出ます!三人とも退避を!」 「おぅよ!」 「了解」 「わかったわ!」 2………1………… 「奥義…狗咆斬!!」 「………展開!!」 0 ミュリエルの周囲にプラズマ現象を引き起こすほどのエネルギーとノアの半月を描く斬撃が衝突し拮抗した力は行き場をなくし… 爆破 煙が晴れ…立っていたのは… ノア……とミュリエルの二人ともであった 「…驚きました。まだ立っているなんて…」 「ん……がんば…った…」 「ミュリエル…あなたは強い…断言しましょう…あなたならいずれ私や冥夜さんにも劣らない神姫となるでしょう」 「………ん」 「しかし今は」 そう言いながら愛用の大鎌を持ち上げその刃の切っ先をミュリエルの首元へと運ぶノア 「私の勝ちです」 「………ん……降参…」 両手をあげてアルヴォを放すミュリエル 二丁のアルヴォが地面に落ちると同時に大喝采が巻き起こった 『第五回鳳凰カップ最終試合、エキストラバトルの勝者は………『緑色のケルベロス』ノアール選手です!!』 追記 こうして鳳凰杯は幕を閉じたわけなんだが…いかんせん俺としてはものすっごく疲れた 結果的に優勝はミュリエルで変わりないのであるが…その他決勝リーグにまで勝ち進んだ神姫たちもそれぞれ各メディアに取り上げられ注目されていた中、最後のノアとの激戦が話題となったのか一躍ランカーとして名を売るという結果になった その鳳凰杯と言えば会場入場者数、テレビの視聴率ともに過去最高を記録し、スポンサーである各社共々鳳条院グループ挙げての一大イベントは大成功と言えるものになった 裏で起こっていた事態もなんとかなったらしい 結果的にミラたちだけで事を成し遂げてしまったというんだから驚きだ 「アタシとアネキも協力したんだからな!!」 「そ~だぞ~!えっへん!」 あ~はいはい、偉い偉い… 身内が世話になったし結果として俺自身も助けられたことになるんだ でかいカリができちまったし、また礼もいっておかねぇとな… そのミラはというともろもろの事情で日本に一年近く滞在するらしい なんでも大学の特別非常勤講師として招かれているらしい ……なんでなんだ? 烈風のことも聞いた フェレンツェ博士やエリーの天才親子と超一流ハッカーの-ゴレ-こと千沙都もいることだし… 生意気な奴ではあるが…どうにかしてやりたいな そんでもって俺が今どこにいるのかというと… 「若様?…何をぼんやりしているんですか?」 「ああ、いや…べつに…」 「しかし若、このたびは誠にお疲れ様でした」 「いや、桜さんこそお疲れ様でした。大変だったでしょ?全体警備責任者やらアレの御守りやらで…」 「いえ、警備責任者は大変ではありましたが有能な捜査官の補助ができて大変良い経験をさせて頂きましたし…今回社長はお一人で頑張ってらっしゃいましたよ?」 「ほんとですか?いつもみたいに『さくらぁ…ヘルプミーーーー!!』とか言ってたんじゃないですか?」 「そ、そんなこと言ってないもん!!」 いままで乗っていたエレベーターのドアが目的地について開いたと同時に御袋の不満そうな声が聞こえてきた 四十階の社長室、御袋のオフィスである 「ふくれっ面しながら言っても説得力ねぇぞ?」 「う、うぇぇ……はづちゃん~明人がいじめるの~~」 「ああ、よしよし。兄さん、お母さんをいじめちゃだめですよ?」 「へぇへぇ…」 どっちが親なんだか… 「明人様…お待ちしていました」 「香憐ねぇ、用事ってなんだ?」 そうなのだ、ここ2、3日前から香憐ねぇは桜さんの手伝いとかで本家に帰っていたのだ そんでもって呼び出された俺、ノア、ミコ、ユーナと昴とランはこうしてここまでやってきたわけだが………… この場にはなぜか千沙都と冥夜もいる 「後はアルティさんたちとミラさんたちですね」 「なぁ、何を始めるだ?」 「ふっふっふっ……お答えしましょうかユーナちゃん」 「お、おうよお袋さん…」 「実はね、ここ三日間で編集に編集を重ねて作り上げた……『第五回鳳凰カップ、激闘96時間!裏表、全部見せますアルカナの恐怖!!』っていう社内用の極秘ビデオファイルの上映会なのよ~!!」 ……オイオイオイオイ! いろいろ突っ込むところ多いけど…とりあえず今は…休ませてくれよな… 「お疲れ様です、ご主人さま」 鳳凰杯編 END メインページへ このページの訪問者 -
