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「絶対に弟は死なせなかった!どんなことがあってもだ!!」(ぜったいにおとうとはしなせなかった!どんなことがあってもだ!!) DMのオリジナルエピソードであるドーマ編にて、アメルダとのデュエル中で海馬が叫んだ言葉。 弟・ミルコを戦争によって殺された恨みにより、全人類を殺戮して世界をリセットするという思想を抱くアメルダ。 そんなアメルダに、海馬は「弟を救えなかったのは自分の弱さだ」と指摘。 自分なら絶対にモクバを死なせないだろうと言い切った。 自分は父親の様にはならないと言い放った、そこまでのストーリー展開も踏まえるとかなり恰好良い台詞。 ……なのだが、「クエスト編で1回殺してるだろ」「何回誘拐させてんだ」等と突っ込む人は後を絶たない。 なお、原作ではDEATH-Tの時に自分でモクバを殺そうともしていたが、アニメでは設定変更されているのでそこは問題ない。
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#このSSはフィクションのさらにフィクションであり 実際の東方projectおよびファン間のデファクトスタンダードとは 一切関係ありません。 内容は鬱SSなのでご用心、ご用心・・・ ・・・ 霊夢は飛んでいた。 ふらふらと、方向安定のない飛び方をしていた。 その顔には生気がなく、物憂げな何かが浮かべられている。 彼女の眼には、眼下の、永遠に続くかと思われるような 鬱蒼とした魔法の森に向けられていた。 焦点は合ってはおらず、それらの光景は、ただ退屈に後ろへ流れていく。 霊夢の手には、風呂敷でくるんだ物品が携えられていた。 それはアリスと魔理沙に送り届けられるはずの品物だ。 別に珍しい品物ではない。たいしたことのない食料品とか医療品、 衣類の替え、その他もろもろの消耗品だ。 そんなものを霊夢が二人に送り届けるなど、普段ならありえないことだ。 ありえないはずのことだった。 アリスも魔理沙も生活能力を持っていたからだ。 今はちがう。すべてが以前と変わってしまった。 霊夢ははっと我に返った。いつの間にか高度が落ちて梢をかすめていたのだ。 おかげで方位まで失いかけていた。深呼吸して、高度を取り戻す。 アリスの家は意外と近くにあった。 霊夢は目的地を見つけて、今度は溜息を吐いた。 また今日も、逃げ出してしまいたい現実に向き合わねばならない。 逃げることのできない現実に苛まれなければならない。 身震いがした。恐怖だ。下腹部から何かがこみあげてくる気がした。 荷物だけ軒先に置いて帰ってしまいたい。 それができたらどれだけ幸せになるだろう。 霊夢はそんなことができないことを知りつつ、しばし妄想にふけった。 あのドアの内側では― ・・・ 「いらっしゃい、霊夢」 ドアを開いたのは当然ながらアリスだった。 以前のようなお洒落な格好をしていないアリスだった。 作業着に近い、はっきりしない色の服に、薄汚れたエプロン。 霊夢はアリスのその格好を見てひどく心が痛んだ。 初っ端でしかないというのに。 「・・・これ、頼まれてた品物」 つとめて平静を装って、風呂敷をアリスに手渡す。 アリスは『いつもご苦労様』とだけ言ってそれを受け取った。 「じゃあ、霊夢。上がって。魔理沙が待ってるわ」 そうだ、魔理沙が待っている。魔理沙が霊夢を待っている。 そして待たせている以上、霊夢は魔理沙に会う義務がある。 それが途方もない苦痛だった。なぜならば― 「あ、あの・・・」 霊夢の、その一瞬の躊躇に対し、アリスは容赦しなかった。 「霊夢、貴方の、義務でしょ」 「わ・・・解ってるわよ」 アリスはさして広くもない廊下をスイスイと進んだ。 その後ろに続き、一歩を踏み出すごとに、霊夢は自分の脈が早まるのを自覚した。 もう何十回も訪れてすべての配置を覚えているはずの廊下だが 霊夢にはそれが毎回別のものに感じられた。 アリスの周囲には人形がいなかった。 今、人形たちはすべて家の仕事のために働いていた。 アリスが趣味で人形を動かす余地はあまり残っていないのだ。 ・・・ アリスが問題の部屋のドアをそっと開いた。 「魔理沙、霊夢がきたわよ」 そう告げながら。優しい、慈愛すら感じ取れる声だった。 本来なら霊夢が魔理沙にそうしてやるべきことなのだが それを聞いて霊夢は更に動揺し、脈を乱し、酸欠を覚えた。 「霊夢」 アリスは促した。霊夢は促された。 そのまま二人は部屋へ入っていった。 部屋は薬品の匂いで満たされていた。 綺麗に片付けられていた。 机と、その上にあるいくつかの薬物のケースと、魔法瓶以外には 白いベッドしかそこには存在しなかった。 魔理沙はそこにいた。 我らが、普通の魔法使いの霧雨魔理沙がそこにいた。 アリスが語りかけた。 「魔理沙、貴方の大好きな霊夢が来たのよ。ほら」 魔理沙は動かなかった。 力なくベッドに横たわり、その眼は虚空に向けられ 自分を呼ぶ声に応じてその喉から言葉が返されることもなく アリスの家に未曾有に蓄えられたマジックアイテムを物色するでもなく 挨拶がわりに皮肉や軽口を叩くでもなく ただ横たわっていた。 霊夢はいまにも耐えられなくなりそうだったが、必死で耐えた。 耐えるしかなかった。 魔理沙をこうしたのは自分の責任なのだから。 弾幕ごっこの事故で魔理沙の人間性を失わせしめたのは自分なのだから。 