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小島寛之 『数学的推論が世界を変える』 NHK出版新書 2012.10 (参考文献) ディーラーをやっつけろ! ソープ 素晴らしき数学世界 ベロス ザ・クオンツ パタースン 天才数学者はこう賭ける パウンドストーン 景気を読みとく数学入門 小島 複雑化した米国の株式市場構造とフラッシュ・クラッシュ 大崎 野村総合研究所 http 分析哲学講義 青山 ○ 数理論理学 鹿島 不完全性定理 野崎 『コンピュータが仕事を奪う』 新井紀子 市立 公 ○ 数の体系と超準モデル 田中 コンピュータと認知を理解する ウィノグラード コンピュータ・パワー ワイ全バウム ハイデガーの思想 木田 『文系のための数学教室』 小島 幾何学基礎論 ヒルベルト 日常言語の論理学 ノイマン 戦略とゲームの理論 小島 確率的発想法 小島 共有知識と情報頑健均衡 ゲーム理論の新展開 所収 無限を読みとく数学入門 小島 世界を読みとく数学入門 小島 ○ 数学基礎論講義 田中 ○ 数学基礎論 新井 ソロスは警告する 可能世界の哲学 三浦 情報科学における論理 小野
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世界を変えるのはこのオレだ!!! R 水/自然文明 (5) 呪文 ■S・トリガー ■スイッチスペル1 ■相手はバトルゾーンにいる自身のマナゾーンにあるカードの枚数以上のクリーチャーと墓地にあるカードすべてを山札に戻してシャッフルする。 ■このカードが引かれたとき、このカードが表向きかつ横向きなら相手のクリーチャーを一体選びそれを持ち主の手札に戻し、このカードをタップしてマナゾーンに置く。 作者:かいがら フレーバーテキスト この新しいスイッチの力で世界を災来の驚異から守り、変えて見せる!---世界操作士オペレクト 評価 選択肢 投票 強すぎる (0) 良カード (1) 普通 (0) 弱すぎる (0) どんなものでも 名前 コメント
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世界を変える力が、その手にあると囁く ◆A23CJmo9LE 休養。 それはあらゆる生き物に必要な生命の営みの一環。 例えば入浴。 命の洗濯と言われるその行為は、ローマや日本などで特に好まれた。 清潔に体を保つことは健康を保つのに大きな効果をもたらす。 加えて程よい体温の上昇や、温泉の効能、ストレスの解消など精神肉体の両面から健全さを保つ。 カシス色の髪の少女は麒麟殿温泉の広い湯船に、その豊満な肢体を投げ出していた。 蜂蜜色の髪の少女は脱衣所で己がマスターの着替えが乾くのを待つ。 そして同時刻。 青い髪の少女は自宅の浴室でシャワーを浴びながら考えを纏めていた。 黒神の青年はマスターの両親――無論NPCだが――のいないリビングルームで一人、テレビのリモコンを操作する。 「アッシュフォード学園、それと連なる通学路で事件か。どうやら派手にやってるようだな」 メディアを通じて得られる情報、そこから戦場の激化を感じ、思考にふける明。 学園を休んだのは幸運だったか、さやかの友人たちは関わっているだろうか、今後関わっていくだろうか。 映像や音声の片隅からも情報を得ようと耳目をこらす。 同じようにリモコン――麒麟殿温泉の空調のものを拝借している――で以て情報を集めるサーヴァントがいる。 暁美ほむらの落としていったベレッタを手に取り、リモコンをこめかみに突きつける操祈。 『物的読心(カテゴリ044)、右手で触れた物質から24時間以内の記憶情報を抽出』 得られた情報は……皆無。 いや、正確にはないわけではないのだが、既に体験した以上のものが入ってこない。 まるでそれ以前は、時間の流れから乖離したどこかに置かれていたかのように一切の記憶情報が刻まれていない。 年単位で遡れば何か得られるかもしれないが、得体の知れない情報に触れるのは避けるべきと経験が語っていた。 一方通行は敵に誘導され、魔術を『偶然』発動させてしまい大ダメージを受けたことがあるという。 それと似たような仕掛けがあの魔法少女によってされていないとは言い切れなず、深入りは避ける。 思考に沈むサーヴァントに浴室のマスターから思考が流れてきた。 『だいぶ楽になって来たかも❤そろそろ上がりたいんだけど?』 『バーサーカー、どう?何か新しいこと分かった?』 それに対して各々答えを返す。 『もう少し待ってて☆着てた服はまだ着れたものじゃないわよ。 間に合わせの服装でいるのもかっこ悪いし、なによりまだ完調してないでしょぉ?』 『際立ったものはあるにはあるが、報道では詳しいことはわからないな。 少し、情報を整理したい。上がったら話そう』 答えに応じた行動にマスターが移る。 伊介は鼻の下まで湯船につかり、ふてくされたようにぶくぶくと水面を泡立てる。 さやかはシャワーノズルを捻り水を止め、浴室を出て体を拭く。 魔術師のクラスは一人、思考する。 狂戦士のクラスは二人、相談する。 「学園で爆破事件、さらに誘拐ね……まどか、巻き込まれてないかな?」 ぬれた髪を乾かし、ショートパンツにシャツとラフな格好に着替えて自室で合流。 僅かに流れたニュースの続報を耳にし、表情に不安を浮かべる。 「なんとも言いかねるが、さほどの心配はしなくてもいいと思うぞ。 もし巻き込まれているなら、ほむらが連絡をよこすはずだ。 彼女…いや、正確にはあのサーヴァントは――」 ◇ ◇ ◇ (暁美ほむら、またはそのサーヴァントは監視網を町にめぐらせている。 透視、遠隔視、盗聴、使い魔。方法力は分からないけどそれは間違いないわぁ) 川を下り、執拗に追ってきたのは鹿目まどかにとってより脅威になるものを排除しようとしたからだろう。 学園での事件、その首謀者両方を掴んでなければとれる選択ではない。 かなり広範囲に、正確な情報収集の手段を用意しているとみる。 それが具体的になにかは不明だが…… ◇ ◇ ◇ 「おそらくは人形だろうな。 あの空飛ぶ人形のように、上空からの監視からもしれないし、ミニサイズの人形をばら撒いているかもしれん。 でなければ俺たちや、さやかの友人…まどか、か…を見つけることも出来ないだろう。 現在進行形で少なくともまどかのことは見ているだろうさ。こっちも覗いてるかもしれんな。 だから火急の事態となれば、連絡してくるだろうさ。便りがないのは無事な証拠だろう」 「え゛っ、あたしさっきまでお風呂入ってたんだけど…… いや、それよりも――それもよくはないけど!あんまり口に出しちゃマズイこともあるんじゃ…?」 あのキャスターに見られていたかもしれない。 不快感はある。 しかしほむらの手の内や、こちらの思考など漏れては困ることも話していた。 マズイ事態の引き金になるのでは、そう心配するが 「ああ、そうだな―――」 ◇ ◇ ◇ (だからこそ……もちろんそれ以外の打算もあるけどぉ、先の虹村さんたちとの話では全ては明かせなかった。 敵の情報という手札はともかく、切り札は見せられない) 朽木ルキア、鹿目まどか、夜科アゲハに対する心理掌握の名残。 そして令呪により得ている前田慶次への命令権。 