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十数回もの激突を繰り返し、その全てが有効な手ごたえを返さなかった。 硬い、まるで壁だ。魔法を使う隙さえもらえないとなると、俺一人の力じゃこいつを倒すのは無理か。 やはり、まずはユリアを解放しなくちゃならない。ユリアの様子を見たところ魔法が使えないようだが、その原因がすぐに解決できるものなら反撃に転じられるし、そうでないのならひとまず撤退する必要がある。 とはいえ、そのためには魔法を使う以上の隙を作らなきゃならない。どうしたもんかね。 「まったく、面倒この上ないな!」 迫る氷塊を避けながら毒づく。 「ならば今すぐ家へ帰るか?」 「帰す気のない人間がよく言う。そういえば、お前が何のためにこんなことをしてるのかを聞いてなかったな」 風の刃が鋭く迫る。とっさに身を体を引くが音を立ててシャツに切れ目が入る。もう上着もズボンもボロボロだ。あちこちに血が滲み色が黒く変色している。どうにか致命傷は避けている。いや、それが関の山だった。 「確か夢を叶えるための手段を手に入れるとか言ってたな? お前達の目的は何だ、なにをするためにこの世界を滅ぼす!?」 「聞いたところで納得はできないぞ。至極個人的な内容だからな」 「何を聞いたところで納得できないんだ、結果が変わるわけじゃないだろ。それに、こっちが質問に答えてばかりじゃ不公平だ」 ファイバーはふん、と息をつく。 「それで、姫君を助ける隙でも作るつもりか?」 バレバレかよ、クソッたれ……。 「だったらどうする、さすがに自分の負けの目を作るのは嫌かい?」 「まるで自分に勝ちの目があるような言い草だな。まあいい、タイヨウにも聞かせたことだ、お前に聞かせるのもいいだろう」 親父にも、聞かせたのか。それほどに、こいつと親父の間には浅からぬ因縁があったのだろう。 「それで、世界を滅ぼす個人的な事情と、その手段とやらは一体どんなものなんだ?」 ファイバーはその場に立ち尽くす。油断も隙もなく、だが静かに。 「俺達それぞれの目的は別々だとは聞いたな? 共通するものは手段だと。その手段とは――新たな世界を生むことだ」 「世界を……生む!?」 個人的な事情の割にはスケールのでかい話だった。さすがはメルヘン親父、俺達の想像のはるか上を行く発言だ。 「滅茶苦茶な話だな……。ていうか、それだけのことをしないとできないお前の個人的な事情って何だよ」 一度小さく目をとじ、目を開いたファイバーの表情は、 「人間一人、殺すことだ」 なぜか、悲哀に満ちていた。 沙良が『流理』の対象として一番よく扱うものは水だ。それは地域にもよるがごくありれたものであり、扱いなれているからだ。 風などの流れも扱えないことはないが、大きな流れとして扱うのは難しいので補助程度にしか使わない。たとえば、 「ましゅまろ、飛べ!」 沙良の起こした小さな風に乗って、ましゅまろがガザベラへと飛びかかる。しかしそれもガザベラが生んだ横から殴りつける風によって吹き飛ばされてしまう。が、その間にさらに自分用に起こした風に乗って、沙良はガザベラへと詰め寄っていた。 「ちぃ、ちびっこい体でちょこまかと!」 ガザベラの掌から血が溢れだし中に舞い上がる。血の粒は生物のようにうねり、その鋭い切っ先を向けて空を切り裂き沙良へと踊りかかる。水流の壁がそれを押し流す。 あちこちの水道管から水を引っ張ってきたせいで、もはや床は小さな流れを成すほどの水で覆われていた。 一見沙良の有利に見えるこの状況だが、実際は互角。ガザベラの通常魔法の得意系統は水。沙良にとって周囲全てが武器として扱えるのと同じことが、ガザベラにも言えるのだ。足元の水は、目には見えない二人の魔法による支配合戦にさらされていた。双方一瞬でも気を緩めれば、足もとの水が刃となって襲いかかる。 互いが力の大半をそちらに割いている。その結果、二人の戦いは肉弾戦中心となっていた。しかしその小さな合間に放たれる魔法にも必殺の殺傷力は十分以上に備わっている。 「さすが、世界を相手取るだけはあるな。ウチが一対一でこんだけ苦戦するなんて、久しぶりや」 「そりゃこっちのセリフさ。なんだい、この世界にも随分と骨のあるヤツがいるじゃないのさ!」 沙良の小さな体がくるりと宙を舞う。それを風の弾丸が狙い撃つが、空気の流れが沙良を囲むように乱れ狙いが外れる。そのまま沙良は風に乗り空中で姿勢を変え、電灯にぶら下がる。 「あんたらの事情はウチにはわからんしわかろうとも思わん。こんだけの事をしでかすんやから、少なくともあんたにとってはそんだけの意味があるもんなんやろ」 「そりゃあそうさ、そうでもなきゃわざわざ苦労してまでこんな世界に来たりするもんか」 「そうやな、それが普通の感想やろ。けどな、ウチらはそのこんな世界で生きとるんや。下らん、楽しい、辛い、悲しい、嬉しい、愛しい、この世界で生きとる。せやからウチはあんたを倒す、命を奪う。そんだけの意志と覚悟をもっとる相手を殺さずにおいたら、後々面倒やから。そういう、ウチの臆病な事情であんたを殺す」 「好きにするといいよ、アタシらだって好きにやってるんだからね。ただまあ、あんたに殺されたりはしてやんないけど!!」 炎の槍が伸び、一瞬前まで沙良のいた空間を焼く。それを素早くかわした沙良は身軽な動作で壁を走る。 「ってなんだいそりゃあっ!?」 非常識きわまる光景にガザベラの口から思わず驚愕の声が上がる。それを笑って無視した沙良は、勢いよく踏み切りガザベラの頭めがけて跳び蹴りを放った。ガザベラの顔が苦痛に歪む。沙良の見た目からは想像もできないほどに、その蹴りも拳も重く、響く。かろうじて腕で頭部を固めたが、それでも完全に勢いを殺せない。 「人生、生きとれば足をとられる、泥沼におぼれる。それは自分の失敗のせいやったり他人の失敗のせいやったり、もしくはまったく関係のないところからの不幸な不意打ちやったり、色々や。特に後の二つやったときは悲惨やもんな、自分じゃどうしようもないことで自分が痛い目見るなんてとてもじゃないけどウチは納得できん」 沙良はガードされたガザベラの右腕を両腕で抱え込む。さらに右足を絡め、左足で勢いをつけてガザベラの脇腹を突き入れた。一瞬体の力が抜けたのを見計らい、背筋を使ってガザベラの右腕伸ばし、左足もからめて極めにかかる。ガザベラは沙良を振りほどこうと右腕に力を込めるが、沙良の力はギリギリとガザベラの腕を締め上げ、間接はぎしぎしと危険な音を鳴らす。 「結局それだけの話や。納得いかん、許せん、認められん。そうやって耐えて足掻いて、乗り越えて。そうして生きてくんや、たぶん、みんな。せやけどあんたのは違う。認められんからって全部壊して自分の欲しいもんだけを手に入れようとしとる。それで誰が幸せになる? 全部壊してあんたに何が残る? やり直しの人生なんていうけどな、そんなんあらへんのや。どうしたって人は続いとる、昨日に、明日に続いとる。それ全部否定してまっさらな明日手に入れても、そこに価値なんかない」 「はっ! 何も知らずによくもまあ説教くさいセリフかませるもんだ! 足掻いてもどうしようもないから過去だ。どうしようもなく終わったからこそ許せないんだ! そんなものに続いている今が、世界がうざったくて仕方ないんだ、価値なんかないんだ、だったら全部壊して全部をやり直すしかないじゃないか! そのための手段が手に入るんならどんな悪にだってアタシは染まってやるさ!!」 ガザベラは沙良の締め上げる力にそって体を投げ出す。左手に生やした氷の爪が沙良を狙って振り下ろされる。 ザクッ!! 肉を切り裂く音が響き、二人の顔に血飛沫が散る。ガザベラの爪は沙良の左足の裏に突き立っていた。拘束の弱まった腕を振りほどこうとするガザベラ。 「ま、あんたが聞く耳もたんなんて、最初からわかっとったけどな」 沙良は貫かれた左足を引き、ガザベラの姿勢を崩す。鼻先を掠める爪にひるむ事無く、まっすぐにガザベラを視線で射抜く。 素早く右足をガザベラの胴の下に潜り込ませる。同時に飛び込んできたましゅまろが、ガザベラの胸と沙良の足の間に収まった。刹那、沙良の眼が見開かれ、ガザベラを蹴り上げるのと同時に、ましゅまろがその体積を爆発的に肥大させた。 勢いよく宙に投げ出されるガザベラ。沙良は全身のバネを使ってはねるように起き、それを仰ぎ見る。 視線が刹那の間、交錯する。 両腕を胸の前に構え、手の平を花のように広げる。沙良に踏みしめられた床が、水が、彼女を恐れるかのように弾けた。 どぉんっ!! 大砲の如き爆音が響き、ガザベラの体が壁に叩きつけられる。衝撃は壁を軋ませ、窓を無数のヒビで埋め尽くした。 沙良は静かに息をつき、突き出したままの両腕をゆっくりと下げた。 「あんたがどんな泥沼にはまったのかは知らん。けどウチはごめんや、誰も幸せになれん世界なんて認めん」 ガザベラが顔を歪めて嘲る。何を嘲ったのだろうか。 沙良には、少しだけ分かった。ガザベラは、誰よりも自分を嘲っている。愚かだと、無様だと。 「はっ……幸せ、幸せかい……それこそ、アタシが憎むもんだ!」 ぼこり、と。 ガザベラの背中から何かが溢れる。沙良はそれに何か危険を感じたのか、数歩、ガザベラから距離を離す。決して攻撃の予兆を見落とすまいと、神経を鋭く尖らせる。 「その幸せのために食い物にされる人間が不幸になる! どれだけ足掻こうが……足掻けば足掻くほど足を掴んで引き摺り下ろす運命ってやつがいる! そんな世界ならアタシはいくらだって滅ぼしてやるさ!!」 怒りと共に、ガザベラから黒い闇が迸る。驚愕とともに、沙良は反射的に水流の壁でそれらを防ぎ――紙切れよりもあっけなく、貫かれた。 「な――」 想定外の事態にそれでも肉体は己を守るために動く。せめて受ける被害は最小にするために。 闇の魔手は沙良の肩を、太腿を、脇腹を抉る。瞬間、今まで決して苦痛をもらさなかった沙良の口から叫びが漏れた。 「あ、く、あぁぁっ……!!」 焼くような激痛に自然と顔が歪む。切り裂かれた傷口を見れば、鋸を何度も叩きつけたかのように肉がぐちゃぐちゃに潰れ、裂かれ、蹂躙されていた。刻まれた血管からはとめどなく血が溢れてくる。 ガザベラがゆっくりと壁から背中を離した。黒い闇はなおガザベラの背後に溜まっていた。 「アタシの『血棺』は自分の血液を操る魔法……なんだけど、極めればこうやって、血液を新しい別の存在に変えることもできる。血液でありながら肉を食み血をすする化け物に、ね。当然、使いすぎれば失血死するっていう、なんとも使い勝手の悪い魔法なんだけど」 闇は不気味にうねり、今にも沙良を食い散らさんと様子を伺っているようにさえも見える。それはまるでガザベラが抱えた心の闇そのものの姿であるようにも見えた。 沙良は息をつく。痛みを一時忘れるために。己の全力を、出し切るために。 「あんたのそういう気持ちなぁ……うちにも、分からんことはないんや」 不幸を嘆き幸福を憎む。思うようにいかない世界、己の意志をことごとく否定する今。その上で笑う何者か。沙良も同じだったから理解できた。泥を啜り砂を食み、苦痛と屈辱におぼれながら世界を呪った。 沙良がガザベラのようにならなかった理由は、たった一つの違いだけだろう。即ち、何に救いを求めたのか。 「せやからな……わかるからこそ、あんたの言うことを認められんのや!」 ザンッ!! 「なっ!?」 沙良の姿が消失した。影すら残さず唐突にその姿が消え、次の瞬間ガザベラの目の前に現れたのだ。 人間の限界を超えた高速移動。 はためく白衣をばさりと払い、沙良はガザベラを見上げる。今の苛烈な運動のせいか、顔は青ざめ眉間にしわを寄せていた。その懐から、小さなぬいぐるみがぴょんと飛び出す。 「うちにも、取り戻せん、失ったものがある。あいつらが笑顔で暮らせる世界が手に入るんなら、そんなに嬉しいことはないと思う。けど――」 ばさぁ! 白衣が翻る。 沙良の魔力が膨れ上がり、ぬいぐるみに注がれる。ぬいぐるみは一瞬のうちに数倍数十倍に膨れ上がり―― 「次から次へと……『血棺』アタシを守れ!!」 ぱあぁぁっん!! ぬいぐるみの中でひたすらに加速された水が、音速を超える速度で撃ち出された。四方八方に水弾が飛び散り壁を粉砕し、衝撃波が床といわず天井といわず、全てを切り裂く。 瞬く間に暗い廊下は廃墟よりも酷い有様となり果てた。 「そんなん、古傷なくしたいって言うとるだけの我が侭や。生きとったらどうしたって他人を傷つける、不幸にする。せやから、せめてその先で誰かは幸せにならなあかんやろ。今、この世界で、負った傷さえも受け入れて」 「どう頑張ったって、幸せになれなかったヤツだっているのさ。だからこそアタシは世界なんてクソ食らえだ」 見るものを絶望させるような崩壊の最中にあってなお、二人は退く姿勢を見せず、ただその意志をぶつけ合う。両者共に全身に傷を負い息は荒く、それでもなお瞳の力は衰えない。 互いに、理解していたのだ。この戦いは、どちらかの命が尽きなければ終わらないと。 沙良は拳を、ガザベラは闇を構える。 つかの間、二人の間に静寂が訪れた。そのとき、この戦いが始まって初めて沙良は周囲の音を意識した。あちこちから聞こえてくる、この学び舎での戦いの音を。 苦い思いでそれを聴きながら、ゆっくりと体を前に傾け―― ドンッ!! 間欠泉のように水が立ち上がり、天井の崩壊跡に吸い込まれていく。 二人はそれを合図にしたかのように。 同時に、駆け出した。 ガーガーの頑丈さには、さすがの貴俊も辟易した。まさか全力で殴り刺しして傷ひとつつかないとは一体どのような皮膚なのか。しかも通常魔法を食らう。手のつけようがない。 「先輩、アイツの頑丈具合おかしいですよどう考えても!?」 「どう考えても超合金でできてるだろ、あれ」 「どうしましょうか……」 二人と一匹の戦いは体育館へとその場所を移していた。互いに大きな傷はないものの、二人の顔には焦りの色が濃い。 貴俊の魔法『分離』は直接的な攻撃ができるものではない。そして美羽の魔法は効果が薄い。 一応、貴俊に手段はないこともないのだが。というか、黒爪はそのために持ってきたものである。だがやはり、これを使うのには抵抗がある。相手の体を気遣っているわけではなく、貴俊の主義の問題だ。 「それで先輩、この後、どうするんですか?」 「んー、美羽ちゃんはどうしたらいいと思う?」 なぜか困った顔で聞き返す貴俊。美羽はため息をついた。二人にとって、非常に相性の悪い相手といえた。 あるいは美羽がガーガーに触れて『弦衰』を直接かけることができれば突破口になるだろうが、さすがにあの不条理な生命体に不用意に近づくのは危険すぎる。 何しろ素手で校舎を破壊するような生物なのだ。人体など腕の一振りでキングジョーになること請け合いだった。 「正直、特攻して糸を繋げるくらいしか思い浮かびません」 美羽の言葉に貴俊は考える。やはり、使うしかないらしい。 「一応、アイツにダメージは与えられると思う。ただ、やる気がねぇ……」 「や、やる気の問題じゃないでしょうっ!?」 美羽の言葉通りなのだが、貴俊は頭を抱える。どうやら心底使いたくない機能らしい。だが、美羽のじとーっとした視線に負けたのか、諦めのため息をついた。 「ま、そのために持ってきたもんだしね、グダグダいってもしかたねーか。とはいえ、俺もこいつを使うのは初めてだから、まず確実に当たるようにアイツをギリギリまでひきつけたい。頼める?」 「う……ま、まあ、アタシが言い出したんですし、やりますけど」 美羽はガーガーをみる。凶悪な顔つきで、こちらをじっと観察していた。その口からは、ちろちろと炎が見えている。先ほど美羽が放った魔法だ。 美羽は小さく息を吐くと、両手から炎の槍を放つ。 「グルァッ!!」 ガーガーが吠え、高く跳んで槍をかわした。続けざまに炎の槍を次々に放つ。が、それらはガーガーの皮膚に突き立つものの傷を負わせることはできない。美羽は一度大きく下がる。その美羽めがけて、ガーガーの口から炎の渦が放たれた。 風を起こし、渦巻く炎をそのままガーガーの着地点に向かって捻じ曲げる。 ドン! と重たい音が響き、ガーガーが炎に包まれた。だが、 「ギイイィィィアアアアアッ!!!!」 ずだん! と床の割れる音と共に、弾丸のような速度でガーガーが一気に迫る。息を呑む美羽。 その前に、貴俊が黒爪を脇に挟んで立ちふさがった。己の前の障害物を排除するため、大きくガーガーの腕が振るわれ―― 「貫け――黒爪!!」 バチンッ!! 大気が甲高い悲鳴を上げ破裂し、貴俊の槍の先端がガーガーの肩に突き刺さった。 その勢いはガーガーを吹き飛ばし、体育館の壁を壊し、さらにはその先の二階の校舎までその巨体を持ち上げていった。 「おーおー、飛んだなぁ。人間なら今ので体が吹き飛んでるんだが」 「ん、な、なななな、なんですか今のは!?」 ただし、刺さったのは射出された槍の先端。槍はやや短くなった状態で、貴俊の手元に残っている。 「ロケット鉛筆みたいなかんじでね。この槍は九つの小さな槍がひとつに合わさってできている。その一つ一つを接続しているのは、強力な電磁石だ。俺の魔法はあくまで分離。物を飛ばしたりはできない。それをうまく攻撃に変えるための装置ってわけだ」 貴俊の『分離』が物体を解体する際、目安となるのはサイズではなく結合の強さだ。それが強ければ強いほど、必要な力も強くなる。そして、必要分だけの魔力を込めれば、物体は即座に分解される。 貴俊はあくまで分離することのできる物体のみにしか干渉できない。釘一本を抜くのに石の台に突き刺さった聖剣を抜けるほどの力を込めたところで、必要分の魔力を通した瞬間にポロリと取れるだけ。勢いあまって空の彼方まで飛んでいくなんて事にはならない。余剰分の魔力は霧散する。 