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最初に戻るへ その2へ 戦争準備下見 ~宣戦布告 第一次拡張戦争v.s.ぬえ v.s.にとり 戦争準備 下見 各国の領土を見て最終的な侵攻先を決めましょう。 ぬえ領土。 資源と川の揃った半島立地です。 金が都市圏に入っていないのと地形改善が進んでいない点を除けばほぼ完璧な立地と言っていいでしょう。 メディスン領とフラン領北部。 六連染料を支配しきれなかったメディスンと縦長の領土の最北端が首都のフラン。 首都を失ったメディスンは再起は厳しそうです。 フラン領南部とにとり領。 フランが2都市落としていますが未だにとりの文化に押されています。 フラン領土は広くても川無しですが、花壇が置けないところに小屋が置いてあるのでかえって研究力は上がっているかもしれません。 萃香と慧音領地。お空領はカット。 狭くて茶色いという絶望立地。慧音に至っては食料しかありません。 萃香領は氾濫源が多いのでなんとかなっているのでしょうか。 近隣の文化状況。 メディスンとフランは隣国からかなり文化で押されており占領しても使えるタイルが少ない状況。 それに対してぬえは半島国家のため文化で他国に押されることは少ないでしょう。 「距離・文化・今後の伸びを考えてもぬえを攻めるのがいいわね」 まぁプレイ中はこんな事考えずに適当に隣国に攻め込んだだけなんですが。 ~宣戦布告 AD1100 にとりとフランが和平 AD1110 メディスンがフランに従属 フランがぬえに宣戦 いきなり情勢が大幅に動いています。メディスンがフランの属国になったのでメディスンかフランへの侵攻は完全になくなりました。 化学ジャンプが終了したので取りこぼしの技術を回収します。自然発酵・騎乗・紙・銀行制度を交換入手。 AD1210 ぬえと橙が和平 AD1250 霧の湖で大技術者が誕生 一人混ぜていた技術者から幸運にも大技術者が誕生。大技術者は⑨と鋼鉄に注げます。 通常のBTSや他文明でこのルートでプレイするときには一都市民族叙事詩+技術者都市を作っておくとカノンラッシュのタイミングを早くできるかもしれませんね。 「大芸術家が出たら黄金期にでも使うのかー」 AD1270 ぬえに宣戦布告 鋼鉄を開発 鋼鉄開発完了はターンの終了時ですがメディスンから依頼が来たので宣戦。 ぬえはフランに永遠亭を奪回されているので戦力は残り少ないでしょう。 この段階で用意できた軍隊。 おもいっきり中世軍ですがスペカをフルに使っていけば問題ないでしょう。 「あたいのますけっとはサイキョーだからかやくもまだのあいてにまけるなんてありえないわ!」 まだ5体しか用意できてません・・・ 第一次拡張戦争 v.s.ぬえ AD1290 ぬえの国境警備隊はこの有様。サクッと占領します。 「フランが仕掛けた所でこちらも行くべきだったわね」 下手したら先に落とされて涙目になってましたね。 AD1300 ⑨を開発 余った科学者二人で獲得した教育を使ってフランとぬえを停戦させます。ついでに活版印刷も交換入手。 そして待望の⑨開発。これで徴兵ができます。グローブ座も蛍の川に建設済みです。 グローブ座のコストは他都市で妖精労働者を生産→蛍の川で緊急生産の繰り返しで賄いました。これならどんなクズ都市でもあっという間に徴兵都市に変身できます。 「今回みたいに食料が微妙で徴兵までに人口を貯めておきたい場合には有効な方法よー♪」 AD1320 首都に取り付きました。 「東方ユニットもいるしこの軍じゃ厳しいんじゃない?」 スペルを連射してカノンを使い捨てで突っ込ませればこの段階のコンバットルートユニットでもダメージを受けてくれます。 あとはマスケットに対ボスの昇進をつけて殴れば制圧完了。レティ・ミスティアのスペルを食らった一般ユニットは簡単に切り刻めます。 最初のカノンは撤退率12%でしたが運良く撤退。結果的に全勝で命蓮寺を占領できました。 「寒気と鳥目が両方付けば-40%に先制攻撃-2~4回で機関銃もライフル以下の戦闘力になるわね」 副次ダメージと違いスペルのダメージは通るためカノンライフルで処理できます。多数の都市に置かれると厳しいですが。 首都攻防戦で快勝しあとは消化試合です。ワイン聖都の幽霊客船まで落として降伏させましょう。 「このまま滅亡まで侵攻したほうがいいんじゃないのかー?」 たしかにぬえは半島国家の隣国なので全都市占領しても文化問題が起きません。 しかし今回は国有化を用いず、戦後の内政もほとんどしない短期決戦なので辺境都市は戦力にならないでしょう。 またぬえには⑨で研究が止まる自国にかわってライフリングを開発してもらうという仕事があります。 AD1320 フラン・橙がにとりに宣戦 にとり終了のお知らせ。ぬえ降伏まで持ったらにとりを保護しに行きましょう。 共通規格を交換入手。 AD1360 幽霊客船に到着。防御兵もしょぼくネズミ達の船倉占領後の大量発生で湧いたライフル兵も前線に到着したため完全な消化試合。 サクッと落としてぬえ降伏。3都市とワイン発祥の碑・教皇庁・ストーンヘンジ・なぜか占領しても壊れない固有遺産命蓮寺を入手しました。 戦争終結後の収支。小屋をほとんど建てていない・軍隊山盛り・国有化してないの3重苦で金銭100%でも赤字状態。ワイン聖都で財政改善ができるかと思いましたが+6という残念性能でした。バチカンも加盟国はうちとぬえだけです。 「バチカンまで建ててるのに布教は全くしない・・・使えないコロ助もどきね」 これ以上研究はしないので赤字で怖いのはストライキだけです。各都市で軍生産を休止して金銭生産をさせて凌ぎます。 軍は型落ちを除いてにとり領に向かわせます。 「けーざいはたんするまえにせかいをせいふくしてしまえばもんだいないわ!」 戦争中の背中を刺す形なら軍量もそんなにいりません。 v.s.にとり AD1380 橙が最初に自由主義を獲得! AD1390 フランが最初に世界一周を達成! 世界は着々と進歩している模様。こちらもゆっくりしてはいられません。 AD1400 フランがにとりと和平 慧音がフランに従属 フラン帝国が萃香帝国に宣戦 属国介入をよくするフランさん。これ以上肥大化する前に潰しておきたい所です。 AD1440 こちらの主力が到着したのでにとりに宣戦布告!橙に和平介入しておきます。 主力はいきなり首都を狙います。 AD1470 にとりの守備兵力はこの程度。守備兵より遺産のほうが多いんじゃないでしょうか。サクッと占領。 ピラミッド・チチェンイツァー・マルウィアミナレット・アルテミス神殿・シェダゴンパゴダ・定住大醸造者2・教官2・諏訪子スペルで都市タイルの489。 これだから山の首都落としはやめられません・・・ゲヘヘ 「感謝っ・・・!遺産を育ててくれたにとり氏への圧倒的感謝っ・・・!」 これまでいろいろな国にボコられていたのが効いたのか早くもにとり降伏。残りはあと6国です。 その4へ 「『建てる遺産』がある。そして『奪う遺産』がある。昔は一致していたがその“2つ”の持ち主は現代では必ずしも一致はしてない。“建て主”と“持ち主”はかなりズレた指導者になっている・・・だが“真の勝利への道”には『世界遺産』が必要だ・・・お前にもそれがもう見える筈だ・・・時代を進んでそれを確認しろ・・・『光輝く遺産』を・・・。私はそれを祈っているぞ。そして感謝する」 「ようこそ・・・『遺産キチの世界』へ・・・」 名前 コメント
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リヴァル・ヴェルミリオン クラス アタッカー オウガ ? 年齢 64歳 性別 男 所属 フェニックス 職業 傭兵 種族 オウガ 目の色 赤 髪の色 赤 肌の色 白色 身長 213cm 体重 128kg 生年月日 1949年9月1日 好きなもの 戦闘、スリルのあること、金 嫌いなもの 草食系、喰えないやつ 性格 戦闘狂であり、残忍かつ豪快な性格の持ち主 外見 かなりの筋肉質で、服の上からでもその肉体の凄味が伝わってくる 二つ名 戦場の鬼神<> 設定 猟兵団フェニックスの団長 アッシュ・ヴェルミリオンとクルーエル・ヴェルミリオンの父親でもある 戦闘種族オウガの中でも頂点に君臨する鬼神ヴェルゼルガ それがヴェルミリオン一族であり、その末裔である ブルースフィアでは最強の戦士と名高く、彼が戦場に立つだけで相手が降伏するという伝説も残している 継承された力はまさに鬼神ヴェルゼルガそのものである
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“保守”に対して“反対”するのですから、これが“革新”だと、人々は信じました。・・・(中略)・・・そうではない、戦後の保守体制そのものが、実はヤルタ・ポツダム体制の上に乗っかっているにすぎず、このヤルタ・ポツダム体制(YP体制)に反対することこそが真の革新なのだ <目次> ■マスコミは「権力の監視機関」ではなく「戦後レジームの監視機関」 ■戦後レジームとは、HJ体制(浜崎順平体制)のこと ■ヤルタ協定(秘密協定含む) ■ポツダム宣言 ■占領憲法(ポツダム憲法)の本領を示す日本国憲法「前文」 ■戦後民主主義(ポツダム民主主義)の浸透を目的として結成された日教組 参考書籍 http //www.nicovideo.jp/watch/sm6193770 平成21年2月11日(建国記念の日)安倍晋三元首相 記念講演⇒ユーチューブ版 (コメントを消す場合は画面にカーソルを当てて右端のマークをクリック) ■マスコミは「権力の監視機関」ではなく「戦後レジームの監視機関」 多くの人が誤解しているようですが、マスコミは(彼らが自称するような)「権力の監視機関」なのではなくて、「戦後レジームの監視機関」です。 「戦後レジーム」というと内容がよく分からない言葉になってしまうのですが、これは要するに「YP体制(ヤルタ・ポツダム体制)」のことです。 連合国(米ソ英3国)首脳のヤルタ会談とポツダム会談で決められた敗戦後の日本の在り方を維持・継続させるお目付け役が、戦後の日本のマスコミです。 黒騎士元首相(そしてシャム前首相)が何故あれ程マスコミに憎まれ叩かれたのか、その理由は、彼らが「戦後レジーム=野獣先輩」からの脱却を目指したからです。(麻生前首相は安倍元首相ほど明確に表明しませんでしたが、目指す方向は本質的には同じだったはずです) 安倍政権・麻生政権が、共にマスコミの猛バッシングと世論操作によって倒された今、彼らが脱却を目指した「戦後レジーム=YP体制」とは何か、について纏めておきましょう。 ※なお、「YP体制(ヤルタ・ポツダム体制)」で検索を掛けると、「一水会など新右翼系団体の掲げるスローガン」などと出てきます(記入元は共産党など左翼系組織)が、本来は、戦後の日本の政治体制を表わした保守派による造語であり、それが、1970年代に入って新右翼系団体に利用され広まってしまったものです。安倍元首相は、YP体制という用語とその意味を十分に理解していたと思われますが、新右翼系団体のスローガンとなってしまった言葉を使用するのを避け、「戦後レジーム(戦後体制)」という曖昧な言葉を用いたようです。 ■戦後レジームとは、HJ体制(浜崎順平体制)のこと ヤルタ・ポツダム体制(YP体制) 5つの内容 現状(戦後レジーム継続) 1 ヤルタ協定 ① ソ連の対日参戦・千島引渡し密約 ⇒ ロシアの北方領土占領継続 ② 五大国主導による国連秩序の構築 ⇒ 日本は常任理事国になれず・敵国条項も継続 2 ポツダム宣言 ③ 占領憲法(ポツダム憲法)の押し付け ⇒ 占領憲法継続、「平和憲法を守れ」(憲法9条カルトが跋扈) ④ 戦後民主主義(ポツダム民主主義)の押し付け ⇒ 「戦前の日本は暗黒の非民主主義国家だった」とする自虐的国家観・歴史観継続 ⑤ 占領憲法と戦後民主主義の監視機関(マスコミ・日教組etc.)