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作品データ タイトル 元祖江戸前寿し屋與兵衛 タイトル(カナ) ガンソエドマエスシヤコウベエ タイトル(副題) 作者 内山まもる(画) 作者 白川晶(作) 作者 備考 掲載 連載雑誌 出版社 連載開始 連載終了 備考 週刊大衆 連載 再録 単行本 巻数 出版社 発行日 発売日 サイズ 備考 第1巻 第2巻 第3巻 第4巻 第5巻 第1巻 料理 食材 備考 P5 第一話 不思議な夢 P21 第二話 握りたい!? P37 第三話 寿司は女 P53 第四話 隣の女 P69 第五話 アジの女 P85 第六話 女の捌き方 P101 第七話 ライバル P117 第八話 覚醒 P133 第九話 偵察 P149 第十話 因縁 P165 第十一話 修行 P181 第十二話 ナンパ P198 コラム 「華屋與兵衛」とは一体ナニ者!? 第2巻 料理 食材 備考 P5 第十三話 成果 P21 第十四話 トロ P37 第十五話 築地 P53 第十六話 大根 P69 第十七話 ステーキ P85 第十八話 戦闘開始 P101 第十九話 危機 P117 第二十話 失意 P133 第二十一話 絶望 P149 第二十二話 メール P165 第二十三話 決戦 P181 第二十四話 職人冥利 P198 コラム 究極の「マグロづくし勝負」全解説 第3巻 料理 食材 備考 P5 第二十五話 決意 P21 第二十六話 屋台 P37 第二十七話 出張寿司 P53 第二十八話 洗礼 P69 第二十九話 めかぶの気持ち P85 第三十話 門立 P101 第三十一話 頑固爺 P117 第三十二話 磯のアワビの片思い P133 第三十三話 江戸前の魚 P149 第三十四話 ナマズ P165 第三十五話 命の水 P181 第三十六話 川魚 第4巻 料理 食材 備考 P5 第三十七話 世界寿司展 P21 第三十八話 激突 P37 第三十九話 寿司ケーキ P53 第四十話 エビの天ぷら P69 第四十一話 江戸の油 P85 第四十二話 一緒 P101 第四十三話 開戦 P117 第四十四話 與兵衛の意地 P133 第四十五話 サーモンとサケ P149 第四十六話 抹茶ケーキ P165 第四十七話 炙りと江戸前 P181 第四十八話 賭け 第5巻 料理 食材 備考 P5 第四十九話 攻守逆転 P21 第五十話 拍子抜け P37 第五十一話 情熱 P53 第五十二話 約束 P69 第五十三話 アジは握り P85 第五十四話 一晩 P101 第五十五話 ゼリー P117 第五十六話 握りが一番! P133 第五十七話 揺れる思い P149 第五十八話 旅 P165 第五十九話 バラちらし P181 第六十話 決着!!
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男はどことなく気品漂う顔で、スーツをしっかり着こなしている。 顔に表情は何一つ浮かんでおらず無表情そのもので何を考えているかは予想がつかない。 そしてこの男にはこれといって特徴がなかった。 影が薄い人間だ。 おそらく群衆にまぎれたらどこいるかすぐに判らなくなるだろう。 そして私はその男を深く知っているような気がした。 話したことなどない。 それどころかあったことすらない男なのになぜそんなことを思うのだろうか? 舞台の上に立つ人形を演じる男を見ながらそんなことに思いを馳せていた。 男は舞台の上をただ歩いていた。 荷物は書類などを入れるための鞄一つだけ。 しかしあの舞台なんかおかしくないか? 男ははっきり見えるのに男の周囲のは真っ暗だ。 まるで男一人にスポットライトが当たっているように。 それにさっきから男は歩いているのに現れた場所から移動していない。 床の方が動いているかのようだ。 まあ、深く考えることもないだろう。 だってこれは夢なのだから。 ここまでこれが夢だとはっきり認識しているのも珍しい。 認識しているからといってその夢を自由自在にできるというわけでもない。 目の前で不思議なことが起ころうと、それは夢だからと思ってみているほかないのだ。 というか、これのどこが恐怖劇なんだ? 男がただ歩いているだけじゃないか。 そう思っていると男は突然立ち止まり前方に手を伸ばす。 そして何かをひねるような動作をした。 まるでドアでも開けたかのような動作だ。 いや、実際に開けたのだろう。 ドアを開け、中に入った男はまた暫らく歩き始めた。 歩いていると、舞台の端から男に向かって車が向かってきた。 それも横向きにだ。 男が歩くたび、車は男に近づいていく。 ついに車は男の目の前にやってきた。 男はポケットの中に手をいれ何かを取り出した。 それは鍵だった。 男は取り出した鍵を車のドアに差し込むと鍵を開けドアを開いた。 そして車に乗り込む。 すると舞台に変化が起こった。 男と車の他に背景が見えるようになったのだ。 