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,r,、 /~ヽ ,ィ'/ | | ;;; ヽr'''' ゞ'i _,,,...--――-- 、.,_ | ;;;;,. r 、 ゝー----――''''""; ; ; ; ; ; ; `ヽ、 | ; ; ゝ; ,. ミ ; ; ; ; ; ヽ /ミ ; ; ミ ; ; ; ; ; ; ! / =・! ;・' .;ゝ ,; ; ; ; ; ; ;;| 彡 ミ ヽ ヾ" ,; ; ; ; ; ; ヽ 彡 、 ヘ ; ; 、、'"`ヽ ,i ヽ ヾ, \_iフ ; ; ,,.-- 、、、、 ヾ ヽ /ヾ ヽ ヽ 、 i''" ヽ / ヽ i | |ヾ | ヽ ;! `ヽ、_`ゝ┗╋━━━━━━━━━━ ┃Name:野犬の群れ【動物】┏╋━━━━━━━━━━ 生命値(Lc). : □/1 心魂値(Mc) : 0/0┏ ┳ ┳ ┳ ┓┃ 魅力:00 人望:00 情報:00 話術:00 ┃┗ ┻ ┻ ┻ ┛┏ ┳ ┳ ┳ ┓┃ 近接:04 射撃:01 智謀:02 魔導:00 ┃┗ ┻ ┻ ┻ ┛▽ Skill ▽━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【牙の群れ】 P [攻撃回数+同行者数/3(切捨)] [同行者制限解除:最大9匹] [生命値非共有] [ダメージ:2]- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 凶暴でずる賢い群れ。10匹一組で行動し、統率の取れた行動で獲物を討つ。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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. -‐=ニニニ=‐- . ______, -‐=ニ二 ニ ==ミニ ニ ニ ニ ニ>------ 、 \__ /[ニ\ニ ニ ニ ニ{ =}ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ\___ { 八 _,ノ}ニ ニ ニ 人 -}ニ ニ ニ∧ニ ニ二ニ=‐ . {_ tァ ノ´ ̄ ̄ ̄`\ } }⌒\ニ ニ ニ ニ≧x { { /⌒≧x.___八 \ } \ ニ ニ ニ ニ \ rh_// {ー{´ ̄ ̄ ̄ ̄⌒ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`{ _ノ  ̄` -=ニ二\ .  ̄ ̄ 八_l_〉 人 '⌒\__ \___ } 〉 / . 〈__{_} Trained Jackal / 訓練された野犬 (緑) クリーチャー — 猟犬(Hound) 1/2 名前 コメント
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野犬狩り レベル 11 スターター 報酬 888ステータスポイント・ファクション +150 と話をする コモンランドでCarrion Hound Pupを10匹倒す
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最大HP 最大MP 攻撃 防御 魔攻 魔防 敏捷 幸運 お金 120 0 13 3 4 6 16 3 0 火属性に弱い ドロップアイテム ドロップ率 犬の首輪 1/128 毛皮 1/16 野生の犬 ごくまれに飼い犬だったものもいる群れで襲ってくる 行動 攻撃 単体攻撃 キバ 単体攻撃攻撃減少 出現地域 氷銀河