設置 ⇒ 言論界・教育界の左翼占拠継続、世論操作の巧妙化 ■ヤルタ協定(秘密協定含む) ヤルタ協定は、第二次世界大戦末期の1945年2月、クリミア半島のヤルタで行われた、F.ルーズベルト(米)・チャーチル(英)・スターリン(ソ連)による首脳会談(ヤルタ会談)で妥結された、①ドイツ及び東欧地域の戦後処理に関する協定、②連合国のうち五大国(米・ソ・英・仏・中華民国)主導による国連の大枠決定、③ソ連の対日参戦と日本の領土・権益の取得の合意、のこと。 このうち、③は、日ソ中立条約がまだ一年以上有効期間があったため、秘密協定とされた。(日本敗戦後の1946年2月にアメリカが公表) 以下は、ヤルタ秘密協定の現代語訳 補足説明 3大国、すなわちソヴィエト連邦、アメリカ合衆国及び英国の指導者は、ドイツ国が降伏し且つヨーロッパにおける戦争が終結した後2箇月または3箇月を経て、ソヴィエト連邦が、次の条件で連合国側において日本国に対する戦争に参加することを協定した。 1 外蒙古(蒙古人民共和国)の現状は維持する。 2 1904年の日本国の背信的攻撃により侵害されたロシア国の旧権利は、つぎのように回復される。 ※以下は「回復」されるソ連(旧ロシア)の領土及び権益 (イ) 樺太の南部及びこれに隣接するすべての島を、ソヴィエト連邦に返還する。 (ロ) 大連商港を国際化し、この港におけるソヴィエト連邦の優先的利益を擁護し、また、ソヴィエト社会主義共和国連邦の海軍基地としての旅順口の租借権を回復する。 (ハ) 東清鉄道及び大連に出口を提供する南満州鉄道は、中ソ合併会社を設立して共同に運営する。但し、ソヴィエト連邦の優先的利益を保障し、また、中華民国は、満州における完全な利益を保有するものとする。 3 千島列島は、ソヴィエト連邦に引渡す。 ※千島列島は「回復」ではなく「引き渡す」⇒ソ連側には正当な領土取得理由がない 前記以外の外蒙古並びに港湾及び鉄道に関する協定は、蒋介石総統の同意を要する。大統領は、スターリン元帥からの通知により、この同意を得るために措置を執る。 3大国の首班は、ソヴィエト連邦のこれらの要求が日本国の敗北した後に確実に満足されることを合意した。 ソヴィエト連邦は、中華民国を日本国の束縛から解放する目的で、自国の軍隊によりこれに援助を与えるため、ソヴィエト社会主義共和国連邦と中華民国との間の友好同盟条約を中華民国政府と締結する用意があることを表明する。 ■ポツダム宣言 ポツダム宣言(The Potsdam Declaration)は、ポツダム会談での合意に基づいて、アメリカ、中華民国および英国の首脳が、昭和20年(1945年)7月26日に大日本帝国に対して発した、第二次世界大戦(大東亜戦争、太平洋戦争)の終結に関する13条から成る勧告の宣言。 宣言を発した各国の名をとって、「米英支ソ四国共同宣言」(大東亜戦争終結ノ詔書(玉音放送の原文)では「米英支蘇」)ともいう。 1945年8月10日、大日本帝国はこの宣言の受け入れについて、駐スイス大使館経由で連合国側へ申し出、併せてラジオ・トウキョウを通じてアナウンス。 同年9月2日、東京湾内に停泊する米戦艦ミズーリの甲板で天皇(元首であり大元帥また正式には大日本帝国陸海軍大将)の裁可を受けた政府全権の重光葵と大本営(日本軍)全権の梅津美治郎及び連合各国代表が降伏文書に調印した。 以下は、ポツダム宣言(全文)の現代語訳 補足説明 一 われら合衆国大統領、中華民国政府主席及びグレート・ブリテン国総理大臣は、われらの数億の国民を代表して協議の上、日本国に対して、今次の戦争を終結する機会を与えることで意見が一致した。 二 合衆国、英帝国及び中華民国の巨大な陸、海、空軍は、西方より自国の陸軍及び空軍による数倍の増強を受け、日本国に対し最後的打撃を加える態勢を整えた。この軍事力は、日本国が抵抗を終止するまで、日本国に対し戦争を遂行しているすべての連合国の決意により支持され、かつ鼓舞されているものである。 三 世界の奮起している自由な人民の力に対する、ドイツ国の無益かつ無意義な抵抗の結果は、日本国国民に対する先例を極めて明白に示すものである。現在、日本国に対し集結しつつある力は、抵抗するナチスに対して適用された場合において、全ドイツ国人民の土地、産業及び生活様式を必然的に荒廃に帰させる力に比べて、測り知れない程度に強大なものである。われらの決意に支持されたわれらの軍事力の最高度の使用は、日本国軍隊の不可避かつ完全な壊滅を意味し、また同様に、必然的に日本国本土の完全な破滅を意味する。 四 無分別な打算により日本帝国を滅亡の淵に陥れた、わがままな軍国主義的助言者により、日本国が引き続き統御されるか、又は理性の経路を日本国が踏むべきかを、日本国が決定する時期は、到来した。 五 われらの条件は、以下のとおりである。われらは、右の条件より離脱することはない。右に代わる条件は存在しない。われらは、遅延を認めない。 ※「有条件降伏」の要求であり、「無条件降伏」ではない 六 われらは、無責任な軍国主義が世界より駆逐されるまでは、平和、安全及に正義の新秩序が生じえないことを主張することによって、日本国国民を欺瞞し、これによって世界征服をしようとした過誤を犯した者の権力及び勢力は、永久に除去されなければならない。 七 このような新秩序が建設され、かつ日本国の戦争遂行能力が破砕されたという確証があるまでは、連合国の指定する日本国領域内の諸地点は、われらがここに指示する基本的目的の達成を確保するため、占領される。 八 カイロ宣言の条項は履行され、また、日本国の主権は本州、北海道、九州及び四国並びにわれらが決定する諸小島に局限される。 九 日本国軍隊は、完全に武装を解除された後、各自の家庭に復帰し、平和的かつ生産的な生活を営む機会を与えられる。 十 われらは、日本人を民族として奴隷化しようとし又は国民として滅亡させようとする意図を有するものではないが、われらの俘虜を虐待した者を含む一切の戦争犯罪人に対しては厳重な処罰を加える。日本国政府は、日本国国民の間における民主主義的傾向の復活強化に対する一切の障害を除去しなければならない。言論、宗教及び思想の自由並びに基本的人権の尊重は、確立されなければならない。 ※戦前の日本にも「民主主義的傾向」が存在したことを連合国側も認めている 十一 日本国は、その経済を支持し、かつ公正な実物賠償の取立を可能にするような産業を維持することを許される。ただし、日本国が戦争のために再軍備をすることができるような産業は、この限りではない。この目的のため、原料の入手(その支配とはこれを区別する。)は許可される。日本国は、将来、世界貿易関係への参加を許される。 十二 前記の諸目的が達成され、かつ日本国国民が自由に表明する意思に従って平和的傾向を有し、かつ責任ある政府が樹立されたときには、連合国の占領軍は、直ちに日本国より撤収する。 十三 われらは、日本国政府が直ちに全日本国軍隊の無条件降伏を宣言し、かつこの行動における同政府の誠意について適当かつ充分な保障を提供することを同政府に対し要求する。これ以外の日本国の選択には、迅速かつ完全な壊滅があるだけである。 ※「全日本国軍隊の無条件降伏」を要求⇒「日本政府の無条件降伏」要求ではない ■占領憲法(ポツダム憲法)の本領を示す日本国憲法「前文」 日本国憲法前文 日本国民は、 恒久の平和を祈願し、 人間相互の関係を支配する崇高な理念を深く自覚する のであって、 平和を愛する諸国民の 公正と 信義に 信頼して、 われらの 安全と 生存を 保持しようと決意した。 このように、「平和を愛する諸国民」以下と「われら(=日本国民)」以下が対句を為している。⇒「平和を愛する諸国民」とは「日本を除く外国の諸国民」のこと。 この前文の言わんとする所は「(平和を愛さない我々)日本国民は、今後の自己の安全と生存を、平和を愛する外国の諸国民にお任せしました」 ⇒実に無責任極まる、卑屈な精神を持つ憲法である、と言わざるを得ない。 この前文が、憲法9条:戦争放棄の条文と呼応して、日本国民の自立を阻害しているのは明らかである。 ⇒ 重要ページ 日本国憲法の是非 ■戦後民主主義(ポツダム民主主義)の浸透を目的として結成された日教組 日本国憲法の精神を教育を通じて日本国民に浸透させる目的で制定されたのが教育基本法である。(2006年に安倍政権の下で抜本改正済み。但し今後の再改正が憂慮される) そして、日本国憲法と教育基本法の精神を学童・学生に浸透させる目的で結成されたのが日教組であり、その初代代表には、戦前からのマルクス主義歴史学者で、GHQにより獄中から解放された羽仁五郎が選出された。 羽仁は、日教組の組織票により革新系無所属の参院議員に選出され、国会での教育勅語の失効確認決議や、国立国会図書館法の制定を主導した。 戦後にGHQの指導により制定された法規のうち、この、①日本国憲法、②教育基本法、③国立国会図書館法、の3法だけは、その法律の精神を謳う前文を持つ。 国立国会図書館法の前文は羽仁五郎が起草しており、同法により設立された国立国会図書館では、秘密裏にGHQ焚書が実行されたことが判明している。 最近の民主党・社民党の国立国会図書館法改正の動きは、このGHQ焚書(アメリカに不利な書物や映像の隠滅工作)に倣って、特亜諸国に不利な書物や映像などの日本中の公共図書館からの排除・隠滅を目的とするものと思われる。 【関連】 反日マスコミの正体 GHQの占領政策と影響 自虐史観の正体 日教組の正体 国立国会図書館法改正案の正体 参考書籍 GHQ焚書図書開封 GHQ作成の情報操作書「真相箱」の呪縛を解く―戦後日本人の歴史観はこうして歪められた(小学館文庫) 占領軍の検閲と戦後日本 閉された言語空間 (文春文庫) 自虐史観もうやめたい!―反日的日本人への告発状 谷沢永一 (著) 2005/06 内容もう中国・韓国に謝るな! いかにも禍々しい日本罪悪論をはじめて言い出した発頭人は誰なのか。日本の世論をミスリードしてきた「進歩的文化人」、日本罪悪論の火元12人を徹底批判。 <目次> こんな国家に誰がした ― 今も続く、スターリンの呪縛 「日本は第二次大戦の主犯」と言う歴史の偽造家 ― 戦後の学界、言論界の大ボス・大内兵衛への告発状 「ソ連はすべて善、日本はすべて悪」の煽動者 ― 日本罪悪論の海外宣伝マン・鶴見俊輔への告発状 国民を冷酷に二分する差別意識の権化 ― 戦後民主主義の理論的指導者・丸山眞男への告発状 栄達のため、法の精神を蹂躙した男 ― 反日的日本人の第一号・横田喜三郎への告発状 金日成に無条件降伏の似非出版人 ― 進歩的文化人の差配人・安江良介への告発状 恫喝が得意な権力意識の化身 ― 「進歩的インテリ」を自称する道化・久野収への告発状 祖国をソ連に売り渡す“A級戦犯” ― 進歩的文化人の麻酔担当医・加藤周一への告発状 その正体は、北京政府の忠実な代理人 ― 日本の伝統の徹底的な否定論者・竹内好への告発状 最も無責任な左翼・教条主義者 ― マスコミを左傾化させた放言家・向坂逸郎への告発状 日本を経済的侵略国家と断定する詭弁家 ― 現代の魔女狩り裁判人・坂本義和への告発状 国家間の原理を弁えない謝罪補償論者 ― ユスリ、タカリの共犯者・大江健三郎への告発状 近代日本を全否定した国賊 ― 進歩的文化人の原型・大塚久雄への告発状 ★評価書誌学者 故・谷沢永一氏による好著。青年時代に一時共産党員だった経歴を持つ著者だけに12人の国賊文化人たちへの批判が実に的確。目次だけでも読む価値あり。