そこはどうやら駐車場のようだった。 男は車を発進させ駐車場からでる。 そのさい車は動いているはずなのに舞台の中央から移動しない。 さっきの男と一緒だ。 その代わり回りの背景が車が移動するのにあわせて変わっていく。 なるほど、移動すると周りが動いて移動しているように見せているのか。 本当に町を走っているようだ。 しかし、やっぱり気にかかることはこれのどこが恐怖劇なのかというところだ。 あまりにも平凡な風景。 普通の男が普通の車に乗って普通に運転している。 これのどこに恐怖を感じる人間がいるというのか。 隣の女に目を向けると女は食い入るように舞台を見詰めている。 他のとこに目を向けると他の観客も目に入った 他の観客もやはり隣の女と同様、食い入るように舞台を見詰めている。 いったい何だっていうんだ? それにこいつらの様子は少しおかしいぞ? いくらなんでも舞台に集中しすぎている。 瞬きすらしてないんじゃないかってくらいだ。 それに微動だにしない。 ちっ! いくらこれが夢だといってもなんだか気持ち悪くなってきぞ。 みんな能面みたいな表情しやがって。 さっさと夢から醒めたいものだ。 そう思いながら再び舞台に目を向ける。 男は相変わらず車を走らせていた。 すると舞台の端のほうにふと人影が移った。 その人影は急速に舞台の中央、つまり車に近づいていく。 それに気がついたのか車はブレーキをかけた。 それと同時にその人影はもう一つの人影に引っ張られる。 よく見るとそこには3人の人間がいた。 服を見る限り学生だろう。改造されているが。 「おい、危ねーぜ康一~?ボケッと道路わたんじゃねーよ」 3人のうちの一人、リーゼントという今時時代遅れにもほどがある髪形の学生が背の低い学生に注意する。 どうやら道路を横断する際、車に注意を向けていなかったようだ。 「す…すみませんでした」 注意された彼は慌てて車に乗っている男に頭を下げる。 リーゼントの彼も一緒に頭を下げる。 ただ、彼らと共にいた刈上げの彼は頭を下げなかった。 なんとも頭の悪そうな顔をしている。 「………………」 男は謝る彼らに目を向けただけで何も返さずにまた車を発進させた。 3人はたちまち舞台の端へと消えていく。 男はまた暫らく車を走らせた。 「この辺りがそうなんだが……」 突然そんな声が聞こえてきた。 私はなぜか、その声が車にのっている男のものだと理解した。 思ったのではなく理解したのだ。 予想ではなく確信したのだ。 何故だ? 「杜王町の起源はね……昔『侍』の別荘があった避暑地なんだ。うちの祖先もそうさ。でも祖父の代で落ちぶれてね、残ったのは今住んでる家だけさ。 僕も今はしがない会社勤め……」 あの男は一体誰と喋ってるんだ!? あまりにも不自然だ! この男には独り言を呟く趣味でもあるっていうのか!? 男の言葉を聞いているうちに何故だかは判らないが背筋が引き攣る感じがする。 「おい、買ってやったオブレイの腕時計はどうした?……ああ、バッグの中か。そうだった、サイズがちょっと大きめだったんだな……。明日直そう」 男の様子は車の中なのでよくわからない。 しかし、男が誰かに喋りかけているのは明らかだ。 だが、車の中には男の他に誰もいない。 いるわけがない。 男の乗る車を見ながら、私の背筋は今度こそ氷を入れられたように引き攣った。 恐怖を感じているわけではない。 ただ、よくわからない気持ち悪さを感じているのだ。 やがて男の車一つの大きな屋敷の敷地に入った。 その屋敷に私はとてつもない懐かしさを感じた。 気持ち悪さと懐かしさ、この二つを胸に秘めながら私は舞台を見詰めていた。 もう舞台から目を逸らすことなどできなくなっていた。
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男は少し興奮したような様子だが当たり前のように家の中へ入っていく。 しかし、この家は男の家ではない。そう私の『直感』告げた。 それと同時に、このまま見続けたら、このままここにいたら確実に自分にとって不幸が訪れる、とも告げている。 そういった事態は避けなければならない!自分にとってこのまま見続けることで不幸が訪れるというのなら、この劇は絶対に見てはならない! だが、体が動かない! 自分の体が椅子と同化してしまったかのようだ。気がつけば手足の感覚すらなくなっている。 そうだ!これは私に夢だろう!?なら少しぐらい私の意のままになるもんじゃないか!?自分にとって都合が悪くなるようなものを見せるわけがないはずだ! 早く夢から醒めたい!誰か俺の目を覚まさしてくれ!俺を夢から救い出してくれ!誰か助けてくれ!もうこんなものは見たくない! しかし、そんな心の訴えなど聞かぬというように、一向に目が覚める気配はない。そして目を見開き舞台を見続ける。 男が家の中に入ると、舞台はやはり家の中へと移り変わる。家の中は当然のように暗かった。外は夜だし、家の中には電気がついていないためだ。 そんな中、何故か男の姿だけははっきりと視認できる。