これらは行使しえるジョーカーであり、特に前田慶次は戦局に偏りをもたらすカードだ。 万一、白髭のライダーと争うことになった場合、そしてまだ見ぬ暁美ほむらのサーヴァントのために伏せた手札。 追加の令呪で解かれている可能性もあるが、それでも令呪の残数は大きなもの。 知ると知らぬでは違いが生じる。 そうした戦局に影響する情報以外にも明かさなかった考察はある。 ◇ ◇ ◇ 「もちろん警戒はしていた……あいつは人形遣いのキャスターだ。 なら俺のような超能力でも、きみのような魔法でもなく人形で以て情報を集めるはず。 この家の中に人形のような異物はない。 俺のテレパスで感知できる範囲で、になるが……アモンの力はその気になれば世界を呑みこむ」 かつて対峙した敵デーモン、アグウェルは鉱物との一体化による奇襲・感知能力を有した。 『悪魔の体に人の心持つ戦士(デビルマン)』ならばその上を行く。 テレパシーにより世界中のデビルマンと交信しようとしたこともあるのだ。 家一軒くらいなら、その内に獅子身中の虫がいないか把握はできよう。 「ん~……なら信じるけど。大きく出るね、世界ってこの、何処とも知れない聖杯戦争の会場でも?」 能力のことを問うてみる。 軽い口調だが重大なことだ。 世界の果てに存在したヒトを基にした怪物、聖杯戦争を行うだけに用意するには大規模にすぎるこの地。 その疑問の答えもまた求めるものだ。 ◇ ◇ ◇ (この地は恐らく聖杯戦争のためだけに用意されたいわば箱庭。 能力覚醒のための因子が、その副作用を抑えるある種の霊地が揃うなんて、偶然なら幸運力がとんでもないわぁ。 作為的な物と思って間違いないゾ。 赤いテレホンカードは世界を渡るための物と言ったけど、どちらかというとその本質は――) ◇ ◇ ◇ 「鍵は世界の改変、だな。かつて君の友人、まどかとほむらの二人が行ったというそれと同等の力がこの戦場を生み出したのだろう。 了…サタンも同じくイマジネーションによる世界の創造を可能とする。 作るのは難しくても、壊すのはあっけないもの……それだけなら俺にも可能だ」 「ここも世界改変、っていうか創造されたものってこと? そんな簡単にできるものなのかな……?まどかもほむらもいろんな要素が重ならないとできなかったと思うんだけど……」 「できる者は多くはないだろうが、その候補を多く知ってるだろう? 天戯弥勒がその一人である可能性はある。本人ができずとも、宝具を拝借、または再現しているかもしれん。 たとえば因果を逆転させる槍、『大神宣言(グングニル)』などなら運命を塗りかえ、世界を変える事も可能だ」 例に挙げたのは北欧神話のオーディンが所持する宝具。 運命を、そして世界の理を塗りかえる槍だ。 ◇ ◇ ◇ (『主神の槍(グングニル)』という霊装を用いた、魔神オティヌスによる世界改変。 アレも元いた世界へ帰るためのもの、だったらしいわねぇ。 そして、未元物質(ダークマター)はその霊装を作り出す材料にもできる。 作られた世界、元の世界へ帰るナニカ、その材料。 『主神の槍(グングニル)』は神の子や聖人の特性と交わると『神殺しの聖槍(ロンギヌス)』の偶像力が混ざるとか。 なら、逆もあり得るはず。 有名な武具っていうのも大変ねぇ。 そして『聖杯』とは神の子の血を受けた杯であり、『聖槍』とは神の子の血に濡れた槍。 『天之杯(ヘブンズフィール)』から『不明金属(シャドウメタル)』という神の子の血を注ぎ、『聖遺物』を『赤』く染め上げる。 そうして世界を基の形に戻す霊装、『主神の槍(グングニル)』を作り出すことができる…… 状況から推察した、この聖杯戦争のメインプラン。 未元物質以外にもグングニルのスペアプランらしきものがあれば、確証力もあがるんだけどぉ) ◇ ◇ ◇ 「『大神宣言(グングニル)』は神の用いる宝具だから用意は難しいが、高名なだけにそれを元型とした槍は多数存在する。 例えば派生の一つ、ゲイ・ボルクも運命を曲げる槍だな。 グングニルの材料となったというユグドラシルに匹敵する宝樹はそうはないだろうが、ゲイ・ボルクは鯨の骨で作られたなんて言われてるし、複製できなくはないかもしれんな」 「そんな簡単にできるものなの?宝具って」 「魔術師の霊装というのは伝承上の武器を再現したものが強力だ。 論理の可逆を利用すれば空想上のものでしかない武器、例えば実在しないアーサー王の妹、クイーン・アンの盾なども『再現』できる。 無論、オリジナルには届かないだろうが、複製の『槍』でも元となる世界があればそれを再現する、あるいは元に戻すくらいはできるだろう。 例えばタイムパラドックスの修正や……元となる人物の存在するNPCの創造などなら」 NPCの出来は大したものだ。そこまで入念な観察をしてはいなかったが、人間との相違点を見出すことはできなかった。 当然作り出すのは容易ではない。 しかし、原型があるのなら。 泥から人を作り出すのは神の所業だが、人から人を作り出すのはそれに比べれば容易だ。 科学ならばクローニング。魔術ならば人形。 世界の創造もまた神域だが、その異常を戻すなら修正力も味方する。 世界改変の力を秘めた宝具ならば、どちらもできるはずだ。 「その力を以て、なぜ聖杯戦争という形をとっているのかは……葛藤の表れではないかと思っている」 「葛藤?」 「願いというのは言ってみれば、限定的な世界改変を望むということだ。 俺ならもう一度、了…サタンと会える世界を。君ならほむらによる改変がなされなかった世界を望んでいると言える。 この世界は、いうなれば下書きというかモデルルームのようなもので、勝ち残った一人が望む世界を作り出す」 脳裏に浮かぶ親友にして宿敵の顔。 あの天使長ルシフェル/魔王サタンでさえも、純粋な善/悪ではなく、デーモン族のために神や人間と滅ぼそうとしたのだ。 世界を変える力があったとして、その力を自らの意思のみで振るうのは強い覚悟が必要となるだろう。 そしてその結果に微塵の後悔も迷いも抱かない者など、まずいない。 「ずいぶん、その…身勝手というか無責任な感じがするね、それ」 「思い当たる節が…いや、なんでもない」 「えー、ちょっと失礼じゃない?」 軽口気味に抗議はするが否定はできない。 聖杯戦争というのは他者の願いを踏みにじり、自らの願いを叶えようというもの。 参戦した時点で、身勝手と言われようと反論はできないだろう。 (願い、か…… まどかの願いは、多分魔法少女が願いの果てに絶望しないこと。 ほむらの願いは、まどかが魔法少女とならず平穏な生を送ること、かな。 相反する願いだけど、ほむらは悪魔となってその二つを両立させた。 けどそこにまどかの意思は介在していない。だから、あたしは悪魔の願いを踏みにじる。 ……きっと他の人の願いも) マスターなら皆それを覚悟しているのだろう。 聖杯がないなら戦いに大義はないが、もしあるのなら。 願いのために杯に心血を注ごう。 「それじゃあさ、バーサーカーはやっぱり聖杯はあるって考えてるんだ?」 「………………ああ、そうだ。 だが今の優先事項は違うんだろう? さやか、君の願いは鹿目まどかの無事も含まれるはずだ。 なら今はそちらを考えて構わないさ。聖杯戦争については、俺が思考しよう。 少なくとも、聖杯の否定にはまだ早いということは覚えていてくれればいい」 「そ。