魔理沙の額に針を突きたて、前頭葉に損傷を負わせてしまったのは 他でもない、この博麗霊夢なのだから。 アリスが魔理沙に肩を貸して(魔理沙は動かなかったが)上体を起こさせても 魔理沙はやはりそれに反応しなかった。 これこそが、逃げ出したい現実に他ならなかった。 霊夢は泣き喚き叫びたい衝動にかられた。 自分の頭に、この針を、魔理沙にしたのとおなじように突き立てて 死んでしまいたいとさえ思った。 罪悪感が人を殺すことがあるなら自分を殺して欲しいと願った。 だが、霊夢がどれだけ現実逃避したいと願っても、現実が変わることはない。 魔理沙はこうなってしまった。おそらく残りの一生を同じくして過ごすのだろう。 彼女の周囲には人形たちがいた。容態を観察し、尿瓶を取替え、 寝返りをうつのを手伝う、アリス手製の人形たちが。 今の魔理沙は、それらの人形と戯れたりしない。 神社にやってきて茶をせがむこともない。 魔法図書館から蔵書をふんだくることもない。 マスタースパークを撃つことも、スターダストレヴァリエを繰り出すことも 霊夢やアリスを霊夢やアリスであると認識することも 白い歯を見せて悪戯っぽく笑うことも もう無いのだ。 ・・・ 霊夢に土下座までされた永琳は、すぐに事態の深刻さを認識して 魔理沙を救おうとすべての手段を試みてくれた。 そのおかげで、魔理沙は一命を取り留めた。 少なくとも、自発呼吸が停止したり、心臓が止まったりすることはない。 あの長い針が深々と頭蓋内を貫通したことを考えれば、奇跡だった。 しかし、魔理沙は生命以外のすべてを失った。 外界からの刺激に反応することがなくなってしまったのだ。 それっきり、霊夢の周囲は変わってしまった。 神社を人妖が訪れることは極端に減り、たまに来る者の態度はよそよそしくなった。 我侭放題だったレミリアが、神社を訪れる目的を、霊夢を励ますことに切り替えた。 萃香は霊夢のお下がりの巫女服を着て、境内を掃除するようになった。 紫が博麗大結界にちょっかいを出すこともなくなった。 だが、本来ならば喜び感謝するべきであろう、それらの配慮は、 かえって霊夢の神経をすり減らせることになる。 霊夢から見ると、皆から『魔理沙のために時間を使え』と言われているように感じるのだ。 その中でも、霊夢にとって際立って受け入れがたいものが、アリスだった。 最初、動かなくなった魔理沙に縋り付いて、連日のように号泣していたアリスだった。 いつの間にか魔理沙の介護をすべて引き受けるようになったアリスだった。 魔理沙を愛していたアリスだった。 霊夢は魔理沙につきっきりでいることなど、到底できない。 博麗の巫女の使命が霊夢を束縛した。大結界の管理や幻想郷の秩序維持は 到底、魔理沙の介護と両立できるものではない。 その意味では、アリスの献身は何よりもありがたかったが 愛する者が植物状態になっても世話を続けるアリスを見ることは 霊夢の中に、更なる罪悪感を根付かせ、精神を滅入らせた。 なぜならば、霊夢は、魔理沙だけではなく、アリスの愛と、その私生活までを 完全に破壊したということなのだ。 ・・・ 「いい、霊夢。私は幸せなのよ」 アリスはそう言う。 「大好きな魔理沙とずっと一緒で居られるんだから」 アリスはそう言って抱きしめた魔理沙の背中を撫でる。 「でもこれは、私から魔理沙への愛。私の満足。わかる?」 アリスの眼差しは穏やかだったが、それでも霊夢は、その視線が自分へ向けられたとたん 蛇の視線に射竦められたように硬直してしまうのだ。 「魔理沙が本当に欲しいのは私の愛じゃない」 動けない。 何度か聞かされたその台詞に、動悸が強まり、背筋を冷たいものが伝い、 視界がモノクロになっていく。 「だから、霊夢。魔理沙に愛を注ぐのは貴方の仕事よ」 背後でドアの閉まる音がした。アリスはもう部屋にはいなかった。 『魔理沙が本気で愛していた、貴方の』 視界に色彩が戻る。そこにあるのは先程とおなじ、薬品臭い白い部屋。 そして魔理沙。魔理沙と自分の二人だけだ。 解っている。これはアリスの復讐なのだ。 彼女はけして魔理沙と自分を引き離してはくれないだろう。 死ぬまで魔理沙と対面させ続けるだろう。 魔理沙を壊した現実から逃れさせてはくれないだろう。 「・・・ごめんなさい」 霊夢の頬を涙が伝った。 「ごめんなさい、ごめんなさい」 霊夢は、上体を起こした姿勢のままの魔理沙にしがみつき 嗚咽し、涙し、懺悔の言葉を繰り返した。 「魔理沙、アリス、ごめんなさい、お願い許して、ゆるして・・・ゆるし・・・」 ただ霊夢のすすり泣く声ばかりが、部屋に響いたが 魔理沙の瞳孔は何も映すことはなかった。 ・・・ 「最近わかってきた。パワーだけじゃ駄目なんだ、霊夢に勝つには・・・」 アリスは魔理沙とのあの日の会話を思い出し 紅茶が冷えきっているのも忘れて物思いに耽った。 止めておけばこんなことにはならなかっただろうか。 いや、そんなことはできなかっただろう。 猛烈に努力している魔理沙は輝いていた。 あの輝きをどうにかするなど、自分にできることではなかった。 霊夢を目標にした魔理沙の近くでは、自分の存在感など霞んでしまうのだ。 でもまさか魔理沙が霊夢を追い詰めるほど強くなるなんて。 その結果の事故。霊夢の焦りが針を射る手を狂わせた。 「もしかして私はこれを望んでいたのかもね」 もう、どうでもよかった。 魔理沙と毎日一緒にいられる。