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第304話:野犬の出立 作:◆Sf10UnKI5A 前衛芸術の極致ムンク小屋では、リナ、ダナティア、テッサの三人が話し合いをしていた。 ベルガーの申し出をどうするかという相談なのだが、 シャナだけは、ベルガーが寝るのを見て同じ様にすぐ眠ってしまったのだ。 疲れが取れていないのだろうが、先ほどの一瞬の攻防の結果に拗ねただけかもしれない。 ともあれ、会議は続く。 「疑うようなことは言ったけど、やっぱりあたしはベルガーに賛成。 いずれは動かないといけないんだし、携帯電話の持ち主を見に行ってもらうだけでも十分意味があるわ」 「あたくしは反対ですわ。 エルメスに乗ったとしても単独行動は危険だし、せめて次の放送を待ってから動くべきね」 「でも、シャナさんや皆さんの知り合いのことを考えたら、少しでも早い方が……」 「あら。貴方は今まで自分を守っていたナイトをあえて危地へ送り出すのかしら?」 「随分卑怯な言い方をするんですね……ダナティアさん。 ……ベルガーさんは、私と一緒にいたら、私を守るために死ぬと思います。 だから、一人の方がいいと思うんです」 「は? 何よそれ。ノロケ?」 リナの言葉に、テッサはわずかに笑みを浮かべる。 「私とベルガーさんは、まだ会ってから半日も経っていません。 ただ、解るんです。『そういう人達』に沢山会ってきましたから。 私は弱い人間ですし、生き残るためには誰かに守られないといけません。 でも嫌なんです。こんな状況なんだから、自分の命を一番大切にして欲しいんです」 「……あたくし達になら守られてもいいというのは、最悪の時に自分のことを見捨ててくれると思ったから?」 「少なくとも、シャナさん、それにリナさんはそうじゃないですか?」 「……喧嘩売ってんの?」 「違います。一人で生き残る力を持っている人が、 一人じゃ生き残れない私を守るために死ぬのは間違ってる。そう言ってるんです。 勿論、守ってくださるというのは有り難いと思っています」 「……あんた、随っ分ネガティブ思考する子ねー。普段守られっぱなしの反動?」 「そうかもしれませんね」 ――現状、ウィスパードの力は何の役にも立ちませんから……。 テッサは口には出さず、心の中でそう付け足した。 要するに、自分とベルガーが共にいるというのは、 役に立つか解らない物しか作れない科学者の護衛に優秀な兵士を付けるようなものだ。 それは兵士の飼い殺しでしかない。 はあ、とダナティアが嘆息するのが聞こえた。 「言いたいことは解ったけど、何も今行かせる必要は無いのではなくて? さっきも言った通り、次の放送まで待ってからでも――」 ピルルルルルルル…… ピピルピルピルピピル…… ダナティアの声を遮ったのは、携帯電話の着信音だった。 「何、また電話?」 「違いますね、メールです。 ……要するに、声だけじゃなくて文字も送りあえるるんですよ。読みますね? 『こちらはセルティだ。戦闘があり保胤が怪我をした――――』」 そのメールの内容は、悪い知らせとしか言い様がなかった。 「今は安全な場所にいるみたいですね。でも……」 「セルティってのがどれだけ腕が立っても、怪我人抱えてちゃ話にならないわ。 今敵に襲われたらどうしようもないわね」 「それもそうですが、電話と違ってメールは相手を声で判断出来ません。ですから……」 「……そういうことね」 罠の可能性が更に高くなった、ということになる。しかし、 「罠だとしたら、わざわざこのフォルテッシモって奴の情報を送ってくると思う?」 「普通はそんな余計なことしないわね。とは言え、頭から信用するのも危険そのもの」 「……ちょっと待ってくださいね」 テッサは手際良く携帯を操作し、返信メールを送った。 『今はどこにいるんですか?』 すぐにメールが帰ってきた。 『A-1にいる』 「「「…………」」」 三人は、顔を見合わせ沈黙した。 島の隅という、襲われて逃げ込むにしては不自然すぎる場所。 地図を見る限りでは、特に身を隠しやすいエリアというわけでもなさそうだ。 「……判断保留ね」 最初に口を開いたのは、ダナティアだった。 「はっきり助けを求めているわけではない。ならば、無理にこちらから行く必要は無いわ。 