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1944.html
試合開始より00:27 現在脱落者015名 バトルロイヤル開始よりおよそ三十分 現在、ミコとユーナの指揮をとっている俺である 「ねー、ご主人さまー。ノアねぇ大丈夫なのかなぁ…」 人差し指同士をツンツンとつき合わせながら上目づかいのミコが俺にそう問うてきた 「なぁアニキ…いくらアタシ達の指揮に回ったからって姉さんとの通信を一切断ち切っちまってよかったのか?」 ユーナもさっきからそわそわとしている なんだかんだで二人ともお姉ちゃん子だからな…心配なんだろう 「ああ、お前らの指揮に回るんならこの方がいい」 「なんでさ?」 「お前らのほうに気を配りながら出す俺のアドバイスなんてな、アイツにとっちゃ必要ないのさ。それどころか下手すると集中の邪魔になりかねんし」 それ位のレベルなんだよアイツは… 「はぁ…やっぱりノアねぇってば、ご主人さまの信頼度抜群だよね~。正直、羨ましいなぁ……」 ミコが溜息ながらにそんなことを口にする 「あれだよな、離れていても心は通じ合ってるってやつ?」 ユーナも半ば呆れ気味といった感じで…って何を好き勝手言ってくれていやがりますかこのお嬢さん方は! 「何言ってやがる、俺はただ客観的事実をだなぁ…」 「へー客観的事実ですってさ」 「どうだかねー」 こ、こいつら… 「あのなぁお前ら…それに今は翡影達がついてんだ、頼もしい限りってもんだよ。な、赤丸?」 ユーナのリアウイングユニットにサポートとして付いているプチマシーン弐号の赤丸 ホントは彼もノアの頼もしい護衛役の一人だが今はユーナの相棒役である 「は!主にそのように仰って頂き誠に光栄極まれり候…彼の若輩どももそのお言葉を聞けばさぞや喜びましょうぞ…」 うん、相変わらず渋いっすね赤丸さん… 「さてと…ほんじゃまぁ、ほかのメンツと合流急ぎますかーねってなもんだ」 第一目標はレイアとの合流 レイアがやられちまったら本末転倒だからな その次に見方陣との合流 個人プレーよりもこちらも数を組んでいくほうが有利であることは間違いない この二つの条件をクリアできれば後はまぁ…何とかなるだろうさ… 「ん?……お!?おおおおおおおおっ!?あ、アニキ、アニキアニキ!!」 「ど、どうしたユーナ、いきなり慌てだして…」 「そ、それが…脱落者カウントがものすごい勢いで増えてくんだけど…」 んーどれどれ…あー確かにユーナの言う通り 30…35…37…とカウント数がいきなり上がってきた なるほど、あいつ等が動き出したってことか… 試合開始より00:45 現在脱落者043名 「ふぅ…流れは止まったか…」 横一文字に振り抜いた後、愛刀の≪菊一文字則宗≫を鞘におさめる ひ、ふ、み………六人か。調子を確かめるにはちょうど良いくらいの数だったな 「御苦労様、調子は良さそうね冥夜」 主の言葉通り今日の私は好調子のようだ 「ああ、なかなかのものだ」 「ふふっ、最近お熱のノアールさんと同じ戦場にいるせいかしらねぇ?」 またそんなことをいう… 「やめてくれ主、手前と主を一緒にしないでもらおうか」 「あらあら、冷たいのね………右から来るわよ?」 