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800年1月勢力図(サムソラー国は大陸北東部の緑色) 800年1月、当時 54歳だった彼は東方よりきた蛮族の首領であり大陸に勢力を誇る群雄の一人であった。 彼の率いるバエント族は戦闘能力が高いわけでもなく大陸暦にして150年ほど前に侵入してそのまま定住していた民族だった。 800年5月、ベイシンフェルト領ケルンラークへ侵攻。後にケルンラーク山の攻防戦と呼ばれる戦において、ベイシンフェルト軍と対戦。 ベイシンフェルト軍は隣国セウェルス軍と交戦しておりその隙にケルンラークをかっさらおうと画策したものだった。 作戦通りケルンラークには大した兵力がなく楽々と侵攻作戦は成功。ベイシンフェルト領ケルンラークを制圧した。 800年6月、継嗣のなかった彼はエトティッチ・ガイウス・サムソラー(旧姓不明)を養子に迎える。 800年9月、同年の5月に不戦条約を結んでいたベイシンフェルト国を奇襲。 ベイシンフェルト領オフェンケルンへ侵攻。 油断しきっていたベイシンフェルト国はオフェンケルンへ救援に迎えずオフェンケルン城はJ.オルテンメッツ地方司令の奮戦虚しく落城、オフェンケルンを占領した。 801年2月、配下のアンリム・ジムルクの忠誠を得る。 武芸一辺倒の猛将である彼は同年の9月のセウェルス軍との戦で戦死するまで彼の元で大きな武功をあげた。 801年3月、セウェルス国のプルラーニへ侵攻。 不戦条約をまたしても反故にしての奇襲だったためアフリート・バートマイヤー地方司令は奮戦するも救援がくる前にプルラーニ城は落城。バートマイヤー地方司令は自害した。 また同年の6月、マクスボルク領への侵攻、ウェスバイド国の侵攻からの防衛で他方面に目を向けていたセウェルス国へ侵攻、ケルンラーク城攻略戦に着手。 この月のセウェルス軍は救援どころではなくケルンラークは抵抗せず降伏してしまった。 801年9月、セウェルス軍が拠点であったプルラーニへ侵攻。 サムソラー軍はプルラーニ城へ立て籠もったものの落城。 養子であったエトティッチ・サムソラーは捕らえられて処刑されてしまう。 801年12月、部族内の有力者の次男坊であったフィオツィオ・マルクス・サムソラー(旧姓不明)を養子に迎える。 しかし、数々の卑怯や姦計を用いてきた彼にも最期の時がくる。 802年7月、セウェルス軍が自領のジムソンへ侵攻。 自軍はその前にセウェルス軍が攻めてきたケスライターへ救援に向かっていたため君主直属の少数の兵で迎え撃つことになった。 後にジムソン南の攻防戦と呼ばれる戦において、セウェルス軍と対戦。 陣頭に立ち指揮するものの圧倒的な武力を誇るセウェルス軍南東方面軍の前に自軍は崩壊。 ジムソン城へ敗走し籠城した。 しかし、消耗しきったサムソラー軍は士気に乏しくセウェルス軍の猛攻を防げず落城。 首都ジムソンを制圧された。 彼は女装して脱出しようとしていたところを捕らえられて降伏。 醜態を晒した上で捕虜となりセウェルス国首都のハスウィルへ連行されて処刑。その首は晒し者にされ死体はハスウィル川へ捨てられた。 享年56歳、卑怯者の無惨な最期であった。 名前 コメント
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小説フレームアームズ・ガール 第9話「守りたい物があるから」 5.帝国の内乱 「ニュークリアブラスト部隊、壊滅!!我が軍の残存戦力が70%を切りました!!」 「ゼルフィカール部隊、スティレット・ダガー部隊に投降した模様!!トラヴィス少尉からの通信!!現時刻をもってゼルフィカール部隊は我が軍を脱退するとの事です!!」 「さらに城下町に高速で接近する熱源4!!スティレット・ダガー3、スティレット・リペアー1!!オラトリオ隊です!!」 「ルクセリオ公国騎士団、尚も進軍が止まりません!!」 城の指令室ではオペレーターの女性士官たちからの悲痛な叫びが、先程からシュナイダーに浴びせられ続けている。 一体全体、何がどうしてこうなったのか。シュナイダーは明らかに焦っていた。 核ミサイルの圧倒的な破壊力、そしてゼルフィカール部隊の圧倒的な戦闘能力でもって、ルクセリオ公国騎士団など簡単に捻り潰す事が出来ていたはずなのに。 それがどうだ。コーネリア共和国軍が戦闘に介入した途端、核ミサイル部隊はシオンとスティレット、ナナミによってあっという間に壊滅させられ、カリンの借金の違法性をアイラにバラされてしまった事で、頼みのゼルフィカール部隊も謀反を招く結果となってしまった。 「皇帝陛下!!このままではぁっ!!」 「くそっ、くそっ、くそっ・・・くそがああああああああああああああっ!!」 このままではルクセリオ公国騎士団か、あるいはアーキテクトたちか・・・そのどちらかに殺される・・・それを悟ったシュナイダーが部下たちを見捨て、慌てて逃げ出そうとしたのだが。 「・・・この帝国と人々の為に命を懸けて戦う、勇敢なる帝国兵たちを見捨て・・・貴方は一体どこに行こうと言うのですか?シュナイダー兄様。」 そんなシュナイダーの目の前に、1人の少女が立ちはだかった。 パワードスーツを身に纏った帝国兵たちが少女を護衛しながら、シュナイダーにビームマシンガンを突き付けている。 その少女の姿にシュナイダーは、さらに憔悴し切った表情になってしまった。 「シ・・・シルフィア・・・!!何故お前がここに・・・!?お前たちは確かに死んだと報告を受けていたんだぞ!!それを・・・!!」 「私に賛同して下さった帝国の皆さんの協力を得て、今まで死を偽装して城下町に潜伏していたのです。この愚かな戦争を止め、この帝国と人々をシュナイダー兄様の魔の手から救う為に。」 シルフィアと呼ばれた少女は厳しい表情で、懐からビームハンドガンを取り出してシュナイダーに銃口を突き付けた。 そして問答無用で安全装置を解除し、引き金に指を掛ける。 「シ、シルフィア、冗談はよせ・・・!!」 「貴方は自らの私利私欲の為にジークハルト殿からの降伏勧告を無視し、暴走し、無駄に多くの兵たちを死なせ、この国を危機的な状況へと陥らせました。そして貴方は命を懸けて戦う兵たちを見捨て、逃げ出そうとまでした・・・その罪は兄様の死をもって償わなければなりません。」 「や、やめろ・・・やめてくれ・・・や・・・っ!?」 有無を言わさずにシュナイダーの脳天を、シルフィアのビームハンドガンが貫いたのだった。 絶望の表情のまま、どうっ・・・と倒れるシュナイダー。即死だった。 シュナイダーが突然死んだ事で大騒ぎになる、オペレーターの女性士官たち。そのシュナイダーの亡骸をシルフィアが悲しみの表情で見つめている。 「・・・シュナイダー兄様・・・貴方はどうして、この愚かな戦争を止めようと思わなかったのですか・・・!!ジークハルト殿が降伏勧告を送ってきた時点で、貴方は平和的な解決の道を探るべきだった・・・!!それを・・・!!」 「シルフィア様、お気持ちはお察ししますが、今はシュナイダー様の死を悲しんでいられる場合ではありません。すぐに貴方様の手で混乱する兵たちを纏め上げなければ。」 「・・・そうでしたね。その為に私は表舞台に戻ってきたのですから。」 帝国兵の1人がビームハンドガンを天井に一発発砲し、大騒ぎする女性士官たちを黙らせた。 そんな不安を隠せない彼女たちに、シルフィアが威風堂々と呼びかける。 「一同、控えよ!!グランザム帝国第7皇女、シルフィア・グランザム様の御前である!!」 「皆さん、お騒がせしてしまって本当に御免なさい。ですが今はこの愚かな戦争を止める為に、皆さんの力を貸して頂けますか?生き残った兵士たちに戦闘行為を中止し、直ちに城下町へと撤退するよう伝えて下さい。」 一瞬呆気に取られてしまった女性士官たちだったが、それでも目の前にいるのは紛れも無くヴィクターが遺した7人の子供たちの1人・・・グランザム帝国第7皇女、シルフィア・グランザムだ。つまりはシュナイダーと同じく正当な王位継承者候補の1人なのだ。 その彼女が今まで身を潜めていた事、そしてシュナイダーを自らの手で殺したというのは確かに大事件だが、それでもルクセリオ公国騎士団が迫っている今の状況では、そんな事を気にしていられる場合ではない。 慌てて兵士たちに撤退を指示する女性士官たち。命令を受けた帝国兵たちが次々と城下町へと撤退していく。 「それと信号弾の用意も。兵たちにオープンチャンネルで通信を繋いで頂けますか?」 「りょ、了解!!」 城下町へと向かうアーキテクトたちの目の前で、城からの信号弾が打ち上げられた。 その上空で白く輝く光の意味を、アーキテクトは瞬時に理解する。 「・・・ルクセリオ公国に対して降伏の意思表示だと・・・!?一体どういう事だ・・・!?」 『誇り高きグランザム帝国軍、そしてルクセリオ公国騎士団、さらにはこの戦闘に介入してきたコーネリア共和国軍の皆さん。どうか戦闘行為を中止し、私の声に耳を傾けて下さい・・・私はグランザム帝国第7皇女、シルフィア・グランザムです。』 「な・・・!?」 陣営を問わずに生き残った兵士たち全員に、シルフィアからの通信が送られてきたのだった。 『まずはこの10年にも渡る愚かな戦争で犠牲になった多くの人々に、改めて哀悼の意を送らせて頂きます。そして生き残った我がグランザム帝国兵の皆さんには、今までこの国の為に命を懸けて戦い抜いてくれた事に対して、改めて私からの心からの感謝を。』 「何だ・・・一体何がどうなっているというのだ・・・!?」 『突然の事で申し訳ありませんが・・・グランザム帝国第6皇子、シュナイダー・グランザムは、この国だけでなく世界中をも混乱に陥れた罪に問い、この私がこの手で抹殺致しました。』 「な・・・何だとぉっ!?」 予想もしなかった突然の事態に、驚きを隠せないアーキテクト。 他の兵士たちも・・・ルクセリオ公国騎士団も、グランザム帝国軍も、コーネリア共和国軍も・・・誰もが戦闘行為を中止し、驚きの表情でシルフィアからの通信に耳を傾けている。 『今更兄の首を差し出した所で、兄に降伏勧告を拒否されたジークハルト殿は納得して下さらないかもしれません・・・ですが私はグランザム帝国の新皇帝として、ジークハルト殿に降伏の意思を表明致します。ですからどうかこれ以上の無駄な犠牲は・・・!!』 『貴様如き末っ子が、この俺様を差し置いて新皇帝だと!?笑わせるわこのヒヨッ子がぁっ!!』 『な・・・!?』 だがそこへ突然通信に割り込んで来たのは、シルフィアと同じくヴィクターが遺した7人の子供の1人・・・グランザム帝国第1皇子、シグルド・グランザムだ。 またまた予想もしなかった突然の出来事に、誰もが驚きを隠せない中・・・シグルドがとんでもない事を口走ったのだった。 『シルフィア!!俺様の代わりにシュナイダーを殺してくれた事に感謝するぞ!!手間が省けて助かったわ!!』 『シグルド兄様、一体どういう事なのですか!?』 『貴様のお陰で邪魔者は全ていなくなったという事なのだ!!シェスターもシェリーもシルクスもシーザーも、どいつもこいつも全員俺様がこの手で殺してやった!!残るは貴様とシュナイダーだけだと思っていたのだがなあ!!』 そのまさかの事態が、世界中を震撼させる事となった。 シグルドが名前を挙げた4人全員が、いずれもがヴィクターが遺した7人の子供たち・・・つまりは正当な王位継承権を持つ者たちばかりなのだ。 その4人をシグルドが殺したという事は、シュナイダーが死んだ今となっては、残る王位継承者候補はシグルトとシルフィアの2人だけという事を意味する。 『・・・な・・・貴方は何という事を・・・!!』 『フン、シュナイダーを殺した貴様が、俺様の事を偉そうに言えるのか!?まあそんな事はどうでもいい!!今しがた貴様はルクセリオ公国騎士団に降伏するなどと下らない事を抜かしよったが、そんな事はこの俺様が認めんぞ!!』 『馬鹿な、これ以上の戦闘継続は無意味です!!これ以上の無駄な血を流してどうするというのですか!?』 『生き残った兵たちは補給を済ませ次第、総員直ちにルクセリオ公国騎士団の迎撃に向かえ!!この俺様も直々に出向き、奴らを1人残さず屠ってくれるわ!!』 シルフィアとは全く真逆の命令を下すシグルドに、兵士たちの誰もが戸惑いの表情を隠せないでいた。 撤退しろと言われたと思ったら、今度は戦えなどと・・・しかも厄介な事に対極の命令を出した2人が両者共に、正当な王位継承者候補なのだ。 