向こうからまた連絡してくるか、それか次の放送までは――」 「案外薄情だな、アンタ」 聞こえてきたのは男の声。そして、この小屋にいる男は一人だけ(無生物を除く)。 「いつから起きてたんですか?」 「いや、さっきの電話の音で目ぇ覚めてな。話まとまったか?」 「決まってないわよ。ダナティアが折れる気無いってさ」 「嬢ちゃんは?」 「シャナ? すぐ寝ちゃったわよ。ま、怪我人だし」 そうか、と言って、ベルガーはサングラスを掛け直した。 そして壁に立てかけてあった贄殿遮那を掴む。 「テレサ。電話の相手に『一人そっちに向かう』って伝えておいてくれ」 「待ちなさい!」 用だけ言いつけ出て行こうとするベルガーを、ダナティアが呼び止めた。 「……生き残るため、この島から脱出するためには、団結しないとどうしようもないわ。 バラバラに動いていては、主催者側に対抗しようにも勝ち目が無い」 「ダナティア。ダナティア・アリール・アンクルージュ。君の考えは正しいが、一つ大切なことが抜けているな」 その物言いに、ダナティアの眉がわずかに上がる。 「それは……何?」 「形だけではなく、心から団結しなければならないということだ」 「もっと単純に言えば、信頼関係を築こう、ということだな。 ダナティア、君は、シャナが君のことをどう思っていると考える?」 「……良くは思ってないでしょうね。 友人を助けに行きたくても、自分の守護者は『止めろ』と言う。 ――それも、あたくしを通して」 「風邪の友達を見舞おうとしたら、『病気が移ります!』って親に止められたようなものね。 そしたら、その子供は誰を恨むのか」 リナが要約した。ベルガーは頷いて、 「だから、代わりに優しいお兄ちゃんが様子を見てきてやるんだよ。それで一件落着だ」 更に別の声が加わる。 「ミイラ彫りが魅入られないといいね」 しかし全員が無視した。 「……このあたくしに、ご機嫌取りに媚びへつらえとでも?」 「君は君のすべきことをすればいいさ。俺には駆けずり回るのが似合ってるってだけだ」 「……ええ、ええ! 解りましたとも! そうするのが一番良いと言うなら、勝手にしなさい!」 「ダナティアさん!? お、落ち着いて……」 突然大声を上げたダナティアを、テッサが慌ててなだめようとする。 「ただし、十二時の放送までに帰ってらっしゃい! エルメスに乗れば簡単でしょう!?」 「使わせてもらえるのか。そいつは助かった」 「運転は得意なのかい?」 エルメスが尋ねる。 「散々乗り回してたからな。多少荒いかもしれないが、大丈夫だろ?」 「うん、キノも結構乱暴だからね」 「あの、ベルガーさん……」 バイクと話すベルガーに、テッサが声をかけた。 「何だ?」 「その、勿論、相良さんやかなめさんを見つけて欲しいんですけど、 ……見つからなかったとしても、絶対に帰ってきてください」 「安心しろ。こう見えても俺は、世界で二番目に運が良いんだ」 「どうせなら一番って言った方が格好つくわよ」 「俺は謙虚なんでな」 リナとベルガーの遣り取りに、テッサは思わず笑ってしまった。 「それで、どう行くつもりなの?」 「時間は十分ある。地図に載ってる道を通って、大回りにA-1まで行くつもりだ。 無事に合流出来たら連絡しよう」 言いつつ、ベルガーはエルメスのスタンドを外し、重い車体を押し始める。 「それじゃ行ってくる。シャナが起きたら、刀は十二時まで借りておくと伝えといてくれ」 「行ってきまーす」 一人と一台がムンクを出て行く。 暫く後、エンジン音が響いたが、それもすぐに遠ざかっていった。 【G-5/南西/1日目・10:05】 『野犬:単車装備型』 【ダウゲ・ベルガー】 [状態]:心身ともに平常 [装備]:エルメス(乗車中) 贄殿遮那 黒い卵(天人の緊急避難装置) [道具]:デイパック(支給品一式) [思考]:道なりにA-1へ移動。慶滋保胤、セルティと合流。 テッサ、リナ、シャナ、ダナティアの知人捜し。 ・天人の緊急避難装置:所持者の身に危険が及ぶと、最も近い親類の所へと転移させる。 