主の声に私はただ抜刀するのみ そちらを向かずともそれだけで相手の攻撃を防ぐことなど今更ながらにたやすい事となっている 「っく…こっ、こいつ…」 相手は標準装備のジルダリアであった 私に攻撃を受け止められたためいったん間合いを取ろうと後方に跳躍する 私から離れて手に持ったモルートブレイドの柄を握りなおすジルダリア 「なんだって…こいつは…」 「ま、マスター、如何なさいま…!?」 「手前の前でのんびり御喋りとは…なめられたものだな」 「なっ!!?」 リアウイングのバーストで間合いを一瞬で詰める 私の前では多少の間合いなど無意味なんだ まぁしかし、それはこうもやすやすと間合いに入れてくれるようなレベルの神姫に限るんだがな 「未熟さを噛締め落ちるがいい…これは手前から、せめてもの手向けだ」 「あ、あぅ…」 少しにらみを利かせると固まってしまったジルダリアの真ん前で≪菊一文字則宗≫を下段に構え袈裟掛けとともに彼女の脇を一足飛びで抜ける 「狼桜牙・弐式…」 私はもう一度≪菊一文字則宗≫を横一文字に振り抜いた後、鞘におさめた その唾鳴りとともにジルダリアはパタリとその場に倒れこんだ 「く…黒き…狼…?」 唖然とするような彼女の主の声 「『緑色のケルベロス』と並ぶ…接近戦のスペシャリストと名高い…あの…」 「むっ……」 ノア―ル殿と並ぶって…光栄なような、少し悔しいような複雑な気分だな… 試合開始より00:56 現在脱落者044名 「はぁああっっ!!」 ランの気合と共に打ち出される一撃に相手のエスパディアは崩れ落ちた 標準装備とはいえどそのものの装甲の壁が厚く、接近戦向きの神姫であるがゆえになかなか苦戦を強いられた しかしながら先日ノアちゃんより譲り受けた龍刀【紅蓮】の威力は様久である まだまだ扱いきれてはいないであろうランであっても性能の高さに救われている面が見受けられる 「どうだ、ラン。やっぱりまだ…完全には扱えきれないか?」 少し心配になりランの様子をうかがってみた こいつの場合、扱えきれなかったら『不甲斐無いです!!申し訳ありません!!』とか言い出しそうだしなぁ… と、思ったが俺の思いは杞憂であった 振り向いたランの顔はイキイキとしていて透き通るような蒼い瞳は子供のように輝いている 「昴さん!!!」 「はいぃぃ!!?」 ランらしからぬ少し興奮気味の大きめな声に俺は少し驚いて返事をしてしまった 「これ!これ凄いですよ!!」 ブンブンと【紅蓮】を上下に振りまわすラン 「扱いきるなんてとんでもない…まだまだ不慣れで、それこそこの刀の10%も引き出せているかどうか…しかし!!それほどまでにこの刀は底が見えないんです!!なんて私の胸を躍らせ、ときめかせてくれるのでしょうか…」 【紅蓮】を掲げながらウットリとした眼でその刀身を見つめている… 「そ…そうか、かなり気に入ったようだな…よかったよ」 「はいぃ…これは…まるで恋に落ちてしまったような気分です」 うちの神姫は刀に恋してしまったようだ どうしたものか かなりインパクトのあるカミングアウトだなこれは… 試合開始より01:17 現在脱落者048名 「どう?孫市、レイアさんは発見できた?」 「いや、今のところはそれらしき姿やシグナルは感知できていませんな…」 私は孫市に指示を出しビルが密集した市街地エリアでビルの最上階に近い所に陣を構えさせていた 孫市にとって多数との近接戦闘はあまり得策ではない 紅緒にしては珍しく射撃…スナイピングを好む彼女にとっては移動しながらレイアさんや仲間と合流するよりかは一か所にとどまり彼らを発見したほうが生存率的にも良いのではないかと私は判断した 「はぁ…毎度ながらに持久戦でござるな…」 「仕方ないじゃない。あなたの特性から考えるとこれが一番無難な策よ」 孫市は怨徹骨髄が銃口の先についてい銃剣式になっている愛用の気炎万丈を肩に立てかけた 「“すないぱぁ”の宿命でござろうなぁ…分かってはいますが、ランスロットがこの戦場を駆けているときに手前は…と考えると…」 ワザとらしく爺くさい顔でため息をつく孫市 せっかくの可愛らしい顔なのにやめてもらいたい 「むぅ…姫様ぁ…たいくつでござるぅ…」 だからって急に可愛く本音を言われてもねぇ… しかしどうやら彼女の我儘には答えてあげられそうだ 「孫市、よかったわね。