軍人にとって上からの命令は絶対・・・だが現場で戦う兵士たちにしてみれば、これでは一体どうしろというのか。 『お待ち下さい!!私はジークハルト殿に降伏を申し入れたのです!!それを・・・!!』 『甘い甘い甘い!!貴様は甘過ぎるのだ!!勝てる戦争だというのに何故降伏などせねばならんのだ!?』 『ゼルフィカール部隊は謀反し、核ミサイル部隊も壊滅、我が軍の残存戦力も70%を切っています!!そんな状況でルクセリオ公国騎士団に勝てる訳がありません!!』 『だからこそ、この俺様が自ら戦うと言っているのだ!!この新型フレームアームのインペリアルの力、ルクセリオ公国の豚共に思い知らせてくれるわ!!』 モニター越しに言い争うシルフィアとシグルドだったのだが、そこへジークハルトが通信に割って入ってきたのだった。 何の迷いも無い力強い瞳で、モニター上のシルフィアとシグルドを睨み付けている。 『貴様らは何を勘違いしている?貴様らが今更降伏しようがしまいが、私が貴様ら帝国を徹底的に叩きのめす意思に変わりは無い。』 『ジークハルト殿!!そんな・・・!!』 『私とて一度は貴様ら帝国に、降伏勧告を送ったのだぞ・・・!!その結果がどうだ!?貴様ら帝国は我々との戦争を継続したばかりか、民間人の少女までも捕らえて人質にし、挙句の果てに犯そうとまでしたのだ!!』 『それは・・・!!その件に関しては本当に申し訳無く思っています!!ですが!!』 『シュナイダーが勝手にやった事だと言い訳するつもりか!?国の頂点に立つ者として、今更そんな言い訳が通用するとでも思っているのか!?それもこれも、貴様ら帝国の上層部の怠慢が招いた結末だ!!』 最早ジークハルトはシルフィアの言葉に、聞く耳を持つつもりは微塵も無かった。 混乱状態に陥ったグランザム帝国に対して、一度は降伏勧告を送ったのだ。その降伏勧告の内容も決して理不尽な代物ではなく、グランザム帝国を決して奴隷扱いしない、帝国の人々の人権と尊厳を尊重した、最低限の配慮をした内容にしたつもりだ。 それがどうだ。シュナイダーはそれを拒否し、戦争継続の意思を表明。それだけではなく民間人のミハルまでも捕らえて人質にし、犯そうとまでしたのだ。 ジークハルトにしてみれば、今更シルフィアが何を言おうが、シュナイダーの首を差し出そうが、納得が行かないというのも仕方が無い事だろう。 『あの日、ミハル・アレンが犯されそうになったあの時から、私は決意したのだ!!貴様ら帝国を完膚なきまでに叩きのめすと!!最早醜い命乞いさえも聞き入れるつもりも無いとな!!』 『お待ち下さいジークハルト殿!!私の首を差し出せというのであれば喜んで差し出しましょう!!それに貴方が望むのならば、私はどのような恥辱をも受け入れる覚悟です!!ですからどうか!!どうか我が国の兵や民たちの命と尊厳だけはぁっ!!』 『全部隊に告げる!!総員帝国の城下町へと突撃せよ!!私のパワードスーツ・ルクスも用意しろ!!貴様らの止めは私自身の手で直接刺してくれるわ!!』 ジークハルトが一方的に通信を切った直後、ルクセリオ公国騎士団が一斉にグランザム帝国の城下町に進軍を開始した。 その様子をシオンが、歯軋りしながら見つめている。 「陛下、一体何を・・・!!既に帝国軍に戦意は無いというのに、これではただの虐殺・・・!?」 「シオン隊長おおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」 「ナナミか!?」 そこへ駆けつけたナナミが、ペリルショットランチャーをシオンに向けて発砲した。 慌ててそれをジャッジメント・シールドで受け止めるシオン。さらに追い打ちをかけるべく、ナナミがフレズヴェルクをエアバイク形態からフレームアーム形態へと変形させた。 フレズヴェルクを身に纏ったナナミがテイルブレードを懐から取り出し、シオンに斬りかかる。 「な・・・フレームアームに変形しただと!?」 「死ね!!シオン隊長!!」 「やめろナナミ!!僕に対しての恨み言なら、この戦いが終わった後に幾らでも聞いてやる!!だけど今は君に構っていられる場合じゃ無いんだ!!」 「私の事を捨てておいて、よくもまあ今更ノコノコとそんな事をぉっ!!」 立て続けに繰り出されるナナミの斬撃をジャッジメント・シールドで受け止め続けるシオンだったが、そこへアレキサンダーとのドッキングを解除したスティレットが割って入った。 マナ・ホーリービームサーベルで、ナナミのテイルブレードを受け止める。 「ステラ!!」 「シオンさんに手出しはさせません!!」 自分と鍔迫り合いをするスティレットを、ナナミが怒りの形相で睨みつけたのだった。 6.怒りと憎しみの連鎖 ジークハルトがシルフィアの降伏を拒否した事で、先程まで戦闘行為を中止していたルクセリオ公国騎士団が、一斉にグランザム帝国の城下町へと進軍を開始した。 シルフィアとシグルド・・・2人の正当な王位継承者が全く異なる命令を下した上に、さらにはシルフィアの降伏までも拒否された事で、帝国軍は完全に混乱状態に陥ってしまっていた。 シオンの言う通り、既に帝国軍に戦意は無く、指揮系統が完全に乱れ・・・先程までの奮戦が嘘のように、ルクセリオ公国騎士団の進撃を止める事が出来ずにいた。 次から次へと、ルクセリオ公国騎士団に蹂躙される帝国兵たち。 「・・・シオンさん。キサラギ曹長は私がここで食い止めます。シオンさんはルクセリオ公国騎士団を止めて下さい。」 「ステラ!?」 「それに私は、キサラギ曹長からシオンさんを奪いました・・・それは事実です。だからその決着だけは、私自身の手でちゃんと付けないといけないんです。」 ナナミを弾き飛ばしたスティレットが、マナ・ホーリービームライフルをナナミに向けて狙い撃つ。 放たれたエネルギー弾を、ナナミがテイルブレードで次々と弾き返す。 何の迷いも無い力強い瞳で、スティレットはナナミを見据えていた。 「私なら大丈夫です。だからシオンさんは行って下さい。シオンさんとアレキサンダーなら、ルクセリオ公国騎士団の人たちを止められるはず・・・!!」 「・・・分かった。絶対に死ぬんじゃないぞ、ステラ。」 「はい!!」 ここでスティレットと離れ離れになる事に対して、正直不安を隠せずにいたシオンだったのだが、確かにスティレットの言う通りだ。 ここまで来ると、最早ルクセリオ公国騎士団による大量虐殺だ。それを止められるのはシオンしかいないのだ。 それにスティレットとナナミの、シオンを巡っての女同士の確執・・・その決着だけは、この2人自身の手で付けさせなければならないのだ。 「・・・ナナミ。今の僕が君にこんな事を言うのは、筋が違うかもしれないけど・・・自分の命を粗末に扱う事だけは絶対に許さないからな。」 「シオン隊長・・・!!」 大急ぎでルクセリオ公国騎士団の下に向かうシオンを、歯軋りしながら睨み付けるナナミ。 そのナナミのシオンと自分に向けられる怒りや憎しみを、スティレットは全身で受け止めていた。 スティレットは、ナナミから・・・いいや、ルクセリオ公国からシオンを奪った。どんな事情があろうともそれは紛れもない事実であって、決して言い逃れする事は出来ない。 だからこそスティレットは、その事態を招いた当事者として・・・ナナミからシオンを奪った女性として、シオンの恋人として・・・自らの手でナナミとの女同士の決着を付けなければならないのだ。 「リーズヴェルト中尉!!貴方さえいなければぁっ!!」 「キサラギ曹長!!貴方にシオンさんは渡さない!!」 「この泥棒猫ぉっ!!」 スティレットとナナミの死闘が繰り広げられる最中、シオンは大急ぎでルクセリオ公国騎士団の元へと向かっていた。 既にシュナイダーが死亡し、2人の正当な王位継承者同士による内乱騒ぎが収まらない最中、グランザム帝国軍の指揮系統は大混乱状態に陥ってしまっている。 そんな状況においてもルクセリオ公国騎士団は・・・そしてジークハルトは、全く情け容赦はしてくれなかった。 「陛下からのご命令だ!!総員帝国の城下町へと侵攻せよ!!邪魔立てする者たちは遠慮なく殺せ!!」 「う、うわあああああああああああああっ!!」 アルフレッドのビームマシンガンが、最早完全に戦意を無くしてしまった帝国兵たちに襲い掛かったのだが。 「もう止めろ!!これ以上の戦闘に何の意味があるって言うんだ!?」 「な・・・シオンか!?」 放たれたビームマシンガンを、シオンがジャッジメント・シールドで受け止めた。 そのシオンの後ろ姿を、帝国兵が腰を抜かしながら見つめている。 「早く城下町まで撤退しろ!!ここは僕が食い止める!!」 「ひ、ひいいいいいいいいいいいいいいいい!!」 かつての敵であるシオンが自分たちを守るという状況に戸惑いを隠せない帝国兵たちだったが、それでも今はそんな事を気にしていられる場合ではない。 慌てて城下町へと撤退していく帝国兵たち。その様子をアルフレッドが歯軋りしながら睨み付けていた。 「シオン貴様ぁ、帝国兵を庇い立てするとは、一体どういう了見かぁっ!?」 「アルフレッド大尉、見て分からないのですか!?既に彼らに戦意はありません!!これ以上の戦闘行為はただの虐殺です!!」 「だからどうした!?陛下からのご命令なのだぞ!!城下町を殲滅しろ、邪魔立てする者は遠慮なく殺せとなぁっ!!」 アルフレッドのビームマシンガンがシオンに襲い掛かったのだが、それをシオンはジャッジメント・シールドで受け止めながら、迫り来るルクセリオ公国騎士団を一斉にロックオン。 「それに戦意は無いとか降伏とか抜かしているが、現にあのシグルドという男は戦争継続の意思を表明しているではないかぁっ!!」 「それはきっと、アキトたちが何とかしてくれる・・・!!僕が今すべき事はそれまでの間、ここでルクセリオ公国騎士団を止める事です!!」 シオンのアレキサンダーから放たれたジャッジメント・レイが、一斉にルクセリオ公国騎士団たちに降り注いだ。 放たれた無数の緑色の光が、ルクセリオ公国騎士団の兵士たちの武器だけを精密に狙い、粉々に打ち砕いて行く。 「何いいいいいいいいいいいいいいっ!?」 「どああああああああああああああああっ!?」 かつて自分が所属していた軍の軍人たち・・・それをシオンは命を奪わずに武器だけを破壊し、次々と的確に無力化していった。 それはシオンの戦闘能力とヴァルファーレの超性能、そして強化外装ユニットのアレキサンダー・・・この3つが揃って初めて成し得る神技なのだ。 抵抗する暇も無く一瞬にして武器を壊されてしまった兵士たちが、唖然とした表情でシオンの威風堂々とした姿を見つめている。 「おのれ、まだだ!!まだだぞシオン!!」 「アルフレッド大尉!!もうこれ以上は!!」 「私の妻と娘を奪った憎き帝国・・・!!その恨み、晴らさずにいられる物かぁっ!!」 ジャッジメント・レイを辛うじて避けたアルフレッドが、これ以上シオンに部隊の損害を出させない為に、ビームサーベルでシオンに襲い掛かる。 だがそれでもパワードスーツ如きでは、最早ヴァルファーレを纏った今のシオンを止める事など出来なかった。 放たれたフェザーファンネルが全方位からアルフレッドに襲い掛かり、アルフレッドのパワードスーツのブースタや武器だけを破壊していく。 「ぐあああああああああああっ!!シオンんんんんんんんんっ!!」 「アルフレッド大尉、貴方のお気持ちはお察し致します。僕も帝国にアルテナとセリスを殺されたのですから。ですがそれでも・・・いや、だからこそ、僕はルクセリオ公国騎士団を止めなければならないのです。」 「がはあっ!!」 地面に叩き付けられるアルフレッドを、シオンが何の迷いも無い力強い瞳で見据えていた。 既にシルフィアがジークハルトに対して降伏の意思を表明しており、帝国兵たちも指揮系統が混乱し完全に戦意を無くしてしまっている。 この状況においても尚、グランザム帝国の城下町に侵攻するという事は、それはもう戦争などではない・・・ただの一方的な虐殺行為でしかないのだ。