【G-5/森の南西角のムンクの迷彩小屋/1日目・10:05】 『目指せ建国チーム』 【リナ・インバース】 [状態]:少し疲労。心に強い怨念。 [装備]:騎士剣“紅蓮”(ウィザーズ・ブレイン) [道具]:デイパック(支給品一式) [思考]:仲間集め及び複数人数での生存。管理者を殺害する。 【シャナ】 [状態]:かなりの疲労。腹部に内出血(治癒中) 睡眠中。 [装備]:鈍ら刀 [道具]:デイパック(支給品一式) [思考]:睡眠中。 [備考]:内出血は回復魔法などで止められるが、体内に散弾片が残っている。 手術で摘出するまで激しい運動や衝撃で内臓を傷つける危険有り。 【ダナティア・アリール・アンクルージュ】 [状態]:左腕の掌に深い裂傷。応急処置済み。 [装備]:エルメス(キノの旅) [道具]:支給品一式(水一本消費)/半ペットボトルのシャベル [思考]:群を作りそれを護る。シャナ、テレサの護衛。 [備考]:ドレスの左腕部分~前面に血の染みが有る。左掌に血の浸みた布を巻いている。 【テレサ・テスタロッサ】 [状態]:少し疲労 [装備]:UCAT戦闘服 [道具]:デイパック×2(支給品一式) 携帯電話 [思考]:宗介、かなめが心配。 [チーム備考]:『紙の利用は計画的に』の依頼で平和島静雄を捜索。 また、島津由乃を見かけたら協力する。定期的に保胤達と連絡を取る。 2005/06/13 改行調整、誤字修正 ←BACK 目次へ(詳細版) NEXT→ 第303話 第304話 第305話 第294話 時系列順 第285話 第278話 リナ 第319話 第278話 テッサ 第319話 第278話 ベルガー 第308話 第278話 シャナ 第338話 第278話 ダナティア 第319話 第278話 エルメス 第308話
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ガイオウ共和国におけるスラム街の呼称。 富裕層からは此処の住民は『野良犬』や『捨て犬』と呼ばれている。 この国では為政者とマフィアの影響から貧富の差が非常に激しい。 その結果、孤児や捨て子、浮浪者といった者達が大勢生まれ、生きる為にならず者となり様々な悪事に手を染める事となる。 此処では年端もいかない子供でも平然と窃盗や殺傷を起こす事も珍しくはなく、犯罪ギルドにとっては捨て駒集めの場としても見られている。 しかし有望そうな者であればマフィアが構成員としてスカウトする事もあり、力のあるマフィアに拾われようと更に悪事を重ねると言う悪循環が各地で起こっているようだ。 四大家族の一角たる『ペッカートル百人兄弟』やその傘下組織も“野良犬の首輪付け”と称して此処から多くの人材を収集しているらしい。 関連 ガイオウ共和国 マフィア ならず者(ルフィアン) 四大家族(クアットロ・グランデ・ファミーリャ) 目次に戻る
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モンスター/犬・狼 獰猛な野犬/Rabid dog (L.Dark C; ) === Num 9 Lev 3 Rar 10 Spd +5 Hp 8d8 Ac 1 Exp 0 泡を吹いてふらつく野犬だ。非常に危険そうな感じがする… それは通常地下 3 階で出現し、幾分不規則に、かつやや素早く動いている。 この獣を倒すことは 1 レベルのキャラクタにとって 約0.00 ポイントの経験となる。 それは進化しない。 それは侵入者を注意深く見ており、 300 フィート先から侵入者に気付くことがある。 それは 1d10 のダメージで噛んで病気にする。 雑感 勝手版の不潔な病人枠 噛んで病気にするあたりこっちの方が危なそうではある - 名無しさん (2019-10-12 17 48 23) 名前