だがもし、貴俊がいくら分離しようとしても分離できないとなればどうなるか。貴俊はいくらでも、その物体に『分離』をかけることができる。ひたすらに離れようとする力を高めることができる。 互角の綱引きで、相手がいきなり力を抜くのと同じだ。その場合、魔力はすでに力として作用している状態なので霧散する事無く、純粋に運動エネルギーとして発揮される。 「まあ実際開発にはかなり苦労したらしいけど。アイデアは悪くないけど装置の小型化や安定性安全性の問題、磁力の制御やら問題が山積みで開発はたいそう苦労したらしい」 「そんなもん作り上げる技術もたいしたもんですけど、それを考える先輩も先輩ですね……」 美羽はどこか呆れた様子だ。それに対して、貴俊はいたずらっぽい笑顔を向けた。 「おいおい、考えたのは俺じゃなくて君の兄貴だぜ? しかも、俺と敵対してた時期に平然とそういうアイデアを考え出すんだからなぁ」 「えぇ!? なんかもう、二人の関係がさっぱりわかんなくなってきましたよ」 その言葉に貴俊は苦笑せざるを得なかった。何しろ本人達ですら自分たちの関係を明確に定義できてはいないのだ。 友人、ではないだろう。その割には互いに深く入り込みすぎている。だが親友などではありえない。なぜなら、お互いにいつ裏切ってもおかしくないと考えているからだ。ならば敵なのか。それが一番近いのだろうが、ならば今共に手を取り合っているのはどういうことなのか。 絶対に相容れない、しかし互いにその存在にある程度の執着を示している。そんな関係をなんと呼ぶのか、貴俊は知らない。だが、それこそが。 「そんなことはどうでもいいさ、要は俺が大翔をマントルよりも深く成層圏よりも高く愛しているってそれだけの事だ!」 「……いや、もういいですけどね」 もはや理解を諦めた美羽はため息をついた。 そうして、貴俊は自信満々に。狂いながらも純粋に嗤って。 全力の暴力で、愛を騙る。 「グルアアアアアッ!!!!」 怒りの咆哮と共に、壁の穴からガーガーが飛び込んできた。その瞳には紛う事なき怒りの炎が宿っている。肩に突き刺さった黒爪を抜く。だらだらと流れる血。それをみたガーガーが、牙をむき出しにした瞬間。 洪水がその姿を飲み込んだ。 エーデルは無数の水の弾丸を次々と生み出し、あらゆる角度からバードックへ撃ちこむ。バードックはそれらを避ける仕草すら見せずに歩を進める。雨のように放たれた弾丸は全てが狙い通りにバードックに命中し、 「くそ、どうなっているんだ、あいつは」 「頑丈……なんてレベルじゃないよね、とても」 その体に傷ひとつつけることはなかった。バードックは何もしていない。ただ立っているだけだ。 あの常軌を逸した筋肉が全てを防いでいた。エーデルの放つ魔法は、バードックの脅威の肉体の前にことごとくその意味を成さなかった。 さすがのエーデルもこれには焦りを覚えた。エーデルは自分の魔法の威力を嫌というほどに知っている。先ほどの弾丸は、間違いなく人間一人を殺すのに十分な――いや、過剰ともいえるほどの威力を持っていたのだ。 「ちっ、あの腕の筋肉は本当に人間のものか!?」 「そろそろ諦めたらどうですか? どんな魔法でも僕には通用しません、また、僕の秘密を探ることさえもできないでしょう」 鉄壁という言葉がこれほどふさわしいものはいないだろう。ガーガーでさえ傷を負ったというのに、それ以上の防御力を人間が持ち得るなど、悪夢以外のなんでもない。 だが、陽菜はそれを不審に思っていた。 「やっぱり変だよ、えーちん」 「変、とは?」 「あの人、避けようともしないんだもん」 陽菜の言葉にエーデルは眉をひそめる。どういう意味なのかと、続きを視線で促した。 「それは自分の防御力に絶対の自信があるからでは? おそらく彼の魔法は純粋な肉体の強化……それも、悔しいが僕の魔法を完全に防いでしまうほどの」 「それでも避けないのはおかしいよ。だって、もしもはじめて見る今の魔法があの人の防御力以上の威力を持っていたら、それであの人死んでるんだよ? 自信と結果は直結しない。もしもの時を考えて、少なくとも避けたり、急所を守ったりするのが普通だよ」 陽菜の言葉に納得する。どれほどの防御力を持とうとも所詮強化は強化、限度は当然存在する。バードックの魔法が肉体の強化であることはほぼ間違いないとエーデルは考えている。 「特殊魔法の効果はたったひとつ。そのひとつをどう使うかを、陽菜たちは考えて工夫してるんだよ。あの人の魔法は肉体の強化、魔法を完全に防ぐような魔法なら、あんな体になる理由はないもんね」 バードックはあの見た目どおり、人類を遥かに逸脱した腕力の持ち主だったからだ。鍛えてどうにかなるような体つきではない、となると答えは魔法によるものということになる。防御に特化した魔法ではなく、あくまでも肉体全体の強化。 そう考えると、陽菜の言葉の通りに思えてくる。バードックのあの余裕は、確かに実力、戦闘経験の差から来るものかもしれない。だが、相手の攻撃が自分の命を奪う可能性がないわけではないはずだ。銃があれば子供が歴戦の兵士でも殺せるように。 「でも事実、あの人は魔法をこれっぽっちも脅威だなんて思わないでああやって歩いてくる。じゃあやっぱり、何か秘密があるんだよ」 「だがしかし、それをどうやって探る?」 それが問題だった。相手の魔法に何か秘密があるとわかっただけでは意味がない、その秘密の内容がわかってこそ、初めてバードックと対等に渡り合うことができるようになるのだ。 そのとき、陽菜はぴんと来た。先ほどのバードックの言い回しに、少し気になる部分があったのだ。 「えーちん、でっかい水流のヤツ、すぐにできる!?」 「いや、生み出すにしろ水道管の水を支配下に置くのも、それなりの時間が必要だね。すでに開放された状態であるならともかく……? なんだ、下の階に水が溢れて……」 陽菜はぴんと来た。沙良だ。陽菜は沙良の魔法の詳細は知らないが、それでも水を自由に扱っているところなら何度も見ている。 「じゃあすぐにやって、とにかくでっかいヤツ! お願いだよ!!」 そういい残しエーデルを残して駆け出す陽菜。止める暇もない彼女に慌てながら、急いで水を呼び寄せた。 床を突き破り、大量の水がうねり、捻れ、螺旋を描きながら現れる。瞬く間に膨大な量の水が集まった。それをひと息に解き放つ。束縛から解き放たれた水は濁流となり、床を振るわせる勢いで陽菜に迫り――陽菜を飲み込んだ。 「ぬう!?」 その瞬間を見ていたバードックは目を剥いた。バードックの視界には、陽菜がまるで、水に溶けてしまったように見えたのだ。 水蛇は巨大な顎を開き、バードックをも飲み込む。水流が廊下を濁流となってのた打ち回り、壁にあいた穴から勢いよく外へと飛び出した。 自らも流れに飲まれたエーデルは壁に背中預け耐えていた。廊下を天井まで埋め尽くすほどの大量の水を、叩きつけるような勢いで放ったのだ。並の人間ならまともに動けるはずがない。 だが倒れていたバードックはむくりと上半身を起こし、エーデルの目の前にふっと現れた陽菜をじっと見つめる。 「見えたよ、キミの秘密。意外とずっこいね」 「ふっ……なるほど、あなたの魔法は風になることかと思っていましたが、違ったわけですね。今あなたは、水に擬態して僕の能力を観察していたわけだ……」 無傷のままバードックは立ち上がる。それを見るエーデルの表情は苦いものだったが……陽菜はむしろ辛そうな、悲しそうな顔をしていた。 「どういうことだい? 君は一体何をしたんだい?」 「簡単な話だよ。水に擬態して、彼の体の変化に触れてみたの。どう考えても、えーちんの魔法で傷ひとつつかないのは変だもん。だから直接触って確かめたんだ。そして分かったよ、彼の魔法のタネが」 それは陽菜にとって――否、魔法使い全員にとって受け入れがたい事実であった。本来ありえないはずの現象。だがそれでも目の前で起こってしまったのならばそれは事実として受け入れなくてはならない。 バードックの魔法を。彼が所有する、もうひとつの、魔法を。 「肉体の、再生魔法? …………それでは、まさか」 「そう。たぶんそれで正解。あの人は通常魔法と肉体強化の特殊魔法と、肉体再生の特殊魔法を持ってる」 開いた口がふさがらないとはこのことだった。特殊魔法と通常魔法は魔法の発動プロセスが根本から違うため、その両方を持つものが生まれることはある。だが、特殊魔法を二つ、というのは不可能なのだ。声帯を二つ持っているようなものだ。 だがこれでバードックのあの余裕にも説明がつく。彼は多くの攻撃は持ち前の筋肉の壁で防ぎ、それをも超えてきた攻撃は……受けた瞬間に傷を癒していたのだ。そうすれば、見た目にはあたかも鉄壁の防御で全てを防いだかのように映る。 「僕ね、自分の魔法が嫌いなんですよ。色々と、事情がありましてね……僕の肉体、おかしいと思いませんか? 詳しく語りはしませんが、僕にとっては世界なんて、苦痛を与えるだけのものなんですよ」 底の知れない虚ろな笑いに、エーデルは息を呑む。そこに潜む絶望、憤怒がいかほどのものか、もはや想像もできない。 一体どれほどの闇を抱え込めばこれほど心が乾いてしまうのか。 「……だから、世界などなくなって構わないと? 新たなる世界を望むと?」 「ええ。ただそれだけのことです」 ため息が漏れた。 バードックの事情はエーデルにはわからない。しかしそれほどまでに暗い闇を心に住まわせてしまうような何かが起こってしまったのだろう。それは間違いなく、彼の魔法に起因することで。 ふと、大翔のことを思い出した。自分の嫌いな彼も自身の魔法を疎んでいた。その原因はいまだにわからないが、もしかしたら大翔にも何か魔法に起因する悪夢があるのかもしれない。 だとするのなら、大翔とバードックはその点で似ているといえなくもなかった。だからこそ、エーデルは思う。 「ならばやはり、君の夢はここでボクが終わらせよう……」 水を纏い、力ある視線でバードックを射抜く。 「君の生き様はボクの気に入らない人間に似ており……その対極にあるからだ。少なくとも彼は自分の受ける苦痛を世界のせいにして自己弁護を図るような無様はしなかった」 「うん。陽菜もキミを認められないよ、だってキミは前を向いていないから。それじゃあ夢はつかめても、きっと未来はつかめない。キミは何も変われない」 「未来なんていりませんよ。ただ夢が見られれば、僕はそれで満足です」 「世界とかよくわからないけど、陽菜は絶対にそんな夢認めないから」 「夢ならばひとりで勝手に見たまえ。ボクらは君の夢になど、毛先ほどの興味もないのだから」 夢は誰だって見る。叶えたい未来を夢見ることは、きっと誰にだってある。 だが人に夢を強制するなどばかげた話だ。そんな世界はエーデルは願い下げだ。 彼には守るべきものがあるのだから。守るべき世界が、守るべき人が。そして民が。それは彼の生まれた世界であり、数ヶ月を過ごしたこの世界だ。エーデルには義務がある。責任がある。なぜなら彼は貴族であり―― 「ボクが貴族であり続けるために、ボクに課した使命なのだから!!」 守る存在であること。立ち上がる存在であること。それが、彼を生かしてくれている全てへの、彼なりの責任の取り方だった。 もはや自分に勝ち目がないことは悟ってしまっていた。それでも、自分の夢のため、ポーキァは退くことはできなかった。 「ふむ……事態の進行は止まらず意図の通り糸に引かれるまま用意された結末へと世界の流れは流れ行く、か」 あらゆる力を尽くして戦ったはずだったが、目の前の存在は傷ひとつ負わず、逆に自身は満身創痍であった。 それはポーキァにとって恐るべきことだった。ポーキァの生み出すことのできる最大電力は、ひとつの街を覆い尽くすことさえ可能なのだ。その力を存分に発揮して、この世界に限らず、幾つもの世界で猛威を振るってきた。 だというのに、ノアに対して彼は無力だった。 攻撃が、あたらない。狙いは全てはずされ、前にいたと思ったらいつの間にか後ろに回られ、ガードしたかと思えば攻撃はすでに届いている。理解できないうちに、彼は対抗する術を失っていた。 そのノアはといえば、 「世界の創造の手順は滞りないか。これはいよいよ、結論を急がなくてはならないか」 余裕だった。ポーキァを相手に、なんら危機感を抱いていない。 敗因は、ポーキァの特殊魔法『雷電』の強力さにあった。速度と威力において最強を誇る彼の魔法は、彼から魔法を扱う上での応用力を養うということを奪っていたのだ。今までの、ただ全力を持って力を叩きつければ勝てた、その勝利しかない経験が、彼の弱点となった。 対する乃愛は幾多の死線を潜り抜けてきた実力者である。そもそも生まれた世界が生存競争の苛烈な世界であり、そんな世界で生まれた乃愛も本能の部分に戦いのノウハウが詰め込まれている。 「く……そ、ふざけんな……!」 「諦めなさい、君は私には勝てない。今回のこの件、君には勝者の資格はないんだ。妹君のことは残念だが、諦めることだ」 妹。その単語を聞いたポーキァは顔を上げ、獣のような顔でノアをにらみつけた。今にも飛び掛らんばかりに四肢に力を込める。 乃愛はため息をついて、指揮者のように指先で虚空をなぞる。瞬間、ポーキァは全力で顔面を床に叩きつけていた。乃愛に叩きつけられたのではない、ポーキァ自身が込めた力全てを使って全力で自分の顔面を振り下ろしたのだ。 「まあ正しく言えば、この戦いには勝者などどこにもいないわけだが」 「くそ……くそったれがああああ!!!!」 「……やれやれ、諦めの悪い」 ノアはどうしようもなく呆れた様子だった。じたばたと床の上でもがくポーキァを冷たく見下ろす視線からは感情が感じられない。 「もう一度言う――諦めろ」 宣告に、ピクリとポーキァの体が震える。だがその体に、もう立ち上がる力はない。 「何度も言わせないでくれ。この戦いには勝者などいないのだよ。全てが無駄……ではないが、残念ながら誰一人、報われることはない」 「何を、言ってやがる? お前、一体何者、なんだ……」 その質問に、ノアは表情をかえず無言。どこか怪しい雰囲気を纏ったまま、ポーキァに背を向ける。 カツ、カツ。硬質な音が廊下に響く。今なお各所からは激しい戦いの音が聞こえてくる。しかしポーキァには、それらのどの音よりも、冷たいノアの靴音だけが耳に残っていた。 歯を食いしばる。もはやあの存在にはどうやっても敵わない。だが、それでも、せめて、一矢を―― 「ぐ、ぎ、ぎがああああああっ!!!!」 もはや狙いも何もない。己の力の及ぶ範囲全てを消し飛ばすそれだけを成すために、己の力の全てをかき集める。限界を超えた力がぼろぼろの肉体を食い荒らす。全身から発せられる雷がポーキァ自身を蝕み、その肌はちりちりと焼ける。傷口から溢れる血が蒸発し、血の霧がうっすらとその体の回りを漂う。 死の恐怖がポーキァの首筋をうっすらと撫でた。だが、それでも―― 「あああああああああああああああっ!!!!!!!!」 膨大な力が、弾けた。 ポーキァという手綱のない雷撃の嵐が荒れ狂い、破壊の限りをつくさんと天に地に向かって放たれた。そのうちのひとつが、文字通り光の速度でノアを飲み込み―― 「満足したかい、それなら、寝ていたまえ」 声が、聞こえた。耳元で、息の吹きかかるほどの近くで。まるで、悪夢を見ているかのように。目の前に、先ほどまで映っていた背中はどこにもない。ただその代わり、首筋に触れる冷たい指の感触だけがやけにはっきりと感じられた。 ちくり、と小さな痛みが走り。 ポーキァは、闇へと落ちた。 美優は走っていた。左右に一枚ずつの鏡を従えて、夜のように暗い廊下を息を切らせて。 遠くから連続する剣戟の音が響いている。美優には――レンにもとても信じられないことだったが、あのエラーズ事もあろうにレンと剣の打ち合いをしているのだ。しかしエラーズは丸腰、武器など持っていない。 素手。素手でエラーズはレンの剣と打ち合っていた。 「あ、あの人もやっぱりお兄ちゃんと同じなの?」 エラーズが魔法を感知できるのは間違いない。そうでなくては、死角から放たれた雷を避けられるわけがない。そして剣と打ち合うということは、それ以外に肉体を鋼のように変化させる魔法をもっている、と考えられる。 大翔と同質の力を持ち、肉体を強化する特殊魔法を備えている。そう考えるのが普通なのだが。 「何か、違う気がする」 あくまで美優の勘だが、エラーズの感知の能力。あちらがエラーズの魔法ではないかと思うのだ。大翔のそれとは違い、動きに無駄も迷いもない。大翔はあくまで曖昧な感覚で魔法を捕らえているので、常にその感覚に疑いが生じ迷いが生まれる。だがエラーズにはそれがない。 だが、美優が以前『鏡界』を使ったときには、その効果を理解できてはいなかった。つまり、所有する魔法そのものを見破っているわけではない。 「うん、これはたぶん、間違いない」 しかしその考えが正しいとして、今度は別の問題が発生する。 「人の体って、魔法も使わないで剣を受け止められるの?」 考えるまでもなく結論はNOだ。それこそ魔法を使わない限り不可能だろう。とはいえ特殊魔法はひとりにひとつという不文律があるし、通常魔法ではそのような芸当はできない。 そうなってくると思いつくのはひとつきり。 「ワタシにはわからない技術……? うー、そうなると本格的にどうしようもないよぉ……」 その場に座り込み頭を抱えた。剣戟の音は段々と近づいてくる。 レンとエラーズの動きにまったくついていけない美優は、離れてエラーズを倒すための下準備をしていたのだ。しかしどうすればエラーズの感知を超え防御を超え技術を超えられるのか、美優にはまったく想像がつかない。 「でも、何かはしないと……」 美優ではエラーズにかすり傷ひとつさえも与えることはできないだろう。策を弄し不意をつき、裏をかく必要がある。 以前のエラーズとの対峙の時に美優は、己の鏡は魔法を反射すると言った。