もう何も恥ずかしがることなどない。 何も心配することもない。ただ魔理沙に無条件に愛を注ぎ続ければいいだけの毎日。 恋敵に怯えることのない毎日。 人形ではない、本物の魔理沙と一緒の、毎日。 平穏で充実した、そんな毎日が、どこか苦痛で寂しかった。 魔理沙がアリスのものになることはない。 一方その頃、パチュリーはというと 魔理沙が来ないなら小悪魔をちょいちょいと弄くって 赤毛時代の魔理沙を作ってお茶を濁そうとか考え なんか「だぜ薬」を調合したり、咲夜に裁縫をさせていたらしいのだが それはまた別の話である。 おわり 最高だ 鬱さ加減と最後の笑いも -- 坂 (2008-10-29 21 13 02) なるほど、窮鼠猫を噛む・・・じゃないがありえる話だな。 でも、あまりにも霊夢が可愛そうだ・・・てかパチュリーww -- ナナシサソ (2008-12-24 09 44 10) 鬱になる・・・と思ったら最後で吹いた -- 名無しさん (2009-02-17 19 22 05) 霊夢とアリスが不憫すぎる・・・魔理沙だけのためにこんなに狂えるのか -- 名無しさん (2009-02-18 02 06 46) 本編でパチュリーについて一言も触れられてないからおかしいと思ったら…。 何だよ「だぜ薬」ってwww -- 名無しさん (2009-03-07 16 54 32) 普通にある話ですよね。 仕方ないこれだけはしかたない。 ボクシングなんかが良い例。 それに挑んできているのが魔理沙なんだからこう言う事故は覚悟の上と思うし。 まあ周りにはそんな覚悟ないか。 -- 名無しさん (2009-03-16 13 51 15) 「だぜ薬」ほしいぜ!・・・やっぱりいいのぜ。 -- 名無しさん (2009-04-11 22 31 21) 2009-03-16 13 51 15 殺さない為に断幕ごっこなわけでだな。 っていうか魔理沙ころしたら魅魔が暴走するだろ。 儚月抄の天狗の言動からみるに別段霊夢が死んだら幻想郷終了ってわけじゃないみたいだし。 -- 名無しさん (2009-05-27 08 35 55) ↑ここはリアリティよりもシチュエーションを楽しむ場所だと思うなぁ。 -- 名無しさん (2009-05-27 08 46 46) 魔理沙ごときが調子に乗るからこうなる -- 名無しさん (2009-05-28 21 34 06) ↑魔理沙とヤムチャを一緒にするなよww -- 名無しさん (2009-05-31 00 54 20) だけど鬱になりそうだったどころか当分全てのやる気が失せたwww けど「だぜ薬」なら絶対欲しいけどね -- 名無しさん (2009-11-08 05 15 25) 魔理沙とアリスかわいそう。俺、鬱になった。 -- 天内 (2010-03-24 16 37 01) でも俺はこあもなかなかに可哀想だと思うんだぜ -- 名無しさん (2010-03-25 14 04 41) アリス…おい霊夢 -- 名無しさん (2010-05-01 21 01 55) きれいな鬱だな こういうの好きだわ -- 名無しさん (2010-11-09 01 39 43) 植物人間、薬中廃人、半身不随…魔理沙…涙 -- 名無しさん (2012-05-16 20 11 21) 最後www哀愁漂う雰囲気と俺のファンタ返せwww -- 名無しさん (2012-05-22 00 39 30) 「だぜ薬」に不覚にもコーラ吹いてしまったww -- 名無しさん (2012-07-25 21 58 56) だぜ薬ww -- … (2014-08-20 16 09 36) だぜ薬w大爆笑してしまったww -- 上海人形ww (2014-11-04 19 15 46) これ全員可哀想だよな。 -- 名無しさん (2015-01-21 21 47 37) だぜ薬? なにそれおいしいの? -- ぴーなっつさん (2015-03-14 08 46 20) だぜ薬ってなんだwwwwwwwwww -- 名無しさん (2015-05-25 17 23 48) 紺魔理沙 -- 名無しさん (2015-06-15 15 39 53) こうゆうのっていっつも アリス×魔理沙とか魔理沙×アリスとかだなぁ れいむが可愛そう。 -- 名無しさん (2015-11-16 17 04 23) では、「だぜ薬」を飲んでしまった、俺の後にコメする人です、どうぞ! ノリの良い人がいればいいが… -- キング クズ (2016-07-10 05 58 48) 謔イ縺励>亊 -- 名無しさん (2016-10-18 14 59 19) 名前 コメント
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rush とまることは許されない、FB食らっても死ぬ気で突き進む、先頭は死ぬのも仕事。 FB投げてもイイのは先頭だけ、あとはSGで。 最後尾は後ろを向く、あるいは敵の進行ルートを遮断する。 展開は可能な限りすばやく、遅いと敵の的になる。 cs_mapでは救出ポイントの確保も忘れずに。 カバー このゲームは原則一対二なら二人のほうが勝ちます(特にAWP等)。なのでなるたけ多対一になるようにもって行きたいところ。つまり一人で交戦させないように誰かが交戦してたら助けてあげようって話です。 camp rush campして敵を減らしてから攻めるときはなるべく有利なところでcampするとエロイ。 不利なところで戦っては意味がない。 展開 rush時における最も重要なことの一つで、狭いところから広い場所にでるときに散らばること。 展開されると守備側は誰を狙っていいか判らなくなるし、乱射で一網打尽にすることができなくなる。 逆に言えば展開されないようにするのが守備では重要になる。 なぜ不利側はこうも負けるのか?(仮説) 本来は16VS16の戦いであるが実質16VS10程度の戦いになっているため。 なぜかというと死にたくない、フラグが欲しいといった理由の意味のないcampのために攻めに参加できる人間が減ったり、要所を守る人員が減ったりするため。