とは言うものの、右手はよく見えない。 男は玄関のドアを閉める。そしてそれだけではなくドアの鍵も閉める。そして男は移動しながら手当たりしだいに窓の鍵を丁寧にしっかりと閉めていく。 その様子はまるで何を追い詰めているように感じられる。 男は1階の鍵を閉め終えると足音を立てないように気をつけながら階段を上がっていく。男は階段を上がりきると、今度は2階の窓の鍵もこれまた丁寧にしっかり閉めていく。 閉め終わると今度は適当にドアに耳をあて、中の様子を探ろうとしている。そして探っていたドアから耳を離し、慎重にドアを開け中に入っていく。 部屋の中には、一組の男女が仲睦まじく眠っていた。年齢は大体40半ばといったところ。きっと夫婦に違いない。 二人とも明日も繰り返されるだろう日常を思っているのか、眠っていながらもどことなく幸せな表情に見える。 そんな二人に、男はゆっくりと足音を立てることもなく近づいていく。 そのとき、私はふと気がついた。グラン・ギニョル座っていうのは人間を使った人形劇だ。 隣の女がそう言った。そして現に人間が役を演じている。 ということは……この劇で殺された人間は実際に殺されてるってことじゃねえか! これが夢のことだというの再び忘れ、叫んだ。 だが、やはり今までのように声は出ない。息一つ漏れることはない。 男は眠っている男の横に静かに移動すると、右手に持っていた何かに左手を添え、高々と持ち上げる。そして、私は男が持っていたものがようやくわかった。 ナイフ。 男が持っていたものはナイフだった。男は持ち上げていたナイフをなんの躊躇いもなく眠っている男の咽喉に深々と突き刺し、そのまま引き裂いた。 そしてその勢いで隣に寝ていた女の口を掴むと、ナイフを女の胸に何度も何度も突き刺し、そして刺し殺してしまった。 私はその光景を絶叫しながら見ていた。もちろん声が出ているわけではない。出るわけがない。 さらに絶叫した理由は、今までのようにわけがわからないや、何かを認めたくないというものではなかった。 このままでは結論が出てしまうからだ!何故、男の考えを理解できるのか。何故殺人鬼に恐怖してしまうのか。 その結論が出てしまいそうになったために叫んだのだ。 この結論は、絶対に出してはいけないものなのに!そう私の『勘』が告げている。 しかし、そんな私の思いとは裏腹に結論は出ようとしていた。それと同時に男が動き出す。 男は部屋から出ると、またドアに耳をあて中の様子を探る。そして先ほどと同じように、静かにドアを開けた。 そのとき、舞台は真っ暗になった。しかし例のごとく、またすぐに明るくなる。 場所はさっきの場所と同じだった。ただ、あの男だけが消えていた。そして、 ピチャ!……ピチャ!……ピチャ!……ピチャ!……ピチャ!……ピチャ!……ピチャ!……ピチャ!…… そんな、何かの滴がたれ落ちる音が耳に聞こえてきた。さっきまではなかった音だ。 そんな中、ドアから一人の女が出てきた。顔は暗くてよく見えない。 初め女は辺りを窺うように辺りを見ていたが、やがてある一点に目線が止まる。 「ヒッ!?」 女が恐怖に染まりきった短い悲鳴をあげる。そこには、音の発生原因が存在していた。 壁のコート掛けに首を切り裂かれた犬がぶら下がっていた。このピチャ!ピチャ!いっていた音は、犬の血が床に滴ってたっていたのだ! 女は恐怖に満ちているであろう顔で自分が出てきた部屋を振り返る。すると、 「おじょうちゃんの手ってスベスベしててカワイイね。クックックッーン」 部屋の中から声が聞こえてきた。それがあの男の声だとすぐにわかる。声は物凄く浮かれていた。 まるで初めて遊園地に来た子供のような声だ。 「う、うそ……」 女はそういいながら1、2歩後ろの下がる。 「両親もすでに殺したぞ」 女はそれを聞いた瞬間その場から逃げだすために走り出した。そのすぐあと部屋から男が飛び出してきて、女を追いかける。 女は一目散に階段を駆け下り、1階へ向かった。男もそれに続き階段を駆け下りる。 しかし、1階へ下りたとしても玄関には鍵がかかっているし、窓にも全て鍵がかかっている。女が逃げるためには鍵を開けるか、ドアや窓を破壊するしかない。 だからと言って、そんなことをしていては女は男に殺されてしまう。まさに絶体絶命の状況だった。 だが、女は玄関や窓なんかに目を向けた様子はなかった。とにかく一つの部屋を目指しているような感じがする。 その瞬間、いつの間にか舞台の中心が男から女になっているのに気がついた。 そして女は目当ての目当ての部屋を見つけたのか必死になって手を伸ばし、ドアノブを掴み急いで中に入る。 後ろには殺人鬼が今にも部屋に入ってきそうなほど迫ってきた。 女が入った部屋には、3~4歳と思われる幼い子供がいた。部屋の隅っこに蹲って震えている。 「露伴ちゃん!」 「鈴美おねえちゃん!こわいよ!なにかいるよ!」 女が叫ぶと子供は顔を上げ涙を流しだした。この子供は家の中に何かがいることに気がついていたのだろう。 女は急いで窓まで近づくと窓を勢いよく開け放ち、子供を抱きかかえ、その窓から外へ出す。 