下手な嘘をつけばすぐにばれてしまうために嘘を言えなかっただけだが、それは間違いなく事実だ。 そう、嘘は言っていない。本当の事全てを言っていないだけで。 美優は廊下の真ん中で立ち止まる。 「『鏡界』はちょっと手に余るし……でも、使わないわけには、いかないもんね。使えるものは何でも使わないと。……お兄ちゃんに勝つつもりでやれば、いいんだよね……全力で」 この場に大翔がいたなら顔を真っ青にするようなことをポツリと呟いた。 その指先がすーっと空をすべり、軌跡に次々と鏡が現れる。 「鏡舞」 無数の鏡が、美優の意に従い、その望む形を形作ってゆく。 まず自分がすべきこと。それは、エラーズの魔法と能力を見極め、その上で突破口を掴むこと。そのための罠を――世界を、形作ってゆく。 と、美優の全身に鳥肌が立った。感知能力の有無など関係ない、絶望的なほどの魔力を感じ―― 「『反射鏡』!!」 美優が全方位を鏡で固めた瞬間。 その姿を、極大の雷が飲み込んだ。 エラーズは感嘆した。数多の世界を渡り歩き、数々の一流と呼ぶに相応しい戦士と幾度となく死闘を繰り広げた。その中にあってレンの実力は決して抜きん出ているとはいえない。だがしかし、彼がこれほどまでに攻めあぐねいた敵はいなかった。 「あなたよりも速い敵も、力のある敵も、技のある敵もいました。そしてその全てを私は下してきたのですが……ふむ」 迫る銀の刃を首を小さく傾けてかわし、踏み込んできた相手の懐へ深く潜り込む。必殺の間合いとタイミングで、鋭い手刀が放たれる。 ガリッ! しかしながら、鈍い音を立ててその指先を受け止めたのは――今振りぬかれたばかりの、剣であった。間合いの外まで下がり、たった今止められた指先を見る。 今の攻撃を剣で受け止めるためには、圧倒的に時間が足りない筈。それを涼しい顔でやってのけたレン。しかしながら、エラーズの持つ感知魔法には魔法の発動は感じられなかった。 「なるほど、貴女――能無し、ですか」 「――――」 表情を険しくするレンに、ようやくエラーズは得心がいったと小さく息をつく。 「純粋魔力による動作補完……道理で、感知できないわけだ」 「どういう意味だ? いや、それよりも私のこの業を知っているのか?」 「知っていますとも。私の『戦技』も理論的には貴女のそれと同じことをしているに過ぎないのですから」 レンが衝撃に息を呑む。その様子に、エラーズは仮面の奥で苦笑をもらした。まさか自分の業を見抜かれるとは思っても見なかったのだろう。 まあ、無理もないと思う。なぜなら自分たちのような業は“絶対に”レンの世界では発展しないはずだからだ。そして発展しなければ、その存在が認知されなければ、見抜かれるわけもない。 「あなた達の世界で言うところの純粋魔力。この有無でまず魔法使いの素質の有無が決まります。それから、純粋魔力を放出魔力へと変換する場合の変換効率で魔法使いとしての資質が。ところがごくまれに、魔法使いの素質を持ちながらも魔法使いの資質が皆無の人間が生まれてくることがあります、それが――」 「能無し、貴様の言うとおり、私のことだ。だが貴様……貴様も能無しだというのか?」 エラーズは腕を突き出し、指先を左右に振る。それは早計、さらには注意力も足りていない。勘の鋭いものならば、今の会話の中でヒントは掴むはずだ。 レンも、しばしの黙考の後にはっと気付いた顔を見せた。 「貴様の出身――我々の世界ではないなっ!?」 「ご明察。ついでに言えば、この世界の出身でもありません。私の世界ではこれは『戦技』と呼ばれています」 そう言って、手近な壁を素手で砕き、さらに横に滑らせて今度は切り裂いた。腕ひとつで多様な破壊を可能とする業。 「しかし貴女のような使い道は初めて見ました。剣の概念を与えることで、通常魔法と同じ効果を生み出すとは……いやはや、その発想には恐れ入ります」 「これは……『斬像』は、ヒロト殿の父君から教わったものだ。私の考えたものでは……ない!!」 強く床を蹴りエラーズに袈裟懸けに斬りかかるレン。刃は淡く輝き、軌跡を白く際立たせる。 「ほほう、では彼は魔法の何たるかを理解していたのですか。驚きですね」 エラーズは素直に感心しながら半歩下がることで刃をかわす。しかし刃はそのまま床に突き立ち、まばゆい白い光の刃を生む。それをエラーズは全身を硬質化させることで受け止め、レンが体勢を整える前に鋭い前蹴りを放った。 ドンッ!! 放った蹴りはしかし、剣の柄で受け止められていた。 『戦技』とは肉体そのものの限界値を改変する技術だ。魔法ではなく、技術。故に、レンの『斬像』の切断対象に光の刃を走らせる力とは別の、もうひとつの力、運動能力の強化になかなか気付けなかった。 だがどうやら、彼女のそれはエラーズのものとは違い、肉体の強度まで操れるものではないらしい。その分の修行を、光の刃の力に裂いていたという事なのだろう。 「くっ!!」 レンは身を翻した。エラーズはそれを慌てて追う様な事はしない。彼の感知した限り、その先にはもう一人の少女――美優がいるはずである。 「…………彼女とは、なんというか、あまりやりあいたくないのですが」 以前の対峙を思い出し、小さくため息をついた。 あわよくば自分ひとりの力で、と思っていたのだが、さすがに世界を相手取るだけありそううまくはいかなかった。 それどころか、自分の力さえも見破られてしまうとは思わなかった。レンは歯がゆい思いで廊下を駆けていた。 「まだまだ甘いな、私も」 抑えた脇腹には鈍痛。最後の蹴りを柄で受けたが、その柄を支えきれなかった。恐ろしいほどの威力。もしもあれをじかに食らっていればと思うと肝が冷えた。 その寒気を一呼吸のうちに封じ、廊下を曲がり事前の打ち合わせで合流地点に指定した廊下へと―― 「ミユ殿――きゃあぁぁぁっ!?」 思わず変な声がでてしまい、戦闘中だというのに顔を赤らめて両手で口をふさぐ。 「あ、レンさん、こっちこっちです」 美優が手を振った……一斉に。 廊下を曲がったレンの前に現れた十八人の美優。レンは一瞬自分の脳みそがおかしくなったのかと真剣に疑った。 「どうぞレンさん、こっちです」 声のするほうへと進むと……唐突にレンの目の前の一人を残して、他の十七人の姿が幻のように消えてしまった。 「み、ミユ殿? これは一体……」 「ちょっとした手品のようなものです。びっくり、しました? 鏡に私の姿だけを映すようにして、そっちの曲がり角から曲がってきたら、ワタシがいっぱい見えるようにしたんです」 確かに驚いた。驚きすぎて思わず少女のような悲鳴を上げてしまった自分が恥ずかしい。穴があったら入りたい気分だった。 「た、確かにこれならば、あの仮面男も思わず足を止めてしまうだろう」 うまくすれば大きな隙となるかもしれない。というか、そうなって欲しいと思っていた。己のプライドのためにも。 「それは面白いですが、こちらの入り口から入ってきては意味がないようですが」 背後から聞こえた声に、少女二人がぴたりと動きを止める。ぎぎぎとぎこちない動きで首を背後に向けると――そこには、狐の面をした男が立っていて。 レンは美優を見る――先ほどの、私が見たあれは? 美優は首を振る――あっちからじゃ、見えないんです。 二人の間に、痛ましい沈黙が下りる。その隙をエラーズは興味深げに眺めていた。 「ミユ殿おおおおおっ!?」 「ご、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!!!」 戦闘中だというのに、やたらとハートフルに取り乱れる二人だった。 「私の力は感知ですよ? 貴女が待っている場所へ、何も考えずに踏み込むはずがないでしょう」 「ああっ……!!」 美優ががくりと膝をついた。レンはもう色々といいたいことはあったが、とりあえずその美優の前に立ち剣を構える。それをみたエラーズは無言のまま床を蹴り、風を切る勢いで駆け出した。 互いに廊下の端と端といえる位置。しかしエラーズの身体能力を考慮するに、この距離は決して油断できる距離ではない。そしてエラーズにとっても同じこと。レンの実力を知っているからこそ、油断なくその動きを注視していた。 美優の思惑通りに。 「炎よ」 呟きはそのまま現象を呼ぶ。美優の手元から炎が奔り、床を埋め尽くしながらエラーズに迫る。眼前に迫った炎の海に対し、エラーズはむしろ速度を上げた。引き返しても一瞬で追いつかれることを見抜いたが故の選択。そして炎の海に飲まれる寸前、跳んだ。彼の脚力を持ってすればこの程度の距離、このまま二人の少女の下まで飛ぶことも不可能では―― 「っ!?」 顔を上げた美優は、笑顔だった。まるで会心の悪戯に成功したかのような。それにエラーズが違和感を覚えた瞬間。 「なっ!?」 彼の視界に現れたのは、狐の面であった。 がしゃあああんっ!!!! 耳障りな音を立てて、天井から生えていた鏡が破砕された。顔面から衝突してきた、エラーズによって。 体勢を崩したエラーズはそのままレンたちの横へ落下したが、受身を取って立ち上がり、素早く二人から距離をとる。しかしその隙に美優は風に乗り、鏡を従えてレンと共にエラーズの来た方へと飛んでいた。先ほどとは逆の位置取り。 美優は小さな無数の鏡の集合であった十七枚の鏡をばらして、トランプのように重ねた。 「み、ミユ殿、今のは一体?」 「上のほうにだけ、鏡を置いていたんです。ほら、廊下って、左右対称じゃないですか。だから、ああして真ん中に鏡を置いておくと、奥までまっすぐ続いているように見えるんです。だから、上のほうにだけ、鏡を設置しておきました」 その説明を聞いたエラーズは深く息をつく。エラーズにとっては美優の言葉に踊らされるのは二度目だ。何が厄介といえば、彼女は何一つ嘘を言っていない所だろう。騙すのではなく、相手が勝手に騙されるように仕向けているのだ。 「しかし今の鏡。もし、刃のように鋭く研ぎ澄ませていれば、私を殺せたと思いますが?」 だがその言葉に、美優は不思議なものをみるような顔で、たずね返した。 「そういうあなたも、どうしてワタシ達を殺そうとしないんですか?」 人間誰しも優先順位がある。 例えば、見ず知らずの人の命とユリア一人の命でどちらが大切かと聞かれれば、俺はユリアと即答するだろう。あまり認めたくはないが、それがたぶん、正直なところだ。 けどそのとき差し出される命の桁がひとつ増えれば。二つ、三つと増えていけばどうだろう。 例えば、一億人の見ず知らずの人間――この国の人間のほとんどとユリアの命、どちらかを選べと言われたら? 一億人の人間と一人の人間。本来なら比べるまでもない事だ。だが、それでも迷ってしまうに違いないのだ。ユリアの命を選ぶという選択肢を捨て去りたくはなくて、それでも、見知らぬ人々の命を背負うことが怖いのだ。 俺はその程度の、弱い人間だ。 「お前は……バケモノだ…………」 だから、ファイバーの言葉は俺には到底、理解できるものではなかった。 「バケモノ、結構な話だ。俺は目的が果たせるのならばバケモノにさえなって見せよう」 「とても……とても正気とは思えません」 ユリアも驚愕に体をかすかに震わせ目を見開いている。 ファイバーは言った。たった一人の人間のために数多の世界を滅ぼす、と。 たった一人の人間を殺すために――救うために。その人のいる世界を根幹から滅ぼすためだけに、数多の世界を犠牲にすると。そう、迷いなく言ってのけたのだ。 ファイバーの姉は現在、歳をとることも言葉を発することも、思考さえもなく、ただ生きているのだという。ファイバーが幼い頃に犯した過ちにより、その存在が世界と同化してしまったのだという。 それがどのような状態なのか――そもそも、それが真実なのかもわからないが、もしそれが本当なら。こいつは、酷く、恐ろしい。 「世界の破壊は容易い。が、それでは意味がないのだ。世界を砕けば、姉は混沌の海を漂うことになる。そうならないためには、姉の存在を世界から切り離さなくてはならない。それができるのは、世界だけだ」 「待て待て待て待て、ますます意味がわからん! それと世界を作ることがどう関係するんだ!?」 「これよりここで生まれるのは、世界の礎。それを手にしたものは新たなる世界の創造することができ、さらにはすでにある世界にも干渉できるだけの力を持つ。それを得て、俺は姉と世界を切り離し、おれ自身を新たな世界の核として、仲間達の理想世界を創造する。結果としてこの世界と、姉の……姫君の世界は滅ぶがな」 はは……おいおい、僕は新世界の神になりますってか? 冗談じゃねえぞ、おい。どんな三流ファンタジーだ? 「じゃあ何か。世界の礎とやらを生み出すために、この世界を、ユリアの世界を、それ以外の沢山の世界をこんな危険に晒してるってのか!?」 「世界の礎を生むためには多種多様の世界のエネルギーが必要なのだ。この世界にはそのための舞台になってもらっただけの事」 「ふざけんなあああっ!!」 だっ! 怒りに任せて駆け出す。 ふざけるなふざけるなふざけるなふざけるな、ふざけんじゃねえ!! がんっ!! 全力で放った拳は、ファイバーの腕に受け止められていた。巨大な、まるで大木のような存在感。燃え盛る苛烈な意志。けして折れぬ不屈の信念。 この男は――ただひたすらに、愚直に、純粋に。 その人のためを想い、その人を殺すために、戦っているのだ。 「納得……できるか」 「語る前に告げていたはずだが」 「ああそうだ、そうだよなあっ!!」 拳を開きファイバーの腕を掴んだ。その腕が大きく振るわれる。俺はその動きに合わせてファイバーの横手に回りこむ。顎を狙う爪先を顔を引いて避ける。全身を勢いよく回し、ファイバーの腕を捻る。が、掴んだ腕を強引に振り切られた。 「けど、俺が納得できないのはお前が世界を滅ぼす理由じゃない……お前が、姉を殺すためにそれをすることだ!!」 「何が言いたい、小僧!!」 回転の勢いのままに、ファイバーの背中に回し蹴りを放った。 同時、ファイバーの裏拳を受けた肩に痺れるような痛みが走り吹き飛ばされた。受身を取って立ち上がる。 理解できないこと。したくないこと。 ファイバーのやろうとしていることは納得ができない。この世界を滅ぼして、異世界を滅ぼして、自分の願いだけかなえて。その上その願いは大切な人を殺すこと。そんなの納得がいかない。 それはたぶん、俺の世界が巻き込まれているから、だと思う。きっと自分の世界が巻き込まれていなければファイバーが何しようが気にしなかったと思う。ユリアが直接頼みに来たのだとしても、たぶんそうだった。 だから、ファイバーのやろうとしていることで俺が許せないのも、すごく、ちっぽけで、頭の悪い理由で。 だけどそれでも、認めたくないことなんだ、俺にとっては。 「はあ……はあ……なんで、なんで、お前はその姉を殺すんだよ! 子供の頃に別れてそれっきりなんだろ? なら殺して、自分も世界になって、それで終わりなんてそんなのおかしいだろ! もう一度一緒に暮らす道を探すべきじゃないのかよ!!」 「そのような手段がそうそう都合よくあると思うか? 人間が世界と同化する事が前例のない事態なのだ、存在を切り離す方法が見つかっただけでも奇跡! 姉とは違い俺の時間は有限だ……時間を浪費し俺が死んでしまえば、姉は未来永劫、孤独の苦痛さえ感じぬ孤独の中で生き続ける羽目になる!!」 放たれる炎の刃を横に飛んでかわす。吹き付ける熱風は、奴の怒りの熱さそのものに思えた。 ファイバーの言うことはわかる。世の中そんなに都合よくできてはいない。それでも、それがわかっていても、俺はそうやって終わりに向かって全力疾走するなんて、納得したくない。 「それで、一体誰が救われるんだよ……一体誰が、幸せになるんだよ!?」 「誰かが常に救われる事ばかりではない。世界は時に、あらゆるものに満遍なく不幸を落とす」 「だからって、それで諦められるか……っ!!」 ファイバーの手に収束する魔力。それを打ち破らんと、こちらもありったけの魔力を拳に込める。 俺はユリアを取り戻すためにここまで来た。そのためにみんなを危険にさらして、頼って、ここまで来た。けど今は、それだけじゃ足りなくなっていた。 ファイバーを、目の前の男を。親父の仇やユリアを傷つける存在としてではなく。 俺とは絶対に相容れない敵として、倒したいと、そう思うのだ。 「「いくぞ……」」 奇しくも、言葉は同時に放たれた。それは確認でも忠告でもない、己への、宣誓。これより敵を滅すると、その意志を己に誓う言葉。 強大な魔力が光の刃となったのを見た。対する俺の魔法はただ貫く、それだけの力。だが負けるわけにはいかない。負けたくない。その意志と共に、全力の力で―― ざわり 全身を走った悪寒に従い、攻撃を中断。全力でその場を飛びのく。その反射的な自分の動作を呪った。馬鹿な、こんなところで相手に隙を――! 光の刃が、こちらに無数の切っ先を向ける。今からでは防御も間に合わない。 「くっ……!!」 両腕で顔面をガードする。もはや、運に賭けるしかない。 死を覚悟した、次の瞬間。 ガガガガガガガッ!!!! 視界を埋め尽くす光の洪水と全身を粟立たせる破壊の音響が感覚の全てを塗りつぶした。 な……何が起こったんだ? 俺は目の前の景色を呆然と眺めていた。突如屋上を襲った光は床を破壊し、ファイバーのいた場所をも飲み込んでいた。その後に残った破壊の跡がその威力を物語っている。 ……何が起こったのかはよくわからんが、助かったのだけは間違いがないらしい。破壊の跡を辿っていけば、俺が立っていた位置も含まれていたからだ。あのまま立っていたら間違いなく死んでいた。 ファイバーがどうなったのかはわからないが、今のうちにユリアを助けよう。 「よう、ユリア。久しぶり」 「ヒロトさん……その、私、その、あの!」 何か口にしようと必死になっているユリアを軽く撫でて落ち着かせる。