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22 名前: VIP足軽p 投稿日: 2006/12/02(土) 22 51 40.61 ID BnHh0EzZ0 ボクこと黄緑ヒカルはどこにでもいる高校生なのです。ある朝目が覚めたら、ななな~んと! 目の覚めるような黄緑髪の美少女になっちゃってたの!ぱぱぴんぷーぷーぷん! はっ。うっかり怪音を発してしまいましたがこれは驚きの声なのです。そのくらいボクは驚いたってことなのれす! 美少女になったからにはヤルことは約一ケ!ボクこと黄緑ヒカルは全裸になると、アニメみたいにくりくりした瞳を思いきし見開いて 手鏡でアソコを見ちゃいました。が、がぴょぴょ~ん!な、何もない!ツルツルだあッ! そうか、ボクこと(以下略)は童貞だから女の子のあそこを何も知らなかったのだぁ! ま・・・いっか。人間、かわいい女の子ならあらゆる問題は解決するのです。 その証拠に、姉貴の制服で学校に行ったら「やべ、かわいいじゃん」とクラスのみんなにモテまくり。 これが夢にまでみた美少女生活?万一これが夢オチだったら怒るぞ、って感じなのです。 それで昼休みに猛烈な尿意をもよおしたのでトイレにいったのです。最初はうっかり男子用にいっちゃったりして! あわてて女子用に移ったんですけど、はにゃ?オ、オシッコが出ません!全然出ないの! はっ、・・・そうか!しまったのです!アソコに何もないのでオシッコができないのです! さりとて元への戻りかたもわかりません。救急車で病院に行ったのですがお医者さんにも見放されて・・・ ボクこと以下略は結局七転八倒して苦しんだあげく尿毒症を起こし顔をどす黒く変色させたまま死んでしまいました はにゃ~ん。これなら夢オチのほうがよかったですぅ。
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193 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/10/10(火) 10 19 59.74 ID +/q5B+6h0 深夜 男「zzz」 ?「これをこうして・・・」 男「アッ・・・ンッ」 ?「これを・・・チョッキンと」 男「ンッー!・・・う」 ?「ふふふ・・・」 翌朝 男「ふぁーよく寝た」 男「・・・ん?やけ股間がすーすーするんだぜ?」 ピラッ 男「ギャッー!ついてNEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!1」 姉「ふふふ、男女化計画成功みたいね」 男「ちょ( A`)」 202 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/10/10(火) 13 01 34.33 ID +/q5B+6h0 登校中 男「今朝はえらい目に合ったんだぜ・・・」 男「うう、股間がすーすーして気持ち悪い・・・」 タタタタッ 幼「男ちゃん、おはよ!」 男「幼なじみか。おはよう・・・」 幼「どうしたの男ちゃん?元気ないみたいだけど」 男「実はカクカクシカジカウマウマってわけでよう・・・」 幼「ほえー。大変だったんだねー」 男「・・・少しは驚け。そういうわけだからすーすーして落ち着かないんだぜ」 幼「な、なんだか深刻な話なのは伝わったよ!でも・・・」 男「?」 幼「すーすーするのはスカートだからじゃないかな?」 幼「ちょっと短すぎる気もするけど、うん、よく似合ってると思うよ!」 男「!?」 その頃、某校職員室 姉「ふふふ、男女化計画順調に進行してるわね」 教「ちょ( A`)」 237 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/10/10(火) 20 03 50.62 ID +/q5B+6h0 校門前にて 男「幼なじみ、俺が女にことは黙っておくんだ」 幼「どーして?男ちゃん、すーっごく可愛いと思うよ!」 男「そういう問題じゃ・・・とにかく誰にも言うんじゃない」 幼「うーん・・・わかった!男ちゃん、約束だね。絶対守るよ!」 男「よし。じゃあ行こうか」 幼「あっ待って」 男「どうしたんだぜ?」 モジモジ 幼「えっと・・・私約束絶対守るからね」 モジモジ 幼「だから男ちゃんにも約束守って欲しいの!」 男「幼なじみと約束なんてしたっけ・・・?」 幼「したよ!幼稚園の頃、おっきくなったら結構しようねって約束したもん!」 男「!?」 幼「私ぜーったい約束守るから、だから男ちゃんも約束守って!」 男「えっあっ・・・そ、そうだ!