「露伴ちゃん!速く逃げて!速く!」 その瞬間、ドアが勢いよく開け放たれ、男が女に走りよった。 そして、手に持っていたナイフを大きく振りかぶり女の背中に根元まで突き立てる! 「あぐぁっ!」 さらに男は、そのままナイフを自分の方向へ一気に引っ張る。女の背中は大きく深々と裂け、体内を露出した。 「ろ……は…………ちゃん…………にげ……」 女はそこまで呟くと、そのまま事切れた。そして、窓から月明かりが入り女の顔が照らされ、そして舞台は今度こそ完全に暗くなった。 私は殺された女の顔を見て悲鳴を上げることはなかった。ただ、全身から汗が止まらなかった。 何故なら、女の顔は私の隣に座っているはずの女だったのだ。 そんなバカな!?だって今隣に座っているのを感じるんだぞ!あんなところに、死んでいるわけがない! 「これで劇は終わりよ。お疲れさま」 隣の女の声と同時に劇場が明るくなる。とたんに体中の感覚が戻るのを感じた。 もう、動くことはできるだろう。しかし、私は動けなかった。汗を諾々と掻きながら、荒い息を繰り返している。 「どうしたの?具合が悪そうだけど」 隣の女が声をかけてくる。その声は舞台で殺された女の声と同じだった。 私はゆっくりと、ゆっくりと女の方を向く。女はそこに座っていた。舞台で殺されたときの姿そのままに。首を切られ血を滴らせている犬の頭を撫でながら。 目の前が真っ赤に染まっていく。 「一体これは……、どうなってるんだ。俺の夢じゃ……。こんな悪夢が!あるはずが!」 「あなたの夢?なにか勘違いしてない?これはあなたの夢なんかじゃないわ。本当は気がついてたんじゃない?」 カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ…… どこからかそんな音が聞こえてくる。それもかなり近い。 「もしこれがあなたの夢だったら、あなたが知らないことなんてないわ。そしてこんな劇はしないでしょう。自分の『幸福』を願って生きているんだから」 カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ…… なんなんだよ、なんなんだよこの音はよぉおおおおおおおおお! 「さっきから凄い震えてるわね。たしかにあんな光景を見せられたらそんなものかもしれないけど」 カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ…… 震えてる?俺が?自分の手を見る。 その手は本当に自分の手かと思うほど細かに震えていた。震えを止めようと手に力を入れるが、その意思に反して手は震え続ける。 それが解った瞬間、このカチカチという音がどこから聞こえてくるか理解した。いや、自覚した。 自分の歯の根が合わずカチカチと音をたてていたのだ! 「あたしの名前は杉本鈴美。あなたに会うのはこれで2回目ね」 「…………杉本鈴美」 その名前を呟くと同時に最後のピースが嵌ったかのように一つの結論が出た。もうとっくに出ていたはずの、認めたくもない結論。 あの舞台の男は、吉良は俺だった。あれは記憶をなくす前の吉良吉影だった! 「うぉお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」 全ての想いが咽喉から叫びとして迸った。自分でもこの感情がなんなのか分からない。ただ叫んだ。 そして突然頭部に生じた頭痛に頭を押さえ膝を突いた。
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病みナズ 短編 タグ一覧 ナズーリン リグル 寝取られ 暴走 標準的なヤンデレ 病みナズシリーズ 病みナズ 短編 …あっ、起きた、おはよう、〇〇。 ご飯できてるよ、早く食べちゃってくれ。 …食欲無いのかい?でもちょっとは食べないと… …あっ、食べてくれた。どう?美味しいかい? …ふふ、喜んでもらえたようで嬉しいよ。 …あっ、もう人里へ出かける時間だね、私も一緒に行くよ。 …ふふっ、こうやって君と歩いてるとまるで夫婦みたいだね。あぁ、幸せだなぁ… …あっ、忘れ物をしてしまった… ぐぬぬ、君との時間が減るのはとても惜しいが…致し方ない… すぐに取ってくるから君はその辺を歩いているといい、すまないね… …くふふ…〇〇の枕…布団…♡ …すーっ…ふぁぁぁ…♡ …〇〇の匂いがするぅ…♡ …〇〇がいる時は恥ずかしくてこんな事出来ないからな…今のうちに沢山吸っておこう…♡ …ふふ…そろそろ戻らないと〇〇が心配するだろう…ちゃんと元に戻して…と、よし、じゃあ〇〇の元に戻るか… …いやぁ、待たせてしまっ…た…ね…? …〇、〇…?その隣の女は誰なんだい…? …何でそんなに仲良さげにしてるんだ…? …浮気…してたのか…私に隠れて… …許さない…私だけの〇〇なのに… …〇〇にまとわりつく虫は排除しないとね… ナズ「…〇〇っ!」 〇〇「うわっ!?…き、君は?」 リグル「ちょっと!私の〇〇に何か用?」 ナズ「私の?