大丈夫。無理をしなくてもいい。 俺は急いでユリアの縄を解く。解放されたユリアは、両手をついてうなだれるようにして言った。 「私……今まで自分勝手な気持ちを隠していたのかもしれません。それに、あなた達を巻き込んでしまって……」 「そんなこと、気にしなくていいって。たとえユリアがどんな気持ちでも、俺達と一緒にいた日々は嘘じゃない。そうだろ? ならそれでいいと俺は思うよ。それに最初に俺が言っただろ、好きなようにしろって」 ユリアは小さく、けどしっかりと肯いた。やれやれ、助かった。 それに、自分勝手に無数の世界を盛大に巻き込んでいる奴だっているんだ、そのくらい、気にするようなことじゃない。まあ、そこまで開き直れるかどうか、って事なんだろうけど。 「と、ところでヒロトさん……その、呼び方……」 「うん、呼び方がどうかした?」 「いえその、だからですね、なんといいますかその……」 しどろもどろになりながら俺を見上げた――瞬間、その顔色がさっと青ざめた。 「ヒロトさん、後ろ!!」 「っ!?」 その叫びに振り向く俺の肩が硬いごつごつとした感触に掴まれる。更にもう一組の腕によって、俺は床に組み伏せられた。 「ヒロトッ!! あうっ!?」 叫ぶユリアの腕を捻り上げる影。それは……なんだ、こいつは!? 「岩人形……俺の特殊魔法『魂吊』は、無生物に命を吹き込むことや、その逆が可能だ」 いまだもうもうと立ち込める破壊の跡の煙の中から現れたのは、ファイバー。 たま……つり? それがファイバーの特殊魔法、切り札か。くそ、油断した! ということは学園の入り口で俺達を襲ってきた人たちを操っていたのも。いやまて、そうなると、つまり何か。あの人たちは全員……死人? 「少々油断したが、貴様の負けだ。さて姫君、この小僧の命が惜しければ我々に協力してもらう」 「な……んですって!?」 「てめえ……最初からそれが目的か!」 「だから攫った。姫君は自身の命と引き換えの取引を要求したところで応じないだろう。それならば、取引の価値のある相手を用意するだけだ」 つまり……俺は最初からユリアの人質としておびき寄せられたってことか。 人質を得るための人質、だと? くそ、完全に人のこと舐めやがって! 「魔法は使うな。そぶりを見せれば、即座に小僧の命はない。貴様もだ小僧、動けば、姫君の命はないぞ……?」 「は、なんだそりゃ。お前ら、ユリアの協力が必要なんじゃないんか? だったらそんなことできるわけがないだろうが」 「だがそういっておけばお前は動けない。俺が姫君を殺さない保障はどこにもないからな。姫君がいなくてもこの計画に支障がないと、貴様にはその保証がない」 畜生その通りだよクソッたれ! ユリアの協力がなくてはこの計画が完成しないのなら、俺は無理にでも動ける。ユリアを殺すことがヤツにはできないからだ。だがそんな計画、本当に立てるか? この世界で行う計画に必要なファクターとして異世界人のユリアを加えるなんて、普通しない。だからユリアの存在は必要なのではなく有用、そう考えるのが妥当だ。となれば、ファイバーは躊躇いなくユリアを殺すだろう。 「ユリア、聞くな……! 俺と世界のどっちが重要かなんて分かりきってることだ!」 「その通りだユウキヒロト! だが思い出せ、姫君はこの世界に何をしに来たのか。タイヨウの死に報いるためだ、そのために来たというのに果たして姫君にお前を見捨てることができると思うか!?」 それはまるで、一億の人間と一人の人間を天秤にかけるように。 「それでも守らなきゃいけないもんがあるだろ、ユリア!?」 その言葉に、ユリアはなぜか顔を青ざめさせ、瞳を大きく見開いた。まるで何か重大な事に気付いてしまった、そんな表情だった。 なんだ……どうしたんだ? 怪訝に思っている俺の目の前で、ぽろりと、一粒だけユリアの瞳から涙が零れた。 そして、きっと強い視線でファイバーを睨みつけたユリアは、 「私を殺しなさい、ファイバー。そしてヒロトを解放しなさい」 静かに、とんでもないことを言い出した。 「おい、ちょっとま――ぐっ!!」 岩人形達に頭を押さえつけられ、口がふさがる。くそ、邪魔だよお前ら、どけ! 起き上がろうと足掻くが、その体の重さには敵わない。 「変わったことを言うな姫君。それでは俺は骨折り損ではないか、君の協力は得られず、敵一人をのうのうと生かすなど。君を殺すのならば小僧も殺す。小僧を生かしたくば我々に協力するほかないぞ」 「………………………………、ヒロト、ごめんなさい」 その謝罪の言葉に、血の気が引いた。たったその一言で彼女がどういうつもりなのかを理解してしまった。 嘘だろやめてくれ。そんなの間違いだって分かってるだろ? そんな辛そうな顔をするならなんでそんな……! ユリアはゆっくりと俺から離れていく。その背中を、視線だけを動かして追う事しかできない。ああ自分が不甲斐ない、俺が弱いなんて事今更だ、でもそれでも今はこうして這い蹲ってるのはだめだそんなの認めない、今この瞬間は、俺が弱いなんてそんな事実で現実を受け入れられない。 それじゃあ何も守れない。守りたいものが守れない。 「ぐぅ……うぐ、ああああああっ!!」 「無駄だ、人の力で岩人形を押しのけることはできん」 魔法を使うな、力は足りない。じゃあ今俺にできることは何だ、どうしたらユリアを止められる!? 「――ユリアッ! やめろ、そんなの……お前、それでいいのか!?」 「……でも私には他に、どうしたらいいのか、分かりません……どうしたら、あなたを救えるのか……」 「俺の、事なんか気にしてる場合かよ……っ、このままじゃ、この世界も、お前の、世界も……!」 「それは分かっています! でも、でも……!!」 ユリアが悲壮な顔で言葉を続ける前に、突然、ごばぁっ! と何かが砕ける重い音がして、唐突に背中が軽くなった。ユリアとファイバーの顔が、同時に驚きに染まる。怪訝に思う俺の前に、ごとり、と落ちてきたのは岩人形の頭部。その頭には、漆黒の棒状のものが突き刺さっていた。どうやらこれが岩人形の頭を貫いたらしい。 よし、今なら! 俺は衝撃に揺らめく岩人形の拘束から抜け出し、もう一体の岩人形の頭部を蹴り飛ばす。人の形を失ったらもう操れないのか、それきり岩人形は動かなくなった。 「貴様っ!!」 悪寒を感じて振り返ると、ファイバーはその手に巨大な雷球を生み出していた。人一人なんか簡単に焼き殺せるのは間違いない。俺はといえば、すぐに動ける体勢ではない。 今度こそ、終わる――!? 俺は死を覚悟した。だが、ファイバーが雷を放った瞬間。 「だめぇっ!!」 ユリアの風が彼女を拘束していた岩人形を吹き飛ばし、その風に乗って彼女は俺の前へと飛び込む! っておいこらちょっと待て、そのタイミングで割り込んだら……! 「ヒロトは……ヒロトは私が守りますッ!!」 両手を広げて、俺の前に立ちふさがるユリア。その体にもはや風はなく、守るものは何もない。その体で守るのは自身の命ではなく俺の命。 ああ――なんで、こんな――俺はいつも、守られてばかりで。 世界が、色を失った。目の前の光景が異常にゆっくりと流れていく。 このままではユリアは為すすべなくその身を焼かれて死ぬ。俺はその背中を見ることしかできない。 ……本当に? なあ、本当にそう思っているのか、結城大翔。思い出せよ、お前の願いと、お前の親父の願いを。お前の親父がお前に託した願いを。 言ってただろ、親父は『僕は生きた』と最期に言っていたと。なあ、何でそんなことを親父はいったんだと思う? それはな、親父が最期まで自分らしく生きたからなんじゃないかって、俺は思う。親父はたぶん、問いかけの答えを見つけたんだ。親父は自分の命をかけて、夢あるものの夢を守ろうとしたんだ。 夢。願い。希望。 お前も――俺も、その一人だろう? 親父に守られた、その、一人だろう? 記憶が。俺の中の記憶が、湧き出す。 俺は親父の最期を……ああ、そうだったんだ。だから俺は、自分の魔法を信じられなくなった。そういうことだったんだな。 それは、最後の旅の記憶。この地球上のどこでもない……異世界への、ただ一度だけの旅。 親父と訪れたその世界は、俺にとってはあまりにも印象深く、心に深く刻まれた。今でも覚えている。自分の世界のどの街とも違う空気、風の音色、大地の鼓動。俺は親父の故郷であるその世界がひと目で好きになった。 だからこそ、刻まれた傷は深く。どこまでもどこまでも、俺の弱さを浮き彫りにした。 あの日、最後の日。 親父に言われて、俺は街をでたところにある森の入り口で親父を待っていた。なかなか親父が来なくて不安を覚えたその頃、ようやく親父がやってきた。 綺麗なドレスを着た少女を抱えて。 「お、親父……! さすがに誘拐は犯罪じゃないの!?」 「ヒロ、一度君がどういう目で僕を見ているのか話し合う必要があるようだね……さておき、少し、この娘と一緒に隠れていてくれないか」 「え、ちょっと……てか重っ!?」 「女の子に対して、それは言っちゃだめだよ」 たしなめられた。そのとき、ようやく気付いた。親父の全身のいたるところに傷があるのだ。 「ああ、これか。ま、気にしないでいいよ。それよりほら、隠れて。何があってもでてきては駄目だよ? はい、復唱」 「何があっても……でていかない?」 親父は俺の返事に満足したのか、そのまま元来た方へと走っていった。俺はその後を追おうと思ったが、少女を抱えたままではうまく走れない。まさかこんな綺麗なドレスを着た女の子を地べたにおいていくわけにも行かないので、言うとおり、森の影に入って隠れていた。 やがて、遠くで戦いの音が響きだす。 親父だ。直感した。そしてそれは正しかった。戦いは激しさを増しながら、段々とこちらへ近づいているのだ。 親父ならきっと大丈夫、親父が負けることなんてありえない。そう思いながらも、俺は全身が震えだすのを止める事ができない。あの、親父の言葉と表情が、何かを感じ取っていたのだ。俺はそれを必死に考えないようにした。そんな恐ろしいこと、考えることそのものが、悪いことだと思った。 だから。 親父が血だらけで、俺の視界を横切った時。悲鳴を上げなかったのは、本当にただ。親父が、笑っていたような気がしたという、そんな理由だけだったのだ。 全身に傷を負いながら、それでも敵に俺たちの存在を気付かれぬように戦いながら、そして、俺を不安にさせないように、精一杯の余裕を顔に浮かべながら。 ファイバーの一撃に、ついに親父は倒れた。 震えていた。怯えていた。 ファイバーがその場から消えても、俺は一歩も動くことができずに。 俺は何もできなかった。魔法の有無なんて、能力なんて関係ない。敵がいなくなっても、俺は弱いままだった。親父はそれでも、静かに笑っていたというのに。 ただ俺は震えて。 助けが来るまで、腕の中の温もりに、縋り付いているだけだった。 親父の葬儀の時に涙を流す妹達を見ながら、俺は誓った。魔法なんかなくたって俺が妹達を守ってみせる。家の事だって全部やるし親父達の代わりだって努めてみせる。魔法なんかに頼らずにやってみせる。 大切な時に使えなかったものなんかに、どうして意味を見出せるだろう。 雨の公園で震えながらそう誓う俺に声をかけてきたのは――あの時の、女の子だった。 女の子は言った。雨の中で空を見上げる俺を見て『泣いているみたい』と。何を馬鹿な事を、と思った。俺は泣かない。泣くわけがない。 だって俺は何もできなかったんだから。見ていただけだったんだから。今泣くくらいなら、あの時動くべきだったんだ、俺は。 でも、それはたぶん、違った。 親父が守ったのは俺の命と女の子の、ユリアの命だった。でもそれ以上に守り通したものがあった。 『大切な人の夢を守りたい』という、親父の願い。悩んで悩んで悩み続けて、それでも親父はきっとそれを守り通した。そうして『生きた』んだ。 たぶん、そういうこと。親父が最後、こちらを振り向いて笑ったのはきっと、そういうこと。 だから、あの言葉も。 『だから君も生きてほしい』 俺は俺の夢を精一杯生きていいんだと。俺の夢、俺の願い。親父が守った夢は、今もこうして生きている。俺達はこうして夢を見て、願って生きている。 さあ立て、結城大翔。お前がここでやらけりゃ、親父が守った夢が消えてしまうぞ。それよりも何よりも、俺の夢が消えてしまう。 俺の願いは何だ? 家族を守る、家族がいられる場所を守る。 『幸せを守りたい』 ただそれだけだ。言葉にするのは簡単で叶えるには難しい願いだ。幸せって何だ、どうやって守ればいい? そんなことは分からない。でもひとつ分かっていることがある。 目の前のこの女性を失うことは、絶対に不幸だ。 だから、いつまでも意地張るのはやめよう。そうだ、俺の魔法を思い出そう。 そうしなければ――今度こそ、両親が俺に伝えてくれた全部、意味のないものになっちまうから。 だから、さあ。 俺の魔法よ。全てを貫く『貫抜』よ――この目の前の彼女の危機を―― 覚醒は、一瞬。発動は、刹那。 「貫けええぇぇぇぇっ!!!!」 右拳を突き出す。その先から溢れた力が、ユリアの目の前の雷球を貫き吹き飛ばす! 「何っ、馬鹿な!?」 俺はユリアを後ろから抱きかかえ、ファイバーから大きく距離をとった。にやりと不敵な笑みを浮かべてみせる。 「え、な、ヒロト!?」 突然の自体にユリアも混乱している。俺は肩をぽんぽんと叩くと、その前に立った。 「思い出したぜ、俺の魔法、俺の過去。全部全部、ようやく取り戻した――これが本当の、俺の全力だ」 「……今までは、全力ではなかったと?」 「いんや、全力だったさ。ただ、制限がかかった全力だったって事だ。こっから先は制限抜き、今までとは一味違う俺が楽しめるぜ」 ファイバーはふん、と鼻で息をすると、そこらに転がった瓦礫から岩人形を作り出した。これでお互いに全力、か。 いけるだろうか、今の俺に。たとい魔法を万全に使えても、やつの実力が俺より上なのに違いはないのだ。 「ユリア。さっきなんかしようとしてた事は後で怒るとして」 「あうっ、や、やっぱり怒ってますか?」 何を当然のことを。正直言っちゃってさっきの行動はかなーりトサカに来てますよ。 まあそれだけ大事に思われるのは男の子としては悪い気分はしないものの、やっぱり総合的に見ると納得はいきませんですはい。 とはいえ、そのおかげで記憶が全部帰ってきたといえないこともないんだけどな。 「ま、かるーくね。んでまあそれよりもまず。今はここをどうにかしないといけない。ユリア、いけるか?」 「――はい、当然です」 「いい返事だ。んじゃまあ、さっさと片付けて家に帰るか!」 「ハイ!」 岩人形の兵隊がずらりと並ぶ。従えるのは屈強の戦士。立ち向かうのはお姫様と頼りない騎士。 実にファンタジーだ。それでもどれだけ現実味がなかろうと、ここにあるのは現実。 「行くぜ、親父……見てろよ、あんたの息子の初陣だ!」 「え……えぇっ!?」 ユリアの疑問後驚愕の叫びを後ろに聞きながら、俺は風に乗って一瞬で岩人形の群れを見下ろす位置に、高く舞い上がった。 何も驚くことじゃない。通常魔法に必要なのは血と知覚。親父の血を継ぐ俺にはその素養は備わっている。ユリアが美羽に通常魔法の基礎を教えるのは見ていたから知識はもう入っている。そして幼い頃にユリアの世界に行って、しかもあれだけ強烈な体験をしたのだ。あの空気を忘れないわけがない。あの大好きな世界を忘れるなんて、ありえない。 だから、本当は使えて当然だった。 「まとめて……ぶち抜け!」 ぎゅるぁっ! 突き出された拳の先から力が溢れ、岩人形どころか、校舎そのものさえもまっすぐに、大地まで一直線に貫いた。 特殊魔法『貫抜』の効果は、その名の通り対象を問答無用に貫く。一切の壁も合切の障害も許さない最強の矛。それが俺の魔法だ! 岩人形達を片付けるのには数秒で事足りた。ユリアが呆然と見ているのを感じながら、ファイバーと炎の中向かい合う。 「なるほど……それが貴様の、全力か」 「そうなるな。数年ぶりに使うけど……確かにこれが、俺の全力だ」 己の中に今までとは違う感覚が満ちているのを感じる。これまで抑制されていた、自分自身で感じることを拒絶していた感覚が、全身を心地よく満たしている。 ちらちらと赤い火の粉が舞う。 「その力、我々の障害になることは間違いないだろう。今ここで、貴様を潰す」 「やってみろよ、俺はそもそもお前を潰す気満々なんだからな」 ドン! 床を蹴る音が同時に響き、俺達は激突した。 互いに風を操り、ありえない速度で正面からぶつかり合う。だが腕力では敵わない。じりじりと体が押し返される。が、 「炎、氷、雷、風、刃となりて我が敵を切り裂け!!」 ユリアの魔法が襲い掛かる。ファイバーは俺から離れ、光を放ちそれらを蹴散らした。そこへ『貫抜』を放つ。 「ぬるい!」 俺の拳の動きを見切ったファイバーは身を屈め、床を砕きながら突進してくる。砕けた破片が雨のように降り注く。その向こうから、太い腕が現れた。がっちりと顔面が巨大な手の平に覆われる。きしきしと締め上げる痛みに苦痛が漏れる。 「おおおおっ!!!!」 指の付け根めがけて拳を叩きつける。一瞬、力が弱まった。何度も何度もそれを繰り替えす。が、唐突に首が引っ張られるような痛みと共に、全身が振り回された。ってか、頭掴んで全身振り回されてる!? ぐおん! と全身の感覚が一瞬停止して――やばい、叩きつけられる!? どん! と轟音が響いてからだが投げ出された。床に叩きつけられる。立ち上がると、ファイバーの腕には無数の氷の刃が突き立っていた。 「いってえ……くそ、次はこうはいかねぇ」 「ヒロト、大丈夫ですか? でも、どうして通常魔法を……」 「その話は後だ。とにかく、今は……」 ファイバーはそれでも、悠然とこちらを見下ろしていた。圧倒的な存在感は、腕の傷などものともしない。 「お前の願いも分かるよ、けど何度も言うように、俺はそれを潰さなきゃならない」 「私の世界、この世界、そして……私の守りたいもののため、私の我が侭のため、あなたの願い、打ち砕きます!」 ぎゅっとユリアの手を握る。 何年も前にも感じた、この暖かさ。俺を守ってくれたこの温もり。あの時は縋り付く事しかできなかった。でも、今は違う。違ってみせる。 「行くぞファイバー、これが、俺達の選択だ」 今度は、俺が守る。