俺女になったんだぜ。だから結構でき・・・」 幼「そんなの関係ないよ!愛があれば性別なんて!」 幼「男ちゃんが気にするなら私男になってもいい!」 姉「これは予想GUY」 男「ちょ( A`)」 239 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/10/10(火) 20 22 10.68 ID +/q5B+6h0 階段にて 男(何かを忘れている気がする・・・) 幼「そーしたら昨日先輩から妊娠したってメールが来てね」 男「・・・」 幼「でねっでねっ・・・あれ?男ちゃん聞いてる?」 男「・・・えっ。ああ悪い」 幼「もー。ふふふ、でもいいの。夫婦だもんね、これくらい許しちゃう!」 男(もうこれは諦めよう・・・) リーンゴーンカーンコーン 幼「あっチャイム!男ちゃん、走った方がいいよっ」 男「おう。わかったんだz・・・!?」 幼「どうしたの?」 男「い、いや・・・なんでもない・・・」 幼「変な男ちゃんっ!」 男「幼なじみ、先に教室へ行ってもらえると助か・・・」 友「おい見ろよ。あいつノーパンだぜ。ぐへへ」 男「/////」 幼「お、男ちゃんまさか・・・」 男(ち、ちがっ!断じてそんな趣味じゃアッー!) 幼「ノーパン健康法!」 男「ちょ( A`)」 通りですーすーするわけで。 245 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/10/10(火) 21 02 44.10 ID +/q5B+6h0 産業 男(おかしい・・・もうすぐ授業なのに女子しかいないんだぜ・・・?) 友「男ー!朝起きたらナニがなくなっていたんだ・・・好きっ!大好きっ!」 男「ちょ( A`)」
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73 名前: VIP足軽dca 投稿日: 2006/11/20(月) 03 31 08.39 ID CTz33xbp0 独「・・・・というわけで、最近性転換ネタというのがはやってるらしい」 男「またいきなりですね」 独「んむ・・・・で、これなんだが。この水をかぶったモノの性別を変えてしまうという不思議な薬らしい」 男「また妙なものを・・・・・で・・・・まさか!?」 独「んむ、そなたの想像はおそらく正しい」 男「やめてください! 男の独裁者なんて救いようがありません! ダメです! 萌えません! もし閣下がそれを御自分にお使いなさるなら私は自害します! この国は閣下の魅力で持っている状態でありますし!」 独「何を言っておるのだ・・・・・これは当然・・・(ニヤリ)」 男「!? まさか! わたしに?」 独「・・・くくく、おぬしがいったいどんな娘になるのか、楽しみだ」 男「やーめーてーください!」 独「暴れるな! こら! 半分残して後で元に戻すから!」 男「使いすぎて全部なくなったり、一回しか効果なかったりとかそんなオチです! やめてください!」 独「ええい! 観念せ・・・・あ!?」 男「あ」 ばしゃーん 熊「まー」 独「なんと!?」 男「熊が美少女に!」 独「・・・・・こやつオスだったのか・・・・・」 男「・・・動物は人間になるんですね・・・・」
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384 名前: Ego ◆iqP3HuSAqU [ちぎりパン(バニラチョコ)] 投稿日: 2006/09/30(土) 22 27 26.51 ID X5hVDL+GO プルルルルルルル……。電話が鳴る。その音が部屋に響く。 「はーい、今出まーす」 ペタペタペタペタ……。足音がする。その音の主が受話器を取る。 「はい、もしもし」 「…………あなた、娘のお友達?」 「え……」 …………娘? 「……あ、息子。息子のお友達?」 「あ、彼氏のことですか?」 「ええ、そう」 「いや、えっと、友達というか、なんというか……」 彼女と言っていいんだろうか? 姑さんと話すの怖いなぁ…… 「…………その、ルームメイトです」 ワタシの意気地なし…… 「そうなの……」 「あの、それで、どういったご用件ですか? 伝言しますが……」 「いえ、いいの。あの子のこと、よろしくお願いしますね」 「え、そんな、お願いされても困ります……///」 「あなたが女の子でも、男の子でも、私は構いませんから」 「……え?」 「お父さんはまだ怒ってるけど、私はあなたを信じてるから。と、伝えてください」 「…………あ、はい」 「では」 「あ、はい」 それで電話は切れてしまった。