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韓国では実際に犬肉売られてるらしいし韓国に売るべきであると言う方向に固まった 1頭は約20万ウォン(約2万4000円)から31万ウォンまでの範囲で売れるらしい 例:ポシンタン 744 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/08/28(火) 17 22 54.88 ID mf7y1XJA0 俺食ったことあるけど結構上手かったぞ あの値段で売れるのも頷ける
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https //i.imgur.com/2Vc2zB5.jpg アライさんの画像へ戻る
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ガチャン! バリバリ! ガチャンガチャン! 飛び交う雑貨が襖や食器棚を散乱させる。時刻は午前八時を指していた。 オレは所構わず家の中をザ・ワールドに引っ掻き回させていた。 いくら漁っても、出てくるのは平凡な家庭にありがちな日用品ばかり。 武器に使用できそうなものは何も見つからない。 最初に見つけた包丁、ナイフ合わせてほんの数本。ここの家屋には携帯銃すら備えていない。 無用心にもほどがある。住人は一体どういった神経をしているのか。 この町はそれほど治安がある、ヌルい地域なのだろうか。 てっきり殺し合いを容易に進めるために用意された場所だと考えていた。 オレは勘違いしていたのか……? このDIOが、地図を広げる。 今自分のいるエリア【C-8】は、この紙面でいうと端だ。 オレはこの町の都市部にはまだ行ったことがない。 この町の人口密度がどれほどかは知らないが、ざっと百人はくだらないはずだ。 隙あらばこの家に近づく人間からエネルギーを補給したかったが……。 ここで出会った人物は、『柱の男』カーズと『ヌケサク』のナランチャ……未だ二人だ。 まさか……町にはこの名簿に乗っている『参加者』という輩しか、いないのではあるまいな? それは非常にまずい。このまま夜になるまでここで行動を制限されるのは、我慢がならん。 それにもしもここが、禁止エリアにされてしまおうものなら…… 「クソッ! 忌々しい首輪だッ!」 首輪に手をかけ、オレは悪態をつく。 あの『ヌケサク』ナランチャはもうここには戻ってこない。 命令通りに動く人間は命令をこなすことに精一杯で、こちらの状況まで気がまわるほど有能ではない。 「気が向いたから、ちょっと主人の顔色を伺おうかな」なんて発想は浮かばないだろう。 実際ヤツはそれほど有能ではないからな。どの道殺すつもりの人間なのだから、これ以上期待をするのは止めるか。 だがこのままでは…………DIOが、このDIOが禁止エリアによる爆死などという、不名誉な烙印を押されてしまう。 さて、どうするか。 ※ ※ ※ 時計が刻々と針を動かす。長針は12、短針は10をそれぞれさしている。 やはり何も思い浮かばなかった。 この状況を槍のように突き破る、革新的な何かが。 土を掘って地下を進むこともできるだろう。 家具を工作して日除けを作り、脱出することも可能だろう。 だが、そうでは無いのだ。 それでは納得がいかなかった。 「この『ディオ・ブランドー』はッ! 『帝王』なのだッ! 」 策を弄すれば弄するほど物事には限界があるもの。 自分はその限界と決別を図るために人間をやめた。 今更あえてこの道を選ぶほど、このDIOは落ちぶれていないッ! ……日光に弱いのは代償として受け止めているつもりだ。 だが、もう時間がない……万が一放送でここが、禁止エリアに選ばれてしまえば、我が生命はここで絶たれる。 吸血鬼が首を刎ねただけで死ぬことはないはずだが、荒木がそれを知らぬはずがない。 何らかの手段を用いてオレを始末できるのだろう。 その為にこの首輪が……付けられたに違いない。 思えば目覚めた時から既に、荒木との絶対な優劣を、オレはつけさられていたのだ。 ヤツが真っ向から挑んでいれば、こんな首輪を装着させる暇など与えさせないというのにッ! このDIOがァァァ……この、DIOがァァァ……。 