御客様みたいよ?」 「むっ!!」 こちらに向かってくる敵影が2つ 飛行してくるがあれはユーナさんでも冥夜さんでもないようだ となると今井さんの鷹千代さんの線も考えたがどうやらそれも違うようだ 「孫市、撃ち落とせる?」 「まぁやってみましょうぞ。元よりこの場で陣を構える前から飛行タイプとの戦闘は覚悟の上でありましたからな」 「しかし…あれは……ふっ」 孫市の口元が少し悪そうに歪む 「どうしたの?」 「どうやら新型のようで…悪魔型…軽装型でありましたか?“う゛ぁろーな”という“たいぷ”でござろう」 タイプ ヴァローナ レイアさんやミュリエルさんのタイプ ストラーフの姉妹機として開発された新型… 「まだ私たちの経験したことのないタイプってわけね」 「これはこれは…姫君殿…確かに退屈しなくても済みそうですぞ!!」 孫市の放つ気炎万丈の銃声が辺りに鳴り響いた… 試合開始より01:32 現在脱落者052名 「アポカリプス…メルトナパーム…ファイア」 ミュリエルの号令とともに彼女の背中の六連式ミサイルポッドのハッチが開く そこから飛び出した三基のミサイル弾は現在交戦中である3人の神姫、それぞれの頭上に向かっっている 「な…なんでしょうかあれは…」 「ロックオンもせずに打ち出したが…」 「あてすっぽに打ちやがって!!」 それぞれイーアネイラ、ヴァッフェドルフィン、ランサメントがミュリエルのミサイルの行き先を見ながら口にする そんなのんきなことを言いながら傍観しているだけとは… やはりこの三人のマスターは初心者のようだ 例の神姫サークルメンバーの神姫とは違うタイプであったのでそうではないかとは思ってはいたのだが… それにしても…鳳凰杯の後に初心者相手というのはいささか調子が狂う 揃いもそろって、強豪だらけだった戦いの後、彼女がどれだけ強くなったか様子を見てみたかったのだが…これでは何の参考にもならないじゃないか 「メルトナパーム…まさか!イアズ!離れろ!そのミサイル弾は…」 「え、ええ?」 彼女らのマスターの一人がミュリエルの放ったアポカリプスの弾頭の特性に感づいたのであろう指示を出し説明しようとする 突然の指令に慌てふためいていたのはランサメント、気づいたのは彼女のマスターか 「しかし、既に遅い!ミュリエル!」 「…うん……いくよ…」 『…爆ぜろ…』 ミュリエルの発した一言と共にそれぞれの頭上でミサイル弾頭が弾けた 「なんだ?」 「爆発…した?」 「ん?…なんだ?…水が降って…雨か?」 爆発直後、彼女らには真上から雨のように液体が降り注ぐ 「雨なんか降らして…って…え?装備が…」 雨の中でカロッテMP6をミュリエルに向かって構えたヴァッフェドルフィンの銃から煙が出ている 「え?きゃあ!私のトリアイナが…」 イーアネイラのトライデントスピアからも煙が発生し、みるみるうちにその形は変形していく 「なっ…!武装が…溶けているだと?」 「武装だけではない、アーマー装備もか?」 そうこうしている間にイーアネイラとヴァッフェドルフィンの二体は素体のみとなってしまった ミュリエルのアポカリプスより放たれたのは「メルトナパームミサイル」 神姫が装備している武装、装甲を溶かす特殊弾頭だ 神姫そのものを溶かすようには設定されてはいない 私はそこまで悪趣味ではないのだ そうこうしてる間に、ミュリエルは素体のみとなった二人を倒していた いままで3人掛かりでミュリエルを倒せなかったレベルの神姫、装備なくしては手も足も出すことはかなわなかった 「くっ…イアズ…無事か?」 