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729 名前: 長目 『クロ/クロ』X [多分映画は葛に観せられました。] 投稿日: 2006/09/25(月) 23 07 27.70 ID CybFh0vU0 夕暮れに染まる、小高い丘から見下ろせる広大な大地。 数億はあろうかという円筒形のガラスケースが、地平線の彼方まで整然と並んでいる。 ケースの中には美しい少女たち。 丘の上では、口を開けたケースを前に、二人の女性が手を繋いでいた。 『私たちで最後……さあ、一緒に眠りましょう』 そのケースは、入れば永遠に目覚めることのない、ただの墓標だった。 ――ザザッ、プツン。 「……これが、どうしたんだ?」 「スーパーコンピューターがはじき出した『最後の情景(オメガ・ヴィジョン)』」 「――人類の終わりの姿よ」 「フハハハハハ! この薬で地球は楽土(パラダイス)だぁぁぁ!」 ――暗躍する変態プロフェッサー同盟。 「とも、だち、つれ……みんな女になっちまった……」 ――世界に残された『最後の男』。 「あいつらに誓う、おれは絶対に男のままでいてやるぞ。みんな、天国で見守っててくれ!」 「「「死んでねーっつ」」」 ――そして、男女の関係を引き裂かれた恋人たちの、決死の反撃が始まる。 「この戦いに勝ったら……私たち結婚できるよね」 HKOK the MOVIE 『X-DA-Y』 近日公開! もちろん大嘘! ------------------------------------------------------------------------------ 俺「――という夢を見たんだが……」 天「昨日変な映画観たからでしょ」
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ぼくの/わたしのいやなこと 世の中が公平だなんて一度も思った事は無い。 そんなものは此処に連れてこられる前から承知していた。 だから胡散臭いにやけ顔で殺し合いを推奨されても、小牧郁乃には何の感慨も無かった。 「馬鹿みたい。こんな病人連れてきて何を期待しているのか……」 故に、最初に思ったのはこのゲームとやらの主催者に対するダメ出しである。 どうせ殺し合わせるなら、もっと健康体の人間を連れて来いと。 放っておいても死ぬような病人なんて何の面白みも無いと。 自棄になったわけでもなく、本気でそう思った。 もっとも、五体不満足の少女が嬲られるのを嬉々として観察するという特殊性癖があるならば話は違うが。 「致せり尽くせりだけど、明らかに間違えているでしょ。はぁ……」 きぃきぃと鳴る車いす。 ディパックの中には二日分のインスリンの注射器。 『一人で打てる正しい注射の打ち方』という説明書。 病院にあるというインスリンの瓶の写真と説明文。 そして、どう解釈しても悪意しか感じられないお一人様用の青酸カリの小瓶。 「無駄ね、ほんと」 小牧郁乃は病人である。 死に直結する病ではないが、幼い頃から入退院を繰り返してきた身は健康体とは言い難い。 一般的な同世代と比べても筋力は衰えているし、中でも足腰の弱さは顕著に表れている。 車輪を回して移動するにせよ、暫くもしないうちに体力切れで動けなくなるだろう。 一人で生き残るなんて、夢物語にすらならない。 「もう、どうとでもなればいい」 このゲームが他人を蹴落としていかなければならない以上、弾避けにすらなれない自分の命は無価値だ。 あってもせいぜい、お人好し中のお人好しが上っ面だけの偽善を振りかざす恰好の的となれるぐらいか。 何れにせよ、どう何が転ぼうとも自分が生き残れる可能性は皆無である。 だとすれば、わざわざ移動するのも馬鹿らしい。 車輪から手を離して、諦めたように空を見上げた。 輝く満月に、目を眇める。 「……ほんと、どうでもいいや」 ■ 支給されていたコートは、随分と高級そうな代物である。 注約には『銀狐のファーをあしらったカジュアルコート。アインツベルンが仕立てた庶民用の服装』とのこと。 肌触りといい防寒性といい注約といいどこが『庶民用』なのかは分からないが、きっとアインツベルンさんとやらはお金持なのだろう。 他にも同様の説明文でブーツも支給品として入っていたが、小柄の郁乃にはコート一つで十分に事足りた。 車いすにブーツは合わないし、無理に身につけても邪魔になるだけだろう。 ……いや、問題はそこではない。 「……何だってのよ」 時間は大凡、二時間ほど遡る。 郁乃が全てを諦めて流れに身を任せてから、彼是大体一時間ほど。 寒さで体温が低下し、良い具合に意識が薄れてきた。 このままじっとしていれば、誰の手にかかることなく脱落することになるだろう。 特に逆らうわけもなく、襲い来るまどろみに全てを委ね。 不意に声をかけられたのは、ちょうどそんな頃だった。 『……?』 薄れつつある意識で反応しろというのが無理な話である。 ロクな反応を示すことなくされるがままに身を任せてみれば、次に目を覚ました場所はどこかの和室。 ご丁寧に支給品のコートを着せられて敷布団に寝かされていたのだから、声をかけてきたのはどうしようもないお人好しなのだろう。 支給品に何一つ手をつけていない事もそうだが、行動の一つ一つに驚くよりも先に呆れる。 「……まったく」 人工の灯りが一筋、隣室から漏れこんでいる。 郁乃を連れてきた人物は、見張る事もせずに隣室にいるらしい。 病人だからロクに動けないと見越してのことだろうが、それにしたって不注意にもほどがある。 何故だか頭が痛くなってきたのは、多分気のせいでは無い。 「……ふぅ。もしもーし」 声をあげると、隣室で誰かが動く気配がした。 これで灯りだけ付けて誰も居なかったら笑いモノだが、流石にそこまでボケているわけではないらしい。 するすると、やや控えめに扉が開く。 「起きたみたいね」 琥珀色の瞳と色素が抜けたような銀色の髪の毛。 一瞬外国人かと思ったが、発音のイントネーションは日本人らしい。 「おかげさまで」 暗に助けなくても良かったと、素っ気なく言葉を返す。 相手にどんな事情があるにせよ、放っておいてほしいというのが郁乃の実情である。 