はっ、ふざけるな!〇〇は昔からずっと私のモノだ!」 リグル「はぁ?…〇〇!?もしかしてコイツと浮気してたの!?」 〇〇「ちょっ、ちょっと待ってくれ!理解が追いつかない!」 ナズ「早くそいつから離れるんだ!〇〇!」 リグル「くっ、離しなさいよ!私の〇〇を何処に連れてくつもりよ!」 〇〇「いってててて!待って!ストップ!ストップ!」 リグル「やめなさいよ!〇〇が痛がってるじゃない!」 ナズ「君こそ!私の〇〇に触れるんじゃない!」 〇〇「待て待て待て待て!そもそも君は一体誰だ!?」 ナズ「…は?」 リグル「そうだよ!誰なのよ!〇〇とどう言う関係なの!?」 ナズ「…寝ぼけてるのか?〇〇?私は君の彼女だよ?」 〇〇「えっ!?かっ彼女!?…も、もしかして…最近妙な視線を感じると思ったら君の仕業か?」 ナズ「…はぁ、酷い言い掛かりだな、朝は君の為にご飯まで用意したっていうのに…君だって美味しそうに食べてくれたじゃないか」 〇〇「なっ…あのご飯もなのか!?俺はてっきりリグルが作ってくれてたのかと…」 リグル「人ん家に勝手に入ってご飯を置いてくなんてことしないよ!このストーカーめ!私の〇〇から離れろ!」 ナズ「…はぁ、なるほどね…どうやら君はこの虫けらに洗脳されてしまったみたいだな、大丈夫、私がちゃんと元に戻してあげるからね…ちゃんと私だけの〇〇に…ね…♡」(〇〇を掴んで空高く飛ぶ 〇〇「えっ、ちょっ…うわぁぁぁぁっ!?」 リグル「っ!油断したっ!〇〇っ…!?うわっ…!?な…何よこの鼠の量は…いっ、いつの間にこんなに…身動きが…っ…〇〇っ、〇〇ーっ!」 …くふふっ、隙をついて〇〇を取り返したぞ… …あれ?〇〇、気絶しちゃってるのか?かわいいなぁ…あぁ、いつも遠くから眺めることしかできなかったが今はちゃんとこうやって私の腕の中…ふふっ、あったかい…♡もう二度と君が盗られないようにこれからはずっと私の家で暮らそうね?〇〇♡ エンディング2 「ずっと見ていた」 感想 名前 コメント
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Eis=Discord 駄目ですね、最近作り笑いをする場面が増えました。…何かを装う事は私の十八番、気づかれない自信があるのでそこはよしとしましょう。確実に、この思いは、気づかれない。誰も感づくことは出来ないでしょうから。 懐かしくも思い出したくなかった記憶、まだ私が私でない時、同じ感情を抱いた気がします。体の内面を強烈な酸で焼かれているような、喉に胃酸が逆流してしまった時の様なあの感覚…。まだ私の中にこれ程にまで強い情が残っていた。否、強い情だからこそ残ってしまったのか……どちらだとしてもさほど変わらないでしょう。 私は…ある男性を慕っております。………「男性」、ですよ?かつての私なら最高の喜劇として笑い飛ばし、飽きれば忘れ去っていたでしょう。しかし、何故でしょうかね……笑えない。今回だけは笑えないのです。当初は単なる暇つぶしの為にこの家に仕えておりました。そういえば、採用条件の緩さには呆れを通り越して笑えましたね。度々彼を罵って、侵入者には手厚い歓迎を施して、それだけの日々でした。 彼女が、あの女が来るまでは。 彼女が彼の屋敷に訪問し、談話するたびに私は冗談半分で二人をからかいました。 『…お二人は、どういう関係で?』と。 若干狼狽する彼が滑稽で、それを見てくすりと笑う、そう、始めはそれだけでした。 しかし、彼女が彼に合う回数が増える度、逆に彼が彼女に会わない日には残念そうにため息をつく事に気づく度、 『…お二人はどういう関係で?』 いつしか私は内心で笑うのをぴたりと止めておりました。代わりに体内を焦がすような不快な感覚が付いてきました。 ……あの女は、私よりも長くあの方の傍には居ないのです。私よりもあの方のことを知らないのです。なのに何故……何故私よりも。近い場所に。居るのでしょうか?ねえ?いつしか私は、彼女に。あの女に相談されるのでしょうか。彼が好きな紅茶の銘柄など、彼のことを?私は易々とあの女に彼の情報を、私しか知らないであろう事を、話さなくてはならないのでしょうか。そんなに、そんなに不愉快な日がいつか訪れるのでしょうか。 …今、私の目の前には紅茶があります。私が入れました。彼の、ご主人の為に。そして、ついでにその隣の女に。私には生成した物質に幻覚作用を与える力が、例えば、幻覚作用を付与した角砂糖を、ミルクを、この眼前の紅茶に入れ、彼の世界から彼女を消し去ることが、そして、あの女の世界から彼を消し去ることが、いっそ心を壊してしまうことが、出来る力があるのです。 ……………なにも、そこまでやるつもりはありませんが。 ……………やるつもりはない、ということにしておきたいのですが。 お詫び 凸之助さん宅のまいさん本当にごめんなさい。 あけちさん宅のノエルさんもすみません。 名前は載せておりませんが御二人のつもりで書きました。 Eisはあんなですが処刑本人は二人の末長い幸せを願っております!!