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『想像のSecurity』 精神攻撃を受けたとき、それを無効化したうえで、攻撃をした相手のMPにダメージを与える -- 2012-08-28 12 01 14 ずっと支えてきた力:いつの間にかにいたけど、今まで主人公をずっと支えてきた仲間達の力。戦闘不能になった場合味方の攻撃力を上げる。これも○○さんのおかげだな。 -- 2012-08-04 16 58 51 巨大化/変身:パーティーに空きがある場合、メガボディ・ギガボディになることができる。その際能力値も変わるがHP・MPは減った分だけ減る -- 2012-07-18 19 18 45 パタポン族:歌を連続して使うとテンションが上がり、歌を失敗した時、テンションは元に戻る。テンションが上がり切るとミラクルが起きると言われている -- 2012-07-03 14 19 39 『精神攻撃は基本』:ダメージを与えた相手の賢さが自分より低いとき、口頭による精神攻撃を行い追加ダメージを与える -- (名無しさん) 2012-06-22 19 33 12 僕の考えた○○/特性 【特性の名前】 詳細
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唯「え!?」 律「………」 澪「…律よかったな」 紬「本当に良かった…」 唯「…皆一体何を話してるの?隠してないで教えてよ!」 律「…ははは」 唯「り、律ちゃん?」 律「ま~た引っ掛かった唯~!」 唯「…ま、またドッキリ?嘘でしょ?ドッキリでこんなに泣いたりするわけないもん!」 律「…これもドッキリだよ唯、今日は散々ビックリさせてごめんな」 唯「そんな…嘘だよ、やっぱり皆何かおかしいよ…」 律「…さ~て演奏も終わったし、そろそろ帰るかな!!!!」 澪「も、もう行くのか?」 紬「せっかく唯ちゃんが、あっ…」 唯「………」 律「…じゃあ私帰るわ!!!!そんじゃ皆元気でなー!!!!」 澪「お、おい律ぅ!!!!」 紬「律ちゃん…」 唯「…皆酷いよ」 澪紬「え?」 唯「朝からやっぱりおかしかったよ皆。ドッキリであんな過剰な演技したりしないもん!」 澪紬「………」 唯「ねぇ隠してることがあるなら教えて」 澪「…何もないよ」 唯「まだそんなことを…」 澪「本当に何もない、何もないよ唯」 唯「………」 紬「…信じて唯ちゃん」 唯「…そっか」 澪紬「………」 唯「わかった。本当に何もないんだね、二人を信じるよ。」 澪「唯…」 紬「ありがと唯ちゃん」 唯「うん…あっ!私そろそろ帰らなきゃ」 澪「そうだな、私たちも帰ろうかムギ」 紬「そうね」 唯「そういえば結局あずにゃん来なかったね」 澪「…まぁその内来るさ」 紬「………」 唯「そっか、じゃあね皆バイバ~イ」 ――― 唯「…皆あんなこと言ってたけどやっぱり何かおかしかったよ」 唯「明日もう一度だけ聞いてみようかな」 唯「うん!聞いてみよう」 唯「うぅ夜は暗くて怖いなぁ~」 唯「……ん?」 唯「また何か飛んで…」 唯「暗くてよく見えないな…」 唯「………」ジー 唯「……ん?」 唯「あ、ああああれは!!!!」 唯「………」 唯「あれは完全に…」 唯「…帰ろう」トコトコ ――― 唯「ただいま~憂~?」 シーン 唯「う~い~?」 唯「…そんな憂がいない」 唯「やっぱり何かがおかしい…」 唯「…澪ちゃんにメールしてみよう」 唯<澪ちゃん、帰ってる時ね空を見たら… 唯「ふぅ~今日は何だか大変な1日だ」 唯「………」 ブルルル 唯「返信きた…」 澪<唯、明日話があるから放課後必ず部室に来てくれ 唯「澪ちゃん…やっぱり…」 唯<わかった、じゃあ明日ね 唯「ふぅ…」 唯「今日はもう寝ようかな」 唯「…よし寝よう、そして明日に備えよう」 唯「……Zzz」 翌日 唯「ふあ~あ、まだ眠いなぁ」 唯「そうだ今日は何も飛んでないよね」キョロキョロ 唯「何も飛んでないか…」 唯「何かうれしいような悲しいような」 唯「あああ!早く行かないと学校遅刻しちゃう」ダダダ ――― ガラガラ 唯「律ちゃん、ムギちゃんおは…」 紬「おはよう唯ちゃん」 唯「ムギちゃん…律ちゃんは?」 紬「あ、あのね律ちゃんはその…」 唯「や、やっぱり昨日泣いたことと関係が?」 紬「く、詳しいことは放課後話すから!だからそれまで待って唯ちゃん」 唯「…そうだね、じゃあ放課後」 紬「うん」 ――― ギィ 唯「み~おちゃん♪」 紬「こんにちは~澪ちゃん」 澪「唯、ムギ来たか」 唯「…皆やっぱり何か隠してたんだね」 澪「…まぁ隠すというか何というか…」 唯「昨日澪ちゃん空飛んでたでしょ」 澪「………」 唯「そしてムギちゃんが飛んでたのも見間違いじゃない。ムギちゃんは本当に飛んでいた」 紬「………」 唯「二人とも答えて」 澪「…正解だ唯」 唯「や、やっぱり!!!!!……でも何で二人にそんな能力が?最初は絶対夢だと思ってたのに違うみたいだし…」 澪「思ったよりも驚かないな唯。他にはこんなこともできるぞ、あの本を見ろ唯」 唯「本…?」 澪「ん!」 フワフワ 唯「!!!!!」 澪「まぁ超能力みたいなもんだな、はは」 唯「本が浮いて澪ちゃんの元に…」 唯「…ありえない、ありえないよ!!!!何でそんなことができるの?何がどうなって…」 澪「お前にも出来るぞ唯」 唯「え!!!?」 澪「この世界に来たら誰だってできる」 唯「ちょ、ちょっと待ってこの世界って…」 紬「唯ちゃんがあらゆる事を久しく感じたのそこに原因があるわ」 唯「だ、だから、この世界って何!?二人とも何言ってるか全然分からないよ」 紬「澪ちゃん、そろそろ…」 澪「そうだな…」 澪「唯!」 唯「こ、今度は何?」 澪「実は私たちはな…」 澪「死んでるんだ」 唯「え!!!!!?」 紬「本当よ唯ちゃん」 唯「そ、そそそんなわけ…」 澪「…じゃなきゃ空飛ぶとか超能力とかありえんだろ」 唯「ま、待ってよ。いきなりすぎて整理できない…私たちが死んでる?そんな…そんな…」 澪「そしてここは死後の世界みたいなもんだ」 唯「し、死後の世界!!!!?」 紬「それでね、この世界でいくらか過ごすと、違うものに生まれ変わるみたい」 唯「………」アゼーン 澪「この世界では自分が現世で生きていて一番楽しかった時の状態でいられるみたいなんだ」 紬「そして唯ちゃんもここにきた」 唯「…あ…あぁ」 紬「でもね唯ちゃん、ここに私たち4人が揃ったっていうことは凄いことなのよ」 澪「だな。あるか分からないが仮に地獄があるとすれば下手したらそっちに行ってたかもしれない。だから本当にこれは奇跡なんだ」 唯「わ、私たちが死んでる…死後の世界…そんな…そんな…」 紬「やっぱりショックよね…」 澪「まぁそうだろうな。いきなり自分が死んでるだなんて聞かされたら…」 唯「…あぁ……」 紬「……ゆ、唯ちゃん大丈夫?」 唯「………」 澪「ゆ、唯?」 唯「…よ、良かった」 澪紬「え?」 唯「良かったよ。だってこの世界に来たら現世で一番楽しかった時の状態でいられるんでしょ?」 唯「私人生でけいおん部にいた時が一番楽しかったもん!」 澪「唯…」 紬「唯ちゃん」 唯「良かったぁ別世界に行かなくて。皆と会えて本当に良かった」 澪「…私もだ唯」 紬「私だって」 唯「そうか…死後の世界か…何か信じられないな。ちなみにここはどのくらい居れるの?」 澪「私たちもそこまでは分からんのだが」 紬「ただ一つ分かってることは…願い事が叶ったら、この世界から消えるみたい」 唯「願い事?」 紬「そう、そして律ちゃんはその願い事が…」 澪「お、おいムギ!」 紬「え……」 唯「り、律ちゃんが何?教えて教えて」 澪「え!いや、その…」 紬「…いいじゃない澪ちゃん、いずれ分かることだし隠してたって無駄でしょ?」 澪「……そうだな」 紬「実はね唯ちゃん」 唯「なになに!?」 紬「律ちゃんの願い事はけいおん部の皆で演奏することだったの」 唯「え!?演奏ってま、まさか昨日の…」 紬「そうよ…」 澪「律はお前の事をずっと待ってた。まぁ現世で生きてる人にしてみれば失礼だが、唯は死んだら必ずここに来ると信じていた」 紬「だから唯ちゃんがこの世界に現れた時は律ちゃんは勿論、私たちも凄くうれしかったの」 唯「…ま、待って。律ちゃんは…律ちゃんはもういないの?」 澪紬「………」 唯「私…まだ何も律ちゃんとしてないよ。なのに…なのに…もうここにはいないの?」ウルウル 澪「…うん」 唯「…う、うあああああああああああん!!!!!」 紬「唯ちゃん…」 唯「うぅ…律ちゃんだけずるいよ…一人で願い事叶えて…一人でさっさと消えちゃうなんて…ううぅ」 唯「もっと一緒にいて、演奏して、楽しくワイワイやりたかった…久しぶりに会えたのにすぐ消えちゃうなんて…」 唯「律ちゃんのバカヤロおおおおお!!!」 ?「だ~れが馬鹿だって?」 唯「ふえ?」 律「よっ!!!」 唯「え!!!?」 澪「律…出てくるの早かったな」 紬「唯ちゃんかなり泣いてたわよ!!!」 唯「な、なんで律ちゃんが…」 律「悪い悪い、唯黙っててごめんな。私が消えたってのは嘘だ。…そして久しぶりだな唯」 唯「ま、またドッキリ?」 律「死んでるは本当だぞー!ただ私が消えたってのは嘘!!!!」 唯「……う…そ…」 律「見事に引っ掛かったな唯、がははははは」 唯「もう…律ちゃんの馬鹿ああああああああ!!!!!」 律「わっ!ちょ、ちょっと待て!!!!」 唯「本当に心配したんだからね!!!!」ボカスカ 律「ははは、痛い痛い。悪かった、悪かったよ唯」 唯「う…うぅ…」 紬「実はね唯ちゃん願い事が叶ったらすぐ消えちゃうという訳じゃないの、そこは自分の意思で決まるみたい」 唯「そ、そう…」 澪「そこでだ!!!!」 唯「ん?」 澪「皆の叶えたい願い事を聞きたいと思う!!!」 澪「私はこのメンバーで演奏!!!!」 紬「…私も!!!!」 唯「……私もだけど」 律「私の願い事はいつだって変わらねえぜい!!!!」 澪「よし皆で最後の演奏だ!!!!!」 唯「え…私皆ともうちょっと一緒にいたいんですけど…」 澪「別にすぐ消えるわけじゃない!!!さぁやるぞ!!!!」 唯「お、お~…」 紬「おー」 律「イェーイ!!!!」 澪「せーの!!!!」 ジャンジャガジャ♪ けいおん!の絆は例え死のうとも永遠のようだ 感 ~アフターストーリー~ アメリカ ritu「りーつ、りーつ!!!!」 アメリカに一人の少女が生まれた。その少女の産声は「りーつ、りーつ」であったとう。名前はタイナーカ・リツ。彼女は後にアメリカを代表するドラマーになる。 日本 赤ちゃん唯「ゆーい、ゆうううい!!!!」 同じ頃に日本では一人の天才ギタリストが生まれていた。彼女は後に運命的な出会いをする 戻る
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【検索用 はせるbreakfast 登録タグ 2014年 UTAU は はるふり 曲 曲は 重音テト】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:はるふり 作曲:はるふり 編曲:はるふり 唄:重音テト 曲紹介 曲名:『爆ぜるbreakfast』(はぜるブレックファスト) 歌詞 (投稿動画より転載) 重たい扉を開けたら 真っ黒な空間が広がる 暗中模索中、心臓の音に敏感な2時 飛び込んだ先は 硬く柔らかい檻 準備された衝撃じゃ全然足りない 爆ぜるbreakfast 僕の眼前で光が囁いた 咥えたパンが音も立てず消え散って 爆ぜるbreakfast テーブルの上もすっからかんになって 黒い煙に包まれて君は嗤う 濡れた扉を開けたら 真っ白な空間に囲まれる 曖昧模糊中、風の声に怯える3時 階段の先に映る不気味な影 その場から逃げ去るように足を速めた 溶けるbreakfast 君の眼前で僕は囁いた 握ったフォーク君の肉を突き刺して 溶けるbreakfast イチゴジャムが滑らかに零れて どうして君はそんなに嗤ってんだ 継ぎ接ぎの床に足を滑らせ 震えた声で何を伝えるんだ 熱を帯びた手を折り返して 不安に駆られながら目を閉じる 爆ぜるbreakfast 僕の眼前で君が囁いた 搾った声は僕の鼓膜を揺らせない つまりbreakfast さあ起き上がれ 朝食の時間だ それではお手を合わせて「いただきます」 コメント 名前 コメント
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シャワー中に濃厚なキスで 目が回る。 アイツを伝いながら落ちてきたお湯が顔の上を流れていく。 鼻側を通るそれに呼吸もままならない。 口の中を蹂躙しているアイツの舌。 何度も歯を立てかけ、思い止まる。 俺はアイツの声が好きだった。 馬鹿なことをした。 アイツと俺、どっちのキスが巧いかなんてどうでもいいじゃないか。 ああ、目が回る。 震えた膝がタイルに当たる寸前、アイツの腕が俺を支えた。 「……の決着はオレの勝ちだったんだぜ」 「へー、マジで?で、どうやったのよ?」 浮上した意識が最初に捉えたものはシャワー室ではない天井だった。 どうやら気を失っていた俺を運んでくれたらしい。 次いで把握した声はアイツの美声とくぐもった友人の声。 ドアの外にいるらしい友人に得意気に話している。 「いやー、シャワー中だったから後ろに回ってがーって襲ったわけよ。濃厚な一発でクラクラーって…」 「酸欠でだ」 延々と話し続けそうな声を聞きながら、口から出た言葉がアイツの口を一瞬止めた。 今度は「えーそんなー」とか言いながらいじけた振りをしている。 そんなふざけた声でも俺を惹く力は変わらない。 背後から近付いて額を押し下げ、軽く唇を合わせる。 唇を離したと同時に力を抜いて倒れてきた。 「シャワー室で続きをしてやってもいいぜ?」 小さく耳元に囁けば白旗が上がった。 お母さんみたい
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ここは皆の考えた特技を書いていくページです。 容量が一杯のため新規の投稿には最新のページをご利用ください。 攻撃特技 採用されたもの 攻撃特技 攻撃特技 No 技名 MP 説明 系統・属性 覚えられる職業 0 例・れんぞくこうげき 4 通常攻撃を2回繰り出す、1回の威力は普通より下がる 1 鏖殺の吐息 70 敵味方の区別なく、自分以外の戦闘中のモンスター全員に極大ダメージ ブレス ドラゴン 2 発勁 15 防御特技・特性を貫通して敵にダメージを与える 格闘 バトルマスター 3 寸打 30 密着状態から相手の動きに合わせて放たれる攻撃 相手が攻撃系の行動をしていた場合は大ダメージを、相手が防御系の行動をしていた場合は転倒させる、ただし相手より早く行動していなければ不発となる 格闘 4 跳弾 12 壁や地面で跳ねらせる曲射。「かばう」行動を無視してダメージを与える 射撃 ガンナー 5 暗殺拳 12 単体目標にかばう系特技を無視してダメージを与える 格闘 6 透し 12 単体目標にみのまもりを無視してダメージを与える 格闘 7 点穴 5 マヒを与える攻撃を行う 格闘 8 ゲキガンフレア 30 敵単体に大ダメージ。ディストーションを使うターンにのみ宣言可能。宣言したターンに攻撃を受けなかった場合、ターンの最後に発動。攻撃を受けた場合は失敗となる。 9 貫手 10 敵単体に斬撃ダメージを与える。格闘無効・格闘耐性によって無効化・減衰できない 格闘 10 毒霧(どく) 2 敵単体に「どく」の状態異常を与える。行動前にダメージを受けると、低確率で自分が「どく」になる トリックスター 11 毒霧(もうどく) 5 敵単体に「もうどく」の状態異常を与える。行動前にダメージを受けると、低確率で自分が「もうどく」になる トリックスター 12 毒霧(めつぶし) 2 敵単体に「マヌーサ」の状態異常を与える。行動前にダメージを受けると、低確率で自分が「どく」になる トリックスター 13 毒霧(複合) 15 敵単体に「どく」「もうどく」「マヌーサ」の状態異常を与える。行動前にダメージを受けると、低確率で自分が「もうどく」になる トリックスター 14 春霞の術(どく) 10 敵全体に「どく」の状態異常を与える。「おいかぜ」で反射される ニンジャ 15 春霞の術(もうどく) 20 敵全体に「もうどく」の状態異常を与える。「おいかぜ」で反射される ニンジャ 16 春霞の術(ねむり) 15 敵全体に「ねむり」の状態異常を与える。「おいかぜ」で反射される ニンジャ 17 春霞の術(マヒ) 12 敵全体に「マヒ」の状態異常を与える。「おいかぜ」で反射される ニンジャ 18 春霞の術(こんらん) 15 敵全体に「こんらん」の状態異常を与える。「おいかぜ」で反射される ニンジャ 19 春霞の術(複合) 40 敵全体に「どく」「もうどく」「ねむり」「マヒ」「こんらん」の状態異常を与える。「おいかぜ」で反射される ニンジャ 20 アームロック 5 敵単体にアームロックを決めてダメージを与え、自分と相手を行動不能にして、回避率もゼロにする。