「迷惑かけたわね。すぐに出て行くわ、車いすはどこ?」 「まだ寝ていたほうがいいわ」 「結構よ。私がいてもお荷物になるがオチだしね」 「一人じゃ歩けないのに?」 「放っておいてくれて構わないわ。同情なら結構」 「む、そういう言い方は止めた方がいいと思うぞ」 まさかの第三者。少女の後ろから、今度は赤銅色の髪をした少年が現れる。 手には、盆と碗。 「お粥。熱いから火傷に気をつけて」 「要らないわ」 「……そういうわけにはいかないだろ」 「要らないの」 素っ気なく言葉を返すと、それ以上の言葉を切るようにそっぽを向く。 楽しく会話をするつもりなど毛頭もない。 「そこの子にも言ったけど、すぐに出て行くわ。車いすどこ?」 「出て行くって……そんな調子でか?」 「……なにそれ、同情のつもり? ウザいから止めてくれる?」 苛立つように言葉を吐き捨てると、流石に相手も口をつぐむ。 「用件があるならさっさとして。それとも、おしゃべりする為にあたしを連れ込んだの?」 「連れ込んだって……別に、そういう……」 「何を想像しているか知らないけど、用件があるならちゃっちゃとしてくれる?」 小馬鹿にするように鼻で笑い、遠慮も何もなくぶった切る。 言葉を無くして口を開閉させる様は、まるで金魚のようで少し可笑しかった。 「情報の交換を。此処で目を覚ます前は何をしていたか教えて」 これ以上は話が進まないと判断してか、少女の方が口を開いた。 少年とは違い、一切の遊びが無い質問である。 「……残念だけど、あんたたちが私が初めて会った参加者よ。誰とも会ってないわ」 「誰か知り合いは参加している?」 「お姉ちゃんしかいないわ」 「名前は?」 「小牧愛佳」 「どんな性格?」 「殺し合いに乗るような性格じゃないわ。協力してくれるんじゃない?」 「外見的な特徴は」 「同じような髪の毛の色で似たような顔した人。あと、私よりも短髪。もしかしたら、同じような制服を着せられているかもね」 そう言って、郁乃はコートの下に着ていた制服を見せた。 一般的な制服にしては珍しい、赤を基調とした服。 考えてみれば、この制服は家で一度も袖を通すことなく眠っていた代物だ。 生きて戻ることが出来れば、オリジナルのそれを着る事が出来るだろうか。 くだらない考えに、一瞬思考が沈む。 「……質問は以上?」 「待って、もう一つ」 「……まだあるの?」 「うん」 頷いて、手が差し出される。 「私たちと、組まない?」 ■ 長らく入院生活を送っていると、嘘を見抜くことには慣れるのだ。 交友関係が家族以外皆無の郁乃でも、その例に漏れはしない。 「……はぁ?」 故に応える。 「あんたたち馬鹿でしょ?」 口を吐いて出た言葉は、この日始めて出た偽りざる本心であった。 「私たちはこの殺し合いの打破、ないし主催者を倒す事考えているわ」 「……本気?」 「ええ、勿論」 差し出された手と少女とを、郁乃は交互に見比べた。 間の無い返答。 迷いの無い言葉。 真っ直ぐな視線。 本気と受け取るにはまだ早いかもしれないが、嘘を言っているとは思えない。 「……あたし、病人なんだけど」 「構わないわ」 「……人の言葉を理解している?」 お人好しか、ただ単に現実が見えていないだけか。 どちらにせよ、ここまでくれば天晴れである。 「……好意を無碍にするようで悪いけど、遠慮しておくわ」 「何で?」 「見ての通りよ。他に理由なんてあるとでも」 自身の体を指差して肩を竦める。 勿論理由はソレだけでは無いのだが、一番説得力のある理由はコレだろう。 「好意は素直に受け取るけど、邪魔になっちゃうでしょ。嫌なの、そういうの」 同情は要らない。憐れみも要らない。 ただ、放っておいてほしい。 「善意の押しつけは結構。そういう勧誘は、他でやってくれる?」 首を振り、手を振り、視線すらも合わせず。 「最初にも言ったでしょ。放っておいて」 ぴしゃりと。以上の議論の余地が無い事を示す。 会話を遮るように顔を背け、 「なら、尚更だ。放っておけるか、馬鹿」 傍らから聞こえた言葉に思わず振り向いた。 此方を見る赤毛の少年の眼に、諦めるような意思は見受けられない。 その、ともすれば強情さと取れる眼に言いようもなく郁乃は苛立った。 「病人だから放っておけとか何を言っているんだ。出来るか、そんなこと」 「……そういうのが余計なお世話っていうんだけど」 「逆に、何でお前はそんな簡単に諦められるんだよ」 その言葉に、郁乃の中で何かが切れた。 少年は知らない。郁乃がどのような日々を送っていたかを。 少年は知らない。郁乃がどのような想いで今まで生きていたかを。 少年は知らない。郁乃がどのような気持ちで言葉を吐いたかを。 少年は、知らない。 「……命が薄いとね、色んな事を思うようになるの。 仕方無いよね、時間が無いんだから。無い事が分かっちゃってるんだから。 だからね。無い限りでどうにかしようと考えるの」 一息、間を置く。 「でもね、結局は何も出来ないの。だって動けないんだから。一人じゃ何も出来ないんだから。 想像することは自由だけど、現実に体はついていってくれない。人生の半分以上は病院で過ごしているんじゃないのかな? 費用だって馬鹿にならない。家族には迷惑をかけっぱなしで生きてくの」 そうして初めて、郁乃は少年を見た。 「さて、それではここで問題です。車いすなしでは移動もできず、眼もあまり見えない。 