ありがと、バーサーカー」 大局を見るならば聖杯戦争について考えるのをやめるべきではない。 しかし情勢はあまりに複雑怪奇。 知っているのとは違う親友と、腐れ縁の友人が同時に存在する。 どう対応すべきか。 ほむらと協力するのは、いい。 しかしまどかをどう扱う? 協力者として共に戦うべきか、庇護対象として帰らせるべきか。 これもまた葛藤か、と友人の顔を浮かべる。 連絡くらいはとりたかったと、自らの携帯電話に手を伸ばす。 「ん?そういえば電話番号は分からないのか? 最近の電話は持ち運びできるうえに電話番号を記録しておく機能もあるらしいじゃないか」 少し古い英霊であるため、明に携帯電話の知識はない。 聖杯に与えられた日常生活の常識として知っている程度、ジェネレーションギャップに悩む老人のよう。 そんな発言に苦笑いを浮かべながら答える。 「あたし、ほむらと番号交換するほど仲良くはなかったみたい……協力したこともあったと思うんだけど、少なくともあの世界ではやっぱり敵、だしね。 まどかとなら、普通なら番号交換してるんだけどさ、やっぱりあの世界特有の弊害があって。 あの子、設定だとアメリカからの帰国子女で、しばらく見滝原にいなかったことになってるからやっぱり番号まだ知らないんだよ」 悪魔による世界改変の影響。 それが僅かに、しかし確実に情報網の祖語という決裂を生んでいた。 「覚えていないのか、番号?」 「いや、情けない話だけど現代っ子は大体メモリ頼りで……」 「そういうものなのか」 友人や学校の連絡先くらいは暗記していた時代の人間からすれば現代の電話事情は軟弱に見えるだろうか。 咎めても詮無い事と明も分かってはいるので、それ以上特に言うことはないが何となく気まずい雰囲気になる。 「……遊園地ですぐに踵を返したのは失敗だったかもしれんな。すまない」 「なーに言ってんの。あたしが覚えてればいい話だし、キャスターの陣地に長居したくないっていうのは間違ってないって。 だから、今は『待ち』。 何かあったらほむらが連絡してくるっていうのは多分間違いないし、まどかは多分あたしの番号知ってるからかけてくるかも。 あたしだけで街に飛び出して連絡つかなくなったら、いざっていう時に困るだろうし。 寝間着じゃないのもいざって時にすぐ飛び出せるようにね」 ひらりと服の裾を翻してベッドへ向かう。 「かなり早いけど、いったん寝ちゃうね。 魔法少女だし、多少寝なくても大丈夫だと思うから何かあったら起こしてよ」 「ああ。明日はほむらのところだったな?」 「うん。また学校サボりだね。じゃなきゃ宿題とかでこんな早く寝るなんてできないだろうけど」 じゃあお休み、と言って電気を消す。 明は霊体化し、ベランダに出て思考を続ける。 (情報整理と言っておきながら、急な話題転換をしてしまったな。 さやかも、感付いているだろうか) 世界改変の力を持つものが、その選択を他者に委ねる。 まるで悪意と理性の葛藤と例えたが…… (鹿目まどか、円環の理と言っていたか。 その力が、ほむらとさやか、二人に選択を迫っているとするならば。 この聖杯戦争を引き起こしたのは……願いのための殺し合いを行っているのは鹿目まどかということになる) 魔法少女の力が殺し合いの元凶かもしれない。 確証もないことを聞かせたくはなかった。 (同じことがほむらにも言える。 悪魔として世界を改変した結果悩み、選択を他者に委ねる。伝聞でしかないがあまり精神的に強い子とも思えんしな。 サタン、いや了は自らの記憶を消して人間の振りをしていた。 さやかの記憶を消したように彼女たちがそうしている、というのはさすがに考えすぎだといいのだがな) 自らも記憶を消し、一参加者に身を堕とす。 記憶を失くした自分が同じ選択をするか試す。 そんなifを試みるのも不可能ではないはずだ。 (……飛躍するが、さやかはどうなんだ?魔法少女の才能は。 どういった理屈で才能が決まるのかはわからんが、あの二人と同じ条件を満たすなら彼女もまた世界改変の力を秘めている可能性もある) もしさやかが、二人の世界改変のどちらを支持するか悩んでいるとしたら。 (さやかが、この世界を作ったというのも動機・才能としてはあり得る……のか?) まどか、ほむら、さやか。 三人の魔法少女は、いずれかが光の蛇のように潜んでいるのかもしれない。 彼女たちの秘める力こそが、世界改変をもたらす『聖杯』である。 聞いたところであまり愉快な気持ちになる仮説ではない。 (今はまだ俺の胸に秘めておこう。少なくともまどかやほむらに話を聞くまでは) 魔法少女について理解を深める必要があるだろう。 …………魔法少女以上に世界を変えるといったら浮かべる存在もいる。 (了。お前はこの聖杯戦争を知っているのか?もしや俺の敵は、やはりお前なのか?) 未だ敵の見えてこない、この世界。 姿を見せていないのか、それとも…… 【C-6/自室/一日目・夜】 【美樹さやか@魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語】 [状態]健康 [令呪]残り三画 [装備]ソウルジェム [道具]グリーフシード×5@魔法少女まどか☆マギカ、財布内に通学定期 [思考・状況] 基本行動方針:聖杯が信用できるかどうか調べる 0.眠る。 1.明日の正午までに暁美ほむらへ回答する。 2.与えられた役柄を放棄し学校に行かないことに加え、あえて目立つ行動をとり天戯弥勒や他の参加者の接触を誘う [備考] ※浅羽直之、アーチャー(穹撤仙)を確認、フェザーと名乗られました。 ※暁美ほむらが昔(TV版)の存在である可能性を感じました。 ※暁美ほむらが何かしらの理由で時間停止に制限が掛かっていることを知りました。 ※まどか、ほむらへの連絡先を知りません。 【不動明(アモン)@デビルマン】 [状態]魔力消費(小) [装備]なし [道具]なし [思考・状況] 基本行動方針:聖杯が信用できるかどうか調べる 1.さやかに従い行動 2.何かあったらさやかを起こす 3.あえて目立つ行動をとり天戯弥勒や他の参加者の接触を誘う 4.マスターを守る [備考] ※穢れの溜まったグリーフシードを『魂喰い』しました。今のところ影響はないですが今後何らかの影響があるかは不明です。 ※キャスター(フェイスレス)に不快感を覚えています。 ※世界改変の力を持った、この聖杯戦争の原因として魔法少女(まどか、ほむら、さやか)とサタンを想定しています。 [共通備考] ※マップ外に出られないことを確認しました。出るには強力な精神耐性か精神操作能力、もしくは対界宝具や結界系宝具が必要と考えています ※マップ外に禁人種(タヴー)を確認しました。不動明と近似した成り立ちであるため人間に何かがとりついた者であることに気付いています。NPCは皆禁人種(タヴー)の材料として配置されたと考えています ※間桐雁夜(名前は知らない)、バーサーカー(一方通行)を確認しました。 ※暁美ほむらとの交渉『鹿目まどかを守るための同盟』の回答期限は2日目正午までです。 ※キャスター(フェイスレス)を確認しました。 ※学園の事件を知りました。 ※聖杯戦争の会場を作ったのも、願望器自体も世界改変の力と予測しています。 ◇ ◇ ◇ 「やっほー、犬飼さん☆調子はどうかしらぁ?」 長い髪を纏め、ゆさっ、と擬音を纏いそうな躯にタオルを巻いて浴室に合流。 かけ湯をして、二人並ぶように湯船につかる。 「マシにはなってるっていったでしょ❤服は?」 「もう少しすれば大丈夫だと思うわぁ。コンビニのTシャツともさよならできそうね☆」 「家に着替え取りに戻れそうにもないし、しょうがないけど。 はぁ~、ホントむかつく❤」 生徒名簿によっていくつかの情報を掴んだのだ。 なら敵もまたこちらの情報を掴む可能性は高い。 のこのこ戻って待ち伏せでもされたら目も当てられない。 「出たらホテル探して、ゆっくり休みましょ。 さすがに明日は登校しろ、なんて言わないから☆」 「もし言ってたら殺しちゃったかも❤」 絶対命令権の行使……それができればどうなっていただろうか。 いまより状況は良くなっているか、それとも。 このキャスターが優秀である、のは事実なんだが。 ランサーと結んだ。学園を掌握した。 ランサーに裏切られた。ライダーに追い込まれた。 逃げた先でマスターに殺されかけた。別のライダーに取り入った。 生きて、武器も獲得できているのは、マシだろうか。 そういえば 「……さっきまであんたが伊介の服の近くにいたから大丈夫だと思ってたけど、さすがに銃が人にばれたらやばいんじゃない?」 「大丈夫よぉ。まだ道具作成はしてないけど、脱衣所にあったリモコン借りてNPCを何人か放ってるから☆ 魔力も増えてるから、これまで以上に使っていけるわよぉ」 能力として目覚めてるか試すのは体の調子が安定してからの方がいい。 今は魔力の増強だけでも十分。 これまで能力行使は必要分に抑えていた。 今後は些細な調べ物や、NPCへの具体的な命令、『幻想壊し』の行使も含めて戦略の幅を広げられるだろう。 それだけに、学園に広めた『派閥』に近付きにくくなったのは痛いが、危うきに近寄るべきではない。 それよりも 「明日は図書館に行きたいのよねぇ」 「え~、好きなの?そういうの。一応戦争に来てるのに❤ それよりあのライダーとの話とかは――」 「もうある程度すませてきたゾ☆ この後合流することになってるけど、悪くない関係を築けたと思うわぁ。 彼らには話してないけど、それでもこの聖杯戦争の事とかサーヴァントの真名のこととか話したから、調べ物って言えば反対はしないわよぉ」 あまり乗り気でないマスターに理論武装して提言するが、やはり渋い顔。 なんとも気分屋なものだ。 サーヴァントについてだけじゃない。 その先にある聖杯、聖遺物について。世界改変の力について。 願いが叶うのかも調べるつもりなのだから、それなりに重要な事項だというのに、いい気なものだ。 もちろん、口には出さない、出せない。 暁美ほむらの眼が、耳が、何処の壁に障子にあるか知れたものではないから。 (聖杯に至る情報はないかもしれないけどぉ、わざわざ用意した図書館になにもないなんて無駄足力しないでしょ☆ サーヴァントの伝承くらいは間違いなく置いているはずだゾ。 そこから超能力とか魔術とか挟んで、世界を変える力について、何かわかればいいんだけど) その結果如何で方針も考えるべきだろう。 聖杯戦争に勝つべく動くか。 天戯弥勒に勝つべく動くか。 願いを叶えるために。 「……犬飼さんの願いって家族のためにお金が欲しい、だったかしらぁ?」 「なーに、いきなり❤そうだけど」 「おしゃべりよ、おしゃべり。どんな家族か聞かせてよ」 本当に唯の気まぐれというか、会話のための会話。 心底知りたい情報なら能力を使えばいいが、それはコミュニケーションを疎かにしていい理由にはならないし、こうしたトークは嫌いではない。 命を懸けるほど、きな臭い職業について、こんなところに挑みかかる状況というのはどんなものなのか。 学園都市の暗部とは異なるだろうそれに触れていいかは悩むところだが、聖杯戦争にいるのだから願いのことを聞いてみたいと思った。 「ママはねー、犬飼恵介っていうの。 伊介っていうのもママからもらった名前よ、いいでしょ?」 「そうね、いい名前だと思うわぁ。にしてもエイスケって、私が言うのもなんだけど変わった名前ねぇ」 「男の人みたいって思った?それ、正解❤」 「え?」 まさかの発言に少々驚く。 彼女の世界では父をママと呼ぶのか?と考えるが、それなら少々応答として疑問が残る。 「ちなみにパパも男よ」 「あー、そういう。納得したわぁ」 理解すればなんということはない。 別に同性婚くらいなら文化的にさほどおかしなものでもない。 暗殺者というきな臭い環境に置かれているとなると些か複雑に見えるが、本人たちが納得しているなら口出しするようなことでもない。 「養子なのねぇ。それでもこんなところに来るなんて家族仲力は良好そうで羨ましいわぁ」 「あっは、何それ❤ でも伊介にとっては当たり前の事だから」 自信満々気に、誇らしげに語る。 「水はね、血よりも濃いの❤」 浴槽に満ちた水に映った伊介の口から、そう言葉が紡がれた。 【A-4/麒麟殿温泉/一日目・夜】 【犬飼伊介@悪魔のリドル】 [状態]疲労(中)魔力消費(微小) 微熱、PSIに覚醒 [令呪]残り三画 [装備]ナイフ [道具]バッグ(学習用具はほぼなし、日用品や化粧品など)、ベレッタM92F(残弾12発)、コンビニで買った着替え [思考・状況] 基本行動方針:さっさと聖杯戦争に勝利し、パパとママと幸せに暮らす 0.食蜂操祈に心を許さない。 1.もう少し休んだら刑兆たちと合流。 2.ホテルでもとって休養。 3.学園と家にはあまり近付かない。 [備考] ※『とある科学の心理掌握(メンタルアウト)』によってキャスターに令呪を使った命令が出来ません。 ※一度キャスターに裏切られた(垣根帝督を前にしての逃亡)ことによりサーヴァント替えを視野に入れました。 ※PSI粒子の影響と食蜂の処置により魔力量が増大。今後能力に覚醒するかは後続の方にお任せします。 →症状は現在完治とはいかないまでも小康状態にあります。 [共通備考] ※車で登校してきましたが、彼女らの性格的に拠点が遠くとは限りません。後続の方にお任せします。 ※朽木ルキア&ランサー(前田慶次)を確認しました。 ※人吉善吉、アサシン(垣根帝督)を確認しました。 ※紅月カレン、セイバー(リンク)を確認しました。 ※夜科アゲハ、セイバー(纒流子)の存在を知りました。 ※洗脳した生徒により生徒名簿を確保、欠席者などについて調べさせていました。紅月カレン、人吉善吉、夜科アゲハの名簿確認済み。 ※ライダー(ルフィ)を確認しました。 ※ランサー(慶次)への絶対命令権を所有しています(宝具による) 【キャスター(食蜂操祈)@とある科学の超電磁砲】 [状態]ダメージ(大)、魔力消費(大) [装備] [道具]ハンドバック(リモコンが一つ)、アッシュフォード学園の制服 [思考・状況] 基本行動方針:勝ち残る。聖杯に託す願いはヒミツ☆ 1.ホテルでもとって犬飼伊介を休ませる。 2.犬飼の体調が安定したら能力を試してみたい。 3.明日は図書館でサーヴァントや聖杯、世界改変について調べてみたい。 4.犬飼伊介には一応警戒する [備考] ※高等部一年B組の生徒の多くを支配下に置きました。一部他の教室の生徒も支配下に置いてあります。 ※ルキアに対して肉体操作が効かなかったことを確認、疑問視及び警戒しています。 ※垣根帝督が現界していたことに恐怖を抱きました。彼を消したことにより満足感を得ています。 ※人吉善吉に命令を行いました。後始末として『食蜂操祈』および『垣根帝督』のことを認識できなくしました。現在は操っておりません。 ※ランサー(慶次)とセイバー(流子)の戦闘を目撃した生徒を洗脳し、その記憶を見ました。 それにより、慶次の真名とアゲハの能力の一部を把握しました。流子の名は聞いていませんでした。 ※まどかの記憶を見ました。少なくともインキュベーターのこと、ほむらの容姿、タダノとの同盟、ルフィの真名と能力を把握しています。他にどのようなことを知ったかは後続の方にお任せします。 ※超能力を目覚めさせる因子の存在(PSI粒子)に気づきました。アッシュフォード学園、麒麟殿温泉の近くにあるとほぼ確信しています。 ※ほむら、またはそのサーヴァントは情報収集の能力があると推察。重要事項は胸の内に秘めるつもりです。 ※赤いテレホンカードの完成形はオティヌスの用いた『主神の槍(グングニル)』に近いものと考えています。 ※以下の情報を刑兆、ライダー(ニューゲート)と共有しています。 アゲハ&セイバー(流子)、ルキア&ランサー(慶次)、善吉、カレン&セイバー(リンク)、タダノ&アーチャー(モリガン)、まどか&ライダー(ルフィ)、ほむら、ウォルター&ランサー(レミリア)の容姿と把握する限りの能力(ルフィについては伏せた点有)。 サーヴァントならパラメータも把握。 アゲハ、ルキア、善吉、カレンのこの地での住所、連絡先。 アゲハはタダノを一撃で倒す程度の能力者である(暴王の月の存在)。 ルキアは稲妻のような物を放つ能力者である(白雷の存在)。 善吉の技能と『欲視力』。 カレンは能力者ではないが、それなりに戦える人物である。 まどかは強力な魔法少女となり得る才能がある。 ほむらも魔法少女であり、操祈にダメージを与えることができる。 タダノはサキュバスのようなものに耐性があるかもしれない。ただし耐久はアゲハに倒されるくらいで、人並みか。 ウォルターは能力者ではないが、腕の立つ戦闘者。吸血鬼と何らかの因縁がありそう。 ランサー、真名は前田慶次。巨大な刀が変形(真名解放?)して朱い槍になると予測。 逸話、もしくは技能系の宝具持ちと予測。 セイバー(流子)は『鋏』と『糸』がキーワードになる英霊。文明への反抗者と予測。 二刀流の可能性を警戒。 セイバー(リンク)は剣技や騎乗スキルに加えて結界、炎などの多芸さから『勇者』がキーワードになると予測。 アーチャー(モリガン)は『サキュバス』と『分身』あるいは『もう一人の自分』がキーワード。 リリム、あるいはリリト?それなら海、出血、原罪、天罰などが弱点で、子供は注意が必要。 何かを撃ち出す宝具を持っているはず。 ランサー(レミリア)は『吸血鬼』がキーワード。 ただしその吸血鬼としての在り方はあまりにベタすぎる。無辜の怪物や幻想上のものの様な迷信に近い存在と予測。 宝具であろう槍を警戒。日光は弱点になると予測。 ライダー、真名はモンキー・D・ルフィ。ニューゲートの知り合いで能力者。 キーワードを上げるなら『麦わら帽子』、『ゴムのような体』、『覇気』あたりか。 刑兆はスタンド使い(バッド・カンパニーと言い、ビジョンも見せた)であり、多くの人物にスタンドを目覚めさせた経験がある。そのリスクなどについてそこそこ詳しい。 ライダー(ニューゲート)とルフィは知り合い。能力者。 キャスター(操祈)はアサシン、垣根帝督と同郷の超能力者で、垣根の方が上位。 宝具(能力)は心を操ることで、対魔力で抵抗可能。 能力を覚醒させる何か(PSI粒子)が学園、温泉近くにあり、それにより犬飼が学園都市の超能力に近いものを身に付けつつある。 麒麟殿温泉は能力獲得時に頻発する体調不良を和らげる効能がある。 魔力供給、対魔力、獲得のリスクに見る超能力、犬飼の能力(PSI)、スタンドの近似性。 天上、天国に見る魔術、超能力、スタンドの近似性。 アゲハ、ルキア他多数のスタンドでも超能力でもなさそうな能力者の存在。 魔法少女という人型の願望器の存在。その才能を持つ鹿目まどかに、魔法少女である暁美ほむら。 スタンドを目覚めさせてきた刑兆、学園都市の超能力者で『絶対能力進化』のことを知る垣根と操祈、『フラスコ計画』に関与した善吉など能力覚醒に関する参加者が多い。 幻想御手(レベルアッパー)、虚数学区などの複数の能力者を束ねてなる超常の存在。 不明金属(シャドウメタル)という、複数の能力者と天上が関わるであろう存在と、謎の磁性体である赤いテレホンカード。 →以上よりこの聖杯戦争はマスターを能力者として進化・覚醒させ絶対能力者(レベル6)『天之杯(ヘブンズフィール)』とし、サーヴァントも含めぶつけ合わせることで不明金属(シャドウメタル)を獲得。 それによって『元いた世界へ行くテレホンカード』を『平行世界へ行く霊装』、『天上、あるいは根源へ行く霊装』、『英霊以上の超常の存在を連れて来る霊装』などに完成させようとしている、という予測。 BACK NEXT 046-a 新約 魔科学共存理論 投下順 047 Cat Fight!!! 046-a 新約 魔科学共存理論 時系列順 047 Cat Fight!!! BACK 登場キャラ NEXT 046-a 新約 魔科学共存理論 犬飼伊介&キャスター(食蜂操祈) 054 MEMORIA 043 裏切りの夕焼け 美樹さやか&バーサーカー(不動明)
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** 初ホームページ!! 多少緊張するが、たまにでもアップしたいと思う。まずは、自己紹介から。 名前:妖魔 性別:男 生年月日:H4.2.18 血液型:AB型 星座:水瓶座 趣味:ギターで弾き語ること 、とまあこんな物だろうか。誰がこんな平凡なブログをみてくれるのだろう。 少し孤独を感じてきたところで時間がきてしまった。では、また^^
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使えそうな本 同人誌にも使えそうな本リスト。 持ってるのも持ってないのも。(ほぼ全部買った自分を笑ってくれ) 「新レイアウトデザイン見本帖 書籍編」 装丁関係の方でも書いたけど。 小説ページ・扉・事務ページ・デザイン表紙の参考に。 ページデザインやパーツの例が多く載っている。種類は豊富。 個人的には結構使えると思う。ってか毎回お世話になってます。 「新レイアウトデザイン見本帖 パーツ編」 上の仲間。少し薄め。 柱など本当にパーツに特化した本です。 「クイックデザインCD‐ROM 飾り罫・飾り曲線」 クイックデザインCD-ROM 飾り罫・飾り曲線 (クイックデザインCDーROM) EPSアウトライン・JPG(200dpi)データ収録の素材集。 カリグラフィー系が半分を占めるが、シンプルから可愛い系まで一通り網羅していると思う。 カラー版もモノクロ版もあるので、本文でも表紙でも好きなように使える。 本を買えば商用利用可とも記載されている。 が、「収録素材をメインに使って商品デザインをなさる場合はご相談ください」とあるのが気にならないこともない。 「和風レトロ地紋CD‐ROM」 EPSアウトライン・スウォッチ・GIF・JPEGデータを収録。 イラレ、フォトショ、ワードでの使い方も簡単に説明されている。 柄は基本、タイトル通りに和・和・和・レトロ。 だが別に和以外にも使えそうな柄も一部見受けられる。花とドットとレトロ。 一面の柄以外にもクリップアート(JPG,GIFのみ)もあるし、柄のパーツを切り取ってワンポイントに使うのもアリだと思う。 これも本を買えば商用利用可と記載されている。 が、「収録素材をメインに使って商品デザインをなさる場合はご相談ください」とあるのが気にならないこともない。 表紙に困ったらこれで行く。 「世界デザイン地紋CD-ROM」 上の本と同じ種類。やはりEPSアウトライン・スウォッチ・GIF・JPEGデータを収録。 かなりジャンルを選ぶとは思うが見ていて楽しい。