敵もしくは自分にダメージが入るか、アームロックを意図的に解除しない限り、ダメージ・行動不能・回避率ゼロ状態が続く 格闘 21 オーロラプラズマ返し 20 太陽の力を剣に集めて切りつけ、敵単体に大ダメージを与える 斬撃・光系 22 レプレキア 10x 全ての唄を収縮し放たれる。 敵味方含め、その戦闘中に使用された歌特技の回数に比例して消費・威力共に増大する 歌 23 ほしふりのうた 30 ターン終了時に敵味方全体に5~15回の無属性ダメージ 歌 24 はめつのうたⅡ 10 敵全体にその敵の現在HPの10%のダメージ 歌・ドルマ系 25 七色の歌声 5 敵全体ランダムにメラ・ギラ・イオ・バギ・ヒャド・デイン・ドルマ属性から1度ずつ3~7回ダメージ 歌 26 メンテナンス後の喜劇 20 敵一体にイオ系のダメージを与える。ダメージを無効化する特性を無効化する。 格闘 27 孤塁抜き 30 敵が防御系スキルを使用していた場合、大ダメージを与える 格闘 28 クマ殺しキック 5 「ねむり」状態時に確率で発動。強力な蹴りで敵単体にダメージを与える。妹かと思った 格闘 29 エビ投げハイジャンプ魔球 5 大空高く飛び上がり、落下加速度に加えてエビのように逸らせた体が元に戻る力を加味した威力のボールを敵単体に投げつける。隊列補正を無視する 射撃 30 大回転魔球 7 その場で大回転して敵単体にボールを投げつける。投げられた瞬間がわからないため、回避不能 射撃 31 分身魔球 10 本当に球が分身する。敵全体に射撃ダメージ 射撃 32 ハイジャンプ大回転分身魔球 25 隊列補正を無視し、回避不能な射撃ダメージを敵ランダムに4~8回与える 射撃 33 ピンホールショット 10 全く同じポイントに連続で銃弾を撃ち込む。 防御系特技を貫通する。 射撃 ガンナー 34 発火ドゥルドゥー 0 金属ボディ持ちのモンスター専用。メガンテと同等のダメージ+MP最大値の半分のMPダメージ。メガンテ耐性のある相手にはイオ・メラ系の中ダメージ メガンテ(イオ・メラ) 35 パルス地雷 14 踏むと爆発する地雷を設置する。敵全体に1のダメージを与える。金属ボディを持つモンスターに対して甚大なダメージを与え、スタンさせる 設置 36 電磁抜刀:禍 24 特性無視、防御力無視の貫通ダメージを与える。 低確率でマヒする 斬撃・デイン系 37 降龍十八掌 30 敵一列に対して隊列補正無視の攻撃を(Lv/15)回繰り出す。敵の数が少ないほど威力が上がる 格闘 エンハンサー 38 菩薩掌 30 相手の頭に両手で挟むように掌底を当て、一瞬で敵をパンチドランカーのような状態にする技。 敵1体にダメージを与え、2ターン魔法を封じる追加効果を持つ 格闘 バトルマスター 39 居合の構え 10 このターン物理攻撃を行った敵に通常攻撃で反撃する。この攻撃は隊列補正を受けない 斬撃 サムライ 40 神天烈空斬光旋風滅砕神罰活殺撃 40 相手は死ぬ。低確率でダメージが100分の1になる 必殺 斬撃(失敗時のみ格闘) 41 フェイタルストライク 17 単体を一撃で「戦闘不能」にする。相手が強敵の場合は大ダメージ。発動にテンションを2段階消費する【突破】 42 レクイエム 10 鎮魂歌。ゾンビ系の敵に大ダメージを与える。低確率でニフラム発動 歌 43 ガンパレード・マーチ 20 声を弾丸のように放つ。2~6回連続で攻撃する。ダメージは低い 歌・射撃 44 ナイトメアマッシュ 20 毎ターン敵全体に眠りを引き起こすキノコを設置する。3ターン後に消滅 設置 45 痺刃縦横 15 2~7回連続で攻撃し、更に攻撃が命中した回数だけマヒを引き起こす。ただしダメージは低い 斬撃 46 進撃の鏑矢 15 敵一体にダメージを与えつつ、味方全体のこうげきりょくを上昇させる 射撃 47 平伏せ!愚民共 26 敵全体を跪かせて小ダメージ+行動不能。連続で同じ対象に使うと成功率が落ちる。 歌 48 インドの虎狩り 10 敵全体の獣系モンスターに大ダメージを与える。 歌 49 シグルドの歌 13 竜殺しの英雄を称える歌。敵全体のドラゴン系モンスターに大ダメージを与える。 歌 50 光化静翔(テーマソング) 4 誰よりも早く攻撃する。 歌・格闘 51 デンプシー・ロール 50 敵単体に連続で大ダメージを与える。安価の成功率により攻撃回数が変化する【突破】 必殺・格闘 52 水の二重奏 10 どこからともなく楽隊が現れる。敵1列のデイン・いかずち系耐性を消す 歌 53 火の三重奏 15 どこからともなく楽隊が現れる。敵1列のイオ系耐性を消し、敵全体にメラ系ダメージ 歌 54 風の四重奏 20 どこからともなく楽隊が現れる。敵1列のメラ・ギラ耐性を消し、敵全体にバギ系ダメージ 歌 55 氷の五重奏 25 どこからともなく楽隊が現れる。敵1列を格闘・斬撃に弱くさせる、敵全体にヒャド系ダメージ 歌 56 疾風疾駆 20 誰よりも早く行動し、敵全体に大ダメージを与える。力を溜めないと使用できない。 57 十字砲火 10 敵1体に十字の形に5連続で銃弾を撃ち込む。ゾンビ系特攻。 射撃 ガンナー 58 ハートブレイク・ショット 15 敵に先行した場合、敵の行動順を一手下げる通常攻撃を行う。クリティカル発生時は行動そのものをキャンセルさせる。 格闘 59 魔女に下す鉄槌 8 ターン終了時、そのターン内に魔法を行ったモンスター全員に大ダメージを与える。 60 メグメグ☆ファイアーエンドレスナイト 28 場を灼熱の「火炎」で満たす。ターン終了時、敵全体に炎が降り注ぐ。 火炎・歌 61 起風発雷 14 すさまじい暴風と雷鳴を発生させ、それぞれが2~4回敵全体を攻撃する。 バギ・いなずま 62 反撃の狼煙 17 ターン終了時、そのターン内に攻撃行動を行わず、かつ敵からダメージを受けた仲間全員に攻撃を行わせる。 63 アシカックバスター 30 巨大なアシカを召喚し叩きつける、魔法としても扱われる。 64 アカシックパスター 30 大量のパスタを召喚し叩きつける、魔法としても扱われる。 65 風の傷 7 大気の裂け目を切り裂き、敵全体を襲う強烈な衝撃波を放つ。 バギ・斬撃 66 爆流破 7 風の傷を選択したターン、敵が「ブレス系」の攻撃を行った場合に自動的に発動する。敵のブレス攻撃をそのまま敵に跳ね返し、同時に風の傷で攻撃する 敵のブレスに依存・斬撃 67 エンジェルハロゥ 20 天使の羽を生やしたハロを敵に投げつける。 68 レイギスロニガル 16 地獄の炎を顕現し、敵一列を攻撃する。自身が行動不能にされた際にも発動し、さらに威力が上昇する。 火炎・ドルマ 69 ワイルドハント 15 地獄から死霊の怨念を呼びよせ、敵全体をランダムに2~5回攻撃する。隊列の補正を受けない。 70 トールハンマー 18 雷をまとい、敵一体に突撃する。前列にいる敵に命中させた場合、その相手を後列にさげる。 いなずま 71 豆腐の角 5 敵の頭に豆腐の角をたたきつけ、低確率で相手を即死させる 豆腐 72 豆腐手裏剣 3 豆腐を手裏剣のように投げて敵を攻撃する。隊列による補正を受けない 豆腐 73 豆腐グモ“阿修羅”召喚 12 クモのような形の巨大な豆腐を召喚する 豆腐・設置 74 豆腐プレス 7 豆腐クモ“阿修羅”で敵全体を押しつぶす 豆腐 75 豆腐キューブ 4 手持ちの豆腐を巨大化させ、ブロックとして場に設置する 豆腐 76 豆腐操りの術 4 場に設置されている豆腐キューブを操り、敵一体にぶつけて攻撃する。この行動は、あらゆる行動とは別枠で行われる 豆腐 77 超大豆台風 20 豆腐の竜巻を形成し敵一列を攻撃する 豆腐・バギ 78 巨壁・豪魔(ゴマ)豆腐 28 漆黒の豆腐を身にまとい激しく回転することで、豆腐の竜巻を形成し、敵一列を攻撃する 豆腐・バギ 79 超最強木綿豆腐 12 巨壁・豪魔豆腐仕様の際に追加で使用できる。場に設置されている豆腐キューブを吸収し、その分だけ追加でダメージを与える 豆腐 80 魔膨闘斧 40 魔力を吸収し膨張する、豆腐でできた斧を形成し攻撃する。そのターン内に敵味方が使用した全MPの消費量に応じて威力が上昇 豆腐・斬撃 81 闇忍盗歩 20 闇の領域が使用されている時のみ使用可能。豆腐の迷彩機能を最大限に活かして闇にまぎれて相手に忍び寄り、ダメージを与えるとともに装備品を盗む 豆腐・ドルマ 82 チェーン・マイン 25 敵1体に連なった爆弾を巻きつけ拘束する。このとき対象が行動を行っていなければそのターン対象は行動不能となる。ターン最後に爆破しダメージを与える 83 虹 77 七色に煌く剣閃。敵の耐性を無視してダメージを与える。 斬撃・メラ・ギラ・イオ・ヒャド・バギ・デイン・ドルマ 84 爆破処理 10 戦闘不能にした敵1体を爆破し「完全死亡」させる。敵全体のせいしんを下げる 85 サテライトレイ 12 上空から光線を発射し敵一列にダメージを与える 光系 86 決め台詞! 8 決め台詞を持っていた場合、ダメージを与える。台詞によって与えるダメージ量が変化する。 87 スタングレネード 20 敵全体の命中率と回避率を大幅に下げる。低確率で次の敵の行動を無効化する 88 火事場の大暴れ 30 敵全体に1~5回の攻撃を行う。使用者の残りHPが少ないほど威力と回数が増加する 89 吹きすさぶ風 12 敵全体に強烈な風のブレスを吐き出す バギ系、ブレス 90 荒ぶる暴風 24 敵全体に荒ぶる暴風のブレスを吐き出す バギ系、ブレス 91 斬殺換気扇 20 空中に斬殺換気扇を設置する。これが設置されている間、「飛行」またはそれに類する状態の敵は行動するたびに【斬撃】ダメージを受ける。 斬撃・設置 92 スラ・ストライク 20 全身を使って高威力の体当たりをぶちかます。行動準が遅いほど威力が上がる。使用にテンションを1段階消費する。 上級スライム系 93 スーパー・スラ・ストライク 35 「スライムボディ」中のみ発動可能、その場で体を引き伸ばしターン終了時に反動をつけた体当たりをぶちかます。引き伸ばした時間が多い程威力が上がる。使用にテンションを1段階消費する。 上級スライム系 94 スラ・インパクト 45 全身を使って内部に響く体当たりをぶちかます。行動準が遅いほど威力が上がる。使用にテンションを2段階消費する。【突破】 上級スライム系 95 スーパー・スラ・インパクト 80 「スライムボディ」中のみ発動可能、その場で体を引き伸ばしターン終了時に反動をつけた全身を使った内部に響く必殺の体当たりをぶちかます。引き伸ばした時間が多い程威力が上がる。【突破】【必殺】 上級スライム系 96 サクリファー 48 「みなごろし」の上位版。「みなごろし」より威力が高く、相手の耐性を無視して一定確率で「即死」させる。 97 エレクトリックハウル 16 実際に電撃をまとうほどのシビれる咆哮で攻撃する、電撃系ブレスの最高峰。 いなずま・ブレス 98 斬鉄剣 物質系に大ダメージ。 斬撃 99 聖剣抜刀 あらゆるものを断つ剣にも等しい研ぎ澄まされた手刀を繰り出す。 斬撃・格闘 100 炎帝の逆鱗 300 まるで火山の噴火を引き起こすかの炎の一撃を敵1体に与える【必殺】 格闘/メラ系/火炎系 101 雷帝の咆哮 300 まるで天を裂くほどに轟く雷の一撃を敵1体に与える【必殺】 射撃/デイン系/いなずま系 102 氷帝の宴 300 踊る光景が氷に映るほどの巨大な氷塊の吹雪敵全体に与える【必殺】 ヒャド系/吹雪系/踊り 103 風帝の聖歌 300 歌を乗せて響き渡る圧倒的な風の本流を敵全体に与える【必殺】 バギ系/歌 104 光帝の祝福 全 仲間全員のHPMPを全回復し、さらに1戦闘1回の条件を持つ特性の消費を行動回数を回復する。ただし自分のMPは0になる。テンションを5段階消費する【必殺】 光系/回復 105 闇帝の褒美 全 自分以外の仲間達の影を召喚する。影は仲間達の次の行動に1度だけ全く同じタイミングで同じ行動をする。ただし影の行動は全てドルマ系属性のもとして扱う。テンションを5段階消費する【必殺】 ドルマ系/召喚 106 カスタムソード 斬撃属性。1戦闘1回。場に出てから経過しているターンが長いほど大ダメージ。 107 疾風迅雷 相手の自分への攻撃を無効化し、反撃を行う。一戦闘一回(格闘・デイン系) 108 居合い切り 一バトルに一度、剣系の技と同時に出し、一番最初に攻撃威力1.1倍になる。 109 ジャイアンリサイタル 自分以外の全て(MM含む)に対し中程度のダメージを与え、耐性の無いものには高確率でテンション低下や多様な状態異常を引き起こさせる。使用することによって自身のテンションを1段階上げるが、他の歌系の特技の効果が大幅に減少する。 110 メテオール 30 敵全体に中ダメージ。5ターンの間、ターンの最後にダメージをあたえる 錬金術師 111 寄生体移植 HP半分 敵一体に寄生体を植えつけ、軽減無効のダメージを与え続ける。 ダメージは植えつけられた側の残存HPの5分の1。 植えつける側のHPが半分以上でないと発動出来ない。 1戦闘1回 112 パソジェニックショット 17 敵一体にダメージを与えつつ精神と守備力を下げる 射撃 113 エリアブラスト 20 敵全体にダメージを与える、回避率の上昇を無視する 114 聖剣 36 地上の愛と正義のために敵一体に手刀で強力な斬撃属性のダメージを与える 格闘 115 夢想阿修羅拳 100*1~3任意 戦闘開始から3T経過しないと使えない。こうげきを8回繰り出す。消費MP量で威力が変わる。 格闘 116 阿修羅覇凰拳 全MP 気弾が5つ浮いてる時に使用可能。 DEF無視、必中、残りMPが多ければ多いほど威力が上がる無属性の一撃。【必殺】 117 オーラフォトンノヴァ 敵全体に大ダメージを与えるとともに全能力を低下させ、行動不能にする。【必殺】【突破】 118 白銀の息吹 「吹雪」のブレス攻撃を収束して撃ち出す、対象が単体になり、防御系の特性を無視してダメージを与える 119 百雷掌 10 手にいかずちを纏いながら的に掌底を叩きこみ、物理ダメージといなずま系ダメージを与える 格闘・いなずま 120 全弾発射 全 覚えている射撃系の特技を全てを放つ【必殺】 射撃 121 サザンクロス 30 敵単体にダメージ。相手に与えたダメージの1/4分、MPを回復する 斬撃 122 ふみつけ 20 敵一体を踏みつけてダメージを与え、中確率で行動不能にする。相手が自分より小さいほど威力が上がる。 格闘 123 カリスマビーム 30 全身からカリスマポーズでビームを放つ。カリスマ率が高い程威力が上がる 光系 124 シールドアタック 32 「みをまもる」状態のまま攻撃する。1戦闘1回 パラディン 125 HEAVEN`S TORNADO 50 「かるわざし」か「おどりこ」の仲間に持ち上げてもらい、さらに回転しながら自分達を中心に竜巻を起こし相手に突撃する。あまりのださs…かっこよさを見せられ相手は避けることができない。【必中】 合体技・バギ系 126 トリガーエアロバスター 84 「疾風の射手」発動中にしか使用できない。暴風を纏った強力な弾丸を放つ。チャージのため行動が1番最後になる。テンションを1段階消費する。【必中】 射撃・バギ系 127 メタルツイスター 63 「疾風の闘士」発動中にしか使用できない。高速で回転し風を纏わせた鈍器を何度も相手に叩き込む。命中率は低い。テンションを1段階消費する。 打撃・バギ系 128 削三連 32 敵1体に3連続のダメージを与える。「みをまもる」中の敵には大ダメージになる。 斬撃 129 グラビティ・コア 15 行動順を最遅にし、敵一体に重い一撃を叩き込む。切り払いを無視する。 斬撃 130 ミリオンサンズ 20 敵一体に太陽の剣で攻撃する。攻撃対象が光系弱点を持っている場合、それを光系大弱点として扱う。 斬撃・光系 131 天駆ける聖剣 60 敵単体にダメージ。ダメージを与えた時、自分のテンションが上がる。 斬撃・光系 132 地走る魔剣 60 敵単体にダメージ。ダメージを与えた時、敵のテンションが下がる。 斬撃・ドルマ系 133 創世神剣 300 敵全体に大ダメージ。「天駆ける聖剣」と「地走る魔剣」を使用することで解禁される。【必殺】【必中】 斬撃 134 無明神風流殺人剣 みずち 40 テンションを1段階消費する。心地よい風が包み込み、敵一体を切り刻む。使用時に自身のステータス低下を治す。 斬撃 135 無明神風流殺人剣 蜃 40 テンションを1段階消費する。敵1体を蜃気楼で惑わしながら攻撃する。攻撃した相手の物理攻撃の命中率を大きく下げる 斬撃 136 飛鷲昇脚 16 敵1体をハイキックで攻撃する。攻撃が外れた場合、かかと落としでもう一度攻撃を行う。 格闘 137 龍形気功 鍛針功 40 テンションを一段階消費する。敵1体に気と回転エネルギーを練り上げた一撃を与える。隊列補正を無視する。 格闘 138 我王双龍炎烈掌 80 テンションを二段階消費する。鍛針功を両手で二つ同時に繰り出す。隊列補正を無視する。 格闘 139 蛇咬 30 敵1体を、強靭な握力でもって攻撃する。 格闘 140 爆龍の十二翼 100 テンションを二段階消費する。誰よりも早く行動し、敵全体にランダムで小規模な爆破を合計12回与える。 イオ系 141 ヴァリアブルソード 55 使用者の技量により、状況に合わせて形状を変えられる剣で攻撃する。使用時に敵1体、敵一列、敵全体の中から攻撃範囲を選択出来る。 斬撃 142 フミコミザン 35 敵1体の懐に飛び込みながら斬りつける。