「なんとか…ね」 唯一残ったランサメントはすべてとは言わないまでも武装の半分が消失していた マスターのとっさの判断に救われたのであろう しかし…残る一人で何ができるか じりじりとミュリエルに追いつめられるイアズと呼ばれたランサメント 「ち…くそぅ…」 焦りの顔に勝機が見いだせないのか一言そう漏らす 「逃げるのは終わり…これで…」 そういうとミュリエルはレフトアイアンをランサメントの目前に構える ランサメントは身構え、両目をギュッと閉じた その時 「なんか、そういうのって横入りしたくなっちゃうのよね…ガウェイン?」 「こなみも同じか…私もですよ…」 そんな台詞と共に二本のコルヌがミュリエルとランサメントの間に突き刺さった 「!!」 飛んできた方向に向けてすぐさま二丁のアルヴォWDW9を構えトリガーを引くミュリエル その弾丸を交わすようにその場から飛び立った影はミュリエルの真後ろに移動した …って、ミュリエルがこんなにもたやすく真後ろをとられただと!? 「せい!」 「!!」 その後ろから繰り出された斬激をミュリエルはその身を反転させながらサブアームの右腕で防いだ 「ほう、私のガラティーンの一撃を防ぎますか…」 防いだ後、弾く様なバックステップで間合いを取ったミュリエルに緑の長髪の騎士はそう告げた 「貴様…何者だ!」 「そう声を張り上げなくとも自己紹介くらいするわよ、フォレストさん?」 この騎士のマスター、私の名を!? 「龍ノ宮大学2回生、武装神姫サークル所属、序列6位、雪野 こなみ。それとその神姫、タイプサイフォスの」 「ガウェインと申します。バトルの準備はよろしくて?」 二回生…となると葉月の同級生か ついに出てきたか神姫サークル… ガウェインとは…たしかアーサー王伝説に登場する円卓の騎士団の一人、ガウェイン卿のことか ランスロット卿と並び騎士団の双角をなした実力者のはずだ… 「願わくば、こいつの相手は昴とランスロットに渡してやりたいな、ミュリエルよ」 「ん…まぁ…どっちでも…」 「さぁ、行きますよフォレスト先輩?鳳凰杯での優勝者、『緑色のケルベロス』と戦ったミュリエルちゃんの実力見せてもらいます!」 雪野の言葉と共にガウェインが手にしている剣を構え直し、突撃してきた 「仕方ない、応戦するぞ、ミュリエル!」 「がってん……しょうち…」 試合開始より01:46 現在脱落者057名 「れ…レイア大丈夫?」 「は…はい。ですが初めての連戦ですので、いささか疲れました…」 さっきから休憩なしに3体の神気と戦闘をこなしたレイアは森林エリアの中で木の陰に隠れて体制を整えていた。 「す、凄い凄い!やるじゃないレイアちゃん!!ね、桜もそう思うでしょ?」 「社長の仰るとおりですね。鳳凰杯からの短期間でここまで新武器の扱いに順応されるとは…申し訳ありません、私はお嬢様とレイアさんを少々侮っていたやも知れませんね。」 私の肩をガクガク揺さぶりながらキャイキャイ騒ぐお母さんと冷静に賛辞の言葉をくれる桜さん 「やっぱりはづちゃんも明之さんの娘よねぇ。明人も明之さんに似てきた…というかそっくりだけど、はづちゃんも凛々しくなってきたわぁ」 え?私が…お父さんに? 明之というのは兄さんと私のお父さん鳳条院 明之 お父さんについては私がまだ幼いころに仕事で家を出ているという風に聞いたことがあるだけで、それ以外のことは何も知らない。 子供ながらお父さんの話はしてはいけない様な空気を感じていた私はその存在を気にしながらも胸の中にしまいこんでおくことにしていた。 「確かに若様も葉月お嬢様も大変凛々しく立派になられましたが…彼奴に似てきたとなると同意しかねます」 と普段あまり表情を変えない桜さんはお母さんの言葉に不機嫌そうに意見した 「ましてや若様が彼奴にそっくりなどと…比べるまでもないほどに若様の方が彼奴めよりも素敵な殿方ですよ社長」 「さ、桜ぁ…目が怖いわようぅ」 「社長がそのようなことを仰るからですよ」 「なーに言ってるのよ。