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全作品リスト 1(1~そ) / 全作品リスト 2(た~ほ)/ 全作品リスト 3(ま~わ) / TOP た 大学は出たけれど 第三の男 胎児が密猟する時 大福星 ダイヤルMを廻せ! 太陽がいっぱい 太陽と月に背いて 太陽はひとりぼっち 太陽を盗んだ男 ダ・ヴィンチ・コード タキシード タクシードライバー たどんとちくわ 卵の番人 魂のジュリエッタ タワーリング・インフェルノ 弾丸ランナー ダンサー・イン・ザ・ダーク 箪笥 男性・女性 ち 小さな恋のメロディ チェルシーホテル 地下鉄のザジ 地球で最後のふたり 父ありき 父 パードレ・パドローネ チャーリーズ・エンジェル チャーリーとチョコレート工場 チャイナタウン 中国女 チューブ・テイルズ つ 追憶 ツィゴイネルワイゼン 月のひつじ 罪と罰 冷たい血 て ディア・ハンター ディープ・インパクト 帝都物語 出来ごころ デッドマン デビルマン デューン/砂の惑星 デリカテッセン テルマ&ルイーズ 田園に死す 天国と地獄 天国の口、終わりの楽園。 天使にラブ・ソングを2 電車男 と トゥームレイダー 東京画 東京ゴッドファーザーズ 東京タワー 東京の女 東京の合唱 東京暮色 東京物語 ドーベルマン 独裁者 ドクトル・ジバゴ 時計じかけのオレンジ 戸田家の兄妹 突然炎のごとく どつかれてアンダルシア(仮) 突貫小僧 ドッペルゲンガー 隣の女 ドニー・ダーコ トパーズ ドラキュラ ドラゴンヘッド ドラゴンロード ドラッグストア・カウボーイ トリコロール/青の愛トリコロール/白の愛 トリコロール/赤の愛 トレインスポッティング 泥棒成金 ドンファン な ナイスガイ ナイト・オン・ザ・プラネット ナイトメアー・ビフォア・クリスマス ナインスゲート 長屋紳士録 茄子 アンダルシアの夏 楢山節考 に ニキータ 日曜日が待ち遠しい! ニック・オブ・タイム ニュー・シネマ・パラダイス ニューヨーク・ニューヨーク 人間椅子 ニンゲン合格 人間の証明 の ノイズ ノートルダムのせむし男 ノスタルジア ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア ノッティングヒルの恋人 の・ようなもの は ハード・デイズ・ナイト バートン・フィンク バーバー バイオハザード 灰とダイヤモンド パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち ハウルの動く城 博士の異常な愛情/または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか 麦秋 バグダッド・カフェ 白痴 走れ!イチロー バスキア 裸のランチ バタフライ・キス 八月の狂詩曲 パッション バッファロー’66 バトル・ロワイアル 花とアリス バニラ・スカイ パパは、出張中! 母を恋はずや ハムレット ハムレット・ゴーズ・ビジネス ハメット パリ、18区、夜。 ハリー・ポッターと賢者の石ハリー・ポッターと秘密の部屋 パリ、テキサス パルコ フィクション パルプ・フィクション 晩春 ハンニバル ひ ピアニストを撃て ピアノ・レッスン ビートニク 彼岸花 非常線の女 ビッグ・リボウスキ 一人息子 昼顔 ピンク・フラミンゴ ピンポン ふ ファーゴ ファムファタール フード ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ ブエノスアイレス フェリーニのローマ プライベート・ライアン ブラウン・バニー ブラス! ブラック・レイン プラトーン ブリキの太鼓 ブリジット・ジョーンズの日記 ブルーベルベット フルメタル・ジャケット ブレイド ブレイブ ブレードランナー フローレス フロム・ヘル へ ヘヴン 北京ヴァイオリン ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ ベニスに死す ベルベット・ゴールドマイン ベルリン・天使の詩 ベン・ハー ほ ボウリング・フォー・コロンバイン ポエトリー,セックス ボーイズ・ライフ ボーン・アイデンティティー ボーン・コレクター 朗かに歩め ぼくの伯父さんぼくの伯父さんの休暇 ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール 僕の村は戦場だった ほしのこえ ポネット ポリス・ストーリー/香港国際警察ポリス・ストーリー2/九龍の眼 ポリス・ストーリー3 香港国際警察/NEW POLICE STORY 全作品リスト 1(1~そ) / 全作品リスト 2(た~ほ)/ 全作品リスト 3(ま~わ) / TOP
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あらすじ 誤解殺気、ウエックス、不良の三人のお話 夕暮れの街角の路地裏で 相変わらずの喧嘩 その中の黒い話 不良しか知らない悲しい話 そしてウエックス 誤解殺気の秘めた想いを知ってるのは これもまたウエックスしか判らない 顔中傷だらけの不良に絆創膏と そっと白い小指を差し出す誤解殺気 もう喧嘩しないって約束してください-----それが誤解殺気の不良さんへの想い それから不良 不良 「・・・あ」 誤解殺気の白い小指がそっと不良の眼前に差し出される 伏せ目がちに、その手は少しふるふると震えている 机の上の手にじっとり汗をかく、糞ぅ何やってるんだオレは しかしその脳裏に昨日の上級生の言葉が蘇る ヤン『だっ!