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各キャラに似合いそうな曲 樹に似合いそうな曲 疾風雲/KOTOKO インディゴ加入直後の樹。すぐにとはいかないけれど、今までと違う明日が来ることを予見するような…… 歌詞:http //t.co/9G1O4AL メタメリズム/伊藤かな恵 インディゴの面々と出会って、今までの世界が変わっていく樹。「君」=店長やインディゴメンバーのイメージです。吉男っぽくも、テツっぽくも聞こえる曲。 歌詞:http //t.co/oWQMTEd Dear/中島美嘉 樹は母親とはあんな形になってしまったけど、きっと彼が記憶に残らないような幼い頃にはたくさん愛情をかけて育てて貰っていただろうと思いまして・・・。彼の母親への思慕を表している歌だと思います。 歌詞:http //www.utamap.com/showkasi.php?surl=kt1605
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更新日時 2013年10月02日 (水) 04時08分37秒ページを編集 がむしゃらグスリ アイテム名 素材 習得ランク 備考 がむしゃらグスリ せいれい草(2) 大樹の実(1) マバラッパ深海水(1) マスター 錬金・くすり コモレヴィ雑貨店 上へ
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《がむしゃらな略奪者/Hell-Bent Raider》 #whisper 3マナ2/2で先制攻撃・速攻となかなか優秀な赤のバーバリアン。 手札を無作為に捨てることによってプロテクション(白)まで得られる。 ゴブリンの戦車/Goblin Chariotと比べると性能差は歴然である。 当時はスライなどを組める環境ではなかったためか、残念ながらあまり戦果は残していない。 頑強なるバルソー/Balthor the Stoutと一緒にどうぞ。 参考 カード個別評価:オデッセイブロック
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「0時を回ったネ」 扉を開け、キャスター――超鈴音が声をかける。 湯気が立ちこめるバスルーム。 その中で、彼女のマスター・神楽坂明日菜は何をするでもなく立ち尽くしていた。 「ゲーム開始ヨ、明日菜サン」 ざあざあと音を立て、シャワーが明日菜の頭を打つ。 もうたっぷり20分はこうして立ち尽くしていた。 未だにシャンプーすらしていない。 それをする気力すらなかった。 「覚悟は出来たかネ?」 死に損なったあの日から、もう何日も経過していた。 けれども未だに腹は決まらず、何も進展せずにいる。 殺したくない――その想いは、ずっと変わらなかった。 死にたくない――その願いは、ずっと変わらなかった。 その2つは、決して両立することが出来ない。 死にたくなければ、殺すしかない。 殺したくなければ、死ぬしかない。 その残酷な二者択一に答えを出すには、あまりに時間が足りなかった。 「……わかんない」 正直に、明日菜が答える。 気分転換にと薦められた入浴ですら、心を落ち着かせてくれなかった。 時間だけが、頭皮の表面を滑り、水と共に流れ出ていく。 奥に溜まったモノを掻き出すことすらせずに。 「ちょっとだけ……幸せだった」 けれども、そんな宙ぶらりんのままでは、この戦争は戦い抜けない。 それが分かっているから、まだ上手く言葉にならないのに、明日菜は口を開いた。 そして鈴音も、その言葉を黙って聞いている。 「あのガキンチョがからかわれながら先生をしてて、木乃香や刹那さんが笑顔で話しかけてくれて」 それは、極当たり前の日常だった。 ちょっと前――体感的には、ほんの数日前だ――までは、毎日のように体験していたそんな日常。 失う覚悟を決めて、それでもやっぱり未練があって、無理矢理奪われた日常。 「諦めたはずなのに、諦めきれてなかった世界がそこにはあって」 ネギが、いる。 木乃香が、刹那が、皆がいる。 「ちょっとだけ、この世界にずっと居たいなとも思って」 どんなに頑張っても、一週間しかこの世界は保たれない。 それは知っていた。 でも――だからこそ、この世界が少しずつ愛しくなっていた。 「戦いなんてなくっても、この世界に居られるならそれもいいかもってさ」 それは、後ろ向きで弱い考えだ。 そうは思うも、鈴音は明日菜の言葉を否定したりしない。 それどころか相槌一つ返さずに、開け放たれた扉の向こうで真剣な顔で見つめてくるだけだった。 「でもさ……やっぱり、偽物の世界なんだよね……」 どれだけ想っても、この世界の“皆”は偽物であり、そこにあるのは偽りの日常だ。 そのことは、ずっと頭の中にあった。 だから居心地が悪かった。この世界の居心地が良ければ良いほど、それ以上に居心地が悪くなっていた。 「いいんちょとの喧嘩も、木乃香とのボケツッコミも、全部、さ……」 大切な人とのやりとりで、それをとても痛感した。 雪広あやかは、生前の時にしたやりとりと同じことをしてくれている。 だがしかし、彼女を取り巻く人間や、喧嘩するときの野次馬なんかには、見たことのない生徒ばかりだ。 中には見知った顔もいるが、そのほとんどと、スムーズにやりとりが出来ない。 「だからかな……どうしても、皆にちょっと、違和感があって」 ちょっとずつ、知っている皆と違う。 ネギも、何だか少し過剰に甘えている気がする。 千雨なんかとも今までより距離を感じるし、刹那に至っては過剰にコミカルになっている気がした。 あと、千雨に至っては、何か髪の色が違う。なんと緑色じゃない。 真面目ぶりながら小学生からずっと緑に染めているのが彼女の特徴だったというのに。 「違和感、ネ」 鈴音が、ようやくここで返事を返す。 この世界への違和感は、鈴音にだって勿論あった。 鈴音と明日菜で記憶している“麻帆良学園”が違うのだから、両者ともに違和感を抱かない世界なんてありえないのだが、 それにしても鈴音の知っている学園生活とは異なる点が多すぎた。 まるで、他の人間の思い出や記憶を混ぜこぜにしたかのように。 