桜だって昔は明之さんの事好きだったじゃない」 「なっ!こら伊織!!何をあり得ないことを!!」 「いいじゃない仕方ないわよぅ。明之さんですものぉ」 これまた珍しく取り乱している桜さんと遠慮なしに惚気だすおかあさん どうでもいいけど…それ今しないといけない話なの? 内容が気になるだけにすっごく気が散るんですけど!! 「ど…どうしたんですか、御主人様?」 「…ごめん、なんでもない。大丈夫だからねレイア」 ため息をついた私に気を使ってくれたレイア いまもレイアが…みんなが頑張っているんだ。 私も今はバトルに集中しなきゃ…って!モニターに反応!?敵のシグナルが4つも?? うそ?この動きって…フォーメーション組んで動いている? 「レイア?シグナル確認!3時の方向に敵4体!真直ぐこっちに向かってる!!」 私の声ですぐさま立ち上がるレイア 「4体…最悪全て同時に戦闘ですか?」 「そう…なっちゃうわね。このままなら」 この距離では向こうにもこっちをシグナル確認されているだろう 逃げようにも逃げた先に新手が現れて挟み撃ちになってしまうかもしれない そうなれば万事休す ここは… 「御主人様、迎撃用意に入ります」 連続した戦闘で万全の状況じゃないレイア 状況的に逃げても迎え撃っても分が悪いんだけど… 今より状況が悪くなるよりは! 「そうね、がんばろっかレイア!!」 「はい!『マステマ』起動!!」 レイアがマステマを起動させた瞬間、周辺にミサイルが着弾する 直撃はなかったがフィールドの大きな揺れに行動を制限されるレイア 「くっ…大丈夫?レイア」 「はい!ダメージありません!しかし…」 「ええ、牽制の割に大層な御挨拶よね!」 そう言っている間に爆撃は止んだ 木の陰から敵を確認するレイア その先にいたのは 「おやおや、こうも早く見つけられるとは。いたよ誠吾?」 「ハッハー!でかしたエメラ!!お手柄だな」 不味い!よりにもよって神姫サークルの双角の一人、生田先輩とエメラちゃんに会うなんて… しかも周りには三体のフォートブラッグタイプが彼女を守るようにこちらにFB256 1.2mm滑腔砲を向けている 「おっと、動くなよお姫さん。FB256 1.2mm滑腔砲の射程を舐めてもらっちゃ困る。大人しくその場にいてくれねェと…可愛いレイアちゃんが吹き飛んじまうぜ?」 そう言った生田先輩の合図を受けて三体のフォートブラッグタイプは統率のとれた動きで間合いを長く取りながらレイアを包囲していく 「あらら…しかし悪役のセリフがこうも似合うもんかな誠吾w」 「なにいってんだ、ちゃんと警告してんだぞ。優しすぎっだろ俺」 絶体絶命の状況を作り出した事からか余裕の態度の二人 だけどこのフォートブラッグタイプ…神姫サークルの人たちの神姫じゃないような… 「生田先輩!」 「あん?なんだいお姫さん」 「この子たちのマスターって…神姫サークルの方々じゃないですよね」 「御明答!そいつらは俺が雇ったヘルパーさんだ。そこいらでスカウトしてきたシロート連中だよ」 生田先輩は呆気からんと言い放った 「おっと、汚いなんて言うつもりか?ところがギッチョン、先にそんなことやりだしたにはお姫さんの方じゃねえかよ。腕利きのおにいちゃまに『たすけてー』って言いに行ったんだろ?」 言い方は品がないけど…生田先輩の主張は確かなものだ 手を組むのはルール違反じゃない そこに何かしらの取引があったとしても 「同じことしててもまだこっちは素人味方につけてんだ。だから俺は優しすぎっだろていったろ?ファーストランカー連れ込んだ姫さんにとやかく言われる筋合いはないんだぜ?」 「くっ…そんな屁理屈…卑怯者め」 「お?卑怯で結構。褒め言葉だなレイアちゃんwお礼に今から…ショータイムに御案内だ!」 