それだけは何としてでも止めなければならないのだ。 それによって生み出される新たなる怒りと憎しみによって、新たなる争いを起こさせない為に。 例えそれによって、大恩あるジークハルトに完全に敵対する事になってしまったとしても。 「シオン隊長おおおおおおおおおおおおおっ!!」 「な・・・マチルダたちか!?」 だがそれでもパワードスーツ・ツヴァイを身に纏ったマチルダ、リック、オスカルの3人だけは、シオンのジャッジメント・レイを避ける事が出来たようだ。 マチルダのビームサーベルを、シオンがジャッジメント・シールドで受け止める。 「もう止めろマチルダ!!君たちも!!」 「んな事言われてもしゃーないでしょうが!!俺たちは軍人!!上からの命令は絶対!!アンタが俺たちを妨害するってんなら、そりゃあ排除するしかねえよ!!」 「オスカル・・・!!くそっ!!」 放たれるオスカルのビームマシンガンを上空に飛んで回避するシオンだったが、それをリックがビームランチャーで的確に狙い撃つ。 それをジャッジメント・シールドで受け止めるシオンに、さらにマチルダがビームサーベルで追撃を掛けてきた。 慌ててそれをジャッジメント・ブレードで受け止めるシオン。 「君たちの優秀さにはいつも助けられてきたが・・・まさか今度は、その君たちの脅威に晒される事になるなんてな・・・!!」 これもルクセリオ公国騎士団を裏切ってしまったが故に起きてしまった、皮肉な事態なのだが・・・それでもシオンはここで引く訳にはいかないのだ。 そのかつての上司と部下の激しい戦いの様子を、シルフィアとシグルドがモニター越しに見つめていた。 今はシオンがルクセリオ公国騎士団を抑えてくれている。その間に今シルフィアがするべき事は、この愚かな内輪揉めによる内乱を押さえる事だ。 この状況でも尚、自分と同じく王位継承権を持つシグルドが、戦争継続の意思を表明している。それを何としてでも抑えなければならないのだ。 『フン!!のこのこやって来たアルザード大尉も、この俺様が直々にぶっ殺してくれるわ!!ヴァルファーレ如き軟弱なフレームアームが究極最強とは笑わせる!!この俺様のインペリアルこそが究極最強のフレームアームなのだ!!』 「シグルド兄様!!貴方はこの期に及んでも尚、兵たちに戦争をさせるおつもりなのですか!?貴方はアルザード大尉が私たちを命懸けで守ってくれている事の意味を、理解して下さらないのですか!?」 『いつまでもキャーキャーうるさい女だ!!貴様がジークハルトに降伏などするから、兵たちが無駄に混乱するのではないか!!』 「何を馬鹿な事を!!いたずらに戦火を拡大させようとしているのは、シグルド兄様の方ではないですか!!」 このままではラチがあかない・・・そう考えたシグルドは、先にシルフィアを抹殺する事にした。 そもそも自分と同じ正当な王位継承権を持つシルフィアが、自分と対極の命令を兵たちに出すから、こんな事になってしまったのではないのか。 ならばシオンやジークハルトよりも先にシルフィアを抹殺し、自分が新たな皇帝となる事で、混乱する兵たちを纏め上げれば済むだけの話だ。 『・・・今、アルザード大尉がルクセリオ公国騎士団を抑えている・・・シルフィア!!この好機を俺様はむざむざと逃すつもりは無いぞ!!今の内に貴様をこの手でぶっ殺してやる!!』 「シグルド兄様・・・!!」 『そしてこの俺様が新皇帝となり、アルザード大尉もジークハルトもぶっ殺してくれるわ!!』 高々と宣言するシグルドの姿に歯軋りするシルフィアだったのだが、その時だ。 『貴方たちねえ、さっきから黙って聞いていれば何を言い出すかと思えば・・・!!この状況で内輪揉めとか、本当に馬鹿じゃないの!?』 「な・・・貴方は・・・!!」 突然カリンが、シルフィアとシグルドに通信を送ってきたのだった。 7.それぞれの決戦 「貴方たちがこの状況で今するべき事は、城下町の人々を避難させる事でしょう!?それに兵たちの指揮系統はどうなってるの!?ここは全軍城下町へと下がらせて態勢を立て直すべきよ!!どうしてそれが分からないのよ!?」 リアナの手を借りて立ち上がったカリンが、この状況においても冷静さを失わず、シルフィアとシグルドに的確な指示を送っていた。 と言うよりもカリンはシルフィアとシグルドの醜い内輪揉めを目の当たりにして、この状況でそんな事をしていられる場合なのかと、心底呆れ果てていた。 最早シュナイダーがシルフィアに殺された事など、正直どうでもいい。シュナイダーは自分に借金の債務が本来存在しない事を知っていながら、自分を利用する為に今までずっと騙し続けていたのだから。 それに今までのシュナイダーの愚行を考えれば、シルフィアに殺されても仕方が無いと言えるだろう。それはカリンも充分に理解していた。 だがカリンが我慢ならないのは、ルクセリオ公国騎士団が迫っているこの状況においても、残された正当な王位継承者同士の主張が真っ向から対立し、兵たちを無駄に混乱させてしまっているという事だ。 降伏を主張するシルフィアと、徹底抗戦を主張するシグルド。これでは兵たちは一体どうすればいいというのか。兵たちの誰もが「どちらかに統一してくれ」と、心の底から思っているはずだ。 『フン、ラザフォード中尉か。貴様が生きていてくれた事、誠に僥倖(ぎょうこう)の極みだ。』 そんなカリンの威風堂々とした姿を目の当たりにしたシグルドが、とても嬉しそうな表情をしたのだが。 『貴様らに皇帝としての最初の命令を下す!!貴様らゼルフィカール部隊は城下町に戻り補給を済ませ、アルザード大尉とルクセリオ公国騎士団の豚共を直ちにぶっ殺すのだ!!』 「冗談じゃないわ。お断りよ。」 『な・・・貴様・・・!?』 シグルドの一方的な命令を、カリンは情け容赦なく突っぱねたのだった。 「シュナイダーも本当にどうしようもない馬鹿だったけど、貴方もシュナイダー以上に本当にどうしようもない馬鹿よ!!貴方に比べればシルフィアの方が遥かにマシだわ!!」 何とかして戦争を止めようと、己の命を懸けてでも平和的な解決を図ろうとするシルフィア。 もしシュナイダーではなく、彼女が新皇帝となってくれていたら・・・カリンは心の底からそう思う。 一度はジークハルトも降伏勧告を送ってきたのだ。シルフィアならばきっとそれを快く受け入れて、兵たちを無駄に死なせる事も無かったのではないか。そして10年続いたこの戦争も、きっと終わりを迎えていたに違いない。 それに対してシグルドはどうだ。この状況においても愚かにも徹底抗戦を主張するばかりか、ジークハルトへの挑発まで行い、シルフィアが停戦にまで持ち込みかけていた流れを台無しにしてしまったのだ。 ジークハルトは最初から降伏を受け入れるつもりは無いなどと主張していたが、それでもジークハルトとて思慮深い男だ。シグルドの愚かな乱入さえ無ければ、ルクセリオ公国騎士団に城下町への総攻撃など命じなかったのではないのか。 シルフィアとシグルド・・・どちらの味方になるべきなのか。カリンの瞳に一片の迷いも無かった。 今、シオンがルクセリオ公国騎士団を必死に抑えてくれている。だからこそ今のカリンがするべき事は、シグルドの魔の手からシルフィアを全力で守る事だ。 「・・・皆。聞いてくれる?リアナが私たちカリン隊の帝国軍からの脱退を表明した今、私たちはもうグランザム帝国軍じゃないわ。だからこれは隊長としての命令ではなく、1人の女の子としての私からの皆へのお願いよ。」 カリンがとても穏やかな表情で、ゼルフィカール部隊の少女たちをじっ・・・と見据える。 彼女たちは皆、今回の戦闘でアイラ率いるスティレット・ダガー部隊に敗北したとはいえ、これまで本当によく戦ってくれた。自分なんかの為に本当によく尽くしてくれた。 カリンがこれまで戦ってこられたのは、間違いなく彼女たちが傍にいてくれたからこそだ。 その感謝の気持ちも込めながら・・・カリンはリアナたちに「命令では」なく「お願い」をした。 「これから私はシルフィアを守る為に城に戻り、シグルドと戦うわ。だけどシュナイダーが死に、ルクセリオ公国騎士団が迫っている今、城下町は大混乱状態になってると思う。それにシグルドが雇った私兵たちが、シルフィアの命を狙っている可能性も否定出来ないわ。」 「カリンちゃん・・・。」 「だから皆には私がシグルドと戦っている間に、城下町の防衛と人々の避難誘導、そしてシグルドの私兵たちがいるなら排除をお願いしたいの。勿論これは強制じゃな・・・」 「何言ってるのカリンちゃん。そんなの快く引き受けるに決まってるでしょ?」 カリンの両手を優しく両手で包み込んだリアナが、とても穏やかな笑顔でカリンに告げた。 いや、リアナだけではない。ゼルフィカール部隊の少女たち全員が、誰もがカリンの事を笑顔で見つめている。 リアナたちも同じだ。今までカリンと共に戦場を駆け抜けてきたのは、シュナイダーの命令があったからではない。カリンが一緒だったからこそ、リアナたちは今まで命懸けで戦ってきたのだ。 だからこそ、もうグランザム帝国軍の一員じゃないとか、シュナイダーが死んだとか、そんな事はリアナたちにとっては最早どうでもいい話なのだ。 カリンの為に戦う・・・リアナたちの想いは今も、そしてこれからも、ただそれだけだ。 「水臭いぜカリン。もっとアタシらを頼れってんだよ。」 「私も及ばずながら、尽力させて頂きますわ。」 「私も!!」 「ボクも!!」 その彼女たちの何の迷いも無い力強い瞳を見せつけられたカリンが、目を潤ませながら感謝の言葉を伝えたのだった。 「・・・ありがとう・・・皆・・・!!」 カリンたちが全速力で帝国の城下町へと戻る最中、シオンはマチルダ、オスカル、リックの3人と死闘を繰り広げていた。 シオンもカリンと同じ想いだ。この10年にも渡る戦争を終わらせる為にも、シルフィアだけは何としてでも守らなければならないと・・・その決意を胸に秘めていた。 カリンらゼルフィカール部隊が、シルフィアを守る為に城下町に全速力で帰還しているという事は、シオンもアリューシャからの通信で把握している。 だからこそ今のシオンがするべき事は、マチルダたちにカリンたちの邪魔をさせない事だ。 「シオン隊長、アンタが悪いんですぜ!!アンタが帝国の連中を守ろうとするから、俺たちもこうしてアンタと戦うしかなくなっちまったんだ!!」 リックのビームランチャーが的確にシオンに襲い掛かるが、それをシオンはジャッジメント・シールドで受け止め続ける。 そこへオスカルが背後に回り込み、ビームサーベルでアレキサンダーを破壊しようとするが、いつの間にかオスカルの周囲をフェザーファンネルが取り囲んでいた。 「んなっ・・・どあああああああああああああああっ!?」 オスカルに振り向きもせずに、シオンがフェザーファンネルを一斉掃射。 放たれた緑色のビームが、オスカルの武器やブースターだけを的確に破壊したのだった。 地上に向けて、力無く落下していくオスカル。 「・・・は、ははは・・・俺の動きを完全に読んでやがったのか・・・シオン隊長、やっぱアンタ凄ぇわ・・・。」 「オスカル・・・ぬうっ!!」 さらにシオンのマナ・ハイパービームライフルが、リックのビームランチャーを撃ち抜いた。 体勢を崩しながらも、懐からビームサーベルを取り出すリックだったのだが・・・一瞬目を離した隙に、いつの間にかシオンが目の前のアレキサンダーからいなくなっていた。 「は・・・!?」 「相変わらず懐が甘いぞ!!リック!!」 「くそっ、シオン隊長おおおおおおおおおおおおっ!!」 そしていつの間にか背後に回り込んでいたシオンが、リックにビームサーベルを振るう暇さえも与えずに、マナ・ハイパービームサーベルでリックのビームサーベルを弾き飛ばす。 それでもビームハンドガンを取り出そうとするリックだったが、そこへ無人のアレキサンダーから放たれたジャッジメント・レイが、リックに直撃したのだった。 全く予想もしなかった一撃・・・リックは全く反応出来ずに吹っ飛ばされてしまう。 「馬鹿な、脳波であの支援装備の遠隔操作を・・・!?