もはや……これまでなのかッ!? 閉じこめられたこの陸の孤島で、オレがこの状況で全ての者から『勝利』をもぎ取る可能性はッ……! ※ ※ ※ カチ、コチ、カチ、コチ、カチ、コチ、カチ、コチ…… オレは椅子に座り、手を組み、足を組む。 見据える置時計の時刻は、午前11時55分。上出来だ。 今まで気にするのも忘れていたが、体の傷は大分癒えており、気がつけば心肺に流れる血脈も正常になっていた。 いい。ノロマな亀の足のごとく、着実に我が肉体は本来の力を取り戻しているようだ。 この6時間実に暇を持て余していたが、ついに半分まで「時」が来た。 あと6時間、あと6時間待てば私の時間がやってくる。 この指で肉を抉り、この掌で肉を潰し、この手で肉を引き裂き、この牙で肉を食い破る――吸血鬼の本能を生かす時が。 この口で罵倒し、この足で屈服させ、この靴を舐めさせてジョースター共に屈辱を与える――勝者となる時が。 さあ荒木、放送を流せ。ファンファーレのようにフーフー鳴らせ。 その下卑た声で、運命について講釈を垂れるがいい。 そして死者の報告をDIOに、このDIOに知らせるのだ オレはここから逃げも隠れもしない。もう、あれこれと詮索するのは止めだ。 認めよう。あえて認めてやろう。 「この状況で、『脱出』という『勝利』は不可能だということをッ!」 聞こえたか荒木? それがこの6時間で、オレが出した答えだ。 このDIOとしたことが、一時といえど、禁止エリアなどというふざけた事象に怯えたのは腹立たしかった。 だが、今は違う。 オレは帝王だ。 ここを禁止エリアに出来るものならやってみろ。 オレの死を聞いて調子にのったジョースター共が、貴様を殺しにゆくぞ? オレの部下が、復讐のために立ち上がるぞ? 奴らの因縁を掌握し、断ち切れるのは後にも先にもこの私だけだ。 このオレを、現時点で殺して生じるメリットなど、歯カスにも満たないことはよくわかっているはずだ。 大人しく此処以外の場所を禁止エリアに指定するがいい。 もし、貴様がここを禁止エリアにしたのなら……そこに残るのは貴様の『敗北』だ。 このDIOの存在が生み出した恐怖に、貴様はひれ伏したことになるのだ。 わざわざこのDIOは、貴様のレールに『乗っている』のだよ。 まぁ……首輪をいつまでも付けたままにするつもりは、微塵もないがな。 『勝利』と『敗北』は、あくまでこの『時点』での段階の話だ。 貴様のような、好奇心でしか運命を語れない論者など、我が感情をかけるまでもない。 貴様のような、首輪をつけさせることでしか犬を屈服させれない飼い主など、他愛もない。 貴様のような、自分の領域でしか力を発揮できない安っぽい帝王など、下水に住むボスネズミ以下の存在でしかない。 『帝王』は他人への『支配』にしか興味を持たない。 だが、真の『帝王』は他者への『恐怖』を決して持たない。 負け惜しみかどうかは、貴様が判断することではない。 このDIO、自分の定めた『勝利』さえ得られれば――――それで満足よ。 【吉良吉影の家(C-08)/1日目/昼】 【DIO 】 [スタンド] 『ザ・ワールド』 [時間軸] ポルナレフ達対ヴァニラ・アイスの直前 [状態] ほぼ完全回復 [装備] 包丁を1本にナイフ2本。フォーク1本 [道具] 支給品一式(ただしランダムアイテムは無し) [思考・状況] 1:放送を待つ。夜までは『大人しく』ここにいる。 2:ナランチャを利用する。第三放送から第四放送までの間に杜王グランドホテルに行き、プッチ達と合流するつもり。 3:もしナランチャがプッチ達と共にホテルにきた時、ザ・ワールドで暗殺する 4:優勝してアラキを始末したい。 5:そのためには帝王の誇りを傷つける首輪の解除は必須ッ! 6:ワムウ(柱の男の肉体が欲しい)、ジョースター家の連中、首輪解除に役立つ者を探す。 投下順で読む 前へ 戻る 次へ 時系列順で読む 前へ 戻る 次へ キャラを追って読む 59 帝王の逡巡 DIO 102 『誤解』と『信頼』