隊列補正を無視できるが、自分が前列にいる場合敵前列を攻撃対象にすることは出来ない。 斬撃 143 疾風迅雷 50 テンションを2段階使用して、敵1体に大ダメージを与える。この行動より前に攻撃を受けると失敗する。【セ】 バギ系・デイン系 144 円陣炎舞 84 敵1列を炎の壁で包み込みダメージを与える。この攻撃を受けた敵は3ターンの間、隊列を変えることが出来ない。 火炎系 145 オプティカルストーム 80 「輝くぼでぃ」状態でのみ使用可能。全身にまとった光を放出して攻撃する。使用後、「輝くぼでぃ」状態が解除される。 光系 146 スーパーセル 60 強烈な風圧で敵1体を攻撃する。ダメージを受けた相手をよろけさせ、このターンの物理攻撃の威力を半減させる バギ系 147 搨ワ牙 25 両の拳で同時に、挟み込むように殴りつける。敵1体に二連続でダメージを与える。命中率に補正がかかる。 格闘 148 覇気 10 闘気を放ち敵1体にダメージを与える。対象のレベルが使用者以下の場合、高確率で「麻痺」状態にする 射撃 149 フウアツザン 250 敵全員に攻撃。ダメージを受けた敵は皆後列に下がる。この効果で敵全員が後列になっても、このターンの間は前列に引きずり出されることは無く、皆後列に居るものとして扱う。【必殺】 斬撃、バギ系 150 氷魔十字霜舞 140 敵1体を絶対零度を下回る温度の氷を纏った刀で十字に斬りつける。この攻撃を受けた敵は傷口が凍りつき、回復することが出来ない。【必殺】 斬撃・ヒャド系 151 雷鳴突き 35 戦場のアドバンテージを握ることに特化した神速の一撃を放つ。戦闘開始時のみ威力が上昇し、誰よりも早く攻撃する 斬撃・必中 152 ヘブンズフィスト 57 拳から闘気を放出し、敵全体にダメージを与える。この攻撃は「せいしん」で判定し、回復魔法として扱う。また、隊列による影響を受けない 格闘 153 燃え盛る大地 101 大地を燃え上がらせるほどの炎のブレスを吐いて敵全体に特大ダメージを与える 火炎系、ブレス系 154 凍える世界 101 世界を凍りつかせるほどの氷のブレスを吐いて敵全体に特大ダメージを与える 吹雪系、ブレス系 155 プラズマ波動弾 100 膨大な電気を球状に集中させ敵1体に発射する。テンションを5段階消費する【必殺】【突破】 射撃/いなずま系 156 ソーラービーム 150 太陽のエネルギーを吸収し、強烈な光線を敵全体に放射する。チャージに1ターン掛かるが、天候が「快晴」又は「たいよう」系統の特技が使用されたターンのみ、そのターンに使用できる。日の射さない場では使用できない。【必殺】【突破】 射撃/光系 157 サテライトキャノン 150 月より受けた波動を強烈な光線に変えて、敵全体に放射する。チャージに1ターン掛かるが、月齢が「満月」又は場に「月」が存在する場合のみ、そのターンで使用できる。月の見えない場では使用できない。【必殺】【突破】 射撃/光系 158 吸気啌 60 敵から生気を吸収して糧とする。敵1体のHPを即死系のダメージで減少させる。この特技は「せいしん」で判定し、回復魔法として扱う。この特技を使った後、一回に限り回復魔法の効果が大きく増大する。1戦闘1回 即死系 159 踏み込み袈裟 25 大きく踏み込んで敵単体に斬りつける。前列から敵後列、後列から敵前列のみ指定可能。【斬撃】 160 芽ざめるパワー 10 固体によって属性の異なる攻撃を敵一列に放つ 威力は中級魔法ほど 161 溝鼠の一噛み 5 自分にかかっている状態異常を付加した攻撃を行う 162 悪意の連鎖 5 敵にかけられている全ての弱体呪文を更に一段階進める攻撃を行う 163 くびを絞める 10 敵一体のそのターンのブレス、魔法を封じると共にダメージを与える 164 破滅へのみちづれ 15 そのターンに自分が受けたダメージを相手にそのまま返す 165 仕返し斬り 15 敵一体に、自分が現在受けているダメージ分の威力を加算した攻撃を行う 166 斬馬斬り 騎乗をもつモンスターに対し、非騎乗時に使用した際はダメージ増加 騎乗状態の際は、騎手・騎獣2体にダメージを与える 167 虎王 50 両足で相手の頭を蹴り挟み、取った腕をそのまま捻り上げ、逆関節を極めた形で相手を顔面から地面に叩きつける。 敵単体にダメージ+行動不能 (元々餓狼伝の技だが範馬刃牙やベン・トーの槍水仙も使用した) 格闘 168 BEAST 25 相手の間接を極めてダメージを与える。ダメージを与えた敵の「すばやさ」を低下させる 格闘 169 BONE 25 相手の骨を折ってダメージを与える。ダメージを与えた敵の「こうげき」を低下させる 格闘 170 BLOOD 25 相手の血液が噴出する様なダメージを与える。ダメージを与えた敵の「しゅびりょく」を低下させる 格闘 171 三頭火 21 敵3体にダメージを与え、せいしんを下げる メラ・火炎 172 シューティングバレット 22 敵単体にダメージ。自分と敵の距離が開いている程ダメージが上昇する。 射撃 173 バックショット 21 敵単体にダメージを与える。後列に隊列移動したターンはダメージが上昇し、必中する 射撃 174 関節技・腕 25 攻撃時に「こうげきりょく」を低下させる。低確率で相手の関節を破壊しダメージが上昇し、「こうげきりょく」を大幅に「しゅびりょく」を若干低下させる。 格闘 175 関節技・足 25 攻撃時に「すばやさ」を低下させる。低確率で相手の関節を破壊しダメージが上昇し、「すばやさ」を大幅に「しゅびりょく」を若干低下させる。 格闘 176 関節技・首 35 攻撃時に「せいしん」を低下させる。低確率で気絶させ、相手を行動不能にする。 格闘 177 関節技・複合 250 「かしこさ」を除く全てのステータスを大幅に低下させる。低確率でその戦闘中蘇生不能の「戦闘不能」状態にする。【必殺】 格闘 178 あくむのうた 25 悪夢を見せる歌を歌い、眠っている敵に大ダメージを与える。 歌 179 終閃 全 自分の残HPが半分以下でないと使用できず、行動順が最後になる。使用時には残りのテンションを全て消費する。闘争の終わりだけを目的とした斬撃で、敵1体を会心の一撃で切り伏せる。ステータス低下と状態異常を無視し、この攻撃は行動不能、妨害を受け付けない。この特技で追加攻撃する確率特性が発生した場合、「会心の一撃のダメージを引き上げる」に効果を書き換える。ターン終了時に使用者は戦闘不能になる。【必殺】 斬撃 180 スパークソード 20 命中率は低いが、外すとこうげきりょくと命中率が上昇する。【斬撃】 斬撃 181 大魔神斬り 33 命中率は低いが、会心の一撃になりやすい。【斬撃】 斬撃 182 クラッシュパンチ 15 敵一体にダメージを与える。低確率で耐性をこのターンのみ無効にする。【格闘】 格闘 183 穿影拳 22 敵単体に特性、耐性を無視したダメージを与える 格闘 184 獄炎 30 敵全体に地獄の炎でダメージを与える。【火炎系】 火炎系 185 スターレイヴァー 15 流れるような動きで敵単体に斬りかかる。テンションが2以上ある時、必ず命中する。【必中】【斬撃】 斬撃 186 いたみのうた 20 相手にダメージを負わせる歌を歌う。会心の一撃が発生することがある 歌 187 武神無双 500 敵1体に習得している【斬撃】もしくは【格闘】の特技を全て見舞う【必殺】 斬撃or格闘 188 駄無撃ち 20 ダメージと共に相手を中確立で無気力状態にし、アクティブ特性を発動できない状態にする。【射撃】【∈(・ω・)∋】 射撃 189 破魔矢 50 自身にかかっている悪い状態異常と能力低下の数値に比例して与えるダメージが上昇する。使用後全ての状態異常・能力値変化は中確立で通常状態に戻る。【射撃】 射撃 190 ジールレーゲン 250 雨の如く大量の矢を降らし、敵全体に大ダメージを与える。テンション消費を+1することでかばうを無視する。【射撃】【必殺】 射撃 191 南無八幡 3割 堅牢な防御をも貫く必中の矢で敵一体にダメージを与える。攻撃時、相手の防御力をEであるものとして計算する。【射撃】【必中】 射撃 192 くうえんきゃく 15 前列の敵1体へ突撃し組みつき、回し蹴りを叩きこむ。中確率で相手は吹っ飛ばされて「後列」になる。【格闘】 格闘 193 グランダースパイク 50 空高く飛び立ち次のターンに高空から強襲する。滞空時間が長いほど威力が上がる。飛んでいる間は特定の攻撃以外からダメージを受けない。 194 セリ 30 敵1体に左右から同時に斬りつける。一撃目を避けられた場合、二撃目は【必中】となる。【斬撃】 斬撃 195 ナズナ 30 敵1体へランダム回数斬りつける。敵の数が多い程攻撃回数が大きくなる。【斬撃】 斬撃 196 ゴギョウ 30 敵1体へ5連続で斬りつける。命中率は高くない。【斬撃】 斬撃 197 ハコベラ 30 敵1体を誰よりも早く斬りつける。自分が後列にいても隊列補正を無視できる。【斬撃】 斬撃 198 ホトケノザ 30 敵1体を斬りつける。この戦闘で受けた自分が受けた斬撃のダメージを上乗せ出来る。【斬撃】 斬撃 199 スズナ 30 敵1体を斬りつける。次に使う斬撃のダメージが大きく上昇する。【斬撃】 斬撃 200 スズシロ 30 敵1体を斬りつける。防御特性・耐性・ぼうぎょりょく上昇を無視できるが使用したターンは隙が生まれ、攻撃を回避できない。【斬撃】 斬撃 201 春狂い 210 敵1体を対象とする。セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、スズナ、スズシロを連続で発動させる。(それぞれを自分の行動順の際に順番で使用する。ハコベラのみはイニシアチブ時に使用している。)使用したターンにアクティブ特性は使用できない。この特技で指定された特技はこの戦闘中使えなくなる。【斬撃】【必殺】 斬撃 202 ドロップキック 30 敵一体に飛び蹴りで攻撃する。相手が「かばう」系行動を行っていた場合、相手をかばう対象に向かって蹴り飛ばし、中確立でかばう対象を「行動不能」にする。【格闘】 格闘 203 シックス・オン・ワン 最速行動を行い、自分の習得した【必殺】ではない【射撃】の技を6種類発動する。テンションを4段階消費する【必殺】 射撃 204 出足撃ち 威力・命中が低いが、そのターンまだ行動していないモンスターに命中した場合、そのモンスターを行動不能にする。1戦闘1回 射撃 205 早すぎた埋葬 対象を一体指定する。対象のHPが一定以下の場合「戦闘不能」にする。対象は次のターンにHP1で蘇生する 即死 206 至高の魔弾 自身のLv×5の固定ダメージを与える 射撃 207 デュエルソード 40 敵・味方ともに1体ずつしかいない時、威力と命中率が上昇する剣技。【斬撃】 斬撃 208 歪む時空 100 空間すら歪ませる高圧縮のエネルギーで敵1体に大ダメージを与える 火炎系・ドルマ系 209 凍結する大気 100 空気する凍りつかせる威圧感で敵全体に大ダメージを与える 吹雪系・バギ系 210 ミッドナイトまんしょん 55 異空間に精製したホラーハウスに敵1体をいざなう。ダメージを与え、確立で行動不能にする。確立は対象のせいしんで変動する 211 バスターキャノン 40 敵1体にダメージを与える。テンションが3以上あるとき、この攻撃に【突破】を付与する。【射撃】 射撃 212 魅了ビーム 15 敵1体に光線を浴びせて攻撃する。攻撃対象が異性の場合、低確率で行動不能にする。 213 天空 350 敵1体のパッシブスキルと耐性を無効化し、与えたダメージの半分を回復する剣技。【斬撃】【必殺】 斬撃 214 七星剣 全 全ての力を解き放って、全体に攻撃する。この攻撃はメラ・ギラ・ヒャド・イオ・バギ・ドルマ・デイン系としても扱う。【斬撃】【必殺】 斬撃 215 かかとおとし 10 敵1体に強烈な蹴りを落とす。低確率で「会心の一撃」が発生する。【格闘】 格闘 216 フェイント 20 攻撃をするフリをして敵1体のぼうぎょりょくと回避を下げる。攻撃属性は直前に使った技に依存する。 217 だむだむショット 50 だむだむ弾を撃ち、相手にダメージを与える。敵のすばやさを下げる 射撃 218 ジャスティスワン 100 テンションを1段階消費して、敵全体に「みのまもり」を無視したダメージを与える。 格闘 219 ボルカノキャノン 250 場に「マグマ」が設置されている時のみ使用可能。場の「マグマ」を取り除いて敵全体に大ダメージを与える。 火炎系 220 眼潰し 8 ただ眼球に指を突き立てるだけ、2ダメージ固定。自然治癒せず対象は常時マヌーサ状態になる、これには魔法攻撃も含める。対象が魔眼所持者の場合には魔眼を使用不能状態にする 221 封印 1/2MP 敵一体が直前に使用した特技・呪文・アクティブ特性を使用不能にする。【セ】 222 いにしえのうた 30 敵単体にダメージを与え、相手を低確率で眠らせる。 歌系 223 スムカーシ 10 敵単体にダメージを与える。この特技は受けるとき呪文として扱われる 224 水破七封龍 250 敵単体を対象とする。水で作り出した龍で攻撃し、体内へ侵入した後敵を食い破る。対象となったモンスターは1T経過後に極大ダメージを受け、戦闘不能となった場合は離脱する。【必殺】 225 デッドマンズ・ギャラクシー・デイズ 444 「死亡」中の敵味方がいる時だけ使用できる。怨念に魔力を込め循環させ場に満たし、引きづり込もうとする怨念が全てを襲う。発動後毎ターン終了時に全てのモンスターに即死属性のHP減少または死亡判定を行う。発動後にモンスターが1体倒れるたびに【光系】のダメージをランダム対象に与える。 226 アシストスナイプ 150 味方が敵1体への攻撃をするとき、敵1体にダメージを与え味方の命中率を上げるアシストをする。また、対象が反撃行動をする場合は牽制射撃を行い反撃を無効化する 射撃 227 アクションスナイプ 200 【攻撃特技】【補助特技】【攻撃呪文】【補助呪文】から1つ選ぶ。相手の行動が選んだ行動だった場合は、ダメージを与えてその行動を無効化する 射撃 228 パーフェクトスナイプ 270 敵1体の両手足を撃ち抜き4回ダメージを与える。こうげきりょく、しゅびりょく、すばやさを大幅に低下させる【必殺】 射撃 229 妖華吸血爪 53 魔力を込めた1撃で相手のHPとMPに同時にダメージを与え、それぞれの数値分自分のHPとMPを回復する。 230 氷河零刀斬 43 凍気を纏った鋭い斬撃を放つ。高確率で相手を【凍結】状態にする。 斬撃 231 偽・螺旋剣 120 空間をねじ切り、敵単体を貫通する螺旋の「剣」。【必殺】【突破】【精製】 精製 232 グランドクルス ? 最大MPの三分の一を消費し、敵全体に強大な闘気を撃ち放つ。「せいしん」で判定し、威力は消費MPによって変動する。【必殺】【格闘】 格闘 233 鎧通し 20 防御力上昇を無視して攻撃する。【斬撃】 斬撃 234 三刀一連 120 3回連続で切りつける。1,2回目が回避されると3回目のダメージが大幅に上昇し、相手のステータス上昇と特性を無視する。【斬撃】 斬撃 235 突き懸け 40 敵1体の【斬撃】を無効化し、ダメージを与える。【斬撃】 斬撃 236 バンシーズクライ 80 敵1体の攻撃力を1ターン最低値し、ダメージを与える。【斬撃】 斬撃 237 「確実」な一撃 80 確実に100ダメージを与える。この特技に対して追加攻撃は発動しない。不屈・防壁すら貫く。【必中】【突破】 必中 238 HEAT-MP 45 成形炸薬を用いた榴弾。防御系特技を使用中の相手に命中時、戦闘間その特技を使用不能にする、1戦闘2回。【射撃】 射撃 239 APFSDS 50 命中率は低いが高威力。特技・特性によるダメージ軽減・無効化されない、1戦闘2回。【射撃】 射撃 240 サミング 14 敵1体にマヌーサの効果のある一撃。【格闘】 格闘 241 ディレイバレット 20 敵1体の行動速度を下げる特殊弾を放つ。自分が前列にいる場合隊列補正を無視し威力が上がる。【射撃】 射撃 242 アベンジ 30 使用ターン敵の攻撃が自分を対象にしていればいるほどダメージが上昇する攻撃。 243 ブーストチャージ 36 身体の大きさ、「すばやさ」に比例してダメージが大きくなる体当たり。低確率で、相手を後衛に弾き飛ばす 244 オメガブラスト 270 ターン終了時に敵1体に最大チャージした砲撃を放つ、高確率で行動不能にする【必殺】 射撃/ギラ系 245 超絶咆哮 200 衝撃波を伴うおたけびを上げる。敵全体にダメージを与え行動不能にし、前列にいる場合は強制的に後列に吹き飛ばす 246 心刃合錬斬 100 己と武器を重ねあわせ、武器と一つになった時のみ可能となる剣の至高。 敵一体に只々強力な一撃を放つ。 247 シグナルソード 30 ランダムに赤・黄・青の3色の軌跡を描く剣技。剣閃が「赤」の時、相手の防御特性・耐性を無視する。剣閃が「黄」の時、回避されない。剣閃が「青」の時、妨害されない。低確率で全ての効果が同時に発動することがある。【斬撃】 斬撃 248 地走り 50 地面を走るように斬撃を飛ばし、敵一体にダメージ この攻撃は使用者・攻撃対象の隊列補正を無視する。「飛行」状態の敵には無効 斬撃 249 レーザーブレード 65 使用時に消費されるテンションに応じて威力が大幅に増加する 斬撃/光系 250 斬刀狩り 55 連続使用の度に『すばやさ』が上昇、累計ダメージが一定値を超える度に攻撃回数が増え威力も若干上昇する。