ぐああああああああああああっ!!」 「はあああああああああああああああああああああっ!!」 なおもマチルダが、ビームサーベルでシオンに斬りかかった。 それをマナ・ハイパービームサーベルで受け止めるシオン。 互いの剣が何度も交錯し、2人の間に無数の糸状の閃光が走る。 「どうしてなんですかシオン隊長!!どうしてまた私の前に姿を現したんですか!?」 「マチルダ・・・!!」 「貴方の事を必死に忘れようとしたのに、それなのに貴方はこうしてまた私の前に現れて!!これじゃあ貴方の事を諦めたくても、諦め切れないじゃないですかぁっ!!」 慌てて上空に飛んで逃げたシオンに、マチルダが物凄い勢いで追撃を仕掛けた。 そんなマチルダをフェザーファンネルで迎撃するシオンだったが、それをマチルダは的確に避けまくる。 「そんな物で、この私を倒せるとでもぉっ!!」 「くっ・・・!!」 遂にシオンを捉えたマチルダが、シオンの身体をぎゅっと抱き締めたのだが。 「捕まえた!!これでもうファンネルは使えないでしょう!?シオン隊長!!」 「甘いぞ、マチルダ!!」 「な・・・!?きゃあああああああああああああああああっ!!」 それでも超精密の精度で繰り出されたフェザーファンネルによる一撃が、マチルダの武器やブースターだけを的確に破壊したのだった。 これだけマチルダに身体を密着されても尚、シオンやマチルダの身体に、かすり傷1つ付ける事無く・・・これはもう神技だとしか言いようがない。 「シオン隊長おおおおおおおおおおおおおおおっ!!」 力無く地上に落下するマチルダは、必死にシオンに手を伸ばすが・・・それでも今のシオンのコーネリア共和国軍大尉という立場が、マチルダに手を差し伸べる事を許さなかった。 悲しみの表情で、地上に落下するマチルダを見つめるシオン。 そんなシオンの姿を、マチルダが涙を流しながら見つめていたのだが。 「済まない、マチルダ。君の気持に応えてやれなくて・・・。」 マチルダに詫びながら、シオンがアレキサンダーと再びドッキングし、カリンやアーキテクトたちを援護する為に帝国の城下町へと向かおうとしたのだが。 そこへヴァルファーレから放たれた警告音と共に、アレキサンダーに向けて凄まじい威力のエネルギー波が放たれた。 「な・・・!?うああああああああああっ!!」 直撃を受けたアレキサンダーが推力を失い、煙を出しながら力無く地上へと落下していく。 慌ててアレキサンダーとのドッキングを解除したシオンの背後で、アレキサンダーが派手に地上へと墜落したのだった。 マナ・ハイパービームサーベルを懐から取り出し、シオンは厳しい表情で、エネルギー波を放った人物を見据える。 「やはり私の前に立ちはだかるのはお前か。シオン。」 「陛下・・・!!」 シオンの目の前にいたのは、ルクセリオ公国騎士団がジークハルト専用装備として作り出した新型・・・パワードスーツ・ルクスを身に纏ったジークハルトの姿だった。 両手に抱えた大型のハイパーメガバズーカランチャーを地上に投げ捨てたジークハルトが、懐からハイパービームサーベルを取り出しシオンを睨み付ける。 「我が覇道、邪魔立てするというのであれば、貴様とて容赦はせんぞぉっ!!」 その様子をエミリアがモニター越しに、厳しい表情で見つめていた。 アレキサンダーを軽々と貫いた、あのパワードスーツ・ルクスのパワー・・・あれは尋常ではない。 火力だけなら、間違いなくヴァルファーレさえも凌駕する代物だろう。それを見せつけられたエミリアが遂に決断し、立ち上がった。 「・・・ジャクソン。私のイクシオンを大至急用意して貰えますか?」 『おいおい、まさかアンタ自らが戦場に出るって言うのかよ!?エミリア様!!』 エミリア出陣・・・その一報は城下町において、シグルドの私兵たちと交戦しているアーキテクトたちにも届けられた。 人々が泣き叫びながら必死に逃げ惑う最中、両陣営のエネルギー弾が城下町を乱れ舞う。 「まさか、エミリア様自らがご出陣を・・・!?」 「て言うか帝国軍の兵士たちは何やってんのよ!?この状況で何で誰も人々の避難誘導をしない訳!?」 マテリアと共に物陰に隠れながら、放たれたビームマシンガンをやり過ごす迅雷。 彼らは帝国軍の正規の軍人ではない。シグルドに金で雇われた傭兵集団なのだ。 どこの国にも属さず、金さえ貰えばどんな敵とも戦う・・・一見ただのチンピラにしか見えないが、それでも彼らは正真正銘、戦闘のプロ・・・戦いが生活の一部になっている者たちだ。その実力はアーキテクトたちと言えども、決して侮る事は出来ない。 彼らはシグルドの命令で、城下町にやってきたアーキテクトたちの迎撃に来たのだ。 城下町や人々に被害が出る事などお構いなしに・・・これもまたシグルドという男の傲慢さを表しているとも言えるだろう。 「こんな状況だ。帝国軍の指揮系統が全く機能しなくなるのも無理も無いだろう。」 「ぐはあっ!!」 迅雷をスナイパーライフルで狙撃しようとしたシグルドの私兵の左胸を、アーキテクトが情け容赦なくガンブレードランスで貫いた。 そのアーキテクトを狙い撃とうとするシグルドの私兵たちを、轟雷がマナ・ビームセレクターライフルで次々と迎撃する。 「しかし私たち4人だけでは多勢に無勢か・・・ここまでやって来たのはいいが、これではシルフィアを守るどころか、逆にこちらがジリ貧だ。」 「しかも逃げ惑う市民を守りながら戦わないといけないですしね・・・!!シオンも足止め食らってるし、せめてもう少し援軍があれば心強いんだけど・・・!!」 歯軋りする轟雷に向けてビームマシンガンが放たれるが、そこへ颯爽と現れたカリンがビームシールドでエネルギー弾を受け止め、轟雷を守った。 いや、カリンだけではない。リアナたちも駆け付け、アーキテクトたちを援護する。 「ちょ・・・!?」 「話はアリューシャから聞いているでしょう!?オラトリオ少佐、リアナたちの指揮は貴方に任せたわ!!私は今からシルフィアを助けに行く!!」 轟雷が何か言おうとする暇も無く、カリンが城へと飛んで行ってしまったのだった。 そんなカリンを狙い撃とうとするシグルドの私兵を、リアナのビームマグナムが容赦なく貫く。 「よし、現時刻をもってゼルフィカール部隊は私の指揮下に入れ!!いいな!!」 「「「「「「「「「イエス、マム!!」」」」」」」」」 アーキテクトたちの援護を受けながら、カリンは真っすぐにシルフィアの下へと向かっていく。 だがシルフィアはシグルドに追われている内に、いつの間にか城の広場まで追い詰められてしまっていた。 ビームランスをシルフィアに突き付けながら、シグルドがゆっくりとシルフィアに歩み寄る。 そんなシルフィアを守ろうと、帝国軍の兵士たちがシグルドの前に立ち塞がった。 「観念するのだなシルフィア!!貴様もここで終わりだ!!最期に何か言い残す事はあれば聞いてやるぞ!?」 「いいえ、私は今ここで死ぬ訳にはいきません。私を慕ってくれている多くの人々の為にも、そして私を守ろうとしてくれているカリンの為にも。」 「まさに笑止!!この期に及んでラザフォード中尉を頼るか!!己の身さえも満足に守れん軟弱者如きが、皇帝を名乗るなど片腹痛いわ!!」 帝国兵たちが必死にビームマシンガンを放つが、それでもシグルドが身に纏う新型フレームアーム・・・インペリアルには傷1つ付けられない。 そのインペリアルのあまりの凄まじい防御力の前に、帝国兵たちは絶望を隠せない。 最早彼らが身に纏っているパワードスーツ如きでは、到底敵う相手では無かった。 「ルクセリオ公国騎士団が開発した最新鋭の武装、パワードスーツか・・・それを鹵獲してみせたシュナイダーの手腕は見事だが、しかしこのインペリアルの前では紙屑も同然よ!!」 「怯むな!!せめてラザフォード中尉が駆け付けるまで、我々が時間稼ぎを・・・!!」 「馬鹿め!!貴様ら雑魚共では時間稼ぎにすらならんわぁっ!!」 「「「「「「「ぐああああああああああああああああっ!!」」」」」」」 ガンシールドから放たれた無数のエネルギー弾が、情け容赦なく帝国兵たちを吹っ飛ばした。 全員が壁に叩き付けられ、力無くうめいている。 「うっ・・・がはっ・・・!!」 「ほう、全員生き残ったか!!さすがはパワードスーツといった所か!!だが所詮はここまでだな!!最早貴様を守れる者など誰もいないぞ、シルフィア!!」 「シ、シルフィア様・・・お逃げ・・・下さい・・・!!」 「最早下らん問答は無用!!死ね!!シルフィアぁっ!!」 シグルドがシルフィアにビームランスを振り下ろすが・・・そこへ上空から颯爽と現れたカリンが、ビームサーベルでシグルドのビームランスを受け止めた。 慌てて間合いを離したシグルドに、さらにカリンがビームガトリングガンで追撃を掛ける。 それをガンシールドで何とか受け止めるシグルド。 「何いいいいいいいいいいいいいいいっ!?」 「待たせたわね、シルフィア!!」 「・・・あああ・・・カリン・・・!!」 目から大粒の涙を流しながら、とても嬉しそうにカリンの後姿を見つめるシルフィア。 皇女としてこれまで毅然とした態度を振る舞ってはいたが、それでも本心ではシグルドに命を狙われ、とても恐ろしくて怖かったのだ。 カリンに助けられた事で、その緊張の糸が一気にほどけてしまったのだろう。すっかり安心して腰を抜かしてしまったシルフィアを、シグルドが汚物を見るような目で睨み付けている。 「ラザフォード中尉!!貴様、やはりこの俺様ではなくシルフィアを選ぶか!?こんな戦場で腰を抜かすような軟弱な女如きが、この俺様よりも皇帝として相応しいなどと・・・貴様は本気でそう思っているのかぁっ!?」 「当たり前よ!!言ったでしょう!?貴方よりもシルフィアの方が遥かにマシだってね!!」 「よかろう・・・この俺様の下に付かなかった事、後悔しながら死ぬがいいわぁっ!!」 シオン VS ジークハルト スティレット VS ナナミ カリン VS シグルド それぞれの決戦が今、このグランザム帝国において繰り広げられようとしていた。 前半へ 戻る
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様相と概要の異同の実際(続) 迫手門学院大手前中・高等学校 紀要第五号 1986年3月30日 『渡嘉敷島における戦争の様相』と 『慶良間列島渡嘉敷島の戦闘概要』の異同 伊敷 清太郎 段落ごとに『様相』を黒字で、その下に『概要』を青字で記しました。 ( )付き小見出しは原論文にはなく、転載者が付けたものです。 伊敷論文「はじめに」に戻る 様相と概要の異同の実際へまえがき (軍部隊の進駐) (10・10空襲以降) (3・23~26米軍襲来、出撃か?) (3・27~玉砕場) 様相と概要の異同の実際(続)(3・31~食糧難と残虐行為) (5月・刳舟脱出行) (米軍再上陸と住民処刑) (住民離脱と処刑、降伏) 注 (3・31~食糧難と残虐行為) 【様相】同三十一日米軍は赤松隊の兵力を見くぴったか夜半島を徹ママ退した。空襲も止み生き延びた住民は張りつめた気力を失ひ五日間の空腹に夢遊病の如くさまよい歩む足どりもふらヽヽと浮いていた。死場所を失った住民は迷い歩いた揚句僅かな食糧を残して置いたもとの避難地恩納河原へ集った。 【概要】昭和二十年三月三十一日米軍は赤松隊の無低ママ抗を見くぴったか夜半島を徹ママ退した 砲弾の音も止み生きた自らをうたがひ 張りつめた気力を失い五日間の空腹を夢遊病の如くさまよい乍ら死場所を失った住民は迷い歩いた揚句 僅少な食糧を残して置いたもとの避難地恩納川方面へと移動した、 【様相】赤松隊も持久態勢に入り食糧確保に奔走した。 間もなく赤松隊長からの命令が伝達された。我々軍隊は島に残って凡ゆる食糧を確保し持久態勢を整へ上陸軍と一戦を交えねぱならぬ、事態はこの島に住むすべての人間に死を要求していると主張し住民に家畜屠殺禁止の隊長命令が出され違反者は銃殺といふ厳しい示達である。直ちに住民監視の前哨線が設けられ多里少尉がその任についた。 