合図とともにFB256 1.2mm滑腔砲の銃口がレイアに狙いを定める 「くっこうなれば一か八か…」 「待って下さい葉月お嬢様、シグナルに反応があります」 「え?」 玉砕覚悟で抵抗を決意しようとした時、桜さんの一言でモニターの隅に目をやると… た、確かに急速にこっちに向かってくる神姫が一体 このシグナル反応って…ま、まさか 「誠吾」 「あんだよエメラ?邪魔すんなよ、これから締めって時に」 「お客さん、来たみたいだよ?ショータイムの」 「はぁ?」 近づいてくる一体の神姫 姿が確認される前に林の中から何かが飛んできた その事実を認識する暇もなくレイアを取り囲んでいたフォートブラッグタイプの一体が飛んできたものの直撃を受けてその身を崩す 「あ、あれって…」 呟いたレイアの目に映っているのは倒れたフォートブラッグタイプにの腹部に突き刺さっている夫婦剣≪干将≫ 「≪干将≫…ということは」 「遅くなってごめんなさい、レイア」 颯爽と現れたのはノアちゃんだ 「ノア姉さま!」 安心したのか思わず涙目になるレイア 「もう少しの辛抱よ…すぐに終わらせるわ」 レイアに優しく微笑みながらこちらに向かって歩いてくるノアちゃん かっ、格好良すぎるわ… 「始めましてだね『緑色のケルベロス』。だけど余裕かましすぎなんじゃない?」 とエメラちゃん 同じハウリンタイプでも二人の性格は全く異なっているわね 「まだレイアを包囲している状況現在進行形なんだってわすれてない?」 馬鹿にしたように小さく笑いながら言うエメラちゃんだけどフォートブラッグタイプは後二体残っていて今もまだレイアにその銃口を向けている 「貴方…?」 「へっ、同じハウリンタイプ同士挨拶しといてあげるけどね。僕はエメラ。龍ノ宮大学3回生、武装神姫サークル所属、トップ2の生田 誠吾の神姫さ」 「そう、貴方が…」 自己紹介を受けたノアちゃんは只一言だけ 「…小さいわね」 と呆れたように呟いた 「なっ!…はぁ!!?」 エメラちゃんは他の神気と変わらないサイズ しかし本人は何か思い当たる節があるのか怒っているみたいね 「ぼ、僕のせいじゃないぞ!こ、これは誠吾の趣味!!」 「エメラ!何人のせいにしてんだ!俺はンナとこいじった覚えねぇよ!お前は最初からペッタンk…」 「誠吾!!誰が洗濯板かクラァ!!」 あー エメラちゃんは他の神姫より少し胸のサイズが小さめのようね… 「胸の話ではありませんよ…あなたが小さいのは…」 とノアちゃんが話しきる前に二体のフォートブラッグタイプは両手を上げた その二体の頭の後ろからそれぞれ 「チェックメイト。隙だらけだったわよ?」 「はっ、つまんねえ仕事だ。呆気なさすぎるぜ」 ノアちゃんのぷちマスィーンズの白菊ちゃんと黒曜君が現れた 「小さいのは、視野とスケールです」 「んだとぉ…はん!まだ…僕がいるじゃないか!!」 と何かをレイアに向かって投げつけるエメラちゃん あれは…手榴弾!? 「まだ私がいるのですよ」 と声がしたかと思ったらエメラちゃんとレイアのちょうど間付近で手榴弾が爆発する 煙の中から現れたのは白菊ちゃんと黒曜君と同じノアちゃんのぷちマスィーンズの蒼騎君 「ありがとう蒼騎。大丈夫?」 「お気使いありがとう御座います姫、私は《イージス》のPS装甲により傷一つなく健在です」 「そう、よかった。…エメラさん?自己紹介がまだでしたね。私は橘 明人の神姫、ノアール。この場で早々と決着…付けましょうか?」 「くそ、ちっこいのがうろちょろ邪魔しやがって…引けよエメラ。そう簡単にゲームは終わってくれねェみたいだからな」 「誠吾……ふん!…わかったよ。レイア!ケルベロス!続きはまた今度だ!」 言うだけ言って戦場を離脱していったエメラちゃん とりあえずこの戦闘はノアちゃんのおかげで何とか切り抜けられたわ 「ありがとうございます、ノア姉さま…」 「よく頑張ったわねレイア。ここからは私が一緒に行動するわ」 これ以上ない心強い援軍と合流できてひと安心なんだけれど… エメラちゃんが本当の実力を発揮するのは八代先輩のタイガちゃんとの連携した時 一抹の不安もあるんだけどまだまだ先は長い 頑張ろうねレイア! 試合開始より02:00 現在脱落者063名 続きを執筆中 メインページへ このページの訪問者 -