だから・・・あの極道女・・・先輩が気に入って・・・気の強ぇお』 糞、なにやってんだ俺は・・・ふと横から友が声をあげる 友 「おい!お前何やって」 不良 「・・・やってらんねぇ・・・」 その友の言葉を遮り、不良は立ち上がり誤解殺気に背を向ける そして歩き出そうとした瞬間 きゅ 振り返らずに判った 誤解殺気が俺の制服を掴んでやがる、少しまたふるふると震えながら それから誤解殺気 つ・・・掴んじゃった・・・どどどっどど・・・どうしよう な、何か背中が怒ってる気がする うう・・・ 誤殺 「ふ・・・不良さん!」 不良 「うおっ!叫ぶな!」 机の上のストローの袋をきゅっと閉め その上にウーロン茶を一滴------------くねくね 誤殺 「く・・・くねくね」-------------あれ?リアクションが・・・無い そう思ったら不意に不良さんの友達が 友 「ぶあっはっはっはっはっは」 不良 「くっくっく・・・ははっははははは」 誤殺 「へ・・・へへぇ」 不良さん目に涙を溜めてる、笑いすぎたのかな?和ませるつもりだったんだけど・・・ するとふいっと不良さんが小指を出してくる 不良 「約束だ・・・明日から喧嘩しねえよ・・・」 それからウエックス 羨ましいな・・・なんで不良さんは、誤解殺気さんが怖く無いんだろう ボクは今でも漏らしちゃいそうになるのに・・・ 不良さんと誤解殺気さん二人が小指を絡ませ指きりげんまん ああ、あの笑顔なんだなあ ボクが誤解殺気さんの好きな所 誤解殺気さんの前の席の女の子も微笑ましいものを見るように微笑んでる 不良さんが誤解殺気さんをこのクラスに・・・受け入れさせたんだ ウエックス 「でも、少し悔しいなぁ・・・」 それから不良 女A 「・・・いいの?あんな約束して」 不良 「・・・約束は守るさ」 女A 「でも喧嘩はしないって・・・」 友と席の隣の女、たまたま廊下を肩を並べ歩いていく 不良 「・・・友」 友 「んあ?」 不良 「オレは『明日から』って言ったんだ・・・」 友 「わーってるよ・・・」 不良 「おい、そこのちちしりふともも」 女A 「最低」 すっと片手で女を遮るように背を向ける 不良 「明日からしばらく休むから」 友 「しばらくで済めばいいけど」 女A 「何言ってるの?貴方達・・・」 その言葉を無視しながら二人の男は歩いていく 居場所は知ってる、あの糞ったれ上級生どもの居場所は
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うん、これも他(ry 隣の部屋の女の子 スペースワールドという遊園地に一週間ほど滞在するツアーみたいのに、 従兄弟と2人で参加したときのことです。 一日目、楽しい体験をたくさんしてホテルに帰り従兄弟と「明日はどんなことするんだろうね?」とか話してました。 確か夜8時ごろだったと思います。 突然、自分と同い年ぐらいの女の子の声が、「ねえねえ、」と話しかけてきました。 ちょっとびっくりしましたが、すぐ隣の部屋から聞こえてくることがわかり、 その子と一時間ぐらい、たわいない雑談をしました。 …ここまでくればわかるとお思いですが、 次の日その部屋をのぞこうと隣にいってみるとそこに部屋はありませんでした。 私の部屋の隣は、階段になっていて、 わたしの部屋の壁とおぼしき所は、とても人が話せる位置にはありませんでした。 あのときは不思議におもっただけでしたが、今になるとぞっとします。 昨日の雑談のとき、彼女が言った言葉… 「ねえ、こっちの部屋にこない?」あの時、「もう寝る時間だしいいよ」と いってなかったら…かなりヘタレな文章になりましたが、実話です。 ちなみに、部屋に泊まる際に言われたのですが、以前ツアー中に部屋でふざけていて、 ベッドから転落し首の骨をおって亡くなられた人がいたそうです。 確認して見た所、その子は小学五年ぐらいの女の子で、私の泊まった部屋で亡くなられたそうです…。 その日を過ぎると、その女の子の声は聞こえなくなりました。 それでまぁ、少々気になりながらも残りの日を過ごし、 いよいよ最終日となった訳です。 この日は最終日でおわかれ、ということで全員で集合写真をとることになったんです。 わたしの肩に手がくっきりとうつっていました。 周りの人の姿勢をみても、いたずらでやられたようには見えませんでした。 第一私は列の一番左にいたのに 左肩に手が置いてあったのです。 恐らく彼女はさびしくて私についてきたのでしょうね。 あれ以来別に何も怪奇現象が起こっていないので、 悪い霊じゃないのだと思いたいです。 ただ、彼女の冥福をお祈りしたいです。 E N D 名前 コメント
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女の世界 ◆1yqnHVqBO6 途方に暮れたような顔で住宅街の中を歩いていると 二人の女が近くの路地から飛び出してきた。 「助けて!」 縋るような声と共に制服を着ている少女か女か区別がつかない方が是方昭吾 に抱きついてきた。 もう一人の女はどんな目にあったのだろうか。 さして高価ではなさそうであるがそれでも 彼女の年頃ではまず普段着に選ばないであろう着物が乱れ、 乱れた髪は彼女の顔にかかり、 俯いた顔とともに表情を判断するのを困難にさせていた。 「私達、襲われていたの。後ろの彼女は私と一緒に逃げてきたのだけれど 女だけじゃどうしても怖くて……ねえ、おじ様。一緒に行動してくださらない?」 「お、お前さん達も殺し合いの参加者か?」 保護を求め、拠り所にするかのように老人である是方の腰に手を回した彼女は首を振る。 むむ、それもそうかと是方は思った。 これは恐らくシルバーバトルの一環。 それなら老人とは程遠い目の前の二人が選ばれるわけもなしいうことだ。 