【概要】赤松隊も持久態勢に入る為に食糧確保に奔走した 間もなく赤松隊長から命令が伝達された 「(※23)我々軍隊は島に残ったすべての食糧を確保し持久戦の準備を整へ上陸軍と一戦を交えねぱならない事態はこの島に住む人々に死を要求していると主張し」住民に家畜屠殺禁止の命が出され違反者は銃殺といふ厳しい示達である 直ちに住民監視の前哨戦が設けられ多里少尉がその任務についた。 【様相】住民の座間味盛和にスパイの嫌疑をかけ、無実の罪におとし入れ斬り殺したのも多里少尉である。 亦家族の全部を失って山をさまよい歩く古波蔵樽を之敵に通ずる恐れありと高橋伍長の軍刀にかける等住民に対する残虐行為がはじまった。 【概要】住民の座間味盛和にスパイ嫌疑を問い無実の罪に陥れて斬り殺したのも多里少尉である その他家族全員を失ひ山をさまよい歩く古波蔵樽を捉え敵に通ずるおそれありと高橋伍長の軍刀にかける等住民に対する残虐行為が始まった、 【様相】海峡には敵飛行艇百五十隻が常駐、駆逐艦十数隻、小型空母等が周辺に停泊していた。その他艦船を含む船舶の数は三〇〇隻を下ったことはない。 時々友軍特攻隊の攻撃もあったが敵対空砲火には抗し難く火を吐き海中に落下する尊い姿も見られた。 【概要】慶良間海峡には常に敵輸送艦や駆逐艦、小型空母等が停泊しその散およそ(※24)三〇〇隻を下ったことはない。 時々友軍特攻隊の攻撃もあったが 敵の対空砲火には坑し難く火を吐き海中に落下する尊い姿も見受けられた。 【様相】同 四月下旬頃から軍民共に飢饉にひんし、蘇鉄の切干に野草を混じた代用食で露命をつないだ。 元気の者は監視の眼を逃れて島の各所から蘇鉄を集めた。生き残った防衛隊員は軍の命により防衛隊長屋比久孟祥の指揮で軍の食糧獲得に努力した。 【概要】昭和二十年四月下旬頃から軍民共に飢饉にひんし 蘇鉄の切干に野草を混じた代用食で露命をつなぐ状況となった。 元気の者は監視の眼を逃れて蘇鉄を集めた 生き残った防衛隊員は命令によって防衛隊長屋比久孟祥氏の指揮で軍の食糧獲保に努力した。 (5月・刳舟脱出行) 【様相】同五月初旬軍は遂に住民の保有している僅かな非常食糧の供出を強要し朝鮮人軍夫をして食糧を徴集せしめた。住民は急激に老、幼男女の栄養失調が続出し生き延ぴて無甲斐さを感ずる者もあった。気力ある者は夜間海岸に出で、米艦船から捨てられた肉切れや、果物の標流物を探し求めて食糧の足しにした。座間味島を逃れて赤松大尉と行動を共にした三宅少佐は危険の多いこの島を脱出し沖縄本島へ抜け出すことを考へ絶えず機会をねらっていた。防衛隊員の中から刳舟に経験のある者の調査が行われた。この時の白羽の矢が防衛隊員小嶺賀牛、玉城定夫の両名に当った。本人達は希望する所でなかったが軍命であれぱ致し方なく決死行の意を固めた。 刳船は三宅少佐外三名の軍人を乗せ漕手の糸満漁夫二名と共に渡嘉敦港を出発した。 静かな海峡を敵艦艇の監視綱をくぐり、四哩の海路を見事前島部落へ辿りついた。 【概要】昭和二十年五月初の軍は遂に住民の保有する僅かな非常食糧の供出を強要し朝鮮人軍夫をして食糧徴収が行われた。 住民は急激に老、幼男女の栄養失調が続出し生き延ぴてゐることの不甲斐さを嘆くものもあった。 気力ある者は夜間海岸に出て米艦船から捨てられた肉切れや果物等の標流物を求めて食糧の足しにした。 座間味島を逃れて赤松隊と行動を共にした三宅少佐は危険の多いこの島を脱出し沖縄本島へ渡る機会を絶えずねらっていたのであろう 防衛隊員の中から刳舟に経験のある者の調査が行われた、 この時の白羽の矢が隊員小嶺賀牛玉城定夫の両名に当った. 本人達は希望するところか軍命であれぱ致し方なく決死行の意固めた。 刳船は三宅少佐外三名の軍人を乗せ漕手に糸満漁夫二名を補強し渡嘉敷港を出発した 静かな海峡を敵艦艇の監視綱をくぐり四哩の海路を無事前島部落へ辿り着いた. 【様相】前島北方海岸に刳舟をかくし上陸して見ると住民の姿は見受けられない。その夜も沖縄本島への砲撃は寸時も止まぬ照明弾の合間に砲声は十六哩の海をこえて耳をつんざく有様である。夜は明けて昼の沖縄本島を望めぱ無事目的を達することは到底望めない。然し少佐は万難を排して決行せよとのことである。宵暗と共に前島を出発したが掃海艇の讐戒厳しく二回、三回と失敗を操り返し命からヾヽ引返した。鈴木少佐は舟長小嶺賀牛を呼ぴ出し言葉厳しくなじった。小嶺は慎重を期せねぱ目的達成はおぼつかないと答へると少佐は激昂し軍刀を握って睨んでいる。切るなら切れと前に迫ると少佐は何を考えてか平静に返った。今こヽで切っては勿論目的達成が出来ないことを知ったのであらう。漕き手は疲れ切って精一杯だった。遂に最後の決死行に意を決し再ぴ前島を後にした。輻輳する艦船の横腹を手操りつヽスクリューの波に巻込まれながら遂に神山島北方へ出た。暗夜に乗じて那覇へ向けたが掃海厳しく接岸不能である。合議の上、舟首を糸満港へ向けた。東天は既に夜明けを知らせつヽあり島伝ひに力漕し糸満港は目前に迫った。夜明けにあせりながら必死に力漕し遂に糸満港についた。一人の負傷者もいない全員無事を喜びながら疲れも忘れて真玉橋の部隊本部へと急いだ。 【概要】前島北方海岸に刳舟をかくし 島に上陸して見ると住民の姿は全く見受けられない. その夜も沖縄本島への砲撃は寸時も止まず 照明弾の合間を伝って砲声は十六哩の海をこえて耳をつんざく有様である 一夜明けて昼の沖縄本島を望めぱ無事目的を達成することは到底望むべくもない。 然し少佐は万難を排して決行せよとの事である 宵闇と共に前島を出発したのであるが掃海艇の讐戒厳しく二、三回失敗を操り返し命からヾヽ引返した.三宅少佐は艇長小嶺賀牛を呼ぴ出し言葉厳しくなじった. 小嶺は慎重を期せねぱ 目的達成はおぼつかないと答へると少佐は激昂し軍刀を握ってにらんでいた。 切るなら切れと前に迫ると少佐は何を考へたか平静に返った。 今こヽで切っては目的が達成出来ないことを知ったのてあらう、 漕手は疲れ切って精一杯だった.遂に最後の決死行である. 再ぴ前島を後にした. 輻輳する艦船の横腹を手探りつスクリウの波にまき込れながら遂に神山島北方へ出た。 暗夜に乗じて那覇へ向かったが掃海厳しく接岸不能である、 全員合議の上 舟首を糸満港へ向けた 東天はすでに夜明けを知らせつヽあるので島伝いに必死の力漕を続け遂に糸満港に着くことができた まさに天佑である全員無事を喜び合いながら疲れを忘れて真玉橋の方面隊本部へと急いだ (米軍再上陸と住民処刑) 同五月初旬米軍は再び渡嘉敷を占領した。赤松隊へ備へて各高地に砲陣地が構築された。間もなく伊江島住民が渡嘉敷部落へ移動され、米軍の保護下で収容された。赤松隊は極度に食糧欠乏し若い下士官や将校は夜間切り込みと称して米軍食料集積所を襲ひ食料、煙草等を確保する様になった。そのために米軍は各要所に地雷を施設した。鈴木、小松原両少尉はその犠牲となった。 伊江島住民は米軍の保護を受けつヽ渡嘉敷部落の焼け残った家屋で生活していた。 【概要】昭和二十年五月初旬米軍は再度渡嘉敷に上陸した。 赤松隊の急襲に備へるため各高地には砲陣地が構築された. 間もなく伊江島住民が渡嘉敷部落へ移動せしめられ米軍の保護の下に収容されていた 赤松隊は極度の食糧欠乏が目立ってきた。 若い下士官や将校は夜間切り込みと称して米軍の食糧集積所を襲い食料や煙草等を確保する様になった.その為に米軍は各要所ヽヽに地雷施設をし友軍の侵入に備えた。鈴木、小松原両少尉はその犠牲となった 伊江島住民は米軍の保護を受け乍ら渡嘉敷部落の焼け残った家屋で生活している。 【様相】米軍の要求により伊江島住民から選ぱれた若き青年男女六名が赤松隊へ派遣された。それは戦争が既に日本の不利であり降伏することが最も賢明な策であることを伝へるためであったが赤松隊長は頑固として聞き入れず六名の者を斬殺した。亦集団自決に重傷を負ひ米軍に収容された十六才の少年小嶺武則金城幸二郎の両名は米軍の治療を受け、やうやく依復したので米軍の指示に従い、渡嘉敷住民への連絡のため避難地へ遺けられた。目的は住民へ早く下山する様伝へるためであったが途中赤松隊の将士は二人を捕へ米軍に通じた理由のもとに之は処刑した。 【概要】まもなく米軍からの要求で伊江島住民から選ぱれた若き青年男女六名が赤松隊へ派遣された。 戦争がすでに日本に不利であり降伏することが最も賢明な策であることを伝へる為の軍使であるが 赤松隊長は頑固として聞き入れず六名の青年男女を斬殺したのである。 また集団自決場で重傷を負い米軍に収容され(※25)座間味の米軍病院で治療を受けやうやく快復し米軍の使者として渡嘉敷住民へ連絡のために住民避難地へ派遣された十六才の少年小嶺武則金城幸次郎の両人は不幸にも途中赤松隊将兵二人に捕えられ米軍に通じた理由の下に直ちに処刑された。 【様相】渡嘉敷小学校訓導大城徳安氏は敵に通ずるおそれありと斬首された。かくして住民は日々欠乏する食糧と赤松隊の恐喝に益々くたぱるのみであった。食ふに糧なく下山に方途なく栄養失調は続出する有様である。 飢餓と戦ひつヽ六月、七月のニケ月を過し八月を迎へたが食糧は欠乏の極に達し住民は死の寸前にさらされた。 【概要】渡嘉敷小学校訓導大城徳安氏が敵に通ずるおそれありと斬首される等 住民は日々欠乏する食糧難と赤松隊の恐喝に益々くたぱり食ふに糧なく下山するにもその方途なく栄養失調が続出するのみ 飢餓と戦いつヽ六月、七月とニケ月を過し八月を迎えたが食糧はますヽヽ欠乏の極に達し今日まで生き長らへた住民は死の寸前に晒され玉砕した同僚を羨む者さへあった、 (住民離脱と処刑、降伏) 【様相】同八月十二日、午前自決場で妻を失ひ幼児二人を抱へた郵便局長徳平秀雄氏は長女を背負い、長男の手を引き住民十五名と共に食を求めて山谷を移動中、米軍の潜伏斥侯四十数名に包囲され拉致された。これが住民下山の第一歩となった。 【概要】昭和二十年八月十二日午前 自決場で妻を失い幼児二人を抱へた郵便局長徳平秀雄氏は長女を背負い 長男の手を引き住民十五名と共に食を求めて山野を移動中 米軍の潜伏斥侯数名に包囲され拉致された これが住民下山の第一歩となった. 【様相】同八月十五日米軍機から赤松隊陣地ヘビラが撒かれた。ボツダム宣言の要旨が述べられ降伏は矢つき刀折れたる者のとるべき賢明な途だと勧告してあった。住民は集団投降の意を固め代表者を選んで村長古波蔵惟好氏と相談した。村長も民意の趣むく所止むなくこれを許し住民は八月十五日迄に殆んど下山した。 【概要】昭和二十年八月十五日米軍機から赤松隊陣地ヘビラが撒布された。 ボツダム宣言の要旨が記され降伏は矢尽き刀折れたる者のとるべき賢明な途であることを勧告(※26)してあった. 住民は集団投降の意を決し代表者をして村長古波蔵惟好氏と相談した.村長も民意に随ふことを許しぞくヾヽ白旗を掲げて下山した 【様相】同八月十六日防衛隊員と残った一部住民が下山したが赤松隊は依然として投降せず米軍の指示により渡嘉敷住民の中から軍使として出すことになり、新垣重吉、古波蔵利惟、与那嶺徳、大城牛の四名が選ぱれた。軍使としての任は勿論赤松隊への投降勧告であるが一旦見付かれぱ死を覚悟せねぱならない。新垣、古波蔵は軍隊生活の経験あるため、勧告文を木の枝に縛り付け密に任を果した。与那嶺、大城の両名は要領得ずして、赤松隊に捕へられ即座に切り捨てられた。 【概要】八月十六日防衛隊員と共に残った住民の一部が下山したが赤松隊は依然として投降せず 米軍指示により渡嘉敷住民の中から軍使として出すことになり 新垣重吉、古波蔵利雄、与那嶺徳、大城牛の四名が選ぱれた その任務は赤松隊への投降勧告であるが一旦見付けられると死を覚悟しなければならない 新垣、古波蔵はよく状況察知し軍隊生活の経験ある為(※27)歓告文を木の枝に縛り付け密に任を果して帰ったが与那嶺、大城の両氏は要領得ずして赤松隊に捕らわれ即座に切り捨てられた、 【様相】同八月十八日赤松隊知念副官が軍使として米軍に投降の交渉に当った。 