https://w.atwiki.jp/fuusetsu-corabo/pages/158.html
称号:『記憶喪失の少女』、『緑の巫女』、『????』 名前:ルーシェ フルネーム:ルーシェ・ブリジャル 性別:女 能力:なし 身長:160cm 体重:47kg 年齢:18歳 国籍: 特徴: 出身地:不明 職業:魔法使い 髪型:ロングヘアー(リボンで結ってる) 種類:英雄 階級:上位英雄 種族:??? イメージ:不思議、魔法使い イメージポエム: 武器:ロッド 属性:風、闇 エレメント:不明 好きなもの:戦い 嫌いなもの:退屈 髪の色:明るい青緑色【ホライゾン・グリーン】 瞳の色:ピンクに近い紫色【ライラック】 肌の色:色白【シルク】 技: 台詞 「はいはーい、ルーシェ・ルバシェルちゃんだよー♪皆さんよろしくねー☆」(自己紹介) 「あたし、記憶がないんだ…あたしはいったい誰なのか。どこからきて、どこへ向かうんだろうね…?わからないよ、知りたいよ。でも、知るのが怖いよ…ねぇ、アタシはどうしたらいいの!?」(悩み) 「…なんだかレイファーってあったかいね!とっても優しいしなんでも知ってるし!まるで、〝おにいちゃん〟みたい。」(レイファーとの会話) 「ねぇ、蒼先生は…どうしてイズモちゃんと一緒に旅に出ようって思ったの?」(蒼との会話) 「ふふふふ…あははははは、あっはははははははは!!!!壊れちゃえ、みぃーんなみんな、壊れちゃえ!!!!キャハハハハ!!!」(精神崩壊) 「皆さん、ごめんなさい。」(????) イメージCV:田村ゆかり 歌CV: 関連人物 『』 『』 『』 創作者名:天野宮 風説 登場作品:オリジナル系 ≪ルーシェの詳細≫
https://w.atwiki.jp/okura/pages/221.html
サンタの帽子の色を緑にしたらどうだろうか それイイ(・∀・)b!! サンタ帽子にしてみたよ。 時期にはまだ早いけどなー ○  ̄ ̄\ ミ″,,,″″ミ ☆* /三/*゚д゚)| * / | ̄ | ____ ☆ ..|三 |,,...,,,.|| ヽゝノ |,,,.., |,,...,,,,|||,,イ ヽ ミ,,...,,ミ【 【 |,,ミ(___) 元就様! 去年はオクラ型抱き枕を有難う御座いました!! 州*゚д゚) わっ我がやったのではないぞ! 三多黒臼とかいう白髭の老人だ!! 毎年毛利軍では、クリスマスの朝にオクラグッズが置いてある。それはもう嫌がらせのように。 あっ元就様オクラを侮辱したわけではありませウワツヤメテー烈ハイタイー さんたくろーす様へ 今年のくりすますぷれぜんとは元就さま人形がいいです。 もっと欲張ってもいいなら元就さま本人がいいです。 ちゃんと元就さまが入る大きさの靴下を枕元に置いておきますね。 捨て駒より('。') ○  ̄ ̄\ ミ″,,,″″ミ /三/ ゚д゚)| ☆ * /,,..,,| ̄ |..,,,, * ミ,,...,,,,..,∪∪,,.ミ │ ノヽ│ │ ○○ ミ ヽ .ヽ \ \ ,,.,, ヽ * .ヽ ,,.ノ ☆  ̄ ̄ ̄ ̄″ 捨て駒へ 元々サンタは緑色の服だったが、コカ・●ーラのCMに演出としてサンタを出す時『緑じゃ目立たない』という理由で赤に変えたらそのまま定着したらしい。 確かに緑じゃちょっとインパクトが……あれ?外が明るいな。何だろう。 緑は目に優しい色だからな 緑は目にやさしいのに、元就様は僕らにやさしくない。 あれ?こんな時間に外が明r