二人の女が発する強烈な色気に知らず知らずのうちに欲情を滾らせていた是方は、 無関係な若い女性を暴力の矛先に選んだまだ見ぬ参加者への闘志を燃やす。 「よし、お前さん達はここで待っていろ。おれがそいつをとっちめてきてやる」 制服を着た少女が無意識のうちに押し付けているであろう腰や脚。 それらに反応する下半身を特に隠そうともせず まだ顔を上げない着物を着た方の女性へ少し下品な視線を向けながら是方は言う。 襲われたのは飛び出してきた路地の先だろう。 女を襲うような不届き者に 銃を支給された元自衛官の自分が負けるはずがないと是方は思う。 「ダメ、行かないで。おじ様がいなくなったら私達、怖くて死んじゃう」 腰に回した手を胸元へ移動させ、目を潤ませ上目遣いに少女は懇願する。 「ね、私達おじ様に従うから。何でも好きなようにしていいから」 その言葉で老人は吸い寄せられるかのように女性へと顔を近づけ、貪るような接吻をする。 これは目の前の女を安心させるため。 そう自分に言いながら唇を離し、少女の細い首に巻きつけられたマフラーを外し 服を脱がそうとする。 マフラーの下にあった首輪を見ておや? と一瞬思ったが場に充満する女の匂いが 是方から判断能力を奪う。 急速に抜け行く理性を尻目に精力家はいざ、性欲を暴走させんとする。 しかし、唐突にもう一人の着物を着た女が是方に接吻をした。 粘体動物のような動きをする色気の権化のような女。 横取りされ、不満の声を揚げる隣の女。 二人同時は体力的にどうなんだと思う冷静な自分は何処かへと消え、 そして―― 【是方昭吾@銀齢の果て 死亡】 【残り 52名】 「あらぁ、もっと愉しんでからの方が良かったんじゃない?」 「黙れ」 【C-4/1日目/深夜】 【相馬光子@バトルロワイアル】 [状態]:健康、マフラー着用 [装備]: [道具]:基本支給品×2、不明支給品×3~5(是方1~2、相馬2~3)、レミントンM700@現実 [思考・状況] 基本行動方針:優勝する 1:陽炎と協力して殺す方に回る。 【陽炎@バジリスク~甲賀忍法帖~】 [状態]:健康 [装備]: [道具]:基本支給品、不明支給品×3 [思考・状況] 基本行動方針:甲賀弦之介を優勝させる 1:相馬光子と協力して(弦之介、霞刑部以外を)殺す方に回る。 2:頃合いを見て相馬を殺す 今日より明日は 投下順 スイートポイズン 今日より明日は 時系列順 スイートポイズン GAME START 相馬光子 雷帝の調教 GAME START 陽炎 GAME START 是方昭吾 GAME OVER
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悪魔の少女 06 見つけた、見つけた、見つけた見つけた見つけた見つけた見つけた見つけた見つけた見つけた見つけた見つけた見つけた見つけた見つけた! あの娘だ!なんでこんな山奥にいるかとか、隣の女は誰だとか、そんなことはどうでもいい!目の前にあの娘がいる!重要なのはそれだけだ! さあさあさあさあさあ、どうしてやろう!殺してやろうか!犯してやろうか!ばらしてやろうか!食ってやろうか! ああん?何だ?逃げんのか?…………くくく、逃げれると思ってんのか!? あん?何だ女、邪魔すんのか? 「悪いな。よくわからんが、助けを求められてな。お前にお仕置きしに来た。」 そうかぁ、あの娘の仲間かぁ。だったら、まずてめぇから…………ふん、殺すには惜しいな。 くくっ、無理矢理と薬で気持ちよぉくなるの、どっちがいい?好きな方を選ばせてやる。 「どっちもお断りだ。それより、楽にやられるか苦しむか、選ばせてやる。」 くくく、威勢のいい奴だ。だがな、これを見てもまだそんな事言ってられるかな!? 爆発。大きな、とてつもない爆発。地をえぐり、木を薙ぎ払い、空気を焼く。俺の右横が一瞬で焼け野原へと変化する。 くひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ! 見ろ!この能力を!「ツングースカ大爆発」の能力を!お前ごときがどうにか出来ると思うな! 「なるほど、本当に契約者だったか。」 へぇ、契約について知ってんのか。つーことは、契約者か? まぁ、なんでもいいさ。どんな能力も我が「ツングースカ大爆発」の火力の前には無力! 「しかも、ツングースカか。面倒臭いな。まあ、でも、いったん引き受けたものは最後までやらなきゃなあ。」 ずいぶん余裕じゃねぇか。そもそも何で、あんな娘の為に命を捨てようってんだ? 「命を捨てる気はない。でもな、お前のせいであいつ苦しんでるんだ。お前のせいで、男を怖がってるんだ。 怖いからって、何かされる前に殺そうとしてたんだ。何もされないように、同じ恰好してみたりしてるんだ。 何て言うか、いじらしいだろ?」 はっ、わっかんねぇな!おめぇの言う事はさっぱりわかんねぇ! おめぇも契約者ならもっと好き勝手生きたらどうだ?せっかく特別な能力持ってんだからよ。 「充分好き勝手生きてるよ。そういうお前は好き勝手生きていけそうか?」 当然だろ!この能力さえあれば、どんな奴も俺を止められねえ!もう警察はおろか、たとえ軍隊だろうと恐れる必要はねえ! だがな、好き勝手生きる為にまずは未練を残さないようにしなくちゃなんねえ! そしたら後は、好きに生きるさ!男は殺して、女は一通り遊んでから殺す! この能力があるかぎり誰も俺に文句はいえねぇ! 「そうか……。お前は、ずいぶんと他人を下に見ているんだな。まあそんな事はどうでもいいか。 さっき、やられ方を楽にか苦しんでか聞いたけど、決めた。本当は色々作戦あったけど、それももういい。お前は、屈辱的に倒す。」 ああん? 「わたしは、いっさい能力を使わずにお前を倒そう。」 前ページ次ページ連載 - 悪魔の少女