【概要】昭和二十年八月十八日赤松隊知念副官が軍使として投降の交渉に当った、 【様相】同八月十九日赤松隊長、知念副官、外将校一名が米軍本部へ到着、渡嘉敷小学校々庭に於て武装を解除され、降伏文に調印した。次いで西村大尉の率いた赤松隊将兵は戦死した戦友の遺骨を先頭に二十二日渡嘉敷校々庭に集合し武装を解除され間もなく沖縄本島へと出発した。 【概要】昭和二十年八月十九日赤松隊長知念副官外将校一名が米軍本部へ到着渡嘉敷小学校々庭において武装を解除され降伏文書に調印した、 次いで西村大尉の率いる赤松隊将兵が戦友の遺骨を先頭に 八月二十二日渡嘉敷小学校々庭に集合武装を解除され直ちに沖縄本島へ連れ去られた 【様相】総べての力を結集し、あらゆる食糧を確保し持久態勢を整へ米軍と一戦を交へ、皇国のために全員玉砕渡嘉敷島に屍を曝すと剛語した赤松隊も米軍の鉄量には抗すべくもなく牧牛の如く連れ去られたかと思ふと一掬の涙を催すものがあった。 斯くして本島作戦と切り離されていた島の戦線は独得の様相と経路を辿りつヽ沖縄本島の降伏に遅れること一ケ月昭和二十年八月二十三日その幕を閉じた。 【概要】あらゆる力を結集し持久態勢を整へ米軍と一戦を交へ皇国の為全員玉砕渡嘉敷島に屍をさらすと剛語した赤松隊も米軍の鉄量には(※28)坑すべきすべもなく牧牛の如く連れ去られたこと思ふ時一掬の涙をさそうものがあった. 斯様に沖縄本島と切り離された島の戦線は独特の様相と経路を辿りつヽ沖縄本島降伏に遅れること一ケ月昭和二十年八月二十三日その幕を閉じたのである 【様相】最後に特筆すべきは三月二十七日渡嘉志久道路上で米軍と遭遇し激戦の後、伊芸山山頂で護国の花と散った佐藤小隊の一事である。(完) 【概要】尚最後に特筆すべきは三月二十七日渡嘉志久路上で米軍と遭遇し激戦の末、伊芸山の山頂に護国の華と散った佐藤小隊の一こまである (完) 注 1(役)『概要』「あるかを」の「か」の上に、ベンで「こと」と直してある。 2(役)『概要』「いた」の「た」の上に、ペンで「る」と直してある。 3 (山)『概要』には、「驚いたことは」とある。(役)『概要』は「驚いたことには、」という具合に、「に」と「、」が加えられている。 4(役)『概要』では、「を」をペンで消して、「が」に直してある。 た 5(役)『概要』では、「見られたかと恩ふと」というように、「た」がペンで傍書されている。 6(役)『概要』では「底」をペンで消し、「低」に直してある。 7 『概要』は「左」文字を「在」に書き誤り、右方に「左」と訂正。 8(役)『概要』では「充」を消し、「当」に直してある。 9(役)『概要』では点をほどこしているが、後人が「か」と読みとったからであろう。 10『概要』は、「一部」の次に「を残」と書き誤り、==で消してある。 11(役)『概要』では、「じ」となっている。 12(役)『概要』には「できないものがある」というふうに、「い」文字がペンで書き加えられている。 13『概要』では「六」と書き誤っており、ペンで「五」に書き直してある。 14(役)『概要』では、「待った」の「た」をペンで「て」に直してある。 15 9に同じ。 16(役)『概要』では、「〓」の「廾」をペンで消してある。「獄」の謂であろう。 17『概要』では「友軍陣陣地」と書き、上の「陣」を斜線で消してある。 地 18(役)『概要』では、鉛筆で「友軍陣地北方」と「地」文字を書き加えてある。 19「死なう」の、な」は、(役)『概要』において、「の」とペンで書き直してある。 20『概要』では、「ら」を==線で消し、「と」に直してある。 21(役)『概要』では、鉛筆で「三六ニ」に直してある。 22(役)『概要』では、ペンで「郊」を消し、「軍陣地附近」と直してある。 23『概要』のカギのとじの部分は正しくない。 24『概要』は「おそよそ」と書き誤り、最初の「そ」を==で消してある。 25(役)『概要』では「小嶺武則次金城幸次太郎」というふうに、鉛筆で訂正してある。 26(役)『概要』は、焦け跡よって判読不能。煙草によるものと思われる。 27(役)『概要』「歓」の「欠」部を消し、右方に「力」とペソで直してある。 28(役)『概要』では「土」を「才」に直してある。 戻る
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概要 SLG(全17面) スクリーンショット 左から、戦略マップ、歩兵生産後のマップ、生産の様子(3種類しか生産できないように見えるが↓の方にも結構な種類の兵を生産できる) 左から、生産すると行動済み(E)兵士がマップに登場、戦闘アニメ、街占領直前 左から、街占領(収入が増える)、走行輸送車の能力、自走砲は射程5ある 左から、状況、勝ちは決まった(戦いは数)、降伏AIとかないのでここからが面倒 左から、とどめ、部隊全滅、戦闘終了時の状況 左から、マップ選択、空港港ありマップ、飛行機は移動力が10(歩兵は3) 動画,リンク その他 大戦略?(システムソフト)のような占領、生産ゲームを任天堂が開発。 非常に良く出来たゲームであり、任天堂ウォーズDSなど続編も開発されている。
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M4シャーマン系課金戦車 ちなみにImprovedの意味は「改造・改善」と言う意味だが 丸い砲塔がエラ張った物に変更、主砲はM4の初期砲で課金弾でM4最終砲のAP弾並みの貫通 「改善前のほうがよくね?」って思う。 【歴史】ウリナラファンタジー 第二次世界大戦で降伏した日本軍。 しかし、満州に駐留していた「関東軍」は以前朝鮮半島に駐留し続けていた。 そして1951年。 韓国、北朝鮮、アメリカ、中国の4か国からなる4方向包囲作戦「朝鮮統一(トンイル)」計画が 始まり、ひそかに韓国の春日市で生産されたエラの張ったM4シャーマンが動き出す! HD 対応 発光:無し パスワードはnidanida http //ux.getuploader.com/nidanida916/download/9/M4imp.zip
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要塞都市ダークホルンは、アサシン・零の要塞都市。中央にある。その名の通り、上級王トロリグの元都市で首都だった。アサシン・零とレミリアは、激しく抗戦したが劣勢は、覆らず敗北。城で夫婦ともども自刃した。魔理沙は、ダークホルン制圧後、妖夢と美鈴に降伏を促し、ここに五十年あまりある魔理沙の戦いは、終わりを告げた。魔理沙は、デルキーサスとと兵士とともにファランデルに凱旋。ファランデル神聖帝国と名乗り、魔理沙は、魔理沙1世として、皇帝の座に就いた。その後、魔理沙は、最終回、おばあちゃんになっており、皇帝、魔理夜2世と後に伝説的な皇帝となる魔理菜3世は、まだ成人しておらず皇太女だがその昔話しをしていたよという事でゆっくりキングスキングダムは、ハッピーエンドを告げた。
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『世界政府』という謎の組織がテレビ放送をジャックしてから2時間が過ぎた。真北はPCの電源を入れ、メールをチェックする。するとわけのわからないスパムメールが大量に届いていた。 「げげっ、なんだこれ」 出会い系だのアダルトだの、いろいろ届いている。真北は一つ一つ見ては消去し、それを繰り返すこと2分、真北はあるメールに目をとどめた。 「なんだこれ」 そのメールにはなんと『東京爆撃』と書かれていた。 「わけのわからんものを」真北はそのメールをすぐさま消去した。 しかし、この後、とんでもないことが起きようとは・・・・ 6月、真北は大阪・寝屋川の乗務員訓練所に向かった、いよいよ彼も運転士の卵である。 一方そのころ、東京より遙か南東の沖合に浮かぶとある島では 「総統、H-55Φ、4機、スタンバイ完了。」 「おお、もうできたのか」 H-55Φ、あのデイン空軍の誇る攻撃機である。どうやら何らかの上下関係を持つ男2人が滑走路の上で何か話している様子。周囲は建設中のビルと対空砲陣地、島の周囲は鉄条網、そして波止場にケーソンがある。 「いよいよ東京爆撃ですな」と、『総統』と呼ばれている男は手下のような人物に話す。 「ふっふ、楽しみですぞ、日本の野郎の断末魔を聞くのが・・・」 「よし、そろそろだな」 1時間後、H-55Φ4機が東京爆撃へと飛び立った。しかし、それが世界政府の仕業であることと、デイン帝国が日本から撤退した後もデイン人がその島に残留し、世界政府を設立したことを世界各国はまだ知らない。 その日の白昼、東京、デイン軍による侵略と破壊の爪痕がちらほらと残っている。しかし、これも大津と比べれば軽妙なもので、オフィス街や繁華街はにぎわっていた。しかし、そこでまもなく悲惨なことが起きようとは誰も思ってはいなかった。 「おい、何だあれ」オフィス街の路上を歩いている男性が空に何かの飛行物体を見た。 「速いスピードでこっちに来てるぞ」 「まさか超音速の戦闘機か」 するとその飛行物体は速度を落として急降下、そのままオフィス街へと降りていた。 「見ろ!あれはH-55Φだ!」 「嘘だ!デインは降伏したはずだ!」 人々は慌てふためいて四方八方へと逃げ出した。しかし、H-55Φは一個の爆弾を投下すると、また別の場所へと飛んでいった。 バコォーン! 爆弾はかろうじて人混みの外で爆発したが、数人が怪我をした。 そのH-55Φ1機はその後、引き返したが、残りの3機がそれぞれ、永田町、六本木、銀座を襲撃し、30人ほどの負傷者を出した。さらに2機が引き返し、残りの1機が向かうは秋葉原、その秋葉原では 「おい、さっき戦闘機が爆撃しに来たぞ、東京に」 「そんな馬鹿な、デインはとっくに降伏したんだぞ」と、2人のオタク柄の男が話している。しかし 「ああ、H-55Φや!デインのやつはホラ吹いとったんや!」 「逃げろ!」 30秒後、H-55Φが秋葉原の路上を爆撃、爆弾を投下し終えたH-55Φはそのまま南へ向かった。 スクランブルを発していた自衛隊機がH-55Φを追走、しかし、レーダーがジャミングされ、逃げられてしまった。 降伏したはずのデインの攻撃機に相次いで爆撃を受けた東京、政府や都民はパニックに陥った。しかし翌日、またしても来てしまった。あのH-55Φである。H-55Φ1機は台場を越えて国会議事堂の前へ 「うわっ!また来やがった!」と、国会議事堂の警備員は大声上げて逃げ出す。 H-55Φは爆弾を投下した。しかし、その爆弾は炸裂せず、地面に落ちただけだった。どうやらダミーのようだった。その爆弾には何か文章が書かれていた。警備員はそれにおそるおそる近づき、その文章を読んだ。 愚かな日本人諸君、4ヶ月後の10月7日、日本を征伐する。それは冗談抜きである。信じなければそれで良い。ただし、知らんぞ。 世界政府総統 アシュナード2世 アシュナード2世、そう、あの元デイン帝国国王アシュナードの息子である。アシュナード2世はデインが日本から撤退する直前、父の命を受け、日本の南東沖の島に流され、そこで世界政府を立ち上げたのである。もちろん、そのことは極秘事項とされ、世界各国には知らされなかった。 その頃、滋賀県のとある町に住んでいた、元日本人民軍総司令官の天知駿一は動いた。彼は再び日本人民軍を復活させようとしていた。すると彼の知り合いは神奈川県の三崎口に土地を持っていた。天知はその知り合いに頼んで土地を整備し、訓練場を作ってもらうつもりである。 「500人ぐらいは要るだろう」と、天知は世界政府に対抗できる兵力を見積もる。しかし、彼も当然、世界政府については何も知らない。先の戦争に参加した兵士にも連絡を入れてみたが、499人はすでに内定はした。真北や中原もそれに含まれている。あと一人が足りない。そこで天知は 「そうや、真北が確か新兵候補を名古屋で見つけ出したと言ってたな」 その新兵候補とは、さて、誰なのか。 続く