「参加者の特定を避けるためか、はたまたその逆か知らないガ、元いた世界の完全再現ではないらシイ」 単純に参加者全員の記憶と記録を再現したから歪になったのか、それとも他の理由があるのか。 そんなことは分からないし、まだ分からなくて問題無いと鈴音は思っている。 それを考えるとすれば、明日菜の腹が決まって、ある程度他の情報も得た後だ。 今の段階でソレを考えても、答え合わせのしようのない仮定を量産するだけである。 「私にとっては、あの美空サンが自然なのだけどネ」 明日菜の中の違和感を決定的なものにしたのは、春日美空の存在だった。 控えめに言って『アッパッパー』な性格をした美空の言動は、明日菜の知る美空のソレとは程遠い。 確かにイタズラ3人組ではあるものの、陸上と宗教に対しては真摯だった印象がある。 少なくとも、あんな全てマリアに宣戦布告のファックオフをぶちかますような感じの性格はしていなかった。 「やっぱり……ここじゃないんだって……」 細かな所が、全然違う。 そして、ふとしたことで、それを痛感させられてしまう。 ここを新たな居場所と思うには、あまりに違和感が強すぎた。 「ここは、私の願う場所じゃないんだ……って……」 ずっと、あの寮で暮らしてきた。 でもこの場所では、自分に不釣り合いな豪邸を割り振られている。 朝早く起きてバイトに行くこともないし、起きたら木乃香が料理をしていることもない。 やたらと広い風呂に入ってても、今こうして超が乱入したくらいで、誰も突撃してこない。 お風呂でドタバタも起きないし、あの騒がしい日常とは、遠くかけ離れていた。 「それでいい。それでいいんだヨ」 例え殺し合いがなくとも、ずっとこの世界には居られなかっただろう。 愛していたあのクラスが、ここには無いのだ。 いや――無いだけなら、まだ耐えられたかもしれない。 鈴音が知っている人のいない麻帆良学園でなんとかやってこられたように、いっそ未知の世界ならば第二の人生を送れていたかもしれない。 けれどもここには、皆がる。 愛した人の紛い物が、ここには存在しているのだ。 そんな場所で何年も居続けるなんてこと、覚悟を決めた鈴音でも耐えられるかどうか。 「やっぱり、まだ、殺したくなんてないよ……でも……」 ゆっくりと、明日菜が振り返る。 シャワーの水が頬を伝った。 「帰りたい」 シャワーのせいで、泣いているのか分からない。 それでも、その言葉を胸の奥から出した明日菜の心情は、その表情で十分窺い知る事ができた。 「死にたくないだけじゃない……」 言葉に出せど、その感情は胸の内から言葉と共には出て行かない。 むしろ言葉に出すほどに、心と身体を埋め尽くしていくようだった。 「帰りたいよ……麻帆良に……皆のとこに……」 明日菜のよく知るネギや刹那、千雨や美空のいる世界に。 バイトバイトの極貧生活ながら、木乃香と共に朝食を取れるあの世界に。 歪でちゃちな作り物の世界なんかじゃなく、たくさんの日々と想いを重ねて作られた、愛してやまないあの世界に。 「でも……だから……」 帰りたかった。 あの世界に、というのもあるが、それ以上に――あの輪の中に。 「いいヨ、無理して言わなくて」 明日菜の言葉を、鈴音が打ち切る。 後に続く言葉は分かりきっていた。 皆の居た世界に帰ってあの輪に戻りたいからこそ、人は殺せないというような言葉だろう。 人を殺してしまったあと、あの日のように笑う自信も、皆の中に笑顔で戻れる自信もないから。 「明日菜サンの気持ちが知れただけで、良しとするネ」 鈴音にとって、明日菜が不殺の宣言をするのは好ましいことではない。 迷うだけなら、殺したくないという我儘の段階ならばどうにでもできるが、強く決意されてしまうと厄介だ。 ルール上黙って殺されてやるわけにはいかない以上、どこかしらで一人は殺さねば願いを叶えることなど出来ない。 言葉に出して、その意志を強められては困る。 「大急ぎで誰かを仕留めなきゃいけないようなルールでもないし、まだまだ時間はタップリあるヨ」 早々に動くメリットもあるが、今はまだデメリットの方が大きい。 窮地に陥って反射的に相手を殺してしまうような精神状態の時ならともかく、 窮地に陥ってそれでもなお殺したくないで武器を捨てかねない状況での他マスターとの接触は避けたい。 「動くのは後半からでも遅くはないヨ」 鈴音は、とうの昔に受け入れている。 自分本位な願いのために、他者を犠牲にすることを。 自分の愛した世界が変わり、自分の愛した世界と違う別の何かになることを。 「今は英気を養うといいネ」 そしてそのうえで、鈴音は望むことにしたのだ。 多くの犠牲の果てに、自分の愛した者達が、自分の愛した世界とは違う歪んだ世界で幸せそうにする未来を。 「疲れていても、ちゃんとシャンプーとリンスはした方がいいヨ?」 だから、鈴音は無理に明日菜に言い聞かせることまではしない。 いずれ明日菜も、自分と同じように考える可能性がそこにはあるから。 だから、ウインクを軽くして、冗談めかしてバスルームを後にする。 「髪は女の命だからネ」 無理して屈服させたり、争ったりする必要はない。 必要に迫られてもいないのに、明日菜の気分を害してまで今すぐ腹を決めさせることはない。 幸いにも、マスターとサーヴァントの関係。 戦う必要なんてないのだ。 それに―― 「それじゃ、ごゆっくり」 マスターとサーヴァントである以前に。 共に聖杯戦争で戦う仲間である以前に。 クラスメートであり、そして、あまり深く関わったわけじゃないけれど、でも。 二人は、友達だったから。 【B―6/神楽坂明日菜の家/1日目・深夜】 【神楽坂明日菜@魔法先生ネギま!(アニメ)】 [状態]健康 [令呪]残り3画 [装備]すっぽんぽん [道具]髪の毛以外は鈴や陰毛に至るまで無し [金銭状況]それなり [思考・状況] 基本行動方針:死にたくない 1.皆がいる麻帆良学園に帰りたい 2.でもだからって、そのために人を殺しちゃうと…… [備考] 大きめの住宅が居住地として割り当てられました 【キャスター(超鈴音)@魔法先生ネギま!】 [状態]健康 [装備]自室だし、多少はラフだヨ [道具]自室だし手にしているものはないけど、ある程度手の届く範囲には置いているネ [思考・状況] 基本行動方針:願いを叶える 1.明日菜が優勝への決意を固めるまで、とりあえず待つ 2.それまでは防衛が中心になるが、出来ることは何でもしておく [備考] ある程度の金を元の世界で稼いでいたこともあり、1日目が始まるまでは主に超が稼いでいました BACK NEXT 000 黄金のホーリーグレイル-what a beautiful phantasm- 投下順 002 開戰 000 黄金のホーリーグレイル-what a beautiful phantasm- 時系列順 002 開戰 BACK 登場キャラ NEXT 000 黄金のホーリーグレイル-what a beautiful phantasm- 神楽坂明日菜 026 夢現ガランドウ キャスター(超鈴音) 012 過去と未来の邂逅