毎日インスリンの注射がなきゃ日常生活が危ない欠陥人間がこの殺し合いで生き残れる可能性は幾らでしょーか? どうぞ、答えてみてください」 一言一言、はっきりと。溜めこんでいた何かを吐き出す。 それが自分の醜い部分である事を、それがただの自己満足ですらないことも。 そう理解しながらも、それでも言葉は止まらない。 「別に細かい数字まで出す必要は無いわよ。めんどいだろうし。二択でも構わないわ。 さぁ。答えてみなさいよ、ねぇ。のうのうと安穏に生きていたお二人さん!」 最後は、ただ叫んでいた。 それが無様である事は理解していたし、何よりも誰にも見られたくないはずの部分でもあった。 それでも一度吐き出した言葉は戻らないし、もう吐き出し続けるしかない。 嫌悪感が心を侵し、蝕んでいく。 それすらも止められない。 「ねぇ……」 無様だ。ああ、無様だ。 このまま消えて無くなりたい。塵芥として消滅したい。 何が悲しくて赤の他人に心を吐き出さなくてはならないのか。 何が悲しくてこんな惨めな気持ちにならなくてはならないのか。 「……お前は悔しく無いのかよ」 「……え?」 「無理矢理こんな馬鹿げたことを強制されて、何も思わないのかよ」 真っ直ぐな目。 言葉に込められた意思。 「俺は悔しい。言われるがままにするしかない状況が、悔しくて仕方ない」 「……」 「さっき言ってたよな、姉がいるって。いいのかよ、そんな簡単に諦めて」 「……あんたに、何が分かるのよ」 「分かるわけ無いだろ、そんなの」 「じゃあ……っ!」 「だからって、死にたがってる奴を放っておけってか? それこそふざけんな」 完全な平行線。決して折れる事の無い互いの主張。 睨み合えど状況は変わらない。 「……あんたたち、名前は?」 「衛宮士郎。こっちは立華奏」 「そう。じゃあ訊くけど、衛宮士郎さんは具体的な脱出のプランがあるのですか?」 小馬鹿にするように言葉を重ねる。 琥珀色の眼と視線が重なった。 「いや」 「じゃあ、何? 見栄を切ったってこと?」 「ああ、その通りだ」 「何よ、それ。それじゃ……」 「俺はな、こんなくだらないゲームを考えた馬鹿野郎共をぶっ飛ばさないと気が済まないんだよ」 策は無い。ロクな案すら出ていない。 なのに、目の前の少年は断言する。 生き抜くと。絶対に。 「……呆れた。馬鹿でしょ、あんた」 「む……」 「具体的な策も案もありません、人手も武器もありません。それでよくそこまで大言吐けるわね」 先ほどまでの威勢はどこへやら。 返す言葉がないのか押し黙ってしまう。 「呆れた、本っっっっ当に呆れた。多分今までの人生で一番呆れたわ」 眉間を抑え、頭を振る。 ここまで馬鹿な人間は、おそらく世界中を探してもそうはいるまい。 そう思うと、今度は少し笑えてきた。 「衛宮さん、だっけ? アホらし過ぎて話にならないんだけど」 「ぐ……」 「人員や武器は仕方ないにしても、案の一つや二つくらい用意しておきなさいよ。説得力が無さ過ぎてどうしようもないわ」 「……」 「まぁ、馬鹿共をぶっ飛ばすって発想は悪くないけどね。ソレだけ、とも言うけど」 ただただ押し黙る少年を構うことなく言葉で責める。 隣に居る少女が口を挟んでこようとしないのは、呆れているからか諦めているからか。 最初から交渉事は少女の方に任せておけばよかったのに。そんな得体も無い事を考えながらも、口を閉じる事はしない。 人の話を聞かずに拗らせた分だけ、存分に罵倒する。 返す言葉もなく縮こまるばかりの姿勢は、多少なりとも溜飲を下げるのには役立つ。 それに……まぁ癪ではあるが。 「そこまで言うのなら……ちゃんとあの馬鹿共をぶっ飛ばしてみなさいよ」 ぶっ飛ばすというのは、確かに良い考えだろう。 【一日目/3時30分/H-5、衛宮邸内部】 【立華奏@Angel Beats!】 [状態] 健康 [装備] [所持品]基本支給品、ランダムアイテム×1~3 [思考・行動] 基本:対主催、ゲームの打破 1:現状維持、まずは準備を整える 2:二人に口出しするつもりは無し 【備考】 参戦時期は未定 衛宮士郎と情報を交換しました。何をどこまでかは次話以降次第 【一日目/3時30分/H-5、衛宮邸内部】 【衛宮士郎@Fate/stay night】 [状態] 精神的疲労(小) [装備] [所持品]基本支給品、ランダムアイテム×1~3 [思考・行動] 基本:対主催、生きて帰る 1:まずは準備を整える 2:返す言葉が見つからない…… 【備考】 十六日目、DEAD END24より参戦 単体での固有結界の使用は不可 立華奏と情報を交換しました。何をどこまでかは次話以降次第 【一日目/3時30分/H-5、衛宮邸内部】 【小牧郁乃@To Heart2 XRATED】 [状態] 精神的疲労(小) [装備] アイリスフィールのコート@Fate/Zero [所持品]基本支給品、インスリンの注射(二日分)、アイリスフィールのブーツ@Fate/Zero、青酸カリ(一人分) [思考・行動] 基本:率先しての行動はしない、流れに任せる 1:とりあえずは衛宮士郎がどこまで行けるか見届ける 【備考】 参戦時期は未定 No.017 真夜中の邂逅、少女と少女とサーヴァント 投下順 No.019 difference No.025 Lost 時系列順 No.37 Q.あなたは手を汚せますか? No.008 剣と天使 立華奏 No.008 剣と天使 衛宮士郎 GAME START 小牧郁乃