連続使用中に妨害や無効化されると、ステータスも蓄積も元に戻る 斬撃 251 ステイシスショット 96 相手を停滞させるエネルギー弾を撃ち込む。行動を終了している相手は次ターン行動不能(指揮官命令干渉不可)になり、行動未終了の相手は行動不能になり次ターンに停滞させられていた行動を行う。1戦闘1回 射撃 252 七虹剣 200 異なる属性を持つ7つの斬撃を一つにして放ち、敵の弱点を付く。【必殺】 斬撃 253 グランドスラム - 敵ランダムに白球の強烈な一撃を打ち込む。テンションを追加で消費することで攻撃回数が増える。【必殺】【射撃】 射撃 254 猛烈斬り 8 敵単体に勢いをつけて切り付ける。使用者のテンションが相手と同じ場合、威力が増加する。【斬撃】 斬撃 255 千波斬 12 敵ランダムに連続で斬撃を飛ばし、ダメージを与える。【斬撃】 斬撃 256 柄落とし 10 敵単体に少ダメージを与えそのターンの斬撃属性の攻撃を中止させる【セ】 257 神喰らい 50 神を殺すことだけを目的とした剣技。「神」または「聖人」に大ダメージを与える。【斬撃】 斬撃 258 さめはだ斬り 25 敵単体にダメージを与え、HPが回復しない状態にする。 斬撃 259 マーキングバレット 60 特殊なペイント弾を敵一体に放ち、回避率を低下させる。【射撃】 射撃 260 ディスペルバレット 80 敵一体にステータス上昇を打ち消す特殊弾を放つ。ダメージを与えつつステータス上昇打消す。【射撃】 射撃 261 デストレイル 250 闇の聖剣技。テンションを三段階消費し、敵一体に特大ダメージ。この攻撃は【光系】【デイン系】にプラス修正を与える特性、特技の効果によるプラス修正を得る。【斬撃】【闇系】【ドルマ系】【必殺】 斬撃/闇系/ドルマ系 勇者 262 ヘビースタンプ 50 急降下して敵単体にボディプレスを仕掛ける。「メガボディ」が使用した際は攻撃範囲が1列になり、「ギガボディ」が使用した際は攻撃範囲が敵全体になる。 263 スパイラル・ハリケーン・パンチ 92 拳の回転で「たつまき」を発生させながら殴る強烈な一撃。同列に並ぶ敵にも「たつまき」でダメージを与える。テンションを1段階消費する。【格闘】【バギ系】 格闘/バギ系 264 スローストライク 38 行動手番が極端に遅くなるが、相手の反撃系特性を無効化する。 265 雲散霧消 50 敵1体にダメージを与え、ステータス上昇を解除する。また、そのターン終了まで対象の防御特性を無効化する。 266 りゃくだつ斬り 40 攻撃した相手のステータス上昇のどれか一つをランダムに奪い、自分に適用する。【斬撃】 斬撃 267 でたとここうげき 50 自分の行動順が素早さに関わらず完全にランダムになるが、威力の大きい攻撃をする。「アザースステップ」や「カリキュレイト」などの効果を受けることができない。 採用されたもの 上記の特性・特技・呪文から採用されたものは以下(名前や効果に調整があるものもあります) 採用されたことに気付いたら随時更新か下記のコメ覧に情報提供してくれるとありがたいです ピンホールショット、孤塁抜き、進撃の鏑矢→しんげきのかぶらや、カスタムソード、斬鉄剣→ざんてつ、スラ・インパクト、フミコミザン、出足撃ち、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ、バスターキャノン、ジャスティスワン、ディレイバレット、グラビティ・コア、大魔神斬り→大まじん斬り、いたみのうた→ペインソング、十字砲火→十字弾
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もえたんOnline 【サイト名】もえたんonline 【ジャンル】英単語 【課金体系】月額315円 【容量】単語帳157、単語テスト144、用例294KB 【通信機能】ちょこまか20kbづつ 【レビュアー評価一覧】 3.0点 2 【簡易評価】あなたの評価点をクリック! plugin_vote2 is not found. please feed back @wiki. / plugin_vote2 is not found. please feed back @wiki. / plugin_vote2 is not found. please feed back @wiki. / plugin_vote2 is not found. please feed back @wiki. / plugin_vote2 is not found. please feed back @wiki. 2006/11/05 【使用機種】41t 【プレイ時間】5時間以上 【評価・点数】☆☆☆ 簡単に説明すると3つのアプリ(単語帳・アタック・用例アプリ)をプレイして得られたポイントで 女の子の服等を買ったり その合計ポイントのランキングで競い合ったりするゲーム 単語帳アプリは出てきた単語、 例えば(text・文)みたいに出てきたやつを覚えているか覚えていないか で分けていってどんどん覚えてない単語を絞り込んでいく感じのアプリ アタックアプリは単語の意味を○×形式の問題で進めていく感じ 用例アプリは例文集で、アタックアプリをやっていくと例文が手に入っていく 用例アプリの用例が結構面白くて 確かに、宇宙で人型ロボットを使う必要はないな There is undoubtedly no need to use a humanoid robot in space. とか もうだめぽ I guess this is it. みたいなオタッキーな人にはニヤリとする例文が多い あと全てのアプリで難易度選択があり、高校卒業レベル・センターレベルなど5段階の難易度で遊べる アプリの背景も学校・屋上などから選べたりもする 悪い所を言うと起動する毎に通信される。これがかなりイラつく あと受験生以外にはお勧めできない 2006/09/11(月) 【使用機種】31SA 【プレイ時間】いっぱい 【評価・点数】★★★☆☆ 全体的になかなか良いデキかと 高校入試レベル、高校卒業レベル、センターレベル、私立国立レベル、私立国立応用レベルがあり、各450個くらい 単語の訳は比較的ちゃんとしている(run…自;走る、他;〜を経営する..トカ) ・単語帳 単語が出てきて、次に訳がでてくる 単語はそれぞれ、自分で3つのフォルダ分けることができる キャラがたまになんか言う ・問題編 単語と意味が同時に出てきて、意味があってるかО×形式 一応前書いたレベル別になってるけど、選んだレベルより低いレベルのも交ざってるっぽ 単語はランダム。意味はヒッカケ系が多いw俺はツッコミながらやってるw ちなみに、間違えた単語が記録されるとかの機能はない! ・用例アプリ 問題編でたまに用例カードがもらえる。400あるらしい… ランダムなのか、全然もらえないorz ・最後に ポイント貯めるとキャラの着せかえができる(2000ポイントとか必要…orz) 全国ランキングある 受験生や英単語好き以外にはかなりマゾゲーかとw サイト別/ま行/もえたんonline
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画面の向こうの皆様、初めまして。 私は皇帝ポケモンのエンペルト。主人からは「ワタリ」と呼ばれている。由来は某俳優と某ミュージシャンと某バンドのアルバム曲から来ていると聞いた。 ゲームの世界にいない人間の事はよく知らない。ゲーム機の電源が点いている間しか現実世界と接触できないからだろうか。 残念だが私達は所詮デジタルデータでしか存在できない架空の生物。人工ポケモンもいれば無線で交換される事もある。 悲観するとキリが無いが、それでも私達は「おや」の為に尽くす。現実世界のプレイヤーを楽しませるべく、この世界を創り上げた開発者様から言いつかった使命を果たすべく。 私の主人はこちらの世界でも現実世界でも、毎日何かしらのポケモンに向かい「可愛い!」を連発するわ、受験生なのにテクノ依存症で将来は心配だが、 余りにも多くのポケモンを育てるのに夢中で用意されたシナリオが進まない位重度のお人好しな少女が私の主人で良かったと思っている。逃がされる心配は無いから。 そんな親バカ主人が変わってしまったのは晩秋の事だった。 あれは私がまだポッタイシの頃のことであった。 突然ゲーム機の電源が入った。内蔵時計によると、今は夜中の四時か五時位だからいつもなら主人はぐっすり眠っている時間だ。 デジタルデータであるが故私達は電源さえ入れば昼行性も夜行性も関係なく活動可能で俊敏性等に無駄が出る事も無い。 ポケモンセンターで回復すれば一瞬で体力・PP全快等々現実世界の生物には無い利点も多かった。 私は模試続きの主人の健康以外は特に気にせずモンスターボールの中で控えていた。 主人は私を含む手持ち六匹の体調を確認してハクタイシティのポケモンセンターを出た。 今日はハクタイの森でジム戦の練習でもするのかと思っていたら、何故かハクタイマンションへ走った。 確か悪者にポケモンを取られた人が住んでいた。取り返してあげたいのはやまやまだが主人は今現実世界の勉強で手一杯だ。 最低三ヶ月は待たせるだろう…と心の中で住人に謝っている間に私は「ワタリ」から「ポッタイシ」に名前が戻っていた。 主人は無言で手持ちポケモンのニックネームを全て取っ払った。 捕まえたポケモンには必ずソフトごとに一定の法則を以てニックネームを付けていた主人が急にどうしたのだ…?一体何故? 行動の変化はそれだけでは無かった。 余計なトレーナー戦を避け、インターネットで調べてきたらしい「努力値」に少しは気をつけ相手を選んで戦っていた主人が、 いきなり周囲のトレーナーを根こそぎ倒し一日でハクタイジムをクリアしてしまったのだ。 マンションの住人のポケモンを取り返す日が早くなったのは私も嬉しかったが、それ以上に不安が大きかった。 まるで主人が別人に変わってしまったかの様だった。 それからも主人はゲーム機の内蔵時計で言う所の朝三時四時に始めて二時間位でひとつの街を越える勢いで駆け足の旅に出ていた。 育てるポケモンを私とムクバード(元は「カワサキ」と言うニックネームで、野球選手から取られた)とルクシオ(コリンク時代の顔つきから「テヅカ」と命名されていた)の三匹に絞り、 道ばたに落ちているアイテムには目もくれずひたすらレベル上げだけの為に戦う日々が続き、気が付けば一ヶ月弱で残りのジムバッジがあと一個と言う所まで来た。 受験勉強は厳しさを増して朝五時半に起きる日が度々あったが主人は年内にシナリオを片付けてしまいたいのだろうか。 シンオウ地方の東側を旅する間にエンペルトに進化した私はモンスターボールの中で出番待ちの最中、暇さえあれば硬質化した翼で形にならない腕組みをして無い頭を捻っていた。 現在地はナギサシティ、このままのペースでいけば明日はジム戦だ。 私達三匹はジムリーダーの専門タイプ・電気に対して皆相性が宜しくないので、 鎗の柱で鎮めるつもりがうっかり捕まえてしまった時間の神「ディアルガ」様が代わりにあしらってくれるのだろうな。 もしくはアルミアと言う遠い土地から彷徨ってきた「ダークライ」が眠らせて終わらせるだろう。 …思い返せば私は全く知恵が足りていなかった。 最初の方に電源が点いている間しか世界は接触できないとは書いたが、こちらの世界からあちらの世界が全く見えない訳では無い。 見ようと思えば電源が点いていなくても上空に浮かんだゲーム画面と思しき黒い長方形を見上げて目を凝らせば現実世界を見られるのだ。 私はそれをフーディンの「ユアサ(主人曰く通称・弁護士)」に教えてもらったが、知能の高いエスパーポケモンの特権だと思いこんでいた。 ユアサは学名に戻されたあげくボックス送りになってしまい、道中のハードな戦闘を重ねる内にその様な事は忘れていった。 私は戦いに勝利する事だけを追い求めていた。進化して強くなると同時に態度も大きくなったせいで重大な事に気が付かなかったのだ。 …主人が本当に別人に変わっていた事に。 私はようやく悟って、直後に自分がプライドの高いポッチャマ一族である事を初めて疎ましく感じた。 こちらの世界からプレイヤーの顔が見えにくい-私は見えないと思いこんでいた-のを利用し、 本当の主人が爆睡中に主人の弟がこっそり主人の部屋のゲーム機と私達のデータが入ったソフトを自室に持って行き夜な夜な遊んでいたと言うのが事の次第だった。 ああ、あんなにも正反対の行動に出ていたのに私は何故気付かなかった? 内蔵時計は夕刻を指していた。不意にゲーム機の電源が点いた。 私達はこれからポケモンリーグへ挑戦するべく、ひたすら海上を進んでいる所で前回のレポートが書かれた。 主人…私の「おや」トレーナー♀(現実世界のプレイヤーが変わってもやり直さない限りデータは変わらない)は並べ替えをしようと手持ちをチェックする。 私達ポケモンと同じくトレーナーもゲームの世界の存在なのでドット職人が打った表情のバリエーションも単純だから、こういう時は案外無表情だったりするのだ。 彼(彼女)の手は先日保護してそのまま手持ちに加わったユクシーのボールの位置でぴたりと止まった。 次の瞬間、私は信じられない光景と懐かしい言葉を聞いたのであった。 「…ワタリ……カワサキ…テヅカ………ダークライに、ロッククライム…!? 何考えてんのあいつ…………それより、皆ごめん。ごめん…ごめ、ぅう、ぐすっ…ふ、ふええええ!!!」 ボール越しに見えた桃色マフラー少女の大泣きは、声は、雰囲気は、紛れもなく主人の物だった。 私こそ一番の古株なのに気づけず申し訳無い。そっと目を閉じたら、代わりに涙が一粒浮いてきた。 あの大泣きから一週間と経たずに、主人は弟の魔の手からゲームを一旦取り返した。 だがその際主人は弟に私達のデータ入りソフトを譲渡する方向に持って行かれたらしく、私達のいる世界を捨てねばならなくなった。 つまりデータの消去並びにリセットだ。幸いすぐにでは無く主人のポケモン友達に頼み、 その人のボックスが許す限り配信された限定ポケモンや、ニックネームを元に戻した私・カワサキ・テヅカ、 他には正月に捕まえた色違いコリンクの「ハツハル」等、どうしても主人が捨て置けないポケモンを預かってもらってから弟の手に渡る事になった。 私は現在そのご友人のソフトに用意された専用ボックスを借りて、主人が新しく買ったゲームに私達を引き取ってくれるのを待ち続けている。 実際、無事大学が決まった後主人はご友人が預かっているポケモンの内、例のアルミア地方出身の「ダークライ」や同じくアルミア地方から送られた卵、映画館で配信された「シェイミ」等を返還してもらった様だ。 他は主人が交換用ポケモンをあまり用意できなくて次回にお預けとなった。 私はふと気になった事があってこれを書いている。 スペースの関係でこちらに預けきれなかった同胞は今頃どうしているだろうか。 ほとんどは別のゲーム機に設立された「ポケモン牧場」と言う仮想空間で元気に遊んで過ごしているらしい。 が、ごく一部は消されたデータと運命を共にしてしまったはずだ。私達の世界では、正式なトレーナーは最低一体ポケモンを所持するのが義務だからだ。 彼らは何も悪くないのだ。彼らは何もわるくないのに。 ――――――消えたデータの行方は、今いずこ。 作 3代目スレ 57,60-62,64-65
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ンガ/Nga ロシアのユラーク・サモエード族が信仰する冥界の神。 ネネツ族では、ヌムとヤ・ネビャと共に3主神に数えられる。 大地が崩壊に瀕した時、偉大なシャーマンの男が天神ヌムを訪ねて助言を求めた。ヌムは、地下世界に潜ってンガの元に行くよう指示した。シャーマンは言われた通りに地下世界へ行き、そこでンガの娘を娶った。そして大地を手で支えるという仕事を貰い、以降「大地の老人」と呼ばれるようになった。しかし長い間大地を支え続けているため、疲れたり、手が震えたりする。これが地震であるという。そのため、老人は2人の男兄弟を呼び、1人を宇宙の脚に、もう1人を大地の錘にして大地の均衡を保った。 別名 ンガア 参考文献 山北篤著『西洋神名事典』新紀元社 吉田敦彦,松村一男編著『アジア女神大全』青土社 レイチェル・ストーム著/山本史郎,山本泰子訳『ヴィジュアル版 世界の神話百科 東洋編 エジプトからインド、中国まで』原書房
https://w.atwiki.jp/49895050/pages/284.html
こたうじ24 氏政は寒がりだ。海風の冷たい日には火鉢から離れたがらない。何枚重ねても着膨れないのは老人の薄い体のせいで、よけいに寒々しい。 「小太郎はそれで寒うはないのか」 「…?」 小太郎のむき出しの腕や肩を見、氏政はそれだけでぶるりと震えた。 着膨れた忍など聞いたこともない。小太郎は日々鍛錬を怠っておらず、寒風に晒されていても寒そうには見えなかった。 「…儂もおぬしを見習わねばのう…よし!」 氏政はいきなり上着を脱ぎ捨てた。 「!?」 「心頭滅却すれば雪も温しじゃあ!乾布摩擦をするのじゃー!!」 「!!!!???」 蜂の羽のようにぶぶぶぶと首を振りながら、小太郎はあわてて氏政の上着をかけなおしに奔走した。 …年寄りの冷や水とはよく言ったもので、洗濯板のごとき肋を風にさらした氏政は見事に風邪をこじらせた。 そのそばでせっせと薬草を擦りおろす小太郎は珍しく薄ものを羽織っていた。氏政の風邪が治るまで、それは続いた。