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前ページ次ページ消えそうな命、二つ 空高く太陽が昇り、世界により強い光と熱をもたらした。 葉と葉の間から降る日光からそれを感じ取ったオレは、ふぅと息を吐き出し木にもたれ掛かる。 「もう昼なのか……」 どこまでも青い空をぼうっと見上げながら、思わず呟いた。 確か今日は、まだ空がうっすらと暗い時間から修行を始めたはず。 太陽の昇り具合から見て、今は大体正午といったところだろう。 追われる羽目になったのが、空に明るみが出始めてだったから…… 思考の最中、かすかな気の集まりを感じて、ちらりと視線を落とす。 もういい加減聞き飽きた、革靴で地面を蹴り進める音が近づいて、3人の――いずれも手に剣などの武器を持った――男が、早足で眼下を通り過ぎた。 さっきから何度この光景を見届けたことか、数えては無いが、もういい加減ため息も吐き飽きたのは確かだ。 しつこい。しつこすぎる。 オレは何か盗んだりとか、壊したりそういうことは一切していない。 せいぜい……修行で少し、地面を踏み割ったぐらいだ。 家自体に被害がないんだし、オレは誰にも見つからないよう数時間ずっと隠れて続けているんだ。 もうそろそろ、せめて警戒態勢だけでも解いてくれてもいいはず。 じゃないと…… 「腹減ったな……しかし……」 朝から何も食べてない腹は、空腹で情けない悲鳴を上げる寸前だった。 オレは慰めにはならないと知りつつ腹をなでて、思いっきり寝転がった。 問題はもう一つあった。 力の入らない体を無理やり起こして、遥か前方を見つめる。 細めた目に映るのは、離れに離れてようやく端と端まで見える大きな屋敷。 言うまでなく、あれはオレが出てきた所。カトレアさんの部屋もある屋敷だ。 そうなのだ。 気づかないうちにどんどん遠くに来ていたらしい。 つまりそれは、こっそりカトレアさんの部屋に帰ることが、どんどん難しくなっているということだ。超スピードで一気に駆け抜ければ見つかりはしないだろうけど、万が一を考えればそれは最後の最後にとっておきたい。 だが、腹が減った。 木から飛び降りて、すばやく前方の木の陰に隠れる。視線は屋敷に、わずかな気の動きも逃さないように、感覚は周囲全域に張り巡らせる。 何とかあそこまでたどり着いて、カトレアさんに誤解を解いてもらないと とてもご飯にはありつけそうも無い。 全力疾走は最後の手段。カトレアさんが俺を見つけてくれるなんて、都合の良い事もそうそう起こらないだろう。 なにか、なにかいい方法はないのか……? 「っ! こんなときに……!」 こちらに向かってくる微量な気の動きを感じ取り、即座に木の上に飛び移る。 直後、予想したとおり3人の男が木にたどり着いた。オレに気づいた様子も無く、3人は互いに向かい合い、話し始めた。 『おい! まだ見つからないのか!?』 『まずい、まずいぞ! 旦那様も奥様もいない時に賊に進入を許し……」』 『もう何時間もつかまらない、逃がしたかもしれない……ああ、俺たち殺されるだろうなー』 『さらし首だろうなー……』 『今のうちに、化粧しとくか』 落胆した声で言う。どうやらこの家の主は夫婦そろって厳しい性格らしい。 まぁ名家の生まれの人は、みんな家名とかプライドとかが大事だって、聞いたことがあるから納得はできるけど。 『あげく、カトレアお嬢さままで行方知れず』 『明日は長期休暇でエレオノールお嬢さまも帰ってくるんだぞ……』 「!? な、何だ……っ!」 驚き、それに反応して、体から一瞬気が溢れた。 危うく声を漏らしそうになったが、それだけはなんとか手で口を覆い阻止する。 3人に動きは無い。聞かれてはいないようで、安堵に胸をなでおろす。 3人が遠くに離れたのを見て、オレは眼を瞑って意識を集中させた。 カトレアさんの気の動きを探るために。あの人の気はものすごく小さいうえ、時々妙に不安定なためか、完全に動きを探り出すためにはかなり集中する必要がある。 「……見つけた!」 ここからそう遠くない位置にいる。 オレは見つからないようにと警戒網を最大まで高め、移動を始めた。 ■ 「ここか……」 気を頼りにたどり着いたのは、屋敷と少し離れた場所にある 倉のようなところだった。白い石壁が太陽光を反射し、鏡のように輝いている。 屋根は濃い茶に塗られた木材仕様で、なんだかアンバランスな風貌をしていた。 気を感じるのは中からなので、一応周囲に人がいないことを確認して扉を開ける。 その瞬間、細い手にリストバンドを捕まれたかと思うと、中へと一気に引っ張り込まれた。 もちろん抵抗するのは簡単だった。 だが、引っ張り込む手が誰の手なのかわかっていたからこそ、オレはあえて誘いに乗った。 中はさすがに倉だけあって、日の光が微量しか差し込まず暗かった。 周りにはオレの身長に匹敵するぐらいわら束が詰まれており、奥には木造の棚に重そうな木箱がいくつも積まれているのが暗いながらぼんやり見えた。 だがそれ以上に、俺の目は目の前にいる人に向けられていた。 はにかんだ微笑みを携え、それを惜しむ無く俺に向けている人。 体から感じる気は小さく、同じくらい年のはずなのに年下のようにも年上のようにも見える不思議な空気をまとった女性。 「おひさしぶりね。姿が見れて、なんだかとっても安心したわ」 「……ええ、オレもですよ」 カトレアさんは、依然変わらぬ物腰で、今までオレを待っていたようだった。 カトレアさんはわら束に座り、隣を手でぽんぽんと叩いた。 「ね、ここに座って」 そう薦められて、オレはカトレアさんの左隣のわら束に腰を下ろした。 なんだか恥ずかしくなって少し間を空けると、カトレアさんのほうから笑顔で近寄って、わずかな間をつぶした。沈黙が流れる―― 「ゴメンね」 ――ヒマもなく、カトレアさんは言った。 「ほんとはみんなにゴハンのこと、ちゃんと紹介したかったんだけど……朝起きたらあなた、どこかに行っちゃってて、こんなことになっちゃった」 「そ、そんな! オレが勝手に出てってこんな騒ぎ起こしただけで、カトレアさんは何も、何も悪くないですよ!」 くっと頭をうつむかせたカトレアさんにあわててフォローを入れると、彼女の顔はぱっと花を咲かせたように、爽やかな笑顔を浮かべた。 右腕を両手で強く握られ、彼女らしい弱い力でくいっと引っ張られた。 「そうよねー……言われてみれば勝手に出てって騒ぎを起こしたのは、ゴハンなのよね」 ぞくりと、背筋を冷たい汗が伝った。 怖い……! 穏やかな口調と華やかな笑顔を向けられているものの、何かうす黒いオーラがカトレアさんの体からかもし出ているような気がする。 ――まずいんじゃないのか。なにか……とんでもなく危ない予感がする…… しかし、この予感はカトレアさんとは直接関係ないところで的中することになる。 このときはまだ知る由も無いし、考えることなんてできなかったけど。 ――不意に、軋みを上げるほどに強く、扉がたたかれた。 カトレアさんと同時に扉へ視線を向けると、向こう側から2人分の若い男の話し声が くぐもって聞こえ、続いて二度、三度扉をたたいた。 そして四度目――――……それが終わると、しばらくたって片方の気が高ぶった。 外にいるやつは鍵を持っていないのか、懇親の力をこめて、何か硬いものをがむしゃらに扉へと打ち付ける、そんな音が鈍く響いた。 「まずい、誰か来たみたいだ」 「まあまあ、予想外ね。そう……ここに隠れましょ!」 「えっ? うわ! ちょっと!?」 悟飯がそうこうしてるうちに、重苦しい破壊音とともに扉が開かれた。 前ページ次ページ消えそうな命、二つ